JP5968663B2 - 開度表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バルブに設けられる開度表示装置に関する。さらに詳しくは、バルブに取付自在に設けられる開度表示装置に関する。
特許文献1には、弁体の開閉ストロークに対し把手を複数回転させるバルブに用いる操作量表示装置が開示されている。その弁等の操作量表示装置は、操作軸(弁棒)が中央にくるようにされ、バルブ本体上部であり回転しないブラケット2の上端周囲に歯車4を固着し、把手(ハンドル)3のスポークを貫通する支軸11の両端に歯車5、歯車6を備えて、把手3の上方にブラケット2と操作軸1との相対位置変化を伝える回転部:歯車6を設ける。この歯車6の回転を、標示板8に固着した歯車7に伝えて、把手3の操作者側、例えば上部に位置する標示板8を回転させる。さらに把手と回転を同一にする指示具9、9‘を設けて、把手3のブラケット2との相対回転差を歯車群で減速しながら標示板8に伝え、指示具9、9‘との相対位置変化により開度を読む。特許文献1では、この機構から標示板8は、把手3との回転速度差はあるが、回転することになる。
特許文献2は、マンホールに設置された仕切弁の開度を、マンホールの位置口付近で確認できるようにしたものである。その仕切弁の開度は、弁棒2の側部に長尺の歯車3を固着し、固定されて回転しない支持筒6の下端に軸支されている歯車8と、歯車3、支持筒6の同心円状に内包される回転円筒7の内周に刻まれる歯10とをそれぞれ嵌合させ、弁棒2の回転を回転円筒7に減速して伝え、弁体の上方のマンホールの入口付近まで表示を延ばすようにされている。
特許文献3、4は、弁本体上部の側に弁開度表示部を設け、弁棒の回転を遊星歯車などを介して歯数の異なる2つの歯車に伝達させ、それら歯車の回転数の差を開度表示に利用するものである。
実公昭44−28365号公報 実公昭59−8059号公報 特開平10−318427号公報 実用新案登録第3025414号公報
特許文献1〜4のバルブの弁体の開度を表す装置では、以下のような問題点がある。
特許文献1では、ハンドルのスポークに孔開け、ブラケットに歯車嵌合などの加工が必要であり、弁棒が大きく上下に動くと歯車4と歯車10及び歯車5との嵌合がはずれてしまう。
特許文献2では、弁棒の外周りに歯車列を配置するので、全閉時でも弁本体から弁棒が飛び出していればできるものの、通常の弁体では弁本体とハンドルとの間は全閉時には距離が無く、汎用品バルブへの取付は困難である。
又、細い弁棒への固定はピン固定や弁棒の面取り加工などが必要となり、バルブ弁棒の加工が必要で取付けが煩雑である。
特許文献3,4では、弁棒の外周りの弁本体上部を加工して歯車列を配置し、弁棒自体も開度計を弁本体とハンドルとの間に介在させるため、弁棒を包含する延長弁棒を取り付
けたりするので、バルブへの取付けが煩雑である。
そこで、本発明は既存のバルブに容易に取り付けることができ、さらに弁棒上昇式のバルブでも取り付け可能なバルブの開度表示装置を提供することを課題とする。
本発明の開度表示装置(請求項1)は、バルブ本体から弁棒が突出しており、その弁棒の先端にスポーク部を有するハンドル車を備え、弁体の開閉ストロークに対応する弁棒の回転数が1回転より大きいバルブに対し取り付け容易な開度表示装置であって、前記ハンドル車に前記弁棒と螺合するナットによって締結することができるスライド部材と、バルブ本体に対し相対移動しないように取り付けることができる変換表示機構と、前記スライド部材とトルク伝達可能に、かつ弁棒中心軸方向スライド自在に係合してスライド部材の回転を変換表示機構に伝えるガイド部材とを備え、前記スライド部材は、前記ハンドル車の操作者側に位置するスライド基部と、そのスライド基部から弁棒に平行に、前記スポーク部の隙間を通りバルブ本体側へ延びると共に、前記スポーク部に当接するスライド部とを有し、前記ガイド部材は、前記スライド部を係合し弁棒延長方向に摺接ガイドすることにより前記スライド部材を弁棒中心軸方向に移動自在にするガイド部と、前記バルブ本体に対し弁棒を回転中心として回転自在に設けられ、前記ガイド部のバルブ本体側に連結され、中心孔の内周に、スライド部材を介して伝達された前記弁棒の回転運動を前記変換表示機構に達する内歯を備えたガイド基部とを有し、前記変換表示機構は、前記ガイド部材の内歯の回転が伝達され、その伝達された回転運動を弁の開度量に変換して、前記ハンドル車の操作者側から見て前記ハンドル車の外側に表示する表示部を備えていることを特徴とする。
このような開度表示装置においては、前記バルブが、弁棒の昇降に伴い弁体が開閉するものであるのが好ましい(請求項2)。
また前記ガイド部材が、前記変換表示機構の最初に内歯車の回転運動を受け止めて伝達される受け部材に上下方向に嵌合自在に設けられており、前記ガイド部材を変換表示機構側に前記ハンドルのバルブ本体側の面から付与される力で押圧するための付勢部材を備えているものが好ましい(請求項3)。
本発明の開度表示装置(請求項1)では、弁棒先端側のハンドル車に締結して設けられたスライド部材が弁棒と共に回転する。そのスライド部材はハンドル車のスポーク部の隙間を通してハンドル車のバルブ本体側へ抜け、バルブ本体側の弁棒周囲に回転自在に位置するガイド部材に上下動自在にガイドされている。このため歯車同士のように正確に上下方向に位置合わせしなくても、スライド部材とガイド部材との間で、弁棒の昇降の大きな位置変化を吸収することができ、さらにスライド部材とガイド部材との撓みにより弁棒の昇降に直行する方向の微小な位置合わせも容易で、バルブ本体に取り付けられる変換表示機構へガイド部材によってハンドル車の回転を伝えることが確実にできる。また、スライド部材もガイド部材も弁棒もハンドル車も加工することなく、締結だけで設置可能で取付けが容易である。また弁棒とバルブ本体の高さ位置に応じて、スライド部材とガイド部材の長さだけで位置を調整できるので、汎用性が高いものである。
このような開度表示装置において、前記バルブが、弁棒の昇降に伴い弁が開閉するものである場合(請求項2)は、スライド部材が弁棒の昇降に追従してガイド部にガイドされて昇降するので、弁棒昇降式のバルブであっても、弁棒の回転運動を変換表示機構に伝達することができる。
また前記ガイド部材が、前記変換表示機構の最初に内歯の回転運動を受け止めて伝達される受け部材に上下方向に係合自在に設けられており、前記ガイド部材を変換表示機構側に押圧するための付勢部材を備えている場合(請求項3)は、バルブへの取付け時には、
付勢部材がガイド部材をハンドルのバルブ本体側の面から付与される力で変換表示機構に押圧することにより、それらの嵌合を保持している。そして、分解時には、スライド部材及びハンドル車を弁棒から取り外して付勢を解除すれば、容易にガイド部材と変換表示機構とに分割できる。このため、取付けや分解が容易である。
本発明の開度表示装置およびそれが取り付けられるバルブの一部断面分解図である。 本発明の開度表示装置が取り付けられるバルブの一部断面図である。 図3はスライド部材とガイド部材を組み付ける様子を示す斜視図である。 図4aは図3のA−A矢視、図4bは図3のB−B矢視である。 図5aは変換表示機構の内部を示す上面図、図5bは図5aのI−I線断面図である。 図6aは変換表示機構の上面図、図6bは図5aの正面図である。
図2を用いて本発明の開度表示装置1(図1参照)が用いられるバルブの概略を説明する。図2に示すバルブ12は、内部に弁体13が設けられたバルブ本体14と、そのバルブ本体14から突出し、前記弁体13を操作するための弁棒15とを備えている。図では玉型弁を示している。
後述する開度表示装置1は、前記弁棒15のバルブ本体14から突出する部分に取り付けられる。すなわち開度表示装置1は既存のバルブを変更することなく、外部に突出した弁棒15から回転運動を取り出すものである。前記弁棒15に与えられる回転運動は、弁棒15の端部近傍に取り付けられたハンドル車16を操作することにより与えられる。なお前記ハンドル車16としては、通常は弁棒15から外されており、回転操作時に弁棒15にボルト締結して取り付けて用いるものでもよい。
前記バルブ12は、弁体13の全閉と全開の間のストロークに対応する弁棒15の回転数が1回転より大きいものである。前記回転数が1回転以上になると、弁棒の角度変化だけでは弁体の開度が把握しにくいからである。
なお弁棒15と弁体13は、それらが直接連結されていなくても、それらの間に弁棒15の回転数を減速させる機構があると、前記回転数は一回転以上になる。このため、ボール弁やバタフライ弁であっても、前記減速機構を備えたバルブなら、前記回転数が一回転以上になり、開度表示装置1により開度表示をさせることができる。
また図2に示すバルブ12は、弁体13の開閉に伴い弁棒15が昇降する。例えば、仕切弁、玉型弁などでは、弁棒15の回転運動は、バルブ本体14に設けられたネジ機構17により、弁棒15の昇降運動および前記弁体13の開閉運動に変換される。
このため使用されるバルブ12としては、前述のバルブ本体14から弁棒15が突出しており、弁体13の開閉ストロークに対応する弁棒15の回転数が1回転より大きいバルブなら、仕切弁、玉型弁は当然のこと、間に減速機構があればボール弁、コック弁あるいはバタフライ弁など従来公知のバルブに用いることができる。
前記バルブ本体14の弁棒15を突出させている突出部14aには、バルブ本体14内の弁体13が開放されている際に掛かる水圧によりネジ機構17の隙間を通じて弁棒15の表面を伝ってバルブ本体14内を流通する流体が漏れてくることを防止するためのパッキンを突出部14a内に封入するための押さえナット14bが螺合している。
また前記弁棒15は、その先端にオネジ15aが設けられており、そのオネジ部15aの下方の部位は断面矩形状にされている(符号15b参照)。
前記ハンドル車16は中央部に矩形状の開口16aが形成されており、前記矩形状の部位15bが嵌合する。そのハンドル車16は開口16aが形成された中央部16bを中心として、放射状に延びる複数本のスポーク部16cと、そのスポーク部に支持されるリング状の把持部16dとを有している。
そして、前記弁棒15のオネジ部15aを、ハンドル車16の開口16aから突出させ、ハンドル車16の上面からワッシャを介してナット15cで締結し、ハンドル車16が固定されている。
図1に示すように、前記開度表示装置1は、前記バルブ本体14の突出部14aから前記弁棒15側に設けられると共に、その弁棒15に平行に、前記ハンドル車16の操作者側から前記ハンドル車16のスポーク部16c同士の間を通って前記バルブ本体14側に延びるスライド部2aを有するスライド部材2と、そのスライド部2aを係合し弁棒延長方向に摺接ガイドすることにより前記スライド部材2を弁棒中心軸方向に移動自在にするためのガイド部3aと、そのガイド部3aに前記スライド部2aを介して前記弁棒15の回転運動が伝達され、前記ハンドル車16のバルブ本体側に位置する前記弁棒の周囲に回転する内歯3cを位置させて設けられるガイド基部3bとを有し、そのガイド部3aに前記スライド部2aを介して前記弁棒15及び前記ハンドル車16の回転運動が伝達されて設けられるガイド部材3と、そのガイド部材3の内歯3cの回転が伝達され、その伝達された回転運動を弁体13の開度量に変換して、前記ハンドル車16の操作者側から見て前記ハンドル車16の外側に表示する表示部を有する変換表示機構4とを備えている。
前記スライド部材2は前記弁棒15先端の前記ハンドル車16の操作者側に設けられる。
すなわちバルブ本体14に対して回転する側の部材であり、弁棒15あるいはハンドル車16に固定される。そのスライド部材2は、ハンドル車16の上面に配置されるスライド基部2bと、そのスライド基部2baの下面から延びる2本のスライド部2a、2aとを有している。
スライド部材2の設置は、弁棒15へのハンドル車16の固定用ナット15cを一旦外し、ワッシャの代わりにハンドル車16とナット15cとの間に挟持してナット15cを締結して設置する。前記スライド部材2のスライド部2aは、ハンドル車16のスポーク部16c同士の間を串刺し状にハンドル車16の裏側へ通り抜け、スライド部2aの先端はハンドル車16の裏側に大きく張り出す形となる。スライド基部2bは、ナット15cの締結の摩擦でハンドル車16とほぼ固定されているが、さらにスライド部2aの側面がハンドル車16のスポーク部16cの側面に当接すれば、それ以上ハンドル車の回転方向と反対方向にずれなくなる。
図3に示すように前記スライド基部2bの中心には中心孔2cが形成されており、前記弁棒15の上端部が貫通する。そして、前記ナット15cによりハンドル車16の上面に固定される。前記スライド基部2bは円形であり、ハンドル車16の上面のリング状の把持部16dの内部に設けられる。このため、そのスライド基部2bの上面を、開閉方向の表示部や、設定された開度の記録する部位として利用することができる。
前記スライド部2aは、スポーク部16c、16cの間を抜けて弁棒15に平行にバルブ本体14側へ延びている。そのスライド部2aの弁棒15の延びる方向に垂直な断面は、略T字状であり(図4a参照)、そのT字状の基部は外向きに延びている。そしてその基部が前記ガイド部3a内に摺動自在にガイドされる。
なおガイド部3aを円筒状とし、スライド部2aを円柱状にし、前記円筒状の内部でスライドさせてもよいし、前記ガイド部3aはスライド部2aの上下動をガイドしつつ、スライド部2aからの回転運動を伝達できる構造なら他の形状でもよい。
前記ガイド部材3は、弁棒15を回転中心としてバルブ本体14に対して回転自在に設けられるガイド基部3bと、そのガイド基部3bから前記弁棒13に平行に上方に延びる2本のガイド部3a、3aとを有している。また前記ガイド基部3bには前記変換表示機構4へ回転運動を伝達するための内歯である回転伝達部3c(図4b参照)が形成されている。
前記ガイド基部3bは板状の部材であり、前記変換表示機構4の上面に回転伝達部3cを介して回転自在に設けられている。前記ガイド基部3bは特にバルブ本体14からもハンドル車16からも支持されていないが、ハンドル車16に固定されるスライド部材2のスライド部2aにガイド部3aが係合されて弁棒15の中心軸に直行する方向には移動を制限され、弁棒15の中心軸に平行する方向には移動可能ではあるもののバルブ本体14とハンドル車16とに挟まれてスライド部2aとガイド部3aとの係合がはずれないようにされている。
前記ガイド部3a、3aは、ガイド基部3bの上面に前記回転中心に対して等角度に設けられている。そのガイド部3aは一本でもよいが、複数本が好ましい。複数本の場合は、前述したように等角度で設けるのがよい。また前記ガイド部3aの弁棒15の延びる方向に垂直な断面は、略コ字状であり(図4b参照)、その内部にスライド部材2のスライド部2aが上下動自在にガイドされている。そのガイド部3aは、略コ字状の向い合う両壁により、前記弁棒15を回転中心とする回転運動を受けている。
図3および図4bに示すように前記回転伝達部3cは、ガイド基部3bの中心に形成された孔の内周に形成された内歯である。一方、変換表示機構4(図1参照)には、前記内歯に嵌合する溝8a(図5参照)が形成されている。前記回転伝達部3cの孔内に前記弁棒15が通される。なお前記内歯および溝の代わりに、ネジやピンなどの他の機構を用いてもよい。
前記バルブ本体14側とは、弁棒15に対して静止している側の部材のことである。対象となるバルブ本体14の突出部14aには押さえナット14bが嵌合され、固定されている。ナット14bはその回動のために6面やその他の多面の側面を有する。回動する弁棒15やハンドル車16の回転を受け止めるため、バルブ本体14と相対移動しないナット14bの多面側面を利用して、前記変換表示機構4は、バルブ本体14の突出部14aに直接設けることが有利である。このようにするため、バルブ本体14に何ら改造を加えなくて良い。また前記変換表示機構4は、回転運動の入力により、その入力された回転量を前記弁体13の開度に変換し、その開度を表示するものである。その変換する機構は、入力された回転運動をギヤで減速し、弁体13の開度に変換して表示するもの(詳細は後述する)である。
なお図示していないが、入力された回転運動を光電式、電磁式などの回転量の検出装置により電気的な量として検出し、その電気的な量に基づいて弁体13の開度を求め、表示するものでもよい。
図1に戻って、前記ガイド部材3の伝達部3cの内歯と、変換表示機構4の受け部材8の溝8aは、上下方向に嵌合自在にされ、溝8aは受け部材8の側部途中で凹凸を無くしてその直径を大きくしている。そのガイド部材3がガイド部3aとスライド部2aとの摩擦によってずり上がり上方に抜けないように、付勢部材5によりガイド部材3は変換表示機構4側に押圧されている。これにより、伝達部3cの内歯の下面と受け部材8の溝8aの下端部とが常に押圧され伝達を確実にしている。その付勢部材5はコイルバネであり、内側に弁棒15が通され、一端をハンドル車16の下端に係止し、他端をガイド部材3のガイド基部3b上面に係止している。
図5bに示すように前記変換表示機構4は、底板6aと、その周縁から立設する周壁6bとを有するベース6を備えている。そのベース6には、バルブ本体14の押さえナット14b(図2参照)と嵌合するための筒状部材7(図1、図5b参照)がベース6に開設された開孔にきつい嵌め合いで嵌合されている。その筒状部材7は、前記押さえナット14bと同形状の六角形の孔を有しており、固定されて回動しない押さえナット14bを利用してバルブ本体14に対し前記変換表示機構4が回転しないように嵌合している。その筒状部材7の中心には弁棒15が通されており、ベース6内に突出している(図1参照)。なお、筒状部材7とベース6との位置関係はきついものの嵌合されているので、例えば30度程度は無理して回動は可能である。これにより、図では全て変換表示機構4の楕円の長中心軸が、バルブ本体14の流体入口出口の流れ方向に対して平行となっているが、筒状部材7とベース6との位置関係を30度無理して回動させた後、押さえナット14bを利用したバルブ本体14に対する前記変換表示機構4の嵌合を、押さえナット14bの別面にずらして嵌合させることで、変換表示機構4の楕円の長中心軸が、バルブ本体14の流体入口出口の流れ方向に対して直行させることも可能となる。これにより、バルブの設置場所が縦配管でも変換表示機構の表示が見やすくなる。
前記ベース6内に突出している弁棒15の先端付近の外周には、略円筒状の受け部材8が嵌合している(図1参照)。その受け部材8の上面には、複数の矩形状の溝8aが等角度で形成されている。その溝8aが形成される上半分は、後述するカバー11の上面から突出している。一方、受け部材8の下方にはギヤ8bが設けられており、ベース6内に配置されている(図5b参照)。
また図5aおよび図5bに示すように、前記ベース6内には前記ギヤ8bと噛み合う遊歯車9と、その遊歯車9と噛み合う表示歯車10とが、それぞれ底板6aから突出する軸により枢止されている。前記遊歯車9は、同軸で上下二段に設けられており、下段の前記受け部材8のギヤ8bと噛み合う大径ギヤ9aと、上段の小径のギヤ9bとを有している。その小径のギヤ9bは、前記表示歯車10と噛み合っている。前記遊歯車9は、弁棒15の回転を減速して表示歯車10に伝達している。その表示歯車10の上面には、弁体13の開度を表示する目盛りが記載されている。これら前述の歯車列により、弁体13の開度と、前記目盛りが対応する。また前記遊歯車9を介しているので、弁棒15の回転方向と表示歯車10の回転方向を同じにすることができる。
図6に示すように前記ベース6の上方の開口には、カバー11が被せられ、ネジなどの締結具によりベース6に取り付けられる。そのカバー11には表示窓11aが形成されている。その表示窓11aの開口縁付近には、矢印が記載されており、表示窓11aから覗かれる表示歯車10の目盛りを指し示している。なお前記矢印を表示歯車10に記載し、矢印側を回動させて、表示窓11aの開口縁に記載された目盛りを指すようにしてもよい。
1 開度表示装置
2 スライド部材
2a スライド部
2b スライド基部
2 変換表示機構
3 ガイド部材
3a ガイド部
3b ガイド基部
3c 回転伝達部
5 バネ
6 ベース
6a 底板
6b 周壁
7 筒状部材
8 受部材
8a 溝
8b ギヤ
9 遊車
9a 大径ギヤ
9b 小径ギヤ
10 表示歯車
11 カバー
11a 表示窓
12 バルブ
13 弁体
14 バルブ本体
14a 突出部
14b 押さえナット
15 弁棒
15a オネジ部
15b 矩形状の部位
15c ナット
16 ハンドル車
16a 開口
16b 中央部
16c スポーク部
16d 把持部
17 ネジ機構

Claims (3)

  1. バルブ本体から弁棒が突出しており、
    その弁棒の先端にスポーク部を有するハンドル車を備え、
    弁体の開閉ストロークに対応する弁棒の回転数が1回転より大きいバルブに対し取り付け容易な開度表示装置であって、
    前記ハンドル車に前記弁棒と螺合するナットによって締結することができるスライド部材と、バルブ本体に対し相対移動しないように取り付けることができる変換表示機構と、前記スライド部材とトルク伝達可能に、かつ弁棒中心軸方向スライド自在に係合してスライド部材の回転を変換表示機構に伝えるガイド部材とを備え、
    前記スライド部材は、
    前記ハンドル車の操作者側に位置するスライド基部と、
    そのスライド基部から弁棒に平行に、前記スポーク部の隙間を通りバルブ本体側へ延びると共に、前記スポーク部に当接するスライド部とを有し、
    前記ガイド部材は、
    前記スライド部と弁棒延長方向に摺接ガイドすることにより前記スライド部材を弁棒中心軸方向に移動自在にするガイド部と、
    前記バルブ本体に対し弁棒を回転中心として回転自在に設けられ、前記ガイド部のバルブ本体側に連結され、中心孔の内周に、スライド部材を介して伝達された前記弁棒の回転運動を前記変換表示機構に達する内歯を備えたガイド基部とを有し、
    前記変換表示機構は、
    前記ガイド部材の内歯の回転が伝達され、
    その伝達された回転運動を弁体の開度量に変換して、前記ハンドル車の操作者側から見て前記ハンドル車の外側に表示する表示部を備えている、バルブの開度表示装置。
  2. 前記バルブが、弁棒の昇降に伴い弁体が開閉するものである、請求項1記載の開度表示装置。
  3. 前記ガイド部材が、前記変換表示機構の最初に内歯の回転運動を受け止めて伝達される受け部材に上下方向に係合自在に設けられており、
    前記ガイド部材を変換表示機構側に前記ハンドル車のバルブ本体側の面から付与される力で押圧するための付勢部材を備えている請求項2記載の開度表示装置。
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