JP5968337B2 - メディア推薦を提供する方法および装置 - Google Patents

Description

関連出願への相互参照
本願は2010年12月22日に出願された「メディア推薦を提供する方法および装置」という名称の米国仮出願第61/459,970号の優先権を主張する。

発明の技術分野
本開示は概括的には、大量のメディア・コンテンツを効率的かつグラフィカルな仕方で検索するデジタル・コンテンツ・システムおよび方法に関する。より詳細には、メディア推薦を提供するためのシステム、方法およびグラフィック・ユーザー・インターフェースに関する。

テレビジョンおよびメディア・センターを含む家庭娯楽システムはインターネットと統合されつつあり、ビデオ、映画、テレビ番組、音楽などといった大量の利用可能なコンテンツ源へのアクセスを提供している。利用可能な源の数のこの拡大のため、かかるシステムに付随するメディア・インターフェースをナビゲートし、コンテンツ推薦および選択を行うための新しい戦略が必要とされている。

大量の可能なコンテンツ源は、家庭メディア娯楽の分野においてこれまでうまく解決されていないインターフェース上の課題をもたらしている。この課題は、多くのディスプレイ・ページやコンテンツ階層を通じてだらだらとナビゲートする必要なしに、ユーザーに多数の要素（番組、源など）を呈示することに関わる。

さらに、たいていの既存の検索パラダイムは、ユーザーがはじめの時点で自分が何を探しているかがわかっていることを前提としている。一方、しばしば、発見およびクロスリンクのプロセスを許容する機構がより望ましいまたは適切である。

発見およびクロスリンクのプロセスを許容する一つのアプローチは、格付け〔レート付け〕の使用である。このアプローチのもとでは、ユーザーがコンテンツに格付けし、推薦エンジンは格付けされたコンテンツに関係する追加的なコンテンツを推薦する。たとえば、ユーザーがあるアクション映画に五つ星の格付けを与え、あるホラー映画に一つ星の格付けを与える場合、通常の推薦エンジンはそのユーザーに対して、他のホラー映画ではなく、他のアクション映画を推薦する可能性が高い。このアプローチの欠点は、ユーザーによって多数の映画ジャンル（たとえば、アクション、ホラー、ロマンスなど）にわたる十分大きな格付けデータベースが生成されるまでは、推薦が特定の映画ジャンルに偏る傾向があるということである。理解されるはずだが、そのような格付けデータベースの生成は、時間がかかるという欠点がある。さらに、もう一つの欠点は、たとえ大きな格付けデータベースがユーザーによって生成されたとしても、格付け情報がユーザーから不正確に集められたことがありうるため、やはり不正確または無関係な推薦がありうるということである。たとえば、ユーザーが格付けのために呈示された最初の五つのホラー映画を一つ星の映画として格付けする場合、通常の推薦エンジンはそのユーザーに対してホラー映画を推薦するのをやめることがある。しかしながら、ユーザーは単に呈示された最初の五つのホラー映画を気に入らなかった可能性もあり、実際には他のホラー映画を紹介されることを望んでいることがありうる。

発見およびクロスリンクのプロセスを許容するもう一つのアプローチは、ある時間期間にわたってユーザーの視聴／購入習性を追跡することである。しかしながら、格付けデータベースの生成と同様、有意な推薦を生成するために十分長い時間期間にわたってユーザーの視聴／購入習性を追跡することも、時間がかかるという欠点がある。

本開示はこれらの欠点を克服することに向けられている。

メディアまたはコンテンツ推薦を提供するためのシステム、方法およびユーザー・インターフェースが提供される。本開示は、メディア推薦を提供するためのシステム、方法およびユーザー・インターフェースであって、ユーザーが、第一の組の特性を有する第一のメディア・オブジェクトを選択できるようにし、ユーザーが、第二の組の特性を有する第二のメディア・オブジェクトを選択できるようにし、複数の追加的なメディア・オブジェクトを推薦することを含むものに向けられる。前記複数の追加的なメディア・オブジェクトのそれぞれは、前記第一の組の特性と共通する少なくとも一つの特性および前記第二の組の特性と共通する少なくとも一つの特性を有する。本開示はまた、メディア推薦を提供するためのシステム、方法およびユーザー・インターフェースであって、ユーザーが、第一の組の特性を有する第一のメディア・オブジェクトを選択できるようにする段階と、第一の複数のメディア・オブジェクトを推薦する段階であって、前記第一の複数のメディア・オブジェクトのそれぞれは、前記第一の組の特性と共通する少なくとも一つの特性を有する、段階と、ユーザーが、前記第一の複数の推薦されたメディア・オブジェクトから、第二の組の特性を有する第二のメディア・オブジェクトを選択できるようにする段階と、第二の複数のメディア・オブジェクトを推薦する段階であって、前記第二の複数のメディア・オブジェクトのそれぞれは、前記第一の組の特性と共通する少なくとも一つの特性および前記第二の組の特性と共通する少なくとも一つの特性を有する、段階とを含むものに向けられる。

本開示のこれらおよびその他の側面、特徴および利点は、付属の図面との関連で読むべき好ましい実施形態の以下の詳細な説明から記述され、あるいは明白となるであろう。

図面において、同様の参照符号は諸図を通じて同様の要素を示す。
本開示に基づく、ビデオ・コンテンツを送達する例示的なシステムのブロック図である。 本開示に基づく、例示的なセットトップボックス／デジタル・ビデオ・レコーダー（DVR）のブロック図である。 本開示のある実施形態に基づく、例示的なリモコン、タブレットおよび／または第二のスクリーン装置の概観図である。 本開示のある実施形態に基づくいくつかのジェスチャーを示す図である。 本開示のユーザー・インターフェースの例示的な実施形態を示す図である。 本開示のユーザー・インターフェースの例示的な実施形態を示す図である。 本開示のユーザー・インターフェースの例示的な実施形態を示す図である。 本開示のユーザー・インターフェースの例示的な実施形態を示す図である。 本開示のユーザー・インターフェースの例示的な実施形態を示す図である。 本開示のユーザー・インターフェースの例示的な実施形態を示す図である。 本開示のユーザー・インターフェースの例示的な実施形態を示す図である。 本開示のユーザー・インターフェースの例示的な実施形態を示す図である。 本開示のユーザー・インターフェースの例示的な実施形態を示す図である。 本開示のユーザー・インターフェースの例示的な実施形態を示す図である。 本開示のユーザー・インターフェースの例示的な実施形態を示す図である。 本開示のユーザー・インターフェースの例示的な実施形態を示す図である。 本開示の例示的なフローチャートである。 本開示のもう一つの例示的なフローチャートである。

図に示される要素はさまざまな形のハードウェア、ソフトウェアまたはそれらの組み合わせで実装されうることは理解しておくべきである。好ましくは、これらの要素は、プロセッサ、メモリおよび入出力インターフェースを含んでいてもよい、一つまたは複数の適切にプログラムされた汎用装置上の、ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにおいて実装される。本稿において、「結合された」という句は、直接に接続されたまたは一つまたは複数の中間コンポーネントを通じて間接的に接続されていることを意味するものと定義される。そのような中間コンポーネントはハードウェアおよびソフトウェア・ベースのコンポーネントの両方を含んでいてもよい。

本記述は、本開示の原理を例解する。当業者は、たとえ本稿で明示的に記載または図示されていなくても、本開示の原理を具現し、その精神および範囲内に含まれるさまざまな構成を考案することができるであろうことは理解されるであろう。

本稿に記載されるあらゆる例および条件付きの言辞は、本開示の原理および発明者によって当技術分野の発展のために寄与される概念の理解において読者を助ける教育目的を意図されており、そのような特定的に挙げられる例および条件に限定することはないものとして解釈されるものとする。

さらに、本開示の原理、側面および実施形態ならびにその個別的な例を挙げる本稿におけるあらゆる陳述は、その構造的等価物および機能的等価物両方を包含することが意図される。さらに、そのような等価物が現在知られている等価物および将来開発される等価物の両方、すなわち構造に関わりなく同じ機能を実行する開発される任意の要素を含むことが意図される。

よって、たとえば、当業者は、本稿で呈示されるブロック図が本開示の原理を具現する例示的な回路の概念的な図を表していることを理解するであろう。同様に、あらゆるフローチャート、流れ図、状態遷移図、擬似コードなどがさまざまなプロセスを表しており、実質的にコンピュータ可読媒体中に表現でき、よってコンピュータやプロセッサが明示的に示されているか否かによらず、コンピュータまたはプロセッサによって実行できることも理解されるであろう。

図面に示されているさまざまな要素の機能は、専用ハードウェアおよび適切なソフトウェアとの関連でソフトウェアを実行する機能をもつハードウェアの使用を通じて提供されてもよい。プロセッサによって提供されるとき、そうした機能は単一の専用プロセッサによって提供されても、単一の共有プロセッサによって提供されても、あるいは一部が共有されていてもよい複数の個別プロセッサによって提供されてもよい。さらに、用語「プロセッサ」または「コントローラ」の明示的な使用は、ソフトウェアを実行する機能をもつハードウェアのみを指すものと解釈すべきではなく、暗黙的に、限定なしに、デジタル信号プロセッサ（「DSP」）ハードウェア、ソフトウェアを記憶するための読み出し専用メモリ（「ROM」）、ランダム・アクセス・メモリ（「RAM」）および不揮発性記憶装置を含んでいてもよい。

従来のものおよび／またはカスタムのその他のハードウェアが含まれていてもよい。同様に、図面に示されるいかなるスイッチも単に概念的なものである。その機能はプログラム論理の動作を通じて、専用論理を通じて、プログラム制御と専用論理の相互作用を通じて、あるいはさらには手動で実行されてもよい。特定の技法は、コンテキストからより特定的に理解されるままに、実装者によって選択可能である。

本願の請求項では、指定された機能を実行する手段と表現される任意の要素は、その機能を実行する任意の仕方を包含することが意図されており、たとえば、ａ）その機能を実行する回路要素の組み合わせまたはｂ）任意の形の、よってファームウェア、マイクロコードなどを含むソフトウェアを当該機能を実行するために該ソフトウェアを実行するための適切な回路と組み合わせたものを含む。かかる請求項によって定義される本開示は、記載されるさまざまな手段によって与えられる機能が、請求項が要求する仕方で組み合わされ、一緒にされるという事実にある。よって、これらの機能を提供できる任意の手段が本願で示されるものと等価であると見なされる。

提案される開示は、スマート・シェルフに動かすことによる、ある特定のメディア作品に対する個人的な選好に基づいて、ユーザーが動的かつ調整可能な推薦を得ることができるようにする方法およびシステムに向けられる。本開示のシステムおよび方法は、即時の応答を許容し、時間をかけてデータを取り込みユーザー・パターンを学習することに対する代替を与える。

ここで図１に目を転じると、家庭またはエンド・ユーザーにコンテンツを送達するためのシステム１００のある実施形態のブロック図が示されている。コンテンツは映画スタジオまたは制作ハウスといったコンテンツ源１０２に起源をもつ。コンテンツは二つの形のうちの少なくとも一つで供給されうる。一つの形は、コンテンツの放送される形であってもよい。放送コンテンツは、放送アフィリエート・マネージャ１０４に提供される。放送アフィリエート・マネージャは典型的には全国的な放送サービスであり、アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー（ABC: American Broadcasting Company）、ナショナル・ブロードキャスティング・カンパニー（NBC: National Broadcasting Company）、コロンビア・ブロードキャスティング・システム（CBS: Columbia Broadcasting System）などといったものである。放送アフィリエート・マネージャはコンテンツを収集し、記憶してもよく、送達ネットワーク１（１０６）として示される送達ネットワークを通じたコンテンツの送達をスケジューリングしてもよい。送達ネットワーク１（１０６）は、全国的なセンターから一つまたは複数の地方もしくは地域のセンターへの衛星リンク送信を含むことができる。送達ネットワーク１（１０６）はまた、空中無線放送、衛星放送またはケーブル放送を通じてなど、ローカルな送達システムを使うローカルなコンテンツ送達をも含んでいてもよい。ローカルに送達されるコンテンツは、ユーザーの家庭にある受信装置１０８に提供され、そこで、コンテンツはその後、ユーザーによって検索される。受信装置１０８は多くの形を取ることができ、セットトップボックス／デジタル・ビデオ・レコーダー（DVR）、ゲートウェイ、モデムなどとして具現されてもよいことは理解しておくものとする。さらに、受信装置１０８は、家庭ネットワークにおいてクライアントまたはピア・デバイスとして構成された追加的なデバイスを含む家庭ネットワーク・システムのための入口点またはゲートウェイとして作用してもよい。

第二の形のコンテンツは、特殊コンテンツと称される。特殊コンテンツは、プレミアム試聴、ペイパービューまたは通常なら放送アフィリエート・マネージャに提供されない他のコンテンツとして送達されたコンテンツを含むことができる。たとえば、映画、ビデオ・ゲームまたは他のビデオ要素である。多くの場合、特殊コンテンツは、ユーザーによって要求されたコンテンツであってもよい。特殊コンテンツはコンテンツ・マネージャ１１０に送達されてもよい。コンテンツ・マネージャ１１０は、たとえばコンテンツ・プロバイダー、放送サービスまたは送達ネットワーク・サービスと連携したインターネット・ウェブサイトのようなサービス・プロバイダーであってもよい。コンテンツ・マネージャ１１０はまた、インターネット・コンテンツを送達システム中に組み込んでもよい。コンテンツ・マネージャ１１０は、コンテンツをユーザーの受信装置１０８に別個の送達ネットワーク、送達ネットワーク２（１１２）を通じて送達してもよい。送達ネットワーク２（１１２）は高速ブロードバンド・インターネット型の通信システムを含んでいてもよい。放送アフィリエート・マネージャ１０４からのコンテンツが送達ネットワーク２（１１２）の全部または諸部分を使って送達されてもよく、コンテンツ・マネージャ１１０からのコンテンツが送達ネットワーク１（１０６）の全部または諸部分を使って送達されてもよいことを注意しておくことが重要である。さらに、ユーザーは、必ずしもコンテンツをコンテンツ・マネージャ１１０によって管理してもらうことなく、コンテンツを、送達ネットワーク２（１１２）を介してインターネットから直接取得してもよい。

別個に送達されたコンテンツを利用するいくつかの適応が可能でありうる。一つの可能なアプローチでは、特殊コンテンツは放送コンテンツへの増強として提供され、代替的な表示、購入および商売オプション、向上素材などを提供する。もう一つの実施形態では、特殊コンテンツは放送コンテンツとして提供される何らかの番組コンテンツを完全に置き換えてもよい。最後に、特殊コンテンツは放送コンテンツから完全に別個であってもよく、単にユーザーが利用することを選択しうるメディア代替物であってもよい。たとえば、特殊コンテンツは、まだ放送コンテンツとして利用可能でない映画のライブラリであってもよい。

受信装置１０８は送達ネットワーク１および送達ネットワーク２の一方または両方から種々の型のコンテンツを受信してもよい。受信装置１０８はコンテンツを処理し、ユーザー選好およびコマンドに基づいてコンテンツの分離を提供する。受信装置１０８は、オーディオおよびビデオ・コンテンツを記録および再生するための、ハードドライブまたは光学式ディスク・ドライブのような記憶装置を含んでいてもよい。受信装置１０８の動作のさらなる詳細および記憶されたコンテンツの再生に関連する機能は図２との関係で後述する。処理されたコンテンツは表示装置１１４に与えられる。表示装置１１４は通常の2D型のディスプレイであってもよいし、あるいはまた高度な3Dディスプレイであってもよい。

受信装置１０８はまた、タッチスクリーン制御装置１１６のような第二のスクリーンへのインターフェースを持たされてもよい。タッチスクリーン制御装置１１６は、メディア・デバイス１０８および／または表示装置１１４のためのユーザー制御を提供するよう適応されていてもよい。タッチスクリーン装置１１６はビデオ・コンテンツを表示することもできてもよい。ビデオ・コンテンツはユーザー・インターフェース・エントリー（下記で論じる）のようなグラフィック・エントリーであってもよいし、あるいは表示装置１１４に送達されるビデオ・コンテンツの一部であってもよい。タッチスクリーン制御装置１１６は、赤外線（IR: infra-red）または電波周波数（RF: radio frequency）通信のような任意のよく知られた信号伝送システムを使って受信装置１０８とのインターフェースを有していてもよいし、赤外線通信協会（IRDA: infra-red data association）規格、Wi-Fi、ブルートゥースなどのような標準プロトコルまたは他の任意の独自プロトコルを含んでいてもよい。タッチスクリーン制御装置１１６の動作はのちにより詳細に述べる。

図１の例では、システム１００は、バックエンド・サーバー１１８および使用データベース１２０をも含む。バックエンド・サーバー１１８は、ユーザーの使用習性を解析してそうした使用習性に基づいて推薦を行うパーソナル化エンジンを含む。使用データベース１２０はユーザーについての使用習性が記憶されるところである。いくつかの場合、使用データベース１２０はバックエンド・サーバー１１８の一部であってもよい。今の例では、バックエンド・サーバー１１８（および使用データベース１２０）はシステム１００に接続されており、送達ネットワーク２（１１２）を通じてアクセスされる。

ここで図２に目を転じると、受信装置２００のある実施形態のブロック図が示されている。受信装置２００は、図１に記載した受信装置と同様に動作してもよく、ゲートウェイ装置、モデム、セットトップボックスまたは他の同様の通信装置の一部として含まれていてもよい。示された装置２００は、オーディオ装置または表示装置を含む他のシステムに組み込まれてもよい。いずれの場合も、システムの完全な動作に必要ないくつかのコンポーネントは、当業者にはよく知られているので、簡潔のため示していない。

図２に示した装置２００において、コンテンツは、入力信号受信器２０２によって受領される。入力信号受信器２０２は、空中、ケーブル、衛星、イーサネット（登録商標）、ファイバーおよび電話線ネットワークを含むいくつかの可能なネットワークの一つを通じて提供される信号を受信し、復調し、復号するために使われるいくつかの既知の受信器回路の一つであってもよい。制御インターフェースまたはタッチパネル・インターフェース２２２を通じて与えられるユーザー入力に基づいて、所望される入力信号が入力信号受信器２０２によって選択され、取り出されてもよい。タッチパネル・インターフェース２２２はタッチスクリーン装置のためのインターフェースを含んでいてもよい。タッチパネル・インターフェース２２２はまた、携帯電話、タブレット、マウス、ハイエンドのリモコンなどとのインターフェースをもつよう適応されていてもよい。

復号された出力信号は入力ストリーム・プロセッサ２０４に与えられる。入力ストリーム・プロセッサ２０４は最終的な信号選択および処理を実行し、そのコンテンツ・ストリームについてのオーディオ・コンテンツからのビデオ・コンテンツの分離を含む。オーディオ・コンテンツは、圧縮されたデジタル信号のような受信されたフォーマットからアナログ波形信号への変換のためにオーディオ・プロセッサ２０６に提供される。アナログ波形信号はオーディオ・インターフェース２０８に、さらに表示装置またはオーディオ・アンプに与えられる。あるいはまた、オーディオ・インターフェース２０８はデジタル信号を、高精細度マルチメディア・インターフェース（HDMI: High-Definition Multimedia Interface）ケーブルまたはソニー／フィリップス・デジタル相互接続フォーマット（SPDIF: Sony/Philips Digital Interconnect Format）のような代わりのオーディオ・インターフェースを使って、オーディオ出力装置または表示装置に与えてもよい。オーディオ・インターフェースは一つまたは複数の組のスピーカーを駆動するために増幅器をも含んでいてもよい。オーディオ・プロセッサ２０６は、オーディオ信号の記憶のための任意の必要な変換をも実行する。

入力ストリーム・プロセッサ２０４からのビデオ出力はビデオ・プロセッサ２１０に与えられる。ビデオ信号はいくつかのフォーマットの一つであってもよい。ビデオ・プロセッサ２１０は、必要に応じて、入力信号フォーマットに基づいて、ビデオ・コンテンツの変換を提供する。ビデオ・プロセッサ２１０はまた、ビデオ信号の記憶のための任意の必要な変換をも実行する。

記憶装置２１２は入力において受領されたオーディオおよびビデオ・コンテンツを記憶する。記憶装置２１２は、コントローラ２１４の制御のもとで、またユーザー・インターフェース２１６および／またはタッチパネル・インターフェース２２２から受領されるコマンド、たとえば早送り（FF: fast-forward）および巻き戻し（Rew: rewind）のようなナビゲーション命令にも基づいて、コンテンツののちの取得および再生を許容する。記憶装置２１２はハードディスク・ドライブ、静的RAM（SRAM）もしくは動的RAM（DRAM
）のような一つまたは複数の大容量の集積電子メモリであってもよく、あるいはコンパクト・ディスク（CD）・ドライブまたはデジタル・ビデオ・ディスク（DVD）・ドライブのような交換可能な光ディスク記憶システムであってもよい。

入力にまたは記憶装置２１２に由来する、ビデオ・プロセッサ２１０からの変換されたビデオ信号は、ディスプレイ・インターフェース２１８に与えられる。ディスプレイ・インターフェース２１８はさらに、上記の型の表示装置に表示信号を提供する。ディスプレイ・インターフェース２１８は、赤緑青（RGB）のようなアナログ信号インターフェースであってもよく、あるいはHDMIのようなデジタル・インターフェースであってもよい。ディスプレイ・インターフェース２１８が（のちにより詳細に述べるように、三次元グリッド、二次元配列および／またはシェルフにおいて）検索結果を呈示するためのさまざまな画面を生成することが理解される。

コントローラ２１４はバスを介して、入力ストリーム・プロセッサ２０２、オーディオ・プロセッサ２０６、ビデオ・プロセッサ２１０、記憶装置２１２およびユーザー・インターフェース２１６を含む装置２００のコンポーネントのいくつかに相互接続される。コントローラ２１４は、入力ストリーム信号を記憶装置上での記憶のためまたは表示のための信号に変換するための変換プロセスを管理する。コントローラ２１４は、記憶されたコンテンツの取り出しおよび再生をも管理する。さらに、後述するように、コントローラ２１４は、コンテンツの検索ならびに記憶されている、または上記の送達ネットワークを介して送達されるべきコンテンツを表すグリッド、配列および／またはシェルフ表示の生成および調整を実行する。

コントローラ２１４はさらに、コントローラ２１４のための情報および命令コードを記憶する制御メモリ２２０（たとえば、RAM、SRAM、DRAM、ROM、プログラム可能型ROM（PROM）、フラッシュ・メモリ、電子的にプログラム可能なROM（EPROM）、電子的に消去可能なプログラム可能型ROM（EEPROM）などを含む揮発性もしくは不揮発性メモリ）に結合される。制御メモリ２２０はコントローラ２１４のための命令を記憶していてもよい。制御メモリは、要素のデータベースを記憶していてもよい。要素とは、コンテンツを含むグラフィック要素などである。データベースは、コンテンツを含むグラフィック要素、ディスプレイ・インターフェース２１８のための表示可能なユーザー・インターフェースを生成するために使われるさまざまなグラフィック要素などといったグラフィック要素のパターンとして記憶されてもよい。あるいはまた、前記メモリは、同定されたまたはグループ化されたメモリ位置においてグラフィック要素を記憶し、該グラフィック要素に関係した情報のさまざまな部分のために前記メモリ位置を同定するためにアクセスもしくは位置テーブルを使ってもよい。グラフィック要素の記憶に関するさらなる詳細は後述する。さらに、制御メモリ２２０の実装は、単一メモリ・デバイスまたは代替的に二つ以上のメモリ回路が通信上一緒に接続もしくは結合されて共有または共通メモリを形成したものといった、いくつかの可能な実施形態を含んでいてもよい。さらに、メモリは、バス通信回路の一部のような他の回路と一緒に、より大きな回路の中に含められてもよい。

ここで図３に目を転じると、本開示のユーザー・インターフェース・プロセスは、早送り、巻き戻しなどといった機能を表現するために使われることのできる入力装置を用いる。これを許容するために、タブレットまたはタッチパネル装置３００（これは図１に示したタッチスクリーン装置１１６と同じであるおよび／またはメディア・デバイス１０８とタッチスクリーン装置１１６の統合された例である）は、受信装置２００のユーザー・インターフェース２１６および／またはタッチパネル・インターフェース２２２を介してインターフェースを持たされてもよい。タッチパネル装置３００は、手の動きまたはジェスチャーおよびアクションがパネルを通じてセットトップボックスまたは他の制御装置についてのコマンドに変換されたものに基づいて、受信装置またはセットトップボックスの動作を許容する。ある実施形態では、タッチパネル３００は単にグリッド表示をナビゲートするためのナビゲーション・ツールのはたらきをしてもよい。他の実施形態では、タッチパネル３００はさらに、コンテンツのグリッド表示を通じてユーザーが前記ナビゲーションとより直接的に相互作用できるようにする表示装置としてのはたらきをする。タッチパネル装置は、アクチベーターおよび／または作動ボタンのようなより通常の制御機能を含むリモコン装置の一部として含まれていてもよい。タッチパネル３００は、少なくとも一つのカメラ要素をも含むことができる。のちに述べるように、タッチパネル装置３００（または表示装置１１４）は、ユーザーに対してメディア推薦を提供するためにスマート・シェルフ機能を利用してもよい。

任意的に、コントローラ２１４は、それぞれオーディオ・プロセッサ２０６およびビデオ・プロセッサ２１０を使って、オーディオおよびビデオ・メディアからメタデータ、基準、特性などを抽出するよう適応されることができる。すなわち、垂直帰線期間中、ビデオに関連付けられた補助データ・フィールドまたはビデオ信号中の他の領域中でビデオ信号に含まれるメタデータ、基準、特性などが、コントローラ２１４とともにビデオ・プロセッサ２１０を使うことによって収穫されることができる。それにより、電子番組ガイドを生成する、受信したビデオについての説明情報をもつ、補助情報サービスをサポートするなどといった機能のために使われることができるメタデータが生成される。同様に、コントローラ２１４と協働するオーディオ・プロセッサ２０６は、オーディオ信号中にあってもよいオーディオ透かしを認識するよう適応されることができる。そのようなオーディオ透かしはその後、オーディオ信号の認識、オーディオ信号の源を同定するセキュリティといった何らかのアクションを実行する、あるいは他の何らかのサービスを実行するために使われることができる。さらに、上記に挙げたアクションをサポートするためのメタデータ、基準、特性などは、ネットワーク源から来ることができ、それはコントローラ２１４によって処理される。

ここで図４に目を転じると、図のようなジェスチャー感知コントローラまたはタッチスクリーンの使用により、いくつかの型のユーザー対話が提供される。コントローラからの入力はジェスチャーを画定するために使われ、該ジェスチャーが今度は個々のコンテキスト依存コマンド（contextual command）を画定する。センサーの構成設定はタッチスクリーン上でのユーザーの指の動きを画定することを許容し、またはさらにコントローラ自身の動きを一次元または二次元で画定することをも許容する。斜めなどの二次元の動きおよびヨー（yaw）、ピッチ（pitch）およびロール（roll）の組み合わせが、スイングなどの任意の三次元動きを画定するために使用できる。いくつかのジェスチャーが図４に示されている。ジェスチャーはコンテキストにおいて解釈され、画定された、ユーザーによってなされた動きによって同定される。

バンピング（bumping）４２０は上下左右いずれかの一方向を向くことを示す二ストロークの描画によって定義される。バンピング・ジェスチャーはコンテキストにおける個別的なコマンドに関連付けられる。たとえば、タイムシフト・モードでは、左バンプ・ジェスチャー４２０は巻き戻しを示し、右バンプ・ジェスチャーは早送りを示す。他のコンテキストでは、バンプ・ジェスチャー４２０はバンプによって指定される方向に特定の値をインクリメントするものと解釈される。チェック４４０はチェック印を描画するように定義される。これは下向きバンプ・ジェスチャー４２０と似ている。チェックはコンテキストにおいて、リマインダー、ユーザー・タグを指定するものまたは項目もしくは要素を選択するものとして識別される。サークル４４０はいずれかの方向に円を描くものとして定義される。二つの方向が区別できてもよいが、混乱を避けるため、円は、方向によらず単一のコマンドとして識別される。ドラッグ４５０は、タブレット３００上のボタン（仮想または物理的）を押しながらのコントローラの角度運動（ピッチおよび／またはヨーの変化）として定義される（すなわち、「トリガー・ドラッグ」）。ドラッグ・ジェスチャー４５０はナビゲーション、スピード、距離、タイムシフト、巻き戻しおよび早送りのために使われてもよい。ドラッグ４５０はカーソル、仮想カーソルを動かすまたはディスプレイ上でハイライトする、輪郭を描くまたは選択するといった状態変更のために使用できる。ドラッグ４５０は任意の方向でよく、一般に、二次元でナビゲートするために使われる。しかしながら、ある種のインターフェースでは、ドラッグ・コマンドへの応答を修正することが好ましい。たとえば、いくつかのインターフェースでは、仮想カーソルの位置または動きの方向に依存して、ある次元または方向での動作は他の次元または方向に比して優遇される。縦振り〔ノッド〕４６０は、二回の素速いトリガー・ドラッグの上下垂直動きによって定義される。縦振り４６０は「はい」または「承認」を示すために使われる。ばつ付け４７０は「X」の字を描くように定義される。ばつ付け４７０は「削除」または「ブロック」コマンドのために使われる。横振り〔ワグ〕４８０は二回のトリガー・ドラッグの素速い往復水平方向動きによって定義される。横振りジェスチャー４８０は「いいえ」または「取り消し」を示すため、または表示されているもしくは仮想のオブジェクト（たとえばカーソル）を水平方向に動かすために使われる。

センサー・システムの複雑さに依存して、単純な一次元の動きまたはジェスチャーだけが許容されてもよい。たとえば、ここで図示したセンサーの単純な右または左動きが早送りまたは巻き戻し機能を生じさせてもよい。さらに、複数のセンサーが含められ、タッチスクリーン上の種々の位置に配置されることができる。たとえば、左および右動きのための水平センサーがあるスポットに配置されて、ボリュームの上げ下げのために使われてもよく、一方で、上下動きのための垂直センサーが別のスポットに配置されて、チャネル番号の増減のために使われてもよい。このようにして、特定のジェスチャー・マッピングが使用されてもよい。ユーザーは、タブレット３００上で実行されるジェスチャーを使って、後述するスマート・シェルフ・ページと対話してもよい。

ここで図５を参照すると、本開示に基づく、メディア資産、要素またはサムネイルの集合を示すユーザー・インターフェース５００のある例示的な実施形態が示されている。具体的には、表示領域５１０は、種々のグラフィック／アイコンによって表されるメディア資産の集合を示している。５２０および５２５のようなこれらのメディア資産は、ジェスチャー／制御インターフェース・コマンドを使って再生のために選択されることができる。それによりメディア・デバイス（たとえばメディア・デバイス１０８、表示装置１１４および／またはタッチパネル装置３００）は、選択されたメディア資産の再生を、そのような資産を記憶媒体から取り出すこと、前記資産をサーバーから要求すること、付随する再生装置を作動させることなどにより行う。具体的には、メディア資産５２０および５２５は、ラベル５６０によって示されるように、そのメディア・タイトル（たとえば、映画のタイトル、アルバムのタイトル、テレビ・エピソードのタイトルなど）によって識別される。メディア資産は、ユーザーによって選択されて、スマート・シェルフ・ページ上のシェルフに動かされることもできる。それにより、メディア推薦（たとえば映画推薦）がユーザーに提供されることができる。これについてはのちにさらに詳しく論じる。

ここで図６を参照すると、メディア資産の選択を例解するユーザー・インターフェース６００のある例示的な実施形態が示されている。より具体的には、表示領域６１０は、種々のグラフィック／アイコンによって表されるメディア資産の集合を示している。ユーザーは、メディア資産６２０をハイライトまたは選択６３０して、選択されたメディア資産６２０についての詳細を得ることができる。選択またはハイライトは、マウス、キーボードまたはリモコンを使ってできる。あるいはまた、選択またはハイライトは上記で論じたようにジェスチャーを介してできる。

図７に示されるように、ひとたびメディア資産が選択されると、メディア詳細ページ７００がユーザーに対して表示されてもよい。メディア詳細ページ７００は、メディア資産を表すアイコンまたはサムネイル７１０、メディア・タイトル７２０、そのメディア資産を記述する簡潔な要約７３０、ユーザーがそのメディア資産を再生することを許容する再生ボタン７４０、ユーザーがそのメディア資産を記憶媒体上に（たとえば記憶装置２１２および／または表示装置１１４および／またはタッチスクリーン装置１１６、３００に統合された、あるいは、たとえば送達ネットワーク１（１０６）または送達ネットワーク２（１１２）を通じてリモートでアクセスされるメモリに）記録することを許容する記録ボタン７５０を示してもよい。本開示によれば、メディア詳細ページ７００はまた、「スマート・シェルフに移動」ボタン７６０をも含んでいてもよい。これは、選択またはハイライト７７０されるとき、ユーザーがそのメディア資産をスマート・シェルフ・ページ内のシェルフに移すことを許容する。それによりメディア推薦（たとえば映画推薦）がユーザーに対して提供されることができる。これについてはのちにさらに詳しく論じる。「スマート・シェルフに移動」ボタンの選択またはハイライトは、マウス、キーボードまたはリモコンを使ってできる。あるいはまた、該選択またはハイライトは上記で論じたようにジェスチャーを介してできる。

ここで図８を参照すると、ひとたび「スマート・シェルフに移動」ボタンが選択されたら、スマート・シェルフ・ページ８００がユーザーに対して表示される。メディア資産８１０は領域８１５の第一の位置８２０に表示され、この領域でメディア推薦がなされることになる。本開示では、領域８１５は棚〔シェルフ〕のような領域である。本開示は、棚がメディア資産を整理する有用な方法であるため、棚表現を使っている。メディア資産は、これに限られないが、映画、レコード、電子書籍などである。メディア資産８１０が、提供される推薦がメディア資産８１０に基づいていることを示す、顕著な特徴（たとえば、色、明るさ、シェーディング（shading）など）をもつことを注意しておくべきである。

ここで図９を参照すると、メディア資産９１０がスマート・シェルフ・ページ９００のシェルフ９１５の第一の位置に現れたのち、シェルフ９１５の残りの位置９４０に、メディア資産９２０〜９３５が表示されるまたは自動的に入れられる。表示されるメディア資産９２０〜９３５は、メディア資産９１０と共通する少なくとも一つの基準、側面、特性またはメタデータA-Iを有することに基づいて自動的に入れられるまたは表示されるよう選択される。基準、側面、特性またはメタデータ（以下、基準または特性）の例は、これに限られないが、ジャンル、格付け、俳優、監督、年、タイトル、トーン、スタジオ、プロデューサー、脚本家、映画情報、音楽情報、ポスター・アートなどであってもよい。そのような基準は、記憶装置から（たとえば記憶装置２１２において、表示装置１１４および／またはタッチスクリーン装置１１６、３００に統合されたメモリにおいて）、受信された電子番組ガイド（EPG）からローカルに、メディア資産と一緒に提供されるまたはメディア資産に埋め込まれていてもよいてもよいし、あるいはリモート源から取得されることもできる。リモート源はこれに限られないが、ベースライン（Baseline）、トリビューン・メディア・サービス（TMS: Tribune Media Services）、インターネット映画データベース（IMDB: Internet Movie Database）、インターネット・ビデオ・アーカイブ（IVA: Internet Video Archive）などといったものである。

ここで図１０を参照するに、ひとたびスマート・シェルフ・ページ１０００上でシェルフ１０１５に中身が入れられたら、ユーザーは、メディア資産１０２０〜１０３５に加えて、メディア資産１０１０と少なくとも一つの基準を共有する他のメディア資産（たとえばメディア資産１０４０）を見ることができる。ユーザーは、マウス、キーボードまたはリモコンを使って「もっと見る」ボタン１０４５を選択することによって、メディア・シェルフ１０１５に沿って右のほう１０５０にスクロールしてもよい。あるいはまた、ユーザーは、上記のようにジェスチャーをすることによって「もっと見る」ボタンを選択してもよいし、またさらには、制御装置またはメディア・デバイス１１６、３００で単にジェスチャー（たとえば、ドラッグ・ジェスチャー、バンプ・ジェスチャー、横振りジェスチャーなど）を行うことによって、水平方向にスクロールしたりシェルフ１０１５に沿って動いたりしてもよい。好ましくは、メディア資産１０１０は、他のメディア資産がスクロールされる際、静止して表示されたまま（すなわち場所が固定）であることを注意しておくべきである。それによりユーザーは、スクロールしている推薦メディア資産の基礎になるコンテキストをもつことになる。ユーザーが右のほうにスクロールするほど、シェルフ１０１５において表示されるメディア資産を選択するための基準がより細粒（granular）になる。たとえば、メディア資産１０１０が「５００日のサマー」を表すカバー・アート、サムネイルまたはアイコンであり、メディア資産１０１０をメディア資産１０２０に関係付ける基準が俳優ジョーゼフ・ゴードンレヴィットであった場合、メディア資産１０２０は映画「キルショット」であることができる。しかしながら、「５００日のサマー」を記述する要約では、この映画が「傷心」に立ち向かう人についてであるという記述があることがありうる。ユーザーが右のほうにスクロールするにつれ、「傷心」がメディア資産推薦の基準として利用されてもよく、推薦され、表示されるメディア資産（たとえばメディア資産１０４０）は「ハニーVS.ダーリン 2年目の駆け引き」となることがある。推薦されるメディア資産の細粒性（granularity）を創り出すために使われる基準の優先順は、スタジオによって、メディア資産へのアクセスを提供するサービス・プロバイダーによって、あるいはユーザーによって事前選択されてもよい。優先順の一つの例は、ジャンル、タイトル、俳優、監督、映画情報、格付け、年、トーン、スタジオ、プロデューサー、脚本家、音楽情報、ポスター・アートなどであってもよい。このアプローチのもとでは、共通のジャンル基準をもつメディア資産は、シェルフ１０１５上でメディア資産１０１０のより近くに位置されることになり、共通の音楽情報基準をもつメディア資産はシェルフ１０１５上でメディア資産１０１０からより遠くに位置されることになる。さらに、メディア資産推薦をする際に二つ以上の基準が利用される場合、それらの基準は異なる仕方で重み付けされることができる。そのような基準の重み付けも、スタジオによって、メディア資産へのアクセスを提供するサービス・プロバイダーによって、またはユーザーによって選択されることができる。重み付けによる優先順の一例は、ジャンル（重み＝1）、タイトル（重み＝1）、俳優（重み＝1）、監督（重み＝0.75）、映画情報（重み＝0.75）、格付け（重み＝0.5）、トーン（重み＝0.5）、年（重み＝0.25）、スタジオ（重み＝0.25）、プロデューサー（重み＝0.25）、脚本家（重み＝0.25）、音楽情報（重み＝0.2）、ポスター・アート（重み＝0.1）などであってもよい。このアプローチのもとでは、重み付けされた基準の和がより大きなメディア資産は、シェルフ１０１５上でメディア資産１０１０のより近くに位置されることになり、重み付けされた基準の和がより小さなメディア資産はシェルフ１０１５上でメディア資産１０１０からより遠くに位置されることになる。

ここで図１１を参照するに、スマート・シェルフ・ページ１１００の追加的な例示的な機能が示されている。（キーボード、マウスまたはリモコンを介しての）リモート・コントロール・コマンドを使ってまたは上記のようなジェスチャー・ベースのコマンドを使って、ユーザーは、スマート・シェルフ・ページ１１００中にスライダーまたはスライド・バー１１２０を表示させることができる。スライダー１１２０は、いくつかの表示される基準からユーザーが一つの基準を選択することを容易にする。たとえば、ユーザーのジェスチャー・ベースのコマンドに基づいて、ユーザーはカーソル１１２５をスライダー１１２０に沿って、基準A〜Iのうちから基準Bが選択されるまでスライドさせる。基準Bは、メディア資産１１１０の監督を表していてもよい。この選択に基づいて、他の推薦されるメディア資産１１３０〜１１４５は同じ監督を共有する。推薦されるメディア資産は、図１２で論じるように、右のほうにスクロールされることができる。スマート・ページ１１１０のスライダー基準機能は、ユーザーが推薦の背後にある論理に集中できるよう、ユーザーが、推薦されたメディア資産を操作またはフィルタリングすることを許容する。

ここで図１２を参照するに、スマート・シェルフ・ページ１２００の追加的な例示的な機能が示されている。ユーザーは、推薦されたメディア資産１２２０〜１２３５の一つ（たとえばメディア資産１２２５）を選択し、もともと選択されていたメディア資産１２１０を置換することによって、推薦されたメディア資産のフォーカスを変えることができる。それにより、選択されたメディア資産１２２５がシェルフ１２１５の第一の位置１２４０に動かされる。メディア資産１２２５は、マウス、キーボードまたはリモート・コントロール・コマンドを使ってまたは上記のようなジェスチャー・コマンドを使って選択され、動かされてもよい。ひとたび選択されたメディア資産１２２５がシェルフ１２１５の第一の位置１２４０にくると、新たなセットのメディア資産が推薦されることになる。推薦されるメディア資産のそれぞれは、少なくとも一つの基準がメディア資産１２２５と共通している。理解されるはずだが、ユーザーは次いで、メディア資産１２２５に関連する、推薦された諸メディア資産を通じて、もともと選択されていたメディア資産に関して上記したようにナビゲートしてもよい。このプロセスは、ユーザーが消費（たとえば、閲覧、ダウンロード、再生、レンタル、購入など）したいメディア資産をユーザーが見出すまで繰り返すことができる。

ここで図１３を参照するに、スマート・シェルフ・ページ１３００の追加的な例示的な機能が示されている。ユーザーが（図６〜図８に示されるように）第一のメディア資産１３１０を選択したのち、ユーザーは表示されている推薦されたメディア資産から（あるいは代替的に、図６および図７で述べたのと同様の仕方で）第二のメディア資産１３２０を選択し、該第二のメディア資産１３２０を、シェルフ１３１５の表示されている他端に置くまたは自動的に位置させることができる。推薦エンジン（たとえば推薦エンジン１１８または受信装置１０８、表示装置１１４またはタッチスクリーン装置１１６、３００内に統合されたローカルな推薦エンジン）は次いで、推薦されたメディア資産１３３０〜１３５０を、第一のメディア資産１３１０と第二のメディア資産１３２０との間で共通なまたは共有される基準に基づいて、表示してもよい。このようにして、ユーザーは、自分が好むとわかっている二つのメディア資産１３１０、１３２０を選択することができ、二つのメディア資産１３１０、１３２０の間で共有されているまたは共通の基準に基づいて推薦を受け取ることができる。これは、ユーザーの格付けまたは視聴／購入習性に基づいてデータベースを生成する時間がかかるプロセスを回避する。あるアプローチを使って、シェルフ１３１５上で左から右に行くと、選択されたメディア資産１３１０と推薦されたメディア資産１３３０の間で共通の基準は、選択されたメディア資産１３１０と推薦されたメディア資産１３４０の間で共通の基準より大きく、選択されたメディア資産１３１０と推薦されたメディア資産１３４０の間で共通の基準は、選択されたメディア資産１３１０と推薦されたメディア資産１３５０の間で共通の基準より大きいであろう。逆に、シェルフ１３１５上で右から左に行くと、選択されたメディア資産１３２０と推薦されたメディア資産１３５０の間で共通の基準は、選択されたメディア資産１３２０と推薦されたメディア資産１３４０の間で共通の基準より大きく、選択されたメディア資産１３２０と推薦されたメディア資産１３４０の間で共通の基準は、選択されたメディア資産１３１０と推薦されたメディア資産１３４０の間で共通の基準より大きいであろう。結果として、推薦メディア資産は、両方の選択されたメディア資産１３１０、１３２０と最多の基準を共有するまたは共通にもつことになる。別のアプローチを使うと、推薦エンジンは単に、メディア資産１３３０が選択されたメディア資産１３１０と少なくとも一つの基準を共通にもち、推薦されたメディア資産１３４０と少なくとも一つの基準（可能性としては選択されたメディア資産１３１０と推薦されたメディア資産１３３０の間で共通の前記少なくとも一つの基準とは異なる基準）を共通にもち、推薦されたメディア資産１３４０がメディア資産１３５０と少なくとも一つの基準を共通にもち（ここでもまた、可能性としては推薦されたメディア資産１３３０と推薦されたメディア資産１３４０の間で共通の前記少なくとも一つの基準とは異なる基準）、推薦されたメディア資産１３５０が選択されたメディア資産１３２０と少なくとも一つの基準を共通にもつ（ここでもまた、可能性としては推薦されたメディア資産１３４０と推薦されたメディア資産１３５０の間で共通の前記少なくとも一つの基準とは異なる基準）よう、二つの選択されたメディア資産の間でプロット（plot）してもよい。さらに、推薦されたメディア資産を提供するために使われる基準は、上記でより詳細に論じたように、スタジオ、サービス・プロバイダーまたはユーザーの設定に基づいて優先順位が付けられてもよい。さらに、上記で論じたように、重み付けされた基準が使われてもよい。

ここで図１４を参照するに、スマート・シェルフ・ページ１４００の追加的な例示的な機能が示されている。ひとたび選択されたメディア資産１４１０、１４２０がシェルフ１４１５に置かれたら、ユーザーは（たとえば（キーボード、マウスまたはリモコンを介した）リモート・コントロール・コマンドを使って、または上記のようなジェスチャー・ベースのコマンドを使って）スライダーまたはスライド・バー１４３０およびカーソル１４３５を作動させてもよい。スライダーまたはスライド・バー１４３０およびカーソル１４３５は、スライダーまたはスライド・バー１１２０およびカーソル１１２５（図１１参照）と同様の仕方で動作させられてもよい。スライダー１４３０およびカーソル１４３５を使って、ユーザーは、推薦されるメディア資産を生成するために使われる論理を変更してもよい。たとえば、ユーザーは、選択されたメディア資産１４１０および１４２０の間に表示される推薦されるメディア資産の数を変えてもよい。図１３では、三つの推薦されるメディア資産１３３０〜１３５０が提供された。スライダー１４３０およびカーソル１４３５の構成を使って、図１４では、五つの推薦されるメディア資産１４４０〜１４８０が表示のために選択される。図示しないもう一つの例では、ユーザーはスライダー１４３０およびカーソル１４３５構成を使って、選択されるメディア資産１４１０、１４２０および推薦されるメディア資産の間で要求される共有される基準の数を調整してもよい。

ここで図１５を参照するに、スマート・シェルフ・ページ１５００の追加的な例示的な機能が示されている。ひとたびユーザーが、スライダー１５３０およびカーソル１５３５構成を使ってシェルフ１５１５上の選択されるメディア資産１５１０、１５２０の間に表示すべき推薦されるメディア資産の数を選択したら、ユーザーはカーソル１５４０を、隣り合うメディア資産（たとえば１５７０と１５８０）の間のリンク・アイコン１５５０の一つの上に動かすことができ、それにより、該隣り合うメディア資産１５７０、１５８０がどのように関係しているか（すなわち、該隣り合うメディア資産がどんな基準を共通にもつか）をユーザーに知らせるウィンドー、ノート、ポップアップ・ウィンドー、ツールチップ・ポップアップなど１５６０を作動させることができる。たとえば、図１５に示されるように、俳優アル・パチーノがメディア資産１５８０（「ゴッドファーザー」）およびメディア資産１５７０（「ディアボロス/悪魔の扉」）に出演している。カーソル１５４０は、（キーボード、マウスまたはリモコンを介した）リモート・コントロール・コマンドを使って、または上記のようなジェスチャー・ベースのコマンドを使って動かされることができる。

ここで図１６を参照するに、ユーザーが、スマート・シェルフ・ページ１６００内の推薦されるメディア資産で自分が消費したいもの、たとえばシェルフ１６１５内の推薦されるメディア資産１６１０を見出すとき、ユーザーはそのメディア資産を（上記で論じた仕方で）ハイライトまたは選択１６２０し、選択されたメディア資産１６１０をいかにして再生、購入、ダウンロード、閲覧、記録または記録をスケジュールするかについてのさらなる詳細を提供されることができる。

ここで図１７を参照するに、上記の本開示のプロセスをより簡潔に示す例示的なフローチャート１７００が示されている。まず、ステップ１７１０において、ユーザーは第一のメディア・オブジェクトまたは資産を選択できるようにされる。次に、ステップ１７２０において、メディア・オブジェクトまたは資産の第一の集合がユーザーに対して推薦される。推薦される各メディア・オブジェクトまたは資産は、前記第一のメディア・オブジェクトまたは資産と少なくとも一つの基準または特性を共通にもつ。その後、ステップ１７３０において、ユーザーは、推薦されたメディア・オブジェクトまたは資産の前記第一の集合から第二のメディア・オブジェクトまたは資産を選択できるようにされる。最後に、ステップ１７４０において、メディア・オブジェクトまたは資産の第二の集合がユーザーに対して推薦される。推薦されるメディア・オブジェクトまたは資産の前記第二の集合中の各オブジェクトまたは資産は、前記第一および第二の選択されたメディア・オブジェクトと少なくとも一つの基準または特性を共通にもつ。

ここで図１８を参照するに、上記の本開示の代替的なプロセスをより簡潔に示す例示的なフローチャート１８００が示されている。まず、ステップ１８１０において、ユーザーは第一のメディア・オブジェクトまたは資産を選択できるようにされる。次に、ステップ１８２０において、ユーザーは、第二のメディア・オブジェクトまたは資産を選択できるようにされる。最後に、ステップ１８３０において、メディア・オブジェクトまたは資産の集合がユーザーに対して推薦される。推薦されるメディア・オブジェクトまたは資産の前記集合中の各オブジェクトまたは資産は、前記第一および第二の選択されたメディア・オブジェクトと少なくとも一つの基準または特性を共通にもつ。

本稿では本発明の教示を組み込む実施形態が詳細に示され、説明されているが、当業者は、やはりこれらの教示を組み込んでいる数多くの変形実施形態を容易に考案できる。コンテンツ検索のためのシステム、方法およびユーザー・インターフェースの好ましい実施形態（それらは限定するのではなく、例解することを意図したものである）を述べてきたが、上記の教示に照らして修正および変形が当業者によってできることを注意しておく。したがって、開示される本開示の個別的な実施形態に変更がなされてもよく、それは付属の請求項に記載される本開示の範囲内であることは理解しておくものとする
いくつかの付記を記載しておく。
〔付記１〕
メディア推薦を提供する方法であって：
ユーザーが、第一の組の特性を有する第一のメディア・オブジェクトを選択できるようにする段階と；
ユーザーが、第二の組の特性を有する第二のメディア・オブジェクトを選択できるようにする段階と；
複数の追加的なメディア・オブジェクトを推薦する段階とを含んでおり、前記複数の追加的なメディア・オブジェクトのそれぞれは、前記第一の組の特性と共通する少なくとも一つの特性および前記第二の組の特性と共通する少なくとも一つの特性を有する、
方法。
〔付記２〕
複数の追加的なメディア・オブジェクトを推薦する前記段階が、前記複数の追加的なメディア・オブジェクトをシェルフ上に水平方向に表示することを含む、付記１記載の方法。
〔付記３〕
推薦される前記複数の追加的なメディア・オブジェクトが前記シェルフ上で、前記第一の選択されたメディア・オブジェクトと前記第二の選択されたメディア・オブジェクトとの間に位置される、付記２記載の方法。
〔付記４〕
推薦される前記複数の追加的なメディア・オブジェクトの数がユーザーによって選択可能である、付記３記載の方法。
〔付記５〕
ユーザーが、推薦される前記複数の追加的なメディア・オブジェクトの数を、スライディング・スケールおよびカーソル構成を使って選択する、付記４記載の方法。
〔付記６〕
ユーザーが前記スライディング・スケールおよびカーソル構成を、マウス、キーボード、リモコン、タッチスクリーン・メディア装置およびジェスチャー認識装置（１１６、３３０）のうちの少なくとも一つを使って制御する、付記５記載の方法。
〔付記７〕
推薦される前記複数の追加的なメディア・オブジェクトと前記第一の選択されたメディア・オブジェクトおよび前記第二のメディア・オブジェクトの間で共通していることが求められる特性の数がユーザーによって選択可能である、付記３記載の方法。
〔付記８〕
ユーザーが、共通していることが求められる特性の数を、スライディング・スケールおよびカーソル構成を使って選択する、付記７記載の方法。
〔付記９〕
ユーザーが前記スライディング・スケールおよびカーソル構成を、マウス、キーボード、リモコン、タッチスクリーン・メディア装置およびジェスチャー認識装置（１１６、３３０）のうちの少なくとも一つを使って制御する、付記８記載の方法。
〔付記１０〕
推薦される前記複数の追加的なメディア・オブジェクトと前記第一の選択されたメディア・オブジェクトおよび前記第二のメディア・オブジェクトの間で共通していることが求められる特性の型が、ジャンル、タイトル、俳優、監督、映画情報、格付け、年、トーン、スタジオ、プロデューサー、脚本家、音楽情報、ポスター・アートのうちの少なくとも二つを含む、付記３記載の方法。
〔付記１１〕
共通していることが求められる特性の型が、スタジオ、サービス・プロバイダーおよびユーザーのうちの少なくとも一によって優先順位付けされる、付記１０記載の方法。
〔付記１２〕
共通していることが求められる特性の型が、スタジオ、サービス・プロバイダーおよびユーザーのうちの少なくとも一によって重み付けされる、付記１０記載の方法。
〔付記１３〕
メディア推薦を提供する方法であって：
ユーザーが、第一の組の特性を有する第一のメディア・オブジェクトを選択できるようにする段階と；
第一の複数のメディア・オブジェクトを推薦する段階であって、前記第一の複数のメディア・オブジェクトのそれぞれは、前記第一の組の特性と共通する少なくとも一つの特性を有する、段階と；
ユーザーが、前記第一の複数の推薦されたメディア・オブジェクトから、第二の組の特性を有する第二のメディア・オブジェクトを選択できるようにする段階と；
第二の複数のメディア・オブジェクトを推薦する段階であって、前記第二の複数のメディア・オブジェクトのそれぞれは、前記第一の組の特性と共通する少なくとも一つの特性および前記第二の組の特性と共通する少なくとも一つの特性を有する、段階とを含む、
方法。
〔付記１４〕
第二の複数のメディア・オブジェクトを推薦する前記段階が、前記第二の複数のメディア・オブジェクトをシェルフ上に水平方向に表示することを含む、付記１３記載の方法。
〔付記１５〕
推薦される前記第二の複数のメディア・オブジェクトが前記シェルフ上で、前記第一の選択されたメディア・オブジェクトと前記第二の選択されたメディア・オブジェクトとの間に位置される、付記１４記載の方法。
〔付記１６〕
推薦される前記第二の複数のメディア・オブジェクトの数がユーザーによって選択可能である、付記１５記載の方法。
〔付記１７〕
ユーザーが、推薦される前記第二の複数のメディア・オブジェクトの数を、スライディング・スケールおよびカーソル構成を使って選択する、付記１６記載の方法。
〔付記１８〕
ユーザーが前記スライディング・スケールおよびカーソル構成を、マウス、キーボード、リモコン、タッチスクリーン・メディア装置およびジェスチャー認識装置（１１６、３３０）のうちの少なくとも一つを使って制御する、付記１７記載の方法。
〔付記１９〕
推薦される前記第二の複数のメディア・オブジェクトと前記第一の選択されたメディア・オブジェクトおよび前記第二のメディア・オブジェクトの間で共通していることが求められる特性の数がユーザーによって選択可能である、付記１６記載の方法。
〔付記２０〕
ユーザーが、共通していることが求められる特性の数を、スライディング・スケールおよびカーソル構成を使って選択する、付記１９記載の方法。
〔付記２１〕
ユーザーが前記スライディング・スケールおよびカーソル構成を、マウス、キーボード、リモコン、タッチスクリーン・メディア装置およびジェスチャー認識装置（１１６、３３０）のうちの少なくとも一つを使って制御する、付記２０記載の方法。
〔付記２２〕
推薦される前記第二の複数のメディア・オブジェクトと前記第一の選択されたメディア・オブジェクトおよび前記第二のメディア・オブジェクトの間で共通していることが求められる特性の型が、ジャンル、タイトル、俳優、監督、映画情報、格付け、年、トーン、スタジオ、プロデューサー、脚本家、音楽情報、ポスター・アートのうちの少なくとも二つを含む、付記１５記載の方法。
〔付記２３〕
共通していることが求められる特性の型が、スタジオ、サービス・プロバイダーおよびユーザーのうちの少なくとも一によって優先順位付けされる、付記２２記載の方法。
〔付記２４〕
共通していることが求められる特性の型が、スタジオ、サービス・プロバイダーおよびユーザーのうちの少なくとも一によって重み付けされる、付記２２記載の方法。
〔付記２５〕
メディア推薦を提供するシステムであって：
ユーザーが、第一の組の特性を有する第一のメディア・オブジェクトを選択できるようにする手段と；
ユーザーが、第二の組の特性を有する第二のメディア・オブジェクトを選択できるようにする手段と；
複数の追加的なメディア・オブジェクトを推薦する手段とを有しており、前記複数の追加的なメディア・オブジェクトのそれぞれは、前記第一の組の特性と共通する少なくとも一つの特性および前記第二の組の特性と共通する少なくとも一つの特性を有する、
システム。
〔付記２６〕
メディア推薦を提供するシステムであって：
ユーザーが、第一の組の特性を有する第一のメディア・オブジェクトを選択できるようにする手段と；
第一の複数のメディア・オブジェクトを推薦する手段であって、前記第一の複数のメディア・オブジェクトのそれぞれは、前記第一の組の特性と共通する少なくとも一つの特性を有する、手段と；
ユーザーが、前記第一の複数の推薦されたメディア・オブジェクトから、第二の組の特性を有する第二のメディア・オブジェクトを選択できるようにする手段と；
第二の複数のメディア・オブジェクトを推薦する手段であって、前記第二の複数のメディア・オブジェクトのそれぞれは、前記第一の組の特性と共通する少なくとも一つの特性および前記第二の組の特性と共通する少なくとも一つの特性を有する、手段とを含む、
システム。

Claims (22)

1. メディア推薦を提供するための、システムによって実行される方法であって：
   ユーザー・インターフェースによって、第一の組の特性を有する第一のメディア・オブジェクトのユーザー選択を受領する段階と；
   前記ユーザー・インターフェースによって、第二の組の特性を有する第二のメディア・オブジェクトのユーザー選択を受領する段階と；
   推薦手段によって、複数の追加的なメディア・オブジェクトを推薦する段階であって、前記複数の追加的なメディア・オブジェクトのそれぞれは、前記第一の組の特性と共通する少なくとも一つの特性および前記第二の組の特性と共通する少なくとも一つの特性を有する、段階と；
   表示手段によって、前記複数の追加的なメディア・オブジェクトをシェルフ上に水平方向に表示のために出力する段階とを含んでおり、
   前記ユーザー・インターフェースは、ユーザーが、推薦される前記複数の追加的なメディア・オブジェクトと前記第一のメディア・オブジェクトおよび前記第二のメディア・オブジェクトの間で共通していることが求められる特性の数を選択することを許容する、方法。
2. 推薦される前記複数の追加的なメディア・オブジェクトが前記シェルフ上で、前記第一のメディア・オブジェクトと前記第二のメディア・オブジェクトとの間に位置される、請求項１記載の方法。
3. 前記ユーザー・インターフェースは、ユーザーが、推薦される前記複数の追加的なメディア・オブジェクトの数を選択することを許容する、請求項１記載の方法。
4. 前記ユーザー・インターフェースは、ユーザーが、推薦される前記複数の追加的なメディア・オブジェクトの数を、スライディング・スケールおよびカーソル構成を使って選択することを許容する、請求項３記載の方法。
5. 前記ユーザー・インターフェースは、ユーザーが、前記スライディング・スケールおよびカーソル構成を、マウス、キーボード、リモコン、タッチスクリーン・メディア装置およびジェスチャー認識装置（１１６、３３０）のうちの少なくとも一つを使って制御することを許容する、請求項４記載の方法。
6. 前記ユーザー・インターフェースは、ユーザーが、共通していることが求められる特性の数を、スライディング・スケールおよびカーソル構成を使って選択することを許容する、請求項１記載の方法。
7. 前記ユーザー・インターフェースは、ユーザーが、前記スライディング・スケールおよびカーソル構成を、マウス、キーボード、リモコン、タッチスクリーン・メディア装置およびジェスチャー認識装置（１１６、３３０）のうちの少なくとも一つを使って制御することを許容する、請求項６記載の方法。
8. 推薦される前記複数の追加的なメディア・オブジェクトと前記第一のメディア・オブジェクトおよび前記第二のメディア・オブジェクトの間で共通していることが求められる特性の型が、ジャンル、タイトル、俳優、監督、映画情報、格付け、年、トーン、スタジオ、プロデューサー、脚本家、音楽情報およびポスター・アートのうちの少なくとも二つを含む、請求項２記載の方法。
9. 共通していることが求められる特性の型が、優先順位付け手段によって、スタジオ、サービス・プロバイダーおよびユーザーのうちの少なくとも一によって優先順位付けされる、請求項８記載の方法。
10. 共通していることが求められる特性の型が、重み付け手段によって、スタジオ、サービス・プロバイダーおよびユーザーのうちの少なくとも一によって重み付けされる、請求項８記載の方法。
11. メディア推薦を提供するための、システムによって実行される方法であって：
    ユーザー・インターフェースによって、第一の組の特性を有する第一のメディア・オブジェクトのユーザー選択を受領する段階と；
    推薦手段によって、第一の複数のメディア・オブジェクトを推薦する段階であって、前記第一の複数のメディア・オブジェクトのそれぞれは、前記第一の組の特性と共通する少なくとも一つの特性を有する、段階と；
    前記ユーザー・インターフェースによって、前記第一の複数の推薦されたメディア・オブジェクトから、第二の組の特性を有する第二のメディア・オブジェクトのユーザー選択を受領する段階と；
    推薦手段によって、第二の複数のメディア・オブジェクトを推薦する段階であって、前記第二の複数のメディア・オブジェクトのそれぞれは、前記第一の組の特性と共通する少なくとも一つの特性および前記第二の組の特性と共通する少なくとも一つの特性を有する、段階と；
    表示手段によって、前記第二の複数のメディア・オブジェクトをシェルフ上に水平方向に表示のために出力する段階とを含んでおり、
    前記ユーザー・インターフェースは、ユーザーが、推薦される前記第二の複数のメディア・オブジェクトと前記第一のメディア・オブジェクトおよび前記第二のメディア・オブジェクトの間で共通していることが求められる特性の数を選択することを許容する、
    方法。
12. 推薦される前記第二の複数のメディア・オブジェクトが前記シェルフ上で、前記第一のメディア・オブジェクトと前記第二のメディア・オブジェクトとの間に位置される、請求項１１記載の方法。
13. 前記ユーザー・インターフェースは、ユーザーが、推薦される前記第二の複数のメディア・オブジェクトの数を選択することを許容する、請求項１２記載の方法。
14. 前記ユーザー・インターフェースは、ユーザーが、推薦される前記第二の複数のメディア・オブジェクトの数を、スライディング・スケールおよびカーソル構成を使って選択することを許容する、請求項１３記載の方法。
15. 前記ユーザー・インターフェースは、ユーザーが、前記スライディング・スケールおよびカーソル構成を、マウス、キーボード、リモコン、タッチスクリーン・メディア装置およびジェスチャー認識装置（１１６、３３０）のうちの少なくとも一つを使って制御することを許容する、請求項１４記載の方法。
16. 前記ユーザー・インターフェースは、ユーザーが、共通していることが求められる特性の数を、スライディング・スケールおよびカーソル構成を使って選択することを許容する、請求項１１記載の方法。
17. 前記ユーザー・インターフェースは、ユーザーが前記スライディング・スケールおよびカーソル構成を、マウス、キーボード、リモコン、タッチスクリーン・メディア装置およびジェスチャー認識装置（１１６、３３０）のうちの少なくとも一つを使って制御することを許容する、請求項１６記載の方法。
18. 推薦される前記第二の複数のメディア・オブジェクトと前記第一のメディア・オブジェクトおよび前記第二のメディア・オブジェクトの間で共通していることが求められる特性の型が、ジャンル、タイトル、俳優、監督、映画情報、格付け、年、トーン、スタジオ、プロデューサー、脚本家、音楽情報およびポスター・アートのうちの少なくとも二つを含む、請求項１２記載の方法。
19. 共通していることが求められる特性の型が、優先順位付け手段によって、スタジオ、サービス・プロバイダーおよびユーザーのうちの少なくとも一によって優先順位付けされる、請求項１８記載の方法。
20. 共通していることが求められる特性の型が、重み付け手段によって、スタジオ、サービス・プロバイダーおよびユーザーのうちの少なくとも一によって重み付けされる、請求項１８記載の方法。
21. メディア推薦を提供するシステムであって：
    ユーザーが、第一の組の特性を有する第一のメディア・オブジェクトを選択することと、第二の組の特性を有する第二のメディア・オブジェクトを選択することをできるようにする手段と；
    複数の追加的なメディア・オブジェクトを推薦する手段であって、前記複数の追加的なメディア・オブジェクトのそれぞれは、前記第一の組の特性と共通する少なくとも一つの特性および前記第二の組の特性と共通する少なくとも一つの特性を有する、手段と；
    前記複数の追加的なメディア・オブジェクトをシェルフ上に水平方向に表示のために出力する手段とを有しており、
    前記できるようにする手段は、ユーザーが、推薦される前記複数の追加的なメディア・オブジェクトと前記第一のメディア・オブジェクトおよび前記第二のメディア・オブジェクトの間で共通していることが求められる特性の数を選択することを許容する、
    システム。
22. メディア推薦を提供するシステムであって、当該システムは：
    ユーザーが、第一の組の特性を有する第一のメディア・オブジェクトを選択できるようにする手段と；
    第一の複数のメディア・オブジェクトを推薦する手段であって、前記第一の複数のメディア・オブジェクトのそれぞれは、前記第一の組の特性と共通する少なくとも一つの特性を有する、手段とを有しており、
    前記できるようにする手段はさらに、ユーザーが、前記第一の複数の推薦されたメディア・オブジェクトから、第二の組の特性を有する第二のメディア・オブジェクトを選択できるようにし；
    当該システムはさらに、
    第二の複数のメディア・オブジェクトを推薦する手段であって、前記第二の複数のメディア・オブジェクトのそれぞれは、前記第一の組の特性と共通する少なくとも一つの特性および前記第二の組の特性と共通する少なくとも一つの特性を有する、手段と、
    前記第二の複数のメディア・オブジェクトをシェルフ上に水平方向に表示のために出力する手段とを有しており、
    前記できるようにする手段は、ユーザーが、推薦される前記第二の複数のメディア・オブジェクトと前記第一のメディア・オブジェクトおよび前記第二のメディア・オブジェクトの間で共通していることが求められる特性の数を選択することを許容する、
    システム。
    

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