JP5966699B2 - 太陽光発電システム - Google Patents

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Description

本発明は、太陽光発電システムに関する。
化石燃料の枯渇や地球温暖化防止等の観点から、自然エネルギが注目されている。中でも、比較的容易に設置可能なことから、太陽エネルギを利用した太陽電池が注目されている。太陽電池は、例えば住居の屋根上、建物の屋上等に設置されている。これにより、太陽電池に対して十分な太陽光が照射され、太陽電池が効率よく発電するようになっている。
発電時、太陽電池には太陽光が照射されるため、太陽電池の温度が上昇する。太陽電池においては、自身の温度が高くなると、発電効率が低下することがある。そこで、良好な発電効率を維持するために、何らかの対策を施すことが好ましい。このような対策として、例えば特許文献1には、太陽電池アレイと蓄電池とインバータより成る太陽光発電装置において、前記太陽電池アレイの温度を制御する温度制御装置を設けることが記載されている。
特許文献1に記載の技術においては、太陽電池アレイの裏面に熱交換器が接合されている。この熱交換器には、ポンプ及びクーラが配管により連結されている。そして、配管内を熱交換用媒体が循環することにより、太陽電池アレイの温度を室温レベルにまで抑制することができるようになっている。
特開平4−127582号公報
ポンプやクーラ等の駆動には、電力が消費される。そのため、ポンプやクーラ等の消費電力が、太陽電池を冷却することによる発電量の増加(発電効率の上昇)量を上回ることがある。即ち、特許文献1に記載の技術においては、ポンプやクーラ等の消費電力が考慮されておらず、運転状況によっては、却ってエネルギを消費することがある。
本発明はこのような課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、高効率に外部へ電力を供給可能な太陽光発電システムを提供することを目的とする。
本発明者らは前記課題を解決するべく鋭意検討した結果、設定可能な全てのインバータ周波数に対応する太陽電池による発電量とシステム内の消費電力とに応じてインバータ周波数を設定し太陽電池を冷却することにより前記課題を解決できることを見出した。
本発明によれば、高効率に外部へ電力を供給可能な太陽光発電システムを提供することができる。
第1実施形態の太陽光発電システムを示す図である。 第1実施形態の太陽光発電システムにおける、電力の発電量と消費量とを示すグラフである。 第1実施形態の太陽光発電システムにおける制御フローである。 第1実施形態の太陽光発電システムにおける制御フローである。 第2実施形態の太陽光発電システムを示す図である。 第2実施形態の太陽光発電システムにおける制御フローである。 第3実施形態の太陽光発電システムを示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(本実施形態)を説明するが、本実施形態は以下の内容に何ら制限されるものではない。
[1.第1実施形態]
〔太陽光発電システムの構成〕
図1は、第1実施形態の太陽光発電システム100を示す図である。図1中、実線の矢印は、熱媒の通流方向を示している。図1に示すように、太陽光発電システム100は、太陽電池1と、熱交換器2と、冷却塔32と、ポンプ4(送液ポンプ)とを備えている。これらは、熱媒(例えば水、任意の冷媒や熱媒等)が通流する配管により接続されている。太陽電池1の裏面(太陽光が照射される面の逆側)には、熱交換器2が密着固定されている。
太陽電池1は、照射された太陽光によって励起されて発生する電子により、電力を発電(発電)するものである。このような太陽電池としては、無機材料により構成される無機太陽電池、有機材料により構成される有機太陽電池(有機薄膜太陽電池)等が挙げられる。
熱交換器2は、太陽電池1に設けられている。具体的には、本実施形態においては、太陽電池1の裏面に密着して設けられている。これにより、熱交換器2は、通流する熱媒に対して、太陽電池1の熱を与えるようになっている。即ち、熱交換器2は、通流する熱媒によって、太陽電池1を冷却するようになっている。また、熱交換器2は、図示のように、配管により、ポンプ4及び冷却塔32(いずれも詳細は後記する)に接続されている。この配管には、熱媒が通流するようになっている。
ポンプ4(送液ポンプ)は、図示しないスイッチング素子の動作により、熱交換器2に供給される熱媒の流量を変更可能になっている。具体的には、本実施形態においては、ポンプ4はスイッチング素子を備えるインバータ51によって制御される。そして、後記する演算制御部5は、インバータ51の周波数を変化させることにより、ポンプ4のスイッチング素子の動作を制御するようになっている。
即ち、ポンプ4はインバータ51により制御され、インバータ51の周波数が変更されることにより、ポンプ4に備えられるファン(図示しない)の回転速度が変更される。これにより、配管内を通流する熱媒の流量を変化させ、また、熱媒を循環させることができるようになっている。また、インバータ制御されることにより、熱媒の流量が少ない時のポンプ4の消費電力を削減することができるようになっている。また、ポンプ4は、図示のように、配管により、熱交換器2及び冷却塔32に接続されている。
冷却塔32(冷却手段)は、熱交換器2から排出され、太陽電池1の熱を吸収した熱媒の熱を放熱させるものである。冷却塔32はファン33を備え、ファン33は図示しないスイッチング素子を備えるインバータ52によって制御されるようになっている。また、前記のように、熱交換器2と冷却塔32とは配管により接続されている。そして、この配管は、冷却塔32の内部を貫通し、ファン33は、冷却塔32を貫通するこの配管に対向して備えられている。
冷却塔32においては、ファン33の駆動により外気が取り込まれると、取り込まれた外気が冷却塔32を貫通する配管に接触するようになっている。これにより、熱媒の有する熱は、接触した外気とともに、効率よく外部へ排出(放熱)されるようになっている(強制冷却)。換言すれば、配管を通流する熱媒は、外気により冷却されるようになっている。即ち、後記する演算制御部5は、インバータ52の周波数を変化させることにより、ファン33のスイッチング素子の動作を制御し、ファン33が回転して生じる気流によって、熱交換器2から排出された熱媒の熱を放熱するようになっている。そして、熱交換器2から排出された熱媒は冷却塔32にて放熱された後、熱交換器2に戻る(即ち循環する)ようになっている。
ファン33は、インバータ52により制御される。本実施形態においては、インバータ52の周波数が変更されることにより、ファン33の回転速度が変更される。これにより、配管に接触させる外気量を制御することができる。また、接触させる外気量が制御されることにより、放熱量が制御される。即ち、外気の接触量が多い場合には、より多くの熱が放熱されて熱媒がより冷却され、外気の接触量が少ない場合には、あまり多くの熱が放熱されず、熱媒の冷却度合は小さなものとなる。このようなインバータ制御により、放熱量が少ない時のファン33を備える冷却塔32の消費電力を削減することができるようになっている。
また、太陽光発電システム100は、これらの他にも、日射量を測定する日射計65、外気の湿度を測定する湿度計80、外気温度を測定する温度計79を備えている。太陽電池1は、図示しない二次電池に接続されている。即ち、太陽電池1により発電された電力は二次電池に充電される。これにより、太陽電池1で電流が流れるようになっている。
太陽光発電システム100は、前記の各手段を制御する演算制御部5を備えている。特に、演算制御部5は、ポンプ4のスイッチング素子の動作を制御するようになっている。演算制御部5は、各手段との各情報をやりとりする通信部5aと、取得した情報に基づいて演算を行う演算部5bと、取得した情報や算出された情報等を記憶する記憶部5cと、各手段の駆動を制御する制御部5dを備えている。これらは、図示しないインターフェイス及び電気信号線を介し、各手段に接続されている。
なお、演算制御部5は、いずれも図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、I/F(インターフェイス)、HDD(Hard Disk Drive)、センサ回路、制御回路等を備え、ROMに格納されている所定の制御プログラムがCPUによって実行されることにより具現化される。
〔太陽光発電システムの制御〕
太陽光発電システム100においては、太陽電池1において発電された電力が外部に供給される。特に、熱媒によって太陽電池1が冷却されながら発電するため、太陽電池1の過度の温度上昇を防止することができる。これにより、発電の高効率化を図ることができる。一方で、太陽光発電システム100の運転には、例えば、冷却塔32のファン33、ポンプ4等を駆動するために、電力が消費される。
このように、太陽光発電システム100においては、電力の発電と電力の消費とが併存することになる。そのため、電力の発電量(即ち発電量)が電力の消費量よりも多い場合には、太陽光発電システム100を運転する利点が得られるが、逆の場合には、寧ろ運転しないことが好ましい。そこで、本実施形態においては、これらの点を考慮し、太陽光発電システム100の制御が行われる。
図2は、太陽光発電システム100における、電力の発電量と消費量とを示すグラフである。図2のグラフにおいては、説明の簡略化のために、冷却塔32に備えられるファン33の回転速度が一定であるものとしている。即ち、ファン33の消費電力は一定であるものとしている。ただし、ファン33の回転速度が変化する場合でも、以下の説明が同様に適用可能である。
図2に示すように、ポンプ4を制御するインバータ51の周波数が上昇してより多くの熱媒が通流するようになると、太陽電池1の冷却が促され、太陽電池1の発電量は増加する。一方で、ポンプ4の消費電力は、周波数の3乗に比例して大きくなる。そのため、周波数が小さい増加後暫くはほとんど変化しないが、周波数がある程度(f程度)以上になると消費電力が急激に増加する。
そして、太陽光発電システム100から外部へ取り出し可能な電力は、第1実施形態においては、太陽電池1の発電量と、ポンプ4の消費電力及びファン33の消費電力(図示しないグラフ)との差分になる。即ち、図2中の「取り出し可能な電力」のグラフに示すように、インバータ周波数がfまでは、ポンプ4の消費電力がほとんど変化しないため、取り出し可能な電力も増加する。しかし、周波数がfを超えると、ポンプ4の消費電力が一気に増加するため、取り出し可能な電力は、Wmaxを境に急激に減少し始めることになる。従って、図2に示す場合には、インバータ51の周波数をfとしてポンプ4を運転することにより、取り出される電力を最大にすることができる。
図3及び図4は、太陽光発電システム100における制御フローである。太陽光発電システム100は、図2を示して説明した事項に基づいて制御される。これらの制御は、主に、演算部5bにより算出された情報に基づき、制御部5dにより行われる。
前記のように、熱媒の通流制御は以下のようにして行われる。即ち、熱交換器2に供給された熱媒は、太陽電池1から熱を奪って、冷却塔32に供給される。これにより、太陽電池1が冷却される。そして、冷却塔32に供給された、太陽電池1の熱を有する熱媒は、冷却塔32のファン33により外部に放熱される。これにより、冷媒の温度が低下する。そして、温度が低下した冷媒は熱交換器2に戻されて、再び太陽電池1から熱を奪って太陽電池1を冷却する。また、熱媒の通流制御は、ポンプ4を制御することにより行われる。
はじめに、演算制御部5に対し、日射量、外気湿度及び外気温度が入力される。これは、図示しない入力手段(キーボード、マウス、ボタン等)をユーザによって操作されることにより実行される。また、入力手段により、例えば運転開始ボタンが押下される等することにより、運転開始信号(運転開始指示)を通信部5aが受信すると、通信部5aは、日射計65、湿度計80及び温度計79からの情報を取得する(ステップS101)。そして、通信部5aにより取得された情報に基づき、演算部5bは、外気湿球温度を算出する(ステップS102)。
そして、演算部5bは、算出された外気湿球温度が冷却塔32入口の熱媒の温度と同じ温度であると仮定して、冷却塔32入口の熱媒の温度を設定する(ステップS103)。また、演算部5bは、ポンプ4に備えられるインバータ51の周波数を、インバータ51の設定可能最大周波数(初回のフロー)、又は、後記するステップS115にて所定値減少後の周波数(2回目以降のフロー)に設定する(ステップS104)。さらに、演算部5bは、冷却塔32に備えられるインバータ52の周波数を、インバータ52の設定可能最大周波数、又は、後記するステップS117にて所定値減少後の周波数(2回目以降のフロー)に設定する(ステップS105)。なお、ステップS103〜S105において設定された値は以下の算出(シミュレート)に用いられる設定値であり、この時点では、設定された値に基づく各手段の制御は為されない。
演算部5bは、インバータ51について設定された周波数に基づき、熱媒の循環量とポンプ4の消費電力とを算出する(ステップS106)。具体的な算出方法としては、試運転等により予め決定された、周波数と循環量との関係、及び、周波数と消費電力との関係に基づき、これらが決定される。
また、演算部5bは、インバータ52について設定された周波数に基づき、冷却塔32出口の熱媒の温度と冷却塔32の消費電力とを算出する(ステップS107)。具体的には、冷却塔32出口の熱媒の温度に関しては、はじめに、試運転等により予め決定された、周波数と温度変化量との関係に基づき温度変化量が計算される。そして、計算された温度変化量と、ステップS103において設定された冷却塔32入口の熱媒の温度とにより、冷却塔32出口の熱媒の温度が決定される。消費電力は、前記したポンプ4の場合と同様にして算出される。
次に、ステップS107において算出された冷却塔32出口の熱媒の温度(即ち、熱交換器2入口の熱媒の温度)と、太陽電池1の熱バランスとにより、熱交換器2出口の熱媒の温度を算出する(ステップS108)。ここで、太陽電池1の熱バランスについて説明する。
太陽電池1には太陽光が照射されるため、太陽電池1の表面温度が上昇する。ただし、照射された太陽光の全てが発電に用いられることは少なく、照射された太陽光の一部は反射する。また、太陽電池1の表面温度が上昇し、外気温度よりも高くなると、太陽電池1の表面(裏面を含む)から放熱することもある。そこで、試運転等により、日射量、外気温度及び太陽電池1と熱交換器2との間の伝熱特性等に基づき関係式(即ち熱バランス)を決定する。これにより、太陽電池1から熱交換器2を通流する熱媒への伝熱量が決定される。そして、決定された伝熱量と、熱交換器2入口の熱媒の温度とに基づき、熱交換器2出口の熱媒の温度が算出される。算出された熱媒の温度は、記憶部5cに記憶される。
算出された熱媒の温度は、記憶部5cに記憶されている前回のフローで算出された、熱交換器2出口の熱媒の温度と比較される。この比較は、演算部5bにより行われる。なお、初回のフロー時には、この比較は為されず、後記するステップS110のNo方向のフローが行われる。そして、2回目以降は、ステップS108において算出された温度が、ステップS105における冷却塔32入口の熱媒の温度として設定される。
そして、演算部5bによる比較の結果、これらの温度差が所定範囲内(例えば0.1℃以内)であれば、演算部5bは、シミュレートが収束したと判断する(ステップS110のYes方向)。一方で、これらの温度差が所定範囲に含まれていない場合(ステップS110のNo方向)、前記のステップS106〜S109が繰り返される。
設定された温度が収束したと判断された場合、演算部5bは、太陽電池1による発電量を算出する(ステップS111)。具体的には、演算部5bは、ステップS101にて取得した日射量と、日射量に基づく太陽電池1の温度(試運転等で決定された、日射量と温度との関係式により算出される)とに基づき、太陽電池1の発電量が算出される。太陽電池の発電量の算出に際しては、試運転等で決定された、太陽電池1の温度と発電効率特性との関係が考慮される。なお、収束した時の温度が、ステップS103及びS104において設定されたインバータ周波数に対応する温度になる。
そして、演算部5bは、ステップS111において算出された発電量と、ステップS106及びS107において算出された消費電力の和との差分を算出する(ステップS112)。算出された差分は、ステップS103及びS104において設定された、インバータ51,52の周波数とともに、記憶部5cに記憶される(ステップS113)。
次に、記憶されたインバータ51の周波数が最低値ではない場合(ステップS114のNo方向)、周波数を所定値減少させ(ステップS115)、ステップS106〜S113のフローが再び行われる。インバータ51の変更可能な周波数を全てシミュレートした場合(ステップS114のYes方向)、インバータ52の変更可能な周波数も同様にシミュレートされる(ステップS116のNo方向、ステップS117)。
そして、インバータ52についても、インバータ51の場合と同様にして変更可能な周波数が全てシミュレートされた場合(ステップS116のYes方向)、演算部5bはステップS113において記憶された複数の差分を比較する。そして、演算部5bは、太陽電池1の発電量の方が大きい差分であり、且つ、絶対値が最大の差分を選択し、選択された差分に対応するインバータ51,52の周波数を制御部5dに出力する(ステップS118)。制御部5dは、入力された周波数となるように、インバータ51,52を制御する(ステップS119)。これにより、太陽光発電システム100の外部に取り出される電力が最大になるように、ポンプ4及び冷却塔32が運転される。
これらのことを換言すると、演算制御部5は、太陽電池1の発電量が太陽光発電システム100の消費電力(本実施形態においては、ポンプ4及び冷却塔32の消費電力の和)を上回る場合、太陽電池1の発電量と、熱交換器2に供給される熱媒の流量に対応付けられて(本実施形態においては、インバータ51の周波数に対応付けられている。また、インバータ51の周波数が決定されれば熱媒の流量も決定される。)記憶された太陽光発電システム100の消費電力との差分を算出する。そして、演算制御部5は、算出された差分が最大となるようにポンプ4のスイッチング素子の動作を制御し、熱交換器2に供給される熱媒の流量を制御するようになっている。
なお、図示はしていないが、ステップS118で比較された際、全てのインバータ周波数において太陽電池1の発電量がシステム内の消費電力を下回る場合(例えば曇りや夜間等)、インバータ51,52の制御は行われずに、太陽光発電システム100の運転が停止される。即ち、太陽電池1の発電量が太陽光発電システム100の消費電力(本実施形態においては、ポンプ4及び冷却塔32の消費電力の和)を下回る場合、熱交換器2への熱媒の供給を停止するようになっている。
〔効果〕
このような太陽光発電システム100によれば、太陽電池1による発電量とシステム内の消費電力とを考慮しつつ外部に電力が供給されるため、太陽電池1により得られた電力を無駄に消費することなく最大限活かすことができる。
さらには、もしシステム内の消費電力が発電量を上回る場合には、冷却を行わず、システムが停止される。これにより、外部の電力を無駄に消費することがない。
[2.第2実施形態]
次に、図5及び図6を参照しながら、第2実施形態の太陽光発電システム200を説明する。なお、以下の説明においては、太陽光発電システム100と異なる点を中心に説明する。また、太陽光発電システム100と同様のものについては同じ符号を付すものとし、その詳細な説明は省略する。
図5は、第2実施形態の太陽光発電システム200を示す図である。太陽光発電システム200は、図1に示した日射計65を備えていない。その代わりに、太陽光発電システム200は、太陽電池1の電流値を測定する電流計61及び電圧値を測定する電圧計62、熱交換器2から排出される熱媒の流量を測定する流量計91及び温度を測定する温度計72、並びに、冷却塔32から排出される熱媒の温度を測定する温度計71を備えている。
そして、これらの手段により、太陽電池1に照射される日射量が算出されるようになっている。即ち、太陽光発電システム200においては、日射量が、測定手段(日射計等)による実測ではなく、各情報に基づいて算出されるようになっている。以下、具体的な算出フローを、図6を参照しながら説明する。
図6は、太陽光発電システム200における制御フローである。まず、太陽電池1が設置される場所の緯度及び経度等の位置情報が、演算部5bに入力される(ステップS201)。この入力は、図示しない入力手段によって運転開始指示が入力されたときに行われる。この位置情報は、予め入力手段により入力されて作成されたファイル(データベース等)から選択され、入力される。さらに、シミュレーション開始時刻が入力される。そして、演算部5bは、電流計61、電圧計62、温度計71,72及び流量計91から、測定値を取得する。
演算部5bは、測定された太陽電池1の電流値及び電圧値から、太陽電池1による発電量を算出する(ステップS202)。さらに、演算部5bは、算出された発電量に基づき、太陽電池1の表面温度を算出する(ステップS203)。ここで、表面温度は、太陽電池1の発電量と熱交換器2に供給及び排出される熱媒の温度とに関する所定の式(熱バランス、伝熱特性等)に基づき、算出される。
即ち、演算部5bは、熱交換器2において熱媒が受け取った熱量(即ち、太陽電池1及び熱交換器2間での熱交換量)を算出する。具体的には、温度計71により、熱交換器2入口での熱媒の温度が測定される。また、温度計72により、熱交換器2出口での熱媒の温度が測定される。そして、熱交換器2での入口及び出口の熱媒の温度の差分を算出し、この差分と流量計91により測定される熱媒の流量とにより、熱交換器2において熱媒が太陽電池1から受け取った熱量が算出される。
そして、算出された熱量、温度計79で測定された外気温、熱交換器2の伝熱特性、システム内の熱バランス等を考慮し、太陽電池1の表面温度を算出する。なお、ステップS203においては、表面温度以外にも、太陽電池1から外気(即ちシステム外)への放熱量、熱交換器2から外気への放熱量等も併せて算出される。
演算部5bは、ステップS201において入力された緯度、経度、時刻等に基づき太陽の軌道を算出し、太陽の高度及び方位角を算出する。そして、ステップS202で算出された発電量とステップS203で算出された表面温度とにより、太陽電池1への日射量が算出される(ステップS204)。この日射量は、太陽電池1の温度−伝熱特性の関係式に基づき算出される。
算出された日射量は、記憶部5cに出力され、記憶される(ステップS205)。そして、出力された日射量は、日射計65(図1参照)により測定された日射量に代えて、図3を参照しながら説明したステップS101において用いられる。これらのことを換言すると、演算制御部5は、太陽電池1の発電量と、熱交換器2入口の熱媒の温度と、熱交換器2出口の熱媒の温度を用いて太陽電池1への日射量を算出する。より具体的には、初めに太陽電池1の表面温度が算出され、算出された太陽電池1の表面温度を用いて、太陽電池1への日射量が算出される。そして、演算制御部5は、算出された日射量を用いて、ポンプ4のスイッチング素子の動作を制御するようになっている。
日射量を日射計によらず算出することにより、システム内の消費電力を削減することができる。そのため、太陽電池1により発電された電力を、より無駄なく利用することができる。
[3.第3実施形態]
次に、図7を参照しながら、第3実施形態の太陽光発電システム300を説明する。なお、以下の説明においては、太陽光発電システム100と異なる点を中心に説明する。また、太陽光発電システム100と同様のものについては同じ符号を付すものとし、その詳細な説明は省略する。
太陽光発電システム300においては、太陽光発電システム100の冷却塔32による強制冷却に代えて、自然冷却が行われている。即ち、太陽光発電システム300においては、冷却塔32が設けられておらず、代わりに配管が櫛状に設けられている。即ち、この櫛状配管34が、冷却手段に相当する。そして、例えば、ビル間等のビル風が強い場所にこの櫛状配管34を設置することにより、冷却塔32によらず熱媒の冷却が行われる。
また、ポンプ4の上流には、熱媒の温度を測定する温度計71が設けられている。これにより、自然冷却により冷却された熱媒の温度を測定し、インバータ51,52の周波数の算出に利用することができる。
太陽光発電システム300をこのように構成することにより、冷却塔に備えられるファンの消費電力を削減することができる。従って、太陽電池1により発電された電力をより効率よく利用することができる。
[4.変更例]
以上、3つの実施形態を挙げて、本実施形態を説明した。ただし、本実施形態は前記の内容に何ら制限されず、本発明の要旨を損なわない範囲で任意に変更して実施可能である。
例えば、前記した各実施形態においては、ポンプ4及びファン33は、インバータ51,52の周波数を変化させることにより制御されている。しかしながら、例えば、PAM(Pulse Amplitude Modulation)制御やPWM(Pulse Width Modulation)制御のような、周波数ではなく制御信号のデューティ比を変化させることにより制御するようにしてもよい。即ち、スイッチング素子のスイッチング動作により制御されるポンプ4とすれば、どのような構成のものを用いてもよい。また、ファン33は必ずしもスイッチング動作により制御される必要はなく、任意のファンを適用可能である。
また、前記した各実施形態においては、ポンプ4及び適宜冷却塔32を備える構成としたが、太陽光発電システムにおいては、ポンプ4を備えていれば、他にどのような手段や装置が設けられていてもよい。例えば冷却塔32から放出される熱を利用する給湯システム(図示しない)等が設けられていてもよい。また、冷却効率を高めるために、コンプレッサや膨張弁等が設けられていてもよい。そして、設けられる各手段や装置を考慮して、太陽光発電システムにおける消費電力を決定すればよい。
さらに、前記した各実施形態においては、システムの消費電力として、ポンプ4の消費電力と、冷却塔32の消費電力(第1実施形態及び第2実施形態)との2つのみを考慮している。厳密には、例えば演算制御部5も電力を消費するが、ポンプ4や冷却塔32の消費電力と比較して、通常は小さいため、前記の例では考慮していない。しかしながら、より厳密な制御を行いたい場合には、演算制御部5等の消費電力を考慮し、熱媒の流量を制御してもよい。
また、前記した各実施形態(第1実施形態及び第2実施形態)においては、熱交換器2と冷却塔32とを接続する配管での熱損失を考慮せず、例えば熱交換器2出口の熱媒の温度を冷却塔32入口の熱媒の温度としている。これは、その部分の熱損失が通常小さいためであるが、より正確な制御を行いたい場合には、例えば温度計等を適宜設け、熱損失を考慮した制御を行ってもよい。また、温度計等を設けず、例えば配管の長さに応じて熱損失を推定して考慮したうえで制御が行われるようにしてもよい。
さらに、図3及び図4を参照しながら説明した制御フローにおいては、初めにインバータ52の周波数を最大値に固定し、インバータ51の周波数を変更しているが(ステップS114及びS116)、逆であってもよい。即ち、初めにインバータ51の周波数を最大値に固定し、インバータ52の周波数を変更するようにしてもよい。さらに、初めにインバータ51の周波数を最小値に固定し、インバータ52の周波数を徐々に増加するように変更してもよい。さらには、初めにインバータ52の周波数を最小値に固定し、インバータ51の周波数を徐々に増加するように変更してもよい。
また、前記した各実施形態においては、太陽電池1と熱交換器2とは密着している。しかしながら、熱交換器2は太陽電池1に対して必ずしもこのように設けられる必要はなく、例えば熱伝導性に優れた金属板等を介して設けられていてもよい。
さらに、冷却手段は、図1(強制冷却)、図5(強制冷却)及び図7(自然冷却)の形態に何ら限定されず、どのような形態で熱媒を冷却するようにしてもよい。具体的には例えば、水冷によって冷却することも可能である。さらに、空冷する場合であっても、図示の例に何ら限定されるものではない。例えば図7では櫛状配管としているが、放熱が可能であるならば、このような櫛状とする必要はなく、単に直線状の配管としてもよい。
1 太陽電池
2 熱交換器
4 ポンプ(送液ポンプ)
5 演算制御部
32 冷却塔(冷却手段)
33 ファン
34 櫛状配管(冷却手段)
51 インバータ
52 インバータ
100 太陽光発電システム
200 太陽光発電システム
300 太陽光発電システム

Claims (4)

  1. 太陽光が照射されることにより発電する太陽電池と、
    前記太陽電池に設けられ、前記太陽電池の熱を熱媒によって吸収する熱交換器と、
    前記熱交換器に供給される熱媒の流量を変更可能な送液ポンプと、
    前記熱交換器から排出され、前記太陽電池の熱を吸収した熱媒の熱を放熱させる冷却手段と、
    前記熱交換器と前記送液ポンプと前記冷却手段とを接続し、熱媒が通流する配管と、
    前記送液ポンプの回転速度を制御する、スイッチング素子を備えた第1のインバータと、
    前記第1のインバータのインバータ周波数を変化させることにより、前記送液ポンプのスイッチング素子の動作を制御する演算制御部と、
    を備える太陽光発電システムにおいて、
    前記演算制御部は、前記太陽光発電システムの消費電力と前記太陽電池の発電量との差分を、前記送液ポンプにて設定可能な全てのインバータ周波数について算出する機能と、前記太陽電池の発電量が前記太陽光発電システムの消費電力よりも大きく、かつ、絶対値が最大である差分を選択する機能と、選択された差分に対応するインバータ周波数を前記第1のインバータに対して設定する機能とを有する
    ことを特徴とする、太陽光発電システム。
  2. 前記演算制御部は、
    前記太陽電池の発電量が前記太陽光発電システムの消費電力を下回る場合、前記熱交換器への熱媒の供給を停止させるように前記送液ポンプのスイッチング素子の動作を制御する機能をさらに有する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の太陽光発電システム。
  3. 前記冷却手段はファンを備える冷却塔であり、前記ファンはスイッチング素子を備える第2のインバータによって制御され、
    前記演算制御部は、前記太陽光発電システムの消費電力と前記太陽電池の発電量との差分を、前記ファンにて設定可能な全てのインバータ周波数について算出する機能と、前記太陽電池の発電量が前記太陽光発電システムの消費電力よりも大きく、かつ、絶対値が最大である差分を選択する機能と、選択された差分に対応するインバータ周波数を前記第2のインバータに対して設定する機能とをさらに有する
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の太陽光発電システム。
  4. 前記演算制御部は、
    前記太陽電池の発電量と、前記熱交換器の入口の熱媒の温度と、前記熱交換器の出口の熱媒の温度を用いて前記太陽電池への日射量を算出する機能と、算出された日射量を用いて、前記送液ポンプのスイッチング素子の動作を制御する機能と、をさらに有する
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の太陽光発電システム。
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