JP5964076B2 - スライド弁、及びこれを備えているガスタービン - Google Patents

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Description

本発明は、開口が形成されている弁ケーシングと、開口が形成され、弁ケーシングに対して相対移動可能なスライド板とを有するスライド弁、及びこれを備えているガスタービンに関する。
以下の特許文献1には、スライド弁を備えているガスタービンが開示されている。このガスタービンは、空気を圧縮して圧縮空気を生成する圧縮機と、燃料を圧縮空気に混合して燃焼させ燃焼ガスを生成する複数の燃焼器と、燃焼ガスにより駆動するタービンとを備えている。複数の燃焼器は、タービンロータの回転軸線を中心として、周方向に並んで配置されている。各燃焼器は、燃焼ガスをタービンロータの動翼に導く尾筒を有し、この尾筒には、圧縮機からの圧縮空気を尾筒内に導くバイパス管が接続されている。
このガスタービンでは、複数の燃焼器毎のバイパス管に対するバイパス弁として、前述のスライド弁を用いている。バイパス弁としてのスライド弁は、タービンロータの回転軸線を中心として環状を成し、複数の燃焼器毎のバイパス管の開口と連通した第一開口が形成されている弁ケースと、回転軸線を中心として環状を成し、弁ケーシングの複数の第一開口に対応付けられている複数の第二開口が形成され、弁ケーシングに対して周方向に移動可能に設けられているスライド板と、スライド板を弁ケーシングに押し付ける押付機構とを有している。
押付機構は、スライド板に対して転がり接触する複数の車輪と、複数の車輪を一括してスライド板に押し付ける一つの板バネと、を有している。
特開2003−4233号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のスライド弁では、スライド板における車輪との接触部分の磨耗が進み易く、これにより、比較的短期間のうちに、板バネの変位量が大きくなり、スライド板を所定以上の押圧力で弁ケーシングに押し付けることができなくなる、という問題点がある。
そこで、本発明は、以上のような従来技術の問題点に着目し、長期間に渡って、スライド板を所定以上の押圧力で弁ケーシングに押し付けることができるスライド弁、及びこれを備えているガスタービンを提供することを目的とする。
上記問題点を解決するためのスライド弁は、
第一開口が形成されている弁ケーシングと、第二開口が形成され、前記第一開口と該第二開口とが連通している開状態と該第一開口が塞がっている閉状態とに変位可能に、前記弁ケーシングの内面に接触しつつ移動するスライド板と、前記スライド板を前記弁ケーシングに押付ける押付機構と、を備え、
前記押付機構は、前記スライド板の移動方向に広がった押付面が形成されているパッドと、前記パッドの前記押付面を前記スライド板に接触させ、且つ該スライド板が前記弁ケーシングの前記内面に接触する接触側に、該パッドを該スライド板に対して押し付けるバネと、を有することを特徴とする。
当該スライド弁では、パッドの押付面がスライド板の移動方向に広がっているため、パッドとスライド板との接触面積を大きくすることができ、スライド板に対するパッドの接触圧を小さくすることができる。このため、スライド板の磨耗を抑えることができる。
ここで、上記問題点を解決するための発明に係るスライド弁は、
記スライド弁において、前記パッドの前記押付面を含む部分と、該パッドが接触する前記スライド板の摺接面を含む部分とのうち、一方の部分がクロム及びタングステンを含むコバルト基合金で形成され、他方の部分がカーバイドで形成されていていることを特徴とする。
クロム及びタングステンを含むコバルト基合金とカーバイドは、いずれも高硬度材料である。したがって、当該スライド弁では、スライド板及びパッドの磨耗をより抑えることができる。しかも、カーバイドとステライトとの組み合わせは、焼付きし難い組み合わせであるため、当該スライド弁では、スライド板に対する押付パッドの焼付きを防ぐことができる。
また、上記問題点を解決するための発明に係るスライド弁は、
以上のいずれかの前記スライド弁において、前記スライド板は、スライド板本体と、前記摺接面を含む部分を成すライナーと、該ライナーを前記スライド板本体に着脱可能に固定する固定具と、を有していることを特徴とする。
当該スライド弁では、スライド板の摺接面が磨耗しても、ライナーを交換することで、極めて容易に、スライド板の磨耗を修復することができる。
また、上記問題点を解決するための発明に係るスライド弁は、
以上のいずれかの前記ススライド弁において、前記押付機構は、前記パッドを保持する保持体と、弁ケーシングに固定され、該保持体を支える支持体と、を有し、前記バネは、該バネの弾性方向における一方の端部が前記保持体で受けられ、他方の端部が前記支持体で受けられて、該保持体を前記接触側に押し、前記支持体には、前記保持体の外周面に接触して、該保持体の前記接触側への移動を案内するガイド面が形成されていることを特徴とする。
当該スライド弁では、保持体をぐらつかせることなく、バネで接触側に押すことができる。このため、パッドをぐらつかせずにスライド板に押し付けることができ、スライド板の偏磨耗等を防ぐことができる。
また、上記問題点を解決するための発明に係る以上のいずれかの前記スライド弁において、前記バネは、コイルバネであることが好ましい。さらに、前記バネは、前記スライド板に対して並列配置された複数のコイルバネであってもよい。
コイルバネは、その弾性変形方向のバネ長寸法に対して、弾性変形方向に垂直なバネ幅寸法が相対的に短く、バネの収容スペースの制約があっても、バネストロークを大きくすることができる。このため、当該スライド弁では、スライド板や押付パッドの磨耗がある程度進んでも、スライド板に対する押付パッドの押付力を所定範囲内に維持することができ、衝突磨耗のさらなる進行を抑えることができる。
また、上記問題点を解決するための発明に係るスライド弁は、
以上のいずれかの前記ススライド弁において、前記バネは、前記スライド板に対して並列配置された複数のコイルバネであり、前記押付機構は、複数の前記コイルバネ毎に、当該コイルバネの弾性力を調節する弾性力調節具を有することを特徴とする。
当該スライド弁では、容易に、スライド板に対する押付力分布の均等化を図ることができる。
また、上記問題点を解決するための発明に係る以上のいずれかの前記スライド弁において、前記弁ケーシング及び前記スライド板は、いずれも、該弁ケーシングに対する該スライド板の相対移動方向に延び、前記弁ケーシングには、前記相対移動方向に並ぶ複数の前記第一開口が形成され、前記スライド板には、前記相対移動方向に並ぶ複数の前記第二開口が形成されていてもよい。
また、前記問題点を解決するための発明に係るガスタービンは、
以上のいずれかの前記スライド弁と、空気を圧縮して圧縮空気を生成する圧縮機と、燃料を圧縮空気に混合して燃焼させ燃焼ガスを生成する複数の燃焼器と、燃焼ガスにより駆動するタービンと、を備え、前記タービンは、前記燃焼ガスにより回転するロータと、該ロータを回転可能に支持するケーシングとを有し、複数の前記燃焼器は、前記ロータの回転軸線を中心として、周方向に並んで前記タービンの前記ケーシングに設けられ、前記燃焼器は、前記燃焼ガスを前記ロータの動翼に導く尾筒を有し、該尾筒には、前記圧縮機からの圧縮空気を該尾筒内に導くバイパス管が接続され、前記スライド弁の前記弁ケーシングは、前記回転軸線を中心として環状を成し、複数の前記燃焼器毎の前記バイパス管の開口と連通した前記第一開口が形成され、前記スライド弁の前記スライド板は、前記回転軸線を中心として環状を成し、前記弁ケーシングの複数の前記第一開口に対応付けられている複数の第二開口が形成され、該弁ケーシングに対して前記周方向に移動可能に設けられていることを特徴とする。
当該ガスタービンも、前記スライド弁を有しているので、スライド弁におけるスライド板の磨耗を抑えることができる。
本発明によれば、スライド板の磨耗を抑えることができるので、スライド板をバネにより長期間に渡って所定以上の押圧力で弁ケーシングに押し付けることができる。
本発明に係る一実施形態におけるガスタービンの要部切欠側面図である。 本発明に係る一実施形態におけるガスタービンの要部断面図である。 本発明に係る一実施形態におけるスライド弁の要部正面図である。 図3におけるIV−IV線断面図である。 本発明に係る一実施形態における押付機構の正面図である。 図5におけるVI−VI線断面図である。
以下、本発明に係るガスタービンの一実施形態について、図1〜図6を参照して詳細に説明する。
本実施形態のガスタービンは、図1に示すように、空気を圧縮して圧縮空気を生成する圧縮機10と、燃料供給源からの燃料を圧縮空気に混合して燃焼させ燃焼ガスを生成する複数の燃焼器20と、燃焼ガスにより駆動するタービン30と、スライド弁40とを備えている。
タービン30は、ケーシング31と、このケーシング31内で回転するロータ32とを備えている。このロータ32には、例えば、このロータ32の回転で発電する発電機(図1)が接続されている。なお、以下では、ロータ32の回転中心となる回転軸線Arが延びている方向を軸線方向Daとし、この回転軸線Arに対する周方向を単に周方向Dcとする。
ロータ32は、回転軸線Arを中心として軸線方向Daに延びているロータ本体33と、軸線方向Daに並んでロータ本体33に固定されている複数の動翼段34と、を有している。各動翼段34は、ロータ本体33の周方向Dcに並んでいる複数の動翼35で構成されている。ケーシング31の内周には、複数の動翼段34のそれぞれの上流側の位置に静翼段36が固定されている。各静翼段36は、いずれも、周方向Dcに並んでいる複数の静翼37で構成されている。
複数の燃焼器20は、周方向Dcに並んだ状態でケーシング31に固定されている。
燃焼器20は、図2に示すように、高温・高圧の燃焼ガスGをタービン30に送る尾筒22と、この尾筒22内に燃料及び圧縮空気を供給する燃料供給器21と、を有している。尾筒22の下流端開口23は、タービン30の第一段入口39に接続されている。これにより、尾筒22から流出した燃焼ガスGは、タービン30のケーシング31内に配置されている複数の静翼37及び複数の動翼35に導かれる。尾筒22には、燃料供給器21を介さずに圧縮機10からの圧縮空気Aを尾筒22内に導くバイパス管25が接続されている。
前述のスライド弁40は、複数の燃焼器20毎のバイパス管25に対するバイパス弁として機能する。
本実施形態のスライド弁40は、図3に示すように、回転軸線Arを中心として環状を成し、複数の燃焼器20毎のバイパス管25(図2)の開口と連通した開口(以下、ケーシング開口(第一開口)とする)44が形成されている弁ケーシング41と、回転軸線Arを中心として環状を成し、弁ケーシング41の複数のケーシング開口44に対応付けられている複数の開口(以下、板開口(第二開口)とする)64が形成されているスライド板60と、スライド板60を弁ケーシング41に押し付ける押付機構70と、回転軸線Arを中心とする周方向Dcにスライド板60を回転移動させる駆動装置90(図2)と、弁ケーシング41に対するスライド板60の移動をガイドするガイドローラ95と、を有している。
このスライド弁40は、スライド板60の板開口64と弁ケーシング41のケーシング開口44とが連通している開状態と、この弁ケーシング41のケーシング開口44がスライド板60で塞がっている閉状態とに、スライド板60が移動することで、バイパス管25に対するバイパス弁として機能する。
スライド板60は、図4及び図6に示すように、回転軸線Arを中心として環状を成すと共に、軸線方向Daを厚さ方向Tとする環状板で形成されているスライド板本体61と、スライド板本体61の厚さ方向Tの一方の面に配置されているライナー65と、このライナー65をスライド板本体61に固定する固定具としてのライナーネジ68と、を有している。
スライド板本体61には、その厚さ方向Tに貫通した前述の板開口64が形成されている。
ライナー65のスライド板本体61と反対側の面は、押付機構70の一部が摺接する第一摺接面66を成している。このライナー65の第一摺接面66を含む部分は、例えばカーバイドで形成されている。また、スライド板本体61の厚さ方向Tの他方の面は、弁ケーシング41と摺接する第二摺接面62を成している。このスライド板本体61の第二摺接面62を含む部分も、第一摺接面66を含む部分と同様、例えばカーバイドで形成されている。
なお、スライド板60の第一摺接面66及び第二摺接面62は、いずれも、スライド板本体61の厚さ方向Tに対して垂直で、弁ケーシング41に対する相対移動方向である周方向Dcに広がった面である。
弁ケーシング41は、ケーシング本体42と、ケーシング本体42内に配置されるパッド(以下、ケーシングパッドとする)51と、ケーシング本体42の内側へのケーシングパッド51の突出量を調節するパッドネジ54と、を有している。
ケーシング本体42は、スライド板60の第二摺接面62と対向する受け壁43と、受け壁43の外周縁からスライド板本体61の厚さ方向Tに延びる外周壁47oと、受け壁43の内周縁からスライド板本体61の厚さ方向Tに延びる内周壁47iと、を有している。
弁ケーシング41のケーシング開口44は、この受け壁43に形成されている。また、受け壁43には、この受け壁43でスライド板60の第二摺接面62と対向する内面45から、スライド板本体61の厚さ方向Tに凹んで、ケーシングパッド51が入るパッド収納穴46が形成されている。ケーシングパッド51には、弁ケーシング41のパッド収納穴46に入れられた状態で、受け壁43の内面45と実質的に平行な内面52が形成されている。弁ケーシング41の内面は、このケーシングパッド51の内面52と受け壁43の内面45で形成されている。このケーシングパッド51の内面52を含む部分は、例えば、クロム及びタングステンを含むコバルト基合金、具体的には、ステライト(Deloro Stellite Groupの商標)で形成されている。なお、受け壁43の内面45は、スライド板本体61の厚さ方向Tに対して垂直で、スライド板60の相対移動方向である周方向Dcに広がった面である。
弁ケーシング41の外周壁47oには、スライド板60の外周面に対向して、スライド板60の周方向Dcへの回転移動をガイドする外周ガイド面48oが形成されている。また、弁ケーシング41の内周壁47iには、スライド板60の内周面に対向して、スライド板60の周方向Dcへの回転移動をガイドする内周ガイド面48iが形成されている。
ガイドローラ95は、図3に示すように、外周面が弁ケーシング41の外周壁47o及び内周壁47iと対向するよう、その回転軸96(図3)が回転軸線Arと平行に、スライド板60に取り付けられている。
本実施形態のスライド弁40は、複数の押付機構70(図3)を備えている。複数の押付機構70は、環状の弁ケーシング41に沿い且つ周方向Dcに間隔をあけて配置されている。
押付機構70は、図4及び図6に示すように、スライド板60が弁ケーシング41の内面に接触する接触側Scにこのスライド板60を押すパッド(以下、押付パッドとする)81と、この押付パッド81を保持する保持体71と、スライド板60側への押付パッド81の突出量を調節するパッドネジ84と、押付パッド81を接触側Scに押す複数のコイルバネ75と、弁ケーシング41に固定され保持体71を支持する支持体85と、コイルバネ75の弾性力を調節する弾性力調節ネジ78と、支持体85に対する保持体71の移動方向をガイドするガイドピン79と、を有している。
なお、前述の接触側Scは、スライド板本体61の厚さ方向Tであって、スライド板60を基準にして、弁ケーシング41の受け壁43が存在する側である。また、以下では、この厚さ方向Tで、接触側Scの反対側を非接触側Suとする。また、支持体85に対する保持体71の移動方向は、スライド板本体61の厚さ方向Tである。
支持体85は、保持体71の非接触側Suを覆うカバー部86と、保持体71の前述の移動方向をガイドするガイド部87と、支持体85自体を弁ケーシング41に固定するためのフランジ部88と、を有している。
支持体85のフランジ部88は、弁ケーシング41の外周壁47oにおける非接触側Suの端部及び内周壁47iにおける非接触側Suの端部に、ボルト89で固定されている。
支持体85のカバー部86は、弁ケーシング41内に配置されたスライド板60の非接触側Suに、保持体71を収納する収納空間Hを確保しつつ、前述したように、この保持体71を覆うものである。支持体85のガイド部87には、収納空間H内に配置された保持体71の外周面に接触して、この保持体71の移動をガイドするガイド面87gが形成されている。なお、ここでの保持体71の外周面とは、スライド板本体61の厚さ方向Tに対して垂直な各方向を向く面、つまり、この厚さ方向Tに広がっている面である。したがって、ガイド部87のガイド面87gも、この厚さ方向Tに広がっている。
保持体71は、前述したように、スライド板60と支持体85のカバー部86との間の収納空間H内に配置されている。ガイドピン79は、その接触側Scの端部が保持体71に捻じ込まれ、その非接触側Suの端部が支持体85のカバー部86に対して摺動可能に挿通されている。このガイドピン79は、図5に示すように、スライド板本体61の厚さ方向T側から見た際の保持体71のほぼ中央部に捻じ込まれている。よって、この保持体71は、支持体85のガイド部87により、その外周面が移動方向にガイドされ、ガイドピン79により、その中央部が移動方向に及びガイドされる。
保持体71の非接触側Suには、図4及び図6に示すように、接触側Scに凹んでコイルバネ75が入る円柱状のバネ収納穴73が形成されている。コイルバネ75は、このバネ収納穴73内に、その弾性変形方向がスライド板本体61の厚さ方向Tを向くように入れられている。このコイルバネ75の接触側Scの端部は、バネ収納穴73の底に配置されているバネ受け座76aにより支持されている。また、このコイルバネ75の非接触側Suの端部もバネ受け座76bにより支持されている。この非接触側Suのバネ受け座76bは、支持体85のカバー部86に取り付けられた弾性力調節ネジ78の端部に取り付けられている。弾性力調節ネジ78は、支持体85のカバー部86に、非接触側Suから接触側Scに向かって捻じ込まれており、この捻じ込み量を変えることで、非接触側Suのバネ受け座76bの位置を変えることができる。従って、この弾性力調節ネジ78の支持体85に対する捻じ込み量を変えることで、コイルバネ75の弾性変形量、言い換えると、コイルバネ75の弾性力を調節することができる。
コイルバネ75は、図5に示すように、スライド板本体61の厚さ方向T側から見た際の保持体71において、環状のスライド板60の外周縁と内周縁の中央部に相当する位置に、周方向Dcに並んで2個配置されている。
保持体71の接触側Scには、図4及び図6に示すように、非接触側Suに凹んだパッド収納穴72が形成されている。押付パッド81はこのパッド収納穴72に入っている。この押付パッド81には、スライド板60の第一摺接面66に接触する押付面82が形成されている。この押付面82は、押付パッド81がパッド収納穴72に入っている状態で、スライド板本体61の厚さ方向Tに対して垂直で、スライド板60の相対移動方向である周方向Dcに広がった面である。この押付パッド81の押付面82を含む部分は、ケーシングパッド51と同様、例えば、クロム及びタングステンを含むコバルト基合金、具体的には、ステライト(Deloro Stellite Groupの商標)で形成されている。
保持体71は、図5に示すように、スライド板本体61の厚さ方向T側から見た際の形状が長方形状を成しており、押付パッド81は、この保持体71の四隅の部分に配置されている。
ここで、改めて、特許文献1に記載のスライド弁について説明する。
このスライド弁で、スライド板と、このスライド板に板バネで押し付けられている車輪との接触部分の磨耗について調べてみたところ、スライド板が弁ケーシングに対して周方向への相対移動することに伴う磨耗ではなく、スライド板が弁ケーシングに対して特定の位置に位置している際の衝突磨耗であることが分かった。これは、弁ケーシングに対して周方向に相対移動不能に設けられている車輪の磨耗痕が、弁ケーシングに対するスライド板の相対移動方向に延びるものではなかったからである。
ところで、このスライド板と車輪との接触は、円柱状の車輪の母線とスライド板の平面との線接触である。このため、スライド板と車輪との接触面積が小さく、スライド板と車輪との接触圧が高くなり、衝突磨耗が進むと考えられる。
そこで、本実施形態では、スライド板60の第一摺接面66に接触する押付パッド81の押付面82を、スライド板60の移動方向に広がった面にして、スライド板60と押付パッド81との接触を面接触にしている。この結果、スライド板60と押付パッド81との接触面積が大きくなり、スライド板60と押付パッド81との接触圧が低くなり、衝突磨耗を抑えることができる。
また、本実施形態では、スライド板60の第一摺接面66を含む部分を例えばカーバイドで形成し、押付パッド81の押付面82を含む部分を例えばクロム及びタングステンを含むコバルト基合金、具体的には、ステライト(Deloro Stellite Groupの商標)で形成している。これらの二材料は、いずれも高硬度材料である。したがって、スライド板60の接触磨耗をより抑えることができる。しかも、カーバイドとステライトとの組み合わせは、焼付きし難い組み合わせであるため、本実施形態では、スライド板60に対する押付パッド81の焼付きを防ぐことができる。
また、本実施形態では、弁ケーシング41とスライド板60との接触部分も、スライド板60と押付パッド81との関係と同様、この接触部分を成す一方の部材がカーバイドで形成され、他方の部材がステライトで形成されている。よって、この接触部分の磨耗を抑えることができると共に、この接触部分の焼き付きを防ぐことができる。
また、本実施形態では、押付パッド81をスライド板60に押し付けるバネとして、コイルバネ75を用いている。このため、特許文献1に記載のスライド弁のように、車輪をスライド板に押し付けるバネとして板バネを用いるよりも、所定範囲内の押付力(弾性力)を発生するバネのストローク(弾性変形量)の範囲を広くすることができる。これは、板バネが、その構造上、弾性変形方向のバネ長寸法に対して、この弾性変形方向に垂直な方向のバネ幅寸法が相対的に長く、バネの収容スペースの制約から、バネストロークが短くなってしまうのに対して、コイルバネ75は、バネ長寸法に対して、バネ幅寸法が相対的に短く、バネの収容スペースの制約があっても、バネストロークを大きくし易いからである。よって、本実施形態では、スライド板60や押付パッド81の磨耗がある程度進んでも、スライド板60に対する押付パッド81の押付力を所定範囲内に維持することができ、衝突磨耗のさらなる進行を抑えることができる。
また、本実施形態では、スライド板60に対して複数のコイルバネ75を並列配置し、複数のコイルバネ75毎に弾性力調節ネジ(弾性力調節具)78を設けたので、容易に、スライド板60に対する押付力分布の均等化を図ることができる。
また、本実施形態では、各パッド51,81は、いずれも、パッドネジ54,84で、その突出量を調節することができる。
さらに、本実施形態では、スライド板60の第一摺接面66や押付パッド81の磨耗が進んでも、押付パッド81、及びスライド板60の第一摺接面66が形成されているライナー65を交換することで、容易に元の状態に修復することができる。なお、以上の実施形態では、スライド板本体61の非接触側Suに押付パッド81と接触するライナー65を設けているが、スライド板本体61の接触側Scに弁ケーシング41の内面と接触するライナーを設けてもよい。この場合、このライナーも、ネジ等で着脱可能であることが好ましい。
また、本実施形態では、各パッド51,81をステライトで形成し、各パッド51,81が接触する側をカーバイドで形成しているが、各パッド51,81をカーバイドで形成し、各パッド51,81が接触する側をステライトで形成してもよい。
10:圧縮機、20:燃焼器、22:尾筒、25:バイパス管、30:タービン、31:ケーシング、32:ロータ、40:スライド弁、41:弁ケーシング、44:ケーシング開口(第一開口)、60:スライド板、61:スライド板本体、64:板開口(第二開口)、65:ライナー、66:第一摺接面、68:ライナーネジ、70:押付機構、71:保持体、75:コイルバネ、78:弾性力調節ネジ、81:押付パッド、82:押付面、85:支持体、87g:ガイド面、90:駆動装置

Claims (9)

  1. 第一開口が形成されている弁ケーシングと、
    第二開口が形成され、前記第一開口と該第二開口とが連通している開状態と該第一開口が塞がっている閉状態とに変位可能に、前記弁ケーシングの内面に接触しつつ移動するスライド板と、
    前記スライド板を前記弁ケーシングに押付ける押付機構と、
    を備え、
    前記押付機構は、
    前記スライド板の移動方向に広がった押付面が形成されているパッドと、
    前記パッドの前記押付面を前記スライド板に接触させ、且つ該スライド板が前記弁ケーシングの前記内面に接触する接触側に、該パッドを該スライド板に対して押し付けるバネと、
    を有し、
    前記パッドの前記押付面を含む部分と、該パッドが接触する前記スライド板の摺接面を含む部分とのうち、一方の部分がクロム及びタングステンを含むコバルト基合金で形成され、他方の部分がカーバイドで形成されている、
    ことを特徴とするスライド弁。
  2. 第一開口が形成されている弁ケーシングと、
    第二開口が形成され、前記第一開口と該第二開口とが連通している開状態と該第一開口が塞がっている閉状態とに変位可能に、前記弁ケーシングの内面に接触しつつ移動するスライド板と、
    前記スライド板を前記弁ケーシングに押付ける押付機構と、
    を備え、
    前記押付機構は、
    前記スライド板の移動方向に広がった押付面が形成されているパッドと、
    前記パッドの前記押付面を前記スライド板に接触させ、且つ該スライド板が前記弁ケーシングの前記内面に接触する接触側に、該パッドを該スライド板に対して押し付けるバネと、
    を有し、
    前記スライド板は、スライド板本体と、前記パッドが接触する該スライド板の摺接面を含む部分を成すライナーと、該ライナーを前記スライド板本体に着脱可能に固定する固定具と、を有する、
    ことを特徴とするスライド弁。
  3. 第一開口が形成されている弁ケーシングと、
    第二開口が形成され、前記第一開口と該第二開口とが連通している開状態と該第一開口が塞がっている閉状態とに変位可能に、前記弁ケーシングの内面に接触しつつ移動するスライド板と、
    前記スライド板を前記弁ケーシングに押付ける押付機構と、
    を備え、
    前記押付機構は、
    前記スライド板の移動方向に広がった押付面が形成されているパッドと、
    前記パッドの前記押付面を前記スライド板に接触させ、且つ該スライド板が前記弁ケーシングの前記内面に接触する接触側に、該パッドを該スライド板に対して押し付けるバネと、
    記パッドを保持する保持体と、
    弁ケーシングに固定され、該保持体を支える支持体と、を有し、
    前記バネは、該バネの弾性方向における一方の端部が前記保持体で受けられ、他方の端部が前記支持体で受けられて、該保持体を前記接触側に押し、
    前記支持体には、前記保持体の外周面に接触して、該保持体の前記接触側への移動をガイドするガイド面が形成されている、
    ことを特徴とするスライド弁。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載のスライド弁において、
    前記バネは、コイルバネである、
    ことを特徴とするスライド弁。
  5. 第一開口が形成されている弁ケーシングと、
    第二開口が形成され、前記第一開口と該第二開口とが連通している開状態と該第一開口が塞がっている閉状態とに変位可能に、前記弁ケーシングの内面に接触しつつ移動するスライド板と、
    前記スライド板を前記弁ケーシングに押付ける押付機構と、
    を備え、
    前記押付機構は、
    前記スライド板の移動方向に広がった押付面が形成されているパッドと、
    前記パッドの前記押付面を前記スライド板に接触させ、且つ該スライド板が前記弁ケーシングの前記内面に接触する接触側に、該パッドを該スライド板に対して押し付けるバネと、
    を有し、
    前記バネは、前記スライド板に対して並列配置された複数のコイルバネであり、
    前記押付機構は、複数の前記コイルバネ毎に、当該コイルバネの弾性力を調節する弾性力調節具を有する、
    ことを特徴とするスライド弁。
  6. 請求項1、2、5のいずれか一項に記載のスライド弁において、
    前記押付機構は、前記パッドを保持する保持体と、弁ケーシングに固定され、該保持体を支える支持体と、を有し、
    前記バネは、該バネの弾性方向における一方の端部が前記保持体で受けられ、他方の端部が前記支持体で受けられて、該保持体を前記接触側に押し、
    前記支持体には、前記保持体の外周面に接触して、該保持体の前記接触側への移動をガイドするガイド面が形成されている、
    ことを特徴とするスライド弁。
  7. 請求項1からのいずれか一項に記載のスライド弁において、
    前記弁ケーシング及び前記スライド板は、いずれも、該弁ケーシングに対する該スライド板の相対移動方向に延び、
    前記弁ケーシングには、前記相対移動方向に並ぶ複数の前記第一開口が形成され、
    前記スライド板には、前記相対移動方向に並ぶ複数の前記第二開口が形成されている、
    ことを特徴とするスライド弁。
  8. ライド弁と、空気を圧縮して圧縮空気を生成する圧縮機と、燃料を圧縮空気に混合して燃焼させ燃焼ガスを生成する複数の燃焼器と、燃焼ガスにより駆動するタービンと、を備え、
    前記スライド弁は、第一開口が形成されている弁ケーシングと、第二開口が形成され、前記第一開口と該第二開口とが連通している開状態と該第一開口が塞がっている閉状態とに変位可能に、前記弁ケーシングの内面に接触しつつ移動するスライド板と、前記スライド板を前記弁ケーシングに押付ける押付機構と、を備え、
    前記押付機構は、前記スライド板の移動方向に広がった押付面が形成されているパッドと、前記パッドの前記押付面を前記スライド板に接触させ、且つ該スライド板が前記弁ケーシングの前記内面に接触する接触側に、該パッドを該スライド板に対して押し付けるバネと、を有し、
    前記弁ケーシング及び前記スライド板は、いずれも、該弁ケーシングに対する該スライド板の相対移動方向に延び、前記弁ケーシングには、前記相対移動方向に並ぶ複数の前記第一開口が形成され、前記スライド板には、前記相対移動方向に並ぶ複数の前記第二開口が形成され
    前記タービンは、前記燃焼ガスにより回転するロータと、該ロータを回転可能に支持するケーシングとを有し、
    複数の前記燃焼器は、前記ロータの回転軸線を中心として、周方向に並んで前記タービンの前記ケーシングに設けられ、
    前記燃焼器は、前記燃焼ガスを前記ロータの動翼に導く尾筒を有し、該尾筒には、前記圧縮機からの圧縮空気を該尾筒内に導くバイパス管が接続され、
    前記スライド弁の前記弁ケーシングは、前記回転軸線を中心として環状を成し、複数の前記燃焼器毎の前記バイパス管の開口と連通した前記第一開口が形成され、
    前記スライド弁の前記スライド板は、前記回転軸線を中心として環状を成し、前記弁ケーシングの複数の前記第一開口に対応付けられている複数の第二開口が形成され、該弁ケーシングに対して前記周方向に移動可能に設けられている、
    ことを特徴とするガスタービン。
  9. 請求項7に記載のスライド弁と、空気を圧縮して圧縮空気を生成する圧縮機と、燃料を圧縮空気に混合して燃焼させ燃焼ガスを生成する複数の燃焼器と、燃焼ガスにより駆動するタービンと、を備え、
    前記タービンは、前記燃焼ガスにより回転するロータと、該ロータを回転可能に支持するケーシングとを有し、
    複数の前記燃焼器は、前記ロータの回転軸線を中心として、周方向に並んで前記タービンの前記ケーシングに設けられ、
    前記燃焼器は、前記燃焼ガスを前記ロータの動翼に導く尾筒を有し、該尾筒には、前記圧縮機からの圧縮空気を該尾筒内に導くバイパス管が接続され、
    前記スライド弁の前記弁ケーシングは、前記回転軸線を中心として環状を成し、複数の前記燃焼器毎の前記バイパス管の開口と連通した前記第一開口が形成され、
    前記スライド弁の前記スライド板は、前記回転軸線を中心として環状を成し、前記弁ケーシングの複数の前記第一開口に対応付けられている複数の第二開口が形成され、該弁ケーシングに対して前記周方向に移動可能に設けられている、
    ことを特徴とするガスタービン。
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