JP5963049B2 - 石油コークスの搬送システム - Google Patents

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Description

本発明は、石油コークスを効率的に搬送して燃料として有効活用する石油コークスの搬送システムに関するものである。
石炭、石油、或いは天然ガス等の化石燃料を、燃焼装置で燃焼させて熱エネルギを得るという手法は、従来から様々な事業分野において、幅広く利用されている。
例えば、発電所等の設備施設においては、ボイラで化石燃料を燃焼させることにより、多量の水蒸気を発生させて発電機のタービンを回転させることによって電力を得る。
また、工場等の設備施設においては、燃焼装置から取り出した熱エネルギを使用して、水蒸気を発生させる、製品を乾燥させる、或いは、製品を焼成する等しており、様々な形で化石燃料の熱エネルギを利用している。
ところで、近年、化石燃料の高騰化が進んだこともあって、価格の高価な石油等の液体燃料を、価格の安価な石炭等の固体燃料に、切り替えようとする動きが、一部の事業分野で見受けられるようになってきた。
ここで、固体燃料の1つである石炭の場合について簡単に説明する。
通常、石炭は、搬送中に火災や爆発等しないように、数cmないし数十cm程度の大きさの石炭塊として、燃焼装置のある設備施設まで搬送される。
しかし、搬送されてきた塊状の石炭を、そのまま燃焼装置に燃料として投入すると燃焼効率が良くないため、燃焼装置のある設備施設では、塊状の石炭を、設備施設内に備えた粉砕機で粉砕し、微粉化してから、燃料として燃焼装置へ供給することが一般的であった。従って、石炭を燃焼装置の燃料として使用する設備施設では、石炭を微粉化するための大掛かりな設備が必要になり、例えば、石炭の一次貯蔵設備、微粉砕のための粉砕機、捕集設備、送風設備等が必要であるから、多額の設備投資を必要とした。
従来、石油を燃料として使用している設備施設において、燃料の種類を変更し、石炭を使用しようとすれば、前述した微粉砕のための設備を新たに設置することが必要となるから、大きな費用負担が生じる。
特に、規模の小さな民間工場等の設備施設では、前述した費用負担の問題のみならず、微粉砕のための設備を設置するスペースの確保ができないといったケースも多い。
そのため、燃料を石油から石炭に切り替えれば、燃料費等の削減が可能とわかりながらも、燃料種類の変更に躊躇せざるを得ないという状況にある設備施設が多々あった。
なお、予め、燃焼装置のある設備施設以外の場所において、石炭を微粉砕してから、燃焼装置のある設備施設まで搬送するという手段もある。
しかし、一般的に粉粒体の搬送設備として多用されている密閉型のベルトコンベヤ、或いは気流搬送装置等の搬送手段は、設備面の問題もあって、距離の離れた別の工場から石炭を運んでくるような長距離搬送に向いているとは言えず、実務的に考えてみた場合に採用が難しいケースも多い。
トラック等に代表される貨物用の運搬機を使用すれば粉粒体の長距離搬送が可能であるが、微粉砕された石炭は、低温酸化し易く、搬送途中で揮発性ガスの影響により発火又爆発する等危険性があるから、粉体運搬用の特殊車両を使用なければならない。そのため、例えば、ジェットパック(登録商標:極東開発工業株式会社)車両のような粉粒体運搬用の特殊車両を使用して搬送する等、特別な注意が必要である。
なお、前述した粉粒体運搬用の特殊車両等は、粉粒体を搬送するに極めて優れた機能を有するものであると思慮する。
しかし、搬送の効率や費用の面において、一般に使用されている平積みの所謂普通トラックと比較した場合には、特殊車両であるため劣る部分もあり、また、特殊車両であっても、搬送中に交通事故に遭遇する可能性が皆無とは言えない以上、重大な交通事故に遭遇して微粉化された石炭が外部に漏れ出す可能性がゼロとは言いきれない。
万一、重大な事故に遭遇した際に、微粉化した状態の石炭が、外部に飛散すれば、大きな災害につながる可能性もある。そのため、微粉化された石炭を長距離搬送する手段として、トラック等の搬送手段を、長期間、恒常的に採用するということについて、躊躇する企業も多かった。
ここで、微粉化された粉粒体を搬送する手段として、粉粒体をブリケット化(ペレット化と称されることもある)してから搬送するという方法が公知である。
例えば、特許文献1には、廃棄物を粉砕した後、柱状チップに固める技術が従来技術として開示されているとともに、廃棄物の熱分解残渣から選別したチャーを固体化装置で固体物に固形化するという技術が開示されている。そして、特許文献1は、該固体化したチャーを搬送手段で搬送した後、別の設備施設で燃料として使用している。
特開2000−283404号公報
ところで、安価な固体燃料の1つとして石油コークスが知られている。石油コークスは、製油所で原油を精製する際に生じる残渣油やアスファルト留分等を原料として製造されるものであり、基本的に褐色多孔質の炭素であるが、大きな塊状になっている場合もあれば、小さな塊状になっている場合もある。
この安価な石油コークスを、例えば、従来、価格の高価な石油等の燃料を使用していた設備施設において、新たに燃料として使用できるようにすれば、燃料費を大幅に低減させることが可能である。
しかし、石油コークスを燃料として使用する場合は、粒子の大きさ(粒径と称することもある)を、50%粒子径として、Dp50で20μm以下にすることが燃焼業界における定説であり、これを石油コークスの粒子群の比表面積として表現すれば1000〜4000(cm/g)相当になる。つまり、石油コークスを燃料として使用する場合は、極めて比表面積が大きな状態であり、極めて酸化性が大きい。
また、石炭に比較すれば揮発分が少ないとは言え、通常、石油コークスは、10%以上の揮発分を有しており、該揮発分が気化し易い状況になっている。そのため、火災や爆発等の危険性も大きく、長距離搬送することが難しい。
なお、Dp50はロジン・ラムラー線図(Rosin−Rammler−Sperling)上に粒径分布を図示した場合にR=50%となる点の粒径をμm(ミクロンメータ)で表わしたものである。
ここで、石油コークスを、例えば、製造元の製油所で予め燃焼に適した粒径まで微粉砕した後、ブリケット化して、燃焼装置のある設備施設まで搬送できたとすれば、比較的安全に長距離の搬送が可能になり、燃焼装置のある設備施設に大掛かりな粉砕設備等を揃える必要もない。
しかし、多孔質で揮発分を含む石油コークスは、前述した特許文献1に開示されたチャー等と性質が異なり、単にローラ式のブリケット装置により圧密しても、効率的にブリケット化できないという問題があった。
特に、石油コークスを微粉化した場合には、粒子間に大量のガスが内包される。そのため、ローラ式のブリケット装置によりブリケット化しようとしても、ガスが脱気できずに、効率的なブリケット化ができないという問題があった。
本発明は、以上、説明したような問題点に鑑みてなされたものであり、石油コークスを効率的に搬送して燃料として有効活用する石油コークスの搬送システムに関する。
上記の目的を達成するため、本発明による石油コークスの搬送システムは、
(1) 石油コークスを竪型粉砕機で粉砕して燃焼に適した粒径まで粉化するとともに、該粉化した石油コークスをブリケット化して搬送する石油コークスの搬送システムであって、石油コークスを粉砕して、Dp50で20μm以下とし、石油コークスの粒子群の比表面積として1000〜4000(cm /g)相当になるまで微粉化することにより燃焼に適した粒径まで微粉化し、該燃焼に適した粒径まで粉化した石油コークスを、脱気用スクリュコンベヤにて、徐々に圧縮し脱気した後、ローラ式のブリケット装置によりブリケット化して、該ブリケット化した石油コークスを、フレキシブルコンテナバッグに充填した状態で、運搬機の荷台に貨物として積載して、燃焼装置のある設備施設まで搬送するとともに、該設備施設に備えた解砕機によって、ブリケット化した石油コークスを解砕し、燃料として該燃焼装置に供給する構成とした。
(1)に記載の石油コークスの搬送システムにおいて、前記脱気用スクリュコンベヤが、該脱気用スクリュコンベヤの排出口に向かって進むにつれて小さくなるスクリュピッチ部分を備えるとともに、排出口に向かって進むにつれて拡径するスクリュ軸部分を備えたことを特徴とする請求項に記載の石油コークスの搬送システム。
本発明によれば、そのままではブリケット化しにくい微粉状態の石油コークスを、脱気用スクリュコンベヤで圧縮して脱気することにより、その後の工程で、効率的にブリケット化することが可能である。
また、ブリケット化した石油コークスを、フレキシブルコンテナバッグに充填した状態で、運搬機の荷台に貨物として積載すれば、効率的で安全性の高い搬送が可能である。
さらに、ブリケット化した石油コークスは、解砕機によって容易にブリケット化する前の状態に戻されて、燃料として使用できるようになるから、燃焼装置のある設備施設においても、大掛かりな粉砕設備等を揃える必要がないというメリットがある。
本実施形態に係わり石油コークスの搬送システムの構成を説明する図である。 本実施形態に係わり脱気用スクリュコンベヤの構造を説明する図である。 本実施形態に係わり竪型粉砕機の構造を説明する図である。 本発明による他の実施形態に係わり第2の脱気用スクリュコンベヤの構造を説明する図である。 本発明による他の実施形態に係わり第3の脱気用スクリュコンベヤの構造を説明する図である。 本発明による他の実施形態に係わり第4の脱気用スクリュコンベヤの構造を説明する図である。 本発明による他の実施形態に係わり第2の石油コークスの搬送システムの構成を説明する図である。 ブリケット装置で製造したブリケットの形状を説明する外観図である。
以下、図面等に基づき本発明の実施形態について、その好ましい1例を詳細に説明する。図1〜図3は本発明の実施形態に係わり、図1は石油コークスの搬送システムの全体構成を説明する概念図であり、図2は脱気用スクリュコンベヤの構造を説明する概念図、図3は竪型粉砕機の構造を説明する概念図である。また、図4乃至図6は本発明に係る他の実施形態について第2から第4までの脱気用スクリュコンベヤの構造を説明する概念図であり、図7は第2の石油コークスの搬送システムの構成を説明する概念図である。図8はブリケット装置で製造したブリケットの形状を例示するブリケットの外観図である。
以下、本実施形態に係る石油コークスの搬送システムの好ましい1例を主に図1乃至図3を用いて説明する。
本実施形態による石油コークスの搬送システム100は、図1に示すように、製油所等で製造された塊状の石油コークスを貯蔵する石油コークスタンク50、石油コークスを粉砕して燃焼に適した粒径まで粉砕する竪型粉砕機1、竪型粉砕機1からガスと共に取り出された粉砕後の石油コークスをガスと分離して捕集する捕集装置60、粉砕後の石油コークスを圧縮して脱気する脱気用スクリュコンベヤ10、脱気後の石油コークスをブリケットに成形するローラ式のブリケット装置である成形ロール20、ブリケット化した石油コークスを一時的に保管してフレキシブルコンテナバッグFに充填する第1ホッパ30等を備えている。
なお、第1ホッパ30からフレキシブルコンテナバッグF(フレキシブルコンテナと略して称することもある)に充填された石油コークスは貨物の運搬機であるトラック40等の荷台に積載されて、燃焼装置のある設備施設まで搬送される。
そして、燃焼装置のある設備施設まで搬送されたブリケット化後の石油コークスは、設備施設に備えた解砕機80により解砕された後、燃焼装置であるボイラ90に燃料として供給される構成となっている。
以下、本実施形態に使用した竪型粉砕機1の好ましい構成について簡略に説明する。
本実施形態に使用した竪型粉砕機1は、図3に示すように、竪型粉砕機1の下部に設置された減速機2Bと駆動モータ2Mによって駆動される回転テーブル2、及びコニカル型の粉砕ローラ3等を備えており、回転テーブル2の中央上方には回転テーブル2に石油コークスを投入するためのセンターシュート5を備えている。そして、センターシュート5から回転テーブル2上に供給された石油コ−クスは、回転テーブル2と粉砕ローラ3の間に挟まれて粉砕される。
なお、図3に示した竪型粉砕機1は、駆動モータ2Mの駆動用電源としてインバータ電源を備えて、運転中、回転テーブル2の回転速度が任意の変更可能な可変速式の竪型粉砕機1である。
ここで、図3に示す竪型粉砕機1は、一般的に、エアスエプトタイプと呼ばれる微粉砕に適したタイプの竪型粉砕機1であって、回転テーブル2の下方にガスを導入するためのガス供給口6を備えるとともに、回転テーブル2の上方に、分級機能を有する回転式分級機7と製品を取り出すための上部取出口9等、を備えた竪型粉砕機1である。
運転中、竪型粉砕機1の内部において、機内を下方から上方へ向かって流れるガスの気流が生じており、回転テーブル2上で粉砕された石油コークスは、該気流に運ばれてガスと共に上方に吹き上げられる。そして、該気流により吹き上げられた石油コークスは、回転式分級機7で分級されて、所望の粒径となった石油コークスが選別されて、上部取出口9から取り出される構成となっている。
次に、図2を用いて脱気用スクリュコンベヤ10の構造を説明する。
本実施形態による脱気用スクリュコンベヤ10は、スクリュコンベヤ10の上部に配されたスクリュ駆動用のモータ16、及びスクリュ12等を備えており、ケーシングの上部(上部ケーシング18Aと称する)に原料投入口14、またケーシングの下部(下部ケーシング18Cと称する)の下端に排出口15を形成されている。
なお、図2に示した脱気用スクリュコンベヤ10では、上部ケーシング18Aと下部ケーシング18Cとの間に中間ケーシング18Bが構成されている。
ここで、スクリュ12は、スクリュ軸12Aとスクリュ羽根12Bから構成されており、モータ16から垂下されたスクリュのスクリュ軸12Aに対してスクリュ羽根12Bを取り付けた構造となっている。図2に示した脱気用スクリュコンベヤ10は前述の構成によって、モータ16によりスクリュ軸12Aが回転することにより、スクリュ羽根12Bが回転する。
なお、図2に示すように、脱気用スクリュコンベヤ10のケーシング形状について、漏斗状になって緩やかに縮径する中間ケーシング18Bから下の部分にある下部ケーシング18Cの形状が、鉛直方向に延びる管径一定の管状となっている。
スクリュ羽根12Bの外径寸法は、上部ケーシング18Aから中間ケーシング18Bにかけて、その内径に合わせるようにして、上方から下方にかけて、徐々に小さくなるように縮径しており、管径が一定となっている下部ケーシング18Cの部分において、スクリュ羽根12Bの外径寸法は、ケーシングに接触しない寸法で、一定寸法となる。
そして、図2に示す実施形態では、下部ケーシング18C部分において、スクリュ羽根12Bのスクリュピッチを排出口15の方向(本実施形態においては鉛直下方)に向かって進むほど徐々に小さくすることにより、スクリュ羽根12Bの1ピッチが形成するコンベヤ容積を、排出口15に向かって進むにつれて徐々に小さくなる(スクリュピッチ:P1>P2>P3>P4)ように構成している。
言い換えれば、図2に示した脱気用スクリュコンベヤ10は、脱気用スクリュコンベヤ10の排出口15に向かって進むにつれて徐々に小さくなるスクリュピッチ部分を備えており、スクリュ12により脱気用スクリュコンベヤ10の原料投入口14から排出口15(本実施形態においては上方から下方)に搬送する石油コークスを、スクリュピッチの違いを利用して、徐々に圧縮して圧密することにより、脱気する方式となっている。
また、本実施形態におけるスクリュ12の回転数は、モータ16の回転数を調整することによって、自在に調整制御できる方式とした。従って、スクリュ12の回転数を調整することにより、脱気用スクリュコンベヤ10の下端から供給される石油コークスが所望する程度に適度に圧縮されて圧密されるよう調整することが可能である。
なお、本実施形態においては、構造がシンプルでトラブルが生じにくい好ましい構成の1つとして、図2に示す構造の脱気用スクリュコンベヤ10を説明した。
しかしながら、本発明に適応できる脱気用スクリュコンベヤの構造はこれに限らないことは勿論であって、スクリュが回転することによって石油コークスを脱気することができるものであれば良く、本発明の技術思想の範囲を逸脱しない範囲で変更が可能であり、例えば、スクリュの形状が、リボン状、中実、或いは、一条、多条であっても良く、又、他の形態であっても良く、その形態は特に限定されない。
なお、本発明による他の好ましい実施形態の例として、例えば、図4に示す第2の脱気用スクリュコンベヤ110おいては、スクリュ軸112Aの径を下部ケーシング118C内において、脱気用スクリュコンベヤ110の排出口15に向かって進むにつれて徐々に大きくする構造となっている。
つまり、図4に示した第2の脱気用スクリュコンベヤ110は、スクリュ軸112Aの軸径について、排出口15に向かって進むにつれて徐々に大きく拡径したスクリュ軸部分を構成することにより、スクリュ羽根12Bの1ピッチが形成するコンベヤの容積について、脱気用スクリュコンベヤ110の排出口15に向かって進むにつれて徐々に小さくする構成となっている。図4に示す第2の脱気用スクリュコンベヤは、前述の構成により、原料投入口14から排出口15に搬送する石油コークスを脱気する方式であり、この構成も構造が簡単でトラブルが生じにくいという点で好ましい。
また、例えば、図5に示す第3の脱気用スクリュコンベヤ210は、上部ケーシング218Aから、下部ケーシング218Cの排出口15に向かって進むにつれてケーシングの内径を徐々に小さくすることにより、脱気用スクリュコンベヤ210の排出口15に向かって進むにつれて縮径するケーシング部分を構成している。
そして、また、図5に示す第3の脱気用スクリュコンベヤは、前述した縮径するケーシング部分の形状に合わせて、スクリュ羽根212Bの外径寸法を縮径させることにより、スクリュ羽根212Bの1ピッチが形成するコンベヤの容積について、上部投入口14から脱気用スクリュコンベヤ210の排出口15に向かって進むにつれて徐々に小さくなるよう構成している。図5に示す第3の脱気用スクリュコンベヤ210は、前述の構成により、原料投入口14から排出口15に搬送する石油コークスを脱気する方式であり、この構成も構造が簡単でトラブルが生じにくいという点で好ましい。
さらに、例えば、図6に示す第4の脱気用スクリュコンベヤ310は、下部ケーシング318Cの部分において、スクリュ羽根312Bのスクリュピッチの間に、もう1条別のスクリュ羽根312C(サブフライトのスクリュ羽根と称する)を形成して、2条のスクリュ羽根で石油コークスを圧密する方式であり、この構成も構造が簡単でトラブルが生じにくいという点で好ましい。
なお、図2、図4、図5、又図6に示したスクリュ構造を、2つ以上組み合わせて使用することも可能であり、その場合は、さらに効率の高い脱気機能を有する脱気用スクリュコンベヤを構成することが可能である。
以下、本実施形態に用いた成形ロール20の構成を簡略に説明する。
本実施形態に用いた成形ロール20は、ローラ式のブリケット装置であって、2本の回転ローラを備えている。
成形ロール20に投入された石油コークスは、該2本のローラの間に挟みこまれて、ローラ表面に加工されたブリケット形状の凹み中に充填されて圧縮されることによって、圧密されてブリケット化する。
なお、成形ロール20でブリケット化された石油コークスは、第1ホッパ30に貯えられて、フレキシブルコンテナバッグFに充填されるが、本実施形態で言うところのフレキシブルコンテナバッグFとは、粉末や粒状物等といった所謂、ばらもの荷物を、保管又運搬するための袋状になった包材のことである。
フレキシブルコンテナバッグFは、通常、丈夫な化学繊維等で作られており、軽量で価格が安価であって、布製フレキシブルフレートコンテナと呼ばれることもあり、当業者にコンテナバック、フレコンバック、フレコン(登録商標:株式会社ナショナルマリンプラスチック)等と呼ばれるものである。
なお、吊りベルトが付いたタイプのものはクレーン等で持ち上げるのが容易でありトラック40等の架台に積載して搬送するのに適している。
石油コークスが充填されたフレキシブルコンテナバッグFは、貨物の運搬機であるトラック40等の荷台に積載されて、燃焼装置のある設備施設まで搬送されて、設備施設に備えつけられた解砕機80により解砕された後、燃焼装置に燃料として供給される構成となっている。
ここで、本実施形態で言うところの解砕は、個々の粒子が凝集し固化されたものについて、その凝集を解きほぐす技術であって、個々の粒子に新しい破断面を作り粒子径を細かくする粉砕とは異なる技術である。
従って、本実施形態に用いた解砕機80は、石油コークスを微粉砕して燃焼に適した粒径まで粉砕できるような高機能の粉砕機である必要はなく、単に、ブリケット化した石油コークスについて、圧縮により生じた凝集を、解砕してほぐす解砕機能を有するものであれば良い。
本実施形態において使用できる解砕機80の構成として、例えば、向かい合う双方が高速で反対方向に回転する解砕棒の間にブリケット化後の石油コークスを投入するタイプの解砕機80等が使用できる。このタイプの解砕機80においては、ブリケット化された石油コークスを解砕機80の解砕棒に衝突させて凝集を解きほぐすことが可能であり、石油コークスをブリケット化する前の微粉化された状態に戻すことが可能である。
なお、本実施形態において使用できる解砕機80の構成としては、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で公知の解砕機を使用することが可能であり、また、例えば、1回で解砕が完了しない場合は、解砕機80から排出された石油コークスを分級し、所望の粒径になるまで繰り返し解砕するように構成すれば良い。
また、ブリケットを迅速に解砕する必要がある場合においては、解砕機80の前に、例えばハンマーミル等の予備破砕機85を配することの好ましい。
解砕機80の前工程に予備破砕機85を配した例を、第2の搬送システム100Aとして、図7に示す。予備破砕機85を配することにより、後工程の解砕機80によるブリケットの解砕の効率向上が期待できる。
なお、予備破砕機85は、あくまでブリケット化された石油コークスの凝集を解きほぐすために利用するものであり、石油コークスを微粉砕するものではない。従って、燃焼装置のある設備施設に新たに配したとしても、従来技術のように微粉砕設備を設置するほど、大掛かりな設備になるものではない。
次に、本発明の実施形態に係る石油コークスの搬送システムについて、その工程を簡略に説明する。
以下、図1及び図3を用いて粉砕工程の概略を説明する。
石油コークスタンク50に保管された褐色多孔質で塊状になっている石油コークスを、竪型粉砕機1に投入すると、原料投入用のセンターシュート5を介して回転テーブルの中央付近に投入される。回転テーブル2の中央付近に投入された石油コークスは、渦巻き状の軌跡を描きながら、回転テーブル2の外周側に移動して、回転テーブル2と粉砕ローラ3の間に噛み込まれ粉砕される。
回転テーブル2と粉砕ローラ3に噛み込まれて粉砕された石油コークスは、回転テーブル2の外縁部に周設されたダムリングを乗り越えて、回転テーブル上面2の外周部とケーシングとの隙間である環状通路(環状空間部と称することもある)へと向かう。ここで、図3に示した竪型粉砕機1は、運転中に、ガス供給口6よりガス(本実施形態においては窒素)を導入することによって、回転テーブル2の下方から回転式分級機7を通過して上部取出口9へと流れるガスの気流が生じる構成となっているため、回転テーブル2上で粉砕された原料は、前記ガスにより吹き上げられてケーシング内を上昇する。
所望の粒径まで微粉化された石油コークスは、回転式分級機7を通過して原料取出口9より機外に取り出されるが、径が大きな原料は回転式分級機7を通過できずに落下することによって、所望の寸法になるまで繰り返し粉砕されることになる。
なお、本実施形態においては、粒子の大きさを、Dp50で20μm以下とし、石油コークスの粒子群の比表面積として1000〜4000(cm/g)相当になるまで粉砕することとし、燃焼に適した粒径まで粉砕して微粉化する。
そして、竪型粉砕機1で微粉化された石油コークスは、気流によりガスと共に機外に取り出された後、捕集装置60に送給される。捕集装置60は、石油コークスとガスを分離し、石油コークスのみを捕集して、脱気用スクリュコンベヤ10に供給する。
次に、脱気用スクリュコンベヤ10による石油コークスの脱気工程を説明する。
前述した粉砕工程で微粉化された石油コークスは、脱気用スクリュコンベヤ10の投入口14に投入される。脱気用スクリュコンベヤ10の投入口14に投入された微粉化後の石油コークスは、スクリュ羽根12Bの上に載った状態で、スクリュ12の回転により下方側へと搬送されて移動する。
前述したように、本実施形態おける脱気用スクリュコンベヤ10は、管径が一定となっているケーシング部分にあるスクリュ羽根12Bのピッチについて、下方にある排出口に向かって進むほど徐々に小さくなっており、石油コークスを、徐々に圧縮して圧密するこことにより脱気することが可能である。また、スクリュ12の回転数は、モータ16の回転数を調整することによって、自在に調整制御できる方式であり、回転数の調整により圧縮の程度を調整することが可能である。
本実施形態による脱気用スクリュコンベヤ10による脱気工程においては、排出口15から排出される石油コークスの脱気状態を確認しながら、スクリュ12の回転数を調整すること等により、石油コークスを、所望する程度まで適度に脱気する。
次に、脱気された石油コークスを、ブリケット化する成形工程について説明する。
脱気用スクリュコンベヤ10で脱気された石油コークスは、成形ロール12に投入されて、そこでブリケット化される。なお、成形ロール20においては、石油コークスを、瞬間的に圧縮してブリケット化する。仮に、脱気用スクリュコンベヤ10で脱気していない石油コークスを成形ロール12に直接投入した場合は、微粉化された石油コークスの粒子間にあるガスが十分に抜けきれないため、効率良くブリケットの成形ができない。
本実施形態であれば、脱気用スクリュコンベヤ10により徐々に石油コークスを圧縮し、内包されたガスを脱気用スクリュコンベヤ10のケーシング内部に沿わせながら抜くことが可能であり、微粉化された石油コークスからガスを効率的に脱気可能である。
従って、脱気用スクリュコンベヤ10で脱気した後の工程において、成形ロール20により効率よくブリケット化が可能である。
なお、図8に本実施形態により成形することができるブリケットの形状を例示する。ブリケットの形状としては、図8(a)或いは(b)に示される、所謂、アーモンド形やプレート形、その他にも棒形等、様々な種類が想定され、微粉砕された状態に比較すれば、表面積を格段に減少させることができるので、搬送時の安全性等を向上させることが可能である。
そして、ブリケット化された石油コークスは、一旦、第ホッパ50で保管されて、フレキシブルコンテナバックFに充填された後、トラック40の荷台に積載されて、ボイラ設備90等の燃焼装置のある設備施設まで搬送される。
ボイラのある設備施設では、設備施設に備えた解砕機80により、ブリケット化した石油コークスを解砕した後、ボイラ90に燃料として供給する。
本実施形態によれば、脱気が難しく、成形ロール20でブリケット化しにくい石油コークスであっても、脱気用スクリュコンベヤ10で十分に脱気することにより、効率的にブリケット化できる。また、ブリケット化した石油コークスを、フレキシブルコンテナバッグFに充填した状態で、トラック40の荷台に貨物として積載すれば、高価な特殊車両などを使用する必要がないので、効率的な搬送が可能である。
さらに、ブリケット化した石油コークスは、解砕機80等によって容易に燃料として使用できるようになるから、燃焼装置のある設備施設においても、大掛かりな粉砕設備等を揃える必要がないという優れた利点を有する。
なお、トラック等の貨物運搬機においては、搬送中において交通事故に遭遇する可能性が皆無ではない。しかし、例え、万一、搬送中に交通事故に遭遇したとしても、本実施形態であれば、トラックの外部に飛散する石油コークスは、基本的にブリケット状態のものであるから、粉末状の石油コークスが外部に飛散する従来技術に比較すれば安全性が高いと言える。
以上のように本願発明に係わる石油コークスの搬送システムは、安価な石油コークスを効率的に搬送して燃料として有効活用するシステムとして使用できる。
従って、石油コークスを生産して自社消費している企業が、自社の余剰生産品をブリケット化し搬送することにより、自社以外の遠隔地にある企業等への販売が可能になる。
1 竪型粉砕機
10 脱気用スクリュコンベヤ
12 スクリュ
12A スクリュ軸
12B スクリュ羽根
18A 上部ケーシング
18B 中間ケーシング
18C 下部ケーシング
20 成形ロール(ブリケット装置)
30 第1ホッパ
40 トラック
50 石油コークスタンク
60 捕集装置
80 解砕機
90 ボイラ
100 搬送システム
100A 第2の搬送システム
110 第2の脱気用スクリュコンベヤ
112A スクリュ軸
112B スクリュ羽根
118A 上部ケーシング
118B 中間ケーシング
118C 下部ケーシング
210 第3の脱気用スクリュコンベヤ
212A スクリュ軸
212B スクリュ羽根
218A 上部ケーシング
218C 下部ケーシング
310 第4の脱気用スクリュコンベヤ
312A スクリュ軸
312B スクリュ羽根
312C 第2スクリュ羽根(サブフライト)
318A 上部ケーシング
318B 中間ケーシング
318C 下部ケーシング
F フレキシブルコンテナバッグ

Claims (2)

  1. 石油コークスを竪型粉砕機で粉砕して燃焼に適した粒径まで粉化するとともに、該粉化した石油コークスをブリケット化して搬送する石油コークスの搬送システムであって、
    石油コークスを粉砕して、Dp50で20μm以下とし、石油コークスの粒子群の比表面積として1000〜4000(cm /g)相当になるまで微粉化することにより燃焼に適した粒径まで微粉化し、
    該燃焼に適した粒径まで粉化した石油コークスを、脱気用スクリュコンベヤにて、徐々に圧縮し脱気した後、ローラ式のブリケット装置によりブリケット化して、
    該ブリケット化した石油コークスを、フレキシブルコンテナバッグに充填した状態で、運搬機の荷台に貨物として積載して、燃焼装置のある設備施設まで搬送するとともに、該設備施設に備えた解砕機によって、ブリケット化した石油コークスを解砕し、燃料として該燃焼装置に供給する石油コークスの搬送システム。
  2. 前記脱気用スクリュコンベヤが、該脱気用スクリュコンベヤの排出口に向かって進むにつれて小さくなるスクリュピッチ部分を備えるとともに、排出口に向かって進むにつれて拡径するスクリュ軸部分を備えたことを特徴とする請求項に記載の石油コークスの搬送システム。
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