JP5960902B1 - 鉛筆ホルダー - Google Patents

鉛筆ホルダー Download PDF

Info

Publication number
JP5960902B1
JP5960902B1 JP2015226641A JP2015226641A JP5960902B1 JP 5960902 B1 JP5960902 B1 JP 5960902B1 JP 2015226641 A JP2015226641 A JP 2015226641A JP 2015226641 A JP2015226641 A JP 2015226641A JP 5960902 B1 JP5960902 B1 JP 5960902B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eraser
pencil
cylindrical
inner diameter
constant inner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015226641A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016203610A (ja
Inventor
哲夫 村山
哲夫 村山
Original Assignee
哲夫 村山
哲夫 村山
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 哲夫 村山, 哲夫 村山 filed Critical 哲夫 村山
Application granted granted Critical
Publication of JP5960902B1 publication Critical patent/JP5960902B1/ja
Publication of JP2016203610A publication Critical patent/JP2016203610A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

【課題】鉛筆と消しゴムを連結・保持して消しゴム付き鉛筆とすることができると共に、該鉛筆を回転させて押し上げることによって、消しゴムの露出量を適宜調整することができる鉛筆ホルダーの提供を図る。【解決手段】鉛筆ホルダーを形成する筒状連結体の下端部には、R状の縁部を周設すると共に、該下端部から上方にかけての外筒肉厚の一部にはスリットを形成し、下方には鉛筆が保持される第一の一定の内径寸法を有する円筒部と、上方には消しゴムが保持される第一の一定の内径寸法を有する円筒部よりも僅かに縮径する第二の一定の内径寸法を有する円筒部と、第一の一定の内径寸法を有する円筒部と第二の一定の内径寸法を有する円筒部の間には下方から上方に向かって消しゴムの弾性復元量の範囲内においてテーパ状に徐々に絞られて縮径する第三の円筒部と、が連通して形成される、所用の収納長さを有する消しゴム受け部を有して形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、鉛筆と消しゴムを連結・保持して消しゴム付き鉛筆とすることができると共に、該鉛筆を回転させて押し上げることによって、消しゴムの露出量を適宜調整することができる鉛筆ホルダーに関する。
従来より、使用することで短くなった鉛筆の持ち手の部分を延長すると共に、消しゴム付の鉛筆とすることができる「消しゴムの取りかえ装置をもつ鉛筆サック」(特許文献1参照)や、「SHARPENER CAP」(特許文献2参照)や、「PENCIL SHARPENER AND POINT PROTECTOR」(特許文献3参照)等が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、それらの鉛筆ホルダーの提案は、構造が複雑である上、消しゴムの露出調整ならび補充手段が容易でないことから、その具体的な構造ならびに使用効果について本発明における鉛筆ホルダーと比較して下記に述べる。
(1)筒状連結体における鉛筆と消しゴムの収納部の構造が異なる。
・特許文献1〜3の鉛筆ホルダーの何れも筒状連結体の鉛筆の収納部と消しゴムの収納部とが隔壁によって其々分離されている。
・それに対して本発明における鉛筆ホルダーは、筒状連結体の鉛筆の収納部と消しゴムの収納部が連通している。
・よって、本発明における鉛筆ホルダーと特許文献1〜3の鉛筆ホルダーとは、筒状連結体における鉛筆と消しゴムの収納部の構造が根本的に異なるもので、筒状連結体の鉛筆の収納部と消しゴムの収納部が連通していることで、消しゴムの露出調整作業が容易になる。部品点数が省略される。形状が簡素化される。低廉化ならびに大量生産が可能になる。露出調整量が細かくできる。消しゴムの交換ならびに補充作業が容易にできる。常時、補充用の消しゴムを装着しておくことができる。消しゴムを強固に保持することができる。挿入した消しゴムを最後まで使い切ることができるなどの多くのメリットが得られる。
(2)消しゴムの露出調整手段が異なる。
・特許文献1の消しゴムの露出調整手段は、移動しめ輪(7)を中空筒本体(1)の中央寄りに引き下げた後、消しゴムを出し入れ口(12)より任意の露出量分引き上げた状態で、移動しめ輪(7)を中空筒本体(1)の上端方向に引き上げて締め付け固定する露出調整手段を採用している。
・特許文献2の消しゴムの露出調整手段は、バネクリップ(15)で挟持した消しゴムを鉛筆ホルダーの上端方向から差し込んで凹凸状の係止部(16),(17)に嵌め込んで任意の露出量分引き上げる露出調整手段を採用している。
・特許文献3の消しゴムの露出調整手段は、消しゴムが鉛筆ホルダーの上端部にカシメまたは固着されていることによって、消しゴムの露出調整ができない構造となっている。
・それに対して本発明における鉛筆ホルダーの露出調整手段は、筒状連結体の鉛筆の収納部と消しゴムの収納部を連通させた状態で、挿入した鉛筆を回転させて消しゴムを任意の露出量分押し上げる露出調整手段を採用している。
・よって、本発明における鉛筆ホルダーは、筒状連結体の鉛筆の収納部と消しゴムの収納部が連通していることから、筒状連結体の下端部方向から鉛筆を回転させて押し上げることによって、消しゴムの露出量を適宜調整することができる。
つまり、特許文献1、2の鉛筆ホルダーは、上方に引き上げて消しゴムの露出量を調整する手段を採用しているのに対し、本発明の鉛筆ホルダーは、下方から消しゴムを押し上げて消しゴムの露出量を調整する手段を採用しているもので、下方から消しゴムを押し上げて露出量を調整する手段を採用していることによって、消しゴムの露出量を数ミリ単位で細かく且つ容易に設定することができる。
(3)部品点数が異なる。
・特許文献1〜3の鉛筆ホルダーは、何れも複雑な複数の加工部品で構成されている。
・それに対して本発明における鉛筆ホルダーは、単純形状のワンプレスで成形加工されるもので、且つ必要最小限の数量の加工部品で形成されている。
・よって、本発明における鉛筆ホルダーは、ワンプレスで成形加工される単純な形状であることから、大幅な製造コストの低廉化ならびに大量生産が可能になると共に、消しゴムの交換ならびに補充作業が簡便且つ容易にできる。
(4)消しゴムの補充手段が異なる。
・特許文献1、2の鉛筆ホルダーの何れも鉛筆ホルダーの上方から消しゴムを挿入する構造を採用しているもので、上方から消しゴムを挿入する構造は、緊締する複雑な構造を必要としたり、鉛筆ホルダーの嵌合力が甘くなって鉛筆ホルダーから消しゴムが脱落しやすくなるもので、また、使用時においては、消しゴムの交換ならびに補充作業に手間隙がかかるものである。
・特許文献3の鉛筆ホルダーにおいては、消しゴムがホルダーにカシメまたは固着されていることによって新しい消しゴムと交換することができない構造となっている。
・それに対して本発明における鉛筆ホルダーは、筒状連結体の下端部方向から消しゴムと鉛筆を挿入(特許文献1〜3と大きく異なる方法)し、該鉛筆を回転させて押し上げることによって、消しゴムの露出調整ならびに補充作業が容易にできる構造となっている。
・よって、本発明における鉛筆ホルダーは、鉛筆ホルダーの嵌合力によって強固且つ安定的に保持される構造であることや、消しゴムの消耗に伴って鉛筆を回転させて上方に押し上げることによって、使用する消しゴムの露出量を適宜調整することができる。
(5)消しゴムの保持手段が異なる。
・特許文献1の消しゴムの保持手段は、消しゴムの外側から移動しめ輪(7)によって締め付け固定する手段を採用している。この構造は、使用していくに従って消しゴムが消耗していくことで消しゴムの底面部の下方に空間が生じるため、露出した消しゴムが落ち込みやすい構造となっている。
・特許文献2の消しゴムの保持手段は、消しゴムの外側方向からバネクリップ(15)によって挟持する手段を採用している。この構造は、使用していくに伴って消しゴムの側面にバネクリップ(15)の凹凸状の係止部(16),(17)によって傷が発生してその傷の部分が拡大することによって、露出した消しゴムが落ち込みやすい構造となっている。
・特許文献3の消しゴムの保持手段は、消しゴムの外側をカシメまたは固着する手段を採用している。この構造は、消しゴムを交換することができない構造となっている。
・それに対して本発明における鉛筆ホルダーの保持手段は、消しゴムを筒状連結体内に挿通させた状態で、消しゴムの外筒面が、消しゴム自体の弾性復元力を利用して内側から筒状連結体を押し付けると共に、鉛筆の内面嵌合摩擦力によって固定される手段を採用している。
また、消しゴムの底面部と補充されている消しゴムまたは鉛筆の上端部が接触していることによって、使用時において露出した消しゴムが落ち込みずらい構造となっている。
・よって、本発明における鉛筆ホルダーは、消しゴムを筒状連結体の下端部方向から消しゴムと鉛筆を挿入した状態で該鉛筆を回転させて押し上げることができることから、消しゴムの露出量を適宜調整することができると共に、消しゴムの外筒面が、消しゴム自体の弾性復元力によって徐々に絞られて縮径する消しゴム受け部の内筒面に押し付けられて消しゴムを強固に保持することができ、さらに挿入した消耗して短くなった消しゴムを最後まで使い切ることができる。
以上のように本発明の鉛筆ホルダーと特許文献1〜3の鉛筆ホルダーとは、消しゴムの露出量を調整する構造ならびに消しゴムの保持構造や、押し出す手段が全く異なるものであり、その使用効果においても大きな差異が生じるものである。
本出願人は、以上のような従来における鉛筆と消しゴムを連結・保持する延長ホルダーの構造と手段に着目し、それらにおける問題点を容易且つ簡易的な手段で解決することができないものかとの着想の下、鉛筆と消しゴムを連結・保持して消しゴム付き鉛筆とすることができると共に、該鉛筆を回転させて押し上げることによって、消しゴムの露出量を適宜調整することができる鉛筆ホルダーを開発し、本発明における「鉛筆ホルダー」の提案に至るものである。
実願昭51−077811号公報 米国特許第1958461号明細書 米国特許第1779910号明細書
本発明は、上記問題点に鑑み、鉛筆と消しゴムを連結・保持して消しゴム付き鉛筆とすることができると共に、該鉛筆を回転させて押し上げることによって、消しゴムの露出量を適宜調整することができる鉛筆ホルダーの提供を図ることを目的とする。
本発明は、鉛筆と消しゴムを連結・保持して消しゴム付き鉛筆とすることができる鉛筆ホルダーであって、前記鉛筆ホルダーは、所用の長さを有する金属製ならびに合成樹脂製の筒状連結体で形成され、前記筒状連結体は、下端部にはR状の縁部を周設すると共に、該下端部から上方にかけての外筒肉厚の一部にはスリットを形成し、下方には鉛筆が保持される第一の一定の内径寸法を有する円筒部と、上方には消しゴムが保持される前記第一の一定の内径寸法を有する円筒部よりも僅かに縮径する第二の一定の内径寸法を有する円筒部と、前記第一の一定の内径寸法を有する円筒部と前記第二の一定の内径寸法を有する円筒部の間には下方から上方に向かって消しゴムの弾性復元量の範囲内においてテーパ状に徐々に絞られて縮径する第三の円筒部と、が連通して形成される、所用の収納長さを有する消しゴム受け部を有し、使用する際には、前記筒状連結体の下端部方向から消しゴムと鉛筆を挿入した状態で該鉛筆を回転させて押し上げることで、消しゴムの露出量を適宜調整することができると共に、消しゴムの外筒面が、消しゴム自体の弾性復元力によって前記消しゴム受け部の内筒面に徐々に押し付けられて保持される手段を採る。
また本発明は、前記筒状連結体の外筒部に差し込みクリップを備えるカバーキャップを嵌め込み可能に設けた手段を採る。
また本発明は、前記カバーキャップの先端に肉厚部を形成し、該肉厚部内にカッターとテーパ溝で構成される鉛筆削り機能を備えた手段を採る。
本発明の鉛筆ホルダーによれば、筒状連結体の下端部方向から消しゴムと鉛筆を挿入し、該鉛筆を回転させて押し上げることによって、消しゴムの露出量を適宜調整することができるといった優れた効果を奏する。
また本発明の鉛筆ホルダーによれば、部品点数が必要最小限で構成されることによって製造コストならびに商品単価の低廉化が図れるといった優れた効果を奏する。
また本発明の鉛筆ホルダーによれば、筒状連結体の鉛筆の収納部と消しゴムの収納部が連通していることによって、新しい消しゴムの補充が容易にできると共に、常に補充用の消しゴムが装着されているといった優れた効果を奏する。
また本発明の鉛筆ホルダーによれば、単に筒状連結体の下端部から略中央部の外筒肉厚の一部にスリットを形成することによって、鉛筆と消しゴムの挿入が容易になると共に、スリットのない上端部方向の保持力が強固になるといった優れた効果を奏する。
また本発明の鉛筆ホルダーによれば、鉛筆ホルダーの筒状連結体を延長することによって、使い込んで短くなった鉛筆を継ぎ足して使用することができるといった優れた効果を奏する。
また本発明の鉛筆ホルダーによれば、消しゴムの外筒面が、消しゴム自体の弾性復元力によって徐々に絞られて縮径する消しゴム受け部の内筒面に押し付けられて強固に固定されることで、原稿や数学ノートの細かい箇所であっても消しゴムが落ちこぼれることなく消し込むことができるといった優れた効果を奏する。
また本発明の鉛筆ホルダーによれば、筒状連結体の外筒部にカバーキャップを嵌め込み可能に設けることによって、外出時の携帯用鉛筆として胸ポケットなどに差し込んで使用することができるといった優れた効果を奏する。
また本発明の鉛筆ホルダーによれば、カバーキャップの先端の肉厚部内にカッターとテーパ溝で構成される鉛筆削り機能を備えることによって、いつでも鉛筆の芯先を削ることができるといった優れた効果を奏する。
本発明における鉛筆ホルダーの実施形態を示す説明図である。(実施例1) 本発明における鉛筆ホルダーの使用状態を示す説明図である。 本発明における鉛筆ホルダーのセット手順を示す説明図である。 本発明における鉛筆ホルダーのその他の実施形態を示す説明図である。(実施例2) 本発明における鉛筆ホルダーのその他の実施形態を示す説明図である。(実施例3)
本発明における鉛筆ホルダー11は、鉛筆12と消しゴム13を連結・保持して消しゴム付き鉛筆10とすることができる鉛筆ホルダー11であって、使用する際には、筒状連結体20の下端部方向から消しゴム13と鉛筆12を挿入した状態で該鉛筆12を回転させて押し上げることで、消しゴム13の露出量を適宜調整することができると共に、該消しゴム13の外筒面が、消しゴム自体の弾性復元力によってテーパ状に徐々に絞られて縮径する消しゴム受け部26の内筒面20aに押し付けられて固定される手段を採ったことを最大の特徴とするもので、以下、実施例を図面に基づいて説明する。
なお、本発明の鉛筆ホルダー11は、以下に述べる実施例に特に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法ならびに材質の範囲内で適宜変更することができる。
図1は、本発明における鉛筆ホルダーの実施形態を示す説明図である。
図1(a)は鉛筆ホルダー11の全体斜視図を示す。
本発明の鉛筆ホルダー11は、金属パイプまたは合成樹脂を成形加工して必要最小限の部品点数で形成されるもので、所用の長さを有する金属製ならびに合成樹脂製の筒状連結体20で形成され、該筒状連結体20の下端部には、R状の縁部29を周設すると共に、該下端部から上方にかけての外筒肉厚の一部にはスリット28を形成し、下方には鉛筆が保持される第一の一定の内径寸法を有する円筒部21と、上方には消しゴムが保持される第一の一定の内径寸法を有する円筒部21よりも僅かに縮径する第二の一定の内径寸法を有する円筒部22と、第一の一定の内径寸法を有する円筒部21と第二の一定の内径寸法を有する円筒部22の間には下方から上方に向かって消しゴムの弾性復元量の範囲内においてテーパ状に徐々に絞られて縮径する第三の円筒部23と、が連通して形成される、所用の収納長さを有する消しゴム受け部26を有し、使用する際には、筒状連結体20の下端部方向から消しゴムと13鉛筆12を挿入した状態で該鉛筆12を回転させて押し上げることで、消しゴム13の露出量を適宜調整することができると共に、消しゴム13の外筒面が、消しゴム自体の弾性復元力によって消しゴム受け部26の内筒面20aに徐々に押し付けられて保持される構造を有して形成される。
鉛筆12は、長さ200mm、径8mmの六角形または丸形の鉛筆または色鉛筆が使用される。
消しゴム13は、例えば、長さ略25〜30mm、径略8〜8.1mm程の丸棒状の消しゴム体で形成されるもので、筒状連結体20の下方から挿入され、上方の外筒面は、消しゴム自体が持つ弾性復元力と筒状連結体20の内筒面20aとの強い嵌合による摩擦力よって確実に保持されると共に、鉛筆12の押し込み時の挿入量によって筒状連結体20の上端部からの露出量が適宜調整される。
筒状連結体20は、例えば、金属パイプまたは合成樹脂を成形加工して形成されるもので、下方で鉛筆12を、上方で消しゴム13を連結・保持することができる略30〜60mmの長さを有して形成されると共に、下端部に鉛筆12と消しゴム13の挿入を容易にするR状の縁部29とスリット28を備えて形成される。さらに、下方には鉛筆12が保持される第一の一定の内径寸法を有する円筒部21と、上方には消しゴム13が保持される第一の一定の内径寸法を有する円筒部21よりも僅かに縮径する第二の一定の内径寸法を有する円筒部22と、第一の一定の内径寸法を有する円筒部21と第二の一定の内径寸法を有する円筒部22の間には下方から上方に向かって消しゴム13の弾性復元量の範囲内においてテーパ状に徐々に絞られて縮径する第三の円筒部23と、が連通して形成される、所用の収納長さを有する消しゴム受け部26を有し、使用する際には、筒状連結体20の下端部方向から消しゴム13と鉛筆12を挿入した状態で該鉛筆12を回転させて押し上げることで、消しゴム13の露出量を適宜調整することができると共に、消しゴム13の外筒面が、消しゴム13自体の弾性復元力によって消しゴム受け部26の内筒面20aに徐々に押し付けられて保持される構造を有して形成される。また、筒状連結体20の内筒面20aに溝、ローレット、ボッチ等の逆戻り防止加工を施して消しゴム13の保持能力を高める機能を付加することもできる。
第一の一定の内径寸法を有する円筒部21は、筒状連結体20の下方には鉛筆12が保持される一定の内径寸法を有する円筒状(筒状)に形成される。
第二の一定の内径寸法を有する円筒部22は、筒状連結体20の上方には消しゴム13が保持される第一の一定の内径寸法を有する円筒部21よりも僅かに縮径する一定の内径寸法を有する円筒状に形成される。
第三の円筒部23は、筒状連結体20の第一の一定の内径寸法を有する円筒部21と第二の一定の内径寸法を有する円筒部22の間には下方から上方に向かって消しゴム13の弾性復元量の範囲内においてテーパ状に徐々に絞られて縮径する円筒状に形成される。
消しゴム受け部26は、第一の一定の内径寸法を有する円筒部21と、第二の一定の内径寸法を有する円筒部22と、第三の円筒部23とが連通して形成されると共に、所用の収納長さを有して筒状連結体20内に形成される。
スリット28は、筒状連結体20の下端部から略中央部の外筒肉厚の一部に形成されるもので、鉛筆12ならびに消しゴム13を挿入し易いようにやや内側に付勢した状態で成形して鉛筆12を確実に連結・保持する役割を果たす。
縁部29は、筒状連結体20の下端部にR状に周設されるもので、鉛筆12ならびに消しゴム13が挿入し易くするために設けられるもので、縁部29は、スリット28の開口ならびに付勢作用による挿入し易さから筒状連結体20の下方のみに設けられる。
図1(b)は、鉛筆ホルダー11の使用状態における断面説明図である。
(1)鉛筆12を筒状連結体20の下方から押し込むことによって既に挿入されている消しゴム13を上方に押し上げられる。
(2)さらに筒状連結体20を片手で持った状態でもう一方の手で鉛筆12を回転させながら消しゴム13を押し上げることによって、円筒状の消しゴム13の先が消しゴム13の弾性復元量の範囲内において徐々に絞られて縮径する状態で上方に押し上げられる。(3)その押し上げられた消しゴム13が筒状連結体20から適宜露出状態になることによって、消しゴム13が、消しゴム自体の弾性復元量の範囲内において徐々に絞られて縮径すると共に、消しゴム13の外筒面が、消しゴム自体の弾性復元力によって徐々に絞られて縮径する消しゴム受け部26の内筒面20aに押し付けられて強固に固定される。(図示の状態)
以上のように使用される本発明の鉛筆ホルダー11は、筒状連結体20の下端部方向から消しゴム13と鉛筆12を挿入した状態で該鉛筆12を回転させて押し上げることで、消しゴム13の露出量を適宜調整することができると共に、消しゴム13の外筒面が、消しゴム自体の弾性復元力によって徐々に絞られて縮径する消しゴム受け部26の内筒面20aに押し付けられて強固に固定することができる。
尚、基本的に鉛筆12と消しゴム13は、筒状連結体20に設けられるスリット28の開口ならびに付勢作用による挿入し易さから筒状連結体20の下方から挿入することを前提にしている。
図1(c)は、鉛筆ホルダー11の補充状態における断面説明図である。
(1)消耗して短くなった消しゴム13aを筒状連結体20の上方に保持した状態で、新しい消しゴム13を筒状連結体20の下方から挿入して補充される。
(2)筒状連結体20を片手で持った状態で保持し、もう一方の手で鉛筆12を回転させながら新しく補充した消しゴム13を押し上げることによって、円筒状の消しゴム13の先が消しゴム13の弾性復元量の範囲内において徐々に絞られて縮径する状態で上方に押し上げられる。
(3)新しい消しゴム13が筒状連結体20内に補充され、先に挿入した消耗して短くなった消しゴム13aが適宜露出状態となることで、新しい消しゴム13と先に挿入した消耗して短くなった消しゴム13aの両方の外筒面が、消しゴム自体の弾性復元力によって徐々に絞られて縮径する消しゴム受け部20の内筒面20aに押し付けられて強固に固定される。(図示の状態)
以上のように使用される本発明の鉛筆ホルダー11は、消耗して短くなった消しゴム13aと新しい消しゴム13を徐々に絞られて縮径する筒状連結体20内に押し込むことによって、消耗して短くなった消しゴム13aと新しい消しゴム13の両方の外筒面を強固に固定することができると共に、消耗して短くなった消しゴム13aにおいては、最後まで余すことなく使い切ることができる。
図2は、本発明における鉛筆ホルダーの使用状態を示す説明図である。
図2(a)は組み立て手順を示す説明図である。
筒状連結体20の下方から消しゴム13を挿入し、続いて鉛筆12の後端で消しゴム13を筒状連結体20内に押し込むように挿入して、最終的には消しゴム13を筒状連結体20の上端部から使いやすい最適な状態に露出させることができる。
図2(b)は使用しない時の状態図を示す。
使用しない時は、筒状連結体20の下方の鉛筆12を逆さまにして再び嵌め込むことによって、鉛筆12の芯先が筒状連結体20内に収まるため、携帯用の消しゴム付き鉛筆10とすることができる。
図2(c)は筒状連結体20を連続させるかまたは延長して延長ホルダー32とした状態図を示す。
筒状連結体20を連続させるか、または延長することによって、複数の短くなった鉛筆12を継ぎ足して利用することができる。
図2(d)はボールペン31の後端に筒状連結体20を嵌め込んだ状態図を示す。
ボールペン用の消しゴム13をボールペン31の後端に取り付けることによって、消しゴム付きボールペンとすることができる。
図2(e)はチョーク、クレヨン、パステル等の棒状文具体30を筒状連結体20に嵌め込んだ状態図を示す。
従来、握ることによって手が汚れていた棒状文具体30に筒状連結体20を嵌め込むことによって、使用時の手の汚れを防止することができる。
図3は、本発明における鉛筆ホルダーのセット手順を示す説明図である。
(1)消しゴム13と鉛筆12と筒状連結体20を準備する。
(2)筒状連結体20の下端部方向から消しゴム13を挿入する。
(3)さらに鉛筆12を筒状連結体20の下端部方向から押し込む。
(4)筒状連結体20を片手で持った状態でもう一方の手で鉛筆12を回転させながら消しゴム13を押し上げる。
(5)消しゴム13を適宜露出状態にして使用する。
(6)使い込むことで消しゴム13が消耗してくる。
(7)鉛筆12を筒状連結体20から取り出す。
(8)新しい消しゴム13を筒状連結体20の下端部方向から挿入して補充する。
(9)筒状連結体20を片手で持った状態で保持し、もう一方の手で鉛筆12を回転させながら新しく補充した消しゴム13を押し上げる。
(10)消耗して短くなった消しゴム13aを適宜露出状態にして使用する。
以上のセット手順で使用される本発明の鉛筆ホルダー11は、筒状連結体20の下端部方向から消しゴム13と鉛筆12を挿入し、さらに、該鉛筆12を回転させて押し上げることで、消しゴム13の露出量を適宜調整することができると共に、消耗して短くなった消しゴム13aを新しい消しゴム13で押し込むことによって、補充作業を容易且つ効率的に行うことができる。
図4は、本発明における鉛筆ホルダーのその他の実施形態を示す説明図である。
図4(a)は拡散分解図を示し、図4(b)は断面説明図を示し、図4(c)は携帯時の使用状態図を示す。
本発明における鉛筆ホルダー11は、筒状連結体20の外筒部に差し込みクリップ24bを備えるカバーキャップ24を嵌め込み可能に設けて形成されるもので、筒状連結体20の外筒部にカバーキャップ24を嵌め込み可能に設けることによって、外出時の携帯用として胸ポケットなどに差し込んで使用することができる。
カバーキャップ24は、差し込みクリップ24bを備えて筒状連結体20の外筒部に嵌め込まれる形状を有するもので、一般的なボールペン31などのキャップ形状を有して形成される。
図5は、本発明における鉛筆ホルダーのその他の実施形態を示す説明図である。
図5(a)は拡散分解図を示し、図5(b)は断面説明図を示し、図5(c)は携帯時の状態図を示す。
本発明における鉛筆ホルダー11は、カバーキャップ24の先端に肉厚部24aを形成し、該肉厚部24a内にカッター25aとテーパ溝25bで構成される鉛筆削り機能25を備えて形成される。
鉛筆削り機能25は、カバーキャップ24の先端に肉厚部24aを形成し、該肉厚部24a内にカッター25aとテーパ溝25bが設けられるもので、従来の手動の鉛筆削り具として市販されている構造を利用して形成される。
以上で構成される本発明の鉛筆ホルダー11は、筒状連結体20の外筒部にカバーキャップ24を嵌め込み可能に設けることによって、外出時の携帯用として胸ポケットなどに差し込んで使用できると共に、いつでも鉛筆12の芯先を削ることができるといった従来にない利便性を備えて形成されるものである。
本発明の鉛筆ホルダーは、鉛筆と消しゴムを連結・保持して消しゴム付き鉛筆とすることができると共に、消しゴムの露出量を適宜調整することができ、さらに短くなった鉛筆を継ぎ合わせて使用することができる延長ホルダーとしても使用できるもので、さらにまたカバーキャップを設けることによって、携帯用の鉛筆とすることもできることから、本発明における「鉛筆ホルダー」の産業上の利用可能性は大とするものと解する。
10 消しゴム付き鉛筆
11 鉛筆ホルダー
12 鉛筆
13 消しゴム
13a 消耗して短くなった消しゴム
20 筒状連結体
20a 内筒面
21 第一の一定の内径寸法を有する円筒部
22 第二の一定の内径寸法を有する円筒部
23 第三の円筒部
24 カバーキャップ
24a 肉厚部
24b 差し込みクリップ
25 鉛筆削り機能
25a カッター
25b テーパ溝
26 消しゴム受け部
28 スリット
29 縁部
30 棒状文具体
31 ボールペン
32 延長ホルダー

Claims (3)

  1. 鉛筆と消しゴムを連結・保持して消しゴム付き鉛筆とすることができる鉛筆ホルダーであって、
    前記鉛筆ホルダーは、所用の長さを有する金属製ならびに合成樹脂製の筒状連結体で形成され、
    前記筒状連結体は、下端部にはR状の縁部を周設すると共に、該下端部から上方にかけての外筒肉厚の一部にはスリットを形成し、下方には鉛筆が保持される第一の一定の内径寸法を有する円筒部と、上方には消しゴムが保持される前記第一の一定の内径寸法を有する円筒部よりも僅かに縮径する第二の一定の内径寸法を有する円筒部と、前記第一の一定の内径寸法を有する円筒部と前記第二の一定の内径寸法を有する円筒部の間には下方から上方に向かって消しゴムの弾性復元量の範囲内においてテーパ状に徐々に絞られて縮径する第三の円筒部と、が連通して形成される、所用の収納長さを有する消しゴム受け部を有し、
    使用する際には、前記筒状連結体の下端部方向から消しゴムと鉛筆を挿入した状態で該鉛筆を回転させて押し上げることで、消しゴムの露出量を適宜調整することができると共に、消しゴムの外筒面が、消しゴム自体の弾性復元力によって前記消しゴム受け部の内筒面に徐々に押し付けられて保持されること特徴とする鉛筆ホルダー。
  2. 前記筒状連結体の外筒部に差し込みクリップを備えるカバーキャップを嵌め込み可能に設けたことを特徴とする請求項1記載の鉛筆ホルダー。
  3. 前記カバーキャップの先端に肉厚部を形成し、該肉厚部内にカッターとテーパ溝で構成される鉛筆削り機能を備えたことを特徴とする請求項2記載の鉛筆ホルダー。
JP2015226641A 2015-04-22 2015-11-19 鉛筆ホルダー Expired - Fee Related JP5960902B1 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015087227 2015-04-22
JP2015087227 2015-04-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5960902B1 true JP5960902B1 (ja) 2016-08-02
JP2016203610A JP2016203610A (ja) 2016-12-08

Family

ID=56550540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015226641A Expired - Fee Related JP5960902B1 (ja) 2015-04-22 2015-11-19 鉛筆ホルダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5960902B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7055290B2 (ja) * 2017-05-18 2022-04-18 カール事務器株式会社 鉛筆削器

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1779910A (en) * 1929-03-06 1930-10-28 John S Kisson Pencil sharpener and point protector
US1958461A (en) * 1933-03-16 1934-05-15 Barclay Wright Sharpener cap
JPS52169436U (ja) * 1976-06-15 1977-12-22
JPS55169477U (ja) * 1979-05-23 1980-12-05
JPS5853690U (ja) * 1981-10-07 1983-04-12 伊藤 二郎 カ−トリツジ式消しゴム
JPS60175683U (ja) * 1984-05-01 1985-11-21 小崎 一洋 カ−トリツジ式ケシゴム付キヤツプ
JPH0191593U (ja) * 1987-12-11 1989-06-15
JPH0350489U (ja) * 1989-09-25 1991-05-16
JPH0642274U (ja) * 1992-08-01 1994-06-03 賢司 福田 鉛筆用のネジ込み式消しゴム、柄、接続付の円筒管及びその工具
JP3083661U (ja) * 2001-07-26 2002-02-08 直樹 大野 消しゴム付鉛筆キャップ

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1779910A (en) * 1929-03-06 1930-10-28 John S Kisson Pencil sharpener and point protector
US1958461A (en) * 1933-03-16 1934-05-15 Barclay Wright Sharpener cap
JPS52169436U (ja) * 1976-06-15 1977-12-22
JPS55169477U (ja) * 1979-05-23 1980-12-05
JPS5853690U (ja) * 1981-10-07 1983-04-12 伊藤 二郎 カ−トリツジ式消しゴム
JPS60175683U (ja) * 1984-05-01 1985-11-21 小崎 一洋 カ−トリツジ式ケシゴム付キヤツプ
JPH0191593U (ja) * 1987-12-11 1989-06-15
JPH0350489U (ja) * 1989-09-25 1991-05-16
JPH0642274U (ja) * 1992-08-01 1994-06-03 賢司 福田 鉛筆用のネジ込み式消しゴム、柄、接続付の円筒管及びその工具
JP3083661U (ja) * 2001-07-26 2002-02-08 直樹 大野 消しゴム付鉛筆キャップ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016203610A (ja) 2016-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2979029A (en) Eyebrow pencil and sharpener therefor
US1942283A (en) Eraser holder
JP5960902B1 (ja) 鉛筆ホルダー
US9004792B2 (en) Eraser cap assembly for writing instrument
CN207428660U (zh) 工具支架
US6974026B2 (en) Three-in-one art pack
JP2005324336A (ja) インキタンク交換式筆記具
US1090829A (en) Eraser.
TWM606656U (zh) 化妝筆
US2056143A (en) Pencil
JP3083661U (ja) 消しゴム付鉛筆キャップ
CN209938137U (zh) 一种盒装铅笔
JP7417685B2 (ja) シャープペンシル
US9308772B2 (en) Pencil eraser adapter
CN212148125U (zh) 一种组合毛笔
US2142377A (en) Eraser holding means
JP6042100B2 (ja) 筆記具レフィル及びそれを収容した筆記具
KR200456900Y1 (ko) 높이 조절이 가능한 필통
US271107A (en) Quill pen-holder
CN217722895U (zh) 一种防止笔刷干结的水性眉笔
CN207772695U (zh) 一种易识别的自动铅笔
US179670A (en) Improvement in pen-holders and fountain-pens
KR102143706B1 (ko) 필기구 및 관련 생산 방법
US544712A (en) Pencil
JP6560119B2 (ja) 芯繰出具

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5960902

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees