JP5959288B2 - 視聴管理システム - Google Patents

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Description

この発明は、再生装置におけるデジタルコンテンツの視聴状態を管理する視聴管理システムに関するものである。
従来、例えばWeb学習教材のように、映像や音声、テキストなどを含むデジタルコンテンツをネットワーク配信する場合、ユーザがコンテンツを視聴した旨を示すログがログファイルとしてサーバに保存される。システム管理者は、当該ログファイルを参照することにより、ユーザIDやアクセス時刻などを示す視聴ログ情報を管理し、閲覧することができる。また、特許文献1には、ストリーミングデータのパケットのヘッダまたはペイロードにフラッグ情報を挿入し、受信端末に読み込まれたアプレットでフラッグ信号を検出し、配信サーバにフラッグが通過した旨の報告を行うことにより、コンテンツの視聴時間を把握する技術が開示されている。
国際公開第2003/027860号
しかしながら、上述した従来の技術では、視聴ログ情報からコンテンツの視聴開始点や視聴終了点、コンテンツが通常再生されたのか、早送りされたのか、あるいは巻き戻しされたのかなどの再生方向や再生速度などを示す視聴状態を取得することができないという課題があった。また、上述した特許文献1に開示された技術では、フラッグの通過によりコンテンツの視聴時間を把握することはできるが、フラッグの通過情報のみではコンテンツの再生方向や再生速度などを示す視聴状態を推測することは困難であるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、コンテンツがどのように視聴されたかを示す視聴情報、すなわちコンテンツの再生方向、再生速度あるいはシーンのジャンプを示す情報を推測可能な視聴管理システムを提供することを目的とする。
この発明に係る視聴ログ管理システムは、デジタルコンテンツを構成するメディアデータに、時間軸方向に所定間隔でマーカを挿入するマーカ挿入部を備えたオーサリング装置と、マーカ挿入部によりマーカが挿入されたメディアデータで構成されたデジタルコンテンツを受信し、再生するコンテンツ再生部と、コンテンツ再生部が再生中のデジタルコンテンツから、マーカ挿入部が挿入したマーカを検出するマーカ検出部と、マーカ検出部によるマーカの検出時に、再生中のデジタルコンテンツの現在位置情報を取得する現在位置情報取得部と、現在位置情報取得部が取得した現在位置情報を配信サーバに送信する現在位置情報送信部とを備えたコンテンツ再生装置と、現在位置情報送信部から送信された現在位置情報を取得して現在位置情報記録部に記録する現在位置情報記録処理部を備えた配信サーバと、現在位置情報記録部に格納された現在位置情報に基づいて、コンテンツ再生装置が再生したデジタルコンテンツの再生方向、再生速度およびシーンのジャンプを含む視聴状態を推測する視聴状態推測部を備えた視聴管理装置とを備えるものである。
この発明によれば、マーカ検出時のコンテンツの現在位置情報から、コンテンツがどのように視聴されたかを示す視聴情報を推測することができる。これにより、コンテンツの視聴パターンを解析することが可能となり、解析した視聴パターンをコンテンツ制作に活用することができる。
実施の形態1による視聴ログ管理システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1による視聴ログ管理システムのデジタルコンテンツ制作時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1による視聴ログ管理システムのデジタルコンテンツ再生時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2による視聴ログ管理システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態2による視聴ログ管理システムのデジタルコンテンツ再生時の動作を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による視聴ログ管理システムの構成を示すブロック図である。図1において、視聴ログ管理システムは、オーサリング装置10、デジタルコンテンツ配信サーバ20、視聴端末(コンテンツ再生装置)30およびログ管理端末(視聴管理装置)40で構成されている。
オーサリング装置10は、デジタルコンテンツを制作する。デジタルコンテンツ配信サーバ20は、オーサリング装置10が制作したデジタルコンテンツを格納すると共に、視聴端末30に配信する。さらに、配信したデジタルコンテンツの現在位置情報を視聴端末30から取得し、記録する。視聴端末30は、デジタルコンテンツを再生する。ログ管理端末40は、視聴ログを管理および閲覧する。
次に、各装置および各端末の詳細な構成について説明する。
オーサリング装置10は、メディア格納部11、メディア呼出部12、マーカ挿入部13およびデジタルコンテンツ制作部14で構成される。
メディア格納部11は、例えばフォルダやデータベースなどで構成され、テキストなどのメディアデータを格納する。メディア呼出部12は、メディア格納部11に格納されたメディアデータを呼び出す。
マーカ挿入部13は、メディア呼出部12が呼び出したメディアデータに一定時間ごとにマーカを挿入する。ここで、マーカとは、オーディオファイルやビデオファイルなどのメディアデータの位置を指定するものであり、当該マーカを挿入することにより、メディアデータにおいて選択された位置の検索や、Windows(登録商標/以下記載を省略する) Media Player ActiveX コントロール オブジェクト モデルが示すイベント、メソッド、およびプロパティの呼び出しが可能となる。マーカを挿入する手段としては、例えば、Microsoft Windows Media Advanced Script Indexer がある。Advanced Script Indexer は、Windows Media を使用したメディアデータ内のマーカを設定および変更できるツールであり、多数のマーカをメディアデータに挿入することができる。
デジタルコンテンツ制作部14は、マーカを挿入したメディアデータを用いてデジタルコンテンツを制作する。デジタルコンテンツはコンテンツデータ、例えばマークアップ/スクリプト言語や画像、音声、テキストなどで構成されるコンテンツデータと、映像データとから構成される。デジタルコンテンツ制作部14が制作したデジタルコンテンツは、デジタルコンテンツ配信サーバ20にアップロードされる。
デジタルコンテンツ配信サーバ20は、デジタルコンテンツ格納部21、デジタルコンテンツ配信部22、現在位置情報記録処理部23および現在位置情報記録部24で構成される。
デジタルコンテンツ格納部21は、デジタルコンテンツ制作部14によりアップロードされたデジタルコンテンツを格納する。デジタルコンテンツ配信部22は、視聴端末30からデジタルコンテンツのダウンロード要求が入力されると、指定されたデジタルコンテンツを視聴端末30に配信する。
現在位置情報記録処理部23は、視聴端末30から入力されるメディアデータの現在位置情報を取得し、現在位置情報記録部24に格納する処理を行う。現在位置情報記録処理部23としては、CGI(Common Gateway Interface)やASP(Active Server Pages)で環境変数を取得し、ファイルに書き出す方法が挙げられる。環境変数を利用することにより、GETメソッドで渡された現在位置情報を取得し、ファイルに書き出すことができる。現在位置情報記録部24は、メディアデータの現在位置情報を記憶する。
視聴端末30は、デジタルコンテンツ再生部31、マーカ検出部32、現在位置情報取得部33および現在位置情報送信部34で構成される。
デジタルコンテンツ再生部31は、デジタルコンテンツ配信サーバ20のデジタルコンテンツ配信部22から配信されたデジタルコンテンツを受信し、再生する。マーカ検出部32は、デジタルコンテンツ再生部31が再生するデジタルコンテンツを参照し、メディアデータに挿入されたマーカを検出する。さらに指定されたマーカ位置でイベントの呼び出しを行う。なお、マーカを検出する手段としては、ActiveX コントロール オブジェクト モデルのイベントがある。例えば、markerHitイベントを使用すると、メディアがマーカ位置に達する時を指定することができ、「markerHit(1)」と指定すると、メディア内で最初のマーカに達したことを検出する。これにより、指定されたマーカ位置に到達した時に、当該到達に応じてActiveX オブジェクト モデルの他のメソッドやイベントを呼び出すことができる。
現在位置情報取得部33および現在位置情報送信部34は、指定されたマーカ位置への到達によるイベントの呼び出しにより機能する。
現在位置情報取得部33は、マーカ検出部32がマーカに達したことを検出した際のメディアデータの現在位置を取得することができる。現在位置情報取得部33として、例えばActiveX コントロール オブジェクト モデルのcurrentPosition プロパティを用いることで、先頭からの秒数で、メディアデータの現在位置を取得することができる。現在位置情報送信部34は、現在位置情報取得部33が取得したメディアデータの現在位置情報をデジタルコンテンツ配信サーバ20の現在位置情報記録処理部23に出力する。例えば、GETメソッドでデジタルコンテンツ配信サーバ20に出力するパラメータに、現在位置情報取得部33が取得した現在位置情報を設定し、デジタルコンテンツ配信サーバ20に出力する。
ログ管理端末40は、再生状況推測部(視聴状態推測部)41を備える。
再生状況推測部41は、デジタルコンテンツ配信サーバ20の現在位置情報記録部24にアクセスし、記録されたメディアデータの現在位置情報を取得し、デジタルコンテンツの再生状況を推測する。再生状況推測部41は、例えば、LogParserなどのログ分析支援ツールによりログを分析し、一定時間毎に記録された現在位置情報の変化から、例えば再生方向や再生速度、シーンのジャンプなどの再生状況を推測する。
より具体的に説明すると、現在位置情報を1秒ごとに記録している場合において、現在位置情報のログが0,1,2,3,4,5と変化している場合、現在位置が0から5のシーンが通常再生されていることが分かる。また、現在位置情報のログが0,5,10,15,20と変化している場合、現在位置が0から20のシーン5倍速で早送りされていることが分かる。また、現在位置情報のログが20,15,10,5,0と変化している場合、現在位置が0から20のシーンが5倍速で巻き戻しされていることが分かる。このように、一定時間毎に記録された現在位置情報の変化から、各シーンがどのように再生されたかの再生状況を推測することができる。
なお、現在位置情報送信部34が、取得された現在位置情報をリアルタイムでデジタルコンテンツ配信サーバ20に出力し、再生状況推測部41もリアルタイムで再生状況を推測するように構成してもよいし、現在位置情報送信部34が、取得された現在位置情報に取得した時間情報を併せてデジタルコンテンツ配信サーバ20に出力し、再生状況推測部41は一定時間間隔で再生状況を推測するように構成してもよい。
視聴端末30の現在位置情報送信部34が、現在位置情報をデジタルコンテンツ配信サーバ20に送信する際に、メディアデータのファイル名などのメディアデータを一意に特定する情報や、コンテンツタイトルなどのコンテンツデータを一意に特定する情報などを、現在位置情報に併せて送信し、現在位置情報記録処理部23が、現在位置情報と併せてメディアデータを一意に特定する情報やコンテンツデータを一意に特定する情報などを記録することにより、再生状況推測部41はログ情報の分析により、メディア毎あるいはコンテンツ毎の視聴パターンを推測することができる。
さらに、現在位置情報送信部34が、現在位置情報をデジタルコンテンツ配信サーバ20に送信する際に、視聴端末30のユーザIDを取得する環境変数から、視聴者を一意に特定する情報(ユーザIDなど)を現在位置情報に併せて送信し、現在位置情報記録処理部23が現在位置情報と併せて視聴者を一意に特定する情報を記録することにより、再生状況推測部41はログ情報の分析により、視聴者毎の視聴パターンを推測することができる。
なお、メディアデータを一意に特定する情報やコンテンツデータを一意に特定する情報、視聴者を一意に特定する情報は、デジタルコンテンツ再生部31や入力操作部(不図示)などを介して取得することができる。
次に、実施の形態1の視聴ログ管理システムの動作について説明する。なお、説明はデジタルコンテンツ制作時の動作と、デジタルコンテンツ再生および再生状況の推測の動作に分けて説明する。まず、図2を参照しながら、コンテンツ制作時の動作について説明する。図2は、実施の形態1の視聴ログ管理システムのコンテンツ制作の動作を示すフローチャートである。
まず、オーサリング装置10のメディア呼出部12は、メディア格納部11からメディアデータを呼び出す(ステップST1)。マーカ挿入部13は、ステップST1で呼び出されたメディアデータに対して、一定時間毎にマーカを挿入する(ステップST2)。デジタルコンテンツ制作部14は、ステップST2でマーカを挿入したメディアデータを用いてデジタルコンテンツを制作する(ステップST3)。ステップST3で制作したデジタルコンテンツは、デジタルコンテンツ配信サーバ20に出力され、デジタルコンテンツ格納部21に格納され(ステップST4)、処理を終了する。
次に、デジタルコンテンツ再生および再生状況推測の動作について、図3を参照しながら説明する。
図3は、実施の形態1の視聴ログ管理システムのコンテンツ再生および再生状況推測の動作を示すフローチャートである。
視聴端末30からデジタルコンテンツのダウンロード要求が入力され、ユーザが視聴を希望するコンテンツを指定するコンテンツ視聴情報が入力されると(ステップST11)、デジタルコンテンツ配信サーバ20のデジタルコンテンツ配信部22は、デジタルコンテンツ格納部21に格納されたデジタルコンテンツからコンテンツ視聴情報に基づいたデジタルコンテンツを取得して視聴端末30に配信する(ステップST12)。
視聴端末30のデジタルコンテンツ再生部31は、ステップST12で配信されたデジタルコンテンツを再生し(ステップST13)、マーカ検出部32はデジタルコンテンツのメディアデータに挿入されたマーカの検出を行う(ステップST14)。マーカ検出部32は、メディアデータ内のマーカを検知したか否か判定を行い(ステップST15)、マーカが検知されていない場合(ステップST15;NO)、ステップST13の処理に戻り、デジタルコンテンツの再生を継続する。
一方、メディアデータ内のマーカを検知した場合(ステップST15;YES)、現在位置情報取得部33がメディアデータの現在位置情報を取得し(ステップST16)、現在位置情報送信部34がステップST16で取得したメディアデータの現在位置情報をデジタルコンテンツ配信サーバ20の現在位置情報記録処理部23に送信する(ステップST17)。現在位置情報記録処理部23は、ステップST17で送信された現在位置情報を現在位置情報記録部24に格納する(ステップST18)。ログ管理端末40の再生状況推測部41は、現在位置情報記録部24にアクセスし、記録された現在位置情報を取得し、デジタルコンテンツの再生状況の推測を行う(ステップST19)。同時に、デジタルコンテンツ再生部31は、デジタルコンテンツの再生が終了したか否か判定を行い(ステップST20)、再生が終了していない場合には(ステップST20;NO)、ステップST13の処理に戻りデジタルコンテンツの再生を継続し、再生が終了した場合には(ステップST20;YES)、処理を終了する。
なお、ログ管理端末40の再生状況推測部41により推測されたデジタルコンテンツの再生状況は、ログ管理端末40あるいはデジタルコンテンツ配信サーバ20内に記憶領域を設け、当該記憶領域内に蓄積するように構成してもよい。記憶領域に蓄積した再生状況を示すデータを解析することにより、繰り返し視聴されるシーンや、スキップされるシーンなどコンテンツの視聴パターンを把握することができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、デジタルコンテンツ制作時にデジタルコンテンツに含まれるメディアデータに一定時間毎にマーカを挿入するマーカ挿入部13と、デジタルコンテンツ再生時にマーカの検出を行い、イベント呼び出しを行うマーカ検出部32と、マーカ検出部32のイベント呼び出しに応じてメディアデータにおける現在位置情報を取得し、デジタルコンテンツ配信サーバ20に出力する現在位置情報取得部33および現在位置情報送信部34と、記録された現在位置情報を用いてデジタルコンテンツの再生状況を推測する再生状況推測部41とを備えるように構成したので、一定時間毎に記録された現在位置情報の変化から、デジタルコンテンツのどのシーンがどのような状況で視聴されたかを推測することができる。
また、この実施の形態1によれば、再生状況推測部41がログを分析し、一定時間毎に記録された現在位置情報の変化から、例えば再生方向や再生速度、シーンのジャンプなどの再生状況を推測するように構成したので、デジタルコンテンツが通常再生されたか、早送りされたか、あるいは巻き戻しされたかなど具体的な再生状況を推測することができる。これにより、繰り返し視聴されるシーンやスキップされるシーンなど、コンテンツの視聴パターンを解析することができ、マルチメディアコンテンツの制作にフィードバックすることができる。
また、この実施の形態1によれば、メディアデータを一意に特定する情報、あるいはコンテンツデータを一意に特定する情報を、現在位置情報に併せて送信および記録するように構成したので、メディアデータ毎あるいはコンテンツ毎の視聴パターンを推測することができる。
また、この実施の形態1によれば、環境変数から視聴者を一意に特定する情報を取得し、現在位置情報に併せて送信および記録するように構成したので、視聴者毎の視聴パターンを推測することができる。
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、マーカ挿入部13が呼び出したメディアデータに一定時間毎にマーカを挿入する構成を示したが、この実施の形態2では視聴端末30において、一定時間のカウント毎にメディアデータの現在位置情報を記録する構成を示す。
図4は、この発明の実施の形態2による視聴ログ管理システムの構成を示すブロック図である。実施の形態2の視聴ログ管理システムでは、実施の形態1のオーサリング装置10のマーカ挿入部13を削除し、視聴端末30に新たに再生時間計測部35を追加して設けている。なお、以下では実施の形態1による視聴ログ管理システムの構成要素と同一または相当する部分には、実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
オーサリング装置10は、メディア格納部11、メディア呼出部12およびデジタルコンテンツ制作部14で構成される。
デジタルコンテンツ制作部14は、メディア呼出部12が呼び出したメディアデータを用いてデジタルコンテンツを制作する。デジタルコンテンツはコンテンツデータ、例えばマークアップ/スクリプト言語や画像、音声、テキストなどで構成されるコンテンツデータと、映像データとから構成される。デジタルコンテンツ制作部14が制作したデジタルコンテンツは、デジタルコンテンツ配信サーバ20にアップロードされる。
デジタルコンテンツ配信サーバ20は、実施の形態1と同様にデジタルコンテンツ格納部21、デジタルコンテンツ配信部22、現在位置情報記録処理部23および現在位置情報記録部24で構成される。なお、動作も実施の形態1と同様である。
視聴端末30は、デジタルコンテンツ再生部31、再生時間計測部35、現在位置情報取得部33´および現在位置情報送信部34´で構成される。
デジタルコンテンツ再生部31は、デジタルコンテンツ配信サーバ20のデジタルコンテンツ配信部22から配信されたデジタルコンテンツを受信し、再生する。再生時間計測部35は、デジタルコンテンツ再生部31によるデジタルコンテンツの再生を検知し、デジタルコンテンツの再生時間をカウントする。さらに、再生時間のカウント値があらかじめ設定した所定値に到達したか否かを検知し、検知した場合に現在位置情報取得部33´および現在位置情報送信部34´を呼び出す。
現在位置情報取得部33´および現在位置情報送信部34´は、再生時間の所定時間カウント毎の呼び出しにより機能する。
現在位置情報取得部33´は、デジタルコンテンツの再生時間のカウント値が所定値に達したことを検知した際のメディアデータの現在位置情報を取得する。現在位置情報取得部33´は、実施の形態1と同様に、例えばActiveX コントロール オブジェクト モデルのcurrentPosition プロパティなどを適用可能である。現在位置情報送信部34´は、現在位置情報取得部33´が取得したメディアデータの現在位置情報をデジタルコンテンツ配信サーバ20の現在位置情報記録処理部23に出力する。
ログ管理端末40の再生状況推測部41は、実施の形態1と同一であり、例えばLogParserなどのログ分析支援ツールを適用可能であり、ログを分析することにより一定時間毎に記録された現在位置情報の変化からデジタルコンテンツの再生状況を推測する。また、現在位置情報に併せて、メディアデータのファイル名などのメディアデータを一意に特定する情報などを記録することにより、ログ情報からメディアデータ毎またはコンテンツ毎の視聴パターンを推測することができる。さらに、現在位置情報に併せて、ユーザIDなどの視聴者を一意に特定する情報を記録することにより、ログ情報から視聴者毎の視聴パターンを推測することができる。
次に、実施の形態2の視聴ログ管理システムの動作について説明する。なお、実施の形態2におけるデジタルコンテンツ制作時の動作は、図2で示したフローチャートのステップST2のマーカ挿入処理を省略したのみの動作である。具体的には、ステップST1としてメディア呼出部12がメディア格納部11からメディアデータを呼び出し、ステップST3としてコンテンツ制作部14が呼び出したメディアデータを用いてデジタルコンテンツを制作し、ステップST4としてデジタルコンテンツをデジタルコンテンツ配信サーバ20のデジタルコンテンツ格納部21に格納する。
次に、デジタルコンテンツ再生および再生状況推測の動作について図5を参照しながら説明する。なお、実施の形態1に係る視聴ログ管理システムと同一のステップには図3で使用した符号と同一の符号を付し、説明を省略または簡略化する。
視聴端末30からコンテンツ視聴情報が入力されると(ステップST11)、デジタルコンテンツ配信サーバ20のデジタルコンテンツ配信部22はデジタルコンテンツ格納部21に格納されたデジタルコンテンツからコンテンツ視聴情報に基づいたデジタルコンテンツを取得して視聴端末30に配信する(ステップST12)。
視聴端末30のデジタルコンテンツ再生部31は、ステップST12で配信されたデジタルコンテンツを再生し(ステップST13)、再生時間計測部35がデジタルコンテンツの再生時間のカウントを開始する(ステップST21)。再生時間計測部35は、再生時間のカウント値があらかじめ設定した所定値に到達したか否か判定を行い(ステップST22)、再生時間のカウント値が所定値に達していない場合(ステップST22;NO)、ステップST13の処理に戻り、デジタルコンテンツの再生を継続する。
一方、再生時間のカウント値が所定値に達した場合(ステップST22;YES)、現在位置情報取得部33´がメディアデータの現在位置情報を取得し(ステップST16)、現在位置情報送信部34´がステップST16で取得したメディアデータの現在位置情報をデジタルコンテンツ配信サーバ20の現在位置情報記録処理部23に送信する(ステップST17)。現在位置情報記録処理部23は、ステップST17で送信された現在位置情報を現在位置情報記録部24に格納する(ステップST18)。ログ管理端末40の再生状況推測部41は、現在位置情報記録部24にアクセスし、記録された現在位置情報を取得し、デジタルコンテンツの再生状況の推測を行う(ステップST19)。同時に、デジタルコンテンツ再生部31は、デジタルコンテンツの再生が終了したか否か判定を行い(ステップST20)、再生が終了していない場合には(ステップST20;NO)、ステップST13の処理に戻りデジタルコンテンツの再生を継続し、再生が終了した場合には(ステップST20;YES)、処理を終了する。
なお、ログ管理端末40の再生状況推測部41により推測されたデジタルコンテンツの再生状況は、ログ管理端末40あるいはデジタルコンテンツ配信サーバ20内に記憶領域を設け、当該記憶領域内に蓄積するように構成してもよい。記憶領域に蓄積した再生状況を示すデータを解析することにより、繰り返し視聴されるシーンや、スキップされるシーンなどコンテンツの視聴パターンを把握することができる。
以上のように、この実施の形態2によれば、デジタルコンテンツの再生時間をカウントする再生時間計測部35と、再生時間のカウント値が所定値に達した場合に現在位置情報を取得して送信する現在位置情報取得部33´および現在位置情報送信部34´と、記録された現在位置情報を用いてデジタルコンテンツの再生状況を推測する再生状況推測部41とを備えるように構成したので、再生時間が所定のカウント値に到達する毎に記録された現在位置情報の変化から、デジタルコンテンツのどのシーンがどのような状況で視聴されたかを推測することができる。
また、この実施の形態2によれば、再生状況推測部41がログを分析し、所定のカウント値に到達する毎に記録された現在位置情報の変化から、例えば再生方向や再生速度、シーンのジャンプなどの再生状況を推測するように構成したので、デジタルコンテンツが通常再生されたか、早送りされたか、あるいは巻き戻しされたかなど具体的な再生状況を推測することができる。これにより、繰り返し視聴されるシーンやスキップされるシーンなど、コンテンツの視聴パターンを解析することができ、マルチメディアコンテンツの制作にフィードバックすることができる。
また、この実施の形態2によれば、メディアデータを一意に特定する情報、あるいはコンテンツデータを一意に特定する情報を、現在位置情報に併せて送信および記録するように構成したので、メディアデータ毎あるいはコンテンツ毎の視聴パターンを推測することができる。
また、この実施の形態2によれば、環境変数から視聴者を一意に特定する情報を取得し、現在位置情報に併せて送信および記録するように構成したので、視聴者毎の視聴パターンを推測することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
なお、上述した実施の形態1および実施の形態2では、オーサリング装置10を別途設ける構成を示したが、デジタルコンテンツ配信サーバ20にオーサリング装置10の機能を持たせるように構成してもよい。
10 オーサリング装置、11 メディア格納部、12 メディア呼出部、13 マーカ挿入部、14 デジタルコンテンツ制作部、20 デジタルコンテンツ配信サーバ、21 デジタルコンテンツ格納部、22 デジタルコンテンツ配信部、23 現在位置情報記録処理部、24 現在位置情報記録部、30 視聴端末、31 デジタルコンテンツ再生部、32 マーカ検出部、33,33´ 現在位置情報取得部、34,34´ 現在位置情報送信部、35 再生時間計測部、40 ログ管理端末、41 再生状況推測部。

Claims (5)

  1. デジタルコンテンツを制作するオーサリング装置と、前記オーサリング装置が制作したデジタルコンテンツを配信する配信サーバと、前記配信サーバから配信されるデジタルコンテンツを受信して再生するコンテンツ再生装置と、前記コンテンツ再生装置における前記デジタルコンテンツの視聴状態を管理する視聴管理装置とを備えた視聴管理システムにおいて、
    前記オーサリング装置は、前記デジタルコンテンツを構成するメディアデータに、時間軸方向に所定間隔でマーカを挿入するマーカ挿入部を備え、
    前記コンテンツ再生装置は、前記マーカ挿入部によりマーカが挿入されたメディアデータで構成されたデジタルコンテンツを受信し、再生するコンテンツ再生部と、前記コンテンツ再生部が再生中のデジタルコンテンツから、前記マーカ挿入部が挿入したマーカを検出するマーカ検出部と、前記マーカ検出部による前記マーカの検出時に、前記再生中のデジタルコンテンツの現在位置情報を取得する現在位置情報取得部と、前記現在位置情報取得部が取得した現在位置情報を前記配信サーバに送信する現在位置情報送信部とを備え、
    前記配信サーバは、前記現在位置情報送信部から送信された現在位置情報を取得して現在位置情報記録部に記録する現在位置情報記録処理部を備え、
    前記視聴管理装置は、前記現在位置情報記録部に格納された現在位置情報に基づいて、前記コンテンツ再生装置が再生したデジタルコンテンツの再生方向、再生速度およびシーンのジャンプを含む視聴状態を推測する視聴状態推測部を備えたことを特徴とする視聴管理システム。
  2. デジタルコンテンツを配信する配信サーバと、前記配信サーバから配信されるデジタルコンテンツを受信して再生するコンテンツ再生装置と、前記コンテンツ再生装置における前記デジタルコンテンツの視聴状態を管理する視聴管理装置とを備えた視聴管理システムにおいて、
    前記コンテンツ再生装置は、デジタルコンテンツを受信し、再生するコンテンツ再生部と、前記コンテンツ再生部による前記デジタルコンテンツの再生時間を計測する再生時間計測部と、前記再生時間計測部が計測した再生時間があらかじめ設定した計測値に到達すると、前記再生中のデジタルコンテンツの現在位置情報を取得する現在位置情報取得部と、前記現在位置情報取得部が取得した現在位置情報を前記配信サーバに送信する現在位置情報送信部とを備え、
    前記配信サーバは、前記現在位置情報送信部から送信された現在位置情報を取得して現在位置情報記録部に記録する現在位置情報記録処理部を備え、
    前記視聴管理装置は、前記現在位置情報記録部に格納された現在位置情報に基づいて、前記コンテンツ再生装置が再生したデジタルコンテンツの再生方向、再生速度およびシーンのジャンプを含む視聴状態を推測する視聴状態推測部を備えたことを特徴とする視聴管理システム。
  3. 前記現在位置情報送信部は、前記デジタルコンテンツを構成するメディアデータを一意に特定する情報を、前記現在位置情報取得部が取得した現在位置情報に併せて前記配信サーバに送信することを特徴とする請求項1または請求項2記載の視聴管理システム。
  4. 前記現在位置情報送信部は、前記デジタルコンテンツを構成するコンテンツデータを一意に特定する情報を、前記現在位置情報取得部が取得した現在位置情報に併せて前記配信サーバに送信することを特徴とする請求項1または請求項2記載の視聴管理システム。
  5. 前記現在位置情報送信部は、前記デジタルコンテンツを視聴するユーザを一意に特定する情報を、前記現在位置情報取得部が取得した現在位置情報に併せて前記配信サーバに送信することを特徴とする請求項1または請求項2記載の視聴管理システム。
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