JP5958540B2 - 通信制御装置、通信制御方法及び通信装置 - Google Patents

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Description

本開示は、通信制御装置、通信制御方法及び通信装置に関する。
近年、LTE(Long Term Evolution)及びWiMAXなどの高速なセルラ無線通信方式が実用化され、モバイルユーザにより享受される無線通信サービスの通信レートは大きく向上した。さらに、LTE−A(LTE-Advanced)などの第4世代セルラ無線通信方式が導入されれば、通信レートは一層向上するものと期待される。
一方で、モバイルユーザの数は急速に増加しており、高データレートを要求するアプリケーションの利用も広まってきている。結果として、セルラ無線通信方式の発展は、モバイルユーザの全てのニーズを満足させるには至っていない。そこで、通信レートを維持し、又は向上させるために、周波数リソースの有効利用のための技術が検討されている。
例えば、特許文献1には、複数の二次通信サービス間での通信リソースの共用を支援する技術が開示されている。
特開2012−34326号公報
しかし、例えば、1次システムであるLTEの無線通信システムについての遊休状態のリソースブロックを2次システムの通信装置が確認するためには、通常、2次システムの通信装置には多大な負荷が発生する。より具体的には、2次システムの通信装置は、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)に含まれる全てのCCE(Control Channel Element)についてのブラインドデコーディングを行うことになるので、2次システムの通信装置に多大な負荷が発生する。
そこで、1次システムについての遊休状態の通信リソースを2次システムが確認する際の負荷を軽減することを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
本開示によれば、1次システムが有する通信リソースを用いて、上記1次システムの複数の端末装置と無線通信する無線通信部と、上記通信リソースを二次的に利用する2次システムへ利用可能な通信リソースを通知するためのリソース情報を生成する生成部と、を備え、上記無線通信部は、上記複数の端末装置によって共通的に復号される共通スペース及び上記複数の端末装置の一部によってのみそれぞれ復号される複数の個別スペースを含むダウンリンク制御チャネル上で、上記生成部により生成される上記リソース情報を送信する、通信制御装置が提供される。
また、本開示によれば、1次システムが有する通信リソースを用いて、上記1次システムの複数の端末装置と無線通信することと、上記通信リソースを二次的に利用する2次システムへ利用可能な通信リソースを通知するためのリソース情報を生成することと、上記複数の端末装置によって共通的に復号される共通スペース及び上記複数の端末装置の一部によってのみそれぞれ復号される複数の個別スペースを含むダウンリンク制御チャネル上で、生成された上記リソース情報を送信することと、を含む通信制御方法が提供される。
また、本開示によれば、1次システムの複数の端末装置によって共通的に復号される共通スペース及び上記複数の端末装置の一部によってのみそれぞれ復号される複数の個別スペースを含むダウンリンク制御チャネル上で、上記1次システムが有する通信リソースを二次的に利用する2次システムへ利用可能な通信リソースを通知するためのリソース情報を受信する無線通信部と、上記ダウンリンク制御チャネルについての復号により取得されるリソース情報に基づいて、上記無線通信部に、上記利用可能な通信リソースを用いて無線通信させる制御部と、を備える通信装置が提供される。
以上説明したように本開示によれば、1次システムについての遊休状態の通信リソースを2次システムが確認する際の負荷を軽減することが可能となる。
LTEにおけるダウンリンクのリソースブロックのフォーマットを説明するための説明図である。 PDCCH上でスケジューリング情報を送信する一般的な手法の一例を説明するための説明図である。 本開示の実施形態に係る1次システム及び2次システムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る1次システムのeNodeBの構成の一例を示すブロック図である。 PDCCH上でリソース情報を送信する手法の一例を説明するための説明図である。 複数の装置の間で遊休状態のリソースブロックがある無線フレームを一意に識別するための情報の一例を説明するための説明図である。 複数の装置の間で遊休状態のリソースブロックを一意に識別するための情報の一例を説明するための説明図である。 PDCCH上でのアップリンクのスケジューリング情報の送信の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る2次システムのeNodeBの構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る1次システムのeNodeB側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る2次システムのHome eNodeB側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例に係る1次システムのeNodeB側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例に係る2次システムのHome eNodeB側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
以下に添付の図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.はじめに
1.1.周波数リソースの有効利用のための技術分野
1.2.遊休状態の周波数リソースを有効活用する周波数2次利用
1.3.1次システム及び2次システム
1.4.技術的課題
2.1次システム及び2次システムの概略的な構成
3.各装置の構成
3.1.eNodeBの構成
3.2.Home eNodeBの構成
4.処理の流れ
5.変形例
5.1.eNodeBの構成
5.2.Home eNodeBの構成
5.3.処理の流れ
6.まとめ
<<1.はじめに>>
まず、周波数リソースの有効利用のための技術分野、時間的に又は空間的に遊休状態の周波数リソースを有効活用する周波数2次利用、1次システム及び2次システム、LTEにおけるリソースブロック、及び技術的課題を説明する。
<1.1.周波数リソースの有効利用のための技術分野>
まず、周波数リソースの有効利用のための技術分野を説明する。周波数リソースの有効利用のための技術分野として、例えば、以下のような技術分野が代表的である。
・単一の事業者内での周波数シェアリング
・異なる事業者間での周波数シェアリング
・時間的に又は空間的に遊休状態の周波数リソースを有効活用する周波数2次利用
・遊休状態の周波数リソースのリアルタイムオークション
第1に、単一の事業者内での周波数シェアリングは、同一事業者の異なる通信方式の通信システム間での周波数リソースの貸借により、周波数リソースの利用効率を向上させる技術である。上記異なる通信方式は、一例として、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)及びLTE(Long Term Evolution)である。例えば、LTEネットワーク内でトラフィック量が急増し、W−CDMAネットワーク内でトラフィック量が少ない場合に、W−CDMAネットワークの周波数リソースの一部が、LTEネットワークで一時的に利用可能とされる。その結果、LTEネットワークの通信容量が増加し、W−CDMAネットワーク及びLTEネットワークの両方での合計のトラフィック量を増やすことが可能である。また、換言すると、W−CDMAネットワーク及びLTEネットワークの両方で収容可能な端末装置の数を増やすことが可能である。
第2に、異なる事業者間での周波数シェアリングは、異なる事業者の通信システム間での周波数リソースの貸借により、周波数リソースの利用効率を向上させる技術である。当該周波数シェアリングでは、異なる事業者(例えば、事業者A及び事業者B)が同時に同じエリアで無線通信サービスを提供していると仮定される。例えば、事業者A及び事業者Bは、それぞれ、LTEの無線通信サービスを提供する。例えば、事業者BのLTEネットワーク内でトラフィック量が急増し、事業者AのLTEネットワーク内でトラフィック量が少ない場合に、事業者AのLTEネットワークの周波数リソースの一部が、事業者BのLTEネットワークで一時的に利用可能とされる。その結果、事業者BのLTEネットワークの通信容量が増加し、事業者BのLTEネットワークでトラフィック量を増やすことが可能である。
第3に、時間的に又は空間的に遊休状態の周波数リソースを有効活用する周波数2次利用は、1次システムと2次システムとの間での周波数リソースの貸借により、周波数リソースの利用効率を向上させる技術である。1次システムは、プライマリシステムとも呼ばれる。また、2次システムは、セカンダリシステムとも呼ばれる。1次システムは、優先権を有するメインのシステムである。例えば、1次システムは、LTEの無線通信システムである。また、例えば、2次システムは、無線LANシステム、又は、Home eNodeBとその近傍のUE(User Equipment)とで構成される専用の(dedicated)LTEの無線通信システムである。例えば、1次システムの周波数リソースの空きがある場合に、2次システムは、当該周波数リソースを一時的に利用する。
第4に、遊休状態の周波数リソースのリアルタイムオークションは、遊休状態の周波数リソースを、当該周波数リソースの利用を希望する事業者にオークションで貸し出す技術である。
なお、本開示は、時間的に又は空間的に遊休状態の周波数リソースを有効活用する周波数2次利用に着目する。本開示では、例えば、LTEのプラットフォームにおいてこの技術を適用する場合に求められる技術を説明する。
<1.2.遊休状態の周波数リソースを有効活用する周波数2次利用>
(LTEにおける周波数2次利用の前提)
LTEの無線通信システムにおいて、リソースブロック(RB)が、アップリンク及びダウンリンクにおけるスケジューリングの単位である。このリソースブロックは、12サブキャリア×7OFDMシンボルの通信リソースである。通信リソースは、このように周波数方向及び時間方向で分けられ得る。ユーザ機器(UE:User Equipment)は、リソースブロック単位の通信リソースを使用できる。また、UEへのダウンリンク及びアップリンクの通信リソースの割当ては、リソースブロックの単位で行われる。
LTEの無線通信システムにおいて、全ての時間において、全てのリソースブロックが使用されているわけではない。即ち、セル内でUEの数が少ない場合、又は、UEのアップリンク又はダウンリンクのトラフィックが少ない場合には、遊休状態のリソースブロックが存在する。この遊休状態の通信リソースを、1次システムが開放し、2次システムが有効利用することで、スループットを向上させることができる。
(有効利用する通信リソースの単位)
上述したように、遊休状態の通信リソースとして、12サブキャリア×7OFDMシンボルの通信リソースであるリソースブロックを説明した。当該リソースブロックは、スケジューリングの最小単位である。第1の例として、2次システムに開放される遊休状態の通信リソースの単位は、このリソースブロックである。また、第2の例として、2次システムに開放される遊休状態の通信リソースの単位は、サブフレームである。即ち、周波数帯域(例えば、コンポーネントキャリア)×1ミリ秒(ms)の通信リソースが、2次システムに開放される。
開放される遊休状態の通信リソースの単位によって、通信リソースの開放を決定すべき頻度が異なると考えられる。
例えば、開放される遊休状態の通信リソースの単位がリソースブロックである場合には、開放の決定の頻度は非常に高くなり得る。即ち、遊休状態の通信リソースは、非常に動的(dynamic)に開放され得る。なぜならば、リソースブロックごとに、当該リソースブロックをどのUEが使用するかが決められるので、遊休状態であったリソースブロックの直後のリソースブロックでは、遊休状態になっていない可能性があるからである。よって、リソースブロックの開放を決定する頻度は、例えば1ms(サブフレームの長さ)ごとである。
一方、例えば、開放される遊休状態の通信リソースの単位がサブフレームである場合には、開放の決定の頻度はより低くなり得る。即ち、遊休状態の通信リソースは、準静的(semi-static)に開放され得る。サブフレーム単位の通信リソースの開放を決定する頻度は、例えば数10msごとである。この場合に、数10msの間は、10msの無線フレームの中の開放されたサブフレーム単位の通信リソースが、2次システムにより利用される。
本開示では、リソースブロックのような細かい単位での通信リソースの開放に着目する。リソースブロックのような細かい単位での通信リソースの2次利用は、遊休状態の通信リソースをくまなく利用することを可能にするが、動的な制御を必要とする。
(LTEにおけるリソースブロック)
上述したように、本開示ではリソースブロックのような細かい単位での通信リソースの開放に着目するので、リソースブロックについてより詳細に説明する。以下、この点について図1を参照してより具体的に説明する。
図1は、LTEにおけるダウンリンクのリソースブロックのフォーマットを説明するための説明図である。図1を参照すると、1つのサブフレームの中の2つのリソースブロックが示されている。上述したように、各サブフレームは、12サブキャリア×7OFDMシンボル(1スロット)の通信リソースである。このように、12サブキャリアの帯域幅の中に、時間(t)方向に、サブフレームあたり2つのリソースブロックが存在する。また、周波数(f)方向には、運用されている周波数帯域の帯域幅に対応した数のリソースブロックが存在する。例えば、周波数方向において、最大20MHzの帯域幅を有するコンポーネントキャリアごとに、最大110個のリソースブロックが存在する。LTEの無線通信システムの通信リソースにおいて、周波数方向及び時間方向に広がる通信リソースは、上述したように周波数方向及び時間方向で分けられて、多数のリソースブロックになる。そして、通信リソースは、リソースブロックの単位で、UEに割り当てられる。即ち、UEは、リソースブロック単位の通信リソースを使用できる。
どのUEがどのリソースブロックを使用するかを示す情報、即ちスケジューリング情報は、ダウンリンクの制御チャネル上で送信される。より具体的には、スケジューリング情報は、各サブフレームの先頭の3つのOFDMシンボルの領域であるPDCCH(Physical Downlink Control Channel)上で送信される。上記スケジューリング情報は、ダウンリンクのスケジューリング情報であるダウンリンク割り当て(Downlink Assignment)と、アップリンクのスケジューリング情報であるアップリンク許可(Uplink Grant)とを含む。ダウンリンク割り当ては、サブフレーム内のダウンリンクのリソースブロックを指定し、アップリンク許可は、4サブフレーム以降のサブフレーム内のアップリンクのリソースブロックを指定する。
なお、各サブフレームの4番目以降のOFDMシンボルの領域は、一部を除き、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)である。PDCCHでは、制御情報が送信され、PDSCHでは、ユーザデータ及び一部の制御情報が送信される。
<1.3.1次システム及び2次システム>
(概要)
次に、一般的な1次システム及び2次システムを説明する。1次システムは、通信リソースの利用についての優先権を有するシステムである。一方、2次システムは、1次システムの通信リソースの中に遊休状態の通信リソースがある場合に、1次システムに影響を与えないという条件の下で、上記遊休状態の通信リソースを利用するシステムである。よって、1次システムの方が2次システムよりも優先度が高いといえる。なお、1次システムと2次システムとは、異なる無線アクセス技術を用いてもよい。
(1次システム及び2次システムの例)
1次システムは、一例としてLTEの無線通信システムである。一方、2次システムは、一例として、無線LANの通信システムである。別の例として、2次システムは、P2Pモードで動作するLTEのUEを含む無線通信システムであってもよい。また、さらに別の例として、2次システムは、独立したスモールセルのeNodeB(例えば、Home eNodeB、Pico eNodeB)と当該eNodeBと通信するUEとを含む無線通信システムであってもよい。
(LTEにおける1次システムと2次システムとの関係)
上述したように、1次システムの優先度が高く、2次システムの優先度が低い。この場合に、2次システムが1次システムに何らかの信号を送信することは考えにくい。即ち、遊休状態の通信リソースについて2次システムが1次システムに問い合わせることは、考えにくい。なぜならば、このような問い合わせは、1次システムへの負荷が増大し得るからである。一般的には、2次システムは、1次システムとの信号の送受信を行うことなく、1次システムの遊休状態の通信リソースを独立して判別し、1次システムに影響を与えないように、判別した通信リソースを利用する。ここで、2次システムが1次システムに影響を与えるとは、例えば、2次システムの通信リソースの利用による送信信号が1次システムにとっての干渉源となって、1次システムのスループットが下がることを意味する。
なお、1次システムがLTEの無線通信システムである場合には、当該無線通信システムはセルラ方式のシステムであるため、1次システムのあるセルは1次システムの別のセルと隣接する。この場合に、あるセルにおいて遊休状態の通信リソースがあり、2次システムが当該通信リソースを利用される場合に、当該2次システムの送信信号が隣接セルへの干渉源となり得ることも、考慮されることが望ましい。
上述したように、従来の1次システムと2次システムとの間では、一般的に、信号の送受信は行われない。そのため、2次システムは、1次システムの電波の測定(measurement)を十分に長い期間行った上で、1次システムにおいて通信リソースが使用されていないか(即ち、遊休状態の通信リソースがあるか)を判定する。そして、2次システムは、遊休状態の通信リソースがあると判定した場合に、遊休状態と思われる通信リソースを利用する。
しかし、2次システムの測定により遊休状態の通信リソースを判定する手法は、判定の直後に1次システムの通信が開始するという危険性を伴う。また、測定にある程度の長い時間を要するので、測定に要する時間よりも短い周期で生じる遊休状態の通信リソースを二次的に利用することは困難であった。
したがって、LTEの無線通信システムが1次システムであり、当該1次システムの通信リソースが2次利用される場合に、遊休状態の通信リソースが1次システムから2次システムへ通知されることが望ましい。当該通知の手法として、1次システムのLTEの無線アクセスを用いて遊休状態の通信リソースを2次システムに通知する手法が考えられる。これは、1次システムのeNodeBからコアネットワーク(及びインターネット)を介して2次システムに通知する手法は、相当な時間を要し、効率的に遊休状態の通信リソースを開放できないと考えられるからである。
<1.4.技術的課題>
上述した時間的に又は空間的に遊休状態の周波数リソースを有効活用する周波数2次利用を実装する場合の技術的課題を説明する。ここでは、リソースブロックのような細かい単位での通信リソースが開放されるものとする。また、一例として、LTE又はLTE−Aのプラットフォーム上で、上記周波数2次利用が実装される場合を説明する。
まず前提として、LTEの無線通信システムでは、上述したように、各サブフレーム内のPDCCH上でスケジューリング情報が送信される。そのため、1次システムのUEは、サブフレーム内のPDCCHで送信されるスケジューリング情報から、当該サブフレーム内の自装置に割り当てられたダウンリンクのリソースブロックを確認できる。また、1次システムのUEは、サブフレーム内のPDCCHで送信されるスケジューリング情報から、4サブフレーム以降のサブフレーム内の自装置に割り当てられたアップリンクのリソースブロックを確認できる。以下、一般的なPDCCH上でのスケジューリング情報の送信手法について、図2を参照してより具体的に説明する。
図2は、PDCCH上でスケジューリング情報を送信する一般的な手法の一例を説明するための説明図である。図2を参照すると、1つのサブフレーム内のPDCCH及びPDSCHが示されている。上述したように、スケジューリング情報は、PDCCH上で送信されるが、UEのブラインドコーディングの負荷を軽減するために、PDCCHについてサーチスペース(Search Space)が規定されている。より具体的には、PDCCHには、共通サーチスペース(CSS:Common Search Space)及びUE個別サーチスペース(USS:UE-Specific Search Space)という2種類のサーチスペースがある。PDCCHでは、まずCSSが存在し、その後に複数のUSSが存在する。CSSは、全てのUEによって共通的に復号されるサーチスペースであり、複数のUSSの各々は、個々のUSSの対象となる一部のUEによってのみ復号されるサーチスペースである。各UEは、CSSについてのブラインドコーディングを行った後に、自装置に対応するUSSについてのブラインドコーディングを行う。
以上のように、LTEの無線通信システムでスケジューリング情報が送信される。そのため、1次システムが、LTEの無線通信システムである場合に、2次システムは、サブフレーム内のPDCCH上で送信されるスケジューリング情報から、当該サブフレーム内にダウンリンクの遊休状態のリソースブロックがあるかを確認できる。また、2次システムは、上記スケジューリング情報から、4サブフレーム以降のサブフレーム内にアップリンクの遊休状態のリソースブロックがあるかを確認できる。
しかし、2次システムが、遊休状態のリソースブロックがあるかを確認するためには、通常、2次システムの通信装置には多大な負荷が発生する。具体的には、2次システムは、遊休状態のリソースブロックがあるかを確認するためには、PDCCHの全てのCCEについてのブラインドデコーディングを行うことになる。即ち、2次システムは、CSSのCCE及び複数のUSSのCCEを含む全てのCCEについてのブラインドコーディングを行うことになる。よって、2次システムの通信装置に多大な負荷が発生する。
また、2次システムは、PDCCHの情報を最後まで確認しなければ、遊休状態のリソースブロックがあるかを確認できないこともある。よって、とりわけダウンリンクについて、通信リソースの2次利用のために必要な時間を確保することが困難となり得る。
また、遊休状態のリソースブロックの確認には、さらなる大きな問題が存在する。PDCCHのUSSのCCEは、当該USSの対象となる一部のUEのIDでマスクしながらスクランブルされているので、各UEは、自装置のIDを用いたデマスク、デスクランブル、及び復号を行う。そして、CRC(Cyclic Redundancy Check)でエラーが発生しなければ、UEは、スケジューリング情報を取得し、確認することができる。しかし、2次システムは、遊休状態のリソースブロックを確認するためには、全てのCCEについて、全てのIDを用いたデマスク、デスクランブル、及び復号を行うことになる。そのため、2次システムが遊休状態のリソースブロックを確認することは、2次システムの通信装置に多大な負荷が発生する。
そこで、本開示の実施形態は、1次システムについての遊休状態の通信リソースを2次システムが確認する際の負荷を軽減することを可能にする。以降、<<2.1次システム及び2次システムの概略的な構成>>、<<3.各装置の構成>>、<<4.処理の流れ>>及び<<5.変形例>>において、その具体的な内容を説明する。
<<2.1次システム及び2次システムの概略的な構成>>
まず、図3を参照して、本開示の実施形態に係る1次システム及び2次システムの概略的な構成について説明する。図3は、本開示の実施形態に係る1次システム及び2次システムの概略的な構成の一例を示す説明図である。図3を参照すると、eNodeB100及びUE200を含む1次システムと、Home eNodeB300及びUE400を含む2次システムとが示されている。このように、1次システム及び2次システムは、一例として、LTE又はLTE−Aの無線通信システムである。
(1次システム)
上述したように、1次システムは、例えば、eNodeB100及びUE200を含む。eNodeB100は、1次システムのセル10内で、1次システムが有する周波数帯域を用いてUE200と無線通信する。例えば、当該周波数帯域は、コンポーネントキャリア(CC)である。当該CCは、最大20MHzの帯域幅を有する。
また、eNodeB100は、無線通信における時間の単位ごとに、UE200と無線通信する。無線通信における当該時間の単位は、10msの無線フレームである。また、無線フレームは10個のサブフレームを含むので、無線通信における当該時間の単位は、1msのサブフレームとも言える。
また、eNodeB100は、リソースブロックの単位で、アップリンク及びダウンリンクのスケジューリングを行う。即ち、eNodeB100は、リソースブロックの単位のアップリンク通信リソース及びダウンリンク通信リソースをUE200に割り当てる。なお、周波数方向において、CCは、最大110個のリソースブロックを含み、時間方向において、サブフレームは、2個のリソースブロックを含む。即ち、CCは、サブフレームごとに、最大220個のリソースブロックを含む。なお、eNodeB100は、スケジューリング情報をPDCCH上で送信する。
(2次システム)
上述したように、2次システムは、例えば、Home eNodeB300及びUE400を含む。当該2次システムは、1次システムが有する周波数帯域を二次的に利用する。換言すると、Home eNodeB300は、1次システムにおいて使用されない遊休状態の通信リソースを用いて、UE400と通信する。とりわけ、本開示の実施形態では、リソースブロックのような細かい単位での遊休状態の通信リソースが、2次システムにより利用される。即ち、Home eNodeB300は、1次システムが用いないリソースブロックを用いてUE400と通信する。
<<3.各装置の構成>>
次に、図4〜図9を参照して、1次システムのeNodeB及び2次システムのHome eNodeBの構成の例について説明する。
<3.1.eNodeBの構成>
まず、図4〜図8を参照して、本実施形態に係る1次システムのeNodeB100の構成の一例について説明する。図4は、本実施形態に係る1次システムのeNodeB100の構成の一例を示すブロック図である。図4を参照すると、eNodeB100は、無線通信部110、ネットワーク通信部120、記憶部130及び制御部140を備える。
(無線通信部110)
無線通信部110は、1次システムが有する通信リソースを用いて、1次システムの複数のUE200と無線通信する。上記通信リソースは、例えば、上述したリソースブロックである。1次システムは、1つ以上の周波数帯域(例えば、1つ以上のコンポーネントキャリア)を有する。そして、当該周波数帯域が、12個のサブキャリアの単位で分けられ、当該12個のサブキャリアの1スロット(0.5サブフレーム)分の通信リソースが、リソースブロックとして用いられる。
また、無線通信部110は、上記複数のUEによって共通的に復号される共通スペース及び上記複数の端末装置の一部によってのみそれぞれ復号される複数の個別スペースを含むダウンリンク制御チャネル上で、制御部140(リソース情報生成部143)により生成されるリソース情報を送信する。当該リソース情報は、1次システムが有する通信リソースを二次的に利用する2次システムへ利用可能な通信リソースを通知するための情報である。
より具体的には、例えば、無線通信部110は、共通サーチスペース(CSS)及び複数のUE個別サーチスペース(USS)を含むPDCCH上で、上記リソース情報を送信する。そして、当該リソース情報は、遊休状態のリソースブロックを2次システムへ通知するための情報である。また、リソース情報により通知される遊休状態のリソースブロックの数は、1に限られず、2以上であってもよい。また、リソース情報により通知される遊休状態のリソースブロックは、ダウンリンクのリソースブロック及びアップリンクのリソースブロックの両方であってもよく、又は一方のみであってもよい。
また、例えば、リソース情報は、サブフレーム内における遊休状態のリソースブロックの時間方向の位置及び周波数方向の位置を示す位置情報を含む。上記時間方向の位置は、例えば、リソースブロックがあるスロット(第1スロット又は第2スロット)である。また、当該周波数方向の位置は、例えば、遊休状態のリソースブロックの周波数である。なお、複数の遊休状態のリソースブロックが、周波数方向において連続する場合には、リソース情報は、上記周波数方向の位置の代わりに、当該複数の遊休状態のリソースブロック全体の帯域幅を示してもよい。
このように遊休状態のリソースブロックの情報を送信することにより、2次システムの通信装置は、当該情報から、遊休状態のリソースブロックを確認することができる。よって、2次システムの通信装置は、PDCCHの全てのスケジューリング情報を確認する必要がない。その結果、2次システムの通信装置の負荷が軽減される。
また、例えば、上記ダウンリンク制御チャネルは、上記共通スペース、上記複数の個別スペース、及び上記個別スペースと同等の形式を有する2次システム用スペースを含む。そして、無線通信部110は、上記2次システム用スペースを用いて、上記リソース情報を送信する。
より具体的には、PDCCHは、CSS、複数のUSS、及びUSSと同等の形式を有する2次周波数利用サーチスペース(SSUSS:Secondary Spectrum Use Search Space)を含む。そして、無線通信部110は、SSUSSを用いてリソース情報を送信する。以下、この点について図5を参照してより具体的に説明する。
図5は、PDCCH上でリソース情報を送信する手法の一例を説明するための説明図である。図5を参照すると、1つのサブフレーム内のPDCCH及びPDSCHが示されている。また、PDCCHには、CSS、複数のUSS、及びSSUSSがある。SSUSSはUSSと同等の形式を有するので、例えば、SSUSSのCCEは、所定のIDでマスクしながらスクランブルされている。よって、当該所定のIDが、2次システムの通信装置で共有される。そして、2次システムの通信装置(例えば、Home eNodeB300)は、当該所定のIDを用いたデマスク、デスクランブル、及び復号を行うことにより、リソース情報を取得できる。なお、複数の2次システムがある場合には、2次システム毎に別々のIDが用いられてもよい。一方、1次システムにおいて、1次システムのUE200は、SSUSSがCSSではなくUSSの形式を有するので、SSUSSを復号しない。
以上のように、SSUSSの利用により、2次システムの通信装置が様々なIDを用いて処理を行う必要がなく、また、1次システムのUE200の処理を増加させない。即ち、1次システムのUEの負荷を増やすことなく、2次システムの通信装置の負荷が軽減される。
また、SSUSSの形式がCSSの形式ではなくUSSの形式と同等なので、CSSは既存のシステムと同様である。そのため、CSSが、PDCCHにおいて既存のシステムと同様に配置されると、1次システムのUEは、既存のシステムと同様にCSSを復号する。また、1次システムのUEにとっては、SSUSSはUSSのように見える。また、SSUSSは、1次システムのいずれのUEにも復号されない。よって、SSUSSの有無にかかわらず、1次システムのUEは、既存のシステムと同様に、CSSに加えて、自装置に対応するUSSを復号する。このように、SSUSSの存在は、1次システムのUEの動作に影響しない。よって、既存のシステムとの後方互換性(backward compatibility)を確保することができる。
また、例えば、上記2次システム用スペースは、上記ダウンリンク制御チャネル内で、時間方向において、上記複数の個別スペースの全部又は一部よりも前に位置する。
より具体的には、SSUSSは、PDCCH内で、時間方向において、複数のUSSの全部又は一部よりも前に位置する。即ち、無線通信部110は、PDCCH内で、SSUSSの信号を、複数のUSSの全部又は一部よりも前に送信する。図5を再び参照すると、SSUSSは、処理の順序において、CSSと複数のUSSとの間に位置する。例えば、USSは、サブフレームの1番目のOFDMシンボルで送信され、複数のUSSの各々は、1番目〜3番目のOFDMシンボルのうちのいずれかのOFDMシンボルで送信される。
このようにSSUSSが時間方向においてより前方に配置されることにより、SSUSSはより早い時間に復号可能になるので、2次システムがリソースブロックを利用するための準備時間をより長くすることができる。
また、無線通信部110は、例えば、1次システムが有する周波数帯域のシステム情報を送信する。当該システム情報は、後述するシステム情報生成部145により生成される。
(ネットワーク通信部120)
ネットワーク通信部120は、他の通信ノードと通信する。例えば、ネットワーク通信部120は、直接的に又はいずれかの通信ノードを介して、2次システムのHome eNodeB300と通信する。
(記憶部130)
記憶部130は、eNodeB100の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。記憶部130は、例えばハードディスク又は半導体メモリ等の記憶媒体を含む。
(制御部140)
制御部140は、eNodeB100の様々な機能を提供する。例えば、制御部140は、CPU又はDSP等のプロセッサに相当し、記憶部130又は他の記憶媒体に記憶されるプログラムを実行することにより、上記様々な機能を提供する。制御部140は、スケジューリング部141、リソース情報生成部143及びシステム情報生成部145を含む。
(スケジューリング部141)
スケジューリング部141は、アップリンク及びダウンリンクのスケジューリングを行う。例えば、スケジューリング部141は、リソースブロックの単位でスケジューリングを行う。即ち、eNodeB100は、リソースブロックの単位のアップリンク通信リソース及びダウンリンク通信リソースをUE200に割り当てる。
(リソース情報生成部143)
リソース情報生成部143は、1次システムが有する通信リソースを二次的に利用する2次システムへ利用可能な通信リソースを通知するためのリソース情報を生成する。
より具体的には、リソース情報生成部143は、例えば、スケジューリング部141によるダウンリンク及びアップリンクのスケジューリングの結果から、遊休状態のリソースブロックを特定する。そして、リソース情報生成部は、特定したリソースブロックを通知するためのリソース情報を生成する。
このようなリソース情報の生成により、2次システムに遊休状態の通信リソースを通知することが可能になる。
また、例えば、上記リソース情報は、複数の装置間で上記利用可能な通信リソースを一意に識別するための識別情報を含む。以下、この点について図6及び図7を参照してより具体的に説明する。
図6は、複数の装置の間で遊休状態のリソースブロックがある無線フレームを一意に識別するための情報の一例を説明するための説明図である。図6を参照すると、1024個の無線フレーム(システムフレームとも呼ばれる)と当該無線フレームの各々を識別するためのシステムフレーム番号(SFN)とが示されている。このように、LTEでは、無線フレームに付されるSFNにより、複数の装置の間で、1024個の無線フレーム(10.23秒間の無線フレーム)の各々を一意に識別することができる。
図7は、複数の装置の間で遊休状態のリソースブロックを一意に識別するための情報の一例を説明するための説明図である。図7を参照すると、SFNが4である無線フレームに含まれる10個のサブフレームが示されている。無線フレームに含まれるサブフレームの各々は、♯0〜♯9のサブフレーム番号により一意に識別される。また、サブフレーム♯3のサブフレームに含まれるリソースブロックが示されている。一般的に、LTEにおいて、サブフレーム内のリソースブロックを一意に識別する識別情報は定められていない。よって、リソース情報生成部143は、例えば、サブフレームにおける遊休状態のリソースブロックに、識別情報として通し番号を付す。例えば、図7に示されるように、リソース情報生成部143は、まず、第1スロットの遊休状態のリソースブロックに、周波数が低い順に通し番号を付し、次に、第2スロットの遊休状態のリソースブロックに、周波数が低い順に通し番号を付す。
以上のように、無線フレーム、サブフレーム及びリソースブロックの各々は、複数の装置の間で一意に識別され得る。例えば、リソースブロックの識別情報は、(SFN,サブフレーム番号,遊休状態のリソースブロックの通し番号)で表される。例えば、SFN4の無線フレームの♯3のサブフレームにおける、第2のスロットの2番目に周波数の低いリソースブロックの識別情報は、(4,3,4)で表される。
このような識別情報により、複数の装置の間で、最大で10秒程度の間の遊休状態のリソースブロックを一意に識別することが可能になる。よって、例えば、2次システムの複数の通信装置が、遊休状態のリソースブロックを使用しようとする場合に、当該複数の通信装置は、同一の識別情報で遊休状態のリソースブロックを識別することができる。よって、上記複数の通信装置は、いずれの通信装置がいずれのリソースブロックを使用するかを調整することが可能になる。したがって、上記複数の通信装置が遊休状態のリソースブロックを同時に使用することにより、衝突(collision)が発生することを、回避することができる。
また、このような識別情報により、2次システム間での調整が可能になるので、1次システムの負荷を増加させない。より具体的には、例えば、1次システムのeNodeB100が、2次システムの複数の通信装置のIDを把握し、当該複数の通信装置に遊休状態のリソースブロックを割り当てる場合には、1次システムのeNodeB100への負荷が増大し得る。しかし、1次システムに関係なく、2次システム間で上記識別情報に基づく調整が行われれば、1次システムへの負荷は増加しない。
2次システムの上記複数の通信装置は、別々の2次システムの通信装置であってもよく、又は同じ2次システムの通信装置であってもよい。
なお、複数の通信装置の間での調整のアルゴリズムは、2次システムにより自由に設計され得る。例えば、2次システムの10台の通信装置がある場合に、遊休状態のリソースブロックが、これらの10台の通信装置に均等に分けられてもよい。
また、例えば、リソース情報は、1次システムのアップリンクの利用可能な通信リソースを2次システムへ通知するための情報を含む。
より具体的には、リソース情報は、1次システムのアップリンクのリソースブロックのうちの遊休状態のリソースブロックを2次システムへ通知するための情報を含む。換言すると、SSUSSにおいて、1次システムのアップリンクの遊休状態のリソースブロックが通知される。
このようにアップリンクの遊休状態のリソースブロックの通知により、遊休状態のリソースブロックを確認しようとする2次システムの通信装置にとっての負荷を特に軽減することができる。以下、この点について図8を参照してより具体的に説明する。
図8は、PDCCH上でのアップリンクのスケジューリング情報の送信の例を説明するための説明図である。図8を参照すると、無線フレームに含まれる10個のサブフレームが示されている。各サブフレームのPDCCH上では、ダウンリンクのスケジューリング情報のみではなく、アップリンクのスケジューリング情報も送信される。ダウンリンクのスケジューリング情報は、当該スケジューリング情報が送信されるサブフレーム内の遊休状態のリソースブロックを指定する。一方、図8に示されるように、アップリンクのスケジューリング情報は、当該スケジューリング情報が送信されるサブフレームの4サブフレーム以上後のサブフレーム内のリソースブロックを指定する。よって、アップリンクのスケジューリング情報から、アップリンクの遊休状態のリソースブロックを確認するためには、2次システムの通信装置は、過去のサブフレームの全てのCCEについてのブラインドコーディングを行い、且つ得られた情報を保持する必要がある。よって、ダウンリンクの遊休状態のリソースブロックをスケジューリング情報から確認するよりも、アップリンクの遊休状態のリソースブロックをスケジューリング情報から確認する方が、2次システムにとっての負荷がより大きい。よって、リソース情報生成部143は、1次システムのアップリンクの遊休状態のリソースブロックを2次システムへ通知するための情報を含むリソース情報を生成する。これによって、遊休状態のリソースブロックを確認しようとする2次システムの通信装置にとっての負荷を特に軽減することが可能である。
なお、リソース情報で通知されるアップリンクの遊休状態のリソースブロックは、例えば、当該リソース情報が送信されるサブフレームの直後のサブフレーム内のリソースブロックである。
(システム情報生成部145)
システム情報生成部145は、1次システムが有する周波数帯域のシステム情報を生成する。
<3.2.Home eNodeBの構成>
次に、図9を参照して、本実施形態に係る2次システムのHome eNodeB300の構成の一例について説明する。図9は、本実施形態に係る2次システムのeNodeB300の構成の一例を示すブロック図である。図9を参照すると、Home eNodeB300は、無線通信部310、ネットワーク通信部320、記憶部330及び制御部340を備える。
(無線通信部310)
無線通信部310は、上記共通スペース及び上記複数の個別スペースを含む上記ダウンリンク制御チャネル上で、上記リソース情報を受信する。受信された当該リソース情報は、当該ダウンリンク制御チャネルについての復号により取得される。
より具体的には、無線通信部310は、CSS及び複数のUSSを含むPDCCH上で、上記リソース情報を受信する。例えば、無線通信部310は、PDCCHのSSUSSで、リソース情報を受信する。また、リソース情報は、PDCCHのSSUSSについての復号により取得される。
このようなリソース情報の受信及び取得により、2次システムは、大きな負荷なく、1次システムの遊休状態の通信リソースを確認することが可能になる。
また、無線通信部310は、制御部340による制御に応じて、1次システムが有する通信リソースのうち利用可能な通信リソースを用いて、2次システムのUE400と無線通信する。
また、無線通信部310は、1次システムが有する周波数帯域のシステム情報を受信する。
(ネットワーク通信部320)
ネットワーク通信部320は、他の通信ノードと通信する。例えば、ネットワーク通信部320は、直接的に又はいずれかの通信ノードを介して、1次システムのeNodeB100と通信する。
(記憶部330)
記憶部330は、Home eNodeB300の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。記憶部330は、例えばハードディスク又は半導体メモリ等の記憶媒体を含む。
(制御部340)
制御部340は、Home eNodeB300の様々な機能を提供する。例えば、制御部340は、CPU又はDSP等のプロセッサに相当し、記憶部330又は他の記憶媒体に記憶されるプログラムを実行することにより、上記様々な機能を提供する。
制御部340は、上記リソース情報を取得する。そして、制御部340は、当該リソース情報に基づいて、無線通信部310に、上記利用可能な通信リソースを用いて無線通信させる。
より具体的には、制御部340は、リソース情報に基づいて、無線通信部310に、遊休状態のリソースブロックを用いて無線通信させる。
また、1次システムの遊休状態の通信リソースを二次的に利用する複数の2次システムがある場合に、制御部340は、例えば、ネットワーク通信部320を介して、別の2次システムの通信装置と、遊休状態の通信リソースの使用について調整する。
また、制御部340は、システム情報を取得する。
<<4.処理の流れ>>
次に、図10及び図11を参照して、本実施形態に係る通信制御処理の例について説明する。
(1次システムのeNodeB100の処理)
まず、図10を参照して、本実施形態に係る1次システムのeNodeB100側の通信制御処理の例について説明する。図10は、本実施形態に係る1次システムのeNodeB100側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS510で、スケジューリング部141は、リソースブロックの単位で、ダウンリンク及びアップリンクのスケジューリングを行う。
ステップS520で、リソース情報生成部143は、上記スケジューリングの結果から、遊休状態のリソースブロック(RB)を特定する。
ステップS530で、リソース情報生成部143は、遊休状態のリソースブロックを通知するためのリソース情報を生成する。
ステップS540で、無線通信部110は、PDCCHのSSUSSを用いて、リソース情報を送信する。そして、処理はステップS510へ戻る。
(2次システムのHome eNodeB300の処理)
次に、図11を参照して、本実施形態に係る2次システムのHome eNodeB300側の通信制御処理の例について説明する。図11は、本実施形態に係る2次システムのHome eNodeB300側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS610で、無線通信部310は、PDCCH上で信号を受信する。次に、ステップS620で、無線通信部310は、SSUSSの復号を行う。そして、ステップS630で、制御部340は、リソース情報を取得する。
次に、ステップS640で、制御部340は、リソース情報から、1次システムのリソースブロックの中に遊休状態のリソースブロックがあるかを判定する。遊休状態のリソースブロックがあれば、処理はステップS650へ進む。そうでなければ、処理はステップS610へ戻る。
ステップS650で、制御部340は、遊休状態のリソースブロックを自装置が使用可能かを判定する。例えば、別の2次システムの通信装置との調整の結果に応じて、当該判定が行われる。当該リソースブロックが使用可能であれば、処理はステップS660へ進む。そうでなければ、処理は終了する。
ステップS660で、制御部340は、遊休状態のリソースブロックのスケジューリングを行う。当該スケジューリングの結果、2次システムの通信装置が無線通信する。そして、処理はステップS610へ戻る。
<<5.変形例>>
次に、第1の実施形態の変形例を説明する。本変形例では、1次システムは、利用可能な通信リソースの存在の見込みを2次システムへ通知するための見込み情報を生成し、当該見込み情報を含むシステム情報を送信する。
これにより、2次システムの通信装置は、PDCCHについての復号の前に、システム情報から、遊休状態の通信リソースがありそうかを判定する。そして、当該通信装置は、遊休状態の通信リソースがありそうであれば、PDCCHについての復号を行い、そうでなければPDCCHについての復号を行わない。よって、PDCCHについての復号が最小限に抑えられるので、2次システムの通信装置の負荷をさらに軽減することができる。
また、2次システムが複数の周波数帯域について遊休状態の通信リソースを利用しようとする場合に、上記見込み情報はさらに有効である。例えば、1つの1次システムが複数の周波数帯域(コンポーネントキャリア)を有する場合、又は、1つの2次システムに対して、別々の周波数帯域をそれぞれ有する複数の1次システムがある場合等が、想定される。このような場合に、2次システムの通信装置は、複数の周波数帯域の各々の見込み情報を確認することで、いずれの周波数帯域のPDCCHについての復号がより効果的であるかを判定できる。よって、2次システムの通信装置の負荷を大きく軽減することができる。
<5.1.eNodeBの構成>
以下、本実施形態の変形例に係るeNodeB100の構成を説明する。ここでは、上述した本実施形態のeNodeB100の構成への追加される技術的な特徴を説明する。
(リソース情報生成部143)
リソース情報生成部143は、上記利用可能な通信リソースの存在の見込みを2次システムへ通知するための見込み情報を生成する。
より具体的には、リソース情報生成部143は、例えば、1次システムが有する通信リソースの使用状況に基づいて、遊休状態の通信リソースが存在する見込みを測定する。そして、リソース情報生成部143は、測定結果に基づいて、上記見込みを通知するための見込み情報を生成する。当該見込み情報は、例えば、周波数帯域(コンポーネントキャリア)ごとに生成される。
見込み情報は、遊休状態の通信リソースの存在を予め確認することを可能にする任意の情報である。例えば、見込み情報は、1つのサブフレームあたりの遊休状態のリソースブロックの数の推定値、1つのサブフレームの中に遊休状態のリソースブロックが含まれる確率、又は遊休状態のリソースブロックがありそうか否かを示す2値情報等であってもよい。
なお、通信リソースの上記使用状況は、例えば、周波数帯域との接続状態にあるUEの数、当該UEの数と周波数帯域との接続しようとするUEの数との和、周波数帯域における通信リソースの使用率、若しくは周波数帯域におけるトラフィック量のうちの少なくとも1つの値の実績値若しくは推定値であり、又は、当該実績値若しくは推定値から導かれる値である。
(システム情報生成部145)
システム情報生成部145は、上記見込み情報を含むシステム情報を生成する。
また、例えば、上記システム情報は、上記見込み情報と、別の1次システムが有する利用可能な通信リソースの存在の見込みを2次システムへ通知するための別の見込み情報(以下、「別システム見込み情報」と呼ぶ)とを含む。
より具体的には、例えば、システム情報生成部145は、ネットワーク通信部120を介して、別の1次システムが有する遊休状態のリソースブロックの存在の見込みを2次システムに通知するための別システム見込み情報を取得する。そして、システム情報生成部145は、見込み情報及び別システム見込み情報を含むシステム情報を生成する。
このように別の1次システムの見込み情報もシステム情報に含めることで、2次システムの通信装置のハードウェアのコストが低減され得る。より具体的には、2次システムが、複数のeNodeBから別々の周波数帯域で同時に信号を受信することを可能にしようとすると、ハードウェアのコストが増大する。よって、複数の1次システムからの見込み情報を1つの1次システムから送信することにより、2次システムは、より少ない数のeNodeBからより少ない周波数帯域で同時に信号を受信することになる。そのため、2次システムの通信装置のハードウェアのコストが低減され得る。
(無線通信部110)
無線通信部110は、1次システムが有する周波数帯域のシステム情報であって、生成された見込み情報を含む上記システム情報を送信する。また、例えば、無線通信部110は、見込み情報及び別システムの見込み情報を含むシステム情報を送信する。
<5.2.Home eNodeBの構成>
以下、本実施形態の変形例に係るHome eNodeB300の構成を説明する。ここでは、上述した本実施形態のHome eNodeB300の構成への追加される技術的な特徴を説明する。
(無線通信部310)
無線通信部310は、1次システムが有する周波数帯域のシステム情報を受信する。当該システム情報は、見込み情報を含む。また、例えば、当該システム情報は、別システム見込み情報をさらに含む。
また、上述したように、無線通信部310は、上記共通スペース及び上記複数の個別スペースを含む上記ダウンリンク制御チャネル上で、上記リソース情報を受信する。受信された当該リソース情報は、当該ダウンリンク制御チャネルについての復号により取得されるが、本実施形態の変形例では、制御部340が復号の実行を決定した場合に限り、当該ダウンリンク制御チャネルについての復号が行われる。
(制御部340)
制御部340は、システム情報に含まれる見込み情報に基づいて、ダウンリンク制御チャネルについての復号の実行を決定する。
より具体的には、制御部340は、システム情報を取得し、当該システム情報に含まれる見込み情報を取得する。そして、制御部340は、取得した見込み情報に基づいて、復号が実行されるべきかを判定する。例えば、見込み情報に対する閾値が予め定められ、見込み情報と当該閾値との比較の結果に応じて、復号が実行されるべきか否かが判定される。制御部340は、復号が実行されるべきと判定した場合に、復号の実行を決定する。
なお、1次システムが複数の周波数帯域を有し、複数の見込み情報がある場合に、制御部340は、例えば、各周波数帯域の見込み情報を比較し、より多くの遊休状態のリソースブロックがあると推定される周波数帯域を選択する。そして、制御部340は、選択した周波数帯域についての復号の実行を決定する。
このような見込み情報に基づく復号の実行の決定により、PDCCHについての復号が最小限に抑えられるので、2次システムの通信装置(即ち、Home eNodeB)の負荷をさらに軽減することができる。
また、例えば、制御部340は、システム情報に含まれる見込み情報及び別システム見込み情報に基づいて、ダウンリンク制御チャネルについての復号の実行を決定する。
より具体的には、制御部340は、システム情報を取得し、当該システム情報に含まれる見込み情報及び別システム見込み情報を取得する。そして、制御部340は、例えば、取得した見込み情報と別システム見込み情報とを比較し、より多くの遊休状態のリソースブロックがあると推定される周波数帯域(1次システム)を選択する。そして、制御部340は、選択した周波数帯域についての復号の実行を決定する。
このような複数の1次システムの見込み情報に基づく復号の実行の決定により、実行される復号はより効果的な周波数帯域での復号に限定されるので、2次システムの通信装置(即ち、Home eNodeB300)の負荷を大きく軽減することができる。
なお、制御部340は、システム情報に含まれる見込み情報及び別システム見込み情報と、1次システムのeNodeBからの受信電力の測定結果とに基づいて、ダウンリンク制御チャネルの復号の実行を決定してもよい。
より具体的には、制御部340は、見込み情報及び別システム見込み情報から、より多くの遊休状態のリソースブロックを有する1次システムを特定できる。また、制御部340は、1次システムのeNodeBからの受信電力の測定結果から、2次システムのリソースブロックの使用による干渉をより小さくする1次システムを特定できる。例えば、制御部340は、受信電力がより大きいeNodeBの1次システムを、上記干渉をより小さくする1次システムであると特定できる。以下、この点について、より詳細に説明する。
一般的に、eNodeBからの受信電力が大きい場合には、当該eNodeBとHome eNodeB300との間の距離は小さいと判定される。そして、当該距離が小さい程、上記eNodeBの1次システムのリソースブロックをHome eNodeB300が使用することに起因する干渉は小さくなる。なぜならば、上記距離が小さい程、上記eNodeBのセルの隣接セルとHome eNodeB300との距離が大きくなり、Home eNodeB300による隣接セルへの干渉が小さくなるからである。なお、上記eNodeBのセルでは、遊休状態のリソースブロックが使用されないが、隣接セルでは、遊休状態のリソースブロックが使用される可能性があるので、問題となる干渉は、上記eNodeBのセルでの干渉ではなく、隣接セルでの干渉である。
よって、制御部340は、遊休状態のリソースブロックの量という評価基準と、干渉の抑制という評価基準とから、より望ましい周波数帯域(1次システム)を選択する。そして、制御部340は、選択した周波数帯域についての復号の実行を決定する。
このような受信電力の測定結果に基づく復号の実行の決定により、1次システムと2次システムとの間での干渉を抑制することができる。
なお、1次システムが複数の周波数帯域(コンポーネントキャリア)を有する場合に、複数の周波数帯域の各々についての見込み情報は、当該複数の周波数帯域のうちのいずれか1つの周波数帯域のシステム情報に含められてもよい。これにより、2次システムの通信装置は、より少ない数の周波数帯域で同時に信号を受信することになる。そのため、2次システムの通信装置のハードウェアのコストが低減され得る。
<5.3.処理の流れ>
次に、図12及び図13を参照して、本実施形態の変形例に係る通信制御処理の例について説明する。
(1次システムのeNodeB100の処理)
まず、図12を参照して、本実施形態の変形例に係る1次システムのeNodeB100側の通信制御処理の例について説明する。図12は、本実施形態の変形例に係る1次システムのeNodeB100側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS710で、リソース情報生成部143は、1次システムが有する通信リソースの使用状況に基づいて、遊休状態の通信リソースが存在する見込みを測定する。
そして、ステップS720で、リソース情報生成部143は、測定結果に基づいて、上記見込みを通知するための見込み情報を生成する。
次に、ステップS730で、システム情報生成部145は、ネットワーク通信部120を介して、当該別の1次システムが有する遊休状態のリソースブロックの存在の見込みを2次システムに通知するための別システム見込み情報を取得する。
そして、ステップS740で、システム情報生成部145は、見込み情報及び別システム見込み情報を含むシステム情報を生成する。
その後、ステップS750で、無線通信部110は、見込み情報及び別システムの見込み情報を含むシステム情報を送信する。
(2次システムのHome eNodeB300の処理)
次に、図13を参照して、本実施形態の変形例に係る2次システムのHome eNodeB300側の通信制御処理の例について説明する。図13は、本実施形態の変形例に係る2次システムのHome eNodeB300側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS810で、無線通信部310は、1次システムが有する周波数帯域のシステム情報を受信する。
次に、ステップS820で、制御部340は、システム情報を取得し、当該システム情報に含まれる見込み情報及び別システム見込み情報を取得する。
そして、ステップS830で、制御部340は、各1次システムのeNodeBからの受信電力を測定する。
次に、ステップS840で、制御部340は、見込み情報及び別システム見込み情報、並びに受信電力の測定結果に基づいて、周波数帯域(1次システム)を選択する。
その後、ステップS850で、制御部340は、選択した周波数帯域についての復号の実行を決定する。
<<6.まとめ>>
ここまで、図1〜図13を用いて、本開示の実施形態に係る各装置及び通信制御処理について説明した。本実施形態によれば、1次システムのeNodeB100は、2次システムへ利用可能な通信リソースを通知するためのリソース情報を生成し、共通スペース及び複数の個別スペースを含むダウンリンク制御チャネル上で当該リソース情報を送信する。これにより、2次システムの通信装置は、リソース情報から、遊休状態の通信リソースを確認することができる。よって、2次システムの通信装置は、ダウンリンク制御チャネルの全てのスケジューリング情報を確認する必要がない。その結果、2次システムの通信装置の負荷が軽減される。
また、例えば、上記ダウンリンク制御チャネルは、共通スペース、複数の個別スペース、及び当該個別スペースと同等の形式を有する2次システム用スペースを含む。そして、1次システムのeNodeB100は、上記2次システム用スペースを用いて上記リソース情報を送信する。これにより、2次システムの通信装置が様々なIDを用いて処理を行う必要がなく、また、1次システムのUE200の処理を増加させない。即ち、1次システムのUEの負荷を増やすことなく、2次システムの通信装置の負荷が軽減される。また、既存のシステムとの後方互換性を確保することができる。
また、例えば、上記2次システム用スペースは、上記ダウンリンク制御チャネル内で、時間方向において、上記複数の個別スペースの全部又は一部よりも前に位置する。これにより、2次システム用スペースはより早い時間に復号可能になるので、2次システムが通信リソースを利用するための準備時間をより長くすることができる。
また、例えば、上記リソース情報は、1次システムのアップリンクの利用可能な通信リソースを2次システムへ通知するための情報を含む。これにより、遊休状態の通信リソースを確認しようとする2次システムの通信装置にとっての負荷を特に軽減することができる。
また、例えば、上記リソース情報は、複数の装置の間で上記利用可能な通信リソースを一意に識別するための識別情報を含む。これにより、2次システムの複数の通信装置は、いずれの通信装置がいずれの通信リソースを使用するかを調整することが可能になる。したがって、上記複数の通信装置が遊休状態の通信リソースを同時に使用することにより、衝突(collision)が発生することを、回避することができる。また、2次システム間での調整が可能になるので、1次システムの負荷を増加させない。
また、例えば、1次システムのeNodeB100は、利用可能な通信リソースの存在の見込みを2次システムへ通知するための見込み情報を生成し、当該見込み情報を含むシステム情報を送信する。これにより、2次システムの通信装置は、ダウンリンク制御チャネルについての復号の前に、システム情報から、遊休状態の通信リソースがありそうかを判定する。そして、当該通信装置は、遊休状態の通信リソースがありそうであれば、ダウンリンク制御チャネルについての復号を行い、そうでなければダウンリンク制御チャネルについての復号を行わない。よって、ダウンリンク制御チャネルについての復号が最小限に抑えられるので、2次システムの通信装置の負荷をさらに軽減することができる。
また、例えば、システム情報は、上記見込み情報と、別の1次システムが有する利用可能な通信リソースの存在の見込みを2次システムへ通知するための別の見込み情報とを含む。このように別の1次システムの見込み情報もシステム情報に含めることで、2次システムの通信装置のハードウェアのコストが低減され得る。より具体的には、2次システムが、複数のeNodeBから別々の周波数帯域で同時に信号を受信することを可能にしようとすると、ハードウェアのコストが増大する。よって、複数の1次システムからの見込み情報を1つの1次システムから送信することにより、2次システムは、より少ない数のeNodeBからより少ない周波数帯域で同時に信号を受信することになる。そのため、2次システムの通信装置のハードウェアのコストが低減され得る。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、Home eNodeBとUEとを含む2次システムの例を説明したが、本開示に係る2次システムはこれに限られない。2次システムは、別の通信装置を含む無線通信システムであってもよい。例えば、2次システムは、いずれかの基地局(又はアクセスポイント)といずれかの端末装置とを含む別の無線通信システムであってもよい。また、例えば、2次システムは、複数の端末装置を含み、当該複数の端末装置が互いにダイレクト通信を行なってもよい。このようなダイレクト通信は、Device to Device通信(D2D)と呼ばれ、今後のセルラーの新技術として注目されている。
また、主として、1次システムの1つの周波数帯域に着目して、当該周波数帯域の通信リソースが開放される例を説明したが、本開示に係る技術はこれに限られない。1次システムの複数の周波数帯域の各々の通信リソースが開放されてもよい。この場合に、例えば、上述した実施形態の各処理が、周波数帯域ごとに実行される。
また、遊休状態の通信リソースが、2次システムにとって利用可能な通信リソースであるものとして説明したが、本開示に係る技術はこれに限られない。遊休状態の通信リソースのうちの一部の通信リソースが、2次システムにとって利用可能な通信リソースとして選択されてもよい。
また、本明細書の通信制御における処理ステップは、必ずしもフローチャートに記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、通信制御における処理ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
また、通信制御装置及び通信装置に内蔵されるCPU、ROM及びRAM等のハードウェアに、上記通信制御装置及び上記通信装置の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
1次システムが有する通信リソースを用いて、前記1次システムの複数の端末装置と無線通信する無線通信部と、
前記通信リソースを二次的に利用する2次システムへ利用可能な通信リソースを通知するためのリソース情報を生成する生成部と、
を備え、
前記無線通信部は、前記複数の端末装置によって共通的に復号される共通スペース及び前記複数の端末装置の一部によってのみそれぞれ復号される複数の個別スペースを含むダウンリンク制御チャネル上で、前記生成部により生成される前記リソース情報を送信する、
通信制御装置。
(2)
前記ダウンリンク制御チャネルは、前記共通スペース、前記複数の個別スペース、及び当該個別スペースと同等の形式を有する2次システム用スペースを含み、
前記無線通信部は、前記2次システム用スペースを用いて前記リソース情報を送信する、
前記(1)に記載の通信制御装置。
(3)
前記2次システム用スペースは、前記ダウンリンク制御チャネル内で、時間方向において、前記複数の個別スペースの全部又は一部よりも前に位置する、前記(2)に記載の通信制御装置。
(4)
前記リソース情報は、前記1次システムのアップリンクの利用可能な通信リソースを前記2次システムへ通知するための情報を含む、前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(5)
前記リソース情報は、複数の装置の間で前記利用可能な通信リソースを一意に識別するための識別情報を含む、前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(6)
前記生成部は、前記利用可能な通信リソースの存在の見込みを前記2次システムへ通知するための見込み情報を生成し、
前記無線通信部は、前記1次システムが有する周波数帯域のシステム情報であって、生成された前記見込み情報を含む前記システム情報を送信する、
前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(7)
前記システム情報は、前記見込み情報と、別の1次システムが有する利用可能な通信リソースの存在の見込みを前記2次システムへ通知するための別の見込み情報とを含む、前記(6)に記載の通信制御装置。
(8)
1次システムが有する通信リソースを用いて、前記1次システムの複数の端末装置と無線通信することと、
前記通信リソースを二次的に利用する2次システムへ利用可能な通信リソースを通知するためのリソース情報を生成することと、
前記複数の端末装置によって共通的に復号される共通スペース及び前記複数の端末装置の一部によってのみそれぞれ復号される複数の個別スペースを含むダウンリンク制御チャネル上で、生成された前記リソース情報を送信することと、
を含む通信制御方法。
(9)
1次システムの複数の端末装置によって共通的に復号される共通スペース及び前記複数の端末装置の一部によってのみそれぞれ復号される複数の個別スペースを含むダウンリンク制御チャネル上で、前記1次システムが有する通信リソースを二次的に利用する2次システムへ利用可能な通信リソースを通知するためのリソース情報を受信する無線通信部と、
前記ダウンリンク制御チャネルについての復号により取得されるリソース情報に基づいて、前記無線通信部に、前記利用可能な通信リソースを用いて無線通信させる制御部と、
を備える通信装置。
10 1次システムのセル
30 2次システムのセル
100 eNodeB
110 無線通信部
120 ネットワーク通信部
130 記憶部
140 制御部
141 スケジューリング部
143 リソース情報生成部
145 システム情報生成部
200 UE
300 Home eNodeB
310 無線通信部
320 ネットワーク通信部
330 記憶部
340 制御部
400 UE

Claims (7)

  1. 1次システムが有する通信リソースを用いて、前記1次システムの複数の端末装置と無線通信する無線通信部と、
    前記通信リソースを二次的に利用する2次システムへ利用可能な通信リソースを通知するためのリソース情報を生成する生成部と、
    を備え、
    前記無線通信部は、前記複数の端末装置によって共通的に復号される共通信号又は前記複数の端末装置によってそれぞれ復号される個別信号を含む制御信号を用いて、前記生成部により生成される前記リソース情報を送信し、
    前記生成部は、前記利用可能な通信リソースの存在の見込みを前記2次システムへ通知するための、特定領域における前記利用可能な通信リソースの存在を示す第1の見込み情報を生成し、
    前記無線通信部は、前記1次システムが有する周波数帯域のシステム情報であって、生成された前記第1の見込み情報と、別の1次システムが有する利用可能な通信リソースの存在の見込みを前記2次システムへ通知するための、特定領域における前記利用可能な通信リソースの存在を示す第2の見込み情報とを含む、前記システム情報を送信し、
    前記2次システムはDevice to Device(D2D)通信システムである、
    通信制御装置。
  2. 前記制御信号は、前記共通信号、前記個信号、及び当該個別信号と同等の形式を有する2次システム用信号を含み、
    前記無線通信部は、前記2次システム用信号を用いて前記リソース情報を送信する、
    請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記2次システム用信号は、前記制御信号内で、時間方向において、前記個信号の全部又は一部よりも前に位置する、請求項2に記載の通信制御装置。
  4. 前記リソース情報は、前記1次システムのアップリンクの利用可能な通信リソースを前記2次システムへ通知するための情報を含む、請求項1に記載の通信制御装置。
  5. 前記リソース情報は、複数の装置の間で前記利用可能な通信リソースを一意に識別するための識別情報を含む、請求項1に記載の通信制御装置。
  6. 1次システムが有する通信リソースを用いて、前記1次システムの複数の端末装置と無線通信することと、
    前記通信リソースを二次的に利用する2次システムへ利用可能な通信リソースを通知するためのリソース情報を生成することと、
    前記複数の端末装置によって共通的に復号される共通信号又は前記複数の端末装置によってそれぞれ復号される個別信号を含む制御信号を用いて、生成された前記リソース情報を送信することと、
    前記利用可能な通信リソースの存在の見込みを前記2次システムへ通知するための、特定領域における前記利用可能な通信リソースの存在を示す第1の見込み情報を生成することと、
    前記1次システムが有する周波数帯域のシステム情報であって、生成された前記第1の見込み情報と、別の1次システムが有する利用可能な通信リソースの存在の見込みを前記2次システムへ通知するための、特定領域における前記利用可能な通信リソースの存在を示す第2の見込み情報とを含む、前記システム情報を送信することと、
    を含み、
    前記2次システムはD2D通信システムである、通信制御方法。
  7. 1次システムの複数の端末装置によって共通的に復号される共通信号又は前記複数の端末装置によってそれぞれ復号される複数の個別信号を含む制御信号を用いて送信された、前記1次システムが有する通信リソースを二次的に利用する2次システムへ利用可能な通信リソースを通知するためのリソース情報を受信する無線通信部と、
    前記制御信号についての復号により取得されるリソース情報に基づいて、前記無線通信部に、前記利用可能な通信リソースを用いて無線通信させる制御部と、
    を備え
    前記無線通信部は、前記1次システムが有する周波数帯域のシステム情報であって、前記利用可能な通信リソースの存在の見込みを前記2次システムへ通知するための、特定領域における前記利用可能な通信リソースの存在を示す第1の見込み情報と、別の1次システムが有する利用可能な通信リソースの存在の見込みを前記2次システムへ通知するための、特定領域における前記利用可能な通信リソースの存在を示す第2の見込み情報とを含む、前記システム情報を受信し、
    前記2次システムはD2D通信システムである、通信装置。
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