JP5950426B1 - マルチコア光ファイバ増幅器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、クラッド励起法を採用したマルチコア光ファイバ増幅器において、波長及び信号数の増減に対する利得の依存性を低減でき、且つ高速制御が可能なマルチコア光ファイバ増幅器を提供する。【解決手段】本発明のマルチコア光ファイバ増幅器は、ダブルクラッド構造で構成された希土類イオンを添加した複数のコアを有する増幅用マルチコアファイバと、増幅用マルチコアファイバのクラッドに第1の励起光を出力するマルチモードのクラッド励起用光源を含むクラッド励起部と、第2の励起光を出力するコア励起用光源を有する複数のコア励起ユニットを含むコア励起部とを備え、複数のコア励起ユニットの各々は複数のコアの各々にそれぞれ独立に第2の励起光を出力するように複数のコアの各々と光学的に結合され、増幅用マルチコアファイバは第1及び第2の励起光により信号光を増幅することを特徴とする。【選択図】図8

Description

本発明は、マルチコア伝送で用いられるマルチコア光ファイバ増幅器に関する。
光伝送システムの伝送容量を飛躍的に増大するために、1本のファイバに複数コアを有するマルチコアファイバを伝送路に用いたマルチコア光伝送システムの開発が進められている。マルチコアファイバの各コアにそれぞれ異なる情報を伝送する波長分割多重(WDM)信号を伝搬させることにより、従来の1本に1コアを有する単一コアファイバを伝送路とする場合と比較して飛躍的に伝送容量を増大させることができる。長距離のマルチコア光伝送システムでは、従来の単一コアファイバを伝送路とする光伝送システムと同様に伝送中に強度が小さくなった信号光を増幅するため、マルチコア光ファイバ増幅器は必要不可欠である。
図1は、非特許文献1に示される従来のマルチコア光ファイバ増幅器の構成を示す。図1には、信号入力側に設けられた第1の伝送用マルチコアファイバ11及び信号出力側に設けられた第2の伝送用マルチコアファイバ12が両端に接続された従来のマルチコア光ファイバ増幅器2−1が示されている。非特許文献1に示される従来のマルチコア光ファイバ増幅器2−1は、シングルクラッド構造で構成されるとともに希土類元素の一つであるエルビウムイオンを添加した複数のコアを有する増幅用マルチコアファイバ3−1と、増幅用マルチコアファイバ3−1の両端側にそれぞれ設けられたコア励起部151及び152と、コア励起部152と第2の伝送用マルチコアファイバ12との間に設けられた利得を平坦化するための利得等化器6とを備える。コア励起部151及び152は、それぞれ複数のコア励起ユニット4と、2つのファンイン/ファンアウト5とを含む。複数のコア励起ユニット4は、2つのファンイン/ファンアウト5の間に並列に設けられている。
図1に示すように、ファンイン/ファンアウト5を使用して増幅用マルチコアファイバ3−1のコア毎に信号光及び励起光を入力することで光増幅を実現している。図1に示すマルチコア光ファイバ増幅器における励起方法はコア励起法と呼ばれる。
コア励起法を用いたマルチコア光ファイバ増幅器2−1は、コア毎にコア励起ユニット4を備えており、コア励起ユニット4は、コア励起用光源7と、信号光とコア励起用光源7から出力された励起光とを合分波して出力する合分波器8と、単一コアファイバの入出力ファイバを有する光アイソレータ9とを含む。WDM信号の増幅時に必要となる利得制御について、マルチコア光ファイバ増幅器2−1は、コア毎にコア励起用光源7を独立に制御することが可能であり、μs或いはそれより十分短い時間で各コアの利得・出力光パワーを独立に制御することができる。
しかし、図1に示す従来のマルチコア光ファイバ増幅器2−1では、コア毎にコア励起ユニット4を備える必要があるため、部品点数が多く、サイズや消費電力に課題があった。特に、コア数の増加に比例して消費電力が増加するため、低消費電力特性を有するマルチコア光ファイバ増幅器の実現が困難であった。
図1に示す構成の課題である低消費電力化を実現する構成として、非特許文献2に示されるマルチコア光ファイバ増幅器が挙げられる。図2は、非特許文献2に示される従来のマルチコア光ファイバ増幅器を示す。図2には、第1及び第2の伝送用マルチコアファイバ11及び12が両端に接続された従来のマルチコア光ファイバ増幅器2−2が示されている。図2に示されるように、非特許文献2に示される従来のマルチコア光ファイバ増幅器2−2は、ダブルクラッド構造で構成されるとともにエルビウムイオンを添加した複数のコアを有する増幅用マルチコアファイバ3−2と、クラッド励起部201及び202と、クラッド励起部202と第2の伝送用マルチコアファイバ12との間に設けられた利得等化器6とを備える。クラッド励起部201及び202はそれぞれ、マルチモードのクラッド励起用光源10と、信号光とクラッド励起用光源10から出力された励起光とを合分波して出力する合分波器8と、単一コアファイバの入出力ファイバを有する光アイソレータ9とを含む。増幅用マルチコアファイバ3−2は、ダブルクラッド構造、すなわち内側の第1クラッド及び外側の第2クラッドを有し、第1クラッド材屈折率がコアガラス屈折率より小さく第2クラッド材屈折率より大きい構造を有しており、複数のコアは第1クラッド内に配置されている。
図2に示すマルチコア光ファイバ増幅器における励起方法はクラッド励起法と呼ばれ、クラッド励起用光源10として高出力マルチモード半導体レーザを使用することにより、1つまたはコアより少ない数のクラッド励起用光源10を用いたとしても増幅器を実現することが可能である。また、高出力マルチモード半導体レーザは、ペルチェ素子などを使用した電気的な温度調整機構が不要であり、空冷ファンを用いた温度調整を利用したとしても十分動作可能である。したがって、クラッド励起法を採用したマルチコア光ファイバ増幅器2−2は、図1に示すコア励起法を採用したマルチコア光ファイバ増幅器2−1と比較して、部品点数の削減及びサイズ低減が可能となり、且つ、消費電力の低減が可能となる。ここで、図1及び図2に示す構成では、低雑音・高出力のため、信号入出力端の両側から励起を行う双方向励起の励起方法を採用している。
しかしながら、図2に示すマルチコア光ファイバ増幅器2−2では、コア数よりクラッド励起用光源10の数が少ないことから、コア毎に利得・出力光パワーを独立に制御することが困難であり、各波長の信号光の利得または出力パワーが波長に対して常に一定となるように制御することが困難であった。図3を用いて図2に示す従来技術の課題を説明する。
図3は、図2に示す増幅用マルチコアファイバ3−2における波長と入出力パワーと利得との関係を示す。図3(a)及び(b)は増幅用マルチコアファイバ3−2のN番目のコア(コアNと呼ぶ)とM番目のコア(コアMと呼ぶ)に同じ数のWDM信号(入力信号:7波)が入力された場合を示し、図3(c)及び(d)はコアNとコアMに異なる数のWDM信号(コアNへの入力信号:7波、コアMへの入力信号:5波)が入力された場合を示す。図3(a)〜(c)では、WDM信号波長がそれぞれ1530nm、1535nm、1540nm、1545nm、1550nm、1555nm、1560nmである7つの信号を用い、図3(d)では、WDM信号波長がそれぞれ1530nm、1540nm、1545nm、1555nm、1560nmである入力パワーは同一な5つの信号を用いた。図2に示すマルチコア光ファイバ増幅器2−2では、各コアに所定の信号数の信号光が入力された状態において、出力パワー及び利得の波長依存性が最小となるようにクラッド励起用光源10を制御して励起光パワーを決定する。
図3(d)に示すように、出力パワー及び利得の波長依存性が最小となるように決定された励起光パワーにおいてコアMへのWDM信号数が変化した場合、コアMによって増幅されるWDM信号の出力パワー及び利得に波長依存性が生じる。この現象は、マルチコア光ファイバ増幅器のチルト特性と呼ばれ、波長に対して一定の傾きを有する特性を示す。
また、図4に、図2に示すマルチコア光ファイバ増幅器2−2のコアへ入力するWDM信号数に対する利得の変化例を示す。図4に示すように、7波信号を基準にして出力パワー及び利得の波長依存性が最小となるように励起光パワーを制御した場合、図2に示すマルチコア光ファイバ増幅器2−2の利得は、入力WDM信号数に依存して傾きが変化するという特性を有する。
以上のように、図2に示すマルチコア光ファイバ増幅器2−2では、各コアの利得・出力光パワーを独立に制御することが困難であり、特に、各コアに入射されたWDM信号の波長及び信号数の増減の変化に対して、各波長の信号光の利得または出力パワーが波長に対して常に一定となるように制御することが困難であるという課題があった。
図2に示すマルチコア光ファイバ増幅器2−2の課題を解決するため、図5に示す構成とすることが考えられる。図5は、利得補正器を追加した従来のマルチコア光ファイバ増幅器を示す。図5には、図2に示すマルチコア光ファイバ増幅器2−2の後段にチルト特性を補正すると共に各コアの利得を揃えるための利得補正器50を追加したマルチコア光ファイバ増幅器が示されている。図5に示されるように、利得補正器50は、2つのファンイン/ファンアウト5と、複数のチルト補正部51と、複数の可変減衰器52とを備える。複数のチルト補正部51及び可変減衰器52は、2つのファンイン/ファンアウト5の間に設けられている。
図6はチルト補正部11の特性を例示し、図7は可変減衰器12の特性を例示する。チルト補正部11及び可変減衰器12は、外部から電流あるいは電圧を印加することによって、各々、図6又は図7に示すような損失変化をする。
図5に示す構成では、増幅用マルチコアファイバ2−2の各コアに入射されるWDM信号の最小数及び最小数に基づき、増幅器から出力されるWDM信号のチャンネル毎の出力パワーが一定になるように、チルト補正部51及び可変減衰器52の特性を詳細に設計する必要がある。
しかし、図5に示す構成では、利得補正器50を用いることで、図2に示すマルチコア光ファイバ増幅器2−2の上記課題を解決することはできるが、利得補正器50の構成が非常に複雑な部品構成となり、また利得補正器50の動作を実現するためにはチルト補正部51及び可変減衰器52を複雑且つ精密に制御しなくてはならないため、高速に動作する実用的なチルト補正部51及び可変減衰器52の実現が困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、部品点数を削減し、サイズ低減が可能で消費電力低減の効果を有するクラッド励起法を採用したファイバ増幅器を簡便な構成によって実現しつつ、同ファイバ増幅器の各コアに入射されるWDM信号の波長及び信号数の増減の変化に対して、各信号光の利得または出力パワーが波長に対して常に一定となるような実用的動作を高速で行うことが可能なマルチコア伝送用光ファイバ増幅器を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載のマルチコア光ファイバ増幅器は、ダブルクラッド構造で構成されるとともに希土類イオンを添加した複数のコアを有する増幅用マルチコアファイバと、前記増幅用マルチコアファイバの一端に接続され、前記増幅用マルチコアファイバのクラッドに第1の励起光を出力するマルチモードのクラッド励起用光源を含むクラッド励起部と、前記増幅用マルチコアファイバの他端に接続され、第2の励起光を出力するコア励起用光源を有する複数のコア励起ユニットを含むコア励起部とを備え、前記複数のコア励起ユニットの各々は、前記増幅用マルチコアファイバの前記複数のコアの各々にそれぞれ独立に前記第2の励起光を出力するように前記増幅用マルチコアファイバの前記複数のコアの各々と光学的に結合されており、前記増幅用マルチコアファイバは、前記第1及び第2の励起光により前記信号光を増幅することを特徴とする。
請求項2に記載のマルチコア光ファイバ増幅器は、請求項1に記載のマルチコア光ファイバ増幅器であって、前記クラッド励起部は前記増幅用マルチコアファイバの入力端に接続され、前記コア励起部は前記増幅用マルチコアファイバの出力端に接続されていることを特徴とする。
請求項3に記載のマルチコア光ファイバ増幅器は、請求項2に記載のマルチコア光ファイバ増幅器であって、前記クラッド励起部は、信号光を入力する第1の光アイソレータと、前記光アイソレータを介して入力した信号光と前記クラッド励起用光源から出力された前記第1の励起光とを合波して前記増幅用マルチコアファイバの前記クラッドに出力する第1の光合分波器とをさらに含み、前記コア励起部は、第1及び第2のファンイン/ファンアウトをさらに含み、前記複数のコア励起ユニットは、前記第1及び第2のファンイン/ファンアウトの間にそれぞれ並列に設けられ、前記第1のファンイン/ファンアウトを介して前記増幅用マルチコアファイバの前記複数のコアの各々と光学的に結合され、前記複数のコア励起ユニットは、第2のアイソレータと、前記コア励起用光源から出力された前記第2の励起光を前記第1のファンイン/ファンアウトに出力し、前記増幅用マルチコアファイバで増幅された増幅光を前記第2のアイソレータを介して第2のファンイン/ファンアウトに出力する第2の光合分波器とをさらに含むことを特徴とする。
請求項4に記載のマルチコア光ファイバ増幅器は、請求項1に記載のマルチコア光ファイバ増幅器であって、前記クラッド励起部は前記増幅用マルチコアファイバの出力端に接続され、前記コア励起部は前記増幅用マルチコアファイバの入力端に接続されていることを特徴とする。
請求項5に記載のマルチコア光ファイバ増幅器は、請求項4に記載のマルチコア光ファイバ増幅器であって、前記コア励起部は、第1及び第2のファンイン/ファンアウトをさらに含み、前記複数のコア励起ユニットは、前記第1及び第2のファンイン/ファンアウトの間にそれぞれ並列に設けられ、前記第1のファンイン/ファンアウトを介して信号光をそれぞれ供給され、前記第2のファンイン/ファンアウトを介して前記増幅用マルチコアファイバの前記複数のコアの各々と光学的に結合され、前記複数のコア励起ユニットは、前記第1のファンイン/ファンアウトから信号光を入力する第1のアイソレータと、前記光アイソレータを介して入力した信号光と前記コア励起用光源から出力された前記第2の励起光とを合波して前記第2のファンイン/ファンアウトを介して前記増幅用マルチコアファイバの前記コアに当該合波光を出力する第1の光合分波器とをさらに含み、前記クラッド励起部は、第2のアイソレータと、前記クラッド励起用光源から出力された前記第1の励起光を前記増幅用マルチコアファイバに出力し、前記増幅用マルチコアファイバで増幅された増幅光を前記第2のアイソレータに出力する第2の光合分波器とをさらに含むことを特徴とする。
請求項6に記載のマルチコア光ファイバ増幅器は、請求項1乃至5のいずれかに記載のマルチコア光ファイバ増幅器であって、前記増幅用マルチコアファイバの出力端側に利得等化器をさらに備えたことを特徴とする。
請求項7に記載のマルチコア光ファイバ増幅器は、請求項1乃至6のいずれかに記載のマルチコア光ファイバ増幅器であって、前記増幅用マルチコアファイバは、エルビウムイオン添加マルチコアファイバであることを特徴とする。
本発明は、部品点数削減、サイズ低減及び消費電力低減が可能であるクラッド励起法を採用したマルチコア光ファイバ増幅器において、各コアに入射されるWDM信号の波長及び信号数の増減の変化に対して、各信号光についての利得または出力パワーが波長に対して常に一定となるような動作が可能であり、且つ高速制御が可能である実用的なマルチコア光ファイバ増幅器の実現に大きく貢献することができる。
非特許文献1に示される従来のマルチコア光ファイバ増幅器の構成を示す図である。 非特許文献2に示される従来のマルチコア光ファイバ増幅器の構成を示す図である。 非特許文献2に示される従来のマルチコア光ファイバ増幅器の課題を説明するための図である。 非特許文献2に示される従来のマルチコア光ファイバ増幅器のコアへ入力するWDM信号数に対する利得の変化例を示す図である。 利得補正器を追加した従来のマルチコア光ファイバ増幅器を示す図である。 チルト補正部11の特性を例示する図である。 可変減衰器12の特性を例示する図である。 本発明の実施例1に係るマルチコア光ファイバ増幅器を示す図である。 本発明に係るマルチコア光ファイバ増幅器の動作を説明するための図である。 本発明の実施例2に係るマルチコア光ファイバ増幅器を用いて実現された波長−利得特性を示す図である。 本発明の実施例2に係るマルチコア光ファイバ増幅器を用いて実現された利得変化−時間特性を示す。 本発明の実施例3に係るマルチコア光ファイバ増幅器を示す図である。 本発明の実施例3に係るマルチコア光ファイバ増幅器を用いて実現された波長−利得特性を示す図である。 本発明の実施例3に係るマルチコア光ファイバ増幅器を用いて実現された利得変化−時間特性を示す。
以下に図面を参照して本発明をより具体的に詳述するが、以下に開示する実施例は本発明の単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を何等限定するものではない。
(実施例1)
図8は、本発明の実施例1に係るマルチコア光ファイバ増幅器を示す。図8には、入出力端に第1及び第2の伝送用マルチコアファイバ11及び12が接続されたマルチコア光ファイバ増幅器100−1が示されている。図8に示されるように、マルチコア光ファイバ増幅器100−1は、ダブルクラッド構造で構成されるとともにエルビウムイオンを添加した複数のコアを有する増幅用マルチコアファイバ101と、第1の伝送用マルチコアファイバ11と増幅用マルチコアファイバ101との間に設けられたクラッド励起部110と、第2の伝送用マルチコアファイバ12と増幅用マルチコアファイバ101との間に設けられたコア励起部120と、コア励起部120と第2の伝送用マルチコアファイバ12との間に設けられた利得を平坦化するための利得等化器130とを備える。
クラッド励起部110は、増幅用マルチコアファイバ101のクラッドに第1の励起光を供給するマルチモードのクラッド励起用光源102と、信号光とクラッド励起用光源102で発生した第1の励起光とを合波あるいは分波して出力する第1の合分波器103と、マルチコアファイバの入出力ファイバを有する第1の光アイソレータ104とを含む。
コア励起部120は、第1及び第2のファンイン/ファンアウト1051及び1052と、第1及び第2のファンイン/ファンアウト1051及び1052の間に並列に設けられた複数のコア励起ユニット106とを含む。コア励起ユニット106は、増幅用マルチコアファイバ101のコアに第2の励起光を供給するコア励起用光源107と、信号光とコア励起用光源107で発生した第2の励起光とを合波あるいは分波して出力する第2の合分波器108と、単一コアファイバの入出力ファイバを有する第2の光アイソレータ109とを含む。第1のファンイン/ファンアウト1051は、増幅用マルチコアファイバ101の複数のコアの各々と光学的に結合されており、第1のファンイン/ファンアウト1051を介して増幅用マルチコアファイバ101のコア毎に各コア励起部120のコア励起用光源107から出力された第2の励起光をそれぞれ独立に入力することが可能である。
第1の伝送用マルチコアファイバ11を介して入力された信号光は、第1の光アイソレータ104を介して第1の合分波器103に入力されて、第1の合分波器103で、クラッド励起用光源102から出力された第1の励起光と合波されて増幅用マルチコアファイバ101のクラッドに出力される。また、複数のコア励起部120の各々のコア励起用光源107から出力された第2の励起光は、各々の第2の合分波器108及び第1のファンイン/ファンアウト1051を介して増幅用マルチコアファイバ101の各コアに出力される。
増幅用マルチコアファイバ101に入力された信号光は、第1及び第2の励起光により増幅用マルチコアファイバ101で増幅されて増幅光として第1のファンイン/ファンアウト1051に出力される。第1のファンイン/ファンアウト1051に入力された増幅光は、第1のファンイン/ファンアウト1051で複数に分岐されて複数のコア励起部120にそれぞれ入力され、各々の第2の合分波器108、第2の光アイソレータ109及び第2のファンイン/ファンアウト1052を介して利得等化器130に入力されて利得が平坦化され、第2の伝送用マルチコアファイバ12に出力される。
本発明では、複数のコアを有する一本の増幅用マルチコアファイバ101を伝搬する信号光についてクラッド励起法とコア励起法を併用して光増幅している。WDM信号の主な励起をクラッド励起部110が行い、増幅用マルチコアファイバ101の各コアに入射されるWDM信号の信号数の変化によって生じた出力パワー及び利得の波長依存性に対応するように各コア励起部120でコア励起用光源107をそれぞれ独立に制御して励起光を補うことにより、利得の平坦性を実現することができる。各コア励起部120のコア励起用光源107を制御する分、消費電力は図2に示すマルチコア光ファイバ増幅器2−2よりは若干大きくなるが、図1に示すマルチコア光ファイバ増幅器2−1と比較すると消費電力について大きな削減を実現することができる。また、コア励起部120を備えることから、コア励起の特徴の一つである高速制御が可能であり、μs或いはそれより短時間で利得・出力光パワーを制御することができる。
図9を用いて本発明に係るマルチコア光ファイバ増幅器の動作を説明する。図9は、WDM信号波長に対する利得の依存性を示す。増幅用マルチコアファイバ101に入射するWDM信号数を1(1波の信号)とし、1波信号の光増幅に対して、1波信号の波長が任意のWDM信号波長に設定された場合に出力パワー及び利得の波長依存性が最小となるようにクラッド励起部110のクラッド励起用光源102が発生する励起光パワーを設定した状態(初期状態)とする。
図9(a)は、初期状態において、1530nm、1535nm、1545nm、1555nm、1560nmのそれぞれのWDM信号波長の1波信号が増幅用マルチコアファイバ101に入力されて増幅されたときの利得値を特性901として示している。初期状態では、コア励起部120のコア励起用光源107が発生する励起光パワーは0であり、消費電力は図2に示すマルチコア光ファイバ増幅器2−2と等しい。
図9(a)は、初期状態からWDM信号数が13に増えた場合であって、本発明のようにコア励起を適用しない場合の利得値を特性902として示している。WDM信号数に対する波長依存性がない場合、同じ波長の信号は同じ利得となるが、図9(a)の特性902に示されるように波長に対して長波長側利得が大きくなるチルト特性を有する波長依存性が生じている。
図9(b)は、初期状態からWDM信号数が13に増えた場合であって、コア励起部120によるコア励起を適用した場合の利得値を特性903として示す。図9(b)の特性903に示すように、コア励起用光源107で発生する励起光の励起光パワーを調整することにより、図9(a)の特性902で示されたチルト特性を抑制することができ、特性901に示す1波WDM信号の波長依存性と同一の波長依存性を有する特性を実現することができる。すなわち、信号波長数増減(信号光パワー変化)に対してクラッド励起用光源102が発生する励起光の励起光パワーを一定の状態に保ちつつ、コア励起用光源107が発生する励起光の励起光パワーを調整することにより、WDM信号数に依存しない、利得平坦で一定の増幅特性を有する増幅動作を簡便な構成により高速で実現することができる。
上述のように、図1及び図2に示す従来の構成では、低雑音・高出力のためにコア励起法及びクラッド励起法のいずれかによる双方向励起の励起方法を採用していたが、本発明では、WDM信号数が増減した結果生じる出力パワー及び利得の波長依存性を抑制するようにクラッド励起法とコア励起法を併用した双方向励起の励起方法を採用している。これにより、本発明によると、部品点数を削減しサイズ低減が可能で消費電力低減の効果を有するクラッド励起法を採用したマルチコア光ファイバ増幅器を簡便な構成且つシンプルな制御で実現し、同ファイバ増幅器の各コアに入射されるWDM信号数及び波長の増減の変化に対して、各波長の信号光の利得または出力パワーを波長に対して常に一定となるような実用的動作を高速で行うことが可能なマルチコア伝送用光ファイバ増幅器を提供できる。
ここで、上記では、増幅用マルチコアファイバ101としてエルビウムイオンを添加したコアを有するものを例示したが、これに限定されず、希土類イオンを添加したコアを有するものを増幅用マルチコアファイバ101として用いることができる。以下も同様とする。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2に係るマルチコア光ファイバ増幅器について説明する。実施例2に係るマルチコア光ファイバ増幅器では、図8に示す構成において、第1及び第2の伝送用マルチコアファイバ11及び12としては12コアを有する伝送用マルチコアファイバ(モードフィールド径:11μm、カットオフ波長:1.4μm、コアピッチ:37μm)を用い、増幅用マルチコアファイバ101としてはダブルクラッド構造で構成されるとともに12コアを有するエルビウムイオン添加マルチコアファイバ(コア径:6μm、Δn:1.1%、コアピッチ:37μm、Er3+添加濃度:1000ppm、Yb3+添加濃度:13000ppm、ファイバ長:5m)を用い、クラッド励起用光源102としては非電子冷却型のマルチモード978nm帯LD(最大出力:4W)を用い、ファンを用いて空冷している。
また、第1の合分波器103としてはダイクロイックミラーを含むレンズ光学系を用い、ダイクロイックミラーにより、第1及び第2の伝送用マルチコアファイバ11及び12と、増幅用マルチコアファイバ101と、クラッド励起用光源102とを光学的に結合して、励起光及び信号光を合波する。第1の合分波器103における信号光及び励起光の挿入損失は1dB以下である。
また、第1の光アイソレータ104としてはアイソレーションが50dB以上、挿入損失が1dB未満の光アイソレータを用い、第1及び第2のファンイン/ファンアウト1051及び1052としては細経ファイバをV溝によって束ねた後に光ファイバと機械的に突き合わせたファンイン/ファンアウト(挿入損失:1dB未満)を用いた。
コア励起用光源107としては電子冷却型の980nm帯LD(出力:200mW)を用い、LDチップがthermoelectric cooler(TEC)を用いて冷却されている。第2の合分波器106としては挿入損失が0.5dB以下の合分波器を用い、第2の光アイソレータ109としては挿入損失が0.5dB以下の光アイソレータを用いた。利得等化器130としては利得平坦性が0.5dB以下、挿入損失が0.7dB以下の利得等化器を用いた。
図10に本発明の実施例2に係るマルチコア光ファイバ増幅器を用いて実現された波長−利得特性を示す。図10は、本発明に係るマルチコア光ファイバ増幅器100の各コアに入射されるWDM信号数が1、すなわち1波長信号の場合のWDM信号の増幅特性1001と、WDM信号数11の場合のWDM信号の増幅特性1002を示している。図10では、12コアを有する増幅用マルチコアファイバ101の4番目のコアで増幅された信号について観測された増幅特性を示しており、WDM信号の各波長の信号光の信号パワーは−30dBmであり、クラッド励起用光源102で発生した励起光の励起パワーは2.1Wである。
また、増幅特性1001では、WDM信号波長として1535nm、1540nm、1545nm、1550nm、1555nm、1560nmの各1波長信号の場合をそれぞれ例示し、電子冷却型の980nm帯LDで構成されたコア励起用光源107が発生する励起光の出力パワーを0に設定している。増幅特性1002では、WDM信号波長として1535nm、1537.5nm、1540nm、1542.5nm、1545nm、1547.5nm、1550nm、1552.5nm、1555nm、1557.5nm、1560nmの11波長信号の場合を例示し、コア励起用光源108が発生する励起光の出力パワーを50mWに設定している。
図10に示されるように、本発明の励起方法を用いることで、0.5dB以下の精度で信号利得の平坦性を保持できることが明らかとなった。すなわち、本発明の構成を用いることで、クラッド励起法を採用したマルチコア光ファイバ増幅器において、簡便な構成及びシンプルな制御により、同ファイバ増幅器の各コアに入射されるWDM信号波長数の増減の変化に対して、各波長の信号光の利得または出力パワーが波長に対して常に一定となるような実用的動作が実現可能であることが明らかとなった。
また、図11は、本発明の実施例2に係るマルチコア光ファイバ増幅器を用いて実現された利得変化−時間特性を示す。本発明の実施例2に係るマルチコア光ファイバ増幅器において、上記WDM波長数をAO(Acoust Optical)変調器で変化させると共に、第2の光アイソレータ109の後段に光タップモニタを配置し、本光タップモニタからの検知信号によってコア励起用光源107(アンクール型の980nm帯LD)の出力パワーを変化させるという自動制御系を付加する。それにより、図11に示すように、50μs以下の高速な制御が可能となることも合わせて確認をしている。また、電気の制御回路を高速化することで制御の更なる速度向上は可能である。
(実施例3)
図12は、本発明の実施例3に係るマルチコア光ファイバ増幅器を示す。図12には、両端に第1及び第2の伝送用マルチコアファイバ11及び12が接続されたマルチコア光ファイバ増幅器100−2が示されている。図12に示されるように、マルチコア光ファイバ増幅器100−2は、増幅用マルチコアファイバ101と、第2の伝送用マルチコアファイバ12と増幅用マルチコアファイバ101との間に設けられたクラッド励起部110と、第1の伝送用マルチコアファイバ11と増幅用マルチコアファイバ101との間に設けられたコア励起部120と、クラッド励起部110と第2の伝送用マルチコアファイバ12との間に設けられた利得等化器130とを備える。本実施例に係るマルチコア光ファイバ増幅器100−2は、図8に示したマルチコア光ファイバ増幅器100−1に対して、クラッド励起部110とコア励起部120の位置がそれぞれ入れ替わった構成となっている。その他の構成要素は実施例2に係るマルチコア光ファイバ増幅器と同じである。
本実施例においては、第1の伝送用マルチコアファイバ11を介して入力された信号光は、第1のファンイン/ファンアウト1051に出力されて複数に分岐されて複数のコア励起部120にそれぞれ入力され、第2の合分波器108でコア励起用光源107から出力された第2の励起光と合波されて第2の光アイソレータ109及び第2のファンイン/ファンアウト1052を介して増幅用マルチコアファイバ101の各コアに出力される。また、クラッド励起部110のクラッド励起用光源102から出力された第1の励起光は、第1の合分波器103を介して増幅用マルチコアファイバ101のクラッドに出力される。
増幅用マルチコアファイバ101に入力された信号光は、第1及び第2の励起光により増幅用マルチコアファイバ101で増幅されて増幅光として第1の合分波器103及び第1の光アイソレータ104を介して利得等化器130に入力されて利得が平坦化され、第2の伝送用マルチコアファイバ12に出力される。
図8に示したマルチコア光ファイバ増幅器100−1では、増幅用マルチコアファイバ101の信号入力側からクラッド励起法で励起し、信号出力側からコア励起法により励起する構成としているが、図12に示す実施例3に係るマルチコア光ファイバ増幅器100−2のように、増幅用マルチコアファイバ101の信号入力側からコア励起法で励起し、信号出力側からクラッド励起法で励起する構成とすることも可能である。
図13に本発明の実施例3に係るマルチコア光ファイバ増幅器を用いて実現された特性を示す。図13では、図10で示した条件と同様の条件で、1波長信号の場合のWDM信号の増幅特性1301と、WDM信号数11の場合のWDM信号の増幅特性1302を示している。
図13に示すように、本実施例に係るマルチコア光ファイバ増幅器100−2を用いることで、実施例2に係るマルチコア光ファイバ増幅器と同様に、0.5dB以下の精度で信号利得の平坦性を保持できることが明らかとなった。また、図14に示すように、本実施例の自動制御における高速性は実施例2と同様に50μs以下の高速制御が可能であることも確認できている。
本実施例では、増幅用マルチコアファイバ101の信号光出力側からクラッド励起用光源102が発生する励起光が常に入力しているため、各コア励起用光源107の出力パワーを実施例2よりも小さくすることができるため、さらなる低消費電力化を実現できる。しかし、本実施例では、増幅用マルチコアファイバ101の信号光入力側から入力される、コア励起用光源107が発生する励起光が小さいために、増幅用マルチコアファイバ101の信号光入力側の反転分布が小さくなって、雑音指数は実施例2より劣化し、特に初期状態のときに本実施形態の雑音指数は実施例2の雑音指数より1dB大きくなった。
伝送用マルチコアファイバ 11、12
マルチコア光ファイバ増幅器 2−1、2−2、100−1、100−2
増幅用マルチコアファイバ 3−1、3−2
コア励起ユニット 4、106
ファンイン/ファンアウト 5、1051、1052
利得等化器 6、130
コア励起用光源 7、107
合分波器 8、103、108
光アイソレータ 9、104、109
クラッド励起用光源 10、102
コア励起部 151、152、120
クラッド励起部 201、202、110
利得補正器 50
チルト補正部 51
可変減衰器 52

Claims (7)

  1. ダブルクラッド構造で構成されるとともに希土類イオンを添加した複数のコアを有する増幅用マルチコアファイバと、
    前記増幅用マルチコアファイバの一端に接続され、前記増幅用マルチコアファイバのクラッドに第1の励起光を出力するマルチモードのクラッド励起用光源を含むクラッド励起部と、
    前記増幅用マルチコアファイバの他端に接続され、第2の励起光を出力するコア励起用光源を有する複数のコア励起ユニットを含むコア励起部と
    を備え、
    前記複数のコア励起ユニットの各々は、前記増幅用マルチコアファイバの前記複数のコアの各々にそれぞれ独立に前記第2の励起光を出力するように前記増幅用マルチコアファイバの前記複数のコアの各々と光学的に結合されており、
    前記増幅用マルチコアファイバは、前記第1及び第2の励起光により前記信号光を増幅することを特徴とするマルチコア光ファイバ増幅器。
  2. 前記クラッド励起部は前記増幅用マルチコアファイバの入力端に接続され、前記コア励起部は前記増幅用マルチコアファイバの出力端に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のマルチコア光ファイバ増幅器。
  3. 前記クラッド励起部は、
    信号光を入力する第1の光アイソレータと、
    前記光アイソレータを介して入力した信号光と前記クラッド励起用光源から出力された前記第1の励起光とを合波して前記増幅用マルチコアファイバの前記クラッドに出力する第1の光合分波器と
    をさらに含み、
    前記コア励起部は、第1及び第2のファンイン/ファンアウトをさらに含み、
    前記複数のコア励起ユニットは、前記第1及び第2のファンイン/ファンアウトの間にそれぞれ並列に設けられ、前記第1のファンイン/ファンアウトを介して前記増幅用マルチコアファイバの前記複数のコアの各々と光学的に結合され、
    前記複数のコア励起ユニットは、
    第2のアイソレータと、
    前記コア励起用光源から出力された前記第2の励起光を前記第1のファンイン/ファンアウトに出力し、前記増幅用マルチコアファイバで増幅された増幅光を前記第2のアイソレータを介して第2のファンイン/ファンアウトに出力する第2の光合分波器と
    をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のマルチコア光ファイバ増幅器。
  4. 前記クラッド励起部は前記増幅用マルチコアファイバの出力端に接続され、前記コア励起部は前記増幅用マルチコアファイバの入力端に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のマルチコア光ファイバ増幅器。
  5. 前記コア励起部は、第1及び第2のファンイン/ファンアウトをさらに含み、
    前記複数のコア励起ユニットは、前記第1及び第2のファンイン/ファンアウトの間にそれぞれ並列に設けられ、前記第1のファンイン/ファンアウトを介して信号光をそれぞれ供給され、前記第2のファンイン/ファンアウトを介して前記増幅用マルチコアファイバの前記複数のコアの各々と光学的に結合され、
    前記複数のコア励起ユニットは、前記第1のファンイン/ファンアウトから信号光を入力する第1のアイソレータと、
    前記光アイソレータを介して入力した信号光と前記コア励起用光源から出力された前記第2の励起光とを合波して前記第2のファンイン/ファンアウトを介して前記増幅用マルチコアファイバの前記コアに当該合波光を出力する第1の光合分波器と
    をさらに含み、
    前記クラッド励起部は、
    第2のアイソレータと、
    前記クラッド励起用光源から出力された前記第1の励起光を前記増幅用マルチコアファイバに出力し、前記増幅用マルチコアファイバで増幅された増幅光を前記第2のアイソレータに出力する第2の光合分波器と
    をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のマルチコア光ファイバ増幅器。
  6. 前記増幅用マルチコアファイバの出力端側に利得等化器をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のマルチコア光ファイバ増幅器。
  7. 前記増幅用マルチコアファイバは、エルビウムイオン添加マルチコアファイバであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のマルチコア光ファイバ増幅器。
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