JP5949490B2 - Vehicle sensor mounting structure and system linkage method - Google Patents
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Description
本発明は、ガラスの近傍で複数のセンサを近接設置させる車両用センサ搭載構造、及び、それら複数のセンサで構成される複数のシステムを連携させるシステム連携方法に関する。 The present invention relates to a vehicle sensor mounting structure in which a plurality of sensors are installed close to each other in the vicinity of glass, and a system linkage method for linking a plurality of systems configured by the plurality of sensors.
従来、車両の前窓ガラスの近傍に設置される光センサシステムが知られている(特許文献1参照。)。 Conventionally, an optical sensor system installed in the vicinity of a front window glass of a vehicle is known (see Patent Document 1).
この光センサシステムには車室内に設置されるカメラが含まれ、前窓ガラスにはそのカメラの視野内に入るガラス領域を取り巻くように加熱導線が埋め込まれている。加熱導線は、前窓ガラスに付着した氷等を除去すべく前窓ガラスを加熱するために用いられる。 This optical sensor system includes a camera installed in the vehicle interior, and a heating lead is embedded in the front window glass so as to surround a glass region that falls within the field of view of the camera. The heating conductor is used to heat the front window glass to remove ice or the like attached to the front window glass.
しかしながら、特許文献1は、カメラの周囲に他のセンサが設置されることを開示しておらず、加熱導線による前窓ガラスの加熱による影響を受ける他のセンサを利用する車載システムを開示することもない。
However,
本発明は、ガラスの加熱を利用するセンサとガラスの加熱による影響を受けるセンサとをガラスの近傍で近接設置させる車両用センサ搭載構造、及び、それら複数のセンサで構成される複数のシステムを連携させるシステム連携方法を提供することを目的とする。 The present invention links a vehicle sensor mounting structure in which a sensor that uses heating of glass and a sensor that is affected by heating of the glass are installed close to each other in the vicinity of the glass, and a plurality of systems that are configured by the plurality of sensors. The purpose is to provide a system linkage method.
上述の目的を達成するために、本発明の実施例に係る車両用センサ搭載構造は、ガラスの近傍で複数のセンサを近接設置させる車両用センサ搭載構造であって、前記複数のセンサは、ガラス越しに車両外部を撮像する撮像システムを構成する画像センサと、ガラスの曇りを防止するガラス曇り防止システムを構成するガラス曇りセンサとを含み、前記撮像システムは、前記画像センサの撮像範囲に対応するガラス領域を加熱するガラス加熱装置を含み、前記ガラス曇り防止システムは、前記ガラス曇りセンサの出力に基づいて車載空調装置を制御し、前記ガラス加熱装置が作動する状態では、前記ガラス曇りセンサの出力に基づく前記車載空調装置の制御を禁止する。 In order to achieve the above-described object, a vehicle sensor mounting structure according to an embodiment of the present invention is a vehicle sensor mounting structure in which a plurality of sensors are installed in the vicinity of glass, and the plurality of sensors are made of glass. An image sensor that constitutes an imaging system that images the outside of the vehicle over the glass, and a glass fogging sensor that constitutes a glass fogging prevention system that prevents fogging of the glass, the imaging system corresponding to the imaging range of the image sensor A glass heating device for heating a glass region, wherein the glass fog prevention system controls an in-vehicle air conditioner based on the output of the glass fogging sensor, and when the glass heating device is activated, the output of the glass fogging sensor Control of the in-vehicle air conditioner based on the above is prohibited.
また、本発明の実施例に係るシステム連携方法は、ガラス越しに車両外部を撮像する画像センサ及び前記画像センサの撮像範囲に対応するガラス領域を加熱するガラス加熱装置を含む撮像システムと、ガラスの近傍で前記画像センサに近接して設置されるガラス曇りセンサの出力に基づいて車載空調装置を制御してガラスの曇りを防止するガラス曇り防止システムとを連携させるシステム連携方法であって、前記ガラス加熱装置が作動する状態では、前記ガラス曇り防止システムによる前記ガラス曇りセンサの出力に基づく前記車載空調装置の制御を禁止する。 In addition, a system cooperation method according to an embodiment of the present invention includes an imaging system including an image sensor that images the outside of a vehicle through glass, a glass heating device that heats a glass region corresponding to an imaging range of the image sensor, A system cooperation method for coordinating with a glass fog prevention system that controls an in-vehicle air conditioner based on an output of a glass fogging sensor installed in the vicinity of the image sensor to prevent fogging of the glass, In a state where the heating device is activated, control of the on-vehicle air conditioner based on the output of the glass fogging sensor by the glass fogging prevention system is prohibited.
上述の手段により、本発明は、ガラスの加熱を利用するセンサとガラスの加熱による影響を受けるセンサとを近接設置させる車両用センサ搭載構造、及び、それら複数のセンサで構成される複数のシステムを連携させるシステム連携方法を提供することができる。 By the means described above, the present invention provides a vehicle sensor mounting structure in which a sensor that utilizes heating of glass and a sensor that is affected by the heating of glass are installed close to each other, and a plurality of systems including the plurality of sensors. A system linkage method to be linked can be provided.
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための形態の説明を行う。 Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明の実施例に係るシステム連携方法を説明する図である。本実施例に係るシステム連携方法は、撮像システム1とガラス曇り防止システム2とを連携させる。
FIG. 1 is a diagram for explaining a system cooperation method according to an embodiment of the present invention. In the system cooperation method according to the present embodiment, the
撮像システム1は、車両外部を撮像する車載システムであり、主に、制御装置10、画像センサ11、イグニッションスイッチ12、外気温センサ13、及びガラス加熱装置14を含む。本実施例では、撮像システム1は、エンジン始動時に外気温が所定温度未満であることを検知した場合に、ガラス加熱装置14を作動させて画像センサ11の撮像範囲に対応するガラス領域(以下、「対応ガラス領域」とする。)を加熱する。対応ガラス領域に付着した氷霜等を除去したり結露を防止したりするためである。なお、撮像システム1によって撮像された画像は、例えば、障害物検出、白線検出、車線維持支援等の運転支援を実行する別のシステムに利用される。
The
ガラス曇り防止システム2は、ガラスの曇りを防止するシステムであり、主に、制御装置20、ガラス曇りセンサ21、及び曇り除去装置22を含む。ガラス曇り防止システム2は、ガラス曇りセンサ21の出力に基づいてガラスの曇りが発生したこと又はガラスの曇りが発生するおそれがあることを検知した場合に、曇り除去装置22を作動させてガラスの曇りを除去或いは防止する。
The glass
次に、撮像システム1及びガラス曇り防止システム2のそれぞれにおける構成要素の詳細について説明する。
Next, the detail of the component in each of the
制御装置10は、撮像システム1を制御する装置であり、本実施例では、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えたコンピュータである。制御装置10は、例えば、ガラス加熱制御部100に対応するプログラムをROMから読み出してRAMに展開し、ガラス加熱制御部100に対応する処理をCPUに実行させる。なお、ガラス加熱制御部100に対応するプログラムは、通信ネットワークを通じてダウンロードされてもよく、記録媒体に記録された状態で提供されてもよい。
The
画像センサ11は、ガラス越しに見える車両外部の風景の画像を取得する装置であり、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を備えたカメラである。また、画像センサ11は、夜間でも撮影が可能な赤外線カメラ、被写体までの距離を測定可能なステレオカメラ等であってもよい。本実施例では、画像センサ11は、車両用センサ搭載構造としてのセンサハウジング50に取り付けられる。
The
図2は、センサハウジング50の一例を示す斜視図である。センサハウジング50は、主に、画像センサ収容部51、ガラス曇りセンサ収容部52、並びに、画像センサ収容部51及びガラス曇りセンサ収容部52を取り囲むように配置されるブラケット部53を有する。
FIG. 2 is a perspective view showing an example of the
センサハウジング50は、画像センサ11を画像センサ収容部51内に受け入れ、且つ、ガラス曇りセンサ21をガラス曇りセンサ収容部52内に受け入れた状態で、ブラケット部53の表面をガラスに接着するようにしてガラスに取り付けられる。なお、図2は、ガラスに接着されるブラケット部53の表面を露出させた状態を示す。
The
このように、センサハウジング50は、画像センサ11及びガラス曇りセンサ21が共通の筐体内に収容されるようにしてガラスに取り付けられる。
Thus, the
また、本実施例では、センサハウジング50は、制御装置10及び制御装置20の双方を収容する。但し、制御装置10及び制御装置20の一方又は双方がセンサハウジング50の外部に設置されてもよい。
In the present embodiment, the sensor housing 50 accommodates both the
イグニッションスイッチ12は、エンジンを始動或いは停止させるスイッチである。本実施例では、イグニッションスイッチ12は、例えば、ステアリングコラムに設置され、エンジンの始動又は停止を通知する制御信号を制御装置10に対して出力する。
The
外気温センサ13は、車両外部の温度を検出するセンサである。本実施例では、外気温センサ13は、フロントバンパ(図示せず。)に取り付けられ、検出した値を制御装置1に対して出力する。
The outside
ガラス加熱装置14は、画像センサ11の撮像範囲に対応する対応ガラス領域を加熱する装置である。本実施例では、ガラス加熱装置14は、フロントガラスの対応ガラス領域の周囲に埋め込まれる熱線ヒータである。そして、ガラス加熱装置14は、電源(図示せず。)から電力の供給を受けて対応ガラス領域を加熱する。対応ガラス領域に付着した氷霜等を除去したり、結露を防止したりするためである。
The glass heating device 14 is a device that heats the corresponding glass region corresponding to the imaging range of the
図3は、ガラス加熱装置14の設置例を示す図であり、車室内でフロントガラスFWに取り付けられたセンサハウジング50をフロントガラスFWの外側(車室外)から見た図を示す。なお、図3は、フロントガラスFWの内側(車室内)に取り付けられるセンサハウジング50を細い点線で示し、フロントガラスFW内に埋め込まれるガラス加熱装置14を実線で示す。また、図3の太い点線で囲まれるガラス領域FW1は、画像センサ11の撮像範囲に対応する対応ガラス領域を概略的に表す。なお、図3では、図の明瞭化のため、ガラス曇りセンサ収容部52の図示を省略している。
FIG. 3 is a diagram illustrating an installation example of the glass heating device 14, and shows a view of the
ガラス加熱制御部100は、ガラス加熱装置14による対応ガラス領域の加熱を制御する機能要素である。本実施例では、ガラス加熱制御部100は、外気温が所定温度未満の場合、エンジンを始動させた後で所定時間が経過するまでガラス加熱装置14による対応ガラス領域の加熱を実行する。
The glass
図4は、ガラス加熱制御部100がガラス加熱装置14を用いて対応ガラス領域を加熱する処理(以下、「対応ガラス領域加熱処理」とする。)の流れを示すフローチャートである。制御装置10は、イグニッションスイッチ12からの制御信号に基づいてエンジンの始動を検知すると、エンジン始動時点から所定時間が経過するまでこの対応ガラス領域加熱処理を所定周期で繰り返し実行する。
FIG. 4 is a flowchart showing a flow of a process in which the glass
最初に、ガラス加熱制御部100は、エンジン始動後の経過時間が所定時間内であるか否かを判定する(ステップS1)。所定時間は、ガラス加熱装置14を用いて対応ガラス領域を加熱することによってその対応ガラス領域に付着した氷霜等を除去し或いはその対応ガラス領域の結露を防止するのに十分な時間として予め登録されている。
First, the glass
経過時間が所定時間内であると判定した場合(ステップS1のYES)、ガラス加熱制御部100は、外気温センサ13の出力に基づいて外気温が所定温度未満であるか否かを判定する(ステップS2)。
When it is determined that the elapsed time is within the predetermined time (YES in step S1), the glass
外気温が所定温度未満であると判定した場合(ステップS2のYES)、ガラス加熱制御部100は、ガラス加熱装置14に対して制御信号(作動信号)を出力し、ガラス加熱装置14を作動させる(ステップS3)。対応ガラス領域を加熱するためである。また、ガラス加熱制御部100は、ガラス加熱装置14を作動させた場合には、ガラス曇り防止システム2の制御装置20に対して制御信号(作動通知信号)を送信してその旨を通知する。
When it is determined that the outside air temperature is lower than the predetermined temperature (YES in step S2), the glass
一方、外気温が所定温度以上であると判定した場合(ステップS2のNO)、ガラス加熱制御部100は、ガラス加熱装置14に対して制御信号(停止信号)を出力し、ガラス加熱装置14による対応ガラス領域の加熱を停止させる(ステップS4)。また、ガラス加熱制御部100は、ガラス加熱装置14を停止させた場合にも、ガラス曇り防止システム2の制御装置20に対して制御信号(停止通知信号)を送信してその旨を通知する。
On the other hand, when it determines with external temperature being more than predetermined temperature (NO of step S2), the glass
その後、経過時間が所定時間を上回ったと判定した場合(ステップS1のNO)、ガラス加熱制御部100は、ガラス加熱装置14に対して制御信号(停止信号)を出力し、ガラス加熱装置14による対応ガラス領域の加熱を停止させる(ステップS4)。対応ガラス領域に付着した氷霜等の除去、又は、対応ガラス領域の結露の防止を達成できたものと推定できるためである。
Thereafter, when it is determined that the elapsed time exceeds the predetermined time (NO in step S1), the glass
ここで再び図1を参照し、ガラス曇り防止システム2における構成要素の詳細な説明を継続する。
Referring now again to FIG. 1, a detailed description of the components in the glass
制御装置20は、ガラス曇り防止システム2を制御する装置であり、本実施例では、制御装置10と同様、CPU、RAM、ROM等を備えたコンピュータである。制御装置20は、例えば、曇り除去制御部200に対応するプログラムをROMから読み出してRAMに展開し、曇り除去制御部200に対応する処理をCPUに実行させる。なお、曇り除去制御部200に対応するプログラムは、通信ネットワークを通じてダウンロードされてもよく、記録媒体に記録された状態で提供されてもよい。また、制御装置10及び制御装置20は同じ1つの制御装置であってもよい。
The
ガラス曇りセンサ21は、ガラスの曇りに関する物理量を検出するセンサである。本実施例では、ガラス曇りセンサ21は、フロントガラスの内面の温度(以下、「ガラス温度」とする。)を検出する温度センサと、フロントガラス付近の湿度(以下、「ガラス付近湿度」とする。)を検出する湿度センサとを含む。ガラス曇りセンサ21は、検出したガラス温度及びガラス付近湿度を制御装置20に対して出力する。
The
また、ガラス曇りセンサ21は、フロントガラスの近傍で、画像センサ11に近接する位置である、センサハウジング50のガラス曇りセンサ収容部52に取り付けられる。そのため、ガラス曇りセンサ21を構成する温度センサ及び湿度センサは、ガラス加熱装置14により加熱される対応ガラス領域の影響を受ける。例えば、ガラス曇りセンサ21を構成する温度センサは、対応ガラス領域の近くのガラス領域(以下、「測温ガラス領域」とする。)の温度を検出するので、対応ガラス領域が加熱された場合には、局所的に加熱されたガラスの温度を検出する。その結果、ガラス曇りセンサ21を構成する温度センサは、測温ガラス領域以外の他の大部分のガラス領域の平均的な温度よりも高い温度を検出し、ガラス領域全体の平均的な温度を検出できない。そこで、ガラス曇り防止システム2は、後述するように、ガラス加熱装置14により加熱される対応ガラス領域の影響を受けないよう、曇り除去装置22を制御する。
Further, the
曇り除去装置22は、ガラスの曇りを防止或いは除去するための装置である。本実施例では、曇り除去装置22は車載空調装置であり、除湿機能を実行してガラス付近湿度を低下させることによってガラスの曇りを防止し或いは除去する。除湿機能には、例えば、コンプレッサを用いて冷媒を循環させ、湿った空気を冷やすことによって湿気を水滴に変えて取り除くコンプレッサ式が採用される。なお、他の除湿方式が採用されてもよい。
The
曇り除去制御部200は、曇り除去装置22を制御する機能要素である。本実施例では、曇り除去制御部200は、ガラス曇りセンサ21の出力が所定条件を満たす場合に、曇り除去装置22を作動させてガラスの曇りを防止し或いは除去する。具体的には、曇り除去制御部200は、ガラス温度及びガラス付近湿度が所定条件を満たす場合に、曇り除去装置22としての車載空調装置の除湿機能を作動させてガラスの曇りを防止し或いは除去する。
The
また、曇り除去制御部200は、撮像システム1におけるガラス加熱装置14が作動中の場合には、ガラス曇りセンサ21の出力に基づく曇り除去装置22の作動・停止切換制御を禁止する。具体的には、曇り除去制御部200は、ガラス温度及びガラス付近湿度が所定条件を満たさない場合であっても、撮像システム1におけるガラス加熱装置14が作動中の場合には、車載空調装置の除湿機能を作動させた後、その除湿機能の停止を禁止する。すなわち、曇り除去制御部200は、ガラス加熱装置14が作動中の場合には、ガラス温度及びガラス付近湿度にかかわらず、車載空調装置の除湿機能を作動させる。ガラス加熱装置14により加熱される対応ガラス領域の影響をガラス曇りセンサ21が受け、不適切なタイミングで曇り除去装置22の作動を停止させてしまうのを防止するためである。
Further, when the glass heating device 14 in the
図5は、曇り除去制御部200が曇り除去装置22を用いてガラスの曇りを防止或いは除去する処理(以下、「曇り防止・除去処理」とする。)の流れを示すフローチャートである。
FIG. 5 is a flowchart showing a flow of processing in which the fog
最初に、曇り除去制御部200は、撮像システム1からの制御信号に基づいて、ガラス加熱装置14が作動中であるか否かを判定する(ステップS11)。
First, the
ガラス加熱装置14が作動中でないと判定した場合(ステップS11のNO)、曇り除去制御部200は、ガラス曇りセンサ21の出力としてガラス温度及びガラス付近湿度を取得する(ステップS12)。
If it is determined that the glass heating device 14 is not in operation (NO in step S11), the
そして、曇り除去制御部200は、ガラス温度及びガラス付近湿度に基づいて、フロントガラスが曇り状態又は曇り直前状態にあるか否かを判定する(ステップS13)。
Then, the
図6は、ガラスの曇り状態とガラス付近湿度及びガラス温度との関係を示すガラス曇り状態判定マップの一例を示す図である。図6に示すように、ガラス曇り状態判定マップは、縦軸にガラス付近湿度を配し、横軸にガラス温度を配する。また、図6は、曇り直前状態においてガラス温度一定のままガラス付近湿度が上昇すると曇り状態に至り、曇り直前状態においてガラス温度一定のままガラス付近湿度が低下すると曇り無し状態に至ることを示す。また、図6は、曇り直前状態においてガラス付近湿度一定のままガラス温度が上昇すると曇り無し状態に至り、曇り直前状態においてガラス付近湿度一定のままガラス温度が低下すると曇り状態に至ることを示す。 FIG. 6 is a diagram illustrating an example of a glass fogging state determination map showing a relationship between a glass fogging state, a glass vicinity humidity, and a glass temperature. As shown in FIG. 6, the glass fogging state determination map arranges the glass vicinity humidity on the vertical axis and the glass temperature on the horizontal axis. Moreover, FIG. 6 shows that when the glass vicinity humidity rises with the glass temperature constant in the state immediately before clouding, the cloudy state is reached, and when the glass vicinity humidity decreases with the glass temperature constant in the state immediately before clouding, the cloudless state is reached. Further, FIG. 6 shows that when the glass temperature rises with the glass near-humidity constant in the state immediately before clouding, the cloudless state is reached, and when the glass temperature is lowered with the glass near-humidity constant in the state immediately before clouding, the cloudy state is reached.
なお、「曇り直前状態」とは、ガラスの曇りが発生するおそれがある状態を意味し、「曇り状態」とは、ガラスの曇りが発生している状態を意味し、「曇り無し状態」とは、ガラスの曇りが発生しない状態を意味する。 In addition, the “pre-fogging state” means a state in which the glass may be fogged, and the “cloudy state” means a state in which the glass is fogged. Means that the glass is not fogged.
ガラス付近湿度及びガラス温度に基づいてフロントガラスが曇り状態又は曇り直前状態にあると判定した場合(ステップS13のYES)、曇り除去制御部200は、車載空調装置の除湿機能を作動させる(ステップS14)。具体的には、現在のガラス付近湿度及びガラス温度の状態が図6の点P1で示す状態(曇り直前状態)にある場合、曇り除去制御部200は、除湿機能を作動させることによってガラス付近湿度を低下させる。その結果、曇り除去制御部200は、ガラス付近湿度及びガラス温度の状態を図6の点P2で示す状態(曇り無し状態)に遷移させることができる。
If it is determined that the windshield is in a cloudy state or a state immediately before clouding based on the humidity near the glass and the glass temperature (YES in step S13), the fog
一方、ガラス付近湿度及びガラス温度に基づいてフロントガラスが曇り状態でも曇り直前状態でもないと判定した場合(ステップS13のNO)、すなわち、曇り無し状態であると判定した場合、曇り除去制御部200は、車載空調装置の除湿機能を停止させる(ステップS15)。なお、曇り除去制御部200は、除湿機能を未だ作動させていない場合には、除湿機能を作動させることなく今回の曇り防止・除去処理を終了させる。
On the other hand, when it is determined that the windshield is neither in a cloudy state nor in a state immediately before fogging based on the humidity near the glass and the glass temperature (NO in step S13), that is, when it is determined that there is no fogging, the fog
また、ガラス加熱装置14が作動中であると判定した場合(ステップS11のYES)、曇り除去制御部200は、車載空調装置の除湿機能を作動させた上で、ガラス曇りセンサ21の出力に基づく除湿機能の作動・停止の切換を禁止する(ステップS16)。ガラス加熱装置14により加熱される対応ガラス領域の影響を受け、不適切なタイミングで除湿機能を停止させてしまうのを防止するためである。
Further, when it is determined that the glass heating device 14 is in operation (YES in step S11), the
ここで、再び図6を参照しながら、ガラス加熱装置14により加熱された対応ガラス領域の影響を受け、測温ガラス領域の温度が上昇した場合を検討する。 Here, with reference to FIG. 6 again, the case where the temperature of the temperature measuring glass region rises due to the influence of the corresponding glass region heated by the glass heating device 14 will be considered.
測温ガラス領域の温度が上昇すると、例えば、現在のガラス付近湿度及びガラス温度の状態に対応する図6の点P3で示す状態(曇り直前状態)は、ガラス全体の平均的な温度に変化がないとしても、図6の点P4で示す状態(曇り無し状態)に遷移してしまう。 When the temperature of the temperature measuring glass region rises, for example, the state indicated by the point P3 in FIG. 6 corresponding to the current glass near-humidity and glass temperature state (immediately before fogging) changes to the average temperature of the entire glass. Even if it does not exist, it will change to the state shown in FIG.
この場合、ステップS11の判定プロセスが無ければ、曇り除去制御部200は、ステップS13の判定プロセスにおいて曇り無し状態であると判定して車載空調装置の除湿機能を停止させてしまう(ステップS15)。
In this case, if there is no determination process in step S11, the
しかしながら、実際には、対応ガラス領域及び測温ガラス領域以外の他の大部分のガラス領域の温度は、測温ガラス領域の温度よりも低い状態にある。すなわち、対応ガラス領域及び測温ガラス領域以外の他の大部分のガラス領域は、図6の点P3で示す状態(曇り直前状態)のままである。そのため、除湿機能の停止は、ガラスの曇りを除去或いは防止できないことを意味する。 However, in practice, the temperature of most glass regions other than the corresponding glass region and the temperature measuring glass region is lower than the temperature of the temperature measuring glass region. That is, most of the glass regions other than the corresponding glass region and the temperature measuring glass region remain in the state indicated by the point P3 in FIG. Therefore, stopping the dehumidifying function means that the fogging of the glass cannot be removed or prevented.
このような状況が生じるのを回避するため、曇り除去制御部200は、ガラス加熱装置14が作動中であると判定した場合には、車載空調装置の除湿機能を常に作動させるようにする。また、曇り除去制御部200は、ガラス加熱装置14の作動を停止させた場合であっても、停止後に所定時間が経過するまでは除湿機能を停止させないようにしてもよい。停止後しばらくの間は測温ガラス領域の温度が局所的に上昇したままとなっているためである。
In order to avoid the occurrence of such a situation, the
以上の構成により、本発明の実施例に係るシステム連携方法は、撮像システム1のガラス加熱装置14が作動中の場合には、ガラス曇り防止システム2によるガラス曇りセンサ21の出力に基づく曇り除去装置22の作動・停止切換制御を禁止する。その結果、ガラス加熱装置14によって加熱される対応ガラス領域の影響を受けるガラス曇りセンサ21の出力に応じたガラス曇り防止システム2の不適切な動作を防止できる。
With the above configuration, the system cooperation method according to the embodiment of the present invention is a defogging device based on the output of the
また、本発明の実施例に係るシステム連携方法は、撮像システム1のガラス加熱装置14が作動中の場合には、ガラス曇り防止システム2の曇り除去装置22を停止させないようにする。その結果、ガラス加熱装置14によって加熱される対応ガラス領域の影響を受けるガラス曇りセンサ21の出力に応じて曇り除去装置22が不適切なタイミングで停止するのを防止できる。
The system cooperation method according to the embodiment of the present invention prevents the
また、ガラス曇り防止システム2は、撮像システム1のガラス加熱装置14が作動中の場合には、曇り除去装置22を停止させないようにしてガラス曇りセンサ21の出力を一時的に無視する。そのため、本発明の実施例に係るセンサハウジング50は、対応ガラス領域の近傍に画像センサ11及びガラス曇りセンサ21を互いに近接させて設置できる。
Further, when the glass heating device 14 of the
また、センサハウジング50は、共通の筐体内に画像センサ11及びガラス曇りセンサ21の双方を収容する。そのため、作業者は、簡易且つ迅速に画像センサ11及びガラス曇りセンサ21をフロントガラスに取り付けることができる。
The
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。 The preferred embodiments of the present invention have been described in detail above. However, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications and substitutions can be made to the above-described embodiments without departing from the scope of the present invention. Can be added.
例えば、上述の実施例では、センサハウジング50はフロントガラスに取り付けられるが、リアガラス又はサイドガラスに取り付けられてもよい。この場合、撮像システム1は車両後方又は車両側方を撮像するものであってもよい。
For example, in the above-described embodiment, the
また、上述の実施例では、ガラス曇り防止システム2は、ガラス加熱装置14が作動したことを通知する作動通知信号を撮像システム1から受けた場合に、ガラス曇りセンサ21の出力に基づく曇り除去装置22の作動・停止切換制御を禁止する。すなわち、ガラス曇り防止システム2は、ガラス加熱装置14が実際に作動を開始したことを検知した場合に、曇り除去装置22を作動させた後、ガラス曇りセンサ21の出力に基づく曇り除去装置22の作動・停止切換制御を禁止する。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ガラス曇り防止システム2は、エンジンの始動を検知し、且つ、ガラス温度が所定温度未満の場合に、所定時間にわたって、ガラス曇りセンサ21の出力に基づく曇り除去装置22の作動・停止切換制御を禁止してもよい。すなわち、ガラス曇り防止システム2は、ガラス加熱装置14が実際に作動したことを通知する作動通知信号を撮像システム1から受けることなく、ガラス加熱装置14が作動したことを独自に推定してもよい。そして、ガラス曇り防止システム2は、ガラス加熱装置14が作動したと推定できた場合に、ガラス曇りセンサ21の出力に基づく曇り除去装置22の作動・停止切換制御を禁止してもよい。
In the above-described embodiment, the glass
また、撮像システム1及びガラス曇り防止システム2は、エンジンを搭載する車両ばかりでなく、エンジンを搭載しない電気自動車等に適用されてもよい。
Moreover, the
1・・・撮像システム 2・・・ガラス曇り防止システム 10・・・制御装置 11・・・画像センサ 12・・・イグニッションスイッチ 13・・・外気温センサ 14・・・ガラス加熱装置 20・・・制御装置 21・・・ガラス曇りセンサ 22・・・曇り除去装置 50・・・センサハウジング 51・・・画像センサ収容部 52・・・ガラス曇りセンサ収容部 53・・・ブラケット部 100・・・ガラス加熱制御部 200・・・曇り除去制御部
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記複数のセンサは、ガラス越しに車両外部を撮像する撮像システムを構成する画像センサと、ガラスの曇りを防止するガラス曇り防止システムを構成するガラス曇りセンサと、を含み、
前記撮像システムは、前記画像センサの撮像範囲に対応するガラス領域を加熱するガラス加熱装置を含み、
前記ガラス曇り防止システムは、前記ガラス曇りセンサの出力に基づいて曇り除去装置を制御し、前記ガラス加熱装置が作動する状態では、前記ガラス曇りセンサの出力に基づく前記曇り除去装置の制御を禁止する、
車両用センサ搭載構造。 A vehicle sensor mounting structure in which a plurality of sensors are installed in the vicinity of a glass,
The plurality of sensors includes an image sensor that constitutes an imaging system that images the outside of the vehicle through glass, and a glass fogging sensor that constitutes a glass fog prevention system that prevents fogging of the glass,
The imaging system includes a glass heating device that heats a glass region corresponding to an imaging range of the image sensor,
The glass fog prevention system controls the fog removal device based on the output of the glass fog sensor, and prohibits the control of the fog removal device based on the output of the glass fog sensor when the glass heating device is activated. ,
Vehicle sensor mounting structure.
前記ガラス曇り防止システムは、前記ガラス曇りセンサの出力に基づいて車載空調装置の除湿機能を制御し、前記ガラス加熱装置が作動する状態では、前記除湿機能を作動させた後、前記除湿機能の停止への切り換えを禁止する、
請求項1に記載の車両用センサ搭載構造。 The defogging device is an in-vehicle air conditioner,
The glass fog prevention system controls the dehumidification function of the on-vehicle air conditioner based on the output of the glass fog sensor, and in the state where the glass heating device is activated, after the dehumidification function is activated, the dehumidification function is stopped. Prohibits switching to
The vehicle sensor mounting structure according to claim 1.
請求項1又は2に記載の車両用センサ搭載構造。 The plurality of sensors are installed in the same housing.
The vehicle sensor mounting structure according to claim 1 or 2.
請求項1乃至3の何れかに記載の車両用センサ搭載構造。 The glass fogging sensor includes a temperature sensor and a humidity sensor.
The vehicle sensor mounting structure according to any one of claims 1 to 3.
請求項1乃至4の何れかに記載の車両用センサ搭載構造。 The glass heating device includes a heat wire heater embedded in the glass,
The vehicle sensor mounting structure according to any one of claims 1 to 4.
前記ガラス加熱装置が作動する状態では、前記ガラス曇り防止システムによる前記ガラス曇りセンサの出力に基づく前記曇り除去装置の制御を禁止する、
システム連携方法。 An image sensor including an image sensor that images the outside of the vehicle through the glass and a glass heating device that heats a glass region corresponding to the imaging range of the image sensor, and a glass fog that is installed in the vicinity of the image sensor near the glass A system cooperation method for coordinating with a glass anti-fogging system for controlling the anti-fogging device based on the output of the sensor to prevent the glass from fogging,
Prohibiting control of the defogging device based on the output of the glass mist sensor by the glass defogging system when the glass heating device is in operation;
System linkage method.
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