JP5949041B2 - 仮想化システム、リソース管理サーバ、リソース管理方法、及びリソース管理プログラム - Google Patents

仮想化システム、リソース管理サーバ、リソース管理方法、及びリソース管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、仮想化システムに関し、特に、サービスSLAに応じてリソース管理を行う技術に関する。
近年、サーバ仮想化と呼ばれる技術が広く使用されている。サーバの仮想化とは、サーバ上で、サーバと同様の振る舞いをするプログラムを複数動作させ、そのプログラム上で、OSやサービスを提供するアプリケーションを動作させることで、ひとつのサーバを用いて複数のサーバがあるかのようにふるまわせることのできる技術である。サーバ仮想化により、アプリケーションに割くCPU時間やメモリ量などのリソースを自由にカスタマイズすることができ、複数のサービスでひとつのシステムを共有し、サービスの負荷に応じてリソース分配をコントロールすることが可能になる。
また、ハードディスク装置や磁気テープ装置などのストレージとサーバとをネットワーク化する技術として、SAN(Storage Area Network)と呼ばれる技術がある。サーバがデータの記憶領域として使用するハードディスク(HDD)をサーバそれぞれに持たせるのではなく、ディスクアレイ装置として別途用意し、ディスクアレイ装置とサーバをネットワークで接続することで、HDDの管理をサーバと別に行う技術である。ディスクアレイ装置は、RAID技術により、複数のHDDを仮想的にひとつの大きなHDDとして扱うことができ、また、少数のHDDが故障した場合でも、データの読み書きに影響を及ぼさない機能を持つ。さらに、ディスクアレイ装置では、データのバックアップ機能や、暗号化機能を持つHDDを利用した暗号化機能など、保存されたデータに対する各種の機能を有するようになっている。
また、通信サービスの事業者が、利用者にサービスの品質を保証する制度として、SLA(Service Level Agreement)と呼ばれる契約形態がある。
SLAは、サーバやディスクアレイ装置などのハードウェアリソースを提供するリソース提供者と、ハードウェアリソースを利用して、アプリケーションを動作させるサービス提供者との間に交わす契約であり、例えば、当該のアプリケーションに対して割り当てるリソース量を規定する。リソース量を直接規定することもあるが、サービスの品質、例えば応答時間や単位時間のアクセス量などを規定し、リソース提供者が、この規定された性能を満たすだけのリソースを割り当てるという場合もある。
性能以外にもデータの暗号化などの機能面での制約もSLAとして結ばれる場合がある。リソース提供者はSLAを満たすようにサービス提供者のアプリケーションにリソースを割り振る。
仮想化技術を用いた場合、1つのサーバを複数のサービスで共有することができ、また、その割り当てられるリソースの量も柔軟に調整することができるため、分配されるリソースの柔軟性が上がる。サーバにおいてリソースとは(サービスを構成する)アプリケーションを動作させるCPUやメモリとなる。サーバのみではなく、ディスクアレイ装置にアプリケーション用の領域が割り当てられ、データを保存することができる。
ネットワークについても、SLAに従って帯域が確保される。割り当てられたリソース上で、アプリケーションが動作する仮想マシンを動作させる。
SLAによっては割り当てリソース量以外の制約が課せられる場合がある。例えば、データを定期的にバックアップするなどがありうる。この場合、ディスクアレイ装置にてバックアップ機能を有効にするなどの対応がとられる。
どのサービスも使用していない機器については電源を切ることで消費電力を抑えることができる。どのサービスも動作していないサーバは電源を停止することができる。機器ごとに停止できる単位が異なり、例えばディスクアレイ装置であれば、使用していないHDDごとに停止することで、消費電力を抑えることができる。このようにリソース提供者は、SLAを満たしつつ動作させる機器を最小限に抑えることで、コストを抑えることができる。
SLAを満たしつつ、システム全体の消費電力を最小化する技術の例が、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示の技術では、サーバごとの消費電力や、空冷との距離、位置関係による冷却のしやすさまでを考慮に入れた優先度をあらかじめ設定し、その優先度に基づいてVMに対する割り当てサーバを決定することにより、システムの消費電力を最小化している。
ここで、関連技術として、計算機システムで稼働するすべてのサーバの情報を含むテーブルを備える旨が特許文献2に記載されている。また特許文献2では、計算機システムで稼働させる全ての業務に関する情報を含むテーブルを備える旨も記載されている。さらに特許文献2では、業務の要求性能に応じて集約の可否を判断する旨が記載されている。
また、別の関連技術として、SLAを満たしつつ消費電力を抑える旨が特許文献3に記載されている。また特許文献2では、CPUの稼働周波数を下げてサーバの消費電力を低減する旨が記載されている。
特開2011−013822号公報 特開2011−090704号公報 特表2011−518393号公報
サービスに設定されたSLAに基づいて、該サービスを構成する仮想マシン(以下VM)に割り当てるリソースを決定するシステムにおいては、サービス側のSLAを全て満たし、それと同時に、リソース提供者側の要望としてシステム全体の消費電力を抑えたいということがある。
サービス側のSLA(以下サービスSLA)には、例えば「データの暗号化」が指定される。データの暗号化を実現するためにはディスクアレイ装置に暗号化物理ディスクを装填し、そこにデータを保存する方法や、VM上で暗号化のソフトウェアを動作させるなど複数の方法がある。
ディスクアレイ装置側での暗号化機能を使用するならば、仮想マシン側での暗号化処理が不要となるが、暗号化物理ディスクを動作させる必要がある。もし、暗号化物理ディスクを使用するVMが少ないならば、VM側で暗号化ソフトウェアを動作させ、暗号化物理ディスクの動作を止めた方が、システム全体の消費電力は抑えられる。
背景技術における第1の課題は、サービスSLAを実現する環境の選択に、上記のように、サービスSLAで定義された機能を実現するための装置が複数あるような状況では、予めどちらの手段を使用するか固定的に決めておくことしかできず、そのため、状況によっては消費電力が余分にかかってしまうことである。
背景技術における第2の課題は、上記のように消費電力を最適化するため、サービスSLAで定義された機能について、それを実現する装置を変更する場合、管理者が実行する必要があったことである。各機能の利用状況に応じてどの装置を用いて実現するか決定し、その際に装置の設定などに変更が必要であれば、管理者が実施する必要がある。これらの処理は、変更が必要なVM全てについて実施する必要があり、手間やコストの面で問題があった。
なお、特許文献2に記載の技術は、消費電力低減のために、同じ機能を有する装置間において業務を移動するものである。また特許文献3に記載の技術は、作業負荷に応じてリソース資源の利用を制限するものである。このため、これらを組み合わせても、サービスSLAで定義された機能を実現するための装置が複数あるような状況において、どちらの手段を使用するかを自動的に決定し、設定変更することはできない。
(発明の目的)
本発明の目的は、上述の課題を解決し、サービスSLAで定義された機能を実現する装置が複数ある場合に、最適な装置を選択して当該機能を実現する仮想化システム、リソース管理サーバ、リソース管理方法、及びリソース管理プログラムを提供することである。
本発明の第1の仮想化システムは、サービスを提供する仮想マシンが動作する仮想化サーバと、複数のディスクを含むディスクアレイ装置と、リソース管理サーバとを備え、リソース管理サーバが、仮想マシンに設定されたサービスSLAごとに、当該サービスSLAを実現するための専用の機能を有する専用装置を使用する構成候補と、汎用装置を使用する構成候補の何れを採用するかを決定する構成候補評価手段と、構成候補評価手段で採用された構成候補を用いて構成案を作成し、予め定められたリソースポリシに基づいて決定される構成案評価基準に最も合致する構成を採用する最適配置計算手段と、採用された構成に基づいて仮想マシンやディスクアレイ装置の動作や設定の変更を実行する配置実行手段とを備え、構成候補評価手段が、専用装置でサービスSLAを実現した場合に必要となる電力量が汎用装置でサービスSLAを実現した場合に必要となる電力量よりも少なくなる要求リソース量の範囲を定めた専用機能リソース量範囲に基づいて、サービスSLAから求められる総要求リソース量が、専用機能リソース量範囲の範囲内である場合、専用装置を使用すると決定する。
本発明の第1のリソース管理サーバは、サービスを提供する仮想マシンが動作する仮想化サーバと、複数のディスクを含むディスクアレイ装置と、リソース管理サーバとを備える仮想化システムにおけるリソース管理サーバであって、仮想マシンに設定されたサービスSLAごとに、当該サービスSLAを実現するための専用の機能を有する専用装置を使用する構成候補と、汎用装置を使用する構成候補の何れを採用するかを決定する構成候補評価手段と、構成候補評価手段で採用された構成候補を用いて構成案を作成し、予め定められたリソースポリシに基づいて決定される構成案評価基準に最も合致する構成を採用する最適配置計算手段と、採用された構成に基づいて仮想マシンやディスクアレイ装置の動作や設定の変更を実行する配置実行手段とを備え、構成候補評価手段が、専用装置でサービスSLAを実現した場合に必要となる電力量が汎用装置でサービスSLAを実現した場合に必要となる電力量よりも少なくなる要求リソース量の範囲を定めた専用機能リソース量範囲に基づいて、サービスSLAから求められる総要求リソース量が、専用機能リソース量範囲の範囲内である場合、専用装置を使用すると決定する。
本発明の第1のリソース管理方法は、サービスを提供する仮想マシンが動作する仮想化サーバと、複数のディスクを含むディスクアレイ装置と、リソース管理サーバとを備える仮想化システムにおけるリソース管理サーバによるリソース管理方法であって、構成候補評価手段が、仮想マシンに設定されたサービスSLAごとに、当該サービスSLAを実現するための専用の機能を有する専用装置を使用する構成候補と、汎用装置を使用する構成候補の何れを採用するかを決定する構成候補評価ステップと、最適配置計算手段が、構成候補評価ステップで採用された構成候補を用いて構成案を作成し、予め定められたリソースポリシに基づいて決定される構成案評価基準に最も合致する構成を採用する最適配置計算ステップと、配置実行手段が、採用された構成に基づいて仮想マシンやディスクアレイ装置の動作や設定の変更を実行する配置実行ステップとを有し、構成候補評価ステップで、専用装置でサービスSLAを実現した場合に必要となる電力量が汎用装置でサービスSLAを実現した場合に必要となる電力量よりも少なくなる要求リソース量の範囲を定めた専用機能リソース量範囲に基づいて、サービスSLAから求められる総要求リソース量が、専用機能リソース量範囲の範囲内である場合、専用装置を使用すると決定する。
本発明の第1のリソース管理プログラムは、サービスを提供する仮想マシンが動作する仮想化サーバと、複数のディスクを含むディスクアレイ装置と、リソース管理サーバとを備える仮想化システムにおけるリソース管理サーバを構成するコンピュータ上で動作するリソース管理プログラムであって、構成候補評価手段に、仮想マシンに設定されたサービスSLAごとに、当該サービスSLAを実現するための専用の機能を有する専用装置を使用する構成候補と、汎用装置を使用する構成候補の何れを採用するかを決定する構成候補評価処理を実行させ、最適配置計算手段に、構成候補評価ステップで採用された構成候補を用いて構成案を作成し、予め定められたリソースポリシに基づいて決定される構成案評価基準に最も合致する構成を採用する最適配置計算処理を実行させ、配置実行手段に、採用された構成に基づいて仮想マシンやディスクアレイ装置の動作や設定の変更を実行する配置実行処理を実行させ、構成候補評価処理で、専用装置でサービスSLAを実現した場合に必要となる電力量が汎用装置でサービスSLAを実現した場合に必要となる電力量よりも少なくなる要求リソース量の範囲を定めた専用機能リソース量範囲に基づいて、サービスSLAから求められる総要求リソース量が、専用機能リソース量範囲の範囲内である場合、専用装置を使用すると決定する。
本発明によれば、サービスSLAで定義された機能を実現する装置が複数ある場合に、最適な装置を選択して当該機能を実現することができる。
本発明の第1の実施の形態における仮想化システムの構成を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における仮想化システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における構成候補評価手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における最適配置計算手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例1におけるSLA変換テーブルの構成例を示す図である。 本発明の実施例1における装置情報テーブルの構成例を示す図である。 本発明の実施例1における既存VM配置テーブルの構成例を示す図である。 本発明の実施例1における既存VM配置テーブルの構成例を示す図である。 本発明の仮想化システムの最小限の構成を示すブロック図である。 本発明のリソース管理サーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。
本発明の上記及び他の目的、特徴及び利点を明確にすべく、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を以下に詳述する。なお、上述の本願発明の目的のほか、他の技術的課題、その技術的課題を解決する手段及びその作用効果についても、以下の実施形態による開示によって明らかとなるものである。
なお、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態による仮想化システム10の構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、本実施の形態による仮想化システム10は、プログラム制御により動作するリソース管理サーバ100と、プログラム制御により動作する仮想化サーバ200と、ディスクアレイ装置300と、クライアント端末400とを備える。仮想化サーバ200とディスクアレイ装置300はそれぞれ1台であっても複数台であってもかまわない。
リソース管理サーバ100は、リソースポリシ設定手段101と、構成候補評価手段102と、最適配置計算手段103と、SLA変換テーブル104と、既存VM配置テーブル105と、装置情報テーブル106と、VM配置変更要求受付手段107と、配置再計算要求受付手段108と、配置実行手段109と、VM操作手段110と、サーバ操作手段111と、ストレージ操作手段112とを含む。
仮想化サーバ200は、サーバ設定実行手段201と、複数の仮想マシン(VM)202と、各仮想マシン202に付属するVM設定実行手段203とを含む。
ディスクアレイ装置300は、ディスクアレイ装置設定実行手段301と、論理ディスク302と、物理ディスク303と、暗号化物理ディスク304と、プール305とを含む。
これらの手段はそれぞれ概略つぎのように動作する。
リソースポリシ設定手段101は、外部からのリソースポリシ設定要求に従って、サービスを構成するVMに対してリソースを提供する際の制約条件となるリソースポリシを設定する。リソースポリシ設定手段101はリソースポリシ設定要求を受け取ると、そのリソースポリシを記録し、構成候補評価手段102の専用機能の消費リソース量範囲と、最適配置計算手段103の構成案評価基準とを変更する。
構成候補評価手段102は、リソースポリシ設定手段101より設定されるリソースポリシに基づき決定される専用機能リソース量範囲を記憶する。
また、構成候補評価手段102は、VM配置変更要求受付手段107からの新規作成VMのサービスSLAの構成候補及び既存VM配置テーブル105に記録された既存VMのサービスSLAの構成候補から求められる、専用機能を提供する装置への要求リソース量及び該専用機能リソース量範囲とを比較し、範囲に収まるか否かにより、専用機能を提供する装置を使用する構成候補を採用するか否かを決定する。
例えば、「データ暗号化」という専用機能に対して、専用機能リソース量範囲は一定量以上の要求リソース量と設定された場合、「データ暗号化」を要求する全てのVMの要求リソースの総量が一定値以上であれば、専用機能を提供する装置である暗号化物理ディスクを使用する構成候補を選択し、要求リソースの総量が一定値未満であれば、暗号化物理ディスクを使用する構成候補は破棄し、汎用機能であるサーバのCPUリソースを余分に割き、OS上で暗号化機能を動作させる構成候補を選択する。
最適配置計算手段103は、リソースポリシ設定手段101より設定されるリソースポリシにより決定される構成案評価基準を記憶し、構成候補評価手段102により採用された構成候補を用いて構成案を作成し、該構成案のうち、構成案評価基準に照らし合わせて最も基準に合致する構成案を選択する。例えば、リソースポリシとして「消費電力を最小にする」というものを設定した場合、作成された構成案のうち最も予想消費電力量の少ない構成案を選択する。
SLA変換テーブル104は、VMに設定されたサービスSLAに対して、そのサービスSLAを実現するための配置候補を記憶し、サービスSLAをキーとして検索することで、配置候補のリストを返却する。さらに、ひとつの配置候補から別の配置候補に変更するための手順とコストを記憶し、変更前構成と変更後構成をキーとして検索することで、構成変更の手順とコストを返却する。
既存VM配置テーブル105は、既にVMに対して選択された構成候補と、分配されたリソースとを記憶し、その情報を返却する。
装置情報テーブル106は、VMに分配されるリソースの実体である装置の情報を保存する。装置の情報には、リソースの容量すなわち、どれほどのリソース量をVMに分配できるのかと、分配時にどれほど電力を消費するのかと、リソースが持つ専用機能を示す情報を含む。
専用機能とは、特定のSLAを持つVMのみが要求する機能を提供し、そのリソースはその機能を提供するために使用されるものである。例えば、以下の様な情報を装置ごとに持つ。
サーバであればCPUのデータ処理能力やメモリをリソースとして分配でき、装置上のリソースをどのVMにも分配していない状態で停止することができる。ディスクアレイ装置であれば、装填されている物理ディスク(HDD)の容量をリソースとして分配することができ、HDDをいくつか束ねて作成されたプールごとに停止することができる。暗号化HDDから作成されたプールであれば、専用機能として暗号化を持つとなる。
VM配置変更要求受付手段107は、クライアント端末400からのVMの配置変更要求を、その対象VMのサービスSLAとともに受け付け、その情報を最適配置計算手段103に渡す。VM配置変更要求には、追加するVMとのそのサービスSLAや、削除するVMの情報を含む。
配置再計算要求受付手段108は、クライアント端末400からの配置再計算要求を受け付け、配置再計算の実行を最適配置計算手段103に要求する。配置再計算要求は、既に動作中のVMに分配するリソースの構成を再計算し、計算結果に基づいて、配置を変更する要求である。
配置実行手段109は、最適配置計算手段103が決定した配置情報を受け取り、配置情報から操作対象装置に対する配置変更命令を組み立て、操作対象装置ごとに配置変更命令をVM操作手段110とサーバ操作手段111とストレージ操作手段112とに発行する。
VM操作手段110は、配置実行手段109からの配置変更命令を受け取り、VM設定実行手段203へ送る。
サーバ操作手段111は、配置実行手段109からの配置変更命令を受け取り、サーバ設定実行手段201へ送る。
ストレージ操作手段112は、配置実行手段109からの配置変更命令を受け取り、ディスクアレイ装置設定実行手段301へ送る。
サーバ設定実行手段201は、サーバ操作手段111からの配置変更命令を受け取り、その配置変更命令に基づいて、仮想化サーバ200の動作や設定を変更する。
仮想マシン202は、サーバ上に構築された仮想的なサーバであり、その上でOSやアプリケーションプログラムが動作し、サービスを提供する。仮想マシン202は仮想化サーバ200からCPUのデータ処理能力やメモリの一部をリソースとして割り当てられ動作する。
VM設定実行手段203は、サーバ操作手段111からの配置変更命令を受け取り、その配置変更命令に基づいて、仮想マシン202の動作や設定を変更する。
ディスクアレイ装置設定実行手段301は、ストレージ操作手段112からの配置変更命令を受け取り、その配置変更命令に基づいて、ディスクアレイ装置300の動作や設定を変更する。
論理ディスク302は、VMに対して割り当てられるリソースである。VMは論理ディスクに対してデータを保存する。論理ディスク302の実体は物理ディスク303や暗号化物理ディスク304を束ねて作成したプール305のうち一部の領域を切り出したものである。論理ディスク302を取り出したプール305を構成しているのが暗号化物理ディスク304であれば、そこに保存されたデータは暗号化されることになる。
物理ディスク303は、データを保存する装置である。ディスクアレイ装置300は複数の物理ディスク303を持ち、VMからのデータを物理ディスク303に保存し、また、VMからのデータ取り出し要求に対して、物理ディスク303に保存されたデータを返却する。
暗号化物理ディスク304は、データを暗号化したうえで保存する装置である。物理ディスク303と全く同じように使用されるが、暗号化物理ディスク304に保存されたデータは自動的に暗号化されており、無関係の他者がデータを読み出すことができない。
プール305は、物理ディスク303や暗号化物理ディスク304を束ねて一つの仮想的な大きな物理ディスクとして扱えるようにしたデータ記憶領域である。プール305の特性はそのプール305を構成している物理ディスク303や暗号化物理ディスク304の特性に依存する。例えば暗号化物理ディスク304から構成されるプール305にデータを保存すれば、そのデータは暗号されて保存される。
クライアント端末400は、リソース管理者が使用する設定用の端末である。クライアント端末400から、リソース管理者による操作をトリガーとして、リソースポリシの設定要求をリソースポリシ設定設定手段101に送る機能と、VM配置変更要求をVM配置変更要求受付手段107に送る機能と、配置再計算要求を配置再計算要求受付手段108に送る機能を持つ。
本発明は、上述の構成を有し、サービスSLAのうち、該サービスSLAの機能を実現するための方法として、専用装置を用いる方法と汎用装置とソフトウェアを組み合わせて実現する方法の両方があるものについて、上記専用装置を用いた構成候補と汎用装置とソフトウェアを組み合わせて実現する構成候補の両者を該サービスSLAとひも付けておく。リソース側でも、リソースポリシを設定する。リソースポリシとしては消費電力量を最小にするというのがありうる。
リソースポリシには、専用装置を使用するか否かを示す「専用機能リソース量範囲」が含まれ、全VMのサービスSLAから求められる該専用装置の提供する機能への総要求リソース量の範囲を定め、総要求リソース量が専用機能リソース量範囲内であれば専用装置を用いた構成候補を採用し、総要求リソース量が専用機能リソース量範囲を超えていれば専用装置を用いた構成候補を採用しない。専用装置を用いた構成候補を採用しない場合は、同じサービスSLAにひも付けられている(すなわち、同じ機能を実現する)汎用装置とソフトウェアを組み合わせた構成候補を採用する。
さらに、該「専用機能リソース量範囲」に基づいて採用された構成候補を用いて、全てのVMのサービスSLAを満たすように複数の構成案を作成し、リソースポリシに含まれる「構成案評価基準」に基づいて構成案を選択する。
このように構成することで、サービスSLAで定義された機能について、それへの要求リソースが一定以上あるなど、専用装置を動かすべき状況を判断し、専用装置での実現と、汎用装置とソフトウェアを組み合わせた実現を使い分けることで、システム全体の消費電力を抑えることが可能になる。
さらに、同じサービスSLAにひもづけられた構成候補間の変換方法を予め持たせ、状況の変化により、採用する構成候補が変わる際には、該構成候補間の変換方法に基づいて、構成候補の変換を行う。このように構成することで、サービスSLAで定義された機能について、専用装置を用いる構成候補と、上記専用装置を用いた構成候補と汎用装置とソフトウェアを組み合わせて実現する構成候補を、その時々の状況の変化に追随して選択し直し、選択した構成候補へと自動で変換することで、消費電力を抑える構成へと自動で移動することができる。
上述の通り、本発明は、仮想マシン上で動作するサービスが要求する性能や機能を実現し、なおかつ仮想マシンを動かすリソース上の制約を満たすための最適な配置を計算し、その配置を実現する。特に、仮想マシン上で動作するサービスが要求する性能や機能を実現するための構成候補を複数持ち、システム全体の使用状況とリソース上の制約から、ある機能の実現について特定の機能を提供する専用デバイス、もしくは汎用デバイスのうち、いずれを利用するか、決定することを特徴とする。
(第1の実施の形態の動作の説明)
次に、本実施の形態による仮想化システム10の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
次に、図1、及び図2のフローチャートを参照して本実施の形態による仮想化システム10の動作について詳細に説明する。
まず、クライアント端末400から、リソースポリシ変更要求がリソースポリシ設定手段101に送られる(ステップA01)。
次に、リソースポリシ変更要求に含まれるリソースポリシに応じた、専用機能リソース量範囲を構成候補評価手段102に設定する(ステップA02)。
次に、設定されたリソースポリシに応じた構成案評価基準を最適配置計算手段103に設定する(ステップA03)。
その後、VM配置変更要求受付手段107が、クライアント端末400より、新たなVMの追加要求を、そのサービスSLAとともに受け付ける(ステップA04)。
次に、該新たなVMの情報をそのサービスSLAの情報とともに、未配置VMとして既存VM配置テーブル105へ保存する(ステップA05)。
次に、構成候補評価手段102は、ステップA02で設定された専用機能リソース量範囲に基づいて、既存VM配置テーブルに登録されている全てのVMのサービスSLAの構成候補のうち、配置に使用する構成候補を決定し、最適配置計算手段103に渡す(ステップA06)。
ここで、図3を用いて、構成候補評価手段102の動作について詳細に説明する。
まず、構成候補評価手段102は、配置対象となる全てのVMについて、VMをキーとして既存VM配置テーブル105を検索しサービスSLAを取得する(ステップB01)。
次にステップB01で取り出したサービスSLAそれぞれについて、SLA変換テーブル104から構成候補を取り出す(ステップB02)。
次に、装置情報テーブル106から、装置・リソースの一覧を取り出し(ステップB03)、該装置・リソースの一覧から専用機能の一覧を生成する(ステップB04)。
ステップA04で生成した専用機能の一覧に含まれる専用機能それぞれについて、ステップB02で取り出した構成候補のうち、該専用機能を要求するものを取り出す(ステップB05)。
ステップB05で取り出した専用機能を要求する構成候補のみで構成案を構築する。この時、各構成案には同じVMの同じサービスSLAに属する構成候補は複数含まれない(ステップB06)。
次に、ステップB06で構築した構成案それぞれについて、ステップB05で取り出した専用機能に対して、該専用機能を提供する装置への要求リソース量を計算する(ステップB07)。
ステップB07で計算した消費リソース量とリソースポリシに示されている専用機能リソース量範囲を比較し、消費リソース量が該専用機能リソース量範囲に含まれる構成案があるかどうかを調べる(ステップB08)。
そのような構成案があれば、ステップB07で専用機能リソース量範囲に含まれた構成案を構築した構成候補を採用し、採用した構成候補と同じサービスSLAに属する構成候補のうち、汎用装置を使用する構成候補を破棄する(ステップB09)。
ステップB08にて条件に合う構成案がなければ、ステップB05で取り出した専用機能を要求する構成候補を破棄する(ステップB10)。
ステップB04で取り出した専用機能の全てに対してステップB05からステップB10まで行う(ステップB11)。
最後に、ステップB01で得たVMと、そのサービスSLAに対して、ステップB02で取り出した構成候補のうち、ステップB09とステップB10で破棄した構成候補を除き、最適配置計算手段103に渡す。
図2に戻ると、次に、最適配置計算手段103が、ステップA06で渡された構成候補を用いて構成案を作成し、ステップA03で設定された構成案評価基準に基づいて構成案を評価し、該基準に最も合致する構成案を選択し、該構成案の現在の配置からの差分と合わせて配置実行手段109へ渡す(ステップA07)。
ここで、図4を用いて、最適配置計算手段103の動作について、詳細に説明する。
まず、構成候補評価手段102から、配置対象のVMとそのサービスSLAとサービスSLAの構成候補の一覧を受け取る(ステップC01)。
ステップC01で受け取った構成候補を用いて構成案を構築する。この時、それぞれの構成案においては、各VMの全てのサービスSLAについて、その構成候補のいずれか一つを使用することを条件とする(ステップC02)。
次に、ステップC02で構築した構成案と、現在の配置状況との差分を計算し(ステップC03)、該差分それぞれについて、SLA変換テーブルを検索し、配置変更のコストを計算する(ステップC04)。
次に、ステップC02で構築した構成案について、該構成案で使用しているリソースそれぞれについて装置情報テーブルを検索し、消費電力量を得て、その合計から該構成案の消費電力量を得る(ステップC05)。
次に、ステップC04で計算した配置変換のコスト、およびステップC05で計算した消費電力量とを、リソースポリシの配置評価基準と比較し、最も該基準に合致する構成案を選択する(ステップC06)。
最後に、ステップC06で選択した構成案を、該構成案に対してステップC03で計算した現在の配置状況の差分とともに、配置実行手段109へと渡す(ステップC07)。
図2に戻ると、次に、配置実行手段109が、ステップA07で得た構成候補の差分をキーにしてSLA変換テーブル104を検索し装置の種別ごとの命令とその対象を得て(ステップA08)、該装置の種別ごとの命令を、それぞれの装置種別ごとに、VM操作手段110、サーバ操作手段111、ストレージ操作手段112に送る(ステップA09)。
VM操作手段110は、ステップA09で得た命令を命令に含まれる対象VMのVM操作実行手段203に送る(ステップA10)。
サーバ操作手段111はステップA09で得た命令を命令に含まれる対象サーバのサーバ操作実行手段201に送る(ステップA11)。
ストレージ操作手段112はステップA09で得た命令を、命令に含まれる対象ディスクアレイ装置のディスクアレイ装置操作実行手段301に送る(ステップA12)。
最後に、配置実行手段109はステップA07で得た構成案を既存VM配置テーブル105に保存する(ステップA13)。
次に、具体例を用いて本発明を説明する。
図5にSLA変換テーブル104の具体的な例を示す。また、図6に装置情報テーブル106の具体的な例を示す。さらに、図7に当初の既存VM配置テーブル105の具体的な例を示す。
リソースポリシは「消費電力最小」を設定するとする。このリソースポリシには、構成案評価基準として最も消費電力の少ない構成案を選択することが設定されているものとする。また、専用機能リソース量範囲として、サービスSLA「データ暗号化」に対して消費リソース量200G以上が設定されているものとする。
図7に示された既存VM配置テーブル105の具体的な例を参照すると、当初「データ暗号化」のサービスSLAを持つVMが3つ既に配置されている。しかし、暗号化の専用機能を持つ装置への要求リソース量は、3つ合わせると150Gであり、上記専用機能リソース量範囲に合致しない。
そのため暗号化の専用機能を持つリソースである「Diskarray−01−pool−02」は利用されておらず、停止状態となり、その消費電力が0になっている。
ここに新たにサービスSLAとして、高性能、小メモリ、データ暗号化の3つを持つVM「Service03−01」、および「Service03−02」が追加されることを考える。
図6に示された装置情報テーブル106をみると、専用機能として用意されているのは「暗号化」と「ロードバランス」であるとわかる。
「暗号化」専用機能を使用する構成候補は「Service02−01」、「Service02−02」、「Service02−03」、「Service03−01」、及び「Service03−02」の持つサービスSLA「データ暗号化」の構成候補ID:1である。合計の要求リソース量は50G*5=250Gであり、上記専用機能の消費リソース量範囲に合致する。
そこで、こちらの構成候補が採用され、同じサービスSLA「データ暗号化」の別の構成候補である構成候補ID:2の構成候補は使用されないとする。もう一つの専用機能である「ロードバランス」は対象のVMのポリシとなっていないため、構成候補選択の計算の対象外となる。
さらに、残りのサービスSLAの「高性能」「中性能」「中容量」「大メモリ」「小メモリ」はそれぞれ構成候補を一つ持つ。
これらの構成候補を用いて最適配置計算手段103は構成案を作成する。今回の場合は、「暗号化」の専用機能を持つリソースである「Diskarray−01−pool−02」が使用され、図8で示されるようにVMへの割り当てリソースが変更される。
図7と図8の差分について操作が発生する。新規のVMである「Service03−01」及び「Service03−02」はServer02上に作成される。それぞれ、「Diskarray−01−pool−02」から領域が割り当てられる。
また、既存のVMである「Service02−01」、「Service02−02」、「Service02−03」も、使用するストレージのリソースが「Diskarray−01−pool−01」から「Diskarray−01−pool−02」へと変わる。この変更では、ストレージの移動であるデータの移動に加えて、構成候補ID:2に設定された削除処理であるVMへの暗号化ソフト無効化が必要となる。この命令はVM操作手段110を通じて、「Service02−01」「Service02−02」「Service02−03」それぞれのVM設定実行手段203へと送られる。
(第1の実施の形態による効果)
本実施の形態による第1の効果は、サービスSLAにより定義される機能について、その実現がストレージの様な専用装置とサーバのような汎用装置のいずれを使用しても実現可能な状況において、専用装置で実現した場合に必要となる電力量が汎用装置で実現するために必要となる電力量よりも少なくなる要求リソース量の範囲を予め求めておき、要求リソース量が該範囲内にある場合には、該機能を専用装置で実現する構成に決定し、要求リソース量が該範囲から外れる場合には、専用装置は停止し汎用装置を用いて実現する構成に決定し、この決定した構成を自動で実現することにより、システム全体の消費電力量を抑えることができることである。
本実施の形態による第2の効果は、サービスSLAにより定義される機能について、その実現がストレージの様な専用装置とサーバのような汎用装置のいずれを使用しても実現可能な状況において、該機能の専用装置による実現と汎用装置の実現の相互の切り替え方法を保存することで、該機能を使用するVMが既に動作中である場合に、該機能について、再度、専用装置による実現と汎用装置の実現のいずれが消費電力を抑えるか計算し、消費電力を抑える構成に自動で移行することにより、システム全体の消費電力を抑えることができることである。
ここで、本発明の課題を解決できる最小限の構成を図9に示す。仮想化システム10が、サービスを提供する仮想マシン202が動作する仮想化サーバ200と、複数のディスクを含むディスクアレイ装置300と、リソース管理サーバ100とを備え、リソース管理サーバ100が、仮想マシン202に設定されたサービスSLAごとに、当該サービスSLAを実現するための専用の機能を有する専用装置を使用する構成候補と、汎用装置を使用する構成候補の何れを採用するかを決定する構成候補評価手段102と、構成候補評価手段102で採用された構成候補を用いて構成案を作成し、予め定められたリソースポリシに基づいて決定される構成案評価基準に最も合致する構成を採用する最適配置計算手段103と、採用された構成に基づいて仮想マシンやディスクアレイ装置の動作や設定の変更を実行する配置実行手段109とを備え、構成候補評価手段102が、専用装置でサービスSLAを実現した場合に必要となる電力量が汎用装置でサービスSLAを実現した場合に必要となる電力量よりも少なくなる要求リソース量の範囲を定めた専用機能リソース量範囲に基づいて、サービスSLAから求められる総要求リソース量が、専用機能リソース量範囲の範囲内である場合、専用装置を使用すると決定することで、上述した本発明の課題を解決することができる。
次に、本発明のリソース管理サーバ100のハードウェア構成例について、図10を参照して説明する。図10は、リソース管理サーバ100のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図10を参照すると、本発明のリソース管理サーバ100は、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成であり、CPU(Central Processing Unit)1001、RAM(Random Access Memory)等のメモリからなる、データの作業領域やデータの一時退避領域に用いられる主記憶部1002、ネットワークを介してデータの送受信を行う通信部1003、入力装置1005や出力装置1006及び記憶装置1007と接続してデータの送受信を行う入出力インタフェース部1004、上記各構成要素を相互に接続するシステムバス1008を備えている。記憶装置1007は、例えば、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されるハードディスク装置等で実現される。
本発明のリソース管理サーバ100の各機能は、プログラムを組み込んだ、LSI(Large Scale Integration)等のハードウェア部品である回路部品を実装することにより、その動作をハードウェア的に実現することは勿論として、その機能を提供するプログラムを、記憶装置1007に格納し、そのプログラムを主記憶部1002にロードしてCPU1001で実行することにより、ソフトウェア的に実現することも可能である。
また、本発明の仮想化サーバ200も、上記のようなハードウェア構成を有し、該仮想化サーバ200が有する各機能をハードウェア的又はソフトウェア的に実現する。
以上、好ましい実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも、上記実施の形態に限定されるものでなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の方法およびコンピュータプログラムを実施する時には、その複数の手順の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
さらに、上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、これに限定されない。
(付記1)
サービスを提供する仮想マシンが動作する仮想化サーバと、
複数のディスクを含むディスクアレイ装置と、
リソース管理サーバとを備え、
前記リソース管理サーバが、
前記仮想マシンに設定されたサービスSLAごとに、当該サービスSLAを実現するための専用の機能を有する専用装置を使用する構成候補と、汎用装置を使用する構成候補の何れを採用するかを決定する構成候補評価手段と、
前記構成候補評価手段で採用された構成候補を用いて構成案を作成し、予め定められたリソースポリシに基づいて決定される構成案評価基準に最も合致する構成を採用する最適配置計算手段と、
採用された前記構成に基づいて前記仮想マシンや前記ディスクアレイ装置の動作や設定の変更を実行する配置実行手段とを備え、
前記構成候補評価手段が、
前記専用装置で前記サービスSLAを実現した場合に必要となる電力量が前記汎用装置で前記サービスSLAを実現した場合に必要となる電力量よりも少なくなる要求リソース量の範囲を定めた専用機能リソース量範囲に基づいて、前記サービスSLAから求められる総要求リソース量が、前記専用機能リソース量範囲の範囲内である場合、前記専用装置を使用すると決定する
ことを特徴とする仮想化システム。
(付記2)
前記専用装置が、前記ディスクアレイ装置であり、
前記汎用装置が、前記仮想化サーバであることを特徴とする付記1に記載の仮想化システム。
(付記3)
前記サービスSLAがデータの暗号化であり、
前記ディスクアレイ装置が暗号化物理ディスクを含むことを特徴とする付記1又は付記2に記載の仮想化システム。
(付記4)
前記リソースポリシが消費電力を最少にするというものであった場合、
前記最適配置計算手段は、最も予想消費電力量の少ない構成を採用する
ことを特徴とする付記1から付記3の何れか1項に記載の仮想化システム。
(付記5)
前記仮想マシンと前記サービスSLAとを関連付けて記録する既存VM配置テーブルと、
前記サービスSLAの要求リソース量を記録するSLA変換テーブルを備え、
前記構成候補評価手段が、
前記既存VM配置テーブルを参照して前記サービスSLAに紐付く前記仮想マシンの数を特定するとともに、前記SLA変換テーブル参照して前記サービスSLAの要求リソース量を特定し、前記総要求リソース量を算出する
ことを特徴とする付記1から付記4の何れか1項に記載の仮想化システム。
(付記6)
前記リソースポリシの設定要求を外部から受け取り、当該設定要求に基づいて前記リソースポリシを設定するとともに、設定した前記リソースポリシに基づいて、前記専用機能リソース量範囲及び前記構成案評価基準を変更するリソースポリシ設定手段を備える
ことを特徴とする付記1から付記5の何れか1項に記載の仮想化システム。
(付記7)
サービスを提供する仮想マシンが動作する仮想化サーバと、複数のディスクを含むディスクアレイ装置と、リソース管理サーバとを備える仮想化システムにおけるリソース管理サーバであって、
前記仮想マシンに設定されたサービスSLAごとに、当該サービスSLAを実現するための専用の機能を有する専用装置を使用する構成候補と、汎用装置を使用する構成候補の何れを採用するかを決定する構成候補評価手段と、
前記構成候補評価手段で採用された構成候補を用いて構成案を作成し、予め定められたリソースポリシに基づいて決定される構成案評価基準に最も合致する構成を採用する最適配置計算手段と、
採用された前記構成に基づいて前記仮想マシンや前記ディスクアレイ装置の動作や設定の変更を実行する配置実行手段とを備え、
前記構成候補評価手段が、
前記専用装置で前記サービスSLAを実現した場合に必要となる電力量が前記汎用装置で前記サービスSLAを実現した場合に必要となる電力量よりも少なくなる要求リソース量の範囲を定めた専用機能リソース量範囲に基づいて、前記サービスSLAから求められる総要求リソース量が、前記専用機能リソース量範囲の範囲内である場合、前記専用装置を使用すると決定する
ことを特徴とするリソース管理サーバ。
(付記8)
前記専用装置が、前記ディスクアレイ装置であり、
前記汎用装置が、前記仮想化サーバであることを特徴とする付記7に記載のリソース管理サーバ。
(付記9)
前記サービスSLAがデータの暗号化であり、
前記ディスクアレイ装置が暗号化物理ディスクを含むことを特徴とする付記7又は付記8に記載のリソース管理サーバ。
(付記10)
前記リソースポリシが消費電力を最少にするというものであった場合、
前記最適配置計算手段は、最も予想消費電力量の少ない構成を採用する
ことを特徴とする付記7から付記9の何れか1項に記載のリソース管理サーバ。
(付記11)
前記仮想マシンと前記サービスSLAとを関連付けて記録する既存VM配置テーブルと、
前記サービスSLAの要求リソース量を記録するSLA変換テーブルを備え、
前記構成候補評価手段が、
前記既存VM配置テーブルを参照して前記サービスSLAに紐付く前記仮想マシンの数を特定するとともに、前記SLA変換テーブル参照して前記サービスSLAの要求リソース量を特定し、前記総要求リソース量を算出する
ことを特徴とする付記7から付記10の何れか1項に記載のリソース管理サーバ。
(付記12)
前記リソースポリシの設定要求を外部から受け取り、当該設定要求に基づいて前記リソースポリシを設定するとともに、設定した前記リソースポリシに基づいて、前記専用機能リソース量範囲及び前記構成案評価基準を変更するリソースポリシ設定手段を備える
ことを特徴とする付記7から付記11の何れか1項に記載のリソース管理サーバ。
(付記13)
サービスを提供する仮想マシンが動作する仮想化サーバと、複数のディスクを含むディスクアレイ装置と、リソース管理サーバとを備える仮想化システムにおけるリソース管理サーバによるリソース管理方法であって、
構成候補評価手段が、前記仮想マシンに設定されたサービスSLAごとに、当該サービスSLAを実現するための専用の機能を有する専用装置を使用する構成候補と、汎用装置を使用する構成候補の何れを採用するかを決定する構成候補評価ステップと、
最適配置計算手段が、前記構成候補評価ステップで採用された構成候補を用いて構成案を作成し、予め定められたリソースポリシに基づいて決定される構成案評価基準に最も合致する構成を採用する最適配置計算ステップと、
配置実行手段が、採用された前記構成に基づいて前記仮想マシンや前記ディスクアレイ装置の動作や設定の変更を実行する配置実行ステップとを有し、
前記構成候補評価ステップで、
前記専用装置で前記サービスSLAを実現した場合に必要となる電力量が前記汎用装置で前記サービスSLAを実現した場合に必要となる電力量よりも少なくなる要求リソース量の範囲を定めた専用機能リソース量範囲に基づいて、前記サービスSLAから求められる総要求リソース量が、前記専用機能リソース量範囲の範囲内である場合、前記専用装置を使用すると決定する
ことを特徴とするリソース管理方法。
(付記14)
前記専用装置が、前記ディスクアレイ装置であり、
前記汎用装置が、前記仮想化サーバであることを特徴とする付記13に記載のリソース管理方法。
(付記15)
前記サービスSLAがデータの暗号化であり、
前記ディスクアレイ装置が暗号化物理ディスクを含むことを特徴とする付記13又は付記14に記載のリソース管理方法。
(付記16)
前記リソースポリシが消費電力を最少にするというものであった場合、
前記最適配置計算ステップで、最も予想消費電力量の少ない構成を採用する
ことを特徴とする付記13から付記15の何れか1項に記載のリソース管理方法。
(付記17)
前記構成候補評価ステップで、
前記仮想マシンと前記サービスSLAとを関連付けて記録する既存VM配置テーブルを参照して、前記サービスSLAに紐付く前記仮想マシンの数を特定するとともに、
前記サービスSLAの要求リソース量を記録するSLA変換テーブル参照して、前記サービスSLAの要求リソース量を特定し、前記総要求リソース量を算出する
ことを特徴とする付記13から付記16の何れか1項に記載のリソース管理方法。
(付記18)
リソースポリシ設定手段が、前記リソースポリシの設定要求を外部から受け取り、当該設定要求に基づいて前記リソースポリシを設定するとともに、設定した前記リソースポリシに基づいて、前記専用機能リソース量範囲及び前記構成案評価基準を変更するリソースポリシ設定ステップを有する
ことを特徴とする付記13から付記17の何れか1項に記載のリソース管理方法。
(付記19)
サービスを提供する仮想マシンが動作する仮想化サーバと、複数のディスクを含むディスクアレイ装置と、リソース管理サーバとを備える仮想化システムにおけるリソース管理サーバを構成するコンピュータ上で動作するリソース管理プログラムであって、
構成候補評価手段に、前記仮想マシンに設定されたサービスSLAごとに、当該サービスSLAを実現するための専用の機能を有する専用装置を使用する構成候補と、汎用装置を使用する構成候補の何れを採用するかを決定する構成候補評価処理を実行させ、
最適配置計算手段に、前記構成候補評価ステップで採用された構成候補を用いて構成案を作成し、予め定められたリソースポリシに基づいて決定される構成案評価基準に最も合致する構成を採用する最適配置計算処理を実行させ、
配置実行手段に、採用された前記構成に基づいて前記仮想マシンや前記ディスクアレイ装置の動作や設定の変更を実行する配置実行処理を実行させ、
前記構成候補評価処理で、
前記専用装置で前記サービスSLAを実現した場合に必要となる電力量が前記汎用装置で前記サービスSLAを実現した場合に必要となる電力量よりも少なくなる要求リソース量の範囲を定めた専用機能リソース量範囲に基づいて、前記サービスSLAから求められる総要求リソース量が、前記専用機能リソース量範囲の範囲内である場合、前記専用装置を使用すると決定する
ことを特徴とするリソース管理プログラム。
(付記20)
前記専用装置が、前記ディスクアレイ装置であり、
前記汎用装置が、前記仮想化サーバであることを特徴とする付記19に記載のリソース管理プログラム。
(付記21)
前記サービスSLAがデータの暗号化であり、
前記ディスクアレイ装置が暗号化物理ディスクを含むことを特徴とする付記19又は付記20に記載のリソース管理プログラム。
(付記22)
前記リソースポリシが消費電力を最少にするというものであった場合、
前記最適配置計算処理で、最も予想消費電力量の少ない構成を採用する
ことを特徴とする付記19から付記21の何れか1項に記載のリソース管理プログラム。
(付記23)
前記構成候補評価処理で、
前記仮想マシンと前記サービスSLAとを関連付けて記録する既存VM配置テーブルを参照して、前記サービスSLAに紐付く前記仮想マシンの数を特定するとともに、
前記サービスSLAの要求リソース量を記録するSLA変換テーブル参照して、前記サービスSLAの要求リソース量を特定し、前記総要求リソース量を算出する
ことを特徴とする付記19から付記22の何れか1項に記載のリソース管理プログラム。
(付記24)
リソースポリシ設定手段に、前記リソースポリシの設定要求を外部から受け取り、当該設定要求に基づいて前記リソースポリシを設定するとともに、設定した前記リソースポリシに基づいて、前記専用機能リソース量範囲及び前記構成案評価基準を変更するリソースポリシ設定処理を実行させる
ことを特徴とする付記19から付記23の何れか1項に記載のリソース管理プログラム。
本発明によれば、データセンター等のリソースを複数のサービスに提供するシステムにおいて、リソースの分配を計算するシステムに利用できる。特に、自動的にリソースの分配を決定し、実施まで行うシステムに利用できる。
10:仮想化システム
100:リソース管理サーバ
101:リソースポリシ設定手段
102:構成候補評価手段
103:最適配置計算手段
104:SLA変換テーブル
105:既存VM配置テーブル
106:装置情報テーブル
107:VM配置変更要求受付手段
108:配置再計算要求受付手段
109:配置実行手段
110:VM操作手段
111:サーバ操作手段
112:ストレージ操作手段
200:仮想化サーバ
201:サーバ設定実行手段
202:仮想マシン(VM)
203:VM設定実行手段
300:ディスクアレイ装置
301:ディスクアレイ装置設定実行手段
302:論理ディスク
303:物理ディスク
304:暗号化物理ディスク
305:プール
400:クライアント端末
1001:CPU
1002:主記憶部
1003:通信部
1004:入出力インタフェース部
1005:入力装置
1006:出力装置
1007:記憶装置
1008:システムバス

Claims (10)

  1. サービスを提供する仮想マシンが動作する仮想化サーバと、
    複数のディスクを含むディスクアレイ装置と、
    リソース管理サーバとを備え、
    前記リソース管理サーバが、
    前記仮想マシンに設定された、前記仮想マシンが満たすべき機能が定義された、複数のサービスSLA(Service Level Agreement)ごとに、前記仮想化サーバと、前記ディスクアレイ装置とを示すリソースであって、前記複数のサービスSLAのうち、所定のサービスSLAを満たすために必要なリソースと、前記リソースの量を示す要求リソース量とが定義された構成候補のうち、前記所定のサービスSLAを満たす専用の機能を有するディスクアレイ装置を用いた構成候補と、汎用装置を用いた構成候補の何れを採用するかを決定する構成候補評価手段と、
    前記構成候補評価手段で採用された構成候補を用いて、前記複数のサービスSLAを満たすリソースを示す構成案を作成し、前記仮想マシンに対して、前記リソースを分配する際の制約条件であるリソースポリシに基づいて、前記構成案に含まれる前記リソースに関する情報が、前記リソースポリシに最も近い前記構成案を採用する最適配置計算手段と、
    前記採用された構成に基づいて、前記仮想化サーバと、前記仮想マシンと、前記ディスクアレイ装置の動作及び設定更する配置実行手段とを備え、
    前記構成候補評価手段
    前記ディスクアレイ装置を用いた構成候補が前記所定のサービスSLAを満たす場合に必要となる電力量が前記汎用装置を用いた構成候補が前記所定のサービスSLAを満たす場合に必要となる電力量よりも少なくなる前記要求リソース量の範囲を定めた専用機能リソース量範囲に基づいて、前記所定のサービスSLAに規定されている前記要求リソース量の合計を示す総要求リソース量が、前記専用機能リソース量範囲の範囲内である場合、前記ディスクアレイ装置を用いた構成候補を採用すると決定する
    ことを特徴とする仮想化システム。
  2. 記汎用装置が、前記仮想化サーバであることを特徴とする請求項1に記載の仮想化システム。
  3. 前記専用の機能は、データの暗号化であり、
    前記ディスクアレイ装置が暗号化物理ディスクを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の仮想化システム。
  4. 前記リソースポリシが消費電力を最少にするというものであった場合、
    前記最適配置計算手段は、最も予想消費電力量の少ない構成を採用する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の仮想化システム。
  5. 前記仮想マシンと前記所定のサービスSLAと、前記所定のサービスSLAを満たす、前記最適配置計算手段によって選択された構成候補とを関連付けて記録する既存VM配置テーブルと、
    前記複数のサービスSLAの要求リソース量を記録するSLA変換テーブルを備え、
    前記構成候補評価手段が、
    前記既存VM配置テーブルを参照して前記所定のサービスSLAに紐付く前記仮想マシンの数を特定、前記SLA変換テーブル参照して前記所定のサービスSLAの要求リソース量を特定し、前記総要求リソース量を算出する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の仮想化システム。
  6. 前記リソースポリシの設定要求を外部から受け取り、当該設定要求に基づいて前記リソースポリシを設定、設定した前記リソースポリシに基づいて、前記専用機能リソース量範囲を変更するリソースポリシ設定手段を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の仮想化システム。
  7. サービスを提供する仮想マシンが動作する仮想化サーバと、複数のディスクを含むディスクアレイ装置と、リソース管理サーバとを備える仮想化システムにおけるリソース管理サーバであって、
    前記仮想マシンに設定された、前記仮想マシンが満たすべき機能が定義された、複数のサービスSLA(Service Level Agreement)ごとに、前記仮想化サーバと、前記ディスクアレイ装置とを示すリソースであって、前記複数のサービスSLAのうち、所定のサービスSLAを満たすために必要なリソースと、前記リソースの量を示す要求リソース量とが定義された構成候補のうち、前記所定のサービスSLAを満たす専用の機能を有するディスクアレイ装置を用いた構成候補と、汎用装置を用いた構成候補の何れを採用するかを決定する構成候補評価手段と、
    前記構成候補評価手段で採用された構成候補に基づいて、前記複数のサービスSLAを満たすリソースを示す構成案を作成し、前記仮想マシンに対して前記リソースを分配する際の制約条件であるリソースポリシに基づいて、前記構成案に含まれる前記リソースに関する情報が、前記リソースポリシに最も近い前記構成を採用する最適配置計算手段と、
    前記採用された構成に基づいて、前記仮想化サーバと、前記仮想マシンと、前記ディスクアレイ装置の動作及び設定更する配置実行手段とを備え、
    前記構成候補評価手段が、
    前記ディスクアレイ装置を用いた構成候補が前記所定のサービスSLAを満たす場合に必要となる電力量が前記汎用装置を用いた構成候補が前記所定のサービスSLAを満たす場合に必要となる電力量よりも少なくなる前記要求リソース量の範囲を定めた専用機能リソース量範囲に基づいて、前記所定のサービスSLAに規定されている前記要求リソース量の合計を示す総要求リソース量が、前記専用機能リソース量範囲の範囲内である場合、前記ディスクアレイ装置を用いた構成候補を採用すると決定する
    ことを特徴とするリソース管理サーバ。
  8. 前記仮想マシンと前記所定のサービスSLAと、前記所定のサービスSLAを満たす、前記最適配置計算手段によって選択された構成候補とを関連付けて記録する既存VM配置テーブルと、
    前記複数のサービスSLAの要求リソース量を記録するSLA変換テーブルを備え、
    前記構成候補評価手段が、
    前記既存VM配置テーブルを参照して前記所定のサービスSLAに紐付く前記仮想マシンの数を特定、前記SLA変換テーブル参照して前記所定のサービスSLAの要求リソース量を特定し、前記総要求リソース量を算出する
    ことを特徴とする請求項7に記載のリソース管理サーバ。
  9. サービスを提供する仮想マシンが動作する仮想化サーバと、複数のディスクを含むディスクアレイ装置と、リソース管理サーバとを備える仮想化システムにおけるリソース管理サーバによるリソース管理方法であって、
    記仮想マシンに設定された、前記仮想マシンが満たすべき機能が定義された、複数のサービスSLA(Service Level Agreement)ごとに、前記仮想化サーバと、前記ディスクアレイ装置とを示すリソースであって、前記複数のサービスSLAのうち、所定のサービスSLAを満たすために必要なリソースと、前記リソースの量を示す要求リソース量とが定義された構成候補のうち、前記所定のサービスSLAを満たす専用の機能を有するディスクアレイ装置を用いた構成候補と、汎用装置を用いた構成候補の何れを採用するかを決定する構成候補評価ステップと、
    記構成候補評価ステップで採用された構成候補に基づいて、前記複数のサービスSLAを満たすリソースを示す構成案を作成し、前記仮想マシンに対して、前記リソースを分配する際の制約条件であるリソースポリシに基づいて、前記構成案に含まれる前記リソースに関する情報が、前記リソースポリシに最も近い前記構成を採用する最適配置計算ステップと、
    前記採用された構成に基づいて、前記仮想化サーバと、前記仮想マシンと、前記ディスクアレイ装置の動作及び設定更する配置実行ステップとを有し、
    前記構成候補評価ステップで、
    前記ディスクアレイ装置を用いた構成候補が前記所定のサービスSLAを満たす場合に必要となる電力量が前記汎用装置を用いた構成候補が前記所定のサービスSLAを満たす場合に必要となる電力量よりも少なくなる前記要求リソース量の範囲を定めた専用機能リソース量範囲に基づいて、前記所定のサービスSLAに規定されている前記要求リソース量の合計を示す総要求リソース量が、前記専用機能リソース量範囲の範囲内である場合、前記ディスクアレイ装置を用いた構成候補を採用すると決定する
    ことを特徴とするリソース管理方法。
  10. サービスを提供する仮想マシンが動作する仮想化サーバと、複数のディスクを含むディスクアレイ装置と、リソース管理サーバとを備える仮想化システムにおけるリソース管理サーバを構成するコンピュータ上で動作するリソース管理プログラムであって、
    前記コンピュータに、前記仮想マシンに設定された、前記仮想マシンが満たすべき機能が定義された、複数のサービスSLA(Service Level Agreement)ごとに、前記仮想化サーバと、前記ディスクアレイ装置とを示すリソースであって、前記複数のサービスSLAのうち、所定のサービスSLAを満たすために必要なリソースと、前記リソースの量を示す要求リソース量とが定義された構成候補のうち、前記所定のサービスSLAを満たす専用の機能を有するディスクアレイ装置を用いた構成候補と、汎用装置を用いた構成候補の何れを採用するかを決定する構成候補評価処理
    記構成候補評価処理で採用された構成候補に基づいて、前記複数のサービスSLAを満たすリソースを示す構成案を作成し、前記仮想マシンに対して、前記リソースを分配する際の制約条件であるリソースポリシに基づいて、前記構成案に含まれる前記リソースに関する情報が、前記リソースポリシに最も近い前記構成を採用する最適配置計算処理
    前記採用された構成に基づいて、前記仮想サーバと、前記仮想マシンと、前記ディスクアレイ装置との動作及び設定更する配置実行処理を実行させ、
    前記構成候補評価処理
    前記ディスクアレイ装置を用いた構成候補が前記所定のサービスSLAを満たす場合に必要となる電力量が前記汎用装置を用いた構成候補が前記所定のサービスSLAを満たす場合に必要となる電力量よりも少なくなる前記要求リソース量の範囲を定めた専用機能リソース量範囲に基づいて、前記所定のサービスSLAに規定されている前記要求リソース量の合計を示す総要求リソース量が、前記専用機能リソース量範囲の範囲内である場合、前記ディスクアレイ装置を用いた構成候補を採用すると決定する
    ことを特徴とするリソース管理プログラム。
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