JP5948224B2 - スプリングブレーキチャンバー - Google Patents
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Description
スプリングブレーキチャンバーは、有底円筒状の一次側チャンバーと、一次側チャンバーに連結された片側有底円筒状の二次側チャンバーとを備えている。二次側チャンバーの一次側チャンバーが連結される面と反対側には、第2プッシュロッドが挿通される円筒状のロッド挿通部が設けられている。
上記課題を解決するスプリングブレーキチャンバーは、圧縮ばねの付勢力によって付勢される第1ピストンが収容された一次側チャンバーを構成する片側有底筒状の第1ケースと、圧縮空気の供給によって移動される第2ピストンが収容された二次側チャンバーを構成する円筒状の第2ケースと、両ケースを連結する連結ケースと、を備え、前記第1ピストンに設けられたプッシュロッドが前記一次側チャンバーと前記二次側チャンバーとの連結部に形成された連通孔に挿通され、前記圧縮ばねによって付勢された際に前記第2ピストンを保持するスプリングブレーキチャンバーであって、前記第1ケースを鍛造によって形成し、前記第1ケースの底部には、前記プッシュロッドが通常操作で移動できなくなった際に前記プッシュロッドを機械的にブレーキ非作動位置まで移動させるリリースボルトを巻き上げる螺子部を一体形成したことをその要旨としている。
同構成によれば、第1ケースの内底面に鍛造によってばね取付部を一体形成した。このため、圧縮ばねを設置するスプリングシートが別途必要ないので、部品点数を削減できる。また、第1ケースにスプリングシートを溶接等により取り付ける必要がなく、鍛造によって形成するのみでよい。さらに、接合部がないので、ばね取付部の強度を向上できる。
同構成によれば、螺子部をばね取付部に形成したので、第1ケースに螺子部とばね取付部とを別々に設けるよりも軽量化することができる。
同構成によれば、ピストン受部を第1ケースの内側面の全周に亘って形成したので、第1ピストンを確実に受け止め、第1ピストンの移動を規制することができる。また、圧縮ばねの巻回によって発生する付勢力が軸方向に対して傾いたとしても第1ピストンが傾くことを防止できる。
図1〜図3に示されるように、スプリングブレーキチャンバー1は、有底円筒状の一次側チャンバー2(ピギーバック)と、一次側チャンバー2に連結された片側有底円筒状の二次側チャンバー3(サービスチャンバー)とを備えている。一次側チャンバー2及び二次側チャンバー3は、それぞれ密閉されている。二次側チャンバー3の一次側チャンバー2が連結される面と反対側には、第2プッシュロッド33が挿通される円筒状のロッド挿通部7が設けられている。
図1に示されるように、パーキングブレーキの作動操作が行われた際には、スプリングブレーキチャンバー1は、一次側の圧縮空気が流出するように一次側流出入弁を開くことで、一次側チャンバー2内の第1制御室13に供給された圧縮空気を排出する。また、パーキングブレーキの作動操作が行われた際には、スプリングブレーキチャンバー1は、二次側の圧縮空気を流出するように二次側流出入弁を開くことで、二次側チャンバー3内の第2制御室14の圧縮空気を排出させる。すると、スプリングブレーキチャンバー1は、圧縮ばね23の付勢力によって第1ピストン21を二次側チャンバー3側に移動させて、パーキングブレーキ作動位置に固定する。そして、スプリングブレーキチャンバー1は、第1ピストン21に固定された第1プッシュロッド22が二次側チャンバー3内のダイヤフラム31をロッド挿通部7側へ押圧した状態となるので、第2ピストン32がロッド挿通部7側に移動した状態で維持される。よって、スプリングブレーキチャンバー1は、第2ピストン32を介してウェッジ10をブレーキロック位置にて固定することで、パーキングブレーキの作動状態を維持する。
(1)第1ケース4の底部に鍛造によって螺子部62を一体形成した。このため、リリースボルト60を巻き上げる雌螺子部品が別途必要ないので、部品点数を削減できる。さらに雌螺子部品とリリースボルトを通常使用時に取り外す必要もなく、紛失を防止できる。また、第1ケース4にナットを溶接等により取り付ける必要がなく、鍛造によって形成された第1ケース4の底部に螺子溝62aを形成するのみで螺子部62を形成でき、組立作業が容易である。さらに、接合部がないので、螺子部62の強度を向上できる。
(4)第1ケース4の内側面4bに鍛造によってピストン受部63を一体形成した。このため、第1ピストン21が圧縮空気によって付勢された際に、第1ピストン21の移動範囲を規定することができ、第1ピストン21が必要以上に移動することを防止して、圧縮ばね23を必要以上に圧縮することを防止できる。また、部品点数を増加させることなく、第1ピストン21の移動範囲を規制することができる。
・上記実施形態では、ピストン受部63を第1ケース4の内側面4bの全周に亘って形成したが、第1ピストン21を受け止めることができれば、ピストン受部63を第1ケース4の内側面4bにおいて連続していなくてもよい。すなわち、第1ケース4の内側面4bの周方向に間隔をおいてピストン受部63を形成してもよい。
・上記実施形態では、螺子部62をばね取付部61に形成したが、ばね取付部61と螺子部62とを第1ケース4に別々に設けてもよい。なお、ばね取付部61及び螺子部62はそれぞれ第1ケース4に鍛造によって一体に形成される。
・上記実施形態では、螺子部62を第1ケース4とともに鍛造によって一体形成したが、螺子部62は別体として溶接により第1ケース4に一体化させてもよい。
Claims (5)
- 圧縮ばねの付勢力によって付勢される第1ピストンが収容された一次側チャンバーを構成する片側有底筒状の第1ケースと、圧縮空気の供給によって移動される第2ピストンが収容された二次側チャンバーを構成する円筒状の第2ケースと、両ケースを連結する連結ケースと、を備え、
前記第1ピストンに設けられたプッシュロッドが前記一次側チャンバーと前記二次側チャンバーとの連結部に形成された連通孔に挿通され、前記圧縮ばねによって付勢された際に前記第2ピストンを保持するスプリングブレーキチャンバーにおいて、
前記第1ケースを鍛造によって形成し、
前記第1ケースの底部には、前記プッシュロッドが通常操作で移動できなくなった際に前記プッシュロッドを機械的にブレーキ非作動位置まで移動させるリリースボルトを巻き上げる螺子部を一体形成した
ことを特徴とするスプリングブレーキチャンバー。 - 請求項1に記載のスプリングブレーキチャンバーにおいて、
前記第1ケースの内底面には、前記圧縮ばねを取り付けるばね取付部を一体形成する
ことを特徴とするスプリングブレーキチャンバー。 - 請求項2に記載のスプリングブレーキチャンバーにおいて、
前記螺子部を前記ばね取付部に形成する
ことを特徴とするスプリングブレーキチャンバー。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のスプリングブレーキチャンバーにおいて、
前記第1ケースの内側面には、前記第1ピストンが圧縮空気によって前記圧縮ばねの付勢力に抗して付勢された際に、前記第1ピストンの移動量を制限するピストン受部を一体形成する
ことを特徴とするスプリングブレーキチャンバー。 - 請求項4に記載のスプリングブレーキチャンバーにおいて、
前記ピストン受部は、前記第1ケースの内側面の全周に亘って形成する
ことを特徴とするスプリングブレーキチャンバー。
Priority Applications (5)
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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Family Applications (1)
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