JP5947497B2 - 眼科画像処理装置、眼科画像処理方法、及び該方法を実行させるためのプログラム - Google Patents

眼科画像処理装置、眼科画像処理方法、及び該方法を実行させるためのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、眼科診療などに用いられる眼科画像処理装置の画像生成技術に関し、より詳細には、眼科画像処理装置、眼科画像処理方法、及び該方法をコンピュータにより実行させるためのコンピュータプログラムに関する。
光干渉断層計(Optical Coherence Tomogoraphy、以下、OCTとする)の登場により、網膜の複数の2次元断層画像(以下、断層像とする)から成るボリューム画像を得ることが可能となった。眼科の医療現場においてユーザは、ボリューム画像から層構造や、病変部の状態や分布、眼底血管の走行、網膜層厚の経時変化などを観察することができる。
OCTに限らず、ボリューム画像から病変の状態や分布、血管の走行などを観察するためには、視線方向に垂直な投影面に、ボクセルの輝度値を投影した投影像が有効である。特許文献1では、時系列心臓ボリューム画像の表面形状の経時変化を観察するために、異なる時相の心臓の関心領域の境界面から投影面までの距離を視線方向に沿って計算し、その差分に応じて色を付けて表示している。特許文献2では、対象組織の異常運動を診断するために、対象組織の基準点(重心)と対象組織表面上の各部位との距離を計算し、その変化を変位量として表示する方法が開示されている。
特開2007−289569 医用画像処理装置及び医用画像処理方法 特開2004−195082 超音波診断装置
網膜の白斑や血管などの高反射な領域は、OCTボリューム画像において高輝度領域として観察される。これら高輝度な組織を観察するためには、3次元空間に置かれた投影面に視線上のボクセルの中から、最大輝度値を持つボクセルを投影する最大値投影法が有効である。
しかしながら、硝子体側に位置する神経線維層や脈絡膜側の網膜色素上皮の輝度値は血管や白斑と同程度に高輝度である。そのため、最大値投影法を用いると、白斑や血管は神経線維層や網膜色素上皮と同じような輝度値で表示され、観察することが困難である。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、ボリューム空間中に設定した基点から所定の値を持つボクセルまでの距離を用いて、白斑の分布や血管の走行が観察できる画像を生成することを目的とする。
上記の目的を達成するための、本発明の一態様による眼科画像処理装置は、以下の構成を備える。
すなわち、複数のボクセルからなる眼部のボリューム画像を取得するボリューム画像取得手段と、前記複数のボクセル内から閾値以上の輝度値を持つボクセルを所定の方向に探索することにより検出するボクセル検出手段と、前記ボリューム画像において前記眼部の層境界のうち少なくとも内境界膜と視細胞内節外節接合部との境界を検出する層境界検出手段と、前記視細胞内節外節接合部の連続性に応じて、前記内境界膜と前記視細胞内節外節接合部とのいずれかの各ボクセルに基点を設定する基点設定手段と、前記所定の方向に対して交差する平面に対して、前記設定された基点から前記検出されたボクセルまでの前記所定の方向における距離に応じて変化する表示形態を反映して得た平面画像を生成する画像生成手段と、を備えることを特徴とする。

本発明によれば、基点から所定の値を持つボクセルまでの距離に応じた色を画素値とする画像を生成する。それにより、ユーザが網膜の血管走行や白斑分布を容易に観察できる画像を生成することが可能になる。さらに、色情報から観察対象が網膜の奥行き方向に分布する状況を観察することも可能になる。
実施例1に係る眼科画像処理装置1の機能構成を示す図 実施例に係る眼科画像処理装置1と接続される機器の構成を示す図 実施例1に係る眼科画像処理装置1の処理手順を示すフローチャート 実施例1に係る基点と検出したボクセルとの距離を示す図 実施例1に係る血管走行と白斑分布を示す画像の模式図 実施例2に係る眼科画像処理装置1の機能構成を示す図 実施例2に係る眼科画像処理装置1の処理手順を示すフローチャート 網膜の層構造を示す模式図 実施例2に係るIS/OSの連続性が失われた場合の基点と検出したボクセルとの距離を示す図 実施例2に係るIS/OSの連続性を保持する場合の基点と検出したボクセルとの距離を示す図
[実施例1]
本実施例では、断層像の上端に設定した基点から最大輝度値を持つボクセルまでの距離に応じた表示形態の画像を生成する方法について説明する。この画像により、ユーザは血管走行や白斑分布のような高輝度な値を持つ領域を観察することが可能になる。以下に、本実施例の一態様を説明する。
図2は、本実施例に係る眼科画像処理装置1に接続される機器の構成図である。図2に示すように、眼科画像処理装置1は、断層像撮像装置2及びデータサーバ3と、イーサネット(登録商標)等によるローカル・エリア・ネットワーク(LAN)4を介して接続されている。ここで断層像撮像装置2は、眼部の断層像を撮像する装置であり、例えばOCTが挙げられる。OCTは、1回の撮像で複数の断層像を取得するため、これらの断層像を順番に並べることによって、網膜のボリューム画像を取得することができる。断層像撮像装置2は、ユーザ(技師や医師)による操作に応じて被検者(患者)の断層像を撮像し、取得したボリューム画像を眼科画像処理装置1へ出力する。また、眼科画像処理装置1は、断層像撮像装置2により得られたボリューム画像を格納するデータサーバ3に接続され、そこから必要なボリューム画像を取得するように構成されてもよい。なお、これらの機器との接続は、USBやIEEE1394等のインターフェイスを介して行ってもよい。また、LAN4によって、インターネット等の外部ネットワークを介して接続される構成であってもよい。
図1に本実施例における眼科画像処理装置1の構成を示す。眼科画像処理装置1は、ボリューム画像取得部11、基点設定部12、ボクセル検出部13、距離計算部14、画像生成部15から構成される。
次に、図3のフローチャートを利用して、本実施例における眼科画像処理装置1の処理手順を説明する。
ステップS301において、ボリューム画像取得部11は、断層像撮像装置2により撮像されたボリューム画像や、データサーバ3に蓄えられているボリューム画像を取得し、ボクセル検出部13に出力する。該ボリューム画像は複数のボクセルによって構成されている。
ステップS302において、基点設定部12は、距離の基点を設定し、距離計算部14へ出力する。本実施例では、基点401は図4に示す断層像4の上端、つまりZ=0におけるXY平面上に設定する。なお、後述する他の実施形態にも示すように、起点の設定位置としての該XY平面は本実施形態の場合であり、当該基点は取得されたボリューム画像中の任意の条件に従った点として設定可能である。
ステップS303において、ボクセル検出部13は、図4に示す断層像4のZ軸に沿って基点から網膜の奥行き方向にボクセルを走査しながら所定の値を持つボクセル402を特定のボクセルとして探索し、検出する。ここで、所定の値を持つボクセルとは、例えば、奥行き方向に走査した複数のボクセルの内、最大輝度値を持つボクセルとする。これは、OCTで撮像した断層像において、観察対象の血管や白斑が高輝度の組織として描出されるからである。一方、図4に示すIS/OS(視細胞内節外節接合部)405とRPE(網膜色素上皮)406間の組織の輝度値はさらに高い。しかしながら、血管や白斑が存在する領域は光がIS/OS405まで届かないために、IS/OS405とRPE406間の組織は輝度値が低く描出される。よって、ボクセル検出部13は、血管や白斑が存在しない領域ではIS/OSとRPE間のボクセルを、それらが存在する領域では血管や白斑のボクセルを最大輝度値ボクセルとして検出する。検出されたボクセルの座標は距離計算部14へ出力される。
ステップS304において、距離計算部14は、ステップS302において設定した基点401の座標と、ステップS303において検出した特定のボクセル402の座標との差を計算し、図4に示す断層像4における距離403を求める。求めた距離は画像生成部15へ出力される。
ステップS305において、ステップS304において求めた距離に応じた表示形態の画素値を得る。画像生成部15は、距離に応じて実際の画像表示の際に用いる表示形態を設定する。例えば、表示形態に色を用いた場合、距離に応じた色を設定するために色テーブルを用いる。距離に応じて色が線形に変化するように色テーブルを設定すれば、画像の色情報から最大輝度値ボクセルが存在している奥行き情報を読みとることが可能となる。また、表示形態に濃淡を用いても良い。この場合、距離が長いほど濃く短いほど淡く色を設定すれば、画像の濃淡情報から奥行き情報を読み取ることが可能となる。
ステップS306において、最初の基点を設定したXY平面上の全てのボクセルに対して基点を設定し終えたか否かを確認する。設定し終えていない場合にステップS302に戻る。ステップS302からステップS305までの処理を繰り返し、Z=0のXY平面上のすべてのボクセルを基点に設定しながら、Z軸に沿って最大輝度値ボクセルを検出し、2つのボクセルの距離に応じた色を画素値に設定する。従って、該最大輝度値ボクセルは、基点の数に応じて複数求められる。また、前述して設定された表示形態に応じた色調、濃淡等を設定する。
XY平面上の全てのボクセルに対しての基点設定と該ボクセルに基づいた表示形態の設定が終了したと認められるとステップS307に移行する。ステップS307では、設定された全ての表示形態を各々整合させ、新たなボリューム画像を生成する。このようにして、図4の断層像4のXY平面に平行な面にその距離情報を投影した画像を生成する。
以上で述べた構成によれば、設定した基点から最大輝度値ボクセルまでの距離に応じた色を画素値とする画像を生成する。血管や白斑が存在する領域と存在しない領域において、最大輝度値ボクセルが検出されるZ座標が異なる。したがって、図5に示すように、距離に応じて諧調値が異なる画像が生成され、白斑501や血管502の位置を識別することが可能である。
(変形例1−1)
上記の実施例では、ステップS303において、所定の値を最大輝度値とした。本変形例では、設定した閾値以上の値とした場合について説明する。
ステップS303において、ボクセル検出部13は、ボクセルの輝度に関しての閾値を設定し、閾値以上の輝度値を持つボクセルを1つ以上検出し、例えば、それらのZ座標の平均値を計算する。計算した値は距離計算部14へ出力される。従って、この場合検出される特定のボクセルは複数となり、距離計算は基点とこれら特性のボクセル各々の座標との間で複数回行われる。
ステップS304において、距離計算部14は、ステップS303において計算した値と基点の座標との差を距離として計算し、画像生成部15へ出力する。
このように実施することによって、OCTの断層像に含まれる高輝度なノイズの影響を抑えたり、厚みを持った高輝度領域のZ座標の平均値までの距離を示したりすることが可能である。
[実施例2]
実施例1では、基点をZ=0のXY平面上のボクセルとした場合について、血管走行や白斑分布を観察できる画像を生成する方法について述べた。本実施例では、基点を網膜の層境界上のボクセルとした場合について、その方法を述べる。
図6に本実施例における眼科画像処理装置1の構成を示す。眼科画像処理装置1は、ボリューム画像取得部61、基点設定部62、ボクセル検出部63、距離計算部64、画像生成部65、層境界検出部66から構成される。
次に、図7のフローチャートを利用して、本実施例における眼科画像処理装置1の処理手順を説明する。
ステップS701において、ボリューム画像取得部61は、断層像撮像装置2により撮像されたボリューム画像や、データサーバ3に蓄えられているボリューム画像を取得し、ボクセル検出部63と層境界検出部66に出力する。
ステップS702において、層境界検出部66は、ボリューム画像から、網膜層内部の各層を抽出する。網膜層内部の層抽出について図8を用いて説明する。図8は網膜層内の各層801〜810と、z軸方向に並行な1列の画素列A(A−scan)を示している。801はILM(内境界膜)、802はNFL(神経線維層)、803はGCL(神経節細胞層)、804はIPL(内網状層)、805はINL(内顆粒層)、806はOPL(外網状層)、807はONL(外顆粒層)、808はELM(外境界膜)、809はIS/OS(視細胞内節外節接合部)、810はRPE(網膜色素上皮層)を表す。また、層と層の境界は、上側層/下側層、のように表す。本実施例において、層境界検出部66はILM801とNFL802/GCL803、IPL804/INL805、OPL806/ONL807、IS/OS809、RPE810を少なくとも抽出する。なお、層境界検出部66が層を抽出するということと、層と層の境界を抽出することは同じである。例えば、硝子体と網膜との境界のILM801と、NFL802/GCL803との境界を抽出することで、NFL802を抽出することになる。
網膜層の抽出について、まず、断層像に対して、メディアンフィルタとSobelフィルタをそれぞれ適用して画像を作成する(以下、メディアン画像、Sobel画像とする)。次に、変換したメディアン画像とSobel画像から、A−scan毎にプロファイルを作成する。メディアン画像では輝度値のプロファイル、Sobel画像では勾配のプロファイルとなる。そして、Sobel画像から作成したプロファイル内のピークを検出する。検出したピークの前後やピーク間に対応するメディアン画像のプロファイルを参照することで、網膜層を検出する。検出された層境界情報を基点設定部62とボクセル検出部63へ出力する。
ステップS703において、基点設定部62はIS/OSの連続性を確認する。図9に示すように、OCTの断層像9において、高輝度領域907の存在により、それよりも奥のボクセルの輝度値は暗くなる。また、視神経乳頭部ではIS/OSが描出されない。よって、高輝度領域が存在するボリューム画像や視神経乳頭部のボリューム画像においては、図9に示すように、IS/OS905が分断される。そこで、基点設定部62は入力された層境界の情報を利用して、IS/OSの連続性を確認する。例えば、層境界が3次元座標の点列で表現されている場合、隣接する点が一定間隔以上離れている場合、連続性が失われていると判断する。
IS/OSの連続性が失われている場合、ステップS704において、多くのOCTの断層像に存在するILMを基点として設定する。例えば、図9に示すように、ILM904上の基点901を利用する。ILMをXY平面に射影し、ILMを平坦にすることにより、ILMの凹凸の影響を軽減した画像を生成することが可能である。
ステップS706において、ボクセル検出部63は、図9に示す断層像9のZ軸に沿って奥行き方向にボクセルを走査しながら最大輝度値を持つボクセル902を検出する。
ステップS707において、距離計算部64は、ステップS704において設定した基点の座標と、ステップS706において検出したボクセルの座標の差を計算し、図9に示す断層像9における距離903を求める。求めた距離は画像生成部65へ出力される。
ステップS708において、ステップS707において求めた距離903に応じた色を画素値とする。また、求めた距離903に応じて表示形態を設定する。OCTの断層像において血管はILMよりに、白斑は網膜の内部に多く分布する。このことから、色テーブルは、例えば、距離が短いほど赤、距離が長いほど黒、その中間を白に設計する。このように設計することで、ILMよりに存在する血管を赤く、網膜の内部に存在する白斑を白く、観察対象ではないIS/OSを黒く表現することが可能である。
ステップS709において、基点の設定を行った層境界上における基点設定の可能な領域の全域のボクセルに対して基点を設定し終えたか否かを確認する。設定し終えていない場合にステップS703に戻る。
ステップS703からステップS709までの処理を繰り返し、ILM上のすべてのボクセルを基点に設定しながら、Z軸に沿って最大輝度値ボクセルを検出し、2つのボクセルの距離に応じた色を画素値に設定する。
層境界上の全てのボクセルに対しての基点設定と該ボクセルに基づいた表示形態の設定が終了したと認められるとステップS710に移行する。ステップS710では、設定された全ての表示形態を各々整合させ、新たなボリューム画像を生成する。このようにして、図9の断層像9のXY平面に平行な面にその距離情報を投影した画像を生成する。
IS/OSの連続性が保持されている場合、ステップS705において、IS/OSはILMよりも起伏が少ないことから、IS/OS上のボクセルを基点として設定する。例えば、図10に示すように、IS/OS1005上の基点1001を利用する。網膜全体が湾曲している場合、IS/OSをXY平面に射影し、IS/OSを平坦にすることにより、網膜の湾曲の影響を軽減した画像を生成することが可能である。
ステップS706において、ボクセル検出部63は、図10に示す断層像10のZ軸に沿って、ILM1004からIS/OS1005までの間に存在するボクセルを走査しながら最大輝度値を持つボクセル1002を検出する。
ステップS707において、距離計算部64は、ステップS705において設定した基点の座標と、ステップS706において検出したボクセルの座標の差を計算し、図10に示す断層像10における距離1003を求める。求めた距離は画像生成部65へ出力される。
ステップS708において、ステップS707において求めた距離に応じた色を画素値とする。また、求めた距離903に応じて表示形態を設定する。距離に応じた色を設定するための色テーブルは、例えば、距離が長いほど赤、距離が短いほど黒、その中間を白に設計する。このように設計することにより、血管を赤く、白斑を白く、IS/OSを黒く表現することが可能である。
ステップS709において、基点の設定を行った層境界上における基点設定の可能な領域の全域のボクセルに対して基点を設定し終えたか否かを確認する。設定し終えていない場合にステップS703に戻る。
ステップS703からステップS709までの処理を繰り返し、IS/OS上のすべてのボクセルを基点に設定しながら、Z軸に沿って最大輝度値ボクセルを検出し、2つのボクセルの距離に応じた色を設定する。
層境界上の全てのボクセルに対しての基点設定と該ボクセルに基づいた表示形態の設定が終了したと認められるとステップS710に移行する。ステップS710では、設定された全ての表示形態を各々整合させ、新たなボリューム画像を生成する。このようにして、図10の断層像10のXY平面に平行な面にその距離情報を投影した画像を生成する。
層境界情報を用いることにより、層境界に色を設定した色テーブルを自動で設計することが可能になる。また、網膜外の輝度値に影響されることもない。そのため、網膜内における血管走行や白斑分布を示す、より見易い画像を生成することが可能となる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
1 眼科画像処理装置
11 ボリューム画像取得部
12 基点設定部
13 ボクセル検出部
14 距離計算部
15 画像生成部

Claims (15)

  1. 複数のボクセルからなる眼部のボリューム画像を取得するボリューム画像取得手段と、
    前記複数のボクセル内から閾値以上の輝度値を持つボクセルを所定の方向に探索することにより検出するボクセル検出手段と、
    前記ボリューム画像において前記眼部の層境界のうち少なくとも内境界膜と視細胞内節外節接合部との境界を検出する層境界検出手段と、
    前記視細胞内節外節接合部の連続性に応じて、前記内境界膜と前記視細胞内節外節接合部とのいずれかの各ボクセルに基点を設定する基点設定手段と、
    前記所定の方向に対して交差する平面に対して、前記設定された基点から前記検出されたボクセルまでの前記所定の方向における距離に応じて変化する表示形態を反映して得た平面画像を生成する画像生成手段と、
    を備えることを特徴とする眼科画像処理装置。
  2. 前記ボクセル検出手段は、前記基点から前記眼部の奥行き方向に前記ボクセルを探索して前記閾値以上の輝度値を持つボクセルを検出することを特徴とする請求項1に記載の眼科画像処理装置。
  3. 前記閾値を設定する閾値設定手段を更に備え、
    前記ボクセル検出手段は、前記設定された閾値以上の輝度値を持つボクセルを検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の眼科画像処理装置。
  4. 前記設定された基点から前記検出されたボクセルまでの距離を計算する距離計算手段を更に備え、
    前記画像生成手段は、前記平面に対して、前記計算された距離に応じて変化する表示形態を反映して得た平面画像を生成することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の眼科画像処理装置。
  5. 前記検出されたボクセルは複数あり、
    前記距離計算手段は前記複数のボクセル各々の座標に基づいて得られる特定の座標と前記設定された基点とから前記距離を計算することを特徴とする請求項4に記載の眼科画像処理装置。
  6. 前記基点設定手段は、前記視細胞内節外節接合部の連続性が失われていないと判断された場合には前記視細胞内節外節接合部の各ボクセルに前記基点を設定し、前記視細胞内節外節接合部の連続性が失われていると判断された場合には前記内境界膜の各ボクセルに前記基点を設定することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の眼科画像処理装置。
  7. 前記表示形態は、色および濃淡の少なくとも何れかであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の眼科画像処理装置。
  8. 複数のボクセルからなる眼部のボリューム画像を取得するボリューム画像取得工程と、
    前記複数のボクセル内から閾値以上の輝度値を持つボクセルを所定の方向に探索することにより検出するボクセル検出工程と、
    前記ボリューム画像において前記眼部の層境界のうち少なくとも内境界膜と視細胞内節外節接合部との境界を検出する層境界検出工程と、
    前記視細胞内節外節接合部の連続性に応じて、前記内境界膜と前記視細胞内節外節接合部とのいずれかの各ボクセルに基点を設定する基点設定工程と、
    前記所定の方向に対して交差する平面に対して、前記設定された基点から前記検出されたボクセルまでの前記所定の方向における距離に応じて変化する表示形態を反映して得た平面画像を生成する画像生成工程と、
    を有することを特徴とする眼科画像処理方法。
  9. 前記ボクセル検出工程では、前記基点から眼部の奥行き方向に前記ボクセルを探索して前記閾値以上の輝度値を持つボクセルを検出することを特徴とする請求項に記載の眼科画像処理方法。
  10. 前記閾値を設定する閾値設定工程を更に有し、
    前記ボクセル検出工程では、前記設定された閾値以上の輝度値を持つボクセルを検出することを特徴とする請求項又はに記載の眼科画像処理方法。
  11. 前記設定された基点から前記検出されたボクセルまでの距離を計算する距離計算工程を更に有し、
    前記画像生成工程では、前記平面に対して、前記計算された距離に応じて変化する表示形態を反映して得た平面画像を生成することを特徴とする請求項乃至10の何れか一項に記載の眼科画像処理方法。
  12. 前記検出されたボクセルは複数あり、
    前記距離計算工程では、前記複数のボクセル各々の座標に基づいて得られる特定の座標と前記設定された基点とから前記距離を計算することを特徴とする請求項11に記載の眼科画像処理方法。
  13. 前記基点設定工程において、前記視細胞内節外節接合部の連続性が失われていないと判断された場合には前記視細胞内節外節接合部の各ボクセルに前記基点を設定し、前記視細胞内節外節接合部の連続性が失われていると判断された場合には前記内境界膜の各ボクセルに前記基点を設定することを特徴とする請求項8乃至12の何れか一項に記載の眼科画像処理方法。
  14. 前記表示形態は、色および濃淡の少なくとも何れかであることを特徴とする請求項乃至13の何れか一項に記載の眼科画像処理方法。
  15. 請求項乃至14の何れか一項に記載の眼科画像処理方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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