JP5701272B2 - 眼科用画像処理装置及びその方法 - Google Patents
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Description
複数の表示対象のうちいずれかの表示対象を選択する表示対象選択手段と、
複数の網膜層のうち前記選択された表示対象に対応する網膜層を選択する層選択手段と、
複数の投影法のうち前記選択された表示対象に対応する投影法を選択する投影法選択手段と、
被検眼の網膜のボリュームデータにおける前記選択された網膜層を前記選択された投影法により投影した投影像を表示手段に表示させる表示制御手段と、を有する。
また、本発明に係る眼科用画像処理方法の一つは、
複数の表示対象のうちいずれかの表示対象が選択される工程と、
複数の網膜層のうち前記選択された表示対象に対応する網膜層が選択される工程と、
複数の投影法のうち前記選択された表示対象に対応する投影法が選択される工程と、
被検眼の網膜のボリュームデータにおける前記選択された網膜層を前記選択された投影法により投影した投影像を表示手段に表示させる工程と、を有する。
本実施形態に係る眼科用画像処理装置は、ユーザが表示モード群(あるいは表示対象群)から表示モード(あるいは表示対象)を選択した場合、各表示対象を容易に観察するために、最適な投影層と投影法とを自動的に設定し、投影像を取得することのできる方法である。本実施形態に係る眼科用画像処理装置について、図1(a)を用いて説明する。なお、図1(a)は、本実施形態に係る眼科用画像処理装置1の構成図である。また、図1(a)は、本実施形態に係る眼科用画像処理装置1に接続される機器のシステム構成図である。
本実施形態では、病変や血管の網膜層内における広がりを一度に観察するために、投影像を層毎に生成し、それらを並べて表示する方法について述べる。本実施形態に係る眼科用画像処理装置の処理手順について、図3のフロー図を用いて説明する。なお、S501、S502は、S301、S302とそれぞれ同じ処理なので説明は省略する。本実施形態では、S503において、抽出したすべての層を投影層として設定したとする。さらに、S504において、投影法は最大値投影法を設定したとする。
本実施形態では、設定した輝度領域における表示対象の3次元分布を観察するために、ユーザが所定の輝度値に応じて重み付けする重み付け投影法を選択した場合を考える。このとき、所定の輝度値に応じて重み関数を設定し、この重み関数を用いて投影像を生成する。本実施形態に係る眼科用画像処理装置の処理手順について、図4のフロー図を用いて説明する。なお、S701〜S709は、S301〜S309とそれぞれ同じ処理なので説明は省略する。さらに、S713もS311と同じ処理である。本実施形態では、表示モードは白斑モードを選択したとする。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
11 画像取得部
12 画像解析部
13 表示モード選択部
14 層設定部
15 投影法設定部
16 投影像生成部
17 表示制御部
Claims (16)
- 複数の表示対象のうちいずれかの表示対象を選択する表示対象選択手段と、
複数の網膜層のうち前記選択された表示対象に対応する網膜層を選択する層選択手段と、
複数の投影法のうち前記選択された表示対象に対応する投影法を選択する投影法選択手段と、
被検眼の網膜のボリュームデータにおける前記選択された網膜層を前記選択された投影法により投影した投影像を表示手段に表示させる表示制御手段と、
を有することを特徴とする眼科用画像処理装置。 - 前記層選択手段が、前記選択された表示対象の輝度値に基づいて、前記複数の網膜層のうち少なくとも1つの網膜層を選択し、
前記投影法選択手段が、前記選択された表示対象の輝度値に基づいて、前記複数の投影法のうちいずれかの投影法を選択することを特徴とする請求項1に記載の眼科用画像処理装置。 - 前記表示対象選択手段が、白斑モードを含む複数の表示モードのうちいずれかの表示モードを前記表示対象として選択し、
前記層選択手段が、前記白斑モードが選択された場合に、前記複数の網膜層のうち神経線維層と網膜色素上皮層とを除いた網膜層を選択し、
前記投影法選択手段が、前記白斑モードが選択された場合に、前記複数の投影法のうち最大値投影法を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の眼科用画像処理装置。 - 複数の網膜層のうち神経線維層と網膜色素上皮層とを除いた網膜層を選択する層選択手段と、
複数の投影法のうち、被検眼の網膜のボリュームデータにおける前記選択された網膜層のうち閾値以上の輝度を有するデータを投影する投影法を選択する投影法選択手段と、
前記ボリュームデータを前記選択された投影法により投影した投影像を表示手段に表示させる表示制御手段と、
を有することを特徴とする眼科用画像処理装置。 - 前記ボリュームデータを解析して複数の網膜層を抽出する解析手段を更に有し、
前記層選択手段が、前記抽出された複数の網膜層のうち少なくとも1つの網膜層を選択することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の眼科用画像処理装置。 - 前記表示制御手段が、前記選択された複数の網膜層を前記選択された投影法により投影した複数の投影像を並べて前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の眼科用画像処理装置。
- 前記被検眼の網膜の断層画像を撮る撮像装置であって、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の眼科用画像処理装置と通信可能に接続された前記撮像装置により取得された前記ボリュームデータを取得する画像取得手段を更に有することを特徴とする眼科用画像処理装置。
- コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の眼科用画像処理装置の各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
- 複数の表示対象のうちいずれかの表示対象が選択される工程と、
複数の網膜層のうち前記選択された表示対象に対応する網膜層が選択される工程と、
複数の投影法のうち前記選択された表示対象に対応する投影法が選択される工程と、
被検眼の網膜のボリュームデータにおける前記選択された網膜層を前記選択された投影法により投影した投影像を表示手段に表示させる工程と、
を有することを特徴とする眼科用画像処理方法。 - 前記網膜層が選択される工程において、前記選択された表示対象の輝度値に基づいて、前記複数の網膜層のうち少なくとも1つの網膜層が選択され、
前記投影法が選択される工程において、前記選択された表示対象の輝度値に基づいて、前記複数の投影法のうちいずれかの投影法が選択されることを特徴とする請求項9に記載の眼科用画像処理方法。 - 前記表示対象が選択される工程において、白斑モードを含む複数の表示モードのうちいずれかの表示モードが前記表示対象として選択され、
前記網膜層が選択される工程において、前記白斑モードが選択された場合に、前記複数の網膜層のうち神経線維層と網膜色素上皮層とを除いた網膜層が選択され、
前記投影法が選択される工程において、前記白斑モードが選択された場合に、前記複数の投影法のうち最大値投影法が選択されることを特徴とする請求項9または10に記載の眼科用画像処理方法。 - 複数の網膜層のうち神経線維層と網膜色素上皮層とを除いた網膜層が選択される工程と、
複数の投影法のうち、被検眼の網膜のボリュームデータにおける前記選択された網膜層のうち閾値以上の輝度を有するデータを投影する投影法が選択される工程と、
前記ボリュームデータを前記選択された投影法により投影した投影像を表示手段に表示させる工程と、
を有することを特徴とする眼科用画像処理方法。 - 前記ボリュームデータを解析して複数の網膜層を抽出する工程を更に有し、前記網膜層が選択される工程において、前記抽出された複数の網膜層のうち少なくとも1つの網膜層が選択されることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の眼科用画像処理方法。
- 前記表示させる工程において、前記選択された複数の網膜層を前記選択された投影法により投影した複数の投影像を並べて前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記載の眼科用画像処理方法。
- 前記被検眼の網膜の断層画像を撮る撮像装置であって、請求項9乃至14のいずれか1項に記載の眼科用画像処理方法を用いる眼科用画像処理装置と通信可能に接続された前記撮像装置により取得された前記ボリュームデータを取得する工程を更に有することを特徴とする眼科用画像処理方法。
- 請求項9乃至15のいずれか1項に記載の眼科用画像処理方法の各工程をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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