JP5945459B2 - 内視鏡の照明固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、照明ユニットを内視鏡の先端部に固定する内視鏡の照明固定構造に関する。
例えば、特許文献1は、LED照明モジュールを有する内視鏡装置を開示している。LEDは、電気接続回線に直接配設された状態で、内視鏡の先端部に配設されている。または、LEDは、接続プレートに配設された状態で、接続プレートと共に電気接続回線に配設され、さらに内視鏡の先端部に配設されている。
また例えば、特許文献2は、面発光光源を有する内視鏡装置を開示している。面発光光源は、対物レンズの周辺スペースに配設されている。
特開2011−83617号公報 特開平8−117184号公報
特許文献1において、各部材が配設される際、基準が開示されていない。このため、電気接続回線に対するLEDの位置決めと、接続プレートに対するLEDの位置決めと、電気接続回線に対する接続プレートの位置決めとにおいて、組み立て毎にばらつきが生じる。また接続プレートが内視鏡の先端部に配設される際においても、組み立て毎にばらつきが生じる。このようにばらつきが生じるため、組み立て性が低下する。これらにより、LEDの光量が低下する虞が生じる。
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、位置決めと組み立てとのばらつきを抑え、組み立て性の低下を防止できる内視鏡の照明固定構造を提供することを目的とする。
本発明は目的を達成するために、内視鏡の挿入部の先端部に配設され、軸方向に貫通している貫通口部を有する中空部材と、照明光を出射する照明ユニットと、前記貫通口部に配設され、前記照明ユニットが配設されている固定部材と、を具備し、前記固定部材は、前記照明ユニットが前記固定部材に固定されるように、前記照明ユニットを前記固定部材に向けて付勢する照明側付勢部材と、前記固定部材が前記貫通口部に固定されるように、前記固定部材を前記貫通口部の内周面に向けて付勢する固定側付勢部材と、を有することを特徴とする内視鏡の照明固定構造を提供する。
本発明によれば、位置決めと組み立てとのばらつきを抑え、組み立て性の低下を防止できる内視鏡の照明固定構造を提供することができる。
図1は、本発明に係る内視鏡の概略図である。 図2は、先端硬質部の斜視図である。 図3Aは、第1の実施形態において照明部が先端硬質部に直接固定されている状態の横断面図である。 図3Bは、照明部が先端硬質部に固定されている状態の縦断面図である。 図4Aは、固定部材の斜視図である。 図4Bは、図4Aに示す固定部材の背面図である。 図5Aは、第2の実施形態において照明部が導通部を介して先端硬質部に固定されている状態の横断面図である。 図5Bは、照明部が先端硬質部に固定されている状態の縦断面図である。 図5Cは、導通部の分解斜視図である。 図5Dは、導通部と照明ケーブルとが組み立てられた状態の斜視図である。 図6は、第2の実施形態の第1変形例を示し、照明ケーブルがシールドケーブルとして機能する場合の照明ユニットの分解斜視図である。 図7Aは、第2の実施形態の第2変形例を示し、導通部の分解斜視図である。 図7Bは、図7Aに示す導通部と照明ケーブルとが組み立てられた状態の斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
[構成]
図1と図2と図3Aと図3Bと図4Aと図4Bとを参照して第1の実施形態について説明する。
[内視鏡10]
図1に示すように内視鏡10は、例えば体腔に挿入される中空の細長い挿入部20と、挿入部20の基端部と連結し、内視鏡10を操作する操作部30とを有している。
[挿入部20]
挿入部20は、挿入部20の先端部側から挿入部20の基端部側に向かって、先端硬質部21と、湾曲部23と、可撓管部25とを有している。先端硬質部21の基端部は湾曲部23の先端部と連結し、湾曲部23の基端部は可撓管部25の先端部と連結している。
先端硬質部21は、挿入部20の先端部であり、硬く、曲がらない。先端硬質部21の詳細な構成については、後述する。
湾曲部23は、後述する湾曲操作部37の操作によって、例えば上下左右といった所望の方向に湾曲する。湾曲部23が湾曲することにより、先端硬質部21の位置と向きとが変わり、図示しない照明光が観察対象物に照明され、観察対象物が観察視野内に捉えられる。この観察対象物とは、例えば、被検体(例えば体腔)内における患部や病変部等である。
可撓管部25は、所望な可撓性を有している。よって可撓管部25は、外力によって曲がる。可撓管部25は、操作部30における後述する本体部31から延出されている管状部材である。
[操作部30]
操作部30は、可撓管部25が延出している本体部31と、本体部31の基端部と連結し、内視鏡10を操作する操作者によって把持される把持部33と、把持部33と接続しているユニバーサルコード41とを有している。
[本体部31]
本体部31は、処置具挿入口35aを有している。処置具挿入口35aは、図示しない処置具挿通チャンネルの基端部と連結している。処置具挿通チャンネルは、挿入部20の内部に配設され、可撓管部25から先端硬質部21に渡って配設されている。処置具挿通チャンネルの先端部は、図2に示すように先端硬質部21に配設されている先端開口部35cと連通している。処置具挿入口35aは、図示しない内視鏡用処置具を処置具挿通チャンネルに挿入するための挿入口である。図示しない内視鏡用処置具は、処置具挿入口35aから処置具挿通チャンネルに挿入され、先端硬質部21側まで押し込まれる。そして内視鏡用処置具は、先端開口部35cから突出される。
[把持部33]
把持部33は、湾曲部23を湾曲操作する湾曲操作部37と、スイッチ部39とを有している。
[湾曲操作部37]
湾曲操作部37は、湾曲部23を左右に湾曲操作させる左右湾曲操作ノブ37aと、湾曲部23を上下に湾曲操作させる上下湾曲操作ノブ37bと、湾曲した湾曲部23の位置を固定する固定ノブ37cとを有している。
[スイッチ部39]
スイッチ部39は、送気・送水スイッチ39aと、吸引スイッチ39bと、内視鏡撮影用の各種スイッチ39cとを有している。送気・送水スイッチ39aと吸引スイッチ39bと各種スイッチ39cとは、把持部33が操作者に把持された際に、操作者の手によって操作される。
吸引スイッチ39bは、吸引開口部を兼ねる前記した先端開口部35cから吸引チャンネルを兼ねる処置具挿通チャンネルを介して、粘液や流体等を内視鏡10が吸引するときに操作される。
送気・送水スイッチ39aは、先端硬質部21において撮像ユニット50の観察視野を確保するために、図示しない送気チューブと図2に示す送気・送水チューブ203fとから流体を送気するときと、図示しない送水チューブと送気・送水チューブ203fとから流体を送水するときに操作される。流体は、水や気体を含む。
送気チューブと、送水チューブと、送気・送水チューブ203fとは、内視鏡10の内部において、挿入部20から本体部31と把持部33とを介してユニバーサルコード41にまで配設されている。
[ユニバーサルコード41]
ユニバーサルコード41は、制御装置14に着脱自在な接続コネクタ41aを有している。制御装置14は、内視鏡10を制御する。また制御装置14は、後述する撮像ユニット50によって撮像された画像を処理する画像処理部を有している。また制御装置14は、撮像ユニットによって撮像された画像を表示する表示部であるモニタ16と接続している。
[先端硬質部21]
図2に示すように、先端硬質部21は、撮像ユニット50と、1対の照明ユニット60と、先端開口部35cと、図示しない送気・送水ノズルが配設される送気・送水チューブ203fとを保持する保持部材である。
撮像ユニット50と、照明ユニット60と、処置具挿通チャンネルと、送気・送水チューブ203fとは、先端硬質部21から湾曲部23と可撓管部25とを介して操作部30にまで内視鏡10を挿通している挿通部材であり、挿入部20と操作部30とに内蔵されている内蔵物である。このため先端硬質部21は、このような挿通部材(内蔵物)を保持する保持部材である。
詳細には、先端硬質部21は、挿通部材をそれぞれ保持するため、挿入部20の長手軸方向に貫通している個別の貫通口部203を有している。
貫通口部203は、撮像ユニット50が挿入される撮像挿入孔部203aと、照明ユニット60が挿入される1対の照明挿入孔部203bと、先端開口部35cと連通し、処置具挿通チャンネルが嵌り込むチャンネル挿入口部203cと、図示しない送気・送水ノズルと送気・送水チューブ203fとが互いに連通するように嵌り込む送気・送水貫通孔部203eとを有している。
撮像挿入孔部203aと照明挿入孔部203bとチャンネル挿入口部203cと送気・送水貫通孔部203eとは、それぞれ別体である。またこれらは、それぞれに挿入される内蔵物の形状に対応する形状を有している。つまり、例えば、照明挿入孔部203bは、照明ユニット60に対応する形状を有しており、詳細には照明ユニット60が嵌合するような形状を有している。
なお図3Aに示すように、照明挿入孔部203bは、例えば段付円筒形状を有している。照明挿入孔部203bは、先端部側に配設されている前方孔205aと、前方孔205aよりも太い基端部側に配設されている後方孔205bと、前方孔205aと後方孔205bとの間に位置し、後述する図4Aに示す固定部材71の先端部が当接する当接部205cとを有する。
そして挿通部材(内蔵物)が各貫通口部203に挿入され配設されることで、先端硬質部21は挿通部材(内蔵物)をそれぞれ保持する。つまり先端硬質部21は、穿設されている中空部材である。
このように、中空部材である先端硬質部21は、内視鏡10の挿入部20の先端部に配設されており、先端硬質部21の軸方向に先端硬質部21を貫通している貫通口部203を有している。
[照明固定構造70]
図3Aと図3Bと図4Aと図4Bとに示すように、内視鏡10は、内視鏡10の先端部を示す先端硬質部21に配設される照明ユニット60を、先端硬質部21に固定する照明固定構造70を有している。
図3Aと図3Bと図4Aと図4Bとに示すように、照明固定構造70は、貫通口部203を有する中空部材である先端硬質部21と、照明光を出射する照明ユニット60と、貫通口部203に配設され、照明ユニット60が配設されている固定部材71とを有している。
[照明ユニット60]
図3Aと図3Bとに示すように、照明ユニット60は、例えば照明光を出射するLEDなどの照明部61と、照明部61に照明用の電力を供給する照明用ケーブル63と、照明部61と照明用ケーブル63との間に介在し、照明部61と照明用ケーブル63とに導通する導通部65とを有している。照明部61が出射する照明光は、例えば白色光である。照明部61は、例えば立方体または直方体である。照明用ケーブル63は、湾曲部23と可撓管部25と操作部30とユニバーサルコード41とを介して接続コネクタ41aまで内視鏡10を挿通している。接続コネクタ41aが制御装置14と接続することで、照明用ケーブル63は制御装置14と接続し、制御装置14によって照明を制御される。照明用ケーブル63は、照明ユニット60と挿通部材(内蔵物)とに含まれている。照明用ケーブル63は、放熱性を有している。
[固定部材71]
以下において、挿入部20の長手軸方向をZ方向、Z方向に直交する方向をX方向、Z方向とX方向とに直交する方向をY方向と称する。X方向とY方向とは、先端硬質部21の先端面の平面方向を示す。前記した貫通口部203は、Z方向に沿って配設され、X方向とY方向とにおいて開口している。
図3Aと図3Bと図4Aと図4Bとに示すように、固定部材71は、例えば金属の平板が照明部61を覆うように折り曲げられることによって、形成される。詳細には、固定部材71は、照明部61の先端面と照明部61の基端面とを除く照明部61の周面を覆うように形成されている。この金属は、例えばSUSなどである。また照明部61の先端面と照明部61の基端面とは、XY平面に配設されている。
図4Aと図4Bとに示すように、折り曲げられている固定部材71において、一方の縁部71aと他方の縁部71bとは、離れている。このため、縁部71aと縁部71bとの間に配設され、Z方向に沿って配設される隙間部71cが形成される。
照明部61が例えば立方体または直方体である場合、固定部材71は略四角形状の筒部材または枠部材として形成される。この場合、固定部材71の略四角形状の断面は、Z方向に沿って連続して配設されている。なお、これに伴い、図2に示すように照明挿入孔部203bも略四角形状に形成され、図3Aに示すように固定部材71は照明挿入孔部203bに挿入される。
固定部材71は、固定部材71に挿入される照明部61よりも大きい。このため図3Bに示すように、照明部61が固定部材71に挿入された際、固定部材71の内周面と照明部61の外周面との間には隙間部71dが形成される。
[照明側付勢部材73]
図3Aと図3Bとに示すように、本実施形態では、固定部材71は、照明ユニット60の照明部61の外形を基準に、照明ユニット60を固定部材71に固定する。このため図3Aと図3Bと図4Aと図4Bとに示すように、照明部61よりも大きい固定部材71は、照明ユニット60の照明部61が固定部材71に固定されるように、照明部61を固定部材71に向けて付勢する照明側付勢部材73を有している。
図3Aと図3Bと図4Aと図4Bとに示すように、照明側付勢部材73は、照明側付勢部材73xと、照明側付勢部材73yと、照明側付勢部材73zとを有している。照明側付勢部材73xと照明側付勢部材73yと照明側付勢部材73zとは、例えば板バネとして機能する。
図3Bと図4Bとに示すように、照明側付勢部材73xは、照明部61がYZ平面に配設される固定部材71の内周面に固定されるように、照明部61をX方向に付勢することでYZ平面に配設される固定部材71の内周面に向かって付勢する。
図3Aと図3Bと図4Bとに示すように、照明側付勢部材73yは、照明部61がXZ平面に配設される固定部材71の内周面に固定されるように、照明部61をY方向に付勢することでXZ平面に配設される固定部材71の内周面に向かって付勢する。
図3Aに示すように、照明側付勢部材73zは、照明部61をZ方向に付勢する。
図3Bに示すように、照明部61は、YZ平面に配設される固定部材71の内周面に当接するように照明側付勢部材73xによってX方向に付勢されることで、YZ平面に配設される固定部材71の内周面に位置決めされる。つまり照明部61は、照明側付勢部材73xによってX方向において位置決めされる。
図3Bに示すように、照明部61は、XZ平面に配設される固定部材71の内周面に当接するように照明側付勢部材73yによってY方向に付勢されることで、XZ平面に配設される固定部材71の内周面に位置決めされる。つまり照明部61は、照明側付勢部材73yによってY方向において位置決めされる。
図3Aに示すように、照明部61は、後述する当接部75に当接するように照明側付勢部材73zによってZ方向に付勢され、当接部75と照明側付勢部材73zによってZ方向において位置決めされる。
図3Bに示すように、照明側付勢部材73xと照明側付勢部材73yとは、照明部61の重心に対向するように配設されている。
図4Aに示すように、照明側付勢部材73xと照明側付勢部材73yと照明側付勢部材73zとは、固定部材71と一体であり、固定部材71の一部が折り曲げられることによって形成される。
図4Aと図4Bとに示すように、照明側付勢部材73xは、YZ平面に配設されており、固定部材71の外周面側から内周面側に向かって突出するように、折り曲げられている。なお照明側付勢部材73xは、YZ平面に配設されている固定部材71の内周面の一方に配設されている。そして、照明側付勢部材73xは、YZ平面に配設されている固定部材71の内周面の他方に向かって照明部61を付勢する。内周面の一方と他方とは、互いに対向している。このように照明側付勢部材73Xは、図3Bに示すように照明側付勢部材73Xの突出方向と同じ向きに照明部61を付勢する。
図4Aと図4Bとに示すように、照明側付勢部材73yは、XZ平面に配設されており、固定部材71の外周面側から内周面側に向かって突出するように、折り曲げられている。なお照明側付勢部材73yは、XZ平面に配設されている固定部材71の内周面の一方に配設されている。そして、照明側付勢部材73yは、XZ平面に配設されている固定部材71の内周面の他方に向かって照明部61を付勢する。内周面の一方と他方とは、互いに対向している。このように照明側付勢部材73Yは、図3Bに示すように、照明側付勢部材73Yの突出方向と同じ向きに照明部61を付勢する。
図4Aと図4Bとに示すように、照明側付勢部材73zは、YZ平面に配設される固定部材71の周面の一部がXY平面に向かって折り曲げられることによって形成されており、照明部61の基端面に当接するように配設されている。
[当接部75]
図3Aと図3Bと図4Aと図4Bとに示すように、固定部材71は、固定部材71の先端部に配設され、照明側付勢部材73zによって付勢された照明部61と当接する当接部75をさらに有している。
図3Aに示すように、当接部75を含む固定部材71の先端部が当接部205cに当接することによって、固定部材71はZ方向に位置決めされる。
図3Aに示すように、当接部75は、照明部61が照明側付勢部材73zによってZ方向に付勢され固定部材71からZ方向に抜けることを防止するストッパーとして機能する。また当接部75は、固定部材71が貫通口部203からZ方向に抜けることを防止するストッパーとして機能する。
図4Aに示すように、当接部75は、固定部材71と一体であり、固定部材71の先端部の一部が折り曲げられることによって形成される。当接部は、X方向に沿って配設されている。
[固定側付勢部材77]
また図3Aと図3Bと図4Aと図4Bとに示すように、固定部材71は、固定部材71が貫通口部203に固定されるように、固定部材71を貫通口部203の内周面に向けて付勢する固定側付勢部材77をさらに有している。
図3Aと図3Bと図4Aと図4Bとに示すように、固定側付勢部材77は、固定側付勢部材77xと、固定側付勢部材77yとを有している。固定側付勢部材77xと固定側付勢部材77yとは、例えば板バネとして機能する。
図3Bと図4Bとに示すように、固定側付勢部材77xは、固定部材71がYZ平面に配設される貫通口部203の内周面に固定されるように、固定部材71をX方向に付勢することでYZ平面に配設される貫通口部203の内周面に向かって付勢する。
図3Aと図3Bと図4Bとに示すように、固定側付勢部材77yは、固定部材71がXZ平面に配設される貫通口部203の内周面に固定されるように、固定部材71をY方向に付勢することでXZ平面に配設される貫通口部203の内周面に向かって付勢する。
図3Bに示すように、固定部材71は、YZ平面に配設される貫通口部203の内周面に当接するように固定側付勢部材77xによってX方向に付勢されることで、YZ平面に配設される貫通口部203の内周面に位置決めされる。つまり固定部材71は、固定側付勢部材77xによってX方向において位置決めされる。
図3Aと図3Bとに示すように、固定部材71は、XZ平面に配設される貫通口部203の内周面に当接するように固定側付勢部材77yによってY方向に付勢されることで、XZ平面に配設される貫通口部203の内周面に位置決めされる。つまり固定部材71は、固定側付勢部材77yによってY方向において位置決めされる。
図3Aに示すように、固定部材71は、当接部75を含む固定部材71の先端部が当接部205cに当接することで、貫通口部203の内周面に位置決めされる。つまり固定部材71は、当接部205cによってZ方向において位置決めされる。
図4Aと図4Bとに示すように、固定側付勢部材77xと固定側付勢部材77yとは、固定部材71と一体であり、固定部材71の一部が折り曲げられることによって形成される。
図3Aと図3Bと図4Aと図4Bとに示すように、固定側付勢部材77xは、照明側付勢部材73xと同一平面に配設されている。固定側付勢部材77xは、YZ平面に配設されており、固定部材71の内周面側から外周面側に向かって突出するように、折り曲げられている。固定側付勢部材77xは、X方向において照明側付勢部材73xとは逆向きに突出している。固定側付勢部材77Xは、YZ平面に配設されている貫通口の内周面の一方と当接し、当接によってYZ平面に配設されている貫通口の内周面の他方に向かって固定部材71を付勢する。つまり固定側付勢部材77Xは、固定側付勢部材77Xの突出方向とは逆向きに固定部材71を付勢する。この貫通口の内周面の一方と他方とは、互いに対向している。固定側付勢部材77xは、Z方向において、照明側付勢部材73xの両脇に配設されている。
図3Aと図3Bと図4Aと図4Bとに示すように、固定側付勢部材77yは、照明側付勢部材73yと同一平面に配設されている。固定側付勢部材77yは、XZ平面に配設されており、固定部材71の内周面側から外周面側に向かって突出するように、折り曲げられている。固定側付勢部材77yは、Y方向において照明側付勢部材73yとは逆向きに突出している。固定側付勢部材77Yは、XZ平面に配設されている貫通口の内周面の一方と当接し、当接によってXZ平面に配設されている貫通口の内周面の他方に向かって固定部材71を付勢する。つまり固定側付勢部材77Yは、固定側付勢部材77Yの突出方向とは逆向きに固定部材71を付勢する。この貫通口の内周面の一方と他方とは、互いに対向している。固定側付勢部材77yは、Z方向において、照明側付勢部材73yの両脇に配設されている。
[固定方法]
以下に、本実施形態における照明ユニット60の固定方法について説明する。
[Step1(照明ユニット60の固定)]
照明ユニット60において、照明部61は、固定部材71に挿入される。
このとき照明部61は、図3Bに示すように、照明側付勢部材73xによってX方向に付勢され、付勢によってYZ平面に配設される固定部材71の内周面に当接する。これにより、照明部61は、YZ平面に配設される固定部材71の内周面に位置決めされ、照明側付勢部材73xによってX方向において位置決めされる。
また照明部61は、図3Aと図3Bとに示すように、照明側付勢部材73yによってY方向に付勢され、付勢によってXZ平面に配設される固定部材71の内周面に当接する。これにより照明部61は、XZ平面に配設される固定部材71の内周面に位置決めされ、照明側付勢部材73yによってY方向において位置決めされる。
また照明部61は、図3Aに示すように、照明側付勢部材73zによってZ方向に付勢され、付勢によって当接部75と当接する。これにより照明部61は、当接部75と照明側付勢部材73zとによってZ方向において位置決めされる。
なお図3Bに示すように、照明側付勢部材73xと照明側付勢部材73yとは、照明部61の重心に対向するように配設されている。よって照明部61は、ずれることなく位置決めされる。
[Step2(照明ユニット60を有する固定部材71の固定)]
照明ユニット60を有する固定部材71は、貫通口部203に挿入される。
図3Bに示すように、固定部材71は、固定側付勢部材77xによってX方向に付勢され、付勢によってYZ平面に配設される貫通口部203の内周面に当接する。これにより、固定部材71は、YZ平面に配設される貫通口部203の内周面に位置決めされ、固定側付勢部材77xによってX方向において位置決めされる。
また図3Aと図3Bとに示すように、固定部材71は、固定側付勢部材77yによってY方向に付勢され、付勢によってXZ平面に配設される貫通口部203の内周面に当接する。これにより固定部材71は、XZ平面に配設される貫通口部203の内周面に位置決めされ、固定側付勢部材77yによってY方向において位置決めされる。
また図3Aに示すように、固定部材71は、当接部75を含む固定部材71の先端部が当接部205cに当接することで、貫通口部203の内周面に位置決めされる。つまり固定部材71は、当接部205cによってZ方向において位置決めされる。
[効果]
このように本実施形態では、照明側付勢部材73によって照明部61を固定部材71に固定し、固定側付勢部材77によって固定部材71を貫通口部203に固定する。また本実施形態では、当接部205cによって照明部61を固定部材71に固定し、当接部205cによって固定部材71を貫通口部203に固定する。
これにより、本実施形態では、照明部61と固定部材71とはX,Y,Z方向とこれらの軸回り方向において位置決めされ、あおりを防止される。よって本実施形態では、位置決めと組み立てとのばらつきを抑え、組み立て性の低下を防止できる。
また本実施形態では、前記によって、照明部61の光量が低下することも防止できる。
また本実施形態では、照明用ケーブル63によって、照明部61が照明光を出射する際に照明部61から発生する熱を挿入部20の基端部側に放熱できる。
本実施形態では、組み立て性の低下を防止でき、光量の低下を防止でき、熱を放熱できるため、内視鏡10ごとに生じる品質のばらつきを抑えることができ、安定した品質を有する内視鏡10を提供できる。
なお本実施形態では、照明部61を固定部材71に固定した後、固定部材71を貫通口部203に固定したが、順序は特に限定されない。
[第2の実施形態]
図5Aと図5Bと図5Cと図5Dとを参照して、第2の実施形態について説明する。本実施形態では、以下に、第1の実施形態の構成とは異なる構成のみ説明する。
[照明ユニット60]
図5Aと図5Cとに示すように、照明用ケーブル63は、例えば同軸ケーブルとして機能する。この場合、照明用ケーブル63は、内部導体63aと、内部導体63aの外周面に配設され、内部導体63aを覆う内部絶縁層63bと、内部絶縁層63bの外周面に配設され、内部絶縁層63bを覆う外部導体63cと、外部導体63cの外周面に配設され、外部導体63cを覆う外部絶縁層63dとを有している。
図5Aと図5Cとに示すように、導通部65は、平板状の第1の導通部材65aと、第1の導通部材65aに積層している基板部材65bと、基板部材65bに積層している平板状の第2の導通部材65cと、熱収縮チューブ65dとによって形成されている。
第1の導通部材65aと第2の導通部材65cとは、例えば銅など金属である。第1の導通部材65aと第2の導通部材65cとは、例えば図示しないニッケルメッキによって覆われている。第1の導通部材65aと第2の導通部材65cとは、放熱性を有している。
図5Aと図5Cとに示すように、基板部材65bは、第1の導通部材65aと第2の導通部材65cとが互いに導通しないように、第1の導通部材65aと第2の導通部材65cとの間に介在している。基板部材65bは、基板部材65bの表面に配設されているパターンを有している。基板部材65bの表面には、例えば図示しないはんだメッキが配設されている。
導通部65は照明用ケーブル63と例えば図示しないはんだによって接続している。そして図5Aに示すように、内部導体63aは第2の導通部材65cと接続し、外部導体63cは第1の導通部材65aと接続している。なお、内部導体63aは、導通部材65cと接続している導通部材65bのパターンと接続していてもよい。
図5Aと図5Cと図5Dとに示すように、熱収縮チューブ65dは、第1の導通部材65aと基板部材65bと第2の導通部材65cとを覆う。熱収縮チューブ65dは、絶縁性を有している例えば樹脂材である。
[固定部材71]
図5Aと図5Bとに示すように、本実施形態では、固定部材71は、照明ユニット60の導通部65の外形を基準に、照明ユニット60を固定部材71に固定する。固定部材71は、熱収縮チューブ65dにかしめられる。このため、照明側付勢部材73は、熱収縮チューブ65dを介して照明ユニット60の導通部65が固定部材71に固定されるように、導通部65を固定部材71に向けて付勢する。
[照明部61]
照明部61は、導通部65の先端部を示す第1の導通部材65aの先端部と第2の導通部材65cの先端部とに、例えば図示しないはんだによって位置決め固定されている。このとき照明部61は、固定部材71に対する照明部61の相対的な位置を基準に、導通部65に位置決め固定される。
[効果]
本実施形態では、照明側付勢部材73によって導通部65を固定部材71に固定し、導通部65に照明部61を固定し、固定側付勢部材77によって固定部材71を貫通口部203に固定する。このため本実施形態では、貫通口部203に対する照明部61の相対的な位置を精度よく固定でき、位置決めと組み立てとのばらつきをさらに抑え、組み立て性の低下をさらに防止できる。
また本実施形態では、第1の導通部材65aと第2の導通部材65cとによって、照明部61が照明光を出射する際に照明部61から発生する熱を挿入部20の基端部側に放熱できる。
[第1の変形例]
図6に示すように、照明用ケーブル63は、例えばシールドケーブルとして機能してもよい。内部導線の一方63gは、例えばはんだ63hによってまとめられ第1の導通部材65aと接続する。内部導線の他方63iは、例えば図示しないはんだによってまとめられ第2の導通部材65cと接続する。
[第2の変形例]
図7Aと図7Bとに示すように、第2の導通部材65cは、第2の導通部材65cが内部導体63aと接続するように、内部導体63aにかしめられる。第2の導通部材65cは、かしめのために、複数層に折り曲げらえている。
第1の導通部材65aは、第1の導通部材65aが外部導体63cと接続するように、外部導体63cにかしめられる第2のかしめ部65eを有している。第2のかしめ部65eは、第1の導通部材65aの基端部に配設されている。第2のかしめ部65eは、リング形状の一部が開口している形状を有している。この外部導体63cは、開口部65fを介して第2のかしめ部65eに挿入される。そして第2のかしめ部65eは、開口部65fが閉じるように、外部導体63cをかしめる。
第1の導通部材65aと第2の導通部材65cとの間には、第1の導通部材65aと第2の導通部材65cとを絶縁させるための絶縁材65hが配設されている。
本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
10…内視鏡、21…先端硬質部、60…照明ユニット、61…照明部、63…照明用ケーブル、65…導通部、70…照明固定構造、71…固定部材、73,73x,73y,73z…照明側付勢部材、75…当接部、77,77x,77y…固定側付勢部材、203…貫通口部、203b…照明挿入孔部、205a…前方孔、205b…後方孔、205c…当接部。

Claims (3)

  1. 内視鏡の挿入部の先端部に配設され、軸方向に貫通している貫通口部を有する中空部材と、
    照明光を出射する照明ユニットと、
    前記貫通口部に配設され、前記照明ユニットが配設されている固定部材と、
    を具備し、
    前記固定部材は、
    前記照明ユニットが前記固定部材に固定されるように、前記照明ユニットを前記固定部材に向けて付勢する照明側付勢部材と、
    前記固定部材が前記貫通口部に固定されるように、前記固定部材を前記貫通口部の内周面に向けて付勢する固定側付勢部材と、
    を有することを特徴とする内視鏡の照明固定構造。
  2. 前記照明ユニットは、照明光を出射する照明部と、前記照明部に電力を供給する照明用ケーブルと、前記照明部と前記照明用ケーブルとの間に介在し、前記照明部と前記照明用ケーブルとに導通する導通部とを有し、
    前記照明側付勢部材は、前記照明部または前記導通部を付勢することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の照明固定構造。
  3. 前記導通部は、放熱性を有することを特徴とする請求項2に記載の内視鏡の照明固定構造。
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