JP5944242B2 - 変換器用変圧器及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、変換器用変圧器及びその製造方法に関する。
大容量送電、長距離送電及び異周波連携など、系統運用上、多くのメリットを有する直流送電が多方面で使用されている。日本国内の一部の地域においては、交流系統を連携する±500kVの直流送電が実施されており、さらに外国では、±800kVの直流送電が実施されている。
系統連携用の直流送電では、交流を直流に又は直流を交流に変換するための交直変換所が必要となる。この交直変換所には、交流と直流との変換の主要素となるサイリスタバルブやサイリスタバルブ側への入力電圧を適切な電圧に変換するための変換器用変圧器などが設けられている。
特開平9−9623号公報
ここで、上記した変換器用変圧器は、例えば、サイリスタバルブに接続される二次側の巻線については、変圧された交流電圧以外にも直流電圧が印加される。したがって、変換器用変圧器は、交流電圧に加え直流電圧に対する耐性を確保する必要がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、耐電圧性能を高めることができる変換器用変圧器及びその製造方法を提供することである。
実施の形態の変換器用変圧器は、第1及び第2のリード部材、複数の第1〜第3の障壁部材、並びに複数の挿入部材を備えている。第1のリード部材は、電力を導く。第2のリード部材は、第1のリード部材に、接続端子を介在させて接続されている。複数の第1の障壁部材は、第1のリード部材の周面をそれぞれ径方向に間隙を設けつつ多重に包囲する。複数の第2の障壁部材は、第2のリード部材の周面をそれぞれ径方向に間隙を設けつつ多重に包囲する。複数の第3の障壁部材は、複数の第1の障壁部材と複数の第2の障壁部材との間をそれぞれ繋ぎ合わせるようにして、接続端子の周面をそれぞれ径方向に間隙を設けつつ多重に包囲する。複数の挿入部材は、第1及び第2の障壁部材と第3の障壁部材との境界部分における径方向の間隙にそれぞれ挿入されている。
第1の実施形態に係る変換器用変圧器が設置された交直変換所における結線図。 図1の変換器用変圧器内の直流リード周辺の絶縁構造を示す断面図。 図2の絶縁構造を詳細に示す断面図。 図3に示す絶縁構造の一部を構成するダクトピースの平面図。 図4Aに示すダクトピースのA−A断面図。 比較例に係る変換器用変圧器の直流リード周辺の絶縁構造を示す断面図。 図5Aに示す絶縁構造に不具合が生じた場合の直流等電位線分布。 図5BのB部詳細図。 第2の実施形態に係る変換器用変圧器の直流リード周辺の絶縁構造を詳細に示す断面図。
以下、実施の形態を図面に基づき説明する。
[第1の実施の形態]
図1に示すように、本実施形態に係る変換器用変圧器2a、2bは、送電用の電力を交流から直流に変換するための交直変換所7に設置されている。変換器用変圧器2aは、例えば三相3巻線変圧器として構成され、一方、変換器用変圧器2bは、三相2巻線変圧器などとして構成されている。変換器用変圧器2a、2bは、交流系統を連携する例えば±500kVの直流送電などの用途に適用される。
交直変換所7には、バルブホール17と称する建屋が設置されている。バルブホール17内には、図1に示すように、複数のサイリスタバルブ16a、16bを有するサイリスタバルブ群3a、3b、変圧器用避雷器18a、18b、直流リアクトル用避雷器9、アノード−カソード間避雷器10などが設けられている。バルブホール17の屋外には、変換器用変圧器2a、2bの他、直流リアクトル8が設置されている。
変換器用変圧器2a、2bは、一次側が交流送電線路1に接続され、二次側がサイリスタバルブ群3a、3bに接続されている。サイリスタバルブ16a、16bは、変換器用変圧器2a、2bの二次側から入力された電力を交流から直流に順変換するための主要素である。サイリスタバルブ16a、16bには、運転実績、保守、点検の面から、空気絶縁方式のサイリスタバルブが適用されている。サイリスタバルブ群3a、3bの出力側は、直流リアクトル8を介して直流送電線路15に接続されている。
つまり、交直変換所7では、図1に示すように、交流送電線路1から入力された交流の電力は、変換器用変圧器2a、2b、サイリスタバルブ群3a、3bを通過する過程で直流の電力に変換され、さらに、直流リアクトル8を介して直流送電線路15に送電される。
ここで、本実施形態に係る変換器用変圧器内の直流リード周辺の絶縁構造について説明する。図2に示すように、本実施形態の変換器用変圧器は、油絶縁方式を適用しており、タンク内50に絶縁油25が充填されている。
絶縁油25が充填されたタンク内50には、図2に示すように、直流巻線11、巻線静電シールド26、直流リードとしての直流巻線リード12及び直流ブッシングリード14、接続端子24、アングルプレスボード19a、19b、19c、巻線リードバリア20a、20b、20c、接続端子バリア23a、23b、23c、直流ブッシングシールド27、ブッシングリードバリア21a、21b、21c、並びに、後述する図3に示すダクトピース5a、5b、5c、6a、6b、6cが、収容されている。
アングルプレスボード19a、19b、19c、巻線リードバリア20a、20b、20c、接続端子バリア23a、23b、23c、ダクトピース5a、5b、5c、6a、6b、6cは、いわゆるプレスボードを材料として構成されている。プレスボードは、例えば、木綿やクラフトパルプなどを厚く抄造し、加圧して乾燥させた絶縁材料である。
図2に示すように、電力を導く第1のリード部材である直流巻線リード12は、接続端子24を介在させて、第2のリード部材である直流ブッシングリード14に接続されている。接続端子24の周面には、絶縁紙が巻き付けられて、端子絶縁部22が形成されている。接続端子24を介して接続される直流巻線リード12及び直流ブッシングリード14は、二次側の巻線である直流巻線11と、変換器用変圧器外のサイリスタバルブ群3a、3bに繋げられている直流ブッシング28と、の間を接続する。上述した絶縁油25は、直流巻線11を冷却する冷却媒体としても機能する。
電界緩和用に設けられた巻線静電シールド26及び直流ブッシングシールド27は、直流巻線リード12によって巻線外に引き出される直流巻線11の端部と、直流ブッシング28の端部と、のそれぞれの周囲を絶縁紙で被覆することによって構成されている。
上述したアングルプレスボード19a、19b、19cは、図2に示すように、直流巻線11全体を絶縁するために、直流巻線11自体の周囲を多重に取り囲むようにして設けられている。アングルプレスボード19a、19b、19cには、直流巻線11の端部を引き出して、直流巻線リード12との接続を確保するために開口部19dが形成されている。アングルプレスボード19a、19b、19cは、巻線リードバリア20a、20b、20cにそれぞれ連続的に繋がるようにして接合されている。これにより、直流巻線11から後述する直流巻線リード12にわたっての絶縁構造が実現される。
図2、図3に示すように、第1の障壁部材として機能する複数の巻線リードバリア20a、20b、20cは、直流巻線リード12の周面12aを、それぞれ径方向(図3中の矢印D方向)に間隙を設けつつ多重に包囲する絶縁バリアである。つまり、巻線リードバリア20a、20b、20cは、入れ子構造を有しており、直流巻線リード12の軸心に対してそれぞれ同軸的に配置されている。
一方、第2の障壁部材として機能する複数のブッシングリードバリア21a、21b、21cは、図2、図3に示すように、直流ブッシングリード14の周面14aを、それぞれ径方向(矢印D方向)に間隙を設けつつ多重に包囲する絶縁バリアである。すなわち、ブッシングリードバリア21a、21b、21cは、巻線リードバリアと同様に入れ子構造を有しており、直流ブッシングリード14の軸心に対してそれぞれ同軸的に配置されている。なお、ブッシングリードバリア21a、21b、21cは、直流ブッシングリード14と共に、直流ブッシングシールド27の周囲を併せて多重に包囲している。
次に、接続端子24の周辺の絶縁構造について詳述する。図2、図3に示すように、第3の障壁部材として機能する複数の接続端子バリア23a、23b、23cは、複数の巻線リードバリア20a、20b、20cと複数のブッシングリードバリア21a、21b、21cとの間をそれぞれ繋ぎ合わせるようにして、端子絶縁部22の形成された接続端子24の周面を、それぞれ径方向(矢印D方向)に間隙を設けつつ多重に包囲する絶縁バリアである。複数の接続端子バリア23a、23b、23cは、接続端子24の軸心に対してそれぞれ同軸的に配置されており、上述した巻線リードバリア及びブッシングリードバリアと同様に入れ子構造で形成されている。
図3に示すように、巻線リードバリア20a、20b、20cと接続端子バリア23a、23b、23cとの境界部分は、いわゆるスカーフ接続によって、ラップ接続部55a、55b、55cとして構成されている。スカーフ接続は、接合される端部どうしにテーパを設けて互いを重ね合わせる(ラップさせる)接合方法である。同様に、ブッシングリードバリア21a、21b、21cと接続端子バリア23a、23b、23cとの境界部分は、スカーフ接続によってラップ接続部56a、56b、56cとして構成されている。
したがって、巻線リードバリア20a、20b、20c(又はブッシングリードバリア21a、21b、21c)の端部と、接続端子バリア23a、23b、23cの端部とは、径方向(矢印D方向)からみて互いに重なり合う状態で繋ぎ合わされている。より具体的には、接続端子バリア23a、23b、23cは、自身の両端部を、巻線リードバリア20a、20b、20cの端部及びブッシングリードバリア21a、21b、21cの端部に、外周側から巻き付けるようにして配置されている。
図3に示すように、上述したラップ接続部55a、55b、55c、56a、56b、56cには、それぞれの外周側から、絶縁紙がテープ状に形成された絶縁テープを、巻き付けることによって、絶縁テープ巻付部29a、29b、29c、30a、30b、30cが構成されている。
ここで、多重の接続端子バリア23a、23b、23cをそれぞれ間に挟む多重の巻線リードバリア20a、20b、20cと多重のブッシングリードバリア21a、21b、21cとの間の軸方向(矢印L方向)におけるそれぞれの離間距離(ラップ接続部どうしの離間距離)は、これら絶縁バリアの軸心側から外周側に向かうにつれて段階的に長くなるように構成されている。この構成により、接続端子バリア23a、23bを、巻線リードバリア20a、20b及びブッシングリードバリア21a、21bの外周側から巻き付けて配置する際や、外周側から絶縁テープを巻き付けて絶縁テープ巻付部29a、29b、30a、30bを構成する際に、このような巻き付け対象の部材と、巻き付け対象の部材からみて外周側に位置する巻線リードバリア20b、20c、ブッシングリードバリア21b、21cと、が物理的に干渉して障害になることを回避することができる。
また、接続端子バリア23a、23b、23cは、図3に示すように、絶縁テープ巻付部29a、29b、29c、30a、30b、30cによって、巻線リードバリア20a、20b、20c側及びブッシングリードバリア21a、21b、21c側に押圧された状態となる。
さらに、本実施形態の変換器用変圧器では、挿入部材として機能する前述した複数のダクトピース5a、5b、5c、6a、6b、6cが配置されている。ダクトピース5a、5b、5c、6a、6b、6cは、ラップ接続部55a、55b、55c、56a、56b、56cが構成された位置の径方向(矢印D方向)の間隙にそれぞれ挿入されている。つまり、ラップ接続部55a、55b、55c、56a、56b、56cは、絶縁テープ巻付部29a、29b、29c、30a、30b、30cとダクトピース5a、5b、5c、6a、6b、6cとで、径方向(D方向)の内外周両側から挟持されている。
具体的には、ダクトピース5a、5b、5c、6a、6b、6cは、図4A、図4Bに示すように、それぞれ環状(リング状)に構成されている。ダクトピース5a、6aの内径は、例えば略円柱状に形成された直流巻線リード12及び直流ブッシングリード14の最外径に嵌合するサイズで構成されている。一方、ダクトピース5a、6aの外径は、例えば略円筒状に形成された巻線リードバリア20aの内径、ブッシングリードバリア21aの最小の内径、及び接続端子バリア23aの内径(ラップ接続部55a、56aの内径)に嵌合するサイズで構成されている。
詳述すると、図3、図4Bに示すように、環状のダクトピース5a、6aの径方向(D方向)の厚さは、直流巻線リード12及び直流ブッシングリード14の外径部分とラップ接続部55a、56aの内径部分との間の間隙に嵌合する厚さで構成されている。また、環状のダクトピース5b、6bの径方向の厚さは、絶縁テープ巻付部29a、30aの外径部分とラップ接続部55b、56bの内径部分との間の間隙に嵌合する厚さで構成されている。さらに、環状のダクトピース5c、6cの径方向の厚さは、絶縁テープ巻付部29b、30bの外径部分とラップ接続部55c、56cの内径部分との間の間隙に嵌合する厚さで構成されている。
また、図3、図4Bに示すように、ダクトピース5a、5b、5c、6a、6b、6cの軸方向(L方向)の幅は、ラップ接続部55a、55b、55c、56a、56b、56cにおいて、スカーフ接続されたテーパ部分についての軸方向(L方向)の長さ以上の幅でそれぞれ形成されている。さらに、絶縁テープ巻付部29a、29b、29c、30a、30b、30cの幅は、上記したダクトピースの幅以上のサイズに形成されている。
ここで、複数のダクトピース5a、5b、5c、6a、6b、6cのうち、ラップ接続部55a、55b、55c、56a、56b、56cを、径方向(D方向)の内外周両側から挟んで互いに隣接するダクトピースどうし(例えばダクトピース5b、5cの組や、ダクトピース6a、6bの組)は、径方向からみて互いの外形部分の少なくとも一部が重なり合う位置関係にある。
したがって、前述したように、ラップ接続部どうしの軸方向(L方向)に沿った離間距離は、接続端子バリアなどの軸心側から外周側に向かうにつれて段階的に長くなるように構成されてはいるものの、上記の位置関係でダクトピースを配置していることで、ラップ接続部55a、55b、55c、56a、56b、56cは、絶縁テープ巻付部29a、29b、29c、30a、30b、30cとダクトピース5a、5b、5c、6a、6b、6cとによって、径方向(D方向)の内外周両側から、確実に挟持される。
また、図3、図4A、図4Bに示すように、ダクトピース5a、5b、5c、6a、6b、6cは、それぞれが複数に分割可能な構造を有している。ダクトピース5a、5b、5c、6a、6b、6cは、それぞれ、半円環状の分割ピース31及び分割ピース32に分割することができる。この構成により、直流巻線リード12及び直流ブッシングリード14どうしが、接続端子24を介して既に接続された状態であっても、これらのリードの外周部分、並びに、巻線リードバリア20a、20b及びブッシングリードバリア21a、21bの外周部分に対して、分割ピース31及び分割ピース32を個別に装着することで、結果的に円環状のダクトピースを配置することが可能となる。
次に、図5A、図5B、図5Cに基づき、比較例の変換器用変圧器における直流リード周辺の絶縁構造について説明する。比較例の変換器用変圧器は、図5Aに示すように、上記したダクトピース及び例えば絶縁テープ巻付部を省いたかたちで構成されている。
ここで、変換用変圧器の運転時において、交直変換用のサイリスタバルブに接続される二次側の直流巻線11、直流巻線リード12及び直流ブッシングリード14には、変圧された交流電圧以外にも直流電圧が印加される。したがって、変換器用変圧器は、交流電圧に加え直流電圧に対する絶縁設計が必要となる。
特に、油絶縁方式の変換器用変圧器は、上述したリードに直流電圧が印加されると、絶縁油に比べて、体積抵抗率の大きいプレスボード製の絶縁バリア(巻線リードバリア、接続端子バリア及びブッシングリードバリア)には、大きな直流電界が加わることになる。したがって、油絶縁方式の変換器用変圧器では、耐電圧性の観点から、絶縁バリア及び絶縁油のそれぞれに適当な電界が加わるように設計的配慮がなされている。
例えば、絶縁バリアを多重構造にする理由は、プレスボード製の絶縁バリアの絶縁強度が絶縁油単体よりも大きいことや、絶縁バリアで区分される絶縁油体積に対して絶縁油の破壊電界が負の依存性を有するため、絶縁油体積を細分化して絶縁油部分の耐圧を高め絶縁の強化を図るためである。より具体的には、変換器用変圧器の工場試験においては、直流巻線に直流電圧を印加する一方で、交流巻線を接地する場合がある。この際、体積抵抗率の大きいプレスボード製の絶縁バリアに大きな電界が加わり、体積抵抗率の小さい絶縁油にはあまり電界が加わらないことになる。つまり、プレスボード製の絶縁バリアの直流耐圧は、絶縁油の数倍以上大きいため、絶縁バリアに支障がなければ、直流巻線やリードの直流耐圧は十分に確保できることになる。
ここで、図5Aに示すように、接続端子バリア23a、23b、23cの取り付けは、上述したように、先に取り付けておいた巻線リードバリア20a、20b、20cの端部及びブッシングリードバリア21a、21b、21cの端部に、接続端子バリア23a、23b、23cのそれぞれの両端部を、外周側から重ね合わせる(ラップさせる)ように巻き付けることによって行われる。
この場合、ラップ接続部55a、55b、55c、56a、56b、56cのテーパどうしを密着させる密着力は、接続端子バリア23a、23b、23cの巻き付けによって各ラップ接続部の外周側から主に得られるものである。この一方で、各ラップ接続部の内周側からテーパどうしを密着させる力は、構造上、弱い力になる。さらに、プレスボード製の絶縁バリアは、構成材料に表面加工や乾燥処理を施したときに生じた微少な変形や反りを有している。これらが要因となって、各ラップ接続部の内周側は、テーパどうしの密着が損なわれて隙間が生じやすく、また密着状況の目視による確認も難しいため、直流絶縁を行う上での課題になっている。
この課題を図5B、図5Cに基づき詳述する。図5B、図5Cは、ラップ接続部のテーパどうしの密着性が損なわれた場合の直流等電位線33の分布を示している。具体的には、巻線リードバリア20bと接続端子バリア23bとの境界部分を構成するラップ接続部55bの一部に隙間34が生じた場合の直流等電位線33の分布を例示している。図5B、図5Cに示すように、直流等電位線33は、絶縁油25よりも抵抗率の高いプレスボード製の巻線リードバリア20b内及び接続端子バリア23b内を通っているが、隙間34の位置では、直流等電位線33が隙間34の油隙を横断している。このため、プレスボード製の絶縁バリアよりも絶縁耐力の小さい絶縁油内の上記隙間34(油隙)に、直流等電位線33が密になる電界集中が生じており、この部位が絶縁上の弱点となっている。
これに対して、本実施形態に係る変換器用変圧器は、図3に示すように、絶縁テープ巻付部29a、29b、29c、30a、30b、30cとダクトピース5a、5b、5c、6a、6b、6cとによって、ラップ接続部55a、55b、55c、56a、56b、56cを内外から挟持していることで、各ラップ接続部の密着性を高めることができる。これにより、絶縁油25中に生じ得る直流電界の集中を抑制できるので、直流耐圧を向上させることができる。
次に、本実施形態に係る変換器用変圧器の直流リード周辺における絶縁構造の製造方法について説明する。まず、図2、図3に示す巻線リードバリア20a、20b、20cにより周面12aが多重に包囲された状態の直流巻線リード12と、ブッシングリードバリア21a、21b、21cにより周面14aが多重に包囲された状態の直流ブッシングリード14と、を接続端子24を介在させて互いに接続する。次に、リード間に介在させたこの接続端子24の周面に絶縁紙を巻き付けて端子絶縁部22を形成する。
続いて、直流巻線リード12及び直流ブッシングリード14の周面12a、14aと、最内周側に位置する巻線リードバリア20a及びブッシングリードバリア21aどうしの対向する個々の端部(ラップ接続部55a、56a)における内周面と、の間の径方向(D方向)の間隙に、ダクトピース5a、6aを、一部分を残してそれぞれ挿入する。
ダクトピース5a、6aを挿入する際には、分割ピース31及び分割ピース32に分割した状態で、各々を個別に挿入する。次に、一部分(非挿入部分)を残してダクトピース5a、6aの挿入された巻線リードバリア20aとブッシングリードバリア21aとの間を繋ぎ合わせるようにすると共にダクトピース5a、6aの非挿入部分を覆うようにして、接続端子バリア23aを外周側から巻き付けることにより、端子絶縁部22の形成された接続端子24の周面を包囲する。
さらに、巻線リードバリア20a及びブッシングリードバリア21aと、接続端子バリア23aと、の境界のラップ接続部55a、56aに、外周側から絶縁テープを巻き付けることによって、絶縁テープ巻付部29a、30aを形成する。この後、同様に、ダクトピース5b、6bの挿入、接続端子バリア23bの形成、絶縁テープ巻付部29b、30bの形成、ダクトピース5c、6cの挿入、接続端子バリア23cの形成、絶縁テープ巻付部29c、30cの形成、を順次行うことによって、図3に示すように、直流リード周辺の絶縁構造を完成させる。
既述したように、本実施形態に係る変換器用変圧器によれば、絶縁テープ巻付部とダクトピースとの間で、ラップ接続部を内外周両側から挟持することによって、ラップ接続部の密着性を高めることができる。これにより、絶縁油中での直流電界の集中などを抑制できるので、耐電圧性能を向上させることができる。また、本実施形態の変換器用変圧器によれば、耐電圧性能が高められたことで絶縁構造部分を小さく構成することが可能となり、これによって、変換器用変圧器自体の小形化を図ることができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施形態を図6に基づき説明する。なお、図6において、図3に示した第1の実施形態中の構成要素と実質的に同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態の変換器用変圧器は、第1の実施形態の変換器用変圧器が備えていた巻線リードバリア20a、20b、20c、ブッシングリードバリア21a、21b、21c及び接続端子バリア23a、23b、23cに代えて、巻線リードバリア70a、70b、70c、ブッシングリードバリア71a、71b、71c及び接続端子バリア73a、73b、73cを備えている。また、本実施形態の変換器用変圧器は、第1の実施形態のダクトピース5a、5b、5c、6a、6b、6cに加え、これらのダクトピースと同一の構造のダクトピース37a、37b、37cをさらに備えている。
図6に示すように、接続端子バリア73a、73b、73cは、それぞれが軸方向(L方向)に分割可能な構造を有している。接続端子バリア73a、73b、73cは、軸方向(L方向)の長さをそれぞれほぼ二等分した分割リードバリア78a、78b、78cと分割リードバリア79a、79b、79cとから構成される。分割構造の分割リードバリア78a、78b、78cと分割リードバリア79a、79b、79cとの境界部分は、図6に示すように、端部どうしにテーパを設けて互いを重ね合わせるスカーフ接続によって、ラップ接続部77a、77b、77cとして構成されている。
図6に示すように、ラップ接続部77a、77b、77cのそれぞれの外周側には、絶縁テープ巻付部39a、39b、39cが形成されている。また、ラップ接続部(分割を可能にする構造部分)77a、77b、77cにおける径方向(D方向)の間隙には、円環状のダクトピース37a、37b、37cがそれぞれ挿入さている。
ここで、本実施形態の変換器用変圧器では、接続端子バリア73a、73b、73cを間に挟む多重の巻線リードバリア70a、70b、70cと多重のブッシングリードバリア71a、71b、71cとの間の軸方向(矢印L方向)に沿ったそれぞれの離間距離(ラップ接続部55a、55b、55cとラップ接続部56a、56b、56cとの間の離間距離)は、全て同一の長さで構成されている。
また、複数のダクトピース5a、5b、5c、6a、6b、6c、37a、37b、37cのうち、ラップ接続部55a、55b、55c、56a、56b、56c、77a、77b、77cを、径方向(D方向)の内外周両側から挟んで互いに隣接するダクトピースどうし(例えばダクトピース5b、5cの組や、ダクトピース37a、37bの組)は、径方向(D方向)からみて互いの外形部分の全体が重なり合う位置関係にある。
次に、本実施形態に係る変換器用変圧器の直流リード周辺における絶縁構造の製造方法について説明する。まず、図6に示す巻線リードバリア70a、70b、70c及びブッシングリードバリア71a、71b、71cでそれぞれ多重に包囲された状態の直流巻線リード12及び直流ブッシングリード14の周面12a、14aと、最内周側に位置する巻線リードバリア20a及びブッシングリードバリア21aどうしの対向する個々の端部(ラップ接続部55a、56a)における内周面と、の間の径方向(D方向)の間隙に、ダクトピース5a、6aを、一部分を残してそれぞれ挿入する。
続いて、図6に示す直流巻線リード12と直流ブッシングリード14とを接続端子24を介在させて互いに接続する。さらに、リード間に介在させたこの接続端子24の周面に絶縁紙を巻き付けて端子絶縁部22を形成する。次いで、後に配置されるラップ接続部77aと端子絶縁部22表面との間に挟まれることなる当該端子絶縁部22上の所定位置にダクトピース37aを配置する。
次に、ダクトピース37aを外周側から覆うようにして分割リードバリア78aを巻き付けつつ、巻線リードバリア70aの内周側とダクトピース5aの外周側との間のテーパ状の隙間部分にこの分割リードバリア78aのテーパ状の端部をスライドさせるようにして差し込む。これによってラップ接続部55aを構成する。続いて、ダクトピース37aとダクトピース6aとの間の領域を外周側から覆うようにして分割リードバリア79aを巻き付けて、ラップ接続部77a、56aと共に接続端子バリア73aを形成する。
さらに、ラップ接続部55a、77a、56aに、外周側から絶縁テープをそれぞれ巻き付けることによって、絶縁テープ巻付部29a、39a、30aを形成する。この後、同様に、ダクトピース5b、6b、37bの配置、分割リードバリア78b、79bの巻き付けによる接続端子バリア73bの形成、絶縁テープ巻付部29b、39b、30bの形成、ダクトピース5c、6c、37cの配置、分割リードバリア78c、79cの巻き付けによる接続端子バリア73cの形成、絶縁テープ巻付部29c、39c、30cの形成、を順次行うことによって、図6に示すように、直流リード周辺の絶縁構造を完成させる。
このように、本実施形態の変換器用変圧器は、前述した手順で多重の絶縁構造を形成するので、接続端子バリア73a、73b、73cをそれぞれ間に挟む多重の巻線リードバリアと多重のブッシングリードバリアとの間の離間距離を、全て同一の長さで構成することを可能にする。すなわち、本実施形態では、分割構造の接続端子バリアを適用していることで、外周側に位置する巻線リードバリア及びブッシングリードバリアの各端部が物理的な障害になることなく、多重の接続端子バリアを組み付けることができる。これにより、第1の実施形態とは異なり、内周側に位置する絶縁バリア間の離間距離に対して、外周側に位置する絶縁バリア間の離間距離をあえて長くする必要がないので、変換器用変圧器のさらなる小型化を図ることができる。
また、本実施形態の変換器用変圧器では、上述したように、ラップ接続部を、径方向(D方向)の内外周両側から挟んで互いに隣接するダクトピースどうしは、前記径方向からみて互いの外形部分の全体が重なり合う位置関係にある。したがって、本実施形態の変換器用変圧器によれば、レイアウト上の重なりを多くしたダクトピースと絶縁テープ巻付部との間でラップ接続部をより確実に挟持できるので、ラップ接続部の密着性が向上し、耐電圧性能を高めることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
なお、第1、第2の実施形態では、図2、図3、図6に示したように、巻線リードバリア、ブッシングリードバリア、接続端子バリアをそれぞれ3重に配置する例を示したが、間隙にダクトピースが適宜挿入された例えば7重以上の多重構造を持つ絶縁バリアを構成してもよい。
2a,2b…変換器用変圧器、5a,5b,5c,6a,6b,6c,37a,37b,37c…ダクトピース、12…直流巻線リード、12a…直流巻線リードの周面、14…直流ブッシングリード、14a…直流ブッシングリードの周面、20a,20b,20c,70a,70b,70c…巻線リードバリア、21a,21b,21c,71a,71b,71c…ブッシングリードバリア、22…端子絶縁部、23a,23b,23c,73a,73b,73c…接続端子バリア、24…接続端子、29a,29b,29c,30a,30b,30c,39a,39b,39c…絶縁テープ巻付部、31,32…分割ピース、50…タンク内、55a,55b,55c,56a,56b,56c,77a,77b,77c…ラップ接続部、78a,78b,78c,79a,79b,79c…分割リードバリア、D…径方向、L…軸方向。

Claims (11)

  1. 電力を導く第1のリード部材と、
    前記第1のリード部材に接続端子を介在させて接続された第2のリード部材と、
    前記第1のリード部材の周面をそれぞれ径方向に間隙を設けつつ多重に包囲する複数の第1の障壁部材と、
    前記第2のリード部材の周面をそれぞれ径方向に間隙を設けつつ多重に包囲する複数の第2の障壁部材と、
    前記複数の第1の障壁部材と前記複数の第2の障壁部材との間をそれぞれ繋ぎ合わせるようにして、前記接続端子の周面をそれぞれ径方向に間隙を設けつつ多重に包囲する複数の第3の障壁部材と、
    前記第1及び第2の障壁部材と前記第3の障壁部材との境界部分における前記径方向の間隙にそれぞれ挿入された複数の挿入部材と、
    を具備する変換器用変圧器。
  2. 前記複数の挿入部材は、それぞれが複数に分割可能な構造を有する、
    請求項1記載の変換器用変圧器。
  3. 前記複数の挿入部材は、それぞれ環状に構成されている、
    請求項1又は2記載の変換器用変圧器。
  4. 前記境界部分は、前記第1又は第2の障壁部材の端部と前記第3の遮蔽部材の端部とが、前記径方向からみて互いに重なり合う状態で繋ぎ合わされている、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の変換器用変圧器。
  5. 前記複数の第3の障壁部材をそれぞれ間に挟む前記複数の第1の障壁部材と前記複数の第2の障壁部材との間のそれぞれの離間距離は、これらの障壁部材の軸心側から外周側に向かうにつれて段階的に長くなるように構成されている、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の変換器用変圧器。
  6. 前記複数の挿入部材のうち、前記径方向の内外両側から前記境界部分を挟んで互いに隣接する挿入部材どうしは、前記径方向からみて互いの外形部分の少なくとも一部が重なり合う位置関係にある、
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載の変換器用変圧器。
  7. 前記複数の第3の障壁部材は、それぞれが軸方向に分割可能な構造を有し、
    前記複数の挿入部材は、前記複数の第3の障壁部材毎の分割可能な構造部分における前記径方向の間隙にも挿入される、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の変換器用変圧器。
  8. 前記複数の挿入部材のうち、前記径方向の内外両側から前記境界部分を挟んで互いに隣接する挿入部材どうしは、前記径方向からみて互いの外形部分の全体が重なり合う位置関係にある、
    請求項7記載の変換器用変圧器。
  9. 前記第1及び第2のリード部材には、交流電圧及び直流電圧が印加される、
    請求項1ないし8のいずれか1項に記載の変換器用変圧器。
  10. 前記第1及び第2のリード部材、前記複数の第1〜第3の障壁部材、並びに前記複数の挿入部材は、絶縁油が充填されたタンクの内部に収容されている、
    請求項1ないし9のいずれか1項に記載の変換器用変圧器。
  11. 複数の第1の障壁部材により径方向にそれぞれ間隙を設けつつ周面が多重に包囲された第1のリード部材と、複数の第2の障壁部材により径方向にそれぞれ間隙を設けつつ周面が多重に包囲された第2のリード部材と、を接続端子を介在させて接続する工程と、
    前記接続端子の周面に絶縁部を形成する工程と、
    前記第1及び第2のリード部材における各々の周面と、最内周側に位置する前記第1及び第2の障壁部材どうしの対向する個々の端部における内周面と、の間の前記径方向の間隙に、挿入部材をそれぞれ挿入する工程と、
    前記挿入部材が挿入された前記最内周側に位置する第1の障壁部材と第2の障壁部材との間を繋ぎ合わせるようにして第3の障壁部材を巻き付けることにより、前記絶縁部の形成された前記接続端子の周面を包囲する工程と、
    前記最内周側に位置する第1及び第2の障壁部材と前記第3の障壁部材との境界部分に外周側から絶縁テープを巻き付ける工程と、
    を少なくとも有する変換器用変圧器の製造方法。
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