JP5942690B2 - 電気自動車 - Google Patents

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本発明は、電気モータを走行駆動源とする電気自動車に関する。
特許文献1に記載の電気自動車は、蓄電池を走行用直流電源として、交流電源に変換して誘導電動機を駆動する。さらに緊急時の電源として、駆動用エンジンで発電機を駆動して電力を得ることができる。得られた電力は、走行中には蓄電池の充電並びに走行用電源に使われる。
特許文献2に記載の電気自動車は、走行用モータを駆動する電源としてのバッテリと、空調装置の駆動源としての小型エンジンと、小型エンジンによって駆動される発電機と、を備える。暖房時には、小型エンジンの排熱を利用して暖房を行うともに、発電機の発電をバッテリに充電できる。さらに冷房時には、小型エンジンにより圧縮機を駆動して、エバポレータで冷風を作り、バッテリの電力を用いることなく空調を制御できる。
特許第2596488号公報 特開2010−12970号公報
通常、電気自動車では、バッテリの電力を用いて、走行用モータを駆動して走行し、電気ヒータを運転して暖房を行い、電動圧縮機を運転して冷房を行う。また、バッテリの蓄電できるエネルギー密度は大きくないため、電気自動車は、ガソリン、軽油等の化石燃料を走行用の燃料とするガソリン車等に比べて、航続走行距離が短くなる。また、ガソリン車等はエンジンの排熱を暖房に利用できるが、電気自動車では、電気ヒータで暖房を行うことが航続走行距離を短くする一因になっている。
そこで、特許文献1、2によれば、発電用のエンジンと発電機とを搭載し、バッテリの電力が不足する時にエンジンを駆動させることで、発電と排熱の両方を空調に利用するとともに、電力消費の低減によって、航続走行距離の延長を図っている。しかしながら、前述のガソリン車等は、燃料に炭素を含むため、大気中への二酸化炭素の排出ゼロを実現することができない。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、空調能力を確保しつつ、航続走行距離の延長及び二酸化炭素排出の抑制とが図れる電気自動車を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の電気自動車に係る発明は、アンモニア錯体を内蔵する錯体タンク(30)と、錯体タンクから放出されるアンモニアを発電するための燃料として用いる発電手段(40)と、錯体タンクからアンモニアが放出されるときの吸熱作用を利用して冷房を提供し、錯体タンクへアンモニアが吸収されるときの発熱作用を利用して暖房を提供する空調装置(22)と、発電手段によって発電される電力を蓄電するバッテリ(4)と、発電手段によって発電される電力を使用して駆動輪を駆動させる走行用モータ(211)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、錯体タンクからアンモニアが放出される場合に発電手段によって発電するとともに、放出されたアンモニアの吸熱作用により冷房を提供することができ、また、錯体タンクへアンモニアが吸収される場合にアンモニアの発熱作用により暖房を提供することができる。さらに錯体タンクから放出されるアンモニアを燃料として発電した電力は、バッテリに蓄電されたり、走行用モータの駆動に用いられたりする。このように、アンモニアは炭素を含まない燃料であるため、燃料として用いられる際に大気中へ二酸化炭素を排出せずに電気自動車の走行用電力を得ることができるとともに、アンモニアの放出、吸収によって生じる熱の利用により、空調を実施することができる。したがって、空調能力を確保しつつ、航続走行距離の延長及び二酸化炭素排出の抑制とが図れる電気自動車を提供することができるのである。
特許請求の範囲及び上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
る。
本発明を適用する第1実施形態に係る電気自動車の概要構成を示す構成図である。 本発明に適用できるアンモニア錯体とその放出・吸収温度を示した図表である。 本発明を適用する第2実施形態に係る電気自動車の概要構成を示す構成図である。 本発明を適用する第3実施形態に係る電気自動車の概要構成を示す構成図である。 第3実施形態の電気自動車においてアンモニアの放熱及び吸収と温度及び圧力との関係を説明するための模式図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
本発明を適用する第1実施形態に係る電気自動車1について、図1及び図2を参照して説明する。電気自動車1は、アンモニア錯体を燃料として用いることにより、空調、発電を行う車両である。アンモニア錯体とは、アンモニアを配位子とする錯体である。
図1に示すように、電気自動車1は、車室内に供給する空気を空調するための空調ユニット2と、アンモニア錯体を燃料として用いて空調、発電を行う燃料ユニット3と、車両の駆動輪を駆動する走行用モータ211と、発電した電力を蓄電し、蓄電された電力が走行用モータ211等の運転に使用されるバッテリ4と、各種の電動部品を制御する制御装置5と、を備える。空調ユニット2は、電動圧縮機200、凝縮器201、減圧装置203、及び蒸発器204を配管により環状に接続して構成される冷凍サイクル装置20と、アンモニアを利用した空調装置の一例である熱交換器22と、ヒータコア213と、を備える。
バッテリ4は、充電、放電が随時可能な二次電池であり、複数の電池セルを通電可能に接続してなる組電池で構成される。各電池セルは、例えばニッケル水素二次電池、リチウムイオン電池、有機ラジカル電池であり、例えば筐体内に収納された状態で自動車の座席下、後部座席とトランクルームとの間の空間、運転席と助手席の間の空間などに配置される。
電動圧縮機200は、電動モータによって駆動される吐出容量可変式の流体機械である。送風機202は、凝縮器201に対して熱交換コア部を通過する空気を供給し、当該空気は、電動圧縮機200によって吐出された冷媒が凝縮器201で凝縮する際に熱交換して加熱される。送風機205は、蒸発器204に対して熱交換コア部を通過する空気を供給し、当該空気は、減圧装置203で減圧された冷媒が蒸発器204で蒸発する際に熱交換して冷却される。この蒸発器204で冷却された空気は、車室内に冷房空気として送風される。
ヒータ回路21は、電動ポンプ210、走行用モータ211、アンモニアを燃料とする内燃機関212、及びヒータコア213を配管により環状に接続して構成される流体循環回路である。当該流体には、例えば、水、エチレングリコール等の冷却水を用いることができる。電動ポンプ210は、電動モータによって駆動される流量可変式の流体機械である。また、送風機205は、ヒータコア213に対しても熱交換コア部を通過する空気を供給する。
これらの構成により、電動ポンプ210が駆動されると、当該流体は、ヒータ回路21中を循環し、走行用モータ211、内燃機関212を流通する際にこれらの熱を吸熱して加熱され、ヒータコア213を流通するときに放熱する。したがって、ヒータコア213は、走行用モータ211を含む発熱体の熱によって加熱された流体と、送風機205による送風空気とが熱交換して空気を加熱する。当該加熱された空気は、車室内に供給されて、車室内の暖房やシート暖房に活用される。また、当該加熱された空気をバッテリ4、走行用モータ211、インバータ等に送風するように構成すれば、低温始動時の熱源として利用でき、暖機運転を実施することができる。
また、ヒータ回路21には、ラジエータを設けるようにしてもよい。ラジエータは、内燃機関212、走行用モータ211等によって温度上昇した流体を冷却する放熱用熱交換器である。ラジエータは、例えば、車両前部のグリルの後方となるエンジンルーム内の前方に配置することができる。また、ラジエータには、送風機によって供給される冷却用空気を通過させ、ラジエータの内部を流通する流体を冷却することができる。
燃料ユニット3は、1種類のアンモニア錯体を内蔵する錯体タンク30と、錯体タンク30から放出されたアンモニアを貯えるアンモニアタンク31と、アンモニアが錯体タンク30とアンモニアタンク31間に強制的に流通するタンク間回路32と、アンモニアが錯体タンク30及び熱交換器22に循環する空調用回路34と、を備える。空調用回路34には、錯体タンク30内のアンモニアを熱交換器22に供給するとともに、熱交換器22から錯体タンク30内へアンモニアを戻す電動ポンプ340が設けられている。電動ポンプ340は、電動モータによって駆動される流量可変式の流体機械である。
アンモニア錯体には、図2の図表に示す各種の錯体を使用することができる。これらのアンモニア錯体は、その特性として、吸収及び放出の発生する温度が図示するように定められている。錯体タンク30に内蔵するアンモニア錯体は、使用温度に適合したものを採用すればよい。また、電気自動車1には、図示するように幅広い温度範囲で利用できるアンモニア錯体を選択することができる。
タンク間回路32には、アンモニアタンク31と錯体タンク30を連絡する通路を開閉する電磁弁321が設けられ、電磁弁321が通路を開放する開状態であるときに錯体タンク30内のアンモニアをアンモニアタンク31に供給する電動圧縮機320が設けられている。電動圧縮機320は、錯体タンク30内のアンモニアを取り出して、アンモニアタンク31に加圧貯蔵する働きをする。アンモニアタンク31と内燃機関212は、アンモニア供給通路33によって連結されている。アンモニア供給通路33には、アンモニアタンク31と内燃機関212間を連通状態及び遮断状態にする電磁弁330が設けられている。したがって、アンモニアタンク31内に加圧貯蔵されたアンモニアは、電磁弁330が通路を開放する開状態であるときに内燃機関212に供給され、内燃機関212でアンモニアが燃料として活用される。
内燃機関212には、機械エネルギーから電気エネルギーを得る電力機器である発電機40が連結されている。内燃機関212は、アンモニア燃料を用いて運転することにより発電機40を動かす動力源を発電機40に対して供給する。発電機40は、内燃機関212から得られた動力を用いて発電した電力をバッテリ4に供給する。当該電力はバッテリ4に蓄電される。バッテリ4は、蓄電した電力を、走行用モータ211、電動圧縮機200、送風機202、送風機205、電動ポンプ210、電動圧縮機320、電動ポンプ340、電磁弁321、電磁弁330等の電源電力として供給する。制御装置5は、所定のプログラム及び各種の制御情報を用いた演算結果に基づいて、走行用モータ211、電動圧縮機200、送風機202、送風機205、電動ポンプ210、電動圧縮機320、電動ポンプ340、電磁弁321、電磁弁330等の作動を制御する。
錯体タンク30には、所定のアンモニア錯体が内蔵されており、図3に示す例では、(1)CaCl・4NH+4NHと(2)CaCl・8NHとの間で可逆反応が起こるアンモニア錯体が内蔵されている。すなわち、錯体タンク30では、(1)の状態から(2)の状態に反応が進むと、アンモニアが吸収されることになり、(2)の状態から(1)の状態に反応が進むと、アンモニアが放出されることになる。
このように錯体タンク30内部にアンモニアが発生する状態で電動圧縮機320が駆動されると、タンク間回路32を介して錯体タンク30内部のアンモニアがアンモニアタンク31に供給され、加圧された状態で貯蔵される。また、電磁弁321が開状態に制御されると、アンモニアタンク31内部のアンモニアがタンク間回路32を介して錯体タンク30に供給される。錯体タンク30内部のアンモニアが増加すると、錯体タンク30内部では、(1)の状態から(2)の状態への反応が進むようになる。したがって、発電機40による発電要求の可否に応じて、制御装置5によって電動圧縮機320及び電磁弁321が制御されることにより、錯体タンク30とアンモニアタンク31との間でタンク間回路32を介したアンモニアの供給と受給を継続的に行うことができる。
また、錯体タンク30内部にアンモニアが発生する状態で電動ポンプ340が駆動されると、空調用回路34を介して錯体タンク30内部のアンモニアが熱交換器22に供給され、アンモニアの吸熱作用により送風機205から供給される空気が冷却される。そして、車室内への送風空気を冷却したアンモニアは、空調用回路34を介して錯体タンク30に戻される。錯体タンク30内部のアンモニアが増加すると、錯体タンク30内部では、(1)の状態から(2)の状態への反応が進み、アンモニアが吸入されるためアンモニア錯体は発熱する。この状態で電動ポンプ340が駆動されると、空調用回路34を介してアンモニア錯体が熱交換器22に供給され、発熱作用により送風機205から供給される空気が加熱される。そして、車室内への送風空気を加熱したアンモニア錯体は、空調用回路34を介して錯体タンク30に戻される。
このように熱交換器22は、錯体タンク30からアンモニアが放出されるときの吸熱作用を利用して冷房を提供し、錯体タンク30へアンモニアが吸収されるときの発熱作用を利用して暖房を提供する。すなわち、熱交換器22は、錯体タンク30からのアンモニア及びアンモニア錯体の供給により、冷房用の熱源と暖房用の熱源とを獲得でき、冷凍サイクル装置20とは独立して個別に作動する冷暖房可能な空調装置を構成する。したがって、熱交換器22は、冷凍サイクル装置20を作動させることなく、電動ポンプ340の運転のみの電力消費により、暖房と冷房を提供することができる。熱交換器22が提供する暖房は、バッテリ4、走行用モータ211、インバータ等に与えるように構成すれば、低温始動時の暖機運転を実施することができる。熱交換器22が提供する冷房は、バッテリ4、走行用モータ211、インバータ等に与えるように構成すれば、所望の機能を発揮し得る適正温度となるように冷却運転を実施することができる。
次に、本実施形態の電気自動車1がもたらす作用効果について説明する。電気自動車1は、アンモニア錯体を内蔵する錯体タンク30と、錯体タンク30から放出されるアンモニアを発電するための燃料として用いる内燃機関212及び発電機40と、錯体タンク30からアンモニアが放出されるときの吸熱作用を利用して冷房を提供し、錯体タンク30へアンモニアが吸収されるときの発熱作用を利用して暖房を提供する熱交換器22と、発電機40によって発電される電力を蓄電するバッテリ4と、発電機40によって発電される電力を使用して駆動輪を駆動させる走行用モータ211と、を備える。
この構成によれば、錯体タンク30からアンモニアが放出される場合に発電機40によって発電するとともに、放出されたアンモニアの吸熱作用により冷房を提供することができる。また、錯体タンク30へアンモニアが吸収される場合にはアンモニアの発熱作用により暖房を提供することができる。さらに錯体タンク30から放出されるアンモニアを燃料として発電した電力は、バッテリ4に蓄電されたり、走行用モータ211の駆動に用いられたりする。
このように、アンモニアは炭素を含まない燃料であるため、例えばガソリン、軽油等の化石燃料と異なり、燃料として用いられる際に大気中へ二酸化炭素を排出せずに電気自動車の走行用電力を得ることができる。さらにアンモニアの放出、吸収によって生じる熱の利用により、空調を実施することができる。したがって、電気自動車1によれば、空調能力を確保しつつ、航続走行距離の延長を図り、かつ二酸化炭素排出の抑制を図ることができる。
また、従来の電気自動車では、毎日の走行距離が短距離であって、バッテリのみの電力供給によって走行することができ、かつバッテリへの充電が十分になされていた場合には、発電用の内燃機関が長時間運転されないことがある。このような状況では、燃料タンクに残った炭素を含む燃料が劣化し、内燃機関等に悪影響を及ぼすことがあった。第1実施形態の電気自動車1によれば、発電及び空調運転の燃料として炭素を含まないアンモニアを使用するため、上記の問題点を解消することができる。
また、従来の燃料電池により発電する電気自動車では、燃料として用いる気体の水素は体積エネルギー密度が小さく、仮に高圧の圧縮、冷却による液化、水素吸蔵合金の使用等によってエネルギー量の増加を図ったとしても、航続走行距離の延長が容易でなく、コストも要する。この点について、電気自動車1によれば、可逆反応により、アンモニア錯体からアンモニアを継続的に生成できるため、発電に要するコストを抑制でき、さらにアンモニアの吸収、放出に伴う発熱、吸熱を空調に利用するため、電力を消費する空調運転の実施を抑制できる。また、アンモニアは電動圧縮機320で圧縮されることにより、液化しやすく、体積エネルギー密度を上げることができ、アンモニア錯体にアンモニアを吸収させることによっても、体積エネルギー密度を増加することが可能である。以上のことから、電気自動車1によれば、空調能力の確保とともに、電気自動車の航続走行距離の延長に寄与することができる。
また、電気自動車1は、走行用モータ211を含む発熱体によって加熱された流体と熱交換して空気を加熱することにより暖房空気を提供するヒータコア213を備える。空調装置である熱交換器22は、ヒータコア213とは個別に作動して暖房を提供する。
この構成によれば、ヒータ回路21の流体が暖まっていない場合でも、アンモニアの吸収による熱交換器22からの暖房供給によって、冷媒循環サイクルによる暖房運転を行うことなく、暖房能力を得ることができる。したがって、ヒータ回路21の流体の熱量に関係なく、低温時に、電力消費を抑制したバッテリ4等の暖機運転を実施することができる。また、電動圧縮機等の運転しない暖房供給のため、電力消費を抑制した暖房を提供できる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態に対する他の形態である電気自動車1Aについて図3を参照して説明する。第2実施形態において、第1実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品及び説明しない構成は、第1実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏するものである。以下、異なる構成等のみ説明する。
図3に示すように、電気自動車1Aは、走行用モータ211、バッテリ4等に対する電力供給手段として燃料電池214を備える。電気自動車1Aは、さらに、アンモニアをアンモニアタンク31に加圧状態で貯蔵するために流入させる電動圧縮機200Aを、空調ユニット2Aの冷凍サイクル装置20Aにおいて冷媒を吐出する圧縮機としても使用する。すなわち、電気自動車1Aは、加圧したアンモニアをアンモニアタンク31に送るとともに、アンモニアタンク31及び錯体タンク30を連絡するタンク間回路32Aにアンモニアを循環させる電動圧縮機200Aを備える。電動圧縮機200Aは、冷媒として用いるアンモニアの吸熱作用によって車室内に送風される空気を空調する冷媒サイクル装置20Aにおいて、当該アンモニアを吸入及び吐出する圧縮機としても共用される。
この構成に伴い、燃料ユニット3Aのタンク間回路32Aには、電動圧縮機200Aとアンモニアタンク31とを連絡する通路を開閉する電磁弁322が設けられる。さらに、冷凍サイクル装置20には、電動圧縮機200Aと凝縮器201とを連絡する通路を開閉する電磁弁206が設けられる。制御装置5によって電磁弁206を閉状態に、電磁弁322を開状態に制御して、電動圧縮機200Aを運転した場合には、錯体タンク30内のアンモニアはアンモニアタンク31に加圧状態で貯蔵される。一方、制御装置5によって電磁弁206を開状態に、電磁弁322を閉状態に制御して、電動圧縮機200Aを運転した場合には、冷媒サイクル装置20Aに充填されたアンモニアが冷媒として循環する。
つまり、電動圧縮機200Aは、冷媒サイクル装置20Aにおける冷媒の循環と、アンモニアタンク31へのアンモニアの供給との両方の役目を果たし、燃料として用いられるアンモニアが冷媒サイクル装置20Aのアンモニア冷媒としても機能することになる。この構成により、冷媒と燃料の両方にアンモニアを共用することができ、2つの機能を有する電動圧縮機を1台で賄うことが可能になる。したがって、部品点数の低減及び作動流体の共通化が図れる電気自動車1Aを提供できる。
アンモニアは水素原子と窒素原子とからなる化合物であるため、アンモニアを化学的に分解することにより水素を製造することが可能である。したがって、燃料電池214は、アンモニア供給通路33Aを介してアンモニアタンク31から供給されるアンモニアを用いて、水素を生成するように構成されている。
さらに燃料電池214は、水素と酸素との電気化学反応を利用して電力を発生する電池でもある。例えば、燃料電池214には、燃料電池スタックが外部ケーシング内に収容されて形成されている。燃料電池スタックは、プラス極とマイナス極との間に高分子電解質膜が挟まれて成るセルが複数直列に接続されて形成される。したがって、燃料電池214では、アンモニアから得られた水素を燃料として利用して、酸素と反応させて水を生成して電気を取り出す(水の電気分解の逆反応)。
燃料電池214は、発電した電力をバッテリ4に供給する。当該電力はバッテリ4に蓄電される。バッテリ4は、蓄電した電力を、走行用モータ211、電動圧縮機200A、送風機202、送風機205、電動ポンプ210、電動ポンプ340、電磁弁206、電磁弁321、電磁弁322、電磁弁330等の電源電力として供給する。ヒータ回路21Aは、電動ポンプ210、走行用モータ211、燃料電池214、及びヒータコア213を配管により環状に接続して構成される流体循環回路である。
また、燃料電池214は、発電効率確保のために運転中において一定温度(例えば80℃以下)に維持される必要がある。電動ポンプ210が駆動されると、ヒータ回路21Aの流体は、ヒータ回路21A中を循環し、走行用モータ211、燃料電池214を流通する際にこれらの熱を吸熱して加熱され、ヒータコア213を流通するときに放熱する。このとき、走行用モータ211、燃料電池214等は、冷却される。特に燃料電池214の外部ケーシング内には、冷却媒体としての流体が流通できるようになっており、ヒータ回路21A中を循環する流体によって、燃料電池214の運転中の温度が一定温度以下に調節される。
(第3実施形態)
第3実施形態では、第1実施形態に対する他の形態である電気自動車1Bについて図4及び図5を参照して説明する。第3実施形態において、第1実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品及び説明しない構成は、第1実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏するものである。以下、異なる構成等のみ説明する。
図4に示すように、電気自動車1Bは、走行用モータ211、バッテリ4等に対する電力供給手段として燃料電池214を備える。電気自動車1Bは、さらに、2個の錯体タンク30A,30Bを有する燃料ユニット3Bを備える。燃料ユニット3Bは、錯体タンク30Aと、錯体タンク30Bと、アンモニアタンク31と、タンク間回路32と、タンク間回路32Bと、空調用回路34と、空調用回路34Bと、錯体タンク間通路35と、を備える。錯体タンク30Aと錯体タンク30Bには、異なる種類のアンモニア錯体が1種類ずつ内蔵されている。アンモニアタンク31は、錯体タンク30A、錯体タンク30Bのそれぞれから放出されたアンモニアをまとめて貯える。
タンク間回路32Bでは、アンモニアが錯体タンク30Bとアンモニアタンク31間に強制的に流通する。タンク間回路32Bには、アンモニアタンク31と錯体タンク30Bを連絡する通路を開閉する電磁弁321Bが設けられ、電磁弁321Bが通路を開放する開状態であるときに錯体タンク30B内のアンモニアをアンモニアタンク31に供給する電動圧縮機320Bが設けられている。電動圧縮機320Bは、錯体タンク30B内のアンモニアを取り出して、アンモニアタンク31に加圧貯蔵する働きをする。また、アンモニアタンク31と内燃機関212は、アンモニア供給通路33Bによって連結されている。
錯体タンク間通路35は、錯体タンク30Aと錯体タンク30Bとを連絡する通路である。錯体タンク間通路35は、錯体タンク30Aの内部と錯体タンク30Bの内部との間をアンモニアが行き来する通路を構成する。一方の錯体タンクの内部でアンモニアが過剰に内蔵されるようになった場合には、他方の錯体タンクへ錯体タンク間通路35を介してアンモニアを移動させることができる。
空調用回路34Bは、アンモニアが錯体タンク30B及び熱交換器22に循環する回路を構成する。空調用回路34Bには、錯体タンク30B内のアンモニアを熱交換器22に供給するとともに、熱交換器22から錯体タンク30B内へアンモニアを戻す電動ポンプ340Bが設けられている。電動ポンプ340Bは、電動モータによって駆動される流量可変式の流体機械である。
バッテリ4は、蓄電した電力を、走行用モータ211、電動圧縮機200、送風機202、送風機205、電動ポンプ210、電動圧縮機320、電動圧縮機320B、電動ポンプ340、電動ポンプ340B、電磁弁321、電磁弁321B、電磁弁330等の電源電力として供給する。制御装置5は、所定のプログラム及び各種の制御情報を用いた演算結果に基づいて、走行用モータ211、電動圧縮機200、送風機202、送風機205、電動ポンプ210、電動圧縮機320、電動圧縮機320B、電動ポンプ340、電動ポンプ340B、電磁弁321、電磁弁321B、電磁弁330等の作動を制御する。
錯体タンク30A及び錯体タンク30Bのそれぞれに内蔵するアンモニア錯体には、図2の図表に示す各種の錯体のうち、吸収及び放出の発生温度が異なる特性を有する錯体が採用される。錯体タンク30Aには、所定のアンモニア錯体が内蔵されており、図4に示す例では、(1A)FeCl・2NH+4NHと(2A)FeCl・6NHとの間で可逆反応が起こるアンモニア錯体が内蔵されている。すなわち、錯体タンク30Aでは、(1A)の状態から(2A)の状態に反応が進むと、アンモニアが吸収されることになり、(2A)の状態から(1A)の状態に反応が進むと、アンモニアが放出されることになる。
このように錯体タンク30Aの内部にアンモニアが発生する状態で電動圧縮機320が駆動されると、タンク間回路32を介して錯体タンク30A内部のアンモニアがアンモニアタンク31に供給され、加圧された状態で貯蔵される。また、電磁弁321が開状態に制御されると、アンモニアタンク31内部のアンモニアがタンク間回路32を介して錯体タンク30Aに供給される。錯体タンク30A内部のアンモニアが増加すると、錯体タンク30A内部では、(1A)の状態から(2A)の状態への反応が進むようになる。したがって、燃料電池214による発電要求の可否に応じて、制御装置5によって電動圧縮機320及び電磁弁321が制御されることにより、錯体タンク30Aとアンモニアタンク31との間でタンク間回路32を介したアンモニアの供給と受給を継続的に行うことができる。
また、錯体タンク30Bには、所定のアンモニア錯体が内蔵されており、図4に示す例では、(1B)SrCl・8NHと(2B)SrCl・NH+7NHとの間で可逆反応が起こるアンモニア錯体が内蔵されている。すなわち、錯体タンク30Bでは、(2B)の状態から(1B)の状態に反応が進むと、アンモニアが吸収されることになり、(1B)の状態から(2B)の状態に反応が進むと、アンモニアが放出されることになる。
このように錯体タンク30Bの内部にアンモニアが発生する状態で電動圧縮機320Bが駆動されると、タンク間回路32Bを介して錯体タンク30B内部のアンモニアがアンモニアタンク31に供給され、加圧された状態で貯蔵される。また、電磁弁321Bが開状態に制御されると、アンモニアタンク31内部のアンモニアがタンク間回路32Bを介して錯体タンク30Bに供給される。錯体タンク30B内部のアンモニアが増加すると、錯体タンク30B内部では、(2B)の状態から(1B)の状態への反応が進むようになる。したがって、燃料電池214による発電要求の可否に応じて、制御装置5によって電動圧縮機320B及び電磁弁321Bが制御されることにより、錯体タンク30Bとアンモニアタンク31との間でタンク間回路32Bを介したアンモニアの供給と受給を継続的に行うことができる。
また、錯体タンク30B内部にアンモニアが発生する状態で電動ポンプ340Bが駆動されると、空調用回路34Bを介して錯体タンク30B内部のアンモニアが熱交換器22に供給され、アンモニアの吸熱作用により送風機205から供給される空気が冷却される。そして、車室内への送風空気を冷却したアンモニアは、空調用回路34Bを介して錯体タンク30Bに戻される。錯体タンク30B内部のアンモニアが増加すると、錯体タンク30B内部では、(2B)の状態から(1B)の状態への反応が進み、アンモニアが吸入されるためアンモニア錯体は発熱する。この状態で電動ポンプ340Bが駆動されると、空調用回路34Bを介してアンモニア錯体が熱交換器22に供給され、発熱作用により送風機205から供給される空気が加熱される。そして、車室内への送風空気を加熱したアンモニア錯体は、空調用回路34Bを介して錯体タンク30Bに戻される。以上の錯体タンク30B、空調用回路34B、及び熱交換器22を介した空調に関する作用は、錯体タンク30A、空調用回路34、及び熱交換器22を介した空調作用についても同様である。
電気自動車1Bは、アンモニアが放出される放出温度及びアンモニアが吸収される吸収温度が異なる2種類のアンモニア錯体を1種類ずつ内蔵する2個の錯体タンク30A及び錯体タンク30Bを備える。この構成により得られる増温式のヒートポンプ効果について、図5を参照して説明する。
図5に示すように、電気自動車1Bでは、2個の錯体タンク30A,30B間において、複数の温度レベルで反応が起こって錯体タンク間でのアンモニアのやり取りが生じ、しかもこれらの反応によって段階的に温度上昇させることが可能である。具体的には、258Kの温度レベルにおいて、錯体タンク30Bで(1B)の状態から(2B)の状態への反応が発生し、アンモニアが放出されて熱吸収が起こる。そして、錯体タンク30B内部のアンモニアが錯体タンク間通路35を介して錯体タンク30Aに供給される。続いて、321Kの温度レベルにおいて、錯体タンク30Aで(1A)の状態から(2A)の状態への反応が発生し、アンモニアが吸収されて熱放出が起こる。これらの反応は、3.66〜3.69kPaの圧力範囲で起こることを確認している。
次の段階では、400Kの温度レベルにおいて、錯体タンク30Aで(2B)の状態から(1B)の状態への反応が発生し、アンモニアが放出されて熱吸収が起こる。そして、錯体タンク30A内部のアンモニアが錯体タンク間通路35を介して錯体タンク30Bに供給される。続いて、321Kの温度レベルにおいて、錯体タンク30Bで(2B)の状態から(1B)の状態への反応が発生し、アンモニアが吸収されて熱放出が起こる。これらの反応は、162〜164kPaの圧力範囲で起こることを確認している。
このような増温式に反応が遷移することにより、熱交換器22は、複数の温度レベルにおいて、錯体タンク30Aや錯体タンク30Bからアンモニアが放出されるときの吸熱作用を利用して冷房を提供するとともに、錯体タンク30Aや錯体タンク30Bへアンモニアが吸収されるときの発熱作用を利用して暖房を提供する。すなわち、熱交換器22は、錯体タンク30Aや錯体タンク30Bからのアンモニア及びアンモニア錯体の供給により、冷房用の熱源と暖房用の熱源とを複数の温度レベルにおいて獲得できる。したがって、電気自動車1Bは、幅広い範囲の温度環境に対応できる各部の暖機運転と冷却運転とを提供することができるのである。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
上記の第3実施形態では、アンモニアの放出温度及び吸収温度が異なる2種類のアンモニア錯体を1種類ずつ内蔵する2個の錯体タンク30A,30Bを備える形態を説明したが、本願発明は、複数種類のアンモニア錯体を1種類ずつ内蔵する複数個の錯体タンクを備える場合に適用可能であり、第3実施形態で説明した作用効果と同様の作用効果を奏する。したがって、本願発明は、アンモニアの放出温度及び吸収温度が異なるアンモニア錯体をそれぞれ内蔵する錯体タンクを3個以上備える場合も含むものである。
上記の第3実施形態においては、燃料電池214を、第1実施形態で説明した内燃機関212及び発電機40に置き換えるようにしてもよい。
4…バッテリ
20A…冷凍サイクル装置(冷媒サイクル装置)
22…熱交換器(空調装置)
30…錯体タンク
40…発電機(発電手段)
211…走行用モータ

Claims (4)

  1. アンモニア錯体を内蔵する錯体タンク(30)と、
    前記錯体タンクから放出されるアンモニアを発電するための燃料として用いる発電手段(40)と、
    前記錯体タンクからアンモニアが放出されるときの吸熱作用を利用して冷房を提供し、前記錯体タンクへアンモニアが吸収されるときの発熱作用を利用して暖房を提供する空調装置(22)と、
    前記発電手段によって発電される電力を蓄電するバッテリ(4)と、
    前記発電手段によって発電される電力を使用して駆動輪を駆動させる走行用モータ(211)と、
    を備えることを特徴とする電気自動車。
  2. 前記錯体タンクから放出されたアンモニアを貯えるアンモニアタンク(31)と、
    加圧したアンモニアを前記アンモニアタンクに送るとともに、前記アンモニアタンク及び前記錯体タンクを連絡する回路(32A)にアンモニアを循環させる電動圧縮機(200A)と、を備え、
    前記電動圧縮機は、冷媒として用いるアンモニアの吸熱作用によって車室内に送風される空気を空調する前記冷媒サイクル装置(20A)において、当該アンモニアを吸入及び吐出する圧縮機としても共用されることを特徴とする請求項1に記載の電気自動車。
  3. 前記走行用モータを含む発熱体によって加熱された流体と熱交換して空気を加熱することにより暖房空気を提供するヒータコア(213)を備え、
    前記空調装置は、前記ヒータコアとは個別に作動して暖房を提供することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気自動車。
  4. 前記錯体タンクは、アンモニアが放出される放出温度及びアンモニアが吸収される吸収温度が異なる複数種類のアンモニア錯体を1種類ずつ内蔵する複数個の錯体タンク(30A,30B)から構成されることを特徴とする請求項1に記載の電気自動車。
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