JP5942404B2 - 情報解析装置、情報解析方法及びプログラム - Google Patents

情報解析装置、情報解析方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報の解析に関し、特に位置情報を基に情報を解析する情報解析装置、情報解析方法及びプログラムに関する。
近年、位置情報を含めた人間の生活行動をデジタル的に記録するライフログ(Life log)や、コミュニケーションツール(情報伝達装置)における位置情報に基づくサービス(LBS:Location Based Service)が拡っている。
LBSとして、例えば、カメラ機能付き携帯電話機において、搭載される全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)機能を利用し、カメラで撮影した写真に位置情報の記録を付与するアプリケーションがある。また、携帯電話機を用いて、位置情報を付けて行動をデジタル記録するアプリケーションがある。このようなアプリケーションは、例えば、ブログ(Blog)や、ツイッター(Twitter(登録商標))のようなミニブログ(mini Blog)である。
さらに、携帯電話向けのユーザーエージェント(User Agent)機能又はレコメンド(recommend)型サービスとして、利用者の位置情報を定期的に測位し、利用者の行動パタン(pattern)に合わせてコンテンツを配信するサービスがある。(例えば、特許文献1を参照。)
このようなサービスの有効性の向上のため、利用者の生活行動(行動パタン)の生成の精度向上が必要である。そして、行動パタンの精度向上のため、利用者の位置情報の入手の間隔は、短いほど望ましい。また、精度向上のため、位置情報の入手間隔は、固定周期が望ましい。
しかし、位置情報は、利用者のプライバシーに関する情報である。プライバシーを保護するため、利用者の位置情報の入手は、少ない方がよい。また、GPSを用いた位置検出動作は、電力の消費が多い。そのため、利用者の携帯電話の測位の回数は、少ない方がよい。
つまり、サービスを提供する装置及びシステムは、少ない位置情報を基に、行動パタンの精度を向上できることが望まれている。
そこで、位置情報の履歴を用いてサービスを提供する装置及びシステムがある。(例えば、特許文献2を参照。)
さらに精度向上のため、履歴を解析するサービスを提供する装置及びシステムがある。例えば、利用者は、交通機関などの移動中に比べ、街中など移動が少ない状態の方が、サービスを容易に受けられる。そこで、履歴を解析し、利用者の移動が少ない状態(滞留点)を判別するサービス提供装置及びシステムが考えられている。(例えば、特許文献3を参照。)
特開2000−123070 特開2011−100182 特開2009−116541
交通機関の乗換駅は、利用者にとって移動中であるが、移動速度が遅くなる。しかし、上述した特許文献3は、位置情報の時間を基に滞留点を判別しているため、移動中の乗換駅の位置情報を滞留点に含めてしまうという問題点があった。
本発明の目的は、上述した移動中の乗換駅などの位置情報を滞留点に含めてしまうという課題を解決する情報解析装置、情報解析方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の情報解析装置は、位置情報と前記位置情報の測位の時間情報とを含む解析対象の位置情報ログを含むクラスタリング空間情報を生成するクラスタリング空間プロット手段と、前記クラスタリング空間情報をクラスタリングし、滞留点の位置情報ログを含む滞留点パタン情報を抽出する滞留点クラスタ抽出手段と、前記解析対象の位置情報ログと、所定のマップ情報から抽出される交通機関または道路の位置に関する情報とを比較し、移動経路として予測される前記交通機関または道路の位置を含む経路における位置情報ログに対応する経路情報を抽出する位置情報ログマップマッチング手段と、前記クラスタリング空間情報に含まれる前記解析対象の位置情報ログから、前記滞留点パタン情報に含まれない位置情報ログと、前記滞留点パタン情報と前記経路情報とに含まれる位置情報ログとを含む非滞留点候補ログを抽出する非滞留点位置情報ログ抽出手段と、前記非滞留点候補ログをクラスタリングし、位置情報ログ含む移動経路パタン情報を抽出する移動経路クラスタ抽出手段と、前記滞留点パタン情報と、前記移動経路パタン情報とを基に、移動経路候補ログを抽出し、前記滞留点クラスタ抽出手段に出力する滞留点移動経路判別手段とを含み、前記滞留点クラスタ抽出手段は、前記移動経路候補ログに含まれている位置情報ログを前記クラスタリング空間情報から除いて再クラスタリングし、変更された滞留点パタン情報を抽出する
本発明の情報解析方法は、位置情報と前記位置情報の測位の時間情報とを含む解析対象の位置情報ログを含むクラスタリング空間情報を生成し、前記クラスタリング空間情報をクラスタリングし、滞留点の位置情報ログを含む滞留点パタン情報を抽出し、前記解析対象の位置情報ログと、所定のマップ情報から抽出される交通機関または道路の位置に関する情報とを捕獲し、移動経路として予測される前記交通機関または道路の位置を含む経路における位置情報ログに対応する経路情報を抽出し、前記クラスタリング空間情報に含まれる前記解析対象の位置情報ログから、前記滞留点パタン情報に含まれない位置情報ログと、前記滞留点パタン情報と前記経路情報とに含まれる位置情報ログとを含む非滞留点候補ログを抽出し、前記非滞留点候補ログをクラスタリングし、位置情報ログ含む移動経路パタン情報を抽出し、前記滞留点パタン情報と、前記移動経路パタン情報とを基に、移動経路候補ログを抽出し、前記移動経路候補ログに含まれている位置情報ログを前記クラスタリング空間情報から除いて再クラスタリングし、変更された滞留点パタン情報を抽出する。
本発明のプログラムは、位置情報と前記位置情報の測位の時間情報とを含む解析対象の位置情報ログを含むクラスタリング空間情報を生成する生成する処理と、前記クラスタリング空間情報をクラスタリングし、滞留点の位置情報ログを含む滞留点パタン情報を抽出する処理と、前記解析対象の位置情報ログと、所定のマップ情報から抽出される交通機関または道路の位置に関する情報とを捕獲し、移動経路として予測される前記交通機関または道路の位置を含む経路における位置情報ログに対応する経路情報を抽出する処理と、前記クラスタリング空間情報に含まれる前記解析対象の位置情報ログから、前記滞留点パタン情報に含まれない位置情報ログと、前記滞留点パタン情報と前記経路情報とに含まれる位置情報ログとを含む非滞留点候補ログを抽出する処理と、前記非滞留点候補ログをクラスタリングし、位置情報ログ含む移動経路パタン情報を抽出する処置と、前記滞留点パタン情報と、前記移動経路パタン情報とを基に、移動経路候補ログを抽出する処理と、前記移動経路候補ログに含まれている位置情報ログを前記クラスタリング空間情報から除いて再クラスタリングし、変更された滞留点パタン情報を抽出する処理とをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、滞留点の判別の精度を向上できる。
図1は、第1の実施形態に係る情報解析装置を含む情報解析システムの一例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係る送受信部の一例を示すブロック図である。 図3は、第1の実施形態に係る解析部の構成の一例を示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態に係る位置情報ログの一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る記憶部の構成の一例を示すブロック図である。 図6は、第1の実施形態に係る位置情報ログの配置の一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係る情報解析装置の別の構成の一例を示すブロック図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報解析装置1を含む情報解析システム9の一例を示すブロック図である。
情報解析システム9は、情報解析装置1と、端末装置2と、基地局3と、基準情報送信装置4と、ネットワーク5と、サービス提供装置6とを含む。
端末装置2は、利用者がサービスの提供を受けるために使用する装置である。端末装置2は、無線通信を用いて基地局3と情報を送受信する。そして、端末装置2は、端末装置2の位置に関する情報(又は、利用者の位置に関する情報)を、基地局3及びネットワーク5を介して、情報解析装置1に送る。また、端末装置2は、サービスのための情報を、ネットワーク5及び基地局3を介して、サービス提供装置6から受け取る。本実施形態に係る端末装置2は、一般的な携帯電話や通信端末機器のように、位置情報を取得して、情報解析装置1に情報を送信できればよい。そのため、端末装置2の詳細な説明は、省略する。
基地局3は、無線通信を用いて端末装置2から受信した情報をネットワーク5に送り、ネットワーク5からの情報を端末装置2に送る。基地局3は、端末装置2をネットワーク5に接続できればよく、無線の種類などは限られない。例えば、基地局3は、携帯電話通信網の基地局でもよく、無線LANの親機やルータでもよい。そのため、基地局3の詳細な説明は、省略する。
なお、図1に示す端末装置2は、無線を用いて基地局3を介してネットワーク5に接続している。しかし、本実施形態の端末装置2は、ネットワーク5との接続を無線通信に限る必要はない。端末装置2は、例えば、有線通信を用いてネットワーク5に接続しても良い。
基準情報送信装置4は、情報解析装置1が解析に用いる基準情報を送信する。基準情報送信装置4は、一般的なサーバ装置など、ネットワーク5を介して情報解析装置1に基準情報を送信できれば良い。そのため、基準情報送信装置4の詳細な説明は、省略する。
ネットワーク5は、各装置を接続する通信手段である。ネットワーク5は、インターネットやLAN(Local Area Network)のような一般的な通信網でよく、特に制限などはない。そのため、ネットワーク5の詳細な説明は、省略する。
サービス提供装置6は、情報解析装置1から端末装置2の利用者が滞留する位置(以下、「滞留点」と言う。)に関する情報を受け取り、端末装置2にサービスを提供するための情報を送信する。サービス提供装置6は、ネットワーク5を介してサービスを提供する一般的な位置情報サービス装置でよい。そのため、サービス提供装置6の詳細な説明は、省略する。
情報解析装置1は、端末装置2から受け取った情報を解析し、滞留点に関する情報を判別する。そして、情報解析装置1は、滞留点に関する情報を、所定のタイミング(例えば、サービス提供装置6からの要求時など)で、サービス提供装置6に送る。これらの機能を実現するため、情報解析装置1は、送受信部10と、解析部20と、記憶部30とを含む。
送受信部10は、端末装置2から、「解析に用いる情報」を受信する。本実施形態の説明では、解析に用いる情報は、一例として、端末装置2の位置に関する情報(位置情報)と、位置情報を測位した時間に関する情報(時間情報)と含む情報とする。そして、送受信部10は、解析に用いる情報を解析部20に送る。また、送受信部10は、基準情報送信装置4から、解析部20が使用する「基準情報」を受け取り、解析部20に送る。さらに、送受信部10は、解析部20から滞留点に関する情報(滞留点情報)を受け取り、所定のタイミングで、サービス提供装置6に送る。
解析部20は、送受信部10が受信した解析に用いる情報を、基準情報に応じて解析し、滞留点と、利用者が行き来する経路(以下、「移動経路」と言う。)とを抽出する。なお、以下、この抽出した滞留点と移動経路を合わせて「行動パタン情報」と言う。また、解析部20は、送受信部10から受け取った情報、解析の過程で発生する複数の解析結果、及び、複数の抽出結果の一部又は全てを、記憶部30に記憶しもてよい。さらに、解析部20は、サービス提供装置6に送付する滞留点に関する情報を、送受信部10に送る。
記憶部30は、解析部20から受け取った情報を記憶する。また、記憶部30は、記憶した情報を解析部20に渡す。
なお、情報解析装置1とサービス提供装置6とは、別の装置とする必要はなく、同じ装置としてもよい。この場合、情報解析装置1とサービス提供装置6との情報の送受信動作は、装置内部での動作となる。
また、図1に示した情報解析システム9が含む各装置の数は、例示である。例えば、情報解析システム9は、端末装置2を1台以上含めばよい。また、情報解析システム9は、基地局3を、1台含んでもよく、2台より多く含んでもよい。さらに、既に説明したように端末装置2が直接ネットワーク5に接続する場合、情報解析システム9は、基地局3を含まなくてもよい。
次に、図面を参照して本実施形態に係る情報解析装置1についてさらに説明する。
まず、情報解析装置1の送受信部10について説明する。
図2は、第1の実施形態に係る情報解析装置1の送受信部10の構成の一例を示すブロック図である。図2において、図の煩雑さを避けるため、基地局3及びネットワーク5を省略している。
送受信部10は、位置情報受信部11と、解析基準情報受信部12と、滞留点情報送信部13とを含む。
位置情報受信部11は、利用者が所持する端末装置2から解析に用いる情報(以下、「端末位置情報」と言う。)を受信する。本実施形態に係る端末位置情報は、少なくとも、位置に関する情報と、時間に関する情報とを含む情報である。より具体的に説明すると、端末位置情報は、緯度・経度・高度など端末装置2の位置に関する情報(位置情報)と、位置に関する情報を測位した日時など時間に関する情報(時間情報)とを含む。言い換えると、端末位置情報は、端末装置2の測位位置及び測位時間を含む情報である。位置情報受信部11は、受信した端末位置情報を解析部20に送る。
解析基準情報受信部12は、基準情報送信装置4から、解析部20が滞留点を解析するときに基準として使用する「基準情報」を受け取る。そして、解析基準情報受信部12は、受信した基準情報を解析部20に送る。本実施形態に係る基準情報は、特に制限はない。一例として、本実施形態の説明の基準情報は、「木曜日」若しくは「土曜日と日曜日」のような解析の対象となる曜日(以下、「曜日基準」と言う。)、又は、「午前3時」のような解析の対象とする時刻(以下、「時刻基準」と言う。)とする。つまり、本実施形態の情報解析装置1は、基準情報として、時間情報を用いるとする。
滞留点情報送信部13は、解析部20から受け取った滞留点に関する情報(滞留点情報)をサービス提供装置6に送る。
次に解析部20について説明する。
図3は、本実施形態に係る解析部20の構成の一例を示すブロック図である。
解析部20は、クラスタリング空間プロット部21と、滞留点クラスタ抽出部22と、位置情報ログマップマッチング部23と、非滞留点位置情報ログ抽出部24と、移動経路クラスタ抽出部25と、滞留点移動経路判別部26とを含む。
解析部20を構成する各部(ユニット)は、プログラム制御に基づいて動作するCPU(中央処理装置:Central Processing Unit)を含むコンピュータ回路で構成されても良い。すなわち、クラスタリング空間プロット部21と、滞留点クラスタ抽出部22と、位置情報ログマップマッチング部23と、非滞留点位置情報ログ抽出部24と、移動経路クラスタ抽出部25と、滞留点移動経路判別部26とは、それぞれCPUを含む処理ユニットを構成し、またはCPUの機能に対応する。CPUを制御するプログラムは、図示しない非揮発性メモリあるいは、記憶部30に格納されても良い。また、CPUの数は、1つに限定されない。
次に、解析部20の各部(ユニット)の動作について説明する。
本実施形態の説明で用いるクラスタリング空間は、緯度、経度、高度といった位置を示す座標軸に加え、時刻を示すための座標軸(時間軸)を用いて表される空間である。言い換えると、クラスタリング空間とは、位置情報及び時間情報に基づき規定される多次元空間である。なお、本実施形態に係るクラスタリング空間の次元は、特に制限などはない。一例として、以下の説明において、特に断らない限り、クラスタリング空間の次元は、緯度・経度・時間の3次元とする。
クラスタリング空間プロット部21は、送受信部10から受け取った基準情報(例えば、曜日基準又は時刻基準)を保持する。ただし、クラスタリング空間プロット部21は、基準情報を記憶部30に送って記憶し、必要に応じて取り出しても良い。
なお、クラスタリング空間プロット部21は、基準情報を、基準情報送信装置4以外から受け取ってもよい。例えば、クラスタリング空間プロット部21は、図示しない記憶媒体読み取り手段を用いて、図示しない記憶媒体から基準情報を読み出してもよい。また、クラスタリング空間プロット部21は、情報解析装置1の管理者が操作する図示しない入力装置から基準情報を受け取っても良い。
基準情報を受信後、クラスタリング空間プロット部21は、送受信部10から、端末位置情報を受信する。
クラスタリング空間プロット部21は、受信した端末位置情報を基に、解析部20が解析に用いる「位置情報ログ」を作成する。位置情報ログは、端末位置情報に加え、例えば、位置情報ログを一意に識別する識別子(ログID(Identification))を含む。本実施形態に係るログIDは、位置情報ログを判別できればよく、数値、文字、数値と文字の組合せなど、特に制限はない。以下では、一例として、ログIDを、数字として説明する。
なお、本実施形態の位置情報ログは、上記以外の情報を含んでいても良い。例えば、位置情報ログは、位置情報ログの利用者に関する情報(識別情報)、つまり、位置情報ログを送信した端末装置2を識別するための識別子や、端末装置2の利用者を識別するための識別子(以下、合わせて「利用者識別子」と言う。)を含んでいてもよい。
図4は、位置情報ログの一例を示す図である。図4に例示する位置情報ログは、ログIDと、利用者識別子と、測位時間と、緯度と、経度とを含む。
図3に戻り説明を続ける。
クラスタリング空間プロット部21は、位置情報ログを、位置情報ログマップマッチング部23に送る。なお、クラスタリング空間プロット部21は、端末位置情報、及び/又は、位置情報ログを記憶部30に送って、記憶しても良い。
そして、クラスタリング空間プロット部21は、基準情報を基に、解析対象の位置情報ログを選別する。例えば、基準情報が曜日基準の場合、クラスタリング空間プロット部21は、曜日基準の曜日に該当する位置情報ログを、解析対象として選別する。また、基準情報が時刻基準の場合、クラスタリング空間プロット部21は、時刻基準から所定の時間範囲の位置情報ログを、解析対象として選別する。
そして、クラスタリング空間プロット部21は、選別した解析対象の位置情報ログを滞留点クラスタ抽出部22及び非滞留点位置情報ログ抽出部24に送る。クラスタリング空間プロット部21は、滞留点クラスタ抽出部22及び非滞留点位置情報ログ抽出部24に、位置情報ログをそのまま送付してもよい。しかし、滞留点クラスタ抽出部22及び非滞留点位置情報ログ抽出部24での解析を容易にするため、本実施形態のクラスタリング空間プロット部21は、解析対象となる位置情報ログをクラスタリング空間に配置(プロット(plot))し、プロットした情報を送付する。ここで、位置情報ログをクラスタリング空間に配置(プロット)するとは、位置情報ログをクラスタリング空間の座標(緯度、軽度、時間の3次元座標)で表現することを意味する。クラスタリング空間にプロットされた位置情報ログを、以下、「クラスタリング空間にプロットされた情報」又は「クラスタリング空間情報」と言う。つまり、クラスタリング空間プロット部21は、クラスタリング空間情報を、滞留点クラスタ抽出部22及び非滞留点位置情報ログ抽出部24に送る。なお、クラスタリング空間プロット部21は、クラスタリング空間情報を記憶部30に送って、記憶してもよい。
滞留点クラスタ抽出部22は、クラスタリング空間プロット部21からクラスタリング空間情報を受け取り、群に分け(クラスタリング(clustering)して)、端末装置2の利用者が滞留している位置(滞留点)を抽出する。より詳細に説明すると、滞留点クラスタ抽出部22は、クラスタリング手法を適用し、クラスタリング空間上の距離が近い位置情報ログの集合(群、またはクラスタ)を抽出する。この抽出したクラスタの中の各位置情報ログで表される位置が、「滞留点」となる。以下、この抽出した滞留点に対応する位置情報ログの集合を「滞留点パタン情報」と言う。また、以下、滞留点クラスタ抽出部22が抽出したクラスタを「第1のクラスタ」と言う。
なお、本実施形態の滞留点クラスタ抽出部22が用いるクラスタリング手法は、特に制限はなく、一般的なクラスタリング手法を使用すればよい。例えば、滞留点クラスタ抽出部22は、期待値最大化手法(EMアルゴリズム:Expectation Maximization Algorithm)や階層型クラスタリング(Hierarchical Clustering)を用いればよい。
滞留点クラスタ抽出部22は、抽出した滞留点パタン情報を、非滞留点位置情報ログ抽出部24及び滞留点移動経路判別部26に送る。
なお、滞留点クラスタ抽出部22は、滞留点パタン情報を記憶部30に送り、記憶しても良い。
さらに、後ほど説明するように、滞留点クラスタ抽出部22は、滞留点移動経路判別部26から移動経路候補ログを受け取り、再クラスリングした滞留点パタン情報を抽出する。
また、滞留点クラスタ抽出部22は、滞留点パタン情報を基に、所定のタイミングで、サービス提供装置6が用いる滞留点に関する情報(滞留点情報)を生成し、送受信部10に送る。例えば、滞留点クラス抽出部22は、情報解析装置1がサービス提供装置6から滞留点情報の要求を受けたとき、滞留点情報を送受信部10に送ればよい。
なお、クラスタリング空間プロット部21が、クラスタリング空間情報を記憶部30に記憶した場合、滞留点クラス抽出部22は、記憶部30からクラスタリング空間情報を取り出しても良い。
位置情報ログマップマッチング部23は、クラスタリング空間プロット部21から受け取った位置情報ログと、所定のマップ情報から抽出される交通機関(鉄道路線やバス)や道路の位置情報(緯度・経度・高度)とを比較し、鉄道路線や道路から所定の距離に含まれる位置情報ログを含む「経路情報」を抽出する。ここで、所定の距離は、交通機関を利用しての移動中に位置するであろう、交通機関や道路の位置に対する距離である。所定の距離は、場所により異なってもよい。例えば、鉄道の駅間の線路上の場合、所定の距離は、概ね線路の幅程度の距離となる。一方、鉄道とバスなどの乗換駅ならば、駅の大きさにバスターミナルの大きさ、及び、券売場等など加えた距離とすればよい。さらに、所定の距離は、測定の誤差を見込んだ余裕を含んだ値でもよい。位置情報ログマップマッチング部23は、抽出した経路情報を非滞留点位置情報ログ抽出部24に送る。位置情報ログマップマッチング部23は、抽出した移動経路を記憶部30に送り、記憶しても良い。ここで、経路情報は、移動経路として予測される交通機関または道路の位置を含む経路における位置情報ログである。
なお、鉄道路線や道路の情報は、位置情報ログマップマッチング部23が予め記憶していてもよく、図示しない記憶装置又は記憶部30に保持し、必要に応じて位置情報ログマップマッチング部23が取り出しても良い。
また、本実施形態に係る位置情報ログマップマッチング部23は、経路情報を抽出する位置情報ログに範囲を制限してもよい。例えば、位置情報ログマップマッチング部23は、クラスタリング空間情報を受け取り、解析対象として抽出された位置情報ログを基に経路情報を抽出してもよい。
なお、クラスタリング空間プロット部21が、位置情報ログを記憶部30に記憶した場合、位置情報ログマップマッチング部23は、記憶部30から位置情報ログを取り出しても良い。
非滞留点位置情報ログ抽出部24は、クラスタリング空間プロット部21から受け取ったクラスタリング空間情報から、次に示すいずれかの条件を備える位置情報ログを抽出する。
条件1)滞留点クラスタ抽出部22から受け取った滞留点パタン情報に含まれない位置情報ログ。
条件2)滞留点クラスタ抽出部22から受け取った滞滞留点パタン情報と、位置情報ログマップマッチング部23から受け取った経路情報とに含まれる位置情報ログ。
非滞留点位置情報ログ抽出部24が抽出した位置情報ログを、以下、「非滞留点候補ログ」と言う。
非滞留点位置情報ログ抽出部24は、非滞留点候補ログを移動経路クラスタ抽出部25に送る。非滞留点位置情報ログ抽出部24は、抽出した非滞留点候補ログを記憶部30に送り、記憶しても良い。
なお、各情報(クラスタリング空間情報、滞留点パタン情報、経路情報)のいずれか又は全てが記憶部30に保存されている場合、非滞留点位置情報ログ抽出部24は、記憶部30から情報を取り出しても良い。
移動経路クラスタ抽出部25は、非滞留点位置情報ログ抽出部24から受け取った非滞留点候補ログをクラスタリングする。このクラスタリングは、クラスタリング空間上の距離が近い位置情報ログの集合(クラスタ)を抽出する。クラスタリングにおいては、複数のクラスタが抽出される場合がある。さらに、移動経路クラスタ抽出部25は、各クラスタに含まれる位置情報ログを抽出する。以下、移動経路クラスタ抽出部25が抽出した位置情報ログを、「移動経路パタン情報」と言う。また、移動経路クラスタ抽出部25は、抽出した移動経路パタン情報を滞留点移動経路判別部26に送る。また、移動経路クラスタ抽出部25のクラスタリングの結果のクラスタを、以下「第2のクラスタ」と言う。
なお、移動経路クラスタ抽出部25は、移動経路パタン情報を記憶部30に送っても良い。
また、非滞留点候補ログが記憶部30に記憶されている場合、移動経路クラスタ抽出部25は、記憶部30から非滞留点候補ログを取り出してもよい。
滞留点移動経路判別部26は、滞留点クラスタ抽出部22からの滞留点パタン情報と、移動経路クラスタ抽出部25からの移動経路パタン情報とを比較し、両方に含まれる位置情報ログ(以下、「共通位置情報ログ」と言う。)を判別する。そして、滞留点移動経路判別部26は、判別した共通位置情報ログを基に、移動経路に含まれる可能性の高い位置情報ログを含む移動経路候補ログと、滞留点に含まれる可能性の高い位置情報ログを含む滞留点候補ログを抽出する。
滞留点移動経路判別部26は、それぞれの候補ログの抽出にいろいろな手法を使用できる。
<第1の抽出手法>
移動経路パタン情報に含まれる位置情報ログから所定の時間範囲の移動経路パタン情報に含まれる位置情報ログは、移動経路ログである可能性が高い。また、共通位置情報ログは、移動経路パタン情報に含まれる位置情報である。
そこで、滞留点移動経路判別部26は、共通位置情報ログが含む時間情報(日時)を基に、その時間情報から所定の範囲の時間に含まれる位置情報ログを、移動経路パタン情報から検索する。位置情報ログが検索された場合、滞留点移動経路判別部26は、検索された位置情報ログを「移動経路候補ログ」に含める。つまり、滞留点移動経路判別部26は、共通位置情報ログに時間的に近い移動経路パタン情報に含まれる位置情報ログを移動経路候補ログに含める。
全ての共通位置情報ログについて検索を実行した後、滞留点移動経路判別部26は、移動経路候補ログを滞留点クラスタ抽出部22に送る。滞留点移動経路判別部26は、移動経路候補ログを記憶部30に送り、記憶しても良い。
また、滞留点パタン情報に含まれる位置情報ログから所定の時間範囲において滞留点パタン情報に含まれる位置情報ログは、滞留点である可能性が高い。また、共通位置情報ログは、滞留点パタン情報に含まれる位置情報ログである。
そこで、滞留点移動経路判別部26は、共通位置情報ログが含む時間情報(日時)を基に、その時間情報から所定の時間の範囲に含まれる位置情報ログを、滞留点パタン情報から検索する。位置情報ログが検索された場合、滞留点移動経路判別部26は、検索された位置情報ログを「滞留点候補ログ」に含める。つまり、滞留点移動経路判別部26は、共通位置情報ログに時間的に近い滞留点パタン情報に含まれる位置情報ログを滞留点候補ログに含める。
全ての共通位置情報ログについて検索を実行した後、滞留点移動経路判別部26は、滞留点候補ログを、非滞留点位置情報ログ抽出部24に送る。なお、滞留点移動経路判別部26は、滞留点候補ログを記憶部30に送り、記憶しても良い。
なお、同じ位置情報ログが移動経路候補ログと滞留点候補ログとに含まれる場合、滞留点移動経路判別部26は、所定の判断手法を基に、移動経路候補ログ又は滞留点候補ログのいずれかの位置情報ログを削除する。この両方の候補ログに含まれる位置情報ログを、以下「多重候補位置情報ログ」と言う。
例えば、滞留点移動経路判別部26は、次のような手法を利用できる。
滞留点移動経路判別部26は、多重候補位置情報ログの時間情報を、移動経路候補ログを検索したとき基とした共通位置情報ログの時間情報、及び、滞留点候補ログを検索したとき基とした共通位置情報ログの時間情報と比較する。そして、滞留点移動経路判別部26は、多重候補位置情報ログを、多重候補位置情報ログの時間情報と近い共通位置情報ログを基とした候補ログに含まれると判断する。そして、滞留点移動経路判別部26は、含まれるとした候補ログに含まれる位置情報ログを残し、他の候補ログに含まれる位置情報ログを削除する。
具体的な数値を用いて説明すると次のようになる。
多重候補位置情報ログの時間情報が、「2011-11-01 11:00:00」とする。そして、移動経路候補ログに含ませるときに基となった共通位置情報ログの時間情報が、「2011-11-01 11:05:20」とする。また、滞留点候補ログに含ませるときに基となった共通位置情報ログの時間情報が、「2011-11-01 11:06:40」とする。このとき、多重候補位置情報ログの時間情報は、移動経路候補ログの基となった共通位置情報ログの時間情報の方がより近い。そこで、滞留点移動経路判別部26は、「移動経路候補ログ」の位置情報ログを残し、「滞留点候補ログ」の位置情報ログを削除する。
さらに、基とした共通位置情報ログの時間情報も同じ場合がある。この場合、滞留点移動経路判別部26は、予めどちらか候補ログの位置情報ログを削除するか決めておけばよい。本実施形態の滞留点移動経路判別部26は、滞留点との判別を厳しくするため、移動経路候補ログに位置情報ログを残し、滞留点候補ログから位置情報ログを削除するものとする。
<第2の抽出手法>
また、滞留点移動経路判別部26は、次のような手法を用いてもよい。
滞留点移動経路判別部26は、共通位置情報ログが含まれるクラスタを検索する。滞留点移動経路判別部26は、このクラスタとして、例えば、滞留点クラスタ抽出部22の結果(第1のクラスタ)や非滞留点位置情報ログ抽出部24の結果(第2のクラスタ)を用いても良い。
そして、滞留点移動経路判別部26は、移動経路パタン情報からそのクラスタに含まれる位置情報ログを抽出する。この抽出結果の位置情報ログを、以下、「第3のクラスタ」と言う。第3のクラスタの位置情報ログは、共通位置情報ログの同じクラスタに含まれ、移動経路である可能性が高い位置情報ログである。
滞留点移動経路判別部26は、第3のクラスタに含まれる位置情報ログと、交通機関(例えば、鉄道路線や主要道路)の位置(緯度・経度)情報とを比較し、第3のクラスタの位置情報ログと交通機関との「平均距離」を求める。また、滞留点移動経路判別部26は、共通位置情報ログと交通機関との距離を求める。そして、滞留点移動経路判別部26は、平均距離と、共通位置情報ログと交通機関の距離とを比較する。
共通位置情報ログの距離が平均距離より短い場合、共通位置情報ログは、移動経路である可能性が高い。そこで、滞留点移動経路判別部26は、共通位置情報ログを移動経路候補ログに属する位置情報ログと決定する。
共通位置情報ログの距離が平均距離より長い場合、共通位置情報ログは、移動経路である可能性が低い。そこで、滞留点移動経路判別部26は、共通位置情報ログを滞留点候補ログに属する位置情報ログと決定する。
共通位置情報ログの距離が平均距離と同じ場合、滞留点移動経路判別部26は、共通位置情報ログを、どちらか一方の候補ログに属する位置情報ログと決定すればよい。本実施形態に係る滞留点移動経路判別部26は、滞留点の条件を厳しくするため、移動経路候補ログの位置情報ログとする。
なお、滞留点移動経路判別部26は、平均距離に加え、第3のクラスタの位置情報ログと交通機関の位置情報との距離の「標準偏差(又は標準偏差の所定倍)」を用いても良い。この場合、滞留点移動経路判別部26は、上記の「平均距離」を「平均距離+(所定倍の)標準偏差」に置き換えればよい。
以上で、滞留点移動経路判別部26における第2の抽出方法の説明を終了する。
滞留点移動経路判別部26から移動経路候補ログを受け取ると、滞留点クラスタ抽出部22は、受け取った移動経路候補ログに含まれている位置情報ログをクラスタリング空間情報から除いて再クラスタリングし、滞留点パタン情報を抽出する。つまり、滞留点クラスタ抽出部22は、移動経路候補ログを基に使用するクラスタリング空間情報を改善(変更)し、改善した(変更された)滞留点パタン情報を抽出する。滞留点パタン情報が改善されるため、滞留点クラスタ抽出部22は、サービス提供装置6に送る滞留点情報を改善することができる。
また、滞留点移動経路判別部26から滞留点候補ログを受け取ると、非滞留点位置情報ログ抽出部24は、受け取った滞留点候補ログに含まれる位置情報ログを、クラスタリング空間情報から除いて、非滞留点候補ログを再抽出する。つまり、非滞留点位置情報ログ抽出部24は、滞留点候補ログを基に使用するクラスタリング空間情報を改善(変更)し、改善後(変更後)の非滞留点候補ログを抽出する。その結果、移動経路クラスタ抽出部25は、改善した移動経路パタン情報を抽出できる。
滞留点パタン情報と移動経路パタン情報が向上するため、滞留点移動経路判別部26は、より正確な移動経路候補ログと滞留点候補ログとを改善できる。
なお、滞留点移動経路判別部26は、少なくとも移動経路候補ログだけを抽出するようにしてもよい。
解析部20は、この動作を、所定の回数、又は、所定の条件を満たすまで繰り返す。例えば、解析部20は、滞留点クラスタ抽出部22が抽出する滞留点パタン情報(第1のクラスタ)が変化しなくなるまで、つまり、滞留点パタン情報が安定するまで繰り返せばよい。
なお、解析部20は、本実施形態に係る情報解析装置1の最小構成となっている。
次に記憶部30について説明する。
記憶部30は、解析部20から情報を受け取り、記憶し、解析部20に記憶した情報を返す。そのため、本実施形態の記憶部30は、磁気ディスク装置や半導体メモリなど一般的な記憶装置でよい。また、記憶部30は、情報を1つの記憶装置で記憶してもよく、論理的又は物理的に複数の装置に記憶してよい。さらに、記憶部30の一部又は全部は、解析部20が含む図示しない記憶手段でも良い。
図5は、本実施形態に記憶部30の一例を示すブロック図である。
図5に示す記憶部30は、滞留点パタン保存部31と、移動経路パタン保存部32と、マップマッチング情報保存部33と、滞留点移動経路判別保存部34とを含む。
滞留点パタン保存部31は、滞留点クラスタ抽出部22が抽出した滞留点パタン情報を保存する。
移動経路パタン保存部32は、移動経路クラスタ抽出部25が抽出した移動経路パタン情報を保存する。
マップマッチング情報保存部33は、位置情報ログマップマッチング部23が抽出した移動経路を保存する。
滞留点移動経路判別保存部34は、滞留点移動経路判別部26が抽出した移動経路候補ログ及び滞留点候補ログを保存する。
次に図1乃至図6を参照して、より具体的な情報解析装置1の動作を説明する。
この説明は、例えば、利用者の端末装置2に搭載されたGPSを利用し、位置情報及び位置情報の取得時刻を記録するようなライフログサービスに本発明を適用した場合の説明である。
図6は、クラスタリング空間にプロットされた本説明で用いる位置情報ログの配置を示す図である。なお、図6では、位置情報ログは、所定の時間範囲に含まれとし、時間情報を省略し、2次元で示されている。図6に示す“X”は、位置情報ログの位置を示す。また、“X”に添付する数値は、ログIDを示す。なお、以下の説明において、位置情報ログは、適宜、ログIDをカッコ内に示す。例えば、ログID=1001の位置情報ログは、位置情報ログ(1001)と示す。
予め、基準情報送信装置4は、基準情報を情報解析装置1に送信する。
情報解析装置1のクラスタリング空間プロット部21は、解析基準情報受信部12を介して基準情報を受け取り、記憶する。
端末装置2は、所定の時刻にGPSを用いて位置情報を取得し、取得した位置情報や時間情報を含む端末位置情報を情報解析装置1に送る。
クラスタリング空間プロット部21は、位置情報受信部11を介して受け取った端末位置情報にログIDを加え位置情報ログを生成する。クラスタリング空間プロット部21は、位置情報ログをクラスタリング空間にプロットし、クラスタリング空間情報として滞留点クラスタ抽出部22に送る。
図6は、位置情報ログの例として8個の位置情報ログを示している。
位置情報ログ(1001)と位置情報ログ(1002)と位置情報ログ(1003)と位置情報ログ(1005)と位置情報ログ(1007)が、滞留点クラスタに含まれる位置情報ログである。位置情報ログ(1003)と位置情報ログ(1004)と位置情報ログ(1006)と位置情報ログ(1007)が、交通機関での移動中の位置情報ログである。位置情報ログ(1008)は、どちらにも含まれない位置情報ログである。
滞留点クラスタ抽出部22は、クラスタリング空間情報をクラスタリングし、滞留点パタン情報を抽出する。図6に示す位置情報ログの場合、滞留点クラスタ抽出部22は、位置情報ログ(1001)と位置情報ログ(1002)と位置情報ログ(1003)と位置情報ログ(1005)と位置情報ログ(1007)を滞留点パタン情報として抽出する。
位置情報ログマップマッチング部23は、位置情報ログと交通機関に関する情報とを比較し、移動経路に対応する経路情報を抽出する。
非滞留点位置情報ログ抽出部24は、位置情報ログと、滞留点パタン情報と、経路情報とを基に、非滞留点候補ログを抽出する。図6の場合、非滞留点位置情報ログ抽出部24は、位置情報ログ(1003)と位置情報ログ(1004)と位置情報ログ(1006)と位置情報ログ(1007)と位置情報ログ(1008)を非滞留点候補ログとして抽出する。
移動経路クラスタ抽出部25は、非滞留点候補ログをクラスタリングする。このクラスタリングでは、クラスタリング空間上の距離が近い位置情報ログの集合(クラスタ)を抽出する。次に、移動経路クラスタ抽出部25は、クラスタリングされた位置情報ログの集合を移動経路パタン情報として抽出する。ここでは、移動経路クラスタ抽出部25は、非滞留点候補ログ(位置情報ログ(1003)と位置情報ログ(1004)と位置情報ログ(1006)と位置情報ログ(1007)と位置情報ログ(1008))から、位置情報ログ(1003)と位置情報ログ(1007)とを移動経路パタン情報として抽出する。
滞留点移動経路判別部26は、滞留点パタン情報と移動経路パタン情報とに含まれる位置情報ログを判別する。図6の場合、滞留点移動経路判別部26は、滞留点パタン情報と移動経路パタン情報との含まれるとして、位置情報ログ(1003)と位置情報ログ(1007)、とを判別する。
この後、滞留点移動経路判別部26は、位置情報ログの時間情報を基に、移動経路候補ログと滞留点候補ログとを抽出する。
ここでは、説明を解りやすくするため、位置情報ログ(1003)と位置情報ログ(1007)とも、移動経路候補ログに含まれるとする。
滞留点移動経路判別部26は、抽出した移動経路候補ログ(位置情報ログ(1003)と位置情報ログ(1007))を、滞留点クラスタ抽出部22に送る。
滞留点クラスタ抽出部22は、移動経路候補ログを受け取り、移動経路候補ログに含まれる位置情報ログ(位置情報ログ(1003)と位置情報ログ(1007))を除いてクラスタリングする。その結果、滞留点クラスタ抽出部22は、改善後の滞留点クラスタの滞留点パタン情報(位置情報ログ(1001)と位置情報ログ(1002)と位置情報ログ(1005))をクラスタとして抽出する。
非滞留点位置情報ログ抽出部24は、同様に、滞留点候補ログを受け取り、非滞留点候補ログを再抽出すれば良いため、詳細な説明は省略する。
このように、本実施形態に係る情報解析装置1は、滞留点の判別を向上できる。
その理由は、次のとおりである。
本実施形態に係る情報解析装置1は、位置情報ログを基に、滞留点の位置情報ログを含む滞留点パタン情報を求める。さらに、情報解析装置1は、位置情報ログ及び交通機関の情報と基に、移動経路の位置情報ログを含む移動経路パタン情報を求める。そして、情報解析装置1は、滞留点パタン情報と移動経路パタン情報とを基に、移動経路の含まれる可能性の高い位置情報ログを含む移動経路候補ログと求める。そして、情報解析装置1は、移動経路候補ログを基に、滞留点パタン情報を改善できるためである。
また、情報解析装置1は、滞留点パタン情報と移動経路パタン情報とを基に、滞留点に含まれる可能性の高い位置情報ログを含む滞留点候補ログと求める。そして、情報解析装置1は、滞留点候補ログを基に、移動経路パタン情報を改善できる。そして、情報解析装置1は、改善した移動経路パタン情報を基に、移動経路候補ログを改善できるためである。
なお、本実施形態の構成は、これまでの説明に限られるわけではない。例えば、本実施形態の情報解析装置1の構成は、1つの構成を複数の構成で実現してもよく、複数の構成を1つの構成で実現しても良い。
図7は、本実施形態の情報解析装置を、コンピュータ回路を用いて実現した構成の一例を示すブロック図である。
情報解析装置7は、CPU71と、ROM(Read Only Memory)72と、RAM(Random Access Memory)73と、記憶装置74と、NIC(Network Interface Card)75とを含む。なお、情報解析装置7は、これらの構成を含み、情報処理装置(コンピュータ)を構成している。
CPU71は、ROM72に含まれるプログラムを読み出し、情報解析装置1の解析部20に含まれる各手段の動作を実現する。CPU71は、その動作において、作業用メモリ又は一時記憶手段としてRAM73を使用する。
また、記憶装置74は、情報解析装置1の記憶部30と同様に各情報を記憶して、記憶部30に含まれる各手段の動作を実現する。
さらに、CPU71は、ROM72に含まれるプログラムに従い、NIC75を経由してネットワーク5を介して情報をやり取りし、送受信部10の各手段の動作を実現する。
バス76は、CPU71、ROM72、RAM73、記憶装置74、NIC75を接続する。
なお、情報解析装置7は、コンピュータで読み出し可能な記憶媒体77に含まれるプログラムを図示しない読み出し手段を用いて読み出して動作しても良い。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1 情報解析装置
2 端末装置
3 基地局
4 基準情報送信装置
5 ネットワーク
6 サービス提供装置
7 情報解析装置
9 情報解析システム
10 送受信部
11 位置情報受信部
12 解析基準情報受信部
13 滞留点情報送信部
20 解析部
21 クラスタリング空間プロット部
22 滞留点クラスタ抽出部
23 位置情報ログマップマッチング部
24 非滞留点位置情報ログ抽出部
25 移動経路クラスタ抽出部
26 滞留点移動経路判別部
30 記憶部
31 滞留点パタン保存部
32 移動経路パタン保存部
33 マップマッチング情報保存部
34 滞留点移動経路判別保存部
71 CPU
72 ROM
73 RAM
74 記憶装置
75 NIC
76 バス
77 記憶媒体

Claims (7)

  1. 位置情報と前記位置情報の測位の時間情報とを含む解析対象の位置情報ログを含むクラスタリング空間情報を生成するクラスタリング空間プロット手段と、
    前記クラスタリング空間情報をクラスタリングし、滞留点の位置情報ログを含む滞留点パタン情報を抽出する滞留点クラスタ抽出手段と、
    前記解析対象の位置情報ログと、所定のマップ情報から抽出される交通機関または道路の位置に関する情報とを比較し、移動経路として予測される前記交通機関または道路の位置を含む経路における位置情報ログに対応する経路情報を抽出する位置情報ログマップマッチング手段と、
    前記クラスタリング空間情報に含まれる前記解析対象の位置情報ログから、前記滞留点パタン情報に含まれない位置情報ログと、前記滞留点パタン情報と前記経路情報とに含まれる位置情報ログとを含む非滞留点候補ログを抽出する非滞留点位置情報ログ抽出手段と、
    前記非滞留点候補ログをクラスタリングし、位置情報ログ含む移動経路パタン情報を抽出する移動経路クラスタ抽出手段と、
    前記滞留点パタン情報と、前記移動経路パタン情報とを基に、移動経路候補ログを抽出し、前記滞留点クラスタ抽出手段に出力する滞留点移動経路判別手段と
    を含み、
    前記滞留点クラスタ抽出手段は、前記移動経路候補ログに含まれている位置情報ログを前記クラスタリング空間情報から除いて再クラスタリングし、変更された滞留点パタン情報を抽出し、
    前記滞留点移動経路判別手段が、
    前記移動経路パタン情報と前記滞留点パタン情報とが共通の位置情報ログを含む場合、前記共通の位置情報ログが含む時間情報の所定の時間範囲に含まれる前記移動経路パタン情報に含まれる位置情報ログを前記移動経路候補ログに含ませる情報解析装置。
  2. 前記滞留点移動経路判別手段が、
    前記滞留点パタン情報と、前記移動経路パタン情報とを基に、前記非滞留点位置情報ログ抽出手段の前記非滞留点候補ログの抽出を改善するために用いる滞留点候補ログを抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報解析装置。
  3. 前記滞留点移動経路判別手段が、
    前記移動経路パタン情報と前記滞留点パタン情報とが共通の位置情報ログを含む場合、前記共通の位置情報ログが含む時間情報を基に所定の時間範囲に含まれる前記滞留点パタン情報に含まれる位置情報ログを前記滞留点候補ログに含ませる
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報解析装置。
  4. 前記滞留点移動経路判別手段が、
    前記移動経路候補ログと前記滞留点候補ログとに含まれる多重候補位置情報ログがある場合、
    前記多重位置情報ログに含まれる時間情報を基に、いずれかの1の候補ログの前記多重候補位置情報ログを残し、他の候補ログの前記多重候補位置情報ログを削除する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の情報解析装置。
  5. 前記滞留点移動経路判別手段が、
    前記移動経路パタン情報と前記滞留点パタン情報とが共通の位置情報ログを含む場合、
    前記共通の位置情報ログと前記交通機関との距離と、
    前記共通の位置情報ログを含むクラスタに含まれる位置情報ログと前記交通機関との平均距離と標準偏差といずれか又はすべてを基に
    移動経路候補ログ又は滞留点候補ログのいずれかに前記共通の位置情報ログを含ませる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報解析装置。
  6. 情報解析装置において、
    位置情報と前記位置情報の測位の時間情報とを含む解析対象の位置情報ログを含むクラスタリング空間情報を生成し、
    前記クラスタリング空間情報をクラスタリングし、滞留点の位置情報ログを含む滞留点パタン情報を抽出し、
    前記解析対象の位置情報ログと、所定のマップ情報から抽出される交通機関または道路の位置に関する情報とを捕獲し、移動経路として予測される前記交通機関または道路の位置を含む経路における位置情報ログに対応する経路情報を抽出し、
    前記クラスタリング空間情報に含まれる前記解析対象の位置情報ログから、前記滞留点パタン情報に含まれない位置情報ログと、前記滞留点パタン情報と前記経路情報とに含まれる位置情報ログとを含む非滞留点候補ログを抽出し、
    前記非滞留点候補ログをクラスタリングし、位置情報ログ含む移動経路パタン情報を抽出し、
    前記滞留点パタン情報と、前記移動経路パタン情報とを基に、移動経路候補ログを抽出し、
    前記移動経路候補ログに含まれている位置情報ログを前記クラスタリング空間情報から除いて再クラスタリングし、変更された滞留点パタン情報を抽出し、
    前記移動経路パタン情報と前記滞留点パタン情報とが共通の位置情報ログを含む場合、前記共通の位置情報ログが含む時間情報の所定の時間範囲に含まれる前記移動経路パタン情報に含まれる位置情報ログを前記移動経路候補ログに含ませる
    ことを含む情報解析方法。
  7. 位置情報と前記位置情報の測位の時間情報とを含む解析対象の位置情報ログを含むクラスタリング空間情報を生成する生成する処理と、
    前記クラスタリング空間情報をクラスタリングし、滞留点の位置情報ログを含む滞留点パタン情報を抽出する処理と、
    前記解析対象の位置情報ログと、所定のマップ情報から抽出される交通機関または道路の位置に関する情報とを捕獲し、移動経路として予測される前記交通機関または道路の位置を含む経路における位置情報ログに対応する経路情報を抽出する処理と、
    前記クラスタリング空間情報に含まれる前記解析対象の位置情報ログから、前記滞留点パタン情報に含まれない位置情報ログと、前記滞留点パタン情報と前記経路情報とに含まれる位置情報ログとを含む非滞留点候補ログを抽出する処理と、
    前記非滞留点候補ログをクラスタリングし、位置情報ログ含む移動経路パタン情報を抽出する処置と、
    前記滞留点パタン情報と、前記移動経路パタン情報とを基に、移動経路候補ログを抽出する処理と、
    前記移動経路候補ログに含まれている位置情報ログを前記クラスタリング空間情報から除いて再クラスタリングし、変更された滞留点パタン情報を抽出する処理と
    前記移動経路パタン情報と前記滞留点パタン情報とが共通の位置情報ログを含む場合、前記共通の位置情報ログが含む時間情報の所定の時間範囲に含まれる前記移動経路パタン情報に含まれる位置情報ログを前記移動経路候補ログに含ませる処理と
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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