JP5940514B2 - 基地局装置、移動局装置及び移動通信システム - Google Patents
基地局装置、移動局装置及び移動通信システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5940514B2 JP5940514B2 JP2013250913A JP2013250913A JP5940514B2 JP 5940514 B2 JP5940514 B2 JP 5940514B2 JP 2013250913 A JP2013250913 A JP 2013250913A JP 2013250913 A JP2013250913 A JP 2013250913A JP 5940514 B2 JP5940514 B2 JP 5940514B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cell
- base station
- station apparatus
- signal
- common signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
特に、前述のLTE/LTE−Advancedの場合、移動局におけるセル検出のために挿入される下りリンクのプライマリ同期信号(PSS)、セカンダリ同期信号(SSS)及び移動局におけるセル内報知信号取得のために挿入される物理報知チャネル(PBCH)などの共通信号は、すべてのセルにおいて、無線フレームにおける所定の周波数帯域及び時間スロットで固定的に送信される(非特許文献1〜4参照)。そのため、上記共通信号には、前述の保護サブフレーム技術を適用することが困難である。また、上記共通信号はセルを識別するためのセルIDを正確に特定する役割を担っている。LTE/LTE−Advancedでは、セルID ncell は0〜503の整数値で示され、0〜167の整数値で示される168種類のセルグループID ngroup に分類され、さらに各セルグループIDはさらに0〜2の整数値で表される3種類セルローカルID nlocal に分類され、セルIDはncell = 3ngroup+nlocalで表すことができる。LTE/LTE−Advancedでは、セルローカルIDの識別のためにPSS、セルグループIDの識別のためにSSSがそれぞれ用いられ、移動局装置は通常、時間領域信号におけるPSSの相関検出、周波数領域受信信号におけるSSSの相関検出という2段階の相関検出を行うことにより、通信可能なセルやその周辺のセルのセルIDを特定する。ところで、PSSはセルローカルIDによって異なる系列が適用され、SSSの系列にはセルグループIDによって決定される系列に対し、セルローカルID固有のスクランブリング系列が乗算されているためセルID毎に異なる系列となる。また、PBCHではセルIDによって異なるスクランブリング系列が送信データに乗算される。したがって、LTE/LTE−Advancedの共通信号では、セルID(PSSについてはセルローカルID)が異なる複数セル間で互いに異なる信号系列が送信または互いに異なるスクランブリング系列が適用されるため、干渉回避技術として、前述の複数基地局間協調送信(CoMP−JT)を適用することが困難である。このように上記共通信号に対しては、前述の保護サブフレーム技術や複数基地局間協調送信(CoMP−JT)の適用によりセル間干渉を回避できないため、マクロセルとスモールセルと間のトラフィックロードバランスの観点から最適なセル(以下、適宜「ベストセル」という。)やそのベストセルの報知情報を移動局が正しく検出できなくなるおそれがある。
この基地局装置では、セル調整パラメータの設定により、当該基地局装置に対応するセルのサイズ若しくは接続率又は当該基地局装置に隣接する他の基地局装置に対応するセルのサイズ若しくは接続率を等価的に変更することができる。このようにセルのサイズ若しくは接続率が変更されると、当該基地局装置のセルの端部又は当該基地局装置に隣接する他の基地局装置のセルの端部において、共通信号のセル間干渉が発生しやすくなる。そこで、前記セル調整パラメータの設定に応じて、下りリンク無線フレームにおける共通信号が含まれるサブフレーム内で共通信号に割り当てる送信電力を調整する。この送信電力の調整により、前記セル調整パラメータの設定によって移動局装置において発生しやすくなる共通信号のセル間干渉がその移動局装置における当該共通信号を用いた動作性能に与える影響(例えば、移動局装置において発生する複数セル間のトラフィックロード観点から最適なセル(以下、適宜「ベストセル」という)の検出性能劣化や当該移動局装置において同様に発生するそのベストセルに対する報知情報の検出性能劣化)を抑制又は防止することができる。
また、前記基地局装置において、前記セル調整パラメータの設定が、当該基地局装置に対応するセルのサイズ又は接続率を等価的に増加させる設定の場合に、前記下りリンク無線フレームにおける前記共通信号が含まれるサブフレーム内で前記共通信号に対する送信電力密度を増大させてもよい。この基地局装置では、前記セル調整パラメータの設定によって当該基地局装置に対応するセルのサイズ又は接続率を等価的に増加させる場合に、当該基地局装置の送信信号の最大許容送信電力制限を超えることなく、前記セル調整パラメータの設定によって移動局装置において発生しやすくなる共通信号のセル間干渉がその移動局装置における当該共通信号を用いた動作性能に与える影響を抑制又は防止することができる。
また、前記基地局装置において、前記他の物理チャネルの信号に対する送信電力の配分を制限してもよい。この基地局装置では、当該基地局装置から送信される送信信号の平均電力若しくはピーク電力又は平均電力とピーク電力との比(PAPR)の増大を抑制できる。
また、前記基地局装置において、前記セル調整パラメータの設定が、当該基地局装置に対応するセルのサイズ又は接続率を等価的に低減させる設定の場合に、前記下りリンク無線フレームにおける前記共通信号が含まれるサブフレーム内で前記共通信号に対する送信電力密度を低減させてもよい。この基地局装置では、前記セル調整パラメータの設定によって当該基地局装置に対応するセルのサイズ又は接続率を等価的に低減させる場合に、当該基地局装置の送信信号の最大許容送信電力制限を気にすることなく、前記セル調整パラメータの設定により移動局装置において発生しやすくなる共通信号のセル間干渉がその移動局装置における当該共通信号を用いた動作性能に与える影響を抑制又は防止することができる。
また、前記基地局装置において、当該基地局装置から送信される送信信号の平均電力若しくはピーク電力又は該平均電力と該ピーク電力との比(PAPR)が許容範囲内に入っている条件下で、前記共通信号に対する送信電力を調整してもよい。この基地局装置では、当該基地局装置から送信される送信信号における歪の発生を抑制しつつ、前記セル調整パラメータの設定によって移動局装置において発生しやすくなる共通信号のセル間干渉がその移動局装置における当該共通信号を用いた動作性能に与える影響を抑制又は防止することができる。
また、前記基地局装置において、前記セル調整パラメータは、CRE(セル範囲拡張)のバイアス値であってもよい。この基地局装置では、CREのバイアス値の設定によって移動局装置において発生しやすくなる共通信号のセル間干渉がその移動局装置における当該共通信号を用いた動作性能に与える影響を抑制又は防止することができる。
また、前記基地局装置において、前記共通信号以外の送信信号の送信電力密度に対する前記共通信号の送信電力密度へ与えるオフセット値を前記CREのバイアス値以下にしてもよい。この基地局装置では、共通信号への送信電力の配分を減らし、余剰電力を共通信号以外の信号に対する送信電力の増加分として配分することができるため、下りリンク無線フレームにおける共通信号が含まれるサブフレーム内で使用されない無効な送信電力リソースを減らすことができる。
また、前記基地局装置において、前記他の物理チャネルの信号に対する送信電力の配分を制限することで余った余剰電力を、前記共通信号に対する送信電力の増加分として配分してもよい。この基地局装置では、下りリンク無線フレームにおける共通信号が含まれるサブフレーム内で使用されない無効な送信電力リソースを減らすことができる。
また、前記基地局装置において、当該基地局装置から送信される送信信号の平均電力若しくはピーク電力又は該平均電力と該ピーク電力との比(PAPR)が許容範囲内に入っている条件下で、前記共通信号に対する送信電力密度を増加させてもよい。この基地局装置では、当該基地局装置から送信される共通信号における歪の発生を抑制しつつ、前記セル調整パラメータの設定によって移動局装置において発生しやすくなる共通信号のセル間干渉がその移動局装置における当該共通信号を用いた動作性能に与える影響を抑制又は防止することができる。
また、前記基地局装置において、前記共通信号は、プライマリ同期信号、セカンダリ同期信号及び物理報知チャネルの信号であってもよい。この基地局装置では、前記セル調整パラメータの設定によって発生しやすくなる複数セル間のトラフィックロードの観点から最適なベストセルの検出やベストセルに対する報知情報の検出に用いられる共通信号であるプライマリ同期信号、セカンダリ同期信号及び物理報知チャネルの信号のセル間干渉が、移動局装置における当該共通信号を用いた動作性能に与える影響(ベストセル検出性能劣化やそのベストセルに対する報知情報の検出性能劣化)を抑制又は防止することができる。
また、前記基地局装置において、当該基地局装置がマクロセル基地局装置であり、当該基地局装置のセル内に前記他の基地局装置としてのスモールセル基地局装置が位置してもよい。この基地局装置では、当該基地局装置であるマクロセル基地局装置のセル(マクロセル)と、そのマクロセル内に他の基地局装置として存在するスモールセル基地局装置のセル(スモールセル)との間において、前記セル調整パラメータの設定によって移動局装置において発生しやすくなる共通信号のセル間干渉がその移動局装置における当該共通信号を用いた動作性能に与える影響を抑制又は防止することができる。
また、前記基地局装置において、当該基地局装置がスモールセル基地局装置であり、前記他の基地局装置としてのマクロセル基地局装置のセル内に位置してもよい。この基地局装置では、当該基地局装置であるスモールセル基地局装置のセルと、そのスモールセル基地局装置が位置するマクロセルとの間において、前記セル調整パラメータの設定によって移動局装置において発生しやすくなる共通信号のセル間干渉がその移動局装置における当該共通信号を用いた動作性能に与える影響を抑制又は防止することができる。
また、前記基地局装置において、当該基地局装置に対応するセルのサイズ若しくは接続率又は当該基地局装置に隣接する他の基地局装置に対応するセルのサイズ若しくは接続率を等価的に変更するセル調整パラメータの設定が行われているか否かを判定する手段と、前記セル調整パラメータの設定が行われている場合に前記送信電力の調整を実行し、前記セル調整パラメータの設定が行われていない場合には前記送信電力の調整を実行しないように制御する手段と、を更に備えてもよい。この基地局装置では、前記セル調整パラメータの設定が行われている場合のみ前記送信電力の調整を実行することにより、基地局装置におけるトラフィックロードの増大を防止できる。
この移動局装置では、当該移動局装置が接続しているセルに加えてそれ以外の周辺のセルにおいて送信された共通信号を受信信号から順次検出し、その検出されたセルの共通信号の受信信号レプリカを生成する。検出されたセルに対応する共通信号の受信信号レプリカを用いて、検出されたセルに対応する共通信号の一部又はすべての成分を受信信号から除去することにより、前記セル調整パラメータの設定によって移動局装置において発生しやすくなる共通信号のセル間干渉がその移動局装置における当該共通信号を用いた動作性能に与える影響を抑制又は防止することができる。
また、前記移動局装置において、前記共通信号を送信するセルが複数存在する場合は、前記共通信号の受信電力が強いセルから順に検出し、検出されたセルについて前記共通信号の受信信号レプリカを作成し、前記検出されたセルに対する共通信号の一部又はすべての成分を前記受信信号から順次除去してもよい。この移動局装置では、最大の受信信号電力あるいは最良の受信品質となるセルだけでなく、その周辺のセルに対応する共通信号が複数ある場合に、各共通信号のセル間干渉が当該共通信号を用いた動作性能に与える影響を抑制又は防止することができる。
また、前記移動局装置において、当該移動局装置が接続しているセル又はその周辺のセルについてセルのサイズ若しくは接続率を等価的に変更するセル調整パラメータの設定が行われているか否かを判定する手段と、前記セル調整パラメータの設定が行われている場合に当該移動局装置で検出されたセルに対応する共通信号の受信信号レプリカを用いて、前記検出されたセルに対応する共通信号の一部又はすべての成分を前記受信信号から除去する処理を実行し、前記セル調整パラメータの設定が行われていない場合には前記共通信号の一部又はすべての成分を前記受信信号から除去する処理を実行しないように制御する手段と、を更に備えてもよい。この移動局装置では、前記セル調整パラメータの設定が行われている場合のみ前記共通信号の一部又はすべての成分を前記受信信号から除去する処理を実行することにより、移動局装置における負荷の増大を防止できる。
ここでは、LTE/LTE−Advancedへの適用を前提に本発明の実施形態を説明するが、類似のセル構成、物理チャネル構成を用いるシステムであれば、本発明の概念はどのようなシステムにも適用可能である。また、伝搬路の推定に用いられる参照信号系列や誤り訂正のために用いられる符号化方式はLTE/LTE−Advancedで定義されているものに限定されず、これらの用途に適合するものであれば、どのような種類のものでも構わない。
図1は、本発明の一実施形態に係る移動局装置が通信可能な移動通信システムの概略構成を示す説明図である。図1において、本実施形態の移動通信システムは、前述のLTE/LTE−Advancedの仕様に準拠するとともに、複数のアンテナでデータの送受信を行うMIMO(Multi Input Multi Output)無線伝送方式を採用したものである。この移動通信システムは、広域用のマクロセル基地局10と、そのマクロセル基地局10の無線通信エリアであるマクロセル10A内に位置するスモールセル基地局20とを備え、異種セルサイズ混在型のヘテロジーニアスセルラネットワーク(HetNet)を構成している。スモールセル基地局20の無線通信エリアであるスモールセル20Aは、マクロセル10Aよりもセルサイズが小さく、そのマクロセル10Aの内側に含まれている。ユーザ装置としての移動局装置30は、スモールセル20Aに在圏し、スモールセル基地局20から電話やデータ通信などの下りリンクの無線信号を希望信号(希望波)s(k)として受信可能な状態にある。また、移動局装置30は、スモールセル20Aの外縁部(マクロセル10Aとの境界部)に位置しているため、マクロセル基地局10から送信された下りの無線信号を干渉信号(干渉波)u(k)として受信するおそれがある。
移動局装置30が複数セル間(主にマクロセルとスモールセルとの間)のトラフィックロードバランスの観点から最適なセルであるセルベストを探索することを「セルサーチ」と呼び、そのセルサーチに用いられる信号を同期信号(SS:Synchronization Signal)と呼ぶ。同期信号SSは、システム帯域の中央72サブキャリア分を用い、最小周波数帯域幅内で送信される。この最小周波数帯域幅内で同期信号SSを送信することにより、移動局装置30がシステムで使用されているシステム帯域幅を意識せずにセルサーチが可能となる。同期信号SSは2種類の符号系列を持っており、シンボルタイミング同期およびセルローカルID検出を目的としたプライマリ同期信号(PSS:Primary SS)と、無線フレーム同期およびセルグループID検出を目的としたセカンダリ同期信号(SSS:Secondary SS)とがある。これらの2系列の組合せを検出することにより、当該セルの識別情報である物理レイヤセルID(以下、「セルID」という。)を取得することが可能となる。また、複数アンテナ送信適用時の同期信号SSのプリコーディング方式として、移動局装置30がマクロセル基地局10の送信アンテナ数情報を用いずに送信ダイバーシティ効果を得るため、複数のプリコーディングベクトルを時間的に切り替えるPVS(Precoding Vector Switching)が適用可能である。
物理報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)には、移動局装置30がセルサーチ後に最初に読むべき最低限の情報のみが含まれる。これらの情報はMIB(Master information Block)と呼ばれ、システム帯域幅やシステムフレーム番号(SFN:System Frame Number)等の基本情報が含まれる。その他のシステム情報であるSIB(System Information Block)に関しては、後述する物理共有データチャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)で送信される。PBCHは、送信アンテナ数に関わらず常に単一ストリーム送信であり、送信アンテナ数によってプリコーディング方式が異なるだけである。単一アンテナ送信時はPBCHのプリコーディングは適用されず、複数アンテナ送信時のPBCHのプリコーディング方式として、Alamouti符号に基づくSFBC(Space Frequency Block Coding)またはSFBC/FSTD(Space Frequency Block Coding/Fast Switching Transmit Diversity)が適用される。移動局装置30は、PBCHを復号することにより、当該セルの基地局のシステムフレーム番号(System Frame Number)、送信アンテナ数、システム帯域幅などの基本情報を取得することができる。また、PBCHもSSと同様にシステム帯域幅の事前情報なしで復号できる必要があるため、帯域の中心において最小帯域幅内で送信される。また、PBCHでは、誤り検出符号として巡回冗長検査(CRC:Cyclic Redundancy Check)符号が付与された後、誤り訂正符号として低符号化率のテイルビットを用いないTail−Biting畳み込み符号化された、セルID毎に異なるスクランブリング符号が乗算される。そのため、検出誤りに対する耐性が強化されていることが特徴である。
図7及び図8はそれぞれ、LTE及びLTE−AdvancedのNormal CP仕様における下りリンクの参照信号の構成例を示す説明図である。
図7に示すように、LTEにおいてサブフレーム内の時間領域で14OFDMシンボルのうち、第1、5、8、12OFDMシンボル内、周波数領域で6サブキャリア間隔でセル固有参照信号(CRS:Cell-specific Reference Signal)はCC全体(周波数軸上および時間軸上)に分散して規則的に配置され常時送信される。また、CRSは、移動局装置30におけるチャネル品質情報(CSI:Channel State Information)の測定用の基準信号及びデータ復調用の基準信号という2つの役割を担っている。CRSはセルIDによって、異なるスクランブリングとマッピングされるサブキャリア位置の周波数シフトが適用される。
下りリンクL1/L2制御信号はLayer−1(L1)およびLayer−2(L2)に閉じた制御情報であり、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical HARQ Indicator Channel)、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)という3つの異なる物理チャネルに対応する。
PDSCHは、下りリンクデータを送信する物理チャネルであり、MIMO伝送方式としてMIMOダイバーシティに加え、LTEでは最大4レイヤのMIMO多重、LTE−Advancedでは最大8レイヤのMIMO多重に対応する。また、MIB以外の報知情報であるSIBや着信時の呼び出しであるページング情報、その他上位レイヤの制御メッセージ、例えばRRC(Radio Resource Control protocol)レイヤの制御情報もPDSCHで送信される。移動局装置30は、PDCCHから取得した無線リソース割当位置、変調方式、データサイズ(TB:Transport Block size)等の情報に基づいてPDSCHを復号する。
また、待受中のセルサーチでは、移動局装置が常に最適なセルに在圏するために、待受中に周期的に在圏セルが最適かどうかを確認するための周辺セルサーチを繰り返す必要がある。なお、待受中、最適なセルが在圏セルと異なると判断された場合、上位レイヤの指示により「セル再選択」が実行される。この待受中のセルサーチでは、移動局装置の低消費電力化の観点から高速セルサーチが要求される。
また、通信中のセルサーチでは、「ハンドオーバ」時に連続的な通信を確保するために、周辺の受信レベルが低いセルを高速かつ高精度に検出されることが要求される。
本実施形態の移動通信システムの全体については次のようにモデル化した。前述の図1に示すように、本実施形態の移動通信システムは、同一周波数を用いてマクロセル10A内にスモールセル20Aがオーバラップする構成であり、スモールセル基地局20はマクロセル基地局10にサブフレーム同期している。スモールセル20Aをサービングセル、マクロセル10Aを干渉セルとし、図1内のマクロセル基地局10以外のマクロセル基地局から受ける移動局装置30への干渉はガウス雑音とみなす。また、残りのOFDMシンボルがデータ領域となる。また、本実施形態のモデル化した移動通信システムでは、スモールセル基地局20及びマクロセル基地局10はともにユーザ数が十分多い場合を想定して検討する。
図10のセル構成では、21個のマクロセル10Aと、42個のスモールセルとが配置されている。マクロセル10Aは、3セクタセルであり、マクロセル基地局が位置する1箇所のマクロセルサイト10Sを中心に3つずつ正則配置されている。マクロセルサイト10S間の距離は500[m]である。スモールセルは、オムニセルであり、1箇所のマクロセル10Aあたり2箇所ずつランダムに配置されている。マクロセル基地局及びスモールセル基地局はそれぞれ2つのアンテナを備えている。また、移動局装置は2つのアンテナを備え、一様に分布するように配置されている。また、2アンテナによる下りリンクの共通信号の送信では送信ダイバーシティ効果を得るため、次のように行うものとしている。プライマリ同期信号(PSS)及びセカンダリ同期信号(SSS)については、[+1 +1]及び[+1 −1]のウェイトを5[ms]ごとに切り替えるプリコーディング・ベクトル・スイッチング(PVS:Precoding Vector Switching)を用いて送信する。また、物理報知チャネル(PBCH)の報知信号については、アンテナ数をブラインド検出し、時間方向の代わりにサブキャリア方向に時空間符号化を行うSFBC(Space Frequency Block Coding)を用いて送信する。
セルレイアウト、シャドウイングモデル、アンテナ利得、アンテナパターンなどの評価条件は非特許文献5に記載のLTE−Advancedにおけるシステムレベル評価条件に準じて設定している。
(1)まず、セルグループIDをサイト間で互いに異なるようにランダムに割り当てる。このとき、同一マクロセルサイト内の3つのマクロセルは同じセルグループIDが割り当てられる。
(2)次に、マクロセル間で同一セルローカルIDの繰り返し距離が最大となるよう同一マクロセルサイト内の3つのマクロセルに互いに異なるセルローカルIDを割り当てる。
(3)スモールセルのセルローカルIDはエリアがオーバラップするマクロセルのセルローカルIDと異なるセルローカルIDを設定し、同一マクロセルエリア内のスモールセルのセルローカルIDが互いに異なるように割り当てる。
(1)基地局間同期環境
・約20[ms](CREバイアス値=6[dB])
・約60[ms](CREバイアス値=15[dB])
(2)基地局間非同期環境
・約20[ms](CREバイアス値=6[dB])
・約100[ms](CREバイアス値=15[dB])
Tsearch=100[ms](移動局装置が接続対象のセルを知っている場合)
Tsearch=800[ms](移動局装置が接続対象のセルを知らない場合、基地局間同期)
(1)初期セルサーチにおけるスモールセルエリア内でのスモールセル検出可能な場所率の低下
(2)周辺セルサーチにおけるスモールセルエリア内での所望スモールセル検出時間の増大(10[dB]以上のCREバイアス値が適用された場合、100[ms]以内に所望スモールセルを検出できない確率(場所)が急激に増大)
(1)送信電力配分制御を用いた共通信号の受信性能の改善→基地局装置のパラメータの調整
(2)逐次干渉キャンセラを用いた共通信号の受信性能の改善→移動局装置の構成の改良
まず、送信電力配分制御を用いて共通信号の受信性能を改善する基地局装置のパラメータの調整について説明する。この解決手段では、CREバイアス値に合せて、各セルの共通信号に割り当てる電力配分を調整することにより、CREバイアス値の設定により拡張されたセルエリアの共通信号の受信性能を向上させるものであり、基地局間同期環境及び基地局間非同期環境の両方において効果がある。
本例は、スモールセルのカバレッジを拡大または接続率を増加させるようにスモールセルに正のCREバイアス値を設定した場合にスモールセル基地局の共通信号の送信電力の配分を制御する例である。
本例は、スモールセルのカバレッジを縮小または接続率を抑制させるようにスモールセルに負のCREバイアス値を設定した場合にスモールセル基地局の共通信号の送信電力の配分を制御する例である。本例は、スモールセル付近にユーザが集中しすぎる場合に、マクロセルへオフロードを図りたいケースである。
本例は、スモールセルのカバレッジを拡大または接続率を増加させるようにスモールセルに正のCREバイアス値を設定した場合にマクロセル基地局の共通信号の送信電力の配分を制御する例である。
本例のように、スモールセルに正のCREバイアス値を設定した場合は、例えば、マクロセル基地局における他の物理チャネル信号に対し、マクロセル基地局における共通信号の送信電力密度を抑制(低減)するように制御する。これにより、拡大されたスモールセルのセル端における移動局装置の共通信号の受信SIRを改善することができる。
本例は、スモールセルのカバレッジを縮小または接続率を抑制させるようにスモールセルに負のCREバイアス値を設定した場合にマクロセル基地局の共通信号の送信電力の配分を制御する例である。本例は、スモールセル付近にユーザが集中しすぎる場合に、マクロセルへオフロードを図りたいケースである。
次に、逐次干渉キャンセラを用いて共通信号の受信性能を改善する移動局装置の構成の改良について説明する。
この逐次干渉キャンセラでは、共通信号の受信電力の強いセルから順に検出し、検出されたセルの同期信号(PSS/SSS)及び物理報知チャネル(PBCH)の受信信号レプリカを作成し、検出されたセルの共通信号の一部または全ての成分を受信信号から順次除去する。これにより、共通信号の受信電力の弱いセルの共通信号の受信性能を向上させる。この逐次干渉キャンセラを用いた共通信号の受信性能の改善は、特に基地局間同期環境での適用効果が期待される。
図24において、まず、移動局装置は、予め取得しておいた周辺のセルに対応する既知の複数のセルIDの情報に基づいて、初期セルサーチの後、周辺セルサーチを開始する。そして、移動局装置は、第1番目のセルについて受信信号から取得したプライマリ同期信号(PSS)に基づいて、シンボルタイミング候補、ローカルID候補、周波数オフセット候補などを更新する(S1)。
また、本実施形態によれば、移動局装置30における共通信号(PSS,SSS,PBCH)の逐次干渉キャンセラにより共通信号の受信性能を改善し、スモールセルにおけるCREバイアス値の設定によって移動局装置30において発生しやすくなる共通信号のセル間干渉がその移動局装置30における当該共通信号を用いた動作性能に与える影響を抑制又は防止することができる。
特に、本実施形態によれば、移動局装置30において発生する複数セル間のトラフィックロード観点から最適なベストセルの検出性能劣化や当該移動局装置30において同様に発生するそのベストセルに対する報知情報の検出性能劣化を抑制又は防止することができる。
10A マクロセル
20 スモールセル基地局
20A スモールセル
30 移動局装置
40 コアネットワーク
Claims (19)
- 移動局装置と無線通信可能な基地局装置であって、
移動局装置に対して下りリンク無線フレームにおける所定の周波数帯域及び時間スロットで固定的に共通信号を送信する手段と、
当該基地局装置に対応するセルのサイズ若しくは接続率又は当該基地局装置に隣接する他の基地局装置に対応するセルのサイズ若しくは接続率を等価的に変更するセル調整パラメータの設定に応じて、前記下りリンク無線フレームにおける前記共通信号が含まれるサブフレーム内で前記共通信号に割り当てる送信電力を調整する手段と、を備えることを特徴とする基地局装置。 - 請求項1の基地局装置において、
前記セル調整パラメータの設定に応じて、前記下りリンク無線フレームにおける前記共通信号が含まれるサブフレーム内における前記共通信号に割り当てる送信電力と他の物理チャネルの信号に割り当てる送信電力との間の配分を調整することを特徴とする基地局装置。 - 請求項1又は2の基地局装置において、
前記セル調整パラメータの設定が、当該基地局装置に対応するセルのサイズ又は接続率を等価的に増加させる設定の場合に、前記下りリンク無線フレームにおける前記共通信号が含まれるサブフレーム内で前記共通信号に対する送信電力密度を増大させることを特徴とする基地局装置。 - 請求項3の基地局装置において、
前記他の物理チャネルの信号に対する送信電力の配分を制限することを特徴とする基地局装置。 - 請求項1乃至4のいずれかの基地局装置において、
前記セル調整パラメータの設定が、当該基地局装置に対応するセルのサイズ又は接続率を等価的に低減させる設定の場合に、前記下りリンク無線フレームにおける前記共通信号が含まれるサブフレーム内で前記共通信号に対する送信電力密度を低減させることを特徴とする基地局装置。 - 請求項1乃至5のいずれかの基地局装置において、
当該基地局装置から送信される送信信号の平均電力若しくはピーク電力又は該平均電力と該ピーク電力との比(PAPR)が許容範囲内に入っている条件下で、前記共通信号に対する送信電力を調整することを特徴とする基地局装置。 - 請求項1乃至6のいずれかの基地局装置において、
前記セル調整パラメータは、CRE(セル範囲拡張)のバイアス値であることを特徴とする基地局装置。 - 請求項7の基地局装置において、
前記共通信号以外の送信信号の送信電力密度に対する前記共通信号の送信電力密度へ与えるオフセット値を前記CREのバイアス値以下にすることを特徴とする基地局装置。 - 請求項4の基地局装置において、
前記他の物理チャネルの信号に対する送信電力の配分を制限することで余った余剰電力を、前記共通信号に対する送信電力の増加分として配分することを特徴とする基地局装置。 - 請求項8又は9の基地局装置において、
当該基地局装置から送信される送信信号の平均電力若しくはピーク電力又は該平均電力と該ピーク電力との比(PAPR)が許容範囲内に入っている条件下で、前記共通信号に対する送信電力密度を増加させることを特徴とする基地局装置。 - 請求項1乃至10のいずれかの基地局装置において、
前記共通信号は、プライマリ同期信号、セカンダリ同期信号及び物理報知チャネルの信号であることを特徴とする基地局装置。 - 請求項1乃至11のいずれかの基地局装置において、
当該基地局装置がマクロセル基地局装置であり、
当該基地局装置のセル内に前記他の基地局装置としてのスモールセル基地局装置が位置していることを特徴とする基地局装置。 - 請求項1乃至11のいずれかの基地局装置において、
当該基地局装置がスモールセル基地局装置であり、前記他の基地局装置としてのマクロセル基地局装置のセル内に位置していることを特徴とする基地局装置。 - 請求項1乃至13のいずれかの基地局装置において、
当該基地局装置に対応するセルのサイズ若しくは接続率又は当該基地局装置に隣接する他の基地局装置に対応するセルのサイズ若しくは接続率を等価的に変更するセル調整パラメータの設定が行われているか否かを判定する手段と、
前記セル調整パラメータの設定が行われている場合に前記送信電力の調整を実行し、前記セル調整パラメータの設定が行われていない場合には前記送信電力の調整を実行しないように制御する手段と、を更に備えることを特徴とする基地局装置。 - 請求項1乃至14のいずれかの基地局装置と、前記基地局装置と無線通信可能な移動局装置とを備える移動通信システム。
- 請求項15の移動通信システムにおいて、
前記移動局装置は、
下りリンク無線フレームで受信された受信信号に基づいて、当該移動局装置が接続しているセルに加えてそれ以外の周辺のセルを検出する手段と、
前記検出されたセルにおいて前記下りリンク無線フレームにおける所定の周波数帯域及び時間スロットで固定的に送信された共通信号の成分を前記受信信号から抽出し、前記検出されたセルに対応する共通信号の受信信号レプリカを生成する手段と、
前記検出されたセルに対応する共通信号の受信信号レプリカを用いて、前記検出されたセルに対応する共通信号の一部又はすべての成分を前記受信信号から除去する手段と、を備えることを特徴とする移動通信システム。 - 請求項16の移動通信システムにおいて、
前記移動局装置における前記共通信号の受信信号レプリカを生成する手段は、
前記検出されたセルに対応するプライマリ同期信号及びセカンダリ同期信号の成分を前記受信信号から抽出し、
前記プライマリ同期信号及びセカンダリ同期信号それぞれに含まれる情報に基づいて、前記受信信号に含まれる前記検出されたセルに対応する物理報知チャネルの信号を復号および受信誤り有無確認を行うことにより前記検出されたセルの正否を確認し、
正しく検出されたセルに対応する共通信号の受信信号レプリカとして、前記検出されたセルに対応するプライマリ同期信号、セカンダリ同期信号及び物理報知チャネルの信号それぞれの受信信号レプリカを生成する、ことを特徴とする移動通信システム。 - 請求項16又は17の移動通信システムにおいて、
前記移動局装置は、前記共通信号を送信するセルが複数存在する場合は、前記共通信号の受信電力が強いセルから順に検出し、検出されたセルについて前記共通信号の受信信号レプリカを生成し、前記検出されたセルに対する共通信号の一部又はすべての成分を前記受信信号から順次除去することを特徴とする移動通信システム。 - 請求項16乃至18のいずれかの移動通信システムにおいて、
前記移動局装置は、
当該移動局装置が接続しているセル又はその周辺のセルについてセルのサイズ若しくは接続率を等価的に変更するセル調整パラメータの設定が行われているか否かを判定する手段と、
前記セル調整パラメータの設定が行われている場合に当該移動局装置で検出されたセルに対応する共通信号の受信信号レプリカを用いて、前記受信信号から検出されたセルに対応する共通信号の一部又はすべての成分を前記受信信号から除去する処理を実行し、前記セル調整パラメータの設定が行われていない場合には前記共通信号の一部又はすべての成分を前記受信信号から除去する処理を実行しないように制御する手段と、を更に備えることを特徴とする移動通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013250913A JP5940514B2 (ja) | 2013-12-04 | 2013-12-04 | 基地局装置、移動局装置及び移動通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013250913A JP5940514B2 (ja) | 2013-12-04 | 2013-12-04 | 基地局装置、移動局装置及び移動通信システム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016080154A Division JP6196348B2 (ja) | 2016-04-13 | 2016-04-13 | 基地局装置、移動局装置及び移動通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015109538A JP2015109538A (ja) | 2015-06-11 |
JP5940514B2 true JP5940514B2 (ja) | 2016-06-29 |
Family
ID=53439605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013250913A Active JP5940514B2 (ja) | 2013-12-04 | 2013-12-04 | 基地局装置、移動局装置及び移動通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5940514B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2017026263A1 (ja) * | 2015-08-12 | 2018-05-31 | 株式会社Nttドコモ | ユーザ装置、及び接続制御方法 |
JP6926165B2 (ja) * | 2015-10-23 | 2021-08-25 | オッポ広東移動通信有限公司Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. | 滞留セルの選択方法及び装置 |
CN107852657B (zh) | 2015-10-23 | 2021-08-27 | Oppo 广东移动通信有限公司 | 选择驻留小区的方法和装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2639983A1 (en) * | 2012-03-16 | 2013-09-18 | Panasonic Corporation | MCS table adaptation for low power ABS |
-
2013
- 2013-12-04 JP JP2013250913A patent/JP5940514B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015109538A (ja) | 2015-06-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9949255B2 (en) | Communication device and communication method for determining a combination of base stations used to communicate with a communication terminal | |
JP5674958B2 (ja) | 測定シグナリングを伝える方法および装置 | |
KR101593859B1 (ko) | 기지국에서의 간섭을 완화하도록 사용자 단말에게 지시하는 방법 | |
KR101975281B1 (ko) | 협력형 멀티포인트 전송 및 수신을 위한 srs 최적화 | |
KR101618132B1 (ko) | 무선 통신 시스템에서 측정 방법 및 장치 | |
KR101725291B1 (ko) | Lte에서의 간섭 억제 및 간섭 소거를 위한 가상 셀 관리 | |
US20140334320A1 (en) | Systems and Methods for Network Adaptation Support in Wireless Network | |
US20170223558A1 (en) | Methods and apparatuses for measurement enhancement in communication system | |
KR20170089853A (ko) | 무선 통신들에서 탐색 기준 신호들에 기초한 네트워크 식별 | |
AU2017330448B2 (en) | Techniques for WLAN measurements for unlicensed spectrum communications | |
JP2018011249A (ja) | 通信システム、基地局装置、通信端末装置および通信方法 | |
CN107005865B (zh) | 由网络实体进行无线通信的方法和装置 | |
JP5940514B2 (ja) | 基地局装置、移動局装置及び移動通信システム | |
KR20120007997A (ko) | 소형 셀 커버리지 확장을 위한 기지국 및 단말의 간섭 제어 방법 | |
JP5451827B2 (ja) | 移動局装置 | |
JP6196348B2 (ja) | 基地局装置、移動局装置及び移動通信システム | |
US20150296439A1 (en) | Distributed neigboring cell assisted neighbour discovery | |
EP2824958B1 (en) | Wireless telecommunications network nodes and methods | |
JP5956488B2 (ja) | 移動局装置及び移動通信システム | |
KR20150124046A (ko) | 스몰 셀 디스커버리 참조 신호 송수신 방법 및 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150318 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160304 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160406 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160506 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160518 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5940514 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |