JP5940486B2 - エネルギーマネジメントシステム - Google Patents

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Description

本発明は、住宅に供給する電力を制御するエネルギーマネジメントシステムに関する。
太陽光発電装置等から住宅に供給された電力の余剰分で蓄電池を充電し、充電した蓄電池の電力を必要に応じて住宅内で使用することが、省エネルギーの見地から推奨されている。
しかしながら蓄電池に充電できる電力には上限があり、住宅における余剰電力が蓄電池に蓄えられる上限を超えてしまった場合には余剰電力を蓄えることができず電力の無駄が生じてしまう。
特許文献1では、蓄電池が満充電状態の場合に、蓄電池の電力を保留していたタスク処理に使用することで蓄電池に余剰電力を充電できる空き容量を確保する制御装置が提案されている。
特開2012−191748号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、蓄電池が満充電状態の場合に、蓄電池が蓄えている電力を小出しにして使用しており、蓄電池の電力を十分に活用できていないという問題点があった。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、蓄電池の電力をフルに活用できるエネルギーマネジメントシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、自然エネルギーにより発電する発電手段と、前記発電手段の発電量を検知する発電量検知手段と、前記発電手段が発電した電力で充電され、充電された電力を放電可能な蓄電池と、外部から気象情報を取得する情報取得手段と、所定の時刻に前記発電量検知手段が計測した前記発電手段の発電量及び前記情報取得手段が取得した前記所定の時刻以降の発電時間帯の気象情報に基づいて、前記蓄電池の蓄電量を下限値から上限値まで引き上げる満充電が前記発電時間帯で2以上の所定の回数可能か否かを判定する判定手段と、前記判定手段が前記満充電は前記発電時間帯で前記所定の回数可能であると判定した場合に、前記蓄電池を蓄電量が前記上限値になるまで充電し、該充電後の前記蓄電池を蓄電量が前記下限値になるまで放電させ、該放電による電力を予め定められた優先順位に従って複数の電力負荷手段に供給すると共に、該放電後の蓄電池を蓄電量が前記上限値になるまで再度充電する制御手段と、を備える。
請求項1に記載の発明によれば、1日の所定の時刻における太陽光発電手段の発電量とその1日の気象情報とに基づいて1日で蓄電池の満充電が2回可能か否かを判定する。かかる判定が肯定的な場合には、充電した蓄電池を蓄電量が下限値になるまで放電させて当該放電による電力を優先順位に従って複数の電力負荷手段に供給できる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記複数の電力負荷手段の消費電力量を検知する消費電力量検知手段をさらに備え、前記制御手段は、前記消費電力量検知手段が検知した消費電力量が大きい順に前記複数の電力負荷手段の優先順位を予め決定する。
請求項2に記載の発明によれば、消費電力量が多い電力負荷手段に対して優先的に蓄電池の電力を供給できる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記判定手段は、前記1日の前記所定の時刻の発電量が所定の閾値以上であると共に、前記1日の気象情報が午前及び午後で晴天を予報した場合に、前記満充電は前記1日で2回可能であると判定する。
請求項3に記載の発明によれば、前記判定手段は、前記所定の時刻の発電量が所定の閾値以上であると共に、前記所定の時刻以降の気象情報が前記発電時間帯を通して晴天を予報した場合に、前記満充電は前記発電時間帯で2回可能であると判定することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の発明は、1日で蓄電池の満充電が2回可能な場合には、充電した蓄電池を蓄電量が下限値になるまで放電させて当該放電による電力を優先順位に従って複数の電力負荷手段に供給することにより、蓄電池の電力をフルに活用できるという効果を有する。
請求項2に記載の発明によれば、消費電力量が多い電力負荷手段に対して優先的に蓄電池の電力を供給することにより、蓄電池の電力を有効に活用できるという効果を有する。
請求項3に記載の発明によれば、所定の時刻の太陽光発電による発電量が所定の閾値以上であって、気象情報が全日晴天を予報している場合に、蓄電池の満充電が1日で2回可能であると判定することにより、蓄電池を充電量が下限値になるまで放電できるので、蓄電池の電力をフルに活用できるという効果を有する。
本発明の第1の実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムの一例を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムにおけるHEMSの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムにおける太陽光発電装置の発電量の変化と蓄電池の充電及び放電のサイクルとの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムにおけるHEMSの処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムにおける判定条件の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムにおける電力負荷手段の優先順位を決定する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムにおけるHEMSの処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムにおける判定条件の一例を示す図である。
[第1の実施の形態]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムの一例を示す概略図である。
図1に示したように、本実施の形態では、系統電力12からの電力が、主幹ブレーカー100を介して住宅10の分電盤14に供給されている。また、主幹ブレーカー100の系統電力側には、系統電力12から供給される電力の電流値を検知する主幹ブレーカー電流センサ120が設けられている。
分電盤14には、系統電力12とは別に自家発電装置である太陽光発電装置16からの電力が太陽光発電用ブレーカー102を介して供給されている。太陽光発電装置16には、太陽光発電装置の発電量を計測すると共に、建物内のエネルギーの管理や制御を行うHEMS(Home Energy Management System)30からの指示に基づいて太陽光発電装置16を制御する太陽光発電制御装置18が設けられている。
太陽光発電制御装置18には、太陽電池パネルが発電した直流を分電盤14から電力負荷手段に供給される交流(例えば、100V、50Hz)に変換可能なインバータ等の変換手段が設けられている。
太陽光発電用ブレーカー102の分電盤側には、太陽光発電装置16から供給される電力の電流値を検知する太陽光発電電流センサ122が設けられている。
また、分電盤14には、住宅10の余剰電力を充電可能な蓄電池52が蓄電池用ブレーカー104を介して系統電力12及び太陽光発電装置16から分電盤14に電力を供給する電気系統に接続されている。蓄電池52から供給される電力の電流値及び蓄電池52を充電する時に蓄電池52に供給される電力の電流値は蓄電池電流センサ124によって検知可能である。
蓄電池52には、HEMS30からの指示に基づいて蓄電池50の充電及び放電を制御すると共に、蓄電池52の電圧値を計測し計測した電圧値に基づいて蓄電池52の蓄電量を算出する蓄電池制御装置54が設けられている。また、蓄電池制御手段52は、蓄電池52が放電した直流を交流(例えば、100V、50Hz)に、系統電力12等から供給された交流を蓄電池52の充電に至適な電圧の直流に各々変換可能である。
系統電力12、太陽光発電装置16及び蓄電池52から分電盤14に供給された電力は、分岐回路20A〜20Eを介して電力負荷手段に供給される。分岐回路20Aには、エコキュート(登録商標)等の貯湯タンク62を備えた電気給湯器60が接続されており、分岐回路20Bにはエアコン64が、分岐回路20Cには炊飯器66が、分岐回路20Dには洗濯機68が各々接続されている。電気給湯器60、エアコン64、炊飯器66及び洗濯機68の各電力負荷手段にはHEMS30に各々の稼働状況を通知する情報線が接続されている。また、各電力負荷手段は、接続されている情報線を介してHEMS30によって制御される。
また、分岐回路20Eには、車両連結部70を介してEV(Electric Vehicle)、HV(Hybrid Vehicle)又はPHV(Plug-in Hybrid Vehicle)等である車両72が接続されている。分電盤14から供給される電力により、車両72の車両用蓄電池74を充電することが可能であり、その逆に、車両用蓄電池74から分電盤14に電力を供給することも可能である。
車両用蓄電池74から取り出される電力は直流であるが、各車両が備えるインバータ(図示せず)によって、単相2線式100Vで50Hz又は60Hzの交流に変換して、車両連結部70を介して、分電盤14へ供給する。
車両連結部70は、ケーブルによって車両72と接続されることにより、住宅10の電気系統である分電盤14と車両72とを電気的に接続するコネクタである。当該コネクタは、分電盤14からの電力を車両72に供給する又は車両の電力を分電盤14に供給するための電力線の端子と、HEMS30と車両72との通信に係る情報線の端子を有している。この情報線を介した通信により、HEMS30は、車両連結部70に車両72が接続されたこと、又は車両連結部70と車両72とが分離されたことを検知できる。
本実施の形態では、HEMS30は、車両連結部70を介して、車両用蓄電池74の電圧値を取得可能で、当該電圧値に基づいて車両用蓄電池74の蓄電量を算出できる。
分岐回路20A〜20Eには分岐回路20A〜20Eの電流値を計測する電流センサ22A〜22Eが各々設けられている。電流センサ22A〜22Eからの情報線は、主幹ブレーカー電流センサ120、太陽光発電電流センサ122及び蓄電池電流センサ124からの情報線とHEMS30が分電盤14を制御するための情報線と共にHEMS30に接続されている。なお、図1において破線は計測データ又は制御情報が流れる情報線であるとする。
分電盤14の分岐回路20A〜20Eには、分岐回路20A〜20Eをオン状態又はオフ状態に切り替えるための分岐ブレーカー24A〜24Eが各々設けられ、分岐ブレーカー24A〜24Eは、HEMS30によって制御される。
なお、図1では、記載の簡略化のために分岐回路は5系統のみ記載しているが、本実施の形態では5系統以上でも5系統以下でもよく、分岐回路の本数に特段の限定はない。
また、HEMS30にはインターネット等のネットワーク90のゲートウェイである終端装置80が接続されている。HEMS30は、終端装置80とネットワーク90とを介して、気象情報サーバ92と通信可能であり、さらには終端装置80とネットワーク90とを介して気象情報サーバ92から天気予報等の気象情報を取得可能であるとする。
気象情報サーバ92は、気象庁等の気象情報を扱う機関に設置されたサーバであり、ネットワーク90を介して天気予報等の気象情報を配信する。
図2は、本実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムに係るHEMS30の概略構成を示すブロック図である。
HEMS30は、コンピュータを含んで構成されており、図2に示すように、CPU36、ROM38、RAM40、及び入出力ポート42を備えて、これらがアドレスバス、データバス、及び制御バス等のバス44を介して互いに接続されている。
入出力ポート42には、各種入出力機器として、表示部46、操作部48、及びメモリ50が接続されている。なお、表示部46及び操作部48は一体で構成され、操作部48は、表示部46に設けられたタッチパネルを適用することができる。
表示部46には、電気給湯器60等の電力負荷手段の消費電力量、電力負荷手段の稼働状況、車両用蓄電池74の充電又は放電の状況、太陽光発電装置16による発電量等が表示可能である
メモリ50には、分岐ブレーカー24A〜24Eを制御するプログラム、蓄電池制御装置54を制御するプログラム、各電力負荷手段を制御するプログラム、車両連結部70を制御するプログラム及びこれらのプログラムを実行するための各種情報等が記憶されている。また、メモリ50は、気象情報サーバ92から受信した天気予報等の情報を記憶する。
HEMS30は、メモリ50に記憶されたプログラムをRAM40等に展開してCPU36で実行することにより、住宅10へ供給する電力の制御等の各種制御を行うようになっている。
本実施の形態では、電気給湯器60等の電力負荷手段はHEMS30によって消費電力量を含めて稼働状況を把握されているが、各電力負荷手段の消費電力量は電流センサ22A〜22Eが検知した電流値から算出してもよい。また、太陽光発電装置16の発電量は、太陽光発電電流センサ122が検知した電流値に基づいても算出可能である。電流センサ22A〜22Eの検知結果に基づく消費電力量は、電力が消費された年月日時と対応付けられて、メモリ50に住宅10の電力の使用履歴として記憶する。
分電盤14から電力負荷手段に供給される電圧は略100Vなので、本実施の形態では各電流センサが検知した電流値に100を乗算することで、電力量を算出可能である。しかしながら、電圧の変動が大きい分岐回路では、別途電圧を測定する手段を設けてもよい。
入出力ポート42には、分電盤14、太陽光発電制御装置18、蓄電池制御装置54、電気給湯器60、エアコン64、炊飯器66、洗濯機68及び車両連結部70等が接続されている。
図3は、本実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムにおける太陽光発電装置16の発電量の変化と蓄電池52の充電及び放電のサイクルとの一例を示す図である。本実施の形態では、太陽光発電装置16は、日の出の後、日射が強まるにつれて太陽光発電装置発電量96が大きくなっていく。太陽光発電装置発電量96は、太陽が南中する時刻に最大となり、その後は減少し、日没時には0となる。このように太陽光発電装置では、日の出の後、日没までが発電時間帯となる。
蓄電池52は、前日の夕刻から所定の時刻98まで放電され、放電された電力は住宅10の電力負荷手段で消費される。所定の時刻98以降は、太陽光発電装置16による電力で充電され(充電(1))、満充電状態になった後は再び放電される(放電(2))。完全に放電された後、太陽光発電装置16による電力で再び充電され(充電(2))、満充電となった後は、翌日の所定の時刻まで蓄えた電力を放電する(放電(2))。
本実施の形態では、所定の時刻98における太陽光発電装置16の発電量と気象情報サーバ92から取得した天気予報等の情報とに基づいて、1日で蓄電池52の蓄電量を下限値から上限値まで充電する満充電が2回可能か否かを判定する。
続いて、本実施の形態に係るHEMS30の制御について説明する。図4は、本実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムにおけるHEMS30の処理の一例を示すフローチャートである。
ステップ400では、太陽光発電装置16の所定時刻の発電量を計測する。所定時刻は晴天であれば日射が通年観測できる時刻が望ましい。本実施の形態では、一例として北緯35度前後の中緯度地方では午前8時とする。低緯度地方であれば所定の時刻は本実施の形態よりも早い時刻でよいし、高緯度地方では本実施の形態より遅い時刻を所定の時刻とする。また、太陽光発電装置16の発電量は、太陽光発電電流センサ122の計測結果に基づいてもよいし、HEMS30が太陽光発電制御装置18から取得してもよい。
ステップ402では、気象情報サーバ92から天気予報等の気象情報を取得する。ステップ404では、太陽光発電装置16の発電量及び気象情報に基づいて、その日の昼間に蓄電池52を2回の満充電(以下、「2回充電」と略記)が可能か否かを判定する。蓄電池52を2回充電可能か否かは、太陽光発電装置16の発電能力又は蓄電池52の蓄電量に左右される。本実施の形態では、冬季の昼間に晴天が継続した場合に、太陽光発電装置16による電力で蓄電池52を2回充電可能なように太陽光発電装置16の発電能力及び蓄電池52の蓄電量が設定されているとする。
本実施の形態では、例えば、図5に示した条件で蓄電池52を2回充電可能か否かを判定する。図5は、本実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムにおける判定条件の一例を示す図である。図5に示したように、所定の時刻に計測した太陽光発電装置16の発電量が定格出力の20%以上であって、夏季であれば降水確率が0〜40%、冬季であれば降水確率が0〜20%の場合に、2回充電可能であると判定する。
図5の数値は中緯度地方を想定した一例であって、本発明の実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムが設置される地域の緯度及び気候によって左右される。また、太陽光発電装置16の発電能力と蓄電池52の蓄電量との関係によっても変化する。
または、図5のような要件によらず、1日の所定の時間の発電量が所定の閾値以上であって、その1日の気象情報が午前及び午後の晴天を予報している場合に2回充電可能であると判定してもよい。
ステップ404で肯定判定の場合には、ステップ406で充電を開始し、ステップ408で満充電となったか否かが判定される。蓄電池52の蓄電量は、蓄電池制御装置54が計測した蓄電池52の電圧値から算出する。なお、リチウムイオン電池等のように蓄電池52の種類によっては、蓄電量が100%に達するまで充電すると蓄電池52を劣化させる場合があるため、本実施の形態では、蓄電量の90%程度までを上限値とする。
ステップ408で肯定判定の場合には、ステップ410で蓄電池52の電力を優先順位に従って電力負荷手段に供給する優先順位に従った放電制御が行われる。特定の電力負荷手段に蓄電池52の電力を供給する優先順位に従った放電制御は、HEMS30が各電力負荷手段のオン又はオフを制御することで実行してよいし、分岐ブレーカー24A〜24Eのオン又はオフを制御することによって実行してもよい。電力負荷手段の優先順位は予め定めてメモリ50に記憶しておく。
ステップ412では、蓄電池52の蓄電量が下限値になったか否かが判定される。ステップ412で肯定判定の場合には、ステップ414で充電を開始する。なお、蓄電池52において許容される蓄電量の下限値は、蓄電池52の種類によって異なる。特に、リチウムイオン電池及び鉛蓄電池は、過放電は電池の劣化を招くので、蓄電池52の蓄電量の10〜20%までを放電における下限値とする。
ステップ416では、満充電になったか否かが判定され、肯定判定の場合には、ステップ418で太陽光発電装置16の発電量は0になったか否かが判定される。ステップ418で肯定判定の場合には、ステップ420で蓄電池52の電力を特に優先順位にはよらずに放電する放電制御を行って処理を終了する。
なお、ステップ404で否定判定の場合には、ステップ422で蓄電池52の電力を特に優先順位にはよらずに放電する放電制御を行って処理を終了する。
以上、説明したように、本実施の形態では、所定の時刻における太陽光発電装置16の発電量とその日の降水確率とから蓄電池52を2回満充電可能か否かを判定し、肯定判定の場合には1回目の充電の後に蓄電池52の電力を下限値まで活用できる。本実施の形態では、系統電力12の時間別電灯で料金単価が高い昼間に蓄電池52の電力を下限値まで活用できるので、系統電力12から買電する電力の料金を低減化することができる。
図6は、本実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムにおける電力負荷手段の優先順位を決定する処理の一例を示すフローチャートである。ステップ600では、各電力負荷手段の最大消費電力量を算出する。本実施の形態では、各電力負荷手段の消費電力量を累積的にメモリ50に記憶しておき、記憶した消費電力量から最大値を抽出することにより各電力負荷手段の最大消費電力量を算出する。
ステップ602では、各電力負荷手段を最大消費電力量が大きい順に表示部46に表示し、ステップ604では操作部48を介してユーザの操作があったか否かが判定される。
ステップ604で肯定判定の場合には、ユーザの選択に基づく優先順位をメモリ50に記憶して処理を終了する。本実施の形態では、操作部48はタッチパネルを採用しているので、一例としてユーザがタッチして選択した順に電力負荷手段の優先順位を決定する。
ステップ604で否定判定の場合には、ステップ608で最大消費電力量の大きい順に各電力負荷手段の優先順位を決定して処理を終了する。
以上説明したように、図6に示した処理によれば、ユーザは各電力負荷手段の消費電力量を特段意識することなしに各電力負荷手段の最大消費電力量を考慮した優先順位を決定することができる。
[第2の実施の形態]
続いて本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態とシステムの構成は同一であるので、構成についての詳細な説明は省略する。
図7は、本実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムにおけるHEMS30の処理の一例を示すフローチャートである。図7のステップ700〜720の処理は、図4のステップ400〜420と同一であるので、詳細な説明は省略する。本実施の形態では、ステップ704での2回充電が可能か否かの判定で否定判定となった場合のステップ722の処理が第1の実施の形態とは相違する。
ステップ722では、所定の時刻における太陽光発電装置16の発電量と降水確率とから、その日の昼間に1回の充電が可能か否かを判定する。ステップ722での判定は、例えば、図8に示した判定条件に基づいて行われる。図8は、本形態に係るエネルギーマネジメントシステムにおける判定条件の一例を示す図である。
図8では、夏季の場合であれば、所定の時刻の発電量が定格出力の20%以上でかつ降水確率が40〜50%の場合であるか、所定の時刻の発電量が定格出力の10%以上でかつ降水確率が0〜40%の場合に1回の充電が可能であると判定する。
また、冬季の場合には、所定の時刻の発電量が定格出力の20%以上でかつ降水確率が20〜30%の場合であるか、所定の時刻の発電量が定格出力の10%以上でかつ降水確率が0〜20%の場合に1回の充電が可能であると判定する。
図8に示した各数値は、所定の時刻の発電量が十分であっても降水確率が高い場合には2回充電ではなく1回充電が可能であり、所定の時刻の発電量が不十分であっても降水確率が低ければ1回充電は可能であることに基づく。また、冬季は夏季に比して日照時間が短く日差しも弱いので夏季よりも1回充電が可能な条件を厳格にしている。
図8の数値は中緯度地方を想定した一例であって、本発明の実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムが設置される地域の緯度及び気候によって左右される。また、太陽光発電装置16の発電能力と蓄電池52の蓄電量との関係によっても変化する。
ステップ724では、蓄電池52に残存している電力を優先順位に従って電力負荷手段に供給する放電処理を行い、ステップ726では蓄電池52の充電量が下限値になったか否かを判定する。
ステップ726で肯定判定の場合には、ステップ728で充電を開始する。充電は、太陽光発電装置16の発電が可能な限り行われ、ステップ730では、太陽光発電装置16の発電量が0になったか否かが判定され、肯定判定の場合には、ステップ732で蓄電池52の電力を特に優先順位にはよらずに放電する放電制御を行って処理を終了する。
なお、ステップ722で否定判定の場合には、ステップ734で蓄電池52の電力を特に優先順位にはよらずに放電する放電制御を行って処理を終了する。
以上、説明したように、本実施の形態では、所定の時刻における太陽光発電装置16の発電量とその日の降水確率とから蓄電池52を2回満充電可能か又は1回充電可能かを判定し、当該判定に基づいた充電及び放電処理によって蓄電池52の電力を下限値まで活用できる。なお、上記の第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、1日に2回の満充電が可能か否かを判定したが、太陽光発電装置16の発電能力に対して蓄電池52の容量が小さい等の場合には、1日に2回以上の所定の回数充電可能か否かを判定するようにしてもよい。このように判定することにより、太陽光発電装置16の発電能力と蓄電池52の容量とに見合った電力供給の制御が可能となる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、太陽光発電装置16を風力発電装置に置換したものである。本実施の形態では、所定の時刻に風力発電が所定量以上発電しているか、所定の時刻以降の気象情報から2回充電可能な電力量を発電できる風力が持続するかを予測する。
所定の時刻は、風力発電装置が設置されている場所又は地形等によって異なるが、風が持続して吹き始める時刻であればよい。所定の時刻はユーザが設定できるが、気象情報サーバ92に記憶されている過去の風力の観測結果に基づいて推定してもよい。また、風力発電装置では、風力によって所定量以上の発電が持続している間が発電時間帯となる。
10 住宅
12 系統電力
14 分電盤
16 太陽光発電装置
18 太陽光発電制御装置
20A、20B、20C、20d、20E 分岐回路
22A、22B、22C、22D、22E 電流センサ
24A、24B、24C、24D、24E 分岐ブレーカー
36 CPU
38 ROM
40 RAM
46 表示部
48 操作部
50 メモリ
52 蓄電池
54 蓄電池制御装置
60 電気給湯器
62 貯湯タンク
64 エアコン
66 炊飯器
68 洗濯機
70 車両連結部
72 車両
74 車両用蓄電池
80 終端装置
90 ネットワーク
92 気象情報サーバ
96 太陽光発電装置発電量
98 所定の時刻
100 主幹ブレーカー
102 太陽光発電用ブレーカー
104 蓄電池用ブレーカー
120 主幹ブレーカー電流センサ
122 太陽光発電電流センサ
124 蓄電池電流センサ

Claims (3)

  1. 自然エネルギーにより発電する発電手段と、
    前記発電手段の発電量を検知する発電量検知手段と、
    前記発電手段が発電した電力で充電され、充電された電力を放電可能な蓄電池と、
    外部から気象情報を取得する情報取得手段と、
    所定の時刻に前記発電量検知手段が計測した前記発電手段の発電量及び前記情報取得手段が取得した前記所定の時刻以降の発電時間帯の気象情報に基づいて、前記蓄電池の蓄電量を下限値から上限値まで引き上げる満充電が前記発電時間帯で2以上の所定の回数可能か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記満充電は前記発電時間帯で前記所定の回数可能であると判定した場合に、前記蓄電池を蓄電量が前記上限値になるまで充電し、該充電後の前記蓄電池を蓄電量が前記下限値になるまで放電させ、該放電による電力を予め定められた優先順位に従って複数の電力負荷手段に供給すると共に、該放電後の蓄電池を蓄電量が前記上限値になるまで再度充電する制御手段と、
    を備えたエネルギーマネジメントシステム。
  2. 前記複数の電力負荷手段の消費電力量を検知する消費電力量検知手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記消費電力量検知手段が検知した消費電力量が大きい順に前記複数の電力負荷手段の優先順位を予め決定する請求項1に記載のエネルギーマネジメントシステム。
  3. 前記判定手段は、前記所定の時刻の発電量が所定の閾値以上であると共に、前記所定の時刻以降の気象情報が前記発電時間帯を通して晴天を予報した場合に、前記満充電は前記発電時間帯で2回可能であると判定する請求項1又は2に記載のエネルギーマネジメントシステム。
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