JP5936632B2 - 複数腕ディンプル及びそれを含むディンプルパターン - Google Patents

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Description

本発明は、星状パターンを有するゴルフボールディンプルのデザインと、そのようなディンプルをゴルフボール上に配置する方法に関する。
NACAダクトは、低抵抗吸気口デザインの一般的な形態であり、元をたどれば、1940年代に米国航空宇宙諮問委員会によって開発されたものである。特に、NACAダクトは、冷却用、換気用、又は燃焼用空気を、航空機又は車両の機械システムに導入するために一般的に使用される、埋め込み型インレット又はスクープである。NACAダクトは、物体の外部に突出する従来のスクープとは対照的に、物体表面に窪みを有するので、ダクトの抵抗はより小さくなる。しかしながら、そのような形状の欠点として、ダクトが物体から離れた位置で高エネルギ空気内に達するように構成されていないので、低エネルギの境界層空気つまり移動中の物体の表面に密着する空気層の大部分が吸引され、ダクトの有効性を制限することが挙げられる。NACAダクトは、特定の幾何学的特徴を組み入れることで、この欠点を部分的に相殺する。例えば、NACAダクトは、物体に向かって緩やかに下向きに傾斜する斜面から構成される。更に、斜面はその前縁が狭く、後縁において急激に拡がっている。拡がっていく幅は、特徴的な反曲した湾曲形状の垂直又はほぼ垂直な側壁によって境界付けされる。これらS字形状壁は、NACAダクトの特徴を定めるものであり、反対方向に回転する一対の渦を生成し、これが、境界層の外側からダクト内部に高エネルギ空気を効率的に吸引すると考えられる。
レーシングカー設計者は、換気用又は冷却用のような、より需要の低い用途に向けた空気を吸入するために、一般に、物体の側面上にNACAダクトを採用する。航空技術者は、同様な目的のため、NACAダクトを様々な形式の航空機に採用する。燃焼用のような、大量の高エネルギ空気を必要とする用途では、一般に、本体の側面に突出するように通常のスクープを形成するか、又は前向き表面上に吸気口を設けることによって最もよい作動が得られる。
ダクトの形状及び深さを変更することが適切な作動にとって重要である。適切に実装された場合、流れに対する外乱又は抵抗増大を最小にしながら、流体(通常は空気)が内部ダクト内に吸い込まれるようにすることができる。
米国特許第6,358,161号 米国特許第6,709,349号 米国特許第7,887,439号 米国特許第6,905,426号 米国特許第4,389,365号 米国特許第6,705,959号 米国特許第6,168,407号 米国特許第7,473,194号 米国特許第6,056,842号 米国特許第6,824,476号 米国特許第6,548,618号 米国特許第5,688,191号 米国特許第5,713,801号 米国特許第5,803,831号 米国特許第5,885,172号 米国特許第5,919,100号 米国特許第5,965,669号 米国特許第5,981,654号 米国特許第5,981,658号 米国特許第6,149,535号
ゴルフボールディンプルは、ゴルフボール表面付近の空気境界層に乱流を誘起するように働く。層流状態の境界層と比較すると、乱流状態の境界層は、より良好にボール表面に付着して留まることができる。従って、境界層が層流状態ではなく、乱流状態である場合には、ゴルフボール後方の伴流の大きさを減じることができ、その結果、ゴルフボール上に働く圧力抵抗が減少する。乱流境界層は、より大きな表面摩擦抵抗を生成するが、これは、圧力抵抗の減少によって劇的に打ち消される。しかしながら、製造者は、依然として、圧力抵抗を減らし、それに対応する表面摩擦抵抗の増加を最小にして、総合的な利点を最大にするための努力を続けている。従って、ディンプル内に空気流を引き込んで境界層内に乱流を引き起こす、改良されたディンプルのデザイン及び形状のための技術が必要とされている。本発明は、そのようなディンプルのデザイン及び形状に関する。
本発明は、ゴルフボール上に用いるための複数の腕部を含むディンプルに関し、各々の腕部が、第1幅を有する前縁と、第1幅よりも広い第2幅を有する後縁と、各々が該前縁から該後縁まで延びる第1側壁及び第2側壁と、傾斜した底部とを含み、該底部は、傾斜を生成するための前縁部におけるほぼ0となる第1深さと後縁部における第1深さよりも深い第2深さとを有し、中央領域が設けられ、該中央領域は、その周辺部において第2深さと同じ第3深さを有する。
一実施形態において、第1及び第2側壁は、反曲した湾曲形状を形成する。他の実施形態において、第1及び第2側壁の各々は、その縦方向に沿った所定の点において第2幅よりも広い第3幅を有する。更に他の実施形態において、第3幅は第2幅よりも少なくとも約3パーセント大きい。例えば、第3幅は、第2幅よりも少なくとも約5パーセント大きくするのがよい。
他の実施形態において、第1及び第2側壁は、前縁から後縁まで線形の形状を形成する。更に他の実施形態において、第1及び第2側壁の各々は、底部との間に約90度の角度を形成する。また、他の実施形態において、第1及び第2側壁は、底部との間に約90度よりも大きく、約120度よりも小さい角度を形成する。
本発明はまた、複数のディンプルを含むゴルフボールに関し、該複数のディンプルは、少なくとも1つの複合ディンプルを含むディンプルパターンに従ってゴルフボール上に配置されており、該少なくとも1つの複合ディンプルが複数の腕部を含み、該腕部の各々が、第1幅を有する前縁と、該第1幅よりも広い第2幅をもつ後縁と、各々が該前縁から該後縁に延びる第1側壁及び第2側壁と、傾斜した底部とを含み、該底部は、傾斜を生成するための、前縁部におけるほぼ0となる第1深さと後縁部における第1深さよりも深い第2深さとを有し、中央領域が設けられ、該中央領域は、その周辺部において第2深さと同じ第3深さを有する。
一実施形態において、ディンプルパターンは、第1の数の腕部を含む第1複合ディンプル形式を、少なくとも約50パーセント含む。他の実施形態において、ディンプルパターンは、該第1の数の腕部よりも少ない第2の数の腕部を含む第2複合ディンプル形式を、少なくとも約1パーセント含む。
ディンプルパターンは、第1形状を有する第1形式のディンプルを、少なくとも50パーセント含むものとするのがよく、この場合、該ディンプルパターンは、第1の数の腕部を有する第1複合ディンプル形式を、約5パーセントから約50パーセント含む。一実施形態において、第1形状は円形である。ディンプルパターンはさらに、第1の数より少ない第2の数の腕部を有する第2複合ディンプル形式を、約1パーセントから約5パーセント含むものとするのがよい。
一実施形態において、第1及び第2側壁は、反曲した湾曲形状を形成する。他の実施形態において、第1及び第2側壁は、各々底部との間に約90度を形成する。更に他の実施形態において、第1及び第2側壁の各々は、底部との間に約90度よりも大きく、約120度よりも小さい角度を形成する。
複合ディンプルの各々は、隣接するディンプルと同数の腕部を有するものとするのがよい。一実施形態において、ディンプルパターンは、複数の複合ディンプルを含み、該複合ディンプルの腕部が、隣接する複合ディンプルの腕部と互いにかみ合うように配向される。他の実施形態において、ディンプルパターンは、複数の複合ディンプルを含み、該複合ディンプルは、その腕部が、ディンプルの中心と隣接するディンプルの中心とを接続する仮想線を跨ぐように配向される。
本発明のさらなる特徴及び利点は、以下に説明する図面に関連して提供される、後続の詳細な説明によって確認することができる。
本発明による、ディンプルの一部の一実施形態を示す平面図である。 図1AにおけるA−A断面を示す図である。 図1AにおけるA−A断面を示す図である。 本発明によるディンプルの一部の他の実施形態を示す平面図である。 本発明によるディンプルの一部の様々な実施形態を示す平面図である。 本発明によるディンプルの一部の実施形態を示す側面断面図又は立面図である。 本発明によるディンプルの一部の実施形態を示す側面断面図又は立面図である。 本発明によるディンプルの一部の実施形態を示す側面断面図又は立面図である。 本発明の実施形態による複合ディンプルを示す図である。 本発明の実施形態による複数の複合ディンプルを含むディンプルパターンの実施形態を示す図である。 本発明の実施形態による複数の複合ディンプルを含むディンプルパターンの実施形態を示す図である。 本発明の実施形態による複数の複合ディンプルを含むディンプルパターンの実施形態を示す図である。
上述の通り、本発明は、NACAダクトの原理を利用して、ゴルフボールのディンプルデザインと幾何学的形状を開発するものである。特に、NACAダクト技術の原理を用いて形成された複数のディンプルは、ゴルフボールの全面又は一部に使用される様々なディンプルパターンを形成するために使用するのがよい。
ディンプルデザイン
本発明による、ゴルフボール上の全面又は一部に使用される様々なディンプルデザインは、一般にNACAダクト技術に基づいている。特に、本発明によるゴルフボール上の少なくとも1つのディンプルの長さと形状は、空気流をディンプル内に吸い込み、反対方向に回転する一対の渦を生成して境界層内の乱流を増加させるようにデザインされている。
一実施形態において、本発明による複合ディンプルは、各々が前縁(「尖った」部分)と後縁とを有する、複数の実質的に類似した腕部を含む。これらの腕部は後縁において集合し、各々の後縁によって環を形成する。この環は、複合ディンプルの中央領域を定める。従って、各々の腕部の前縁が外向きに突出し、星形の形状を有するディンプルを形成する。
図1Aは、腕部5の一般的な形状及び輪郭を示す。例えば、腕部5の各々の前縁10は、第1幅W1を有し、後縁15は、第1幅W1より広い第2幅W2をもつ。一実施形態において、第1幅W1は、第2幅W2の幅の約50パーセント又はそれより小さい。他の実施形態において、第1幅W1は、第2幅W2の幅の約40パーセント又はそれより小さい。更に別の実施形態において、第1幅W1は、第2幅W2の幅の約30パーセント又はそれより小さい。例えば、第1幅W1は、第2幅W2の幅の約20パーセント又はそれより小さいものとするのがよい。一実施形態において、第1幅W1は、第2幅W2の幅の約10パーセント又はそれより小さい。
前縁10から後縁15に向かって拡がる幅は、図1Aに示されるように、両側面において、垂直又はほぼ垂直の側壁(20、25)により境界付けされる。特に、一実施形態において、互いに拡がる側壁は、図1Bに示されるように、腕部の底部との間にほぼ直角(90度)をなすようにしてもよい。他の実施形態において、図1Cに示されるように、側壁は外側に角度αだけ傾斜する。例えば、側壁は、腕部の底部との間に約95度から120度の角度を形成するように傾斜させることができる。一実施形態において、側壁の角度は、腕部の底部に対し約98度から約110度までである。他の実施形態において、側壁の角度は、腕部の底部に対し約100度から約105度までである。
当業者は、ほとんどのゴルフボールが一又はそれ以上の塗料の塗膜で仕上げられており、これが、ディンプルの最終的な平面形状及び断面形状をある程度変化させることを理解するであろう。ここで説明されている寸法は、非塗装状態のディンプルについてのものである。
腕部の側壁20、25は反曲した湾曲状にすることができる。幾つかの限定的でない適切な反曲した湾曲側壁の例が、図2Aに示されている。例えば、側壁20a及び25aは、側壁20bと25b及び側壁20cと25cによって形成された湾曲曲面とは異なる湾曲曲面を形成する。特に、側壁20a及び25aは、側壁20bと25bによって形成された外形よりも狭い外形を形成する(幅W4及びW5(点X2と点X3のそれぞれにおける側壁と側壁との間の幅を示す)は、側壁20bと25bよりも側壁20aと25aの方が狭いが、幅W3(点X1における側壁間の幅を示す)及び幅W2は、両側壁の外形に関して同一である)。同様に、側壁20bと25bにより形成される全体的な外形形状は、側壁20cと25cにより形成されるものよりも狭い(幅W2及びW5は、側壁20bと25bにより形成されるものと側壁20cと25cにより形成されるものが同じであるが、幅W3及びW4は、側壁20bと25bにより形成されるものの方が側壁20cと25cにより形成されるものよりも狭くなっている)。一実施形態において、側壁の湾曲は、幅W2(側壁20bと25b及び側壁20cと25c)よりも広い幅W5を形成する。
他の実施形態において、図2Aに示す(側壁20dと25dの)ように、側壁によって形成され外形は線形である。したがって、側壁20dと25dによって形成される幅W3は、側壁20cと25cによって形成される幅W3とほぼ同一であるが、幅W4と幅W5、及び幅W2は、側壁20cと25cにより形成されるものよりも、側壁20dと25dによって形成される幅の方が狭い。
腕部の側壁の長さは、腕部の外形形状に大きく依存して異なるものとなる。例えば、図2Bは様々な長さ(L、L1、L2、L3)を示しており、側壁が腕部の外形形状に依存することを示している。特に、図2Bに示されているように、前縁10が基準線上の点y1から始まる場合に側壁は長さL1をもつものとなる。同様に、前縁10が基準線上の点y2から始まる場合に側壁は長さL2をもつものとなる。
図1B及び図1Cに示すように、腕部の底部の深さは、どの地点においても、側壁の間の中間点における仮想的なボール表面と底部表面との間の垂直距離である。図3Aに示されているように、斜面状の腕部の底部の深さが、前縁では本質的に0となり、後縁ではより深くなって、仮想的なボール表面の接平面と斜面表面との間に斜面角度βを定める。各々の腕部の斜面角度は様々とすることができるが、最良に機能するためには、斜面角度が大きければ大きいほど、拡がりの程度は小さくする必要があることを理解されたい。特に、斜面角度は、約3度から約15度の間の範囲にするのがよい。一実施形態において、傾斜は約5度から約12度である。更に他の実施形態において、傾斜は約7度から約11.5度である。また、他の実施形態において、傾斜は約8度から約11.5度の範囲である。
他の実施形態において、腕部の底部は、前縁から後縁までに2以上の異なる斜面をもつものとしてもよい。例えば、腕部は、前縁10から所定の点、例えば図3Bに示された点L1までの第1斜面と、L1から後縁15までの第2斜面とを有するようにするのがよい。この場合において、第2斜面の傾斜は第1斜面の傾斜よりも緩やかである。例えば、第2斜面が約3度から約7度の範囲であり、第1斜面が約5度から約12度の範囲であるようにするのがよい。もう一つの場合において、図3に示すように、腕部は3以上の斜面を有していてもよい。例えば、腕部は、前縁から点L1までの第1斜面と、点L1から点L2までの第2斜面と、点L2から後縁までの第3斜面とを有する。一実施形態において、第1斜面は約3度から約7度の範囲であり、第2斜面は約2度から約5度の範囲であり、第3斜面は約5度から約12度である。点L1及び点L2は、表示の目的で言及されているだけであり、当業者は、より良い結果をもたらすために斜面の角度を変更する場所を決定できる。
図3Cは、腕部の底部が、一定の傾斜をもつ個々の区画からなるのではなく、連続した湾曲をもつものとされた、他の場合を示している。この場合においては、点L4又は点L5のようなどのような点においても、斜面は仮想ボール表面の接平面T1と底部表面T4又はT5の局地的な接平面との間で計測される。他の実施形態において、斜面はどの点においても3度から12度の範囲である。
上述の通り、複数の腕部は、後縁が、結果として得られる星形の形状の中央領域の周りで環を形成するようにされた、複合ディンプルを形成するのがよい。何らかの特定の理論に縛られるものではないが、複数の腕部を有する複合ディンプルは、空気流の方向を特定のものにする必要性を排除する。一実施形態において、複合ディンプルは少なくとも2つの腕部を有する。他の実施形態において、複合ディンプルは少なくとも3つの腕部を有する。さらに異なる実施形態において、複合ディンプルは少なくとも4つの腕部を有する。更に異なる実施形態において、複合ディンプルは少なくとも5つの腕部を有する。更に異なる実施形態において、複合ディンプルは少なくとも6つの腕部を有する。例えば、図4に示すように、複合ディンプル30は6つの腕部(40a−40f)を有する。更に異なる実施形態において、複合ディンプルは6より多くの腕部を有する。囲まれた中央領域は、取り囲む斜面に対し滑らかで連続的であることが好ましいが、他の形状も想定されている。例えば、バンプ、環状リング、窪み及びそれに類似するものが想定されている。
加えて、図4に示す複合ディンプル30は6本のほぼ同じ腕部(40a−40f)を示しているが、腕部の幅、側壁の拡がり形状、斜面角度、側壁の長さ、及び壁の角度は、各々のディンプルにおいて異なっていてもよいと考えられる。言い換えると、ディンプルの一又はそれ以上の腕部は、他の腕部とは異なる幅及び/又は側壁の拡がり形状を有するものとすることができる。同様に、ディンプルの一又はそれ以上の腕部は、他の腕部とは異なる斜面角度を有することができる。同じように、一又はそれ以上の腕部が90度の壁角度を有し、他の腕部が90度よりも大きな壁角度を有するようにすることができる。また、一又はそれ以上の腕部は、他の腕部とは異なる長さの、側壁長さを有するものとすることができる。
ディンプルパターン
上述の通り、本発明の複合ディンプルは、ゴルフボール表面の全体又は一部に配置することができる。一実施形態において、結果として得られるディンプルパターンが、本発明による複合ディンプルを少なくとも1つ以上含むように、複数のディンプルが所定の区域に配置される。少なくとも一つの複合ディンプルは、指定された表面上に不規則に配置されてもよく、又、当業者に知られた何らかの方法によって選択され、配置されてもよい。他の実施形態において、複数のディンプルは、結果として得られるディンプルパターンが、本発明による複合ディンプルを複数個含むように配置され、この場合、各々のディンプル形状は、同一であっても、或いは異なる形状であってもよい。更に異なる実施形態において、複数のディンプルは、結果として得られるディンプルパターンが、本発明による複数の複合ディンプルを含み、さらに異なる形状を有する複数のディンプルを含むように配置される。
一実施形態において、ディンプルはボール表面のほぼ半分を覆う。この覆われた範囲のうち、少なくとも一部が本発明による複合ディンプルを含む。他の実施形態において、本発明による複合ディンプルは、ゴルフボール表面の少なくとも約60パーセントに配置することができる。該複合ディンプルは、ゴルフボールの少なくとも70パーセントを覆うようにしてもよい。一実施形態において、該複合ディンプルは、ゴルフボール表面の約80パーセントを覆う。その他の実施形態において、本発明の複合ディンプルは、ゴルフボール表面の約85パーセントを覆う。更に異なる実施形態において、本発明の複合ディンプルは、ゴルフボール表面の約90パーセントを覆う。
本技術分野の当業者は、本発明によるディンプルが、この分野において知られている任意の数の望ましいパターン及び配列を使用して、ゴルフボール上に配置できることを認識するであろうが、20面体の幾何学的形状に基づくディンプルパターンが、形成されたディンプル配列に規則性を与えるのに特に適している。特に、図5に示されているように、ゴルフボール50上のディンプルパターンは、20面体に基づいて形成され、20面体の頂点に本発明による12個の5本腕複合ディンプル60を有する状態で、252個のディンプルを含むものとすることができる。残りの領域は、240個の本発明による6本腕複合ディンプル70によって満たされる。この特定の実施例において、複合ディンプルの腕部は、隣接するディンプルの腕部と互いにかみ合い、モザイク効果を生み出すように配向される。代替的な実施例においては、図6に示されているように、各腕部は、ディンプルの中心と隣接するディンプルの中心とを結ぶ仮想線を跨ぐように配向される。
一実施形態において、ディンプルパターンは、隣接するディンプルの数と同じ数の腕部をもつようにされた複数の複合ディンプルを有する。例えば、図6に示されているように、ディンプルA(70)は、6個の隣接するディンプル(A1、A2、A3、A4、A5及びA6)を有する。従って、ディンプルAは6個の腕部を有する。同様に、ディンプルB(60)は5個の隣接するディンプル(B1、B2、B3、B4及びB5)を有し、従って、5個の腕部を有する。
当業者は、図5及び図6に示された特定の実施形態が、限定的でない例であることを意図しており、他のパターンが発明の範囲及び思想に含まれることを理解するであろう。例えば、複合ディンプルのみを含むディンプルパターンは、3本の腕部、4本の腕部、5本の腕部、6本の腕部、及び6本より多い数の腕部をもつ複合ディンプルを、任意の数だけ含むことができる。他の実施形態において、ディンプルパターンは、複合ディンプルの総数に対し、少なくとも約50パーセントの6本腕複合ディンプルを含む。異なる実施形態において、ディンプルパターンは、複合ディンプルの総数に対し、少なくとも約75パーセントの6本腕複合ディンプルを含む。更に異なる実施形態において、ディンプルパターンは、複合ディンプルの総数に対し、少なくとも約90パーセントの6本腕複合ディンプルを含む。例えば、ディンプルパターンは、少なくとも約95パーセントの6本腕複合ディンプルを含むことができる。
同様に、ゴルフボール表面の部分には、ここで説明されていない形状のディンプルを形成することができる。例えば、成形用の機器を大幅に変更することを避けるために、射出成形用の通気ピン又は引込み式ピンに対応するゴルフボール上に、ディンプルの位置又は寸法を選択することができる。そのように選択したディンプルの寸法及び位置を維持することは、本明細書で説明される方法によってディンプルが配置されるボール上の部分を定めることによって遂行でき、ボール表面の一部分から所定の位置に留まるディンプルが排除される。
また、本発明は、ボール表面の一部のディンプルのみが本発明の複合ディンプルである、ディンプルパターンを考慮している。例えば、一実施形態において、複合ディンプルと他の形式のディンプルとの混合を含むディンプルパターンが、約5パーセントから約50パーセントの複合ディンプルと、約95パーセントから約50パーセントの他の形式のディンプルと含むものとすることができる。他の実施形態において、適切なディンプルパターンは、約15パーセントから約35パーセントの複合ディンプルと、約85パーセントから約65パーセントの他の形式のディンプルを含む。この場合、複合ディンプルは、腕部の数が異なるものとすることができる。例えば、そのようなディンプルパターンは、約1パーセントから約10パーセントの間の5本腕複合ディンプルと、約15パーセントから約25パーセントの6本腕複合ディンプルとを含むことができる。
他の形式のディンプルは、一般的な形状(例えば円形平面形状など)、又は、楕円形、三角形、菱形、矩形、五角形、及び多角形のような非円形形状とすることができる。一実施形態において、ディンプルパターンは、本発明の複数の複合ディンプルと、少なくとも1つの他の形式の複数のディンプルとを含み、これら他の形式のディンプルは、何らかの形態で残された部分又は規定されていない領域に配置される。例えば、他の実施形態において、ゴルフボール表面は、本発明によって形成され、第1形状及び第1寸法を有する、第1の数の複合ディンプルと、第2形状及び第2寸法を有する、第2の数の複合ディンプルとを含むことができる。他の実施形態において、ゴルフボール表面は、本発明によって形成され、第1形状及び第1寸法を有する、第1の数の複合ディンプルと、本発明による、第2形状及び第2寸法を有する、第2の数の複合ディンプルと、第3形状及び第3寸法を有する、第3の数の複合ディンプルとを含むことができる。
他の実施形態において、ディンプルパターンは、本発明による複数の複合ディンプルと、何らかの形態で残された領域又は規定されていない領域に配置された、複数の少なくとも2つの他の形式のディンプルとを含み、これら他の形式は、同じ形状で異なる寸法のディンプル、又は異なる形状でほぼ同じ寸法又は異なる寸法のディンプルによって定められる。例えば、一実施形態において、ゴルフボール表面は、本発明によって形成された、第1形状及び第1寸法を有する第1の数の複合ディンプルと、第2形状及び第2寸法を有する第2の数の複合ディンプルと、第3形状及び第3寸法を有する第3の数の複合ディンプルとを含むことができる。この場合、第2形状及び第3形状は、ほぼ同じでも異なっていてもよい。同様に、第2寸法及び第3寸法は、ほぼ同じでも異なっていてもよい。一実施形態において、第2形状は、円形平面形状で、第3形状は、非円形形状である。他の実施形態において、第2形状及び第3形状の各々は円形平面形状とし、第2寸法を第3寸法よりも大きくすることができる。
他の実施形態において、ゴルフボール表面は、本発明によって形成された、第1形状及び第1寸法を有する第1の数の複合ディンプルと、本発明によって形成された、第2形状及び第2寸法を有する第2の数の複合ディンプルと、少なくとも第3形状及び第3寸法を有する第3の数の複合ディンプルとを含み、第3のディンプルと異なる形状及び/又は寸法をもつ追加のディンプルを複数個、任意に有するものとすることができる。この場合、追加の複数個のディンプルは、第3形状と同じ形状を有するが、第3寸法とは異なる寸法である。代替的に、追加の複数のディンプルは、ほぼ同じ寸法で、第3形状と異なる形状であってもよい。加えて、追加の複数のディンプルは、第3形状及び第3寸法とは異なる形状及び寸法を有するものであってもよい(また、複数のディンプルの各々の形状及び寸法と異なるものであってもよい)。
図7に示された特定の実施例において、ディンプルパターンは、合計362個のディンプルを含み、その内訳は、12個の5本腕複合ディンプル60と、80個の6本腕複合ディンプル70と、270個の円形ディンプルである。図7に示された特定の実施形態は、本発明の複数の実施形態による複合ディンプルであるディンプルを約25パーセント有するが、当業者は、複合ディンプルの割合を、望ましいディンプルパターンに応じて調節できることを理解するであろう。
ディンプルパターンにおける「他の形式のディンプル」として用いることができるディンプルの寸法及び形状についての幾つかの追加的な非限的な実施例は、引用によって本明細書に組み入れられる特許文献1及び特許文献2に記載されている。
「他の形式のディンプル」の周長及び寸法を変更することに加えて、そのようなディンプルの断面形状を変更することができる。例えば、一実施形態において、ディンプルの形状は、懸垂線曲線に対応する。この実施形態は、引用によって本明細書に組み入れられた特許文献3で更に詳細に説明されている。本発明に使用することができるディンプル形状の断面形状の他の実施形態は、特許文献4に記載されており、この特許文献4も引用によって本明細書に組み入れられる。球形楕円体又は放物面のような、他のディンプル形状を、本発明の思想及び範囲から逸脱することなく使用することができる。加えて、ディンプルは、凸型又は凹型の断面形状、又はそれらの組み合わせのいずれかを有することができる。
上述のように、本発明の複合ディンプルを配置するためにボール表面上に規定された領域は、ゴルフボールの半球部分にほぼ対応するが、より狭い又はより広い領域を選択することができる。このように領域を規定することは、カバーを形成する金型が2つの半球体から構成される場合に特に有利である。
規定された領域は、1つの金型キャビティによって形成される領域にほぼ対応するように選ぶことができる。この場合、境界領域は金型の分割線付近となるので、ディンプルは金型キャビティが合わさる場所に極めて近い部分には形成されない。例えば、ディンプル(複合又は他の形式)の部分が、金型分割線から0.005インチ又はそれより小さい範囲には形成されないように、境界領域が設けられる。境界領域は、対応する金型キャビティの分割線からほぼ同じ距離にあることが好ましい。
金型キャビティに対応するように領域を規定する技術は、1対の対応するキャビティが同じ寸法又は形状を持たない場合でも使用することができる。例えば、引用によりその全体が本明細書に組み入れられるKudriavetzの特許文献5に例えば説明されているように、金型の分割線は、オフセットされたものであってもよい。加えて、金型の分割線は、例えば引用によって本明細書に組み入れられる特許文献6に説明されているように、単一平面内に存在するわけではない。他の金型は、引用によりその全体が本明細書に組み入れられる特許文献7に説明されているような、分割線を横切るディンプルを有するものであってもよい。しかしながら、規定された領域は、必ずしも単一の金型キャビティによって形成された部分に限定されるものではない。多くの場合、規定された領域は、本技術分野で公知のように、多面体の表面に対応するように定められた球体上の、より小さい多角形領域である。
代替的な実施形態において、ディンプル(複合及び/又は他の形式)は、分割線上に配置できる。
また、ディンプルパターンは、引用によりその全体が本明細書に組み入れられる特許文献8に記載されたソディ円を含む1又はそれ以上の幾何学的形状に基づいて選ぶことができるが、これに限られるものではない。ソディ円は、望ましい方法の何れかによってゴルフボール表面上にマッピングされる。当業者は、本発明が如何なる特定の三角形パターンにも限定されないことを認識するであろう。例えば、三角形パターンを形成する三角形は、鋭角、鈍角、正三角形の角度又はそれらの可能な組み合わせを含む、任意の角度をもつものであってもよい。三角形の各々の辺の長さもまた、必要に応じて多様である。加えて、本発明は、球面上の特定の領域内に、任意の数の三角形を設けることに限定する意図を有するものではない。更に、三角形状パターンは、ゴルフボール表面全体にマッピングされてもよく、又、代替的にゴルフボールの一部のみにマッピングされてもよい。該部分は、ゴルフボールの赤道を含んでも含まなくてもよい。幾つかの実施形態において、2又はそれ以上の異なる三角形パターンを用いることが好ましい。そのような実施形態において、2又はそれ以上の三角形パターンがゴルフボール表面の異なる部分にマッピングされるようにしてもよい。組み合わせによる更に異なる三角形パターンを生成するために、2又はそれ以上の三角形パターンを、ゴルフボールの同じ部分にマッピングすることが望ましいであろう。
ゴルフボールの構造
本発明は、何らかの特定のボール構造にも限定されるものではなく、ゴルフボールのカバー又は他の部分を形成するために用いられる材料に制限を受けるものでもない。従って、本発明は、中心が、固体、液体、又は空洞で、任意の数の中間層及び任意の数のカバーを有するゴルフボールに使用することができる。また、損傷したゴルフボール、多層コアをもつゴルフボール、及びそれらに類似するものに使用することもできる。例えば、本発明は、二層カバーと、二重のコア、及びその組み合わせをもつゴルフボールに使用することができる。
本発明に使用できるボール構造の適切な形式の他の非限定的な実施例は、特許文献9、特許文献10、特許文献11、特許文献12、特許文献13、特許文献14、特許文献15、特許文献16、特許文献17、特許文献18、特許文献19及び特許文献20に説明された内容を含む。これら特許文献及び公報の全ては、引用によって本明細書に組み入れられる。
また、本発明は、ゴルフボールを形成するために使用される材料について制限されるものではない。ゴルフボールの種々の部分を形成するために使用できる適切な材料の例は、ポリウレア、ポリウレタン、ポリブタジエン、イオノマー樹脂、及びそれらの混合物を含むが、それらに限定されるものではない。例えば、外部カバー材料は、ポリウレタン、ポリウレア、及びそれらの混合物によって形成できる。
本発明は、特定の実施例を参照して説明されているが、当業者は請求項の思想の範囲内において、多様で代替的な実施例が許容されることを理解するであろう。例えば、本発明による複合ディンプルを含むディンプルパターン及びディンプルパターンと共に形成された最終的なゴルフボールは、必要であれば本分野において公知で使用されている特徴を含む追加的な形状を含むことができる。
5 腕部
10 前縁
15 後縁
20、25 側壁
30 複合ディンプル
40 腕部
50 ゴルフボール
60 5本腕複合ディンプル
70 6本腕複合ディンプル

Claims (17)

  1. ゴルフボールに使用するための複数の腕部を備えるディンプルであって、該腕部の各々が、
    0よりも広い第1幅をもつ前縁と、
    前記第1幅よりも広い第2幅をもつ後縁と、
    各々が前記前縁から前記後縁に延びる第1側壁及び第2側壁と、
    斜面を形成するように、前記前縁におけるほぼ0である第1深さと、前記後縁における前記第1深さよりも深い第2深さとを有する、傾斜した底部と、
    を含み、
    前記第1側壁及び第2側壁の各々が、前記底部に対し90度の角度をなし、
    前記ディンプルには中央領域が設けられ、該中央領域は、その周辺部において、前記第2深さと同じ第3深さを有することを特徴とするディンプル。
  2. 前記第1側壁及び第2側壁が、反曲した湾曲を形成していることを特徴とする、請求項1に記載のディンプル。
  3. 前記第1側壁及び第2側壁の各々は、その長さに沿った所定の点において前記第2幅より大きい第3幅を有することを特徴とする、請求項1に記載のディンプル。
  4. 前記第3幅が、前記第2幅よりも少なくとも3パーセント大きいことを特徴とする、請求項3に記載のディンプル。
  5. 前記第3幅が、前記第2幅よりも少なくとも5パーセント大きいことを特徴とする、請求項4に記載のディンプル。
  6. 前記第1側壁及び第2側壁が、前記前縁から前記後縁まで線形の形状を形成することを特徴とする、請求項1に記載のディンプル。
  7. 表面上に複数のディンプルを備えたゴルフボールであって、該複数のディンプルが、少なくとも1つの複合ディンプルを含むディンプルパターンに従ってゴルフボール上に配置され、該少なくとも1つの複合ディンプルが複数の腕部を備え、該腕部の各々が、
    0よりも広い第1幅をもつ前縁と、
    前記第1幅よりも広い第2幅をもつ後縁と、
    各々が前記前縁から前記後縁に延びる第1側壁及び第2側壁と、
    斜面を形成するように、前記前縁におけるほぼ0である第1深さと、前記後縁における前記第1深さよりも深い第2深さを有する、傾斜した底部と、
    を含み、
    前記第1側壁及び第2側壁の各々が、前記底部に対し90度の角度をなし、
    前記ディンプルには中央領域が設けられ、該中央領域は、その周辺部において、前記第2深さと同じ第3深さを有することを特徴とするゴルフボール。
  8. 前記ディンプルパターンは、第1複合ディンプル形式を少なくとも50パーセント含み、該第1複合ディンプル形式が、第1の数の腕部を備えることを特徴とする、請求項に記載のゴルフボール。
  9. 前記ディンプルパターンは、第2複合ディンプル形式を少なくとも1パーセント含み、該第2複合ディンプル形式が、前記第1の数の腕部より少ない第2の数の腕部を備えることを特徴とする、請求項に記載のゴルフボール。
  10. 前記ディンプルパターンは、第1形状を有する第1形式のディンプルを50パーセント含み、該ディンプルパターンは、第1の数の腕部を備える第1複合ディンプル形式を5パーセントから50パーセント含むことを特徴とする、請求項に記載のゴルフボール。
  11. 前記第1形状が円形であることを特徴とする、請求項10に記載のゴルフボール。
  12. 前記ディンプルパターンは、更に、第2複合ディンプル形式を、1パーセントから5パーセント含み、該第2複合ディンプル形式が、前記第1の数の腕部よりも少ない第2の数の腕部を備えることを特徴とする、請求項10に記載のゴルフボール。
  13. 前記第1側壁及び第2側壁が、反曲した湾曲を形成していることを特徴とする、請求項に記載のゴルフボール。
  14. 前記複合ディンプルの各々が、隣接するディンプルの数と同じ数の腕部を有することを特徴とする、請求項に記載のゴルフボール。
  15. 前記ディンプルパターンは、複数の複合ディンプルを備え、該複合ディンプルの腕部は、隣接する複合ディンプルの腕部と互いにかみ合うように配向されることを特徴とする、請求項に記載のゴルフボール。
  16. 前記ディンプルパターンは、複数の複合ディンプルを備え、前記複合ディンプルの腕部は、前記ディンプルの中心と該ディンプルに隣接するディンプルの中心とを結ぶ仮想線を跨ぐように配向されていることを特徴とする、請求項に記載のゴルフボール。
  17. ゴルフボールに使用するための複数の腕部を備えるディンプルであって、該腕部の各々が、
    0よりも広い第1幅をもつ前縁と、
    前記第1幅よりも広い第2幅をもつ後縁と、
    各々が前記前縁から前記後縁に延びる第1側壁及び第2側壁と、
    斜面を形成するように、前記前縁におけるほぼ0である第1深さと、前記後縁における前記第1深さよりも深い第2深さとを有する、傾斜した底部と、
    を含み、
    前記第1側壁及び第2側壁の各々が、前記底部に対し90度より大きく120度より小さい角度をなし、
    前記ディンプルには中央領域が設けられ、該中央領域は、その周辺部において、前記第2深さと同じ第3深さを有することを特徴とするディンプル。
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