JP5936189B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5936189B2
JP5936189B2 JP2012133418A JP2012133418A JP5936189B2 JP 5936189 B2 JP5936189 B2 JP 5936189B2 JP 2012133418 A JP2012133418 A JP 2012133418A JP 2012133418 A JP2012133418 A JP 2012133418A JP 5936189 B2 JP5936189 B2 JP 5936189B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
supply device
secondary battery
auxiliary contact
connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012133418A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013258836A (ja
Inventor
功治 倉山
功治 倉山
真前 税所
真前 税所
好広 和田
好広 和田
高橋 洋一
洋一 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Electric Power Co Inc
Original Assignee
Kyushu Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyushu Electric Power Co Inc filed Critical Kyushu Electric Power Co Inc
Priority to JP2012133418A priority Critical patent/JP5936189B2/ja
Publication of JP2013258836A publication Critical patent/JP2013258836A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5936189B2 publication Critical patent/JP5936189B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

本発明は、二次電池を用いた電源装置に関し、特に他の電源装置や二次電池と接続可能な電源装置に関する。
例えば二次電池を用いた蓄電システムやポータブル電源装置などにおいて、電池の増結や設備容量の増加を目的に電位差がある2つの電源装置又は二次電池を接続又は切断する場合、DCブレーカやコンタクタを用いるのが一般的に知られている。しかしながら、長期に亘る使用により開閉のアークで接点が融着してしまう場合がある。一般的に交流回路であれば周期的に電圧波形の0V点(ゼロクロス)があるため、接点に生じるアーク放電が切れ易く融着は発生しにくいが、二次電池のような直流回路の場合はアーク放電が切れにくく、長期的な使用では融着が発生しやすい。
融着の発生においては、当該の接続端に電池電圧が現れ、取扱者の感電を招く恐れや、再接続時の直接接続によるスパークで設備の焼損や溶断、取扱者の火傷などの危険が考えられる。更に接点の融着は接点の負荷側より監視制御基板等の電源を確保していた場合、二次電池自体が過放電となるなど、危険な要素も含んでいる。
接点融着やアークを防止する手段として、図9に示すような構成で2つの電源装置間の電位差を緩和して接点の投入・開放を行うことが考えられる。図9において、一の電源装置200と他の電源装置100とを接続した場合に、他の電源装置100における二次電池110と一の電源装置200における二次電池210との間に形成される電池回路網300(図9中の太線)に、他の電源装置100側の主接点120、一の電源装置200側の主接点220、抵抗230及び補助接点240を少なくとも備え、一の電源装置200側に、直列に接続された抵抗230及び補助接点240に対して並列に主接点220を備える構成となっている。そして、それぞれの電源装置が物理的に連動されると、まず他の電源装置100側の主接点120が投入される。次に、補助接点240が投入されることで一の電源装置200及び他の電源装置100間が電気的に接続され、それらの間に電位差がある場合は抵抗230により電位差が緩和される。その状態で一の電源装置200側の主接点220を投入することで、電位差が緩和された状態で一の電源装置200と他の電源装置100とを接続することができる。主接点220が投入された後は補助接点240を開放する。このような構成にすることで、主接点220における投入時のアークを抑え接点融着を防止することができる。
上記図9の構成に関連する技術として特許文献1に示す技術が開示されている。特許文献1に示す技術は車両用電源装置であり、36Vの直流電圧と12Vの直流電圧との間で図9のような構成の回路を形成することで、アークの発生を防止するものである。
特開2003−219501号公報
しかしながら、上記図9の構成の場合、開放時にそれぞれの電源装置間で電位差があると、主接点220を開放する際に電位差によりアークが発生してしまう。また、特許文献1に示す技術は、DC/DCコンバータの取り付け時、取り外し時におけるアークの発生を防止するものであるが、車両用の電源装置に関する技術であり、例えば移動式のポータブル電源装置における電源装置間の接続とは技術的な背景が大きく異なるものである。つまり、車両用の電源装置の接続の場合は、ある程度厳密な管理の下で動作するのに対して、ポータブル電源装置の接続の場合は、様々な接続・切断動作(例えば、接続する電源装置のそれぞれの電池容量が固定化されていない状態での接続動作、接続時の電池残量により循環電流の方向が未定の状態での接続動作、使用者の予期しない操作により突然断線してしまう等の切断動作)が発生するため、特許文献1の技術をポータブル電源装置に利用しても十分な安全性を確保できない可能性がある。
そこで、本発明は電位差が異なる電源装置間や電源装置に増結する二次電池の様々な接続・切断動作に対して、安全性を確保して接点の融着等を確実に防止する電源装置を提供する。
本発明に係る電源装置は、他の電源装置に接続可能な電源装置であって、前記電源装置と前記他の電源装置とを接続するための接続手段と、前記電源装置の動作を監視して制御する制御手段と、充電した電気を放電する二次電池と、前記電源装置と前記他の電源装置とを接続した場合に、前記二次電池と前記他の電源装置における外部二次電池との間に前記接続手段を介して形成される電池回路網に、前記制御手段の制御に応じて前記二次電池と前記外部二次電池との間の接続のON/OFFを切り替えるスイッチ手段とを備え、前記制御手段が、前記スイッチ手段を、前記電源装置と前記他の電源装置とが前記接続手段により接続される場合に、抵抗を介して前記二次電池と前記外部二次電池とが接続された後に主接点が投入されるように制御し、前記電源装置と前記他の電源装置とが前記接続手段により切断される場合に、前記主接点の両端子間が同電位の状態で当該主接点が開放されるように制御するものである。
このように、本発明に係る電源装置においては、負荷に接続されている他の電源装置(第1の電源装置とする)に本発明に係る電源装置(第2の電源装置とする)を接続する際に、第1の電源装置に係る外部二次電池(第1の二次電池とする)と第2の電源装置に係る二次電池(第2の二次電池とする)との間に形成される電池回路網に、接続のON/OFFを切り替えるスイッチ手段を備え、このスイッチ手段が、第1の電源装置と第2の電源装置とが接続される場合に、抵抗を介して接続された後に主接点が投入されるように制御され、第1の電源装置と第2の電源装置とが切断される場合に、主接点の両端子間が同電位の状態で当該主接点が開放されるように制御されるため、接続時及び切断時のアークの発生をなくし、主接点における融着を確実に防止することができるという効果を奏する。
本発明に係る電源装置は、前記スイッチ手段が、主接点を含む主接点回路と、当該主接点回路に並列接続され、前記二次電池と前記外部二次電池との間の電位差の大小関係に応じて前記二次電池及び前記外部二次電池に流れる循環電流の方向を特定可能な半導体スイッチ部を具備し、当該半導体スイッチ部に直列に接続し、前記抵抗及び補助接点が並列接続された補助接点回路を具備する補助接点部とを有し、前記電源装置と前記他の電源装置とが前記接続手段により接続される場合に、前記補助接点回路における前記補助接点が開放され、前記二次電池と前記外部二次電池との間の電位差の大小関係に応じて前記半導体スイッチ部により方向が特定された前記循環電流が、前記補助接点回路における抵抗側に流れた状態で前記主接点が投入されるように制御され、前記電源装置と前記他の電源装置とが前記接続手段により切断される場合に、前記補助接点回路における前記補助接点が投入され、前記二次電池と前記外部二次電池との間の電位差の大小関係に応じて前記半導体スイッチ部により方向が特定された前記循環電流が、前記補助接点回路における補助接点側に流れた状態で前記主接点が開放されるように制御されるものである。
このように、本発明に係る電源装置においては、スイッチ手段が、主接点を含む主接点回路と、当該主接点回路に並列接続され、第2の二次電池と第1の二次電池との間の電位差の大小関係に応じて電池回路網に流れる循環電流の方向を特定可能な半導体スイッチ部を具備し、当該半導体スイッチ部に直列に接続し、抵抗及び補助接点が並列接続された補助接点回路を具備する補助接点部とを有し、第1の電源装置と第2の電源装置とが接続される場合に、補助接点回路における補助接点が開放されて、補助接点回路における抵抗側に循環電流が流れるように制御され、第1の電源装置と第2の電源装置とが切断される場合に、補助接点回路における補助接点が投入されて、補助接点側に循環電流が流れるように制御されるため、接続時には抵抗を介して接続された後に主接点が投入されるように確実に制御され、また、切断時には主接点の両端子間が同電位の状態で当該主接点が開放されるように確実に制御され、接続時及び切断時のアークの発生をなくし、主接点における融着を防止することができるという効果を奏する。
本発明に係る電源装置は、前記接続手段が、前記二次電池と前記外部二次電池とを接続する電力線と、前記制御手段と前記他の電源装置における外部制御手段とを接続する接続線と、前記電源装置と前記他の電源装置とを切断する際に操作するための操作部と、前記接続線に配設され、前記電源装置と前記他の電源装置とが接続されている状態で前記操作部が操作された場合に、前記接続線の接続状態を開放するb接点とを備えるものである。
このように、本発明に係る電源装置においては、第1の二次電池と第2の二次電池とを接続する電力線と、第1の電源装置に係る外部制御手段(第1の制御手段とする)と第2の電源装置における制御手段(第2の制御手段とする)とを接続する接続線と、第1の電源装置と第2の電源装置とを切断する際に操作する操作部とを有し、当該操作部が操作されると接続線に配設されたb接点により接続線の接続状態が開放されて、それぞれの制御手段が切断を認識できるため、使用者の予期しない操作により突然断線してしまうようなことがなく、接続線の開放をトリガとして安全な切断動作を行うことができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る電源装置の機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る電源装置のスイッチ部における構成図である。 第1の実施形態に係る電源装置の構成を示す図である。 第1の実施形態に係る電源装置の接続時の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る電源装置の切断時の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る電源装置の接続部の構成を示す図である。 その他の実施形態に係る電源装置の構成を示す第1の図である。 その他の実施形態に係る電源装置の構成を示す第2の図である。 電位差がある2つの電源装置を接続する場合の従来技術を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。本発明は多くの異なる形態で実施可能である。また、本実施形態の全体を通して同じ要素には同じ符号を付けている。
(本発明の第1の実施形態)
本実施形態に係る電源装置について、図1ないし図6を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る電源装置の機能ブロック図、図2は、本実施形態に係る電源装置のスイッチ部における構成図、図3は、本実施形態に係る電源装置の構成を示す図、図4は、本実施形態に係る電源装置の接続時の動作を示すフローチャート、図5は、本実施形態に係る電源装置の切断時の動作を示すフローチャート、図6は、本実施形態に係る電源装置の接続部の構成を示す図である。
本実施形態に係る電源装置は、図1に示すように、第1電源装置10に接続可能な第2電源装置20であって、負荷30への給電により第1電源装置10の充電容量が減少した際に、第1電源装置10に第2電源装置20を外部から接続することで給電する電気を補充するものである。すなわち、充電設備がある場所で第2電源装置20を充電し、当該充電された第2電源装置20を負荷30の位置まで運んで第1電源装置10に接続することで、負荷30と充電設備との距離が離れている場合であっても、負荷30への給電を継続しながら給電用の電気を補充できるものである。その際に、第1電源装置10と第2電源装置20とでは電位差がある可能性が極めて高いため、その電位差に起因するアーク放電や接点融着を防止する。
第1電源装置10は、電気を充放電することができる第1二次電池12と、当該第1二次電池12を含む第1電源装置10全体の動作を監視して制御する第1制御部11とを備える。また、第1二次電池12は負荷30に接続することで、負荷30に対して第1二次電池12に充電された電気を供給する。第2電源装置20は、電気を充放電することができ、第1電源装置10の第1二次電池12に並列接続することで第1二次電池12の電気を補充可能な第2二次電池23と、第1電源装置10と第2電源装置20とを接続/切断する際の回路構成を切り替えるスイッチ部22と、第2二次電池23及びスイッチ部22を含む第2電源装置20全体の動作を監視して制御する第2制御部21とを備える。第1電源装置10と第2電源装置20とは、電力線、通信線、接続線、接地線等を含む接続部40により物理的に接続され、それぞれの装置間で電力線や通信線によるやり取りが可能となる。
スイッチ部22は図2に示すような回路構成になっており、抵抗52と補助接点53とが並列に接続された補助接点回路55を備える。この補助接点回路55には、第1二次電池12と第2二次電池23との間の電位差の大小関係に応じてそれぞれの二次電池間に流れる循環電流の方向を特定可能な半導体スイッチ部54が直列に接続されている。補助接点回路55と半導体スイッチ部54とが直列に接続された補助接点部56は、第2主接点51に並列に接続されている。
このスイッチ部22の動作の詳細は後述するが、第1電源装置10と第2電源装置20とが接続される場合には、補助接点回路55における補助接点53が開放されて抵抗52側に循環電流が流れるように制御され、第1電源装置10と第2電源装置20とが切断される場合には、補助接点回路55における補助接点53が投入され、当該補助接点53側に循環電流が流れるように制御される。
図3に、第1電源装置10及び第2電源装置20の詳細な構成を示す。第1電源装置10は、第2電源装置20と接続するための構成を除けば一般的な電源装置の構成と同じでよい。すなわち、電源スイッチ13のON/OFFを第1制御部11が検知して電源のON/OFFを制御する。また、第1制御部11は、第1二次電池12への充電を行う際にスイッチ16をONにして充電器14と第1二次電池12とを通電状態にして充電を行う。さらに、負荷30への放電を行う際にスイッチ17をONにしてインバータ15と第1二次電池12とを通電状態にして放電を行う。
第1コネクタ部19には、第2電源装置20から延在される接続部40の電力線や通信線と接続可能な状態でそれぞれ通信線や電力線が配設されており、第1コネクタ部19と第2コネクタ部42とが嵌合することで、第1電源装置10と第2電源装置20とが接続され、それぞれの間で情報や電力のやり取りが可能となる。第2電源装置20は、第2二次電池23を監視するECU24を備えており、第2二次電池23の状態が常時監視されている。
接続部40により第1電源装置10と第2電源装置20とが接続されると、スイッチ部22を介して第1二次電池12と第2二次電池23とが並列接続され、第1二次電池12と第2二次電池23との間で電池回路網が形成される。また、第1制御部11と第2制御部21との間が通信線により接続されて、それぞれの電源装置間で情報の共有及びやり取りが可能なネットワークが形成される。スイッチ部22の構成は、図2で示した通りであるが、より具体的には、半導体スイッチ部54が、並列に接続され相互に逆方向の電流を通電するゲートターンオフサイリスタ(GTO)を備える構成となっている。つまり、第1電源装置10における第1二次電池12と第2電源装置20における第2二次電池23との間に電位差があり、第1二次電池12の方が高い場合は、GTO54a側に電流が流れ、第2二次電池23の方が高い場合は、GTO54b側に電流が流れる構成となっている。
なお、図中の破線は接点の関連付け、点線は通信線、実線は電圧線又は通信線、太線は電池の電力線(電池の+、−に関する線)、一点鎖線は接地線を示すものとする。
図3及び図4を用いて本実施形態に係る電源装置の接続時の動作を説明する。図4は第1電源装置10と第2電源装置20とを接続する場合の動作を示すフローチャートである。それぞれの電源装置の接続に先立って、第1電源装置10の第1主接点18、第2電源装置20の第2主接点51、補助接点53及び半導体スイッチ部54は全て開放状態である。
まず、第2電源装置20から延在される接続部40の第2コネクタ部42が、第1電源装置10の第1コネクタ部19に嵌入され、各電源装置が物理的に接続して連動する(S1)。この瞬間、第1二次電池12と第2二次電池23は通電状態にはなっておらず、第1制御部11と第2制御部21は相互に通信可能な状態となる。第1制御部11は、第2制御部21との通信が可能になったこと、すなわち第2電源装置20が物理的に接続されたことを判断して、第1電源装置10における第1主接点18を投入する(S2)。第2制御部21は、第1主接点18が投入されたことを判断してGTO54a及びGTO54bをONにする(S3)。
GTO54a及びGTO54bがONになることで、第1二次電池12と第2二次電池23との間で抵抗52を含む電池回路網が形成され、抵抗52を介してGTO54a又はGTO54bのいずれかの素子を電流が通電する。前述したように、第1二次電池12の方が高電位の場合は、GTO54a側に電流が流れ、第2二次電池23の方が高電位の場合は、GTO54b側に電流が流れる。抵抗52を含む電池回路網が形成されて電流が通電している状態となったら、第2制御部21が、第2主接点51を投入する(S4)。
なお、このとき、第2制御部21が第1二次電池12と第2二次電池23の電位差を計測し、第2主接点51を投入可能な電位差であるか判断するようにしてもよい。すなわち、第1二次電池12と第2二次電池23の電位差は、第1制御部11から得られた第1二次電池12の電位とECU24から得られた第2二次電池23の電位の差分から計算でき、第2主接点51を投入可能な電位差となるまでは第2主接点51の投入を行わないようにしてもよい。
また、第1二次電池12と第2二次電池23の電位差の計測は、抵抗52を流れる電流を計測可能な変流器(例えば、CT等)を設置し、計測された電流値と抵抗52の抵抗値の積により、第1二次電池12と第2二次電池23の電位差の計算を行うようにしてもよい。
ステップS4において、抵抗52に通電されている状態で第2主接点51が投入されることで、第2主接点51におけるアークの発生や接点融着を確実に防止することが可能となる。第2制御部21は、第2主接点51を投入すると、抵抗52及びGTO54a,54bによる電力の損失を低減するために、GTO54a,54bをOFFにする(S5)。第2制御部21は、接続部40が第1電源装置10から切断された場合に備えて、補助接点53を投入した状態で接続処理を終了する(S6)。ここまでの動作により、第1電源装置10と第2電源装置20とが安全に接続され、第2二次電池23の電力を第1電源装置10に補充することが可能となる。
次に、図3及び図5を用いて本実施形態に係る電源装置の切断時の動作を説明する。図5は第1電源装置10と第2電源装置20とを切断する場合の動作を示すフローチャートである。まず、第1電源装置10に接続された接続部40の第2コネクタ部42における操作部41が操作されることで、第2制御部21が、接続部40における第1制御部11と第2制御部21との間の接続線の切断を各電源装置間の切断のトリガとして検知する(S21)
ここで、接続部40の構成及び動作について説明する。図6は、操作部40の構成を示す図である。接続部40は、第1二次電池12と第2二次電池23とを接続する電力線(図6中の太線)と、第1制御部11と第2制御部21との間で通信を行うための通信線(図6中の点線)と、第1制御部11と第2制御部21との間で操作部41の操作を検知するための接続線(図6中の実線)と、接地線(図6中の一点鎖線)を含むケーブルを具備している。接続線は、例えば通信線や電圧線を用いることができ、操作部41の凸部43に対応する位置に、操作部41の押圧により接続線を開放するb接点44が備えられている。つまり、第1電源装置10と第2電源装置20とを切断する際に、操作部41が押下されることで、第1制御部11と第2制御部21との間の接続状態が開放され、電源装置間の切断のトリガとして検知することができる。
図5に戻って、トリガが検知されると、第2制御部21がGTO54a,54bをONにする(S22)。これにより、補助接点53を介してGTO54a又はGTO54bのいずれかの素子を電流が通電し、第2主接点51の両端子が補助接点部56でバイパスされる。なお、前述したように、第1二次電池12の方が高電位の場合は、GTO54a側に電流が流れ、第2二次電池23の方が高電位の場合は、GTO54b側に電流が流れる。
第2制御部21は、第2主接点51の両端子が同電位の状態で第2主接点51を開放する(S23)。端子間に電位差がない状態で接点開放することで、アークの発生や接点融着を確実に防止することができる。第2制御部21が、GTO54a,54bをOFFにし、第1二次電池12と第2二次電池23の間の電流の流れを遮断する(S24)。第2制御部21は、補助接点53を開放する(S25)。ここまでの処理が完了したことを受け、第1制御部11が第1主接点18を開放して切断処理を終了する(S26)。
このように、本実施形態に係る電源装置によれば、スイッチ部22が、第1電源装置10と第2電源装置20とが接続される場合に、抵抗52を介して接続された後に第2主接点51が投入されるように制御され、第1電源装置10と第2電源装置20とが切断される場合に、第2主接点51の両端子間が同電位の状態で当該第2主接点51が開放されるように制御されるため、接続時及び切断時のアークの発生をなくし、主接点における融着を確実に防止することができる。
また、接続部40が、第1二次電池12と第2二次電池23とを接続する電力線と、第1制御部11と第2制御部21とを接続する接続線と、第1電源装置10と第2電源装置20とを切断する際に操作する操作部41とを有し、当該操作部41が操作されると接続線に配設されたb接点44により接続線の接続状態が開放されて、それぞれの制御部が切断を認識できるため、使用者の予期しない操作により突然断線してしまうようなことがなく、接続線の開放をトリガとして安全な切断動作を行うことができる。
(その他の実施形態)
本実施形態に係る電源装置について、図7及び図8を用いて説明する。図7は、本実施形態に係る電源装置の構成を示す第1の図、図8は、本実施形態に係る電源装置の構成を示す第2の図である。
図7において前記第1の実施形態と異なる回路構成となっている。具体的には、スイッチ部22の構成が異なっているが、機能は図2に示したスイッチ部22の場合と同様である。図7におけるスイッチ部22は、第2主接点51と並列に接続される補助接点部56を備える。補助接点部56は、抵抗52と補助接点53とが並列に接続された補助接点回路55にGTO54cが直列に接続された一方向補助接点回路55aを具備し、この一方向補助接点回路55aの前段と後段のそれぞれには、一の方向にのみ電流を通電するダイオード71,74(第1電源装置10から第2電源装置20への電流を通電する)及びダイオード72,73(第2電源装置20から第1電源装置10への電流を通電する)を有する。
接続時及び切断時の動作は図4及び図5の場合と同様であり、半導体スイッチ部54としてGTO54cのON/OFFを制御する。第1の実施形態に係る電源装置ではGTO54a,54bの2つを使用していたが、本実施形態の場合はGTO54cの1つしか半導体素子を使用しないためコストを抑えることができる。
図8は、図3の場合と比べて第2電源装置20が大型のものであっても、両端にコネクタを有する接続部40を利用してそれぞれの電源装置を接続するものである。すなわち、第1電源装置10と同様の構成に、スイッチ部22及び第2制御部21の構成を有するものであれば、本発明の電源装置として適用することができる。したがって、本実施形態に係る電源装置は、負荷に直接接続される第1電源装置10として機能することができると共に、第1電源装置10に補助電力として接続される第2電源装置20としても機能することが可能となり、利用者にとって非常に使い勝手がよくなる。特に、震災等で緊急を要する場合などは、主電源や補助電源といった用途に制限されずに自由に使用することができることで、被災者にとって貴重な資源となることができる。
なお、半導体スイッチ部54の半導体素子は、GTO以外の素子も使用可能である。第1の実施形態におけるGTOは、逆阻止IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)であってもよい。すなわち、逆耐圧性能を有する半導体スイッチであれば第1の実施形態の動作が可能である。また、その他の実施形態の図7におけるGTOは、IGBTやMOSFET(電界効果トランジスタ)であっても良い。4つのダイオード71、72、73、74により、半導体スイッチには逆電圧が印加されないため、逆耐圧性能を有しない半導体スイッチも使用可能である。
また、半導体スイッチ部54は、第1の実施形態における構成やその他の実施形態の図7の構成に限らず、半導体スイッチにより、双方向性を有する構成となっていれば適用可能である。
10 第1電源装置
11 第1制御部
12 第1二次電池
13 電源スイッチ
14 充電器
15 インバータ
16,17 スイッチ
18 第1主接点
19 第1コネクタ部
20 第2電源装置
21 第2制御部
22 スイッチ部
23 第2二次電池
24 ECU
30 負荷
40 接続部
41 操作部
42 第2コネクタ部
43 凸部
44 b接点
51 第2主接点
52 抵抗
53 補助接点
54 半導体スイッチ部
54a,54b,54c GTO
55 補助接点回路
55a 一方向補助接点回路
56 補助接点部
71,72,73,74 ダイオード

Claims (2)

  1. 他の電源装置に接続可能な電源装置であって、
    前記電源装置と前記他の電源装置とを接続するための接続手段と、
    前記電源装置の動作を監視して制御する制御手段と、
    充電した電気を放電する二次電池と、
    前記電源装置と前記他の電源装置とを接続した場合に、前記二次電池と前記他の電源装置における外部二次電池との間に前記接続手段を介して形成される電池回路網に、前記制御手段の制御に応じて前記二次電池と前記外部二次電池との間の接続のON/OFFを切り替えるスイッチ手段とを備え、
    前記スイッチ手段が、主接点を含む主接点回路と、当該主接点回路に並列接続され、前記二次電池と前記外部二次電池との間の電位差の大小関係に応じて前記二次電池及び前記外部二次電池に流れる循環電流の方向を特定可能な半導体スイッチ部を具備し、当該半導体スイッチ部に直列に接続し、前記抵抗及び補助接点が並列接続された補助接点回路を具備する補助接点部とを有し、
    前記制御手段が、前記スイッチ手段を、前記電源装置と前記他の電源装置とが前記接続手段により接続される場合に、前記補助接点回路における前記補助接点が開放され、前記二次電池と前記外部二次電池との間の電位差の大小関係に応じて前記半導体スイッチ部により方向が特定された前記循環電流が、前記補助接点回路における抵抗側に流れた状態で前記主接点が投入されるように制御し、前記電源装置と前記他の電源装置とが前記接続手段により切断される場合に、前記補助接点回路における前記補助接点が投入され、前記二次電池と前記外部二次電池との間の電位差の大小関係に応じて前記半導体スイッチ部により方向が特定された前記循環電流が、前記補助接点回路における補助接点側に流れた状態で前記主接点が開放されるように制御することを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置において、
    前記接続手段が、
    前記二次電池と前記外部二次電池とを接続する電力線と、
    前記制御手段と前記他の電源装置における外部制御手段とを接続する接続線と、
    前記電源装置と前記他の電源装置とを切断する際に操作するための操作部と、
    前記接続線に配設され、前記電源装置と前記他の電源装置とが接続されている状態で前記操作部が操作された場合に、前記接続線の接続状態を開放するb接点とを備えることを特徴とする電源装置。
JP2012133418A 2012-06-13 2012-06-13 電源装置 Active JP5936189B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012133418A JP5936189B2 (ja) 2012-06-13 2012-06-13 電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012133418A JP5936189B2 (ja) 2012-06-13 2012-06-13 電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013258836A JP2013258836A (ja) 2013-12-26
JP5936189B2 true JP5936189B2 (ja) 2016-06-15

Family

ID=49954794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012133418A Active JP5936189B2 (ja) 2012-06-13 2012-06-13 電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5936189B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3135040B2 (ja) * 1995-11-30 2001-02-13 矢崎総業株式会社 電気自動車の充電用コネクタ
JP2010252547A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Nissan Motor Co Ltd 電力放充電装置、車両間電力放充電システム及び車両間電力放充電方法
JP2010252549A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Nissan Motor Co Ltd 車両間電力放充電システム及び車両間電力放充電方法
WO2011034140A1 (ja) * 2009-09-16 2011-03-24 株式会社ワイ・ワイ・エル スイッチ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013258836A (ja) 2013-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10476281B2 (en) Redox flow battery system
US8970169B2 (en) Charging device for a high-voltage battery of a motor vehicle, charging system and method of operating a charging system
US11984719B2 (en) Quick battery disconnect system for high current circuits
US10601231B2 (en) Charging device and charging method for a high voltage battery of a motor vehicle
US20130308239A1 (en) Switching device and breaker control method
US11285825B2 (en) Alternating-current charging device for a motor vehicle, and method for operating an alternating-current charging device for a motor vehicle
KR20180019448A (ko) 전기 자동차의 충전 장치
CN103633683A (zh) 充电装置
US20170187179A1 (en) Junction box
US9472941B2 (en) Battery module
US20150207353A1 (en) Electronic device
KR102238607B1 (ko) 배터리 팩
JP2024075630A (ja) 無瞬断電源供給制御装置及びその電源供給制御装置が適用されたupsモジュール
US20160172990A1 (en) A power converter
JP5936189B2 (ja) 電源装置
KR101785662B1 (ko) 백업전원 기능을 포함한 배터리 에너지 저장 시스템용 배터리 보호 회로장치
JP6481593B2 (ja) スイッチング素子の端子接続構造
AU2015285887B2 (en) Residual current protection device and residual current protection system
JP6165191B2 (ja) 電力供給システム
TW201445845A (zh) 並聯式放電調節裝置及其調節方法
JP5723938B2 (ja) 電子機器及び電子機器システム
KR101498981B1 (ko) 버스 바 연결 자계 변환 전원 공급 장치
JP2024129622A (ja) 電力制御装置、および車両
WO2014049892A1 (ja) 蓄電システムおよび制御装置
KR101537364B1 (ko) 충전장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5936189

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250