JP5936119B2 - 照明装置、投射装置および投射型映像表示装置 - Google Patents
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第1ホログラム素子および第2ホログラム素子を含む光学素子と、
第1波長域の第1コヒーレント光が前記第1ホログラム素子上を走査し且つ前記第1波長域よりも長波長側にある第2波長域の第2コヒーレント光が前記第2ホログラム素子上を走査するように、波長域が異なる複数のコヒーレント光を前記光学素子に照射する照射装置と、を備え、
前記照射装置から前記第1ホログラム素子の各位置に入射した前記第1コヒーレント光が、それぞれ、前記第1ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明し、前記照射装置から前記第2ホログラム素子の各位置に入射した前記第2コヒーレント光が、それぞれ、前記ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明し、前記第1コヒーレント光によって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分と、前記第2コヒーレント光によって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分は、少なくとも一部の範囲で重なっており、
前記第1ホログラム素子に入射する前記第1コヒーレント光の進行方向に対して、前記第1ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第1コヒーレント光の進行方向が成す角度をψaとし、前記第2ホログラム素子に入射する前記第2コヒーレント光の進行方向に対して、前記第2ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第2コヒーレント光の進行方向が成す角度をψbとすると、
ψaの絶対値の最大値が、ψbの絶対値の最大値よりも小さくなる。
第1ホログラム素子、第2ホログラム素子および第3ホログラム素子を含む光学素子と、
第1波長域の第1コヒーレント光が前記第1ホログラム素子上を走査し、前記第1波長域よりも長波長側にある第2波長域の第2コヒーレント光が前記第2ホログラム素子上を走査し且つ前記第2波長域よりも長波長側にある第3波長域の第3コヒーレント光が前記第3ホログラム素子上を走査するように、波長域が異なる複数のコヒーレント光を前記光学素子に照射する照射装置と、を備え、
前記照射装置から前記第1ホログラム素子の各位置に入射した前記第1コヒーレント光が、それぞれ、前記第1ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明し、前記照射装置から前記第2ホログラム素子の各位置に入射した前記第2コヒーレント光が、それぞれ、前記ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明し、前記照射装置から前記第3ホログラム素子の各位置に入射した前記第3コヒーレント光が、それぞれ、前記ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明し、前記第1コヒーレント光によって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分と、前記第2コヒーレント光によって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分と、前記第3コヒーレント光によって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分は、少なくとも一部の範囲で重なっており、
前記第1ホログラム素子に入射する前記第1コヒーレント光の進行方向に対して、前記第1ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第1コヒーレント光の進行方向が成す角度をψaとし、前記第2ホログラム素子に入射する前記第2コヒーレント光の進行方向に対して、前記第2ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第2コヒーレント光の進行方向が成す角度をψbとし、前記第3ホログラム素子に入射する前記第3コヒーレント光の進行方向に対して、前記第3ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第3コヒーレント光の進行方向が成す角度をψcとすると、
ψaの絶対値の最大値が、ψbの絶対値の最大値よりも小さくなり、且つ、
ψaの絶対値の最大値が、ψcの絶対値の最大値よりも小さくなる。
上述した本発明による第1または第2の照明装置のいずれかと、
前記照明装置からの各コヒーレント光によって照明される空間光変調器と、を備える。
上述した本発明による投射装置のいずれかと、
前記空間光変調器上に得られる変調画像を投影されるスクリーンと、を備える。
上述した本発明による照明装置のいずれかと、
前記照明装置からの各コヒーレント光によって照明される位置に配置されたスクリーンと、を備える。
透過型の第1ホログラム素子および透過型の第2ホログラム素子を備え
前記第1ホログラム素子は、前記第1ホログラム素子の各位置に入射した、第1波長域の第1コヒーレント光が、それぞれ、前記第1ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明するよう構成されており、
前記第2ホログラム素子は、前記第2ホログラム素子の各位置に入射した、前記第1波長域よりも長波長側にある第2波長域の第2コヒーレント光が、それぞれ、前記第2ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明するよう構成されており、
前記第1コヒーレント光によって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分と、前記第2コヒーレント光によって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分は、少なくとも一部の範囲で重なっており、
前記第1ホログラム素子に入射する前記第1コヒーレント光の進行方向に対して、前記第1ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第1コヒーレント光の進行方向が成す角度をψaとし、前記第2ホログラム素子に入射する前記第2コヒーレント光の進行方向に対して、前記第2ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第2コヒーレント光の進行方向が成す角度をψbとすると、
ψaの絶対値の最大値が、ψbの絶対値の最大値よりも小さくなる。
まず、コヒーレント光を投射する照明装置および投射装置を含み且つスペックルを目立たなくさせることができる投射型映像表示装置の構成を、主として図1〜図6を参照して説明する。
図1〜6に例示された一具体例に基づいて説明してきた本実施の形態に対して、種々の変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明で用いる図面では、上述した本実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いており、重複する説明を省略する。
上述した形態において、照射装置60が、発散光束に含まれる一光線の光路をたどるようにして、各コヒーレント光La,Lb,Lcを光学素子50へ入射させる例を示したが、これに限られない。例えば、上述した形態において、走査デバイス65が、各コヒーレント光La,Lb,Lcの光路に沿ってミラーデバイス66の下流側に配置された集光レンズ67を、さらに含むようにしてもよい。この場合、図7に示すように、発散光束を構成する光線の光路を進むミラーデバイス66からの光が、集光レンズ67によって、一定の方向に進む光となる。すなわち、照射装置60は、平行光束を構成する光線の光路をたどるようにして、各コヒーレント光La,Lb,Lcを光学素子50の各ホログラム素子55a,55b,55cへ入射させるようになる。なおレンズ67には、互いに波長域の異なる複数のコヒーレント光La,Lb,Lcを含んで成る合成光SLが入射することから、色分散等の不具合を防止する観点から、レンズ67としてアクロマチックレンズを用いることが好ましい。
上述した形態によれば、スペックルを効果的に目立たなくさせることができる。ただし、この作用効果は、主として照明装置40に起因したものである。そして、この照明装置40を、種々の既知な空間光変調器、投射光学系、スクリーン等と組み合わせても、スペックルを効果的に目立たなくさせることができる。この点から、空間光変調器、投射光学系、スクリーンは、例示したものに限られず、種々の既知な部材、部品、装置等を用いることができる。
また、各ホログラム素子55a,55b,55cが、空間光変調器30の入射面に対応した形状を有した平面状の散乱板の像を再生するよう構成される例を示したが、これに限られず、各ホログラム素子55a,55b,55cが、何らかのパターンを有した散乱板を用いて、干渉露光法により作製されてもよい。この場合、各ホログラム素子55a,55b,55cによって、何らかのパターンを持った散乱板の像が再生されるようになる。言い換えると、各ホログラム素子55a,55b,55cを有する光学素子50は、何らかのパターンを持った被照明領域LZを照明するようになる。この光学素子50を用いる場合、空間光変調器30を、さらには投射光学系25をも上述の本実施の形態における投射型映像表示装置10から省き、スクリーン15を被照明領域LZと重なる位置に配置することによって、スクリーン15上に各ホログラム素子55a,55b,55cに記録された何らかのパターンを表示することが可能となる。この表示装置においても、各コヒーレント光La,Lb,Lcが各ホログラム素子55a,55b,55c上を走査するように、照射装置60が光学素子50に各コヒーレント光La,Lb,Lcを照射することによって、スクリーン15上でのスペックルを目立たなくさせることができる。
上述した形態において、光学素子50のホログラム素子55が、計算機合成ホログラム(CGH)としてのレリーフ型ホログラムからなる例を示したが、これに限られることはなく、様々なタイプのホログラム素子が用いられ得る。例えば上述した形態においては、いわゆるフレネルタイプのホログラム素子が用いられる例を示したが、これに限られることはなく、いわゆるフーリエ変換タイプのホログラム素子が用いられてもよい。なお上述のように、互いに異なる波長域の光に対してそれぞれが所定の回折作用を及ぼす複数のホログラム素子として、波長選択性の弱いホログラム素子が用いられる場合、各ホログラム素子は、積層されるのではなく、空間的にずらして配置される。この場合、上述のように、最も低波長域のコヒーレント光を回折するホログラム素子における偏向角が小さくなるよう、各ホログラム素子を適切に配置することによって、最も低波長域のコヒーレント光に対応するホログラム素子の回折効率および光の利用効率を高めることができる。
10 投射型映像表示装置
15 スクリーン
20 投射装置
22 インテグレーターロッド
23 リレー光学系
25 投射光学系
30 空間光変調器
40 照明装置
50 光学素子
55 ホログラム素子
55a 第1ホログラム素子
55b 第2ホログラム素子
55c 第3ホログラム素子
60 照射装置
61 光源機構
61a 第1光源
61b 第2光源
61c 第3光源
62 合成デバイス
64 レンズ
65 走査デバイス
66 ミラーデバイス(反射デバイス)
66a ミラー(反射面)
67 集光レンズ
LZ 被照明領域
La 第1コヒーレント光
Lb 第2コヒーレント光
Lc 第3コヒーレント光
Claims (14)
- 第1ホログラム素子および第2ホログラム素子を含む光学素子と、
第1波長域の第1コヒーレント光が前記第1ホログラム素子上を走査し且つ前記第1波長域よりも長波長側にある第2波長域の第2コヒーレント光が前記第2ホログラム素子上を走査するように、波長域が異なる複数のコヒーレント光を前記光学素子に照射する照射装置と、を備え、
前記照射装置から前記第1ホログラム素子の各位置に入射した前記第1コヒーレント光が、それぞれ、前記第1ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明し、前記照射装置から前記第2ホログラム素子の各位置に入射した前記第2コヒーレント光が、それぞれ、前記第2ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明し、前記第1コヒーレント光によって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分と、前記第2コヒーレント光によって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分は、少なくとも一部の範囲で重なっており、
前記第1ホログラム素子に入射する前記第1コヒーレント光の進行方向に対して、前記第1ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第1コヒーレント光の進行方向が成す角度をψaとし、前記第2ホログラム素子に入射する前記第2コヒーレント光の進行方向に対して、前記第2ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第2コヒーレント光の進行方向が成す角度をψbとすると、
ψaの絶対値の最大値が、ψbの絶対値の最大値よりも小さくなる、照明装置。 - 第1ホログラム素子、第2ホログラム素子および第3ホログラム素子を含む光学素子と、
第1波長域の第1コヒーレント光が前記第1ホログラム素子上を走査し、前記第1波長域よりも長波長側にある第2波長域の第2コヒーレント光が前記第2ホログラム素子上を走査し且つ前記第2波長域よりも長波長側にある第3波長域の第3コヒーレント光が前記第3ホログラム素子上を走査するように、波長域が異なる複数のコヒーレント光を前記光学素子に照射する照射装置と、を備え、
前記照射装置から前記第1ホログラム素子の各位置に入射した前記第1コヒーレント光が、それぞれ、前記第1ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明し、前記照射装置から前記第2ホログラム素子の各位置に入射した前記第2コヒーレント光が、それぞれ、前記第2ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明し、前記照射装置から前記第3ホログラム素子の各位置に入射した前記第3コヒーレント光が、それぞれ、前記第3ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明し、前記第1コヒーレント光によって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分と、前記第2コヒーレント光によって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分と、前記第3コヒーレント光によって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分は、少なくとも一部の範囲で重なっており、
前記第1ホログラム素子に入射する前記第1コヒーレント光の進行方向に対して、前記第1ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第1コヒーレント光の進行方向が成す角度をψaとし、前記第2ホログラム素子に入射する前記第2コヒーレント光の進行方向に対して、前記第2ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第2コヒーレント光の進行方向が成す角度をψbとし、前記第3ホログラム素子に入射する前記第3コヒーレント光の進行方向に対して、前記第3ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第3コヒーレント光の進行方向が成す角度をψcとすると、
ψaの絶対値の最大値が、ψbの絶対値の最大値よりも小さくなり、且つ、
ψaの絶対値の最大値が、ψcの絶対値の最大値よりも小さくなる、照明装置。 - 前記第1波長域は第1の原色成分に対応し、前記第2波長域は第2の原色成分に対応し、前記第3波長域は第3の原色成分に対応する、請求項2に記載の照明装置。
- ψbの絶対値の最大値が、ψcの絶対値の最大値よりも小さくなる、請求項2または3のいずれか一項に記載の照明装置。
- 前記第1ホログラム素子、前記第2ホログラム素子および前記第3ホログラム素子は、この順番で一平面上に配列されている、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の照明装置。
- ψbの絶対値の最大値は、ψcの絶対値の最大値と同一となる、請求項2または3に記載の照明装置。
- 前記第2ホログラム素子および前記第3ホログラム素子は、前記第1ホログラム素子を中心として、対称的に配置されている、請求項2,3および6のいずれか一項に記載の照明装置。
- 各ホログラム素子は、レリーフ型の計算機合成ホログラムである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の照明装置。
- 波長域が異なる複数のコヒーレント光を出射させる照明装置と、
前記照明装置からの各コヒーレント光によって照明される空間光変調器と、を備え、
前記照明装置は、
第1ホログラム素子および第2ホログラム素子を含む光学素子と、
第1波長域の第1コヒーレント光が前記第1ホログラム素子上を走査し且つ前記第1波長域よりも長波長側にある第2波長域の第2コヒーレント光が前記第2ホログラム素子上を走査するように、波長域が異なる複数のコヒーレント光を前記光学素子に照射する照射装置と、を備え、
前記照明装置において、前記照射装置から前記第1ホログラム素子の各位置に入射した前記第1コヒーレント光が、それぞれ、前記第1ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明し、前記照射装置から前記第2ホログラム素子の各位置に入射した前記第2コヒーレント光が、それぞれ、前記第2ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明し、前記第1コヒーレント光によって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分と、前記第2コヒーレント光によって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分は、少なくとも一部の範囲で重なっており、
前記照明装置において、前記第1ホログラム素子に入射する前記第1コヒーレント光の進行方向に対して、前記第1ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第1コヒーレント光の進行方向が成す角度をψaとし、前記第2ホログラム素子に入射する前記第2コヒーレント光の進行方向に対して、前記第2ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第2コヒーレント光の進行方向が成す角度をψbとすると、ψaの絶対値の最大値が、ψbの絶対値の最大値よりも小さくなる、投射装置。 - 前記照明装置と空間光変調器との間に配置されたインテグレーターロッドを、さらに備える請求項9に記載の投射装置。
- 前記インテグレーターロッドから前記空間光変調器までの間に配置されたリレー光学系を、さらに備える請求項10に記載の投射装置。
- 波長域が異なる複数のコヒーレント光を出射させる照明装置と、前記照明装置からの各コヒーレント光によって照明される位置に配置された空間光変調器と、を有する投射装置と、
前記空間光変調器上に得られる変調画像を投影されるスクリーンと、を備え、
前記照明装置は、
第1ホログラム素子および第2ホログラム素子を含む光学素子と、
第1波長域の第1コヒーレント光が前記第1ホログラム素子上を走査し且つ前記第1波長域よりも長波長側にある第2波長域の第2コヒーレント光が前記第2ホログラム素子上を走査するように、波長域が異なる複数のコヒーレント光を前記光学素子に照射する照射装置と、を備え、
前記照明装置において、前記照射装置から前記第1ホログラム素子の各位置に入射した前記第1コヒーレント光が、それぞれ、前記第1ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明し、前記照射装置から前記第2ホログラム素子の各位置に入射した前記第2コヒーレント光が、それぞれ、前記第2ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明し、前記第1コヒーレント光によって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分と、前記第2コヒーレント光によって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分は、少なくとも一部の範囲で重なっており、
前記照明装置において、前記第1ホログラム素子に入射する前記第1コヒーレント光の進行方向に対して、前記第1ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第1コヒーレント光の進行方向が成す角度をψaとし、前記第2ホログラム素子に入射する前記第2コヒーレント光の進行方向に対して、前記第2ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第2コヒーレント光の進行方向が成す角度をψbとすると、ψaの絶対値の最大値が、ψbの絶対値の最大値よりも小さくなる、投射型映像表示装置。 - 波長域が異なる複数のコヒーレント光を出射させる照明装置と、
前記照明装置からの各コヒーレント光によって照明される位置に配置されたスクリーンと、を備え、
前記照明装置は、
第1ホログラム素子および第2ホログラム素子を含む光学素子と、
第1波長域の第1コヒーレント光が前記第1ホログラム素子上を走査し且つ前記第1波長域よりも長波長側にある第2波長域の第2コヒーレント光が前記第2ホログラム素子上を走査するように、波長域が異なる複数のコヒーレント光を前記光学素子に照射する照射装置と、を備え、
前記照明装置において、前記照射装置から前記第1ホログラム素子の各位置に入射した前記第1コヒーレント光が、それぞれ、前記第1ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明し、前記照射装置から前記第2ホログラム素子の各位置に入射した前記第2コヒーレント光が、それぞれ、前記第2ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明し、前記第1コヒーレント光によって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分と、前記第2コヒーレント光によって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分は、少なくとも一部の範囲で重なっており、
前記照明装置において、前記第1ホログラム素子に入射する前記第1コヒーレント光の進行方向に対して、前記第1ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第1コヒーレント光の進行方向が成す角度をψaとし、前記第2ホログラム素子に入射する前記第2コヒーレント光の進行方向に対して、前記第2ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第2コヒーレント光の進行方向が成す角度をψbとすると、ψaの絶対値の最大値が、ψbの絶対値の最大値よりも小さくなる、投射型映像表示装置。 - 透過型の第1ホログラム素子および透過型の第2ホログラム素子を備えた光学素子であって、
前記第1ホログラム素子は、前記第1ホログラム素子の第1位置に入射した、第1波長域の第1コヒーレント光と、前記第1ホログラム素子の第2位置に入射した前記第1コヒーレント光とが、それぞれ、前記第1ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明するよう構成されており、
前記第2ホログラム素子は、前記第2ホログラム素子の第1位置に入射した、前記第1波長域よりも長波長側にある第2波長域の第2コヒーレント光と、前記第2ホログラム素子の第2位置に入射した前記第2コヒーレント光とが、それぞれ、前記第2ホログラム素子で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明するよう構成されており、
前記第1ホログラム素子の前記第1位置に入射した前記第1コヒーレント光と前記第1ホログラム素子の前記第2位置に入射した前記第1コヒーレント光とによって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分と、前記第2ホログラム素子の前記第1位置に入射した前記第2コヒーレント光と前記第2ホログラム素子の前記第2位置に入射した前記第2コヒーレント光とによって重なり合うように照明される前記少なくとも一部分は、少なくとも一部の範囲で重なっており、
前記第1ホログラム素子に入射する前記第1コヒーレント光の進行方向に対して、前記第1ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第1コヒーレント光の進行方向が成す角度をψaとし、前記第2ホログラム素子に入射する前記第2コヒーレント光の進行方向に対して、前記第2ホログラム素子によって回折されて前記一部の範囲に進む前記第2コヒーレント光の進行方向が成す角度をψbとすると、
ψaの絶対値の最大値が、ψbの絶対値の最大値よりも小さくなる、光学素子。
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