JP5935627B2 - Seat frame - Google Patents
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Description
本発明は、シートフレームに関する。 The present invention relates to a seat frame.
従来、車両用シートにおいて、シートクッションのフレームに、着座乗員の大腿部をサイドからサポートするためのサポートワイヤが付設されたものが知られている(特許文献1)。上記サポートワイヤは、シートクッションの両サイドのパッドを両外側から面に近い状態で支えられるようにするために、所々がクランク状に折り曲げられた枠状の形に形成されており、その両端がシートクッションのフレームに一体的に結合されて設けられた状態とされている。 2. Description of the Related Art Conventionally, a vehicle seat is known in which a support wire for supporting a thigh of a seated occupant from the side is attached to a seat cushion frame (Patent Document 1). The support wire is formed in a frame shape that is bent in a crank shape in order to support the pads on both sides of the seat cushion in a state close to the surface from both outer sides. The seat cushion is integrally connected to the frame of the seat cushion.
しかし、上記従来技術では、シートクッションのフレームに付設されたサポートワイヤは、もっぱら、着座乗員の大腿部をサイドからサポートするために設けられており、着座乗員の臀部をサイドからサポートするようには設けられていない。その理由として、着座乗員が横荷重を受けた際に、大腿部が比較的大きく横移動するのに対して、臀部や腰部は横移動が少なく、このような横移動の少ない部位に硬いサイドサポートを設定するには、臀部に近い部位にサポートワイヤを設定しなければならず、着座乗員の体格差に応じた適切な位置にサポートワイヤを設定することができないことが挙げられる。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、シートフレームに対し、臀部や腰部を適切にサイドからサポートすることのできるサポート部材を設定することにある。 However, in the above prior art, the support wire attached to the frame of the seat cushion is provided exclusively to support the thigh of the seated occupant from the side, and so as to support the buttocks of the seated occupant from the side. Is not provided. The reason for this is that when the seated occupant is subjected to a lateral load, the thighs move laterally relatively, while the hips and hips move less sideways, and the side support that is hard on these areas with little lateral movement. For example, the support wire must be set at a site close to the buttocks, and the support wire cannot be set at an appropriate position according to the difference in the physique of the seated occupant. The present invention was devised as a solution to the above-mentioned problem, and the problem to be solved by the present invention is to provide a support member that can appropriately support the buttocks and the waist from the side with respect to the seat frame. There is to set.
上記課題を解決するために、本発明のシートフレームは次の手段をとる。
第1の発明は、シートフレームであって、着座乗員の臀部又は腰部をサイドからサポートするサポート部材を有するものである。サポート部材は、着座乗員の臀部又は腰部を弾性的にサイドからサポートする弾性構造を備えた構成とされている。
In order to solve the above problems, the seat frame of the present invention takes the following means.
1st invention is a seat frame, Comprising: It has a support member which supports a seat occupant's buttocks or waist from the side. The support member is configured to have an elastic structure that elastically supports the hip or waist of the seated occupant from the side.
この第1の発明によれば、サポート部材により、着座乗員の臀部又は腰部が、横荷重を受けた際に、弾性的にサイドからサポートされるようになる。上記サポート部材は、その弾性構造により、着座乗員の体格が大きい場合であっても、その体格差を弾性変形により吸収して、着座乗員の臀部又は腰部の形にフィットした適切なサイドからのサポート状態をとれるようになっている。したがって、比較的横移動の少ない臀部や腰部に対して、サポート部材をこれらに近づけてサイドからのサポート機能を良好に発揮させられる状態に設けても、体格の異なる様々な着座乗員の臀部や腰部を、サポート部材によって適切にサイドからサポートさせることができる。 According to the first aspect of the invention, the support member supports the seat occupant's buttocks or hips elastically from the side when receiving a lateral load. Due to its elastic structure, the support member absorbs the physique difference by elastic deformation even when the occupant's physique is large, and supports from the appropriate side that fits the shape of the hip or waist of the occupant The state can be taken. Therefore, even if the support member is provided close to these buttocks and waists with relatively little lateral movement so that the support function from the side can be satisfactorily exhibited, the buttocks and waists of various seated occupants with different physiques Can be appropriately supported from the side by the support member.
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。サポート部材は、シートフレームに一体的に結合されたワイヤ部材により構成されている。ワイヤ部材は、その着座乗員の臀部又は腰部をサイドからサポートする部位が、シートフレームとの結合部位から片持ち状に張り出すように設けられることにより弾性構造が付与された構成とされている。 The second invention is the following configuration in the first invention described above. The support member is constituted by a wire member integrally coupled to the seat frame. The wire member is configured to be provided with an elastic structure by providing a portion that supports the buttocks or waist of the seated occupant from the side so as to protrude from the coupling portion with the seat frame in a cantilevered manner.
この第2の発明によれば、サポート部材をワイヤ部材によって構成することにより、サポート部材を軽量に、かつ、生産性良く形成することができる。また、ワイヤ部材の所々を折り曲げることによって、発揮される弾発力の強弱を比較的簡便に調節することができるようになる。 According to the second aspect of the invention, the support member can be formed of a wire member, so that the support member can be formed with light weight and high productivity. Further, by bending portions of the wire member, the strength of the elastic force exerted can be adjusted relatively easily.
第3の発明は、上述した第2の発明において、次の構成とされているものである。ワイヤ部材は、その一端がシートフレームの前部に結合されており、この一端から延びる固定端近傍の部位によって着座乗員の大腿部をサイドからサポートするように構成されている。 The third invention is the following configuration in the second invention described above. One end of the wire member is coupled to the front portion of the seat frame, and the thigh of the seated occupant is supported from the side by a portion near the fixed end extending from the one end.
この第3の発明によれば、ワイヤ部材によって構成されたサポート部材により、着座乗員の臀部に加えて大腿部もサイドからサポートされるようになる。この大腿部のサイドからのサポートは、ワイヤ部材の固定端近傍の部位によって行われるため、ワイヤ部材によって高い支持力が発揮されて、安定した大腿部のサイドからのサポートを行うことができる。 According to the third aspect of the invention, the thigh is supported from the side in addition to the buttocks of the seated occupant by the support member constituted by the wire member. Since the support from the side of the thigh is performed by a portion in the vicinity of the fixed end of the wire member, a high supporting force is exhibited by the wire member, and the support from the side of the thigh can be performed stably. .
第4の発明は、上述した第3の発明において、次の構成とされているものである。更に、シートフレームに対して、着座乗員の大腿部をサイドからサポートするための支持ワイヤが上記サポート部材とは別体で付設されている。 The fourth invention is the following structure in the third invention described above. Further, a support wire for supporting the thigh of the seated occupant from the side is attached to the seat frame separately from the support member.
この第4の発明によれば、着座乗員の大腿部をより安定的にサイドからサポートすることができる。 According to the fourth aspect of the invention, the thigh of the seated occupant can be supported more stably from the side.
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。 EMBODIMENT OF THE INVENTION Below, the form for implementing this invention is demonstrated using drawing.
始めに、実施例1のシートフレームの構成について、図1〜図5を用いて説明する。本実施例のシートフレームは、図1〜図2に示すように、自動車の運転席シートとして構成された車両用シート1のシートクッション3の骨組みを成すクッションフレーム10として構成されている。上記車両用シート1は、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を有する。シートバック2は、その左右両サイドの下端部が、シートクッション3の左右両サイドの後端部に対して、それぞれ図示しないリクライニング装置を間に介して連結されており、シートクッション3に対する背凭れ角度を前後方向に自由に調節することができる状態として設けられている。
First, the configuration of the seat frame according to the first embodiment will be described with reference to FIGS. As shown in FIGS. 1 to 2, the seat frame of the present embodiment is configured as a
シートクッション3は、車両のフロア上に、左右一対のスライド装置4を間に介して設置されており、これらスライド装置4の動作によってフロアに対する前後方向の位置を調節することができる状態として設けられている。なお、各スライド装置4の基本構造は、特開2010−221935号公報等の文献に開示された公知のものと同じ構成となっているため、これらについての具体的な構成の説明は省略することとする。
The
上記シートクッション3は、その骨組みを成す枠状のクッションフレーム10と、クッションフレーム10の上部にセットされた発泡ウレタン製のクッションパッド20と、クッションパッド20の表面全体を覆うように被せ付けられた布製の表皮材30と、から構成されている。上記クッションフレーム10は、左右一対の鋼板製のサイドフレーム11と、各サイドフレーム11の前端部間に架け渡されて結合された鋼板製のフロントパネル12と、各サイドフレーム11の後端部間に架け渡されて結合された鋼管製のリアフレーム13と、によって、四角枠状に組まれた構成となっている。
The
上記クッションフレーム10は、その左右の両サイドフレーム11が、上述したフロア上に設けられた左右一対のスライド装置4に対して、それぞれ、前後一対の昇降リンク5Aを備えた4節リンク機構から成るリフター機構5を間に介して連結された状態とされている。これにより、クッションフレーム10は、上述した各昇降リンク5Aのリンク運動に伴うリフター機構5の昇降動作に伴って、フロア面に対する高さ位置を自由に調節することができる構成とされている。なお、上述したクッションフレーム10及びリフター機構5の基本構造は、特開2011−246024号公報に開示された公知のものと同じ構成となっているため、これらについての具体的な構成の説明は省略することとする。
The
クッションパッド20は、軟質ポリウレタンフォーム原料を発泡成形させて形成したものである。このクッションパッド20は、上述したクッションフレーム10の上部にセットされて設けられることにより、クッションフレーム10の四角枠状に組まれた各枠片や、前後の各枠片間に架け渡された4本のSバネ14や、左右の各枠片に付設されたワイヤ部材15及び支持ワイヤ16により、それぞれ下方側から広く面に近い状態で支えられた状態として設けられている。これにより、クッションパッド20は、上記クッションフレーム10に対して、一部では硬く、そして一部では弾性的に軟らかく受け止められた状態として、着座乗員の臀部や大腿部を、下方側から弾性的に軟らかく安定的に受け止められるように設けられた状態とされている。ここで、上記ワイヤ部材15が本発明の「サポート部材」に相当し、支持ワイヤ16が本発明の「支持ワイヤ」に相当する。
The
上述したクッションパッド20は、図2に示すように、そのシート幅方向の中央部21において、着座乗員の臀部や大腿部を下方側から支持し、中央部21の左右両サイドに形成された上方側に膨らんだ形状の各サイドサポート部22によって、着座乗員の臀部や大腿部を両サイドからサポートする構成となっている。上述したクッションパッド20の中央部21は、上述したクッションフレーム10のフロントパネル12とリアフレーム13との間に跨るように上方側から組み付けられてセットされており、これらの間に架け渡されたシート幅方向に並ぶ4本のSバネ14によって、それぞれ下方側から広く面に近い状態で弾性的に支持された状態として設けられている。
As shown in FIG. 2, the
詳しくは、上述したクッションパッド20の中央部21は、着座乗員の臀部を下方側から支持する平坦面形状の後側領域部21Aと、着座乗員の大腿部を下方側から支持する前上がり形状の前側領域部21Bと、に前後に区画されて形成されている。上記前側領域部21Bが前上がり形状に形成されていることにより、シートクッション3は、シートバック2に凭れ掛かる着座乗員の姿勢を、骨盤に対する大腿部の角度(ヒップ角)が広くなり過ぎないように、大腿部を前上がり状に持ち上げた安楽な姿勢で支えられるようになっている。
Specifically, the
また、クッションパッド20の左右の各サイドサポート部22は、それぞれ、図4に示すように、上述したクッションフレーム10の各サイドフレーム11の直上部に位置して、これらサイドフレーム11によって下方側から支持された状態として設けられている。これらサイドサポート部22は、それらの裏面部(下面部)が、表面部(上面部)の山状に膨らんだ形に沿って山状に抉られた形に形成されている。これらサイドサポート部22は、それらの上述した山状に抉られた各裏面部が、各サイドフレーム11の直上部にかかるようにセットされた状態とされている。これにより、クッションパッド20は、その中央部21が、クッションフレーム10に対してより低い位置にセットされながらも、各サイドサポート部22が、クッションパッド20の中央部21よりも高さ方向に大きく膨らんだ状態に設けられた状態とされている。
Further, as shown in FIG. 4, the left and right
上述したクッションパッド20の各サイドサポート部22は、上述した各サイドフレーム11による下方側からの支持に加え、各サイドフレーム11に一体的に付設されたワイヤ部材15及び支持ワイヤ16(図3参照)によってそれぞれ両外側から支持された状態とされている。これにより、各サイドサポート部22は、上述した各ワイヤ部材15や支持ワイヤ16による支持構造によって、着座乗員の臀部や大腿部を両サイドからサポートするためのサポート力が高められた状態とされている。
Each
次に、上述した各サイドフレーム11に付設されたワイヤ部材15及び支持ワイヤ16の構成について説明する。先ず、各ワイヤ部材15の構成について説明する。各ワイヤ部材15は、図3に示すように、それぞれ、高い剛性を備える1本の太い鋼線材によって形成されている。これらワイヤ部材15は、シート幅方向や高さ方向に所々に屈曲された形に形成されており、それらの前側の端部15Aが、フロントパネル12のシート幅方向の端寄りの上面部箇所に溶着されて結合され、後側の端部15Bが、各サイドフレーム11のシート前後方向の中央寄りの外側面部箇所に溶着されて結合された状態として設けられている。
Next, the structure of the
各ワイヤ部材15は、(ア)それらの上記フロントパネル12に結合された前側の端部15Aから延びる固定端近傍の部位(部位P1)が、それぞれ、シート外側に向かってややシート後方向きとなるように斜め上方側に立ち上がる形に折り曲げられ、(イ)そこから、シート後方側に向かってややシート内側向きとなるように緩やかに下がっていく形に折り曲げられ(部位P2)、(ウ)更にそこから、シート後方側に向かってややシート内側向きとなるように急激的に下がっていく形に折り曲げられ(部位P3)、(エ)そこから、シート後方側に向かってややシート内側向きとなるように水平に近い角度で真っ直ぐ延びていく形に折り曲げられ(部位P4:下片部位15D2)、(オ)そこから、シート上方側に向かってややシート外側向きとなるように垂直に近い角度まで急激的に立ち上がる形に折り曲げられ(部位P5)、(カ)そこから、シート前方側に向かってややシート外側向きとなるように斜め上方側に立ち上がる形に折り曲げられ(部位P6)、(キ)そこから、シート前方側に向かってややシート外側向きとなるように水平に近い角度で真っ直ぐ延びていく形に折り曲げられ(部位P7:上片部位15D1)、(ク)そこから、シート外側に向かってややシート上方向きとなるように立ち上がりながらシート前方側に斜めに延びる形に折り曲げられ(部位P8)、(ケ)そこから、サイドフレーム11の上面部上をシート外側へ真っ直ぐに抜けるようにシート外側に折り曲げられ(部位P9)、(コ)そこから、シート下方側に折り曲げられて更に前側に折り曲げられて(部位P10)、その先の端部(後側の端部15B)が、サイドフレーム11の外側面部の上縁部に近い箇所に結合されて設けられた状態とされている。
Each
上述した(ア)〜(ウ)によって形成された各ワイヤ部材15における部位P1〜P3は、後述する各支持ワイヤ16と共に、上述したクッションパッド20の各サイドサポート部22における着座乗員の大腿部をサイドからサポートする前側領域部22Bの裏面部の山状に抉られた内周面にそれぞれあてがわれて、各サイドサポート部22の前側領域部22Bをシート外側から支持する外側張出部位15Cとして構成されている。これら外側張出部位15Cは、各ワイヤ部材15の固定端となる前側の端部15Aに近い位置に形成されていることから、比較的撓み変形しにくい硬い部位とされ、各ワイヤ部材15と共に、着座乗員の大腿部を強くサイドからサポートすることができるように機能するものとなっている。
The portions P1 to P3 in each
また、上述した(エ)〜(キ)によって形成された各ワイヤ部材15における部位P4〜P7は、上述したクッションパッド20の各サイドサポート部22における着座乗員の臀部をサイドからサポートする後側領域部22Aの裏面部の山状に抉られた内周面22A1にそれぞれあてがわれて、各サイドサポート部22の後側領域部22Aをシート外側から弾性支持する後側張出部位15Dとして構成されている。これら後側張出部位15Dは、着座乗員の臀部をサイドからサポートする部位として、上述したフロントパネル12に結合された前側の端部15Aから後方側に遠く離れた位置に形成されており、また、後側の端部15Bよりも更に後方側に張り出した位置に形成されていることから、これら前側の端部15Aや後側の端部15Bに対して片持ち状に支持された状態に設けられた状態とされている。これにより、各後側張出部位15Dは、上述した各ワイヤ部材15の前側の端部15Aや後側の端部15Bを支点に、シート幅方向に比較的撓みやすい状態に設けられた状態とされている。
Moreover, the site | parts P4-P7 in each
詳しくは、各後側張出部位15Dは、それらの前側の端部15Aから延びる各下片部位15D2が、前側の端部15Aから後方側に遠く離れた位置に形成されており、後側の端部15Bから延びる各上片部位15D1が、後側の端部15Bに近い位置に形成されていることから、各下片部位15D2は比較的撓みやすく、各上片部位15D1は比較的撓みにくい構成とされている。上記比較的撓みやすい各下片部位15D2は、それぞれ、上記撓みにくい各上片部位15D1よりも、シート内側に位置した状態として設けられている。
Specifically, each rear projecting
上記構成とされた各ワイヤ部材15は、図5に示すように、乗員の体格差により、乗員がシートクッション3に着座した際、もしくは乗員が着座した状態で横荷重を受けた際に、各後側張出部位15Dが、着座乗員の臀部を各後側張出部位15Dの弾発力によってサイドからサポートするように設けられた状態とされている。具体的には、各ワイヤ部材15は、シートクッション3に標準体型の乗員が着座した際に、その臀部の両サイド部にクッションパッド20の各サイドサポート部22の後側領域部22Aがあてがわれて、各ワイヤ部材15の後側張出部位15Dの硬さによって、横移動量の少ない着座乗員の臀部を両外側から効果的にサイドからサポートした状態となれるように、着座乗員の臀部に近い位置に設定された状態とされている。
As shown in FIG. 5, each of the
このように、各ワイヤ部材15は、それらの後側張出部位15Dが、着座乗員の臀部に近い位置に配置されていることから、着座乗員が横荷重を受けた際に、そのどちらか一方の後側張出部位15Dが、その硬さによって着座乗員の臀部をサイドからサポートして、車両側から伝わる横荷重や振動を臀部に伝えやすくするようになっている。車両側から伝わる横荷重や振動が着座乗員の臀部に伝えられやすくなることで、ドライバーがレスポンス良くハンドル操作を行うことができ、また、サイドからサポートされることで、ドライバーが運転姿勢を快適に保ち続けることができる。
As described above, each of the
上記各ワイヤ部材15は、シートクッション3に体格の大きな乗員が着座した場合であっても、その体格差を、各後側張出部位15Dの弾性変形により吸収して、各後側張出部位15Dが着座乗員の臀部の形にフィットした適切なサイドサポート状態をとれるようになっている。具体的には、上述したシートクッション3に体格の大きな乗員が着座すると、その乗員の臀部からかけられる体圧により、各ワイヤ部材15の後側張出部位15Dがそれぞれシート外側に弾性的に押し退けられて撓み変形する。この撓み変形により、各後側張出部位15Dが、着座乗員の臀部の形にフィットした適切なサイドサポート状態をとれるようになっている。
Each
詳しくは、各ワイヤ部材15の後側張出部位15Dは、それらの下片部位15D2が、各上片部位15D1よりもシート内側に位置しており、かつ、シート外側に撓みやすくなっていることから、体格の大きな乗員が着座した場合には、上記シート内側に位置する各下片部位15D2がシート外側に大きく撓んで、乗員の体格差を適切に吸収することができるようになっている。そして、上記各後側張出部位15Dの上片部位15D1は、各下片部位15D2よりもシート外側に位置しており、かつ、各下片部位15D2よりは撓みにくくなっていることから、これらの硬めな部位によって、着座乗員の臀部を適切にサイドからサポートすることができるようになっている。
Specifically, the
次に、図3を参照して、各支持ワイヤ16の構成について説明する。各支持ワイヤ16は、それぞれ、上述した各ワイヤ部材15よりも太い線径を備えた高い剛性を備える1本の鋼線材により形成されている。これら支持ワイヤ16は、それらの前側の端部16Aが、フロントパネル12のシート幅方向の端寄りの上面部箇所に溶着されて結合され、後側の端部16Bが、各サイドフレーム11のシート前後方向の中央寄りの外側面部箇所に溶着されて結合された状態として設けられている。各支持ワイヤ16の前側の端部16Aや後側の端部16Bは、上述した各ワイヤ部材15の前側の端部15Aや後側の端部15Bと前後方向に並ぶ、ほぼ同じような箇所に結合されて設けられた状態とされている。上記固定された各支持ワイヤ16は、それらの上記フロントパネル12に結合された前側の端部16Aから延びる固定端近傍の部位が、それぞれ、各サイドフレーム11を外側に超える位置までシート外側に向かって大きく斜め上方側に立ち上がる形に折り曲げられて延び、そこから、シート後方側に折り曲げられて延びた後、後側の端部16Bに向かって、漸次、シート外側や上方側への張り出しが小さくなっていくように延びる形に形成されている。
Next, the configuration of each
上記各支持ワイヤ16は、上述したクッションパッド20の各サイドサポート部22における前側領域部22Bの裏面部の山状に抉られた内周面にあてがわれて、各サイドサポート部22の前側領域部22Bをシート外側から硬く支持するようになっている。詳しくは、各支持ワイヤ16は、上述した各ワイヤ部材15の外側張出部位15Cと共に、上述したクッションパッド20の各サイドサポート部22の前側領域部22Bの内周面にあてがわれた状態として、より面に近い状態で各サイドサポート部22を両外側から支持して、着座乗員の大腿部を両外側から定位置で強くサイドからサポートすることができるようになっている。
Each of the
ここで、上記クッションパッド20の裏面部は、クッションパッド20の発泡成形時に、その成形型内に図示しない不織布がセットされて一体的に含浸成形されていることにより、裏面層が硬化されて形成された状態とされている。これにより、上記クッションパッド20は、その中央部21の裏面部や各サイドサポート部22の裏面部が、上述したクッションフレーム10の各枠片や、前後の枠片間に架け渡された4本のSバネ14や、左右の各枠片に付設された各ワイヤ部材15及び支持ワイヤ16によってそれぞれ部分的に支持される構成となっているにも拘らず、それらの硬化された裏面層によって、広く面で支えられているかのように広く支持力が分散されて受け止められるようになっている。これにより、上述したクッションパッド20を介して、着座乗員が、クッションフレーム10の各枠片や、各Sバネ14や、各ワイヤ部材15及び支持ワイヤ16によって部分的に支えられていることによる異物感をほとんど感じることなく、クッションパッド20が下方側や両サイドからそれぞれ広く面で支えられているかのような好感触な着座感を得られるようになっている。
Here, the back surface portion of the
このように、本実施例のクッションフレーム10(シートフレーム)の構成によれば、各サイドフレーム11に付設されたワイヤ部材15により、着座乗員の臀部が、横荷重を受けた際に、弾性的にサイドからサポートされるようになる。各ワイヤ部材15は、それらの弾性構造により、着座乗員の体格が大きい場合であっても、その体格差を弾性変形により吸収して、着座乗員の臀部の形にフィットした適切なサイドサポート状態をとれるようになっている。したがって、比較的横移動の少ない臀部に対して、各ワイヤ部材15をこれらに近づけてサイドからのサポート機能を良好に発揮させられる状態に設けても、体格の異なる様々な着座乗員の臀部を、各ワイヤ部材15によって適切にサイドからサポートさせることができる。
Thus, according to the configuration of the cushion frame 10 (seat frame) of the present embodiment, the seat member's buttocks are elastic when the lateral force is received by the
また、着座乗員の臀部をサイドからサポートする部材(サポート部材)が線状のワイヤ部材15によって構成されていることにより、これらサポート部材を軽量に、かつ、生産性良く形成することができると共に、各ワイヤ部材15の所々を折り曲げることによって、発揮される弾発力の強弱を比較的簡便に調節することができるようになる。
In addition, since the member (support member) that supports the buttocks of the seated occupant from the side is configured by the
また、各ワイヤ部材15は、それらの前側の端部15Aがクッションフレーム10のフロントパネル12に結合されており、これら前側の端部15Aから延びる固定端近傍の部位によって着座乗員の大腿部をサイドからサポートする外側張出部位15Cが形成された構成となっている。これにより、各ワイヤ部材15によって、着座乗員の臀部に加えて大腿部もサイドからサポートされるようになっている。これら大腿部のサイドからのサポートは、各ワイヤ部材15の固定端近傍の部位(外側張出部位15C)によって行われるため、各ワイヤ部材15によって高い支持力が発揮されて、安定した大腿部のサイドからのサポートを行うことができる。
Each
続いて、実施例2のシートフレーム(クッションフレーム10)の構成について、図6を用いて説明する。なお、本実施例では、実施例1で説明したシートフレーム(クッションフレーム10)と実質的な構成及び作用が同じとなる箇所については、これらと同一の符号を付して説明を省略し、異なる箇所について詳しく説明することとする。 Next, the configuration of the seat frame (cushion frame 10) of Example 2 will be described with reference to FIG. In the present embodiment, portions having substantially the same configuration and operation as those of the seat frame (cushion frame 10) described in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, the description thereof is omitted, and is different. The location will be described in detail.
本実施例では、各ワイヤ部材15とクッションフレーム10の各サイドフレーム11との間に、各ワイヤ部材15の後側張出部位15Dの硬さを手動操作によって調整することのできる硬さ調整機構40が設けられている。この硬さ調整機構40は、回転操作式のハンドル41と、ハンドル41の回転軸となるネジ軸42と、各ワイヤ部材15の後側張出部位15Dの下片部位15D2に結合された結合部43と、結合部43とネジ軸42との間に掛着された圧縮バネ44と、から構成されている。ハンドル41は、その中心部にネジ軸42の頭部が一体的に結合されており、ネジ軸42の脚部をサイドフレーム11に空けられた孔内にシート外側から差し込んで、サイドフレーム11に固定されたナット11Aに螺合させることにより、サイドフレーム11に対してネジ軸42を中心に回転操作が行える状態に設けられた状態とされている。結合部43は、上記ワイヤ部材15の後側張出部位15Dの下片部位15D2に一体的に結合された状態に組み付けられている。圧縮バネ44は、その円筒状に巻装された両端部が、上記ネジ軸42と、結合部43から突出する脚ピン43Aと、にそれぞれ挿通されて組み付けられた状態として、ネジ軸42の途中箇所に結合された座板42Aと、脚ピン43Aが突出する結合部43の根本側の座面との間に挟持される形で設けられた状態とされている。
In the present embodiment, a hardness adjustment mechanism that can adjust the hardness of the rear protruding
上記構成の硬さ調整機構40は、使用者がハンドル41をどちらかの方向に回して、ネジ軸42をナット11Aに螺入させていくことにより、圧縮バネ44がネジ軸42の座板42Aによってシート内側に押し込まれていくように撓まされて、圧縮バネ44から結合部43にかけられる弾発力が強められるように調整される。これにより、各ワイヤ部材15の後側張出部位15Dの下片部位15D2が、弾発力の強められた圧縮バネ44により、シート外側から強く支えられた状態として撓み変形しにくくなるように調整される(硬くなるように調整される)。また、使用者が上記ハンドル41を上記とは逆方向に回して、ネジ軸42をナット11Aから外し出す方向に移動させることにより、圧縮バネ44の弾発力が緩められるように調整される。これにより、各ワイヤ部材15の後側張出部位15Dの下片部位15D2が、弾発力の弱められた圧縮バネ44により、シート外側に撓み変形しやすくなるように調整される。
In the
続いて、実施例3のシートフレーム(クッションフレーム10)の構成について、図7を用いて説明する。なお、本実施例では、実施例2で説明したシートフレーム(クッションフレーム10)と実質的な構成及び作用が同じとなる箇所については、これらと同一の符号を付して説明を省略し、異なる箇所について詳しく説明することとする。 Next, the configuration of the seat frame (cushion frame 10) of Example 3 will be described with reference to FIG. In the present embodiment, portions having substantially the same configuration and operation as those of the seat frame (cushion frame 10) described in the second embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. The location will be described in detail.
本実施例では、実施例2で示したワイヤ部材15(図6参照)に代えて、鋼板部材50(板バネ)が採用されている。ここで、鋼板部材50が本発明の「サポート部材」に相当する。上記鋼板部材50は、シート内方側にやや上方向きに斜めに面を向ける支持板部51と、シート上方側に面を向ける天板部52と、を有したL字板形状に形成されており、天板部52の先端側の縁部がサイドフレーム11の上面部に結合されて片持ち状に支持された状態とされて設けられている。これにより、鋼板部材50は、その支持板部51の固定端側に近い上側領域部51Aでは、シート外側に撓みにくく、支持板部51の自由端側に近い下側領域部51Aでは、シート外側に撓みやすい構成とされている。
In the present embodiment, a steel plate member 50 (plate spring) is employed instead of the wire member 15 (see FIG. 6) shown in the second embodiment. Here, the
上記鋼板部材50は、上述した支持板部51が、クッションパッド20のサイドサポート部22における後側領域部22Aの裏面部の山状に抉られた内周面22A1にあてがわれて、上記サイドサポート部22の後側領域部22Aをシート外側から支持した状態となって設けられている。上記鋼板部材50は、サイドフレーム11との間に設けられた硬さ調整機構40により、その支持板部51の撓みやすい下側領域部51Aの硬さが手動操作によって適宜自由に調節できるように構成されている。硬さ調整機構40の結合部43は、上記支持板部51の下側領域部51Aの裏面(外側を向く面)に一体的に結合されて設けられている。
In the
以上、本発明の実施形態を3つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の「シートフレーム」は、シートバックのフレームであってもよく、「サポート部材」が、着座乗員の腰部をサイドからサポートするように設けられるものであってもよい。すなわち、着座乗員の腰部は、臀部と同様に、着座乗員が横荷重を受けた際に、横移動量が少ない部位となっており、このような横移動の少ない部位に硬いサイドからのサポートを設定するには、腰部に近い部位にサポート部材を設定しなければならず、着座乗員の体格差に応じた適切な位置にサポート部材を設定することが難しいが、本発明の構成をシートバックのフレームに適用することにより、比較的横移動の少ない腰部に対して、サポート部材を近づけてサイドからのサポート機能を良好に発揮させられる状態に設けても、体格の異なる様々な着座乗員の腰部を、サポート部材によって適切にサイドからサポートさせることができる。 As mentioned above, although embodiment of this invention was described using the three Examples, this invention can be implemented with various forms other than the said Example. For example, the “seat frame” of the present invention may be a seat back frame, and the “support member” may be provided so as to support the waist of the seated occupant from the side. That is, the seat occupant's waist, like the buttock, is a part with a small amount of lateral movement when the seated occupant receives a lateral load, and such a part with little lateral movement is supported from a hard side. In order to set the support member, it is necessary to set the support member in a region close to the waist, and it is difficult to set the support member at an appropriate position according to the physical difference of the seated occupant. By applying it to the frame, the lumbar part of various seated occupants with different physiques can be provided even if the support member is brought close to the lumbar part with relatively little lateral movement and the support function from the side can be satisfactorily exhibited. The support member can be used to properly support from the side.
また、本発明の「サポート部材」は、上記実施例1、2で示したワイヤ部材15や実施例3で示した鋼板部材50以外にも、着座乗員の臀部又は腰部を弾性的にサイドからサポートすることのできる部材であれば、他の弾性部材から成るものであってもよい。具体的には、可撓性を備えたゴム材や樹脂材から成るものなどが挙げられる。また、上記実施例1、2では、ワイヤ部材の両端をクッションフレームに結合して、その折り曲げる形態を後側の端部から張り出させて片持ち状の形態にすることで弾性を持たせた構成としたものを例示したが、一方の端部を結合せずに自由端とすることで弾性を持たせるようにしてもよい。もしくは、ワイヤ部材をコイル状に巻いた形状とすることで、ワイヤ部材に弾性を持たせた構成としてもよい。
In addition to the
1 車両用シート
2 シートバック
3 シートクッション
4 スライド装置
5 リフター機構
5A 昇降リンク
10 クッションフレーム(シートフレーム)
11 サイドフレーム
11A ナット
12 フロントパネル
13 リアフレーム
14 Sバネ
15 ワイヤ部材(サポート部材)
15A 前側の端部
15B 後側の端部
15C 外側張出部位
15D 後側張出部位
15D1 上片部位
15D2 下片部位
16 支持ワイヤ(支持ワイヤ)
16A 前側の端部
16B 後側の端部
20 クッションパッド
21 中央部
21A 後側領域部
21B 前側領域部
22 サイドサポート部
22A 後側領域部
22A1 内周面
22B 前側領域部
30 表皮材
40 硬さ調整機構
41 ハンドル
42 ネジ軸
42A 座板
43 結合部
43A 脚ピン
44 圧縮バネ
50 鋼板部材(サポート部材)
51 支持板部
51A 上側領域部
51A 下側領域部
52 天板部
P1〜P10 部位
DESCRIPTION OF
11
15A
16A
51
Claims (3)
着座乗員の臀部又は腰部をサイドからサポートするサポート部材を有し、
該サポート部材は、前記シートフレームに両端が一体的に固定されて当該各固定端から延び出す二本の片部位が互いにシート幅方向に並んだ状態となるように同じ方向に延び出す片持ち形状とされたワイヤ部材により構成されており、
前記二本の片部位は、そのうちのシート幅方向の内側に位置する内側の片部位が、シート幅方向の外側に位置する外側の片部位よりも、対応する固定端からの延び出し長さが長い構成とされて撓みやすくなっていることを特徴とするシートフレーム。 A seat frame,
Having a support member that supports the buttocks or waist of the seated occupant from the side,
The support member is a cantilever shape that extends in the same direction so that the two pieces that are fixed at both ends to the seat frame integrally and extend from the fixed ends are aligned in the seat width direction. It is made up of wire members
The two piece parts have an extension length from the corresponding fixed end of the inner piece part located on the inner side in the sheet width direction, than the outer piece part located on the outer side in the sheet width direction. A seat frame having a long structure and being easily bent .
前記ワイヤ部材は、その一端が前記シートフレームの前部に結合されており、前記一端から延びる固定端近傍の部位によって着座乗員の大腿部をサイドからサポートするように構成されていることを特徴とするシートフレーム。 The seat frame according to claim 1,
One end of the wire member is coupled to the front portion of the seat frame, and the thigh of the seated occupant is supported from the side by a portion near the fixed end extending from the one end. And the seat frame.
更に、前記シートフレームに対し、着座乗員の大腿部をサイドからサポートするための支持ワイヤが前記サポート部材とは別体で付設されていることを特徴とするシートフレーム。
The seat frame according to claim 2,
The seat frame further comprises a support wire for supporting the thigh of a seated occupant from the side separately from the support member .
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