JP5935418B2 - マルチキャストアドレスの管理のための情報処理装置、情報処理方法及びプログラム、中継装置、中継装置のための情報処理方法及びプログラム、並びに情報処理システム - Google Patents

マルチキャストアドレスの管理のための情報処理装置、情報処理方法及びプログラム、中継装置、中継装置のための情報処理方法及びプログラム、並びに情報処理システム Download PDF

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Description

本発明は、マルチキャスト技術に関する。
仮想マシンモニタ(Virtual Machine Monitor)を用いたデータセンタにおいては、複数の異なる利用者(例えば企業等)がネットワーク等の資源を共有するため、セキュリティ等を考慮し、利用者毎に資源を論理的に分離することが要求される。なお、分離された資源又は分離された資源を利用する利用者は「テナント」と呼ばれることがあり、またこのようなネットワークは「マルチテナントネットワーク」と呼ばれることがある。
従来、マルチテナントネットワークにおいて、特定のテナントのVM(Virtual Machine)が送信したブロードキャストの通信データを、データセンタにおける他のテナントのVMが受信できないようにするための技術が存在する。具体的には、通信データの外側に、テナントを識別するための識別情報を含むヘッダを付加する(すなわち、通信データをカプセル化する)。また、テナント毎にマルチキャストアドレスを割り当て、テナントの識別情報とマルチキャストアドレスとの対応付けを管理するためのデータをスイッチに持たせる。そして、スイッチは、ブロードキャストの通信データに付加されているテナントの識別情報に対応するマルチキャストアドレスを特定し、そのマルチキャストアドレスに対し通信データを転送する。
しかし、この技術には、通信データを要求しているか否かにかかわらず、同じテナントのVMには通信データが送信されてしまうため、ネットワークの負荷が大きいという問題がある。また、スイッチを管理する管理者等の負担を減らすことについては考慮されていない。
また、マルチキャスト通信に対する認証をスイッチにおいて行う技術が存在する。具体的には、IGMP(Internet Group Management Protocol) Membership Reportを送信してきた端末に対する認証を認証テーブルによって実施し、許可された端末にのみフォワーディングテーブルにデータを登録する。これにより、許可された端末にのみマルチキャストデータを送信できるようにする。しかし、この技術においては、認証テーブルを管理者等が予め設定しておかなければならないため、管理コストがかかるという問題がある。また、柔軟にマルチキャストドメインを構築することもできない。
また、スイッチ及びルータ等の中継装置に複数の対応表を設けることで、マルチキャストデータを適切に転送する技術が存在する。しかし、この技術においても、事前に管理者等が対応表を設定しておくようになっているため、管理コストがかかるという問題がある。また、この技術においては、通信データをカプセル化することは考慮されていない。
VXLAN: A Framework for Overlaying Virtualized Layer 2 Networks over Layer 3 Networks(http://tools.ietf.org/html/draft-mahalingam-dutt-dcops-vxlan-00) NVGRE: Network Virtualization using Generic Routing Encapsulation(http://tools.ietf.org/html/draft-sridharan-virtualization-nvgre-00) A Case for Overlays in DCN Virtualization(http://www.itc23.com/fileadmin/ITC23_files/slides/WDC_6_CaseFo_OverlaysINDCN.pdf)
特開2008−60631号公報 特開平11−331237号公報
従って、1つの側面では、本発明は、マルチテナントネットワークにおいて、適切なマルチキャストドメインを自動的に構築するための技術を提供することを目的とする。
第1の態様に係る情報処理装置は、(A)第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報とを含む割当要求を中継装置から受信した場合に、該第1のマルチキャストアドレスと該第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して、いずれのマルチキャストドメインに対しても割り当てられていないマルチキャストアドレスである第2のマルチキャストアドレスを割り当てる割当部と、(B)第2のマルチキャストアドレスを、少なくとも割当要求の送信元の中継装置に送信する送信部とを有する。
第2の態様に係る中継装置は、(C)マルチキャストアドレスとテナント識別情報との組合せに対応付けて、該組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた割当マルチキャストアドレスを格納するデータ格納部と、(D)割当マルチキャストアドレスの割り当てを管理する管理装置に、第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報とを含む割当要求を送信する送信部と、(E)第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた第1の割当マルチキャストアドレスを管理装置から受信した場合に、第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報との組合せに対応付けて第1の割当マルチキャストアドレスをデータ格納部に格納する格納処理部とを有する。
第3の態様に係る情報処理システムは、(F)中継装置と、(G)管理装置とを有する。そして、上で述べた中継装置が、(f1)マルチキャストアドレスとテナント識別情報との組合せに対応付けて、該組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた割当マルチキャストアドレスを格納するデータ格納部と、(f2)管理装置に、第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報とを含む割当要求を送信する第1送信部と、(f3)第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた第1の割当マルチキャストアドレスを管理装置から受信した場合に、第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報との組合せに対応付けて第1の割当マルチキャストアドレスをデータ格納部に格納する格納処理部とを有する。また、上で述べた管理装置が、(g1)割当要求を中継装置から受信した場合に、第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して、いずれのマルチキャストドメインに対しても割り当てられていないマルチキャストアドレスである第1の割当マルチキャストアドレスを割り当てる割当部と、(g2)第1の割当マルチキャストアドレスを、少なくとも割当要求の送信元の中継装置に送信する第2送信部とを有する。
マルチテナントネットワークにおいて、適切なマルチキャストドメインを自動的に構築できるようになる。
図1は、本実施の形態のシステム概要を示す図である。 図2は、第1の実施の形態の管理装置の機能ブロック図である。 図3は、仮想スイッチの機能ブロック図である。 図4は、物理スイッチの機能ブロック図である。 図5は、関連付けデータ格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図6は、仮想スイッチのマルチキャストテーブル格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図7は、物理スイッチのマルチキャストテーブル格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図8は、アドレス格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図9は、第1の実施の形態のメインの処理フローを示す図である。 図10は、マルチキャストIPアドレスをマルチキャストMACアドレスに変換する処理について説明するための図である。 図11は、第1の実施の形態のメインの処理フローを示す図である。 図12は、管理装置及び仮想スイッチの関連付けデータ格納部に格納されるデータを示す図である。 図13は、管理装置及び仮想スイッチの関連付けデータ格納部に格納されるデータを示す図である。 図14は、管理装置及び仮想スイッチの関連付けデータ格納部に格納されるデータを示す図である。 図15は、物理スイッチの関連付けデータ格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図16は、物理スイッチの関連付けデータ格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図17は、拡張ヘッダが付加されたマルチキャストデータを仮想スイッチが受信した際に行う処理の処理フローを示す図である。 図18は、拡張ヘッダが付加されたマルチキャストデータを物理スイッチが受信した際に行う処理の処理フローを示す図である。 図19は、マルチキャストデータの転送について説明するための図である。 図20は、拡張ヘッダが付加されていないマルチキャストデータを仮想スイッチが受信した際に行う処理の処理フローを示す図である。 図21は、マルチキャストデータの転送について説明するための図である。 図22は、仮想スイッチがIGMP Queryを受信した際に行う処理の処理フローを示す図である。 図23は、ルータが送信するIGMP Queryについて説明するための図である。 図24は、仮想スイッチがVMの代わりに送信するIGMP Reportについて説明するための図である。 図25は、第2の実施の形態の管理装置の機能ブロック図である。 図26は、管理データ格納部に格納されているデータの一例を示す図である。 図27は、第2の実施の形態のメインの処理フローを示す図である。 図28は、コンピュータの機能ブロック図である。 図29は、コンピュータの機能ブロック図である。
[実施の形態1]
図1に、本実施の形態のシステム概要を示す。データセンタにおける物理スイッチ5には、サーバ301乃至303と、ルータ7と、管理装置1とが接続されている。物理スイッチ5は例えばレイヤ2スイッチである。サーバ301には、サーバ301のハードウエア資源を用いて、仮想スイッチ310、VM311及びVM312が実現されている。サーバ302には、サーバ302のハードウエア資源を用いて、仮想スイッチ320及びVM321が実現されている。サーバ303には、サーバ303のハードウエア資源を用いて、仮想スイッチ330、VM331及びVM332が実現されている。各VMは、同じサーバ内に実現されている仮想スイッチを介して、他のサーバにおけるVMと通信を行うことができるようになっている。
ここで、VM311は、テナントIDが「1」であり、マルチキャストグループ「1」に属する。VM312は、テナントIDが「1」であり、マルチキャストグループ「2」に属する。VM321は、テナントIDが「1」であり、マルチキャストグループ「2」に属する。VM331は、テナントIDが「1」であり、マルチキャストグループ「1」に属する。VM332は、テナントIDが「1」であり、マルチキャストグループ「1」に属する。マルチキャストグループ「1」に対応するマルチキャストMACアドレスは「01:00:5e:11:11:11」であり、マルチキャストグループ「2」に対応するマルチキャストMACアドレスは「01:00:5e:22:22:22」である。なお、図1にはテナントIDが「1」であるVMしか示していないが、テナントIDが「1」ではないVMがサーバ内に実現されていたとしても、本実施の形態を適用することが可能である。すなわち、本実施の形態はマルチテナントネットワークに適用することができる。
図2に、管理装置1の機能ブロック図を示す。管理装置1は、関連付けデータ格納部11と、アドレス格納部12と、割当部15及び送信部16を含む管理部13とを含む。
割当部15は、割当要求を受信した場合に、アドレス格納部12に格納されているデータを用いて処理を行い、処理結果を送信部16に出力すると共に、関連付けデータ格納部11に格納する。送信部16は、割当部15から受け取った処理結果を含むアドレス通知を、割当要求の送信元のスイッチに送信する。
図3に、仮想スイッチ310の機能ブロック図を示す。仮想スイッチ310は、関連付けデータ格納部313と、マルチキャストテーブル格納部314と、要求部307、クエリ応答部308、付加部309、更新部305及び通信部304を含む処理部306とを含む。仮想スイッチ320及び仮想スイッチ330の機能ブロック図も、仮想スイッチ310の機能ブロック図と同様である。
要求部307は、割当要求を管理装置1に送信する処理等を行う。クエリ応答部308は、ルータ7からIGMP Queryを受信した場合に、関連付けデータ格納部313を用いて処理を行い、処理結果をルータ7に送信する。付加部309は、受信したマルチキャストデータに対し、関連付けデータ格納部313から抽出した外側マルチキャストアドレスを含む拡張ヘッダを付加する。更新部305は、関連付けデータ格納部313に格納されているデータ及びマルチキャストテーブル格納部314に格納されているデータを更新する処理等を行う。通信部304は、関連付けデータ格納部313に格納されているデータ及びマルチキャストテーブル格納部314に格納されているデータを用いて、マルチキャストデータを転送する処理を行う。なお、外側マルチキャストアドレスについては後で説明する。
図4に、物理スイッチ5の機能ブロック図を示す。物理スイッチ5は、関連付けデータ格納部51と、マルチキャストテーブル格納部52と、要求部53、更新部54及び通信部55を含む処理部50とを含む。
要求部53は、割当要求を管理装置1に送信する処理等を行う。更新部54は、関連付けデータ格納部51に格納されているデータ及びマルチキャストテーブル格納部52に格納されているデータを更新する処理等を行う。通信部55は、関連付けデータ格納部51に格納されているデータ及びマルチキャストテーブル格納部52に格納されているデータを用いて、マルチキャストデータを転送する処理を行う。
図5に、仮想スイッチ310乃至330、物理スイッチ5の関連付けデータ格納部51及び管理装置1の関連付けデータ格納部11に格納されている関連付けデータの一例を示す。図5の例では、テナントIDと内側マルチキャストアドレスとの組合せに対応付けて、外側マルチキャストアドレスが格納されている。なお、物理スイッチ5の関連付けデータ格納部51及び管理装置1の関連付けデータ格納部11には、図1に示したシステムにおいて使用中の外側マルチキャストアドレスが登録される。一方、仮想スイッチ310乃至330の関連付けデータ格納部313には、その仮想スイッチの配下のVMのテナントに関連する外側マルチキャストアドレスが登録される。
図6に、仮想スイッチ310乃至330のマルチキャストテーブル格納部314に格納されているマルチキャストテーブルの一例を示す。図6の例では、マルチキャストMACアドレスと、ポート識別子(例えば、ポート番号)とが格納されている。なお、仮想スイッチ310乃至330のマルチキャストテーブルにおけるマルチキャストMACアドレスの欄には、後述する内側マルチキャストアドレスが格納される。
図7に、物理スイッチ5のマルチキャストテーブル格納部52に格納されているマルチキャストテーブルの一例を示す。図7の例では、マルチキャストMACアドレスと、ポート識別子(例えば、ポート番号)とが格納されている。なお、物理スイッチ5のマルチキャストテーブルにおけるマルチキャストMACアドレスの欄には、後述する外側マルチキャストアドレスが格納される。
図8に、管理装置1のアドレス格納部12に格納されているデータの一例を示す。図8の例では、外側マルチキャストアドレスが格納されるようになっている。アドレス格納部12に格納されている外側マルチキャストアドレスは、いずれのマルチキャストドメイン(マルチキャストツリーとも呼ばれる)に対しても割り当てられていないマルチキャストアドレスである。
次に、図9乃至図24を用いて、図1に示したシステムにおいて行われる処理について説明する。まず、図9乃至図16を用いて、管理装置1が外側マルチキャストアドレスを仮想スイッチ310乃至330及び物理スイッチ5に配布する処理(すなわち、マルチキャストドメインを構築する処理)について説明する。
まず、マルチキャストグループ「1」への参加を要求するVM311は、IGMP Membership Report(以下、IGMP Reportと略す)を送信する(図9:ステップS1)。本実施の形態の例では、IPv4(Internet Protocol version 4)の「224.17.17.17」というマルチキャストIPアドレスを送信先IPアドレスとするIGMP Reportを送信するものとする。
仮想スイッチ310の通信部304は、VM311からIGMP Reportを受信する(ステップS3)。また、通信部304は、受信したIGMP Reportを物理スイッチ5に転送する(ステップS5)。
通信部304は、受信したIGMP Reportのペイロードに含まれるマルチキャストIPアドレスを、マルチキャストMACアドレスに変換する(ステップS7)。本実施の形態においては、例えば図10に示すように、マルチキャストMACアドレスの先頭から25ビットには予め定められた25ビットを割り当て、残りの23ビットにはマルチキャストIPアドレスの末尾23ビットをマッピングする。この変換はよく知られたものであるので、詳細な説明は省略する。ステップS7における変換によって、「01:00:5e:11:11:11」というマルチキャストMACアドレスが得られたとする。なお、以下では、ステップS7において得られたマルチキャストMACアドレスを「内側マルチキャストアドレス」と呼ぶ。
通信部304は、受信したIGMP Reportに含まれるテナントID(ここでは、テナントID「1」とする)と内側マルチキャストアドレスとの組合せを特定する(ステップS9)。そして、通信部304は、特定された組合せが関連付けデータ格納部313に登録されているか判断する(ステップS11)。登録されている場合(ステップS11:Yesルート)、通信部304は、IGMP Reportを受信したポートのポート識別子と内側マルチキャストアドレスとを更新部305に出力する。更新部305は、IGMP Reportを受信したポートのポート識別子と内側マルチキャストアドレスとを対応付けてマルチキャストテーブル格納部314に登録する(ステップS13)。
一方、登録されていない場合(ステップS11:Noルート)、処理は端子Aを介して図11のステップS15へ移行する。
図11の説明に移行し、通信部304は、特定された組合せが関連付けデータ格納部313に登録されていない旨を示す通知を要求部307に出力する。すると、要求部307は、テナントID及び内側マルチキャストアドレスを含む割当要求を管理装置1に送信する(ステップS15)。図12に、ステップS15の処理の時点において仮想スイッチ310の関連付けデータ格納部313に格納されているデータ及び管理装置1の関連付けデータ格納部11に格納されているデータの一例を示す。ステップS15の処理の時点においては、いずれの関連付けデータ格納部にも外側マルチキャストアドレスは登録されていない。なお、図12において、内側マルチキャストアドレスをIMA(Inner Multicast Address)と略している。
管理装置1の割当部15は、割当要求を仮想スイッチ310から受信する(ステップS17)。割当部15は、割当要求に含まれるテナントIDと内側マルチキャストアドレスとの組合せが関連付けデータ格納部11に登録されていない場合には、アドレス格納部12から、外側マルチキャストアドレスを1つ取り出す(ステップS19)。そして、割当部15は、取り出された外側マルチキャストアドレスを送信部16に出力する。
送信部16は、外側マルチキャストアドレスを含むアドレス通知を仮想スイッチ310に送信する(ステップS21)。また、送信部16は、割当要求に含まれるテナントID及び内側マルチキャストアドレスに対応付けて、外側マルチキャストアドレスを関連付けデータ格納部11に登録する(ステップS23)。図13に、ステップS23の処理の時点において仮想スイッチ310の関連付けデータ格納部313に格納されているデータ及び管理装置1の関連付けデータ格納部11に格納されているデータの一例を示す。ステップS23の処理の時点においては、管理装置1の関連付けデータ格納部11には外側マルチキャストアドレスが登録されている。なお、図13において、外側マルチキャストアドレスをOMA(Outer Multicast Address)と略している。
仮想スイッチ310の通信部304は、アドレス通知を受信し(ステップS25)、アドレス通知に含まれる外側マルチキャストアドレスを更新部305に出力する。更新部305は、割当要求に含まれるテナントID及び内側マルチキャストアドレスに対応付けて、外側マルチキャストアドレスを関連付けデータ格納部313に登録する(ステップS27)。また、更新部305は、IGMP Reportを受信したポートのポート識別子と内側マルチキャストアドレスとを対応付けてマルチキャストテーブル格納部314に登録する(ステップS29)。図14に、ステップS29の処理の時点において仮想スイッチ310の関連付けデータ格納部313に格納されているデータ及び管理装置1の関連付けデータ格納部11に格納されているデータの一例を示す。ステップS29の処理の時点においては、いずれの関連付けデータ格納部にも外側マルチキャストアドレスが登録されている。
なお、VM311が送信したマルチキャストデータを仮想スイッチ310を介して受信した物理スイッチ5において行われる処理は、基本的には仮想スイッチ310において行われる処理と同様である。すなわち、物理スイッチ5は、図15に示すように、IGMP Reportを受信した際に、管理装置1に対して割当要求を送信する。この処理の時点においては、物理スイッチ5の関連付けデータ格納部51及びマルチキャストテーブル格納部52にはデータは格納されていない。そして、図16に示すように、管理装置1からアドレス通知を受信すると、物理スイッチ5は、関連付けデータ格納部51及びマルチキャストテーブル格納部52にデータを登録する。
但し、以下の点で、仮想スイッチ310において行われる処理とは異なっている。すなわち、物理スイッチ5の更新部54は、ステップS13においては、IGMP Reportを受信したポートのポート識別子と外側マルチキャストアドレスとを対応付けてマルチキャストテーブル格納部52に登録する。また、物理スイッチ5の更新部54は、ステップS29においても、IGMP Reportを受信したポートのポート識別子と外側マルチキャストアドレスとを対応付けてマルチキャストテーブル格納部52に登録する。これによって、物理スイッチ5においても、外側マルチキャストアドレスを用いて適切にマルチキャストデータを転送することができるようになる。
以上のように、テナントIDと内側マルチキャストアドレスとの組合せ毎に外側マルチキャストアドレスを割り当て、仮想スイッチ及び物理スイッチに配布する。これにより、管理者等が各スイッチの設定を行わなくても、適切なマルチキャストドメインが自動的に構築される(すなわち、マルチキャストデータの転送経路が適切に設定される)ようになる。また、管理装置1が外側マルチキャストアドレスを一元的に管理しているので、複数のマルチキャストドメインに対して同じ外側マルチキャストアドレスを割り当ててしまうことを防止できる。
次に、図17乃至図21を用いて、実際に仮想スイッチ310乃至330及び物理スイッチ5がマルチキャストデータを転送する処理について説明する。但し、物理スイッチ5及び仮想スイッチ310乃至330には、上で述べた処理によって、転送で使用するデータが関連付けデータ格納部及びマルチキャストテーブル格納部に格納されているとする。
まず、図17を用いて、拡張ヘッダが付加されたマルチキャストデータを仮想スイッチ310が受信した際に行う処理について説明する。仮想スイッチ310の通信部304は、拡張ヘッダが付加されたマルチキャストデータを物理スイッチ5から受信する(図17:ステップS31)。
通信部304は、拡張ヘッダに含まれる外側マルチキャストアドレスに対応する内側マルチキャストアドレスを関連付けデータ格納部313から特定する(ステップS33)。また、通信部304は、ステップS33において特定された内側マルチキャストアドレスに対応するポート識別子をマルチキャストテーブル格納部314から特定する(ステップS35)。
そして、通信部304は、受信したマルチキャストデータの拡張ヘッダを削除する(ステップS37)。また、通信部304は、ステップS35において特定されたポート識別子によって特定されるポートに、拡張ヘッダが削除されたマルチキャストデータを出力する(ステップS39)。そして処理を終了する。
以上のような処理を実施すれば、VMに対してマルチキャストデータを転送できるようになる。
また、図18を用いて、拡張ヘッダが付加されたマルチキャストデータを物理スイッチ5が受信した際に行う処理について説明する。まず、物理スイッチ5の通信部55は、仮想スイッチ310乃至330のうちいずれかの仮想スイッチから、拡張ヘッダが付加されたマルチキャストデータを受信する(図18:ステップS41)。
通信部55は、拡張ヘッダに含まれる外側マルチキャストアドレスに対応するポート識別子をマルチキャストテーブル格納部52から特定する(ステップS43)。また、通信部55は、ステップS43において特定されたポート識別子によって特定されるポートにマルチキャストデータを出力する(ステップS45)。そして処理を終了する。
以上のような処理を実施すれば、物理スイッチ5が、拡張ヘッダが付加されたマルチキャストデータを適切な仮想スイッチに転送できるようになる。
図19を用いて、マルチキャストデータの転送についてさらに具体的に説明する。図19は、物理スイッチ5が送信したマルチキャストデータが仮想スイッチ310を介してVM311まで転送される様子を示している。物理スイッチ5には、関連付けデータ格納部51及びマルチキャストテーブル格納部52に上段右側に示すようなデータが登録されているとする。仮想スイッチ310には、関連付けデータ格納部313及びマルチキャストテーブル格納部314に上段左側に示すようなデータが登録されているとする。
このケースにおいて、拡張ヘッダが付加されたマルチキャストデータを物理スイッチ5が受信すると、拡張ヘッダに含まれる外側マルチキャストアドレス「01:00:5e:00:11:aa」に対応するポート識別子をマルチキャストテーブル格納部52から特定する。そして、特定されたポート識別子「pp1」によって特定されるポートに、マルチキャストデータを出力する。
仮想スイッチ310は、物理スイッチ5からマルチキャストデータを受信すると、拡張ヘッダに含まれる外側マルチキャストアドレス「01:00:5e:00:11:aa」に対応する内側マルチキャストアドレス「01:00:5e:11:11:11」を関連付けデータ格納部313から特定する。そして、特定された内側マルチキャストアドレスに対応するポート識別子をマルチキャストテーブル格納部314から特定する。そして、特定されたポート識別子「vp1」によって特定されるポートに、拡張ヘッダを削除したマルチキャストデータを出力する。これによって、VM311は、拡張ヘッダが付加されていないマルチキャストデータを受信できるようになる。
また、図20を用いて、拡張ヘッダが付加されていないマルチキャストデータを仮想スイッチ310が受信した際に行う処理について説明する。
まず、仮想スイッチ310の通信部304は、拡張ヘッダを含まないマルチキャストデータをVM311から受信する(図20:ステップS51)。通信部304は、受信したマルチキャストデータに含まれるマルチキャストIPアドレスを、マルチキャストMACアドレスに変換する(ステップS53)。変換については、ステップS7の説明で述べたとおりである。以下では、ステップS53において得られたマルチキャストMACアドレスを内側マルチキャストアドレスと呼ぶ。
通信部304は、受信したマルチキャストデータに含まれるテナントID(ここでは、テナントID「1」とする)と内側マルチキャストアドレスとの組合せを特定する(ステップS55)。
そして、通信部304は、特定された組合せが関連付けデータ格納部313に登録されているか判断する(ステップS57)。登録されている場合(ステップS57:Yesルート)、通信部304は、当該組合せに対応する外側マルチキャストアドレスを関連付けデータ格納部313から特定する(ステップS59)。また、通信部304は、特定された外側マルチキャストアドレス及びマルチキャストデータを付加部309に出力する。
付加部309は、外側マルチキャストアドレスを含む拡張ヘッダをマルチキャストデータに付加する(ステップS61)。また、付加部309は、拡張ヘッダが付加されたマルチキャストデータを通信部304に出力する。
通信部304は、ステップS53において得られた内側マルチキャストアドレスに対応するポート識別子をマルチキャストテーブル格納部314から特定する(ステップS63)。また、通信部304は、特定されたポート識別子によって特定されるポートに、拡張ヘッダが付加されたマルチキャストデータを出力する(ステップS65)。
一方、ステップS57において、登録されていないと判断された場合(ステップS57:Noルート)、通信部304は、マルチキャストデータを付加部309に出力する。そして、付加部309は、デフォルトの外側マルチキャストアドレスを含む拡張ヘッダをマルチキャストデータに付加する(ステップS67)。付加部309は、拡張ヘッダが付加されたマルチキャストデータを通信部304に出力する。なお、デフォルトの外側マルチキャストアドレスは、同じテナントIDを有するVMにマルチキャストデータをブロードキャストするための外側マルチキャストアドレスである。
通信部304は、マルチキャストデータに含まれるテナントIDと同じテナントIDを有するVMが接続されているポートのポート識別子を特定する(ステップS69)。ステップS69においては、テナントIDとポート識別子とを対応付けて格納するテーブル(図示せず)等を用いて特定する。そして、通信部304は、特定されたポート識別子によって特定されるポートに、拡張ヘッダが付加されたマルチキャストデータを出力する(ステップS71)。そして処理を終了する。
以上のような処理を実施すれば、VM311は、マルチキャストデータを受信すべきVMに対してマルチキャストデータを送信できるようになる。
図17乃至図20を用いて説明したように仮想スイッチ310乃至330及び物理スイッチ5がマルチキャストデータの転送を行えば、図1に示したシステムにおいて、図21に示すようにマルチキャストデータを転送できるようになる。すなわち、VM311がマルチキャストグループ1に対して送信したマルチキャストデータは、まず仮想スイッチ310によって拡張ヘッダが付加される。仮想スイッチ310は、拡張ヘッダが付加されたマルチキャストデータを物理スイッチ5に転送し、物理スイッチ5は、拡張ヘッダが付加されたマルチキャストデータを仮想スイッチ330に転送する。仮想スイッチ330は、マルチキャストデータから拡張ヘッダを削除し、VM331及びVM332にマルチキャストデータを転送する。
図1に示したシステムに対して、単純にテナントID毎にマルチキャストアドレスを割り当てるような技術を適用すると、VM311が送信したマルチキャストデータをVM331及びVM332だけでなくVM312及びVM321も受信することになってしまう。しかし、本実施の形態のようにすれば、このようなことは生じない。
次に、図22乃至図24を用いて、仮想スイッチ310乃至330が、ルータ7からのIGMP Queryに対するIGMP Reportの送信をVMの代わりに行う処理について説明する。ここでは、仮想スイッチ310の処理を例として説明する。
まず、仮想スイッチ310のクエリ応答部308は、内側マルチキャストアドレス「01:00:5e:11:11:11」を含むIGMP Queryをルータ7から受信する(図22:ステップS81)。本実施の形態の例では、図23に示すように、ルータ7が送信したIGMP Queryを物理スイッチ5が受信し、物理スイッチ5がIGMP Queryを仮想スイッチ310乃至330に転送したとする。
クエリ応答部308は、IGMP Queryに含まれる内側マルチキャストアドレスを抽出する(ステップS83)。そして、クエリ応答部308は、抽出された内側マルチキャストアドレスが関連付けデータ格納部313に登録されているか判断する(ステップS85)。
登録されていない場合(ステップS85:Noルート)、仮想スイッチ310の配下には内側マルチキャストアドレス「01:00:5e:11:11:11」に対応するマルチキャストグループに参加するVMが存在しないということになる。よって処理を終了する。
一方、登録されている場合(ステップS85:Yesルート)、仮想スイッチ310の配下に内側マルチキャストアドレス「01:00:5e:11:11:11」に対応するマルチキャストグループに参加するVMが存在するということになる。よって、クエリ応答部308は、内側マルチキャストアドレス「01:00:5e:11:11:11」を含むIGMP Reportを生成し、ルータ7に送信する(ステップS87)。そして処理を終了する。
以上のようにすれば、図24に示すように、内側マルチキャストアドレス「01:00:5e:11:11:11」に対応するマルチキャストグループに参加するVMが配下に存在する仮想スイッチが、IGMP Reportを送信できるようになる。これによって、仮想スイッチがIGMP QueryをVMに転送する処理が不要になり、また仮想スイッチの配下のVMが仮想スイッチにIGMP Reportを送信する処理が不要になる。よって、サーバの負荷を削減することができるようになる。
[実施の形態2]
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態においては、管理装置1がアドレス格納部12から外側マルチキャストアドレスを取り出してアドレス通知を送信する際、割当要求の送信元の仮想スイッチ又は物理スイッチだけでなく、関連する他の仮想スイッチに対してもアドレス通知を送信する。
図25に、第2の実施の形態における管理装置1の機能ブロック図を示す。管理装置1は、関連付けデータ格納部11と、アドレス格納部12と、管理データ格納部14と、割当部15及び送信部16を含む管理部13とを含む。関連付けデータ格納部11、アドレス格納部12、管理部13、割当部15及び送信部16については、第1の実施の形態と同じであるので、説明を省略する。
図26に、管理データ格納部14に格納されているデータの一例を示す。図26の例では、テナントIDと、仮想スイッチのMACアドレスとが格納されている。
図27を用いて、第2の実施の形態における管理装置1及び仮想スイッチ310乃至330の動作について説明する。まず、仮想スイッチ310の通信部304は、特定された組合せが関連付けデータ格納部313に登録されていない旨を示す通知を要求部307に出力する。すると、要求部307は、テナントID及び内側マルチキャストアドレスを含む割当要求を管理装置1に送信する(ステップS91)。
管理装置1の割当部15は、割当要求を仮想スイッチ310から受信する(ステップS93)。割当部15は、割当要求に含まれるテナントIDと内側マルチキャストアドレスとの組合せが関連付けデータ格納部11に登録されていない場合には、アドレス格納部12から、外側マルチキャストアドレスを1つ取り出す(ステップS95)。そして、割当部15は、取り出された外側マルチキャストアドレスを送信部16に出力する。
割当部15は、割当要求に含まれるテナントIDに対応するMACアドレスを管理データ格納部14から抽出する(ステップS97)。そして、割当部15は、抽出されたMACアドレスを送信部16に出力する。
送信部16は、割当要求に含まれるテナントID及び内側マルチキャストアドレス並びに外側マルチキャストアドレスを含むアドレス通知を、抽出されたMACアドレスに送信する(ステップS99)。
送信部16は、割当要求に含まれるテナントID及び内側マルチキャストアドレスに対応付けて、外側マルチキャストアドレスを関連付けデータ格納部11に登録する(ステップS101)。
仮想スイッチ(ここでは、仮想スイッチ310乃至330)の通信部304は、アドレス通知を受信し(ステップS103)、アドレス通知に含まれる外側マルチキャストアドレスを更新部305に出力する。更新部305は、割当要求に含まれるテナントID及び内側マルチキャストアドレスに対応付けて、外側マルチキャストアドレスを関連付けデータ格納部313に登録する(ステップS105)。また、仮想スイッチ310の更新部305は、IGMP Reportを受信したポートのポート識別子と外側マルチキャストアドレスとを対応付けてマルチキャストテーブル格納部314に登録する(ステップS107)。
以上のような処理を実施すれば、新たに構築されるマルチキャストドメインについてのテナントIDに関連する仮想スイッチの設定を迅速に行うことができるようになる。
以上本発明の一実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上で説明した管理装置1、仮想スイッチ310乃至330及び物理スイッチ5の機能ブロック構成は必ずしも実際のプログラムモジュール構成に対応するものではない。
また、上で説明した各テーブルの構成は一例であって、必ずしも上記のような構成でなければならないわけではない。さらに、処理フローにおいても、処理結果が変わらなければ処理の順番を入れ替えることも可能である。さらに、並列に実行させるようにしても良い。
なお、VMから受信したデータにテナントIDが含まれていない場合には、以下のようにしてテナントIDを抽出するようにしてもよい。すなわち、仮想スイッチ310乃至330に、VMの識別子とテナントIDとを対応付けて格納するテーブル等を事前に設けておき、仮想スイッチ310乃至330がデータを受信した際に、データの送信元のVMの識別子に対応するテナントIDをテーブルから抽出するようにしてもよい。
また、第2の実施の形態においては仮想スイッチにアドレス通知を送信しているが、仮想スイッチだけでなく物理スイッチ5にもアドレス通知を送信するようにしてもよい。本実施の形態においては、物理スイッチ5の関連付けデータ格納部51には、図1に示したシステムにおいて使用中の外側マルチキャストアドレスを登録するようになっているからである。
なお、上で述べた管理装置1及びサーバ301乃至303は、コンピュータ装置であって、図28に示すように、メモリ2501とCPU(Central Processing Unit)2503とハードディスク・ドライブ(HDD:Hard Disk Drive)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。CPU2503は、アプリケーション・プログラムの処理内容に応じて表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、所定の動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、主としてメモリ2501に格納されるが、HDD2505に格納されるようにしてもよい。本発明の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及びアプリケーション・プログラムなどのプログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
また、上で述べた物理スイッチ5は、図29に示すように、メモリ2601とCPU2603とハードディスク・ドライブ(HDD)2605と表示装置2609に接続される表示制御部2607とリムーバブル・ディスク2611用のドライブ装置2613と入力装置2615とネットワークに接続するための通信部2617(図29では、2617a乃至2617c)とがバス2619で接続されている場合もある。なお、場合によっては、表示制御部2607、表示装置2609、ドライブ装置2613、入力装置2615は含まれない場合もある。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施の形態における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2605に格納されており、CPU2603により実行される際にはHDD2605からメモリ2601に読み出される。必要に応じてCPU2603は、表示制御部2607、通信部2617、ドライブ装置2613を制御して、必要な動作を行わせる。なお、通信部2617のいずれかを介して入力されたデータは、他の通信部2617を介して出力される。CPU2603は、通信部2617を制御して、適切に出力先を切り替える。また、処理途中のデータについては、メモリ2601に格納され、必要があればHDD2605に格納される。本発明の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2611に格納されて頒布され、ドライブ装置2613からHDD2605にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信部2617を経由して、HDD2605にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2603、メモリ2601などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
以上述べた本発明の実施の形態をまとめると、以下のようになる。
本実施の形態の第1の態様に係る情報処理装置は、(A)第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報とを含む割当要求を中継装置から受信した場合に、該第1のマルチキャストアドレスと該第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して、いずれのマルチキャストドメインに対しても割り当てられていないマルチキャストアドレスである第2のマルチキャストアドレスを割り当てる割当部と、(B)第2のマルチキャストアドレスを、少なくとも割当要求の送信元の中継装置に送信する送信部とを有する。
このようにすれば、管理者等が中継装置の設定を行わなくても、第2のマルチキャストアドレスを用いた中継処理を中継装置において行えるようになる。すなわち、マルチテナントネットワークにおいて、適切なマルチキャストドメインが自動的に構築されるようになる。また、複数のマルチキャストドメインに対して同じマルチキャストアドレスが付与されてしまうことを防止できる。
また、本情報処理装置が、(C)テナント識別情報に対応付けて中継装置のアドレスを格納するデータ格納部をさらに有するようにしてもよい。そして、上で述べた送信部が、(b1)第1のテナント識別情報に対応付けて格納されている中継装置のアドレスをデータ格納部から抽出し、(b2)第2のマルチキャストアドレスを、抽出されたアドレスに送信するようにしてもよい。このようにすれば、第1のテナント識別情報に関連する中継装置に第2のマルチキャストアドレスが送信されるので、適切なマルチキャストドメインが構築されるようになる。
本実施の形態の第2の態様に係る中継装置は、(D)マルチキャストアドレスとテナント識別情報との組合せに対応付けて、該組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた割当マルチキャストアドレスを格納するデータ格納部と、(E)割当マルチキャストアドレスの割り当てを管理する管理装置に、第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報とを含む割当要求を送信する送信部と、(F)第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた第1の割当マルチキャストアドレスを管理装置から受信した場合に、第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報との組合せに対応付けて第1の割当マルチキャストアドレスをデータ格納部に格納する格納処理部とを有する。
このようにすれば、管理者等が中継装置の設定を行わなくても、割当マルチキャストアドレスを用いた中継処理を行えるようになる。すなわち、マルチテナントネットワークにおいて、適切なマルチキャストドメインを自動的に構築できるようになる。
また、上で述べた送信部が、(e1)第1の装置からIGMP(Internet Group Management Protocol)レポートを受信した場合に、該IGMPレポートに含まれるマルチキャストIPアドレスから得られる第1のマルチキャストアドレスと第1の装置のテナント識別情報とを含む割当要求を生成するようにしてもよい。このようにすれば、IGMPによってマルチキャストデータが転送されるネットワークにおいて適切にマルチキャストドメインを構築できるようになる。
また、本中継装置が、(G)マルチキャストアドレスとポートの識別子とを対応付けて格納する第2データ格納部をさらに有するようにしてもよい。そして、上で述べた格納処理部が、(f2)第1のマルチキャストアドレスとIGMPレポートを受信したポートの識別子とを対応付けて第2データ格納部に格納するようにしてもよい。このようにすれば、マルチキャストデータを要求する装置に対してマルチキャストデータを転送できるようになる。
また、本中継装置が、(H)割当マルチキャストアドレスが付加されていないマルチキャストデータを受信した場合、該マルチキャストデータから得られるマルチキャストアドレスとテナント識別情報との組合せに対応する割当マルチキャストアドレスをデータ格納部から抽出し、該識別子をマルチキャストデータに付加する付加部と、(I)マルチキャストデータから得られるマルチキャストアドレスに対応するポートの識別子を第2データ格納部から抽出し、抽出した該ポートの識別子によって特定されるポートに、マルチキャストドメインの識別子が付加されたマルチキャストデータを出力する出力部とをさらに有するようにしてもよい。このようにすれば、マルチキャストドメインに属する装置からのマルチキャストデータをそのマルチキャストドメインに対して転送できるようになる。
また、上で述べた出力部が、(i1)割当マルチキャストアドレスが付加されたマルチキャストデータを受信した場合、該割当マルチキャストアドレスに対応するマルチキャストアドレスをデータ格納部から抽出し、抽出された該マルチキャストアドレスに対応するポートの識別子を第2データ格納部から抽出し、抽出された該ポートの識別子によって特定されるポートに、マルチキャストデータを出力するようにしてもよい。このようにすれば、割当マルチキャストアドレスが付加されたマルチキャストデータを適切に転送できるようになる。
また、本中継装置が、(J)割当マルチキャストアドレスとポートの識別子とを対応付けて格納する第2データ格納部と、(K)割当マルチキャストアドレスが付加されたマルチキャストデータを受信した場合、該割当マルチキャストアドレスに対応するポートの識別子を第2データ格納部から抽出し、抽出された該ポートの識別子によって特定されるポートに、マルチキャストデータを出力する出力部とをさらに有するようにしてもよい。このようにすれば、割当マルチキャストアドレスだけを利用して(すなわちマルチキャストアドレスを利用せずに)、割当マルチキャストアドレスが付加されたマルチキャストデータを転送できるようになる。
また、本中継装置が、(L)第1のマルチキャストアドレスを含むIGMPクエリを受信した場合に、IGMPクエリの送信元の装置に対し、第1のマルチキャストアドレスを含むIGMPレポートを送信する送信部をさらに有するようにしてもよい。このようにすれば、中継装置はIGMPクエリを配下の装置に対して送信せずに済み、また配下の装置からのIGMPレポートに対応しなくてもよいので、中継装置の処理負荷を削減することができるようになる。
本実施の形態の第3の態様に係る情報処理システムは、(M)中継装置と、(N)管理装置とを有する。そして、上で述べた中継装置が、(m1)マルチキャストアドレスとテナント識別情報との組合せに対応付けて、該組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた割当マルチキャストアドレスを格納するデータ格納部と、(m2)管理装置に、第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報とを含む割当要求を送信する第1送信部と、(m3)第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた第1の割当マルチキャストアドレスを管理装置から受信した場合に、第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報との組合せに対応付けて第1の割当マルチキャストアドレスをデータ格納部に格納する格納処理部とを有する。また、上で述べた管理装置が、(n1)割当要求を中継装置から受信した場合に、第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して、いずれのマルチキャストドメインに対しても割り当てられていないマルチキャストアドレスである第1の割当マルチキャストアドレスを割り当てる割当部と、(n2)第1の割当マルチキャストアドレスを、少なくとも割当要求の送信元の中継装置に送信する第2送信部とを有する。
このようにすれば、管理者等が中継装置の設定を行わなくても、割当マルチキャストアドレスを用いた中継処理を行えるようになる。すなわち、マルチテナントネットワークにおいて、適切なマルチキャストドメインを自動的に構築できるようになる。
本実施の形態の第4の態様に係る情報処理方法は、(O)第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報とを含む割当要求を中継装置から受信した場合に、該第1のマルチキャストアドレスと該第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して、いずれのマルチキャストドメインに対しても割り当てられていないマルチキャストアドレスである第2のマルチキャストアドレスを割り当て、(P)第2のマルチキャストアドレスを、少なくとも割当要求の送信元の中継装置に送信する処理を含む。
本実施の形態の第5の態様に係る情報処理方法は、(Q)割当マルチキャストアドレスの割り当てを管理する管理装置に、第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報とを含む割当要求を送信し、(R)第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた第1の割当マルチキャストアドレスを管理装置から受信した場合に、マルチキャストアドレスとテナント識別情報との組合せに対応付けて該組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた割当マルチキャストアドレスを格納するデータ格納部に、第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報との組合せに対応付けて第1の割当マルチキャストアドレスを格納する処理を含む。
なお、上記方法による処理をコンピュータに行わせるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。尚、中間的な処理結果はメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報とを含む割当要求を中継装置から受信した場合に、該第1のマルチキャストアドレスと該第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して、いずれのマルチキャストドメインに対しても割り当てられていないマルチキャストアドレスである第2のマルチキャストアドレスを割り当てる割当部と、
前記第2のマルチキャストアドレスを、少なくとも前記割当要求の送信元の中継装置に送信する送信部と、
を有する情報処理装置。
(付記2)
テナント識別情報に対応付けて中継装置のアドレスを格納するデータ格納部
をさらに有し、
前記送信部が、
前記第1のテナント識別情報に対応付けて格納されている中継装置のアドレスを前記データ格納部から抽出し、
前記第2のマルチキャストアドレスを、抽出された前記アドレスに送信する
付記1記載の情報処理装置。
(付記3)
マルチキャストアドレスとテナント識別情報との組合せに対応付けて、該組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた割当マルチキャストアドレスを格納するデータ格納部と、
前記割当マルチキャストアドレスの割り当てを管理する管理装置に、第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報とを含む割当要求を送信する送信部と、
前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた第1の割当マルチキャストアドレスを前記管理装置から受信した場合に、前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せに対応付けて前記第1の割当マルチキャストアドレスを前記データ格納部に格納する格納処理部と
を有する中継装置。
(付記4)
前記送信部が、
第1の装置からIGMP(Internet Group Management Protocol)レポートを受信した場合に、該IGMPレポートに含まれるマルチキャストIPアドレスから得られる前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1の装置のテナント識別情報である前記第1のテナント識別情報とを含む前記割当要求を生成する
付記3記載の中継装置。
(付記5)
マルチキャストアドレスとポートの識別子とを対応付けて格納する第2データ格納部
をさらに有し、
前記格納処理部が、
前記第1のマルチキャストアドレスと前記IGMPレポートを受信したポートの識別子とを対応付けて前記第2データ格納部に格納する
付記4記載の中継装置。
(付記6)
前記割当マルチキャストアドレスが付加されていないマルチキャストデータを受信した場合、該マルチキャストデータから得られるマルチキャストアドレスとテナント識別情報との組合せに対応する割当マルチキャストアドレスを前記データ格納部から抽出し、該識別子を前記マルチキャストデータに付加する付加部と、
前記マルチキャストデータから得られるマルチキャストアドレスに対応するポートの識別子を前記第2データ格納部から抽出し、抽出した該ポートの識別子によって特定されるポートに、前記マルチキャストドメインの識別子が付加されたマルチキャストデータを出力する出力部と、
をさらに有する付記5記載の中継装置。
(付記7)
前記出力部が、
前記割当マルチキャストアドレスが付加されたマルチキャストデータを受信した場合、該割当マルチキャストアドレスに対応するマルチキャストアドレスを前記データ格納部から抽出し、抽出された該マルチキャストアドレスに対応するポートの識別子を前記第2データ格納部から抽出し、抽出された該ポートの識別子によって特定されるポートに、前記マルチキャストデータを出力する
付記6記載の中継装置。
(付記8)
割当マルチキャストアドレスとポートの識別子とを対応付けて格納する第2データ格納部と、
割当マルチキャストアドレスが付加されたマルチキャストデータを受信した場合、該割当マルチキャストアドレスに対応するポートの識別子を前記第2データ格納部から抽出し、抽出された該ポートの識別子によって特定されるポートに、前記マルチキャストデータを出力する出力部と、
をさらに有する付記5記載の中継装置。
(付記9)
前記第1のマルチキャストアドレスを含むIGMPクエリを受信した場合に、前記IGMPクエリの送信元の装置に対し、前記第1のマルチキャストアドレスを含むIGMPレポートを送信する送信部
をさらに有する付記3乃至8のいずれか1つ記載の中継装置。
(付記10)
中継装置と、
管理装置と、
を有し、
前記中継装置が、
マルチキャストアドレスとテナント識別情報との組合せに対応付けて、該組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた割当マルチキャストアドレスを格納するデータ格納部と、
前記管理装置に、第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報とを含む割当要求を送信する第1送信部と、
前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた第1の割当マルチキャストアドレスを前記管理装置から受信した場合に、前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せに対応付けて前記第1の割当マルチキャストアドレスを前記データ格納部に格納する格納処理部と
を有し、
前記管理装置が、
前記割当要求を前記中継装置から受信した場合に、前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して、いずれのマルチキャストドメインに対しても割り当てられていないマルチキャストアドレスである前記第1の割当マルチキャストアドレスを割り当てる割当部と、
前記第1の割当マルチキャストアドレスを、少なくとも前記割当要求の送信元の中継装置に送信する第2送信部と、
を有する情報処理システム。
(付記11)
第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報とを含む割当要求を中継装置から受信した場合に、該第1のマルチキャストアドレスと該第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して、いずれのマルチキャストドメインに対しても割り当てられていないマルチキャストアドレスである第2のマルチキャストアドレスを割り当て、
前記第2のマルチキャストアドレスを、少なくとも前記割当要求の送信元の中継装置に送信する
処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記12)
第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報とを含む割当要求を中継装置から受信した場合に、該第1のマルチキャストアドレスと該第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して、いずれのマルチキャストドメインに対しても割り当てられていないマルチキャストアドレスである第2のマルチキャストアドレスを割り当て、
前記第2のマルチキャストアドレスを、少なくとも前記割当要求の送信元の中継装置に送信する
処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
(付記13)
割当マルチキャストアドレスの割り当てを管理する管理装置に、第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報とを含む割当要求を送信し、
前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた第1の割当マルチキャストアドレスを前記管理装置から受信した場合に、マルチキャストアドレスとテナント識別情報との組合せに対応付けて該組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた割当マルチキャストアドレスを格納するデータ格納部に、前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せに対応付けて前記第1の割当マルチキャストアドレスを格納する
処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記14)
割当マルチキャストアドレスの割り当てを管理する管理装置に、第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報とを含む割当要求を送信し、
前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた第1の割当マルチキャストアドレスを前記管理装置から受信した場合に、マルチキャストアドレスとテナント識別情報との組合せに対応付けて該組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた割当マルチキャストアドレスを格納するデータ格納部に、前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せに対応付けて前記第1の割当マルチキャストアドレスを格納する
処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
1 管理装置 11 関連付けデータ格納部
12 アドレス格納部 13 管理部
14 管理データ格納部 15 割当部
16 送信部
301,302,303 サーバ
310,320,330 仮想スイッチ
311,312,321,331,332 VM
304 通信部 305 更新部
306 処理部 307 要求部
308 クエリ応答部 309 付加部
5 物理スイッチ 50 処理部
51 関連付けデータ格納部 52 マルチキャストテーブル格納部
53 要求部 54 更新部
55 通信部 7 ルータ

Claims (9)

  1. マルチキャストアドレスとテナント識別情報との組合せに対応付けて、該組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられたマルチキャストアドレスを格納する第1データ格納部と、
    第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報とを含む割当要求を中継装置から受信した場合に、前記第1データ格納部に格納されていない1のマルチキャストアドレスである第2のマルチキャストアドレスを特定する特定部と、
    前記特定部により特定された前記第2のマルチキャストアドレスを、少なくとも前記割当要求の送信元の中継装置に送信する送信部と、
    前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せに対応付けて前記第2のマルチキャストアドレスを前記第1データ格納部に登録する登録部と、
    を有する情報処理装置。
  2. テナント識別情報に対応付けて中継装置のアドレスを格納する第2データ格納部
    をさらに有し、
    前記送信部が、
    前記第1のテナント識別情報に対応付けて格納されている中継装置のアドレスを前記第2データ格納部から抽出し、
    前記第2のマルチキャストアドレスを、抽出された前記アドレスに送信する
    請求項1記載の情報処理装置。
  3. マルチキャストアドレスとテナント識別情報との組合せに対応付けて、該組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられたマルチキャストアドレスを格納するデータ格納部と、
    第1の装置からIGMP(Internet Group Management Protocol)レポートを受信した場合に、該IGMPレポートに含まれるマルチキャストIPアドレスから得られる第1のマルチキャストアドレスと前記第1の装置のテナント識別情報である第1のテナント識別情報とを含む割当要求を生成し、マルチキャストアドレスの割り当てを管理する管理装置に、前記割当要求を送信する第1送信部と、
    前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた第2のマルチキャストアドレスを前記管理装置から受信した場合に、前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せに対応付けて前記第2のマルチキャストアドレスを前記データ格納部に格納する格納処理部と
    を有する中継装置。
  4. 前記第1のマルチキャストアドレスを含むIGMPクエリを受信した場合に、前記IGMPクエリの送信元の装置に対し、前記第1のマルチキャストアドレスを含むIGMPレポートを送信する第2送信部
    をさらに有する請求項3記載の中継装置。
  5. 中継装置と、
    管理装置と、
    を有し、
    前記中継装置が、
    マルチキャストアドレスとテナント識別情報との組合せに対応付けて、該組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられたマルチキャストアドレスを格納する第1データ格納部と、
    前記管理装置に、第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報とを含む割当要求を送信する第1送信部と、
    前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた第2のマルチキャストアドレスを前記管理装置から受信した場合に、前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せに対応付けて前記第2のマルチキャストアドレスを前記第1データ格納部に格納する格納処理部と
    を有し、
    前記管理装置が、
    マルチキャストアドレスとテナント識別情報との組合せに対応付けて、該組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられたマルチキャストアドレスを格納する第2データ格納部と、
    前記割当要求を前記中継装置から受信した場合に、前記第2データ格納部に格納されていない1のマルチキャストアドレスである前記第2のマルチキャストアドレスを特定する特定部と、
    前記特定部により特定された前記第2のマルチキャストアドレスを、少なくとも前記割当要求の送信元の中継装置に送信する第2送信部と、
    前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せに対応付けて前記第2のマルチキャストアドレスを前記第2データ格納部に登録する登録部と、
    を有する情報処理システム。
  6. 第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報とを含む割当要求を中継装置から受信した場合に、マルチキャストアドレスとテナント識別情報との組合せに対応付けて該組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられたマルチキャストアドレスを格納するデータ格納部に格納されていない1のマルチキャストアドレスである第2のマルチキャストアドレスを特定し
    特定された前記第2のマルチキャストアドレスを、少なくとも前記割当要求の送信元の中継装置に送信し、
    前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せに対応付けて前記第2のマルチキャストアドレスを前記データ格納部に登録する
    処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. 第1のマルチキャストアドレスと第1のテナント識別情報とを含む割当要求を中継装置から受信した場合に、マルチキャストアドレスとテナント識別情報との組合せに対応付けて該組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられたマルチキャストアドレスを格納するデータ格納部に格納されていない1のマルチキャストアドレスである第2のマルチキャストアドレスを特定し
    特定された前記第2のマルチキャストアドレスを、少なくとも前記割当要求の送信元の中継装置に送信し、
    前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せに対応付けて前記第2のマルチキャストアドレスを前記データ格納部に登録する
    処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
  8. 第1の装置からIGMP(Internet Group Management Protocol)レポートを受信した場合に、該IGMPレポートに含まれるマルチキャストIPアドレスから得られる第1のマルチキャストアドレスと前記第1の装置のテナント識別情報である第1のテナント識別情報とを含む割当要求を生成し、マルチキャストアドレスの割り当てを管理する管理装置に、前記割当要求を送信し、
    前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた第2のマルチキャストアドレスを前記管理装置から受信した場合に、マルチキャストアドレスとテナント識別情報との組合せに対応付けて該組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられたマルチキャストアドレスを格納するデータ格納部に、前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せに対応付けて前記第2のマルチキャストアドレスを格納する
    処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 第1の装置からIGMP(Internet Group Management Protocol)レポートを受信した場合に、該IGMPレポートに含まれるマルチキャストIPアドレスから得られる第1のマルチキャストアドレスと前記第1の装置のテナント識別情報である第1のテナント識別情報とを含む割当要求を生成し、マルチキャストアドレスの割り当てを管理する管理装置に、前記割当要求を送信し、
    前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられた第2のマルチキャストアドレスを前記管理装置から受信した場合に、マルチキャストアドレスとテナント識別情報との組合せに対応付けて該組合せによって特定されるマルチキャストドメインに対して割り当てられたマルチキャストアドレスを格納するデータ格納部に、前記第1のマルチキャストアドレスと前記第1のテナント識別情報との組合せに対応付けて前記第2のマルチキャストアドレスを格納する
    処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
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