JP5935105B2 - 非同期プロトコル変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、非同期プロトコル変換装置に関する。さらに、詳しくは、本発明は、ルーターを介して通信を行うシステムLSI内で使用される、非同期プロトコル変換装置に関する。
半導体集積回路は、最小加工寸法の微細化が進み、量産レベルの最小加工寸法は32nmに達しており、集積されるトランジスタ数の規模が大きくなっている。このような大規模集積回路は、システムLSIとも呼ばれている。
図19は、NOC通信方式に基づくシステムLSIの構成を示すブロック図である。図19に示すように、システムLSI(システムオンチップ(System-on-Chips:SoC)とも呼ばれている。)40は、一般に複数の処理機能単位(Intellectual Property Core)、IPコアと呼ぶ。)41で構成されている。近年の最小加工寸法の微細化によって、システムLSI40の1チップ中には演算、デジタル信号演算(DSP)、メモリ等のIPコア41が集積できるようになっている。これらIPコア41間を、パケット情報に基づき、IPコア41に隣接して配設されるルーター42を介して通信する方式が、ネットワークオンチップ(Network-on-Chip:NoC)と呼ばれている。
NoC内の1チップ中に配置される各IPコア41は、各IPコア41のクロック周波数で動作している。つまり、各IPコア41は、通常異なるクロック周波数で動作している。各IPコア41間の通信方式としては、バス通信等で用いられるクロックによる同期方式とクロックを用いない非同期通信方式がある。同期方式では、設計自由度がなく消費電力が多い。
近年、各IPコア41間の通信方式としては、上記した従来の同期方式の欠点を改善するため、非同期通信方式が採用されることが多くなってきている(特許文献1参照)。この非同期通信方式にも4相方式(非特許文献1及び2参照)と2相方式(非特許文献3及び4参照)が知られている。
最初に4相2線符号について説明する(非特許文献5参照)。
2線方式の4相プロコルでは、「データ」と「スペーサ」を交互に使用して連続した「データ」を判別する。ここで、「相」とは「1回のデータ転送を行うためのステップ数」を表し、「線」は「データを転送するのに必要な配線の本数」を表す。
図20は、4相2線符号を説明する図であり、それぞれ(A)は4相2線符号化に基づく非同期データ転送のチャネルモデルを、(B)は符号の定義を、(C)は4相2線符号化に基づく転送プロトコルにおける1回のデータ転送の手順を示している。
4相2線符号は、2線xとx’(図20(a)参照)にそれぞれ論理値の“1”と“0”を割り当て、どちらかの線を立ち上げることでデータの到来を認識するワンホット符号である。データを表す符号の間にスペーサを挟むことによって、連続したデータを識別することができる(図20(b)参照)。
図20(c)に示されるように、4相2線符号化に基づく転送プロトコルにおける1回のデータ転送は、次の手順で行われる。
(1)送信側は受信側からの応答信号を識別し、受信側へ新しいデータを送り出す。
(2)受信側は新しいデータを検出し、データを受け取ったという応答信号を返す。
(3)送信側はその応答信号を識別し、受信側へスペーサを送り出す。
(4)受信側はスペーサを検出し、スペーサを受け取ったという応答信号を返す。
このように、4相2線符号では、データの符号とスペーサの符号の両方について要求応答処理が必要であるため、1回のデータ転送を完了(完結とも呼ばれる。)するのに4ステップもの手順がかかってしまう。この結果、データ転送のサイクルタイムが大きくなってしまう。
次に、2相2線符号について説明する(非特許文献5参照)。
2線方式の2相プロコルでは、高速化のために4相プロトコルの「スペーサ」を省き、「偶」(EVENとも呼ぶ。)と「奇」(ODDとも呼ぶ。)というデータを使用している。
図21は、2相2線符号を説明する図であり、それぞれ(A)は2相2線符号化に基づく非同期データ転送のチャネルモデルを、(B)は符号の定義を、(C)は2相2線符号化に基づく転送プロトコルにおける1回のデータ転送の手順を示している。
2相2線符号は、2線xとx’にそれぞれ論理値の“1”と“0”を割り当て、どちらかの線を立ち上げることでデータの到来を認識する符号である(図21(a)参照)。
2相2線符号のデータは、「奇数」と「偶数」という2つの異なる定義を持つ(図21(b)参照)。連続したデータは定義が異なる符号を交互に遷移させることによって区別する。データは、「奇数」から「偶数」若しくはその逆に遷移する際、2線xとx’のどちらか一方のみが変化するように定義されているため、有効状態を正しく検出できる。
図21(c)に示すように、2相2線符号化に基づく転送プロトコルにおける1回のデータ転送は、次の手順で行われる。
(1)送信側は受信側からの応答信号の反転を識別し、受信側へ先と異なる定義のデータを送り出す。
(2)受信側は異なる定義のデータを検出し、応答信号を反転させて送信側へ送る。
このように、2相2線符号化は、4相2線符号化のようにスペーサの挿入に伴う要求応答処理を必要としないため、1回のデータ転送を完了するのに2ステップの手順で済むという特徴がある。
近年、4相の非同期通信方式において、4相方式のプロトコルを用い、擬似遅延不感の論理方式(quasi-delay-insensitive、以下QDI論理方式と呼ぶ。)によりルーター同士を接続するリンクの回路が設計されている(非特許文献1及び2参照)。
一方、2相の非同期通信方式において、2相方式のプロトコル(非特許文献3参照)を用いた高速の非同期通信のリンクが報告されている(非特許文献4参照)。しかしながら、2相方式のプロトコルの回路は、複雑なラッチと機能ブロックを必要とするために大きな面積を必要とし、遅延時間が大きくなるという欠点がある。このため、ルーターのような演算ブロックは、専ら4相方式のプロトコルが用いられている。
QDI論理方式を用いた非同期プロトコル変換装置が提案されている(非特許文献6及び7参照)。プロトコル変換器とは、2相プロトコルから4相プロトコル、又この逆変換である4相プロトコルから2相プロトコルへの変換器である。
図22は、上記のQDI論理方式を用いた非同期プロトコル変換装置50の構成を示すブロック図である。図22に示すように、従来の非同期プロトコル変換装置50は、2相から4相へのプロトコル変換器51と、このプロトコル変換器51に接続される4相ルーター52と、4相ルーター52から出力される4相プロトコル信号を再び2相プロトコル信号に変換する4相から2相へのプロトコル変換器53と、制御部54と、から構成されている。
4相ルーター52は、ルーティング回路52aと、調停回路52bと、マルチプレクサ(MUXと略称することもある。)回路52cを、含んで構成されている。ルーティング回路52aと調停回路52bとの間にはレジスタ52dが配置されている。同様に、調停回路52bとマルチプレクサ回路52cとの間にもレジスタ52eが配置されている。これらのレジスタ52d,52eは、通信速度を速くするために用いられている(非特許文献1参照)。
図23は、QDI論理方式を用いた従来の非同期プロトコル変換装置の動作を示すタイミングチャートである。図23に示すように、最初、全ての4相信号は低であり、スペーサの状態である。そして、入力相信号と出力相信号とは2相信号であり、同じ相情報「偶」を有している。相情報「奇」を有している新しい2相の入力が来たときには、入力相信号は、遷移をしてイネーブルを確認して高となる。これにより、2相から4相へのプロトコル変換器51は、4相プロトコル用の「データ」を生成し、そして、4相ルーターは3つの機能ブロック、即ちルーティング回路52aと調停回路52bとマルチプレクサ回路52cで計算する。4相ルーター52が計算した後、4相から2相へのプロトコル変換器53は、相情報「奇」を有している新しい2相を出力する。
一方、完了が確認されて、そして出力相信号が変化した場合、4相ルーター52をリセットするためにスペーサを発生するために、イネーブルが再度確認される。同時に、2相の入力が変化する。4相ルーター52がリセットされた後、完了が再度確認される。これは、次の2相の入力信号のプロトコル変換の準備を意味している。
従来の非同期プロトコル変換装置50では、新しい2相の入力信号は、全ての4相ルーター52の機能ブロックが4相から2相へのプロトコル変換器51中の以前の2相信号の復号化によってリセットがされた後で、符号化される。
従って、従来の非同期プロトコル変換装置50のサイクルタイム(tcycle_conv)は、2相から4相へのプロトコル変換器(2p→4p)51と、パイプライン構造の4相ルーター52の機能ブロック、即ちルーティング回路52aと調停回路52bとマルチプレクサ回路52cと、4相から2相へのプロトコル変換器(4p→2p)53と、制御部54の「データ」(“data”)及び「スペーサ」(“spacer”)とからなる遅延時間の合計となる。従って、サイクルタイム(tcycle_conv)は、下記(1)式で与えられる。
Figure 0005935105
ここで、kはルーターのパイプライン化された回路の段数である。図23に示す4相ルーター52のパイプラインの場合は、k=3である。
このように、非同期の4相パイプライン回路、例えば4相ルーター52に従来のプロトコル変換器を適用した場合には、サイクルタイム(tcycle_conv)は、パイプライン回路の段数に比例して増大する。
特開2006−254449号公報
J. Bainbridge, et al., "A Delay-Insensitive Chip Area Interconnect", IEEE, Micro, vol. 22, no. 5, Sep.-Oct. 2002. pp. 16-23. E. Beigne, et al., "An asynchronous NoC architecture providing low latency service and its multi-level design framework", Proc. 11th IEEE Int. Symp. Asynchronous Circuits Syst., pp. 54-63, 2005 M. Dean, et al., "Efficient Self-Timed Level-Encoded 2-Phase Dual-Rail (LEDR)", Adv. Res. in VLSI, pp. 55-70, 1991. P. B. McGee, et al., "A Level-Encoded Transition Signaling Protocol for High-Throughput Asynchronous Global Communication", Proc. 14th IEEE Int. Symp. Asynchronous Circuits Syst., pp. 116-127, Apr. 2008. 東北大学博士論文、高橋知宏、平成18年度 A. Mitra, et al., "Efficient Asynchronous Protocol Converters for Two-Phase Delay-Insensitive Global Communication", Proc. IEEE Int. Symp. Asynchronous Circuits Syst., pp. 186-195, Mar. 2007. W. F. McLaughlin, et al., "Asynchronous Protocol Converters for Two-Phase Delay-Insensitive Global Communication", IEEE Trans. Very Large Scale Integration (VLSI) Systems, vol. 17, no. 7, pp. 923-928, July 2009.
従来の非同期式演算装置の入出力ポートに接続されたプロトコル変換装置は、入出力ポートに共通に接続されていた。先ず、演算装置に送信されてきた入力データのプロトコルの変換を行い、演算装置で特定の演算を行い、出力データのプロトコル変換を行い出力データのプロトコルが変換されたことを確認することで、1回の処理が終了する。この処理を逐次的に行う必要があったため、従来変換装置を適用できる装置は1入力1出力の演算装置に限定されていた。
このように、従来装置では、使用できる演算装置は1入力1出力に限定されていたため、多入力多出力のルーターに従来装置を使用することはできなかった。
従来のネットワークオンチップの構成要素であるルーター及びデータ転送リンクに使用できるプロトコルは1種類に限定されていた。このため、データ転送リンクに待ち時間の多いプロトコルを使用する必要があり、ネットワークオンチップの転送速度が大幅に低下してしまう問題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、非同期式のLSI、例えば、ネットワークオンチップにおいて、数十個のIPコア間の通信を柔軟に行うことができ、かつ、多入力多出力の非同期プロトコル変換装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の非同期プロトコル変換装置は、複数のIPコアと複数のIPコアに隣接して配設されるルーターとを含むLSIにおいて、隣接するルーター間に配設され、LSI中の隣接するルーターに接続される2相から4相への変換器と、2相から4相への変換器の出力側に接続されるパイプラインルーターと、4相パイプラインルーターの出力に接続される4相から2相への変換器と、2相から4相への変換器を制御する入力制御部と、4相から2相への変換器を制御する出力制御部と、を含み、入力制御部に、2相から4相への変換器から入力相信号が入力され、かつ、4相パイプラインルーターから入力完了信号が入力され、入力制御部は、2相から4相への変換器へ入力イネーブル信号を出力し、出力制御部に、4相パイプラインルーターから出力完了信号が入力され、かつ、4相から2相への変換器から出力相信号が入力され、出力制御部は、4相パイプラインルーターへ出力イネーブル信号を出力し、かつ、4相から2相への変換器へ前置出力相信号を出力し、2相から4相へのプロトコル変換器が入力制御部により、4相から2相へのプロトコル変換器が前記出力制御部により、それぞれ独立に制御されることを特徴とする。
本発明の別の態様は、複数のIPコアと複数のIPコアに隣接して配設されるルーターとを含むLSIにおいて、隣接するルーター間に配設される非同期プロトコル変換装置であって、LSI中の隣接するルーターに接続される2相から4相への変換器と、2相から4相への変換器の出力側に接続される4相パイプラインルーターと、4相パイプラインルーターの出力に接続される4相から2相への変換器と、2相から4相への変換器を制御する入力制御部と、4相から2相への変換器を制御する出力制御部と、を含み、2相から4相への変換器は、ルーターに接続される2相完了検波器と4相符号器とからなり、4相から2相への変換器は、4相パイプラインルーターの出力に接続される4相復号器と4相復号器の出力が入力される2相完了検波器と、からなり、入力制御部に、2相から4相への変換器の2相完了検波器から入力相信号が入力され、かつ、4相パイプラインルーターから入力完了信号が入力され、入力制御部は、4相符号器へ入力イネーブル信号を出力し、出力制御部に、4相パイプラインルーターから出力完了信号が入力され、かつ、4相から2相への変換器の2相完了検波器から出力相信号が入力され、出力制御部は、4相パイプラインルーターへ出力イネーブル信号を出力し、かつ、4相復号器へ前置出力相信号を出力し、2相から4相へのプロトコル変換器が前記入力制御部により、4相から2相へのプロトコル変換器が出力制御部により、それぞれ独立に制御されることを特徴とする。
上記構成において、入力制御部は、好ましくは、以下の状態遷移を有している。
(a)初期状態では、信号in_phaseの状態が高(High)となる。同様に、信号in_completionの状態が低(Low)となる。
(b)信号in_enableは立ち上がり、状態が高(High)となる。
(c)信号in_enableが立ち上がると、真(“1”)又は偽(“0”)の信号in_true(false)が立ち上がり、その状態は高(High)となる。
(d)信号in_true(false)が入力されると、信号in_completionが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(e)信号in_completionが立ち上がると、次に信号ack_leftが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(f)信号ack_leftが立ち上がると、信号in_enableが立ち下がり、その状態が低(Low)となると共に、信号Input(EVEN)が入力される。
(g)信号in_enableが立ち下がると、信号in_true(false)が立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
(h)信号in_true(false)が立ち下がると、信号in completionが立ち下がりその状態が低(Low)となる。
(i)信号Input(EVEN)が入力されると、信号in_phaseが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
(j)信号in_phaseが立ち下がり、かつ、信号in_completionが立ち下がると、信号in_enableが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(k)信号in_ enableが立ち上がると、信号in_true(false)が立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(l)信号in_true(false)が立ち上がると、信号in_completionが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(m)信号in_completionが立ち上がると、信号ack_leftが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
(n)信号ack_leftが立ち下がると、信号in_enableが立ち下がり、その状態が低(Low)となると共に、信号Input(ODD)が入力される。
(o)信号Input(ODD)が入力されると、信号in_phaseは立ち上がり、その状態が高(High)となり、初期状態に戻る。
(p)信号in_enableが立ち下がると、信号in_true(false)が立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
(q)信号in_true(false)が立ち下がると、信号in_completionが立ち下がり、その状態が低(Low)となり、初期状態に戻る。
上記入力制御部は、好ましくは、非同期式DラッチとXOR回路とから構成される。
前記出力制御部は、好ましくは以下の状態遷移を有している。
(a)初期状態では、信号out_true(false)が立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(b)信号out_true(false)が立ち上がると、信号out_completionが立ち上がり、その状態が高(High)となると共に、信号Output(ODD)が入力される。
(c)信号Output(ODD)が入力されると、信号out_phaseが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(d)信号out_phaseが立ち上がると、信号ark_rightが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(e)信号out_phase及び信号out_completionが立ち上がると、信号out_enableが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。信号out_enableが立ち下がると、信号out_true(false)が立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
(f)信号out_true(false)が立ち下がると、信号out_completionが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
(g)信号out_completionが立ち下がり、かつ、信号ack_rightが立ち上がると、信号out_enableが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(h)信号out_enableが立ち上がると、信号out_true(false)が立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(i)信号out_true(false)が立ち上がると、信号Output(EVEN)が出力されると共に、信号out_completionが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(j)信号Output(EVEN)が出力されると、信号out_phaseが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
(k)信号out_phaseが立ち下がり、かつ、信号out_completionが立ち上がると、信号out_enableが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。信号out_enableが立ち下がると、信号out_true(false)が立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
(l)信号out_true(false)が立ち下がると、信号out_completionが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
(m)信号out_completionが立ち下がり、かつ、信号ack_rightが立ち下がると、信号out_enableが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(n)信号out_enableが立ち上がると、信号out_true(false)が立ち上がり、その状態が高(High)となり、初期状態に戻る。
前記出力制御部は、好ましくは、非同期式DラッチとXOR回路とC素子とから構成される。
4相パイプラインルーターは、好ましくは、4相の機能ブロックとパイプラインレジスタと4相完了検波器とを含んで構成されている。
4相パイプラインルーターは、好ましくは、ルーティング回路と、ルーティング回路に接続されるアービトレーション回路と、アービトレーション回路に接続されるマルチプレクサ回路とを含んで構成されている。
本発明の非同期プロトコル変換装置によれば、多入力多出力のプロトコル変換装置を用いることで、ルーターおよびデータ転送にそれぞれ独立に適したプロトコルを適用することが可能となり、高速なネットワークオンチップが実現できる。
本発明の実施形態に係る非同期プロトコル変換装置の構成を示すブロック図である。 本発明の非同期プロトコル変換装置が配設されるLSIの構成を示すブロック図である。 2相完了検波器の構成を示す回路図である。 C素子の動作を説明する図であり、それぞれ(A)はC素子の構成を示す回路図、(B)はC素子の動作の真理値表を示している。 4相符号器の構成を示す回路図である。 入力制御部の構成を示す回路図である。 2相から4相への変換器と入力制御部とを示す回路図である。 入力制御部の動作を説明するタイムチャートである。 入力制御部の動作を説明する状態遷移図である。 4相のパイプラインルーターの構成を示す回路図である。 4相復号器の構成を示す回路図である。 出力制御部の構成を示す回路図である。 4相から2相への変換器と出力制御部の回路図である。 4相から2相への変換器の動作を説明するタイムチャートである。 出力制御部の動作を説明する状態遷移図である。 本発明の非同期プロトコル変換装置の動作を説明するタイムチャートである。 5入力5出力の非同期プロトコル変換装置の構成を示すブロック図である。 本発明の非同期プロトコル変換装置をシミュレーションしたタイムチャートの一例を示す図である。 シミュレーション例1の結果を示す図であり、それぞれ(A)はパイプラインレジスタ数とスループットとの関係、(B)はパイプラインレジスタ数と消費エネルギーとの関係を示している。 シミュレーション例2の結果を示す図であり、それぞれ(A)はワイヤー長とスループットとの関係、(B)はワイヤー長と消費エネルギーとの関係を示している。 NoC通信方式に基づく従来のシステムLSIの構成を示すブロック図である。 公知の4相2線符号を説明する図であり、それぞれ(A)は4相2線符号化に基づく非同期データ転送のチャネルモデルを、(B)は符号の定義を、(C)は4相2線符号化に基づく転送プロトコルにおける1回のデータ転送の手順を示している。 公知の2相2線符号を説明する図であり、それぞれ(A)は2相2線符号化に基づく非同期データ転送のチャネルモデルを、(B)は符号の定義を、(C)は2相2線符号化に基づく転送プロトコルにおける1回のデータ転送の手順を示している。 QDI論理方式を用いた従来の非同期プロトコル変換装置の構成を示すブロック図である。 QDI論理方式を用いた従来の非同期プロトコル変換装置の動作を示すタイミングチャートである。
1,30:非同期プロトコル変換装置
11,31:2相から4相への変換器
12,32:4相のパイプラインルーター
12a,12b,・・・,12k:4相の機能ブロック
12p:パイプラインレジスタ
12q:4相完了検波器
12r,12s:NOR回路
12t,12u,15a,16r:C素子
13:4相から2相への変換器
14,34:入力制御部
14a,14b,15c,15d,15e:非同期式Dラッチ
14c,15b,16a,16b,16n:XOR回路
15,35:出力制御部
16:2相完了検波器
16p,17b,17c,18b,18c,18d,18e:AND回路
16q,18f,18g:OR回路
17:4相符号器17a,18a:NOT回路
18:4相復号器
18h,18i:非同期式RSラッチ
19:2相完了検波器
20:システムLSI
21:IPコア
22:ルーター32:3段構成のパイプラインルーター
36:ルーティング回路
37:アービトレーション回路
38:マルチプレクサ回路
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を具体的に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る非同期プロトコル変換装置1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本発明の実施形態に係る非同期プロトコル変換装置1は、LSI中の隣接するルーターに接続される2相から4相への変換器11と、2相から4相への変換器11の出力側に接続される4相のパイプラインルーター12と、4相のパイプラインルーター12の出力に接続される4相から2相への変換器13と、2相から4相への変換器11等を制御する入力制御部14と、4相から2相への変換器13等を制御する出力制御部15と、から構成されている。
図2は、本発明の非同期プロトコル変換装置1が配設されるシステムLSI20の部分的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、配設されるLSI20は、複数のIPコア21と、複数のIPコア21に隣接して配設されるルーター22と、本発明の非同期プロトコル変換装置1とを含んで構成されている。非同期プロトコル変換装置1は、左側に隣接するルーター22aから入力データ信号と入力パリティ信号が入力される。そして、非同期プロトコル変換装置1は、右側に隣接するルーター22bに出力データ信号と出力パリティ信号を出力する。
入力制御部14からは、入力確認信号(ack_left)が左側に隣接するルーター20に出力される。そして、出力制御部15には、出力確認信号(ack_right)が右側に隣接するルーター21から入力される。
2相から4相への変換器11は、非同期プロトコル変換装置1の外部のルーター20に接続される2相完了検波器16と4相符号器17とから構成されている。
図3は、2相完了検波器16の構成を示す回路図である。図3に示すように、2相完了検波器16は、入力0〜n−1に接続されるエクスクルーシブオア(XOR回路と呼ぶ。)16a,16b,・・・,16nと、XOR回路16a,16b,・・・,16nの出力のすべてが入力されるアンド(AND回路と呼ぶ。)16pと、XOR回路16a,16b,・・・,16nの出力のすべてが入力されるオア(OR回路と呼ぶ。)16qと、AND回路16pとOR回路16qの出力が入力されるC素子16rとから構成されている。XOR回路等の論理回路はXOR回路ゲート等とも呼ばれる。
図4は、C素子16rの動作を説明する図であり、それぞれ(A)はC素子16rの構成を示す回路図、(B)はC素子16rの動作の真理値表を示している。図4(A)に示すように、C素子16rは、非同期式の回路に使用される双安定の記憶素子であり、待ち合わせ回路や合流回路とも呼ばれている。図4(B)に示すように、全ての入力が論理“1”になると出力が論理“1”になり、全ての入力が論理“0”になると出力が論理“0”になる。入力に論理“1”と“0”が混在した状態では、直前の出力を維持する。
図5は、4相符号器17の構成を示す回路図である。図5に示すように、4相符号器17は、1個のノット(NOT回路と呼ぶ。NOT回路はインバータとも呼ばれる。)17aと、2個のAND回路17b,17cと、から構成されている。
図6は、入力制御部14の構成を示す回路図である。図6に示すように、入力制御部14は、第1及び第2の非同期式Dラッチ14a,14bと1個のXOR回路14cとから構成されている。
図7(A)は2相から4相への変換器11と入力制御部14とを示す回路図であり、図1に示す2相から4相への変換器11と、図6に示した入力制御部14を纏めて示している。
図7(B)は、入力制御部14の動作を説明するタイムチャートである。図7(B)の横軸は時間(任意目盛り)である。縦軸は、上から順に、それぞれ2相入力信号(2phase_in)、入力相信号(in_phase)、入力イネーブル信号(in_enable)、4相入力信号(4phase_in)、入力完了信号(in_completion)、入力側確認信号(ack_left)を示している。
図7(B)に示すように、入力完了信号が低(Low)のとき、2相入力信号(2phase_in)は、非同期式Dラッチ14aを通過する。一方、前の2相入力信号は、非同期式Dラッチ14bで保持、つまり記憶されている。XOR回路14cは、4相演算用に入力イネーブル信号(in_enable)を変化させるために相信号の変化を決定する。つまり、入力イネーブル信号(in_enable)が高(High)のときに4相演算が実行される。
入力完了信号(in_completion)が高(High)になると、入力相信号(2phase_in)は、次のプロトコル変換が入力に対して現在の相信号として非同期式Dラッチ14bに記憶される。つまり、入力イネーブル信号(in_enable)が低(Low)のときに4相演算がリセットされる。
次に、入力確認信号(ack_left)は、次の2相入力信号を受信するために変化する。
図8は、入力制御部14の動作を説明する状態遷移図である。最初に状態遷移図の表示方法について説明する。
(1)図8に示す信号名の後ろの+もしくは−はその信号の立ち上がり(rise)又は立ち下がり(fall)を意味している。例えば、in_enable +は、信号in_enableが立ち上がり(rise)し,その状態が高(High)であることを示している。
(2)黒丸印(●)は現在の状態、つまり初期状態を示している。例えば、図8では、in_enable-とin_phase+とが初期状態であることを示している。
(3)信号名(in_enable+等)に入力されている矢印にすべて黒丸印(●)が揃ったとき、その信号名の出力に黒丸印(●)、つまり、初期状態が移動する。例えば、図8では、初期状態ではin_enable+の入力にすべて黒丸印(●)が揃っているために、その出力に黒丸を移動する。
(4)信号名の出力が2つ以上に分岐している場合には、状態が複数個生成されることを示している。例えば、図8では、ack_left+はin_enable-及びInput(EVEN)の信号を生成する。
図8に示すように、入力制御部14の動作は、次のような状態遷移をする。以下の説明では、各信号に附した上記+又は−は、所定の遅延時間の後で高又は低の状態に遷移する。このため、各信号の状態は、各信号に附した上記+又は−は省略して、遷移した状態、つまり高(High)又は低(Low)で説明する。
(a)初期状態では、信号in_phaseの状態が高(High)となる。同様に、信号in_completionの状態が低(Low)となる。
(b)信号in_enableは立ち上がり、状態が高(High)となる。
(c)信号in_enableが立ち上がると、真(“1”)又は偽(“0”)の信号in_true(false)が立ち上がり、その状態は高(High)となる。
(d)信号in_true(false)が入力されると、信号in_completionが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(e)信号in_completionが立ち上がると、次に信号ack_leftが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(f)信号ack_leftが立ち上がると、信号in_enableが立ち下がり、その状態が低(Low)となると共に、信号Input(EVEN)が入力される。
(g)信号in_enableが立ち下がると、信号in_true(false)が立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
(h)信号in_true(false)が立ち下がると、信号in_completionが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
(i)信号Input(EVEN)が入力されると、信号in_phaseが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
(j)信号in_phaseが立ち下がり、かつ、信号in_completionが立ち下がると、信号in_enableが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(k)信号in_ enableが立ち上がると、信号in_true(false)が立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(l)信号in_true(false)が立ち上がると、信号in_completionが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(m)信号in_completionが立ち上がると、信号ack_leftが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
(n)信号ack_leftが立ち下がると、信号in_enable-が立ち下がり、その状態が低(Low)となると共に、信号Input(ODD)が入力される。
(o)信号Input(ODD)が入力されると、信号in_phaseは立ち上がり、その状態が高(High)となり、初期状態に戻る。
(p)信号in_enableが立ち下がると、信号in_true(false)が立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
(q)信号in_true(false)が立ち下がると、信号in_completionが立ち下がり、その状態が低(Low)となり、初期状態に戻る。
図9は、4相のパイプラインルーター12の構成を示す回路図である。図9に示すように、4相のパイプラインルーター12は、複数の4相の機能ブロック12a,12b,・・・,12kとパイプラインレジスタ12pと4相完了検波器12qとを含んで構成されている。4相完了検波器12qは、NOR回路12r,12sとC素子12tのツリーから構成されている。複数のC素子12uから成るパイプラインレジスタ12pは、次段に配設されている4相完了検波器12qによって制御されている。
入力側の入力完了信号は、4相のパイプラインルーター12の初段の機能ブロック12aが完了したときに高(High)になる。そして、入力側の入力完了信号は、4相のパイプラインルーター12の初段の機能ブロック12aがリセットされたときに低(Low)となる。
これに対して、出力側の出力完了信号は、4相のパイプラインルーター12の最後段の機能ブロック12cが完了したときに高(High)になる。そして、出力側の出力完了信号は、4相のパイプラインルーター12の最後段の機能ブロック12cがリセットされたとき低(Low)になる。
4相から2相への変換器13は、4相のパイプラインルーター12に接続される4相復号器18と、4相復号器18の出力が入力される2相完了検波器19と、から構成されている。
図10は、4相復号器18の構成を示す回路図である。図10に示すように、4相復号器18は、1個のNOT回路18aと、4個のAND回路18b,18c,18d,18eと、2個のOR回路18f,18gと、2個の非同期式RSラッチ18h,18iとから構成されている。
4相復号器18の出力が入力される2相完了検波器19の構成は、入力側の2相完了検波器16と同じ構成を有している。
図11は、出力制御部15の構成を示す回路図である。図11に示すように、出力制御部15は、1個のC素子15aと、3個の非同期式Dラッチ15c,15d,15eと1個のXOR回路15bとから構成されている。
図12(A)は4相から2相への変換器13と出力制御部15の回路図であり、図1に示す4相から2相への変換器13と、図11に示した出力制御部15を纏めて示したものである。
図12(B)は4相から2相への変換器13の動作を説明するタイムチャートである。図12(B)の横軸は時間(任意目盛り)である。縦軸は、上から順に、それぞれ4相出力信号(4phase_out)、2相出力信号(2phase_out)、出力完了信号(out_completion)、出力相信号(out_phase)、出力イネーブル信号(out_enable)、出力側確認信号(ack_right)、前置出力相信号(pre_out_phase)を示している。
図12(B)に示すように、出力完了信号が高(High)のとき、出力相信号(out_phase)は、非同期式Dラッチ15cを通過する。これは、出力イネーブル信号(out_enable)を停止させる。
これに対して、出力完了信号が低(Low)のとき、前置出力相信号(pre_out_phase)は、出力相信号(out_phase)と同じになる。ここで、前置出力相信号(pre_out_phase)は、図12(B)に示すように、次のプロトコル変換のための4相復号器18のNOT回路18aに出力される。
出力確認信号(ack_right)が出力相信号(out_phase)の遷移で変化した場合には、C素子15aの出力が遷移して、非同期式Dラッチ15及びXOR回路15dを介して出力イネーブル信号(out_enable)を実行する。
上記した入力制御部14及び出力制御部15の入力イネーブル信号(in_enable)、出力イネーブル信号(out_enable)、前置出力相信号(pre_out_phase)は、入力される信号の遷移によってのみ生成される。これにより、本発明の非同期プロトコル変換装置1は、完全にQDIで動作するタイミングに対して耐性があるという利点が生じる。
本発明の非同期プロトコル変換装置1は、図1に示すように、プロトコル変換が、パイプライン化された4相ルーター12の入力側の入力制御部14と出力側の出力制御部15とでそれぞれ独立に行われることに特徴がある。
4相のパイプラインルーター12の初段と最後段の機能ブロック12a,12cは、入力イネーブル信号(in_enable)と出力イネーブル信号(out_enable)が高(High)のとき、そして低(Low)のとき評価される。
4相のパイプラインルーター12の初段と最後段の機能ブロック12a,12cが完了したときには、入力完了信号(in_completion)と出力完了信号(out_ completion)は、高(High)であり、そしてリセットされると低(Low)となる。
図13は、出力制御部15の動作を説明する状態遷移図である。図13に示すように、出力制御部15の動作は、次のような状態遷移をする。
(a)初期状態では、信号out_true(false)が立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(b)信号out_true(false)が立ち上がると、信号out_completionが立ち上がり、その状態が高(High)となると共に、信号Output(ODD)が入力される。
(c)信号Output(ODD)が入力されると、信号out_phaseが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(d)信号out_phaseが立ち上がると、信号ark_rightが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(e)信号out_phase及び信号out_completionが立ち上がると、信号out_enableが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。信号out_enableが立ち下がると、信号out_true(false)が立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
(f)信号out_true(false)が立ち下がると、信号out_completionが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
(g)信号out_completionが立ち下がり、かつ、信号ack_rightが立ち上がると、信号out_enableが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(h)信号out_enableが立ち上がると、信号out_true(false)が立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(i)信号out_true(false)が立ち上がると、信号Output(EVEN)が出力されると共に、信号out_completionが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(j)信号Output(EVEN)が出力されると、信号out_phaseが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
(k)信号out_phaseが立ち下がり、かつ、信号out_completionが立ち上がると、信号out_enableが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。信号out_enableが立ち下がると、信号out_true(false)が立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
(l)信号out_true(false)が立ち下がると、信号out_completionが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
(m)信号out_completionが立ち下がり、かつ、信号ack_rightが立ち下がると、信号out_enableが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
(n)信号out_enableが立ち上がると、信号out_true(false)が立ち上がり、その状態が高(High)となり、初期状態に戻る。
図14は、本発明の非同期プロトコル変換装置1の動作を説明するタイムチャートである。図14の横軸は時間(任意目盛り)である。縦軸は、各部の波形を示している。入力側の波形は実線で、出力側の波形は一点鎖線で示している。
図14に示すように、入力側では以下のステップが実行されている。
(1)相情報「奇」を有している新しい2相の入力が来たときには、入力相信号は遷移をして入力イネーブル信号が実行される。
(2)パイプライン化されたルーターの入力側では、2相から4相へのプロトコル変換器11は、4相プロトコル用の「データ」を生成し、そして、4相ルーター12は初段の機能ブロック12aで計算を行う(ルーティング)。
(3)初段の計算の後、4相ルーター12は第2段の機能ブロック(調停回路)12bで計算を行う。同時に、入力完了信号が実行(アサート)される。
(4)一度入力完了信号が実行(アサート)されると、4相の入力信号をリセットするようにスペーサを発生するために入力イネーブル信号が停止される。このとき、次の入力の2相信号を要求する。
(5)4相のパイプラインルーター12の初段の機能ブロック12aがリセットされた後、入力完了信号が停止される。これは、次の2相入力信号のプロトコル変換の準備ができたことを意味している。
図14に示すように、出力側では以下のステップが実行されている。
(1)パイプライン化された4相ルーター12の出力側では、4相ルーター12の計算の後で出力完了信号が実行(アサート)される。この際、4相から2相への変換器13は相信号が「奇」の新しい2相信号を出力し、出力イネーブル信号を停止させる。
(2)4相ルーターの機能ブロック12aがリセットされてスペーサが出力イネーブル信号を停止したとき、出力完了信号が次の4相から2相への変換のために実行(アサート)される。
次に、入力側では、新しい2相入力信号が入力されたとき、4相ルーター12中の初段の機能ブロック12aがリセットされて符号化が開始される。
一方、出力側では、新しい2相入力信号が出力されたとき、4相ルーター12中の最後段の機能ブロック12cがリセットされて復号化が開始される。
次に、本発明の非同期プロトコル変換装置1のサイクルタイムについて説明する。
本発明の非同期プロトコル変換装置1のサイクルタイム(tcycle_invention)は、入力側の遅延時間と出力側の遅延時間の大きい方のどちらかになる。入力側の遅延時間は、2相から4相へのプロトコル変換器(2p→4p)11と、4相ルーター12の初段の機能ブロック12a(「データ」及び「スペーサ」)と、入力制御部14(「データ」及び「スペーサ」)と、で生じる。
一方、出力側の遅延時間は、4相から2相へのプロトコル変換器(4p→2p)13と、4相ルーター12の最後段の機能ブロック12c(「データ」及び「スペーサ」)と、出力制御部15(「データ」及び「スペーサ」)と、で生じる。
従って、非同期プロトコル変換装置1のサイクルタイム(tcycle_invention)は、下記(2)式で与えられる。
Figure 0005935105
(2)式から明らかなように、非同期プロトコル変換装置1のサイクルタイム(tcy
cle_invention)は、ルーターのパイプライン化された回路の段数であるkに依存しない。
従って、本発明の非同期プロトコル変換装置1のサイクルタイムは、従来の非同期プロトコル変換装置に比較して高速に動作する。
(非同期プロトコル変換装置の多入力と多出力化)
次に、本発明の非同期プロトコル変換装置の多入力と多出力化について説明する。
図15は、5入力5出力の非同期プロトコル変換装置30の構成を示すブロック図である。5入力5出力の非同期プロトコル変換装置30は、図2に示すルーター22aの出力に接続される2相から4相への変換器31と、2相から4相への変換器31に接続される3段構成の4相のパイプラインルーター32と、3段構成の4相のパイプラインルーター32に接続される4相から2相への変換器33と、入力制御部34と、出力制御部35と、から構成されている。
5入力5出力の非同期プロトコル変換装置30は、各非同期プロトコル変換装置30a,30a,30b,30c,30d,30eから構成されている。非同期プロトコル変換装置30aは、2相から4相への変換器31aと、2相から4相への変換器31aに接続される3段構成の4相のパイプラインルーター32aと、3段構成の4相のパイプラインルーター32aに接続される4相から2相への変換器33aと、図示しない各入力制御部34と、図示しない各出力制御部35と、から構成されている。他の各非同期プロトコル変換装置30b〜39eも非同期プロトコル変換装置30aと同様に構成されている。
非同期プロトコル変換装置30の各非同期プロトコル変換装置31a,31b,31c,31d,31eは、同じ構成を有している。2相から4相への変換器31aは、図1で説明した非同期プロトコル変換装置1の2相から4相への変換器11と同様の構成を有し、同様の動作をする。入力制御部34は、図1で説明した非同期プロトコル変換装置1の入力制御部14と同様の構成を有し、2相から4相への変換器31の入力制御を同様に行う。
3段構成のパイプラインルーター32は、ルーティング回路36と、ルーティング回路36に接続されるアービトレーション回路37と、アービトレーション回路37に接続されるマルチプレクサ回路38とから構成されている。アービトレーション回路37は、調停回路とも呼ばれている。3段構成のパイプラインルーター32はパイプラインルーター32a,32b,32c,32d,32eから構成され、それぞれ同じ構成を有している。パイプラインルーター32aは、ルーティング回路36aと、アービトレーション回路37aと、マルチプレクサ回路38aとから構成されている。他のパイプラインルーター32b〜32eもパイプラインルーター32aと同様に構成されている。
3段構成の4相のパイプラインルーター32に接続される4相から2相への各変換器33a,33b,33c,33d,33eは、同じ構成を有している。4相から2相への変換器33aは、図1で説明した非同期プロトコル変換装置1の4相から2相への変換器13と同様の構成を有し、同様の動作をする。出力制御部35は、図1で説明した非同期プロトコル変換装置1の出力制御部15と同様の構成を有し、4相から2相への変換器33の出力制御を同様に行う。
5入力5出力の非同期プロトコル変換装置30の動作について説明する。
ルーター22aの出力に接続される2相から4相への変換器31aの出力が入力されるルーティング回路36aは、入力データのアドレスに応じて転送先が決定される。その後、入力データは、対応するアドレスの各アービトレーション回路、つまり、37a〜37eの何れかに送出される。アービトレーション回路37aにおいては、入力データと他の入力データの転送先が同じだった場合の調停を取る。つまり、どちらか一方の入力データの転送を行うことができる。その後、入力データは各アービトレーション回路37a〜37eに接続される各マルチプレクサ回路38a〜38eに転送され、4相から2相への変換器33に出力される。例えば、4相から2相への変換器33aの出力が、ルーター22bの何れかの入力に出力される。
5入力5出力の非同期プロトコル変換装置30によれば、非同期の4相のパイプラインルーター32において、入出力が独立に動作する。図15では、5入力5出力の非同期プロトコル変換装置30の例を示したが、各非同期プロトコル変換装置30aはその入出力の数の分だけ必要になる。図15の場合には、5台の非同期プロトコル変換装置30a〜30eが必要となる。つまり、n入力n出力の場合には、非同期プロトコル変換装置30aがn個必要となる。
(非同期プロトコル変換装置1のシミュレーション) 図1を参照して説明した非同期プロトコル変換装置1を、最小加工寸法が0.13μmのCMOS製造技術によって集積回路を設計した。この集積回路を、HSPICEでシミュレーションした。集積回路の電源電圧(Vdd)は1.2Vとした。シミュレーションでは、パイプラインのレジスタ数は5とし、データは先入れ先出し(FIFO(First In First Out))で処理し、データのビットはシリアル転送した。
図16は、非同期プロトコル変換装置1をシミュレーションしたタイムチャートの一例を示す図である。図の横軸は時間(ns)である。図の縦軸は、上から順に、それぞれ2相入力データ信号(in_data)、2相入力パリティ信号(in_parity)、4相入力真信号(in_true)、4相入力擬信号(in_false)、4相出力真信号(out_true)、4相出力擬信号(out_false)、2相出力データ信号(out_data)、2相出力パリティ信号(out_parity)、入力相信号(in_phase)、入力イネーブル信号(in_enable)、入力完了信号(in_completion)、入力側確認信号(ack_left)、出力相信号(out_phase)、出力イネーブル信号(out_enable)、出力完了信号(out_completion)、出力側確認信号(ack_right )を示している。
図16に示すように、非同期プロトコル変換装置1では、2相の入力信号は、前の2相信号が出力制御部15によって復号される前に、入力制御部14によって符号化が開始されることが分かる。これにより、本発明の非同期プロトコル変換装置1では、プロトコル変換が4相パイプライン回路の前後に配設される入力制御部14と出力制御部15とでそれぞれ独立に処理されることが確認できた。
(シミュレーション例1)
パイプラインレジスタ数を変化させて、本発明及び比較例の非同期プロトコル変換装置1のシミュレーションを行った。本発明及び比較例の非同期プロトコル変換装置のトランジスタ数は、それぞれ246個、217個であった。本発明の非同期プロトコル変換装置1のトランジスタ数は、比較例の113%となる。
図17は、シミュレーション例1の結果を示す図であり、それぞれ(A)はパイプラインレジスタ数とスループットとの関係、(B)はパイプラインレジスタ数と消費エネルギーとの関係を示している。各図の横軸はパイプラインレジスタ数である。図17(A)の縦軸はスループットであり、図17(B)の縦軸は消費エネルギー(fJ)である。スループットは、データの転送速度(GBps)である。
図17(A)に示すように、本発明の非同期プロトコル変換装置1のスループットは、パイプラインレジスタ数には依存しないことが分かる。比較例のスループットは、パイプラインレジスタ数の増加に伴い低下する。パイプラインレジスタ数が5では、本発明の非同期プロトコル変換装置1のスループットは、比較例に対して1.77大きいことが判明した。
図17(B)に示すように、本発明及び比較例の非同期プロトコル変換装置1の消費エネルギーは、パイプラインレジスタ数に比例して増大することが分かる。本発明の非同期プロトコル変換装置1の消費エネルギーは、比較例に対して7%程度大きいだけである。
上記シミュレーション例1から、本発明の非同期プロトコル変換装置1は、パイプラインレジスタ数が増大するほど比較例に対してスループットが向上し、消費エネルギーは比較例とほぼ同じであることが分かる。
(シミュレーション例2)
二つの10ビットの4相ルーターの間に本発明の非同期プロトコル変換装置1を挿入して、2相転送を実現するシミュレーションを行った。比較例としては、従来の4相方式による4相転送回路のシミュレーションを行った。従来の4相転送回路は、4相プロトコルだけを使用している。
なお、比較例を従来の4相方式とした理由は、従来の非同期プロトコル変換器が多入力多出力のルーターに適用できないことによる。
本発明の非同期プロトコル変換装置1及び比較例の4相転送回路のトランジスタ数は、それぞれ71355個、61818個であった。本発明の非同期プロトコル変換装置1のトランジスタ数は、比較例の115%となる。
図18は、シミュレーション例2の結果を示す図であり、それぞれ(A)はワイヤー長とスループットとの関係、(B)はワイヤー長と消費エネルギーとの関係を示している。各図の横軸はワイヤー長(mm)である。図18(A)の縦軸はスループットであり、図18(B)の縦軸は消費エネルギー(pJ)である。
図18(A)に示すように、本発明の非同期プロトコル変換装置1のスループットは、ワイヤー長が7mmまではほぼ一定であり、ワイヤー長が7mm以上では徐々に低下した。比較例のスループットは、ワイヤー長が増加すると低下する。ワイヤー長が10mmでは、本発明の非同期プロトコル変換装置1を用いたスループットは、比較例に対して2.05倍大きいことが判明した。
図18(B)に示すように、本発明及び比較例の非同期プロトコル変換装置1の消費エネルギーは、パイプラインレジスタ数に比例して増大することが分かる。本発明の非同期プロトコル変換装置1の消費エネルギーは、比較例に対して小さいことが分かる。ワイヤー長が10mmでは、本発明の非同期プロトコル変換装置1の消費エネルギーは、比較例に対して77%であることが判明した。
上記シミュレーション例2から、本発明の非同期プロトコル変換装置1は、ワイヤー長が増大するほど比較例に対して、スループットが向上し、消費エネルギーが低下することが分かる。
表1は、上記シミュレーションの結果を纏めた図である。
Figure 0005935105
本発明によれば、数十個のIPコア間の通信を柔軟に行う非同期式ネットワークオンチップにおけるルーターとデータ転送リンク間のプロトコル変換装置が提供される。従来装置では入出力のプロトコル変換を共通に行っていたため、使用できる演算装置は1入力1出力で限定されていた。
これに対して、本発明の非同期プロトコル変換装置1は、演算装置となる4相パイプラインルーター12と、4相パイプラインルーター12の入出力ポートに接続された2つの独立した入力制御部14と、出力制御部15と、から構成される。これにより、入力側では、演算装置となる4相パイプラインルーター12に送信されてきた入力データのプロトコルの変換を行い、演算装置内部の変換後のデータを確認することで、入力側の処理が終了する。
一方、出力側では、演算装置内部のデータを確認し、出力データのプロトコルの変換を行うことで、出力側の処理が終了する。
このように、本発明では入出力ポートで独立してプロトコルの変換が可能となることから、多入力多出力の演算装置への使用が可能となる。
本発明の非同期プロトコル変換装置1では、入出力ポートで独立してプロトコルの変換が可能となることから、多入力多出力の演算装置への使用が可能となる。回路シミュレーションの結果、従来の4相転送回路に較べて、配線遅延時間が約55%となった。
本発明では、入力側、出力側で独立にプロトコルを変換できる装置を実現することで、多入力多出力であるルーター22にプロトコル変換装置を使用することが可能となった。そのため、ルーター22及びデータ転送リンクに最適なプロトコルを使用することが可能となる。その結果、データ転送リンクに待ち時間の少ないプロトコルを使用することが可能となるため、ネットワークオンチップに用いた場合には転送速度が大幅に向上する。
本発明の非同期プロトコル変換装置1を使用したシステムオンチップでは、チップ内データ通信速度の向上により同時に駆動できるプロセッサの数を増加させることが可能となる。また、非同期プロトコル変換装置1はクロック信号を用いない非同期式であることから、クロック信号を発生する回路の削除に伴う電力の削減も可能となる。これにより、低電力かつ高速なSoC(システムオンチップ)が実現できる。
本発明の非同期プロトコル変換装置1の回路規模は、従来方式の4相転送回路及び2相転送回路の回路規模と比較すると、従来方式の4相転送回路(回路規模を100とする):従来方式の2相転送回路:本発明の非同期プロトコル変換装置1=100:250:115となる。このため、本発明の非同期プロトコル変換装置1の回路規模は、従来方式の4相転送回路の回路規模と同程度で、かつ、従来方式の4相転送回路よりもスループットの大きい非同期プロトコル変換装置1を実現できる。
システムLSIやNoC内の複数の処理機能ブロック間の非同期通信方式に4相と2相方式があるが、本発明の非同期プロトコル変換装置は、4相と2相の利点を組み合わせた新しい方式であり、特定用途向けのIC、即ちASIC(Application Specific Integrated Circuit)にも適用できる。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることはいうまでもない。

Claims (8)

  1. 複数のIPコアと該複数のIPコアに隣接して配設されるルーターとを含むLSIにおいて、隣接する前記ルーター間に配設される非同期プロトコル変換装置であって、
    前記LSI中の隣接するルーターに接続される2相から4相への変換器と、
    前記2相から4相への変換器の出力側に接続される4相パイプラインルーターと、
    前記相パイプラインルーターの出力に接続される4相から2相への変換器と、
    前記2相から4相への変換器を制御する入力制御部と、
    前記4相から2相への変換器を制御する出力制御部と、を含
    前記入力制御部に、前記2相から4相への変換器から入力相信号が入力され、かつ、前記4相パイプラインルーターから入力完了信号が入力され、
    前記入力制御部は、前記2相から4相への変換器へ入力イネーブル信号を出力し、
    前記出力制御部に、前記4相パイプラインルーターから出力完了信号が入力され、かつ、前記4相から2相への変換器から出力相信号が入力され、
    前記出力制御部は、前記4相パイプラインルーターへ出力イネーブル信号を出力し、かつ、前記4相から2相への変換器へ前置出力相信号を出力し、
    前記2相から4相へのプロトコル変換器が前記入力制御部により、前記4相から2相へのプロトコル変換器が前記出力制御部により、それぞれ独立に制御されることを特徴とする、非同期プロトコル変換装置。
  2. 複数のIPコアと該複数のIPコアに隣接して配設されるルーターとを含むLSIにおいて、隣接する記ルーター間に配設される非同期プロトコル変換装置であって、
    記LSI中の隣接するルーターに接続される2相から4相への変換器と、
    前記2相から4相への変換器の出力側に接続される4相パイプラインルーターと、
    記4パイプラインルーターの出力に接続される4相から2相への変換器と、
    前記2相から4相への変換器を制御する入力制御部と、
    前記4相から2相への変換器を制御する出力制御部と、を含み、
    記2相から4相への変換器は、記ルーターに接続される2相完了検波器と4相符号器とからなり、
    記4相から2相への変換器は、記4相パイプラインルーターの出力に接続される4相復号器と該4相復号器の出力が入力される2相完了検波器と、からなり、
    前記入力制御部に、前記2相から4相への変換器の2相完了検波器から入力相信号が入力され、かつ、前記4相パイプラインルーターから入力完了信号が入力され、
    前記入力制御部は、前記4相符号器へ入力イネーブル信号を出力し、
    前記出力制御部に、前記4相パイプラインルーターから出力完了信号が入力され、かつ、前記4相から2相への変換器の2相完了検波器から出力相信号が入力され、
    前記出力制御部は、前記4相パイプラインルーターへ出力イネーブル信号を出力し、かつ、前記4相復号器へ前置出力相信号を出力し、
    前記2相から4相へのプロトコル変換器が前記入力制御部により、前記4相から2相へのプロトコル変換器が前記出力制御部により、それぞれ独立に制御されることを特徴とする、非同期プロトコル変換装置。
  3. 前記入力制御部は、以下の状態遷移を有していることを特徴とする、請求項1又は2に記載の非同期プロトコル変換装置。
    (a)初期状態では、信号in_phaseの状態が高(High)となる。同様に、信号in_completionの状態が低(Low)となる。
    (b)信号in_enableは立ち上がり、状態が高(High)となる。
    (c)信号in_enableが立ち上がると、真(“1”)又は偽(“0”)の信号in_true(false)が立ち上がり、その状態は高(High)となる。
    (d)信号in_true(false)が入力されると、信号in_completionが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
    (e)信号in_completionが立ち上がると、次に信号ack_leftが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
    (f)信号ack_leftが立ち上がると、信号in_enableが立ち下がり、その状態が低(Low)となると共に、信号Input(EVEN)が入力される。
    (g)信号in_enableが立ち下がると、信号in_true(false)が立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
    (h)信号in_true(false)が立ち下がると、信号in completionが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
    (i)信号Input(EVEN)が入力されると、信号in_phaseが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
    (j)信号in_phaseが立ち下がり、かつ、信号in_completionが立ち下がると、信号in_enableが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
    (k)信号in_ enableが立ち上がると、信号in_true(false)が立ち上がり、その状態が高(High)となる。
    (l)信号in_true(false)が立ち上がると、信号in_completionが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
    (m)信号in_completionが立ち上がると、信号ack_leftが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
    (n)信号ack_leftが立ち下がると、信号in_enable-が立ち下がり、その状態が低(Low)となると共に、信号Input(ODD)が入力される。
    (o)信号Input(ODD)が入力されると、信号in_phaseは、立ち上がり、その状態が高(High)となり、初期状態に戻る。
    (p)信号in_enableが立ち下がると、信号in_true(false)が立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
    (q)信号in_true(false)が立ち下がると、信号in_completionが立ち下がり、その状態が低(Low)となり、初期状態に戻る。
  4. 前記入力制御部は、非同期式DラッチとXOR回路とから構成されることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の非同期プロトコル変換装置。
  5. 前記出力制御部は、以下の状態遷移を有していることを特徴とする、請求項1又は2に記載の非同期プロトコル変換装置。
    (a)初期状態では、信号out_true(false)が立ち上がり、その状態が高(High)となる。
    (b)信号out_true(false)が立ち上がると、信号out_completionが立ち上がり、その状態が高(High)となると共に、信号Output(ODD)が入力される。
    (c)信号Output(ODD)が入力されると、信号out_phaseが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
    (d)信号out_phaseが立ち上がると、信号ark_rightが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
    (e)信号out_phase及び信号out_completionが立ち上がると、信号out_enableが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。信号out_enableが立ち下がると、信号out_true(false)が立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
    (f)信号out_true(false)が立ち下がると、信号out_completionが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
    (g)信号out_completionが立ち下がり、かつ、信号ack_rightが立ち上がると、信号out_enableが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
    (h)信号out_enableが立ち上がると、信号out_true(false)が立ち上がり、その状態が高(High)となる。
    (i)信号out_true(false)が立ち上がると、信号Output(EVEN)が出力されると共に、信号out_completionが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
    (j)信号Output(EVEN)が出力されると、信号out_phaseが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
    (k)信号out_phaseが立ち下がり、かつ、信号out_completionが立ち上がると、信号out_enableが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。信号out_enableが立ち下がると、信号out_true(false)が立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
    (l)信号out_true(false)が立ち下がると、信号out_completionが立ち下がり、その状態が低(Low)となる。
    (m)信号out_completionが立ち下がり、かつ、信号ack_rightが立ち下がると、信号out_enableが立ち上がり、その状態が高(High)となる。
    (n)信号out_enableが立ち上がると、信号out_true(false)が立ち上がり、その状態が高(High)となり、初期状態に戻る。
  6. 前記出力制御部は、非同期式DラッチとXOR回路ゲートとC素子とから構成されることを特徴とする、請求項1、2、5の何れかに記載の非同期プロトコル変換装置。
  7. 前記4相パイプラインルーターは、4相の機能ブロックとパイプラインレジスタと4相完了検波器とを含んで構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の非同期プロトコル変換装置。
  8. 前記4相パイプラインルーターは、ルーティング回路と、該ルーティング回路に接続されるアービトレーション回路と、該アービトレーション回路に接続されるマルチプレクサ回路とを含んで構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の非同期プロトコル変換装置。
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