JP5932626B2 - 3次元空間の粒子画像流速測定装置 - Google Patents

3次元空間の粒子画像流速測定装置 Download PDF

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Description

本発明は、物体の周囲を流れるトレーサ粒子に微小時間離れた2時刻においてレーザー光を照射し、レーザー光を照射されたトレーサ粒子を撮像手段で撮像して得られた前記2時刻の画像から、トモグラフィ−により3次元空間における3速度成分の速度場を測定する3次元空間の粒子画像流速測定装置に関する。
トレーサ粒子を含む流体にシート状の照射光を所定間隔の2時刻において照射し、照射光に照射されたトレーサ粒子の画像を1台の撮像手段で撮像し、2時刻の画像からトレーサ粒子の移動量を求めることで流体の流速の2次元分布を測定するPIV(Particle Image Velocimetry)が、下記特許文献1および下記特許文献2により公知である。
また物体の周囲を流れる非定常流に含まれるトレーサ粒子に微小時間間隔を有する2時刻において矩形等の形状を有するボリューム照射光を照射し、照射されたトレーサ粒子を少なくとも3方向以上から撮像手段で撮像する。撮像された時刻1および時刻2のそれぞれに対して、トモグラフィック理論を用いて3次元画像を再構成する。各時刻間の3次元画像の相互相関からトレーサ粒子群の速度3成分の速度場を測定するトモグラフィックPIVを用いた粒子画像流速測定装置が、下記非特許文献1により公知である。
特開2007−85784号公報 特開2011−180028号公報 6th Internatinal Symposium on Particle Image Velocimetry Pasadena,California,USA,September21-23,2005 "Tomographic particle image velocimetry" G.E.Elsinga,F.Scarano,B.Wieneke,B.W.van Oudheusden
ところで上記非特許文献1に記載されたものは、ボリューム照射光に照射された領域を異なる方向から複数台のカメラで撮像しているため、得られた画像から3次元空間におけるトレーサ粒子の位置を算出する際に、実際には存在しないトレーサ粒子(ゴースト粒子)が恰も存在するように認識されてしまう問題があった。
図7は、2台のカメラC1,C2で2個のトレーサ粒子T1,T2を撮像した状態を模式的に示すもので、図7(A)に示すように、トレーサ粒子T1,TはカメラC1のピクセルa,bにそれぞれ写され、同時にトレーサ粒子T1,T2はカメラC2のピクセルc,dにそれぞれ写されたとする。図7(B)に示すように、ピクセルa,cの情報から得られたトレーサ粒子の位置と、ピクセルb,dの情報から得られたトレーサ粒子の位置とは、実際に存在するトレーサ粒子T1,T2のものであるが、ピクセルa,dの情報から得られたトレーサ粒子の位置と、ピクセルb,cの情報から得られたトレーサ粒子の位置とは、トレーサ粒子T1,T2に加えて実際に存在しないゴースト粒子T3,T4を含むのものであり、ゴースト粒子T3,T4の位置情報が実際に存在するトレーサ粒子T1,T2の位置情報と混じり合うことで、3次元速度場の測定精度が低下してしまう。
ゴースト粒子の情報を排除して実際に存在するトレーサ粒子の情報だけを残すには、カメラの台数を増加させれば良い。図8は、カメラの台数とゴースト率(実際のトレーサ粒子数/ゴースト粒子数)との関係を示すものであり、例えばゴースト率=1にするには12台のカメラが必要となることが分かる。しかしながら、カメラの台数が増加すると、設備費が大幅に増加するだけでなくカメラを設置する場所の確保が難しくなり、しかもカメラのセッティングに多くの時間と労力が必要になるという問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、トモグラフィック理論を用いて物体の周囲の3次元速度場を測定する際にカメラの台数を削減しながら測定精度を高めることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、物体の周囲を流れるトレーサ粒子に微小時間離れた2時刻においてレーザー光を照射し、レーザー光を照射されたトレーサ粒子を撮像手段で撮像して得られた前記2時刻の画像から、トモグラフィ−により3次元空間における3速度成分の速度場を測定する3次元空間の粒子画像流速測定装置において、前記撮像手段は、トレーサ粒子の画像を撮像する撮像レンズと、前記撮像レンズで撮像した画像を撮像する多数の単眼レンズよりなる複眼レンズと、前記単眼レンズで撮像した画像を光電変換する受光素子とを備え、前記撮像手段により撮像される撮像領域は、レーザー光が照射される領域であり、かつ前記撮像レンズの焦点距離をfdとし、前記撮像レンズの焦点から前記複眼レンズまでの距離をdとし、前記撮像レンズからの光軸方向の距離をxとしたとき、
fd<x<fd+(fd 2 /d)
を満たす領域であることを特徴とする3次元空間の粒子画像流速測定装置が提案される
尚、実施の形態のCCDカメラ14は本発明の撮像手段に対応する。
請求項1の構成によれば、物体の周囲の流れ場に含まれるトレーサ粒子にレーザー光を照射し、その画像を微小時間離れた2時刻において撮像手段により撮像する。2時刻の各々の画像からトモグラフィ−により3次元空間におけるトレーサ粒子の位置を算出し、2時刻における相互にトレーサ粒子の位置差から3次元空間における3速度成分の速度場を測定することができ、しかもトモグラフィ−を用いることで2次元空間での速度場を積み重ねることなく、3次元空間の非定常速度場を直接測定することができる。
撮像手段は、トレーサ粒子の画像を撮像する撮像レンズと、撮像レンズで撮像した画像を撮像する多数の単眼レンズよりなる複眼レンズと、単眼レンズで撮像した画像を光電変換する受光素子とを備えるので、1台の撮像手段の複眼レンズを構成する複数の単眼レンズの各々が1台の撮像手段として機能することで、1台の撮像手段に複数台の撮像手段と同一の機能を発揮させることができる。これにより、撮像手段の個数を最小個数に抑えて設備費を大幅に節減しながら、ゴースト粒子の影響を低減して測定精度を高めることができるだけでなく、撮像手段を設置する場所を容易に確保することができる。しかも多数の撮像手段を用いると、そのセッティングに多くの時間および労力を要する問題があるだけでなく、振動等による個々の撮像手段の軸線のずれによって測定精度が低下する虞があるが、複眼レンズを有する撮像手段を用いたことでセッティングが容易になり、しかも複眼レンズの多数の単眼レンズは相互間の位置関係が変化することがないために測定精度が確保される。
また撮像手段により撮像される撮像領域は、レーザー光が照射される領域であり、かつ撮像レンズの焦点距離をfdとし、撮像レンズの焦点から複眼レンズまでの距離をdとし、撮像レンズからの光軸方向の距離をxとしたとき、
fd<x<fd+(fd2 /d)
を満たす領域であるので、撮像領域に存在する個々のトレーサ粒子を同時に多数の単眼レンズで撮像することを可能にして測定精度を一層高めることができる。
粒子画像流速測定装置の全体構成を示す図。 複眼レンズを備えたCCDカメラの構造を示す図。 粒子画像流速測定の手順を示すフローチャート。 トモグラフィック理論の説明図。 適切な撮像領域を説明する図。 不適切な撮像領域を説明する図。 ゴースト粒子が発生する理由の説明図。 カメラの台数とゴースト率との関係を示すグラフ。
第1の実施の形態
以下、図1〜図6に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1に示すように、本実施の形態の粒子画像流速測定装置は、自動車の車体のような物体の周囲の3次元の速度場を測定するために使用される。所定の流速の空気の一様流が供給される風洞11の上流部に設置されたトレーサ粒子供給手段12は、直径が数μmの微小な油滴(トレーサ粒子)を風洞11内に供給する。一様流は物体の表面に沿って流れの向きを変え、3次元の速度場を形成する。クローズ型の風洞11の場合、その壁面の少なくとも一部には透明な観測窓が設けられており、この観測窓を挟んで物体に臨む位置に光源13とCCDカメラ14とが配置される。
光源13はレーザーヘッド15と光学系16とからなり、レーザーヘッド15が照射したNd:YAGレーザー等のレーザービームは、光学系16においてミラーで方向を変えられた後、凹レンズ、凸レンズおよびナイフエッジを通過することでボリューム照射光となって風洞11内の所定の3次元領域を照射する。CCDカメラ14は、風洞11内のボリューム照射光によって照射された領域に存在するトレーサ粒子を撮像し、その画像はワークステーション等で構成された画像処理装置17によって解析される。レーザーヘッド15は所定の時間間隔でレーザー光を照射し、その照射タイミングに同期してCCDカメラ14がボリューム照射光に照射された風洞11内の所定の3次元領域を撮像する。
図2に示すように、CCDカメラ14は、ハウジング18に支持された撮像レンズ19と、ハウジング18の底部に配置した基板20上に配置された受光素子21…と、受光素子21…の表面を覆うように配置された多数の単眼レンズ22a…よりなる複眼レンズ22と、撮像レンズ19の前に配置されたフィルタ23とで構成される。
トレーサ粒子のような物体24は撮像レンズ19によってハウジング18内に画像24′を結像し、その画像24′は複眼レンズ22の複数の単眼レンズ22a…によって受光素子21…上に複数の画像を結像する。このとき、トレーサ粒子のような物体24は、例えば3×3=9個の単眼レンズ22a…あるいは4×4=16個の単眼レンズ22a…によって、9枚ないし16枚の2次元画像として捕らえられる。これらの2次元画像は、各々の単眼レンズ22a…の位置に応じた視差により、相互に僅かずつ異なる画像となる。従って、1台の撮像カメラ14は、多数台の単眼カメラの集合体であるということができる。
図3は3次元空間の速度場の測定処理の手順を示すフローチャートであり、先ずステップS1でCCDカメラ14の各単眼カメラにより撮像された画像上の各ピクセルと、風洞11内の3次元領域の各位置との対応関係をキャリブレーションする。具体的には、格子状の3次元物体を風洞11内に配置してCCDカメラ14で撮影し、各単眼レンズ22a…で撮像した画像上の各ピクセルが、前記3次元物体の各格子点の何れに対応するかを予め明確にしておく。各単眼カメラにより撮像された画像には視差が存在するため、前記3次元物体の所定の格子点に対応するピクセルの位置は画像毎に異なるからである。
続くステップS2で風洞11内にトレーサ粒子を含む空気を流した状態で光源13から所定の時間間隔でレーザー光を2回照射し、その照射タイミングに同期してCCDカメラ14がレーザー光で照射された風洞11内の所定の3次元領域を撮像する。このようにして得られた2枚の画像の各々は、続くステップS3で各単眼カメラに対応する複数の画像に分割される。これらの分割された画像は、風洞11内の同じ3次元領域を撮像したものであるが、各単眼カメラの位置に応じた視差によって僅かずつ異なっており、また同じ単眼カメラの画像であっても、1回目に撮像された画像と2回目に撮像された画像とは、時間の経過によりトレーサ粒子が移動した分だけ異なっている。
続くステップS4で1回目に撮像された画像および2回目に撮像された画像のそれぞれについて、前記分割された複数の2次元画像の情報からトモグラフィック理論によりトレーサ粒子の3次元画像を再構築する。本実施の形態では、粒子画像流速測定装置に好適なトモグラフィック理論であるMART(Multiple Algebraic Reconstruction Technique )を使用する。
図4において、E(Xj,j,j)は3次元座標(Xj,j,j)を有するボクセル(Voxel )の輝度を表しており、jはボクセルの番号である。図4では便宜的に2次元で描いているが、ボクセルは3次元空間での正規格子単位であり、2次元画像データを表す正規格子単位であるピクセル(Pixel )を3次元に拡張したものである。従って、E(Xj,j,j)の値が高いということは、その座標(Xj,j,j)を有するj番目のボクセルjにレーザー光を反射するトレーサ粒子が存在することを意味している。
図4において、網掛けを施したボクセルjにトレーサ粒子が存在し、そのボクセルjが複数の単眼カメラで撮像されたとする。I(xi,yi)は単眼カメラで撮像された2次元画像の2次元座標(xi,yi)を有するピクセルの輝度を表しており、iは単眼カメラの番号である。実際には、単眼カメラの数は9個ないし16個であるが、図4では便宜的に2個の単眼カメラ(i=1およびi=2)が示されている。
i番目の単眼カメラの座標(xi,yi)を有するピクセルから延びる法線がj番目のボクセルを横切る長さを重み関数wijと定義すると、各単眼カメラに撮像された画像の輝度I(xi,yi)と、トレーサ粒子の3次元輝度分布E(Xj,j,j)との関係は以下の(1)式で与えられる。
Figure 0005932626
(1)式の3次元輝度分布E(Xj,j,j)に所定の初期値を与えた後に、以下の(2)式を繰り返し計算することで、3次元輝度分布E(Xj,j,j)が算出される。
Figure 0005932626
(2)式の意味は、再構築された3次元画像の輝度分布E(Xj,j,j)が単眼カメラの2次元画像の輝度I(xi,yi)よりも強ければ次のステップで減衰させ、弱ければ次のステップで強調させ、これを繰り返して目的の3次元画像の輝度分布E(Xj,j,j)を得るという意味である。
このようにして、単眼カメラの複数の2次元画像の情報からトモグラフィック理論により各トレーサ粒子の3次元画像が再構築されると、図3のフローチャートのステップS5で時間差を有する二つの3次元画像を相互相関手法を用いて比較することで、トレーサ粒子の3次元速度ベクトルを算出する。即ち、二つの3次元画像における輝度の高いボクセルの対応関係を求め、対応する二つのボクセルを結ぶベクトルとしてトレーサ粒子の流速ベクトルを算出することができる。
以上のように、ステレオPIVを用いた粒子画像流速測定装置では、2次元面内における速度場を積み重ねて3次元空間における3速度成分の速度場を測定する必要があるが、本実施の形態によればCCDカメラ14で撮像した2次元画像のデータにトモグラフィ−を適用して3次元速度場を測定するので、2次元空間における速度場を積み重ねることなく、3次元空間の速度場を直接測定することができる。
またCCDカメラ14は、トレーサ粒子の画像を撮像する撮像レンズ19と、撮像レンズ19で撮像した画像を撮像する多数の単眼レンズ22a…よりなる複眼レンズ22と、単眼レンズ22a…で撮像した画像を光電変換する受光素子21…とを備えるので、各々の単眼レンズ22a…が各々1台の撮像手段として機能することで、1台のCCDカメラ14に複数台の撮像手段と同一の機能を発揮させることができる。
これにより、CCDカメラ14の個数を最小個数に抑えて設備費を大幅に節減しながら、ゴースト粒子の影響を低減して測定精度を高めることができるだけでなく、CCDカメラ14を設置する場所を容易に確保することができる。しかも多数のCCDカメラ14を用いると、そのセッティングに多くの時間および労力を要する問題があるだけでなく、振動等による個々のCCDカメラ14の軸線のずれによって測定精度が低下する虞があるが、複眼レンズ22を有するCCDカメラ14を用いたことでセッティングが容易になり、しかも複眼レンズ22の多数の単眼レンズ22a…は相互間の位置関係が変化することがないために測定精度が確保される。
次に、本実施の形態の粒子画像流速測定装置により3次元の速度場を測定する場合に、その測定に適した撮像領域について考察する。
図5に示すように、撮像レンズ19の右側にある複眼レンズ22は、仮想複眼レンズ22′として撮像レンズ19の左側に結像する。複眼レンズ22により撮像されるトレーサ粒子の画像は、仮想複眼レンズ22′により撮像されるトレーサ粒子の画像と等価である。撮像レンズ19の焦点距離をfdとし、撮像レンズ19の焦点Fから複眼レンズ22までの距離をdとし、撮像レンズ19の焦点Fから仮想複眼レンズ22′までの距離をLとし、撮像レンズ19にレンズの公式を適用すると、
1/(L+fd)+1/(d+fd)=1/fd …(3)
が成立し、(3)式から、
L=fd2 /d …(4)
が得られる。
撮像領域を
fd<x<fd+(fd2 /d) …(5)
で規定すると、図5から明らかなように、仮想複眼レンズ22′の複数の仮想単眼レンズ22a′…の光軸は相互に接近するように収束するため、(5)式で規定される撮像領域に含まれる各々のトレーサ粒子を同時に複数の仮想単眼レンズ22a′…で撮像することになり、ゴースト粒子の影響を低減して測定精度を一層高めることができる。
図6に示すように、仮に撮像領域を
x≧fd+(fd2 /d) …(6)
で規定すると、仮想複眼レンズ22′の複数の仮想単眼レンズ22a′…の光軸は相互に離反するように拡散するため、(6)式で規定される撮像領域に含まれる各々のトレーサ粒子を1個あるいは極めて少数の仮想単眼レンズ22a′…で撮像することになり、測定精度を高めることができなくなる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、撮像手段は実施の形態のCCDカメラに限定されず、CMOSカメラであっても良い。
14 CCDカメラ(撮像手段)
19 撮像レンズ
21 受光素子
22 複眼レンズ
22a 単眼レンズ

Claims (1)

  1. 物体の周囲を流れるトレーサ粒子に微小時間離れた2時刻においてレーザー光を照射し、レーザー光を照射されたトレーサ粒子を撮像手段(14)で撮像して得られた前記2時刻の画像から、トモグラフィ−により3次元空間における3速度成分の速度場を測定する3次元空間の粒子画像流速測定装置において、
    前記撮像手段(14)は、トレーサ粒子の画像を撮像する撮像レンズ(19)と、前記撮像レンズ(19)で撮像した画像を撮像する多数の単眼レンズ(22a)よりなる複眼レンズ(22)と、前記単眼レンズ(22a)で撮像した画像を光電変換する受光素子(21)とを備え、前記撮像手段(14)により撮像される撮像領域は、前記レーザー光が照射される領域であり、かつ前記撮像レンズ(19)の焦点距離をfdとし、前記撮像レンズ(19)の焦点から前記複眼レンズ(22)までの距離をdとし、前記撮像レンズ(19)からの光軸方向の距離をxとしたとき、
    fd<x<fd+(fd 2 /d)
    を満たす領域であることを特徴とする3次元空間の粒子画像流速測定装置。
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