JP5931766B2 - 竿掛け - Google Patents

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本発明は、船釣りする際に、釣り竿をかける竿掛けに関し、特に船舶の船縁に備えられている孔部を利用して前記孔部へ簡単に装着可能な竿掛けに関する。
一般に、船釣りする場合、釣り竿を保持するための釣り竿保持具が用いられている。従来の釣り竿保持具としては、特許文献1に示すように、釣り竿を保持する保持部と、前記保持部を支持する本体部と、前記本体部を船縁に着脱するためのクランプなどを備えた固定部と、で構成されている。
特許文献1における釣り竿保持具は、構造的に大きく、大重量物であるために、持ち運びが不便であった。また、釣り竿保持具を船縁に装着する際、クランプなどの固定部によって固定する操作が煩雑と感じる釣り人もいた。
特許文献2および特許文献3に示すように、船舶の船縁に備えられている孔部を利用して固定する釣り竿保持具が提供されている。基本的には、特許文献1の釣り竿保持具における固定部に代わる部材として、前記孔部に差し込むための棒状の差し込み部を備えている。
特許文献2および特許文献3における釣り竿保持具は、その棒状の差し込み部を、予め船縁に備えられている孔部へ挿入可能な大きさにする必要がある。実際、前記船縁の孔径は船舶によって異なっているので、その船舶専用の釣り竿保持具となる。
特許文献2では、船縁における異なる大きさの孔部へ装着できるようにするために、船縁穴装着部(前記差し込み部に該当する部材)を、基幹柱に対して、外径を異にした幾種かの外径調整筒を取り換え可能に設けている。つまり、船縁の孔径に合わせた大きさの外径調整筒を前記基幹柱の外側へ、ねじなどの固定具を用いて取り付けている。
特開2000−270745号公報 特開平9−133号公報 特開2000−41557号公報
特許文献2および特許文献3の釣り竿保持具は、特許文献1に比べると、船舶の船縁に備えられている孔部を利用して固定するという点で、簡単な構造になっている。しかし、釣り竿を保持する保持部と、前記保持部を支持する本体部と、孔部に差し込むための棒状の差し込み部とからなるので、全体の大きさや重量について、小型軽量化を望む釣り人は潜在している。
また、従来の釣り竿保持具では、船縁における異なる大きさの孔部へ装着できるようにするために、幾種もの外径調整筒を備える必要があるので、結果的に全体の大きさを小さくしたり、重量を軽くしたりすることになっていない。
本発明が解決しようとする課題は、船縁における異なる大きさの孔部へ簡単に装着可能であって、軽量化を実現する竿掛けを提供することにある。
(第一の発明)
本願における第一の発明は、 釣り竿(40)を保持可能な第一切欠き部(12)を備えた第一・二股形状部(11)と、 前記第一切欠き部(12)に対して反対側に位置するとともに釣り竿(40)を保持可能な第二切欠き部(22)を備えた第二・二股形状部(21)と、を可撓性のある材質にて一体として備える。 第一・二股形状部(11)と第二・二股形状部(21)とは、その形状を異ならせることで、前記第一・二股形状部(11)が船舶(30)の船縁(31)に備えられた中径の孔部(32b)へ差し込み可能であり、 前記第二・二股形状部(21)が船舶(30)の船縁(31)に備えられた極細径の孔部(32d)へ差し込み可能である竿掛け(10)に係る。
(用語説明)
「可撓性のある材質」とは、たとえば発泡ゴム、発泡樹脂、などである。
「二股形状部」とは、たとえば平面形状がV字形状ないしはU字形状などのように、釣り竿(40)を挟み込むために二股形状をなす部材である。釣り竿(40)を保持可能であればよいので、特定の断面形状に限定されない。
第一・二股形状部および第二・二股形状部の形状が異なっているとは、それら平面形状に垂直な端面がなす形状および面積が、その端面に垂直な軸線に移動させた場合に異なっていることである。その端面を縮めるように変形させた場合の変形可能な量を異ならせるためである。
なお、後述する発明のバリエーションにおいては、第一・二股形状部における端面の面積は、第二・二股形状部における端面の面積よりも大きいとして説明する。
「中径」および「極細径」とは、孔径の大きさの違いを相対的に表している。この発明に係る竿掛け(10)は、後述するバリエーションを含めると、差し込み可能な孔径は、孔径の大きい順から、「大径」、「中径」、「細径」、「極細径」となる(図3参照)。
(作用)
第一・二股形状部(11)を中径の孔部(32b)へ挿入すると、弾性を有している第一・二股形状部(11)は、第一切欠き部(12)の分だけ大きく縮まりながら中径の孔部(32b)へ挿入されることで、簡単に装着できる。挿入された第一・二股形状部(11)は縮んだ分だけ大きく反発するので、装着後は中径の孔部(32b)において安定した状態を保つ。前記第二・二股形状部(21)が竿掛け(10)の上部に位置するので、前記第二切欠き部(22)にて釣り竿(40)を挟み込むことで、竿掛け(10)として機能することになる。
一方、第二・二股形状部(21)を極細径の孔部(32d)へ挿入すると、弾性を有している第二・二股形状部(21)は、第二切欠き部(22)の分だけ大きく縮まりながら極細径の孔部(32d)へ挿入されることで、簡単に装着できる。前記第二・二股形状部(21)は縮んだ分だけ大きく反発するので、装着後は極細径の孔部(32d) において安定した状態を保つ。前記第一・二股形状部(11)が竿掛け(10)の上部に位置するので、前記第一切欠き部(12)にて釣り竿(40)を挟み込むことで、竿掛け(10)として機能することになる。
(第一の発明のバリエーション1)
第一の発明においては、 前記第一・二股形状部(11)は、前記第一切欠き部(12)へ嵌め入れ可能な第一嵌合部材(13)を備える。その第一嵌合部材(13)を、前記第一切欠き部(12)へ嵌め入れることで、船舶(30)の船縁(31)に備えられた大径の孔部(32a)へ差し込み可能として形成する。
なお、第一切欠き部(12)と第二切欠き部(22)とを同一形状とした場合、第一嵌合部材(13)は、第二切欠き部(22)にも嵌め入れ可能である。その場合、第一・二股形状部および第二・二股形状部の形状が異なっているので、第一嵌合部材(13第一切欠き部(12)へ嵌め入れた場合と、第二切欠き部(22)へ嵌め入れた場合とで、異なる径の孔部への差し込みが可能となる。
(作用)
第一・二股形状部(11)の第一切欠き部(12)へ第一嵌合部材(13)を嵌め入れた状態で、大径の孔部(32a)へ挿入すると、第一・二股形状部(11)は弾性を有しているので縮まりながら大径の孔部(32a)へ挿入される。その時、大径の孔部(32a)へ簡単に装着できるが、第一嵌合部材(13)の分だけ中径の孔部(32b)より大きい径の孔部に対して反発するので、装着後は安定した状態を保つ。
(第一の発明のバリエーション2)
第一の発明においては、前記第一嵌合部材(13)は、先細りした矢印形状をなし、その先端から前記大径の孔部(32a)へ差し込む方向に長い第三切欠き部(14)を備えることとしてもよい。
(作用)
前記第一嵌合部材(13)に第三切欠き部(14)を備えることによって、空隙となる部位の存在によって変形しやすくなるために、装着可能な大径の孔部(32a)の大きさの適用範囲を広げられる。
(第一の発明のバリエーション3)
第一の発明は、前記第二・二股形状部(21)は、前記第二切欠き部(22)へ嵌め入れ可能な第二嵌合部材(23)を備える。その第二嵌合部材(23)を、前記第二切欠き部(22)へ嵌め入れることで船舶(30)の船縁(31)に備えられた細径の孔部(32c)へ差し込み可能として形成してもよい。
(作用)
第二・二股形状部(21)の第二切欠き部(22)へ第二嵌合部材(23)を嵌め入れて、細径の孔部(32c)へ挿入すると、第二・二股形状部(21)は弾性を有しているので縮まりながら細径の孔部(32c)へ挿入される。その時、第二嵌合部材(23) の分だけ極細径の孔部(32d)より大きい径の孔部に対して反発するので、細径の孔部(32c)へ安定した状態で簡単に装着される。
(第一の発明のバリエーション4)
第一の発明は、前記第二嵌合部材(23)は、先細りした矢印形状をなし、その先端から前記細径の孔部(32c)へ差し込む方向に長い第四切欠き部(24)を備えることとしてもよい。
(作用)
前記第二嵌合部材(23)に第四切欠き部(24)を備えることによって、装着可能な細径の孔部(32c)の大きさの適用範囲を広げられる。
(第一の発明のバリエーション5)
第一の発明は、 前記第一・二股形状部(11)の第一切欠き部(12)と、前記第二・二股形状部(21)の第二切欠き部(22)は、同じ面に貫通する構成としてもよい。
(作用)
前記第一・二股形状部(11)の第一切欠き部(12)と、前記第二・二股形状部(21)の第二切欠き部(22)が、同じ面に貫通することによって、第一切欠き部(12)、第二切欠き部(22)、竿掛け(10)の外形形状は、同時に打ち抜き可能となる。その結果、大量生産できるので、低コスト化を図ることができる。
(第一の発明のバリエーション6)
第一の発明は、 前記第一・二股形状部(11)は、その側面に凹凸部(15)を形成することとしてもよい。
ここで「凹凸部(15)」とは、孔へ装着した状態から抜けにくくするための構造としての趣旨であり、はっきりとした形状としての凹凸のほか、表面粗さを粗くしたり、摩擦係数を上昇させるような構造を採用することをも含む趣旨である。
(作用)
第一・二股形状部(11)の側面に凹凸部(15)を形成することによって、船縁(31)に備えられた孔部(32)との装着状態がよりいっそう安定する。
(第一の発明のバリエーション7)
第一の発明は、 前記第二・二股形状部(21)は、その側面に凹凸部(25)を形成することとしてもよい。
こちらの「凹凸部(25)」もまた、孔へ装着した状態から抜けにくくするための構造としての趣旨であり、はっきりとした形状としての凹凸のほか、表面粗さを粗くしたり、摩擦係数を上昇させたりするような構造を採用することをも含む趣旨である。
(作用)
第二・二股形状部(21)の側面に凹凸部(25)を形成することによって、船縁(31)に備えられた孔部(32)との装着状態がよりいっそう安定する。
第一の発明によれば、船縁における異なる大きさの孔部へ簡単に装着可能であって、小型で軽量化を実現する竿掛けを提供することができた。
本発明の実施形態の竿掛けを、船舶の船縁の孔部へ装着する状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態の竿掛けを示す斜視図である。 本発明の実施形態の竿掛けを、船舶の船縁の孔部へ装着する状態を示す。 本発明の別の実施形態の竿掛けを示す斜視図で、特に図1と異なる点は、第一嵌合部材に第三切欠き部を設けたことである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。ここで使用する図面は、図1から図4である。図3(a)は大径の孔部へ装着する状態を示す断面図である。図3(b)は中径の孔部へ装着する状態を示す断面図である。図3(c)は細径の孔部へ装着する状態を示す断面図である。図3(d)は極細径の孔部へ装着する状態を示す断面図である。
この実施形態に係る竿掛け10は、材質として、たとえば発泡ウレタンのように可撓性を備えた樹脂材料を用いる。平板状の発泡ウレタンに対して打ち抜き加工にて大量生産を図ることによって低コスト化を実現することができる。しかし、材料の材質や形状は、特に限定されない。つまり、樹脂材料に限定されず、他の材質でもよいが、発泡ウレタンなどのように可撓性のある材質の材料であることが望ましい。また、打ち抜き加工でなく他の加工方法でもよいので、平板状の形状でなくてもよい。
竿掛け10は、図1、図2および図3に示すように、ボートや釣り船などの船舶30に予め備えられている船縁31の孔部32の大きさが、たとえば大径、中径、細径、極細径に分類したとき、前記各種の大きさの船縁31の孔部32へ容易に差し込み可能としている。
竿掛け10は、基本的には、釣り竿40を保持可能な第一切欠き部12を備えて可撓性のある材質の第一・二股形状部11と、前記第一切欠き部12に対して反対側に位置するとともに釣り竿40を保持可能な第二切欠き部22を備えて可撓性のある材質の第二・二股形状部21と、を一体として備えている。
本実施形態では、前記第一・二股形状部11および前記第二・二股形状部21が、断面V字形状ないしは断面U字形状をなしている。しかし、釣り竿40を保持可能な二股形状であれば、他の断面形状であってもよいので、特に限定されない。
さらに、前記第一・二股形状部11は、船縁31に備えられた中径の孔部32bへ差し込み可能である。また、前記第二・二股形状部21は、船縁31に備えられた極細径の孔部32dへ差し込み可能である。
なお、本実施形態では、前記第一・二股形状部11の第一切欠き部12と、前記第二・二股形状部21の第二切欠き部22は、同じ面に貫通している。それによって、第一切欠き部12、第二切欠き部22、竿掛け10の外形形状は、同時に打ち抜き可能となり、大量生産を図ることができる。しかし、前記第一切欠き部12と前記第二切欠き部22は、必ずしも同じ面に位置してなくても、本発明の範囲に属する。
前記第一・二股形状部11の側面には、孔部32との装着状態をよりいっそう安定させるために波形状あるいは他の凹凸形状などの凹凸部15を備えることが望ましい。
同様に、前記第二・二股形状部21の側面には、孔部32との装着状態をよりいっそう安定させるために波形状あるいは他の凹凸形状などの凹凸部25を備えることが望ましい。
上記の実施形態に加えて、前記第一・二股形状部11は、前記第一切欠き部12と嵌合する第一嵌合部材13を、前記第一切欠き部12へ嵌め入れることで、船縁31に備えられた大径の孔部32aへ差し込み可能とすることができる。本実施形態では、図4に示すように、前記第一嵌合部材13は、その先端から前記大径の孔部32aへ差し込む方向に長い第三切欠き部14を備えている。前記第三切欠き部14を備えることで、大径の孔部32aの大きさの適用範囲を広げることができる。
上記の実施形態に加えて、前記第二・二股形状部21は、前記第二切欠き部22と嵌合する第二嵌合部材23を、前記第二切欠き部22へ嵌め入れることで、船縁31に備えられた細径の孔部32cへ差し込み可能とすることができる。本実施形態では、図2および図3(c)に示すように、前記第二嵌合部材23は、その先端から前記細径の孔部32cへ差し込む方向に長い第四切欠き部24を備えている。前記第四切欠き部24を備えることで、細径の孔部32cの大きさの適用範囲を広げることができる。
上記の竿掛け10における作用について説明する。
本実施形態では、船舶30に予め備えられている船縁31の孔部32の大きさを、大径の孔部32a、中径の孔部32b、細径の孔部32c、極細径の孔部32dに分類し、前記各種の大きさの船縁31の孔部32a〜32dへ装着する作用について説明する。
まず、前記竿掛け10を船縁31に備えられた大径の孔部32aへ装着する場合について説明する。図3(a)に示すように、第一・二股形状部11の第一切欠き部12へ第一嵌合部材13を嵌め入れる。そのように第一嵌合部材13を嵌め入れた状態の第一・二股形状部11を大径の孔部32aへ挿入すると、第一・二股形状部11は弾性を有しているので縮まりながら大径の孔部32aへ挿入される。その時、第一嵌合部材13の分だけ中径の孔部32bより大きい径の孔部に対して反発するので、大径の孔部32aへグラグラしないように安定した状態で装着することができる。 しかも、第一・二股形状部11の側面に凹凸部15を形成していれば、大径の孔部32aに対する装着状態がよりいっそう安定する。
図4に示すように、前記第一嵌合部材13に第三切欠き部14を備えた場合は、大径の孔部32aの大きさの適用範囲を広げることができる。
したがって、前記第二・二股形状部21が前記竿掛け10の上部に位置するので、前記第二・二股形状部21における第二切欠き部22にて釣り竿40を挟み込むことで、竿掛け10として機能することになる。 なお、前記第二切欠き部22に第二嵌合部材23を嵌め入れる場合は、図1に示すように、前記第二嵌合部材23を第二切欠き部22から取り外してから、釣り竿40を挟み込むことになる。
前記竿掛け10を船縁31に備えられた中径の孔部32bへ装着する場合について説明する。
図3(b)に示すように、第一嵌合部材13を第一・二股形状部11の第一切欠き部12から取り外す。この状態の第一・二股形状部11を中径の孔部32bへ挿入すると、第一・二股形状部11は弾性を有しているので、第一切欠き部12の分だけ大きく縮まりながら中径の孔部32bへ挿入される。
その時、第一・二股形状部11は縮んだ分だけ大きく反発するので、中径の孔部32bへグラグラしないように安定した状態で装着することができる。 しかも、第一・二股形状部11の側面に凹凸部15を形成していれば、中径の孔部32bに対する装着状態がよりいっそう安定する。
前述した場合と同様に、前記第二・二股形状部21が前記竿掛け10の上部に位置するので、前記第二・二股形状部21における第二切欠き部22にて釣り竿40を挟み込むことで、竿掛け10として機能する。 なお、前記第二切欠き部22に第二嵌合部材23を嵌め入れている場合は、図1に示すように、前記第二嵌合部材23を第二切欠き部22から取り外してから、釣り竿40を挟み込む。
次に、前記竿掛け10を船縁31に備えられた細径の孔部32cへ装着する場合について説明する。
図3(c)に示すように、第二・二股形状部21の第二切欠き部22へ第二嵌合部材23を嵌め入れる。そのように第二嵌合部材23を嵌め入れた状態の第二・二股形状部21を細径の孔部32cへ挿入すると、第二・二股形状部21は弾性を有しているので縮まりながら細径の孔部32cへ挿入される。その時、第二嵌合部材23の分だけ極細径の孔部32dより大きい径の孔部に対して反発するので、細径の孔部32cへグラグラしないように安定した状態で装着することができる。 しかも、第二・二股形状部21の側面に凹凸部25を形成していれば、細径の孔部32cに対する装着状態がよりいっそう安定する。
前記第一・二股形状部11が前記竿掛け10の上部に位置するので、前記第一・二股形状部11における第一切欠き部12にて釣り竿40を挟み込むことで、竿掛け10として機能する。 なお、前記第一切欠き部12に第一嵌合部材13を嵌め入れている場合は、前記第一嵌合部材13を第一切欠き部12から取り外してから、釣り竿40を挟み込む。
前記竿掛け10を船縁31に備えられた極細径の孔部32dへ装着する場合について説明する。
図3(d)に示すように、前記第二嵌合部材23を第二・二股形状部21の第二切欠き部22から取り外す。この状態の第二・二股形状部21を極細径の孔部32dへ挿入すると、第二・二股形状部21は弾性を有しているので、第二切欠き部22の分だけ大きく縮まりながら極細径の孔部32dへ挿入される。その時、第二・二股形状部21は縮んだ分だけ大きく反発するので、極細径の孔部32dへグラグラしないように安定した状態で装着することができる。 しかも、第二・二股形状部21の側面に凹凸部25を形成していれば、極細径の孔部32dに対する装着状態がよりいっそう安定する。
前述した場合と同様に、前記第一・二股形状部11が前記竿掛け10の上部に位置するので、前記第一・二股形状部11における第一切欠き部12にて釣り竿40を挟み込むことで、竿掛け10として機能する。 なお、前記第一切欠き部12に第一嵌合部材13を嵌め入れている場合は、前記第一嵌合部材13を第一切欠き部12から取り外してから、釣り竿40を挟み込む。
本実施形態の竿掛け10は、船舶30の船縁31における異なる大きさの孔部32へ安定した状態で容易に装着可能である。しかも、構造が簡単であるので、軽量化を実現することができた。さらに、打ち抜き加工が可能な構造では、簡易に大量生産できるので、低コスト化を図ることができる。
また、第一嵌合部材13、第二嵌合部材23を用いることによって、たとえば大径の孔部32a、中径の孔部32b、細径の孔部32c、極細径の孔部32dなどのように、よりいっそう幾つもの異なる大きさの船縁31の孔部32a〜32dへ容易に装着可能である。
図示はしていないが、前記の実施形態に係る竿掛け10には、貫通孔を備えることとし、その貫通孔に尻手ロープを接続するなどして、使い勝手の向上、紛失の未然防止に役立てることもできる。
本発明は、釣り具の製造業、釣り具のレンタル業、アウトドアスポーツのインストラクター事業などにおいて、利用可能性を有する。
10; 竿掛け
11; 第一・二股形状部 12; 第一切欠き部
13; 第一嵌合部材 14; 第三切欠き部
15; 凹凸部
21; 第二・二股形状部 22; 第二切欠き部
23; 第二嵌合部材 24; 第四切欠き部
25; 凹凸部
30; 船舶 31; 船縁
32; 孔部 32a;大径の孔部
32b;中径の孔部 32c;細径の孔部
32d;極細径の孔部
40; 釣り竿

Claims (8)

  1. 釣り竿を保持可能な第一切欠き部を備えて可撓性のある材質の第一・二股形状部と、
    前記第一切欠き部に対して反対側に位置するとともに釣り竿を保持可能な第二切欠き部を備えて可撓性のある材質の第二・二股形状部と、を一体として備え、
    前記第一・二股形状部と前記第二・二股形状部とは、その形状を異ならせることで、前記第一・二股形状部が、船舶の船縁に備えられた中径の孔部へ差し込み可能であり、
    前記第二・二股形状部が、船舶の船縁に備えられた極細径の孔部へ差し込み可能である竿掛け。
  2. 前記第一・二股形状部は、前記第一切欠き部へ嵌め入れ可能な第一嵌合部材を備えることで、船舶の船縁に備えられた大径の孔部へ差し込み可能である請求項1に記載の竿掛け。
  3. 前記第一嵌合部材は、先細りした矢印形状をなし、その先端から前記大径の孔部へ差し込む方向に長い第三切欠き部を備えている請求項2に記載の竿掛け。
  4. 前記第二・二股形状部は、前記第二切欠き部へ嵌め入れ可能な第二嵌合部材を備えることで、船舶の船縁に備えられた細径の孔部へ差し込み可能である請求項1に記載の竿掛け。
  5. 前記第二嵌合部材は、先細りした矢印形状をなし、その先端から前記細径の孔部へ差し込む方向に長い第四切欠き部を備えている請求項4に記載の竿掛け。
  6. 前記第一・二股形状部の第一切欠き部と、前記第二・二股形状部の第二切欠き部は、同じ面に貫通している請求項1から請求項5のいずれかに記載の竿掛け。
  7. 前記第一・二股形状部は、その側面に凹凸部を形成した請求項1から請求項6のいずれかに記載の竿掛け。
  8. 前記第二・二股形状部は、その側面に凹凸部を形成した請求項1から請求項6のいずれかに記載の竿掛け。
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