JP5931551B2 - 超音波探傷装置、超音波センサ支持装置、および超音波探傷方法 - Google Patents

超音波探傷装置、超音波センサ支持装置、および超音波探傷方法 Download PDF

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Description

本発明は、構造物の溶接部における欠陥を検査する超音波探傷装置、超音波センサ支持装置、および超音波探傷方法に関する。
原子炉などの構造物には、配管などの部材が溶接される箇所に溶接部が形成される。例えば、加圧水型原子炉(PWR)の原子炉容器は、溶接により取り付けられたBMI(Bottom Mounted Instrumentation)配管を炉底部の鏡板に有する。配管と炉底部との接続部には、溶接部が形成される。原子炉の老朽化が進むと、この溶接部にはクラックなどの欠陥が発生する恐れがある。欠陥が確認された場合、溶接による補修を必要とする可能性がある。
従来、この補修溶接部に対しては、目視試験(Visual Test、VT)、または渦流探傷試験(Eddy current Testing、ECT)が有効な検査手法として用いられる。この補修溶接部は溶接事業者検査の対象になるため、超音波探傷試験(Ultrasonic Testing、UT)または放射線透過試験(Radiographic Testing、RT)を用いた体積検査が義務付けられる。補修溶接部においては、RTによる検査は不可能なため、UTによる検査が実施される。
例えば、特許文献1および2には、原子炉圧力容器の底部と構造物との溶接部における、超音波探触子が用いられた超音波探傷検査に関する技術が開示されている。
特開2002−328193号公報 特開昭57−125846号公報
上述した、原子炉容器の鏡板と配管の溶接部や、母管と枝管との配管同士の溶接部においては、互いに直交する関係のみならず、互いに成す角が鋭角となる溶接部が発生し得る。このような、溶接部においてUTによる検査を実施しようとすると、構造的な接近限界により、探傷困難となる範囲が発生する可能性がある。
上記特許文献1および2の技術は、原子炉容器の鏡板と配管との溶接部に適用可能な超音波探傷技術に関する技術であるが、構造的な接近限界については考慮されていなかった。また、特許文献2の技術は、超音波の入射を配管側から行う技術である。このため、鏡板側の欠陥は検出できず、上記溶接部を探傷範囲とする超音波探傷には適用はできない。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、溶接部の構造によらずに超音波探傷を行うことができる超音波探傷装置、超音波センサ支持装置、および超音波探傷方法を提供することを目的とする。
本発明に係る超音波探傷装置は、上述した課題を解決するために、第1の構造物に対して第2の構造物が所定の角度を成して溶接された溶接部を検査対象とする超音波探傷検査を行う超音波探傷装置において、超音波ビームを送受信する一組の超音波センサと、前記第2の構造物に取り付けられた設置機構と、前記設置機構と連結され各前記超音波センサの発振面と、前記第1の構造物の表面との距離を一定に保ちながら前記一組の超音波センサを保持する保持機構と、前記設置機構を前記第2の構造物周りに回転させる回転機構と、前記設置機構、前記保持機構および前記回転機構を制御するコントローラとを有する支持装置と、を備え、前記設置機構は、前記第2の構造物をクランプするクランプ部材と、前記クランプ部材に連結され、前記第2の構造物に対してほぼ直交する方向にアーム部材長さ方向を有し、前記クランプ部材に対して相対的に前記アーム部材長さ方向に移動するアーム部材と、前記アーム部材に連結され、前記アーム部材に対してほぼ直交する方向にセンサ支持部材長さ方向を有し、前記アーム部材に対して相対的に前記センサ支持部材長さ方向に移動するセンサ支持部材と、を備え、前記保持機構は、前記センサ支持部材の前記第1の構造物表面側の一端側に連結され、各前記超音波センサを収容する保持筐体と、各前記超音波センサの前記発振面と前記第1の構造物表面との距離を一定に保ちながら、前記第1の構造物と前記発振面とが平行になるように前記一組の超音波センサを移動させる移動部材と、を備え、前記コントローラは、前記一組の超音波センサが前記第2の構造物から一定距離に位置するように前記設置機構を制御することを特徴とする。
また、本発明に係る超音波センサ支持装置は、第1の構造物に対して第2の構造物が所定の角度を成して溶接された溶接部を検査対象とする超音波探傷検査を行うために用いられる超音波ビームを送受信する一組の超音波センサを支持する支持装置において、前記第2の構造物に連結された設置機構と、前記設置機構と連結され各前記超音波センサの発振面と、前記第1の構造物の表面との距離を一定に保ちながら前記一組の超音波センサを保持する保持機構と、前記設置機構を前記第2の構造物周りに回転させる回転機構と、前記設置機構、保持機構および前記回転機構を制御するコントローラとを有する支持装置と、を備え、前記設置機構は、前記第2の構造物をクランプするクランプ部材と、前記クランプ部材に連結され、前記第2の構造物に対してほぼ直交する方向にアーム部材長さ方向を有し、前記クランプ部材に対して相対的に前記アーム部材長さ方向に移動するアーム部材と、前記アーム部材に連結され、前記アーム部材に対してほぼ直交する方向にセンサ支持部材長さ方向を有し、前記アーム部材に対して相対的に前記センサ支持部材長さ方向に移動するセンサ支持部材と、を備え、前記保持機構は、前記センサ支持部材の前記第1の構造物表面側の一端側に連結され、各前記超音波センサを収容する保持筐体と、各前記超音波センサの前記発振面と前記第1の構造物表面との距離を一定に保ちながら、前記第1の構造物と前記発振面とが平行になるように前記一組の超音波センサを移動させる移動部材と、を備え、前記コントローラは、前記一組の超音波センサが前記第2の構造物から一定距離に位置するように前記設置機構を制御することを特徴とする。
さらに、本発明に係る超音波探傷方法は、第1の構造物に対して第2の構造物が所定の角度を成して溶接された溶接部を検査対象とする超音波探傷方法において、超音波ビームを送受信する一組の超音波センサと、前記第2の構造物に連結された設置機構と、前記設置機構と連結され各前記超音波センサの発振面と、前記第1の構造物の表面との距離を一定に保ちながら前記一組の超音波センサを保持する保持機構と、前記設置機構を前記第2の構造物周りに回転させる回転機構と、を準備するステップと、前記一組の超音波センサが前記第2の構造物から一定距離に位置するように前記設置機構を制御するステップと、前記回転機構を回転させながら前記超音波センサで前記超音波ビームを送受信するステップと、前記超音波ビームの送受信により得られた受信波形データから前記検査対象の表面形状を求めるステップと、前記検査対象の前記表面形状に基づいて前記検査対象の探傷に必要な超音波ビーム送信の遅延時間を演算するステップと、前記遅延時間に基づいて前記検査対象の探傷検査を行う探傷ステップと、を備え、前記設置機構は、前記第2の構造物をクランプするクランプ部材と、前記クランプ部材に連結され、前記第2の構造物に対してほぼ直交する方向にアーム部材長さ方向を有し、前記クランプ部材に対して相対的に前記アーム部材長さ方向に移動するアーム部材と、前記アーム部材に連結され、前記アーム部材に対してほぼ直交する方向にセンサ支持部材長さ方向を有し、前記アーム部材に対して相対的に前記センサ支持部材長さ方向に移動するセンサ支持部材と、を備え、前記保持機構は、前記センサ支持部材の前記第1の構造物表面側の一端側に連結され、各前記超音波センサを収容する保持筐体と、各前記超音波センサの前記発振面と前記第1の構造物表面との距離を一定に保ちながら、前記第1の構造物と前記発振面とが平行になるように前記一組の超音波センサを移動させる移動部材と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る超音波探傷装置、超音波センサ支持装置、および超音波探傷方法においては、溶接部の構造によらずに超音波探傷を行うことができる。
本実施形態における超音波探傷装置、および超音波センサ支持装置の一実施形態を示す構成図。 (A)〜(C)は、保持機構の拡大図。 (A)は炉底部と配管との溶接部における探傷処理の様子を示す説明図、(B)は探傷困難部を示す図3(A)の平面図。 本実施形態における超音波探傷装置により実施される超音波探傷処理を説明するフローチャート。 (A)および(B)は、炉底部に対して配管が非直交に溶接された箇所を検査対象とする超音波探傷装置の説明図。 検査対象に超音波を送受信する様子を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図。
本発明に係る超音波探傷装置、超音波センサ支持装置、および超音波探傷方法の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。本実施形態においては、超音波探傷装置、超音波センサ支持装置、および超音波探傷方法を、PWRの原子炉容器の炉底部(第1の構造物)である下部鏡板と、この鏡板に所定の角度を成して溶接されたBMI配管(第2の構造物)との溶接部を検査対象とする超音波探傷検査を例に説明する。なお、本発明に係る超音波探傷装置、超音波センサ支持装置、および超音波探傷方法は、母管と枝管のような、配管同士の溶接部などのその他構造物同士の溶接部を検査対象とすることができる。
図1は、本実施形態における超音波探傷装置1、および超音波センサ支持装置10の一実施形態を示す構成図である。
超音波探傷装置1は、超音波センサ11および超音波センサ支持装置10を有する。
超音波センサ11は、圧電素子を有し、超音波ビームを送受信するためのセンサである。超音波センサ11は、多チャンネルフェーズドアレイプローブであり、一方の超音波センサ11が送信用の超音波センサ11a、他方が受信用の超音波センサ11bとして機能する。
超音波センサ支持装置(支持装置)10は、設置機構15、保持機構25、回転機構29、およびコントローラ30を有する。
設置機構15は、配管2に連結されることにより、検査対象上に設置される。保持機構25は、設置機構15と連結され、各超音波センサ11の発振面12と、炉底部表面3aとの距離を一定に保ちながら炉底部表面3a上に超音波センサ11を保持する。回転機構29は、設置機構15を配管2周りに回転させる。コントローラ30は、設置機構15、保持機構25および回転機構29を制御する。
設置機構15は、クランプ部材16、アーム部材17、センサ支持部材18を有する。
クランプ部材16は、BMI配管(配管)2の先端などの固定可能な箇所でクランプし、設置機構15を配管2に固定する。アーム部材17は、クランプ部材16に連結され、配管2に対してほぼ直交する方向に長さ方向を有する部材である。アーム部材17は、例えば油圧式のシリンダであり、クランプ部材16に対して相対的に、アーム部材17の長さ方向(左右方向)に移動する。アーム部材17は、コントローラ30の制御に従って移動する。
センサ支持部材18は、アーム部材17に連結された、アーム部材17に対してほぼ直交する方向に長さ方向を有する部材である。センサ支持部材18は、アーム部材17に対してセンサ支持部材18の長さ方向(図示上下方向)に移動する。また、センサ支持部材18は、アーム部材17との連結部18aより下方側であって原子炉容器の炉底部(炉底部)3の炉底部表面3a側にセンサ支持部材18の長さ方向に付勢し、常にローラ20(後述)を炉底部表面3aに接触させるバネ19(弾性体)を有する。このようなセンサ支持部材18は、炉底部表面3aの傾斜に応じて自在に、アーム部材17に対して相対的に上下方向に移動する。
保持機構25は、保持筐体26と、角度調整アクチュエータ27とを有する。ここで、図2(A)〜(C)は、保持機構25の拡大図である。
保持筐体26は、設置機構15のセンサ支持部材18の下端部18b(炉底部表面3a側の一端)に連結され、超音波センサ11を収容する。保持筐体26は、ケース状のものであってもよいし、フレーム状のものであってもよい。保持筐体26は、炉底部表面3aと接するローラ20(移動部材)を有する。図1に示すように、ローラ20は、超音波センサ11の発振面12と炉底部表面3aとの距離を一定に保ちながら、炉底部表面3aと各発振面12とが平行になるように超音波センサ11を移動させる。角度調整アクチュエータ27は、超音波センサ11の発振面12の角度を調整する。具体的には、図2(B)および(C)に示すように、角度調整アクチュエータ27は、超音波センサ11から発振される超音波ビームの方向に直交する軸周り(アーム部材17およびセンサ支持部材18に直交する軸周り、図示手前から奥方向の軸周り)に、超音波センサ11を回転させる。図2(B)および(C)においては、角度調整アクチュエータ27の回転方向を、矢印Aで示す。
回転機構29は、配管2の長さ方向を軸として配管2を中心に(配管2の軸周りに)アーム部材17を360度回転させる。回転機構29は、アーム部材17の回転に伴い、保持機構25および超音波センサ11を回転させる。
コントローラ30は、機構制御部31と、センサ制御部32と、演算部33とを有する。
機構制御部31は、設置機構15、保持機構25および回転機構29の各機構を制御する。具体的には、機構制御部31は、アーム部材17の移動量、角度調整アクチュエータ27および回転機構29の回転方向や回転量などを制御する。また、機構制御部31は、アーム部材17の移動量を求めるため、センサ支持部材18のアーム部材17に対する相対的な移動量を検出する。センサ支持部材18の移動量は、炉底部表面3aの傾斜に伴い、バネ19の付勢力が作用することにより変化する。機構制御部31は、このセンサ支持部材18の移動量に基づいて、2つの超音波センサ11が常に配管2から一定距離に位置するように、アーム部材17の移動量を求める。アーム部材17の移動量は、センサ支持部材18の移動量と超音波センサ11の位置関係とから、決定することができる。
センサ制御部32は、超音波センサ11の各圧電素子の入出力信号(I/O信号)を制御する。具体的には、センサ制御部32は、2つの超音波センサ11の全チャンネル(ch)分のパルサレシーバを有する。センサ制御部32は、例えば、1chずつ超音波ビームを発しながら2つの超音波センサ11の全chで反射した超音波ビームを受信するように制御することができる。受信した超音波ビーム波形は、受信波形データとして演算部33に記憶される。
演算部33は、超音波探傷装置1が炉底部3と配管2との溶接部の検査を行うために必要な演算を行う。演算部33は、受信波形データに基づいて、検査対象の2次元や3次元の表面形状を求める。また、演算部33は、検査対象の表面形状に基づいて検査対象の探傷に必要な、超音波ビーム送信の遅延時間を演算する。
次に、本実施形態における超音波探傷装置1、および超音波センサ11の支持装置10の作用について説明する。
まず、従来の問題点について説明する。
図3(A)は炉底部3と配管2との溶接部における探傷処理の様子を示す説明図であり、(B)は探傷困難部4を示す図3(A)の平面図である。
図3(A)に示すように、炉底部3と配管2との溶接部においては、互いに成す角が鋭角となる部分が発生し得る。このような溶接部において超音波探傷検査を実施しようとすると、超音波センサ11の構造的な接近限界により、探傷困難となる範囲が発生してしまう。例えば、本来検査を行いたい箇所にビーム5を入射することができない可能性がある。よって、図3(B)に示すように、配管2周りの一定範囲、特に炉底部3と配管2との成す角が鋭角となる範囲は、探傷困難部4となってしまう。
これに対し、本実施形態における超音波探傷装置1は、支持装置10を用いることにより、探傷困難部4であっても好適に探傷検査を行うことができる。以下、超音波探傷装置1および支持装置10の作用を、フローチャートを用いて具体的に説明する。
図4は、本実施形態における超音波探傷装置1により実施される超音波探傷処理を説明するフローチャートである。
図5(A)および(B)は、炉底部3に対して配管2が非直交に溶接された箇所を検査対象とする超音波探傷装置1の説明図である。
ステップS1において、超音波センサ11を備えた支持装置10が検査対象に設置される。具体的には、設置機構15のクランプ部材16が、配管2に取り付けられる。このとき、ローラ20が炉底部表面3aに接し、超音波センサ11の発振面12と炉底部表面3aとの距離が一定となるように、クランプ部材16は調整されて設置される。ローラ20は、炉底部表面3a上を転がることにより移動超音波センサを移動可能である。保持機構25は、センサ支持部材18のバネ19に付勢されて、炉底部表面3aに押し付けられる。これにより、ローラ20と超音波センサ11の発振面12との距離は常に一定となるよう、超音波センサ11の高さが設定される。
また、図5(A)および(B)に示すように、センサ支持部材18は、炉底部3の傾き度合いによりアーム部材17に対して上下方向に移動する。コントローラ30の機構制御部31は、センサ支持部材18の移動量を検知し、超音波センサ11a、11bの中心が常に配管2(配管溶接部、目的の探傷部位)となるよう、アーム部材17の移動量を制御する。
ステップS2において、超音波探傷装置1は、検査対象の表面形状を計測するために、超音波を送受信する。具体的には、コントローラ30のセンサ制御部32は、超音波センサ11(送信用の超音波センサ11a)から超音波ビームを送信するよう制御する。また、センサ制御部32は、超音波センサ11(受信用の超音波センサ11b)が炉底部表面3aや溶接部から反射した超音波ビームを受信するよう制御する。
例えば、センサ制御部32は、1chずつ超音波ビームを発しながら、2つの超音波センサ11の全chで反射した超音波ビームを受信する。このとき、機構制御部31は、回転機構29を制御することにより、超音波センサ11を1回転(360度回転)させる。回転に伴い、ローラ20が接する炉底部表面3aの傾斜も変化するため、設置機構15は傾斜に伴い超音波センサ11の位置を調整する。センサ制御部32は、回転しながら超音波の送受信を全chで実施する。得られた超音波ビーム波形は、検査対象の表面形状を3次元的に表す信号である。この信号は、受信波形データとして演算部33に記憶される。
ステップS3において、演算部33は、受信波形データに基づいて、開口合成法を用いることにより検査対象(配管2の溶接部およびその近傍の炉底部表面3a)の3次元的な表面形状を算出する。
ステップS4において、演算部33は、検査対象の表面形状に基づいて、超音波ビームを送信する際の遅延時間(超音波ビーム送信のタイミング)を算出する。遅延時間は、表面形状を考慮した上で、超音波ビームを所望の位置に収束させる値である。例えば、炉底部3における配管2の溶接部は、炉底部表面3aから5〜20mmに欠陥が発生しやすく、超音波探傷時においてはこの深さにおける検査を要する。このため、演算部33は、5〜20mmの位置に超音波ビームが収束するように(焦点となるよう)、遅延時間を算出する。遅延時間の算出方法は、公知の種々の技術を適用することができる。
ステップS5において、センサ制御部32は、検査対象の探傷検査のために、超音波を送受信する。センサ制御部32は、遅延時間算出ステップS4で算出された遅延時間を用いて超音波センサ11から送信される超音波ビームのタイミングを制御する。
このとき、機構制御部31は、角度調整アクチュエータ27で超音波センサ11の発振面12の角度を調整することができる。これにより、探傷が困難な炉底部3と配管2とが成す角が鋭角であり、最も傾斜が厳しい領域(探傷困難部4)においても、超音波探傷装置1は、検査対象(炉底部3と配管2の境界部)に任意の屈折角の超音波ビームを入射可能な角度に超音波センサ11を配置し、保持することができる。
ここで、図6は、検査対象に超音波ビームを送受信する様子を示す説明図である。図6(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。受信用の超音波センサ11aと、送信用の超音波センサ11bとは、配管2を中心に等しい距離で配置される。また、超音波探傷装置1は、所望の焦点に超音波ビーム5が入射されるように、遅延時間や発振面12の角度を決定することができる。このため、従来では探傷困難部4となる炉底部3と配管2とが成す角が鋭角となる部分であっても、確実に超音波ビーム5を入射することができ、また反射波を受信することができる。これにより、超音波探傷装置1は、探傷困難部4においても、所望の位置に正確に超音波ビームを伝搬させることができる。
本実施形態における超音波探傷装置1は、超音波センサ11を配管2から等距離に、かつ配管2周りに回転可能に支持する支持装置10を有するため、検査対象を制限することなく好適に探傷検査を行うことができる。
また、支持装置10は、設置機構15、保持機構25、回転機構29、およびこれらを制御するコントローラ30を備えるため、超音波センサ11を探傷検査に最適な位置に適宜移動させることができる。これにより、支持装置10は、炉底部3に対する配管2の取り付け角度が変化する配管2に対しても、段取り替えを不要とし、連続して探傷をすることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、探傷検査のための送受信ステップS5は、表面形状計測のための送受信ステップS2で得られた受信波形データを用いてオフラインで再構成するステップに置き換えてもよい。演算部33は、表面形状を計測するために取得した受信波形データを用いて、算出された遅延時間に基づいて受信波形データを信号処理することにより、検査対象の探傷結果を取得する。この場合、超音波探傷装置1は、探傷屈折角を変更してその都度改めて探傷する作業を行うことなく(オンラインでの作業を低減させて)、探傷結果を評価をすることができる。
また、超音波探傷装置1は、角度調整アクチュエータ27で超音波センサ11の発振面12の角度を調節することにより、炉底部3(溶接部)の内部の欠陥のみならず、炉底部表面3aに開口した亀裂欠陥を検出することもできる。具体的には、機構制御部31は、超音波ビームの軸線が欠陥が発生しやすい溶接部内の深さ5〜20mm位置で交差するように、角度調整アクチュエータ27で超音波センサ11を調整する。これにより、超音波探傷装置1は、炉底部表面3aに開口している亀裂欠陥を効率よく検出することができる。
さらに、超音波探傷装置1は、角度調整アクチュエータ27を利用し、1つの超音波センサ11でパルスエコー探傷を行うこともできる。これにより、超音波探傷装置1は、溶接線に対して法線方向(放射方向)に進展する欠陥をも探傷することができる。
1 超音波探傷装置
2 BMI配管(配管)
3 原子炉容器の炉底部
10 超音波センサ支持装置(支持装置)
11、11a、11b 超音波センサ
15 設置機構
16 クランプ部材
17 アーム部材
18 センサ支持部材
19 弾性体
25 保持機構
26 保持筐体
27 角度調整アクチュエータ
29 回転機構
30 コントローラ
31 機構制御部
32 センサ制御部
33 演算部

Claims (9)

  1. 第1の構造物に対して第2の構造物が所定の角度を成して溶接された溶接部を検査対象とする超音波探傷検査を行う超音波探傷装置において、
    超音波を送受信する一組の超音波センサと、
    前記第2の構造物に取り付けられた設置機構と、前記設置機構と連結され各前記超音波センサの発振面と、前記第1の構造物の表面との距離を一定に保ちながら前記一組の超音波センサを保持する保持機構と、前記設置機構を前記第2の構造物周りに回転させる回転機構と、前記設置機構、前記保持機構および前記回転機構を制御するコントローラとを有する支持装置と、を備え、
    前記設置機構は、
    前記第2の構造物をクランプするクランプ部材と、
    前記クランプ部材に連結され、前記第2の構造物に対してほぼ直交する方向にアーム部材長さ方向を有し、前記クランプ部材に対して相対的に前記アーム部材長さ方向に移動するアーム部材と、
    前記アーム部材に連結され、前記アーム部材に対してほぼ直交する方向にセンサ支持部材長さ方向を有し、前記アーム部材に対して相対的に前記センサ支持部材長さ方向に移動するセンサ支持部材と、を備え、
    前記保持機構は、
    前記センサ支持部材の前記第1の構造物表面側の一端側に連結され、各前記超音波センサを収容する保持筐体と、
    各前記超音波センサの前記発振面と前記第1の構造物表面との距離を一定に保ちながら、前記第1の構造物と前記発振面とが平行になるように前記一組の超音波センサを移動させる移動部材と、を備え、
    前記コントローラは、前記一組の超音波センサが前記第2の構造物から一定距離に位置するように前記設置機構を制御することを特徴とする超音波探傷装置。
  2. 前記保持機構は、各前記超音波センサから発振される超音波ビームの方向に直交する軸周りに、前記超音波センサを回転させる角度調整機構をさらに備えた請求項1記載の超音波探傷装置。
  3. 前記センサ支持部材における前記センサ支持部材と前記アーム部材との連結部より前記第1の構造物の表面側に設けられ、前記センサ支持部材の長さ方向に付勢することにより、前記移動部材を前記第1の構造物の表面に接触させる弾性体をさらに備えた請求項1または2記載の超音波探傷装置。
  4. 前記コントローラは、前記回転機構を回転させながら前記超音波センサで前記超音波ビームを送受信し、得られた受信波形データから前記検査対象の表面形状を求め、前記検査対象の前記表面形状に基づいて前記検査対象の探傷に必要な超音波ビーム送信の遅延時間を演算する演算部をさらに備えた請求項記載の超音波探傷装置。
  5. 前記一組の超音波センサは、多チャンネルフェーズドアレイプローブであり、
    前記演算部は、前記一組の超音波センサの全チャンネル分のパルサレシーバを有し、1チャンネルずつ超音波ビームを発しながら前記一組の超音波センサの全チャンネルで反射した超音波ビームを受信することにより、前記表面形状を求めるための受信波形データを取得し、前記検査対象の3次元の前記表面形状を求める請求項4記載の超音波探傷装置。
  6. 前記演算部は、前記表面形状を求めるために得られた前記受信波形データを用いてオフラインで再構成することにより、前記検査対象の前記超音波探傷検査を行う請求項4または5記載の超音波探傷装置。
  7. 第1の構造物に対して第2の構造物が所定の角度を成して溶接された溶接部を検査対象とする超音波探傷検査を行うために用いられる超音波ビームを送受信する一組の超音波センサを支持する超音波センサ支持装置において、
    前記第2の構造物に連結された設置機構と、
    前記設置機構と連結され各前記超音波センサの発振面と、前記第1の構造物の表面との距離を一定に保ちながら前記一組の超音波センサを保持する保持機構と、
    前記設置機構を前記第2の構造物周りに回転させる回転機構と、前記設置機構、保持機構および前記回転機構を制御するコントローラとを有する支持装置と、を備え、
    前記設置機構は、
    前記第2の構造物をクランプするクランプ部材と、
    前記クランプ部材に連結され、前記第2の構造物に対してほぼ直交する方向にアーム部材長さ方向を有し、前記クランプ部材に対して相対的に前記アーム部材長さ方向に移動するアーム部材と、
    前記アーム部材に連結され、前記アーム部材に対してほぼ直交する方向にセンサ支持部材長さ方向を有し、前記アーム部材に対して相対的に前記センサ支持部材長さ方向に移動するセンサ支持部材と、を備え、
    前記保持機構は、
    前記センサ支持部材の前記第1の構造物表面側の一端側に連結され、各前記超音波センサを収容する保持筐体と、
    各前記超音波センサの前記発振面と前記第1の構造物表面との距離を一定に保ちながら、前記第1の構造物と前記発振面とが平行になるように前記一組の超音波センサを移動させる移動部材と、を備え、
    前記コントローラは、前記一組の超音波センサが前記第2の構造物から一定距離に位置するように前記設置機構を制御することを特徴とする超音波センサ支持装置。
  8. 第1の構造物に対して第2の構造物が所定の角度を成して溶接された溶接部を検査対象とする超音波探傷方法において、
    超音波ビームを送受信する一組の超音波センサと、前記第2の構造物に連結された設置機構と、前記設置機構と連結され各前記超音波センサの発振面と、前記第1の構造物の表面との距離を一定に保ちながら前記一組の超音波センサを保持する保持機構と、前記設置機構を前記第2の構造物周りに回転させる回転機構と、を準備するステップと、
    前記一組の超音波センサが前記第2の構造物から一定距離に位置するように前記設置機構を制御するステップと、
    前記回転機構を回転させながら前記超音波センサで前記超音波ビームを送受信するステップと、
    前記超音波ビームの送受信により得られた受信波形データから前記検査対象の表面形状を求めるステップと、
    前記検査対象の前記表面形状に基づいて前記検査対象の探傷に必要な超音波ビーム送信の遅延時間を演算するステップと、
    前記遅延時間に基づいて前記検査対象の探傷検査を行う探傷ステップと、を備え、
    前記設置機構は、
    前記第2の構造物をクランプするクランプ部材と、
    前記クランプ部材に連結され、前記第2の構造物に対してほぼ直交する方向にアーム部材長さ方向を有し、前記クランプ部材に対して相対的に前記アーム部材長さ方向に移動するアーム部材と、
    前記アーム部材に連結され、前記アーム部材に対してほぼ直交する方向にセンサ支持部材長さ方向を有し、前記アーム部材に対して相対的に前記センサ支持部材長さ方向に移動するセンサ支持部材と、を備え、
    前記保持機構は、
    前記センサ支持部材の前記第1の構造物表面側の一端側に連結され、各前記超音波センサを収容する保持筐体と、
    各前記超音波センサの前記発振面と前記第1の構造物表面との距離を一定に保ちながら、前記第1の構造物と前記発振面とが平行になるように前記一組の超音波センサを移動させる移動部材と、を備えたことを特徴とする超音波探傷方法。
  9. 各前記超音波センサから発振される超音波ビームの方向に直交する軸周りに、前記超音波センサを回転させて、前記一組の超音波センサのうち一方の超音波センサを利用してパルスエコー探傷を行うステップを備えた請求項8記載の超音波探傷方法。
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