JP5929646B2 - 分配器及び水平偏波無指向性アンテナ - Google Patents
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Description
本発明は、このような実情に鑑み、アンテナ部や分配器を小型化することができる新たな技術を提供することを目的としている。
この場合、分配導波路の4方向への給電分配比を等分配とすることができる。
この場合、接続路を、入力導波路と分配導波路との間でインピーダンスをマッチングするトランスとして機能させることができる。これにより、トランス部を別部材として設ける必要がないので、分配器をさらに小型化することができる。
この場合、調整素子により分配導波路の4方向への給電分配比を容易に調整することができる。
この場合、調整素子による分配導波路の4方向への調整量を同一にすることができる。
本発明によれば、上述した分配器と同様の作用効果を奏する。また、アンテナ部は、4面配置されたアンテナ面に出力導波路とスロットとを形成した簡単な構成により4面合成することができるため、アンテナ部も小型化することができる。
前記分配器では、入力導波路の上端に給電された電力は、分配導波路においてマジックTのE面分岐により逆相で2分配されるが、互いに逆相で分配給電される出力導波路同士は、スロットの形成位置が互いに逆方向に偏っているため、簡単な構成によって同相に補正することができる。
この場合、各スロットがアンテナ面の幅方向中央部に形成されているため、各スロットがアンテナ面の幅方向一方側に偏っている場合に比べて、アンテナ全体として良好な無指向性が得られる。
この場合、各出力導波路のスロットに等振幅で給電することができる。
この場合、10GHz以上の周波数帯域で用いられる水平偏波無指向性アンテナを小型化することができる。
この場合、30GHz以上のミリ波帯で用いられる水平偏波無指向性アンテナを小型化することができる。
本発明によれば、分配後の出力接続口の断面積を、分配前の入力接続口の断面積よりも小さくしたので、分配前と分配後の各接続口の断面積の大きさが同一の場合に比べて、分配器を小型化することができる。
この場合、出力接続口の断面形状における長辺の長さを変えることなく、出力接続口の断面積を小さくすることができるため、この断面積を小さくすることに起因して導波路の周波数特性(通過帯域・カットオフ周波数等)が変化するのを防止することができる。
本発明によれば、分配器本体の分配前後に形成された第1接続口及び第2接続口の断面積を、外部機器が接続される入力接続口及び出力接続口の各断面積よりも小さくしたので、分配器本体を小型化することができる。したがって、外部機器が接続される入力接続口及び出力接続口の大きさが大きい場合であっても、分配器本体を小型化することで、分配器を全体として小型化することができる。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る水平偏波無指向性アンテナを示す斜視図である。また、図2は、その水平偏波無指向性アンテナを示す断面図である。図1及び図2に示すように、水平偏波無指向性アンテナ1は、例えばハイビジョンテレビカメラにより撮影された映像データを送信するモバイルアンテナとして使用されるものである。この水平偏波無指向性アンテナ1は、入力された電力を分配する分配部2と、所定の周波数帯域で水平偏波を放射するアンテナ部3と、アンテナ部3を覆うカバー部4とを備えている。前記周波数帯域は、10GHz以上、より好ましくは30GHz以上のミリ波帯に設定されており、本実施形態では40GHz(波長=7.5mm)に設定されている。
前記接続路10は、図3(b)に示すように、分配導波路14の中央部14aの直下に形成され、かつ入力導波路13よりも上方に形成されており、入力導波路13と分配導波路14とを接続している。また、接続路10は、図3(a)の平面視において入力導波路13に外接するように形成されており、図3(b)の側面視において接続路10と入力導波路13との間に段差が形成されている。接続路10の高さhは、使用周波数帯域の波長λに対してλ/8以上3λ/8以下の長さ範囲(より好ましくは3λ/16以上5λ/16以下)に設定されている。これにより、接続路10は、入力導波路13と分配導波路14との間でインピーダンスをマッチングするトランスとして機能する。
このように、分配後の各出力接続口14c〜14fの断面積を、分配前の入力接続口13aの断面積よりも小さくしたので、分配前と分配後の各接続口の断面積の大きさが同一の場合に比べて、分配器6を小型化することができる。しかも、本実施形態では、各出力接続口14c〜14fの短辺が、入力接続口13aの短辺よりも短く形成され、かつ各出力接続口14c〜14fの長辺が、入力接続口13aの長辺と同じ長さに形成されているため、各出力接続口14c〜14fの長辺の長さを変えることなく、各出力接続口14c〜14fの断面積を小さくすることができる。これにより、各出力接続口14c〜14fの断面積を小さくすることに起因して、導波路の周波数特性(通過帯域・カットオフ周波数等)が変化するのを防止することができる。
その際、入力導波路13の前記中心線Cの一部は、図3(a)に示すように、分配導波路14の所定の隣り合う2つの分岐方向E1,E2に対してそれぞれ45°傾斜しているため、分配導波路14の中央部から前記所定の隣り合う2つの分岐方向E1,E2へ2分配する第1の系統と、分配導波路14の中央部から他の隣り合う2つの分岐方向E3,E4へ2分配する第2の系統とに分けた場合、各系統では、マジックTのE面分岐により互いに0°/180°の位相差で2分配される。したがって、同一系統内における分岐方向E1,E2同士及び分岐方向E3,E4同士は、それぞれ互いに逆相となり、異なる系統間で隣り合う2つの分岐方向E1,E4同士及び分岐方向E2,E3同士は、それぞれ互いに同相となる。
第2分割体32の接続凸部32eよりも径方向外側の外周部32fには、2個の位置決め孔32gが貫通形成されており、各位置決め孔32gに前記位置決めピン17を挿入することで、第2分割体32に対する第1分割体31の接続位置を位置決めすることができる。また、第2分割体32の外周部32fには、上下方向に貫通する連結孔32hが2個形成されている。
なお、本実施形態のフランジ35は、第1分割体31と第2分割体32と鍔部37とによって構成されているが、第2分割体32と鍔部37とによって構成されていてもよいし、鍔部37のみによって構成されていてもよい。
前記鍔部37には、第3出力導波路33a〜33dを構成する複数(4つ)の貫通孔37a〜37dが形成されている。貫通孔37a〜37dは、第2出力導波路32a〜32dの上部開口32a1〜32d1と連通接続されるように、隣り合う2つの貫通孔37a,37b同士は互いに近接して形成され、他の隣り合う2つの貫通孔37c,37d同士は互いに離反して形成されている。
また、各スロット44a〜44dは、各アンテナ面41において、いずれも同一の高さ位置に形成されている。すなわち、図2に示すように、入力導波路13の入力接続口13aから、接続路10、分配導波路14、第1出力導波路31a〜31d、及び第2出力導波路32a〜32dを通過して、第3出力導波路33a〜33dの各スロット44a〜44dまでの4つの導波路長さは、いずれも同一長さに設定されている。
具体的には、各アンテナ面41の外側から各スロット44a〜44dをそれぞれ図6(a)の矢印a〜d方向に見た場合、スロット44a,44dの形成位置は、第3出力導波路33a,33dの右側に偏っており、スロット44b,44cの形成位置は、第3出力導波路33b,33cの左側に偏っている。したがって、分配部2の入力導波路13の中心線Cを挟んで隣り合う、スロット44a,44b同士及びスロット44c,43d同士は、前記形成位置の偏りが互いに逆方向であり、入力導波路13の中心線Cを挟まずに隣り合う、スロット44a,44d同士及びスロット44b,44c同士は、前記形成位置の偏りが互いに同じ方向となっている。
上述したように、隣り合う2つの分岐方向E1,E2へ2分配する第1の系統と、他の隣り合う2つの分岐方向E3,E4へ2分配する第2の系統とに分けた場合、各系統では、マジックTのE面分岐により互いに0°/180°の位相差で2分配されるため、分配導波路14で分配されたときは、図10に示すように、同一系統内における分岐方向E1,E2同士及び分岐方向E3,E4同士は、それぞれ互いに逆相となり、異なる系統間で隣り合う2つの分岐方向E1,E4同士及び分岐方向E2,E3同士は、マジックTのH面分岐となるため、それぞれ互いに同相となる。
しかし、互いに逆相となる分岐方向E1,E2におけるスロット44a,44b同士、及び分岐方向E3,E4におけるスロット44c,44d同士は、それぞれ前記形成位置の偏りが互いに逆方向であって、かつ上述のように導波路長さが同一であるため、放射される電波の向き(電界の向き)が互いに逆向き(180°差)となる。このため、分岐による逆相(0°/180°の位相差)と電波の向きがキャンセルし、互いに同相の電波を放射することができる。これにより、同一系統内における分岐方向E1,E2同士、及び分岐方向E3,E4同士を、互いに同相に補正することができる。
また、互いに同相となる分岐方向E1,E4におけるスロット44a,44d同士、及び分岐方向E2,E3におけるスロット44b,44c同士は、それぞれ前記形成位置の偏りが互いに同じ方向であって、かつ上述のように導波路長さが同一であるため、異なる系統間で隣り合う分岐方向E1,E4同士、及び分岐方向E2,E3同士は、互いに同相のまま維持される。
したがって、分配部2において、第1及び第2の系統においてそれぞれ逆相で2分配された電力を、アンテナ部3によりすべて同相に補正することができる。
また、アンテナ部3に形成される出力導波路は、図2の下側からアンテナ部3の軸方向(図の上下方向)に沿って、第1の直線路部(第1出力導波路31a〜31d)、傾斜路部(第2出力導波路32a〜32d)、及び第2の直線路部(第3出力導波路33a〜33d)が、この順に配置されて構成される。そして、アンテナ部3は、第1の直線路部と傾斜路部との境界、及び傾斜路部と第2の直線路部との境界で、それぞれ輪切り状に分割することで、上述の複数(3つ)の分割体31〜33により構成されている。
また、アンテナ部3において、互いに逆相で分配給電される出力導波路33a,33b(33c,33d)同士は、スロット44a,44b(44c,44d)の形成位置が互いに逆方向に偏っているため、簡単な構成によって同相に補正することができる。
また、アンテナ部3の4つの出力導波路31a〜31d(32a〜32d,33a〜33d)の断面形状が、全て同じ大きさの形状であるため、スロット44a〜44dに等振幅で給電することができる。
また、出力接続口14c〜14fの短辺が、入力接続口13aの短辺よりも短く形成され、かつ出力接続口14c〜14fの長辺が、入力接続口13aの長辺と同じ長さに形成されているため、出力接続口14c〜14fの長辺の長さを変えることなく、出力接続口14c〜14fの断面積を小さくすることができる。これにより、出力接続口14c〜14fの断面積を小さくすることに起因して、導波路の周波数特性(通過帯域・カットオフ周波数等)が変化するのを防止することができる。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る水平偏波無指向性アンテナを示しており、(a)は断面図、(b)は(a)のC−C矢視断面図である。本実施形態の水平偏波無指向性アンテナ1は、アンテナ部3の構成が異なる点で第1の実施形態と相違する。図11(a)及び図11(b)に示すように、本実施形態のアンテナ部3は、厚肉に形成された鍔部37の上面に多面体36が一体に突設された単一の部材によって構成されている。アンテナ部3には、上下方向に真っ直ぐ延びる直線路部からなる断面矩形状の4つの出力導波路(導波路)3a〜3dが形成されている。出力導波路3a〜3dの各断面形状は、全て同じ大きさの形状とされている。
なお、図11(b)に示すように、本実施形態のスロット44a〜44dは、各アンテナ面41の幅方向中央部に形成されていないため、各アンテナ面41(4面)から放射される電波は4面対称とならない。したがって、アンテナの特性という観点では、第1の実施形態の方が、第2の実施形態よりも優れている。
図12は、本発明の第3の実施形態に係る水平偏波無指向性アンテナを示す断面図である。本実施形態の水平偏波無指向性アンテナ1は、アンテナ部3の第3分割体33の構成が主に異なる点で第1の実施形態と相違する。図12に示すように、本実施形態の第3分割体33は、多面体36が上下方向に長く形成されており、これに対応してカバー部4も上下方向に長く形成されている。多面体36は、その上面36aから下方に延びる各側面全体がアンテナ面41とされている。各アンテナ面41には、スロット44a〜44dが上下方向に所定間隔をあけて複数形成されている。
図13は、本発明の第4の実施形態に係る水平偏波無指向性アンテナを示す断面図である。本実施形態の水平偏波無指向性アンテナ1は、分配部2及びアンテナ部3の構成が異なる点で第1の実施形態と相違する。図13に示すように、本実施形態の分配部2は、突出体12の内側において基体11から上方に一体に突設された略円筒状の嵌合体19を備えている。また、本実施形態のアンテナ部3は、単一の多面体36と、多面体36の上部を覆う蓋体38とによって構成されている。
また、多面体36を分配部2の嵌合孔19aに嵌合した状態で、分配部2の嵌合孔19aの壁面19a1〜19a4と、多面体36の各アンテナ面41の下部(図15(b)のクロスハッチング部分)とが面接触するようになっている。これにより、嵌合孔19aの壁面19a1〜19a4と多面体36の各アンテナ面41との間から電波が洩れるのを防止することができる。
凹溝42a〜42dには、その下端から上端に向かって、上下方向に真っ直ぐ延びる第1の直線溝部42a1〜42d1と、上下方向に傾斜して延びる傾斜溝部42a2〜42d2と、上下方向に真っ直ぐ延びる第2の直線溝部42a3〜42d3とが、この順に形成されている。
前記第3の直線溝部42a3〜42d3の上端部は、多面体36の上面36a及びアンテナ面41にそれぞれ開口するように形成されており、図13に示すように、これらの開口は、いずれも前記蓋体38により覆われるようなっている。また、図15(a)に示すように、第2の直線溝部42a3〜42d3は、隣り合う2つの第2の直線溝部42a3,42b3同士は互いに近接して形成され、他の隣り合う2つの第2の直線溝部42c3,42d3同士は互いに離反して形成されている。具体的には、互いに対向する第2の直線溝部42a3,42c3は、それぞれ前記中心線Yに対して図の右側に偏って形成され、互いに対向する第2の直線溝部42b3,42d3は、前記中心線Xに対して図の上側に偏って形成されている。
図17〜図20は、分配器6の変形例を示す概略図である。図17の分配器6は、例えば断面矩形状の導波管により構成されており、側面視において略T字状に形成されている。分配器6の各端部には、外部機器の入力機器(図示省略)が接続されて電力を入力する入力接続口6aと、外部機器の出力機器(図示省略)が接続されるとともに入力接続口6aに入力された電力を図の矢印で示すように分配して出力する複数(2つ)の出力接続口6bとが形成されている。
また、図17の分配器6では、出力接続口6bの短辺D2が、入力接続口6aの短辺D2よりも短く形成され、かつ出力接続口6bの長辺L2が、入力接続口6aの長辺L1と同じ長さに形成されているため、出力接続口6bの長辺L2の長さを変えることなく、出力接続口6bの断面積S2を小さくすることができる。これにより、出力接続口6bの断面積S2を小さくすることに起因して、導波路の周波数特性(通過帯域・カットオフ周波数等)が変化するのを防止することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 分配部
3 アンテナ部
5 調整素子
6 分配器
6a 入力接続口
6b 出力接続口
10 接続路
11a 接続凸部
13 入力導波路
13a 入力接続口
14 分配導波路
14a 中央凹部(凹部)
14b1 第1凹部(凹部)
14b2 第2凹部(凹部)
14b3 第3凹部(凹部)
14b4 第4凹部(凹部)
14c〜14f 出力接続口
16 位置決め孔
17 位置決めピン
31 第1分割体(分割体)
31a〜31d 第1出力導波路(導波路,直線路部)
32 第2分割体(分割体)
32a〜32d 第2出力導波路(導波路,傾斜路部)
32e 接続凸部
32g 位置決め孔
32i 位置決め孔
33 第3分割体(分割体)
33a〜33d 第3出力導波路(導波路,直線路部)
34 位置決めピン
35 フランジ
36 多面体
36a 上面
37a〜37d 貫通孔
37e 接続凹部
37e1 直線部(位置決め形状)
37g 位置決め孔
38 蓋体
41 アンテナ面
42a〜42d 凹溝
43a〜43d 壁部
44a〜44d スロット
60 分配器本体
60a 第1接続口
60b 第2接続口
61 入力接続部
62 出力接続部
C 中心線
E1〜E4 分岐方向
P3 中心点
S1 隙間
W3 仮想直線
θ1,θ2 所定角度
Claims (9)
- 電力を入力する入力接続口と、前記入力接続口に入力された電力を分配して出力する出力接続口とを有する分配部を備え、
前記分配部は、前記入力接続口から上方に延びる断面矩形状の入力導波路と、前記入力導波路の上方においてその路軸を中心として放射状に4方向へ分岐されるとともに各分岐毎に前記出力接続口が形成された十字状の分配導波路とを有し、
前記入力導波路は、その断面矩形状の長辺方向に延びる中心線の一部が、前記分配導波路の所定の隣り合う2つの分岐方向の間に配置され、当該2つの分岐方向に対してそれぞれ所定角度傾斜するように形成されており、
前記分配導波路の中央部に配置され、前記4方向への給電分配比を調整する調整素子を備えていることを特徴とする分配器。 - 前記所定角度が45°に設定されている請求項1に記載の分配器。
- 前記分配部には、前記入力導波路と前記分配導波路との間に上下方向に延びる接続路が形成されており、
前記接続路の上下方向の高さが、使用周波数帯域の波長λに対してλ/8以上3λ/8以下の長さ範囲に設定されている請求項1又は2に記載の分配器。 - 電力を入力する入力接続口と、前記入力接続口に入力された電力を分配して出力する出力接続口とを有する分配部と、
前記分配部の上方において、4面配置されたアンテナ面を有するアンテナ部と、を備え、
前記分配部は、前記入力接続口から上方に延びる断面矩形状の入力導波路と、前記入力導波路の上方においてその路軸を中心として放射状に4方向へ分岐されるとともに各分岐毎に前記出力接続口が形成された十字状の分配導波路とを有し、
前記入力導波路は、その断面矩形状の長辺方向に延びる中心線の一部が、前記分配導波路の所定の隣り合う2つの分岐方向の間に配置され、当該2つの分岐方向に対してそれぞれ所定角度傾斜するように形成されており、
前記各アンテナ面には、上下方向に延びるとともに下端部が前記分配導波路に連通する出力導波路と、当該出力導波路に連通して所定の周波数帯域で水平偏波を放射するスロットとが形成されていることを特徴とする水平偏波無指向性アンテナ。 - 前記分配部の入力接続口から前記各アンテナ面のスロットまでの導波路長さが、すべて同一長さに設定され、
前記各アンテナ面における出力導波路に対するスロットの形成位置が、当該出力導波路の幅方向両側のうち、いずれか一方に偏っており、
前記入力導波路の前記中心線を挟んで隣り合うスロット同士は、前記形成位置の偏りが互いに逆方向であり、
前記入力導波路の前記中心線を挟まずに隣り合うスロット同士は、前記形成位置の偏りが互いに同じ方向である請求項4に記載の水平偏波無指向性アンテナ。 - 前記各スロットが、前記アンテナ面の幅方向中央部に形成されている請求項5に記載の水平偏波無指向性アンテナ。
- 前記各出力導波路の断面形状が、全て同じ大きさの形状である請求項4〜6のいずれか一項に記載の水平偏波無指向性アンテナ。
- 前記周波数帯域が、10GHz以上である請求項4〜7のいずれか一項に記載の水平偏波無指向性アンテナ。
- 前記周波数帯域が、30GHz以上である請求項4〜8のいずれか一項に記載の水平偏波無指向性アンテナ。
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