JP6036037B2 - 水平偏波無指向性アンテナ - Google Patents
水平偏波無指向性アンテナ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6036037B2 JP6036037B2 JP2012196414A JP2012196414A JP6036037B2 JP 6036037 B2 JP6036037 B2 JP 6036037B2 JP 2012196414 A JP2012196414 A JP 2012196414A JP 2012196414 A JP2012196414 A JP 2012196414A JP 6036037 B2 JP6036037 B2 JP 6036037B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- waveguide
- polyhedron
- distribution
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000009826 distribution Methods 0.000 claims description 126
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 33
- 230000010287 polarization Effects 0.000 claims description 21
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 12
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 12
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 3
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000004810 polytetrafluoroethylene Substances 0.000 description 1
- 229920001343 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 1
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 238000009763 wire-cut EDM Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Waveguide Aerials (AREA)
Description
本発明は、このような実情に鑑み、水平偏波無指向性アンテナを小型化することができる新たな技術を提供することを目的としている。
この場合、分配部とアンテナ部とを個別に製作することができるため、アンテナ全体を容易に製作することができる。
この場合、分配部をアンテナ部から取り外すことにより、アンテナ部の端部に突設された調整素子が露出するため、調整素子を工具等で削り取ることで、各導波路への給電分配比を容易に調整することができる。また、前記給電分配比を調整するために、半田付け等の加工手段を用いて、調整素子を別途追加することにより、調整素子の形状を大きくすることもできる。
この場合、アンテナ部と分配部とを接続した状態で、導波路の開口周縁部及び分配導波路の開口周縁部を確実に面接触させることができるため、導波路と分配導波路との接続部分から電波が洩れるのを効果的に抑制することができる。
この場合、単一のフランジに導波路を構成する複数の貫通孔が形成されているため、各導波路毎にフランジを設ける場合に比べて、アンテナ部における外部機器の接続構造を小型化することができる。
この場合、壁部を多面体と別体として設ける場合に比べて、部品点数が少なくなるため、アンテナ部の構成部材を簡素化することができる。
この場合、アンテナ部に対する分配部の接続位置を、位置決めピンにより容易に位置決めすることができる。
直線路部と傾斜路部とが同一の部材に一体に形成されていると、直線路部と傾斜路部とが繋がる折れ曲がり部分を形成する必要があるため、導波路の加工が困難となるが、直線路部と傾斜路部とを別部材に形成することにより、各部材の路部を折れ曲がりのない直線形状のみとすることができ、導波路の加工が容易になる。
この場合、隣り合う分割体の輪切り面同士を接続した状態で、両分割体の各導波路の開口周縁部同士を面接触させることができるため、導波路の接続部分から電波が洩れるのを効果的に抑制することができる。
この場合、隣り合う分割体の輪切り面同士を接続する際に、接続凸部と接続凹部のみが面接触するため、両分割体の各導波路の開口周縁部同士をさらに確実に面接触させることができる。また、隣り合う分割体の輪切り面同士は、接続凸部と接続凹部とを嵌合させることで接続されるため、両分割体を容易に位置決めすることができる。
この場合、接続凸部と接続凹部とは、正規の嵌合位置以外で嵌合することがないため、隣り合う分割体同士の一方の直線路部と他方の傾斜路部とを正確に接続することができる。
この場合、隣り合う分割体同士の接続位置を、位置決めピンにより容易に位置決めすることができる。
この場合、隣り合う分割体同士は、正規の接続位置以外で接続されることがないため、隣り合う分割体同士の一方の直線路部と他方の傾斜路部とを正確に接続することができる。
この場合、多面体のアンテナ面に凹溝を形成する際、蓋体を多面体に取り付ける前に、多面体の上面側から切削工具等により多面体を削り取ることができるため、凹溝を容易に形成することができる。特に、アンテナ面が上下方向に長く形成されるとともに、アンテナ面の長手方向に沿って凹溝を長く形成する場合に有効である。
この場合、10GHz以上の周波数帯域で用いられる水平偏波無指向性アンテナを小型化することができる。
この場合、30GHz以上のミリ波帯で用いられる水平偏波無指向性アンテナを小型化することができる。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る水平偏波無指向性アンテナを示す斜視図である。また、図2は、その水平偏波無指向性アンテナを示す断面図である。図1及び図2に示すように、水平偏波無指向性アンテナ1は、例えばハイビジョンテレビカメラにより撮影された映像データを送信するモバイルアンテナとして使用されるものである。この水平偏波無指向性アンテナ1は、入力された電力を分配する分配部2と、所定の周波数帯域で水平偏波を放射するアンテナ部3と、アンテナ部3を覆うカバー部4とを備えている。前記周波数帯域は、10GHz以上、より好ましくは30GHz以上のミリ波帯に設定されており、本実施形態では40GHz(波長=7.5mm)に設定されている。
前記接続路10は、図3(b)に示すように、分配導波路14の中央部14aの直下に形成され、かつ入力導波路13よりも上方に形成されており、入力導波路13と分配導波路14とを接続している。また、接続路10は、図3(a)の平面視において入力導波路13に外接するように形成されており、図3(b)の側面視において接続路10と入力導波路13との間に段差が形成されている。接続路10の高さhは、使用周波数帯域の波長λに対してλ/8以上3λ/8以下の長さ範囲(より好ましくは3λ/16以上5λ/16以下)に設定されている。これにより、接続路10は、入力導波路13と分配導波路14との間でインピーダンスをマッチングするトランスとして機能する。
このように、分配後の各出力接続口14c〜14fの断面積を、分配前の入力接続口13aの断面積よりも小さくしたので、分配前と分配後の各接続口の断面積の大きさが同一の場合に比べて、分配器6を小型化することができる。しかも、本実施形態では、各出力接続口14c〜14fの短辺が、入力接続口13aの短辺よりも短く形成され、かつ各出力接続口14c〜14fの長辺が、入力接続口13aの長辺と同じ長さに形成されているため、各出力接続口14c〜14fの長辺の長さを変えることなく、各出力接続口14c〜14fの断面積を小さくすることができる。これにより、各出力接続口14c〜14fの断面積を小さくすることに起因して、導波路の周波数特性(通過帯域・カットオフ周波数等)が変化するのを防止することができる。
その際、入力導波路13の前記中心線Cの一部は、図3(a)に示すように、分配導波路14の所定の隣り合う2つの分岐方向E1,E2に対してそれぞれ45°傾斜しているため、分配導波路14の中央部から前記所定の隣り合う2つの分岐方向E1,E2へ2分配する第1の系統と、分配導波路14の中央部から他の隣り合う2つの分岐方向E3,E4へ2分配する第2の系統とに分けた場合、各系統では、マジックTのE面分岐により互いに0°/180°の位相差で2分配される。したがって、同一系統内における分岐方向E1,E2同士及び分岐方向E3,E4同士は、それぞれ互いに逆相となり、異なる系統間で隣り合う2つの分岐方向E1,E4同士及び分岐方向E2,E3同士は、それぞれ互いに同相となる。
第2分割体32の接続凸部32eよりも径方向外側の外周部32fには、2個の位置決め孔32gが貫通形成されており、各位置決め孔32gに前記位置決めピン17を挿入することで、第2分割体32に対する第1分割体31の接続位置を位置決めすることができる。また、第2分割体32の外周部32fには、上下方向に貫通する連結孔32hが2個形成されている。
なお、本実施形態のフランジ35は、第1分割体31と第2分割体32と鍔部37とによって構成されているが、第2分割体32と鍔部37とによって構成されていてもよいし、鍔部37のみによって構成されていてもよい。
前記鍔部37には、第3出力導波路33a〜33dを構成する複数(4つ)の貫通孔37a〜37dが形成されている。貫通孔37a〜37dは、第2出力導波路32a〜32dの上部開口32a1〜32d1と連通接続されるように、隣り合う2つの貫通孔37a,37b同士は互いに近接して形成され、他の隣り合う2つの貫通孔37c,37d同士は互いに離反して形成されている。
また、各スロット44a〜44dは、各アンテナ面41において、いずれも同一の高さ位置に形成されている。すなわち、図2に示すように、入力導波路13の入力接続口13aから、接続路10、分配導波路14、第1出力導波路31a〜31d、及び第2出力導波路32a〜32dを通過して、第3出力導波路33a〜33dの各スロット44a〜44dまでの4つの導波路長さは、いずれも同一長さに設定されている。
具体的には、各アンテナ面41の外側から各スロット44a〜44dをそれぞれ図6(a)の矢印a〜d方向に見た場合、スロット44a,44dの形成位置は、第3出力導波路33a,33dの右側に偏っており、スロット44b,44cの形成位置は、第3出力導波路33b,33cの左側に偏っている。したがって、分配部2の入力導波路13の中心線Cを挟んで隣り合う、スロット44a,44b同士及びスロット44c,43d同士は、前記形成位置の偏りが互いに逆方向であり、入力導波路13の中心線Cを挟まずに隣り合う、スロット44a,44d同士及びスロット44b,44c同士は、前記形成位置の偏りが互いに同じ方向となっている。
上述したように、隣り合う2つの分岐方向E1,E2へ2分配する第1の系統と、他の隣り合う2つの分岐方向E3,E4へ2分配する第2の系統とに分けた場合、各系統では、マジックTのE面分岐により互いに0°/180°の位相差で2分配されるため、分配導波路14で分配されたときは、図10に示すように、同一系統内における分岐方向E1,E2同士及び分岐方向E3,E4同士は、それぞれ互いに逆相となり、異なる系統間で隣り合う2つの分岐方向E1,E4同士及び分岐方向E2,E3同士は、マジックTのH面分岐となるため、それぞれ互いに同相となる。
しかし、互いに逆相となる分岐方向E1,E2におけるスロット44a,44b同士、及び分岐方向E3,E4におけるスロット44c,44d同士は、それぞれ前記形成位置の偏りが互いに逆方向であって、かつ上述のように導波路長さが同一であるため、放射される電波の向き(電界の向き)が互いに逆向き(180°差)となる。このため、分岐による逆相(0°/180°の位相差)と電波の向きがキャンセルし、互いに同相の電波を放射することができる。これにより、同一系統内における分岐方向E1,E2同士、及び分岐方向E3,E4同士を、互いに同相に補正することができる。
また、互いに同相となる分岐方向E1,E4におけるスロット44a,44d同士、及び分岐方向E2,E3におけるスロット44b,44c同士は、それぞれ前記形成位置の偏りが互いに同じ方向であって、かつ上述のように導波路長さが同一であるため、異なる系統間で隣り合う分岐方向E1,E4同士、及び分岐方向E2,E3同士は、互いに同相のまま維持される。
したがって、分配部2において、第1及び第2の系統においてそれぞれ逆相で2分配された電力を、アンテナ部3によりすべて同相に補正することができる。
また、アンテナ部3に形成される出力導波路は、図2の下側からアンテナ部3の軸方向(図の上下方向)に沿って、第1の直線路部(第1出力導波路31a〜31d)、傾斜路部(第2出力導波路32a〜32d)、及び第2の直線路部(第3出力導波路33a〜33d)が、この順に配置されて構成される。そして、アンテナ部3は、第1の直線路部と傾斜路部との境界、及び傾斜路部と第2の直線路部との境界で、それぞれ輪切り状に分割することで、上述の複数(3つ)の分割体31〜33により構成されている。
また、アンテナ部3の第1分割体31に突設された調整素子5が、分配部2の分配導波路14に挿入されているため、分配部2を第1分割体31から取り外すことにより調整素子5を露出させることができる。これにより、調整素子5を工具等で削り取ることで、分配導波路14の4つの分岐方向E1〜E4への給電分配比やVSWR特性(インピーダンス特定)を容易に調整することができる。また、前記給電分配比等を調整するために、半田付けにより部材を足したり、大きく形成された部品と入れ替えることにより、調整素子5の形状を大きくすることもできる。
また、第3分割体33の多面体36の各アンテナ面41には、凹溝42a〜42dの開口を覆う壁部43a〜43dが一体形成されているため、壁部43a〜43dを多面体36と別体として設ける場合に比べて、部品点数が少なくなり、アンテナ部3の構成部材を簡素化することができる。
また、アンテナ部3の第1〜第3分割体31〜33は、出力導波路の第1の直線路部31a〜31dと傾斜路部32a〜32dとの境界、及び傾斜路部32a〜32dと第2の直線路部33a〜33dとの境界で輪切り状に分割して構成されているため、第1分割体31には第1の直線路部31a〜31dのみが形成され、第2分割体32には傾斜路部32a〜32dのみが形成され、第3分割体33には第2の直線路部33a〜33dのみが形成されることになる。これにより、直線路部31a〜31d,32a〜32dと傾斜路部32a〜32dとが別部材に形成されるため、各分割体31〜33の路部を折れ曲がりのない直線形状のみとすることができ、ワイヤー放電加工やドリル・エンドミル等を用いた機械加工により、出力導波路の加工を容易に行うことができる。
また、第2分割体32及び第3分割体33の位置決め孔32i,37gを、仮想直線W2,W3に対して非線対称とした場合(図8参照)や、第2分割体32の接続凸部32e及び第3分割体33の接続凹部37eに、両者の嵌合位置を位置決めするための位置決め形状を形成した場合(図9参照)には、第3分割体33が第2分割体32に対して中心点P3回りに180°回転させた状態で接続されるのを防止することができる。これにより、第2分割体32の傾斜路部32a〜32dと第3分割体33の第2の直線路部33a〜33dとを正確に接続することができる。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る水平偏波無指向性アンテナを示しており、(a)は断面図、(b)は(a)のC−C矢視断面図である。本実施形態の水平偏波無指向性アンテナ1は、アンテナ部3の構成が異なる点で第1の実施形態と相違する。図11(a)及び図11(b)に示すように、本実施形態のアンテナ部3は、厚肉に形成された鍔部37の上面に多面体36が一体に突設された単一の部材によって構成されている。アンテナ部3には、上下方向に真っ直ぐ延びる直線路部からなる断面矩形状の4つの出力導波路(導波路)3a〜3dが形成されている。出力導波路3a〜3dの各断面形状は、全て同じ大きさの形状とされている。
なお、図11(b)に示すように、本実施形態のスロット44a〜44dは、各アンテナ面41の幅方向中央部に形成されていないため、各アンテナ面41(4面)から放射される電波は4面対称とならない。したがって、アンテナの特性という観点では、第1の実施形態の方が、第2の実施形態よりも優れている。
図12は、本発明の第3の実施形態に係る水平偏波無指向性アンテナを示す断面図である。本実施形態の水平偏波無指向性アンテナ1は、アンテナ部3の第3分割体33の構成が主に異なる点で第1の実施形態と相違する。図12に示すように、本実施形態の第3分割体33は、多面体36が上下方向に長く形成されており、これに対応してカバー部4も上下方向に長く形成されている。多面体36は、その上面36aから下方に延びる各側面全体がアンテナ面41とされている。各アンテナ面41には、スロット44a〜44dが上下方向に所定間隔をあけて複数形成されている。
図13は、本発明の第4の実施形態に係る水平偏波無指向性アンテナを示す断面図である。本実施形態の水平偏波無指向性アンテナ1は、分配部2及びアンテナ部3の構成が異なる点で第1の実施形態と相違する。図13に示すように、本実施形態の分配部2は、突出体12の内側において基体11から上方に一体に突設された略円筒状の嵌合体19を備えている。また、本実施形態のアンテナ部3は、単一の多面体36と、多面体36の上部を覆う蓋体38とによって構成されている。
また、多面体36を分配部2の嵌合孔19aに嵌合した状態で、分配部2の嵌合孔19aの壁面19a1〜19a4と、多面体36の各アンテナ面41の下部(図15(b)のクロスハッチング部分)とが面接触するようになっている。これにより、嵌合孔19aの壁面19a1〜19a4と多面体36の各アンテナ面41との間から電波が洩れるのを防止することができる。
凹溝42a〜42dには、その下端から上端に向かって、上下方向に真っ直ぐ延びる第1の直線溝部42a1〜42d1と、上下方向に傾斜して延びる傾斜溝部42a2〜42d2と、上下方向に真っ直ぐ延びる第2の直線溝部42a3〜42d3とが、この順に形成されている。
前記第3の直線溝部42a3〜42d3の上端部は、多面体36の上面36a及びアンテナ面41にそれぞれ開口するように形成されており、図13に示すように、これらの開口は、いずれも前記蓋体38により覆われるようなっている。また、図15(a)に示すように、第2の直線溝部42a3〜42d3は、隣り合う2つの第2の直線溝部42a3,42b3同士は互いに近接して形成され、他の隣り合う2つの第2の直線溝部42c3,42d3同士は互いに離反して形成されている。具体的には、互いに対向する第2の直線溝部42a3,42c3は、それぞれ前記中心線Yに対して図の右側に偏って形成され、互いに対向する第2の直線溝部42b3,42d3は、前記中心線Xに対して図の上側に偏って形成されている。
図17〜図20は、分配器6の変形例を示す概略図である。図17の分配器6は、例えば断面矩形状の導波管により構成されており、側面視において略T字状に形成されている。分配器6の各端部には、外部機器の入力機器(図示省略)が接続されて電力を入力する入力接続口6aと、外部機器の出力機器(図示省略)が接続されるとともに入力接続口6aに入力された電力を図の矢印で示すように分配して出力する複数(2つ)の出力接続口6bとが形成されている。
また、図17の分配器6では、出力接続口6bの短辺D2が、入力接続口6aの短辺D2よりも短く形成され、かつ出力接続口6bの長辺L2が、入力接続口6aの長辺L1と同じ長さに形成されているため、出力接続口6bの長辺L2の長さを変えることなく、出力接続口6bの断面積S2を小さくすることができる。これにより、出力接続口6bの断面積S2を小さくすることに起因して、導波路の周波数特性(通過帯域・カットオフ周波数等)が変化するのを防止することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 分配部
3 アンテナ部
5 調整素子
6 分配器
6a 入力接続口
6b 出力接続口
10 接続路
11a 接続凸部
13 入力導波路
13a 入力接続口
14 分配導波路
14a 中央凹部(凹部)
14b1 第1凹部(凹部)
14b2 第2凹部(凹部)
14b3 第3凹部(凹部)
14b4 第4凹部(凹部)
14c〜14f 出力接続口
16 位置決め孔
17 位置決めピン
31 第1分割体(分割体)
31a〜31d 第1出力導波路(導波路,直線路部)
32 第2分割体(分割体)
32a〜32d 第2出力導波路(導波路,傾斜路部)
32e 接続凸部
32g 位置決め孔
32i 位置決め孔
33 第3分割体(分割体)
33a〜33d 第3出力導波路(導波路,直線路部)
34 位置決めピン
35 フランジ
36 多面体
36a 上面
37a〜37d 貫通孔
37e 接続凹部
37e1 直線部(位置決め形状)
37g 位置決め孔
38 蓋体
41 アンテナ面
42a〜42d 凹溝
43a〜43d 壁部
44a〜44d スロット
60 分配器本体
60a 第1接続口
60b 第2接続口
61 入力接続部
62 出力接続部
C 中心線
E1〜E4 分岐方向
P3 中心点
S1 隙間
W3 仮想直線
θ1,θ2 所定角度
Claims (16)
- 複数のアンテナ面が多面配置されてなる単一の多面体を有するアンテナ部を備え、
前記多面体の各アンテナ面には、それぞれ導波路を構成する凹溝が形成され、
前記凹溝には、その開口を覆うことで前記導波路を構成する壁部が設けられ、
前記壁部には、前記導波路に連通して所定の周波数帯域で水平偏波を放射するスロットが形成されており、
電力が入力される入力導波路と、前記アンテナ部の各導波路にそれぞれ連通して前記入力導波路の一方端から出力された電力を前記各導波路に分配給電する分配導波路と、が形成された分配部をさらに備えていることを特徴とする水平偏波無指向性アンテナ。 - 前記分配部は、前記アンテナ部とは別体とされている請求項1に記載の水平偏波無指向性アンテナ。
- 複数のアンテナ面が多面配置されてなる単一の多面体を有するアンテナ部を備え、
前記多面体の各アンテナ面には、それぞれ導波路を構成する凹溝が形成され、
前記凹溝には、その開口を覆うことで前記導波路を構成する壁部が設けられ、
前記壁部には、前記導波路に連通して所定の周波数帯域で水平偏波を放射するスロットが形成されており、
前記アンテナ部の各導波路にそれぞれ連通して分配給電する分配導波路が形成された分配部をさらに備え、
前記分配部は、前記アンテナ部とは別体とされており、
前記分配導波路は、前記分配部の端面に形成された凹部からなり、
前記アンテナ部の端部には、前記分配部の凹部に挿入されて前記各導波路への給電分配比を調整する調整素子が突設されていることを特徴とする水平偏波無指向性アンテナ。 - 複数のアンテナ面が多面配置されてなる単一の多面体を有するアンテナ部を備え、
前記多面体の各アンテナ面には、それぞれ導波路を構成する凹溝が形成され、
前記凹溝には、その開口を覆うことで前記導波路を構成する壁部が設けられ、
前記壁部には、前記導波路に連通して所定の周波数帯域で水平偏波を放射するスロットが形成されており、
前記アンテナ部の各導波路にそれぞれ連通して分配給電する分配導波路が形成された分配部をさらに備え、
前記分配部は、前記アンテナ部とは別体とされており、
前記アンテナ部と分配部とは、前記導波路及び分配導波路のいずれか一方の開口周縁部が突出して形成された接続凸部を、他方の開口周縁部に面接触させた状態で接続されていることを特徴とする水平偏波無指向性アンテナ。 - 複数のアンテナ面が多面配置されてなる単一の多面体を有するアンテナ部を備え、
前記多面体の各アンテナ面には、それぞれ導波路を構成する凹溝が形成され、
前記凹溝には、その開口を覆うことで前記導波路を構成する壁部が設けられ、
前記壁部には、前記導波路に連通して所定の周波数帯域で水平偏波を放射するスロットが形成されており、
前記アンテナ部には、外部機器に接続可能な単一のフランジが設けられ、
前記フランジには、前記多面体とともに前記導波路を構成する貫通孔が複数形成されていることを特徴とする水平偏波無指向性アンテナ。 - 前記壁部が、前記多面体の各アンテナ面に一体形成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の水平偏波無指向性アンテナ。
- 前記アンテナ部及び分配部にそれぞれ形成された位置決め孔に挿入され、前記アンテナ部に対する分配部の接続位置を位置決めするための位置決めピンを備えている請求項2〜4のいずれか一項に記載の水平偏波無指向性アンテナ。
- 複数のアンテナ面が多面配置されてなる単一の多面体を有するアンテナ部を備え、
前記多面体の各アンテナ面には、それぞれ導波路を構成する凹溝が形成され、
前記凹溝には、その開口を覆うことで前記導波路を構成する壁部が設けられ、
前記壁部には、前記導波路に連通して所定の周波数帯域で水平偏波を放射するスロットが形成されており、
前記アンテナ部の各導波路にそれぞれ連通して分配給電する分配導波路が形成された分配部をさらに備え、
前記分配部は、前記アンテナ部とは別体とされており、
前記アンテナ部の導波路は、当該アンテナ部の軸方向に沿って直線路部と傾斜路部とが配置されて構成されており、
前記アンテナ部は、前記直線路部と傾斜路部との境界で輪切り状に分割された複数の分割体により構成されていることを特徴とする水平偏波無指向性アンテナ。 - 隣り合う前記分割体の輪切り面同士は、一方の輪切り面の前記導波路の開口周縁部を突出させた接続凸部を、他方の輪切り面の前記導波路の開口周縁部に面接触させた状態で接続されている請求項8に記載の水平偏波無指向性アンテナ。
- 前記他方の輪切り面の導波路の開口周縁部は、前記接続凸部が嵌合する接続凹部とされ、
前記接続凸部と前記接続凹部とを嵌合した状態で、前記他方の輪切り面の前記接続凹部を除く部分と、前記一方の輪切り面の前記接続凸部を除く部分との間には隙間が形成されている請求項9に記載の水平偏波無指向性アンテナ。 - 前記接続凸部及び接続凹部には、互いの嵌合位置を位置決めするための位置決め形状が形成されている請求項10に記載の水平偏波無指向性アンテナ。
- 隣り合う前記分割体の各輪切り面にそれぞれ形成された位置決め孔に挿入され、前記分割体同士の接続位置を位置決めするための位置決めピンを備えている請求項8〜10のいずれか一項に記載の水平偏波無指向性アンテナ。
- 前記位置決め孔は、前記輪切り面の中心点を通過する仮想直線に対して非線対称に形成されている請求項12に記載の水平偏波無指向性アンテナ。
- 前記多面体の上面から下方に延びる側面が、前記アンテナ面とされ、
前記凹溝の一端部は、前記多面体の側面及び上面にそれぞれ開口するように形成されており、
前記アンテナ部は、前記多面体とは別体であって、前記多面体の上面における前記凹溝の開口を覆うことで前記導波路を構成する蓋体を有している請求項1〜13のいずれか一項に記載の水平偏波無指向性アンテナ。 - 前記周波数帯域が、10GHz以上である請求項1〜14のいずれか一項に記載の水平偏波無指向性アンテナ。
- 前記周波数帯域が、30GHz以上である請求項1〜15のいずれか一項に記載の水平偏波無指向性アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012196414A JP6036037B2 (ja) | 2012-09-06 | 2012-09-06 | 水平偏波無指向性アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012196414A JP6036037B2 (ja) | 2012-09-06 | 2012-09-06 | 水平偏波無指向性アンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014053735A JP2014053735A (ja) | 2014-03-20 |
JP6036037B2 true JP6036037B2 (ja) | 2016-11-30 |
Family
ID=50611817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012196414A Expired - Fee Related JP6036037B2 (ja) | 2012-09-06 | 2012-09-06 | 水平偏波無指向性アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6036037B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3308467A (en) * | 1951-03-28 | 1967-03-07 | Jr Robert F Morrison | Waveguide antenna with non-resonant slots |
US2807018A (en) * | 1953-07-27 | 1957-09-17 | Rca Corp | Slotted waveguide antenna |
JPS4944298B1 (ja) * | 1969-11-20 | 1974-11-27 | ||
JPS5138270Y2 (ja) * | 1971-07-07 | 1976-09-18 | ||
WO2011157172A2 (zh) * | 2011-06-03 | 2011-12-22 | 华为技术有限公司 | 全向天线 |
-
2012
- 2012-09-06 JP JP2012196414A patent/JP6036037B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014053735A (ja) | 2014-03-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5983760B2 (ja) | アレーアンテナ | |
KR100624049B1 (ko) | 원편파 수신용 정방 격자 혼 배열 안테나 | |
US10096877B2 (en) | Partial dielectric loaded septum polarizer | |
EP2246934B1 (en) | Array antenna, tag communication device, tag communication system, and beam control method for array antenna | |
EP2908380A1 (en) | Wideband dual-polarized patch antenna array and methods useful in conjunction therewith | |
CA2823340C (en) | Waveguide-configuration adapters | |
KR101313018B1 (ko) | 메타물질을 이용한 이중대역 원형 편파 패치 안테나 | |
CN102820542A (zh) | 波导缝隙天线及无线通信系统 | |
WO2019003939A1 (ja) | 誘電体レンズ | |
US20190319326A1 (en) | Waveguide for electromagnetic radiation | |
CN112736449A (zh) | 一种双频共口径天线结构与天线阵面 | |
KR101803208B1 (ko) | 단일 방사체 다중 급전을 이용한 빔조향 안테나 | |
JP6569435B2 (ja) | アレイアンテナ | |
JP6036037B2 (ja) | 水平偏波無指向性アンテナ | |
EP3516738B1 (en) | Antenna device including parabolic-hyperbolic reflector | |
JP5929646B2 (ja) | 分配器及び水平偏波無指向性アンテナ | |
JP2014120867A (ja) | 水平偏波無指向性アンテナ | |
JP2015171085A (ja) | 無指向性アンテナ | |
JP7078123B2 (ja) | アンテナ装置 | |
KR102667501B1 (ko) | 다중 대역 패치 안테나 | |
JP2007336459A (ja) | 導波管スロットアレーアンテナ | |
JP2000165135A (ja) | デュアルモードパッチアンテナ | |
CN107104274B (zh) | 低剖面的宽带的宽角阵列波束扫描圆极化阵列天线 | |
JP2000209022A (ja) | 誘電体装荷アンテナ | |
EP3966894B1 (en) | Radiator assembly for base station antenna |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150320 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160223 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160331 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160705 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160804 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161004 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161017 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6036037 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |