JP5927706B2 - 流体処理アセンブリ、流体処理アセンブリのためのマニホールド、および流体を処理するための方法 - Google Patents

流体処理アセンブリ、流体処理アセンブリのためのマニホールド、および流体を処理するための方法 Download PDF

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Description

発明の分野
[0001]本発明は、使い捨て用途または繰り返しの使用用途において、多数の方法のうちのいずれかで多種多様な流体を処理するために使用することのできる流体処理アセンブリ、流体処理アセンブリのためのマニホールド、および流体を処理するための方法に関する。本発明を具体化した流体処理アセンブリのそれぞれは、互いに対向するエンドピース間に配置された1つ以上のクロスフロー流体処理ユニットを含む。流体処理ユニットのそれぞれは、供給面および透過面を有する透過性流体処理メディアを含む。処理される流体は、供給流体またはプロセス流体として知られている。流体処理アセンブリは、供給流体入口と、供給流体入口から透過性流体処理メディアの供給面まで、透過性流体処理メディアの供給面の接線方向に沿って供給流体を導く供給通路とを含む。供給面から透過性メディアを介して透過面まで通過する流体は、透過液(permeate)または濾過液(filtrate)として知られている。流体処理アセンブリは、透過液出口と、流体処理メディアの透過面から透過液出口まで透過液を導く透過液通路とをさらに含む。流体処理メディアを通過しない流体は、残留液(retentate)または濃縮液(concentrate)として知られている。流体処理アセンブリは、残留液出口と、流体処理メディアの供給面から残留液出口まで残留液を導く残留液通路とをさらに含む。さらに、流体処理アセンブリは、1つ以上のマニホールドを含み、流体入口、透過液出口、および残留液出口は、マニホールドに配置される。供給入口を有するマニホールドは、供給通路を介して供給入口から各流体処理ユニットまで供給流体を分配する。透過液出口を有するマニホールドは、透過液通路を介して各流体処理ユニットから透過液出口まで透過液を導くことができる。残留液出口を有するマニホールドは、残留液通路を介して各流体処理ユニットから残留液出口まで残留液を導くことができる。
[0002]使用時、供給流体は、流体処理アセンブリの供給入口に圧力下で供給される。流体圧力は、供給通路に沿って各流体処理ユニットの透過性流体処理メディアまで、次いで、透過性メディアの供給面の接線方向に沿って、供給流体を送り込む。供給面にかかる流体圧力は、透過性メディアの透過面にかかる流体圧力よりも高い。この圧力の差、すなわち、差圧は、供給面から透過性メディアを介して透過面まで、供給流体の一部を透過液または濾過液として通過させる。透過面からは、透過液が、流体圧力により、透過液通路に沿って透過液出口まで送られる。透過性メディアを通過しない供給流体の残余分、すなわち、残留液または濃縮液は、流体圧力により、残留液通路に沿って残留液出口まで送られる。透過液、残留液、または双方のいずれかが、所望の生成物となる。
[0003]本発明の一態様によれば、流体処理アセンブリは、互いに対向する第1のエンドピースおよび第2のエンドピースと、第1のエンドピースと第2のエンドピースとの間に配置された少なくとも1つの流体処理ユニットとを備える。流体処理ユニットは、供給面および透過面を有する透過性流体処理メディアを含むものとすることができる。また、各流体処理アセンブリは、供給入口と、該供給入口から流体処理ユニットを介して流体処理メディアの供給面まで延びる供給通路と、透過液出口と、流体処理メディアの透過面から透過液出口まで延びる透過液通路と、残留液出口と、流体処理メディアの供給面から残留液出口まで延びる残留液通路とを備えてもよい。各流体処理アセンブリは、残留液通路内の背圧を増加させるために残留液通路に配置される流量制限器をさらに含んでもよい。
[0004]本発明の別の態様によれば、供給入口と、透過液出口と、残留液出口とを有する流体処理アセンブリ内で流体を処理するための方法は、供給入口から流体処理アセンブリ内の供給通路を通して、かつ、透過性流体処理メディアの供給面の接線方向に沿って、供給流体を圧力下で供給することを含む。また、各方法は、透過性流体処理メディアの透過面から流体処理アセンブリ内の透過液通路を経て透過液出口まで透過液を導くこと、および、透過性流体処理メディアの供給面から流体処理アセンブリ内の残留液通路を経て残留液出口まで残留液を導くことを含んでもよい。残留液通路を通過するよう残留液を導くことは、残留液通路内の背圧を増加させるために、残留液に、残留液通路の流量制限器を通過させることを含んでもよい。
[0005]本発明のさらなる態様によれば、少なくとも1つのクロスフロー流体処理ユニットを有する流体処理アセンブリのためのマニホールドは、本体と、残留液出口と、残留液通路と、流量制限器とを備える。本体は、流体処理アセンブリからの残留液を受け入れるための残留液開口を有してもよい。残留液出口が、本体に備わっていてもよく、残留液通路は、本体を介して残留液開口から残留液出口まで延びていてもよい。流量制限器は、残留液通路に配置されてもよく、また、残留液通路を通過する残留液の流れに対する抵抗を増加させるように構成されてもよい。
[0006]本発明を具体化した流体処理アセンブリ、マニホールド、および方法は、多くの利点を有する。例えば、流体処理アセンブリの残留流体通路に流量制限器を配置することによって、残留液通路内の背圧、すなわち、流体の流れに対する抵抗が増加し、これにより、流体処理ユニットの透過性流体処理メディアの供給面における圧力を増加させることができる。供給面の圧力を増加させることによって、透過性メディアにおける差圧が増加し、供給流体の大部分が、透過液として供給面から透過性メディアを通過させられる。透過液が、所望の生成物である場合、より大量の所望の透過液が、透過液出口において入手可能である。残留液が、所望の生成物である場合、より大量の透過液が、あまり望ましくない透過液のより多くを除去し、さらに、残留液出口において入手可能である、より多くの所望の残留液を濃縮する透過性メディアを通過させられる。さらに、残留液通路に流量制限器を設置することによって、流体システムに流体処理アセンブリを組み込んで使用することが、相当に容易となる。流体処理アセンブリは、残留液通路に流量制限器を含んでいるため、残留液出口と接続され、かつ残留液出口からの残留液の流れの制御について調節される必要がある流体システムに含まれる外部弁を、より少なくすることができる。さらには、流体処理アセンブリは、流体処理アセンブリの供給入口ならびに透過液出口および残留液出口と、流体システムの適切なポートとを簡単に接続し、供給流体を流体処理アセンブリの供給入口に圧力下で供給することによって、迅速かつ容易に組み込まれ、使用され得る。本発明のすべての実施形態ではないが、多くの実施形態では、マニホールド内の残留液通路に流量制限器を設置することが、特に効果的で好適である。
[0007]本発明の一部の実施形態のさらなる特徴および利点が、以下の説明および添付図面においてさらに開示される。
流体処理アセンブリの代表図である。 図1の流体処理アセンブリのマニホールドの平面図である。 別のマニホールドの平面図である。 別のマニホールドの一部の断面図である。 別の流体処理アセンブリの代表図である。 制限部品の側面図である。 別の流体処理アセンブリの代表図である。 別の流体処理アセンブリの代表図である。 別の流体処理アセンブリの代表図である。 別の流体処理アセンブリの代表図である。
発明の実施形態の説明
[0018]本発明の1つ以上の態様を具体化した流体処理アセンブリは、多種多様な方法で構成することができる。流体処理アセンブリ10の多種多様な例のうちの1つが図1に示されている。一般に、流体処理アセンブリ10は、互いに対向するエンドピース11、12、および、エンドピース11、12間に配置された1つ以上のクロスフロー流体処理ユニット13を含む多層構造を備える。流体処理ユニット13のそれぞれは、供給面15と、この反対側の透過面16とを有する透過性流体処理メディア14を含む。流体処理アセンブリ10は、少なくとも1つの供給入口20と、供給入口20から少なくとも1つの透過性メディア14の供給面15まで供給流体を導くための供給通路21と、少なくとも1つの透過液出口22と、透過性メディア14のそれぞれの透過面16から透過液出口22まで透過液を導くための透過液通路23と、少なくとも1つの残留液出口24と、少なくとも1つの透過性メディア14の供給面15から残留液出口24まで残留液を導くための残留液通路25とをさらに含む。流体処理アセンブリ10は、残留液通路25内の背圧、すなわち、流体の流れに対する抵抗を増加させるために、残留液通路25の様々な位置のうちの任意の位置に配置された流量制限器26をさらに含む。
[0019]クロスフロー流体処理ユニット14のそれぞれは、多数の方法のうちのいずれかで構成されることができ、また、流体処理ユニット14のそれぞれの形状およびサイズは、流体処理アセンブリごとに異なっていてもよい。例えば、各流体処理ユニットは、透過性メディアの供給面および透過面を形成するために、ケーシング内に封じられた透過性流体処理メディアの1つ以上の層を備えてもよい。1つ以上の供給チャネル、透過液チャネルおよび残留液チャネルが、透過性メディアの供給面に供給流体を供給するため、透過性メディアの透過面から透過液を受けるため、そして、透過性メディアの供給面から残留液を受けるために、ケーシング内に延びていてもよい。供給チャネルは、供給通路21の一部を形成していてもよく、透過液チャネルは、透過液通路23の一部を形成していてもよく、また、残留液チャネルは、残留液通路25の一部を形成していてもよい。
[0020]また、クロスフロー流体処理ユニットは、少なくとも1つの供給層と、少なくとも1つの透過層と、少なくとも1つの透過性流体処理メディアの層とを備えてもよい。供給層および透過層は、それぞれ、有孔シート(例えば、織布シートもしくは不織布シートまたは金属メッシュもしくは高分子メッシュのシート)を備えてもよく、また、透過性メディア層は、供給層と透過層との間に配置されてもよい。ある配列の供給層、メディア層および透過層は囲まれて(例えば、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂によって被包されて)、供給開口、透過液開口および残留液開口(例えば、貫通孔)が設けられてもよい。供給開口は、有孔供給層と流体的に連通し、供給通路21の一部を形成していてもよく、残留液開口も同様に、有孔供給層と流体的に連通し、残留液通路25の一部を形成していてもよく、また、透過液開口は、有孔透過層と流体的に連通し、透過液通路23の一部を形成してもよい。流体処理ユニットの例は、例えば、流体処理装置、および流体処理装置を作製する方法という名称の、2011年4月19日に提出された米国特許仮出願第61/476,874号明細書に開示されている。
[0021]流体処理メディアは、透過性、すなわち、有孔、透過性、半透過性、または選択透過性であってもよく、また、例えば天然高分子または合成高分子を含む多数の材料のうちの任意の材料から形成されてもよい。流体処理メディアは、例えば、織布もしくは不織布などの繊維状構造またはフィラメント状構造、または、支持された膜もしくは支持されていない膜などの膜を含む多種多様な構造のうちの任意の構造として作られてもよい。さらに、流体処理メディアは、無数の流体処理特性のうちのいずれかを有してもよいし、または、有するよう改変されてもよい。例えば、流体処理メディアは、正電荷、負電荷、または中性の電荷を有してもよく、疎水性もしくは親水性または疎油性または親油性を含めて疎液体性(liquiphobic)または親液体性(liquiphilic)であってもよく、および/または、流体中の物質と化学的に結合することのできる、リガンドまたは任意の他の反応部分(reactive moiety)などの付着官能基を有してもよい。流体処理メディアは、多数の方法のうちのいずれかで流体をさらに処理するように機能する様々な材料から形成されたもの、その材料が充填されたもの、または、そうでなければその材料を含むものでもよい。これらの機能材料は、例えば、流体中の物質または流体自体と化学的および/もしくは物理的に結合するか、これと反応するか、これを触媒するか、これを送達するか、または、そうでなければ、これに作用し得るあらゆるタイプの吸着剤、イオン交換樹脂、クロマトグラフィーメディア、酵素、反応物、または触媒を含んでもよい。さらに、流体処理メディアは、広範囲の分画分子量または除去等級(removal rating)(例えば、超多孔質(ultraporous)またはナノ多孔質(nanoporous)またはより微細なものからマイクロ多孔質(microporous)またはより粗雑なものまで)のうちの任意の分画分子量または除去等級を有してもよい。このように、流体処理メディアは、濾過メディアなどの捕獲メディアまたは分離メディアを含む任意のタイプの処理メディアとして機能することができる。
[0022]エンドピース11、12も同様に、多くの異なる方法で構成することができる。例えば、エンドピース11、12のそれぞれは、流体開口または流体通路を有しないブラインドエンドプレート(blind end plate)であってもよい。ブラインドエンドプレート11、12のそれぞれは、例えば、一般的な箱型形状を有してもよく、また、流体処理ユニット13に面する取付け面を含んでもよい。1つ以上の流体処理ユニット13は、ブラインドエンドプレート11、12の取付け面の間において、互いに隣接するように重ね合わされてもよい。ある流体処理ユニット13の供給通路、透過液通路、および/または残留液通路21、23、25は、隣接する流体処理ユニット13の供給通路、透過液通路、および/または残留液通路21、23、25と位置合わせされ、これらと封止可能に接続されてもよい。ブラインドエンドプレート11、12は、ブラインドエンドプレート11、12のそれぞれの取付け面と接触する隣接した流体処理ユニット13の供給通路、透過液通路、および/または残留液通路21、23、25を封止および閉鎖してもよい。
[0023]流体処理アセンブリ10は、多層構造の構成要素として少なくとも1つのマニホールド30をさらに備えてもよい。1つ以上のマニホールド30が、エンドピース11、12の間、例えば、ブラインドエンドプレート間に並べられた流体処理ユニット13に配置されてもよい。マニホールドは様々に構成され得る。例えば、マニホールドは、少なくとも1つ以上の流体通路、および、流体システムから流体を受け入れるための1つ以上の流体入口、または、流体システムへ流体を導出するための1つ以上の流体出口を含むものとすることができる。図1および図2に示されている実施形態では、マニホールド30は、マニホールド30の一方の側面、または両側面のそれぞれに、流体処理ユニット13に面する取付け面32を有する本体31を含んでいる。マニホールド30の本体31、例えば、取付け面32における供給開口、透過液開口、および/または残留液開口33、34、35は、供給通路、透過液通路、および/または残留液通路21、23、25の1つ以上が、流体処理ユニット13からマニホールド30を介して、マニホールド30の本体31の供給入口20、透過液出口22、および/または残留液出口24まで延びることを可能としている。入口および/または出口のそれぞれは、入口および/または出口と流体システム(図示せず)とを接続するための取付け具として構成されてもよく、また、入口/出口の開放および閉鎖を行うための機構を含んでもよい。流体システムは、流体処理アセンブリ10に供給流体を供給してもよく、および/または、流体処理アセンブリ10から透過液もしくは残留液を受け取ってもよい。例えば、残留液通路25は、流体処理ユニット13からマニホールド30の本体31を介して残留液出口24まで延びてもよい。実施形態によっては、供給通路21は、供給入口20からマニホールド30を介して流体処理ユニット13まで延び、および/または、透過液通路23は、流体処理ユニット13からマニホールド30を介して透過液出口22まで延びる。他の実施形態では、供給入口および供給通路ならびに/または透過液出口および透過液通路は、流体処理アセンブリの別のマニホールドと連結される。マニホールドの例は、例えば、濾過アセンブリ、濾過マニホールド、濾過ユニット、および透過液を導くための方法という名称の米国特許出願公開第2008/0132200号明細書、および、2010年11月24日に提出された、マニホールドプレート、およびマニホールドプレートを含む流体処理装置という名称の米国特許出願第12/954,118号明細書に開示されている。
[0024]流体処理ユニット13およびマニホールド30は、多数の方法のうちのいずれかで、エンドピース11、12の間に取り付けられ得る。例えば、マニホールド30は、1つ以上の流体処理ユニット13からなる第1の組が、一方のエンドピース11の取付け面とマニホールド30の一方の側面にある取付け面32との間にあり、1つ以上の流体処理ユニット13からなる第2の組が、他方のエンドピース12の取付け面とマニホールド30の反対側の側面にある取付け面32との間にある状態で、エンドピース11、12の間に配置される。あるいは、マニホールドは、一組の1つ以上の流体処理ユニットが、マニホールドの取付け面と一方のエンドピースとの間にある状態で、他方のエンドピースに隣接するように、エンドピースの間に配置されてもよい。2つ以上のユニットから構成される各組の流体処理ユニット13は、直列、並列、または直列/並列の組合せを含む様々な方法で、供給通路、透過液通路、および残留液通路21、23、25を介して互いに流体的に連通するように配置されてもよい。実施形態によっては、多くの、または、すべての流体処理ユニット13が、少なくとも残留液通路25に沿って並列配置され得る。流体処理ユニット13は、例えば米国特許仮出願第61/476,874号明細書に開示されているように、互いに、および/または、マニホールド30に、または、エンドピース11、12に接合されてもよい。あるいは、または、さらに、流体処理ユニットは、マニホールドおよびエンドピースと共に、互いに押し付けられてもよい。
[0025]流体処理アセンブリは、1つ以上の付加的な構成要素を含んでもよい。例えば、流体処理アセンブリは、流体処理ユニット、マニホールド、および/またはエンドピースが、これらの流体通路および開口が適切に互いに連通するように、適切に互いに位置合わせされた状態を維持するための1つ以上のアライメントロッドを含んでもよい。また、流体処理アセンブリは、エンドピース間の流体処理ユニットおよびマニホールドを圧縮するための1つ以上の圧縮ロッドを含んでもよい。アライメントロッドおよび圧縮ロッドの例は、例えば、濾過アセンブリ、および濾過アセンブリに濾過ユニットを組み込む方法という名称の米国特許出願公開第2008/0135468号明細書、ならびに、濾過アセンブリ、および濾過アセンブリにおける濾過ユニットの圧縮を維持する方法という名称の米国特許出願公開第2008/0135499号明細書に開示されている。別の手段として、または、追加的に、流体処理アセンブリは、機械式および/または油圧式の保持器もしくはプレス機内に圧縮保持されてもよい。例えばガスケットを含む封止材が、互いに隣接した流体処理ユニット間、および/または、流体処理ユニットとマニホールドまたはエンドピースとの間に、これらの構成要素を互いに封止するために、配置されてもよい。
[0026]流量制限器は、残留液通路の様々な位置のうちの任意の位置に配置することができる。例えば、流量制限器26は、マニホールド30内の残留液通路25の、マニホールド本体31の残留液開口35と残留液出口24との間に配置され得る。さらに、流量制限器は、残留液通路内の背圧、または、流体の流れに対する抵抗を増加させるために、多数の方法のうちのいずれかで構成され得る。例えば、流量制限器は、直列および/もしくは並列に配置された1つ以上の制限流れオリフィス(restrictive flow orifice)、または、1つ以上の制限流れチャネル、または、残留液通路25に直列および/もしくは並列に配置された毛細管を含む、残留液通路内の残留液の流れに対する抵抗を増加させる任意のタイプの構造として構成され得る。図2の実施形態では、流量制限器26は、マニホールド30内の残留液通路25の一部を形成する、開口の小さな制限チャネル40として構成されている。制限チャネル40は、直線であっても、屈曲していても、または湾曲していてもよい。開口の小さな制限チャネル40は、例えば、マニホールド本体31内の細長い小孔、または、マニホールド本体31の表面(例えば、取付け面32)の小さな細長い溝(例えば、V字形状の溝、U字形状の溝、または半円形の溝)として形成されてもよい。マニホールド本体31の表面の溝は、様々な方法で封止され得る。例えば、薄い不透過性シート(例えば、熱可塑性シートまたは熱硬化性シート)が、溝を密閉するために、溝を覆うようにしてマニホールド本体の表面と接合されてもよい。あるいは、流体処理ユニットが、溝を密閉するために、取付け面に対して押し付けられてもよいし、または、取付け面と接合されてもよい。
[0027]流量制限器の寸法は、所望の濃縮係数または体積減少に応じて選択されることができ、また、流体パラメータ(例えば、流体粘度および固形物含有量)および動作パラメータ(例えば、システム供給圧および供給流量)を含む要因に応じて決定されてもよい。流量制限器の制限開口のサイズが小さくなるにつれて、および/または、流量制限器の制限チャネルの長さが増加するにつれて、残留液通路内の背圧または流れに対する抵抗が増加する可能性がある。残留液通路内の流体の流れに対する抵抗が、増加するにつれて、流体処理ユニットの透過性メディアの供給面における圧力もまた、増加する可能性があり、これによって、濃縮係数および体積減少が大きくなる。一般に、流量制限器の抵抗は、適宜選択され得るものである。例えば、濃縮係数および体積減少を大きくしつつ、所望の残留液流量を維持するために、制限開口は、十分小さくされてもよく、および/または、制限チャネルの長さは、十分大きくされてもよい。これらの寸法は、流体パラメータおよび動作パラメータの任意の組に関して経験的に決定されてもよい。多くの実施形態では、開口の小さな制限流れチャネル40の面積は、約10−7平方インチ(64.5平方ミクロン)以下から約10−2平方インチ(6.45平方mm)以上までの範囲内、例えば、約10−6平方インチ(645平方ミクロン)、または、約0.001インチ(25.4ミクロン)×約0.001インチ(25.4ミクロン)から、約5×10−3平方インチ(3.2平方mm)、または、約0.07インチ(1.8mm)×0.07インチ(1.8mm)までの範囲内であってもよい。制限流れチャネル40の長さは、約0.5インチ(1.27cm)以下から約4インチ(10.2cm)以上までの範囲内、例えば、約1インチ(2.54cm)から約3インチ(7.62cm)までの範囲内であってもよい。多くの実施形態では、流量制限器は、約1000分の0.32インチ(8.1ミクロン)以下から約0.1インチ(2.5mm)以上までの範囲内、例えば、約1000分の1インチ(.025mm)から約1000分の70インチ(1.8mm)までの範囲内の水力半径を有してもよい。
[0028]稼働中、供給流体は、流体システム(図示せず)から、図1に示されている流体処理アセンブリ10の供給入口20まで、圧力下で供給される。この場合、供給流体は、供給通路21を経て、クロスフロー流体処理ユニット13のそれぞれの透過性流体処理メディア14の供給面15まで流通することができる。例えば、供給流体は、ある圧力下でマニホールド30の供給入口20に導入してもよい。供給圧は、ある流体システムおよび流体処理アセンブリと別の流体システムおよび流体処理アセンブリとで異なっていてもよい。実施形態によっては、供給圧は、約20psi以下から約80psi以上までの範囲、例えば、40psi〜70psiの範囲内とすることができる。供給流体は、供給入口20から、供給通路21に沿って、マニホールド30の各側面にある取付け面32の供給開口33を経て、流体処理ユニット13まで流すことができる。供給流体は、流体処理ユニット13内の供給通路21を通して、かつ、マニホールド30の各側面と接する流体処理ユニット13内の透過性メディア14の供給面15に沿って流し続けてもよい。その後、供給流体の一部は、図1の矢印によって示されているように、透過液として、供給面15から透過性メディア14を経て透過面16まで流通することができる。
[0029]透過液は、透過性メディア14の透過面16から透過液通路23を経て透過液出口22まで導かれる。例えば、透過液は、流体処理ユニット13のそれぞれの透過性メディア14の透過面16に沿った透過液通路23を通して、マニホールド30の各側面にある取付け面32の透過液開口34まで流すことができる。その後、透過液は、透過液開口34を経てマニホールド30に進入し、透過液通路23を経てマニホールド30の透過液出口22まで流通することができ、そこで、透過液は流体システムによって受け取られる。
[0030]流体処理ユニットの透過性メディアを通らない供給流体の一部、すなわち、残留液は、透過性メディア14のそれぞれの供給面15から、残留液通路25、および、残留液通路25の流量制限器26を通過することができる。流量制限器26は残留液通路25内の背圧を増加させ、透過性メディア14のそれぞれの供給面15における圧力を増加させることができる。流量制限器26から、残留液は残留液出口24まで通過することができる。例えば、残留液は、残留液通路25を通して、流体処理ユニット13のそれぞれの透過性メディアの供給面15から、マニホールド30の各側面にある取付け面32の残留液開口35まで流れることができる。その後、残留液は、残留液開口35を経てマニホールド30に流入し、マニホールド30の流量制限器26を通過することができる。例えば、残留液は、図2に示されている開口の小さな制限流れチャネル40を通過することができる。流量制限器26、例えば、制限流れチャネル40は、残留液通路25内の背圧を増加させ、マニホールドの各側面と接する流体処理ユニット13のそれぞれの透過性メディア14の供給面における供給圧を増加させることができる。流量制限器26における圧力低下は、約5psi以下から約30psi以上の範囲内とすることができる。透過性メディアの供給面における圧力は、流体処理アセンブリごと、そして、単一の流体処理アセンブリ内の流体処理ユニットごとに異なっていてもよい。流量制限器26、例えば、制限流れチャネル40から、残留液は、残留液通路25に沿って残留液出口24まで流通する。
[0031]本発明を具体化した流体処理アセンブリ、マニホールドおよび方法に関連し多くの利点がある。例えば、残留液通路内の背圧を増加させる流量制限器を残留液通路に設置することによって、供給流体の大部分を、透過液として、供給面から透過性メディアを通過させることができる。透過液が所望の生成物である場合、透過液出口において、より大量の所望の透過液が得られる。残留液が所望の生成物である場合、より大量の透過液が、あまり望ましくない透過液のより多くを除去し、さらに、残留液出口において得られるより多くの所望の残留液を濃縮する透過性メディアを通過する。さらに、流量制限器は、残留液通路の残留液出口付近の圧力が0psiを上回るように維持することができ、これにより、流体処理メディアのすべてにとって適切な供給の流れが保証され、より頑丈な流体処理アセンブリが提供される。多くの実施形態では、流量制限器はまた、濃縮係数を変動する供給圧に対してある程度一定に、または、任意の単一の供給圧に対して継時的にある程度一定に保つことができる。さらに、本発明を具体化した流体処理アセンブリおよび方法を、流体システムに組み込んで使用することは、容易である。流体処理アセンブリは、残留液通路に流量制限器を含んでいるため、残留液出口と接続され、かつ残留液出口からの残留液の流れの制御について調節される必要がある、流体システムに含まれる外部の弁を、より少なくすることができる。それどころか、流体処理アセンブリは、流体処理アセンブリの供給入口ならびに透過液出口および残留液出口と、流体システムの適切な部分とを簡単に接続し、供給流体を流体処理アセンブリの供給入口に圧力下で供給することによって、迅速かつ容易に組み込まれ、使用され得る。
[0032]本発明の様々な特徴について、複数の実施形態に関連して説明し、および/または、例示してきたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。例えば、これらの実施形態の1つ以上の特徴が、除外されるか、もしくは、変更されてもよいし、または、一実施形態の1つ以上の特徴が、本発明の範囲を逸脱することなく、別の実施形態の1つ以上の特徴と組み合わされてもよい。非常に異なる特徴を有する同等の実施形態は、本発明の範囲内であり得る。
[0033]例えば、流体処理アセンブリは、2つ以上の残留液出口を含むように、変更されてもよく、各残留液出口は、残留液通路内の異なる流れ抵抗と関連付けられてもよい。図3に示されているマニホールド30は、図2に示されているマニホールド30と類似している。(同様の構成要素は、双方の図面において同様の参照符号を有する。)しかしながら、図3に示されているマニホールド30は、残留液通路25内のより高い流れ抵抗と関連付けられた一方の残留液出口24Aと、残留液通路25内のより低い流れ抵抗と関連付けられた他方の残留液出口24Bとを含む。さらに、より高い流れ抵抗と関連付けられた残留液出口24Aは、より低い抵抗と関連付けられた残留液出口24Bと比べて、残留液通路25内の背圧のより大きな増加と関連付けられている。残留液出口24A、24Bのそれぞれは、流量制限器26と流体的に連通し、流量制限器26は、残留液通路25内の異なる流れ抵抗を実現するために、様々な方法で構成され得る。例えば、流量制限器26は、平行に延びている2つの、開口の小さな制限流れチャネル40A、40Bを含むものとすることができる。図示されている実施形態では、双方の制限流れチャネル40A、40Bは、マニホールド30の残留液開口35から離れる方向に平行に延びている。一方の制限流れチャネル40Aは、例えば他方の制限流れチャネル40Bよりも長くされ、および/または、より小さな開口を有することによって、他方の制限流れチャネル40Bと比較して、残留液の流れに対する抵抗をより高くしている。抵抗のより高い残留液出口24Aは、抵抗のより高い制限流れチャネル40Aと流体的に連通し、一方、抵抗のより低い残留液出口24Bは、抵抗のより低い流れチャネル40Bと流体的に連通している。他の実施形態では、流量制限器は、単一の、開口の小さな制限流れチャネルであってもよく、抵抗のより高い残留液出口は、この制限流れチャネルの端部と流体的に連通してもよく、一方、抵抗のより低い残留液出口は、端部間の制限流れチャネル、例えば、チャネルの中央部と流体的に連通してもよい。
[0034]稼働中、例えば図3に示されているように異なる流れ抵抗と関連付けられた異なる残留液出口24A、24Bを有する流体処理アセンブリ10は、流体処理アセンブリ10が、例えば図1に示されているように、ただ1つの流れ抵抗と関連付けられたただ1つの残留液出口24を有する場合とほぼ同様に機能することができる。流体処理アセンブリ10は、供給入口20と、透過液出口22と、流体システムの適切なポートと接続された残留液出口24A、24Bの一方とを有する流体システムに組み込むことができる。抵抗のより高い残留液出口24Aおよび抵抗のより低い残留液出口24Bの一方は、流体システムと結合されてもよく、他方は、閉鎖されてもよい。供給流体は、流体システムから圧力下で供給することができ、流体処理アセンブリは、先に説明したように動作することができる。残留液通路25に沿って流れ、マニホールド30の残留液開口35に進入する残留液は、残留液通路25を通って、関連する制限流れチャネル40A、40Bを通して、選択された残留液出口24A、24Bまで流れ続けることができる。残留液通路内の背圧は、抵抗のより高い残留液出口24Aが選択された場合は、より大きく増加させることができ、または、抵抗のより低い残留液出口24Bが選択された場合は、より小さく増加させることができる。
[0035]別の変更例では、流体処理アセンブリは、残留液通路の流量制限器と流体的に結合された少なくとも1つの残留液出口と、残留液通路と流体的に結合され、かつ流量制限器を迂回する別の残留液出口とを含むものとすることができる。例えば、図3に示されているマニホールド30は、マニホールド30内の残留液通路25と流体的に連通し、かつ流量制限器26を迂回している(例えば、制限流れチャネル40A、40Bを迂回している)さらに別の残留液出口24Cを含む。図示実施形態では、迂回残留液出口24Cは、マニホールド30の残留液開口35と直接流体的に連通している。流体処理アセンブリ10によって、供給流体が処理される場合、供給入口20、透過液出口22、および、流量制限器26と結合された残留液出口24A、24Bのいずれか、または、必要に応じて流量制限器26を迂回した残留液出口24Cが、流体システムと接続されてもよい。流体処理アセンブリを清掃する場合、洗浄用流体が、制限器26と関連する圧力低下を発生させることなく、残留液通路、供給通路、および透過液通路25、21、23、ならびに透過性メディア14をより効果的に洗い流すために、供給入口20に供給され、迂回残留液出口24Cから放出され得る。
[0036]別の変更例では、流量制限器は、マニホールドの本体上の制限層として構成されている。例えば、図4に示されているマニホールド30は、マニホールド30の本体31の表面(例えば、上下面)に取り付けられる制限層41を含む。制限層41は、流量制限器26を形成する1つ以上の副層41A〜41Dを含んでもよい。例えば、流量制限器26は、先に説明した制限流れチャネル40、40A、40Bと同様の、開口の小さな制限流れチャネル40として構成される。図4に示されている実施形態における制限流れチャネル40は、蛇行形状を有している。副層41A〜41Dのそれぞれは、例えば、薄い高分子シート(例えば、熱可塑性シートまたは熱硬化性シート)を備えてもよく、副層41A〜41Dは、互いに、および、マニホールド本体31の表面と接合(例えば、熱接合、接着接合、または化学的/溶剤接合)されてもよい。
[0037]副層41A〜41Dのそれぞれは、副層41A〜41Dに形成された特徴を有することができ、これらの特徴が総合されることによって、流量制限器26が形成され得る。例えば、最も外側の層41Dは、マニホールド本体31の残留液開口35に対応する比較的大きな開口42を含んでもよい。隣の副層41Cは、開口の小さな制限流れチャネル40の第1の部分を含んでもよい。この第1の部分の一端は、最も外側の副層41Dの大きな開口42と流体的に連通することができる。隣の副層41Bは、制限流れチャネル40の第1の部分の他端と流体的に連通する小さな開口43を含んでもよい。最も内側の副層41Aは、小さな開口43から、マニホールド30の本体31の残留液開口35まで延びている制限流れチャネル40の第2の部分を含むものとしてもよい。そして、残留液開口35は残留液出口24と流体的に連通する。このように、図4に示されているマニホールド30内の残留液通路25は、制限層41のそれぞれの流量制限器26(例えば、制限流れチャネル40)および残留液開口35を介して、残留液出口24まで延びている。マニホールドの供給開口および透過液開口の領域における各制限層(図4に示さず)は、副層のすべてに、比較的大きな位置合わせされた開口を有してもよく、これにより、供給通路および透過液通路が、流体処理ユニットから、制限層およびマニホールドの残りの部分を介して、供給入口および透過液出口まで延びることが可能となる。
[0038]稼働中、制限層41、例えば、図4に示されているようにマニホールド本体31の各側面上の制限層41を含む流体処理アセンブリ10は、先に説明したような、図1に示されている流体処理アセンブリ10とほぼ同様に機能することができる。しかしながら、残留液は、残留液通路25に沿って、流量制限器26、例えば、マニホールド30の制限層41内の制限流れチャネル40を通して、残留液出口24まで流れることができる。マニホールド本体31の各側面上の制限層41内の流量制限器26、例えば、制限流れチャネル40によって、残留液通路25における残留液の流れに対する抵抗および背圧の関連する増加がもたらされ得る。
[0039]流体処理アセンブリ10の別の実施形態が、図5に示されており、これは、図1に示されている流体処理アセンブリ10と類似している。(同様の構成要素は、双方の図面において同様の参照符号によって示される。)しかしながら、図5に示されている流体処理アセンブリ10の多層構造は、エンドピース11、12の間およびマニホールド30の隣に、例えば、流体処理ユニット13とマニホールド30の各側面にある取付け面32との間に、制限部品、例えば、制限プレート44を含むことができる。流量制限器26は、マニホールド30内ではなく、制限部品44内の残留液通路25に配置され得る。制限部品44内の流量制限器26は、多数の方法のうちのいずれかの方法で構成され、マニホールド30に関連して先に説明した流量制限器26の構成のうちの任意のものを含む。例えば、図6に示されているように、制限部品44は、制限部品44の各側面にある比較的大きな切り取られた残留液開口45、および、残留液開口45間をつないでいる、先に説明したのと同様の、開口の小さな制限流れチャネル40を含んでもよい。残留液通路25は、制限部品44の流量制限器26を介して、例えば、制限部品44の残留液開口45および制限流れチャネル40を介して、流体処理ユニット13からマニホールド30まで延びている。供給通路および透過通路21、23は、貫通孔の形態をした供給開口および透過液開口46、47を介して、制限部品44内で真っ直ぐ延びていてもよい。
[0040]稼働中、図5に示されている流体処理アセンブリ10は、先に説明したような、図1に示されている流体処理アセンブリ10とほぼ同様に機能することができる。しかしながら、供給流体および透過液は、マニホールド30と流体処理ユニット13との間の制限部品44内の供給開口46および透過液開口47をそれぞれ経て、供給通路21および透過液通路23に沿って流通することができる。残留液は、流体処理ユニット13とマニホールド30との間の制限部品44内の残留液開口45および流量制限器26(例えば、制限流れチャネル40)を経て、残留液通路25に沿って流通する。マニホールド30内では、残留液は、いかなる流量制限器も通ることなく、残留液開口35を経て残留液出口24まで、残留液通路25に沿って流通することができる。マニホールド本体31の各側面と接する制限部品44内の残留液通路25の流量制限器26、例えば、制限流れチャネル40によって、残留液通路25における残留液の流れに対する抵抗および背圧の関連する増加がもたらされ得る。
[0041]流体処理アセンブリ10の別の実施形態が、図7に示されており、これは、図1に示されている流体処理アセンブリ10と類似している。(同様の構成要素は、各図面において同様の参照符号によって示される。)しかしながら、流量制限器は、マニホールド内ではなく、1つ以上の流体処理ユニット内の残留液通路に配置することができる。例えば、図7に示されている実施形態では、流量制限器26は、マニホールド30内ではなく、マニホールド30に隣接した流体処理ユニット13内の残留液通路25に配置することができる。流体処理ユニット13内の流量制限器26は、多数の方法のうちのいずれかで構成され、制限部品44またはマニホールド30に関連して先に説明した流量制限器26の構成のうちの任意のものを含む。稼働中、図7に示されている流体処理アセンブリ10は、先に説明したような、図1に示されている流体処理アセンブリ10とほぼ同様に機能することができる。しかしながら、残留液は、流体処理ユニット13、例えば、マニホールド30に隣接した流体処理ユニット13内の流量制限器26を経て、残留液通路25に沿って流通する。マニホールド30内では、残留液は、いかなる流量制限器も通ることなく、残留液開口35を経て残留液出口24まで、残留液通路25に沿って流通することができる。マニホールド本体31の各側面と接する流体処理ユニット13内の残留液通路の流量制限器26によって、残留液通路25における残留液の流れに対する抵抗および背圧の関連する増加がもたらされ得る。
[0042]流体処理アセンブリ10の別の実施形態が、図8に示されており、これは、図1に示されている流体処理アセンブリ10と類似している。(同様の構成要素は、双方の図面において同様の参照符号によって示される。)しかしながら、図8に示されている流体処理アセンブリ10は、複数の流体処理ユニットが備えられ得るにもかかわらず、エンドピース11、12の間に配置されたただ1つの流体処理アセンブリ13を有している。さらに、エンドピース11、12の少なくとも一方が、マニホールド30であってもよい。エンドピースとして機能するマニホールドは、先に説明したマニホールド30のうちの任意のマニホールド30と実質的に同一に構成されてもよい。しかしながら、マニホールド30は、マニホールド30の一方の側面にのみ、取付け面32を有してもよく、流体処理ユニット13は、マニホールド30の一方の側面にのみ配置されてもよい。図8に示されている実施形態では、マニホールド30は、図1に示されているマニホールド30とまったく同じであり、マニホールド30のそれぞれは、マニホールド30内の残留液通路25に、残留液開口35と、残留液出口24と、流量制限器26とを含んでいる。マニホールド30内の流量制限器26は、多数の方法のうちのいずれかの方法で構成され、先に説明した構成のうちの任意のものを含む。作動中、図8に示されている流体処理アセンブリ10は、先に説明したような図1の流体処理アセンブリ10とほぼ同様に機能することができる。しかしながら、供給通路、透過通路、および流れ通路21、23、25は、マニホールド30を介して、マニホールド30の一方の側面だけと接する流体処理ユニット13まで延びることができる。詳しくは、残留液は、マニホールド30内の流量制限器26を経て残留液出口24まで、残留液通路25に沿って流通する。エンドピース12として機能するマニホールド30内の残留液通路25の流量制限器26によって、残留液通路25における残留液の流れに対する抵抗および背圧の関連する増加がもたらされ得る。
[0043]流体処理アセンブリ10の別の実施形態が、図9に示されており、これは、図1、図5および図8に示されている流体処理アセンブリ10と類似している。(同様の構成要素は、これらの図面において同様の参照符号によって示される。)図9に示されている流体処理アセンブリ10は、図5に示されている制限部品44および流量制限器26と同様の流量制限器26を有する制限部品44を含む。さらに、エンドピース11、12の双方が、マニホールド30A、30Bであってもよく、また、マニホールド30A、30Bのいずれも、流量制限器を含まなくてもよい。マニホールドの一方30Aは、供給入口20および供給通路21、ならびに、透過液出口22および透過液通路23を含んでもよく、他方のマニホールド30Bは、残留液出口24および残留液通路25を含んでもよい。稼働中、図9に示されている流体処理アセンブリ10は、図1、図5、および図8に示されている流体処理アセンブリ10とほぼ同様に機能する。しかしながら、供給流体は、流体処理ユニット13に供給され、流体処理ユニット13からの透過液は、マニホールドの一方30Aのみによって受け入れられ、一方、流体処理ユニット13からの残留液は、他方のマニホールド30Bのみによって、受け入れられる。残留液は、制限部品44内の流量制限器26を経て、残留液出口24を有するマニホールド30Bまで、残留液通路25に沿って流通する。制限部品44内の流量制限器26によって、残留液通路25における残留液の流れに対する抵抗および背圧の関連する増加がもたらされる。
[0044]流体処理アセンブリ10の別の実施形態が、図10に示されており、これは、図1、図7、および図8に示されている流体処理アセンブリ10と類似している。(同様の構成要素は、同様の参照符号によって示される。)図10に示されている流体処理アセンブリ10は、図7に示されている流体処理ユニット13および流量制限器26と同様の流量制限器26を有する流体処理ユニット13を含む。残留液は、流体処理ユニット13内の流量制限器26を経てマニホールド30および残留液出口24まで、残留液通路25に沿って流通する。流体処理ユニット13内の流量制限器26によって、残留液通路25における残留液の流れに対する抵抗および背圧の関連する増加がもたらされ得る。
[0045]さらなる変更例および変形例は、前述の説明および添付図面を検討することによって、当業者に明らかとなろう。多くの実施形態では、流量制限器は、残留液通路の端部付近かつ残留液出口の上流に配置されてもよい。例えば、流量制限器は、例えば図7および図10に示されているように、残留液通路の最後の濾過ユニットに配置されてもよい。あるいは、流量制限器は、例えば、例えば図5および図9に示されているように制限部品内、または、例えば図1および図8に示されているようにマニホールド内の、最後の濾過ユニットの下流の残留液通路に配置されてもよい。しかしながら、流量制限器はまた、残留液出口の一部として構成されてもよい。例えば、残留液出口は、流量制限器として機能する機構を備えてもよい。この機構は、残留液出口を介して延びる残留液通路内の背圧を増加させる固定のまたは調節可能な開口を有してもよい。したがって、本発明は、適用可能な法が許す限り、以下の特許請求の範囲に記載されている主題のあらゆる変形例、変更例、および均等物を含む。
[0046]本明細書で言及した出版物、特許出願、および特許を含むすべての参考文献は、各参考文献が、参照により援用されていることが個々に具体的に示され、その全体が本明細書に記載されているのと同程度に、参照により本明細書に援用される。
[0047]本発明の説明に関する(とりわけ以下の特許請求の範囲に関する)「ある(a)」および「ある(an)」および「その(the)」という語句および同様の指示語の使用は、本明細書で他に断らない限り、または、文脈上明らかに矛盾するのでない限り、単数および複数の双方を含むと解釈されるべきである。「備える(comprising)」、「有する(having)」、「含む(including)」、および「含む(containing)」という語句は、他に断らない限り、非制限語句である(すなわち、「〜を含むが、これに限定されない」を意味する)と解釈されるべきである。本明細書における値の範囲についての記載は、本明細書で他に断らない限り、範囲に含まれる別々の値のそれぞれを個々に示すことの省略法として機能することを意図されており、別々の値のそれぞれは、本明細書に個々に記載されているかのように、本明細書に組み込まれる。本明細書に記載されたすべての方法は、本明細書で他に断らない限り、または、文脈上明らかに矛盾するのでない限り、任意の適切な順番で実行され得る。任意およびすべての例の使用、または、本明細書で用いられた例示的語法(例えば、「〜など(such as)」)は、本発明をより十分に明らかにするためのものにすぎず、他に特許請求されない限り、本発明の範囲に対して制限を設けるものではない。本明細書における語句であって、任意の特許請求されていない要素を、本発明の実践に必須のものとして示していると解釈されるべき語句は、存在しない。
なお、本発明について、以下を付記する。
<付記21>
少なくとも1つのクロスフロー流体処理ユニットを有する流体処理アセンブリのためのマニホールドであって、
流体処理ユニットからの残留液を受け入れるための残留液開口を有する本体と、
前記本体における残留液出口と、
前記残留液開口から前記残留液出口まで前記本体を介して延びる残留液通路と、
前記残留液通路に配置された流量制限器と
を備え、
前記流量制限器が、前記残留液通路を通過する残留液の流れに対する抵抗を増加させるように構成されている、マニホールド。
<付記22>
前記本体が、流体処理ユニットに供給流体を供給するための供給開口を有し、前記マニホールドが、前記本体における供給入口と、前記供給入口から前記供給開口まで前記本体を介して延びる供給通路とをさらに備える、付記21に記載のマニホールド。
<付記23>
前記本体が、流体処理ユニットからの透過液を受け入れるための透過液開口を有し、前記マニホールドが、前記本体における透過液出口と、前記透過液開口から前記透過液出口まで前記本体を介して延びる透過液通路とをさらに備える、付記21または22に記載のマニホールド。
<付記24>
前記流量制限器が、前記本体内の前記残留液通路に制限流れチャネルを含む、付記21〜23のいずれか一項に記載のマニホールド。
<付記25>
前記本体の表面に取り付けられた制限層をさらに備え、
前記制限層が前記流量制限器を形成し、前記残留液通路が、前記制限層内の前記流量制限器を介して前記本体の前記残留液開口まで延びている、付記21〜23のいずれか一項に記載のマニホールド。
<付記26>
前記制限層が、前記流量制限器を形成している1つ以上の副層を含み、前記流量制限器が制限流れチャネルを備える、付記25に記載のマニホールド。
<付記27>
前記残留液出口が第1の残留液出口を備え、前記マニホールドが第2の残留液出口をさらに備え、前記第1の残留液出口が、第1の流れ抵抗を与える第1の位置にある前記流量制限器と流体的に連通しており、前記第2の残留液出口が、前記第1の流れ抵抗よりも小さな第2の流れ抵抗を与える第2の位置にある前記流量制限器と流体的に連通している、付記21〜24のいずれか一項に記載のマニホールド。
<付記28>
前記残留液出口が、前記流量制限器と流体的に連通している第1の残留液出口を備え、前記マニホールドが第2の残留液出口をさらに備え、前記第2の残留液出口が、前記残留液通路と流体的に連通し、前記流量制限器を迂回している、付記21〜24のいずれか一項に記載のマニホールド。

Claims (20)

  1. 互いに対向する第1のエンドピースおよび第2のエンドピースと、
    前記第1のエンドピースと前記第2のエンドピースとの間に配置された少なくとも1つの流体処理ユニットであって、供給面および透過面を有する透過性流体処理メディアを含む流体処理ユニットと、
    供給入口、および、前記供給入口から前記流体処理ユニットを介して前記流体処理メディアの前記供給面まで延びる供給通路と、
    透過液出口、および、前記流体処理メディアの前記透過面から前記流体処理ユニットを介して前記透過液出口まで延びる透過液通路と、
    残留液出口、および、前記流体処理メディアの前記供給面から前記流体処理ユニットを介して前記残留液出口まで延びる残留液通路と、
    流体処理ユニットに面する少なくとも一方の側面にある取付け面と流体処理ユニットからの残留液を受け取るため前記取付け面にある残留液開口とを有する本体を含むマニホールドと、
    前記残留液通路に配置された流量制限器であって、前記残留液通路内の背圧を増加させるために構成された流量制限器と、を備え、
    前記残留液通路が、前記流体処理メディアの前記供給面から前記流体処理ユニットおよび前記マニホールドを介して前記残留液出口まで延びている、流体処理アセンブリ。
  2. 前記マニホールドは、前記第1のエンドピースと前記第2のエンドピースとの間に配置され、前記マニホールドが前記残留液出口を含む、請求項1に記載の流体処理アセンブリ。
  3. 前記流量制限器が前記マニホールド内の前記残留液通路に配置されている、請求項2に記載の流体処理アセンブリ。
  4. 前記マニホールドが前記本体に取り付けられた制限層を含み、前記残留液通路が前記制限層を介して延びており、前記流量制限器が前記制限層内の前記残留液通路に配置されている、請求項2に記載の流体処理アセンブリ。
  5. 前記第1のエンドピースと前記第2のエンドピースとの間に配置された制限部品をさらに備え、
    前記残留液通路が前記制限部品を介して延びており、前記流量制限器が前記制限部品内の前記残留液通路に配置されている、請求項2に記載の流体処理アセンブリ。
  6. 前記残留液出口が第1の残留液出口を備え、前記マニホールドが第2の残留液出口をさらに含み、前記第1の残留液出口が、前記残留液通路内の前記背圧の第1の増加を行う第1の位置にある前記流量制限器と流体的に連通しており、前記第2の残留液出口が、前記残留液通路内の前記背圧の第2の増加を行う第2の位置にある前記流量制限器と流体的に連通しており、前記第2の増加が前記第1の増加より小さい、請求項2,3,4または5に記載の流体処理アセンブリ。
  7. 前記残留液出口が、前記流量制限器と流体的に連通している第1の残留液出口を備え、
    前記マニホールドが第2の残留液出口をさらに備え、前記第2の残留液出口が、前記残留液通路と流体的に連通し、前記流量制限器を迂回している、請求項2,3,4または5に記載の流体処理アセンブリ。
  8. 前記第1のエンドピースと前記第2のエンドピースとの間に配置された制限部品をさらに備え、
    前記残留液通路が前記制限部品を介して延びており、前記流量制限器が前記制限部品内の前記残留液通路に配置されている、請求項1に記載の流体処理アセンブリ。
  9. 前記流量制限器が、前記流体処理ユニット内の前記残留液通路に配置されている、請求項1に記載の流体処理アセンブリ。
  10. 互いに対向する第1のエンドピースおよび第2のエンドピースと、
    前記第1のエンドピースと前記第2のエンドピースとの間に配置された少なくとも1つの流体処理ユニットであって、供給面および透過面を有する透過性流体処理メディアを含む流体処理ユニットと、
    供給入口、および、前記供給入口から前記流体処理ユニットを介して前記流体処理メディアの前記供給面まで延びる供給通路と、
    透過液出口、および、前記流体処理メディアの前記透過面から前記流体処理ユニットを介して前記透過液出口まで延びる透過液通路と、
    残留液出口、および、前記流体処理メディアの前記供給面から前記流体処理ユニットを介して前記残留液出口まで延びる残留液通路と、
    前記残留液通路に配置された流量制限器であって、前記残留液通路内の背圧を増加させるために構成された流量制限器と、を備え、
    前記第1のエンドピースおよび前記第2のエンドピースの少なくとも一方がマニホールドを備え、前記マニホールドが前記残留液出口を備え、前記残留液通路が前記流体処理メディアの前記供給面から前記流体処理ユニットおよび前記マニホールドを介して前記残留液出口まで延びている、流体処理アセンブリ。
  11. 前記流量制限器が、前記マニホールド内の前記残留液通路に配置されている、請求項10に記載の流体処理アセンブリ。
  12. 前記マニホールドが、本体と、前記本体に取り付けられた制限層とを含み、前記残留液通路が前記制限層を介して延びており、前記流量制限器が前記制限層内の前記残留液通路に配置されている、請求項10に記載の流体処理アセンブリ。
  13. 前記第1のエンドピースと前記第2のエンドピースとの間に配置された制限部品をさらに備え、
    前記残留液通路が前記制限部品を介して延びており、前記流量制限器が前記制限部品内の前記残留液通路に配置されている、請求項10に記載の流体処理アセンブリ。
  14. 前記残留液出口が第1の残留液出口を備え、前記マニホールドが第2の残留液出口をさらに含み、前記第1の残留液出口が、前記残留液通路内の前記背圧の第1の増加を行う第1の位置にある前記流量制限器と流体的に連通しており、前記第2の残留液出口が、前記残留液通路内の前記背圧の第2の増加を行う第2の位置にある前記流量制限器と流体的に連通しており、前記第2の増加が前記第1の増加より小さい、請求項10,11,12または13に記載の流体処理アセンブリ。
  15. 前記残留液出口が、前記流量制限器と流体的に連通している第1の残留液出口を備え、前記マニホールドが第2の残留液出口をさらに備え、前記第2の残留液出口が、前記残留液通路と流体的に連通し、前記流量制限器を迂回している、請求項10,11,12または13に記載の流体処理アセンブリ。
  16. 供給入口と、透過液出口と、残留液出口と、供給面および透過面を有する透過性流体処理メディアを含む流体処理ユニットと、マニホールドとを有する流体処理アセンブリ内で流体を処理するための方法であって、
    前記供給入口から、前記流体処理アセンブリ内の供給通路を経て、かつ、前記透過性流体処理メディアの前記供給面に沿って、流体を供給するステップと、
    前記透過性流体処理メディアの前記透過面から、前記流体処理アセンブリ内の透過液通路を経て、前記透過液出口まで透過液を導くステップと、
    前記透過性流体処理メディアの前記供給面から、前記流体処理アセンブリ内の残留液通路を経て、前記残留液出口まで残留液を導くステップであって、前記残留液通路の流量制限器を通過するよう前記残留液を導いて、前記残留液通路内の背圧を増加させることを含むステップと、を含み、
    前記マニホールドは、前記残留液出口と本体とを含み、当該本体は、前記流体処理ユニットに面する少なくとも一方の側面にある取付け面と前記流体処理ユニットからの残留液を受け取るため前記取付け面にある残留液開口とを有し、
    前記残留液通路が、前記流体処理メディアの前記供給面から前記流体処理ユニットおよび前記マニホールドを介して前記残留液出口まで延びている、方法。
  17. 前記残留液を導く前記ステップが、前記残留液に、前記流量制限器および前記残留液出口を含む前記マニホールド内の前記残留液通路を通過させることを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記残留液を導く前記ステップが、前記残留液に、前記残留液出口を有する前記マニホールド内の前記残留液通路と、前記マニホールドに取り付けられ、かつ前記流量制限器を含む制限層内の前記残留液通路とを通過させることを含む、請求項16に記載の方法。
  19. 前記残留液を導く前記ステップが、前記残留液に、前記残留液出口を有する前記マニホールド内の前記残留液通路と、前記マニホールドの隣に配置され、かつ前記流量制限器を含む制限部品内の前記残留液通路とを通過させることを含む、請求項16に記載の方法。
  20. 前記残留液を導く前記ステップが、前記残留液に、前記流量制限器を含む前記流体処理アセンブリ内の前記残留液通路を通過させることを含む、請求項16に記載の方法。
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