JP5926650B2 - 速読訓練装置、速読訓練方法および速読訓練プログラム - Google Patents

速読訓練装置、速読訓練方法および速読訓練プログラム Download PDF

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本発明は、速読訓練装置、速読訓練方法および速読訓練プログラムに関する。
従来、学力や業務効率を向上させるアプローチの1つとして、文章を早く読む技能である速読が提案されている。これは、読書速度を高めることで、例えば、問題文等の文書を読む時間を短縮することができ、当該時間短縮により創出された時間を解答等の他のことに割り当て、結果として、学力向上や業務効率の向上を実現するものである。
このような速読を達成するためには訓練が必要であり、この訓練手法として種々の手法が提案されている。
例えば、特許文献1は、種々の速読訓練を実施する教材を組み合わせた、速読訓練教材セットを開示している。すなわち、この技術では、各ページを順にめくることにより、視点が左右ページの上、中、下段の各点に移動するように、所定の文字、記号等を表示した速視力訓練教本と、ページをめくることにより、輪郭が拡大した文字、記号が順次各ページに表れるように表示した広角視野訓練教本と、各ページに複数個の記号を列状、かつ、複数列に亘って配列し、各ページを連続的にめくることにより所定時間内に各ページを視る速さを習得するようにした右脳視読訓練教本とを含む。
また、特許文献2では、パーソナルコンピュータのような情報処理装置を利用した、訓練手法も提案されている。この技術では、テキスト情報を構成する部分である部分テキストを、表示画面上に順次表示する構成を開示している。また、レベル情報(難易度)に応じて、表示画面上に表示する部分テキストの行数を変動させることを開示している。
また、特許文献3は、上記のような訓練をすることなく、表示画面への文章の表示方法を工夫することで、速読を実現している。この技術では、文書メモリに格納された文書情報からキーワードを抽出し、表示画面上で当該キーワードを着色して見やすくする。そして、検出されたユーザの視線がキーワード位置にあったかどうかを判定し、視線がその表示範囲になかったキーワードについては、そのキーワードを読み飛ばしたとして、そのキーワードについて輝度を上昇させて警告する構成を採用している。
特開平02−050190号公報 特開2006−293788号公報 特開平11−024549号公報
特許文献3が開示する技術では、速読の訓練をしていない者でも、読書速度のある程度の向上は期待できる。しかしながら、当該技術は、文書を文書メモリに格納できることが前提であり、書面に記載された文書に対して適用することはできない。近年、文書の電子データ化が進んではいるが、書面に記載された文書を読む必要性もまだまだ高いのが現実である。書面に記載された文書に対する速読は、速読の訓練を実施し、速読を身につけた者でなければ、実行することは困難である。
しかしながら、上述の特許文献1が開示する速読訓練法では、訓練を希望する者が教本のページを順次めくる構成であるため、訓練速度は訓練希望者のページめくり速度に依存する。すなわち、訓練速度には、物理的な上限があり、その上限を超える速度での訓練を実施することはできない。また、訓練希望者は、自身の読書速度に応じた速度で教本のページをめくりことも期待できるが、そのページめくり速度が、訓練希望者の読書速度を向上させるために適切な速度であるとは限らない。すなわち、速読訓練を実施しても、読書速度向上の効果が効率的に得られない可能性がある。
一方、特許文献2が開示する速読訓練法では、情報処理装置を使用しているため、訓練速度に、特許文献1が開示する技術のような上限はなく、人間が追従できないような速度での速読訓練も実施可能である。また、訓練の難易度に関する情報であるレベル情報も入力できる構成になっており、訓練希望者が希望する読書速度での訓練を実施することができる。しかしながら、訓練希望者が設定するレベル情報に対応する読書速度は、訓練希望者の読書速度を向上させるために適切な速度であるとは限らない。すなわち、特許文献2が開示する技術も、特許文献1が開示する技術と同様に、速読訓練を実施しても読書速度向上の効果が効率的に得られない可能性がある。
以上のように、従来提案されている速読訓練法は、訓練希望者の読書速度を効率よく向上させるという観点では、満足のできるものではなかった。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みてなされたものであり、訓練希望者の読書能力に応じて、効率よく読書速度を向上させることができる、速読訓練装置、速読訓練方法および速読訓練プログラムを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る速読訓練装置は、以下の技術的手段を採用している。すなわち、本発明に係る速読訓練装置は、表示画面、速度計測部、訓練選択部および訓練実施部を備える。速度計測部は、表示画面に評価用画像を表示するとともに、当該評価用画像に基づいてユーザの読書速度を計測する。訓練選択部は、速度計測部が計測した読書速度に基づいて、複数種の訓練内容からなる一連の速読訓練および当該一連の速読訓練に属する各訓練内容の訓練速度を選択する。そして、訓練実施部は、訓練選択部が選択した一連の速読訓練にしたがって各訓練内容に対応する訓練用画像を構成するとともに、当該訓練用画像を、各訓練内容に対応する上記訓練速度にしたがって表示画面に表示する。
この速読訓練装置は、訓練開始時に測定した訓練希望者の読書速度に基づいて、訓練内容および訓練速度が決定される。そのため、訓練希望者の読書速度に応じた適切な速読訓練を実現することができる。また、この構成では、訓練開始時に測定した訓練希望者の読書速度に基づいて訓練内容および訓練速度が決定される構成であるため、例えば、訓練希望者が数日間訓練を実施することができず、読書能力が低下した場合や、適切な訓練を繰り返しても読書速度の向上が一時的に停滞している状態であっても、その時点の読書能力に応じた適切な訓練を実施することができる。
上記速読訓練装置において、訓練選択部は、速度計測部が計測した読書速度と同等以上の異なる少なくとも3種の訓練速度を選択するとともに、各訓練速度において実行する訓練内容を、なぞり読み訓練、固定読み訓練、移動読み訓練からなる群の中から速度計測部が計測した読書速度に応じて選択する構成を採用している。ここで、なぞり読み訓練は、文章および当該文章中を上記訓練速度にしたがって1文字ずつ移動する読書位置表示を含む訓練用画像を表示画面に表示することで実行される訓練である。固定読み訓練は、所定文字数の文字列からなる文章を含む訓練用画像を上記訓練速度にしたがって表示画面に表示することで実行される訓練である。移動読み訓練は、文章および当該文章中を上記訓練速度にしたがって複数文字からなる文字群ごとに移動する読書位置表示を含む訓練用画像を表示画面に表示することで実行される訓練である。
このように、訓練内容を、速度計測部が計測した読書速度に基づいて、なぞり読み訓練、固定読み訓練、移動読み訓練の中から1つ、あるいは適切な組み合わせで選択することで、訓練希望者に対し、訓練希望者の読書速度に応じた適切な速読訓練を実現することができる。
また、上記速読訓練装置において、訓練選択部は、訓練速度として、速度計測部が計測した読書速度と同等の読書速度である低速読書速度と、当該低速読書速度よりも速い読書速度である中速読書速度と、当該中速読書速度よりも速い読書速度である高速読書速度とを選択し、低速読書速度、高速読書速度、中速読書速度の順で上記一連の速読訓練を構成する態様を採用している。このように、一旦、読書速度を高めた訓練の後、読書速度を低下させた訓練を実施することで、低下した訓練速度が速度計測部により計測された読書速度よりも高速であるのも関わらず、ユーザは、その訓練を、比較的容易と感じながら実施することができる。なお、上記速読訓練装置では、訓練選択部は、高速読書速度により実行する訓練内容として、訓練速度が、なぞり読みにより到達可能な読書速度領域に属する所定の読書速度以上である場合、固定読み訓練を選択し、訓練速度が、当該なぞり読みにより到達可能な読書速度領域に属する所定の読書速度未満である場合、なぞり読み訓練を選択する。また、訓練選択部は、低速読書速度および中速読書速度により実行する訓練内容として、訓練速度が、なぞり読みにより到達可能な読書速度領域に属する所定の読書速度未満である場合、なぞり読み訓練を選択し、訓練速度が、当該なぞり読みにより到達可能な読書速度領域に属する所定の読書速度以上、かつ当該なぞり読みにより到達可能な読書速度領域を超える他の所定の読書速度未満である場合、移動読み訓練を選択し、訓練速度が、当該他の所定の読書速度以上である場合、固定読み訓練を選択する
また、この構成において、訓練実施部は、訓練選択部により構成された第1の一連の速読訓練である上記一連の速読訓練と、速度計測部が計測した読書速度に基づいて表示数が増減される複数の単語を含む訓練用画像を表示画面に表示する、識幅拡大訓練および識力向上訓練と、上記一連の速読訓練の各訓練速度を、中速読書速度、高速読書速度よりも速い読書速度である超高速読書速度、高速読書速度の順で構成された第2の一連の速読訓練とを順に実行する構成を採用することができる。
一方、他の観点では、本発明は、速読訓練方法を提供することができる。すなわち、本発明に係る速読訓練方法では、まず、評価用画像が表示画面に表示され、当該評価用画像に基づいてユーザの読書速度が計測される。次いで、計測された読書速度に基づいて、複数種の訓練内容からなる一連の速読訓練および当該一連の速読訓練に属する各訓練内容の訓練速度が選択される。そして、選択された一連の速読訓練にしたがって各訓練内容に対応する訓練用画像が構成され、当該訓練用画像が、各訓練内容に対応する上記訓練速度にしたがって表示画面に表示される。このような、速読訓練方法は、例えば、サーバクライアントシステム、ASP(Application Service Provider)サービスやクラウドコンピューティングシステムとして実現することができる。
さらに他の観点では、本発明は、コンピュータにインストールすることにより、上述の速読訓練装置あるいは速読訓練方法を実現する速読訓練プログラムを提供することができる。
本発明によれば、訓練希望者の読書能力に応じた適切な速読訓練を実施でき、その結果、効率よく訓練希望者の読書速度を向上させることが可能になる。
本発明の一実施形態における速読訓練装置の一例を示す機能ブロック図 本発明の一実施形態における速読訓練装置の一例を示す概略構成図 本発明の一実施形態における速読訓練装置が実施する訓練手順の一例を示すフロー図 本発明の一実施形態における速読訓練装置の読書速度計測画面の一例を示す図 本発明の一実施形態における速読訓練装置の訓練内容を選択するための選択テーブルの一例を示す図 本発明の一実施形態における速読訓練装置の訓練内容の具体例を示す図 本発明の一実施形態における速読訓練装置の訓練内容の具体例を示す図 本発明の一実施形態における速読訓練装置の効果の一例を示す図 本発明の一実施形態における速読訓練装置の他の例を示す概略構成図
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながらより詳細に説明する。以下では、まず、一台のコンピュータにより実現される速読訓練装置としてとして本発明を具体化するが、当該装置は、後述のように、複数台のコンピュータにより構成することも可能である。
図1は本実施形態における速読訓練装置100の全体構成の一例を示す機能ブロック図である。また、図2は、速読訓練装置100の概略構成図である。ここでは、一台の汎用コンピュータを利用して速読訓練装置100を構成している。
図2に示すように、速読訓練装置100はCPU(Central Processing Unit)201を備える。CPU201は、内部バス206を介してRAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203およびHDD(Hard Disk Drive)204と接続されている。速読訓練装置100が起動すると、CPU201は、RAM202上でOS(Operating System)の一部または全部を動作させる。また、HDD204には、各種プログラムが格納される。CPU201は例えばRAM202を作業領域として利用し、上記OSの指令に従ってHDD204から読み出した各種プログラムを実行することで図1に示した各手段として動作する。例えば、HDD204から読み出された速読訓練プログラムをCPU201が実行することにより、速読訓練装置100はユーザ(訓練希望者)に対して後述の速度計測部102、訓練選択部103、訓練実施部104等の機能を提供することができる。
また、内部バス206には、外部インターフェイス205も接続されている。外部インターフェイス205には、インターネット等の通信ネットワークとの接続を実現するネットワークインターフェイスや、他の機器との1対1の接続を実現するUSB(Universal Serial Bus)インターフェイス、赤外線通信インターフェイス等の各種のインターフェイスが含まれる。外部インターフェイス205を介した通信により、速読訓練装置100は、外部機器とのデータの授受が可能となる。すなわち、外部記憶装置やUSBメモリ等の外部記憶媒体に格納された速読訓練に使用される文章データ等は、外部インターフェイス205を介した通信によりHDD204に蓄積することができる。
続いて、以上の構成により実現される速読訓練装置100を構成する各手段について説明する。図1に示すように、速読訓練装置100は、表示画面101、速度計測部102、訓練選択部103、訓練実施部104、文章格納部105、訓練履歴記憶部106および入力部107を備える。なお、入力部107には、例えば、キーボード、マウス、ペンタブレット等、公知の任意の入力装置を使用することができる。
速度計測部102は、表示画面101に評価用画像を表示するとともに、当該評価用画像に基づいてユーザの読書速度を計測する。特に限定されないが、本実施形態では、速度計測部102は、訓練要素格納部105に格納されている文章データを読み出し、当該文章データを評価用画像として表示画面101に表示する。ここでは、ユーザが、入力部107を構成するキーボードの特定のキー(例えば、エンターキー)を押下すると、速度計測部102は読書完了を認識する。なお、評価用画像は複数頁にわたっていてもよい。この場合、例えば、ユーザが、入力部107を構成するマウスの特定のボタン(例えば、左ボタン)を押下すると、速度計測部102は次ページへの移行を認識する。
この構成では、速度計測部102は、表示画面101に評価用画像の表示を開始してから読書完了通知が入力されるまでの時間をユーザの読書時間として取得し、表示画面101に表示した文章の文字数(例えば、800字)を読書時間で除算することで読書速度を算出する。なお、ユーザが速度計測部102に読書完了を通知する手法には任意の手法を採用することができる。例えば、キーボードの特定のキーに代えて、速度計測部102が、読書完了ボタンを文章とともに表示画面101に表示し、ユーザが入力部107(例えば、マウス)を用いて読書完了ボタンを選択することで、ユーザの読書完了が速度計測部102に通知されてもよい。
訓練選択部103は、速度計測部102が計測した読書速度に基づいて、複数種の訓練内容からなる一連の速読訓練および当該一連の速読訓練に属する各訓練内容の訓練速度を選択する。特に限定されないが、訓練選択部103は、速度計測部102が計測した読書速度と同等以上の異なる少なくとも3種の訓練速度を選択する。また、訓練選択部103は、各訓練速度において実行する訓練内容を、なぞり読み訓練、固定読み訓練、移動読み訓練からなる群の中から速度計測部102が計測した読書速度に応じて選択する。ここで、なぞり読み訓練は、文章および当該文章中を上記訓練速度にしたがって1文字ずつ移動する読書位置表示を含む訓練用画像を表示画面に表示することで実行される訓練である。固定読み訓練は、所定文字数の文字列からなる文章を含む訓練用画像を上記訓練速度にしたがって表示画面に表示することで実行される訓練である。移動読み訓練は、文章および当該文章中を上記訓練速度にしたがって複数文字からなる文字群ごとに移動する読書位置表示を含む訓練用画像を表示画面に表示することで実行される訓練である。
本実施形態では、訓練選択部103は、訓練速度として、速度計測部102が計測した読書速度と同等の読書速度である低速読書速度と、当該低速読書速度よりも速い読書速度である中速読書速度と、当該中速読書速度よりも速い読書速度である高速読書速度とを選択し、低速読書速度、高速読書速度、中速読書速度の順で第1の一連の速読訓練を構成する。また、訓練選択部103は、中速読書速度、高速読書速度よりも速い読書速度である超高速読書速度、高速読書速度の順で構成された第2の一連の速読訓練を構成する。
訓練実施部104は、訓練選択部103が選択した一連の速読訓練にしたがって各訓練内容に対応する訓練用画像を構成するとともに、当該訓練用画像を、各訓練内容に対応する上記訓練速度にしたがって表示画面に表示する。この訓練用画像は、訓練要素格納部105に格納されている文章データに基づいて構成される。すなわち、なぞり読み訓練の訓練用画像は、訓練要素格納部105に格納されている文章と当該文章中を訓練速度にしたがって1文字ずつ移動する読書位置表示を含む。固定読み訓練の訓練用画像は、訓練要素格納部105に格納されている所定文字数の文字列からなる文章を含む。移動読み訓練の訓練用画像は、訓練要素格納部105に格納されている文章と当該文章中を訓練速度にしたがって複数文字からなる文字群ごとに移動する読書位置表示を含む。
本実施形態では、訓練実施部104は、訓練選択部103により構成された第1の一連の速読訓練と、表示画面に複数の単語を含む訓練用画像を表示する、識幅拡大訓練および識力向上訓練と、訓練選択部103により構成された第2の一連の速読訓練とを順に実行する。
また、本実施形態では、速読訓練装置100は訓練履歴記憶部106を備える。訓練履歴記憶部106には、訓練実施部104が実施した訓練内容および訓練速度とユーザを特定するための情報(ユーザID)を含む訓練履歴が記憶される。当該訓練履歴は、速度計測部102によって参照され、速度計測部102により取得されたユーザの読書速度が異常である場合には、測定された読書速度の正否のユーザへの問い合わせや再測定を実施するようになっている。
なお、本実施形態では、上述の訓練要素格納部105および訓練履歴記憶部106は、HDD204により構成されている。上述のように、訓練要素格納部105には、外部インターフェイス205を介した通信により、速読訓練に使用される新たな文章データ等を蓄積することができる。
次いで、以上の構成を有する速読訓練装置100における訓練手順について説明する。図3は、速読訓練装置100が実施する訓練手順の一例を示すフロー図である。当該手順は、例えば、ユーザが速読訓練装置100に速読訓練開始指示を入力したことをトリガとして開始する。なお、本実施形態では、速読訓練装置100は、複数のユーザによって強要される構成になっている。そのため、ユーザは、速読訓練装置100を使用する際に、ユーザID等の、ユーザを特定するための情報を入力する。このような、個人認証は公知の技術であるため、個々での説明は省略する。
当該手順が開始すると、まず、速度計測部102がユーザの読書速度を計測する(ステップS301)。図4は、このとき速度計測部102が表示画面101に表示する評価用画像を模式的に示す図である。なお、図中では、文字を四角で表現している。
図4に示すように評価用画像401は、文章により構成される。当該文章は、訓練要素格納部105に予め格納された文章であり、例えば、ユーザの指定した文章や速読訓練装置に予め入力されるユーザの年齢情報に基づいて速度計測部102により自動的に選択された文章等が使用される。上述のように、評価用画像が複数頁である場合は、入力部107を構成するマウスの左クリック操作等により頁送りされる。
ユーザは、表示画面101に表示された文章を読み、最後まで読めたときに入力部107を構成するキーボードの特定のキー(ここでは、エンターキー)を押下する。速度計測部102は、表示画面101に評価用画面の表示を開始したときから特定キー押下までの時間を読書時間として取得する。そして、表示画面101に表示した文章の文字数を読書時間で除算し、読書速度(字/分)を算出する。なお、読書速度の計測を開始するときには、速度計測部102が「3」、「2」、「1」のようなカウントダウンを表示画面101に表示することが好ましい。
読書速度を算出した速度計測部102は、訓練履歴記憶部106から読書速度を計測したユーザに対応する履歴を参照し、計測した読書速度の異常の有無を確認する(ステップS302)。ここでは、最新の履歴の訓練速度よりもきわめて速い(例えば、2倍以上速い)場合や、極めて遅い(例えば、半分以下)場合、速度計測部102は、取得した読書速度をユーザに提示し、当該読書速度が正常に計測されたものであるか否かを問い合わせる。
ユーザが異常なしと回答した場合、速度計測部102は取得した読書速度を訓練選択部103へ入力する(ステップS302No)。一方、ユーザが異常有と回答した場合、速度計測部102は、再度、読書速度の計測を開始する(ステップS302Yes、S301)。
速度計測部102から現在訓練中のユーザの読書速度が入力された訓練選択部103は、訓練内容および訓練速度を選択する(ステップS303)。特に限定されないが、本実施形態では、訓練選択部103には、当該選択を実施するためのテーブルが格納されており、訓練選択部103は、当該テーブルと入力された読書速度とに基づいて訓練内容を選択する。
図5は、訓練選択部103に予め格納された選択テーブルの一例を示す図である。上述のように、本実施形態では、訓練選択部103は、3種の訓練速度を選択し、各訓練速度により実行する訓練内容(すなわち、一番目から三番目までの訓練内容)をなぞり読み、固定読み、移動読みの中から選択する。図5の例では、読書速度が630字/分未満であった場合、一番目から三番目までの全訓練内容としてなぞり読みを選択する。読書速度が630字/分以上1350字/分未満であった場合、一番目と三番目の訓練内容としてなぞり読みを選択し、二番目の訓練内容として固定読みを選択する。読書速度が1350字/分以上2250字/分未満であった場合、一番目の訓練内容としてなぞり読みを選択し、二番目の訓練内容として固定読みを選択し、三番目の訓練内容として移動読みを選択する。読書速度が2250字/分以上16200字/分未満であった場合、一番目と三番目の訓練内容として移動読みを選択し、二番目の訓練内容として固定読みを選択する。読書速度が16200字/分以上30600字/分未満であった場合、一番目の訓練内容として移動読みを選択し、二番目と三番目の訓練内容として固定読みを選択する。読書速度が30600字/分以上であった場合、一番目から三番目までの全訓練内容として固定読みを選択する。
なお、図5に示すテーブルは、一般に、なぞり読みにより到達することができる最大の読書速度が2000〜3000字/分であり、これ以上の読書速度を実現するためには、複数の文字からなる文字列単位で文章を読む必要があることに基づいて設定されている。すなわち、高速読書速度(二番目の訓練)における読書速度が2000字/分程度になると、文字列単位で文章を読むための必須のスキルである、固定読みを習得する訓練を開始する。そして、中速読書速度(三番目の訓練)における読書速度が、なぞり読みにより到達できる最大の読書速度である3000字/分程度になると、固定読みを使用した読書(移動読み)を習得する訓練を開始する。
また、訓練選択部103が選択する3種の訓練速度は、上述のように、第1の一連の速読訓練が、低速読書速度、高速読書速度、中速読書速度であり、第2の一連の速読訓練が、中速読書速度、超高速読書速度、高速読書速度である。本実施形態では、低速読書速度が速度計測部102により取得された読書速度と同等の読書速度であり、中速読書速度が低速読書速度の2倍程度の読書速度である。また、高速読書速度は中速読書速度の2倍程度の読書速度であり、超高速読書速度は高速読書速度の2倍程度の読書速度である。ユーザにとって、その時点での読書速度の4倍に相当する高速読書速度での訓練は訓練負荷が高く、その時点での読書速度の2倍に相当する中速読書速度での訓練の方が読書速度を向上させる訓練負荷としては適切である。しかしながら、このように、一旦高負荷にした後、適切な負荷での訓練を実施するように構成することで、ユーザは、より適切な訓練負荷による訓練を、比較的容易に実施することができる。
例えば、速度計測部102が取得した読書速度が360字/分であった場合、訓練選択部103は、第1の一連の速読訓練として、一番目の訓練を360字/分(低速読書速度)のなぞり読み、二番目の訓練を1296字/分(高速読書速度)のなぞり読み、三番目の訓練を684字/分(中速読書速度)のなぞり読みをそれぞれ選択する。また、第2の一連の速読訓練として、一番目の訓練を684字/分(中速読書速度)のなぞり読み、二番目の訓練を2340字/分(超高速読書速度)のなぞり読み、三番目の訓練を1296字/分(高速読書速度)のなぞり読みをそれぞれ選択する。
また、速度計測部102が取得した読書速度が2700字/分であった場合、訓練選択部103は、第1の一連の速読訓練として、一番目の訓練を2700字/分(低速読書速度)の移動読み、二番目の訓練を9720字/分(高速読書速度)の固定読み、三番目の訓練を5130字/分(中速読書速度)の移動読みをそれぞれ選択する。また、第2の一連の速読訓練として、一番目の訓練を5130字/分(中速読書速度)の移動読み、二番目の訓練を17550字/分(超高速読書速度)の固定読み、三番目の訓練を9720字/分(高速読書速度)の移動読みをそれぞれ選択する。
なお、この例では、低速読書速度の1.9倍が中速読書速度、中速読書速度の約1.9倍が高速読書速度、高速読書速度の約1.8倍が超高速読書速度になっている。
以上のようにして訓練内容および訓練速度を選択した訓練選択部103は、選択した訓練内容および訓練速度と、速度計測部102により取得された読書速度を訓練実施部104に通知する。当該通知を受けた訓練実施部104は、通知された内容に従って訓練用画像を構成し、当該訓練用画像を表示画面101に表示することで訓練を実施する(ステップS304)。本実施形態では、訓練実施部104は、まず、訓練選択部103が選択した第1の一連の速読訓練を実施する。次いで、表示画面101に複数の単語を含む訓練用画像を表示する識幅拡大訓練および識力向上訓練を実施する。続いて、訓練選択部103が選択した第2の一連の速読訓練を実施する。
図6は、速読訓練装置100が表示画面101に表示する訓練用画像の一例を示す図である。図6(a)は、なぞり読みの訓練用画像である。図6(b)は、固定読みの訓練用画像である。図6(c)は、移動読みの訓練用画像である。なお、図6(a)、図6(c)では、表示画面101に表示される訓練用画像の一部のみを示している。
図6(a)に示すように、なぞり読みの訓練用画像は、文章および当該文章中を訓練速度にしたがって1文字ずつ移動する読書位置表示を含む。この例では、まず、文章の最初の文字が強調表示され、次いで、後続の1文字が強調表示される。このような、直前の1文字が強調表示されてから次の1文字が強調表示されるまでの時間が、訓練速度によって規定される。例えば、訓練速度が360字/分である場合、直前の1字が強調表示されてから次の1字が強調表示されるまでの時間は、60秒/360字≒0.17秒になる。
強調表示の方法は任意である。細字を太字に変更する強調表示や、黒字を赤字に変更する強調表示、画像の背景色(例えば、黒)に近い色(濃いグレー)から背景色と異なる色(例えば、白)に変更する強調表示等、任意の方法を採用することができる。
図6(b)に示すように、固定読みの訓練用画像601は、所定文字数の文字列からなる文章を含む。この例では、20字の文字列からなる文章が表示画面101の中央に表示されている。このような、直前の文字列が表示されてから次の文字列が表示されるまでの時間が、訓練速度によって規定される。例えば、訓練速度が9720字/分、文字数が20文字である場合、直前の文字列が表示されてから次の文字列が表示されるまでの時間は、60秒/9720字*20字≒0.12秒になる。
図6(c)に示すように、移動読みの訓練用画像は、文章および当該文章中を訓練速度にしたがって複数文字からなる文字群ごとに移動する読書位置表示を含む。この例では、まず、文章の最初の8文字が強調表示され、次いで、後続の8文字が強調表示される。このような、直前の文字列が強調表示されてから次の文字列が強調表示されるまでの時間が、訓練速度によって規定される。例えば、訓練速度が2700字/分、文字数が8文字である場合、直前の文字列が表示されてから次の文字列が表示されるまでの時間は、60秒/2700字*8字≒0.17秒になる。
強調表示の方法は任意である。細字を太字に変更する強調表示や、黒字を赤字に変更する強調表示、画像の背景色(例えば、黒)に近い色(濃いグレー)から背景色と異なる色(例えば、白)に変更する強調表示等、任意の方法を採用することができる。
なお、上述の訓練用画像に含まれる文章は、評価用画像と同様に、訓練要素格納部105に予め格納された文章であり、例えば、ユーザの指定した文章や速読訓練装置に予め入力されるユーザの年齢情報に基づいて速度計測部102により自動的に選択された文章等が使用される。
ここで、訓練実施部104が、第1の一連の速読訓練と第2の一連の速読訓練との間に実施する、識幅拡大訓練および識力向上訓練について説明する。図7は、速読訓練装置100が表示画面101に表示する識幅拡大訓練および識力向上訓練の訓練用画像の一例を示す図である。図7(a)は識幅拡大訓練の訓練用画像であり、図7(b)は識力向上訓練の訓練用画像である。
図7(a)に示すように、識幅拡大訓練の訓練用画像701は、表示画面101内で散らばって配置された複数の単語を含む。訓練実施部104は、内容の異なる複数の訓練用画像701を一定の時間間隔(例えば、0.1秒)で切り替えることにより、識幅拡大訓練を実施する。本実施形態では、速度計測部102により取得された読書速度に応じて1〜14単語の間で表示画面101に表示される単語数を変更する構成になっている。また、訓練実施部104は、一連の速読訓練と同様、速度計測部102により取得された読書速度に応じて3種の異なる単語数を選択し、一番目の識幅拡大訓練は最小の単語数、二番目の識幅拡大訓練は最大の単語数、三番目の識幅拡大訓練は中間の単語数で一連の識幅拡大訓練を実施する。当該訓練により、ユーザは、複数の単語を認識できる表示領域を広げる(視野拡大)ことが可能になる。
例えば、速度計測部102が取得した読書速度が360字/分であった場合、訓練実施部104は、一番目の識幅拡大訓練の単語数を2、二番目の識幅拡大訓練の単語数を4、三番目の識幅拡大訓練の単語数を3にする。また、速度計測部102が取得した読書速度が2700字/分であった場合、訓練実施部104は、一番目の識幅拡大訓練の単語数を4、二番目の識幅拡大訓練の単語数を6、三番目の識幅拡大訓練の単語数を5にする。
また、図7(b)に示すように、識力向上訓練の訓練用画像702は、表示画面101内で配置された複数の単語を含む。訓練実施部104は、内容の異なる複数の訓練用画像702を一定の時間間隔で切り替えることにより、識力向上訓練を実施する。本実施形態では、速度計測部102により取得された読書速度に応じて2〜11単語の間で表示画面101に表示される単語数を変更する構成になっている。また、訓練実施部104は、識幅拡大訓練についても、異なる訓練難易度の複数の識力向上訓練からなる一連の識力向上訓練を実施する。当該訓練により、ユーザは、複数の単語を認識する速度を高めることが可能になる。
例えば、速度計測部102が取得した読書速度が360字/分であった場合、訓練実施部104は、単語数を3にする。また、速度計測部102が取得した読書速度が2700字/分であった場合、訓練実施部104は単語数を5にする。また、訓練実施部104は、速度計測部102により取得された読書速度に応じて単語数を選択した上で、画面切り替え時間間隔を、一番目の識力向上訓練を0.5秒間隔、二番目の識力向上訓練を0.1秒間隔、三番目の識力向上訓練を0.3秒間隔のそれぞれに設定して一連の識力向上訓練を実施する。
なお、訓練実施部104は、第1の一連の速読訓練、一連の識幅拡大訓練、一連の識力向上訓練、第2の一連の速読訓練のそれぞれの訓練時間を、訓練開始時に指定された総訓練時間に応じて決定する。例えば、総訓練時間が5分であった場合、訓練実施部104は、第1および第2の一連の速読訓練の各訓練を30秒に設定し、一連の識幅拡大訓練および一連の識力向上訓練における一番目と三番目の訓練を15秒、二番目の訓練を30秒に設定する。また、総訓練時間が25分であった場合、訓練実施部104は、第1および第2の一連の速読訓練における一番目と三番目の訓練を30秒、二番目の訓練を540秒に設定し、一連の識幅拡大訓練における一番目と三番目の訓練を30秒、二番目の訓練を90秒に設定し、一連の識力向上訓練における一番目の訓練を15秒、二番目の訓練を90秒、三番目の訓練を60秒に設定する。
第1の一連の速読訓練、一連の識幅拡大訓練、一連の識力向上訓練、第2の一連の速読訓練を実施した訓練実施部104は、実施した訓練内容および訓練速度を、ユーザを特定するための情報とともに、訓練履歴記憶部106に格納する(ステップS305)。
以上説明したように、この速読訓練装置100は、訓練開始時に測定したユーザの読書速度に基づいて、訓練内容および訓練速度が決定される。そのため、ユーザの読書速度に応じた適切な速読訓練を実現することができる。また、この構成では、訓練回数や特定時点での到達度チェック結果に応じて訓練レベル(訓練難易度)を上昇させる構成ではなく、訓練開始時に測定したユーザの読書速度に基づいて訓練内容および訓練速度が決定される構成であるため、例えば、ユーザが数日間訓練を実施することができず、読書能力が低下した場合や、適切な訓練を繰り返しても読書速度の向上が一時的に停滞している状態であっても、その時点でのユーザの読書能力に応じた適切な訓練を実施することができる。
また、速読訓練装置100は、訓練内容を、速度計測部102が計測した読書速度に基づいて、なぞり読み訓練、固定読み訓練、移動読み訓練の中から1つ、あるいは適切な組み合わせで選択することで、ユーザに対し、ユーザの読書能力に応じた、ユーザの読書速度を向上させる適切な速読訓練を実現することができる。
さらに、速読訓練装置100は、各訓練を、低レベル、高レベル、中レベルの順で難易度を変動させ、一旦、難易度を高めた後、読書速度の向上に適切な中レベルの難易度の訓練を実施するため、ユーザは、中レベルの訓練を、比較的容易と感じながら実施することができる。
加えて、速読訓練装置100は、第1の一連の速読訓練の後、識幅拡大訓練および識力向上訓練を実施し、その後に第1の一連の速読訓練よりも難易度の高い第2の一連の速読訓練を実施する構成であるため、ユーザは、第2の一連の速読訓練において最後に実施される高レベルの訓練も、比較的容易と感じながら実施することができる。
図8は、以上説明した速読訓練法を適用した場合の読書速度効果の一例を示すヒストグラムである。図8において横軸は個々のユーザに対応し、縦軸は読書速度向上率に対応する。この例では、各ユーザは、上述の速読訓練を50回以上実施している。なお、読書速度向上率とは、最後の10回の速読訓練において速度計測部102が計測した読書速度の平均値を、最初の10回の速読訓練において速度計測部102が計測した読書速度の平均値で除算値を百分率で表現したものである。図8から理解できるように、いずれのユーザも読書速度の向上が確認できる。
ところで、上述の実施形態では、一台のコンピュータにより実現される構成について説明したが、本発明に係る速読訓練装置は複数台のコンピュータにより構成することも可能である。図9は、ネットワークを介して接続された2台のコンピュータにより構成した速読訓練システムの一例を示す機能ブロック図である。なお、図9において、図1に示す速読訓練装置100と同一の作用効果を奏する要素には同一の符号を付し、以下での詳細な説明は省略する。
図9に示すように、速読訓練システム900は、ユーザが操作するクライアント装置910およびクライアント装置910に対してサービスを提供するサーバ装置920を備える。クライアント装置910とサーバ装置920とは異なる場所に設置されており、両者はネットワーク930によりデータの授受が可能な状態で相互に接続されている。例えば、クライアント装置910は、ユーザが所有するパーソナルコンピュータである。また、サーバ装置920は、速読訓練のサービス提供者が管理するサーバ装置である。
クライアント装置910は、上述の表示画面101、入力部107および表示制御部912を備える。表示制御部912は、表示画面101の表示を制御する。表示制御部912は、ネットワークインターフェイス911を介してインターネット等のネットワーク930に接続されており、ネットワークインターフェイス911を介して入力された情報を表示画面に表示する。
また、サーバ装置920は、プログラムを実行することにより構成される速度計測部102、訓練選択部103および訓練実施部104を備えるとともに、HDD等の記憶装置により構成される、訓練要素格納部105および訓練履歴記憶部106を備える。サーバ装置920は、ネットワークインターフェイス921を介してネットワーク930に接続されている。なお、クライアント装置910とサーバ装置920との通信は、例えば、ブラウザを介して行うことができる。
この構成では、ユーザが操作するクライアント装置910が備える表示画面101に対して、サーバ装置920が備える速度計測部102、訓練選択部103および訓練実施部104の各手段が上述の評価用画像や訓練用画像を、例えば、ブラウザを介して表示する。ユーザは、クライアント装置910の表示画面101に表示される評価用画像や訓練用画像により速読訓練を実施することができる。
この構成では、クライアント装置910に、速度計測部102、訓練選択部103、訓練実施部104として機能するプログラムをインストールして実行する必要がなく、ユーザは、サーバ装置920に接続可能な任意の汎用コンピュータにより上述の速読訓練を実施することができる。
なお、この例では、サーバ装置920を、速度計測部102として機能するプログラム、訓練選択部103として機能するプログラム、あるいは訓練実施部104として機能するプログラムを実行する単一のコンピュータとして構成したが、これらのプログラムは複数のコンピュータで分散して処理するようにしてもよい。すなわち、サーバ装置920は、複数台のコンピュータや、複数台のコンピュータにわたって配置された仮想サーバ(いわゆる、クラウドコンピューティングシステム)により構成することもできる。
また、この例では、サーバ装置920が速度計測部102、訓練選択部103および訓練実施部104を備える構成としたが、サーバ装置920が訓練選択部103および訓練実施部104を備え、速度計測部102がクライアント装置910を備える構成とすることもできる。すなわち、速読訓練システムを構成する各手段は、協働して上述の作用効果を奏する限りにおいて、適宜、別体で構成され、ネットワーク等を通じて接続された任意構成のシステムとして実現することができる。
さらに、この例では、サーバ装置920において、速度計測部102として機能するプログラム、訓練選択部103として機能するプログラム、あるいは訓練実施部104として機能するプログラムを実行する構成としているが、当該プログラムの一部または全部がクライアント装置910にダウンロードされ、クライアント装置910において実行されてもよい。
なお、上述した各実施形態は本発明の技術的範囲を制限するものではなく既に記載したもの以外でも、本発明の範囲内で種々の変形や応用が可能である。例えば、上記では、特に好ましい形態として、第1の一連の速読訓練、一連の識幅拡大訓練、一連の識力向上訓練、第2の一連の速読訓練を実施する速読訓練装置を例示した。しかしながら、少なくとも一連の速読訓練を実施する速読訓練装置であれば、その時点でのユーザの読書能力に応じた適切な訓練を実施するという効果を得ることができる。なお、当該一連の速読訓練において、訓練速度は、少なくとも3種であることが好ましく、さらに、難易度を、低レベル、高レベル、中レベルの順で実施することがより好ましいが、他の態様を排除するものではない。また、訓練内容も、なぞり読み訓練、固定読み訓練、移動読み訓練から選択されることが好ましいが、他の訓練の使用を排除するものではない。
また、本発明の速読訓練対象の言語は、日本語に限らず、英語、中国語等、任意の言語を採用することができる。
加えて、上述の実施形態では、速読訓練装置または速読訓練システムとして本発明を説明したが、上述の作用効果は、コンピュータにおいて実行されることにより速読訓練装置や速読訓練システムとして機能する速読訓練プログラムによっても得ることができる。
そして、このような速読訓練プログラムは、インターネットなどの電気通信回線を用いたり、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納したりすることで、関係者や第三者に提供することができる。例えばプログラムの指令を電気信号や光信号、磁気信号などで表現し、その信号を搬送波に載せて送信することで、同軸ケーブルや銅線、光ファイバのような伝送媒体でそのプログラムを提供することができる。また、コンピュータ読取可能な記録媒体としては、CD−ROMやDVD−ROMなどの光学メディアや、フレキシブルディスクのような磁気メディア、フラッシュメモリやRAMのような半導体メモリを利用することができる。
本発明によれば、訓練希望者の読書能力に応じて、効率よく読書速度を向上させることができ、速読訓練装置、速読訓練方法および速読訓練プログラムとして有用である。
100、900 速読訓練装置
101 表示画面
102 速度計測部
103 訓練選択部
104 訓練実施部
105 訓練要素格納部
106 訓練履歴記憶部
107 入力部

Claims (5)

  1. 表示画面と、
    前記表示画面に評価用画像を表示するとともに、当該評価用画像に基づいてユーザの読書速度を計測する速度計測部と、
    前記速度計測部が計測した読書速度に基づいて、複数種の訓練内容からなる一連の速読訓練および当該一連の速読訓練に属する各訓練内容の訓練速度を選択する訓練選択部と、
    前記訓練選択部が選択した一連の速読訓練にしたがって各訓練内容に対応する訓練用画像を構成するとともに、当該訓練用画像を、各訓練内容に対応する前記訓練速度にしたがって前記表示画面に表示する訓練実施部と、
    を備え、
    前記訓練選択部は、
    前記速度計測部が計測した読書速度と同等以上の異なる少なくとも3種の訓練速度として、前記速度計測部が計測した読書速度と同等の読書速度である低速読書速度と、前記低速読書速度よりも速い読書速度である中速読書速度と、前記中速読書速度よりも速い読書速度である高速読書速度とを選択して、前記低速読書速度、前記高速読書速度、前記中速読書速度の順で一連の速読訓練を構成するとともに、各訓練速度において実行する訓練内容を、文章および当該文章中を前記訓練速度にしたがって1文字ずつ移動する読書位置表示を含む訓練用画像を前記表示画面に表示するなぞり読み訓練、所定文字数の文字列からなる文章を含む訓練用画像を前記訓練速度にしたがって前記表示画面に表示する固定読み訓練、文章および当該文章中を前記訓練速度にしたがって複数文字からなる文字群ごとに移動する読書位置表示を含む訓練用画像を前記表示画面に表示する移動読み訓練、からなる群の中から選択する構成であって、
    前記高速読書速度により実行する訓練内容として、
    訓練速度が、なぞり読みにより到達可能な読書速度領域に属する所定の読書速度以上である場合、前記固定読み訓練を選択し、
    訓練速度が、当該なぞり読みにより到達可能な読書速度領域に属する所定の読書速度未満である場合、前記なぞり読み訓練を選択し、
    かつ、
    前記低速読書速度および前記中速読書速度により実行する訓練内容として、
    訓練速度が、なぞり読みにより到達可能な読書速度領域に属する所定の読書速度未満である場合、前記なぞり読み訓練を選択し、
    訓練速度が、当該なぞり読みにより到達可能な読書速度領域に属する所定の読書速度以上、かつ当該なぞり読みにより到達可能な読書速度領域を超える他の所定の読書速度未満である場合、前記移動読み訓練を選択し、
    訓練速度が、当該他の所定の読書速度以上である場合、前記固定読み訓練を選択する、速読訓練装置。
  2. 前記中速読書速度が、前記低速読書速度の2倍程度の読書速度であり、前記高速読書速度が、前記中速読書速度の2倍程度の読書速度である、請求項1記載の速読訓練装置。
  3. 前記訓練実施部は、
    前記訓練選択部により構成された第1の一連の速読訓練である前記一連の速読訓練と、前記一連の速読訓練の各訓練速度を、前記中速読書速度、前記高速読書速度よりも速い読書速度である超高速読書速度、前記高速読書速度の順として構成された第2の一連の速読訓練と、前記第1の一連の速読訓練と前記第2の一連の速読訓練との間で実施される、前記速度計測部が計測した読書速度に基づいて表示数が増減される複数の単語を含む訓練用画像を前記表示画面に表示する、識幅拡大訓練および識力向上訓練とを、順に実行する、請求項記載の速読訓練装置。
  4. 表示画面、速度計測部、訓練選択部および訓練実施部を備える速読訓練システムにおいて実施される速読訓練方法であって、
    評価用画像を表示画面に表示するとともに、当該評価用画像に基づいてユーザの読書速度を前記速度計測部により計測するステップと、
    計測された読書速度に基づいて、複数種の訓練内容からなる一連の速読訓練および当該一連の速読訓練に属する各訓練内容の訓練速度を前記訓練選択部により選択するステップと、
    前記訓練実施部により、前記訓練選択部により選択された一連の速読訓練にしたがって各訓練内容に対応する訓練用画像を構成するとともに、当該訓練用画像を、各訓練内容に対応する前記訓練速度にしたがって前記表示画面に表示するステップと、
    を有し、
    前記訓練選択部による選択ステップにおいて、
    前記計測された読書速度と同等以上の異なる少なくとも3種の訓練速度として、前記計測された読書速度と同等の読書速度である低速読書速度と、前記低速読書速度よりも速い読書速度である中速読書速度と、前記中速読書速度よりも速い読書速度である高速読書速度とが選択されて、前記低速読書速度、前記高速読書速度、前記中速読書速度の順で一連の速読訓練が構成されるとともに、各訓練速度において実行する訓練内容が、文章および当該文章中を前記訓練速度にしたがって1文字ずつ移動する読書位置表示を含む訓練用画像を前記表示画面に表示するなぞり読み訓練、所定文字数の文字列からなる文章を含む訓練用画像を前記訓練速度にしたがって前記表示画面に表示する固定読み訓練、文章および当該文章中を前記訓練速度にしたがって複数文字からなる文字群ごとに移動する読書位置表示を含む訓練用画像を前記表示画面に表示する移動読み訓練、からなる群の中から選択される構成であって、
    前記高速読書速度により実行される訓練内容として、
    訓練速度が、なぞり読みにより到達可能な読書速度領域に属する所定の読書速度以上である場合、前記固定読み訓練が選択され、
    訓練速度が、当該なぞり読みにより到達可能な読書速度領域に属する所定の読書速度未満である場合、前記なぞり読み訓練が選択され、
    かつ、
    前記低速読書速度および前記中速読書速度により実行される訓練内容として、
    訓練速度が、なぞり読みにより到達可能な読書速度領域に属する所定の読書速度未満である場合、前記なぞり読み訓練が選択され、
    訓練速度が、当該なぞり読みにより到達可能な読書速度領域に属する所定の読書速度以上、かつ当該なぞり読みにより到達可能な読書速度領域を超える他の所定の読書速度未満である場合、前記移動読み訓練が選択され、
    訓練速度が、当該他の所定の読書速度以上である場合、前記固定読み訓練が選択される、速読訓練方法。
  5. コンピュータに、
    評価用画像を表示画面に表示するとともに、当該評価用画像に基づいてユーザの読書速度を計測する機能と、
    計測された読書速度に基づいて、複数種の訓練内容からなる一連の速読訓練および当該一連の速読訓練に属する各訓練内容の訓練速度を選択する機能と、
    選択された一連の速読訓練にしたがって各訓練内容に対応する訓練用画像を構成するとともに、当該訓練用画像を、各訓練内容に対応する前記訓練速度にしたがって前記表示画面に表示する機能と、
    を実行させ
    前記一連の速読訓練および当該一連の速読訓練に属する各訓練内容の訓練速度を選択する際に
    前記計測された読書速度と同等以上の異なる少なくとも3種の訓練速度として、前記計測された読書速度と同等の読書速度である低速読書速度と、前記低速読書速度よりも速い読書速度である中速読書速度と、前記中速読書速度よりも速い読書速度である高速読書速度とを選択して、前記低速読書速度、前記高速読書速度、前記中速読書速度の順で一連の速読訓練を構成するとともに、各訓練速度において実行する訓練内容を、文章および当該文章中を前記訓練速度にしたがって1文字ずつ移動する読書位置表示を含む訓練用画像を前記表示画面に表示するなぞり読み訓練、所定文字数の文字列からなる文章を含む訓練用画像を前記訓練速度にしたがって前記表示画面に表示する固定読み訓練、文章および当該文章中を前記訓練速度にしたがって複数文字からなる文字群ごとに移動する読書位置表示を含む訓練用画像を前記表示画面に表示する移動読み訓練、からなる群の中から選択する構成であって、
    前記高速読書速度により実行する訓練内容として、
    訓練速度が、なぞり読みにより到達可能な読書速度領域に属する所定の読書速度以上である場合、前記固定読み訓練を選択し、
    訓練速度が、当該なぞり読みにより到達可能な読書速度領域に属する所定の読書速度未満である場合、前記なぞり読み訓練を選択し、
    かつ、
    前記低速読書速度および前記中速読書速度により実行する訓練内容として、
    訓練速度が、なぞり読みにより到達可能な読書速度領域に属する所定の読書速度未満である場合、前記なぞり読み訓練を選択し、
    訓練速度が、当該なぞり読みにより到達可能な読書速度領域に属する所定の読書速度以上、かつ当該なぞり読みにより到達可能な読書速度領域を超える他の所定の読書速度未満である場合、前記移動読み訓練を選択し、
    訓練速度が、当該他の所定の読書速度以上である場合、前記固定読み訓練を選択する、速読訓練プログラム。
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