JP5925982B1 - Wifiシステムにおける動的なレート制御 - Google Patents

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Abstract

ワイヤレスデバイスが、一時的なチャネル状況またはデバイスの設定エラーに鑑みてデータレートを切り替えるように構成される。最大のグッドプットを達成する可能性が高い予め選択されたデータレートが、データレートテーブルに記憶される。データレートテーブルは、データレートテーブル内の各々の予め選択されたデータレートについて候補データレートを含む。予め選択されたデータレートを使用するプローブ送信が失敗であるとき、動的なレートのプロービングが、考えられる原因および問題の範囲を決定するために利用される。動的なレートのプロービング方式は、候補データレートを使用してプローブ送信を送信し、これらのプローブ送信の成功または失敗を追跡する。プローブ送信の分析が、考えられる原因および/または問題の状況の範囲を示し、データレートテーブル内のデータレートを再設定する必要があるか否かを決定するために使用される。

Description

関連出願
[0001]本特許出願は、いずれも本特許出願の譲受人へと譲渡された2013年6月19日に出願された「WiFiシステムにおける動的なレート制御(Dynamic Rate Control in Wifi Systems)」と題されるDuらによる米国特許出願第13/921,860号および2013年3月14日に出願された「WiFiシステムにおける動的なレート制御(Dynamic Rate Control In WiFi Systems)」と題される米国仮特許出願第61/785,833号に対する優先権を主張する。
[0002]IEEE802.11規格は、最大データレートを達成することを試みる通信プロトコルを指定することによって無線周波数(RF)帯内におけるワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を策定する(formulate)ために使用される。IEEE802.11規格は、物理(PHY)層において複数のデータレートを提供する。データレートは、変調およびコーディング方式(MCS)インデックスによって識別される。各々のMCSインデックス値は、空間ストリームの数Nss(例えば、1〜4)、ガードインターバルの選択(例えば、短いまたは長い)、チャネル帯域幅(例えば、20MHz、40MHz、80MHz、160MHz)、変調タイプ(例えば、BPSK、QPSK、16−QAM、64−QAM、256−QAM)、およびコーディングレート(例えば、1/2、3/4、5/6、2/3)などの種々のパラメータに関連付けられている。MCSインデックスに関連付けられたデータレートは、パラメータの具体的な設定にもとづく。多数のMCSインデックス値が存在し、各々のMCSインデックス値は、パラメータの種々の設定の異なる組み合わせを表す。しかしながら、MCSインデックス値によって示されるデータレートは、リンク障害(link failures)、ランダムチャネルエラー、リンクバジェット(link budget)、などの状況に悩まされるワイヤレスネットワークのリアルワードダイナミクス(real word dynamics)を考慮していない。
[0003]この概要は、「発明を実施するための形態」においてさらに後述される概念の選択を簡略化した形で紹介するために提供される。この概要は、請求項に記載される主題の重要な特徴または不可欠な特徴を識別しようとするものではなく、請求項に記載される主題の範囲を限定するために使用されるものでもない。
[0004]ワイヤレスデバイスは、一時的なチャネル状況またはデバイスの設定エラーに鑑みてデータレートを切り替えるように構成される。ワイヤレスネットワークは、低い(poor)リンクバジェット、ランダムチャネルエラー、リンク障害、などに悩まされ得る。ワイヤレスデバイスは、誤った空間ストリーム数で設定されているかもしれず、あるいはその多数のアンテナのうちの1つのリアルタイムの障害(real time failures)を経験するかもしれず、それによってデバイスがサポートできる空間ストリームの数を減少させる。これらの状況が検出されるとき、動的なレートのプロービング(probing)技法が、これらの状況を補償することができるデータレートを決定するために使用される。
[0005]データレートは、MCSインデックス値にもとづいて識別される。各々のMCSインデックス値は、空間ストリームの不変の数Nssならびに変調およびコーディング(MCS)タイプに関連付けられる。動的でないレートのプロービング技法を使用する場合、線形データレートテーブルが、特定のMCSタイプおよび空間ストリーム数Nssに関連付けられた予め選択されたデータレートで構成される。線形レートテーブル内のこれらのレートは、通常は、サポートされるすべてのレートのサブセットにすぎない。データレートのこのサブセットは、任意の所与のチャネル状況において線形レートテーブル内にない他のサポートされるレートよりも最大のグッドプット(goodput)を達成する可能性がより高いため、線形データレートテーブルへと選択され、ここでグッドプットは、予想送信時間(expected transmission time)に対する予想送達データペイロード(expected delivered data payload)の比として定義される。したがって、レート選択の手順の間、線形レートテーブルからのレートを、他のサポートされるレートをすべて無視して選択するだけでよい。線形レートテーブル内のレートの数は、通常は、サポートされるすべてのレートの数よりもはるかに少ないため、線形レートテーブルからレートを選択することは、サポートされるすべてのレートからレートを選択することよりも、はるかに単純かつより率直(straightforward)になる。しかしながら、場合によっては、線形レートテーブル内の予め選択されたデータレートを使用するプローブ送信が、線形レートテーブル内にないレートよりも良好なグッドプットを達成できないことがあり、それによって一時的または長期にわたり得る種々の状況に起因し得るワイヤレスネットワーク内の問題を示す。この場合、動的なレートのプロービング技法が、考えられる原因および問題の範囲を決定するために使用される。
[0006]動的なレートのプロービング技法は、線形データレートテーブル外の(outside of the linear data rate table)NssおよびMCS値に関連付けられたデータレートを使用してプローブ送信を送信する。元の(original)線形レートテーブル内にないこれらの代替の候補データレートを使用するプローブ送信の成功または失敗が、追跡される。追跡されたプローブ送信の分析は、データレートテーブル内のデータレートが再設定される必要があるか否かを決定するために使用される。代替の候補データレートを使用するプローブ送信のうちのいくつかが成功した場合、問題は半永久的であり得、それによって元の線形データレートテーブルを成功した代替のデータレートで再設定することが必要となる。
[0007]後の時点において、元の線形レートテーブル内の一度は成功しなかったデータレートが再プローブされ得、成功の場合に、データレートテーブルは、元の設定からのデータレートで再設定され得る。代替の候補データレートを使用するすべてのプローブ送信が失敗である場合、一時的な問題が存在し得、データレートテーブルはそのままにされる。後の時点において、動的なレートのプロービング技法が、チャネル状況を再度分析するために利用され得る。
[0008]これらの特徴および利点ならびに他の特徴および利点が、以下の詳細な説明を読むことおよび関連した図面の検討(review)から明らかになるであろう。以上の全体的な説明および以下の詳細な説明のどちらも、あくまでも例示にすぎず、特許請求される態様を限定するものではないことを、理解すべきである。
[0009]図1は、NssおよびMCS値によって表される予め選択されたデータレートを有する典型的な線形レートテーブルを示すグラフである。 [0010]図2は、プロービングがより高いデータレートを達成することからスタックした(is stuck)2つの事例を示すグラフである。 [0011]図3は、典型的な代替の候補データレートを示すグラフである。 [0012]図4は、プローブ確率ベクトルを有する典型的なデータレートテーブルを示すブロック図である。 [0013]図5は、典型的な動的なレートのプロービング技法の第1の実施形態を示すフロー図である。 [0014]図6は、典型的な動的なレートのプロービング技法の第2の実施形態を示すフロー図である。 [0015]図7は、動的なレートのプロービング技法を具現化する典型的なワイヤレスネットワークを示すブロック図である。 [0016]図8Aは、実施形態に従って動作する典型的なワイヤレスデバイスを示すブロック図である。 図8Bは、実施形態に従って動作する典型的なワイヤレスデバイスを示すブロック図である。
[0017]種々の実施形態は、現在のチャネル状況およびデバイスの設定エラーに適応するために空間ストリームの数ならびに変調およびコーディング方式にもとづいてデータレートを動的にプローブする(probe)動的なレート適応技法に関する。ワイヤレスデバイスは、誤った空間ストリーム数で設定されているかもしれず、あるいはアンテナのリアルタイムの障害を経験するかもしれず、それによってデバイスがサポートできる空間ストリームの数を減少させる。ワイヤレスネットワークは、低いリンクバジェット、ランダムチャネルエラー、リンク障害、などの種々のチャネル状況に悩まされ得る。
[0018]媒体アクセス制御(MAC)層は、現在のチャネル状況にもとづいて最大のスループットを達成するためにレートを動的に選択するように構成される。レートの適応(rate adaption)は、チャネルの品質を評価し、現在のチャネル状況に適応するために送信パラメータを変更することによって、データレートを決定する技法である。ワイヤレス媒体における変化(variations)は、チャネル状況の性質に応じて、短期的または長期的であり得る。レート適応技法の有効性は、データレートを設定するために使用される最良の値に依存する。
[0019]特定の時点において最良のグッドプットを達成するデータレートを決定するために、現在のチャネル状況が評価される必要がある。グッドプットは、予想送信時間に対する予想送達データペイロードの比である。プローブパケットは、典型的かつ予測されるチャネル状況をカバーするように設計された予め選択されたデータレートを使用して送信機から送信される。プローブパケットは、特定の空間ストリーム数、特定の変調およびコーディング方式、ならびにデータレートに関連付けられたMCSインデックス値を使用する。データレートテーブル内に記憶された予め選択されたデータレートは、空間ストリームの数Nssならびに使用される変調およびコーディング方式のタイプを示す数によって識別される。
[0020]送信の成功は、送信機へと送り返される肯定応答(ACK)またはブロック肯定応答(BA)によって示され、あるいはパケット誤り率(PER)がしきい値(例えば、50%)未満であることによって示される。失敗は、ACKの欠如によって検出され、あるいはPERが50%のしきい値を超えることによって検出される。線形データレートテーブルにおいて設定された最大データレートの達成の失敗は、プロービングのスタック(the probing being stuck)をもたらす。さらに詳しく後述されるように、プロービングは、線形データレートテーブル内のデータレートのいずれかにおいてスタックし(become stuck)得る。
[0021]線形データレートテーブル内の予め選択されたデータレートは、オフラインでのシミュレーションならびに無線検証試験(over-the-air verification testing)にもとづいて選択される。しかしながら、データレートテーブル内のデータレートは、すべての環境に適するわけではないことがある。一部の環境においては、ワイヤレスデバイスは、誤って設定され、あるいは一時的に誤って配置され、データレートテーブルにおいて指定されたデータレート値が役に立たなくなる。例えば、ワイヤレスデバイスにおいて、その3つのアンテナのうちの2つが破損または故障し、デバイスが実質的に1×1のデバイス(すなわち、1つの受信アンテナ/受信チェーンおよび1つの送信アンテナ/送信チェーン)にダウングレードされることになる。データレートテーブルが誤ったデータレートで構成されている場合、たとえ一時的であっても、データレートテーブルに存在しないデータレートが考慮されないため、ワイヤレスネットワークの性能への影響(consequences)が損なわれ(be detrimental)得る。例えば、物理的に1×1のデバイスとしてしか動作することができない誤って設定された3×3のデバイス(すなわち、3つの受信アンテナ/受信チェーンおよび3つの送信アンテナ/送信チェーン)の場合に、それがサポートする1つの空間ストリームのデータレートの一部は、これらの1×1のレートは動作可能な3×3のデバイスにとって最適なグッドプットを与えないと考えられるため、誤って設定されたデータレートテーブル内に存在しないことがある。例えば、Nss=1における256−QAMのレートは、元々設定されたレートテーブルが1×1のデバイスにではなく3×3のデバイスに最適化されているため、この誤って設定されたデバイスによって使用されることができない。
[0022]図1は、データレート値を示している典型的なデータレートのグラフを示しており、各々のデータレート値は、空間ストリームの数NssおよびMCSタイプの組み合わせとして設定されている。線形レートテーブル内の各ペアは、所与のチャネル状況において最良のグッドプットを達成する可能性が最も高くなるように予め選択されたデータレートに相当する。ペアは、種々の状況下でのワイヤレスネットワークのトラフィックパターンおよび挙動のオフラインでのシミュレーション調査(studies)から選択され得る。図1に示されるように、以下のペア、すなわち(1,0);(1,1);(1,2);(1,3);(1,4);(1,5);(2,4);(2,5);(2,6);(2,7);(3,6);および(3,7)が、線形レートテーブルへと予め選択されており、各ペアは、(空間ストリームの数Nss,MCSタイプ)という書式である。予め選択されたペアは、現在のチャネル状況を分析する際に使用するためにデータレートテーブル内に含まれ得る。以下のペア、すなわち(1,6);(1,7);(1,8);(1,9);(2,0);(2,1);(2,2);(2,3);(2,8);(2,9);(3,0);(3,1);(3,2);(3,3);(3,4);(3,5);(3,8);(3,9)は、選択されておらず、図1に示したデータレートテーブル内に含まれていない。
[0023]プローブパケットは、最低の空間ストリームで始まって最高の空間ストリームへと進む継続的な(sequential)順番で送信され得る。例えば、図1に示されるとおり、プローブ送信は、以下の順序、すなわち(1,0)〜(1,5)、(2,4)〜(2,7)、(3,6)〜(3,7)に従うと考えられる。場合によっては、プローブ送信における失敗が、ACKが返されず、あるいは性能しきい値(例えば、パケット誤り率(PER)が50%のしきい値未満である)が満たされない場合に生じ得る(まとめて、「しきい値基準」)。
[0024]図2は、図2に示したデータレート、Nss、およびMCS値におけるこのような失敗の2つの事例を示している。失敗は、図2に事例1として示されるように、MCSの次元においてより高いデータレートをプローブするときに生じ得る。事例1においては、(2,6)におけるプロービングが、より高いMCS次元においてプローブする試みが失敗であった場合に、(2,5)におけるプローブプロセスのスタック(the probe process stuck)を引き起こしている。この事例における失敗は、リンクバジェットまたはチャネル相関などの一時的な状況によって引き起こされ得る。失敗は、図2に事例2として示されるように、空間ストリームの次元においてより高いデータレートをプローブするときにも生じ得る。事例2においては、(3,6)におけるプロービングが、次の空間ストリームにおけるより高いデータレートを達成することに失敗し、(2,7)におけるプローブプロセスのスタックを引き起こしている。この事例における失敗は、リンクバジェットまたはチャネル相関などの一時的な状況によって引き起こされ得、あるいは半永久的なデバイス設定エラーによって引き起こされ得る。
[0025]いずれかのプロービング次元(例えば、空間ストリームまたはMCSインデックス)において失敗であった場合に、データレートテーブル外の候補データレートが、考えられる失敗の原因および問題の範囲を決定するために、動的にプローブされる。次いで、この情報は、適切な行動方針を決定するために使用される。図3に目を向けると、候補データレートが、丸囲みの領域302、304、306内に示されている。候補データレートは、線形レートテーブル内の予め選択されたデータレートよりも高いレートである。図3に示されるとおり、領域302は、ペア(1,6)、(1,7)、(1,8)、および(1,9)を示しており、領域304は、ペア(2,8)(2,9)を示しており、領域306は、ペア(3,8)(3,9)を示している。動的なプロービング技法は、いずれかの次元においてプロービングがスタックした(probing gets stuck)ときに、これらの候補データレートを考慮する。
[0026]次に、典型的な方法に関して、いくつかの実施形態の動作についての検討に注目する。これらの代表的な方法が、とくにこのようでないと示されない限りは、必ずしも提示される順序で実行される必要はなく、あるいは任意の特定の順序で実行される必要はないことが、理解され得る。さらに、これらの方法に関して説明される種々の活動(various activities)は、直列または並列のやり方で(in serial or parallel fashion)実行されることができ、あるいは直列および並列動作の任意の組み合わせにて実行されることができる。これらの方法は、所与の一式の設計および性能の制約について所望されるとおりに、説明される実施形態または代替の実施形態の1または複数のハードウェア要素および/またはソフトウェア要素を使用して実現されることができる。例えば、これらの方法は、論理デバイス(例えば、無線ユニットまたは特定目的のプロセッサ)による実行のためのロジック(例えば、プログラム命令、ファームウェア)として実現され得る。
[0027]本明細書において説明される方法は、データレートテーブルを利用する。図4が、典型的なデータレートテーブル402を示している。データレートテーブル402は、複数のエントリを有し得、各々のエントリは、候補データレートを(空間ストリームの数Nss,MCS値)という書式でのペアとして含む。データレートテーブル内の各々のエントリは、プローブ確率ベクトル(PPV)404に関連付けられている。プローブ確率ベクトル404は、成功確率408(例えば、90%または10%)にそれぞれ関連付けられた1または複数の候補データレート406と、動的なプロービングの間に行われたプローブ送信のうちの成功数を示す成功カウンタ410と、候補データレートが元のデータレートテーブル内に存在したか否かを示すオリジナルエントリインジケータ412とを含む。候補データレートは、データレートのプロービングの事象(event)において成功の確率が最も高いデータレートとして選択される。
[0028]図5は、動的なレート制御を実行するための典型的な方法500を示している。図5に示される方法が、本明細書に記載の1または複数の実施形態によって実行される動作の一部またはすべての代表であり得、この方法が、説明される動作よりも多数または少数の動作を含むことができることに、留意すべきである。
[0029]最初に、時間間隔T1、T2、およびT3が、初期値に設定される(ブロック502)。T1は、動的なレートのプロービングを実行するために割り当てられた時間である。T2は、すべての候補データレートが失敗である場合にチャネル状況のクリアを待つための時間間隔である。T3は、一時的な状況に起因して元のデータレートで動的なレートのプロービングが再試行されるまで待つための時間間隔である。1または複数の実施形態において、T1、T2、およびT3の値は、T3>T2>T1であり、T1<10秒、T2<10×T2、およびT3<100×T2であるように選択されることができる、ユーザによって定められる変数である。
[0030]この技法は、現在のチャネル状況に照らして可能な最大のデータレートを決定するために、データレートテーブルからのデータレートを使用するプローブパケットまたはプローブ送信を送信することへと進む(ブロック502)。プローブパケットは、データレートテーブルにおいて用いられた空間ストリームの数NssおよびMCSタイプに関連付けられたデータレートに相当するMCSインデックス値を含む。データレートテーブルにおいて見つけられるNssおよびMCS値からプローブパケットにおいて用いられる対応するMCSインデックス値へのマッピングが存在する。
[0031]最大データレートが達成され、プロービングがスタックしない(probing is not stuck)場合(ブロック504の「いいえ」)、最大データレートが送信に使用される(ブロック506)。例えば、プロービングは、ACKメッセージが特定のデータレートで受信されず、さらには/あるいはパケット誤り率(PER)が50%のしきい値を超える場合に、スタックしたと見なされ(be deemed stuck)得る。プロービングがスタックした(probing is stuck)場合(ブロック504の「はい」)、動的なレートのプロービングが実行される(ブロック508)。
[0032]動的なレートのプロービングにおいては、データレートテーブル外の候補データレートが、時間間隔T1の間プローブパケットにおいて使用される(ブロック508)。すべての候補データレート値を使用するプロービングが失敗である場合(ブロック510の「はい」)、動的なプロービングプロセスが終了され、元のデータレートテーブルがそのままにされる。すべての候補データレートのプロービングの結果が失敗である場合、その原因は、リンクバジェットの問題に起因し得る。この場合、スタックの状況が依然として続いている場合に、動的なレートのプロービングが、T2の時間単位の後で再試行される(ブロック512)。
[0033]元のデータレートテーブルから成功の候補データレートが存在する(ブロック510が「いいえ」であり、ブロック514が「はい」である)場合、これは、図2に示した事例2のシナリオに関係している。この場合、プロービングが空間ストリームの次元においてスタックしたが、今やスタックは緩和されている。したがって、問題の原因は、一時的であるに相違なく、したがってデータレートテーブルが、その元のデータレートでリセットされるべきである(ブロック516、ブロック526)。この後に、元の予め選択されたデータレートによるデータレートのプロービングが再試行される(ブロック502)。
[0034]成功の候補データレートが存在し、成功の候補データレートは元のデータレートテーブル内には含まれていなかった(ブロック510が「いいえ」であり、ブロック514が「いいえ」である)場合、成功の候補データレートは、データレートテーブルへとロードされる(ブロック518)。この状況は、このスタックの事例が、半永久的なデバイスの設定または見当外れのエラー(misplaced errors)によって引き起こされたことを示唆している。例えば、成功の候補データレートがNss=2を有し、元のデータレートテーブルからのNssが、Nss=3を有し失敗であった場合、デバイスは、実際には2×2のデバイスとしてしか動作できない場合に、誤って(inadvertently)3×3のデバイスとして設定されているかもしれない。この状況において、データレートテーブルは、2×2のデバイスのための成功の候補データレート(例えば、図3の例においてMCSインデックス値(2,8)および(2,9)に関連付けられたデータレート)で再ロードされる。このエラーは半永久的であるため、プロセスは、元のデータレートテーブルからの失敗したデータを再試行(ブロック522)するために、T3の時間単位待つ(ブロック520)。元のデータレートが成功する場合(ブロック524の「はい」)、半永久的な状態が解消した可能性があり、元のデータレートがデータレートテーブルに戻される(ブロック526)。そうでなく、元のデータレートが成功しない場合(ブロック524の「いいえ」)、現在のデータレートテーブルがそのままにされる。
[0035]図6は、動的なレート制御を実行するための典型的な方法508を示している。図6に示される方法が、本明細書に記載の1または複数の実施形態によって実行される動作の一部またはすべての代表であり得、この方法が、説明される動作よりも多数または少数の動作を含むことができることに、留意すべきである。
[0036]プロービングがスタックしたデータレートが、ペア(Nss1,MCS1)によって識別される(ブロック602)。このペアについて関連するプローブ確率ベクトルが、可能な候補データレートについて取得される。2つ以上の候補データレートが存在し得る。最高の可能性(highest probability)を有する候補データレートが選択され、プローブパケットが候補データレートを使用して送信される(ブロック606)。プローブパケットは、MCSインデックス値を使用する。PPVにおけるNssおよびMCS値の組み合わせからプローブパケットにおいて用いられる対応するMCSインデックス値へのマッピングが存在する。
[0037]プローブが成功である場合(ブロック608の「はい」)、プローブ確率ベクトル(PPV)が更新される(ブロック610)。成功した候補レートのPPV内の確率が、Pold+λ1によって更新され、PPV内の成功カウンタが増やされる。候補データレートが失敗である場合(ブロック608の「いいえ」)、プローブ確率ベクトルが[Pold−λ2]へと更新され、PPV内の成功カウンタは増やされない(ブロック612)。選択プロセスが、時間制限Tlが終了する(ブロック614の「はい」)まで繰り返される(ブロック614の「いいえ」)。これを行うことで、候補レートがひとたび成功すると、それは、将来において選択される機会が多くなると考えられる。同様に、候補レートがひとたび失敗すると、それは、将来において選択される機会が少なくなると考えられる。
[0038]次に、レート制御のために動的なプロービングを利用する動作環境の全体的な検討に注目する。図7は、IEEE802.11の通信プロトコルを実行するように構成された典型的なワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)700のブロック図を示している。ネットワーク700は、配信システム704に結合された1または複数の基本サービスセット(BSS)702A、702N(まとめて、「702」)で構成され得る。各々のBSS 702A、702Nは、ワイヤレス媒体710を介してワイヤレスに通信可能に結合されたいくつかの局(STA)706A〜706Z(まとめて、「706」)およびアクセスポイント(AP)708A、708Nを含み得る。アクセスポイントは、BSSのコーディネータとして動作する局である。BSS内の局は、BSS内の他の局と通信し得る。BSSは、局が互いの直接の通信範囲内で他の局と通信する独立BSSとして構成され得る。あるいは、BSSは、すべての通信がアクセスポイントによって中継されるインフラストラクチャBSSとして構成され得る。配信システム704は、そのそれぞれのBSS内の局のためのフレームを届けるために、アクセスポイントに他のアクセスポイントと通信するための通信手段を提供する。配信システム704は、ワイヤードネットワークまたは基幹ネットワークへのブリッジとして働く専用のデバイスであり得る。
[0039]アクセスポイントを含む各々の局は、IEEE802.11のプロトコルに従って動作する。IEEE802.11のプロトコルは、媒体アクセス制御(MAC)層および物理層(PHY)を含む。MAC層は、共有のチャネルへのアクセスを協調させることによってワイヤレスネットワークにおける局間の通信を管理および維持する。PHY層は、ワイヤレス媒体によってデータを送信するために使用される送信技法を定義する。MAC層は、キャリアセンシング(carrier sensing)ならびにフレームの送信および受信の機能を実行する。MAC層は、物理的なワイヤレス媒体における送信のためにPHY層へとフレームを渡す。PHY層へと渡されるフレームは、本明細書に記載の実施形態において検討されたデータレートなど、送信のためのデータレートを指定する。
[0040]次に、本明細書に記載の技術を使用してIEEE802.11のワイヤレスネットワークにおいて動作するように構成された典型的なワイヤレスデバイスの検討に注目する。ワイヤレスデバイスの種々の実施形態は、ハードウェア要素、ソフトウェア要素、または両者の組み合わせを使用して実現され得る。ハードウェア要素の例は、デバイス、コンポーネント、プロセッサ、マイクロプロセッサ、回路、回路要素、集積回路、特定用途向け集積回路、プログラマブル論理デバイス、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、メモリユニット、論理ゲート、などを含み得る。ソフトウェア要素の例は、ソフトウェアコンポーネント、プログラム、アプリケーション、コンピュータプログラム、アプリケーションプログラム、システムプログラム、マシンプログラム、オペレーティングシステムソフトウェア、ミドルウェア、ファームウェア、ソフトウェアモジュール、ルーチン、サブルーチン、関数、メソッド、プロシージャ、ソフトウェアインターフェイス、アプリケーションプログラムインターフェイス、命令セット、コンピューティングコード、コードセグメント、およびこれらの任意の組み合わせを含み得る。実施形態がハードウェア要素および/またはソフトウェア要素を使用して実現されるかの決定は、所与の実施例について所望されるとおりに、所望される演算レート、電力レベル、帯域幅、演算時間、負荷バランス、メモリリソース、データバス速度、ならびに他の設計または性能の制約などのいくつかのファクタに応じて変化し得る。
[0041]図8Aに目を向けると、典型的なワイヤレスデバイス800の第1の実施形態のブロック図が示されている。ワイヤレスデバイス800は、これらに限られるわけではないが、モバイルデバイス、携帯情報端末、モバイルコンピュータデバイス、タブレット、スマートフォン、セルラ電話機、ハンドヘルドコンピュータ、サーバ、サーバアレイまたはサーバファーム、ウェブサーバ、ネットワークサーバ、インターネットサーバ、ワークステーション、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、スーパーコンピュータ、ネットワーク家電、ウェブ家電、分散コンピュータシステム、マルチプロセッサシステム、またはこれらの組み合わせなど、ワイヤレス信号を受信することができる任意のタイプの電子デバイスであり得る。1または複数の実施形態において、ワイヤレスデバイス800は、図7に示したアクセスポイントまたは局など、IEEE802.11の仕様に従って動作することができるWLAN装置である。
[0042]ワイヤレスデバイス800は、通信リンク808(例えば、バス)を介して通信可能に結合された、少なくとも1または複数のプロセッサ802と、ネットワークインターフェイス804と、メモリ806と、通信モジュール810とを含み得る。プロセッサ802は、任意の市販の利用可能なプロセッサであり得、デュアルマイクロプロセッサおよびマルチプロセッサのアーキテクチャを含み得る。ネットワークインターフェイス804は、ワイヤレスデバイス800と通信フレームワークとの間のワイヤードおよび/またはワイヤレス通信を促進する。ネットワークインターフェイス804は、少なくとも1つのワイヤレスネットワークインターフェイス(例えば、WLANインターフェイス、Bluetooth(登録商標)インターフェイス、WiMAX(登録商標)インターフェイス、ZigBee(登録商標)インターフェイス、ワイヤレスUSBインターフェイス、など)を含む。
[0043]通信モジュール810は、無線トランシーバ812およびメモリ816を含み得る。メモリ816は、レートコントローラモジュール818およびプローブ確率ベクトル(PPV)820を含むデータレートテーブルを含み得る。無線トランシーバ812は、IEEE802.11の無線プロトコルに従ってパケットを受信および送信する命令を実行するためのパケットおよびデータ処理ユニットを備える。レートコントローラモジュール818は、本明細書に記載の実施形態を実行する。データレートテーブル/PPV820は、図4〜6に関して本明細書において説明されている。
[0044]メモリ806、816は、実行可能なプロシージャ、アプリケーション、およびデータを記憶することができる任意の機械可読記憶媒体であり得る。機械可読記憶媒体は、非一時的な信号に関連し、搬送波によって送信される変調されたデータ信号などの伝播信号に関連するものではない。記憶媒体の例は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリ、リムーバブルまたは非リムーバブルメモリ、消去可能または消去不能メモリ、書き込み可能または再書き込み可能メモリ、ランダムアクセスメモリ、読み出し専用メモリ、磁気記憶装置、光学式記憶装置、DVD、CD、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、などを含む、電子データを記憶することができる機械可読記憶媒体のうちの1または複数のタイプを含み得る。メモリ806、816は、1または複数の外部記憶デバイスまたは遠方に位置する記憶デバイスも含み得る。
[0045]機械可読記憶媒体は、プログラム、プロシージャ、モジュール、アプリケーション、コードセグメント、プログラムスタック、ミドルウェア、ファームウェア、メソッド、ルーチン、などの種々のソフトウェア要素を記憶し得る。例えば、一実施形態において、機械可読記憶媒体は、プロセッサによって実行されたときに上述の実施形態による方法および/または動作をプロセッサに実行させる実行可能なプログラム命令を記憶し得る。実行可能なプログラム命令は、コンピュータに特定の機能を実行するように命令する所定のコンピュータ言語、様式、または構文(syntax)に従って実現され得る。命令は、任意の適切なハイレベル、ローレベル、オブジェクト指向、ビジュアル、コンパイル済み、および/または翻訳済みの(interpreted)プログラミング言語を使用して実現され得る。レートコントローラモジュール818およびデータレートテーブル/PPV820は、ソフトウェア要素として実現され得る。
[0046]図8Bに目を向けると、典型的なワイヤレスデバイス850の第2の実施形態のブロック図が示されている。ワイヤレスデバイス850は、これらに限られるわけではないが、モバイルデバイス、携帯情報端末、モバイルコンピュータデバイス、タブレット、スマートフォン、セルラ電話機、ハンドヘルドコンピュータ、サーバ、サーバアレイまたはサーバファーム、ウェブサーバ、ネットワークサーバ、インターネットサーバ、ワークステーション、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、スーパーコンピュータ、ネットワーク家電、ウェブ家電、分散コンピュータシステム、マルチプロセッサシステム、またはこれらの組み合わせなど、ワイヤレス信号を受信することができる任意のタイプの電子デバイスであり得る。1または複数の実施形態において、ワイヤレスデバイス850は、図7に示したアクセスポイントまたは局など、IEEE802.11の仕様に従って動作することができるWLANデバイスである。
[0047]ワイヤレスデバイス850は、通信リンク858(例えば、バス)を介して通信可能に結合された、少なくとも1または複数のプロセッサ852と、ネットワークインターフェイス854と、メモリ856と、無線デバイス860とを含み得る。プロセッサ852は、任意の市販の利用可能なプロセッサであり得、デュアルマイクロプロセッサおよびマルチプロセッサのアーキテクチャを含み得る。ネットワークインターフェイス854は、ワイヤレスデバイス850と通信フレームワークとの聞のワイヤードおよび/またはワイヤレス通信を促進する。ネットワークインターフェイス854は、少なくとも1つのワイヤレスネットワークインターフェイス(例えば、WLANインターフェイス、Bluetooth(登録商標)インターフェイス、WiMAXインターフェイス、ZigBee(登録商標)インターフェイス、ワイヤレスUSBインターフェイス、など)を含む。
[0048]無線デバイス860は、無線トランシーバ862と、レートコントローラ864と、プローブ確率ベクトル866を含むデータレートテーブルとを含み得る。無線トランシーバ862は、IEEE802.11の無線プロトコルに従ってパケットを受信および送信する命令を実行するためのパケットおよびデータ処理ユニットを備える。レートコントローラ864は、動的なレートのプロービングに関して本明細書に記載の実施形態を実行する。データレートテーブル/PPV866は、図4〜6に関して本明細書において説明されている。レートコントローラ864およびデータレートテーブル/PPV866は、デバイス、コンポーネント、プロセッサ、マイクロプロセッサ、回路、回路要素、集積回路、特定用途向け集積回路、プログラマブル論理デバイス、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、メモリユニット、論理ゲート、などのハードウェア要素において具現化され得る。
[0049]主題は、構造的な特徴および/または方法における行為(act)に特有の言葉にて説明したが、添付の特許請求の範囲に定義される主題が、必ずしも上述した具体的な特徴または行為に限られないことを、理解すべきである。むしろ、上述した具体的な特徴および行為は、特許請求の範囲の実行の例としての形態として開示されている。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]ワイヤレスネットワークにおける動的なレートの適応のための方法であって、
前記ワイヤレスネットワークにおいてデータを送信する際に使用するための複数の予め選択されたデータレートを選択することと、各々の予め選択されたデータレートは、空間ストリームの数(Nss)ならびに変調およびコーディング(MCS)タイプに関連付けられており、前記予め選択されたデータレートは、前記ワイヤレスネットワークによってサポートされるすべてのデータレートのサブセットである、
前記複数の予め選択されたデータレートから最大達成可能データレートを検出するために1または複数のプローブ送信を送信することと、
前記最大達成可能データレートがしきい値基準を満たさないと決定することと、
複数の候補データレートから、1または複数のプローブ送信を送信することと、各々の候補データレートは、NssおよびMCSタイプに関連付けられており、各々の候補データレートは、予め選択されたデータレートには関連付けられていない、
少なくとも1つの候補データレートが前記しきい値基準を満たす場合に、前記少なくとも1つの成功した候補データレートを含むように前記予め選択されたデータレートを再設定することと、
を備える、方法。
[C2]すべての候補データレートが前記しきい値基準を満たすことができない場合に、前記予め選択されたデータレートをそのままにしておくこと、
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C3]或る時間間隔待った後に、前記複数の候補データレートから1または複数のプローブ送信を送信すること、
をさらに備える、[C2]に記載の方法。
[C4]或る時間間隔待った後に、プローブ送信において前記予め選択されたデータレートを再試行することと、
前記予め選択されたデータレートのうちの少なくとも1つが前記しきい値基準を満たす場合に、前記少なくとも1つの予め選択されたデータレートをその元の値へと戻すことと、
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C5]前記しきい値基準は、パケット誤り率が或るしきい値を満たすことに少なくとも部分的にもとづく、[C1]に記載の方法。
[C6]前記しきい値基準は、プローブ送信に応答して肯定応答またはブロック肯定応答を受信することに少なくとも部分的にもとづく、[C1]に記載の方法。
[C7]複数の候補データレートから1または複数のプローブ送信を送信することは、
プローブ確率ベクトルを、各々の予め選択されたデータレートに関連付けることと、前記プローブ確率ベクトルは、1または複数の候補データレートを含んでおり、各々の候補データレートは、或る成功確率を含んでいる、
最高の成功確率に少なくとも部分的にもとづいて候補データレートを選択することと、
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C8]プローブ送信において前記候補データレートが前記しきい値基準を満たすことの成功または失敗に少なくとも部分的にもとづいて、前記プローブ確率ベクトルを更新すること、
をさらに備える、[C7]に記載の方法。
[C9]前記予め選択されたデータレートは、オフラインでのシミュレーションに少なくとも部分的にもとづく、[C1]に記載の方法。
[C10]ワイヤレスネットワークにおいてデータを送信するための予め選択されたデータレートを含んでいるデータレートテーブルと、前記予め選択されたデータレートは、ワイヤレスプロトコルによってサポートされるデータレートのサブセットであり、各々のデータレートは、空間ストリームの数ならびに変調およびコーディング方式(MCS)のタイプに関連付けられている、
機械可読命令を含んでいるレートコントローラモジュールと、
を備えており、
前記命令は、実行されたときに、
前記予め選択されたデータレートから最大達成可能データレートの探索においてプローブ送信を送信するために前記データレートテーブルを使用することと、
そこで前記予め選択されたデータレートを使用する前記プローブ送信が前記最大達成可能データレートに進むことができないスタック地点を決定することと、
前記データレートテーブル外の候補データレートを使用して1または複数のプローブ送信を実行することと、
第1の時間期間にわたって候補データレートを使用する前記プローブ送信の成功または失敗を追跡することと、
前記候補データレートを使用する前記プローブ送信がしきい値基準に合格する場合に、前記候補データレートを前記データレートテーブルへとロードすることと、
を行う、非一時的な機械可読記憶媒体。
[C11]前記レートコントローラモジュールは、機械可読命令をさらに含み、
前記命令は、実行されたときに、
前記候補データレートがしきい値基準を満たさない場合に、1または複数の候補データレートを使用する1または複数のプローブ送信を再試行する前に第2の時間期間待つ、[C10]に記載の非一時的な機械可読記憶媒体。
[C12]前記レートコントローラモジュールは、機械可読命令をさらに含み、
前記命令は、実行されたときに、
候補データレートがしきい値基準に合格し、かつ予め選択されたデータレートである場合に、前記予め選択されたデータレートを使用するプロービングに戻る、[C10]に記載の非一時的な機械可読記憶媒体。
[C13]前記レートコントローラモジュールは、機械可読命令をさらに含み、
前記命令は、実行されたときに、
各々の予め選択されたデータレートをプローブ確率ベクトル(PPV)で設定し、
前記PPVは、1または複数の候補データレートを含んでおり、各々の候補データレートは、或る成功確率を含んでおり、前記成功確率は、プローブ送信がしきい値基準を満たすことにもとづいている、[C10]に記載の非一時的な機械可読記憶媒体。
[C14]前記レートコントローラモジュールは、機械可読命令をさらに含み、
前記命令は、実行されたときに、
候補データレートを前記候補データレートに関連付けられた成功確率にもとづいて選択する、[C13]に記載の非一時的な機械可読記憶媒体。
[C15]各々の候補データレートは、前記予め選択されたデータレートに関連付けられた前記NssまたはMCSタイプのうちの選択された一方を増加させるように構成されている、[C10]に記載の非一時的な機械可読記憶媒体。
[C16]前記しきい値基準は、パケット誤り率に少なくとも部分的にもとづく、[C10]に記載の非一時的な機械可読記憶媒体。
[C17]前記しきい値基準は、前記プローブ送信に対する肯定応答またはブロック肯定応答を受信しないことに少なくとも部分的にもとづく、[C10]に記載の非一時的な機械可読記憶媒体。
[C18]ワイヤレスネットワークを介してデータを受信および送信するための無線トランシーバと、
前記データの送信について最大達成可能データレートを決定するためのレートコントローラと、
を備えており、
前記レートコントローラは、
データレートテーブルに記憶された予め選択されたデータレートから前記最大達成可能データレートの探索においてプローブ送信を送信するために前記データレートテーブルを使用することと、
そこで前記プローブ送信が前記最大達成可能データレートに進むことができないスタック地点を決定することと、
前記データレートテーブル外の候補データレートを使用して1または複数のプローブ送信を実行することと、
第1の時間期間にわたって前記候補データレートを使用する前記プローブ送信の成功または失敗を追跡することと、
前記候補データレートを使用する前記プローブ送信がしきい値基準に合格する場合に、前記候補データレートを前記データレートテーブルへとロードすることと、
を行うように構成されている、ワイヤレスデバイス。
[C19]前記レートコントローラは、
前記候補データレートがしきい値基準を満たさない場合に、1または複数の候補データレートを使用する1または複数のプローブ送信を再試行する前に第2の時間期間待つようにさらに構成されている、[C18]に記載のワイヤレスデバイス。
[C20]前記レートコントローラは、
候補データレートがしきい値基準に合格し、かつ予め選択されたデータレートである場合に、前記予め選択されたデータレートを用いてプローブ送信を送信することに戻るようにさらに構成されている、[C18]に記載のワイヤレスデバイス。
[C21]前記レートコントローラは、
各々の予め選択されたデータレートをプローブ確率ベクトル(PPV)で設定するようにさらに構成され、
前記PPVは、1または複数の候補データレートを含んでおり、各々の候補データレートは、或る成功確率を含んでおり、前記成功確率は、プローブ送信がしきい値基準を満たすことにもとづいている、[C18]に記載のワイヤレスデバイス。
[C22]前記レートコントローラは、
候補データレートを前記候補データレートに関連付けられた最高の成功確率にもとづいて選択するようにさらに構成されている、[C18]に記載のワイヤレスデバイス。
[C23]前記しきい値基準は、パケット誤り率に少なくとも部分的にもとづく、[C18]に記載のワイヤレスデバイス。
[C24]前記しきい値基準は、前記プローブ送信に対する肯定応答またはブロック肯定応答を受信しないことに少なくとも部分的にもとづく、[C18]に記載のワイヤレスデバイス。

Claims (18)

  1. ワイヤレスネットワークにおける動的なレートの適応のための方法であって、
    前記ワイヤレスネットワークにおいてデータを送信する際に使用するための複数の予め選択されたデータレートを記憶することと、各々の予め選択されたデータレートは、空間ストリームの数(Nss)ならびに変調およびコーディング(MCS)タイプに関連付けられており、前記予め選択されたデータレートは、前記ワイヤレスネットワークによってサポートされるすべてのデータレートのサブセットである、
    前記複数の予め選択されたデータレートを使用して最大達成可能データレートを検出するために1または複数のプローブ送信を実行することと、
    前記1または複数のプローブ送信に少なくとも部分的にもとづいて、前記最大達成可能データレートがしきい値基準を満たさないと決定することと、ここにおいて前記しきい値基準は、前記最大達成可能データレートに関連付けられたパケット誤り率と前記1または複数のプローブ送信の肯定応答のステータスとからなるグループのメンバーに少なくとも部分的にもとづく
    補データレートを使用してプローブ送信を実行することと、前記候補データレートは、NssおよびMCSタイプに関連付けられており、ここにおいて前記候補データレートに関連付けられた前記MCSタイプは、前記候補データレートに関連付けられた前記Nssと同じNssに割り当てられた前記複数の予め選択されたデータレートのメンバーに関連付けられたMCSタイプのセットとは異なる
    前記プローブ送信の間、前記候補データレートが前記しきい値基準を満たすかどうかに少なくとも部分的にもとづいて、前記複数の予め選択されたデータレートに前記候補データレートを追加することと
    を備える、方法。
  2. 前記候補データレートを使用して前記プローブ送信を実行することは、複数の候補データレートを使用して複数のプローブ送信を実行することを備え、
    前記方法は、
    前記複数のプローブ送信の間、すべての候補データレートが前記しきい値基準を満たすことができない場合に、修正されていない予め選択されたデータレートの前記セット維持すること、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 或る時間間隔待った後に、前記複数の候補データレートから1または複数の追加のプローブ送信を実行すること、
    をさらに備える、請求項2に記載の方法。
  4. 或る時間間隔待った後に、前記予め選択されたデータレートを使用して追加のプローブ送信を実行することと、
    前記予め選択されたデータレートのうちの少なくとも1つが前記しきい値基準を満たす場合に、前記予め選択されたデータレートを使用してプローブ送信を実行することへと戻すことと、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記候補データレートを使用して前記プローブ送信を実行することは、
    プローブ確率ベクトルを、各々の予め選択されたデータレートに関連付けることと、前記プローブ確率ベクトルは、1または複数の候補データレートを含んでおり、各々の候補データレートは、或る成功確率を含んでいる、
    最高の成功確率に少なくとも部分的にもとづいて前記候補データレートを選択することと、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記プローブ送信において前記候補データレートが前記しきい値基準を満たすことの成功または失敗に少なくとも部分的にもとづいて、前記プローブ確率ベクトルを更新すること、
    をさらに備える、請求項に記載の方法。
  7. 前記予め選択されたデータレートは、オフラインでのシミュレーションに少なくとも部分的にもとづく、請求項1に記載の方法。
  8. ワイヤレスデバイスにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的な機械可読記憶媒体であって、
    前記コードは、
    ワイヤレスネットワークにおいてデータを送信する際に使用するための複数の予め選択されたデータレートを記憶することと、前記予め選択されたデータレートは、前記ワイヤレスネットワークによってサポートされるデータレートのサブセットであり、各々の予め選択されたデータレートは、空間ストリームの数(Nss)ならびに変調およびコーディング方式(MCS)のタイプに関連付けられている
    記予め選択されたデータレートから最大達成可能データレートを検出するために1または複数のプローブ送信を実行することと、
    前記1または複数のプローブ送信に少なくとも部分的にもとづいて、前記最大達成可能データレートがしきい値基準を満たさないと決定することと、ここにおいて前記しきい値基準は、前記最大達成可能データレートに関連付けられたパケット誤り率と前記1または複数のプローブ送信の肯定応答のステータスとからなるグループのメンバーに少なくとも部分的にもとづく
    NssおよびMCSタイプに関連付けられた候補データレートを使用してプローブ送信を実行することと、ここにおいて前記候補データレートに関連付けられた前記MCSタイプは、前記候補データレートに関連付けられた前記Nssと同じNssに割り当てられた前記複数の予め選択されたデータレートのメンバーに関連付けられたMCSタイプのセットとは異なる、
    前記プローブ送信の間、前記候補データレートが前記しきい値基準を満たすかどうかに少なくとも部分的にもとづいて、前記複数の予め選択されたデータレートに前記候補データレートを追加することと、
    を前記ワイヤレスデバイスに行わせるための実行可能な命令
    を備える、非一時的な機械可読記憶媒体。
  9. 前記候補データレートを使用して前記プローブ送信を実行することは、複数の候補データレートを使用して複数のプローブ送信を実行することを備え、
    前記命令は
    前記複数のプローブ送信の間、すべての候補データレートが前記しきい値基準を満たすことができない場合に、前記複数の候補データレートの1または複数を使用する1または複数の追加のプローブ送信を実行する前に或る時間期間待つこと、
    を前記ワイヤレスデバイスに行わせるようにさらに実行される、請求項に記載の非一時的な機械可読記憶媒体。
  10. 記命令は
    前記予め選択されたデータレートのうちの少なくとも1つ前記しきい値基準を満たす場合に、前記予め選択されたデータレートを用いてプローブ送信を実行することへと戻すこと、
    を前記ワイヤレスデバイスに行わせるためにさらに実行可能である、請求項に記載の非一時的な機械可読記憶媒体。
  11. 記命令は
    々の予め選択されたデータレートをプローブ確率ベクトル(PPV)に関連付けること、前記PPVは、1または複数の候補データレートを含んでおり、各々の候補データレートは、或る成功確率を含んでおり、前記成功確率は、プローブ送信の間、候補データレート前記しきい値基準を満たすことの成功または失敗少なくとも部分的にもとづいている
    を前記ワイヤレスデバイスに行わせるためにさらに実行可能である、請求項に記載の非一時的な機械可読記憶媒体。
  12. 記命令は
    前記候補データレートを前記候補データレートに関連付けられた前記成功確率に少なくとも部分的にもとづいて選択すること、
    を前記ワイヤレスデバイスに行わせるためにさらに実行可能である、請求項11に記載の非一時的な機械可読記憶媒体。
  13. 各々の候補データレートは、前記予め選択されたデータレートに関連付けられた前記NssまたはMCSタイプのうちの選択された一方を増加させるように構成されている、請求項に記載の非一時的な機械可読記憶媒体。
  14. ワイヤレスデバイスであって、
    ワイヤレスネットワークを介してデータを受信および送信するための無線トランシーバと、
    前記データの送信について最大達成可能データレートを決定するためのレートコントローラと、
    を備えており、
    前記レートコントローラは、
    前記ワイヤレスネットワークにおいてデータを送信する際に使用するための複数の予め選択されたデータレートを記憶することと、各々の予め選択されたデータレートは、空間ストリームの数(Nss)ならびに変調およびコーディング(MCS)タイプに関連付けられており、前記予め選択されたデータレートは、前記ワイヤレスネットワークによってサポートされるすべてのデータレートのサブセットである、
    前記複数の予め選択されたデータレートから最大達成可能データレートを検出するために1または複数のプローブ送信を実行することと、
    前記1または複数のプローブ送信に少なくとも部分的にもとづいて、前記最大達成可能データレートがしきい値基準を満たさないと決定することと、ここにおいて前記しきい値基準は、前記最大達成可能データレートに関連付けられたパケット誤り率と前記1または複数のプローブ送信の肯定応答のステータスとからなるグループのメンバーに少なくとも部分的にもとづく、
    NssおよびMCSのタイプに関連付けられた候補データレートを使用してプローブ送信を実行することと、ここにおいて前記データレートに関連付けられた前記MCSタイプは、前記候補データレートに関連付けられた前記Nssと同じNssに割り当てられたMCSタイプのセットとは異なる、
    前記プローブ送信の間、前記候補データレートが前記しきい値基準を満たすかどうかに少なくとも部分的にもとづいて、前記複数の予め選択されたデータレートに前記候補データレートを追加することと、
    を行うように構成されている、ワイヤレスデバイス。
  15. 前記候補データレートを使用して前記プローブ送信を実行することは、複数の候補データレートを使用して複数のプローブ送信を実行することを備え、
    前記レートコントローラは、
    前記候補データレートが前記しきい値基準を満たさない場合に、前記候補データレートの1または複数を使用する1または複数の追加のプローブ送信を実行する前に或る時間期間待つようにさらに構成されている、請求項14に記載のワイヤレスデバイス。
  16. 前記レートコントローラは、
    予め選択されたデータレートが前記しきい値基準を満たす場合に、前記予め選択されたデータレートを用いてプローブ送信を実行することへと戻すようにさらに構成されている、請求項14に記載のワイヤレスデバイス。
  17. 前記レートコントローラは、
    各々の予め選択されたデータレートをプローブ確率ベクトル(PPV)に関連付けること、前記PPVは、1または複数の候補データレートを含んでおり、各々の候補データレートは、或る成功確率を含んでおり、前記成功確率は、プローブ送信の間、候補データレート前記しきい値基準を満たすことの成功または失敗少なくとも部分的にもとづいている
    を行うようにさらに構成されている、請求項14に記載のワイヤレスデバイス。
  18. 前記レートコントローラは、
    前記候補データレートを前記候補データレートに関連付けられた最高の成功確率にもとづいて選択するようにさらに構成されている、請求項14に記載のワイヤレスデバイス。
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