JP5925140B2 - 幼児語彙理解難易度評価装置と幼児語彙検索装置と幼児語彙分類装置と、それらの方法とプログラム - Google Patents
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Description
実施例の説明の前に、この発明の幼児語彙の理解の難易度を評価する新しい考え方を説明する。この発明の幼児語彙理解難易度の評価方法は、複数の幼児の語彙学習過程における語彙iの習得時期xiと習得割合f(xi)との関係から成る習得率確率分布を、ロジスティック曲線で近似し、その確率密度の広がりから理解難易度を評価する方法である。
図4に、この発明の幼児語彙理解難易度評価装置100の機能構成例を示す。その動作フローを図5に示す。幼児語彙理解難易度評価装置100は、ロジスティック関数近似部110と、習得日齢算出部120と、習得期間算出部130と、制御部140と、を具備する。幼児語彙理解難易度評価装置100は、例えばROM、RAM、CPU等で構成されるコンピュータに所定のプログラムが読み込まれて、CPUがそのプログラムを実行することで実現されるものである。
図6に、この発明の幼児語彙理解難易度評価装置200の機能構成例を示す。幼児語彙理解難易度評価装置200は、用いる累積語彙獲得確率分布を、幼児が語を理解する割合(幼児語理解割合)としたものである。幼児語彙理解難易度評価装置200は、幼児語彙理解難易度評価装置100のロジスティック関数近似部110が、ロジスティック関数近似部210に置き換わったものであり、習得日齢算出部120と習得期間算出部130は、参照符号から明らかなように同じものである。
図7に、この発明の幼児語彙理解難易度評価装置300の機能構成例を示す。幼児語彙理解難易度評価装置300は、用いる累積語彙獲得確率分布を、幼児が語を発話した割合(幼児語発話割合)としたものである。幼児語彙理解難易度評価装置300は、幼児語彙理解難易度評価装置100のロジスティック関数近似部110のみが、ロジスティック関数近似部310に置き換わったものである。
累積発話割合f(xi)は、非特許文献1で述べている語彙に関するアンケートに回答してもらい、幼児が新たに発話した語彙を把握することで取得する。具体的には、幼児が言葉を覚え始める時期よりも少し前から3歳程度までの期間で、数ヶ月おきに100人程度の母親に上記したアンケートに回答してもらう。表1に、語彙「あーあ」を発話する幼児の累積発話割合f(xi)を例示する。
累積理解割合f′(xi)は、幼児が語彙を理解する割合であり、累積発話割合f(xi)と同様にして取得する。表に、語彙「あーあ」を理解する幼児の累積理解割合f′(xi)を例示する。
図11に、習得日齢算出部420のより具体的な機能構成例を示す。その動作フローを図12に示す。
上記した幼児語彙理解難易度評価装置400で、50%習得日齢と20%習得日齢を求めた結果を表3に示す。データは、1699名に回答してもらったMacarthur乳幼児言語発達質問紙の語と身振り版(448語)、語と文法版(711語)を使って、幼児が発話した語彙のチェックを行ったものを用いた。
この発明の幼児語彙理解難易度評価装置100,200,300,400を利用することで、検索条件に応じた幼児語彙を検索する幼児語彙検索装置を構成することができる。図13に、この発明の幼児語彙検索装置500の機能構成例を示す。その動作フローを図14に示す。
幼児語彙検索装置としては、多数の幼児語について語彙iに対応付けて発話語彙パラメータと理解語彙パラメータをデータベースとして蓄積し、利用者から任意の検索条件を受け付けて、検索条件に合致する語を出力する装置も考えられる。
図15に、この発明の幼児語彙分類装置600の機能構成例を示す。その動作フローを図16に示す。幼児語彙分類装置600は、幼児語彙理解難易度評価装置100と、語彙分類部610と、制御部640と、を具備する。
Claims (11)
- 複数の幼児の語彙学習過程における語彙iの習得時期xiと習得割合f(xi)を入力として、語彙i毎に上記習得時期xiと上記習得割合f(xi)との関係をロジスティック関数で近似するロジスティック関数近似部と、
上記ロジスティック関数を用いて、α%習得日齢と当該α%よりも小さいβ%のβ%習得日齢とを求める習得日齢算出部と、
上記α%習得日齢と上記β%習得日齢を入力として、上記語彙iの習得期間を算出し、当該習得期間を語彙iの理解難易度として出力する習得期間算出部と、
を具備する幼児語彙理解難易度評価装置。 - 請求項1に記載した幼児語彙理解難易度評価装置において、
上記ロジスティック関数近似部は、
上記習得時期xiは、上記語彙iの理解時期xi、上記習得割合f(x i )は累積理解割合f′(xi)として、理解語彙i毎にロジスティック曲線を描く次式の関数をモデル化し、
理解語彙パラメータai′,bi′,ci′を算出する理解語彙ロジスティック関数近似手段と、
上記理解語彙パラメータai′,bi′,ci′を保存する理解語彙パラメータ保存手段と、
上記習得時期xiは、上記語彙iの発話時期xi、上記習得割合f(xi)は累積発話割合f(x i )として、発話語彙i毎にロジスティック曲線を描く次式の関数をモデル化し、
発話語彙パラメータai,bi,ciを算出する発話語彙ロジスティック関数近似手段と、
上記発話語彙パラメータai,bi,ciを保存する発話語彙パラメータ保存手段と、
を備え、
上記習得日齢算出部は、
上記理解語彙パラメータ保存手段と上記発話語彙パラメータ保存手段に保存された両パラメータを入力として、理解語彙パラメータai′と発話語彙パラメータaiの大きさを比較した結果に基づいて、再近似した理解語彙パラメータai′,bi′,ci′又は保存された理解語彙パラメータai′,bi′,ci′のどちらかを用いてα%習得日齢とβ%習得日齢を計算するもの、
であることを特徴とする幼児語彙理解難易度評価装置。 - 請求項2に記載した幼児語彙理解難易度評価装置と、
当該幼児語彙理解難易度評価装置が出力する上記語彙iの理解難易度と、外部から入力される検索条件とを比較することで、当該検索条件に合致する上記語彙iを検索する語彙検索部と、
を具備する幼児語彙検索装置。 - 請求項1に記載した幼児語彙理解難易度評価装置と、
当該幼児語彙理解難易度評価装置で計算された上記習得期間と上記α%習得日齢とを入力として、上記習得期間と上記α%習得日齢を、上記語彙iに対応させたベクトルとして構成し、上記理解難易度と上記α%習得日齢の値に応じて上記語彙iを分類する語彙分類部と、
を具備する幼児語彙分類装置。 - 複数の幼児の語彙学習過程における語彙iの習得時期xiと習得割合f(xi)を入力として、語彙i毎に上記習得時期xiと上記習得割合f(xi)との関係をロジスティック関数で近似するロジスティック関数近似過程と、
上記ロジスティック関数を用いて、α%習得日齢と当該α%よりも小さいβ%のβ%習得日齢とを求める習得日齢算出過程と、
上記α%習得日齢と上記β%習得日齢を入力として、上記語彙iの習得期間を算出し、当該習得期間を語彙iの理解難易度として出力する習得期間算出過程と、
を備える幼児語彙理解難易度評価方法。 - 請求項8に記載した幼児語彙理解難易度評価方法と、
当該幼児語彙理解難易度評価方法が出力する上記語彙iの理解難易度と、外部から入力される検索条件とを比較することで、当該検索条件に合致する上記語彙iを検索する語彙検索過程と、
を備える幼児語彙検索方法。 - 請求項7に記載した幼児語彙理解難易度評価方法と、
当該幼児語彙理解難易度評価方法で計算された上記習得期間と上記α%習得日齢とを入力として、上記習得期間と上記α%習得日齢を、上記語彙iに対応させたベクトルとして構成し、上記理解難易度と上記α%習得日齢の値に応じて上記語彙iを分類する語彙分類過程と、
を備える幼児語彙分類方法。 - 請求項1乃至4の何れか1項に記載した幼児語彙理解難易度評価装置、又は請求項5に記載した幼児語彙検索装置、又は請求項6に記載した幼児語彙分類装置としてコンピュータを動作させるためのプログラム。
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