JP5925140B2 - 幼児語彙理解難易度評価装置と幼児語彙検索装置と幼児語彙分類装置と、それらの方法とプログラム - Google Patents

幼児語彙理解難易度評価装置と幼児語彙検索装置と幼児語彙分類装置と、それらの方法とプログラム Download PDF

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Description

本発明は、幼児の語彙学習過程における語彙理解の難易度を評価する幼児語彙理解難易度評価装置と幼児語彙検索装置と幼児語彙分類装置とそれらの方法とプログラムに関する。
従来、発達心理学の分野では、親の回答に基づくアンケート調査において語彙チェックリストを用いた大規模集団データで語彙の特徴を捉えてきた。この手法では、非特許文献1に示すように語彙チェックリスト法の横断データから算出した各語彙の「50%到達日齢」(50%の子供が語彙を理解している日齢時点)が何時かを調べ、それを語彙の理解日齢としていた。
幼児の全員がすぐ理解あるいは発話できる単語を選ぶことは、分かり易い幼児教材を作成する上で重要である。また、逆に幼児の全員がすぐには理解あるいは発話できない単語を選ぶことも、問題の難易度を調整する上では重要である。しかし、これまで、単語の特徴として、幼児の全員がすぐに理解あるいは発話できるという情報を利用することはなかった。
今までは、どの日齢で単語を獲得するかは図1に示すような表で提示されてきた。図1は、各語彙を理解する幼児の割合を示す。1行目は、各語彙を理解した日齢、2行目以降は各語彙を理解した幼児の割合を示す。
従来は、この表から、例えば50%の幼児が理解した日齢を求め、単語の難易度とすることが行われていた。
小椋たみ子、綿巻徹、「日本のこどもの語彙発達の基準研究:日本語マッカーサー乳幼児言語発達質問紙から」発達・療育研 2008. vol.24,3-42. 小林哲生、南泰浩、永田昌明、「縦断および横断データを用いた幼児早期現語の獲得日齢の特定」言語処理学会第18回年次大会、P2-3,2012.
しかし、従来は、この表から対象語が、幼児全員がすぐ理解できる単語なのか、あるいは、すぐ発話できるのかを調べ、単語選択に利用する考えはなかった。その理由としては、理解のための累積語獲得確率分布を、全ての単語について求めるのが難しいことが挙げられる。
理解する語彙を調べるアンケートでは、幼児が理解したと思われる語彙の数が多くなると、各々の語彙について正確なデータを得ることが難しくなる。つまり、理解する語彙数は急速に増加する傾向があるため、個々の語彙を理解しているか否かの切り分けが曖昧になる。そのために図1に、パターンを付して示すように、例えば、「あり」、「かに」、「かば」、「かめ」のように、理解する幼児が50%に到達しない語彙がデータの上で多く発生する。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、累積語彙獲得確率分布から計算できる分布の広がり(傾き)を利用する新しい考えに基づいて幼児語彙の理解の難易度の評価を可能にする幼児語彙理解難易度評価装置と幼児語彙検索装置と幼児語彙分類装置と、それらの方法とプログラムを提供することを目的とする。
本発明の幼児語彙理解難易度評価装置は、ロジスティック関数近似部と、習得日齢算出部と、習得期間算出部と、を具備する。ロジスティック関数近似部は、複数の幼児の語彙学習過程における語彙iの習得時期xと習得割合f(x)を入力として、語彙i毎に習得時期xと習得割合f(x)との関係をロジスティック曲線で近似する。習得日齢算出部は、ロジスティック関数を用いて、α%習得日齢と当該αよりも小さいβ%のβ%習得日齢とを求める。習得期間算出部は、α%習得日齢とβ%習得日齢を入力として、語彙iの習得期間を算出し、当該習得期間を語彙iの理解難易度として出力する。
また、本発明の幼児語彙検索装置は、幼児語彙理解難易度評価装置と語彙検索部を具備する。幼児語彙理解難易度評価装置は、累積理解割合f(x)をモデル化したロジスティック曲線から語彙iの理解難易度を算出する。語彙検索部は、その理解難易度と外部から入力される検索条件とを比較することで、検索条件に合致する語彙iを検索する。
また本発明の幼児語彙分類装置は、上記した幼児語彙理解難易度評価装置と語彙分類部とを具備する。語彙分類部は、語彙理解難易度評価装置で計算された理解難易度とα%習得日齢とを入力として、理解難易度とα%習得日齢を、語彙iに対応させたベクトルとして構成し、理解難易度とα%習得日齢の値に応じて語彙iを分類する。
本発明の幼児語彙理解難易度評価装置によれば、累積語彙獲得確率分布から、幼児語彙の理解の難易度を評価する新しい指標を提供することを可能にする。また、この発明の幼児語彙検索装置は、その新しい指標を用いることで、理解難易度に応じた幼児語彙の検索を行うことを可能にする。また、この発明の幼児語分類装置は、理解難易度に応じて幼児語彙を分類することを可能にする。このように本願発明の各装置は、幼児語彙の研究や教育の分野に資する効果を奏する。
ある語彙を理解する幼児の割合を日齢ごとに記録したデータを示す図。 獲得語彙iを「はい」とした場合の獲得時期xと累積発話割合f(x)との関係の例を示す図。 獲得語彙iを「ばーば」とした場合の獲得時期xと累積発話割合f(x)との関係の例を示す図。 本発明の幼児語彙理解難易度評価装置100の機能構成例を示す図。 幼児語彙理解難易度評価装置100の動作フローを示す図。 本発明の幼児語彙理解難易度評価装置200の機能構成例を示す図。 本発明の幼児語彙理解難易度評価装置300の機能構成例を示す図。 本発明の幼児語彙理解難易度評価装置400の機能構成例を示す図。 幼児語彙理解難易度評価装置400の動作フローを示す図。 発話語彙ロジスティック関数近似部410の動作フローを示す図。 習得日齢計算部420のより具体的な機能構成例を示す図。 習得日齢計算部420の動作フローを示す図。 本発明の幼児語彙検索装置500の機能構成例を示す図。 幼児語彙検索装置500の動作フローを示す図。 本発明の幼児語彙分類装置600の機能構成例を示す図。 幼児語彙分類装置600の動作フローを示す図。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。複数の図面中同一のものには同じ参照符号を付し、説明は繰り返さない。
〔発明の考え〕
実施例の説明の前に、この発明の幼児語彙の理解の難易度を評価する新しい考え方を説明する。この発明の幼児語彙理解難易度の評価方法は、複数の幼児の語彙学習過程における語彙iの習得時期xと習得割合f(x)との関係から成る習得率確率分布を、ロジスティック曲線で近似し、その確率密度の広がりから理解難易度を評価する方法である。
習得確率分布として累積発話確率を用いて式(1)でモデル化した例を図2と図3に示す。関数をモデル化するに当たっては、最小二乗法や尤度最大化手法を用いる。この場合、非線形な関数の最適化が必要になるので、最急降下法などの手法を用いて最適なパラメータを求める。何れの手法も周知であり、詳しい説明は省略する。
Figure 0005925140
語彙の累積発話割合f(x)を式(1)でモデル化した例を図2,図3に示す。図2は、獲得語彙を「はい」とした場合の幼児の累積発話割合である。図3は、獲得語彙を「ばーば」とした場合の幼児の累積発話割合である。
図2,図3に示すロジスティック曲線はS字型の曲線であり、最初は緩やかに増加した後に傾きが急になった後に再び増加量が穏やかになる変化を示す。パラメータ は、その語彙の累積発話割合の傾きであり、 はロジスティック曲線のオフセット量を表す。 は累積発話割合の上限を決める値である。 が大きくなるとS字曲線の中央部分の傾きが急になり、 が大きくなるとS字曲線が獲得時期xの大きい方に移動する関係にある。
つまり、S字曲線の中央部分の傾きが急であれば、短い日齢で発話する習得の容易な単語であることが分かる。パラメータ の大小で語彙の習得の難易度を評価することが可能である。
また、獲得語彙に関する累積理解割合は、上記した理由で正確なデータを得ることが難しい。そこで、この発明では、発話は語彙を理解した後に行われる点に着目する。つまり、人は語彙を理解してからその語彙を発話する関係を、利用することで理解する幼児が50%に到達しない語彙がデータの上に多く発生する場合でも、正確に理解難易度を算出可能にする工夫を施している。詳しい説明は後述する。
〔幼児語彙理解難易度評価装置〕
図4に、この発明の幼児語彙理解難易度評価装置100の機能構成例を示す。その動作フローを図5に示す。幼児語彙理解難易度評価装置100は、ロジスティック関数近似部110と、習得日齢算出部120と、習得期間算出部130と、制御部140と、を具備する。幼児語彙理解難易度評価装置100は、例えばROM、RAM、CPU等で構成されるコンピュータに所定のプログラムが読み込まれて、CPUがそのプログラムを実行することで実現されるものである。
ロジスティック関数近似部110は、複数の幼児の語彙学習過程における語彙iの習得時期xと習得割合f(x)を入力として、語彙i毎に習得時期xと習得割合f(x)との関係をロジスティック曲線で近似する(ステップS110)。ロジスティック曲線は、例えば上記した式(1)に示す関数である。
習得日齢算出部120は、ロジスティック関数近似部110で近似したロジスティック曲線を用いて、α%習得日齢とα%よりも小さいβ%のβ習得日齢とを求める(ステップS120)。ここで、α%は例えば50%、β%は例えば20%を用いる。α%とβ%の組み合わせは、α>βの関係が保たれれば、どのようなものであっても良い。ここでは、データとして50%以下のものも含まれるため(図1)、信頼性を考慮して全ての語彙iでデータの存在する20%と、幼児の半分が習得する50%の2つを用いた。
また、式(1)の係数 は0〜1の間の値であり、一般に式(1)の関数の値はこの係数未満となることから、50%の値は、その係数が示すパーセントの値未満で設定(例えば =0.7のときは70%未満)することがより適切である。また20%は、ロジスティック曲線(S字曲線)の下側の変曲点より小さくならない10%以上で設定することが望ましい。
習得期間算出部130は、α%習得日齢とβ習得日齢を入力として、語彙iの習得期間を(α−β)算出し、その習得期間を語彙iの理解難易度として出力する(ステップS130)。ステップS110〜ステップS130の動作は、全ての語彙iについての処理が終了するまで繰り返される(ステップS140のNo)。この繰り返し動作の制御は制御部140が行う。
実施例1で示した幼児語彙理解難易度評価装置100によれば、幼児語彙の理解難易度を評価するための新しい指標を提供することができる。なお、幼児語彙理解難易度評価装置100に入力する習得時期と習得割合とからなる累積語彙獲得確率分布には、二つの種類が存在する。用いる累積語彙獲得確率分布を限定した幼児語彙理解難易度評価装置を、次に変形例として説明する。
〔変形例1〕
図6に、この発明の幼児語彙理解難易度評価装置200の機能構成例を示す。幼児語彙理解難易度評価装置200は、用いる累積語彙獲得確率分布を、幼児が語を理解する割合(幼児語理解割合)としたものである。幼児語彙理解難易度評価装置200は、幼児語彙理解難易度評価装置100のロジスティック関数近似部110が、ロジスティック関数近似部210に置き換わったものであり、習得日齢算出部120と習得期間算出部130は、参照符号から明らかなように同じものである。
ロジスティック関数近似部210は、習得時期xiを語彙iの理解時期xi、習得割合f(xi)を累積理解割合f′(xi)として、理解語彙i毎にロジスティック曲線を描く次式の関数をモデル化し、
Figure 0005925140
理解語彙パラメータa′,b′,c′を算出する。
〔変形例2〕
図7に、この発明の幼児語彙理解難易度評価装置300の機能構成例を示す。幼児語彙理解難易度評価装置300は、用いる累積語彙獲得確率分布を、幼児が語を発話した割合(幼児語発話割合)としたものである。幼児語彙理解難易度評価装置300は、幼児語彙理解難易度評価装置100のロジスティック関数近似部110のみが、ロジスティック関数近似部310に置き換わったものである。
ロジスティック関数近似部310は、習得時期xを語彙iの発話時期x、習得割合f(x)を累積発話割合f(x)として、発話語彙i毎にロジスティック曲線を描く関数を上記した式(1)モデル化し、発話語彙パラメータa,b,cを算出する。
変形例として示した幼児語彙理解難易度評価装置200,300は、幼児語彙理解難易度評価装置100と同様に、幼児語彙の理解難易度を評価するための新しい指標を提供することができる。但し、上記したように幼児が理解する語彙を調査するには、難しさが伴う。そこで、理解する幼児が50%に到達しない単語が多く存在する場合でも、理解難易度を算出できるように工夫したこの発明の幼児語彙理解難易度評価装置400を、実施例2として次に説明する。
図8に、この発明の幼児語彙理解難易度評価装置400の機能構成例を示す。幼児語彙理解難易度評価装置400は、発話語彙iの獲得時期xと累積発話割合f(x)と、理解語彙iの獲得時期xと累積理解割合f′(x)と、を入力として理解語の到達日齢を推定するものである。ここでは、f(x)≦f′(x)の拘束そのものを使うのは困難なので代わりに、a≦a′という拘束を使う。
〔累積発話割合〕
累積発話割合f(x)は、非特許文献1で述べている語彙に関するアンケートに回答してもらい、幼児が新たに発話した語彙を把握することで取得する。具体的には、幼児が言葉を覚え始める時期よりも少し前から3歳程度までの期間で、数ヶ月おきに100人程度の母親に上記したアンケートに回答してもらう。表1に、語彙「あーあ」を発話する幼児の累積発話割合f(x)を例示する。
Figure 0005925140
表1に示すデータを、幼児が発話する全ての語彙について求める。
〔累積理解割合〕
累積理解割合f′(x)は、幼児が語彙を理解する割合であり、累積発話割合f(x)と同様にして取得する。表に、語彙「あーあ」を理解する幼児の累積理解割合f′(x)を例示する。
Figure 0005925140
表2に示すデータを、幼児が理解する全ての語彙について求める。理解する語彙と発話する語彙は、同じ語彙iである。
幼児語彙理解難易度評価装置400(図8)は、発話語彙ロジスティック関数近似部410と、発話語彙パラメータ保存部450と、理解語彙ロジスティック関数近似部460と、理解語彙パラメータ保存部470と、習得日齢算出部420と、習得期間算出部130と、制御部440と、を具備する。その動作フローを図9に示す。幼児語彙理解難易度評価装置400は、例えばROM、RAM、CPU等で構成されるコンピュータに所定のプログラムが読み込まれて、CPUがそのプログラムを実行することで実現されるものである。
発話語彙ロジスティック関数近似部410は、複数の幼児の語彙学習過程における発話語彙iの発話時期x(獲得時期)と累積発話割合f(x)を入力として、発話語彙i毎にロジスティック曲線を描く上記した式(1)の関数をモデル化し、発話語彙パラメータa,b,cを算出する(ステップS410)。
図10に、ステップS410を詳しく示す。発話語彙ロジスティック関数近似部410は、式(1)で累積発話割合f(x)をモデル化する(ステップS4100)。モデル化するとパラメータaがa>1となることがある。累積発話割合f(x)が1を越えることは無いので、この場合(ステプS4101のYes)は、a=1としてパラメータb,cを再計算する(ステップS4102)。発話語彙パラメータa,b,cは、発話語彙パラメータ保存部450に保存される(ステップS450)。
理解語彙ロジスティック関数近似部460は、上記語彙学習過程における発話語彙iと同じ語彙iの理解時期xと累積理解割合f′(x)を入力として、理解語彙i毎にロジスティック曲線を描く上記した式(2)の関数をモデル化し、理解語彙パラメータa′,b′,c′を算出する(ステップS460)。理解語彙パラメータa′,b′,c′は、理解語彙パラメータ保存部470に保存される(ステップS470)。
習得日齢算出部420は、発話語彙パラメータ保存部450と理解語彙パラメータ保存部470に保存された両パラメータを入力として、理解と発話の関係に基づいて理解語彙の50%到達日齢である理解語彙50%習得日齢と理解語彙20%習得日齢を計算する(ステップS420)。50%習得日齢の計算は、f′(x)=0.5、20%習得日齢の計算はf′(x)=0.2とおいて、例えばニュートン法を用いて行う。又は、他の最適化手法を用いてもよい。
習得期間算出部130は、50%習得日齢と20%習得日齢を入力として、語彙iの習得期間を算出し、その習得期間を語彙iの理解難易度として出力する(ステップS130)。制御部440は、全ての語彙iについて終了するまでステップS410〜S130までの処理を繰り返す(ステップS440)。
以上のように動作することで、この発明の幼児語彙理解時期推定装置100は、理解する語彙を調べるアンケート結果のデータ中に50%を超えて理解する日齢データが無くても理解語彙の50%習得日齢を推定することができる。
〔習得日齢算出部〕
図11に、習得日齢算出部420のより具体的な機能構成例を示す。その動作フローを図12に示す。
習得日齢算出部420は、パラメータ比較設定手段421と、習得日齢計算手段422と、を備える。パラメータ比較設定手段421は、発話語彙パラメータ保存部450に保存された発話語彙パラメータaと、理解語彙パラメータ保存部470に保存された理解語彙パラメータa′と、を入力として両パラメータの大きさを比較する(ステップS4211)。
′<aの場合(ステップS4211のYes)は、a′=aとして式(2)による理解語彙ロジスティック関数近似の再計算を行う(ステップS4212)。a′≧aで且つa′>1の場合(ステップS4213のYes)は、a′=1として式(2)による理解語彙ロジスティック関数近似の再計算を行う(ステップS4214)。パラメータ比較設定手段421は、両パラメータa,a′の比較結果と、ロジスティック関数を再近似した理解語彙パラメータa′,b′,c′を習得日齢計算手段422に出力する。
習得日齢計算手段422は、両パラメータa,a′の比較結果と、再計算した理解語彙パラメータa′,b′,c′と、理解語彙パラメータ保存部470に保存された理解語彙パラメータa′,b′,c′と、を入力として、上記再近似した理解語彙パラメータa′,b′,c′又は上記理解語彙パラメータ保存部470に保存された理解語彙パラメータa′,b′,c′のどちらかを用いて50%習得日齢と20%習得日齢を計算する(ステップS422)。
習得日齢計算手段422は、理解語彙パラメータa′が発話語彙パラメータaよりも小さい場合(ステップS4221のYes)、又は、理解語彙パラメータa′が1より大きい場合(ステップS4222のYes)、にパラメータ比較設定手段421で再近似した理解語彙パラメータa′,b′,c′を用いて50%習得日齢と20%習得日齢を計算する(ステップS4223)。
理解語彙パラメータa′が発話語彙パラメータaの大きさ以上で且つa′以下の場合(ステップS4222のNo)は、理解語彙パラメータ保存部470に保存された理解語彙パラメータa′,b′,c′を用いて50%習得日齢と20%習得日齢を計算する(ステップS4224)。このように動作することで、50%を超えて理解する日齢データが無くても理解語彙の50%習得日齢を推定することができる。
〔習得日齢の具体例〕
上記した幼児語彙理解難易度評価装置400で、50%習得日齢と20%習得日齢を求めた結果を表3に示す。データは、1699名に回答してもらったMacarthur乳幼児言語発達質問紙の語と身振り版(448語)、語と文法版(711語)を使って、幼児が発話した語彙のチェックを行ったものを用いた。
Figure 0005925140
表3は、社会語に分類される幼児語彙について、発話習得日齢と理解習得日齢のそれぞれの50%習得日齢と20%習得日齢と習得期間を示す。習得期間が80日以下の語を調べると、表3に示していないが、“ありがとう”、“いただきます”、“ごちそうさま”、“だめ”、“ちょうだい”、“どうぞ”、“はい”、“ばいばい”、などの単語が該当する。これらの語は、幼児全員が同時に獲得するような語である。
習得期間が130日以上の語彙を調べると、表3に示すような“あーあ”、“ガーガー”、“こけこっこ”、などの語が該当する。これらの語は、20%の幼児が習得してから、50%の幼児が習得するまで130日以上を必要とするものである。このように、この発明の幼児語彙理解難易度評価装置は、幼児語彙を定量的に分析するための新たな指標を提供することができる。
〔応用例1〕
この発明の幼児語彙理解難易度評価装置100,200,300,400を利用することで、検索条件に応じた幼児語彙を検索する幼児語彙検索装置を構成することができる。図13に、この発明の幼児語彙検索装置500の機能構成例を示す。その動作フローを図14に示す。
幼児語彙検索装置500は、幼児語彙理解難易度評価装置200と、語彙検索部510と、制御部540と、を具備する。幼児語彙理解難易度評価装置200は、上記(図6)したものである。語彙検索部510は、幼児語彙理解難易度評価装置200が出力する語彙iの理解難易度と、外部から入力される検索条件とを入力として、語彙i毎の理解難易度と検索条件とを比較することで、検索条件に合致する語彙iを検索する(ステップS130)。
検索条件には、習得期間や習得日齢を設定する。例えば、習得期間を130以上と設定すると上記した表3に示した、例えば“あーあ”、“ガーガー”、“こけこっこ”、の語が検索された語彙として出力される。なお、幼児語彙理解難易度評価装置200と組み合わせる例で説明を行ったが、幼児語彙理解難易度評価装置には上記した何れの装置を用いても良い。
〔応用例2〕
幼児語彙検索装置としては、多数の幼児語について語彙iに対応付けて発話語彙パラメータと理解語彙パラメータをデータベースとして蓄積し、利用者から任意の検索条件を受け付けて、検索条件に合致する語を出力する装置も考えられる。
〔応用例3〕
図15に、この発明の幼児語彙分類装置600の機能構成例を示す。その動作フローを図16に示す。幼児語彙分類装置600は、幼児語彙理解難易度評価装置100と、語彙分類部610と、制御部640と、を具備する。
幼児語彙理解難易度評価装置100は、上記(図4)したものである。語彙分類部610は、幼児語彙理解難易度評価装置100で計算された習得期間とα%習得日齢とを入力として、習得期間とα%習得日齢を、語彙iに対応させたベクトルとして構成し、習得期間とα%習得日齢の値に応じて語彙iを分類する(ステップS610)。
α%を例えば50%とすると、αはガウス分布の平均を意味する。また、習得期間は、ガウス分布の分散(σ)に対応する値である。よって、幼児語彙分類装置600は、幼児語彙をいくつかのガウス分布に分類することもできる。
分類するクラスタリング手法には、既存の各種の手法を用いることが可能である。幼児語彙分類装置600により、幼児語彙をいくつかのクラスタに分類することができるので、幼児の発達に合わせた学習単語のグループ分けを行うことができる。
また、このようなクラスタリング手法を、発話、理解の両方のパラメータを同時に扱うようにしても良い。そうすることで、発話時と理解時の両方を同時に考慮した単語クラスタの分類を行うことも可能になる。
上記装置における処理手段をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、各装置における処理手段がコンピュータ上で実現される。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。具体的には、例えば、磁気記録装置として、ハードディスク装置、フレキシブルディスク、磁気テープ等を、光ディスクとして、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD-RAM(Random Access Memory)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD-R(Recordable)/RW(ReWritable)等を、光磁気記録媒体として、MO(Magneto Optical disc)等を、半導体メモリとしてEEP-ROM(Electronically Erasable and Programmable-Read Only Memory)等を用いることができる。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD-ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記録装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
また、各手段は、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより構成することにしてもよいし、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。
本発明は、幼児を対象としたオーダーメード型教育の分野で利用することができる。

Claims (11)

  1. 複数の幼児の語彙学習過程における語彙iの習得時期xと習得割合f(x)を入力として、語彙i毎に上記習得時期xと上記習得割合f(x)との関係をロジスティック関数で近似するロジスティック関数近似部と、
    上記ロジスティック関数を用いて、α%習得日齢と当該α%よりも小さいβ%のβ%習得日齢とを求める習得日齢算出部と、
    上記α%習得日齢と上記β%習得日齢を入力として、上記語彙iの習得期間を算出し、当該習得期間を語彙iの理解難易度として出力する習得期間算出部と、
    を具備する幼児語彙理解難易度評価装置。
  2. 請求項1に記載した幼児語彙理解難易度評価装置において、
    上記ロジスティック関数近似部は、
    上記習得時期xは、上記語彙iの理解時期x、上記習得割合f(x は累積理解割合f′(x)として、理解語彙i毎にロジスティック曲線を描く次式の関数をモデル化し、
    Figure 0005925140

    理解語彙パラメータa′,b′,c′を算出するロジスティック関数近似部であることを特徴とする幼児語彙理解難易度評価装置。
  3. 請求項1に記載した幼児語彙理解難易度評価装置において、
    上記ロジスティック関数近似部は、
    上記習得時期xは、上記語彙iの発話時期x、上記習得割合f(x)は累積発話割合f(x として、発話語彙i毎にロジスティック曲線を描く次式の関数をモデル化し、
    Figure 0005925140

    発話語彙パラメータa,b,cを算出するロジスティック関数近似部であることを特徴とする幼児語彙理解難易度評価装置。
  4. 請求項1に記載した幼児語彙理解難易度評価装置において、
    上記ロジスティック関数近似部は、
    上記習得時期xは、上記語彙iの理解時期x、上記習得割合f(x は累積理解割合f′(x)として、理解語彙i毎にロジスティック曲線を描く次式の関数をモデル化し、
    Figure 0005925140

    理解語彙パラメータa′,b′,c′を算出する理解語彙ロジスティック関数近似手段と、
    上記理解語彙パラメータa′,b′,c′を保存する理解語彙パラメータ保存手段と、
    上記習得時期xは、上記語彙iの発話時期x、上記習得割合f(x)は累積発話割合f(x として、発話語彙i毎にロジスティック曲線を描く次式の関数をモデル化し、
    Figure 0005925140

    発話語彙パラメータa,b,cを算出する発話語彙ロジスティック関数近似手段と、
    上記発話語彙パラメータa,b,cを保存する発話語彙パラメータ保存手段と、
    を備え、
    上記習得日齢算出部は、
    上記理解語彙パラメータ保存手段と上記発話語彙パラメータ保存手段に保存された両パラメータを入力として、理解語彙パラメータa′と発話語彙パラメータaの大きさを比較した結果に基づいて、再近似した理解語彙パラメータa′,b′,c′又は保存された理解語彙パラメータa′,b′,c′のどちらかを用いてα%習得日齢とβ%習得日齢を計算するもの、
    であることを特徴とする幼児語彙理解難易度評価装置。
  5. 請求項2に記載した幼児語彙理解難易度評価装置と、
    当該幼児語彙理解難易度評価装置が出力する上記語彙iの理解難易度と、外部から入力される検索条件とを比較することで、当該検索条件に合致する上記語彙iを検索する語彙検索部と、
    を具備する幼児語彙検索装置。
  6. 請求項1に記載した幼児語彙理解難易度評価装置と、
    当該幼児語彙理解難易度評価装置で計算された上記習得期間と上記α%習得日齢とを入力として、上記習得期間と上記α%習得日齢を、上記語彙iに対応させたベクトルとして構成し、上記理解難易度と上記α%習得日齢の値に応じて上記語彙iを分類する語彙分類部と、
    を具備する幼児語彙分類装置。
  7. 複数の幼児の語彙学習過程における語彙iの習得時期xと習得割合f(x)を入力として、語彙i毎に上記習得時期xと上記習得割合f(x)との関係をロジスティック関数で近似するロジスティック関数近似過程と、
    上記ロジスティック関数を用いて、α%習得日齢と当該α%よりも小さいβ%のβ%習得日齢とを求める習得日齢算出過程と、
    上記α%習得日齢と上記β%習得日齢を入力として、上記語彙iの習得期間を算出し、当該習得期間を語彙iの理解難易度として出力する習得期間算出過程と、
    を備える幼児語彙理解難易度評価方法。
  8. 請求項7に記載した幼児語彙理解難易度評価方法において、
    上記ロジスティック関数近似過程は、
    上記習得時期xは、上記語彙iの理解時期x、上記習得割合f(x は累積理解割合f′(x)として、理解語彙i毎にロジスティック曲線を描く次式の関数をモデル化し、
    Figure 0005925140

    理解語彙パラメータa′,b′,c′を算出するロジスティック関数近似過程であることを特徴とする幼児語彙理解難易度評価方法。
  9. 請求項8に記載した幼児語彙理解難易度評価方法と、
    当該幼児語彙理解難易度評価方法が出力する上記語彙iの理解難易度と、外部から入力される検索条件とを比較することで、当該検索条件に合致する上記語彙iを検索する語彙検索過程と、
    を備える幼児語彙検索方法。
  10. 請求項7に記載した幼児語彙理解難易度評価方法と、
    当該幼児語彙理解難易度評価方法で計算された上記習得期間と上記α%習得日齢とを入力として、上記習得期間と上記α%習得日齢を、上記語彙iに対応させたベクトルとして構成し、上記理解難易度と上記α%習得日齢の値に応じて上記語彙iを分類する語彙分類過程と、
    を備える幼児語彙分類方法。
  11. 請求項1乃至4の何れか1項に記載した幼児語彙理解難易度評価装置、又は請求項5に記載した幼児語彙検索装置、又は請求項6に記載した幼児語彙分類装置としてコンピュータを動作させるためのプログラム。
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