JP5924988B2 - 電子棚札システム、電子棚札端末、及び棚札制御装置 - Google Patents
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Description
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る電子棚札システム1の概略構成を表すシステム構成図である。図1に示すように、電子棚札システム1は、商品陳列棚システム10、管理システム20を含んで構成される。
なお、図1に示した例では、POSレジスタ402が1台、ネットワーク400に接続されている例を示したが、POSレジスタ402は複数であってもよい。また、電子棚札システム1において、商品陳列棚システム10は、複数あってもよく、この場合、管理システム20は、例えば、各商品陳列棚システム10の棚札制御装置200からの情報を受信する無線中継機404を複数備えるようにしてもよい。
店舗サーバ401は、例えば各商品の情報(以下、商品情報という)を格納している。商品情報とは、商品の価格情報、在庫情報、商品の売り上げ情報等である。店舗サーバ401は、図示しない通信部を介してネットワーク400に接続されている。
POSレジスタ402は、例えば図示しない表示部、キーボード等の入力部、および通信部等を備えている。POSレジスタ402は、自POSレジスタが備える通信部を介してネットワーク400に接続されている。
なお、信号線230は、4本以上であってもよく、3本未満であってもよい。信号線230を複数備える場合、発光装置250を信号線230毎に備えるようにする。さらに、棚札制御装置200は、例えば、信号線230毎に複数台あってもよい。
図1に示した例では、信号線230aに、発光装置250a、電子棚札端末100a〜100cが接続されている。この場合、棚札制御装置200は、発光装置250aを発光するように制御する。次に、棚札制御装置200は、発光装置250aが発した光を受けた電子棚札端末100aの自端末を識別する識別情報を取得する。次に、棚札制御装置200は、取得した識別情報を有する電子棚札端末100aを発光させる。以下、棚札制御装置200は、他の電子棚札端末100が発した光を受けた電子棚札端末100の識別情報を取得し、取得した識別情報を有する電子棚札端末100を発光させることを繰り返す。後述するように、棚札制御装置200は、このような順で取得した情報に基づいて、電子棚札端末100の相対的な配置順を検出する。
図2は、本実施形態に係る商品陳列棚システム10を示す正面図である。図3は、本実施形態に係る電子棚札端末100を示す斜視図である。図4は、本実施形態に係る電子棚札端末100の断面図である。
図2に示すように、電子棚札端末100は、商品棚300の電子棚札取付レール301に着脱自在に取付けられている。
また、図2に示すように、電子棚札取付レール301aには、発光装置250a、電子棚札端末100a〜100cが、順に、x軸方向の正方向に取り付けられている。電子棚札取付レール301bには、発光装置250b、電子棚札端末100d〜100fが、順に、x軸方向の正方向に取り付けられている。電子棚札取付レール301cには、発光装置250c、電子棚札端末100g〜100iが、順に、x軸方向の正方向に取り付けられている。
図4(b)に示すように、電子棚札端末100は、接点端子321、322を備えている。接点端子321、322は、例えば板バネである。図4(a)および図4(b)に示すように、電子棚札端末100は、接点端子321、322が、電子棚札取付レール301に導体311、312を介して電気的に接続されている。
導体311は、電子棚札端末100と通信をするための棚札制御装置200に接続されている信号線である。導体312は、電子棚札端末100と通信をするための棚札制御装置200に接続されている信号線(GND)である。接点端子321および322は、棚札制御装置200と通信するための電子棚札端末100の接点である。
図5は、本実施形態に係る電子棚札端末100の機能ブロック図である。図5に示すように、電子棚札端末100は、発光部101、受光部102、表示部103、制御部104、記憶部105、インタフェース106、および電源部107を備えている。
受光部102は、発光装置250、または他の電子棚札端末100の発光部101が発した光を受ける。受光部102は、受けた光を電気信号に変換して、変換した電気信号を制御部104に出力する。なお、発光装置250、または発光部101が電磁波を出射する場合、受光部102は、電磁波を検出し、検出した電磁波を電気信号に変換するようにしてもよい。
また、電子棚札端末100間において、発する光の波長は、同じであっても異なっていてもよい。また、電子棚札端末100間において、発する光の強度は同じであっても異なっていてもよい。
図6は、本実施形態に係る棚札制御装置200の機能ブロック図である。図6に示すように、棚札制御装置200は、制御部211、記憶部212、インタフェース(取得部)213a〜213e、無線通信部214、有線通信部215、および電源部216を備えている。なお、インタフェース213a〜213eを総称して、インタフェース213と称する。
制御部211は、各電子棚札端末100の識別情報を取得して、棚段毎に取得した識別情報を記憶部212に記憶する。棚札位置情報の生成時、制御部211は、棚段に取り付けられている発光装置250および電子棚札端末100を発光させるように制御し、光を受けた電子棚札端末100の識別情報を取得する。制御部211は、取得した各電子棚札端末100の識別情報、光を受けた順に基づいて、各棚段に取り付けられている電子棚札端末100の配置順を示す情報である棚札位置情報を生成する。制御部211は、無線通信部214または有線通信部215を介して、生成した棚札位置情報を電子棚札コントローラ403に送信する。
有線通信部215は、例えばLANである。有線通信部215は、制御部211が出力した棚札位置情報を、管理システム20に送信する。
なお、棚札制御装置200は、無線通信部214、または有線通信部215の一方を備えるようにしてもよく、両方を備えるようにしてもよい。
次に、棚札制御装置200は、光検知情報と自端末の識別情報を受け取り、この電子棚札端末100(第1の電子棚札端末)を1番目として、記憶部212に登録する。なお、1番目とは、電子棚札端末100が、電子棚札取付レール301に向かって一番左に位置していることを示す。図2に示したように、棚段が3段ある場合、光検知情報と自端末の識別情報を各棚段の電子棚札端末100から受け取り、各棚段の1番目として記憶部212に登録する。
次に、各棚段の電子棚札端末100の内、電子棚札端末100からの光を検知した他の電子棚札端末100は、光検知情報と自端末の識別情報とを合わせて、棚札制御装置200に出力する。
次に、棚札制御装置200は、光検知情報と自端末の識別情報を、光を検知した他の電子棚札端末100から受け取り、この電子棚札端末100(第2の電子棚札端末)を2番目として、記憶部212に登録する。すなわち、2番目に登録された電子棚札端末100は、1番目に登録された電子棚札端末100の隣に配置されていることになる。なお、例えば、図2において、電子棚札取付レール301に両端に、電子棚札端末100が配置されていた場合においても、電子棚札端末100は、隣に配置されていることになる。
棚段に取り付けられている電子棚札端末100の数が棚段毎に異なる場合、取り付けられている数が一番多い棚段から、光検知情報と自端末の識別情報の取得が完了するまで、ステップS5を繰り返す。
まず、棚札制御装置200は、電子棚札取付レール301aに取り付けられている電子棚札端末100a、100b、100cから、識別情報ID001、ID002、ID003を受け取る(ステップS1)。この時点では、棚札制御装置200は、電子棚札取付レール301aに、識別情報ID001、ID002、ID003を有する3つの電子棚札端末100が取り付けられていることを検知できるが、電子棚札端末100a、100b、100cの配置順は検知できない。
次に、発光装置250aからの光を受けた電子棚札端末100aは、光検知情報と自端末の識別情報ID001を、棚札制御装置200に出力する。次に、棚札制御装置200は、この識別情報ID001を有する電子棚札端末100aを1番目として、記憶部212に登録する。(ステップS3)。
次に、棚札制御装置200は、2番目に登録した識別情報ID002に対応する電子棚札端末100bを発光させる。次に、電子棚札端末100bからの光を受けた電子棚札端末100cは、光検知情報と自端末の識別情報ID003を、棚札制御装置200に出力する。次に、棚札制御装置200は、この識別情報ID003を有する電子棚札端末100cを3番目として、記憶部212に登録する(ステップS5)。
次に、棚札制御装置200は、1段目の棚段の電子棚札端末100a、100b、100cの位置を示す情報である棚札位置情報を生成する。この場合、棚札位置情報は、1番目がID001、2番目がID002、3番目がID003である。棚札制御装置200は、生成した棚札位置情報を記憶部212に記憶させ、棚札位置情報を管理システム20に送信する(ステップS6)。
この場合、棚札位置情報を生成する処理において、1番目とは、各棚段の一番右に取り付けられていることを示す。すなわち、棚札位置情報は、各電子棚札取付レール301に取り付けられている電子棚札端末100の右からの配置順である。棚札制御装置200は、生成した棚札位置情報を、管理システム20に、右からの配置順のまま送信してもよく、あるいは、左からの配置順に変換して送信してもよい。
第1実施形態では、商品陳列棚システム10が、各棚段の各電子棚札取付レール301に発光装置250を備えている例を説明した。本実施形態では、発光装置250を備えていない電子棚札システムの実施例について説明する
棚札制御装置200aは、予め定められている周期、または電子棚札取付レール301に電子棚札端末100が取り付けられたことを検出した場合、各電子棚札端末100の識別情報を取得して、棚段毎に取得した識別情報を、記憶部212に記憶する。
棚札位置情報の生成時、棚札制御装置200aは、各棚段に取り付けられている電子棚札端末100のうちの1つの発光部101を発光させるように制御する。棚札制御装置200aは、電子棚札端末100からの光を受けた他の電子棚札端末100の識別情報を取得する。棚札制御装置200aは、発光させていない残りのうちの1つの電子棚札端末100に対して、発光部101を発光するように制御する。棚札制御装置200aは、このように、順次、電子棚札端末100の発光部101を発光させ、光を受けた電子棚札端末100の識別情報に基づいて、電子棚札端末100の配置順である棚札位置情報を生成する。棚札制御装置200aは、生成した棚札位置情報を記憶部212に記憶させ、棚札位置情報を管理システム20に送信する。
次に、各棚段の電子棚札端末100の内、電子棚札端末100からの光を受光部102が受けたことを検知した電子棚札端末100は、光検知情報と自端末の識別情報と合わせて、棚札制御装置200aに出力する。
次に、棚札制御装置200aは、光検知情報と自端末の識別情報を各電子棚札端末100から受け取り、受け取った情報を順次、記憶部212に記憶する。
棚札制御装置200aは、ステップS101で取得した全ての識別情報に対応する数の電子棚札端末100から、光検知情報と自端末の識別情報を受け取るまで、ステップS102の処理を繰り返す。
次に、棚札制御装置200aは、探索した電子棚札端末100を、1番目として記憶部212に記憶する。1番目とは、電子棚札取付レール301の一番右に配置されていることを示す。
棚札制御装置200aは、ステップS101で取得した全ての識別情報に対応する数の電子棚札端末100について、配置順を決定するまで、ステップS106の処理を繰り返す。
次に、棚札制御装置200aは、電子棚札端末100を順次、発光させて、発光した電子棚札端末100と、光を受けた電子棚札端末100との各識別情報を関連づけて、図10に示したような対比表を、棚段毎に生成する。なお、図10に示した例は、1段のみの対比表である(ステップS102〜S103)。
次に、棚札制御装置200aは、識別情報ID008を有する電子棚札端末100が発した光を受けた識別情報ID006を有する電子棚札端末100を、2番目として記憶部212に記憶する(ステップS105)。
次に、棚札制御装置200aは、識別情報ID006を有する電子棚札端末100が発した光を受けた識別情報ID007を有する電子棚札端末100を、3番目として記憶部212に記憶する(ステップS106)。
棚札制御装置200aは、ステップS106を繰り返し、図11に示したように、右端からの棚札位置情報を生成し、生成した棚札位置情報を、管理システム20に送信する(ステップS107)。
棚札制御装置200aは、受光装置が光を受けた識別情報に対応する電子棚札端末100を、1番右端に位置している。このため、棚札制御装置200aは、この識別情報に対応する電子棚札端末100を1番目として記憶部212に記憶させる。そして、棚札制御装置200aは、1番目の識別情報に対応する電子棚札端末100からの光を受けた識別情報を有する電子棚札端末100を、2番目とする。このように生成した右からの配置順の棚札位置情報を、管理システム20に送信するようにしてもよい。また、生成した右からの配置順を、左からの配置順に変換し、変換した棚札位置情報を、管理システム20に送信するようにしてもよい。
また、受光装置は、電子棚札取付レール301の左端に取り付けるようにしてもよい。この場合、電子棚札端末100は、左側に発光部101を備え、右側に受光部102を備えるようにしてもよい。
第3実施形態では、発光装置250を備えていない電子棚札システムの他の実施例について説明する。
次に、棚札制御装置200aは、探索した電子棚札端末100を、1番目として記憶部212に記憶する。1番目とは、電子棚札取付レール301の一番左に位置していることを示す。
棚札制御装置200aは、ステップS201で取得した全ての識別情報に対応する数の電子棚札端末100から、配置順を決定するまで、ステップS206の処理を繰り返す。
次に、棚札制御装置200aは、識別情報ID002を有する電子棚札端末100からの光を受けた識別情報ID005を有する電子棚札端末100を、2番目として記憶部212に記憶する(ステップS205)。
次に、棚札制御装置200aは、識別情報ID005を有する電子棚札端末100からの光を受けた識別情報ID009を有する電子棚札端末100を、3番目として記憶部212に記憶する(ステップS206)。
棚札制御装置200aは、ステップS206を繰り返し、図11に示した棚札位置情報を生成し、生成した棚札位置情報を、管理システム20に送信する(ステップS207)。
この処理により、電子棚札端末100が、店舗の店員等により、電子棚札取付レール301に追加されたり、入れ替えられたりした場合であっても、正しい棚札配置情報を、迅速に、店員等の手間を必要とすることなく自動的に、かつ容易に生成することができる。
Claims (8)
- 発光部と受光部を有する電子棚札端末と、
前記発光部の発光を制御し、前記発光部からの光を受けた前記電子棚札端末の識別情報を取得し、取得した前記識別情報に基づいて、取付レールに取り付けられている複数の前記電子棚札端末の配置順を検出する棚札制御装置とを備え、
前記棚札制御装置は、複数の前記電子棚札端末のうちの1つの第1の電子棚札端末の前記発光部を発光させたとき、発せられた光を受けた第2の電子棚札端末の前記識別情報を取得することで、取得した前記識別情報を有する前記第2の電子棚札端末が、前記第1の電子棚札端末の隣に配置されていることを検出する
ことを特徴とする電子棚札システム。 - 前記電子棚札端末は、前記発光部が、他の電子棚札端末の前記受光部と、互いに対向するように取付レールに取り付けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の電子棚札システム。 - 光を発する発光装置を備え、
前記棚札制御装置は、前記発光装置を発光させたとき、前記発光装置が発した光を受けた前記電子棚札端末の前記識別情報を取得することで、該取得した識別情報を有する電子棚札端末が前記発光装置の隣に配置されていることを検出する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子棚札システム。 - 前記発光装置は、前記取付レールに取り付けられている複数の前記電子棚札端末のうちいずれか一方の端に位置する前記電子棚札端末の前記受光部に対向するように、前記取付レールに取り付けられている
ことを特徴とする請求項3に記載の電子棚札システム。 - 光を受ける受光装置を備え、
前記棚札制御装置は、前記電子棚札端末の前記発光部を発光させたとき、前記受光装置が受けた光を発した前記電子棚札端末の前記識別情報を取得することで、該取得した識別情報を有する電子棚札端末が前記受光装置の隣に配置されていることを検出する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子棚札システム。 - 前記棚札制御装置は、前記取付レールに、新たな前記電子棚札端末が取り付けられたことを検出した場合、前記電子棚札端末または前記発光装置を発光させて、前記光を受けた前記電子棚札端末の識別情報を取得し、取得した識別情報に基づいて前記電子棚札端末の位置を再検出する
ことを特徴とする請求項3に記載の電子棚札システム。 - 光を発する発光部と、
他端末からの光を受ける受光部と、
前記受光部が他端末からの光を受けた場合、自端末を識別する識別情報を、複数の電子棚札端末の相対的な配置順を生成する棚札制御装置に送信する通信部とを備え、
前記発光部は、前記受光部が前記光を受けた場合、発光する
こと特徴とする電子棚札端末。 - 電子棚札端末の識別情報を取得する取得部と、
棚段の取付レールに取り付けられている複数の前記電子棚札端末の配置順を検出する制御部とを備え、
前記制御部は、前記取得した識別情報を有する電子棚札端末のうちの1つの第1の電子棚札端末に、光を発するように制御し、前記第1の電子棚札端末が発した光を受けた第2の電子棚札端末の識別情報を取得し、前記第2の電子棚札端末が発した光を受けた第3の電子棚札端末の識別情報を取得し、取得した前記識別情報に基づいて、前記第1の電子棚札端末と前記第2の電子棚札端末との相対的な配置順を決定する
ことを特徴とする棚札制御装置。
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