JP5924988B2 - 電子棚札システム、電子棚札端末、及び棚札制御装置 - Google Patents

電子棚札システム、電子棚札端末、及び棚札制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子棚札システム、電子棚札端末、及び棚札制御装置に関する。
近年、スーパーマーケット等の小売販売店において、商品価格を表示させた棚札として情報表示装置を商品陳列棚に取り付けて集中管理することが望まれている。情報表示装置を用いることにより、例えば日毎、週毎などで変わる商品の値段表示を、その対象商品の情報表示装置に信号を送信することで容易にかつ効率的に変更することが可能になり、業務の効率化などが期待できる。このような情報表示装置を電子棚札、または電子棚札端末という。
電子棚札を用いたシステムでは、商品陳列棚に陳列する商品の入れ替えに応じて、電子棚札の入れ替えや追加などが行われる。電子棚札に表示する商品名、価格などを管理している管理装置は、商品に関するそれらの情報とともに、それらの情報を表示する電子棚札の情報および電子棚札の位置を管理しておく必要がある。このため、特許文献1では、携帯読み取り手段(例えば、ハンディターミナル)が、商品コードを読み取ったときに、携帯読み取り手段が伝搬波を出力した位置を検出する。そして、特許文献1では、棚位置入力コントローラが、検出した位置データと、アドレス検出テーブルから棚アドレス(棚番号、段番号、列順)を決定し、商品ファイルに、受信した商品コードと商品コードに対応する棚アドレスを書き込んでいた。これにより、特許文献1では、商品陳列棚の商品と陳列位置を管理していた。
また、特許文献2では、操作端末(ハンディターミナル)は、操作端末本体の移動情報を検出し、検出した移動情報をサーバ装置に送信する。そして、特許文献2のサーバ装置は、操作端末から受信した移動情報に対応する電子棚札を特定し、特定した電子棚札に対して報知動作を指示する。そして、特許文献2の電子棚札は、サーバ装置から受信した報知動作の指示に応じて報知動作させることで、選択した基準となる棚位置の電子棚札の表示部を発光させていた。ユーザーは、点灯している電子棚札に対応する対象商品の商品コードを棚割表から操作端末で読み取る。サーバ装置は、ユーザーの操作により操作端末が移動されたことを加速度センサにより検出し、この検出した移動情報により、各棚位置に対応する位置の電子棚札を特定していた。サーバ装置は、このような手順を繰り返して送受信した情報により、棚位置と電子棚札との位置関係を決定して管理していた。
特許第4165252号公報 特開2009−91102号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の技術では、例えば、商品の陳列場所の移動などによって、商品や電子棚札の位置が移動された場合、電子棚札の位置等を管理している管理装置は、電子棚札の位置を把握できなくなくなるという問題点があった。このため、特許文献1および特許文献2に記載の技術では、商品を移動するたびに、ユーザーが現場で端末類を操作して、商品に関する情報、電子棚札に関する情報、およびその位置の関連付けを、実施する必要があった。
本発明は、上記の事情に鑑み成されたものであって、電子棚札の位置が移動された場合であっても、電子棚札の位置を把握できる電子棚札システム、電子棚札端末、及び棚札制御装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る電子棚札システムは、発光部と受光部を有する電子棚札端末と、前記発光部の発光を制御し、前記光を受けた前記電子棚札端末の識別情報を取得し、取得した前記識別情報に基づいて、取付レールに取り付けられている複数の前記電子棚札端末の配置順を検出する棚札制御装置と、を備えることを特徴としている。
また、本発明の電子棚札システムにおいて、前記電子棚札端末は、前記発光部が、他の電子棚札端末の前記受光部と、互いに対向するように取付レールに取り付けられているようにしてもよい。
また、本発明の電子棚札システムにおいて、前記棚札制御装置は、複数の前記電子棚札端末のうちの1つの第1の電子棚札端末の前記発光部を発光させたとき、発せられた光を受けた第2の電子棚札端末の前記識別情報を取得することで、取得した前記識別情報を有する前記第2の電子棚札端末が、前記第1の電子棚札端末の隣に配置されていることを検出するようにしてもよい。
また、本発明の電子棚札システムにおいて、光を発する発光装置を備え、前記棚札制御装置は、前記発光装置を発光させたとき、前記発光装置が発した光を受けた前記電子棚札端末の前記識別情報を取得することで、該取得した識別情報を有する電子棚札端末が前記発光装置の隣に配置されていることを検出するようにしてもよい。
また、本発明の電子棚札システムにおいて、前記発光装置は、前記取付レールに取り付けられている複数の前記電子棚札端末のうちいずれか一方の端に位置する前記電子棚札端末の前記受光部に対向するように、前記取付レールに取り付けられているようにしてもよい。
また、本発明の電子棚札システムにおいて、光を受ける受光装置を備え、前記棚札制御装置は、前記電子棚札端末の前記発光部を発光させたとき、前記受光装置が受けた光を発した前記電子棚札端末の前記識別情報を取得することで、該取得した識別情報を有する電子棚札端末が前記受光装置の隣に配置されていることを検出するようにしてもよい。
また、本発明の電子棚札システムにおいて、前記棚札制御装置は、前記取付レールに、新たな前記電子棚札端末が取り付けられたことを検出した場合、前記電子棚札端末または前記発光装置を発光させて、前記光を受けた前記電子棚札端末の識別情報を取得し、取得した識別情報に基づいて前記電子棚札端末の位置を再検出するようにしてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る電子棚札端末は、光を発する発光部と、他端末からの光を受ける受光部と、前記受光部が他端末からの光を受けた場合、自端末を識別する識別情報を、複数の電子棚札端末の相対的な配置順を生成する棚札制御装置に送信する通信部と、を備え、前記発光部は、前記受光部が前記光を受けた場合、発光すること特徴としている。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る棚札制御装置は、電子棚札端末の識別情報を取得する取得部と、棚段の取付レールに取り付けられている複数の前記電子棚札端末の配置順を検出する制御部と、を備え、前記制御部は、前記取得した識別情報を有する電子棚札端末のうちの1つの第1の電子棚札端末に、光を発するように制御し、前記第1の電子棚札端末が発した光を受けた第2の電子棚札端末の識別情報を取得し、前記第2の電子棚札端末が発した光を受けた第3の電子棚札端末の識別情報を取得し、取得した前記識別情報に基づいて、前記第1の電子棚札端末と前記第2の電子棚札端末との相対的な配置順を決定することを特徴としている。
本発明によれば、電子棚札の位置が移動された場合であっても、容易に電子棚札の位置を把握できる。
第1実施形態に係る電子棚札システムの概略構成を表すシステム構成図である。 第1実施形態に係る商品陳列棚システムを示す正面図である。 第1実施形態に係る電子棚札端末を示す斜視図である。 第1実施形態に係る電子棚札端末の断面図である。 第1実施形態に係る電子棚札端末の機能ブロック図である。 第1実施形態に係る棚札制御装置の機能ブロック図である。 第1実施形態に係る棚札制御装置による各電子棚札端末から識別情報を取得する手順のフローチャートである。 第2実施形態に係る電子棚札システムの概略構成を表すシステム構成図である。 第2実施形態に係る棚札制御装置による各電子棚札端末から識別情報を取得する手順のフローチャートである。 第2実施形態に係る発光させた電子棚札端末の識別情報と、光を受けた電子棚札端末の識別情報との対比表の一例を説明する図である。 第2実施形態に係る棚札位置情報の一例を説明する図である。 第3実施形態に係る棚札制御装置による各電子棚札端末から識別情報を取得する手順のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る電子棚札システム1の概略構成を表すシステム構成図である。図1に示すように、電子棚札システム1は、商品陳列棚システム10、管理システム20を含んで構成される。
管理システム20は、ネットワーク400、店舗サーバ401、POS(Point of sale system)レジスタ402、電子棚札コントローラ403、および無線中継機404を含んで構成される。
なお、図1に示した例では、POSレジスタ402が1台、ネットワーク400に接続されている例を示したが、POSレジスタ402は複数であってもよい。また、電子棚札システム1において、商品陳列棚システム10は、複数あってもよく、この場合、管理システム20は、例えば、各商品陳列棚システム10の棚札制御装置200からの情報を受信する無線中継機404を複数備えるようにしてもよい。
ネットワーク400は、LAN(Local Area Network)等の有線ネットワークである。また、ネットワークは、無線ネットワークであってもよい。
店舗サーバ401は、例えば各商品の情報(以下、商品情報という)を格納している。商品情報とは、商品の価格情報、在庫情報、商品の売り上げ情報等である。店舗サーバ401は、図示しない通信部を介してネットワーク400に接続されている。
POSレジスタ402は、例えば図示しない表示部、キーボード等の入力部、および通信部等を備えている。POSレジスタ402は、自POSレジスタが備える通信部を介してネットワーク400に接続されている。
電子棚札コントローラ403は、棚札制御装置200が送信した棚札位置情報を、ネットワーク400を介して取得する。電子棚札コントローラ403は、店舗サーバ401から、例えば商品情報を取得する。電子棚札コントローラ403は、取得した商品情報を棚札位置情報に基づいて、ネットワーク400および無線中継機404を介して、棚札制御装置200へ送信する。電子棚札コントローラ403は、図示しない通信部を介してネットワーク400に接続されている。
無線中継機404は、アンテナ405を介して、棚札制御装置200が送信した棚札位置情報を受信する。無線中継機404は、図示しない通信部を介してネットワーク400に接続されている。無線中継機404は、ネットワーク400を介して、受信した棚札位置情報を電子棚札コントローラ403に出力する。
商品陳列棚システム10は、電子棚札端末(電子棚札ともいう)100a〜100i、棚札制御装置200、信号線230a〜230c、および発光装置250a〜250cを含んで構成される。以下、電子棚札端末100a〜100iを総称して、電子棚札端末100と称する。また、信号線230a〜230cを総称して、信号線230と称する。また、発光装置250a〜250cを総称して、発光装置250と称する。商品陳列棚システム10の各部については、後述する。なお、発光装置250は、光に限られず、電磁波(電波、音波)を出射してもよい。
なお、信号線230は、4本以上であってもよく、3本未満であってもよい。信号線230を複数備える場合、発光装置250を信号線230毎に備えるようにする。さらに、棚札制御装置200は、例えば、信号線230毎に複数台あってもよい。
ここで、商品陳列棚システム10の概略動作について説明する。
図1に示した例では、信号線230aに、発光装置250a、電子棚札端末100a〜100cが接続されている。この場合、棚札制御装置200は、発光装置250aを発光するように制御する。次に、棚札制御装置200は、発光装置250aが発した光を受けた電子棚札端末100aの自端末を識別する識別情報を取得する。次に、棚札制御装置200は、取得した識別情報を有する電子棚札端末100aを発光させる。以下、棚札制御装置200は、他の電子棚札端末100が発した光を受けた電子棚札端末100の識別情報を取得し、取得した識別情報を有する電子棚札端末100を発光させることを繰り返す。後述するように、棚札制御装置200は、このような順で取得した情報に基づいて、電子棚札端末100の相対的な配置順を検出する。
次に、商品陳列棚システム10について、図2〜図4を用いて説明する。
図2は、本実施形態に係る商品陳列棚システム10を示す正面図である。図3は、本実施形態に係る電子棚札端末100を示す斜視図である。図4は、本実施形態に係る電子棚札端末100の断面図である。
図2に示すように、商品棚300は、電子棚札取付レール(取付レールともいう)301a〜301cを含んで構成される。図2において、商品棚300の水平方向をx軸方向、商品棚300の垂直方向をy軸方向とする。また、電子棚札取付レール301aが取り付けられている棚を1段目の棚と称し、電子棚札取付レール301bが取り付けられている棚を2段目の棚と称し、電子棚札取付レール301cが取り付けられている棚を3段目の棚と称する。
図2に示すように、電子棚札端末100は、商品棚300の電子棚札取付レール301に着脱自在に取付けられている。
電子棚札取付レール301a〜301cは、電子棚札端末100を、例えば店員が取り付けたり、移動させたり、外したりできるレールである。電子棚札取付レール301a〜301cを総称して、電子棚札取付レール301と称する。電子棚札取付レール301には、後述するように、電子棚札端末100と通信を行うための電気的な接点を有している。また、電子棚札取付レール301a〜301cには、各々、信号線230a〜230cが接続されている。
また、図2に示すように、電子棚札取付レール301aには、発光装置250a、電子棚札端末100a〜100cが、順に、x軸方向の正方向に取り付けられている。電子棚札取付レール301bには、発光装置250b、電子棚札端末100d〜100fが、順に、x軸方向の正方向に取り付けられている。電子棚札取付レール301cには、発光装置250c、電子棚札端末100g〜100iが、順に、x軸方向の正方向に取り付けられている。
信号線230a〜230c、230n(nは1以上の整数)は、有線の信号線である。各信号線230に一方には、電子棚札取付レール301を介して発光装置250、電子棚札端末100が接続されている。各信号線230の他方には、棚札制御装置200が接続されている。
各電子棚札端末100は、図2に示すように、電子棚札取付レール301a〜301cに着脱自在に取り付けられている。電子棚札端末100は、図3に示すように、その表面に、各々、発光部101、受光部102、および表示部103を備えている。なお、電子棚札端末100の機能は、後述する。また、電子棚札端末100の発光部101と、他の電子棚札端末100の受光部102とは、互いに対向するように配置されるようにしてもよい。また、電子棚札端末100は、発光部101と受光部102とを、対向する面に、各々1組ずつ備えるようにしても良い。
図4(a)は、図3に示した電子棚札端末100と電子棚札取付レール301との側面図であり、図4(b)は、図4(a)の拡大図である。
図4(b)に示すように、電子棚札端末100は、接点端子321、322を備えている。接点端子321、322は、例えば板バネである。図4(a)および図4(b)に示すように、電子棚札端末100は、接点端子321、322が、電子棚札取付レール301に導体311、312を介して電気的に接続されている。
導体311は、電子棚札端末100と通信をするための棚札制御装置200に接続されている信号線である。導体312は、電子棚札端末100と通信をするための棚札制御装置200に接続されている信号線(GND)である。接点端子321および322は、棚札制御装置200と通信するための電子棚札端末100の接点である。
棚札制御装置200は、例えば、店舗の利用客が触れない商品棚300の上部等に設置され、アンテナ201を備えている。棚札制御装置200には、信号線230a〜230cが接続されている。なお、棚札制御装置200の機能は、後述する。
発光装置250a〜250cは、は、例えば、LED(発光ダイオード)、半導体レーザー等を含んで構成されている。発光装置250a〜250cは、各々、各棚段の電子棚札取付レール301a〜301cの左端に取り付けられている。また、各発光装置250は、電子棚札取付レール301の正方向のx軸方向に向かって光を発光するように、電子棚札取付レール301に取り付けられている。
なお、図1および図2において、3本の信号線230a〜230c、3つの電子棚札取付レール301を含む例を説明したが、信号線230、電子棚札取付レール301は、各々4つ以上でも、3つ未満であってもよい。また、各棚段に取り付けられている電子棚札端末100の数も、3つに限られず、4つ以上でも、3つ未満であってもよい。
次に、電子棚札端末100について説明する。
図5は、本実施形態に係る電子棚札端末100の機能ブロック図である。図5に示すように、電子棚札端末100は、発光部101、受光部102、表示部103、制御部104、記憶部105、インタフェース106、および電源部107を備えている。
発光部101は、制御部104からの制御に応じて、光を発する。発光部101は、例えば、LED(発光ダイオード)、半導体レーザー等である。なお、発光部101が発する光は、予め定められた帯域の光であればよい。予め定められた帯域の光は、赤外線、または可視光であってもよい。予め定められた帯域の光は、例えば、店舗に設置されている照明、例えば蛍光灯の帯域の光の影響を受けにくい帯域にしてもよい。また、発光部101は、光に限られず、電磁波(電波、音波)を出射してもよい。
受光部102は、発光装置250、または他の電子棚札端末100の発光部101が発した光を受ける。受光部102は、受けた光を電気信号に変換して、変換した電気信号を制御部104に出力する。なお、発光装置250、または発光部101が電磁波を出射する場合、受光部102は、電磁波を検出し、検出した電磁波を電気信号に変換するようにしてもよい。
表示部103は、例えば、液晶表示装置、電子ペーパー表示装置などである。表示部103には、棚札制御装置200から送信される表示データが表示される。表示データには、例えば、商品の名称、価格、商品の重さ等の情報が含まれる。
制御部104は、インタフェース106を介して、棚札制御装置200と情報、および制御信号のやりとりを行う。制御部104は、棚札制御装置200が出力した商品に関する情報を表示部103に表示する。制御部104は、棚札制御装置200が出力した制御信号に基づいて、発光部101を所定の期間、発光させる。制御部104は、受光部102から出力された電気信号に基づいて、発光装置250または他の電子棚札端末100からの光を検知したか否か判定する。具体的には、制御部104は、例えば、その電気信号が記憶部105に記憶されているしきい値よりも大きい場合、光を検知したと判定する。制御部104は、光を検知した場合、光を検出したことを示す光検知情報を、棚札制御装置200に出力する。
記憶部105には、電子棚札端末100の制御プログラム、電子棚札端末100の識別情報(ID)、受けた光を検知するためのしきい値等が記憶されている。
インタフェース106は、棚札制御装置200と情報、および制御信号のやりとりを行う。
電源部107は、電子棚札端末100の各機能部に対し電力を供給する。電源部107は、自部内に電池を備えている。備えている電池は、例えばボタン型電池である。なお、電子棚札端末100は、電子棚札取付レール301を介して電源を供給されるようにしてもよい。
なお、各発光装置250が発光する光の波長は、同じであっても異なっていてもよい。各発光装置250が発する光の強度は、同じであっても異なっていてもよい。各発光装置250が発する光の波長と、各電子棚札端末100が発する光の波長とは、同じであっても異なっていてもよい。各発光装置250が発する光の強度と、電子棚札端末100が発光する強度とは、同じであっても異なっていてもよい。
また、電子棚札端末100間において、発する光の波長は、同じであっても異なっていてもよい。また、電子棚札端末100間において、発する光の強度は同じであっても異なっていてもよい。
次に、棚札制御装置200について説明する。
図6は、本実施形態に係る棚札制御装置200の機能ブロック図である。図6に示すように、棚札制御装置200は、制御部211、記憶部212、インタフェース(取得部)213a〜213e、無線通信部214、有線通信部215、および電源部216を備えている。なお、インタフェース213a〜213eを総称して、インタフェース213と称する。
制御部211は、無線通信部214または有線通信部215を介して、管理システム20と情報の送受信を行う。制御部211は、例えば、管理システム20から、商品に関する情報を受信し、受信した商品に関する情報を、インタフェース213を介して、各電子棚札端末100に出力する。
制御部211は、各電子棚札端末100の識別情報を取得して、棚段毎に取得した識別情報を記憶部212に記憶する。棚札位置情報の生成時、制御部211は、棚段に取り付けられている発光装置250および電子棚札端末100を発光させるように制御し、光を受けた電子棚札端末100の識別情報を取得する。制御部211は、取得した各電子棚札端末100の識別情報、光を受けた順に基づいて、各棚段に取り付けられている電子棚札端末100の配置順を示す情報である棚札位置情報を生成する。制御部211は、無線通信部214または有線通信部215を介して、生成した棚札位置情報を電子棚札コントローラ403に送信する。
記憶部212には、各電子棚札端末100から受け取った識別情報、受信順番、制御部211により生成された棚札位置情報が記憶されている。記憶部212には、棚札制御装置200の制御プログラムが記憶されている。
インタフェース213a〜213eは、各々、電子棚札取付レール301に接続されている。インタフェース213は、制御部211が出力した制御信号を、電子棚札取付レール301を介して、各電子棚札端末100に出力する。インタフェース213は、各電子棚札端末100が出力した情報を、電子棚札取付レール301を介して受け取り、受け取った情報を制御部211に出力する。
無線通信部214は、例えば無線LANである。無線通信部214には、アンテナ201が接続されている。無線通信部214は、制御部211が出力した棚札位置情報を、アンテナ201を介して管理システム20に送信する。
有線通信部215は、例えばLANである。有線通信部215は、制御部211が出力した棚札位置情報を、管理システム20に送信する。
なお、棚札制御装置200は、無線通信部214、または有線通信部215の一方を備えるようにしてもよく、両方を備えるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態の電子棚札システム1は、発光部101と受光部102を有する電子棚札端末100と、発光部101の発光を制御し、光を受けた電子棚札端末100の識別情報を取得し、取得した識別情報に基づいて、取付レール(電子棚札取付レール301)に取り付けられている複数の電子棚札端末100の配置順を検出する棚札制御装置200と、を備える。
次に、棚札制御装置200が行う各電子棚札端末100から識別情報を取得する手順を説明する。図7は、本実施形態に係る棚札制御装置200による各電子棚札端末100から識別情報を取得する手順のフローチャートである。
(ステップS1)棚札制御装置200は、所定の周期、または利用者の取得指示に応じて、各電子棚札取付レール301に取り付けられている全ての電子棚札端末100の識別情報を取得する。この処理は、例えば、棚札制御装置200が、特定の電子棚札取付レール301に対して取り付けられている電子棚札端末100に対して、識別情報を送信するよう、命令を送出し、それに対する応答として、各電子棚札端末100から識別情報を取得することで実施される。
(ステップS2)全ての棚段の電子棚札端末100の識別情報を取得後、棚札制御装置200は、各棚段の発光装置250を発光させる。
(ステップS3)各棚段の電子棚札端末100の内、発光装置250からの光を受けた電子棚札端末100は、光検知情報と自端末の識別情報と合わせて、棚札制御装置200に出力する。
次に、棚札制御装置200は、光検知情報と自端末の識別情報を受け取り、この電子棚札端末100(第1の電子棚札端末)を1番目として、記憶部212に登録する。なお、1番目とは、電子棚札端末100が、電子棚札取付レール301に向かって一番左に位置していることを示す。図2に示したように、棚段が3段ある場合、光検知情報と自端末の識別情報を各棚段の電子棚札端末100から受け取り、各棚段の1番目として記憶部212に登録する。
(ステップS4)棚札制御装置200は、1番目に登録した識別情報に対応する電子棚札端末100を発光させる。
次に、各棚段の電子棚札端末100の内、電子棚札端末100からの光を検知した他の電子棚札端末100は、光検知情報と自端末の識別情報とを合わせて、棚札制御装置200に出力する。
次に、棚札制御装置200は、光検知情報と自端末の識別情報を、光を検知した他の電子棚札端末100から受け取り、この電子棚札端末100(第2の電子棚札端末)を2番目として、記憶部212に登録する。すなわち、2番目に登録された電子棚札端末100は、1番目に登録された電子棚札端末100の隣に配置されていることになる。なお、例えば、図2において、電子棚札取付レール301に両端に、電子棚札端末100が配置されていた場合においても、電子棚札端末100は、隣に配置されていることになる。
(ステップS5)棚札制御装置200は、2番目に登録した識別情報に対応する電子棚札端末100を発光させる。棚札制御装置200は、ステップS4と同様に、光検知情報と自端末の識別情報を、光を検知した電子棚札端末100から受け取り、この電子棚札端末100(第3の電子棚札端末)を3番目として、記憶部212に登録する。棚札制御装置200は、ステップS1で取得した全ての識別情報に対応する数の電子棚札端末100から、光検知情報と自端末の識別情報を受け取るまで、ステップS5の処理を繰り返す。
棚段に取り付けられている電子棚札端末100の数が棚段毎に異なる場合、取り付けられている数が一番多い棚段から、光検知情報と自端末の識別情報の取得が完了するまで、ステップS5を繰り返す。
(ステップS6)棚札制御装置200は、全ての棚段に取り付けられている電子棚札端末100から、光検知情報と自端末の識別情報の取得を完了した後、各棚段の電子棚札端末100の位置を示す情報である棚札位置情報を生成する。棚札制御装置200は、生成した棚札位置情報を記憶部212に記憶させ、棚札位置情報を管理システム20に送信する。棚札位置情報とは、各棚段に取り付けられている電子棚札端末100の左からの配置順である。すなわち、棚札位置情報は、各電子棚札取付レール301に取り付けられている電子棚札端末100の左からの配置順である。
以下に、具体的な例を用いて、図7のフローチャートの処理を説明する。図1に示したように、電子棚札取付レール301aには、電子棚札端末100a、100b、100cが取り付けられている。電子棚札端末100a、100b、100cの各識別情報は、各々、ID001、ID002、ID003であるとする。
まず、棚札制御装置200は、電子棚札取付レール301aに取り付けられている電子棚札端末100a、100b、100cから、識別情報ID001、ID002、ID003を受け取る(ステップS1)。この時点では、棚札制御装置200は、電子棚札取付レール301aに、識別情報ID001、ID002、ID003を有する3つの電子棚札端末100が取り付けられていることを検知できるが、電子棚札端末100a、100b、100cの配置順は検知できない。
次に、棚札制御装置200は、発光装置250aを発光させる(ステップS2)。
次に、発光装置250aからの光を受けた電子棚札端末100aは、光検知情報と自端末の識別情報ID001を、棚札制御装置200に出力する。次に、棚札制御装置200は、この識別情報ID001を有する電子棚札端末100aを1番目として、記憶部212に登録する。(ステップS3)。
次に、棚札制御装置200は、1番目に登録した識別情報ID001に対応する電子棚札端末100aを発光させる。次に、電子棚札端末100aからの光を受けた電子棚札端末100bは、光検知情報と自端末の識別情報ID002を、棚札制御装置200に出力する。次に、棚札制御装置200は、この識別情報ID002を有する電子棚札端末100bを2番目として、記憶部212に登録する(ステップS4)。
次に、棚札制御装置200は、2番目に登録した識別情報ID002に対応する電子棚札端末100bを発光させる。次に、電子棚札端末100bからの光を受けた電子棚札端末100cは、光検知情報と自端末の識別情報ID003を、棚札制御装置200に出力する。次に、棚札制御装置200は、この識別情報ID003を有する電子棚札端末100cを3番目として、記憶部212に登録する(ステップS5)。
次に、棚札制御装置200は、1段目の棚段の電子棚札端末100a、100b、100cの位置を示す情報である棚札位置情報を生成する。この場合、棚札位置情報は、1番目がID001、2番目がID002、3番目がID003である。棚札制御装置200は、生成した棚札位置情報を記憶部212に記憶させ、棚札位置情報を管理システム20に送信する(ステップS6)。
以上のように、本実施形態では、各電子棚札取付レール301の左端に取り付けた発光装置250を発光させ、発光装置250からの光を受けた電子棚札端末100の識別情報を取得する。そして、本実施形態では、発光装置250からの光を受けた電子棚札端末100が光を発光し、その光を受けた電子棚札端末100の識別情報を棚札制御装置200が取得する。本実施形態では、このようにして、順番に発光、受光を繰り返して、受光した電子棚札端末100の識別情報に基づいて、棚札制御装置200が、各電子棚札取付レール301に配置されている電子棚札端末100の配置順を生成するようにした。本実施形態では、以上の処理を、定期的に行うことで、電子棚札端末100が追加されたり、入れ替えられたりした場合であっても、ユーザーによる現場での作業を必要とせずに、電子棚札の配置順を検知できる。
なお、本実施形態では、各棚段の電子棚札取付レール301の左端に、発光装置250を取り付ける例を説明したがこれに限られない。発光装置250は、各棚段の電子棚札取付レール301の右端に取り付けるようにしてもよい。この場合、各発光装置250の光の向きを、図2において、負方向のx軸方向になるように取り付ける。また、この場合、電子棚札端末100は、図3において、右側に受光部102を備え、左側に発光部101を備えるようにしてもよい。すなわち、発光装置250が光を発する箇所と、電子棚札端末100の受光部102とが、互いに対向するように配置されるようにしてもよい。
この場合、棚札位置情報を生成する処理において、1番目とは、各棚段の一番右に取り付けられていることを示す。すなわち、棚札位置情報は、各電子棚札取付レール301に取り付けられている電子棚札端末100の右からの配置順である。棚札制御装置200は、生成した棚札位置情報を、管理システム20に、右からの配置順のまま送信してもよく、あるいは、左からの配置順に変換して送信してもよい。
また、発光装置250は、各電子棚札取付レール301の左右の両側に取り付けるようにしてもよい。この場合、電子棚札端末100の左右に、各々、1組の発光部101と受光部102を備えるようにしてもよい。また、このように、各電子棚札取付レール301の左右の両側に取り付けた場合、左端に取り付けた発光装置250を発光させて、棚札制御装置200が配置順を生成する。次に、棚札制御装置200は、右端に取り付けた発光装置250を発光させて、配置順を生成する。電子棚札端末100は、例えば、外部環境の影響を受けて、隣の電子棚札端末100以外からの発光を受光してしまうことも考え得る。従って、棚札制御装置200は、左右両側から配置順を生成するよう処理することで、誤検出を軽減できる効果がある。
なお、電子棚札取付レール301に電子棚札端末100が取り付けられたことを検出した場合に、上述した棚札位置情報を生成するには、例えば、電子棚札端末100が電子棚札取付レール301に取り付けられたとき、棚札制御装置200との通信を開始する。そして、電子棚札端末100が、棚札制御装置200に対して、識別情報を送信する。棚札制御装置200は、その識別情報を受信した場合、その識別情報を検出した取付レールに関して、図7のステップS1〜S6の処理を実施して、電子棚札端末100の配置順を生成することで、電子棚札端末の配置順を再検出するようにしてもよい。または、棚札制御装置200は、取り付けられた電子棚札端末100を発光させたときに、その光を受光した電子棚札端末100を特定する。そして、棚札制御装置200は、取り付けられた電子棚札端末100が、受光した電子棚札端末100の隣に配置されたと判定し、すでに生成済みの配置順に対して新たな電子棚札端末100を割り込ませて配置順を再生成するようにしてもよい。これにより、新たに電子棚札端末100が取り付けられた場合にも、棚札制御装置200は、その配置順を管理することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、商品陳列棚システム10が、各棚段の各電子棚札取付レール301に発光装置250を備えている例を説明した。本実施形態では、発光装置250を備えていない電子棚札システムの実施例について説明する
図8は、本実施形態に係る電子棚札システム1aの概略構成を表すシステム構成図である。図8に示すように、電子棚札システム1aは、商品陳列棚システム10a、および管理システム20を含んで構成される。なお、管理システム20、および電子棚札端末100は、第1実施形態と同じ構成である。
図8に示すように、商品陳列棚システム10aは、電子棚札端末100a〜100i、棚札制御装置200a、および信号線230a〜230cを含んで構成される。すなわち、第1実施形態の商品陳列棚システム10と異なり、発光装置250を備えていない。
棚札制御装置200aの構成は、第1実施形態の図6と同様である。
棚札制御装置200aは、予め定められている周期、または電子棚札取付レール301に電子棚札端末100が取り付けられたことを検出した場合、各電子棚札端末100の識別情報を取得して、棚段毎に取得した識別情報を、記憶部212に記憶する。
棚札位置情報の生成時、棚札制御装置200aは、各棚段に取り付けられている電子棚札端末100のうちの1つの発光部101を発光させるように制御する。棚札制御装置200aは、電子棚札端末100からの光を受けた他の電子棚札端末100の識別情報を取得する。棚札制御装置200aは、発光させていない残りのうちの1つの電子棚札端末100に対して、発光部101を発光するように制御する。棚札制御装置200aは、このように、順次、電子棚札端末100の発光部101を発光させ、光を受けた電子棚札端末100の識別情報に基づいて、電子棚札端末100の配置順である棚札位置情報を生成する。棚札制御装置200aは、生成した棚札位置情報を記憶部212に記憶させ、棚札位置情報を管理システム20に送信する。
次に、棚札制御装置200aが行う各電子棚札端末100から識別情報を取得する手順を説明する。図9は、本実施形態に係る棚札制御装置200aによる各電子棚札端末100から識別情報を取得する手順のフローチャートである。
(ステップS101)棚札制御装置200aは、第1実施形態のステップS1(図7)と同様に処理を行う。
(ステップS102)全ての棚段の電子棚札端末100の識別情報を取得後、棚札制御装置200aは、各棚段の各電子棚札端末100の発光部101を順番に発光させる。具体的には、ステップS101で取得した各棚段の識別情報に基づいて、棚札制御装置200aは、予め定められている順番、またはランダムに選択した電子棚札端末100の発光部101を発光させる。予め定められている順番とは、例えば、識別情報の数が小さい順、または識別情報の数が大きい順である。
次に、各棚段の電子棚札端末100の内、電子棚札端末100からの光を受光部102が受けたことを検知した電子棚札端末100は、光検知情報と自端末の識別情報と合わせて、棚札制御装置200aに出力する。
次に、棚札制御装置200aは、光検知情報と自端末の識別情報を各電子棚札端末100から受け取り、受け取った情報を順次、記憶部212に記憶する。
棚札制御装置200aは、ステップS101で取得した全ての識別情報に対応する数の電子棚札端末100から、光検知情報と自端末の識別情報を受け取るまで、ステップS102の処理を繰り返す。
(ステップS103)棚札制御装置200aは、記憶部212に記憶させた情報に基づいて、発光部101を発光させた電子棚札端末100の識別情報と、光を受けた電子棚札端末100の識別情報との対比表を生成する。
(ステップS104)棚札制御装置200aは、生成した対比表の中から、各棚段において、光を発したがその光を受光した他の電子棚札端末100がない電子棚札端末100を検索する。光を発したがその光を受光した他の電子棚札端末100がない電子棚札端末100とは、電子棚札取付レール301の一番右に取り付けられていることを示している。
次に、棚札制御装置200aは、探索した電子棚札端末100を、1番目として記憶部212に記憶する。1番目とは、電子棚札取付レール301の一番右に配置されていることを示す。
(ステップS105)棚札制御装置200aは、生成した対比表の中から、1番目として記憶した識別情報を有する電子棚札端末100が、光を受けた識別情報を有する電子棚札端末100を、2番目として記憶部212に記憶する。
(ステップS106)棚札制御装置200aは、生成した対比表の中から、2番目として記憶した識別情報を有する電子棚札端末100が、光を受けた識別情報を有する電子棚札端末100を、3番目として記憶部212に記憶する。
棚札制御装置200aは、ステップS101で取得した全ての識別情報に対応する数の電子棚札端末100について、配置順を決定するまで、ステップS106の処理を繰り返す。
(ステップS107)棚札制御装置200aは、全ての棚段に取り付けられている電子棚札端末100の配置順を決定して棚札位置情報を生成する。棚札制御装置200aは、生成した棚札位置情報を記憶部212に記憶させ、棚札位置情報を管理システム20に送信する。棚札位置情報は、各電子棚札取付レール301に取り付けられている電子棚札端末100の右からの配置順である。
以下に、具体的な例を、図10、および図11を用いて、説明する。図10は、本実施形態に係る発光させた電子棚札端末100の識別情報と、光を受けた電子棚札端末100の識別情報との対比表の一例を説明する図である。図11は、本実施形態に係る棚札位置情報の一例を説明する図である。
棚札制御装置200aは、電子棚札取付レール301に取り付けられている電子棚札端末100の識別情報を取得する。図10に示した例では、電子棚札取付レール301には、ID001〜ID010の10個の電子棚札端末100が取り付けられている(ステップS101)。
次に、棚札制御装置200aは、電子棚札端末100を順次、発光させて、発光した電子棚札端末100と、光を受けた電子棚札端末100との各識別情報を関連づけて、図10に示したような対比表を、棚段毎に生成する。なお、図10に示した例は、1段のみの対比表である(ステップS102〜S103)。
図10に示した例では、識別情報ID008を有する電子棚札端末100が光を発したが、他の電子棚札端末100からの光を受けていないことを示している。このため、棚札制御装置200aは、識別情報ID008を有する電子棚札端末100を、1番目として記憶部212に記憶する(ステップS104)。
次に、棚札制御装置200aは、識別情報ID008を有する電子棚札端末100が発した光を受けた識別情報ID006を有する電子棚札端末100を、2番目として記憶部212に記憶する(ステップS105)。
次に、棚札制御装置200aは、識別情報ID006を有する電子棚札端末100が発した光を受けた識別情報ID007を有する電子棚札端末100を、3番目として記憶部212に記憶する(ステップS106)。
棚札制御装置200aは、ステップS106を繰り返し、図11に示したように、右端からの棚札位置情報を生成し、生成した棚札位置情報を、管理システム20に送信する(ステップS107)。
以上のように、本実施形態では、電子棚札端末100を順次、またはランダムに発光させ、この光を受けた、または受けなかったことに基づいて、各棚段の、電子棚札端末100の配置順である棚札位置情報を生成するようにした。この場合においても、本実施形態によれば、電子棚札端末100が電子棚札取付レール301に追加されたり、移動されたりした場合であっても、正しい棚札位置情報を生成することができる。さらに、本実施形態では、電子棚札取付レール301に第1実施形態で用いた発光装置250を用いずに、棚札位置情報を生成することができるので、電子棚札システム1のコストを削減できる。
なお、本実施形態において、各棚段の電子棚札取付レール301の右端に、図示しない受光装置を取り付けるようにしてもよい。この場合、受光装置の受光箇所と、電子棚札端末100の発光部101とは、互いに対向するように配置されるようにしてもよい。また、電子棚札端末100は、右側に発光部101を備え、左側に受光部102を備えるようにしてもよい。
棚札制御装置200aは、受光装置が光を受けた識別情報に対応する電子棚札端末100を、1番右端に位置している。このため、棚札制御装置200aは、この識別情報に対応する電子棚札端末100を1番目として記憶部212に記憶させる。そして、棚札制御装置200aは、1番目の識別情報に対応する電子棚札端末100からの光を受けた識別情報を有する電子棚札端末100を、2番目とする。このように生成した右からの配置順の棚札位置情報を、管理システム20に送信するようにしてもよい。また、生成した右からの配置順を、左からの配置順に変換し、変換した棚札位置情報を、管理システム20に送信するようにしてもよい。
また、受光装置は、電子棚札取付レール301の左端に取り付けるようにしてもよい。この場合、電子棚札端末100は、左側に発光部101を備え、右側に受光部102を備えるようにしてもよい。
(第3実施形態)
第3実施形態では、発光装置250を備えていない電子棚札システムの他の実施例について説明する。
電子棚札システム1aの概略構成を表すシステム構成は、第2実施形態の図8と同様である。
次に、棚札制御装置200aが行う各電子棚札端末100から識別情報を取得する手順を説明する。図12は、本実施形態に係る棚札制御装置200aによる各電子棚札端末100から識別情報を取得する手順のフローチャートである。
(ステップS201〜S203)ステップS201〜S203は、第2実施形態のステップS101〜S103と同様に行う。
(ステップS204)棚札制御装置200aは、生成した対比表の中から、各棚段において、他の電子棚札端末100からの光を受けていない電子棚札端末100を検索する。他の電子棚札端末100からの光を受けていない電子棚札端末100とは、電子棚札取付レール301の一番左に取り付けられていることを示している。
次に、棚札制御装置200aは、探索した電子棚札端末100を、1番目として記憶部212に記憶する。1番目とは、電子棚札取付レール301の一番左に位置していることを示す。
(ステップS205)棚札制御装置200aは、生成した対比表の中から、1番目として記憶した識別情報を有する電子棚札端末100からの光を受けた識別情報を有する電子棚札端末100を、2番目として記憶部212に記憶する。
(ステップS206)棚札制御装置200aは、生成した対比表の中から、2番目として記憶した識別情報を有する電子棚札端末100からの光を受けた識別情報を有する電子棚札端末100を、3番目として記憶部212に記憶する。
棚札制御装置200aは、ステップS201で取得した全ての識別情報に対応する数の電子棚札端末100から、配置順を決定するまで、ステップS206の処理を繰り返す。
(ステップS207)棚札制御装置200aは、全ての棚段に取り付けられている電子棚札端末100から、光検知情報と自端末の識別情報の取得を完了した後、各棚段の電子棚札端末100の位置順を示す情報である棚札位置情報を生成する。棚札制御装置200aは、生成した棚札位置情報を記憶部212に記憶させ、棚札位置情報を管理システム20に送信する。棚札位置情報は、各電子棚札取付レール301に取り付けられている電子棚札端末100の左からの配置順である。
以下に、具体的な例を、図10、および図11を用いて、説明する。図10に示した例では、識別情報ID002を有する電子棚札端末100は、発光したが、他の電子棚札端末100からの光を受けていないことを示している。このため、棚札制御装置200aは、識別情報ID002を有する電子棚札端末100を、1番目として記憶部212に記憶する(ステップS204)。
次に、棚札制御装置200aは、識別情報ID002を有する電子棚札端末100からの光を受けた識別情報ID005を有する電子棚札端末100を、2番目として記憶部212に記憶する(ステップS205)。
次に、棚札制御装置200aは、識別情報ID005を有する電子棚札端末100からの光を受けた識別情報ID009を有する電子棚札端末100を、3番目として記憶部212に記憶する(ステップS206)。
棚札制御装置200aは、ステップS206を繰り返し、図11に示した棚札位置情報を生成し、生成した棚札位置情報を、管理システム20に送信する(ステップS207)。
以上のように、本実施形態においても、第2実施形態と同様に、発光装置250を用いずに、棚札位置情報を生成することができる。
なお、第2、および第3実施形態において、電子棚札端末100を発光させる順番は、予め定められている順番か、ランダムな順番である例を説明したがこれに限られない。上述したような棚札位置情報を1度生成した後の場合、1番目として登録されている電子棚札端末100を、ステップS102、S202で発光させるようにしてもよい。この理由は、棚札位置情報を1度生成した場合、1番目に登録されている電子棚札端末100が、一番左端、または右端に配置されたままの可能性が高いからである。このように電子棚札端末100を発光させることで、棚札位置情報の生成時間を短くできる効果が得られる。また、仮に、1番目に登録されている電子棚札端末100が、移動されている場合であっても、上述した処理により、正しい棚札位置情報を生成できる。
なお、第1〜第3実施形態において、発光装置250、または電子棚札端末100を、所定の周期で発光させて、各棚段に取り付けられている電子棚札端末100の配置を示す棚札配置情報を生成する例を説明したが、これに限られない。棚札制御装置200は、電子棚札取付レール301に取り付けられたことを電気的に検出し、取り付けられたことを検出したときに、棚札配置情報を生成する処理を行うようにしてもよい。
この処理により、電子棚札端末100が、店舗の店員等により、電子棚札取付レール301に追加されたり、入れ替えられたりした場合であっても、正しい棚札配置情報を、迅速に、店員等の手間を必要とすることなく自動的に、かつ容易に生成することができる。
なお、第1〜第3実施形態では、周期的、または電子棚札取付レール301に電子棚札端末100が取り付けられたことを検出した場合、棚札配置情報の生成を行う例を示したが、これに限られない。電子棚札取付レール301から電子棚札端末100が取り外されたことを、例えば電気的に検出して、取り外されたことを検出した場合にも棚札配置情報の生成を行うようにしてもよい。
なお、第1〜第3実施形態では、発光装置250、または電子棚札端末100が光を発する例を説明したが、発する光に、例えば、各電子棚札端末100の識別情報を重畳してもよい。この場合、例えば発光装置250、または電子棚札端末100の発光部101は、識別情報を変調して、変調した光を発する。電子棚札端末100の受光部102は、受けた光を復調して、識別情報を抽出するようにしてもよい。この場合、誤検出の防止ができる効果がある。
なお、本実施形態の図5、図6の機能の全て、もしくは一部を、図示しないCPU(中央演算装置)に接続されたROM(Read Only Memory)等に保存されているプログラムにより実行することも可能である。
1…電子棚札システム、10…商品陳列棚システム、20…管理システム、100、100a〜100i…電子棚札端末、101…発光部、102…受光部、103…表示部、104…制御部、105…記憶部、106…インタフェース、107…電源部、200…棚札制御装置、201…アンテナ、250、250a〜250c…発光装置、300…商品棚、301…電子棚札取付レール、311、312…導体、321、322…接点端子、400…ネットワーク400、401…店舗サーバ、402…POSレジスタ、403…電子棚札コントローラ、404…無線中継機、405…アンテナ

Claims (8)

  1. 発光部と受光部を有する電子棚札端末と、
    前記発光部の発光を制御し、前記発光部からの光を受けた前記電子棚札端末の識別情報を取得し、取得した前記識別情報に基づいて、取付レールに取り付けられている複数の前記電子棚札端末の配置順を検出する棚札制御装置とを備え
    前記棚札制御装置は、複数の前記電子棚札端末のうちの1つの第1の電子棚札端末の前記発光部を発光させたとき、発せられた光を受けた第2の電子棚札端末の前記識別情報を取得することで、取得した前記識別情報を有する前記第2の電子棚札端末が、前記第1の電子棚札端末の隣に配置されていることを検出する
    ことを特徴とする電子棚札システム。
  2. 前記電子棚札端末は、前記発光部が、他の電子棚札端末の前記受光部と、互いに対向するように取付レールに取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子棚札システム。
  3. 光を発する発光装置を備え、
    前記棚札制御装置は、前記発光装置を発光させたとき、前記発光装置が発した光を受けた前記電子棚札端末の前記識別情報を取得することで、該取得した識別情報を有する電子棚札端末が前記発光装置の隣に配置されていることを検出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子棚札システム。
  4. 前記発光装置は、前記取付レールに取り付けられている複数の前記電子棚札端末のうちいずれか一方の端に位置する前記電子棚札端末の前記受光部に対向するように、前記取付レールに取り付けられている
    ことを特徴とする請求項に記載の電子棚札システム。
  5. 光を受ける受光装置を備え、
    前記棚札制御装置は、前記電子棚札端末の前記発光部を発光させたとき、前記受光装置が受けた光を発した前記電子棚札端末の前記識別情報を取得することで、該取得した識別情報を有する電子棚札端末が前記受光装置の隣に配置されていることを検出する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電子棚札システム。
  6. 前記棚札制御装置は、前記取付レールに、新たな前記電子棚札端末が取り付けられたことを検出した場合、前記電子棚札端末または前記発光装置を発光させて、前記光を受けた前記電子棚札端末の識別情報を取得し、取得した識別情報に基づいて前記電子棚札端末の位置を再検出する
    ことを特徴とする請求項に記載の電子棚札システム。
  7. 光を発する発光部と、
    他端末からの光を受ける受光部と、
    前記受光部が他端末からの光を受けた場合、自端末を識別する識別情報を、複数の電子棚札端末の相対的な配置順を生成する棚札制御装置に送信する通信部とを備え、
    前記発光部は、前記受光部が前記光を受けた場合、発光する
    こと特徴とする電子棚札端末。
  8. 電子棚札端末の識別情報を取得する取得部と、
    棚段の取付レールに取り付けられている複数の前記電子棚札端末の配置順を検出する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記取得した識別情報を有する電子棚札端末のうちの1つの第1の電子棚札端末に、光を発するように制御し、前記第1の電子棚札端末が発した光を受けた第2の電子棚札端末の識別情報を取得し、前記第2の電子棚札端末が発した光を受けた第3の電子棚札端末の識別情報を取得し、取得した前記識別情報に基づいて、前記第1の電子棚札端末と前記第2の電子棚札端末との相対的な配置順を決定する
    ことを特徴とする棚札制御装置。
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