JP5922885B2 - 昇華性物質の分離精製装置および昇華性物質の分離精製方法 - Google Patents
昇華性物質の分離精製装置および昇華性物質の分離精製方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5922885B2 JP5922885B2 JP2011149917A JP2011149917A JP5922885B2 JP 5922885 B2 JP5922885 B2 JP 5922885B2 JP 2011149917 A JP2011149917 A JP 2011149917A JP 2011149917 A JP2011149917 A JP 2011149917A JP 5922885 B2 JP5922885 B2 JP 5922885B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- cooling precipitation
- substance
- sublimable substance
- sublimation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000000126 substance Substances 0.000 title claims description 200
- 238000000859 sublimation Methods 0.000 title claims description 74
- 230000008022 sublimation Effects 0.000 title claims description 74
- 238000000746 purification Methods 0.000 title claims description 35
- 238000000926 separation method Methods 0.000 title claims description 34
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 31
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 282
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 claims description 247
- 239000012159 carrier gas Substances 0.000 claims description 85
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 75
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 claims description 70
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 claims description 60
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims description 48
- 230000008021 deposition Effects 0.000 claims description 23
- 239000008247 solid mixture Substances 0.000 claims description 17
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims description 14
- 239000002904 solvent Substances 0.000 claims description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 8
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 27
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 19
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 8
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 5
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 5
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 5
- 238000005092 sublimation method Methods 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 3
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 2
- 229920001038 ethylene copolymer Polymers 0.000 description 2
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000012071 phase Substances 0.000 description 2
- -1 polytetrafluoroethylene, tetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 2
- 239000007790 solid phase Substances 0.000 description 2
- BFKJFAAPBSQJPD-UHFFFAOYSA-N tetrafluoroethene Chemical group FC(F)=C(F)F BFKJFAAPBSQJPD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000002033 PVDF binder Substances 0.000 description 1
- 239000013543 active substance Substances 0.000 description 1
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 1
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 239000000110 cooling liquid Substances 0.000 description 1
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 1
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229920002981 polyvinylidene fluoride Polymers 0.000 description 1
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 1
- 230000001376 precipitating effect Effects 0.000 description 1
- 230000009257 reactivity Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 238000013341 scale-up Methods 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 1
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 1
- 238000009834 vaporization Methods 0.000 description 1
- 230000008016 vaporization Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Description
昇華法においては、昇華性物質を有する固体混合物を昇華させた後(気化させた後)に、冷却することにより固化させて再び固体とすることにより、所望の昇華性物質と、昇華しない物質および前記昇華性物質より昇華する速度の遅い物質とを分離することができる。なお、固体から気体への相転移および気体から固体への相転移の両方を昇華と称するが、ここでは、固体から気体への相転移を昇華(昇華蒸発)と称し、気体から固体への相転移を凝結(昇華凝固)と称するものとする。
また、冷却析出面をガラス製あるいはステンレス製にした場合に、析出した昇華性物質が硬い場合、冷却析出面から析出した昇華性物質を剥離する際に、ガラスの破損やステンレスの混入を防ぐために、注意深く剥離作業を行う必要があり、作業員への負荷が大きくなる虞がある。
また、特許文献2の方法では、昇華性物質の析出量の増加には、例えば、析出管を増やす必要があり、構造が複雑になる。構造が複雑になっても、熱媒を用いることで、析出した昇華性物質の分離が難しくなるのを防止することができるが、冷媒と熱媒の切替を行う構造等により、構造がさらに複雑になり、設備コストが高くなるとともに、メンテナンス等の作業の手間が多くなってしまう。
容器と、
前記容器内に設けられ、昇華性物質を含む固体混合物を加熱して昇華性物質を昇華蒸発させる加熱蒸発部と、
前記容器内の前記加熱蒸発部より上に設けられ、昇華蒸発した昇華性物質を冷却して凝結させることにより昇華性物質を析出させるとともに、前記加熱蒸発部との温度差に基づいて前記容器内で循環気流を発生させる冷却析出部と、
前記容器内の気体を吸引して、分離精製すべき昇華性物質の昇華に適した圧力とした後に停止される真空ポンプとを備え、
前記冷却析出部は、互いに間隔をあけて平行に設けられる一対の平板と、一対の前記平板の間に設けられて前記平板を冷却する冷却手段と、一対の前記平板のそれぞれ外側となる面に設けられ、昇華蒸発して、前記循環気流により送られた昇華性物質が析出される冷却析出面とを有する一つ以上の冷却析出ユニットを備えていることを特徴とする。
また、容器内では、相対的に温度が高い加熱蒸発部の上に加熱蒸発部より相対的に温度が低い冷却析出部が配置されており、内部の気体は、真空ポンプの吸引とキャリアガスの導入等により気流を発生させなくても、上述の温度差により容器内を上下に循環する気流が生じる。この循環気流により、加熱蒸発部で昇華した昇華性物質を冷却析出面に沿って流すことが可能となり、冷却析出面に昇華性物質を析出させることができる。
前記容器にキャリアガスを導入するガス導入部を設けたことを特徴とする。
前記容器内を前記真空ポンプで吸引して分離精製すべき昇華性物質の昇華に適した圧力とした後に前記真空ポンプを停止し、
かつ、前記加熱蒸発部で昇華性物質を含む固体混合物を加熱して昇華させ、
前記冷却析出部で、前記冷却手段により前記平板に設けられた前記冷却析出面を冷却し、
前記加熱蒸発部と前記冷却析出部との温度差に基づく残存気体の循環気流を発生させ、
この循環気流により、前記加熱蒸発部で昇華した昇華性物質を前記冷却析出部の前記冷却析出面に送り、前記加熱蒸発部で昇華した昇華性物質を、前記冷却析出面に析出させることを特徴とする。
前記容器内を前記真空ポンプで吸引して分離精製すべき昇華性物質の昇華に適した圧力とした後に、
前記真空ポンプを停止し、
かつ、前記加熱蒸発部で昇華性物質を含む固体混合物を加熱して昇華させ、
前記冷却析出部で、前記冷却手段により前記平板に設けられた前記冷却析出面を冷却し、
前記加熱蒸発部と前記冷却析出部との温度差に基づく残存気体の循環気流を発生させ、
この循環気流により、前記加熱蒸発部で昇華蒸発した昇華性物質を、前記冷却析出部で凝結させることにより、前記フッ素樹脂シートからなる前記冷却析出面に昇華性物質を析出させた後に、
前記フッ素樹脂シートを前記冷却析出部の前記冷却析出ユニットから取り外し、取り外された前記フッ素樹脂シートの前記冷却析出面から、析出した昇華性物質を剥離して回収することを特徴とする。
すなわち、フッ素樹脂シートは、剥離性がよいことから、析出した昇華性物質を容易に剥離できる。また、フッ素樹脂シートを取り外してから昇華性物質を回収することで、冷却析出部が複数の冷却析出ユニットを有することで複雑な形状となっていても、昇華性物質を容易に回収できる。また、フッ素樹脂シートから昇華性物質を取り外す際に、析出した昇華性物質が硬くとも、フッ素樹脂シートを撓ませることで容易に昇華性物質を取り外すことができる。
前記容器内を前記真空ポンプで吸引して分離精製すべき昇華性物質の昇華に適した圧力とするとともに、前記ガス導入部からキャリアガスを導入して前記容器内をキャリアガス雰囲気とした後に、
前記真空ポンプを停止するとともに、前記ガス導入部からのキャリアガスの導入を停止し、
前記加熱蒸発部で前記昇華性物質を含む固体混合物を加熱して昇華させ、
前記冷却析出部で、前記冷却手段により前記平板に設けられた冷却析出面を冷却し、
前記加熱蒸発部と前記冷却析出部との温度差に基づくキャリアガスの循環気流を発生させ、
この循環気流により、前記加熱蒸発部で昇華した昇華性物質を前記冷却析出部の前記冷却析出面に送り、前記加熱蒸発部で昇華した昇華性物質を、前記冷却析出面に析出させることを特徴とする。
前記冷却手段を冷却と加熱との両方を可能とするものとし、
前記加熱蒸発部で昇華蒸発した昇華性物質を、前記冷却析出部で凝結させて、前記冷却析出面に析出させた後に、
前記冷却析出部を分離精製すべき昇華性物質を溶解可能な溶媒に浸漬するとともに、前記冷却手段により前記冷却析出面を加熱することで、前記冷却析出部で析出した昇華性物質を溶媒中に回収することを特徴とする。
図1に示すように、この実施の形態の昇華性物質の分離精製装置は、分離精製すべき昇華性物質を含む固体混合物を加熱して昇華させる加熱蒸発部1と、この加熱蒸発部1で昇華した昇華性物質を冷却して凝結させ、後述の冷却析出面31に昇華した昇華性物質を析出させる冷却析出部3と、これら加熱蒸発部1と冷却析出部3との両方を収容する容器5と、前記容器5内の気体を吸引する真空ポンプ7と、前記容器5内にキャリアガスを導入するガス導入部9とを備えている。
容器5は、冷却析出部3を外部に取り出し可能となっており、冷却析出部3を取り出すために容器5が分解可能となっているか、または、容器5に冷却析出部3を取り出すための開閉自在な開口部が設けられている。
また、ガス導入部9は、開閉可能なバルブを有する配管であり、この配管には、キャリアガスのガスボンベが接続されている。
前記加熱蒸発部1は、例えば、分離精製すべき昇華性物質を含む固体混合物が載せられる蒸発皿と、この蒸発皿を加熱するヒータとを備え、蒸発皿上の固体混合物を加熱して昇華させるものとなっている。なお、ヒータは、例えば、温水が供給されて固体混合物を加熱するものであってもよい。また、蒸発皿に温度センサが設けられるとともに、温度センサの計測温度によりヒータが制御され、蒸発皿が設定温度となるように制御されている。
また、冷却析出面31またはその近傍には、例えば、温度センサが取り付けられ、温度センサの計測温度に基づいて冷媒の温度や流量を調整することにより、冷却析出面31が設定温度となるように制御されている。
例えば、フッ素樹脂シート34は、フッ素樹脂からなるパッキングやその他の部材で周縁部を平板33に着脱自在に固定されており、容易に取り外し可能となっている。
なお、図3は、二つの冷却析出ユニット32により冷却析出部3が構成されるように図示したが、冷却析出部3における冷却析出ユニット32の数は二つに限定されるものではなく、3つ以上であってもよい。
また、複数の冷却析出ユニット32は、例えば、これらを並び方向の両端から挟んだ状態に固定する部材により固定されている。
また、複数が並んだ状態の冷却析出ユニット32には、これらの下側の角部のうちの一方の角部を貫通した状態に冷媒(冷却水)を供給する流路21(図2に図示)が形成され、かつ、下側の一方の角部の対角の位置となる上側の一方の角部を貫通した状態に冷媒(冷却水)を排出する流路22(図2に図示)が形成されている。
次に、容器5に形成された開口から冷却析出部3を容器5内にセットし、冷媒の供給ホースを前記配管41に取り付けと、冷媒の排出ホースを前記配管42に取り付ける。
次に、加熱蒸発部1における固体混合物のヒータによる加熱を開始するとともに、冷却析出部3における冷媒の循環による冷却を開始する。なお、加熱蒸発部1における昇温および冷却析出部3における冷却と、真空ポンプ7による吸引およびキャリアガスの導入とを同時に行うものとしてもよいが、この場合に、加熱蒸発部1の温度が分離精製すべき昇華性物質が昇華可能な温度となる前に真空ポンプ7およびキャリアガスの導入を停止することが好ましい。
次に、容器5から冷却析出部3を取り出して、各冷却析出ユニット32に分解して、フッ素樹脂シート34を取り外す。次いで、フッ素樹脂シート34から析出した昇華性物質を剥離して回収する。この際には、フッ素樹脂シート34の付着性が低いことと、フッ素樹脂シート34を撓ませることが可能なことから、容易に昇華性物質をフッ素樹脂シート34から剥離することができる。
この場合には、例えば、冷却析出部3を取り外して、昇華性物質を溶解可能な溶媒が貯留された槽に、冷却析出部3をそのまま浸漬して、溶媒に昇華性物質を溶解させるものとしてもよい。昇華性物質を溶媒に溶解させる際に上述の冷却水の供給および排出の流路に温水等の熱媒を循環させるものとしてもよい。この場合には、上述の冷却水供給用の配管41に温水供給用のホースを接続し、冷却水排出用の配管42に温水排出用の配管を接続すればよい。
このようにすることにより、溶媒に昇華性物質を容易に回収することができる。
3 冷却析出部
5 容器
7 真空ポンプ
9 ガス導入部
31 冷却析出面
32 冷却析出ユニット
33 平板
34 フッ素樹脂シート
35 スペーサ
Claims (8)
- 容器と、
前記容器内に設けられ、昇華性物質を含む固体混合物を加熱して昇華性物質を昇華蒸発させる加熱蒸発部と、
前記容器内の前記加熱蒸発部より上に設けられ、昇華蒸発した昇華性物質を冷却して凝結させることにより昇華性物質を析出させるとともに、前記加熱蒸発部との温度差に基づいて前記容器内で循環気流を発生させる冷却析出部と、
前記容器内の気体を吸引して、分離精製すべき昇華性物質の昇華に適した圧力とした後に停止される真空ポンプとを備え、
前記冷却析出部は、互いに間隔をあけて平行に設けられる一対の平板と、一対の前記平板の間に設けられて前記平板を冷却する冷却手段と、一対の前記平板のそれぞれ外側となる面に設けられ、昇華蒸発して、前記循環気流により送られた昇華性物質が析出される冷却析出面とを有する一つ以上の冷却析出ユニットを備えていることを特徴とする昇華性物質の分離精製装置。 - 前記冷却析出ユニットを前記平板に直交する方向に並べて複数配置するとともに、隣り合う冷却析出ユニットの平板どうしの間にスペーサを介在させていることを特徴とする請求項1に記載の昇華性物質の分離精製装置。
- 前記冷却析出面が、前記冷却析出ユニットの一対の前記平板の外側となる面に着脱自在に貼り付けられたフッ素樹脂シートにより構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の昇華性物質の分離精製装置。
- 前記容器にキャリアガスを導入するガス導入部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の昇華性物質の分離精製装置。
- 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の昇華性物質の分離精製装置を用いた昇華性物質の分離精製方法であって、
前記容器内を前記真空ポンプで吸引して分離精製すべき昇華性物質の昇華に適した圧力とした後に、
前記真空ポンプを停止し、
かつ、前記加熱蒸発部で昇華性物質を含む固体混合物を加熱して昇華させ、
前記冷却析出部で、前記冷却手段により前記平板に設けられた前記冷却析出面を冷却し、
前記加熱蒸発部と前記冷却析出部との温度差に基づく残存気体の循環気流を発生させ、
この循環気流により、前記加熱蒸発部で昇華した昇華性物質を前記冷却析出部の前記冷却析出面に送り、前記加熱蒸発部で昇華した昇華性物質を、前記冷却析出面に析出させることを特徴とする昇華性物質の分離精製方法。 - 請求項3に記載の昇華性物質の分離精製装置を用いた昇華性物質の分離精製方法であって、
前記容器内を前記真空ポンプで吸引して分離精製すべき昇華性物質の昇華に適した圧力とした後に、
前記真空ポンプを停止し、
かつ、前記加熱蒸発部で昇華性物質を含む固体混合物を加熱して昇華させ、
前記冷却析出部で、前記冷却手段により前記平板に設けられた前記冷却析出面を冷却し、
前記加熱蒸発部と前記冷却析出部との温度差に基づく残存気体の循環気流を発生させ、
この循環気流により、前記加熱蒸発部で昇華蒸発した昇華性物質を、前記冷却析出部で凝結させることにより、前記フッ素樹脂シートからなる前記冷却析出面に昇華性物質を析出させた後に、
前記フッ素樹脂シートを前記冷却析出部の前記冷却析出ユニットから取り外し、取り外された前記フッ素樹脂シートの前記冷却析出面から、析出した昇華性物質を剥離して回収することを特徴とする昇華性物質の分離精製方法。 - 請求項4に記載の昇華性物質の分離精製装置を用いた昇華性物質の分離精製方法であって、
前記容器内を前記真空ポンプで吸引して分離精製すべき昇華性物質の昇華に適した圧力とするとともに、前記ガス導入部からキャリアガスを導入して前記容器内をキャリアガス雰囲気とした後に前記真空ポンプを停止するとともに、前記ガス導入部からのキャリアガスの導入を停止し、
前記加熱蒸発部で前記昇華性物質を含む固体混合物を加熱して昇華させ、
前記冷却析出部で、前記冷却手段により前記平板に設けられた冷却析出面を冷却し、
前記加熱蒸発部と前記冷却析出部との温度差に基づくキャリアガスの循環気流を発生させ、
この循環気流により、前記加熱蒸発部で昇華した昇華性物質を前記冷却析出部の前記冷却析出面に送り、前記加熱蒸発部で昇華した昇華性物質を、前記冷却析出面に析出させることを特徴とする昇華性物質の分離精製方法。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の昇華性物質の分離精製装置を用いた昇華性物質の分離精製方法であって、
前記冷却手段を冷却と加熱との両方を可能とするものとし、
前記加熱蒸発部で昇華蒸発した昇華性物質を、前記冷却析出部で凝結させて、前記冷却析出面に析出させた後に、
前記冷却析出部を分離精製すべき昇華性物質を溶解可能な溶媒に浸漬するとともに、前記冷却手段により前記冷却析出面を加熱することで、前記冷却析出部で析出した昇華性物質を溶媒中に回収することを特徴とする昇華性物質の分離精製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011149917A JP5922885B2 (ja) | 2011-07-06 | 2011-07-06 | 昇華性物質の分離精製装置および昇華性物質の分離精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011149917A JP5922885B2 (ja) | 2011-07-06 | 2011-07-06 | 昇華性物質の分離精製装置および昇華性物質の分離精製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013013873A JP2013013873A (ja) | 2013-01-24 |
JP5922885B2 true JP5922885B2 (ja) | 2016-05-24 |
Family
ID=47687089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011149917A Active JP5922885B2 (ja) | 2011-07-06 | 2011-07-06 | 昇華性物質の分離精製装置および昇華性物質の分離精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5922885B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104190106A (zh) * | 2014-09-09 | 2014-12-10 | 万达集团股份有限公司 | 一种二氨基二苯醚大型升华釜 |
JP6809385B2 (ja) * | 2017-06-09 | 2021-01-06 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 転写紙再生装置およびそれを備えた転写捺染装置並びにインクジェット記録装置 |
CN113457198B (zh) * | 2021-08-19 | 2023-03-28 | 西北大学 | 一种带导流筒的升华结晶装置及方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52141050U (ja) * | 1976-04-22 | 1977-10-26 | ||
JPS5644002A (en) * | 1979-09-18 | 1981-04-23 | Power Reactor & Nuclear Fuel Dev Corp | Gas aggregating and capturing apparatus |
US5354563A (en) * | 1985-07-15 | 1994-10-11 | Research Development Corp. Of Japan | Water dispersion containing ultrafine particles of organic compounds |
DE3682130D1 (de) * | 1985-07-15 | 1991-11-28 | Japan Res Dev Corp | Verfahren zur herstellung von ultrafeinen organischen verbindungen. |
JP2706936B2 (ja) * | 1987-09-09 | 1998-01-28 | スタンレー電気株式会社 | 真空昇華精製装置 |
JP2873868B2 (ja) * | 1990-08-23 | 1999-03-24 | コニカ株式会社 | ガス中蒸発法に用いる微粒子生成装置 |
US7297719B2 (en) * | 2006-03-29 | 2007-11-20 | Tokyo Electron Limited | Method and integrated system for purifying and delivering a metal carbonyl precursor |
-
2011
- 2011-07-06 JP JP2011149917A patent/JP5922885B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013013873A (ja) | 2013-01-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5792177B2 (ja) | 使い捨てバイオリアクター凝縮バッグおよびフィルターヒーター | |
US5232085A (en) | Distillation system with a hydrophobic porous membrane | |
US20150329377A1 (en) | Systems including a condensing apparatus such as a bubble column condenser | |
JP5922885B2 (ja) | 昇華性物質の分離精製装置および昇華性物質の分離精製方法 | |
JP3993636B2 (ja) | 凝縮機構を含む成分分離システム | |
CN105142748B (zh) | 结晶系统和方法 | |
FI95413B (fi) | Levyhaihdutin | |
US10751666B2 (en) | Distillation apparatus with cartridge and use thereof for distilling water | |
KR101661178B1 (ko) | 기판 프로세싱 장치 | |
EP2361670A1 (en) | Membrane distillation system and method | |
JP2005503915A (ja) | 液状物質を流下して蒸発させ、次いで形成された蒸気を凝縮させる装置 | |
JP5585977B2 (ja) | 昇華精製装置 | |
JP2010189739A (ja) | 蒸発装置 | |
KR101534255B1 (ko) | 에너지 저감형 증류수 제조장치 | |
TW201134964A (en) | Apparatus of vacuum evaporating | |
JP2018529505A (ja) | 塩化ナトリウム含有液を濃縮するための浸透蒸留プロセス | |
JP2015006640A (ja) | 真空蒸発式造水装置 | |
US20120175290A1 (en) | Pervaporation membrane separating module | |
JP5668988B2 (ja) | 昇華性物質の精製装置 | |
KR20240065123A (ko) | 강하막 장치 및 사용 방법 | |
CN112803674B (zh) | 一种船用发电机散热系统 | |
JP2008246410A (ja) | 高粘度流体分離装置 | |
JP2013007110A (ja) | 成膜装置 | |
JP2010105257A (ja) | 添加剤回収方法及び装置 | |
JP6658259B2 (ja) | 分離装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140701 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150901 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151015 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160329 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160415 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5922885 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |