JP5922535B2 - 体温計 - Google Patents
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Description
・それぞれの温度センサのペアは、互いに所定間隔だけ離れて配置される一方で、一般に、被検体の体表面の温度は均一ではなく温度分布が存在する。このため、それぞれの温度センサのペアが配置される位置の温度が異なっていた場合に、算出される深部体温に誤差が生じる。
・温度センサのペアを2組以上並べて配置するため、体温計全体の大きさが大きくなり、利便性に欠ける。
被検体の体表面に接触させることで該被検体の深部体温を測定する体温計であって、
前記体表面に接触する側に第1の温度センサが配され、前記体表面に接触する側の面に対向する側に第2の温度センサがそれぞれ配された、熱抵抗体と、
前記熱抵抗体の、前記体表面に接触する側の面に対向する側の面を覆うよう構成され、前記熱抵抗体よりも熱容量の大きい熱容量部材と、
前記被検体の体表面に接触させた後の異なるタイミングで、前記第1の温度センサにより検出された各温度及び前記第2の温度センサにより検出された各温度を用いることにより、前記被検体の皮下組織の熱抵抗値を算出する第1の算出手段と、
前記第1の算出手段により算出された熱抵抗値と、前記第1の温度センサにより検出された温度及び第2の温度センサにより検出された温度と、を用いることにより、深部体温を算出する第2の算出手段とを備え、
前記第1の算出手段は、温度上昇を検知した後であって、第1のタイミングで前記第1の温度センサにより検出された温度及び前記第2の温度センサにより検出された温度と、該第1のタイミングより所定時間前の第2のタイミングで前記第1の温度センサにより検出された温度及び前記第2の温度センサにより検出された温度と、を用いて前記熱抵抗値を算出し、
前記第1の算出手段は、前記第1のタイミングで前記第1の温度センサにより検出された温度及び前記第2の温度センサにより検出された温度と、前記第2のタイミングで前記第1の温度センサにより検出された温度及び前記第2の温度センサにより検出された温度と、をそれぞれ対比し、前記所定時間が経過する間における、前記第1の温度センサにより検出された温度の上昇及び/又は前記第2の温度センサにより検出された温度の上昇が、所定の閾値以下であった場合、前記熱抵抗値の算出を停止し、
前記第2の算出手段は、前記第1の算出手段により算出された最新の熱抵抗値を用いて前記深部体温を算出することを特徴とする。
<1.2組の温度センサのペアを用いて形成された熱流式体温計による深部体温の測定原理>
はじめに、比較対象のために、2組の温度センサのペアを用いて形成された熱流式体温計(被検体の体表面に貼り付け、被検体の深部の体温を測定する体温計であって、加熱機能を有していないタイプの体温計)における、深部体温の測定原理について簡単に説明する。
次に、1組の温度センサのペアを用いて形成された熱流式体温計における、深部体温の測定原理について簡単に説明する。
このように、過渡応答時に着目し、異なる2種類の条件(タイミング)で温度を検出することで、式(11)を用いて、理論上、Rtを算出することができる。
過渡応答時における皮下組織の熱流量と熱抵抗体の熱流量とが、実質的に等しくなるようにするためには、熱抵抗体113の上部に、熱伝導率が大きく、かつ熱容量の大きい部材(熱容量部材430)を配することで解決することができる。このようにすることで皮下組織及び熱抵抗体が温まった時にも熱容量部材は十分に温まっていないため、熱流が途中で消費されることなく熱容量部材へと流れることとなり、熱容量部材の温度が上昇する。そのため皮下組織の熱流量と熱抵抗体の熱流量とが実質的に等しい状態での過渡応答を作ることができる。
次に、本実施形態に係る熱流式体温計の構成について説明する。図5は、上記「2.」〜「5.」で説明した、1組の温度センサのペアにより検出された温度に基づいて被検体の深部体温を算出するうえでの問題に対して対策を施した、本実施形態に係る熱流式体温計500の断面構成及び平面構成を示す図である。
次に、熱流式体温計500の処理部による、体温測定処理の流れについて説明する。図6は、熱流式体温計500の処理部による、体温測定処理の流れを示すフローチャートである。
上記第1の実施形態では、熱流式体温計の被検体への貼り付けと、電源ONとが連続して行われることを前提とし、電源がONされると、ただちに深部体温の算出を開始する構成としたが、本発明はこれに限定されない。
上記第2の実施形態では、熱流式体温計の被検体への貼り付けが完了したと判断してから検出した各温度センサ111、112の温度(Tt1、Ta1)と、所定時間経過後に検出した各温度センサ111、112の温度(Tt2、Ta2)と、を用いてパラメータRtを算出し、以降、当該算出したパラメータRtを深部体温の算出に用いる構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、判定周期経過ごとに、パラメータRtを算出し、逐次、パラメータRtを更新していく構成としてもよい。
上記第2及び第3の実施形態では、電源がONされた後に、1回だけ、過渡応答状態が生じることを前提としていたが、電源がONされた後に、過渡応答状態が発生するのは1回だけとは限られない。例えば、被検体の体表面の所定の部位に熱流式体温計を貼り付け、電源をONすることで、深部体温の算出を開始した後に、電源をONした状態のまま、熱流式体温計の貼り付け位置を変更することも考えられる。
上記第3及び第4の実施形態では、判定周期(例えば、2分)ごとにパラメータRtを更新する構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、深部体温を算出するごとに(例えば、0.5秒ごとに)、パラメータRtを更新する構成としてもよい。具体的には、深部体温を算出するごとに(例えば、0.5秒ごとに)、今回の深部体温を算出する際に用いた、各温度センサの温度(Tt2、Ta2)と、判定周期(例えば、2分)に相当する時間だけ前の(つまり、所定時間前の)深部体温の算出に用いた各温度センサ111、112の温度(Tt1、Ta1)とに基づいて、パラメータRtを算出する構成としてもよい。
Claims (4)
- 被検体の体表面に接触させることで該被検体の深部体温を測定する体温計であって、
前記体表面に接触する側に第1の温度センサが配され、前記体表面に接触する側の面に対向する側に第2の温度センサがそれぞれ配された、熱抵抗体と、
前記熱抵抗体の、前記体表面に接触する側の面に対向する側の面を覆うよう構成され、前記熱抵抗体よりも熱容量の大きい熱容量部材と、
前記被検体の体表面に接触させた後の異なるタイミングで、前記第1の温度センサにより検出された各温度及び前記第2の温度センサにより検出された各温度を用いることにより、被検体の皮下組織の熱抵抗値を算出する第1の算出手段と、
前記第1の算出手段により算出された熱抵抗値と、前記第1の温度センサにより検出された温度及び第2の温度センサにより検出された温度と、を用いることにより、深部体温を算出する第2の算出手段とを備え、
前記第1の算出手段は、温度上昇を検知した後であって、第1のタイミングで前記第1の温度センサにより検出された温度及び前記第2の温度センサにより検出された温度と、該第1のタイミングより所定時間前の第2のタイミングで前記第1の温度センサにより検出された温度及び前記第2の温度センサにより検出された温度と、を用いて前記熱抵抗値を算出し、
前記第1の算出手段は、前記第1のタイミングで前記第1の温度センサにより検出された温度及び前記第2の温度センサにより検出された温度と、前記第2のタイミングで前記第1の温度センサにより検出された温度及び前記第2の温度センサにより検出された温度と、をそれぞれ対比し、前記所定時間が経過する間における、前記第1の温度センサにより検出された温度の上昇及び/又は前記第2の温度センサにより検出された温度の上昇が、所定の閾値以下であった場合、前記熱抵抗値の算出を停止し、
前記第2の算出手段は、前記第1の算出手段により算出された最新の熱抵抗値を用いて前記深部体温を算出することを特徴とする体温計。 - 前記第2の算出手段により算出された深部体温が所定の閾値よりも下がった場合には、次に温度上昇を検知した際に、前記第1の算出手段による前記熱抵抗値の算出が再開されることを特徴とする請求項1に記載の体温計。
- 前記熱容量部材は、熱容量が0.3[J/K]以上のアルミニウムであることを特徴とする請求項1又は2に記載の体温計。
- 前記被検体の体表面に接触させた後の異なるタイミングで、前記第1の温度センサにより検出された各温度をTt1、Tt2とし、前記第2の温度センサにより検出された各温度をTa1、Ta2とした場合、前記第1の算出手段は、前記熱抵抗値Rtを、Rt=Ra・(Tt1−Tt2)/((Tt2−Tt1)−(Ta2−Ta1))により算出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の体温計。
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