JP5922535B2 - 体温計 - Google Patents

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Description

本発明は、体温計に関するものである。
被検体の体表面に貼り付け、被検体の深部の体温を測定する体温計として、従来より、非加熱型の体温計が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
一般に、非加熱型の体温計には、被検体の体表面に貼り付けた際に体表面に接触する第1の温度センサと、該第1の温度センサに対して断熱材を介して対向した位置に配される第2の温度センサと、から構成される温度センサのペアが少なくとも2組備えられている。そして、各温度センサのペアが配されるそれぞれの断熱材の厚さを、互いに異なるように構成し、各温度センサのペアにおける第1の温度センサと第2の温度センサとの温度差をそれぞれ検出することで、深部からの熱流量を求め、深部の体温を算出することとしている(このような測定方式から、以下、本明細書では、かかる体温計を「熱流式体温計」と称することとする)。
特開2007−212407号公報 特開2009−222543号公報
しかしながら、上記熱流式体温計のように、温度センサのペアが少なくとも2組備えられている構成の場合、以下のような問題がある。
・それぞれの温度センサのペアは、互いに所定間隔だけ離れて配置される一方で、一般に、被検体の体表面の温度は均一ではなく温度分布が存在する。このため、それぞれの温度センサのペアが配置される位置の温度が異なっていた場合に、算出される深部体温に誤差が生じる。
・温度センサのペアを2組以上並べて配置するため、体温計全体の大きさが大きくなり、利便性に欠ける。
一方で、これらの問題は、温度センサのペアを1組にすることで、解決できると考えられる。しかしながら、温度センサのペアを1組にし、2つの温度センサからの出力のみに基づいて被検体の深部体温を算出するには、事前に、被検体の生体内の熱抵抗値を求めておく必要がある。
しかしながら、深部体温の測定のたびに、被検体の生体内の熱抵抗値を求め、ユーザが入力を行わなければならない構成とすると、体温計の利便性が著しく損なわれることとなる。
一方で、被検体の生体内の熱抵抗値として、代表的な値(固定値)を設定しておくことで、入力の手間を省くことも可能であるが、被検体の生体内の熱抵抗値には個体差があり、被検体ごとに異なっている。また、同一の被検体であっても、部位(貼り付け位置)によって熱抵抗値は異なってくる。このため、被検体の生体内の熱抵抗値を固定値とすると、算出される深部体温の誤差が大きくなってしまう。
このようなことから、温度センサのペアを1組にして形成される熱流式体温計にあっては、ユーザの利便性を損なうことなく、かつ、被検体の個体差、部位差の影響を極力排除できる構成であることが望ましい。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、熱流式体温計において、利便性の向上と、測定精度の向上を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る体温計は以下のような構成を備える。即ち、
被検体の体表面に接触させることで該被検体の深部体温を測定する体温計であって、
前記体表面に接触する側に第1の温度センサが配され、前記体表面に接触する側の面に対向する側に第2の温度センサがそれぞれ配された、熱抵抗体と、
前記熱抵抗体の、前記体表面に接触する側の面に対向する側の面を覆うよう構成され、前記熱抵抗体よりも熱容量の大きい熱容量部材と、
前記被検体の体表面に接触させた後の異なるタイミングで、前記第1の温度センサにより検出された各温度及び前記第2の温度センサにより検出された各温度を用いることにより、前記被検体の皮下組織の熱抵抗値を算出する第1の算出手段と、
前記第1の算出手段により算出された熱抵抗値と、前記第1の温度センサにより検出された温度及び第2の温度センサにより検出された温度と、を用いることにより、深部体温を算出する第2の算出手段とを備え
前記第1の算出手段は、温度上昇を検知した後であって、第1のタイミングで前記第1の温度センサにより検出された温度及び前記第2の温度センサにより検出された温度と、該第1のタイミングより所定時間前の第2のタイミングで前記第1の温度センサにより検出された温度及び前記第2の温度センサにより検出された温度と、を用いて前記熱抵抗値を算出し、
前記第1の算出手段は、前記第1のタイミングで前記第1の温度センサにより検出された温度及び前記第2の温度センサにより検出された温度と、前記第2のタイミングで前記第1の温度センサにより検出された温度及び前記第2の温度センサにより検出された温度と、をそれぞれ対比し、前記所定時間が経過する間における、前記第1の温度センサにより検出された温度の上昇及び/又は前記第2の温度センサにより検出された温度の上昇が、所定の閾値以下であった場合、前記熱抵抗値の算出を停止し、
前記第2の算出手段は、前記第1の算出手段により算出された最新の熱抵抗値を用いて前記深部体温を算出することを特徴とする。
本発明によれば、熱流式体温計において、利便性の向上と、測定精度の向上を図ることが可能となる。
2組の温度センサのペアを用いて形成された熱流式体温計の測定原理を説明するための図である。 1組の温度センサのペアを用いて形成された熱流式体温計の測定原理を説明するための図である。 過渡応答時の温度センサの出力を用いて、被検体の深部体温を算出する場合の問題点を説明するための図である。 過渡応答時の温度センサの出力を用いて、被検体の深部体温を算出する場合の問題点を解決する構成を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る熱流式体温計の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る熱流式体温計における体温測定処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る熱流式体温計における体温測定処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る熱流式体温計における体温測定処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る熱流式体温計における体温測定処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
[第1の実施形態]
<1.2組の温度センサのペアを用いて形成された熱流式体温計による深部体温の測定原理>
はじめに、比較対象のために、2組の温度センサのペアを用いて形成された熱流式体温計(被検体の体表面に貼り付け、被検体の深部の体温を測定する体温計であって、加熱機能を有していないタイプの体温計)における、深部体温の測定原理について簡単に説明する。
図1は、2組の温度センサのペアを用いて形成された熱流式体温計の測定原理を説明するために、熱流式体温計における熱流を、電気回路相似法を用いて電気回路として表現した図である。
図1に示すように、熱流を電流I、温度を電圧T、熱抵抗を電気抵抗Rとすることで、熱流式体温計における熱流は、等価回路100により表現することができる。
図1において、Tbは深部体温を、Rtは被検体の皮下組織の熱抵抗を、Tt1は第1の温度センサ111において検出された温度を、Ta1は第2の温度センサ112において検出された温度を、Ra1は熱抵抗体113の熱抵抗値をそれぞれ示している。また、Tt2は第1の温度センサ121において検出された温度を、Ta2は第2の温度センサ122において検出された温度を、Ra2は熱抵抗体123の熱抵抗値をそれぞれ示している。更に、Tcは外部温度を、Rcは、外気側の測定温度を均一化させるための均一化部材130と外界との間の熱抵抗値をそれぞれ示している。
等価回路100では、電圧(Tb−Tc)が印加されているものと置き換えることができることから、等価回路100内にはその電圧に応じて電流Iが流れると仮定することができる。
このうち、熱抵抗体113における熱流を電流I1、熱抵抗体123における熱流を電流I2とすると、電流I1及び電流I2は下式(1)、(2)のように表すことができる。
Figure 0005922535
そして、それぞれの式を変形すると、下式(3)、(4)のようになる。
Figure 0005922535
ここで、皮下組織の熱抵抗値Rtは、個人ごと及び部位ごとに異なり、一定ではない。そこで、上式(3)、(4)からRtを削除すべく、Rtについて求めると、下式(5)のようになる。
Figure 0005922535
そして、上式(5)を上式(4)に代入することで、下式(6)が求められる。
Figure 0005922535
ここで、Ra1及びRa2は既知であるため、4つの温度(Tt1、Tt2、Ta1、Ta2)を検出することで、深部体温Tbを求めることができる。
<2.1組の温度センサのペアを用いて形成された熱流式体温計による深部体温の測定原理>
次に、1組の温度センサのペアを用いて形成された熱流式体温計における、深部体温の測定原理について簡単に説明する。
図2(a)、(b)は、1組の温度センサのペアを用いて形成された熱流式体温計における、深部体温の測定原理を説明するための図である。
図1と同様に、図2(a)において、Tbは深部体温を、Rtは被検体の皮下組織の熱抵抗を、Ttは第1の温度センサ111において検出された温度を、Taは第2の温度センサ112において検出された温度を、Raは熱抵抗体113の熱抵抗値をそれぞれ示している。更に、Tcは外部温度を、Rcは熱抵抗体113と外界との間の熱抵抗値をそれぞれ示している。
等価回路200では、電圧(Tb−Tc)が印加されているものと置き換えることができることから、等価回路200内にはその電圧に応じて電流Iが流れると仮定することができ、電流Iは下式(7)のように表すことができる。
Figure 0005922535
したがって、電圧Tbは下式(8)により求められる。
Figure 0005922535
このように、1組の温度センサのペアを用いて形成された熱流式体温計の場合、被検体の皮下組織の熱抵抗値Rtを別途求める必要がある。そこで、本実施形態では、まず、式(8)に対して、2種類の異なる条件のもとで第1の温度センサ111及び第2の温度センサ112において検出された温度を代入し、2つの式を導き出す。そして、導き出した2つの式を、連立方程式として解くことで熱抵抗値を算出する。
ここで、本実施形態では、異なる2種類の条件として、熱流式体温計を被検者に貼り付けた直後の温度上昇時(過渡応答時)に着目し、温度上昇前に第1の温度センサ111において検出された温度及び第2の温度センサ112において検出された温度を式(8)に代入することで得られる式と、温度上昇後に第2の温度センサ111において検出された温度及び第2の温度センサ112において検出された温度を式(8)に代入することで得られる式と、を導き出すこととする。
なお、温度上昇前に第1の温度センサ111において検出された温度をTt1(図2(b))、第2の温度センサ112において検出された温度をTa1(図2(b))、温度上昇後に第1の温度センサ111において検出された温度をTt2(図2(b))、第2の温度センサ112において検出された温度をTa2(図2(b))とすると、下式(9)、(10)とが導き出され、Rtは、下式(11)のようになる。
Figure 0005922535
<3.過渡応答時の温度センサの出力を用いて深部体温を測定する場合の問題点>
このように、過渡応答時に着目し、異なる2種類の条件(タイミング)で温度を検出することで、式(11)を用いて、理論上、Rtを算出することができる。
しかしながら、図3(a)に示すように、実際の熱流式体温計の場合、過渡応答時においては、皮下組織及び熱抵抗体の温度上昇に熱が消費されるため、皮下組織の熱流量と熱抵抗体の熱流量とは等しくならない。つまり、過渡応答時においては、式(8)が成り立たない。一方で、平衡状態になると、図3(b)に示すように、皮下組織の熱流量と熱抵抗体の熱流量とは等しくなるが、この場合、異なるタイミングで検出された温度も等しくなってしまうため(つまり、平衡状態においては、Tt1=Tt2、Ta1=Ta2)、式(11)を用いることができない。
このようなことから、過渡応答時における、2種類の異なる条件(タイミング)で温度を検出し、式(11)を用いてRtを算出するためには、過渡応答時における皮下組織の熱流量と熱抵抗体の熱流量とが、実質的に等しくなるようにすることが必要である。
<4.上記問題点を解決するための構成>
過渡応答時における皮下組織の熱流量と熱抵抗体の熱流量とが、実質的に等しくなるようにするためには、熱抵抗体113の上部に、熱伝導率が大きく、かつ熱容量の大きい部材(熱容量部材430)を配することで解決することができる。このようにすることで皮下組織及び熱抵抗体が温まった時にも熱容量部材は十分に温まっていないため、熱流が途中で消費されることなく熱容量部材へと流れることとなり、熱容量部材の温度が上昇する。そのため皮下組織の熱流量と熱抵抗体の熱流量とが実質的に等しい状態での過渡応答を作ることができる。
ここで、熱抵抗体113の上部に配する熱容量部材430の熱伝導率及び熱容量は、大きければ大きいほどよいが、被検体の深部体温を測定する場合、200[W/m・K]程度の熱伝導率で、0.3[J/K]程度の熱容量を有する熱容量部材であれば、実質的に、過渡応答時における皮下組織の熱流量と熱抵抗体の熱流量とが等しいとみなすことができ、体温測定に影響がない。
図4は、過渡応答時における皮下組織の熱流量と熱抵抗体の熱流量とが、実質的に同じになるように構成した場合の等価回路を示している。
<5.熱流式体温計の構成>
次に、本実施形態に係る熱流式体温計の構成について説明する。図5は、上記「2.」〜「5.」で説明した、1組の温度センサのペアにより検出された温度に基づいて被検体の深部体温を算出するうえでの問題に対して対策を施した、本実施形態に係る熱流式体温計500の断面構成及び平面構成を示す図である。
図5において、111は、被検体の体表面に貼り付けた際に、体表面に接触する側に位置する第1の温度センサであり、112は、第1の温度センサ111に対向する側に配された第2の温度センサである。なお、第1及び第2の温度センサ111、112は、例えば、熱電対により構成されているものとする。
113は第1の温度センサ111と第2の温度センサ112との間に配され、被検体の体表面からの熱流を通過させる熱抵抗体である。なお、熱抵抗体113は、熱伝導率が0.25[W/m・K]のポリアセタールにより構成されているものとする。また、熱抵抗体113は、厚さ1mmで直径が10mmの平板形状を有している。そして、第1の温度センサ111及び第2の温度センサ112は、それぞれ、熱抵抗体113の中央位置に配置されているものとする。
このような形状・配置を有することにより、熱流式体温計500では、熱抵抗体113の側面からの熱流の放散を抑えることが可能となる。また、熱抵抗体113の周囲の体表面から熱流が放散したことによる、第1の温度センサ111及び第2の温度センサ112への影響を極力抑えることが可能となる。
また、熱抵抗体113の側面には、熱抵抗体113よりも熱伝導率が低いか、または同程度の断熱部材501(例えば、発泡ゴムやポリウレタン等で、熱伝導率=0.19[W/m・K])が配されている。これにより、熱抵抗体113の周囲の体表面からの熱流の放散を直接的に抑えることができる。なお、当該断熱部材501は体表面の形状に沿って変形させることができるため、熱流式体温計500を体表面に密着して貼り付けるのに適しているという利点もある。
熱抵抗体113の上面には、比熱が900[J/kg・K]で密度2700[kg/m3]のアルミニウムからなる、厚さ2mm、直径が10mmの平板形状の熱容量部材430(熱容量=0.38[J/K]が配されており、熱抵抗体113の上面を覆っている。これにより、過渡応答時における皮下組織の熱流量と熱抵抗体の熱流量とを、実質的に同じにすることができる。
更に熱容量部材430の上方には、支持部材506により、所定量の空間をもって、回路基板502が配されている。回路基板502には、各温度センサ111、112で検出した温度から深部体温を算出するための処理部が搭載されている。なお、回路基板502は、例えば、プラスチック等の可塑性の材質で構成されているものとする。
このように、熱容量部材430が直接露出しない構成とすることで、衣類や指等が直接熱容量部材430に接触することを回避させることが可能となる。また、回路基板502と熱容量部材430との間に、空間(空気層)を設けることで、熱容量部材430から放散される熱流が回路基板502により妨げられることもないという利点もある。
熱抵抗体113の底面には、アルミテープ等の熱伝導性の高い熱伝導部材503が配されており、更に、熱流式体温計500の体表面側全体は、貼り付けテープ(粘着層)504及び貼り付けテープ(剥離紙)505により覆われている。これにより、熱流式体温計500を被検体の体表面に容易に装着させることができる。
<6.熱流式体温計の体温測定処理の流れ>
次に、熱流式体温計500の処理部による、体温測定処理の流れについて説明する。図6は、熱流式体温計500の処理部による、体温測定処理の流れを示すフローチャートである。
熱流式体温計500が被検体の体表面に貼り付けられた後、電源がONされ、回路基板502の処理部が起動すると、図6に示す体温測定処理が開始される。ステップS601では、各温度センサ111、112にて検出された温度を取り込む。更に、ステップS602では、処理部内のメモリに予め格納されたパラメータ(被検体の皮下組織の熱抵抗値Rt)の初期値を読み込む。ステップS603では、ステップS601において取り込まれた温度と、ステップS602において読み込まれたパラメータとを用いて、被検体の深部体温を算出し、メモリに書き込む。
ステップS604では、所定時間(例えば、2分)が経過したか否かを判断し、経過していないと判断した場合には、ステップS601に戻り、深部体温の算出を繰り返す。なお、ステップS601〜ステップS604の処理は、例えば、0.5秒ごとに行われるものとする。
一方、ステップS604において所定時間が経過したと判断した場合には、ステップS605に進む。ステップS605では、はじめに深部体温を算出する際に用いられた各温度センサ111、112の温度(Tt1、Ta1)と、所定時間経過後(つまり、2分後)に深部体温を算出する際に用いられた各温度センサ111、112の温度(Tt2、Ta2)と、を用いて、パラメータRtを算出する。
ステップS606では、ステップS605において算出したパラメータRtにより、処理部内のメモリに格納されたパラメータRtを更新する。以降、当該更新後のパラメータRtを用いて深部体温の算出を行う。
ステップS607では、各温度センサ111、112にて検出された温度(Tt、Ta)を取り込む。更に、ステップS602では、処理部内のメモリに格納され、ステップS606において更新されたパラメータRtを読み込む。
ステップS609では、ステップS607において取り込まれた温度(Tt、Ta)と、ステップS608において読み込まれたパラメータRtとを用いて、被検体の深部体温を算出し、メモリに書き込む。
ステップS610では、体温測定終了の指示が入力されたか否かを判断し、体温測定終了の指示が入力されていないと判断した場合には、ステップS607に戻り、深部体温の算出を繰り返す。一方、体温測定終了の指示が入力されたと判断した場合には、体温測定処理を終了する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る熱流式体温計500は、過渡応答中の温度を用いることで、被検体の皮下組織の熱抵抗値Rtを算出する構成とした。また、過渡応答中の温度を用いるにあたり、被検体の皮下組織の熱流量と熱抵抗体の熱流量とを等しくするために、熱抵抗体113の上部に熱容量部材430を配する構成とした。
これにより、深部体温を算出するたびに、ユーザが被検体の皮下組織の熱抵抗値を入力する必要がなくなるとともに、被検体の皮下組織の熱抵抗値を精度よく算出することが可能となる。
つまり、温度センサのペアが1組からなる熱流式体温計において、利便性の向上と、測定精度の向上を実現することが可能となる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、熱流式体温計の被検体への貼り付けと、電源ONとが連続して行われることを前提とし、電源がONされると、ただちに深部体温の算出を開始する構成としたが、本発明はこれに限定されない。
例えば、被検体への貼り付けが完了したと判断した場合にのみ、深部体温の算出を開始する構成としてもよい。
図7は、本実施形態に係る熱流式体温計500の体温測定処理の流れを示すフローチャートである。なお、ステップS601〜S610までの処理は、図6のステップS601〜S610までの処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図6に示す体温測定処理と同様に、熱流式体温計500の電源がONされ、処理部が起動すると、図7に示す体温測定処理が開始される。ステップS701では、各温度センサ111、112にて検出された温度(Tt、Ta)を監視し、急激な温度上昇が発生したか否かを判定する。
ステップS701において、急激な温度上昇を検知しなかった場合には、温度上昇を検知するまで待機する。一方、ステップS701において、急激な温度上昇を検知した場合には、ステップS702に進み、熱流式体温計500が被検体の体表面に貼り付けられたと判断する。その後、ステップS601に進み、各温度センサ111、112にて検出された温度(Tt、Ta)の取り込みを開始し、以降、図6と同様の処理を行う。
このように、熱流式体温計500が被検体に貼り付けられたと判断した場合にのみ深部体温の算出を開始する構成とすることで、パラメータRtの算出に用いられる各温度センサ111、112の温度として、被検体の体表面に貼り付けられる前の温度が用いられるといった事態を回避することが可能となる。つまり、被検体の皮下組織の熱抵抗値Rtを精度よく算出することが可能となる。
[第3の実施形態]
上記第2の実施形態では、熱流式体温計の被検体への貼り付けが完了したと判断してから検出した各温度センサ111、112の温度(Tt1、Ta1)と、所定時間経過後に検出した各温度センサ111、112の温度(Tt2、Ta2)と、を用いてパラメータRtを算出し、以降、当該算出したパラメータRtを深部体温の算出に用いる構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、判定周期経過ごとに、パラメータRtを算出し、逐次、パラメータRtを更新していく構成としてもよい。
ただし、パラメータRtの算出は、過渡応答中であることが前提であり、温度上昇が少ない平衡状態において検出された各温度センサ111、112の温度(Tt1、Tt2、Ta1、Ta2)を用いた場合、被検体の皮下組織の熱抵抗値を精度よく算出することはできない。このため、パラメータRtの更新は、過渡応答中に限定し、温度上昇が小さくなってきた場合には、パラメータRtの算出は停止し、以降、最後に算出されたパラメータRtを、深部体温の算出に用いることとする。以下、本実施形態の熱流式体温計における体温測定処理の流れを説明する。
図8は、本実施形態に係る熱流式体温計における体温測定処理の流れを示すフローチャートである。なお、ステップS701、S702、S601〜S603、S607〜S610までの処理は、図7のステップS701、S702、S601〜S603までの処理と同様であるため、ここでは説明は省略する。
ステップS801では、判定周期が経過したか否かを判定する。判定周期とは、パラメータRtを算出する周期である。
ステップS801において、判定周期が経過したと判断された場合には、ステップS802に進み、前回の判定周期で取り込まれた温度センサ111、112の温度(Tt1、Ta1)と、今回の判定周期で取り込まれた温度センサ111、112の温度(Tt2、Ta2)とを対比する。
ステップS803では、ステップS802における対比の結果、前回の判定周期で取り込まれた温度センサ111、112の温度(Tt1、Ta1)に対して、今回の判定周期で取り込まれた温度センサ111、112の温度(Tt2、Ta2)の上昇が、所定の閾値よりも大きいと判定された場合には、ステップS804に進む。
ステップS804では、過渡応答中であると判断し、パラメータの算出を継続すべく、ステップS805に進む。ステップS805では、前回の判定周期で取り込まれた温度センサ111、112の温度(Tt1、Ta1)と、今回の判定周期で取り込まれた温度センサ111、112の温度(Tt2、Ta2)と、を用いてパラメータを算出する。更に、ステップS806では、ステップS805において算出されたパラメータにより、処理部のメモリに格納されているパラメータを更新する。その後、ステップS601に戻る。
一方、ステップS803における対比の結果、前回の判定周期で取り込まれた温度センサ111、112の温度(Tt1、Ta1)に対して、今回の判定周期で取り込まれた温度センサ111、112の温度(Tt2、Ta2)の上昇が、所定の閾値以下であると判定された場合には、ステップS803からステップS607に進む。以降、前回の判定周期で取り込まれた温度センサ111、112の温度(Tt1、Ta1)と、前々回の判定周期で取り込まれた温度センサ111、112の温度(Tt2、Ta2)と、を用いて算出されたパラメータ(つまり、直近に更新されたパラメータ)を用いて、深部体温の算出を継続する。なお、ステップS607からステップS610までの処理は、図7のステップS607からステップS610までの処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る熱流式体温計では、過渡応答中においては、判定周期ごとにパラメータRtを更新し、温度上昇が小さくなってきた場合には、パラメータRtの算出は停止し、以降、最後に算出されたパラメータRtを、深部体温の算出に用いる構成とした。
これにより、過渡応答中の初期の測定状態が不安定な場合の温度ではなく、過渡応答中の中期の測定状態が安定した場合の温度を用いてパラメータを算出することが可能となり、被検体の皮下組織の熱抵抗値をより精度よく算出することが可能となる。
なお、本実施形態では、過渡応答中に複数回算出されたパラメータRtのうち、最新のパラメータRtを、平衡状態の深部体温の算出に用いる構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、複数のパラメータRtの平均値を、平衡状態の深部体温の算出に用いるように構成してもよい。
[第4の実施形態]
上記第2及び第3の実施形態では、電源がONされた後に、1回だけ、過渡応答状態が生じることを前提としていたが、電源がONされた後に、過渡応答状態が発生するのは1回だけとは限られない。例えば、被検体の体表面の所定の部位に熱流式体温計を貼り付け、電源をONすることで、深部体温の算出を開始した後に、電源をONした状態のまま、熱流式体温計の貼り付け位置を変更することも考えられる。
この場合、上記第2及び第3の実施形態において説明した体温測定処理(図7及び図8)では、電源のON操作が行われない限り、ステップS701に戻ることがないため、パラメータRtの更新が行われることもない。しかしながら、熱流式体温計の貼り付け位置を変更した場合、被検体の皮下組織の熱抵抗値も変化するため、再度、パラメータRtを算出し直すことが望ましい。以下、本実施形態に係る熱流式体温計における体温測定処理の流れを図9を用いて説明する。なお、図9のステップS701、S702、S601〜S603、S607〜S609、S801〜S806までの処理は、図8のステップS701、S702、S601〜S603、S607〜S609、S801〜S806までの処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
ステップS609において、深部体温の算出及びメモリへの書き込みが終了すると、ステップS901では、算出された深部体温が、急激に低下していないか否かを判定する。ステップS901において、算出された深部体温が急激に低下していないと判定された場合には、ステップS607に戻り、パラメータRtを更新することなく、深部体温の算出を継続する。
一方、ステップS901において、算出された深部体温が、急激に低下したと判定された場合には、ステップS902に進み、熱流式体温計が被検体の体表面から取り外されたと判断し、ステップS701に戻る。この場合、再度、被検体の体表面に熱流式体温計が貼り付けられたと判断された場合に、ステップS702以降の処理が再開される。
このように、熱流式体温計の貼り付け位置が変更された場合にあっては、再度、変更後の貼り付け位置において、被検体の皮下組織の熱抵抗値を算出する構成とすることで、深部体温の算出を継続することが可能となる。
つまり、熱流式体温計の貼り付け位置を変更した場合であっても、変更後の被検体の皮下組織の熱抵抗値を精度よく算出することが可能となる。
[第5の実施形態]
上記第3及び第4の実施形態では、判定周期(例えば、2分)ごとにパラメータRtを更新する構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、深部体温を算出するごとに(例えば、0.5秒ごとに)、パラメータRtを更新する構成としてもよい。具体的には、深部体温を算出するごとに(例えば、0.5秒ごとに)、今回の深部体温を算出する際に用いた、各温度センサの温度(Tt2、Ta2)と、判定周期(例えば、2分)に相当する時間だけ前の(つまり、所定時間前の)深部体温の算出に用いた各温度センサ111、112の温度(Tt1、Ta1)とに基づいて、パラメータRtを算出する構成としてもよい。
100・・・等価回路、111・・・第1の温度センサ、112・・・第2の温度センサ、113・・・熱抵抗体、430・・・熱容量部材、500・・・熱流式体温計、501・・・断熱部材、502・・・回路基板、503・・・熱伝導部材、504・・・貼付テープ(剥離紙)、505・・・貼付テープ(粘着層)

Claims (4)

  1. 被検体の体表面に接触させることで該被検体の深部体温を測定する体温計であって、
    前記体表面に接触する側に第1の温度センサが配され、前記体表面に接触する側の面に対向する側に第2の温度センサがそれぞれ配された、熱抵抗体と、
    前記熱抵抗体の、前記体表面に接触する側の面に対向する側の面を覆うよう構成され、前記熱抵抗体よりも熱容量の大きい熱容量部材と、
    前記被検体の体表面に接触させた後の異なるタイミングで、前記第1の温度センサにより検出された各温度及び前記第2の温度センサにより検出された各温度を用いることにより、被検体の皮下組織の熱抵抗値を算出する第1の算出手段と、
    前記第1の算出手段により算出された熱抵抗値と、前記第1の温度センサにより検出された温度及び第2の温度センサにより検出された温度と、を用いることにより、深部体温を算出する第2の算出手段とを備え
    前記第1の算出手段は、温度上昇を検知した後であって、第1のタイミングで前記第1の温度センサにより検出された温度及び前記第2の温度センサにより検出された温度と、該第1のタイミングより所定時間前の第2のタイミングで前記第1の温度センサにより検出された温度及び前記第2の温度センサにより検出された温度と、を用いて前記熱抵抗値を算出し、
    前記第1の算出手段は、前記第1のタイミングで前記第1の温度センサにより検出された温度及び前記第2の温度センサにより検出された温度と、前記第2のタイミングで前記第1の温度センサにより検出された温度及び前記第2の温度センサにより検出された温度と、をそれぞれ対比し、前記所定時間が経過する間における、前記第1の温度センサにより検出された温度の上昇及び/又は前記第2の温度センサにより検出された温度の上昇が、所定の閾値以下であった場合、前記熱抵抗値の算出を停止し、
    前記第2の算出手段は、前記第1の算出手段により算出された最新の熱抵抗値を用いて前記深部体温を算出することを特徴とする体温計。
  2. 前記第2の算出手段により算出された深部体温所定の閾値よりも下がった場合には、次に温度上昇を検知した際に、前記第1の算出手段による前記熱抵抗値の算出が再開されることを特徴とする請求項に記載の体温計。
  3. 前記熱容量部材は、熱容量が0.3[J/K]以上のアルミニウムであることを特徴とする請求項1又は2に記載の体温計。
  4. 前記被検体の体表面に接触させた後の異なるタイミングで、前記第1の温度センサにより検出された各温度をTt1、Tt2とし、前記第2の温度センサにより検出された各温度をTa1、Ta2とした場合、前記第1の算出手段は、前記熱抵抗値Rtを、Rt=Ra・(Tt1−Tt2)/((Tt2−Tt1)−(Ta2−Ta1))により算出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の体温計。
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