JP5917717B2 - 細い毛髪のためのボリュームアップ、固定化およびコンディショニング粒子の形成方法 - Google Patents

細い毛髪のためのボリュームアップ、固定化およびコンディショニング粒子の形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5917717B2
JP5917717B2 JP2014556616A JP2014556616A JP5917717B2 JP 5917717 B2 JP5917717 B2 JP 5917717B2 JP 2014556616 A JP2014556616 A JP 2014556616A JP 2014556616 A JP2014556616 A JP 2014556616A JP 5917717 B2 JP5917717 B2 JP 5917717B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
present
starch
polymer
hair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014556616A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015506977A (ja
Inventor
マイケル ボーエン,ジョン
マイケル ボーエン,ジョン
クリスティーン アンダーソン−ゲイバー,エイミー
クリスティーン アンダーソン−ゲイバー,エイミー
マリー グラン,アニータ
マリー グラン,アニータ
Original Assignee
イーエルシー マネージメント エルエルシー
イーエルシー マネージメント エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イーエルシー マネージメント エルエルシー, イーエルシー マネージメント エルエルシー filed Critical イーエルシー マネージメント エルエルシー
Publication of JP2015506977A publication Critical patent/JP2015506977A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5917717B2 publication Critical patent/JP5917717B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/55Phosphorus compounds
    • A61K8/553Phospholipids, e.g. lecithin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/0241Containing particulates characterized by their shape and/or structure
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/73Polysaccharides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/73Polysaccharides
    • A61K8/731Cellulose; Quaternized cellulose derivatives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/73Polysaccharides
    • A61K8/732Starch; Amylose; Amylopectin; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/12Preparations containing hair conditioners

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2012年2月8日出願の米国仮出願第61/596,506号からの優先権を主張する。
発明の分野
本発明は、コンディショニング粒子複合体を含むパーソナルケア組成物に関する。より詳細には、本発明は、加水分解トウモロコシデンプン、デンプン/セルロースポリマー、水素添加リン脂質、およびアラビアゴムを含む大型粒子複合体を形成するための方法に関する。該粒子複合体は、スプレー可能な洗い流さない(leave-on)パーソナルケア組成物の成分として、ボリュームアップ、固定化およびコンディショニング効果をもたらすことができる。
細毛または薄毛を有する人々は、自分の毛髪にボリュームおよびコシを付加するために、しばしば「ボリュームアップ」(volumizing)シャンプーを用いる。しかしながら、従来のボリュームアップシャンプーは、例えば、有効成分が毛髪上で重すぎ、それにより毛髪を押し下げるので、実際のボリューム効果をもたらすことができないなどの、ある種の欠点を有する。ボリュームアップシャンプーに関連する別の欠点は、それらを用いて処理された毛髪に対する感知できるほどのスタイリング特性およびウェットコンディショニングをもたらすことができないことである。
大部分の製品は、毛髪上にフィルムを形成して、ボリュームを付加し、保持し、かつスタイリングするために、ポリビニルピロリドン(PVP)、酢酸ビニル(VA)、およびアクリレートの組み合わせに基づく様々な合成成分を組み合わせることにより、そのボリュームアップ効果を達成する。しかし、消費者は、天然成分を用いてボリュームを与えるボリュームアップ組成物を徐々に望むようになっている。
すなわち、毛髪にボリュームを付与し、スタイリング特性を改善し、かつウェット状態での櫛通りを向上させ、また毛髪をゴワゴワさせるかまたは過度にべたつかせない、天然成分ベースのヘアケア組成物に対する、現在持続する需要がある。
本発明は、加水分解トウモロコシデンプンポリマー、デンプン/セルロースポリマー、水素添加リン脂質、およびアラビアゴムを化粧品として許容可能な担体中で組み合わせてプレミックス組成物を形成するステップ、該プレミックスを約85℃に約15分間加熱するステップ、及び該組成物を室温まで冷却するステップを含む、大型粒子複合体の形成方法を対象とする。
該粒子複合体は、ヒトの毛髪のための洗い流さないトリートメントとしてボリュームアップ、毛髪固定化、およびコンディショニングをもたらすスプレー可能な組成物の成分として有用である。
本発明を詳細に指摘し、かつ明瞭に特許請求する特許請求の範囲を用いて本明細書は締めくくられるが、本発明は、以下の詳細な説明からよりよく理解されるであろうと考えられる。
すべてのパーセンテージ、部および比率は、特に記載しない限り、本発明の組成物の総重量に基づく。列挙された成分に関連するものなどのすべての重量は、活性レベルに基づき、したがって、特に記載しない限り、市販の材料に含有されている可能性がある溶媒または副生成物を含まない。「重量パーセント」との用語は、本明細書中では「重量%(wt%)」と記載される場合がある。
本明細書中で用いる場合、すべての分子量は、特に記載しない限り、グラム/モルで表される重量平均分子量である。
本明細書中、「含む」(comprising)とは、最終結果に影響しない他のステップおよび他の成分を追加することができることを意味する。この用語は、「〜からなる」(consisting of)および「本質的に〜からなる」(consisting essentially of)との用語を包含する。本発明の組成物および方法/プロセスは、本明細書中に記載された本発明の必須要素および限定要素、ならびに本明細書中に記載された追加のまたは任意選択的な成分、構成要素、ステップ、または限定要素のいずれかを含み、それらからなり、また本質的にそれらからなることができる。
本明細書中で用いる場合、「ポリマー」との用語は、1つのタイプのモノマーの重合により生成されるかまたは2つ(すなわち、コポリマー)以上のタイプのモノマーにより生成される物質を含む。
本明細書中で用いる場合、「固体粒子」との用語は、液体または気体でない粒子を意味する。
本明細書中で用いる場合、「水溶性」との用語は、ポリマーが、本発明の組成物中で水に可溶性であることを意味する。一般的に、ポリマーは、水溶媒の重量あたり少なくとも0.1%、好ましくは少なくとも1%、より好ましくは少なくとも5%、最も好ましくは少なくとも15%の濃度で25℃にて可溶性であるべきである。
本明細書中で用いる場合、「水不溶性」との用語は、化合物が本発明の組成物中で水に不溶性であることを意味する。つまり、該組成物は、水と混和性でない。
加水分解デンプンポリマー
本発明のパーソナルケア組成物は、水溶性加水分解デンプンポリマーを含む。本明細書中で用いる場合、「加水分解(した)」との用語は、例えば、酵素(不完全加水分解)または酸(完全加水分解)により分解されているデンプンを意味する。
パーソナルケア組成物は、組成物の重量あたり、約0.01%〜約10%、より好ましくは約1%〜約7%、最も好ましくは約2%〜約4%の範囲で加水分解デンプンポリマーを含む。
加水分解デンプンポリマーは、一般的に、約250,000〜約15,000,000の分子量を有する。本明細書中で用いる場合、「分子量」との用語は、重量平均分子量を意味する。重量平均分子量は、Polymer Laboratories PL Gel MIXED-A GPCカラム(製品番号1110-6200、600×7.5mm、20μm)を取り付けたWaters 600E HPLCポンプおよびWaters 717オートサンプラーを用いて、55℃のカラム温度および1.0mL/分の流速で(0.1%臭化リチウムを含むジメチルスルホキシドからなる移動相)、ならびに連続的に配置されたWyatt DAWN EOS MALLS(マルチアングルレーザ光散乱検出器)およびWyatt Optilab DSP(干渉屈折計)検出器(dn/dc 0.066を用いて)を、すべての検出器温度50℃にて、Polymer Laboratories narrow dispersed Polysaccharide standard(Mw=47,300)を用いることにより作製された方法を用い、注入容量200μLで用いて、ゲル透過クロマトグラフィー(「GPC」)により測定することができる。
加水分解デンプンポリマーは、マルトデキストリンを含むことができる。つまり、本発明の一実施形態では、加水分解デンプンポリマーは、約35未満、より好ましくは約1〜約20のデキストロース当量(「DE」、Dextrose Equivalance)値によりさらに特徴付けられる場合がある。DE値は、デキストロースを参照し、パーセント(無水ベース)で表した加水分解デンプンの還元性当量の尺度である。デキストロースに完全に加水分解されたデンプンは、100のDE値を有し、非加水分解デンプンは0のDE値を有する。DE値に対する好適なアッセイとしては、“Dextrose Equivalent”, Standard Analytical Methods of the Member Companies of the Corn Industries Research Foundation, 1st ed., Method E-26に記載されているものが挙げられる。また、本発明の加水分解デンプンポリマーは、デキストリンを含むことができる。デキストリンは、典型的には、広範囲の分子量を有するデンプンの熱分解生成物である。
加水分解前のデンプンの供給源は、塊茎、マメ科植物、穀草類(cereal)および穀類(grain)などの様々な供給源から選択することができる。この供給源デンプンの非限定的な例としては、トウモロコシデンプン、コムギデンプン、コメデンプン、ワキシーコーン(waxy corn)デンプン、オートムギデンプン、キャサバデンプン、ワックス状オオムギ、ワキシーライスデンプン、グルテン性(glutenous)コメデンプン、モチゴメデンプン、アミオカデンプン(amioca)、バレイショデンプン、タピオカデンプン、オートムギデンプン、サゴデンプン、またはそれらの混合物が挙げられる。トウモロコシデンプンが好ましい。
本発明の組成物での使用のために好適な加水分解デンプンは、公知のデンプン供給業者から入手可能である。そのようなデンプンポリマーは、Wheelerらの米国特許出願公開第2011/0212145A1号に記載されている。特に好ましいデンプンポリマーは、Honeywell 社のAsensa(登録商標)NFF11である。
デンプン/セルロースポリマー
パーソナルケア組成物は、デンプンとカチオン性セルロースとの共処理された組み合わせである少なくとも1種のポリマーを含有する。好適なデンプン/セルロース組み合わせポリマーとしては例えば、AkzoNobel社からのCelquat(登録商標)LS-50が挙げられる。Celquat(登録商標)LS-50は、より具体的には、ポリクオタニウム-4/ヒドロキシプロピルデンプンコポリマーブレンドである。
本発明のパーソナルケア組成物は、組成物の重量あたり、約0.01%〜約10%、より好ましくは約0.75%〜約8%、より好ましくは約1%〜約5%、最も好ましくは約1%〜約2.5%の範囲でデンプン/セルロース組み合わせポリマーを含む。
水素添加リン脂質
パーソナルケア組成物は、少なくとも水素添加リン脂質を含有する。好適な水素添加リン脂質としては、合成的に形成されるもの、または、より好ましくは、天然に存在するリン脂質(例えば、卵またはダイズから以前に単離されたリン脂質)の水素添加により形成されるものが挙げられる。好ましい水素添加リン脂質としては、Barnet社から入手可能なLecinol S-10などの水素添加レシチンが挙げられる。
本発明のパーソナルケア組成物は、組成物の重量あたり、約0.1%〜約2%、より好ましくは約0.2%〜約1.5%、最も好ましくは約0.3%〜約1.0%のレベルで水素添加リン脂質を含む。
アラビアゴム
パーソナルケア組成物は、アカシアゴムとしても知られるアラビアゴムを含有する。これは、アカシアの木からの硬化した樹液に由来する天然ゴムである。アラビアゴムは、一般的に、アカシアの木のうちの2つの種から供給される:Acacia SenegalおよびAcacia Seyal。Acacia Senegalから供給されるアラビアゴムが特に好ましい。そのようなアラビアゴムは、TIC Gums社から商標名TICorganic(登録商標)Gum Arabicで市販されている。
本発明のパーソナルケア組成物は、組成物の重量あたり、約0.01%〜約3%、より好ましくは約0.02%〜約1.0%、最も好ましくは約0.08%〜約0.5%のレベルでアラビアゴムを含む。
水性担体
組成物はまた、水性担体も含む。好ましくは、水性担体は、パーソナルケア組成物の重量あたり約50%〜約99.8%の量で存在する。水性担体は、任意により、共界面活性剤(co-surfactant)および/または湿潤化剤などの他の液体、水混和性または水溶性溶媒を含有することができる水相を含む。
毛髪コンディショニング複合体および方法
製造方法
本発明の組成物は、本明細書中の組成物に従って複合体を形成する、上述の加水分解トウモロコシデンプン、デンプン/セルロースポリマー、水素添加リン脂質、およびアラビアゴムを含有する。
複合体は、他の成分を添加する前に、加水分解トウモロコシデンプン、デンプン/セルロースポリマー、水素添加リン脂質、およびアラビアゴムを水性担体中で組み合わせてプレミックスを形成させることにより、形成することができる。混合物は、約85度に約15分間加熱し、その間に、追加の水または油溶性活性成分を、任意により添加することができる。続いて、混合物を室温まで冷却する。電解質、ポリマー、香料、および粒子をはじめとする追加の成分を、室温で生成物に添加することができる。混合物を、プロセス全体を通して低せん断で混合するが、ホモジナイズはされない。
一実施形態では、組成物は、エチルアルコールまたはイソプロピルアルコールなどの揮発性アルコールを実質的に含まないことができる。本明細書中で用いる場合、「実質的に含まない」との用語は、痕跡量の物質しか組成物中に存在することができないこと、好ましくは物質が組成物中にまったく存在しないことを意味する。
粒子複合体
ホモジナイズなしに混合することにより、比較的大きな粒径の複合体が形成されると考えられる。複合体は、水素添加リン脂質、加水分解デンプンポリマー、アラビアゴム、およびデンプン/セルロースポリマーから構成される。
溶液中では、複合体は、約100〜200マイクロメートル、より好ましくは約110〜約190マイクロメートル、最も好ましくは約120マイクロメートル〜約180マイクロメートルの平均粒径を有する。
1つの成分と別の成分とが特定の比率で組み合わされた場合に、最も効率的に複合体が形成されることが見出されている。例えば、加水分解デンプンポリマーは、一般的に、デンプン/セルロースポリマーに対して約3:1の比率で組み込まれて第1ブレンドを形成する。水素添加リン脂質は、一般的に、アラビアゴムに対して約8:1の比率で組み込まれて第2ブレンドを形成する。そして、第1ブレンドと第2ブレンドとの比率は、一般的に、組成物中で約5:1である。
重要なことに、組成物はホモジナイズされない。ホモジナイゼーションは、典型的に、約100マイクロメートル未満の粒径を有する粒子をもたらす。驚くべきことに、より大きな粒径を有する本明細書中の複合体の形成は、ホモジナイズした系と比較して、毛髪に対して、強化された感覚的効果をもたらすことが見出された。さらに、より小さな粒径は、一般的に、液体組成物のスプレーし易さ(sprayability)を増強すると考えられている。しかし、本明細書中の複合体は、その比較的大きな粒径であってさえ、非常にスプレーし易いことが見出されている。粒径は、Malvern社からのHydro Sサンプル分散ユニットを用いて測定される。
本明細書中の複合体を含有する組成物は、一般的に、約800〜約1500cps、好ましくは約900〜約1400cpsの粘度を有する。粘度は、以下の仕様に従ってBrookfield LV粘度計を用いて測定される:LVT、スピンドル2、12rpm、25℃。
油性コンディショニング剤
本発明の好ましい実施形態では、パーソナルケア組成物は、1種以上の油性コンディショニング剤を含む。油性コンディショニング剤としては、毛髪および/または皮膚に特定のコンディショニング効果を与えるために用いられる物質が挙げられる。毛髪トリートメント組成物では、好適なコンディショニング剤は、光沢、柔らかさ、櫛通り、静電気防止特性、ウェット状態での取り扱い、ダメージ、扱いやすさ、コシ、および油っぽさに関連する1種以上の利益をもたらすものである。本発明の組成物で有用な油性コンディショニング剤は、典型的に、乳化液体粒子を形成する、水不溶性、水分散性、不揮発性の液体を含む。組成物中での使用のために好適な油性コンディショニング剤は、シリコーン(例えば、シリコーン油、カチオン性シリコーン、シリコーンゴム、高屈折性シリコーン、およびシリコーン樹脂)、有機コンディショニング油(例えば、炭化水素油、ポリオレフィン、および脂肪エステル)もしくはそれらの組み合わせとして一般的に特徴付けられるコンディショニング剤、またはそれ以外の様式で本明細書中の水性界面活性剤マトリックス中で液体分散化粒子を形成するコンディショニング剤である。
1種以上の油性コンディショニング剤が、典型的に、組成物の重量あたり、約0.01%〜約10%、好ましくは約0.1%〜約8%、より好ましくは約0.2%〜約4%の濃度で存在する。
シリコーンコンディショニング剤
本発明の組成物の油性コンディショニング剤は、好ましくは、水不溶性シリコーンコンディショニング剤である。シリコーンコンディショニング剤は、揮発性シリコーン、不揮発性シリコーン、またはそれらの組み合わせを含むことができる。不揮発性シリコーンコンディショニング剤が好ましい。揮発性シリコーンが存在する場合、典型的には、シリコーンゴムおよび樹脂などの不揮発性シリコーン材料成分の市販の形態のための溶媒または担体としてのその使用に付随するものであろう。シリコーンコンディショニング剤粒子は、シリコーン流体コンディショニング剤を含むことができ、かつ、シリコーン流体沈着効率を改善するため、または毛髪の光沢を強化するためのシリコーン樹脂などの他の成分も含むことができる。
好適なシリコーンコンディショニング剤およびシリコーンのための任意的な懸濁化剤の非限定例が、米国再発行特許第34,584号、米国特許第5,104,646号および同第5,106,609号に記載されている。本発明の組成物での使用のためのシリコーンコンディショニング剤は、好ましくは、25℃で測定した場合に、約20〜約2,000,000センチストークス(「csk」)、より好ましくは約1,000〜約1,800,000csk、さらにより好ましくは約5,000〜約1,500,000csk、より好ましくは約10,000〜約1,000,000cskの粘度を有する。
本発明の組成物での使用のために好適な不揮発性シリコーン油は、有機修飾シリコーンおよびフッ素修飾シリコーンから選択することができる。本発明の一実施形態では、不揮発性シリコーン油は、アルキル基、アルケニル基、ヒドロキシル基、アミン基、第4級基(quaternary group)、カルボキシル基、脂肪酸基、エーテル基、エステル基、メルカプト基、スルフェート基、スルホネート基、ホスフェート基、プロピレンオキシド基、およびエチレンオキシド基からなる群より選択される有機基を含む有機修飾シリコーンである。
本発明の好ましい実施形態では、不揮発性シリコーン油はジメチコンである。
シリコーン流体、ゴム、および樹脂、ならびにシリコーンの製造を説明する節を含めて、シリコーンに対する背景資料は、Encyclopedia of Polymer Science and Engineering, vol. 15, 2d ed., pp 204-308, John Wiley & Sons, Inc. (1989)に見出される。
本発明の組成物での使用のために好適なシリコーン流体は、米国特許第2,826,551号、同第3,964,500号、同第4,364,837号、英国特許第849,433号、およびSilicon Compounds, Petrarch Systems, Inc. (1984)に開示されている。特に好ましいシリコーン流体は、Dow Corning 1503 fluidである。
有機コンディショニング油
本発明の組成物の油性コンディショニング剤はまた、単独で、または上記のシリコーンなどの他のコンディショニング剤と組み合わせて、少なくとも1種の有機コンディショニング油も含むことができる。
炭化水素油
本発明の組成物中のコンディショニング剤としての使用のために好適な有機コンディショニング油としては、限定するものではないが、環状炭化水素、直鎖脂肪族炭化水素(飽和または不飽和)、および分岐鎖脂肪族炭化水素(飽和または不飽和)(それらのポリマーおよび混合物を含む)などの、少なくとも約10個の炭素原子を有する炭化水素油が挙げられる。好ましくは、直鎖炭化水素油は、約C12〜約C19である。炭化水素ポリマーをはじめとする分岐鎖炭化水素油は、典型的に、19個より多くの炭素原子を含有するであろう。
それらの炭化水素油の具体的な非限定例としては、パラフィン油、鉱油、飽和および不飽和ドデカン、飽和および不飽和トリデカン、飽和および不飽和テトラデカン、飽和および不飽和ペンタデカン、飽和および不飽和ヘキサデカン、ポリブテン、ポリデセン、ならびにそれらの混合物が挙げられる。これらの化合物、ならびにさらに長い鎖長の炭化水素の分岐鎖異性体もまた用いることができ、それらの例としては、Permethyl社から入手可能な、2,2,4,4,6,6,8,8-ジメチル-10-メチルウンデカンおよび2,2,4,4,6,6-ジメチル-8-メチルノナンが挙げられる。好ましい炭化水素ポリマーは、Amoco Chemical社からL-14ポリブテンとして市販されている、イソブチレンとブテンとのコポリマーなどのポリブテンである。
ポリオレフィン
本発明の組成物での使用のための有機コンディショニング油としては、液体ポリオレフィン、より好ましくは液体ポリ-α-オレフィン、より好ましくは水素添加液体ポリ-α-オレフィンも挙げられる。本明細書中での使用のためのポリオレフィンは、C4〜約C14オレフィンモノマー、好ましくは約C6〜約C12オレフィンモノマーの重合により調製される。
本明細書中のポリオレフィン液体の調製での使用のためのオレフィンモノマーの非限定例としては、エチレン、プロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、1-オクテン、1-デセン、1-ドデセン、1-テトラデセン、分岐鎖異性体(4-メチル-1-ペンテンなど)、およびそれらの混合物が挙げられる。ポリオレフィン液体を調製するために、オレフィン含有精製原料または廃液もまた好適である。
脂肪エステル
本発明の組成物中のコンディショニング剤としての使用のための他の好適な有機コンディショニング油としては、少なくとも10個の炭素原子を有する脂肪エステルが挙げられる。これらの脂肪エステルは、脂肪酸または脂肪アルコールに由来するヒドロカルビル鎖を有するエステルを含む。これに関して、脂肪エステルのヒドロカルビル基は、アミドおよびアルコキシ部分などの他の適合性の官能基(例えば、エトキシまたはエーテル結合など)を含むかまたはそれに共有結合していることができる。
好ましい脂肪エステルの具体例としては、限定するものではないが、イソステアリン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、ラウリン酸イソヘキシル、パルミチン酸イソヘキシル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸デシル、オレイン酸イソデシル、ステアリン酸ヘキサデシル、ステアリン酸デシル、イソステアリン酸イソプロピル、アジピン酸ジヘキシルデシル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、ステアリン酸オレイル、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸オレイル、酢酸ラウリル、プロピオン酸セチル、およびアジピン酸オレイルが挙げられる。
本発明の組成物での使用のために好適な他の脂肪エステルは、多価アルコールエステルとして公知のものである。そのような多価アルコールエステルとしては、アルキレングリコールエステルが挙げられる。
本発明の組成物での使用のために好適なまた別の脂肪エステルは、グリセリドであり、限定するものではないが、モノグリセリド、ジグリセリド、およびトリグリセリド、好ましくはジグリセリドおよびトリグリセリド、より好ましくはトリグリセリドである。様々なこれらのタイプの物質を、以下のものなどの植物および動物油脂から取得することができる:ヒマシ油、ベニバナ油、綿実油、トウモロコシ油、オリーブ油、タラ肝油、アーモンド油、アボカド油、ヤシ油、ゴマ油、ラノリンおよびダイズ油。合成油としては、限定するものではないが、トリオレインおよびトリステアリングリセリルジラウレートが挙げられる。
フッ素化コンディショニング化合物
有機コンディショニング油として毛髪または皮膚にコンディショニングをもたらすために好適なフッ素化化合物としては、ペルフルオロポリエーテル、ペルフルオロオレフィン、上述のシリコーン流体と類似の流体またはエラストマー形態であり得るフッ素ベースの特殊ポリマー、およびペルフルオロジメチコーンが挙げられる。好適なフッ素化化合物の具体的な非限定例は、Ausimont社からのFomblin製品ライン(HC/04、HC/25、HC01、HC/02、HC/03を含む);Biosil Technologies社により供給される、一般的にBiosil Basics Fluoro Gerbet 3.5と呼ばれるジオクチルドデシルフルオロエプチルシトレート(Dioctyldodecyl Fluoroeptyl Citrate);およびこれもまたBiosil Technologies社により供給されるBiosil Basics Fluorosil LFを含む。
アルキルグルコシドおよびアルキルグルコシド誘導体
本発明のパーソナルケア組成物での使用のために好適な有機コンディショニング油としては、限定するものではないが、アルキルグルコシドおよびアルキルグルコシド誘導体が挙げられる。好適なアルキルグルコシドおよびアルキルグルコシド誘導体の具体的な非限定例は、Amerchol社から市販されているGlucam E-10、Glucam E-20、Glucam P-10、およびGlucquat 125を含む。
追加成分
本発明のパーソナルケア組成物は、追加成分が本明細書中に記載される必須成分と物理的および化学的に適合性であるか、または製品の安定性、美観もしくは性能を過度に損なわないことを条件として、ヘアケア製品またはパーソナルケア製品での使用のために公知の1種以上の追加成分をさらに含むことができる。そのような追加成分の個別の濃度は、パーソナルケア組成物の重量あたり、約0.001%〜約10%の範囲であり得る。
組成物での使用のための追加成分の非限定例としては、天然カチオン性沈着ポリマー、合成カチオン性沈着ポリマー、フケ防止剤、粒子、懸濁化剤、パラフィン系炭化水素、噴射剤、粘度調整剤、色素、不揮発性溶媒または希釈剤(水溶性および水不溶性)、真珠光沢補助剤(pearlescent aid)、泡ブースター(foam booster)、追加の界面活性剤または非イオン性共界面活性剤、シラミ駆除剤(pediculocide)、pH調整剤、香料、保存料、キレート剤(chelant)、タンパク質、皮膚活性化剤、日焼け止め剤、UV吸収剤、およびビタミンが挙げられる。
セルロースまたはグアーカチオン性沈着ポリマー
本発明のパーソナルケア組成物はまた、セルロースまたはグアーカチオン性沈着ポリマーも含有することができる。セルロースまたはガラクトマンナンカチオン性沈着ポリマーが好ましい。一般的に、そのようなセルロースまたはグアーカチオン性沈着ポリマーは、組成物の重量あたり約0.05%〜約5%の濃度で存在し得る。好適なセルロースまたはグアーカチオン性沈着ポリマーは、約5,000を超える分子量を有する。好ましくは、セルロースまたはグアーカチオン性沈着ポリマーは、約200,000を超える分子量を有する。また、そのようなセルロースまたはグアー沈着ポリマーは、パーソナルケア組成物の意図される用途のpHで約0.15meq/g〜約4.0meq/gの電荷密度を有し、pHは、一般的に約pH3〜約pH9、好ましくは約pH4〜約pH8の範囲であろう。本発明の組成物のpHは、きちんと測定される。
好適なセルロースまたはグアーカチオン性ポリマーは、以下の式に一致するものを含む:
Figure 0005917717
[式中、Aはセルロース無水グルコース残留基などの無水グルコース残留基(anhydroglucose residual group)であり;Rはアルキレンオキシアルキレン、ポリオキシアルキレン、もしくはヒドロキシアルキレン基、またはそれらの組み合わせであり;R1、R2、およびR3は独立に、アルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルコキシアルキル、またはアルコキシアリール基であり、各基は最大で約18個の炭素原子を含有し、各カチオン性部分の炭素原子の総数(すなわち、R1、R2、およびR3中の炭素原子の合計)は好ましくは約20以下であり;Xはアニオン性対イオンである]。そのような対イオンの非限定例としては、ハロゲン化物(例えば、塩素、フッ素、臭素、ヨウ素)、スルフェートおよびメチルスルフェートが挙げられる。これらの多糖ポリマー中のカチオン性置換の程度は、典型的には無水グルコース単位あたり約0.01〜約1カチオン性基である。
本発明の一実施形態では、セルロースまたはグアーカチオン性ポリマーは、トリメチルアンモニウム置換エポキシドと反応させたヒドロキシエチルセルロースの塩であり、工業界(CTFA)ではポリクオタニウム10と称され、Amerchol社(Edison, N.J., USA)から入手可能である。
粒子
本発明の組成物は、任意により、追加の粒子を含むことができる。好ましくは、本発明で有用な粒子は、分散された水不溶性粒子である。本発明で有用な粒子は、無機、合成、または半合成であり得る。本発明の組成物では、組成物の重量あたり、約20%以下、より好ましくは約10%以下、さらにより好ましくは2%以下の粒子を組み込むのが好ましい。本発明の一実施形態では、追加の粒子は、約300μm未満の平均粒径を有する。
無機粒子の非限定例としては、コロイド状シリカ、ヒュームドシリカ、沈降シリカ、シリカゲル、ケイ酸マグネシウム、ガラス粒子、タルク、マイカ、絹雲母、ならびにベントナイト、ヘクトライト、およびモンモリロナイトをはじめとする種々の天然および合成クレイが挙げられる。
合成粒子の例としては、シリコーン樹脂、ポリ(メタ)アクリレート、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリアミド(例えば、ナイロン(登録商標))、エポキシ樹脂、尿素樹脂、アクリル粉末などが挙げられる。
ハイブリッド粒子の非限定例としては、絹雲母と架橋ポリスチレンとのハイブリッド粉末、およびマイカとシリカとのハイブリッド粉末が挙げられる。
乳白剤
本発明の組成物はまた、1種以上の乳白剤も含有することができる。乳白剤は、典型的に、色または真珠光沢などの所望の美的効果を組成物に付与するために用いられる。本発明の組成物では、組成物の重量あたり、約20%以下、より好ましくは約10%以下、さらにより好ましくは2%以下の乳白剤を組み込むのが好ましい。
好適な乳白剤としては、例えば、ヒュームドシリカ、ポリメチルメタクリレート、微粉化テフロン(登録商標)、窒化ホウ素、硫酸バリウム、アクリレートポリマー、ケイ酸アルミニウム、オクテニルコハク酸アルミニウムデンプン、ケイ酸カルシウム、セルロース、チョーク、トウモロコシデンプン、珪藻土、フーラー土、グリセリルデンプン、ケイ酸(hydrated silica)、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、三ケイ酸マグネシウム、マルトデキストリン、微結晶性セルロース(microcrystaline cellulose)、コメデンプン、シリカ、二酸化チタン、ラウリン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ネオデカン酸亜鉛、ロジン酸亜鉛(zinc rosinate)、ステアリン酸亜鉛、ポリエチレン、アルミナ、アタパルジャイト、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、デキストラン、ナイロン、シリル化シリカ、シルク粉末、大豆粉、酸化スズ、水酸化チタン、リン酸三マグネシウム、クルミ殻粉末、またはそれらの混合物が挙げられる。上述の粉末は、レシチン、アミノ酸、鉱油、シリコーン油、もしくは種々の他の物質を単独または組み合わせで用いて表面処理することができ、これらは粉末表面をコーティングして、粒子を疎水性にする。
乳白剤はまた、種々の有機および無機顔料も含むことができる。有機顔料は、一般的に、アゾ染料、インジゴイド染料、トリフェニルメタン染料、アントラキノン染料、およびキサンタン染料をはじめとする様々な芳香族タイプである。無機顔料としては、酸化鉄、ウルトラマリンおよびクロムまたは水酸化クロム顔料、ならびにそれらの混合物が挙げられる。
懸濁化剤
本発明の組成物は、組成物中に分散した形態で水不溶性材料を懸濁させるため、または組成物の粘度を調整するために有効な濃度で、懸濁化剤をさらに含むことができる。そのような濃度は、一般的に、組成物の重量あたり、約0.1%〜約10%、好ましくは約0.3%〜約5.0%の懸濁化剤の範囲である。
本明細書中で有用な懸濁化剤としては、アニオン性ポリマーおよび非イオン性ポリマーが挙げられる。CTFA名カルボマーを有する架橋アクリル酸ポリマーなどのビニルポリマーが本明細書中で有用である。
パラフィン系炭化水素
本発明の組成物は、1種以上のパラフィン系炭化水素を含有することができる。本発明の組成物での使用のために好適なパラフィン系炭化水素としては、約21℃(約70°F)以上の1atmでの蒸気圧を有するものなどの、ヘアケア組成物または他のパーソナルケア組成物での使用のために公知である物質が挙げられる。非限定例は、ペンタンおよびイソペンタンを含む。
噴射剤
本発明の組成物はまた、1種以上の噴射剤も含有することができる。本発明の組成物中での使用のために好適な噴射剤としては、液化ガス噴射剤および圧縮ガス噴射剤などの、ヘアケア組成物または他のパーソナルケア組成物での使用のために公知である物質が挙げられる。好適な噴射剤は、約21℃(約70°F)未満の1atmでの蒸気圧を有する。好適な噴射剤の非限定例としては、アルカン、イソアルカン、ハロアルカン、ジメチルエーテル、窒素、亜酸化窒素、二酸化炭素、およびそれらの混合物が挙げられる。
他の任意選択的成分
本発明の組成物は、香料を含有することができる。
本発明の組成物はまた、ビタミンB1、B2、B6、B12、C、パントテン酸、パントテニルエチルエーテル、パンテノール、ビオチンおよびそれらの誘導体、ならびにビタミンA、D、E、およびそれらの誘導体などの、水溶性および水不溶性ビタミンも含有することができる。本発明の組成物は、アスパラギン、アラニン、インドール、グルタミン酸およびそれらの塩、ならびにチロシン、トリプタミン、リシン、ヒスタジンおよびそれらの塩などの、水溶性および水不溶性アミノ酸も含有することができる。
本発明の組成物は、塩化ナトリウムなどの一価または二価の塩を含有することができる。
本発明の組成物はまた、キレート剤(chelating agent)も含有することができる。
本発明の組成物は、抜け毛防止のために有用な物質および毛髪生長刺激物質または刺激剤をさらに含むことができる。
本明細書におけるすべての部、パーセンテージ、および比率は、特に記載しない限り、重量によるものである。一部の成分は希釈溶液として供給業者から入手し得る。記載のレベルは、特に記載しない限り、活性物質の重量%を反映する。
毛髪または皮膚の処理方法
本発明のパーソナルケア組成物は、毛髪をコンディショニング、スタイリングおよびボリュームアップさせるための慣用の様式で用いられる。一般的に、本発明の毛髪の処理方法は、毛髪に組成物を塗布するステップを含む。より具体的には、有効量のパーソナルケア組成物が、毛髪に塗布され、毛髪は好ましくは水で濡らしてあり、好ましくはシャンプーされている。組成物は、コンディショニング、ボリュームアップ、および毛髪固定化効果を達成するのに有効な量で、エアゾールまたはポンプタイプの噴霧器を介して毛髪に塗布される。そのような有効量は、一般的に、約1g〜約50g、好ましくは約1g〜約20gの範囲である。毛髪への塗布は、典型的に、毛髪全体に組成物を行き渡らせて、毛髪のうちの大部分またはすべてが組成物と接触するようにするステップを含む。組成物は好ましくは洗い流さない(leave-in)組成物として用いられるので、塗布後に毛髪から組成物をすすぎ落すことは必要ではない。
非限定的実施例
以下の実施例中に説明される組成物は、本発明の組成物の具体的実施形態を説明するが、それを限定することを意図するものではない。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、当業者により他の改変が行われ得る。本発明の組成物のこれらの例示的実施形態は、毛髪および/または皮膚へのコンディショニング剤の増強された沈着を提供する。
以下の実施例で説明される組成物は、慣用の製剤化および混合法により調製され、その例は、上記で説明されている。すべての例示的な量は、特に記載しない限り、重量パーセントとして列記され、かつ希釈剤、保存料、色素溶液、修辞的成分(imagery ingredient)、植物成分、その他などの少量の物質は除外する。
以下が、本発明のシャンプー組成物の代表である:
Figure 0005917717
本明細書中に開示された寸法および値は、列挙された実際の数値に厳格に限定されると理解するべきではない。むしろ、特に記載しない限り、各々のそのような寸法は、列挙された値と、当該値の前後の機能的に等価な範囲との両方を意味することが意図される。例えば、「40mm」と開示されている寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
発明の詳細な説明で引用されたすべての文献は、該当する部分で、参照により本明細書中に組み入れられ;いずれの文献の引用も、本発明との関連でそれが先行技術であると了解されていると解釈されるべきものではない。本明細書中の用語のいずれかの意味または定義は、参照により組み入れられた文献中の同じ用語のいずれかの意味または定義と矛盾する程度まで、本明細書中で当該用語に割り当てられた意味または定義が支配する。
本発明の特定の実施形態を例示および説明してきたが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、種々の他の変更および改変を行なうことができることは、当業者には明らかであろう。したがって、本発明の範囲内にあるすべてのそのような変更および改変は、添付の特許請求の範囲に包含されることが意図される。
本発明は以下の発明を包含する。
(1)以下のステップ:
(a)加水分解トウモロコシデンプンポリマー、デンプン/セルロースポリマー、水素添加リン脂質、およびアラビアゴムを化粧品として許容可能な担体中で組み合わせてプレミックス組成物を形成し;
(b)該プレミックスを約85℃に約15分間加熱し;そして
(c)該組成物を室温まで冷却する
を含む、大型粒子複合体の形成方法。
(2)前記水素添加リン脂質が、水素添加レシチンである、(1)に記載の方法。
(3)前記加水分解トウモロコシデンプンポリマーおよび前記デンプン/セルロースポリマーが、約3:1の比率で存在して第1ブレンドを形成する、(1)に記載の方法。
(4)前記水素添加リン脂質およびアラビアゴムが、約8:1の比率で存在して第2ブレンドを形成する、(3)に記載の方法。
(5)前記第1ブレンドおよび前記第2ブレンドが、約5:1の比率で存在する、(4)に記載の方法。
(6)前記粒子複合体の粒径が、約100マイクロメートル〜約200マイクロメートルである、(1)に記載の方法。
(7)少なくとも1種の油性コンディショニング剤をさらに含む、(1)に記載の方法。
(8)前記油性コンディショニング剤が、シリコーン、有機コンディショニング油、およびそれらの混合物からなる群より選択される、(7)に記載の方法。
(9)前記組成物が揮発性アルコールを実質的に含まない、(1)に記載の方法。
(10)前記組成物が、天然カチオン性沈着ポリマー、合成カチオン性沈着ポリマー、フケ防止剤、粒子、懸濁化剤、パラフィン系炭化水素、噴射剤、粘度調整剤、色素、不揮発性溶媒、希釈剤、真珠光沢補助剤(pearlescent aid)、泡ブースター(foam booster)、追加の界面活性剤または非イオン性共界面活性剤、シラミ駆除剤(pediculocide)、pH調整剤、香料、保存料、キレート剤(chelant)、タンパク質、皮膚活性化剤、日焼け止め剤、UV吸収剤、およびビタミンからなる群より選択される1種以上の追加成分をさらに含む、(1)に記載の方法。
(11)前記組成物がホモジナイズされていない、(1)記載の方法。

Claims (10)

  1. 以下のステップ:
    (a)加水分解トウモロコシデンプンポリマー、デンプン/セルロースポリマー、水素添加リン脂質、およびアラビアゴムを化粧品として許容可能な水性担体中で組み合わせてプレミックス組成物を形成し;
    (b)該プレミックス組成物85℃に15分間加熱し;そして
    (c)(b)で得られたプレミックス組成物を室温まで冷却する
    を含む、ヘアケア用の粒径100マイクロメートル〜200マイクロメートルの粒子複合体の形成方法。
  2. 前記水素添加リン脂質が、水素添加レシチンである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記加水分解トウモロコシデンプンポリマーおよび前記デンプン/セルロースポリマーが、3:1の比率で存在して第1ブレンドを形成する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記水素添加リン脂質およびアラビアゴムが、8:1の比率で存在して第2ブレンドを形成する、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1ブレンドおよび前記第2ブレンドが、5:1の比率で存在する、請求項4に記載の方法。
  6. 請求項1記載の方法の後に、さらに、少なくとも1種の油性コンディショニング剤を添加するステップを含む、毛髪化粧料を製造する方法。
  7. 前記油性コンディショニング剤が、シリコーン、有機コンディショニング油、およびそれらの混合物からなる群より選択される、請求項6に記載の方法。
  8. 発性アルコールが前記(c)の組成物中にまったく存在しない、請求項1に記載の方法。
  9. 請求項1記載の方法の後に、さらに、天然カチオン性沈着ポリマー、合成カチオン性沈着ポリマー、フケ防止剤、粒子、懸濁化剤、パラフィン系炭化水素、噴射剤、粘度調整剤、色素、不揮発性溶媒、希釈剤、真珠光沢補助剤(pearlescent aid)、泡ブースター(foam booster)、追加の界面活性剤または非イオン性共界面活性剤、シラミ駆除剤(pediculocide)、pH調整剤、香料、保存料、キレート剤(chelant)、タンパク質、皮膚活性化剤、日焼け止め剤、UV吸収剤、およびビタミンからなる群より選択される1種以上の追加成分を添加するステップを含む、毛髪化粧料を製造する方法
  10. 前記(c)の組成物がホモジナイズされていない、請求項1記載の方法。
JP2014556616A 2012-02-08 2013-02-05 細い毛髪のためのボリュームアップ、固定化およびコンディショニング粒子の形成方法 Active JP5917717B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261596506P 2012-02-08 2012-02-08
US61/596,506 2012-02-08
PCT/US2013/024747 WO2013119553A1 (en) 2012-02-08 2013-02-05 Method for forming volumizing, fixative, and conditioning particles for fine hair

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015506977A JP2015506977A (ja) 2015-03-05
JP5917717B2 true JP5917717B2 (ja) 2016-05-18

Family

ID=48947929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014556616A Active JP5917717B2 (ja) 2012-02-08 2013-02-05 細い毛髪のためのボリュームアップ、固定化およびコンディショニング粒子の形成方法

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP2811973B1 (ja)
JP (1) JP5917717B2 (ja)
KR (1) KR20140127853A (ja)
CN (1) CN104159565B (ja)
AU (1) AU2013217560B2 (ja)
CA (1) CA2863713C (ja)
ES (1) ES2646199T3 (ja)
TW (1) TWI503130B (ja)
WO (1) WO2013119553A1 (ja)

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5858938A (en) * 1996-09-23 1999-01-12 The Procter & Gamble Company Liquid personal cleansing compositions which contain a complex coacervate for improved sensory perception
WO2001074310A2 (en) * 2000-03-31 2001-10-11 The Procter & Gamble Company Leave-in hair cosmetic compositions for enhancing volume containing microspheres
MXPA02009634A (es) * 2000-03-31 2003-03-12 Procter & Gamble Composiciones cosmeticas, para aplicarse sin enjuagar, para aumentar el volumen del cabello.
US20050227911A1 (en) * 2001-09-28 2005-10-13 Solubest Ltd. Hydrophilic dispersions of nanoparticles of inclusion complexes of macromolecules
US8623341B2 (en) * 2004-07-02 2014-01-07 The Procter & Gamble Company Personal care compositions containing cationically modified starch and an anionic surfactant system
WO2006017827A1 (en) * 2004-08-06 2006-02-16 The Procter & Gamble Company Personal cleansing composition containing wax particles and platelet, spherical, or irregularly shaped particles
US20060293197A1 (en) * 2005-06-24 2006-12-28 The Procter & Gamble Company Conditioning compositions comprising coacervate and conditioning agent
CN101796175A (zh) * 2007-09-05 2010-08-04 巴斯夫欧洲公司 含有染料-聚合物配合物的个人护理组合物
EP2216010A1 (en) * 2009-02-05 2010-08-11 Rhodia Opérations Aqueous composition suitable as shampoo
MX339322B (es) * 2009-12-08 2016-05-20 Procter & Gamble Un sustrato solido, soluble y poroso y recubrimiento fijo de superficie que comprende microesferas de matriz.
WO2012012084A2 (en) * 2010-06-30 2012-01-26 Aveda Corporation Naturally derived, polymeric hair fixative systems with pullulan, and mascara compositions comprising the same

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013119553A1 (en) 2013-08-15
ES2646199T3 (es) 2017-12-12
AU2013217560A1 (en) 2014-09-11
EP2811973A1 (en) 2014-12-17
EP2811973A4 (en) 2015-10-28
TW201336523A (zh) 2013-09-16
CA2863713A1 (en) 2013-08-15
CN104159565A (zh) 2014-11-19
CA2863713C (en) 2017-03-21
EP2811973B1 (en) 2017-08-23
AU2013217560B2 (en) 2016-04-21
CN104159565B (zh) 2016-07-06
JP2015506977A (ja) 2015-03-05
KR20140127853A (ko) 2014-11-04
TWI503130B (zh) 2015-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4958915B2 (ja) シャンプー組成物
JP2008505187A (ja) 陽イオン変性デンプン及び陰イオン性界面活性剤系を含むパーソナルケア組成物
JP6585736B2 (ja) スタイリングヘアケア組成物の形成方法
JP5917716B2 (ja) 細い毛髪のためのボリュームアップ、固定化およびコンディショニング粒子を含有するパーソナルケア組成物
US9427390B2 (en) Method for forming volumizing, fixative, and conditioning particles for fine hair
EP3302416B1 (en) Styling composition comprising a high internal phase emulsion
JP5917717B2 (ja) 細い毛髪のためのボリュームアップ、固定化およびコンディショニング粒子の形成方法
KR101584878B1 (ko) 개인 관리 조성물에 적합한 순한 음이온성 계면활성제
US9180083B2 (en) Personal care compositions containing volumizing, fixative, and conditioning particles for fine hair
AU2013217556B9 (en) Personal care compositions containing volumizing, fixative, and conditioning particles for fine hair

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150728

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20151022

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5917717

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250