JP5915368B2 - 放電表面処理方法 - Google Patents

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本発明は、金属ワーク又は金属部品の被処理部に放電エネルギーを利用して耐摩耗性又は耐エロージョン性のある被膜を形成する放電表面処理方法関する。
近年、放電表面処理の技術の開発が活発化している。金属ワークの被処理部に耐摩耗性又は耐エロージョン性のある被膜を形成する放電表面処理方法の技術として特許文献1に示すものがある。その先行技術に係る放電表面処理方法について簡単に説明すると、次のようになる。
先行技術に係る放電表面処理方法の実施には、炭化チタン(TiC)の粉末と水素化チタン(TiH2)の粉末との混合粉末から圧縮形成したものであって、焼成処理(加熱処理)を施して水素化チタン中の水素(H2)を放出した焼結済みの圧粉体を放電電極として用いる。そして、先行技術に係る放電表面処理は、加工油中で放電電極と金属ワークの被処理部との間にパルス状の放電を発生させることにより、その放電エネルギーにより消耗した放電電極の電極材料と加工油中に含まれる炭素を反応させつつ、放電電極の電極材料又はその反応物質を金属ワークの被処理部に付着させて、炭化チタン(TiC)からなる被膜を形成するものである。
国際公開WO01/005545号公報
ところで、本願の発明者が先行技術に係る放電表面処理方法によって試験基材の表面に炭化チタンからなる被膜を形成したところ、その被膜の表面にヘアクラック(クラック)が発生することが判明した(後述の実施例参照)。また、金属ワーク又は金属部品の被処理部に形成された被膜の表面にヘアクラックが発生している場合に、金属ワーク又は金属部品が摩耗又はエロージョン環境(摩耗又はエロージョンを受ける環境)下に長時間置かれると、被膜と金属ワーク又は金属部品の母材との密着強度が急激に低下して、被膜の剥離を招くことになる。つまり、金属ワーク又は金属部品の被処理部に先行技術に係る放電表面処理方法によって耐摩耗性又は耐エロージョン性のある被膜が形成されても、金属ワーク又は金属部品が高いレベルの耐摩耗性又は耐エロージョン性を長時間に亘って確保することが困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成の放電表面処理方法提供することを目的とする。
本発明の発明者は、前述の問題を解決するために、多数種の放電電極を用いて、多数種の構成材料からなる試験基板に対して放電表面処理試験を行った結果、試験基材がチタン(Ti)又はチタン合金(Ti合金)からなる場合に、加工油中で、固体シリコン(固体Si)からなる放電電極と試験基材の表面との間にパルス状の放電を発生させると、その放電エネルギーにより試験基材の母材と加工油中に含まれる炭素(C)を反応させつつ、試験基材の表面を改質して、試験基材の表面に炭化チタン(TiC)からなる被膜を表面にヘアクラックが無い状態で形成することができるという(後述の実施例参照)、新規な知見を得ることができ、本発明を完成するに至った。なお、固体シリコンからなる放電電極を用いているため、試験基材の表面には炭化シリコン(SiC)からなる被膜が形成されると予想していたが、試験基板の表面に炭化チタンからなる被膜が形成されたことは予想外の結果であった。
本発明の第1の態様は、金属部品の被処理部又は金属ワークの被処理部に放電エネルギーを利用して耐摩耗性又は耐エロージョン性のある被膜を形成する放電表面処理方法において、前記金属ワーク又は前記金属部品はチタン又はチタン合金からなるものであって、固体シリコンからなる放電電極を用い、加工油中で前記放電電極と前記金属ワーク又は前記金属部品の被処理部との間にパルス状の放電を発生させることにより、その放電エネルギーにより前記金属ワーク又は前記金属部品の母材と前記加工油中に含まれる炭素を反応させつつ、前記金属ワーク又は前記金属部品の被処理部の表面を改質して、前記金属ワーク又は前記金属部品の被処理部に前記被膜を形成することである。
なお、耐摩耗性又は耐エロージョン性のある被膜とは、当然の如く、耐摩耗性及び耐エロージョン性のある被膜を含む意である。
第1の態様によると、前記金属ワーク又は前記金属部品はチタン又はチタン合金からなるものであって、固体シリコンからなる放電電極を用い、前記放電電極と前記金属ワーク又は前記金属部品の被処理部との間にパルス状の放電を発生させているため、前述の新規な知見を適用すると、前記金属ワーク又は前記金属部品の被処理部に炭化チタンからなる前記被膜を表面にヘアクラックが無い状態で形成することができる。
本発明の第2の態様は、本発明の第1の特徴に加えて、前記放電電極を構成する固体シリコンは、N型又はP型の単結晶の固体シリコンである
ここで、金属部品とは、ジェットエンジンに用いられるエンジン部品だけでなく、相手部品との相対的な摺動によって摩耗を受ける金属部品、固体粒子を含むガス、固体粒子を含む液体、又は液体そのものによってエロージョンを受ける金属部品を含む意である。
また、ファン動翼とは、ジェットエンジンのエンジンケース内に空気を取入れる1段目の圧縮機動翼を含む意である。
本発明によれば、前記金属ワーク又は前記金属部品の被処理部に炭化チタンからなる前記被膜を表面にヘアクラックが無い状態で形成できるため、前記金属ワーク又は前記金属部品の耐摩耗性又は耐エロージョン性を高いレベルで長時間に亘って十分に確保することができる。
図1(a)は、本発明の実施形態に係る放電表面処理方法の処理対象であるファン動翼の斜視図、図1(b)は、動翼本体の前縁部に本発明の実施形態に係る放電表面処理方法によって耐摩耗性又は耐エロージョン性のある被膜が形成されたファン動翼の斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係る放電表面処理方法の実施に使用する放電表面処理装置を示す模式図である。 図3(a)は、放電時における放電パルス電流の波形を示す図、放電時における放電パルス電圧の波形を示す図である。 図4(a)は、固体シリコンからなる放電電極を用いて形成された被膜の表面を示す走査電子顕微鏡写真図、図4(b)は、炭化チタンの粉末等から圧縮成形した焼結済みの圧粉体からなる放電電極を用いて形成された被膜の表面を示す走査電子顕微鏡写真図である。 図5は、固体シリコンからなる放電電極を用いて形成された被膜の断面を示す走査電子顕微鏡写真図である。 図6は、発明品と比較品についてエロージョン試験を行った結果を示す図である。
本発明の実施形態に係る放電表面処理方法の処理対象であるファン動翼、本発明の実施形態に係る放電表面処理方法の実施に使用する放電表面処理装置と放電電極、及び本発明の実施形態に係る放電表面処理方法の構成等について、順次図面を参照しつつ説明する。なお、図面中、「FF」は、前方向を、「FR」は、後方向、「L」は、左方向、「R」は、右方向、「U」は、上方向、「D」は、下方向をそれぞれ指してある。
図1(a)に示すように、本発明の実施形態に係る放電表面処理方法の処理対象であるファン動翼1は、ジェットエンジンに用いられ、チタン合金からなるものである。また、ファン動翼1は、動翼本体3を備えており、この動翼本体3の基端側には、プラットホーム5が一体形成されており、このプラットホーム5は、空気の流路面5fを有している。更に、プラットホーム5には、シャンク7が一体形成されており、このシャンク7には、ダブテール9が一体形成されており、このダブテール9は、ジェットエンジンにおけるファンディスク(図示省略)の嵌合溝(図示省略)に嵌合可能である。ここで、本発明の実施形態にあっては、動翼本体3の前縁部3a(前縁部3aのチップ側部分)が被処理部になる。
図2に示すように、本発明の実施形態に係る放電表面処理装置11は、X軸方向(換言すれば、左右方向)及びY軸方向(換言すれば、前後方向)へ延びたベッド13を備えており、このベッド13には、Z軸方向(換言すれば、上下方向)へ延びたコラム15が立設されている。また、ベッド13には、可動フレーム(可動テーブル)17が設けられてあって、この可動フレーム17は、X軸サーボモータ(図示省略)の駆動によりX軸方向へ移動可能であって、Y軸サーボモータ(図示省略)の駆動によりY軸方向へ移動可能である。更に、可動フレーム17には、加工油19を貯留可能な加工槽21が設けられており、この加工槽21内には、ファン動翼1をセット可能な治具23が設けられている。
コラム15には、処理ヘッド25が設けられており、この処理ヘッド25は、Z軸サーボモータ(図示省略)の駆動によりZ軸方向へ移動可能である。また、処理ヘッド25には、棒状の放電電極27に保持する電極ホルダ29が設けられており、放電電極27及び電極ホルダ29は、X軸サーボモータ及びY軸サーボモータの駆動により可動フレーム17及び加工槽21に対して相対的にX軸方向及びY軸方向へ移動可能である。ここで、放電電極27は、N型又はP型の単結晶の固体シリコン(Si)からなるものである。なお、放電電極27の構成材料としての固体シリコンは、前述のように、単結晶であるが、多結晶であっても構わない。
続いて、本発明の実施形態に係る放電表面処理方法の構成について説明する。
図2に示すように、本発明の実施形態に係る放電表面処理方法は、ファン動翼1の被処理部としての動翼本体3の前縁部3aに放電エネルギーを利用して耐摩耗性又は耐エロージョン性のある被膜31を形成する方法である。
ファン動翼1の動翼本体3の前縁部3aが上を向くようにファン動翼1を治具23にセットする。また、X軸サーボモータ及びY軸サーボモータの駆動により加工槽21をX軸方向及びY軸方向へ可動フレーム17と一体的に移動させて、換言すれば、放電電極27を可動フレーム17及び加工槽21に対して相対的にX軸方向へ移動させて、棒状の放電電極27の先端部を動翼本体3の前縁部3aの先端部分に対向させる。
そして、X軸サーボモータ及びY軸サーボモータの駆動により放電電極27をファン動翼1の動翼本体3の前縁部3aに沿って可動フレーム17及び加工槽21に対して相対的に移動させつつ、放電電極27とファン動翼1の動翼本体3の前縁部3aとの間にパルス状の放電を発生させる。これにより、その放電エネルギーによりファン動翼1の母材と加工油19中に含まれる炭素(C)を反応させつつ、ファン動翼1の動翼本体3の前縁部3aの表面を改質して、ファン動翼1の動翼本体3の前縁部3aに被膜31を形成する。換言すれば、図1(b)に示すように、動翼本体3の前縁部3aに本発明の実施形態に係る放電表面処理方法によって被膜31が形成されたファン動翼1Aに仕上げることができる。なお、被膜31の形成中、Z軸サーボモータの駆動により放電電極27を処理ヘッド25と一体的にZ軸方向へ微小移動させて、放電電極27とファン動翼1の動翼本体3の前縁部3aとのギャップを所定のギャップに維持する。
ここで、図3(a)(b)に示すように、本発明の実施形態に係る放電表面処理方法の放電条件は、放電電極27とファン動翼1の動翼本体3の前縁部3aとの間に供給する放電パルス電流の波形の初期部分のピーク電流p(0A、30A、40A)、中期以降部分のピーク電流値ie(1A、2A、4.5A、5.5A、10A、25A)である。また、放電パルス電流のパルス幅teは2〜30μsであって、休止時間toは64μsである。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
ファン動翼1がチタン合金からなるものであって、N型又はP型の固体シリコンからなる放電電極27を用い、放電電極27とファン動翼1の動翼本体3の前縁部3aとの間にパルス状の放電を発生させているため、前述の新規な知見を適用すると、ファン動翼1の動翼本体3の前縁部3aに炭化チタン(TiC)からなる被膜31を表面にヘアクラックが無い状態で形成することができる。
焼結済みの圧粉体を放電電極として用いることなく、N型又はP型の固体シリコンからなる放電電極27を用いて、炭化チタンからなる被膜31を形成することができるため、放電電極27の一連の製造工程から焼成工程(熱処理工程)を省略することができる。
従って、本発明の実施形態によれば、ファン動翼1の動翼本体3の前縁部3aに炭化チタン(TiC)からなる被膜31を表面にヘアクラックが無い状態で形成できるため、ファン動翼1の耐摩耗性又は耐エロージョン性を高いレベルで長時間に亘って十分に確保することができ、ファン動翼1の寿命を向上させることができる。
放電電極27の一連の製造工程から焼成工程(熱処理工程)を省略できるため、放電電極27の製造コスト、換言すれば、放電表面処理の処理コストを大幅に低減することができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、本発明の実施形態に係る放電表面処理方法によって例えばファン動翼1の動翼本体3の前縁部3aに耐摩耗性又は耐エロージョン性のある被膜31を形成する代わりに、ファン動翼1以外の金属部品(図示省略)又は金属ワーク(図示省略)の被処理部(図示省略)に耐摩耗性又は耐エロージョン性のある被膜(図示省略)を形成する等、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、動翼本体3の前縁部3aに耐摩耗性又は耐エロージョン性のある被膜31が形成されたファン動翼1A等、被処理部に耐摩耗性又は耐エロージョン性のある被膜が形成された金属部品にも及ぶものであり、本発明の実施形態に限定されないものである。
本発明の実施例について図4(a)(b)から図6を参照して説明する。
リンのドープによるP型の単結晶の固体シリコンからなる実施例に係る放電電極(電極断面:5×10mm)及びチタン合金(Ti6A14V)からなる試験基材を用い、実施例に係る放電電極を2mm/mimの速度で試験基材に対して相対的に移動させつつ、加工油中で実施例に係る放電電極と試験基材との間にパルス状の放電を発生させることにより、実施例に係る放電表面処理によって試験基材の表面に被膜を形成した。そして、走査電子顕微鏡(加速電圧:15kV)によって被膜を表面観察及び断面観察すると、図4(a)及び図5に示すように、被膜の表面にヘアクラックが無いこと、及び被膜の厚みが2〜3μmであることが確認された。また、実施例に係る放電表面処理によって試験基材の表面に形成した被膜は、X線回折によって炭化チタンからなるものであることが確認された。
なお、図示は省略するが、P型の単結晶の固体シリコンに代えてN型の単結晶の固体シリコンからなる実施例に係る放電電極(電極断面:5×10mm)を用いた場合、及びチタン合金からなる試験基材に代えてチタンからなる試験基材を用いた場合にも、同様の結果を得ることができた。
一方、炭化チタンの粉末と水素化チタンの粉末との混合粉末から圧縮形成した焼結済みの圧粉体からなる比較例に係る放電電極(電極断面:5×10mm)及びチタン合金(Ti6A14V)からなる試験基材を用い、比較例に係る放電電極を2mm/mimの速度で試験基材に対して相対的に移動させつつ、加工油中で比較例に係る放電電極と試験基材との間にパルス状の放電を発生させることにより、比較例に係る放電表面処理によって試験基材の表面に被膜を形成した。そして、走査電子顕微鏡(加速電圧:15kV)によって被膜を表面観察すると、図4(b)に示すように、被膜の表面にヘアクラックが存在していることが確認された。また、比較例に係る放電表面処理によって試験基材の表面に形成した被膜は、X線回折によって炭化チタンからなるものであることが確認された。
続いて、実施例に係る放電表面処理によって表面に被膜が形成された試験基材を発明品、比較例に係る放電表面処理によって表面に被膜が形成された試験基材を比較品を用意し、一定の強さ(250MPaの噴射圧)のウォータージェットを発明品及び試験品に向かって噴射することによりエロージョン試験を行った。そして、その結果をまとめると、図6に示すようになる。つまり、比較品の場合には、試験時間が60秒を経過すると、ウォータージェットによる減肉量(摩耗量)が急激に増加するのに対して、発明品の場合には、試験時間が100秒を超えても、ウォータージェットによる減肉量が大きく増加することがないことが確認された。なお、ウォータージェットによる減肉量は、ウォータージェットによる被膜の窪みの深さを表している。
1 ファン動翼
1A ファン動翼
3 動翼本体
3a 動翼本体の前縁部
5 プラットホーム
5f プラットホームの流路面
7 シャンク
9 ダブテール
11 放電表面処理装置
13 ベッド
15 コラム
17 可動フレーム
19 加工油
21 加工槽
23 治具
25 処理ヘッド
27 放電電極
29 電極ホルダ
31 被膜

Claims (2)

  1. 金属ワーク又は金属部品の被処理部に放電エネルギーを利用して耐摩耗性又は耐エロージョン性のある被膜を形成する放電表面処理方法において、
    前記金属ワーク又は前記金属部品はチタン又はチタン合金からなるものであって、
    固体シリコンからなる放電電極を用い、加工油中で前記放電電極と前記金属ワーク又は前記金属部品の被処理部との間にパルス状の放電を発生させることにより、その放電エネルギーにより前記金属ワーク又は前記金属部品の母材と前記加工油中に含まれる炭素を反応させつつ、前記金属ワーク又は前記金属部品の被処理部の表面を改質して、前記金属ワーク又は前記金属部品の被処理部に前記被膜を形成する放電表面処理方法。
  2. 前記放電電極を構成する固体シリコンは、N型又はP型の単結晶の固体シリコンである請求項1に記載の放電表面処理方法。
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