JP5915138B2 - 基地局、無線通信システム及び基地局制御方法 - Google Patents

基地局、無線通信システム及び基地局制御方法 Download PDF

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本発明は、基地局、無線通信システム及び基地局制御方法に関する。
移動網における移動局を呼び出す仕組みでは、まず、上位のネットワークは、移動局が在圏している基地局に対して、着信先の移動局を呼び出すための呼出信号を送信する。次に、基地局は、上位のネットワークから呼出信号を受信し、受信した呼出信号を移動ネットワークに在圏する移動局に転送する。そして、移動局の所有者は、移動局が呼出信号を受信したことを音声やLEDで通知されるので、自身の移動局に対する着信があった旨を確認することができる。
ところが、移動局の所有者が着信に気付かないことがある。例えば、移動局を鞄の中に入れている状況、所有者の所在している部屋と別の部屋に移動局が置かれている状況及び移動局のマナーモードが解除されていない状況など、所有者が移動局を直接視聴できない状況では、移動局の所有者が着信に気付き難くなる。
また、近年、既存の基地局よりも小さい範囲のセル(以下「フェムトセル」という)をカバーするフェムト基地局と呼ばれる基地局が知られている。各ユーザは、フェムト基地局を安価に購入することが出来るので、今後、家庭に1台のフェムト基地局を設置することが期待される。
ここで、最近では、所有者による移動局への着信の確認が困難である状況に関する対策として、家庭内など私的な空間において、移動局以外の外部装置に着信を表示させる技術が提案されている。この技術では、ホームスイッチが、上位のネットワークから呼出信号を受信し、受信した呼出信号を、移動局ではなく所有者近傍のディスプレイ装置に転送する。ディスプレイ装置は、移動局から転送された呼出信号に基づいて、移動局に対する着信があった旨を表示する。
特開2010−206490号公報 特開2006−287829号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、移動局に対する着信を移動局の所有者に気付かせることができるものの、一連の処理に伴う負荷が増大するという問題がある。
すなわち、上述した従来の技術では、呼出信号をホームスイッチから外部装置としてのディスプレイ装置に転送する場合に、呼出信号のプロトコルをディスプレイ装置が利用するプロトコルに変換する。このため、ディスプレイ装置のシステム情報をホームスイッチに組み込む必要がある。結果として、ホームスイッチは、システム情報を用いて、プロトコルの変換をするので、プロトコルの変換処理の分だけ処理負荷が増大する。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、基地局がその管理者(所有者)とその関係者のみに利用される場合、所有者及びその関係者による移動局の確認が困難である状況でも、移動局に対する着信の通知に伴う処理負荷を低減することができる基地局、無線通信システム及び基地局制御方法を提供することを目的とする 。
本願の開示する基地局は、受信部と、特定部と、通知部とを備える。受信部は、所定エリアに存在する移動局に送信された信号を受信する。特定部は、前記信号を受信したチャネルに応じて、前記受信した信号の種別を特定する。通知部は、前記特定した信号の種別に基づいて決定されるメッセージを自局の外部に通知する。
本願の開示する基地局の一つの態様によれば、基地局がその管理者(所有者)とその関係者のみに利用される場合、所有者及びその関係者による移動局の確認が困難である状況でも、移動局に対する着信の通知に伴う処理負荷を低減することができるという効果を奏する。
図1は、本実施例に係る無線通信システムの構成を示す図である。 図2は、本実施例におけるフェムト基地局の構成を示す図である。 図3は、第1メッセージテーブルの一例を示す図である。 図4は、第2メッセージテーブルの一例を示す図である。 図5は、ページング信号のフォーマット例を示す図である。 図6は、本実施例における信号特定部の処理を説明するための図である。 図7は、本実施例に係る無線通信システムの処理手順を示すシーケンス図である。 図8は、本実施例におけるフェムト基地局によるメッセージ出力処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下に、本願の開示する基地局、無線通信システム及び基地局制御方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例では、本願の開示する基地局を、フェムトセルをカバーするフェムト基地局に適用した場合について説明する。ただし、本願の開示する基地局は、フェムト基地局に限定されるものではく、通常のセルをカバーする既存の基地局にその機能を持たせてもよい。
まず、本実施例に係る無線通信システムの構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施例に係る無線通信システムの構成を示す図である。図1に示すように、本実施例に係る無線通信システムは、コアネットワーク部1とIP網2を介して接続されたフェムト基地局100と、フェムト基地局100のフェムトセル100aに在圏する複数の移動局11a〜11cとを有する。なお、複数の移動局11a〜11cは、同一の構成を有するので、以下では、これら移動局11a〜11cを特に区別しない場合には、移動局11と表記するものとする。
フェムト基地局100は、建物内や地下などの比較的に電波が届きにくい場所に設置される小型の基地局である。具体的には、フェムト基地局100は、既存の基地局がカバーするセルよりも小さい数m〜数10mの範囲をカバーするフェムトセル100aを形成している。フェムト基地局100は、フェムトセル100aに在圏する移動局11との間で無線通信を行う。
移動局11は、移動可能な無線通信装置であり、例えば、携帯電話端末である。移動局11は、自身が在圏するフェムトセル100aをカバーするフェムト基地局100との間で無線通信を行う。
なお、コアネットワーク部1は、上位のネットワークであるコアネットワーク(CN:Core Network)を構成するネットワークノード(上位局)を含む。CNを構成するネットワークノードには、MME(Mobility Management Entity)と、S−GW(Serving‐Gate Way)と、PDN−GW(Packet Data Network‐Gate Way)とが含まれる。このうち、MMEは、着信等を管理するノードである。S−GWは、PDN−GWと基地局との間のスイッチを担うノードである。PDN−GWは、インターネットへの窓口となるノードである。
次に、本実施例に係る無線通信システムによる着信通知方法の説明を行う前に、その前提となる従来の着信通知方法について説明する。従来の着信通知方法では、まず、上位のネットワークでCNを構成する上位局が、着信先の移動局が登録されている位置登録エリアを探索する。そして、上位局は、着信先の移動局を呼び出すための信号であるページング信号を、位置登録エリアに存在する基地局全てに対して送信する。そして、基地局は、ページング信号用のチャネル(以下「ページングチャネル」)を用いてページング信号を受信する。そして、基地局は、ページングチャネルを用いて受信したページング信号を、移動局に対してブロードキャスト転送する。そして、ページング信号を受信した移動局は、ページング信号を受信したことを音声やLEDを用いて外部に通知する。これにより、移動局の所有者は、移動局に対する着信があった旨を確認することができる。
ここで、ページング信号は、上位局によって暗号化されている。このため、ページングチャネルを用いてページング信号を受信した基地局は、通常、ページング信号の解読を行わない。これに対して、本実施例に係る無線通信システムでは、ページング信号の解読を行うことなく、ページング信号を受信した旨を移動局の所有者に通知する。
次に、本実施例に係る無線通信システムによる着信通知方法について説明する。本実施例に係る無線通信システムでは、まず、基地局が、所定エリアに存在する移動局に送信された信号を受信する。そして、基地局は、信号を受信したチャネルに応じて、受信した信号の種別を特定する。例えば、基地局は、信号を受信したチャネルがページングチャネルである場合に、受信した信号の種別をページング信号として特定する。そして、基地局は、特定した信号の種別に基づいて決定されるメッセージを自局の外部に通知する。例えば、基地局は、信号の種別がページング信号である場合に、ページング信号に予め対応付けられたメッセージを外部に通知する。
次に、本実施例に係る無線通信システムによる着信通知方法の具体例について、図1を用いて説明する。図1に示すフェムト基地局100は、着信先の移動局を呼び出すための信号であるページング信号をIP網2を介してコアネットワーク部1から受信する。ページング信号は、呼出信号の一例である。
そして、フェムト基地局100は、受信した信号の種別としてページング信号を特定し、特定したページング信号から着信先の移動局の識別情報であるIMSI(International Mobile Subscriber Identity)を抽出する。IMSIは、識別情報の一例である。
なお、ページング信号からIMSIを抽出する手法としては、例えば、ページング信号の暗号化規則を予めフェムト基地局100に格納しておく手法や、NAS(Non Access Stratum)メッセージ形式をRRC(Radio Resource Control)メッセージ形式に変換する手法などを用いればよい。
そして、フェムト基地局100は、抽出されたIMSIがフェムトセル100aに在圏する移動局11を表す場合に、移動局11に対する着信があった旨を示すメッセージを所定の出力部に出力させる。例えば、フェムト基地局100は、移動局11に対する着信があった旨を示すメッセージを、自身に搭載されたディスプレイに表示出力させる。また、例えば、フェムト基地局100は、移動局11に対する着信があった旨を示すメッセージを、自身に搭載されたスピーカに音声出力させる。
そして、フェムト基地局100は、メッセージが出力されると、受信されたページング信号を移動局11に転送する。
このように、本実施例では、フェムト基地局100が、所定エリアに存在する移動局11に送信された信号を受信する。そして、フェムト基地局100が、信号を受信したチャネルに応じて、受信した信号の種別を特定する。そして、フェムト基地局100が、特定した信号の種別に基づいて決定されるメッセージを自局の外部に通知する。
例えば、フェムト基地局100が、ページング信号からIMSIを抽出し、抽出したIMSIがフェムトセル100aに在圏する移動局11を表す場合に、移動局11に対する着信があった旨を示すメッセージを出力部に出力させる。ここで、ページング信号にはIMSIが含まれることが予め規定されているので、ページング信号からIMSIを抽出する処理の処理負荷は、ページング信号のプロトコルを外部装置が利用するプロトコルに変換する処理よりも小さい。このため、フェムト基地局100は、プロトコルの変換処理を行う従来の技術と比較して、メッセージの出力に伴う処理負荷を削減することができる。また、フェムト基地局100は、プロトコルの変換処理を不要化するので、着信があった旨を示すメッセージを移動局11の所有者に対して早期に提示することができる。結果として、所有者による移動局11の確認が困難である状況でも、処理負荷を低減しつつ移動局11に対する着信を所有者に迅速に気付かせることができる。
なお、以下の説明では、 上述したように、基地局は、在圏する移動局に着信があるときに、メッセージを出力することとして説明するが、基地局が呼び出し信号(ページング信号)の受信を検出し、メッセージを出力することとしても良い。
次に、図1に示したフェムト基地局100の具体的な構成について、図2を用いて説明する。図2は、本実施例におけるフェムト基地局100の構成を示す図である。図2に示すように、フェムト基地局100は、通信I/F(Interface)部101、BB(Base Band)処理部102、送受信機(TRX:Transmitter and Receiver)103及び増幅器(PA:Power Amplifier)104を有する。また、フェムト基地局100は、デュプレクサ(DUP:Duplexer)105、低雑音増幅器(LNA:Low noise amplifier)106、ディスプレイ107、ディスプレイ駆動回路108、スピーカ109及びスピーカ駆動回路110を有する。また、フェムト基地局100は、記憶部120、アプリケーション部130及び編集部140を有する。
通信I/F部101は、IP網2と接続されており、IP網2を介してコアネットワーク部1との間で各種の信号や情報の送受信を行う。例えば、通信I/F部101は、コアネットワーク部1から送信されるページング信号をIP網2を介して受信する。
BB処理部102は、送信信号や受信信号に対してベースバンド処理を行う。例えば、BB処理部102は、アプリケーション部130の後述する呼出信号転送部から入力されたページング信号に対して、符号化処理等のベースバンド処理を行う。TRX103は、送信信号や受信信号に対して各種の送受信処理を行う。例えば、TRX103は、BB処理部102から入力されたページング信号に対して変調処理を行う。PA104は、送信信号を増幅する。DUP105は、PA104から入力される信号をアンテナを介して移動局11へ送信するとともに、アンテナを介して移動局11から受信した信号をLNA106へ出力する。LNA106は、受信信号を低雑音増幅する。
ディスプレイ107は、各種の情報を表示出力する表示装置である。例えば、ディスプレイ107は、移動局11に対する着信があった旨を示すメッセージを文字により表示出力する。ディスプレイ駆動回路108は、ディスプレイ107を駆動する回路である。
スピーカ109は、各種の情報を音声出力する音声出力装置である。例えば、スピーカ109は、移動局11に対する着信があった旨を示すメッセージを音声によりアナウンス出力する。スピーカ駆動回路110は、スピーカ109を駆動する回路である。
記憶部120は、各種情報を記憶する記憶デバイスであり、第1メッセージテーブル121及び第2メッセージテーブル122を有する。第1メッセージテーブル121は、フェムトセル100aに在圏する移動局11のIMSIと移動局11に対する着信の種類との組合せに対応して、当該組合せごとに内容が異なるメッセージを記憶する。
第1メッセージテーブル121の一例を図3に示す。図3に示すように、第1メッセージテーブル121は、IMSI、種類、所有者、メッセージといった項目を有する。「IMSI」は、フェムトセル100aに在圏する移動局11のIMSIを示す。例えば、「3594xxx」は、フェムトセル100aに在圏する移動局11aのIMSIを示し、「3594yyy」は、フェムトセル100aに在圏する移動局11bのIMSIを示す。
「種類」は、IMSIに対応する移動局11に対する着信の種類である。「CS(CS:Circuit Switching)」は、移動局11に対する着信の種類が音声呼及び/又はビデオ呼であることを示す。「PS(PS:Packet Switching)」は、移動局11に対する着信の種類がパケット呼であることを示す。
「所有者」は、IMSIに対応する移動局11の所有者である。例えば、IMSI「3594xxx」が表す移動局11aの所有者は、「ママ」であり、IMSI「3594yyy」が表す移動局11bの所有者は、「子供」である。
「メッセージ」は、IMSIに対応する移動局11に対する着信があった旨を示すメッセージである。例えば、IMSI「3594xxx」が表す移動局11aに対する着信があり、その着信の種類が音声呼「CS」である場合には、移動局11aに対する着信があった旨のメッセージ「ママ着信あり」が出力される。
第2メッセージテーブル122は、緊急性を示す緊急情報に対応して、当該緊急情報の種類ごとに内容が異なるメッセージを記憶する。
第2メッセージテーブル122の一例を図4に示す。図4に示すように、第2メッセージテーブル122は、etws−Indication種別、SIB内容、メッセージといった項目を有する。「etws−Indication種別」は、ページング信号の「etws−Indication」に設定された、ETWS(Earthquake Tsunami Warning System)に関する緊急情報の種別を示す。「SIB内容」は、ページング信号に報知情報として付加されたSIB(System Information Block)に記述された内容を示す。「メッセージ」は、「SIB」に記述された内容を簡素化又は詳細化したメッセージであり、緊急情報の種別ごとに内容が異なるメッセージである。
アプリケーション部130は、呼出信号受信部131、緊急性判定部132、信号特定部133、メッセージ出力制御部134及び呼出信号転送部135を有する。
呼出信号受信部131は、ページング信号をコアネットワーク部1から受信する。具体的には、呼出信号受信部131は、通信I/F部101を介してIP網2を監視し、IP網2を介してコアネットワーク部1から入力される信号を該信号のメッセージタイプ(Message Type)により選別することにより、ページング信号を受信する。呼出信号受信部131は、受信されたページング信号を呼出信号転送部135に通知する。
ここで、ページング信号のフォーマット例について図5を用いて説明する。図5は、ページング信号のフォーマット例を示す図である。図5に示すように、ページング信号は、cmas−Indication、cn−Dmain、etws−Indication、imsi、systemInfoModification及びue−Identityといったフィールドを含む。
このうち、「cn−Dmain」には、移動局に対する着信の種類が設定される。cn−Dmainに「CS」が設定された場合には、移動局に対する着信の種類が音声呼及び/又はビデオ呼であることを示し、「PS」が設定された場合には、移動局に対する着信の種類がパケット呼であることを示す。
また、etws−Indicationには、ETWSに関する緊急情報の種別が設定される。etws−Indicationに「primary notification」が設定された場合には、所定のサーバから提供される地震速報等の報知情報から最低限必要な情報のみを抽出した第1報が緊急情報としてページング信号に付加されたことを示す。etws−Indicationに「secondary notification」が設定された場合には、第1報よりも詳細な情報である第2報が緊急情報としてページング信号に付加されたことを示す。etws−Indicationに「primary notification」及び「secondary notification」が設定された場合には、第1報及び第2報が報知情報としてページング信号に付加されたことを示す。なお、etws−Indicationに「primary notification」又は「secondary notification」のいずれも設定されていない場合には、緊急情報がページング信号に付加されていないことを示す。
また、imsiには、移動局固有の識別情報であるIMSIが設定される。
図2に戻り、緊急性判定部132は、ページング信号に緊急性を示す緊急情報が含まれているか否かを判定する。具体的には、緊急性判定部132は、呼出信号受信部131によって受信されたページング信号のetws−Indicationを監視する。そして、緊急性判定部132は、ページング信号のetws−Indicationに「primary notification」及び/又は「secondary notification」が含まれているか否かを判定する。そして、緊急性判定部132は、etws−Indicationに「primary notification」及び/又は「secondary notification」が含まれる場合に、ページング信号に緊急情報が含まれていると判定する。一方、緊急性判定部132は、etws−Indicationに「primary notification」又は「secondary notification」のいずれも含まれない場合に、ページング信号に緊急情報が含まれていないと判定する。そして、緊急性判定部132は、判定結果を信号特定部133に通知する。
信号特定部133は、ページング信号を受信したチャネルに応じて、受信した信号の種別を特定する。例えば、信号特定部133は、ページング信号用に予め定められた周波数帯域であるページングチャネルから信号を受信した場合に、受信した信号をページング信号と特定する。
信号特定部133は、受信した信号の種別としてページング信号を特定し、特定したページング信号から着信先の移動局の識別情報である着信先識別情報を抽出する。具体的には、信号特定部133は、緊急性判定部132から通知される判定結果を受け付ける。そして、信号特定部133は、ページング信号のetws−Indicationに「primary notification」又は「secondary notification」のいずれも含まれていないことを通知された場合、以下の処理を行う。すなわち、信号特定部133は、ページング信号のimsiから着信先の移動局のIMSIを抽出するとともに、ページング信号のcn−Domainから移動局に対する着信の種類を抽出する。例えば、信号特定部133は、図6に示すように、着信先の移動局のIMSI「3594xxx」とともに、着信先の移動局に対する着信の種類「PS」を抽出する。なお、図6は、本実施例における信号特定部133の処理を説明するための図である。
そして、信号特定部133は、着信先の移動局のIMSIと着信の種類との組合せの情報をメッセージ出力制御部134に通知する。
一方、信号特定部133は、ページング信号のetws−Indicationに「primary notification」及び/又は「secondary notification」が含まれていることを通知された場合、以下の処理を行う。すなわち、信号特定部133は、着信先の移動局のIMSIに代えて、緊急情報をページング信号から抽出する。例えば、信号特定部133は、etws−Indication、第1報及び第2報を緊急情報としてページング信号から抽出する。そして、信号特定部133は、緊急情報をメッセージ出力制御部134に通知する。
メッセージ出力制御部134は、特定した信号の種別に基づいて決定されるメッセージをフェムト基地局100の外部に通知する。メッセージ出力制御部134は、通知部の一例である。
ここで、メッセージ出力制御部134による処理の一例を説明する。メッセージ出力制御部134は、信号特定部133によって抽出された着信先識別情報がフェムトセル100aに在圏する移動局11を表す場合に、移動局11に対する着信があった旨を示すメッセージをディスプレイ107及び/又はスピーカ109に出力させる制御を行なう。具体的には、メッセージ出力制御部134は、信号特定部133から通知される着信先の移動局のIMSIと着信の種類との組合せを受け付けると、第1メッセージテーブル121を参照する。そして、メッセージ出力制御部134は、着信先の移動局のIMSIが第1メッセージテーブル121に記憶された移動局11のIMSIと一致する場合に、以下の処理を行う。
すなわち、メッセージ出力制御部134は、第1メッセージテーブル121に記憶されたメッセージの中から、着信先の移動局のIMSIと着信の種類との組合せに対応するメッセージを取得する。そして、メッセージ出力制御部134は、取得したメッセージを、ディスプレイ駆動回路108を介してディスプレイ107に表示出力させるとともに、スピーカ駆動回路110を介してスピーカ109に音声出力させる。
例えば、メッセージ出力制御部134は、信号特定部133から着信先の移動局のIMSI「3594xxx」と着信の種類「PS」との組合せを受け付けると、図3に示した第1メッセージテーブル121を参照する。この場合には、メッセージ出力制御部134は、着信先の移動局のIMSI「3594xxx」が第1メッセージテーブル121に記憶された移動局11のIMSIと一致するので、以下の処理を行う。すなわち、メッセージ出力制御部134は、着信先の移動局のIMSI「3594xxx」と着信の種類「PS」との組合せに対応するメッセージ「ママ、メールあったよ」を取得してディスプレイ107及び/又はスピーカ109に出力させる。
また、メッセージ出力制御部134は、信号特定部133から通知される緊急情報を受け付けると、第2メッセージテーブル122を参照する。そして、メッセージ出力制御部134は、第2メッセージテーブル122に記憶されたメッセージの中から、信号特定部133から通知された緊急情報に対応するメッセージを取得する。そして、メッセージ出力制御部134は、取得したメッセージを、ディスプレイ駆動回路108を介してディスプレイ107に表示出力させるとともに、スピーカ駆動回路110を介してスピーカ109に音声出力させる。
例えば、メッセージ出力制御部134は、信号特定部133からetws−Indication「primary notification」及び第1報「地震」を緊急情報として受け付けると、図4に示した第2メッセージテーブル122を参照する。この場合には、メッセージ出力制御部134は、etws−Indication「primary notification」及び第1報「地震」に対応するメッセージ「地震が発生」を取得してディスプレイ107及び/又はスピーカ109に出力させる。
また、メッセージ出力制御部134は、ディスプレイ107及び/又はスピーカ109に出力されるメッセージを、フェムト基地局100と通信可能な他の装置にも出力させる。例えば、メッセージ出力制御部134は、ディスプレイ107及び/又はスピーカ109に出力されるメッセージを、フェムト基地局100と有線又は無線で接続された子機等の装置に出力させる。
呼出信号転送部135は、メッセージ出力制御部134によってメッセージが出力されると、呼出信号受信部131によって受信されたページング信号を移動局11に転送する。具体的には、呼出信号転送部135は、BB処理部102、TRX103、PA104、DUP105を介してページング信号を移動局11に転送する。呼出信号転送部135は、転送部の一例である。
編集部140は、第1メッセージテーブル121又は第2メッセージテーブル122に記憶されたメッセージの内容を編集する。具体的には、編集部140は、第1メッセージテーブル121又は第2メッセージテーブル122に記憶された情報を編集する操作を受け付けるための画面等を所定の表示部に表示する。そして、編集部140は、かかる画面上において、編集内容を受け付け、受け付けた編集内容に基づいて、第1メッセージテーブル121又は第2メッセージテーブル122に記憶されたメッセージの内容を編集する。これにより、メッセージの内容を所望の内容に変更することができる。
また、本実施例における移動局11は、RF(Radio Frequency)部等の受信部を備えている。この受信部は、フェムト基地局100によって転送されるページング信号やその他の情報を受信する。
なお、上述したアプリケーション部130の呼出信号受信部131、緊急性判定部132、信号特定部133、メッセージ出力制御部134及び呼出信号転送部135、並びに、編集部140は、例えば、集積回路又は電子回路である。集積回路は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等である。電子回路は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等である。
また、上述した記憶部120の第1メッセージテーブル121及び第2メッセージテーブル122は、例えば、半導体メモリ素子又は記憶装置である。半導体メモリ素子は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等である。記憶装置は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、光ディスク等である。
次に、本実施例に係る無線通信システムの処理手順について、図7を用いて説明する。図7は、本実施例に係る無線通信システムの処理手順を示すシーケンス図である。
図7に示すように、コアネットワーク部1のPDN−GW1cは、インターネットを介してパケットデータを取得すると(ステップS11)、取得したパケットデータをS−GW1bに転送する(ステップS12)。パケットデータを受信したS−GW1bは、受信したパケットデータの内容を示すDownlink Data Notification信号をMME1aに送信する(ステップS13)。Downlink Data Notificaion信号を受信したMME1aは、Downlink Data Notification Ack信号をS−GW1bに返信する(ステップS14)。
また、Downlink Data Notificaion信号を受信したMME1aは、ページング信号をフェムト基地局100に送信する(ステップS15)。ここで、MME1aによって送信されたページング信号には、着信先の移動局のIMSIとして移動局11のIMSIが含まれているものとする。また、MME1aによって送信されたページング信号には、着信の種類としてパケット呼(PS)が含まれているものとする。
ページング信号を受信したフェムト基地局100は、メッセージ出力処理を実行する(ステップS16)。このメッセージ出力処理は、図8におけるステップS31〜S38までの処理であり、後述する。
移動局11は、フェムト基地局100から転送されるページング信号を受信する(ステップS17)。ページング信号を受信した移動局11は、RRC Connection Request信号をフェムト基地局100に送信する(ステップS18)。RRC Connection Request信号を受信したフェムト基地局100は、RRC Connnection Setup信号を移動局11に送信する(ステップS19)。RRC Connnection Setup信号を受信した移動局11は、RRC Connection Setup Complete信号をフェムト基地局100に返信する(ステップS20)。RRC Connection Setup Complete信号を受信したフェムト基地局100は、Initial UE Message信号をMME1aに送信する(ステップS21)。
Initial UE Message信号を受信したMME1aは、Initial Context Setup Request信号をフェムト基地局100に送信する(ステップS22)。Initial Context Setup Request信号を受信したフェムト基地局100は、Security Mode Command信号を移動局11に送信する(ステップS23)。また、Initial Context Setup Request信号を受信したフェムト基地局100は、RRC Connection Reconfiguration信号を移動局11に送信する(ステップS24)。
Security Mode Command信号及びRRC Connection Reconfiguration信号を受信した移動局11は、Security Mode Complete信号をフェムト基地局100に返信する(ステップS25)。また、移動局11は、RRC Connection Reconfiguration Complete信号をフェムト基地局100に返信する(ステップS26)。RRC Connection Reconfiguration Complete信号を受信したフェムト基地局100は、Initial Context Setup Response信号をMME1aに送信する(ステップS27)。
Initial Context Setup Response信号を受信したMME1aは、Modify Bearer Request信号をS−GW1bに送信する(ステップS28)。Modify Bearer Request信号を受信したS−GW1bは、Modify Bearer Response信号をMME1aに返信する(ステップS29)。そして、S−GW1bは、PDN−GW1cから受信したパケットデータを、MME1a及びフェムト基地局100を介して移動局11に送信する(ステップS30)。
続いて、ステップS16におけるメッセージ出力処理について、図8を参照して具体的に説明する。図8は、本実施例におけるフェムト基地局100によるメッセージ出力処理の処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、呼出信号受信部131によってページング信号が受信されると(ステップS31;Yes)、緊急性判定部132は、受信されたページング信号に緊急情報が含まれているか否かを判定する。すなわち、緊急性判定部132は、ページング信号のetws−Indicationに「primary notification」及び/又は「secondary notification」が含まれているか否かを判定する(ステップS32)。
そして、信号特定部133は、etws−Indicationに「primary notification」又は「secondary notification」のいずれも含まれていない場合に(ステップS32;No)、以下の処理を行う。すなわち、信号特定部133は、ページング信号のimsiから着信先の移動局のIMSIを抽出するとともに、ページング信号のcn−Domainから移動局に対する着信の種類を抽出する(ステップS33)。
そして、メッセージ出力制御部134は、信号特定部133から通知される着信先のIMSIと着信の種類との組合せを受け付けると、第1メッセージテーブル121を参照して、対応するメッセージを取得し(ステップS34)、ステップS37に移行する。
一方、信号特定部133は、etws−Indicationに「primary notification」及び/又は「secondary notification」が含まれている場合に(ステップS32;Yes)、以下の処理を行う。すなわち、信号特定部133は、着信先の移動局のIMSIに代えて、緊急情報をページング信号から抽出する(ステップS35)。
そして、メッセージ出力制御部134は、信号特定部133から通知される緊急情報を受け付けると、第2メッセージテーブル122を参照して、対応するメッセージを取得し(ステップS36)、ステップS37に移行する。
ステップS37では、メッセージ出力制御部134は、ステップS34又はステップS36において取得したメッセージを、ディスプレイ107に表示出力させるとともに、スピーカ109に音声出力させる(ステップS37)。そして、呼出信号転送部135は、呼出信号受信部131によって受信されたページング信号を移動局11に転送する(ステップS38)。
上述してきたように、本実施例のフェムト基地局100は、ページング信号からIMSIを抽出し、抽出したIMSIがフェムトセル100aに在圏する移動局11を表す場合に、移動局11に対する着信があった旨を示すメッセージを出力部に出力させる。ここで、ページング信号にはIMSIが含まれることが予め規定されているので、ページング信号からIMSIを抽出する処理の処理負荷は、ページング信号のプロトコルを外部装置が利用するプロトコルに変換する処理よりも小さい。このため、フェムト基地局100は、プロトコルの変換処理を行う従来の技術と比較して、メッセージの出力に伴う処理負荷を削減することができる。また、フェムト基地局100は、プロトコルの変換処理を不要化するので、着信があった旨を示すメッセージを移動局11の所有者に対して早期に提示することができる。結果として、本実施例のフェムト基地局100は、所有者による移動局11の確認が困難である状況でも、処理負荷を低減しつつ移動局11に対する着信を所有者に迅速に気付かせることができる。さらに、フェムト基地局100は、プロトコルの変換処理を不要化するので、プロトコルの変換処理を行う回路の分だけ回路規模の増大を抑えることができ、製造コストを削減することもできる。
また、本実施例のフェムト基地局100は、着信先の移動局のIMSIとともに、着信先の移動局に対する着信の種類をページング信号から抽出する。そして、フェムト基地局100は、着信先の移動局のIMSIがフェムトセル100aに在圏する移動局11のIMSIと一致する場合に、着信先の移動局のIMSIと着信の種類との組合せごとに内容が異なるメッセージを出力部に出力させる。このため、フェムト基地局100は、移動局11に対する着信の種類が音声及び/又はビデオ呼であるのか、又は、パケット呼であるのかを所有者に識別させることができる。
また、本実施例のフェムト基地局100は、ページング信号に緊急情報が含まれている場合に、着信先の移動局のIMSIに代えて、緊急情報をページング信号から抽出する。そして、フェムト基地局100は、緊急情報の種類ごとに内容が異なるメッセージを出力部に出力させる。このため、フェムト基地局100は、ETWSに関する緊急情報を表示する機能をサポートしていない移動局の所有者に対して、緊急情報を報知することができる。
また、本実施例のフェムト基地局100は、第1メッセージテーブル121又は第2メッセージテーブル122に記憶されたメッセージの内容を編集することも可能である。このため、フェムト基地局100は、メッセージの内容を所望の内容に変更可能である。
また、本実施例のフェムト基地局100は、ディスプレイ107及び/又はスピーカ109に出力されるメッセージを、フェムト基地局100と通信可能な他の装置にも出力させる。このため、フェムト基地局100は、移動局11の所有者がメッセージを認識する可能性を高めることができ、移動局11に対する着信を所有者に迅速に気付かせることができる。
1 コアネットワーク部
2 IP網
11、11a〜11c 移動局
100 フェムト基地局
100a フェムトセル
101 通信I/F部
102 BB処理部
103 TRX
104 PA
105 DUP
106 LNA
107 ディスプレイ
108 ディスプレイ駆動回路
109 スピーカ
110 スピーカ駆動回路
120 記憶部
121 第1メッセージテーブル
122 第2メッセージテーブル
130 アプリケーション部
131 呼出信号受信部
132 緊急性判定部
133 信号特定部
134 メッセージ出力制御部
135 呼出信号転送部
140 編集部

Claims (8)

  1. 所定エリアに存在する移動局宛ての信号を受信する受信部と、
    前記受信した信号の種別を特定し、前記受信した信号が前記移動局を呼び出すための呼出信号であると特定された場合、前記呼出信号から着信先の前記移動局の識別情報である着信先識別情報を抽出する特定部と、
    前記特定部によって抽出された前記着信先識別情報が自局のセルに在圏する移動局である在圏移動局を表す場合に、該在圏移動局に対する着信があった旨を示すメッセージを所定の出力部に出力させる通知部と
    緊急性を示す緊急情報に対応して、当該緊急情報の種類ごとに内容が異なるメッセージを記憶する第2メッセージ記憶部と、
    前記受信部が前記信号として前記呼出信号を受信した場合に、前記呼出信号に前記緊急情報が含まれているか否かを判定する緊急性判定部と
    を備え
    前記特定部は、前記緊急性判定部によって前記呼出信号に前記緊急情報が含まれていると判定された場合に、前記着信先識別情報に代えて、前記緊急情報を前記呼出信号から抽出し、
    前記通知部は、前記第2メッセージ記憶部に記憶された前記メッセージの中から、前記特定部によって抽出された前記緊急情報に対応する前記メッセージを取得して前記出力部に出力させることを特徴とする基地局。
  2. 前記通知部によって前記メッセージが出力されると、前記受信部によって受信された前記信号を前記移動局に転送する転送部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 前記在圏移動局の識別情報と前記在圏移動局に対する着信の種類との組合せに対応して、当該組合せごとに内容が異なる前記メッセージを記憶する第1メッセージ記憶部をさらに備え、
    前記特定部は、前記緊急性判定部によって前記呼出信号に前記緊急情報が含まれていないと判定された場合に、前記着信先識別情報とともに、着信先の前記移動局に対する着信の種類を前記呼出信号から抽出し、
    前記通知部は、前記着信先識別情報が前記第1メッセージ記憶部に記憶された前記在圏移動局の識別情報と一致する場合に、前記第1メッセージ記憶部に記憶された前記メッセージの中から前記着信先識別情報と前記着信の種類との組合せに対応する前記メッセージを取得して前記出力部に出力させることを特徴とする請求項1又は2に記載の基地局。
  4. 前記第1メッセージ記憶部又は前記第2メッセージ記憶部に記憶されたメッセージの内容を編集する編集部をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は3に記載の基地局。
  5. 前記通知部は、前記出力部に出力されるメッセージを当該基地局と通信可能な他の装置にも出力させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の基地局。
  6. 前記呼出信号は、ページング(Paging)信号であり、前記識別情報は、前記ページング信号に含まれる、移動局固有のIMSI(International Mobile Subscriber Identity)であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の基地局。
  7. 基地局と移動局とを含む無線通信システムであって、
    前記基地局は、
    所定エリアに存在する前記移動局宛ての信号を受信する受信部と、
    前記受信した信号の種別を特定し、前記受信した信号が前記移動局を呼び出すための呼出信号であると特定された場合、前記呼出信号から着信先の前記移動局の識別情報である着信先識別情報を抽出する特定部と、
    前記特定部によって抽出された前記着信先識別情報が自局のセルに在圏する移動局である在圏移動局を表す場合に、該在圏移動局に対する着信があった旨を示すメッセージを所定の出力部に出力させる通知部と、
    前記通知部によって前記メッセージが出力されると、前記受信部によって受信された前記呼出信号を前記在圏移動局に転送する転送部と
    緊急性を示す緊急情報に対応して、当該緊急情報の種類ごとに内容が異なるメッセージを記憶する第2メッセージ記憶部と、
    前記受信部が前記信号として前記呼出信号を受信した場合に、前記呼出信号に前記緊急情報が含まれているか否かを判定する緊急性判定部と
    を備え、
    前記移動局は、
    前記基地局によって転送される前記呼出信号を受信する受信部を備え
    前記特定部は、前記緊急性判定部によって前記呼出信号に前記緊急情報が含まれていると判定された場合に、前記着信先識別情報に代えて、前記緊急情報を前記呼出信号から抽出し、
    前記通知部は、前記第2メッセージ記憶部に記憶された前記メッセージの中から、前記特定部によって抽出された前記緊急情報に対応する前記メッセージを取得して前記出力部に出力させることを特徴とする無線通信システム。
  8. 緊急性を示す緊急情報に対応して、当該緊急情報の種類ごとに内容が異なるメッセージを記憶する記憶部を備える基地局により実行される基地局制御方法であって、
    所定エリアに存在する移動局宛ての信号を受信し、
    前記受信した信号の種別を特定し、前記受信した信号が前記移動局を呼び出すための呼出信号であると特定された場合、前記呼出信号から着信先の前記移動局の識別情報である着信先識別情報を抽出し、
    前記抽出された前記着信先識別情報が自局のセルに在圏する移動局である在圏移動局を表す場合に、該在圏移動局に対する着信があった旨を示すメッセージを所定の出力部に出力させ、
    前記信号として前記呼出信号が受信された場合に、前記呼出信号に前記緊急情報が含まれているか否かを判定する
    処理を含み、
    前記着信先識別情報を抽出する処理は、前記呼出信号に前記緊急情報が含まれていると判定された場合に、前記着信先識別情報に代えて、前記緊急情報を前記呼出信号から抽出し、
    前記メッセージを出力させる処理は、前記第2メッセージ記憶部に記憶された前記メッセージの中から、前記抽出された前記緊急情報に対応する前記メッセージを取得して前記出力部に出力させることを特徴とする基地局制御方法。
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