JP5914126B2 - 情報同期装置、記録媒体、および情報同期方法 - Google Patents

情報同期装置、記録媒体、および情報同期方法 Download PDF

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本発明は、コンテンツと、コンテンツが表示装置に表示された現場の状況を示す映像および音声の少なくとも一方を含む収録情報とを、コンテンツをそのまま利用しつつ同期再生させる情報同期装置、記録媒体、および情報同期方法に関する。
従来から、ネットワークを通じて複数の生徒用端末と講師用端末とを接続して、授業用デジタル教材等のコンテンツを用いた授業を行うシステムが提案されている。このようなシステムでは、授業に欠席した生徒や遠隔地の生徒に対して授業中の映像および音声を提供することにより授業を再現し、授業内容(コンテンツ)に対する生徒の理解度を高めたいとの要望が強い。また、授業中の映像および音声を再生する際に使用しているコンテンツの再生を同期することにより、授業中のカメラ映像に写り込むコンテンツを視聴するよりも視認性を高めたいとの要望もある。このような技術が、特許文献1、2に開示されている。
特許文献1の情報同期装置は、コンピュータが、プレゼンテーション情報を表示部から出力するとともに出力時間情報を表示情報に変換して該プレゼンテーション情報とともに出力し、操作内容をメタ情報として取得して、プレゼンテーション情報をその出力時間情報とメタ情報に関連付けてメモリに記憶する。コンピュータは、このプレゼンテーション状況を映像装置で収録した収録情報を取り込んで、該収録情報に収録されている出力時間表示情報を解析してプレゼンテーション情報の出力時間を取得し、メモリのプレゼンテーション情報の出力時間と収録情報の出力時間とを同期させている。
特許文献2の記録再生装置は、表示装置と講師用端末機及び音声データと映像データ及び表示装置の表示画面の座標を取得する関連装置と接続可能である。上記記録再生装置は、各種のデータを格納する記憶装置と、時間データを出力するカウンタ部と、遠隔操作装置と、制御装置とを含む。制御装置は、表示装置で表示されるソース映像データをカウンタ部で出力される時間データとともに記憶装置に格納するとともに、予め設定される関連装置の動作設定に基づいて、これら関連装置が取得するデータをカウンタ部で出力される時間データとともに記憶装置に格納し、遠隔操作装置の再生操作に基づいて、ソース映像データと前記データを時間データで同期させて再生する。
特開2010−199760号公報(2010年9月 9日公開) 特開2011− 77748号公報(2011年4月14日公開)
しかしながら、特許文献1の情報同期装置および特許文献2の記録再生装置には次のような問題がある。
具体的には、特許文献1の情報同期装置および特許文献2の記録再生装置では、コンテンツおよび授業中の映像および音声などの関連データを同期して再生するためには、コンテンツ情報を時間情報と共に改めて動画ファイルとして記録する必要がある。また、映像等を収録した後にコンテンツを修正する場合には、コンテンツの一部または全部の削除のみが可能であって、コンテンツの追加および差し替えは困難である。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、コンテンツと、コンテンツが表示装置に表示された現場の状況を示す映像および音声の少なくとも一方を含む収録情報とを、コンテンツをそのまま利用しつつ同期再生させることが可能な情報同期装置、記録媒体、および情報同期方法を提供することにある。
本発明に係る情報同期装置は、上記の課題を解決するために、コンテンツが表示装置に表示された現場の状況を示す映像および音声の少なくとも一方を含む収録情報を取得する収録情報取得手段と、上記収録情報取得手段によって取得された収録情報と上記コンテンツとを同期させて再生するための同期情報を生成する同期情報生成手段と、上記同期情報生成手段が生成した同期情報を、上記コンテンツとは独立に記録媒体に記録する記録手段と、を備えることを特徴としている。
本発明に係る情報同期方法は、上記の課題を解決するために、コンテンツが表示装置に表示された現場の状況を示す映像および音声の少なくとも一方を含む収録情報を取得する収録情報取得ステップと、上記収録情報取得ステップにて取得された収録情報と上記コンテンツとを同期させて再生するための同期情報を生成する同期情報生成ステップと、上記同期情報生成ステップにて生成された同期情報を、上記コンテンツとは独立に記録媒体に記録する記録ステップと、を含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係る情報同期装置では、上記同期情報は上記コンテンツとは独立に記録され、上記コンテンツおよび上記収録情報の一部に同期情報を組み込んだ新たな情報は生成、記録されない。そのため、上記コンテンツと上記収録情報とが同期する際に、コンテンツはそのまま利用される。
従って、本発明に係る情報同期装置(方法)は、同期情報をコンテンツに組み込む必要があった従来の技術では困難であった、コンテンツの追加、差し替えといった操作が可能となる。さらに、本発明に係る情報同期装置(方法)は、上記の構成を備えることで、コンテンツを最新情報に適宜更新することができるため、コンテンツを最新情報に更新できなかった従来の情報同期装置に比べて利便性を高めることができる。
本発明に係る記録媒体は、上記の課題を解決するために、記録媒体であって、再生専用領域および記録可能領域を備えており、上記再生専用領域および上記記録可能領域の少なくとも一方には、表示装置に表示されるコンテンツが記録されており、上記記録可能領域には、上記コンテンツが表示装置に表示された現場の状況の映像および音声の少なくとも一方を示す収録情報と上記コンテンツとを同期させて再生するための同期情報が、上記コンテンツとは独立に記録されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、上記記録媒体を用いることで、コンテンツと、コンテンツが表示装置に表示された現場の状況を示す映像および音声の少なくとも一方を含む収録情報とを、コンテンツをそのまま利用しつつ同期再生させることが可能となる。それにより、同期情報をコンテンツに組み込む必要があった従来の技術では困難であった、コンテンツの追加、差し替えといった操作が可能となる。
さらに、上記コンテンツおよび上記収録情報が記録された上記記録媒体を、安価かつ大量に配布することが可能となる。加えて、上記コンテンツおよび上記収録情報が記録媒体を介して持ち運び可能となるため、取り扱いの利便性を高めることもできる。
また、本発明に係る情報同期装置では、上記収録情報取得手段が取得する上記収録情報には、さらに、上記表示装置の表示画面においてポインタが指示するポインタ情報および上記表示画面に入力される入力情報の少なくとも一方が含まれる構成であってもよい。
例えば上記コンテンツがプレゼンテーション資料などである場合、表示装置に表示されているコンテンツに対して講師がポインタを用いてコンテンツの内容を説明することがある。また、表示画面がタッチパネル式であって文字、記号などの入力情報を入力可能な場合には、コンテンツの内容を説明するために、講師がコメント等を表示画面に入力することがある。
そこで、本発明に係る情報同期装置は、上記の構成を備えることにより、上記コンテンツと上記収録情報とを同期させたときに、コンテンツにポインタや入力情報を同期させることができ、それによりユーザのコンテンツに対する理解をさらに深めることができる。
また、本発明に係る情報同期装置では、上記記録媒体は、再生専用領域および記録可能領域を有し、上記コンテンツは、上記再生専用領域および上記記録可能領域の少なくとも一方に記録されており、上記記録手段は、上記収録情報および上記同期情報を上記記録媒体の上記記録可能領域に記録する構成であってもよい。
上記の構成によれば、上記コンテンツおよび上記収録情報が記録された上記記録媒体を、安価かつ大量に配布することが可能となる。さらに、上記コンテンツおよび上記収録情報が記録媒体を介して持ち運び可能となるため、取り扱いの利便性やポータビリティーを高めることもできる。
また、本発明に係る情報同期装置では、上記コンテンツおよび上記収録情報の少なくとも1つを変更する変更手段をさらに備える構成であってよい。
上記変更手段は、上記の構成を備えることにより、上記コンテンツおよび上記収録情の少なくとも1つを事後的に変更することができ、これにより、変更対象となる情報を常に最新に維持することが可能となる。
また、本発明に係る情報同期装置では、時間を計時する計時手段をさらに備え、上記同期情報は、上記計時手段によって計時される時間情報を含み、上記同期情報において、上記コンテンツおよび上記収録情報の再生タイミングが上記時間情報に基づいて規定されている構成であってもよい。
上記の構成によれば、上記コンテンツおよび上記収録情報の再生タイミングが上記時間情報に基づいて規定されるため、上記コンテンツおよび上記収録情報の再生タイミングを正確に同期させることができる。
また、本発明に係る情報同期装置は、上記コンテンツ、上記収録情報、および上記時間情報のうち少なくとも1つを変更する変更手段をさらに備える構成であってもよい。
上記変更手段は、上記の構成を備えることにより、上記コンテンツ、上記収録情報、および上記時間情報のうち少なくとも1つを事後的に変更することができ、これにより、変更対象となる情報を常に最新に維持することが可能となる。
また、本発明に係る情報同期装置は、上記同期情報に基づいて、上記コンテンツと上記収録情報とを同期させて再生する第1同期再生手段をさらに備える構成であってもよい。
上記の構成によれば、コンテンツが表示装置に表示されたときの現場の状況が容易に再現されるため、上記コンテンツに対するユーザの理解をさらに高めることができる。
上記同期情報に基づいて、上記収録情報に含まれる上記ポインタ情報および上記入力情報の少なくとも一方を上記コンテンツに重ね合わせて再生する第2同期再生手段をさらに備える構成であってもよい。
上記の構成によれば、第2同期再生手段は、現場にいれば実際に確認することができた上記ポインタ情報および上記入力情報の少なくとも一方をコンテンツに重ね合わせて再生する。これにより、上記第2同期再生手段は、例えば病気等で授業を欠席した聴衆(生徒)がコンテンツを再生するときに、当該コンテンツに重なり合ったポインタ情報および上記入力情報の少なくとも一方を聴衆に確認させることができ、コンテンツに対する聴衆の理解をさらに深めることができる。
また、本発明に係る情報同期装置は、上記コンテンツと同期させる上記収録情報が複数存在する場合、複数の上記収録情報から所望の収録情報を選択する指示をユーザから受け付ける入力手段をさらに備える構成であってもよい。
上記の構成によれば、入力手段が受け付けたユーザの指示に基づいて、複数の上記収録情報から所望の収録情報が選択され、その結果、ユーザの所望する収録情報が上記コンテンツに同期される。これにより、例えば、現場の状況が複数の映像により収録されているときに、表示装置の表示画面や、聴衆の様子などを複数のアングルで確認され、現場の臨場感を通して、コンテンツへの理解をさらに深めることができる。
本発明に係る情報同期装置は、以上のように、
コンテンツが表示装置に表示された現場の状況を示す映像および音声の少なくとも一方を含む収録情報を取得する収録情報取得手段と、
上記収録情報取得手段によって取得された収録情報と上記コンテンツとを同期させて再生するための同期情報を生成する同期情報生成手段と、
上記同期情報生成手段が生成した同期情報を、上記コンテンツとは独立に記録媒体に記録する記録手段と、を備えるという構成である。
また、本発明に係る情報同期方法は、以上のように、
コンテンツが表示装置に表示された現場の状況を示す映像および音声の少なくとも一方を含む収録情報を取得する収録情報取得ステップと、
上記収録情報取得ステップにて取得された収録情報と上記コンテンツとを同期させて再生するための同期情報を生成する同期情報生成ステップと、
上記同期情報生成ステップにて生成された同期情報を、上記コンテンツとは独立に記録媒体に記録する記録ステップと、を含む構成である。
本発明に係る記録媒体は、以上のように、
再生専用領域および記録可能領域を備えており、
上記再生専用領域および上記記録可能領域の少なくとも一方には、表示装置に表示されるコンテンツが記録されており、
上記記録可能領域には、上記コンテンツが表示装置に表示された現場の状況の映像および音声の少なくとも一方を示す収録情報と上記コンテンツとを同期させて再生するための同期情報が、上記コンテンツとは独立に記録されている構成である。
それゆえ、コンテンツと、コンテンツが表示装置に表示された現場の状況を示す映像または音声を含む収録情報とを、コンテンツをそのまま利用しつつ同期再生させることが可能な情報同期装置、記録媒体、および情報同期方法を提供することができる。
本実施の形態に係る情報同期装置の構成図である。 本実施の形態に係る同期再生システムの概略図である。 同期情報の一例を説明するための図である。 テーブルが変更される一例を説明するための図である。 記録媒体の各記録層の概略構成を説明するための図である。
以下、図面を参照しつつ、本実施の形態に係る情報同期装置10等について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付している。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
〔同期再生システム1の基本構成〕
以下、本実施形態に係る同期再生システム1を図2により説明する。図2は、同期再生システム1の概略図である。
同期再生システム1は、情報同期装置10と、情報同期装置10を遠隔操作できるリモコン50と、プレゼンテーション資料などのコンテンツを表示するモニタ部30と、講師2が操作する講師用端末機(パーソナルコンピュータ)31と、講師2や聴衆3の音声を記録するマイク部(収録情報取得手段)32と、講師2が使用するポインタ33と、このポインタ33が指示する座標を検知する検知カメラ部(収録情報取得手段)41と、コンテンツや講師2などの音声を発するスピーカ部34と、コンテンツがモニタ部30に表示された現場の状況(コンテンツ、講師2、聴衆3、授業風景など)を撮影する撮像部(収録情報取得手段)35とを含む。
情報同期装置10は、デジタル放送やBS放送などの図示しない放送チューナを備えて放送コンテンツを取得することができる。また、インターネット4を介して各種のサイトに接続して、これらのサイトが提供するコンテンツを取得することができる。また、授業を受講できなかった聴衆、遠隔地に所在する聴衆、病欠した聴衆等のために、授業に用いたプレゼンテーション資料や授業の風景等をネット回線を通じて配信することができる。
情報同期装置10は、図示しない大容量の内部記憶部や、DVD、BD(Blu−Ray;登録商標)などの外部記録媒体部などの記録媒体に取得情報を格納するとともに、記録媒体に格納した情報を変更(編集)することもできる。情報同期装置10の操作は、リモコン50や講師用端末機31を介して操作指示することができる。
本実施形態では、情報同期装置10に接続されるモニタ部30に各種のコンテンツを表示することができる。また、本実施形態では、モニタ部30に代えて、検知カメラ部41と一体化されるプロジェクタ40を介してスクリーン5に各種のコンテンツを投影することができる。
講師用端末機31は、一般的なパーソナルコンピュータで構成することができる。この講師用端末機31は、図示しないマウスなどの入力機を介して図示しない表示部にコンテンツをモニタしながらプレゼンテーションを進めることができる。さらに、本実施形態では、情報同期装置10が取得した情報(コンテンツ)をモニタ部30に表示することができる。また、講師用端末機31に設けられる図示しない外部記録媒体からコンテンツを取得して、このコンテンツをモニタ部30に表示することができる。
本実施形態では、講師2の音声を取得する第1マイク部32aや、聴衆の反応あるいは質疑応答を受けるための第2マイク部32bなど、複数のマイク部32を情報同期装置10に接続することができる。これらのマイク部32で取得される音声は、スピーカ部34で拡声することができる。さらに、撮像部35もまた、講師2を撮影するカメラや聴衆3を撮影するカメラなど複数の撮像部35を用いることができ、かつ、それら1または複数の撮像部35を情報同期装置10に接続することができる。マイク部32で記録した音声(音声データ)、撮像部35で撮像した映像(映像データ)は、情報同期装置10に送信される。
本実施形態では、赤外線レーザを使用したポインタ33を用いることができる。このポインタ33で指示された座標は、赤外線フイルタを備えた検知カメラ部41で検知され、その位置座標は情報同期装置10を介して記録媒体に記録される。ポインタの位置は、その位置座標から特定される。
モニタ部30は、タッチパネル37を備えてよい。タッチパネル37では、表示画面に埋め込まれた、予め設定された指示操作を行うことができるとともに、タッチされた位置座標は、情報同期装置10を介して記録媒体に記録される。タッチパネル37にタッチされた位置、およびタッチパネル37に入力された入力情報(以下、板書情報と称する場合もある)は、その位置座標から特定される。
なお、ポインタ33で指示された位置座標、およびタッチパネルにおいて指示された位置座標の特定方法は、従来の方法で行われてよいため、ここでの説明は省略する。
また、本実施形態に係る同期再生システム1では、モニタ部30やスクリーン5を聴衆3の前に設置し、この聴衆3の後方にはプロジェクタ40を設置し、演壇に立つ講師2が講師用端末機31やポインタ33を操作しながら大型のモニタ部30やスクリーン5に表示されるコンテンツを参照しながらプレゼンテーションを行うことができる。
〔情報同期装置10について〕
次に、情報同期装置10を図1により説明する。図1は、情報同期装置10の構成図である。
〔情報同期装置10の概要〕
理解の容易のため、まず情報同期装置10の動作の概要を説明する。
まず、マイク部32や撮像部35等の収録情報取得部11が、プレゼンテーション資料等のコンテンツがモニタ部30やスクリーン5に表示される現場の状況を示す映像および音声の少なくとも一方を含む収録情報を取得する。そして、同期情報生成部(同期情報生成手段)12が、収録情報とコンテンツとを同期させて再生するための同期情報を、収録情報が生成された時刻とコンテンツが表示された時刻とを用いて生成する。なお、これらの時刻は、計時部(計時手段)13によって計時される。そして、記録部(記録手段)17が、同期情報生成部12によって生成された同期情報を、コンテンツとは独立に記録媒体100に記録する。なお、記録媒体100の替わりに、情報同期装置10に内蔵された図示しない記録媒体が用いられてもよい。また、収録情報も同期情報とは独立に記録されてもよく、同期情報の編集がより行いやすくなる。
上記の構成によれば、同期情報はコンテンツとは独立に記録されるため、コンテンツ一部に同期情報を組み込んだ新たな情報を改めて生成する必要はない。したがって、コンテンツと収録情報とを同期させるうえで、コンテンツをそのまま利用することができる。
これにより、情報同期装置10は、同期情報をコンテンツに組み込む必要があった従来の技術では困難であった、コンテンツの追加、差し替えといった操作が可能となる。そして、情報同期装置10は、コンテンツを最新情報に適宜更新することができるため、コンテンツを最新情報に更新できなかった従来の情報同期装置に比べて、その利便性を大幅に高めることができる。
なお、同期再生される映像および/または音声は、授業を受講できなかった聴衆、遠隔地に所在する聴衆、病欠した聴衆等に配信して、その配信先で表示(出力)されてよい。
〔情報同期装置10の基本構成〕
以下、情報同期装置10の構成を図1により説明する。図1は、情報同期装置10の構成図である。なお、図2を参照して説明した内容は、その説明を省略する。
図示するように、情報同期装置10は、収録情報取得部11、同期情報生成部12、計時部13、モニタ14、入力部(入力手段)15、情報変更部(変更手段)16、記録部17、同期再生部18、および、通信部19を備える。
収録情報取得部11は、マイク部32、撮像部35、および、検知カメラ部41を含み、プレゼンテーション資料等のコンテンツがモニタ部30やスクリーン5に表示された現場の状況を示す映像および/または音声を含む収録情報を取得する。そして、収録情報取得部11は、取得した収録情報を同期情報生成部12に出力する。なお、マイク部32や撮像部35等は複数存在してよく、その場合、複数のマイク部32や撮像部35等から同期情報生成部12に対して収録情報が出力される。また、撮像部35が存在しない構成であってもよく、現場の状況を示す情報として音声のみを収録することでもプレゼンテーション資料等のコンテンツと同期させて再生することにより授業の再現を行うことができ、より簡素な構成で収録情報の記憶容量も少なくて済む。
同期情報生成部12は、収録情報取得部11から収録情報および収録情報に変化が生じた時間情報を合わせて取得する。また、同期情報生成部12は、講師2が操作する講師用端末機(パーソナルコンピュータ)31(不図示)から、再生されているコンテンツの、コンテンツスライド番号が変化したときの時間、頁が変更されたときの時間など、モニタ部35に表示されるコンテンツの変化に対応する時間情報を取得する。また、同期情報生成部12は、時間を計時する計時部13から時間(時刻)情報を取得する。
そして、同期情報生成部12は、収録情報とコンテンツとを同期させて再生するための同期情報を、収録情報が生成された時刻とコンテンツが表示された時刻とを用いて生成する。そのことを図3により説明する。図3は、同期情報の一例を説明するための図である。
図3では、時間0:00:00に対応して、コンテンツスライド番号51、映像選択番号61、ポインタ座標データ71、板書データ81が規定されている。同様に、時間0:01:00に対応して、コンテンツスライド番号52、映像選択番号61、ポインタ座標データ72、板書データ82が規定されている。また、時間0:05:00に対応して、コンテンツスライド番号52、映像選択番号61、ポインタ座標データ72、板書データ83が規定されている。また、時間0:07:30に対応して、コンテンツスライド番号53、映像選択番号61、ポインタ座標データ73、板書データ84が規定されている。
そこで、時間0:01:00に着目すると、時間0:01:00は、コンテンツスライド番号が51から52に変化した時間に対応することが示される。また、時間0:01:00は、撮像部35によって撮像された映像は映像選択番号61で示される映像であること、ポインタ情報はポインタ座標データ72であること、板書情報は板書データ82であることが示される。
つまり、コンテンツスライド番号が51から52に変化した時間0:01:00を取り込むことで、その時間に対応して、映像選択番号61、ポインタ座標データ72、板書データ82が抽出される。これにより、時間0:01:00を軸として、コンテンツ(コンテンツスライド番号)と収録情報(映像選択番号、ポインタ情報、板書情報)とを同期させて再生することが可能となる。このように、同期情報生成部12は、コンテンツ(コンテンツスライド番号)と収録情報(映像選択番号、ポインタ情報、板書情報)とを同期させて再生するための同期情報を、コンテンツと収録情報とに対応付けて生成する。このことは、図3の時間0:00:00、0:05:00、0:07:30においても同様である。また、このことは、図3には記載されていない他の時間であって、コンテンツ、映像選択番号、ポインタ情報、および板書情報に変化が生じた時間があれば、その時間に対応する同期情報が同期情報生成部12によって生成される。
なお、図3では、時間は0:00:00等で示されている。これは、例えば次のように規定される。つまり、コンテンツのスライド51の表示開始時刻を基準時間(0:00:00)とし、コンテンツのスライド51の表示開始時刻に対応する収録情報の時刻を上記基準時間に合わせて設定する。そのうえで、同期情報生成部12は、同期情報を、コンテンツ(コンテンツスライド番号)と収録情報(図3の例では、映像選択番号、ポインタ情報、板書情報)とに対応付けて生成する。
なお、同期情報は、2012年1月1日1時11分11秒といった時間情報を用いて生成されてもよい。また、時間情報、コンテンツ情報、および収録情報は、図3のようにテーブル形式で関連付けされてもよいし、他の形式で関連付けされてもよい。さらに、同期情報生成部12は、同期情報を生成するとともに、図3のように、時間情報、コンテンツ情報、および収録情報を関連付けたテーブルを生成してもよい。
ここで、図3のコンテンツスライド番号は、例えばプレゼンテーション資料としてパワーポイント等のプレゼンテーションソフトが使用された場合の、各スライド番号に対応するものと考えてよい。あるいは、コンテンツスライド番号は、単にコンテンツの頁番号に対応するものであってもよい。
映像選択番号は、例えば撮像部35が複数存在する場合に、各々の撮像部35が撮像した映像に番号が付与される。図3の例では51、52という番号が付与されている。ただし、これらの番号は、各々の映像が区別できるように適宜決められればよい。
ポインタ情報は、講師2の使用するポインタ33の指示する座標を検知する検知カメラ部41から取得され、ポインタ座標データとして規定される。図3の例では、ポイント座標データ71〜73が規定されている。
板書情報は、講師2がタッチパネル37に文字やコメント等を記入した場合に、タッチパネル37に入力された情報が同期情報生成部12へ出力され、その出力された情報が板書情報となる。図3の例では、板書情報は、板書データ81〜84で規定されている。
このように、同期情報生成部12は、収録情報とコンテンツとを同期させて再生するための同期情報を、収録情報が生成された時刻とコンテンツが表示された時刻とを用いて生成する。なお、収録情報は、図3に記載した項目に限定されず、例えば、マイク部32によって取得された音声(音声データ)が収録情報に含まれてもよい。
続けて、情報同期装置10の基本構成を説明する。
モニタ14は、同期情報生成部12により生成された同期情報(図3のテーブル等の形式でよい)を表示する。モニタ14は、液晶、タッチパネル等からなるものであってよく、その種類は特に限定されない。
入力部15は、モニタ14に表示されたテーブルを確認したユーザが当該テーブルの内容を変更したい場合に、その変更後の情報を入力するために用いられる。入力部15は、情報同期装置10に組み込まれていてもよいし、マウスやリモコン、キーボード等で操作が可能な構成であってもよい。入力部15に入力された情報は、情報変更部16へ送信される。
ここで、マイク部32や撮像部35が複数存在し、コンテンツと同期させる収録情報が複数存在する場合に、入力部15は、複数の収録情報から所望の収録情報を選択する指示をユーザから受け付けることもできる。
情報変更部16は、入力部15から取得した情報に従って、テーブルの内容を変更する。その一例を図4により説明する。図4は、テーブルが変更される一例を説明するための図である。
図4の例は、図3のテーブル(以下、変更前テーブル)が、コンテンツスライド番号51、52、52’、53および映像選択番号61、61、61、62を含むテーブル(以下、変更後テーブル)に変更される場合を示す。つまり、コンテンツスライド番号52’で示される新たなコンテンツが、変更前テーブルの時間0:05:00のコンテンツスライド番号52と差し替えられる。このようなケースは、講師2がレクチャーを行った後に、時間0:05:00のコンテンツスライド番号52の一部の誤記を発見した場合や、当該コンテンツスライド番号52の情報を最新データに更新する場合などに想定される。
このとき、情報変更部16は、入力部15から取得した情報に基づいて、コンテンツスライド番号52をコンテンツスライド番号52’に差し替える。もしくは、情報変更部16は、入力部15から取得した情報に基づいて、変更前テーブルを変更する旨の命令を同期情報生成部12に出力する。この情報変更部16の動作を受けて、コンテンツスライド番号52’へのコンテンツの差し替えが行われる。
また、複数の撮像部35によって撮像された映像が複数存在する場合に、ユーザからの指示を受けて、変更前テーブルの映像選択番号61で示される時間0:07:30からの映像が映像選択番号62で示される別の映像と差し替えられる。これは例えば、講師2を撮像する映像から聴衆3を撮像する映像へ差し替える場合などが考えられる。
なお、情報変更部16は、ユーザ指示が入力された入力部15からの指示を受けて、時間情報も変更することができる。例えば、情報変更部16は、コンテンツを差し替えることによって時間情報に若干のずれが生じる場合などには、例えば時間情報を0:05:00から0:05:05に変更することもできる。
記録部17は、同期情報生成部12が生成した同期情報を、コンテンツに含めて新たなファイルとして記録媒体100に記録するのではなく、コンテンツとは独立に記録媒体100に記録する。また、収録情報も同期情報とは独立に記録されてもよく、同期情報の編集がより行いやすくなる。記録媒体100は、DVDやBD等の各種の情報記録媒体であってよいが、記憶容量の大きい媒体(例えば、BD)を用いる方が好ましい。なお、記録媒体100、および記録媒体100への情報の記録の一例を、図5を参照して後述する。
同期再生部18は、第1同期再生部(第1同期再生手段)18aおよび第2同期再生部(第2同期再生手段)18bを備えるとともに、同期情報生成部12または記録媒体100から、同期情報、コンテンツ、および収録情報を取得する。
そして、第1同期再生部18aは、同期情報に基づいて、コンテンツと収録情報とを同期させて再生する。つまり、情報同期装置10では、コンテンツおよび収録情報の再生タイミングが時間情報に基づいて規定される。
図3の例で言えば、時間0:01:00に着目すると、時間0:01:00では、コンテンツスライド番号が51から52に変化した時間に対応することが示される。また、時間0:01:00では、撮像部35によって撮像された映像は映像選択番号61で示される映像であること、ポインタ情報はポインタ座標データ72であること、板書情報は板書データ82であることが示される。
そこで、第1同期再生部18aは、コンテンツが変化した時間0:01:00に合わせて、対応する映像選択番号61を時間0:01:00に同期させて再生する。
第2同期再生部18bは、収録情報に、ポインタ情報および入力情報の少なくとも一方が含まれるときに、同期情報に基づいて、収録情報に含まれるポインタ情報および入力情報の少なくとも一方を上記コンテンツに重ね合わせて再生する。図3の例で言えば、時間0:01:00に着目すると、時間0:01:00では、コンテンツスライド番号が51から52に変化した時間に対応することが示される。また、時間0:01:00では、ポインタ情報はポインタ座標データ72であること、板書情報は板書データ82であることが示される。そこで、第2同期再生部18bは、コンテンツが変化した時間0:01:00に合わせて、ポインタ座標データ72に対応するポインタ情報、および板書データ82を時間0:01:00に同期させて再生する。
再生を指示する再生信号は、同期再生部18から表示装置200に送信されて、表示装置200においてコンテンツ等が表示される。
ここで、ポインタ33で指示された座標は、赤外線フイルタを備えた検知カメラ部41で検知され、その位置座標は情報同期装置10を介して記録媒体100に記録される。ポインタ情報は、その位置座標から特定される。なお、第1同期再生部18aは、同期情報生成部12から直接、ポインタ情報を取得することもできる。
タッチパネル37に入力された入力情報は、情報同期装置10を介して記録媒体100に記録される。入力された位置座標や内容は、その位置座標から特定される。なお、第2同期再生部18bは、同期情報生成部12から直接、入力情報を取得することもできる。
同期再生部18から出力される再生信号は、通信部19を経由して表示装置200に送信されてもよい。これにより、授業を受講できなかった聴衆、遠隔地に所在する聴衆、病欠した聴衆等のために、コンテンツ(授業に用いたプレゼンテーション資料等)、および、収録情報(授業の風景等)を配信することができる。従って、図1に記載の表示装置200は、複数存在するものとみなすことができる。
表示装置200では、例えば画面が2分割され、1つの画面にはコンテンツが再生され、他の画面には、例えば授業風景を映し出す映像が、コンテンツと収録情報とが同期されて再生される。さらに、コンテンツには、ポインタ情報や板書情報が重ね合わせて表示されることもある。
〔記録媒体100の概略構成〕
図5は、記録媒体100の各記録層の概略構成を説明するための図である。なお、以下の説明において、記録媒体100が有する層として、書き換え可能な記録層(記録可能領域)をRE(RE-writable)層と称し、再生専用の記録層(再生専用領域)をROM(Read Only Memory)層と称し、追記録可能な記録層(記録可能領域)をR(Recordable)層と称する。
図5は、基板101、RE層102、透明樹脂からなる中間層103、ROM層104、カバー層105がその順に積層されてなる記録媒体100の構成を示す。
RE層102には、管理領域102a、リードイン領域102b、ユーザデータ領域102c、及びリードアウト領域102dが設けられている。同様に、ROM層104には、管理領域104a、リードイン領域104b、ユーザデータ領域104c、及びリードアウト領域104dが設けられている。
なお、同図では、記録媒体100は、RE層102およびROM層104をそれぞれ1層ずつ備えるものとして説明している。しかしながら、記録媒体100は、RE層102およびROM層104を複数層備える構成で実現されてもよい。また、RE層102およびROM層104が積層される順序は、同図に記載された順序に限られず、任意に決めることができる。また、管理領域102aまたは104aはどちらか一方だけが設けられていてもよい。
このとき、記録部17は、収録情報および同期情報を記録媒体のRE層102に記録する。また、RE層102及び/またはROM層104にはコンテンツが記録されていてもよい。
上記の構成とすることにより、コンテンツおよび収録情報を1枚の記録媒体100に記録することができ、安価かつ大量に配布することが可能となるため、パッケージで持ち運ぶことができ、かつ、取り扱いの利便性を高めることができる。
〔情報同期装置10による効果〕
以下、情報同期装置10により得られる効果を説明する。ここで、理解の容易のため、情報同期装置10が教育用途に適用される場合を例に説明する。しかしながら、以下の効果は、情報同期装置10が教育目的以外に用いられる場合にも同様に実現される。
教育の現場では、生徒の前でモニタやスクリーンにプレゼンテーション資料(コンテンツ)を表示して、プレゼンテーション方式で講師による授業が行われる場合が多い。そのような授業では、病欠や遠隔地に所在するといった理由により授業を受けられない生徒がいる。そこで、そのような生徒のために情報同期装置10を用いることができる。
具体的に、授業では、モニタ部30に表示されるプレゼンテーション資料、プレゼンテーション資料から発せられる音声、講師や生徒の声、講師がプレゼンテーション資料に対して指示するポインタ、および、タッチパネル37に入力される講師のコメント等の入力情報など、様々な情報が行き交う。そのような情報の多くは、プレゼンテーション資料を深く理解するために必要な情報と言える。従って、授業に欠席した生徒は、コンテンツを深く理解するために、コンテンツのみを事後的に視聴するのではなく、そういった授業中に行き交った情報をも確認することが望ましい。
この点、情報同期装置10は、上述した種々の構成を備えることで、同期情報を用いて、コンテンツと、コンテンツが表示装置に表示された現場の状況を示す映像および音声の少なくとも一方を含む収録情報とを同期再生させることができる。また、情報同期装置10は、同期情報に基づいて、収録情報に含まれるポインタ情報および入力情報の少なくとも一方をコンテンツに重ね合わせて再生させることができる。従って、情報同期装置10は、授業に欠席した生徒に対して、コンテンツのみならず、収録情報、ポインタ情報、および入力情報を同期再生して、コンテンツをより深く理解させることができる。
このとき、同期情報はコンテンツとは独立に記録される(扱われる)ため、コンテンツの一部に同期情報を組み込んだ新たな情報を改めて生成する必要はない。したがって、コンテンツと収録情報とを同期させるうえで、コンテンツをそのまま利用することができる。また、そのコンテンツは、撮像部35が撮像した映像中に含まれるコンテンツとは違い、コンテンツそのものが再生されるため、より視認性に優れた映像がユーザに提供される。さらに、情報同期装置10では、コンテンツと収録情報とを同期させる際にコンテンツがそのまま利用されるため、情報同期装置10への負荷を従来装置よりも軽減することができる。
なお、従来の情報同期装置では、講師によって提供されるコンテンツに時間情報が加えられ、動画情報として再度記憶されていた。また、授業風景等を撮影した動画情報にも時間情報が加えられて、動画情報として再度記憶されていた。そして、その処理を行った後で、それぞれの動画情報を同期再生させていた。このような従来の方法では、動画情報を改めて生成する必要があり、装置への負荷が大きくなった。また、動画情報を生成するという方法ゆえに、コンテンツや収録情報、時間情報の変更は困難であった。その点、情報同期装置10は、上記の従来の課題を解決することができる。
さらに、情報同期装置10では、コンテンツのみならず、収録情報および時間情報も変更することができる。例えば、講師の説明のタイミングがコンテンツの表示に対して遅れた場合、時間情報を適宜変更することで、より最適なタイミングでコンテンツおよび収録情報を同期再生することができる。
また、収録情報を変更することが可能であるため、例えば異なる講師によって同一のプレゼンテーション資料に関する授業が別々に行われた場合に、プレゼンテーション資料の一部のみ、異なる講師に対応する収録情報を用いることも可能となる。これにより、複数の講師による授業の中から、より説明が分かりやすい箇所を個別に抽出して、コンテンツに対する生徒の理解をさらに高める方法も採用することができる。
さらに、情報同期装置10は、表示されるコンテンツ、収録情報(授業の映像、音声など)、および時間情報を自由に変更できるため、講師の映像やモニタ部30におけるコンテンツの表示だけではなく、生徒の受講中の映像であったり、生徒の声に切り替えて生徒の理解度を確認することもできる。これにより、情報同期装置10は、講師の側から、コンテンツに対する生徒の理解度を測る用途としても用いられうる。
なお、情報同期装置10は、DVDやBDといった記録媒体を記録再生する記録再生装置の内部に含まれていてもよい。これにより、情報同期装置10と記録再生装置とが一体構造となり、装置の取り扱いやすさを高めることができる。
また、マイク部32や撮像部35は、情報同期装置10の内部または外部の何れに設けられてもよく、装置のレイアウト等に応じて適宜設計されてよい。
〔本発明の別表現〕
なお、本発明の情報同期装置は、次のように表現することもできる。
本発明の情報同期装置は、記録媒体に情報の記録及びまたは再生を行う記録再生装置であって、記録媒体に記録されたコンテンツを再生するコンテンツ再生手段と、コンテンツ再生手段によりコンテンツを再生しているときに映像及びまたは音声を上記記録媒体に記録する映像記録手段と、上記コンテンツと上記映像及びまたは音声を同期させるための同期情報を上記記録媒体に記録する同期情報記録手段と、を備える構成であってよい。
また、本発明の情報同期装置では、上記記録媒体は再生専用領域と記録可能領域を有する記録媒体が用いられ、上記コンテンツは上記記録媒体の再生専用領域及びまたは記録可能領域に記録されており、上記映像記録手段および上記同期情報記録手段により上記記録媒体の記録可能領域に記録する手段と、を備える構成であってよい。
また、本発明の情報同期装置は、同期情報は少なくともコンテンツを再生するための参照情報と映像及びまたは音声を再生するための参照情報とコンテンツと映像及びまたは音声を同期させて再生するためのタイミングを管理する時間情報を含み、記録されたコンテンツ、映像及びまたは音声、時間のうち少なくとも1つを編集する手段を備える構成であってよい。
また、本発明の情報同期装置は、コンテンツと映像及びまたは音声を同期させるための同期情報に基づいて上記コンテンツと上記映像を同期させて再生する構成であってよい。
また、本発明に係る情報同期装置は再生装置に含まれ、当該再生装置は、コンテンツと同期させる映像及びまたは音声が複数ある場合、複数の映像及びまたは音声情報から1つを選択する構成であってよい。
〔補足〕
最後に、情報同期装置10の各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、情報同期装置10は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、前記プログラムを格納したROM(read only memory)、前記プログラムを展開するRAM(random access memory)、前記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである情報同期装置10の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、情報同期装置10に供給し、そのコンピュータ(又はCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
前記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD/MO/MD/DVD/BD等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、情報同期装置10を通信ネットワークと接続可能に構成し、前記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、前記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
以上、本実施の形態に係る情報同期装置の種々の形態を説明した。これらの形態は、本実施の形態の一例を示すものであって、ここで説明した形態を組み合わせることも当然に可能である。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、コンテンツと、コンテンツが表示装置に表示された現場の状況を示す映像または音声を含む収録情報とを、コンテンツをそのまま利用しつつ同期再生させる情報同期装置に関し、記録再生装置に好適に用いることができる。
1 同期再生システム
2 講師
3 聴衆
4 インターネット
5 スクリーン
10 情報同期装置
11 収録情報取得部(収録情報取得手段)
12 同期情報生成部(同期情報生成手段)
13 計時部(計時手段)
14 モニタ
15 入力部(入力手段)
16 情報変更部(変更手段)
17 記録部(記録手段)
18 同期再生部
18a 第1同期再生部(第1同期再生手段)
18b 第2同期再生部(第2同期再生手段)
19 通信部
30 モニタ部
31 講師用端末機
32 マイク部
32a 第1マイク部
32b 第2マイク部
33 ポインタ
34 スピーカ部
35 撮像部
37 タッチパネル
40 プロジェクタ
41 検知カメラ部
50 リモコン
51、52、52’、53 コンテンツスライド番号
61、62 映像選択番号
71、72、73、ポインタ座標データ
81、82、83、84 板書データ
100 記録媒体
200 表示装置

Claims (10)

  1. コンテンツが表示装置に表示された現場の状況を示す映像および音声の少なくとも一方を含む収録情報を取得する収録情報取得手段と、
    上記収録情報取得手段によって取得された収録情報と上記コンテンツとを同期させて再生するための同期情報を生成する同期情報生成手段と、
    上記同期情報生成手段が生成した同期情報を、上記コンテンツとは独立に記録媒体に記録する記録手段と、を備え
    上記記録媒体は、再生専用領域および記録可能領域を有し、
    上記コンテンツは、上記再生専用領域および上記記録可能領域の少なくとも一方に記録されており、
    上記記録手段は、上記収録情報および上記同期情報を上記記録媒体の上記記録可能領域に記録することを特徴とする情報同期装置。
  2. 上記収録情報取得手段が取得する上記収録情報には、さらに、上記表示装置の表示画面においてポインタが指示するポインタ情報および上記表示画面に入力される入力情報の少なくとも一方が含まれることを特徴とする請求項1に記載の情報同期装置。
  3. 上記コンテンツおよび上記収録情報の少なくとも一つを変更する変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報同期装置。
  4. 時間を計時する計時手段をさらに備え、
    上記同期情報は、上記計時手段によって計時される時間情報を含み、
    上記同期情報において、上記コンテンツおよび上記収録情報の再生タイミングが上記時間情報に基づいて規定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の情報同期装置。
  5. 上記コンテンツ、上記収録情報、および上記時間情報のうち少なくとも1つを変更する変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の情報同期装置。
  6. 上記同期情報に基づいて、上記コンテンツと上記収録情報とを同期させて再生する第1同期再生手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の情報同期装置。
  7. 上記同期情報に基づいて、上記収録情報に含まれる上記ポインタ情報および上記入力情報の少なくとも一方を上記コンテンツに重ね合わせて再生する第2同期再生手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の情報同期装置。
  8. 上記コンテンツと同期させる上記収録情報が複数存在する場合、複数の上記収録情報から所望の収録情報を選択する指示をユーザから受け付ける入力手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の情報同期装置。
  9. 記録媒体であって、
    再生専用領域および記録可能領域を備えており、
    上記再生専用領域および上記記録可能領域の少なくとも一方には、表示装置に表示されるコンテンツが記録されており、
    上記記録可能領域には、上記コンテンツが表示装置に表示された現場の状況の映像および音声の少なくとも一方を示す収録情報と上記コンテンツとを同期させて再生するための同期情報が、上記コンテンツとは独立に記録されていることを特徴とする記録媒体。
  10. コンテンツが表示装置に表示された現場の状況を示す映像および音声の少なくとも一方を含む収録情報を取得する収録情報取得ステップと、
    上記収録情報取得ステップにて取得された収録情報と上記コンテンツとを同期させて再生するための同期情報を生成する同期情報生成ステップと、
    上記同期情報生成ステップにて生成された同期情報を、上記コンテンツとは独立に、再生専用領域および記録可能領域を有する記録媒体の上記記録可能領域に記録するとともに、上記収録情報を上記記録可能領域に記録する記録ステップと、を含み、
    上記コンテンツは、上記再生専用領域および上記記録可能領域の少なくとも一方に記録されていることを特徴とする情報同期方法。
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