JP5913962B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿を光学的に読み取って得られた画像データに対して画像処理を行う画像処理装置および画像処理方法に関する。
従来、光源から原稿に光を照射し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)等の受光素子で受光して原稿の読取画像を得る画像読取装置が知られている。このような画像読取装置に関して、読取画像の画質の低下を抑える技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、原稿を位置決めするための位置決め板の原稿に隣接する領域からの反射光を読み取って得られた値を用いて、原稿の読取画像における端部の領域を補正する技術が開示されている。これにより、特許文献1の技術では、位置決め板の影響により読取画像の端部が暗くなる等の不都合を抑制している。
特開2009−17375号公報
画像読取装置では、各受光素子が、対応する読取対象位置における原稿からの反射光を受光する。ここで、画像読取装置内の部材による乱反射の影響により、受光素子が、本来の読取対象位置以外の他の位置からの反射光も受光することがある。例えば、受光素子が、本来の読取対象位置にある原稿上の余白部分からの反射光に、周辺の画像部分からの反射光が合成された光を受光することがある。このため、読取画像において、画像部分の周辺の余白部分が色づく現象が生じることがある。以下、この現象を「色引きずり」と呼ぶ。この色引きずりは、読取画像の画質を低下させる。
特許文献1の技術では、位置決め板が読取画像に与える影響を抑えているが、上述の色引きずりには対処できない。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、画像読取装置による読取画像の画質の低下を抑制できる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置の第1の特徴は、光源が発した光の読取対象物からの反射光を受光素子で受光して得られた画像データに対する画像処理を行う画像処理装置であって、前記画像データにおけるベタ領域を検出し、前記ベタ領域に対応する補正対象領域を設定する補正対象領域設定部と、前記補正対象領域における濃度を低減する補正を行う補正部とを備えることにある。
本発明に係る画像処理装置の第2の特徴は、前記補正部は、前記補正対象領域における所定濃度範囲の画素に対して補正を行うことにある。
本発明に係る画像処理装置の第3の特徴は、前記補正部は、前記補正対象領域に対応する前記ベタ領域と同色相の画素に対して補正を行うことにある。
本発明に係る画像処理装置の第4の特徴は、前記補正部は、前記補正対象領域における濃度に加えて彩度を低減する補正を行うことにある。
本発明に係る画像処理方法の第1の特徴は、光源が発した光の読取対象物からの反射光を受光素子で受光して得られた画像データに対する画像処理を行う画像処理方法であって、前記画像データにおけるベタ領域を検出し、前記ベタ領域に対応する補正対象領域を設定するステップと、前記補正対象領域における濃度を低減する補正を行うステップとを含むことにある。
本発明に係る画像処理方法の第2の特徴は、前記補正を行うステップにおいて、前記補正対象領域における所定濃度範囲の画素に対して補正を行うことにある。
本発明に係る画像処理方法の第3の特徴は、前記補正を行うステップにおいて、前記補正対象領域に対応する前記ベタ領域と同色相の画素に対して補正を行うことにある。
本発明に係る画像処理方法の第4の特徴は、前記補正を行うステップにおいて、前記補正対象領域における濃度に加えて彩度を低減する補正を行うことにある。
本発明に係る画像処理装置の第1の特徴によれば、補正対象領域設定部は、画像データにおけるベタ領域を検出し、ベタ領域に対応する補正対象領域を設定する。補正部は、補正対象領域における濃度を低減する補正を行う。これにより、引きずり画像以外の画像への影響を抑えつつ、色引きずり画像を目立ちにくくすることが可能である。この結果、読取画像の画質の低下を抑制できる。
本発明に係る画像処理装置の第2の特徴によれば、補正対象領域における所定濃度範囲の画素に対して補正を行うことで、より効果的な補正を行うことができる。
本発明に係る画像処理装置の第3の特徴によれば、補正対象領域に対応するベタ領域と同色相の画素に対して補正を行うことで、色引きずり画像以外の画像への影響をさらに抑えることができる。
本発明に係る画像処理装置の第4の特徴によれば、濃度に加えて彩度を低減する補正を行うことで、色引きずり画像をより目立ちにくくすることができる。
本発明に係る画像処理方法の第1の特徴によれば、画像データにおけるベタ領域を検出し、ベタ領域に対応する補正対象領域を設定し、補正対象領域における濃度を低減する補正を行う。これにより、引きずり画像以外の画像への影響を抑えつつ、色引きずり画像を目立ちにくくすることが可能である。この結果、読取画像の画質の低下を抑制できる。
本発明に係る画像処理方法の第2の特徴によれば、補正対象領域における所定濃度範囲の画素に対して補正を行うことで、より効果的な補正を行うことができる。
本発明に係る画像処理方法の第3の特徴によれば、補正対象領域に対応するベタ領域と同色相の画素に対して補正を行うことで、色引きずり画像以外の画像への影響をさらに抑えることができる。
本発明に係る画像処理方法の第4の特徴によれば、濃度に加えて彩度を低減する補正を行うことで、色引きずり画像をより目立ちにくくすることができる。
実施の形態に係る画像読取装置の構成を示すブロック図である。 画像読取機構部の概略構成図である。 色引きずりの発生原因を説明するための模式図である。 色引きずり画像を示す図である。 補正対象領域設定処理のフローチャートである。 色相角および彩度の算出方法を説明するための図である。 補正処理のフローチャートである。 補正曲線を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置の構成を示すブロック図、図2は、図1に示す画像読取装置における画像読取機構部の概略構成図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る画像読取装置1は、画像読取機構部2と、制御部3とを備える。
画像読取機構部2は、読取対象物である原稿に光を照射し、原稿からの反射光を受光する。図1、図2に示すように、画像読取機構部2は、コンタクトガラス11と、位置決め板12と、自動読取用ガラス13と、原稿搬送モータ14と、ガイド板15と、光源ユニット16と、ミラーユニット17と、移動モータ18と、レンズ19と、ラインセンサ20とを備える。
コンタクトガラス11は、フラットベッド読取モードで読み取られる原稿Gが載置されるものである。フラットベッド読取モードは、光源ユニット16およびミラーユニット17を移動させつつ、コンタクトガラス11上に載置された原稿Gを読み取るモードである。
位置決め板12は、コンタクトガラス11に載置される原稿Gを位置決めするためのものである。位置決め板12は、コンタクトガラス11の一端側に配置されている。
自動読取用ガラス13は、シートスルー読取モードにおいて原稿Gに照射される光および原稿Gからの反射光を透過するものである。シートスルー読取モードは、光源ユニット16およびミラーユニット17を固定し、原稿Gを副走査方向に自動搬送させつつ原稿Gを読み取るモードである。
原稿搬送モータ14は、シートスルー読取モードにおいて原稿Gを搬送するための駆動力を発生する。原稿搬送モータ14が、図示しないローラ等からなる原稿搬送機構を駆動させ、原稿Gを副走査方向に搬送させるようになっている。
ガイド板15は、シートスルー読取モードにおいて、搬送される原稿Gを自動読取用ガラス13上にガイドするものである。
光源ユニット16は、原稿Gに光を照射するとともに、原稿Gからの反射光をミラーユニット17に出射する。光源ユニット16は、コンタクトガラス11の下方に配置され、副走査方向に移動可能に構成されている。光源ユニット16は、第1光源部21と、第2光源部22と、第1ミラー23と、これらを保持する枠体24とを備える。
第1光源部21および第2光源部22は、原稿Gに光を照射する。第1光源部21および第2光源部22は、それぞれ、LED等からなる発光素子と、主走査方向に細長い導光体とを備える。主走査方向は、図2において紙面に垂直な方向であり、副走査方向に直交する方向である。発光素子の発する光が導光体の一端面に入射され、導光体が光を主走査方向に導きつつ光を外部に拡散させることで、上方の原稿Gに光が照射されるようになっている。
なお、第1光源部21および第2光源部22は、主走査方向に細長い冷陰極管でもよい。また、第1光源部21および第2光源部22は、それぞれ、主走査方向に細長い基板と、この基板に実装され、主走査方向に配列された複数のLEDとを備える構成でもよい。
ミラーユニット17は、光源ユニット16からの光を反射してレンズ19に出射する。ミラーユニット17は、コンタクトガラス11の下方に配置され、副走査方向に移動可能に構成されている。ミラーユニット17は、第2ミラー26と、第3ミラー27と、これらを保持する枠体28とを備える。
第2ミラー26は、第1ミラー23からの光を第3ミラー27に向けて反射する。第2ミラー26は、第1ミラー23と略並行に配置されている。
第3ミラー27は、第2ミラー26からの光をレンズ19に向けて反射する。第3ミラー27は、第2ミラー26の下方において、第2ミラー26に対して略垂直に設置されている。
移動モータ18は、光源ユニット16およびミラーユニット17を移動させるための駆動力を発生する。移動モータ18の駆動力が、図示しない移動機構により光源ユニット16およびミラーユニット17に伝達され、光源ユニット16およびミラーユニット17が副走査方向に移動するようになっている。光源ユニット16およびミラーユニット17の移動機構は、ミラーユニット17の移動量を光源ユニット16の移動量の半分とし、原稿Gからラインセンサ20に至る光路長を一定に保つ構造となっている。
レンズ19は、ミラーユニット17からの光を集光してラインセンサ20に入射させる。
ラインセンサ20は、レンズ19を介して入射される原稿Gからの反射光を光電変換して電気信号を生成する。ラインセンサ20は、主走査方向にライン状に配列された複数の受光素子(図示せず)を有する。受光素子は、例えば、CCDからなる。
制御部3は、画像読取装置1全体の動作を制御する。制御部3は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶装置等を備えて構成される。制御部3は、読取制御部31と、画像処理部32と、記憶部33とを有する。CPUがプログラムを実行すること等により、読取制御部31、画像処理部32の機能が実現される。ハードディスク等の記憶装置により、記憶部33の機能が実現される。
読取制御部31は、画像読取機構部2による読み取り動作を制御する。
画像処理部32は、ラインセンサ20で受光して生成された電気信号をA/D変換して原稿Gの画像データを生成するとともに、この画像データに対して色引きずり画像を低減するための補正を行う。画像処理部32は、信号処理部41と、補正対象領域設定部42と、補正部43とを備える。なお、請求項の画像処理装置は、補正対象領域設定部42と、補正部43とを有する。
信号処理部41は、ラインセンサ20で生成された電気信号をA/D変換し、原稿Gの画像データを生成する。この画像データは、各色8ビット(256階調)のRGB形式のデータであるとする。
補正対象領域設定部42は、原稿Gの画像データにおけるベタ領域を検出し、ベタ領域に対応する補正対象領域を設定する。ベタ領域は、単色で塗りつぶされた領域である。補正対象領域は、色引きずりにより生じる色引きずり画像を低減するための補正処理の対象とする領域である。
ここで、色引きずりについて説明する。図3は、色引きずりの発生原因を説明するための模式図である。
図3において、読取対象領域51は、原稿Gと光源ユニット16との相対移動中においてラインセンサ20により当該領域からの反射光が受光される原稿G上の領域である。ここで、読取対象領域51内の読取対象位置52からの反射光を受光するラインセンサ20内の受光素子を、注目受光素子とする。
注目受光素子は、第1光源部21および第2光源部22からの副走査方向に略平行な光Li1,Li2の読取対象位置52による反射光を受光する。このとき、読取対象位置52とは異なる非読取対象位置53による反射光Lr1が第1光源部21の構成部材で反射された反射光Lr2が、光Li1,Li2の読取対象位置52による反射光に合成されることがある。そして、この合成光が注目受光素子で受光される。なお、反射光Lr1は、第2光源部22から出射された副走査方向に平行ではない光Ldが原稿G上の非読取対象位置53で反射された光である。
読取対象位置52が原稿G上の余白内であり、非読取対象位置53に画像がある場合、上記のような合成光が注目受光素子で受光されることにより、読取画像の余白部分が色づく。このようなことから、読取画像において、画像領域の周辺の本来は余白である領域が色づいた色引きずり画像が現れることがある。この現象が、色引きずりである。色引きずり画像は、本来の原稿G中にはなく、読取画像の画質を低下させるものである。
なお、図3の例では、第1光源部21の構成部材が反射した反射光Lr2が色引きずりの要因となるものとして説明したが、画像読取機構部2内の他の部材が反射した光が色引きずりの要因となることもある。
原稿画像中にベタ領域があると、読取画像においてベタ領域の周囲に色引きずり画像が発生しやすい。例えば、図4に示すように、ベタ領域56に隣接して、色引きずり画像57が発生する。色引きずり画像57は、ベタ領域56と同色相の色で、ベタ領域56より低い濃度となる。
ベタ領域に対して色引きずり画像が発生する方向(主走査方向および/または副走査方向)は、画像読取機構部2の光学系の構成によって決まる。通常、色引きずり画像は、ベタ領域に対して主走査方向における両側に現れやすい。また、色引きずり画像の大きさは、対応するベタ領域の大きさに依存する。
そこで、制御部3は、画像読取装置1において色引きずり画像が発生する方向におけるベタ領域の大きさ(画素数)と、当該ベタ領域に対応する補正対象領域の大きさ(画素数)との対応を示す補正対象領域設定用テーブルを、予め記憶部33に保持しておく。補正対象領域は、色引きずり画像が発生する領域に相当する。補正対象領域設定部42は、記憶部33の補正対象領域設定用テーブルを参照して、検出したベタ領域に対応する補正対象領域を設定することができる。
補正部43は、補正対象領域において、当該補正対象領域に対応するベタ領域と同色相で所定濃度以下の画素に対して、濃度および彩度を低減する補正を行う。
記憶部33は、上述した補正対象領域設定用テーブルを予め記憶している。
次に、画像読取装置1の動作について説明する。
フラットベッド読取モードの場合、読取制御部31は、第1光源部21および第2光源部22を点灯させ、移動モータ18により光源ユニット16およびミラーユニット17を副走査方向に移動させつつ、ラインセンサ20により原稿Gからの反射光を受光させる。
シートスルー読取モードの場合、まず、読取制御部31は、移動モータ18により光源ユニット16を自動読取用ガラス13の直下に移動させる。そして、読取制御部31は、第1光源部21および第2光源部22を点灯させ、原稿搬送モータ14により原稿Gを副走査方向に搬送させつつ、ラインセンサ20により原稿Gからの反射光を受光させる。
原稿Gからの反射光を受光したラインセンサ20は、受光量に応じた電気信号を出力する。画像処理部32の信号処理部41は、ラインセンサ20から出力された電気信号をA/D変換して画像データを生成する。
上記のようにして得られる画像データに対して、画像処理部32の補正対象領域設定部42が補正対象領域を設定し、補正部43が補正対象領域における補正を行う。
まず、補正対象領域設定部42による補正対象領域設定処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。
図5のステップS10において、補正対象領域設定部42は、画像データにおけるライン番号を示す変数lに「1」を設定する。
次いで、ステップS20において、補正対象領域設定部42は、ライン上における画素番号を示す変数mに「1」を設定する。
次いで、ステップS30において、補正対象領域設定部42は、lライン目のm番目の画素(注目画素)のRGB値をYCbCr形式の値に変換する。YCbCr形式は、色をY(輝度)とCb,Cr(色差)とで表す形式である。RGB形式からYCbCr形式への変換は、例えば、以下の式(1)〜式(3)により行うことができる。ここで、輝度Yの値は、暗い方から明るい方に向かって、0〜255の値で示される。
Y=(77×R+150×G+29×B)/256 …(1)
Cb=(−43×R−85×G+128×B)/256 …(2)
Cr=(128×R−107×G−21×B)/256 …(3)
次いで、ステップS40において、補正対象領域設定部42は、注目画素のCb値、Cr値から、色相角Hおよび彩度Cを算出する。
色相角Hは、CbCr平面において、Cb値、Cr値をプロットした点とCbCr平面の原点とを結ぶ線と、Cb軸とのなす角度として算出される。例えば、図6に示すように、CbCr平面において点A(Cb1,Cr1)に対応する画素の色相角Hは、以下の式(4)により算出される。
H=tan−1(Cr1/Cb1) …(4)
また、彩度Cは、CbCr平面において、Cb値、Cr値をプロットした点と、CbCr平面の原点との距離として算出される。例えば、図6の点Aに対応する画素の彩度Cは、以下の式(5)により算出される。
C=(Cb1+Cr11/2 …(5)
次いで、ステップS50において、補正対象領域設定部42は、注目画素の輝度Yが、所定の閾値Yth1以下であるか否かを判断する。閾値Yth1は、注目画素がベタ領域の画素としての濃度を有するか否かを判定するための閾値である。
注目画素の輝度Yが閾値Yth1以下であると判断した場合(ステップS50:YES)、ステップS60において、補正対象領域設定部42は、注目画素がベタ候補画素であると判定する。この後、補正対象領域設定部42は、ステップS90に進む。
注目画素の輝度Yが閾値Yth1より大きいと判断した場合(ステップS50:NO)、ステップS70において、補正対象領域設定部42は、注目画素の色相角HがHth1≦H≦Hth2を満たし、かつ彩度Cが閾値Cth以上であるか否かを判断する。ここで、Hth1,Hth2は、イエローを含む所定の色相範囲を規定する閾値である。Cthは、Hth1≦H≦Hth2の色相範囲内の画素が、ベタ領域の画素としての彩度を有するか否かを判定するための閾値である。
イエローのような色では、色が濃くても輝度Yの値はあまり小さくならない。このため、輝度Yの値のみからでは、イエローのような色のベタ領域を検出することは困難である。そこで、補正対象領域設定部42は、注目画素の輝度Yが閾値Yth1より大きい場合でも、注目画素が「Hth1≦H≦Hth2かつC≧Cth」を満たすと判断した場合(ステップS70:YES)、ステップS60において、注目画素がベタ候補画素であると判定する。
注目画素が「Hth1≦H≦Hth2かつC≧Cth」を満たさないと判断した場合(ステップS70:NO)、ステップS80において、注目画素がベタ候補画素ではないと判定する。この後、補正対象領域設定部42は、ステップS90に進む。
なお、Hth1,Hth2,Cthの組み合せを複数用意しておき、補正対象領域設定部42において複数の組み合せから1つ以上を選択して判定に用いるようにしてもよい。
ステップS90では、補正対象領域設定部42は、変数mが、1ラインにおける最終画素であることを示すMであるか否かを判断する。
m=Mでないと判断した場合(ステップS90:NO)、ステップS100において、補正対象領域設定部42は、変数mに「1」を加える。この後、補正対象領域設定部42は、ステップS30に戻る。
m=Mであると判断した場合(ステップS90:YES)、ステップS110において、補正対象領域設定部42は、変数lが、最終ラインであることを示すLであるか否かを判断する。
l=Lでないと判断した場合(ステップS110:NO)、ステップS120において、補正対象領域設定部42は、変数lに「1」を加える。この後、補正対象領域設定部42は、ステップS20に戻る。
l=Lであると判断した場合(ステップS110:YES)、ステップS130において、補正対象領域設定部42は、各画素に対するベタ候補画素であるか否かの判定結果に基づき、ベタ領域を検出する。具体的には、補正対象領域設定部42は、色相角Hおよび彩度Cが同等なベタ候補画素が連続して形成され、主走査方向および副走査方向に所定画素数以上の幅を有する領域を、ベタ領域として検出する。
次いで、ステップS140において、補正対象領域設定部42は、記憶部33の補正対象領域設定用テーブルを参照して、ステップS130で検出したベタ領域に対応する補正対象領域を設定する。補正対象領域は、ベタ領域に隣接して主走査方向および/または副走査方向に設定される。以上により、補正対象領域設定処理が終了する。
補正対象領域設定部42により補正対象領域が設定されると、補正部43は、補正対象領域における補正を行う。この補正部43による補正処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。
図7のステップS210において、補正部43は、画像データにおけるライン番号を示す変数lに「1」を設定する。
次いで、ステップS220において、補正部43は、ライン上における画素番号を示す変数mに「1」を設定する。
次いで、ステップS230において、補正部43は、lライン目のm番目の画素(注目画素)が、補正対象領域設定部42により設定された補正対象領域内の画素であるか否かを判断する。
注目画素が補正対象領域内の画素であると判断した場合(ステップS230:YES)、ステップS240において、補正部43は、注目画素が、当該注目画素が含まれる補正対象領域に対応するベタ領域と同色相であるか否かを判断する。例えば、補正部43は、注目画素の色相角Hが、対応するベタ領域における画素の色相角Hの分布範囲内である場合、注目画素が当該ベタ領域と同色相であると判断する。
次いで、ステップS250において、補正部43は、注目画素の輝度Yが、所定の閾値Yth2以上であるか否かを判断する。閾値Yth2は、注目画素が補正対象となる所定濃度以下の画素であるか否かを判定するための閾値である。色引きずり画像はベタ領域より低い濃度(高い輝度)となるため、閾値Yth2は、比較的高い輝度の値となる。
注目画素の輝度Yが閾値Yth2以上であると判断した場合(ステップ250:YES)、ステップS260において、補正部43は、注目画素の濃度および彩度Cを低減する補正を行う。
例えば、補正部43は、注目画素の輝度Yに対して、図8に示すような補正曲線61に基づく補正を行う。図8において、横軸は補正前の輝度Yの値である入力値、縦軸は補正後の輝度Yの値である出力値を示す。補正曲線61は、出力値を入力値に対して大きくする、すなわち画素の濃度を低減することを示している。また、補正部43は、注目画素の彩度Cを低減する。具体的には、補正部43は、注目画素のCb値、Cr値をともに「0」とすることにより、彩度Cの値を「0」とする。
次いで、ステップS270において、補正部43は、補正後の注目画素のYCbCr形式の値を、RGB値に変換する。YCbCr形式からRGB形式への変換は、例えば、以下の式(6)〜式(8)により行うことができる。
R=(256×Y+359×Cr)/256 …(6)
G=(256×Y−88×Cb−183×Cr)/256 …(7)
B=(256×Y+454×Cb)/256 …(8)
一方、ステップS230において注目画素が補正対象領域内の画素ではないと判断した場合(ステップS230:NO)、および、ステップS240において注目画素がベタ領域と同色相ではないと判断した場合(ステップS240:NO)、および、ステップS250において注目画素の輝度Yが閾値Yth2未満であると判断した場合(ステップS250:NO)、補正部43は、注目画素に対する補正を行わず、ステップS270に進む。そして、ステップS270において、補正部43は、注目画素のYCbCr形式の値を、RGB値に変換する。
次いで、ステップS280において、補正部43は、変数mが、1ラインにおける最終画素であることを示すMであるか否かを判断する。
m=Mでないと判断した場合(ステップS280:NO)、ステップS290において、補正部43は、変数mに「1」を加える。この後、補正部43は、ステップS230に戻る。
m=Mであると判断した場合(ステップS280:YES)、ステップS300において、補正部43は、変数lが、最終ラインであることを示すLであるか否かを判断する。
l=Lでないと判断した場合(ステップS300:NO)、ステップS310において、補正部43は、変数lに「1」を加える。この後、補正部43は、ステップS220に戻る。
l=Lであると判断した場合(ステップS300:YES)、補正部43は、補正処理を終了する。
画像読取装置1においてコピーモードが指定されている場合、画像処理部32は、補正処理後のRGB形式の画像データを印刷装置に出力する。画像データは、印刷装置において、例えばCMYK形式に変換され、印刷に用いられる。
画像読取装置1においてスキャンモードが指定されている場合、画像処理部32は、補正処理後のRGB形式の画像データを所定の形式でファイル化し、ファイル化された画像データを、外部の記憶装置等に出力する。
以上説明したように、画像読取装置1では、補正対象領域設定部42が、画像データにおけるベタ領域を検出し、ベタ領域に対応する補正対象領域を設定する。そして、補正部43が、補正対象領域において、当該補正対象領域に対応するベタ領域と同色相で所定濃度以下の画素に対して、濃度および彩度を低減する補正を行う。
このように、画像読取装置1は、ベタ領域に対応して設定した補正対象領域に対して補正を行うことで、色引きずり画像以外の画像への影響を抑えられる。また、画像読取装置1は、補正対象領域において濃度を低減することで、色引きずり画像を目立ちにくくすることができる。引きずり画像以外の画像への影響を抑えつつ、色引きずり画像を目立ちにくくすることで、読取画像の画質の低下を抑制できる。ここで、画像読取装置1では、所定濃度以下の画素に対して補正を行うことで、色引きずり画像以外の画像への影響をより抑えた効果的な補正を行っている。また、画像読取装置1は、補正対象領域に対応するベタ領域と同色相の画素に対して補正を行うことで、色引きずり画像以外の画像への影響をさらに抑えている。また、画像読取装置1は、濃度に加えて彩度を低減するので、色引きずり画像をより目立ちにくくすることができる。
なお、補正部43が、補正対象領域において、当該補正対象領域に対応するベタ領域と同色相の画素に対して、当該画素の濃度に関わらず、濃度および彩度を低減する補正を行うようにしてもよい。また、補正部43が、補正対象領域において、各画素の濃度および色相に関わらず、濃度および彩度を低減する補正を行うようにしてもよい。また、補正部43が、補正対象領域において、色相に関わらず、所定濃度以下の画素に対して濃度および彩度を低減する補正を行うようにしてもよい。また、補正部43は、彩度の補正を省略してもよい。以上のようにしても、画像読取装置1は、色引きずり画像を目立ちにくくすることが可能である。
また、上記実施の形態では、所定濃度以下の画素に対して補正を行っているが、所定濃度以下に限らず、所定濃度範囲の画素に対して補正を行うようにしてもよい。このようにしても、濃度に関わらず補正する場合よりも効果的な補正を行うことができる。
また、上記実施の形態では、RGB形式の画像データをYCbCr形式に変換し、これを用いて補正対象領域設定処理および補正処理を行ったが、これに限らない。例えば、RGB形式の画像データをL表示系等の他の形式のデータに変換し、これを用いて補正処理を行ってもよい。
また、画像データにおけるRGBの色成分ごとに、補正対象領域設定部42がベタ領域を検出して補正対象領域を設定し、補正部43が補正対象領域における濃度の補正を行うようにしてもよい。
この場合、補正対象領域設定部42は、画像データにおける各画素のR値、G値、B値に基づき、RGBの各色成分の画像内におけるベタ領域を検出する。次いで、補正対象領域設定部42は、各色成分の画像内におけるベタ領域に対応する補正対象領域を設定する。そして、補正部43が、各色成分の画像内の補正対象領域におけるR値、G値、B値を大きくする補正を行う。これにより、各色成分の画像内における補正対象領域の濃度が低減される。このようにしても、画像読取装置1は、色引きずり画像以外の画像への影響を抑えつつ、色引きずり画像が目立ちにくくすることができ、読取画像の画質の低下を抑制できる。なお、補正部43が、各色成分の画像内の補正対象領域において、それぞれ所定値以上のR値、G値、B値を有する画素に対して、R値、G値、B値を大きくする補正を行うようにしてもよい。これにより、色引きずり画像以外の画像への影響をより抑えることができる。
本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1 画像読取装置
2 画像読取機構部
3 制御部
16 光源ユニット
17 ミラーユニット
19 レンズ
20 ラインセンサ
21 第1光源部
22 第2光源部
31 読取制御部
32 画像処理部
33 記憶部
41 信号処理部
42 補正対象領域設定部
43 補正部

Claims (8)

  1. 光源が発した光の読取対象物からの反射光を受光素子で受光して得られた画像データに対する画像処理を行う画像処理装置であって、
    前記画像データにおけるベタ領域を検出し、前記ベタ領域に対して所定方向に隣接し、前記ベタ領域の大きさに応じた大きさの補正対象領域を設定する補正対象領域設定部と、
    前記補正対象領域における濃度を低減する補正を行う補正部と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 光源が発した光の読取対象物からの反射光を受光素子で受光して得られた画像データに対する画像処理を行う画像処理装置であって、
    前記画像データにおけるベタ領域を検出し、前記ベタ領域に対応する補正対象領域を設定する補正対象領域設定部と、
    前記補正対象領域における濃度および彩度を低減する補正を行う補正部と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 光源が発した光の読取対象物からの反射光を受光素子で受光して得られた画像データに対する画像処理を行う画像処理装置であって、
    前記画像データにおけるベタ領域を検出し、前記ベタ領域に対応する補正対象領域を設定する補正対象領域設定部と、
    前記補正対象領域における濃度を低減する補正を行う補正部とを備え、
    前記補正部は、前記補正対象領域に対応する前記ベタ領域と同色相の画素に対して補正を行うことを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記補正部は、前記補正対象領域における所定濃度範囲の画素に対して補正を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 光源が発した光の読取対象物からの反射光を受光素子で受光して得られた画像データに対する画像処理を行う画像処理方法であって、
    前記画像データにおけるベタ領域を検出し、前記ベタ領域に対して所定方向に隣接し、前記ベタ領域の大きさに応じた大きさの補正対象領域を設定するステップと、
    前記補正対象領域における濃度を低減する補正を行うステップと
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  6. 光源が発した光の読取対象物からの反射光を受光素子で受光して得られた画像データに対する画像処理を行う画像処理方法であって、
    前記画像データにおけるベタ領域を検出し、前記ベタ領域に対応する補正対象領域を設定するステップと、
    前記補正対象領域における濃度および彩度を低減する補正を行うステップと
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  7. 光源が発した光の読取対象物からの反射光を受光素子で受光して得られた画像データに対する画像処理を行う画像処理方法であって、
    前記画像データにおけるベタ領域を検出し、前記ベタ領域に対応する補正対象領域を設定するステップと、
    前記補正対象領域における濃度を低減する補正を行うステップとを含み、
    前記補正を行うステップにおいて、前記補正対象領域に対応する前記ベタ領域と同色相の画素に対して補正を行うことを特徴とする画像処理方法。
  8. 前記補正を行うステップにおいて、前記補正対象領域における所定濃度範囲の画素に対して補正を行うことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の画像処理方法。
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