JP5913144B2 - 体幹筋力測定及びトレーニング装置 - Google Patents
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Description
体幹筋力の低下は腰痛の原因の1つとされ、ロコモティブシンドロームへと進行する恐れもある。
そこで体幹筋力の維持を図ったり、向上させるトレーニングが要求される。
トレーニング装置として商品名「多用途筋機能評価運動装置バイオデックスシステム;酒井医療株式会社」が市販されているが非常に高価であるとともに大きく重厚であり、ジム等に設置するためのものと思われ、持ち運びができるものではなく、個人的に簡単に使用できるものでもない。
また、商品名「スレンダートーンエボリューション;販売先エクサボディ(登録商標)」が市販されているが、体幹筋力を測定できるものではなく、EMS(低周波シグナル)を流して筋肉を鍛える運動用であり、対象者が限定され高齢者等を含めた一般人には必ずしも適していない。
装着帯は内側に設けた膨縮体が膨らむと、体幹に圧迫力がかかるようにするのが目的であり、この目的が達成できるものであれば一本のベルトであっても複数のベルトを組み合せてもよく、その構造に限定はない。
ここで、膨縮体はエアーの封入及び放出により膨縮するものであり、体幹にかかる圧迫力を表示するための表示部を有するのが好ましい。
また、膨縮体に所定のインターバルにてエアーの封入及び放出を繰り返すことで体幹筋の筋力トレーニングに用いることもできる。
ここで腹部装着帯は腹部前面から側面にかけて腹直筋,腹横筋及び腹斜筋をカバーするのがよく、腹部の前面部は丹田部に位置する下方向の膨出部を有し、腹部の側面部は上下方向の幅が骨盤の腸骨稜に当たらないように前面部よりも小さくなっているのが好ましい。
ここで、丹田部はへそ下3横指程度の部分をいい、腹式呼吸で重視される部位である。
また、腹部装着帯の腹部の側面に位置する側面部が骨盤にかからない幅にすることで圧迫力が骨盤に邪魔されることなく適切に体幹に加わる。
膨縮体がエアー圧等により膨張すると体幹に圧迫力がかかり、それに拮抗するように被測定者等は腹部に力を入れる。
このように腹部に力を入れることで体幹筋が発揮され、この圧迫力に拮抗した筋力が発揮できている間、徐々にエアー等を送り込んで圧迫力を増加させる。
被測定者が、この圧迫力に拮抗できなくなったら体幹筋が弛緩する。
このときの波動を感知することで、弛緩時の圧迫力を測定し、体幹筋力を数値化することができる。
なお、弛緩を感知した後は自動的にエアー等が抜けるように制御されているのが好ましい。
また、制御部と一体あるいは別体として体幹筋力に関する測定値の表示部や記録部を有するのが好ましい。
このような制御部を用いると、例えば被測定者の最大体幹筋力値を測定した値を用いて、その50%、あるいは80%等の所定の値に対応する内圧を膨縮体に所定のインターバルを設定し、あるいは上昇・下降等のパターン等のプログラミングにより出力制御すると、それに拮抗した体幹筋力が発揮されるように腹部に力を入れることになるので、体幹筋トレーニング装置としても用いることができる。
本発明にて膨縮体は腹部装着帯の少なくとも腹部前面に設けてあればよく、腹部側面や背部装着帯には配置してあってもよいが必ずしも必要ではない。
また、トレーニング後は再度、容易に体幹筋力を測定することができるのでトレーニングの効果が数値として実感できるのでトレーニング効果を上げやすい。
また、持ち運びが容易で従来の市販されているものより安価に製作することができる。
図1は、体幹筋力測定及びトレーニング装置10を腹部装着帯11と背部装着帯12に分離した例を示す。
なお、体幹に巻き付けることができるものであれば上記2つを一体的なベルトとして形成してもよい。
腹部装着帯11は腹直筋の位置に合せる前面部11aの両側に側面部11cを有し、前面部11aの下側には人の丹田部に位置させるための膨出部11bを有する。
腹部装着帯11の内側には前面部からの両側の側面部11c及び膨出部11bにかけてエアーの注入により膨らみ、且つ、エアーの放出によりしぼむ膨縮体13が取り付けられている。
なお、膨縮体13は腹部に圧迫力を与えることができるものであればエアー方式に限定されない。
また、腹部装着帯11に設けた膨縮体13の内圧を制御し、エアー圧、体幹筋力や制御条件等を表示する表示部や操作部を有する制御部20を有線20aあるいは無線方式にて設けられている。
背部装着部12は、被測定者等の背部に当てるベルトであり、両端側に連結部12a、12cを有し、腹部装着帯11の両側の側面部11c、11cとの相互の連結手段として面ファスナー(11d、11e、12b、12d)を取り付けた例を示す。
面ファスナーは一方にパイル、他方にフックを取り付けることで着脱自在に面連結できるものをいい、例えば登録商標ベルクロとして市販されている。
この連結手段に制限がなく、例えばバックルタイプでもよい。
なお、本実施例は腹部装着帯11の前面部11aを腹部の前側中心にし、半円状の膨出部11bを人の丹田部に合せやすいように腹部装着部11と背部装着部12を分離させた。
本発明に係る体幹筋力測定及びトレーニング装置10を用いることにより、徐々にエアー等を送り込んで体幹に徐々に圧迫力を与え、この圧迫力に抵抗できなくなると、体幹筋力が弛緩するので、その時の値を体幹筋力値として測定できる。
また、例えば被測定者の最大体幹筋力値を測定した値を用いて、その50%、あるいは80%等の所定の値に対応する内圧を膨縮体に所定のインターバルを設定し、あるいは上昇・下降等のパターン等のプログラミングにより出力制御すると、それに拮抗した体幹筋力が発揮されるように腹部に力を入れることになるので、体幹筋トレーニング装置としても用いることができる。
11 腹部装着帯
11a 前面部
11b 膨出部
11c 側面部
11d 面ファスナー
11e 面ファスナー
12 背部装着部
12a 連結部
12b 面ファスナー
12c 連結部
12d 面ファスナー
13 膨縮体
20 制御部
Claims (5)
- 体幹部に装着する装着帯と、
当該装着帯の内側であって少なくとも腹部位置に有する膨縮体と、当該膨縮体の内圧を制御する制御部とを有し、体幹にかかる圧迫力を測定するものであることを特徴とする体幹筋力測定及びトレーニング装置。 - 前記膨縮体はエアーの封入及び放出により膨縮するものであり、
前記体幹にかかる圧迫力を表示するための表示部を有することを特徴とする請求項1記載の体幹筋力測定及びトレーニング装置。 - 前記膨縮体に所定のインターバルにてエアーの封入及び放出を繰り返すことで体幹筋の筋力トレーニングに用いるものであることを特徴とする請求項2記載の体幹筋力測定及びトレーニング装置。
- 前記装着帯は腹部に装着する腹部装着帯と、背部に装着する背部装着帯とからなり、
腹部装着帯と背部装着帯とは相互に両端部で連結自在であり、
腹部装着帯の内側に膨縮体を配設したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の体幹筋力測定及びトレーニング装置。 - 前記腹部装着帯は腹部の前面から両側の側面にわたった長さであり、
腹部の前面部は丹田部に位置する下方向の膨出部を有し、腹部の側面部は上下方向の幅が骨盤の腸骨稜に当たらないように前面部よりも小さくなっていることを特徴とする請求項4記載の体幹筋力測定及びトレーニング装置。
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JP2013019789A JP5913144B2 (ja) | 2013-02-04 | 2013-02-04 | 体幹筋力測定及びトレーニング装置 |
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JP2013019789A JP5913144B2 (ja) | 2013-02-04 | 2013-02-04 | 体幹筋力測定及びトレーニング装置 |
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