JP5910987B2 - トイレ装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態にかかるトイレ装置を表す斜視模式図である。
また、図2および図3は、本実施形態にかかるトイレ装置の要部構成を表すブロック図である。
また、図4は、本実施形態のドップラーセンサの設置位置と送信波の放射方向とを表す平面模式図である。
なお、図4(a)は、使用者が便器の前に立った状態を例示する平面模式図である。図4(b)は、使用者が便座に着座した状態を例示する平面模式図である。
ドップラーセンサ410は、マイクロ波あるいはミリ波などの高周波の電波を放射(送信)し、放射した電波の被検知体からの反射波を受信する。そして、ドップラーセンサ410は、被検知体の有無や状態を検知し、その検知信号を出力する。制御部420は、ドップラーセンサ410から出力された検知信号に基づいて制御信号を出力する。ドップラーセンサ410および制御部420については、後に詳述する。
ΔF=Fs−Fb=2×Fs×v/c 式(1)
但し、Fs:送信周波数(Hz)
Fb:反射周波数(Hz)
v:物体の移動速度(m/s)
c:光速(=300×106m/s)
ドップラーセンサ410に対して被検知体が相対的に移動すると、式(1)で表されるように、その速度vに比例した周波数ΔFを含む出力信号が得られる。出力信号は周波数スペクトラムを有し、スペクトラムのピークに対応するピーク周波数と移動体の速度vとの間には相関関係がある。従って、ドップラー周波数ΔFを測定することにより速度vを求めることができる。なお、日本においては、人体を検知する目的には10.50〜10.55GHzまたは24.05〜24.25GHzの周波数が使用できる。
図5は、使用者の動作と、ドップラーセンサの検知信号と、の関係を例示する概念図である。
なお、図5(a)は、ドップラーセンサから出力された検知信号の電圧値を例示するグラフ図である。すなわち、同図の縦軸は、ドップラーセンサから出力された検知信号の電圧値を表し、同図の横軸は、時間を表す。図5(b)は、ドップラーセンサから出力された検知信号の振幅値を例示するグラフ図である。すなわち、同図の縦軸は、ドップラーセンサから出力された検知信号の振幅値を表し、同図の横軸は、時間を表す。
続いて、使用者が着座中に再び静止すると、検知信号の電圧値は、振動しない(動作M21:着座/静止)。そのため、使用者が着座中に再び静止すると、検知信号の振幅値は、再び略ゼロとなる。
なお、退室動作に関する退室閾値(第3の閾値)は、図5に表したように入室動作に関する入室閾値(第1の閾値)と異なっていてもよいし、あるいは同じであってもよい。
図6は、使用者の離座動作と、ドップラーセンサの検知信号と、の関係を例示する概念図である。
図7は、使用者の着座中の動作と、ドップラーセンサの検知信号と、の関係を例示する概念図である。
図7は、波数を横軸で表し、振幅が徐々に減少する度合を縦軸で表したときに、使用者の着座中の各動作に関する検知信号の電圧値の波形をマップとして例示したものである。
Ds=λ/2×(波数−1) 式(2)
但し、Ds:使用者の移動距離
λ(発振波長):ドップラーセンサが放射する電波の波形の波長(1波あたりの長さ)
波数:検知信号の電圧値の波形における所定時間の波の数
発振波長は、ドップラーセンサ410が放射する電波の振動の周波数(発振周波数)により決定される。そのため、制御部420は、検知信号の電圧値の波形に表れる振動の波数を数えることで、使用者の移動距離を推定することができる。これについては、後に詳述する。
図8は、離座動作に関する検知信号の電圧値の波形を例示するグラフ図である。
すなわち、同図の縦軸は、検知信号の電圧値を表し、同図の横軸は、ドップラーセンサからの距離を表す。
λ=c/Fs 式(3)
例えば、光速を3×108m/sとし、発振周波数を24.15GHzとすると、発振波長は、3×108/(24.15×109)≒12.4mmとなる。
また、検知信号の1波あたりの時間(ΔT)は、下記の式(4)により表すことができる。符号「ΔF」は、式(1)に関して前述した如くである。
ΔT=1/ΔF 式(4)
したがって、前述した式(1)、式(3)、および式(4)より、検知信号の1波あたりの距離(Dk)は、下記の式(5)により表すことができる。符号「v」は、式(1)に関して前述した如くである。
Dk=ΔT×v=λ/2 式(5)
つまり、検知信号の1波あたりの距離(Dk)は、ドップラー信号の1波が検出された際の使用者の移動距離を意味する。前述したように、光速を3×108とし、発振周波数を24.15GHzとしたときの発振波長(λ)は、12.4mmであるため、図8に表したように、そのときの検知信号の1波あたりの距離は、12.4/2=6.2mmとなる。
これらにより、使用者の移動距離(Ds)は、前述した式(2)により表すことができる。
なお、図9(a)は、使用者の移動速度が相対的に速いときの波形を表すグラフ図である。図9(b)は、使用者の移動速度が相対的に遅いときの波形を表すグラフ図である。
なお、図10は、図9(b)に関して前述したグラフ図と同様である。
図11は、離座動作に関する検知信号の振幅値のピーク値をプロットした一例を例示するグラフ図である。
すなわち、同図の縦軸は、検知信号の振幅値を表し、同図の横軸は、時間を表す。
図12は、本実施形態の離座判定の具体例を例示するフローチャート図である。
ここで、ステップS109における「所定数」とは、例えば使用者が離座動作で便座200から立ち上がるために必要な検知信号の波数である。図8に関して前述した例を挙げると、ステップS109における「所定数」は、例えば「33」である。但し、ステップS109における「所定数」については、適宜設定可能である。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (6)
- 便座と、
放射した電波の反射波によって被検知体に関する情報を取得するドップラーセンサと、
前記ドップラーセンサから出力された検知信号に基づいて使用者の前記便座からの離座を判定し制御信号を出力する制御部と、
前記制御信号に基づいて制御される被制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記検知信号から前記使用者の前記離座を判定できる信号に近似する信号である前記離座に近似する信号を抽出する第1のステップを実行した後、前記抽出した検知信号と、格納した離座波形のサンプルデータと、を波形解析によって比較し前記離座を判定する第2のステップを実行し、
前記第1のステップは、所定数の波数が前記検知信号に存在するか否かを前記制御部が判定する波数判定ステップを有することを特徴とするトイレ装置。 - 前記所定数は、前記使用者が離座動作において前記便座から立ち上がる際に検知信号に生ずる振動の波数に設定されたことを特徴とする請求項1記載のトイレ装置。
- 前記第1のステップは、前記波数判定ステップにおいて前記所定数の波数が前記検知信号に存在すると前記制御部が判定した場合に、前記所定数の波数を有する波形が減衰しているか否かを前記制御部が判定する減衰率判定ステップをさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載のトイレ装置。
- 前記制御部は、
前記第1のステップを実行する前に、前記検知信号の周波数が所定周波数以上であるか否かを判定する周波数判定ステップを実行し、
前記検知信号の周波数が前記所定周波数未満である場合には、続いて前記第1のステップを実行し、
前記検知信号の周波数が前記所定周波数以上である場合には、前記第1のステップを実行することなく前記使用者が前記便座から離座したと判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のトイレ装置。 - 前記制御部は、前記使用者が前記便座から実際に離座したときに前記ドップラーセンサから出力される前記検知信号の波形を前記サンプルデータとして記憶することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のトイレ装置。
- 前記制御部は、
前記検知信号の振幅の大きさと第1の閾値とを比較し前記使用者のトイレルームへの入室を判定し、
前記検知信号の振幅の大きさと第2の閾値とを比較し前記使用者の前記便座への着座を判定し、
前記検知信号の振幅の大きさと第3の閾値とを比較し前記使用者の前記トイレルームからの退室を判定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のトイレ装置。
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