JP5908334B2 - 電解水素生成システム、電解水素生成方法およびプログラム - Google Patents

電解水素生成システム、電解水素生成方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明の実施の形態は、水素を生成する電解水素生成システム、電解水素生成方法およびプログラムに関する。
近年、風力発電や太陽光発電等の再生可能エネルギーの有効利用が望まれ、低コスト大容量電源となることが期待されている。
また、風力発電と電解水素発生装置を備えるシステムでは、風力発電機が運転可能な回転数範囲に長くとどまるように、水素の電解電流を風車の回転数に応じて変化させ、風車が加速すれば電解電流を大きくし、風車が減速すれば電解電流を小さくして風車の回転を制御するものや風車回転数の微分値を求め、この微分値に応じて整流器の出力電圧を制御するものが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2007−252028号公報 特開2005−73418号公報
しかしながら、先行技術のシステムでは、風車の回転数を風速に応じて変化させており、発電の安定化と高効率発電の両立は図られていないので、水素製造効率が低下する恐れがあり、また動的な応答特性に対する考慮もなされていないという問題がある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、発電の安定化と高効率発電の両立を図ることのできる電解水素生成システム、電解水素生成方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明の電解水素生成システムは、風力により回転されて発電する回転機器からの交流電力を、電解水素生成装置での電解による水素生成のための直流電力に変換するAC−DC変換部と、前記回転機器に印加される風力と、前記回転機器の回転数および前記回転機器からの交流電力との関係を表す第1のテーブルと、前記電解水素生成装置での電解のための電解電圧と、前記電解により消費される電解電力との関係を表す第2のテーブルと、前記回転機器に印加される風力の計測値たる計測風力と、前記回転機器の回転数の計測値たる計測回転数と、が入力される入力部と、前記第1のテーブルおよび前記計測風力に基づき、前記回転機器の目標回転数および前記回転機器からの目標交流電力を求める第1の演算部と、前記第2のテーブルおよび前記目標交流電力に基づき、前記電解のための電解電圧としての基準電解電圧を求める第2の演算部と、前記計測回転数と前記目標回転数の差分に基づいて、前記基準電解電圧の補正のための補正電解電圧を求める第3の演算部と、前記基準電解電圧と前記補正電解電圧を加算して、前記電解水素生成装置での電解のための目標電解電圧を求める電解加算部と、前記AC−DC変換部で変換された直流電力での電圧が、前記目標電解電圧に対応するように、前記AC−DC変換部を制御する電圧制御部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の電解水素生成システムは、風力により回転されて発電する複数の回転機器からの交流電力を、電解水素生成装置での電解による水素生成のための直流電力に変換する複数のAC−DC変換部と、前記回転機器に印加される風力と、前記回転機器の回転数および前記回転機器からの交流電力との関係を表す複数の第1のテーブルと、前記回転機器に印加される風力の計測値たる計測風力と、前記回転機器の回転数の計測値たる計測回転数と、が入力される複数の入力部と、前記第1のテーブルおよび前記計測風力に基づき、前記回転機器の目標回転数および前記回転機器からの目標交流電力を求める複数の第1の演算部と、前記計測回転数と前記目標回転数の差分に基づいて、前記回転機器の回転数の補正のための補正電力を求める複数の第2の演算部と、前記目標交流電力と前記補正電力を加算して、前記AC−DC変換部の目標電解電力を求める複数の電力加算部と、前記AC−DC変換部で変換された直流電力が、前記目標電解電力に対応するように、前記AC−DC変換部を制御する複数の電力制御部と、前記複数の電力加算部からの前記目標電解電力を加算して、前記目標電解電力の総和を求める総和加算部と、前記複数のAC−DC変換部で変換された直流電力を、蓄電部の充電のための直流電力に変換するとともに、前記蓄電部に充電された直流電力を前記電解水素生成装置での電解による水素発生のための直流電力に変換するDC−DC変換部と、前記蓄電部の蓄電量の計測値たる計測蓄電量が入力される蓄電量入力部と、前記電解水素生成装置での電解のための電解電圧と、前記電解により消費される電解電力との関係を表す第3のテーブルと、前記蓄電部の蓄電量と、前記蓄電部の放電および充電時のバイアス電力量との関係を表す第4のテーブルと、前記第3のテーブルおよび前記目標電解電力の総和に基づき、前記電解水素生成装置での電解のための電解電圧としての基準電解電圧を求める第3の演算部と、前記第4のテーブルおよび前記計測蓄電量に基づき、前記蓄電部の放電および充電時のバイアス電力量を求める第4の演算部と、前記バイアス電力量での電圧と前記基準電界電圧を加算して、前記蓄電部の放電および充電のための蓄電目標電圧を求める蓄電加算部と、前記DC−DC変換部で変換された直流電力での電圧が、前記蓄電目標電圧に対応するように、前記DC−DC変換部を制御する蓄電量制御部と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、発電の安定化と高効率発電の両立を図ることができる。
本発明の一実施形態の電解水素生成システムの構成を示すブロック図である。 風速と、定常目標回転数および定常交流電力との関係を示す図である。 水電解水素生成装置での電解のための電解電圧と、この電解により消費される電解電力との関係を示す図である。 図1に示した第3の演算器の構成を示すブロック図である。 実施形態2の電解水素生成システムの構成を示すブロック図である。 図5に示した配分制御器の構成を示すブロック図である。 第1の演算器からの風車の目標交流電力と、水電解水素生成装置での電解により消費される電解電力との関係を示す図である。 実施形態3の電解水素生成システムの構成を示すブロック図である。 図8に示したDCリンク電圧制御器の構成を示すブロック図である。 実施形態4の電解水素生成システムの構成を示すブロック図である。 図10に示した蓄電量制御部の構成を示すブロック図である。
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一つの実施の形態に係る電解水素生成システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、この電解水素生成システム10では、風速計2、回転数計3を備え、風力により回転されて発電する風車(回転機器)1からの交流電力を、AC−DC変換器4が直流電力に変換している。
風速計2は、風速を例えば風向が同時に計測できる風車型風速計から構成されている。回転数計3は、例えばレゾルバーから構成されている。計測風速と風車1の計測回転数は、連続して計測されている。
また、この実施形態において、風速計2および回転数計3での測定値は、後述するAC−DC変換器4の直流電力の制御に用いられるとともに、風車1の方向制御やブレードピッチ角制御などの最適制御にも用いられる。なお、風車1の方向制御やブレードピッチ角制御などは、従来から知られている一般的なものなので、ここでは説明を省略する。
AC−DC変換器4は、風車1からの交流電力を、水電解水素生成装置(電解水素生成装置)5での電解による水素生成のための直流電力に変換している。このAC−DC変換器4は、例えばコンバータと直流コンデンサとから構成され、交流電力の導通時間(点弧角)を制御して調整することで、直流電力を制御している。なお、この直流電力の制御は、後述する風力電解協調制御装置11から入力される目標電圧によって行われる。
水電解水素生成装置5は、図示しないアルカリ電解液を用いた陽極と陰極を持つアルカリ電解装置と、発生した水素を加圧貯蔵する水素貯蔵タンクと、から構成されている。
AC−DC変換器4で生成した直流電力は、アルカリ電解装置の陽極と陰極の間に印加され、水を電解して水素を得る。アルカリ電解装置には、減少した水を補うための純水補給装置およびアルカリ電解液の温度を制御するための熱交換ユニットが付設されている(図示せず)。
この電解水素生成システム10は、風力電解協調制御装置11を具備している。
図1に示すように、この風力電解協調制御装置11は、第1の演算器21と、この第1の演算器21にそれぞれ接続された第2、第3の演算器22,23と、第2、第3の演算器22,23に接続された加算器24と、を備える。
図1に示した第1の演算器21は、入力部、第1のテーブルおよび第1の演算部の機能を有している(図示せず)。
この入力部は、風速計2が風車1に印加される風力を計測した風速(計測風力)と、回転数計3が風力により回転する風車1の回転数を計測した回転数(計測回転数)とを取り込んでいる。
図2は、風速と、定常目標回転数および定常交流電力との関係を示す図である。
第1のテーブルは、図2に示すように、風力により回転される風車1の定常状態の目標回転数を示す定常目標回転数(図2中、点線で表示)および風力により回転されて発電する風車1からの定常状態の目標交流電力を示す定常目標電力(図2中、実線で表示)との関係を、風車1固有の特性として記憶している。
すなわち、定常目標回転数は、風速がある速度になった時の目標とする風車1の回転数を示し、また定常目標電力は、風速がある速度になった時の目標とする風車1からの交流電力を示している。そして、風速がある一定以上に達すると、上述した風車1の方向制御やブレードピッチ角制御などの最適制御を用いて定常目標電力および定常目標回転数を一定の上限値に設定制御している。
第1の演算部は、第1のテーブルおよび計測した風速に基づき、風車1の目標回転数および風車1からの目標交流電力を求めている。この第1の演算部は、風速計2で測定された風速に対応する回転数および交流電力を、第1のテーブルから求め、この求めた回転数および交流電力を目標回転数および目標交流電力とする。
さらに、第1の演算部は、第1のテーブルで求めた定常目標電力および定常目標回転数から以下に示す式(1)、式(2)に基づいて、目標電力および目標回転数を算出する。
(目標電力)={1/(1+TS)}・(定常目標電力) …(1)
(目標回転数)={1/(1+TS)}・(定常目標回転数) …(2)
ここで、1/(1+TS):1次遅れの伝達関数
T:風車の完成モーメントで決まる時定数
S:微分演算子
式(1)、式(2)に含まれる伝達関数は、1次遅れのフィルターの働きを示すものである。この風車1に印加される風力(風速)の急激な変化に対しては、風車1の持つ慣性や局所的な風の変化が平均化されることにより、実際の風車1が発電する電力および風車1の回転数は、遅れて変化していくので、この実施形態ではその遅れを考慮する。風速の変化は、風車1にかかるトルクの変化に対応するので、風車1の動特性からその遅れはほぼ1次遅れで表される。そこで、この実施形態では、この遅れとして1次遅れを採用している。
すなわち、この実施形態では、第1の演算器21が風力発電の特性に基づいた式(1)、式(2)を用いて、目標電力および目標回転数を求めることとする。
図1に示した第2の演算器22は、第2のテーブルおよび第2の演算部の機能を有している(図示せず)。
図3は、水電解水素生成装置5での電解のための電解電圧と、この電解により消費される電解電力との関係を示す図である。
第2のテーブルは、図3に示すように、水電解水素生成装置5での電解のための電解電圧と、この電解により消費される電解電力との関係を、水電解水素生成装置5固有の特性として記憶している。
この実施形態の水電解水素生成装置5では、内部の電気抵抗によってこの装置5が消費する電力(電解電力)と、この装置5の陽極−陰極間の直流電圧(電解電圧)とは、図3に示す右肩上がりの曲線で、下限値と上限値を有する特性を持つ。すなわち、陽極−陰極間の電解電圧が上昇すると、この間を流れる電流が増大して電解電圧が上昇する。また、この装置5に適用できる陽極−陰極間の電解電圧には上限と下限があるので、この間の特性曲線として表される。
第2の演算部は、第2のテーブルおよび目標電力に基づき、水電解水素生成装置5での電解のための電解電圧としての基準電圧(基準電解電圧)を求める。この第2の演算部は、第1の演算器21から目標電力が与えられると、これに対応する電解電圧を、第2のテーブルから求め、この求めた電解電圧を基準電圧として出力している。
これにより、第2の演算器22からは、水電解水素生成装置5に必要な基準電圧が得られる。
しかし、この基準電圧は、第1の演算器21に記憶された風力発電の特性と、第2の演算器22に記憶された水電解水素生成装置5の仕様特性に基づいて計算されたもので、これら特性と実機での特性とは微妙なずれが生じることがある。このずれにより、風車1の回転数は加速または減速してしまう。この結果、風車1の回転数は、最適な運転時の回転数からずれが発生してしまう。
そこで、この実施形態では、このずれを防止するために、第3の演算器23の機能を用いる。
図4は、図1に示した第3の演算器23の構成を示すブロック図である。
図1に示した第3の演算器23は、図4に示す各部位から構成される第3の演算部の機能を有している。
第3の演算部は、計測回転数と目標回転数の差分に基づいて、基準電解電圧の補正のための補正電圧(補正電解電圧)を求めている。
図4に示すように、第3の演算器23は、減算器111、ローパスフィルタ112、PI制御器113およびリミッタ114を有する。
減算器111は、加算器24から入力される目標回転数と、回転数計3で計測された計測回転数と、回転数の差分(偏差)を演算している。
ローパスフィルタ112は、入力される回転数の差分を平滑化して、高周波成分(ノイズ)を取り除いている。
PI制御器113は、オフセットをとるための回転数の差分が「0」になるようにフィードバックして、補正電圧を出力している。なお、PI制御器113の比例ゲインと積分時定数とは、風力発電を安定に制御するための調整要素であり、システムの稼働状態の安定性を検知しながら調整されている。
リミッタ114は、PI制御器113から入力される補正電圧(補正電解電圧)の上限値と下限値を定めて、この補正電圧の動作範囲を制限している。
図1に示すように、加算器24は、基準電解電圧と補正電解電圧を加算して、水電解水素生成装置5での電解のための目標電解電圧を求める電解加算部として機能する。
加算器24は、第2の演算器22から入力される基準電圧と、第3の演算器23から入力される補正電圧を加算して、AC−DC変換器4の直流目標電圧(目標電解電圧)を求めている。
AC−DC変換器4は、AC−DC変換部および電圧制御部の機能を有している(図示せず)。
AC−DC変換部は、風車1からの交流電力を、水電解水素生成装置(電解水素生成装置)5での電解による水素生成のための直流電力に変換している。
電圧制御部は、AC−DC変換部で変換された直流電力での電圧が、目標電圧に対応するように、AC−DC変換部を制御している。
すなわち、電圧制御部は、AC−DC変換器4で交流電力から変換された直流電力での電圧が、風力電解協調制御装置11で出力された目標電圧になるように、交流電力の導通時間を制御することで、直流電力を変換制御している。
このように、この実施形態では、測定風速や測定回転数などの測定値に基づき、風車1の方向制御やブレードピッチ角制御などを行って、風力発電を風速に応じて最も効率よく運転できる回転数で運転しつつ、同時に、AC−DC変換器4の直流電力の制御に用いるので、水素を最も効率的に生成することができる。この結果、この実施形態では、発電の安定化と高効率発電の両立を図ることができる。
特に、この実施形態では、風速が急激に変化しても、あるいは計測した回転数にノイズが混入しても、第1演算器21のフィルターの機能および第3の演算器23のローパスフィルタ112の機能により安定してシステムを運用することができる。
この実施形態は、特に風力により大きく回転数が変化する永久磁石式ロータを備える風車発電に有効である。
また、この実施形態では、水電解水素生成装置5としてアルカリ水電解装置について説明したが、本発明はこれに限らず、固体高分子水電解装置に図1の構成を用いて、ガス生成システムを構築することも可能である。
また、この実施形態では、上述したAC−DC変換部、第1〜第2のテーブル、入力部、第1〜第3の演算部、電解加算部および電圧制御部、としてコンピュータを機能させるプログラムを備えることも可能である。
(実施形態2)
図5は、実施形態2の電解水素生成システム10aの構成を示すブロック図である。この実施形態2では、実施形態1と異なる構成のみを説明し、実施形態1と同様な構成は説明の都合上、省略する。
この実施形態では、実施形態1と同様の構成の他に、DC−DC変換器12、蓄電池13および配分制御器14を備える。
DC−DC変換器12は、AC−DC変換器4と水電解水素生成装置5とを電気的に接続する直流ラインに接続されている。このDC−DC変換器12は、AC−DC変換器4で変換された直流電力を、蓄電池(蓄電部)13の充電のための直流電力に変換するとともに、この充電された直流電力を水電解水素生成装置5での電解による水素発生のための直流電力に変換するDC−DC変換部の機能を有している。
DC−DC変換器12は、実施形態1と同様の点弧角制御によって、蓄電池13に印加される直流電圧を制御することで、この蓄電池13の充放電を制御している。すなわち、DC−DC変換器12は、蓄電池13に充電するときには、所定の関数に従った充電直流電圧を蓄電池13端子に発生させて、充電動作を実行する。一方、放電動作が必要なときには、上記充電直流電圧より低い所定の値を蓄電池13端子に発生させて、放電を実行する。なお、この電圧制御は、例えば変換器チョッパ制御のデューティ比により行う。
蓄電池13は、蓄電部および計測部の機能を有している(図示せず)。
蓄電部は、DC−DC変換器12からの直流電力によって所定の蓄電量で充電されている。
計測部は、この蓄電部の蓄電量を計測している。
配分制御器14は、蓄電量入力部、第3、第4のテーブル、第4、第5の演算部および蓄電加算部を有している(図示せず)。
蓄電量入力部は、蓄電池13の蓄電量の計測値たる計測蓄電量が入力される。
第3のテーブルは、水電解水素生成装置5での電解のための電解電圧と、この電解により消費される電解電力との関係を表している。
第4のテーブルは、蓄電池13の蓄電量と、蓄電池13の放電および充電時のバイアス電力量との関係を表している。
第4の演算部は、第3のテーブルの関係に基づき、前記蓄電部の放電および充電の制御電力量を求めている。
第5の演算部は、第4のテーブルおよび計測蓄電量に基づき、蓄電池13の放電および充電時のバイアス電力量を求めている。
蓄電加算部は、制御電力量と前記バイアス電力量を加算して、前記蓄電部の放電および充電のための蓄電目標電力を求めている。
図6は、図5に示した配分制御器14の構成を示すブロック図である。図7は、第1の演算器21からの風車1の目標交流電力と、水電解水素生成装置5での電解により消費される電解電力との関係を示す図である。
図6に示すように、配分制御器14は、ハイパスフィルタ31および蓄電量制御部32を有している。
ハイパスフィルタ31は、図7に示す第3のテーブルおよび第4の演算部の機能を有し、第1の演算器21から風力の目標電力が入力されると、その低周波数成分を除去している。
第3のテーブルは、第1の演算器21からの風車1の目標交流電力と、水電解水素生成装置5での電解により消費される電解電力との関係を、水電解水素生成装置5固有の特性として記憶している。図7中、実線は時刻に対する第1の演算器21からの風力の目標電力(目標交流電力)で、点線は水電解水素生成装置5での電解により消費される消費電力(電解電力)で、一点鎖線はこの電解電力の上限値、二点鎖線はこの電解電力の下限値を示している。
この第3のテーブルの目標電力と消費電力の差分が蓄電池13の充放電分となる。すなわち、風力の目標電力が消費電力より大きい場合には、蓄電池13の充電分となり、風力の目標電力が消費電力より小さい場合には、蓄電池13の放電分となる。
この風力の目標電力は、水電解水素生成装置5が許容できる負荷変動よりも急激に変化する。
そこで、この実施形態では、水電解水素生成装置5が追従できる負荷変化に留められるように、風力発電の出力の一部を蓄電池13に蓄えられるようにする。
この時の蓄電制御入力(制御電力量)と目標電力との関係は、以下の式(3)となる。
(蓄電制御入力)=[1−{1/(1+TS)}]・(目標電力) …(3)
ここで、T:水電解水素生成装置の応答時定数により決まる時定数
S:微分演算子
ハイパスフィルタ31は、式(3)と目標電力に基づき、蓄電制御入力(制御電力量)を求める。
また、図6に示すように、蓄電量制御部32は、充電バイアステーブル121と、加算器122と、を有している。
充電バイアステーブル121は、蓄電量入力部、第4のテーブルおよび第5の演算部の機能を有し、図6に示すように、蓄電量入力部から蓄電池13の計測蓄電量が入力されると、第4のテーブルに基づき、第5の演算部が蓄電池13の放電および充電時のバイアス電力量を求めている(図6参照)。
すなわち、充電バイアステーブル121は、蓄電池13の蓄電量を許容範囲に保ちつつ、計測蓄電量が所定の基準電力量より小さい時には、充電側のバイアス電力量を求めて出力し、また蓄電池13の計測蓄電量が所定の基準電力量より大きい時には、放電側のバイアス電力量を求めて出力している。
加算器122は、蓄電加算部の機能を有し、充電バイアステーブル121からのバイアス電力量と、ハイパスフィルタ31からの蓄電制御入力と、を加算して、その加算結果である蓄電目標電力を出力している(図6参照)。
DC−DC変換器12は、DC−DC変換部および蓄電量制御部の機能を有している(図示せず)。
DC−DC変換部は、AC−DC変換器4で変換された直流電力を、蓄電池13の充電のための直流電力に変換するとともに、蓄電池13に充電された直流電力を水電解水素生成装置5での電解による水素発生のための直流電力に変換している。
蓄電量制御部は、DC−DC変換部で変換された直流電力が、蓄電目標電力に対応するように、DC−DC変換部を制御している。
このDC−DC変換器12は、このDC−DC変換部で変換された直流電力が、図5に示す配分制御器14からの蓄電目標電力に対応するように、DC−DC変換部を制御することで、蓄電池13の充放電を制御している。
つまり、DC−DC変換器12は、計測蓄電量が小さい時の蓄電目標電力に対しては、図7に示した消費電力を下限値方向に移動させる制御を行って、蓄電池13の充電を可能にする。また、DC−DC変換器12は、計測蓄電量が大きい時の蓄電目標電力に対しては、図7に示した消費電力を上限値方向に移動させる制御を行って、蓄電池13の放電を可能にする。
水電解水素生成装置5には、前述したごとく純粋供給装置や熱交換ユニットなどが付設されている。これらの装置は、風力発電の急激な出力変動による水電解水素生成装置5の負荷の急激変動に対して機械的に対応することが難しく、この水電解水素生成装置5の負荷急変は装置寿命を短くする原因となる。
これに対して、この実施形態では、実施形態1と同様に、発電の安定化と高効率発電の両立を図ることができるとともに、蓄電池の蓄電量を許容範囲に保ちつつ、風力の急激な変動を蓄電池13で吸収することができるので、水電解水素生成装置5の負荷の急激変動を防ぐことができる。この結果、純粋供給装置や温度制御装置などの装置寿命の劣化を防止し、電解水素生成システム10aを安定に運用することができる。
また、この実施形態では、実施形態1に示したAC−DC変換部、第1〜第2のテーブル、入力部、第1〜第3の演算部、電解加算部および電圧制御部とともに、DC−DC変換部、蓄電量入力部、第3〜第4のテーブル、第4〜第5の演算部、蓄電加算部および蓄電量制御部、としてコンピュータを機能させるプログラムを備えることも可能である。
(実施形態3)
図8は、実施形態3の電解水素生成システム10bの構成を示すブロック図である。なお、この実施形態では、実施形態2と相違する構成を中心に説明する。
この電解水素生成システム10bでは、複数の風車1a〜1cに風速計2a〜2c、回転数計3a〜3cをそれぞれ備え、風車1a〜1cからの交流電力を、AC−DC変換器4a〜4cが直流電力にそれぞれ変換して、水電解水素生成装置5に出力している。
AC−DC変換器4a〜4cは、風力DCリンク出力制御器7a〜7cにそれぞれ接続され、風力DCリンク出力制御器7a〜7cから出力される目標電力によって直流電力を制御している。
風力DCリンク出力制御器7a〜7cは、いずれも同様の構成なので、代表して風力DCリンク出力制御器7aの構成を説明する。
図8に示すように、風力DCリンク出力制御器7aは、第1、第2の演算器21a,21bと、第1、第2の演算器21a,21bに接続された加算器24aと、を備える。
第1の演算器21aは、実施形態1の第1の演算器21と同様の構成で、入力部、第1のテーブルおよび第1の演算部の機能を有し、目標回転数および目標交流電力を求めている。
第2の演算器23aは、第2の演算部の機能を有している(図示せず)。
第2の演算部は、計測回転数と目標回転数の差分に基づいて、風車1aの回転数の補正のための補正電力を求めている。
第2の演算器23aの構成は、図4とほぼ同様である。PI制御器は、風車回転数のオフセットをとるため、風車回転数の目標値と計測値の差分が「0」になるように、補正電力をフィードバック出力している。リミッタは、PI制御器から入力される補正電力の上限値と下限値を定めて、この補正電力の動作範囲を制限している。
加算器24aは、電力加算部の機能を有し、第1の演算器21aからの目標電力と、第2の演算器23aからの補正電力を加算して、AC−DC変換器4aの目標電力(目標電解電力)を求めている。
AC−DC変換器4は、AC−DC変換部および電力制御部の機能を有している(図示せず)。
AC−DC変換部は、風車1aからの交流電力を、水電解水素生成装置5での電解による水素生成のための直流電力に変換している。
電力制御部は、AC−DC変換部で変換された直流電力が、目標電解電力に対応するように、AC−DC変換部を制御している。
すなわち、電圧制御部は、AC−DC変換器4aで交流電力から変換された直流電力が、風力DCリンク出力制御器7aで出力された目標電解電力になるように、交流電力の導通時間を制御することで、直流電力を変換制御している。
図8に示すように、この電解水素生成システム10bでは、各風力DCリンク出力制御器7a〜7cと接続される加算器8、この加算器8とDC−DC変換器12間に接続されるDCリンク電圧制御器9を備える。
また同様に、各風力DCリンク出力制御器7a〜7cで求められた目標電解電力は、各AC−DC変換器4a〜4cに出力されるとともに、加算器8に出力される。
加算器8は、総和加算部の機能を有している(図示せず)。
総和加算部は、加算器24a〜24cからの目標電解電力を加算して、目標電解電力の総和を求めている。
図9は、図8に示したDCリンク電圧制御器9の構成を示すブロック図である。
DCリンク電圧制御器9は、図9に示すように、ローパスフィルタ91と、演算器92と、蓄電量制御部93と、加算器94と、を有している。
図8に示したDCリンク電圧制御器9は、図9に示す各部位から構成され、蓄電量入力部、第3、第4のテーブルおよび第3、第4の演算部の機能を有している(図示せず)。
蓄電量入力部は、蓄電池13の蓄電量の計測値たる計測蓄電量が入力されている。
第3のテーブルは、図3と同様に、水電解水素生成装置5での電解のための電解電圧と、この電解により消費される電解電力との関係を、水電解水素生成装置5固有の特性として記憶している。
第3の演算部は、第3のテーブルおよび目標電解電力の総和に基づき、水電解水素生成装置5での電解のための電解電圧としての基準電解電圧を求めている。
第4のテーブルは、蓄電池13の蓄電量と、この蓄電池13の放電および充電時のバイアス電力量との関係を、水電解水素生成装置5固有の特性として記憶している。
第4の演算部は、第4のテーブルおよび前記計測蓄電量に基づき、前記蓄電部の放電および充電時のバイアス電力量を求めている。
蓄電加算部は、バイアス電力量での電圧と基準電界電圧を加算して、蓄電池13の放電および充電のための蓄電目標電圧を求めている。
図9に示すように、ローパスフィルタ91および演算器92は、上述した第3のテーブルおよび第3の演算部の機能を有している。
ローパスフィルタ91は、入力される目標電解電力の総和を平滑化して、高周波成分(ノイズ)を取り除いている。
演算器92は、平滑後の目標電解電力の総和が与えられると、これに対応する電解電圧を、第3のテーブルから求め、この求めた電解電圧を基準電解電圧として出力する。
図9に示す蓄電量制御部93は、上述した蓄電量入力部、第4のテーブルおよび第4の演算部の機能を有している。
蓄電量制御部93は、図6と同様の充電バイアステーブル121を有し、蓄電量入力部から蓄電池13の計測蓄電量が入力されると、第4のテーブルに基づき、第4の演算部が蓄電池13の放電および充電時のバイアス電力量を求めている(図6参照)。
加算器94は、上述した蓄電加算部の機能を有し、蓄電量制御部93からのバイアス電力量での電圧と、演算器92からの基準電解電圧と、を加算して、蓄電池13の放電および充電のための蓄電目標電圧を求めている。
DC−DC変換器12は、DC−DC変換部および蓄電量制御部の機能を有している(図示せず)。
DC−DC変換部は、AC−DC変換器4で変換された直流電力を、蓄電池13の充電のための直流電力に変換するとともに、蓄電池13に充電された直流電力を水電解水素生成装置5での電解による水素発生のための直流電力に変換している。
蓄電量制御部は、AC−DC変換器4で変換された直流電力が、DCリンク電圧制御器9からの蓄電目標電圧に対応するように、DC−DC変換器12を制御することで、蓄電池13の充放電を制御している。
このように、この実施形態では、複数の風車1a〜1cが連携された大規模ウィンドファームにおいても、実施形態1と同様に、発電の安定化と高効率発電の両立を図ることができるとともに、各風車1a〜1cの出力を最大化しつつ、水電解水素生成装置5による水素生成を効率よく実現することができる。
また、この実施形態では、複数の風車1a〜1cが連携され、相互に風力発電の出力変動が平滑化されるので、相対的に蓄電量の小さな蓄電池13により急激な風力発電の出力変動を補償することができる。この結果、水電解水素生成装置5の負荷の急激変動を防ぐことができる。
また、この実施形態では、電力変換の回数が最小回数となっているので、電力変換時の変換ロスを最も小さくできる。
なお、この実施形態では、風力DCリンク出力制御器7a〜7cで求められた目標電解電力を、各AC−DC変換器4a〜4cに出力する構成としたが、例えばこの目標電解電力に代えてAC−DC変換器4a〜4cの目標電流を、各AC−DC変換器4a〜4cに出力する構成でもよい。この場合も、実施形態3と同様の効果を得ることができる。
また、この実施形態では、上述した複数のAC−DC変換部、複数の第1のテーブル、複数の入力部、複数の第1〜第2の演算部、複数の電力加算部、複数の電力制御部、総和加算部、DC−DC変換部、蓄電量入力部、第3〜第4のテーブル、第3〜第4の演算部、蓄電加算部および蓄電量制御部、としてコンピュータを機能させるプログラムを備えることも可能である。
(実施形態4)
図10は、実施形態4の電解水素生成システム10cの構成を示すブロック図である。
図10に示すように、この電解水素生成システム10cでは、太陽光により発電するPV発電機器6からの直流電力を、DC−DC変換器18が水電解水素生成装置5での電解による水素生成のための直流電力に変換している。
DC−DC変換器18には、PV最大電力制御部17が付設されており、このPV最大電力制御部17はDC−DC変換器18に入力するPV発電機器6からの直流電力が最大になるように制御している。
DC−DC変換器18は、第1のDC−DC変換部としての機能を有する。
第1のDC−DC変換部は、PV最大電力制御部17の目標電圧から水電解水素生成装置5での電解水素生成のための変換後の変換出力電力を算出している。
この電解水素生成システム10cは、PV電解協調制御装置15を具備している。
図10に示すように、PV電解協調制御装置15は、図9と同様にローパスフィルタ26と、演算器22と、蓄電量制御部27と、加算器24と、を有する。
PV電解協調制御装置15は、蓄電量入力部、第1、第2のテーブル、第1、第2の演算部および蓄電加算部の機能を有している(図示せず)。
蓄電量入力部は、蓄電池13の蓄電量の計測値たる計測蓄電量が入力されている。
第1のテーブルは、水電解水素生成装置5での電解のための電解電圧と、水電解水素生成装置5での電解により消費される電解電力との関係を、水電解水素生成装置5固有の特性として記憶している。
第1の演算部は、第1のテーブルおよび直流電力に基づき、水電解水素生成装置5での電解のための電解電圧としての基準電解電圧を求めている。
第2のテーブルは、蓄電池13の蓄電量と、基準電解電圧の補正のための補正電解電圧との関係を、水電解水素生成装置5固有の特性として記憶している。
第2の演算部は、第2のテーブルおよび前記計測蓄電量に基づき、補正電解電圧を求めている。
蓄電加算部は、基準電解電圧と補正電解電圧を加算して、蓄電池13の放電および充電のための蓄電目標電圧を求めている。
図10に示すように、ローパスフィルタ26および演算器22は、上述した第1のテーブルおよび第1の演算部の機能を有している。
ローパスフィルタ26は、入力されるPV電力(直流電力)を平滑化して、高周波成分(ノイズ)を取り除いている。
演算器22は、平滑後のPV電力が与えられると、これに対応する電解電圧を、第1のテーブルから求め、この求めた電解電圧を基準電解電圧として出力する。
図10に示す蓄電量制御部27は、上述した蓄電量入力部、第2のテーブルおよび第2の演算部の機能を有している。
図11は、図10に示した蓄電量制御部27の構成を示すブロック図である。
図11に示すように、蓄電量制御部27は、蓄電量に対応する電圧(補正電解電圧)の関係を表すテーブル127を有し、蓄電量入力部から蓄電池13の計測蓄電量が入力されると、テーブル127に基づき、第2の演算部が蓄電池13の放電および充電時の補正電解電圧を求めている。
加算器24は、上述した蓄電加算部の機能を有し、演算器22からの基準電解電圧と、蓄電量制御部27からの補正電解電圧と、を加算して、蓄電池13の放電および充電のための蓄電目標電圧を求めている。
DC−DC変換器12は、第2のDC−DC変換部および蓄電量制御部の機能を有している(図示せず)。
第2のDC−DC変換部は、DC−DC変換器18で変換された直流電力を、蓄電池13の充電のための直流電力に変換するとともに、蓄電池13に充電された直流電力を水電解水素生成装置5での電解による水素発生のための直流電力に変換している。
蓄電量制御部は、DC−DC変換部で変換された直流電力での電圧が、蓄電目標電圧に対応するように、DC−DC変換器12を制御している。
すなわち、DC−DC変換器12では、このDC−DC変換部で変換された直流電力が、図10に示すPV電解協調制御装置15からの蓄電目標電力に対応するように、蓄電量制御部がDC−DC変換部を制御することで、蓄電池13の充放電を制御している。
このように、この実施形態では、演算器22で演算された基準電解電圧と、蓄電量制御部27で演算された補正電解電圧と、を加算器24で加算して、DC−DC変換器12の目標電圧を出力するので、PV発電に適した水電解水素の生成を実現できるとともに、急激なPV電力の変動を蓄電池13の充放電で補償することができる。この結果、水電解水素生成装置5の負荷の急激変動を防ぐことができる。
また、この実施形態では、蓄電量制御部27によって計測蓄電量に対する補正電解電圧を求めることにより、蓄電池13を許容範囲の蓄電量に保つことができる。
また、この実施形態では、電力のDC−AC変換を含まないので、電力変換時の変換ロスを低減することが可能となる。
また、この実施形態では、上述した第1〜第2のDC−DC変換部、蓄電量入力部、第1〜第2のテーブル、第1〜第2の演算部、蓄電加算部および蓄電量制御部、としてコンピュータを機能させるプログラムを備えることも可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形してもよい。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより、種々の発明を構成できる。例えば実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1,1a〜1c…風車、2,2a〜2c…風速計、3,3a〜3c…回転数計、4,4a〜4c…AC−DC変換器、5…水電解水素生成装置、7a〜7c…風力DCリンク出力制御器、8…加算器、9…DCリンク電圧制御器、10,10a〜10c…電解水素生成システム、11…風力電解協調制御装置、12,18…DC−DC変換器、13…蓄電池、14…配分制御器、21〜23,21a,21b…演算器、24,24a〜24c…加算器、26…ローパスフィルタ、27,93…蓄電量制御部、31…ハイパスフィルタ、32…蓄電量制御部、91…ローパスフィルタ、92…演算器、94…加算器、111…減算器、112…ローパスフィルタ、113…PI制御器、114…リミッタ、121…充電バイアステーブル、122…加算器、127…テーブル。

Claims (8)

  1. 風力により回転されて発電する回転機器からの交流電力を、電解水素生成装置での電解による水素生成のための直流電力に変換するAC−DC変換部と、
    前記回転機器に印加される風力と、前記回転機器の回転数および前記回転機器からの交流電力との関係を表す第1のテーブルと、
    前記電解水素生成装置での電解のための電解電圧と、前記電解により消費される電解電力との関係を表す第2のテーブルと、
    前記回転機器に印加される風力の計測値たる計測風力と、前記回転機器の回転数の計測値たる計測回転数と、が入力される入力部と、
    前記第1のテーブルおよび前記計測風力に基づき、前記回転機器の目標回転数および前記回転機器からの目標交流電力を求める第1の演算部と、
    前記第2のテーブルおよび前記目標交流電力に基づき、前記電解のための電解電圧としての基準電解電圧を求める第2の演算部と、
    前記計測回転数と前記目標回転数の差分に基づいて、前記基準電解電圧の補正のための補正電解電圧を求める第3の演算部と、
    前記基準電解電圧と前記補正電解電圧を加算して、前記電解水素生成装置での電解のための目標電解電圧を求める電解加算部と、
    前記AC−DC変換部で変換された直流電力での電圧が、前記目標電解電圧に対応するように、前記AC−DC変換部を制御する電圧制御部と、
    を具備する電解水素生成システム。
  2. 前記第1のテーブルが、前記回転機器に印加される定常風力と、前記回転機器の定常回転数および前記回転機器からの定常交流電力との関係を記憶し、
    前記入力部は、前記計測風力と、前記計測回転数とを連続して入力し、
    前記第1の演算部は、
    前記第1のテーブルおよび前記連続して入力される計測風力に基づき、前記回転機器の定常回転数および前記回転機器からの定常交流電力を連続して求める第1の手段と、
    前記連続して求められた定常回転数からの一次遅れ演算として、前記目標回転数を求める第2の手段と、
    前記連続して求められた定常交流電力からの一次遅れ演算として、前記目標交流電力を求める第2の手段と、を有する
    請求項1記載の電解水素生成システム。
  3. 前記AC−DC変換部で変換された直流電力を、蓄電部の充電のための直流電力に変換するとともに、前記充電された直流電力を前記電解水素生成装置での電解による水素発生のための直流電力に変換するDC−DC変換部と、
    前記蓄電部の蓄電量の計測値たる計測蓄電量が入力される蓄電量入力部と、
    前記第1の演算部からの前記回転機器の目標交流電力と、前記電解水素生成装置での電解により消費される電解電力との関係を表す第3のテーブルと、
    前記蓄電部の蓄電量と、前記蓄電部の放電および充電時のバイアス電力量との関係を表す第4のテーブルと、
    前記第3のテーブルの関係に基づき、前記蓄電部の放電および充電の制御電力量を求める第4の演算部と、
    前記第4のテーブルおよび前記計測蓄電量に基づき、前記蓄電部の放電および充電時のバイアス電力量を求める第5の演算部と、
    前記制御電力量と前記バイアス電力量を加算して、前記蓄電部の放電および充電のための蓄電目標電力を求める蓄電加算部と、
    前記DC−DC変換部で変換された直流電力が、前記蓄電目標電力に対応するように、前記DC−DC変換部を制御する蓄電量制御部と、
    を具備する請求項1または2記載の電解水素生成システム。
  4. 風力により回転されて発電する複数の回転機器からの交流電力を、電解水素生成装置での電解による水素生成のための直流電力に変換する複数のAC−DC変換部と、
    前記回転機器に印加される風力と、前記回転機器の回転数および前記回転機器からの交流電力との関係を表す複数の第1のテーブルと、
    前記回転機器に印加される風力の計測値たる計測風力と、前記回転機器の回転数の計測値たる計測回転数と、が入力される複数の入力部と、
    前記第1のテーブルおよび前記計測風力に基づき、前記回転機器の目標回転数および前記回転機器からの目標交流電力を求める複数の第1の演算部と、
    前記計測回転数と前記目標回転数の差分に基づいて、前記回転機器の回転数の補正のための補正電力を求める複数の第2の演算部と、
    前記目標交流電力と前記補正電力を加算して、前記AC−DC変換部の目標電解電力を求める複数の電力加算部と、
    前記AC−DC変換部で変換された直流電力が、前記目標電解電力に対応するように、前記AC−DC変換部を制御する複数の電力制御部と、
    前記複数の電力加算部からの前記目標電解電力を加算して、前記目標電解電力の総和を求める総和加算部と、
    前記複数のAC−DC変換部で変換された直流電力を、蓄電部の充電のための直流電力に変換するとともに、前記蓄電部に充電された直流電力を前記電解水素生成装置での電解による水素発生のための直流電力に変換するDC−DC変換部と、
    前記蓄電部の蓄電量の計測値たる計測蓄電量が入力される蓄電量入力部と、
    前記電解水素生成装置での電解のための電解電圧と、前記電解により消費される電解電力との関係を表す第3のテーブルと、
    前記蓄電部の蓄電量と、前記蓄電部の放電および充電時のバイアス電力量との関係を表す第4のテーブルと、
    前記第3のテーブルおよび前記目標電解電力の総和に基づき、前記電解水素生成装置での電解のための電解電圧としての基準電解電圧を求める第3の演算部と、
    前記第4のテーブルおよび前記計測蓄電量に基づき、前記蓄電部の放電および充電時のバイアス電力量を求める第4の演算部と、
    前記バイアス電力量での電圧と前記基準電界電圧を加算して、前記蓄電部の放電および充電のための蓄電目標電圧を求める蓄電加算部と、
    前記DC−DC変換部で変換された直流電力での電圧が、前記蓄電目標電圧に対応するように、前記DC−DC変換部を制御する蓄電量制御部と、
    を具備する電解水素生成システム。
  5. AC−DC変換部が、風力により回転されて発電する回転機器からの交流電力を、電解水素生成装置での電解による水素生成のための直流電力に変換するステップと、
    入力部が、前記回転機器に印加される風力の計測値たる計測風力と、前記回転機器の回転数の計測値たる計測回転数と、を入力させるステップと、
    第1の演算部が、前記回転機器に印加される風力と、前記回転機器の回転数および前記回転機器からの交流電力との関係を表す第1のテーブルおよび前記計測風力に基づき、前記回転機器の目標回転数および前記回転機器からの目標交流電力を求めるステップと、
    第2の演算部が、前記電解水素生成装置での電解のための電解電圧と、前記電解により消費される電解電力との関係を表す第2のテーブルおよび前記目標交流電力に基づき、前記電解のための電解電圧としての基準電解電圧を求めるステップと、
    第3の演算部が、前記計測回転数と前記目標回転数の差分に基づいて、前記基準電解電圧の補正のための補正電解電圧を求めるステップと、
    電解加算部が、前記基準電解電圧と前記補正電解電圧を加算して、前記電解水素生成装置での電解のための目標電解電圧を求めるステップと、
    電圧制御部が、前記AC−DC変換部で変換された直流電力での電圧が、前記目標電解電圧に対応するように、前記AC−DC変換部を制御するステップと、
    を含む電解水素生成方法。
  6. 複数の入力部が、複数のAC−DC変換部が風力により回転されて発電する複数の回転機器からの交流電力を、電解水素生成装置での電解による水素生成のための直流電力に変換するステップと、
    複数の入力部が、前記回転機器に印加される風力の計測値たる計測風力と、前記回転機器の回転数の計測値たる計測回転数と、が入力されるステップと、
    複数の第1の演算部が、前記回転機器に印加される風力と、前記回転機器の回転数および前記回転機器からの交流電力との関係を表す複数の第1のテーブルおよび前記計測風力に基づき、前記回転機器の目標回転数および前記回転機器からの目標交流電力を求めるステップと、
    複数の第2の演算部が、前記計測回転数と前記目標回転数の差分に基づいて、前記回転機器の回転数の補正のための補正電力を求めるステップと、
    電力加算部が、前記目標交流電力と前記補正電力を加算して、前記AC−DC変換部の目標電解電力を求める複数のステップと、
    複数の電力制御部が、前記AC−DC変換部で変換された直流電力が、前記目標電解電力に対応するように、前記AC−DC変換部を制御するステップと、
    総和加算部が、前記複数の電力加算部からの前記目標電解電力を加算して、前記目標電解電力の総和を求めるステップと、
    DC−DC変換部が、前記複数のAC−DC変換部で変換された直流電力を、蓄電部の充電のための直流電力に変換するとともに、前記蓄電部に充電された直流電力を前記電解水素生成装置での電解による水素発生のための直流電力に変換するステップと、
    蓄電量入力部が、前記蓄電部の蓄電量の計測値たる計測蓄電量が入力されるステップと、
    第3の演算部が、前記電解水素生成装置での電解のための電解電圧と、前記電解により消費される電解電力との関係を表す第3のテーブルおよび前記目標電解電力の総和に基づき、前記電解水素生成装置での電解のための電解電圧としての基準電解電圧を求めるステップと、
    第4の演算部が、前記蓄電部の蓄電量と、前記蓄電部の放電および充電時のバイアス電力量との関係を表す第4のテーブルおよび前記計測蓄電量に基づき、前記蓄電部の放電および充電時のバイアス電力量を求めるステップと、
    蓄電加算部が、前記バイアス電力量での電圧と前記基準電界電圧を加算して、前記蓄電部の放電および充電のための蓄電目標電圧を求めるステップと、
    蓄電量制御部が、前記DC−DC変換部で変換された直流電力での電圧が、前記蓄電目標電圧に対応するように、前記DC−DC変換部を制御するステップと、
    を含む電解水素生成方法。
  7. 風力により回転されて発電する回転機器からの交流電力を、電解水素生成装置での電解による水素生成のための直流電力に変換するAC−DC変換部と、
    前記回転機器に印加される風力と、前記回転機器の回転数および前記回転機器からの交流電力との関係を表す第1のテーブルと、
    前記電解水素生成装置での電解のための電解電圧と、前記電解により消費される電解電力との関係を表す第2のテーブルと、
    前記回転機器に印加される風力の計測値たる計測風力と、前記回転機器の回転数の計測値たる計測回転数と、が入力される入力部と、
    前記第1のテーブルおよび前記計測風力に基づき、前記回転機器の目標回転数および前記回転機器からの目標交流電力を求める第1の演算部と、
    前記第2のテーブルおよび前記目標交流電力に基づき、前記電解のための電解電圧としての基準電解電圧を求める第2の演算部と、
    前記計測回転数と前記目標回転数の差分に基づいて、前記基準電解電圧の補正のための補正電解電圧を求める第3の演算部と、
    前記基準電解電圧と前記補正電解電圧を加算して、前記電解水素生成装置での電解のための目標電解電圧を求める電解加算部と、
    前記AC−DC変換部で変換された直流電力での電圧が、前記目標電解電圧に対応するように、前記AC−DC変換部を制御する電圧制御部、
    としてコンピュータを機能させるプログラム。
  8. 風力により回転されて発電する複数の回転機器からの交流電力を、電解水素生成装置での電解による水素生成のための直流電力に変換する複数のAC−DC変換部と、
    前記回転機器に印加される風力と、前記回転機器の回転数および前記回転機器からの交流電力との関係を表す複数の第1のテーブルと、
    前記回転機器に印加される風力の計測値たる計測風力と、前記回転機器の回転数の計測値たる計測回転数と、が入力される複数の入力部と、
    前記第1のテーブルおよび前記計測風力に基づき、前記回転機器の目標回転数および前記回転機器からの目標交流電力を求める複数の第1の演算部と、
    前記計測回転数と前記目標回転数の差分に基づいて、前記回転機器の回転数の補正のための補正電力を求める複数の第2の演算部と、
    前記目標交流電力と前記補正電力を加算して、前記AC−DC変換部の目標電解電力を求める複数の電力加算部と、
    前記AC−DC変換部で変換された直流電力が、前記目標電解電力に対応するように、前記AC−DC変換部を制御する複数の電力制御部と、
    前記複数の電力加算部からの前記目標電解電力を加算して、前記目標電解電力の総和を求める総和加算部と、
    前記複数のAC−DC変換部で変換された直流電力を、蓄電部の充電のための直流電力に変換するとともに、前記蓄電部に充電された直流電力を前記電解水素生成装置での電解による水素発生のための直流電力に変換するDC−DC変換部と、
    前記蓄電部の蓄電量の計測値たる計測蓄電量が入力される蓄電量入力部と、
    前記電解水素生成装置での電解のための電解電圧と、前記電解により消費される電解電力との関係を表す第3のテーブルと、
    前記蓄電部の蓄電量と、前記蓄電部の放電および充電時のバイアス電力量との関係を表す第4のテーブルと、
    前記第3のテーブルおよび前記目標電解電力の総和に基づき、前記電解水素生成装置での電解のための電解電圧としての基準電解電圧を求める第3の演算部と、
    前記第4のテーブルおよび前記計測蓄電量に基づき、前記蓄電部の放電および充電時のバイアス電力量を求める第4の演算部と、
    前記バイアス電力量での電圧と前記基準電界電圧を加算して、前記蓄電部の放電および充電のための蓄電目標電圧を求める蓄電加算部と、
    前記DC−DC変換部で変換された直流電力での電圧が、前記蓄電目標電圧に対応するように、前記DC−DC変換部を制御する蓄電量制御部、
    としてコンピュータを機能させるプログラム。
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