JP5906526B1 - ログハウス - Google Patents

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【課題】大雨等の時に、交互に交差させながら積み重ねられたログ材同士が交わる交差部より雨水等が侵入することを防ぐことができるログハウスを提供する。【解決手段】交差させながら積み重ねられるログ材同士が交わる交差部の入隅部322のうち、少なくとも一つの入隅部322に切り込み溝323を設け、切り込み溝323に充填剤325と、充填剤325を押圧する押圧材326と、押圧材326を覆う被覆材327とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、大雨等の時に、交互に交差させながら積み重ねられたログ材同士が交わる交差部より、雨水等が侵入することを防ぐことをできるようにしたログハウスに関する。
ログハウスでは、丸太、製材その他これに類する木材(以下「ログ材」とする)を水平に積み上げる丸太組構法によって、ログハウスの壁(以下「ログ壁」とする)が構築される。
前述のように、ログ材を積み上げることで、ログ壁が構築されるため、ログハウスでは、ログ材同士の間隙に雨水が浸入し、これが更に室内側にまで侵入してくることがある。
この問題を解決するため、例えば、一つ一つのログ材の上面に設けた突条と、下面に設けた前記突条と嵌合する溝との間に、防水部材を設けることにより、ログ材同士の間隙を介して、室外側から室内側に雨水が浸入するのを防止するようにした特許文献1のようなログハウスが提供されている。
また、他にもログ材同士の間隙に侵入してしまった雨水をログ材の外側へ排出するための排出孔を設けた特許文献2のようなログハウスも提供されている。
特開平09−209478号公報 特開2011−132693号公報
前述のように、雨水の浸入に関して、平行に積層するログ壁部位についての提案や、侵入してしまった雨水の排出方法の提案はされているものの、ログ材とログ材とが交差する交差部における防水方法の提案はされていない。よって、本発明は、台風などの暴風雨にさらされた際に、前記交差部より雨水が浸入することを防止できるログハウスの提供を課題とする。
(第1の発明)
上記の課題を解決するために、本願における第1の発明におけるログハウス100は、
交差させながら積み重ねられるログ材40同士が交わる交差部32を有し、
前記交差部32に、ログ材40同士を嵌合させるためのノッチ321と、前記交差部32の入隅部322のうちの少なくとも一つに切り込み溝323と、が設けられており、
前記切り込み溝323は、前記交差部32に設けられた前記ノッチ321によってログ材40同士が接する密着面324まで達しているとともに、
前記切り込み溝323に注入される充填剤325と、前記充填剤325を押圧するために挿入される押圧材326と、を備えていることを特徴とする。
ここで、切り込み溝323は、ログ材40を組み立てる前にノッチ321とともに設けてもよいが、ログ材40を組み立てた後に、チェーンソー等で形成する方が望ましい。また、交差部32には入隅部322が4カ所あるが、外から水が侵入するため、ログハウスを建てた時に、外壁となる側の入隅部322に切り込み溝323を形成することが望ましい。
加えて、充填剤325は、硬化性のシーリング材で耐水性の物質であればよい。また、押圧材326は、切り込み溝323よりも僅かに大きい弾性のある、耐水性の物質であればよい。
充填剤325は、硬化前に押圧材326によって押し込まれ、切り込み溝323の最深部まで押し込まれる。充填剤325は、交差部32に形成されている密着面324と密着面324との間にできている僅かな隙間にも入り込む事で、交差部32に形成されている僅かな隙間をほぼ塞ぐことができる。
(第2の発明)
本願における第2の発明におけるログハウス100は、第1の発明に加え、前記切り込み溝323内で前記押圧材326の外側に被覆材327を充填したことを特徴とする。
被覆材327は、外観を良くするために使用するため、景観を損なわないような耐水性の物質であればよい。
以上のように作成された本発明は以下に記載されるような効果を奏する。
ログ壁の交差部に、密着面に達するような切り込み溝を設け、充填剤を挿入することで、交差部に設けられた僅かな間隙が充填剤で満たされるため、水の侵入を防ぐことができる。
また、ログ壁を構築した後に、切り込み溝を形成し、充填剤等を挿入する工程を行うことができるため、ログハウスを建設した後の漏水時に、補修方法として行うこともできる。
ログハウスの正面図。 切り込み溝形成前の、ログハウスのログ壁の分解斜視図。 本発明の実施の形態に係るログ壁の交差部平面図。 切り込み溝の拡大平面図。
本発明の実施形態を、図1から図4に基づいて説明する。
(ログハウス1)
図1に示すように、本実施の形態に係るログハウス100は、地面に打設された基礎10と、基礎10の上に載設され基礎10に対してアンカーボルトで固定された土台20と、土台20の上に構築されたログ壁30と、ログ壁30の上に覆うように形成された屋根50とを備えている。
(ログ壁30)
ログ壁30は丸太組構法によって構築される外壁である。丸太組構法とはログ材40を水平に積み上げることにより壁を設ける工法をいう(ログハウス告示基準(国土交通省告示台百四十一号))。
本実施の形態では、図2に示すように、ログ材40として、断面が四角形状のものを用いている。このような断面形状のログ材40はI型ログなどと呼ばれる。
図1及び図3に示すように、ログ壁30は平行にログ材40を組む、平行面31と、直角にログ材40を交差させて組む交差部32と、交差部32からログ材40の小口401側端部までのノッチエンド部33とからなる。
(平行面31)
図2に示すように、平行面31は、各ログ材40の上面に設けられた一方の小口401側端部から他方の小口401側端部まで至る2本の突条402と、下面に設けられた一方の小口401側端部から他方の小口401側端部まで至る2本の溝403とが嵌合することで形成される。
前記2本の突条402は、細長い突起であって、所定間隔を空けて平行に形成されており、同様に、2本の溝403も前記2本の突条402と略同間隔を空けて平行に形成されている。
また、ログ材40上面の各突条402と、その上に積み重ねられるログ材40下面の各溝403との間には、それぞれ防水部材404が介装されている。
ここで、防水部材404としては、テープ状のものを用いることができる。そして、ログ材40上面の各突条402の上に、この各突条402に沿って防水部材404を貼り付けた後に、その上に他のログ部材を積み重ねる。そうすると、ログ材40上面の各突条402と、その上に積み重ねられるログ材40下面の各溝403との間には、それぞれ防水部材404が介装されることとなる。
(交差部32)
図3に示すように、ログ材40には、ログ材40同士が交差する部位に、上下左右から切り欠かれて形成されたノッチ321が設けられている。
また、図4に示すように、交差部32のログ材40同士が重なって設けられる入隅部322の外壁側には、切り込み溝323がログ材同士の接する密着面324に達するように設けられている。切り込み溝323の最深部には充填剤325であるコーキング剤と、充填剤325を押圧するように挿入された押圧材326であるポリウレタンと、押圧材326を被覆する被覆材327であるパーマチンクとが設けられている。
(ノッチエンド部33)
図2及び図3に示すように、ノッチエンド部33には、平行面31と同様に、ログ材40上面に2本の突条402と、ログ材40下面に2本の溝403が設けられており、各突条402の上に、各条に沿って防水部材404が貼り付けられている。ただし、小口401側端部手前数センチメートルのところで防水部材404を切り、小口401側端部近傍には、防水部材404を介装しないようにする。すると、ログ材40の小口401側端部から防水部材404が見えなくなり、ログ壁30の見栄えを良くすることができる。
また、ノッチエンド部33には、最上段のログ材40の上面から、最下段のログ材40の下面まで貫通しており、かつ、重なり合うログ材40同士の間隙に侵入した水が下方へ抜けるように形成されている、排水孔331が設けられている。排水孔331は防水剤テープの貼られた2本の突条402の間に設けられており、直径は、2本の突条402の間隔とほぼ等しい。
(ログ壁30の構築方法)
ログ壁30の構築方法は次の通りである。まず、第1のログ材40の上に、第1のログ材40に対して交差させて第2のログ材40を載せる。このとき、第1のログ材40のノッチ321の上側と、第2のログ材40のノッチ321の下側とが、互いに嵌合するようにする。さらに、第2のログ材40の上に、第2のログ材40に対して交差させて、第3のログ材40を載せる。このとき、第2のログ材40のノッチ321の上側と、第3のログ材40のノッチ321の下側とが、互いに嵌合するようにし、同時に、第1のログ材40の上面に設けられた突条402と、第3のログ材40の下面に設けられた溝403とがそれぞれ互いに嵌合するようにする。
このようにして、複数のログ材40を交互に交差させながら積み重ねることにより、ログ壁30が構築される。
最後に交差部32の入隅部322にチェーンソーで切り込み溝323を作り、その内部にコーキングガン等を用いて充填剤325であるコーキング剤を挿入し、硬化する前に切り込み溝323よりもわずかに大きい押圧材326であるポリウレタンを押し込み、コーキング剤を最深部まで押し入れる。その後、切り込み溝323から見えるポリウレタンを覆うように被覆材327であるパーマチンクで覆い、外観を整えることで本発明で用いるログ壁30は完成する。
本発明によれば、水漏れが極めて起こりにくいログハウスを提供することができる。
100 ログハウス 10 基礎
20 土台 30 ログ壁
31 平行面 32 交差部
321 ノッチ 322 入隅部
323 切り込み溝 324 密着面
325 充填剤 326 押圧材
327 被覆材 33 ノッチエンド部
331 排水孔 40 ログ材
401 小口 402 突条
403 溝 404 防水部材
50 屋根

Claims (2)

  1. 交差させながら積み重ねられるログ材同士が交わる交差部を有するログハウスであって、
    前記交差部に、ログ材同士を嵌合させるためのノッチと、前記交差部の入隅部のうちの少なくとも一つに切り込み溝と、が設けられており、
    前記切り込み溝は、前記交差部に設けられた前記ノッチによってログ材同士が接する密着面まで達しているとともに、
    前記切り込み溝に注入される充填剤と、前記充填剤を押圧するために挿入される押圧材と、を更に備えていることを特徴とするログハウス。
  2. 前記切り込み溝内で前記押圧材の外側に被覆材を充填したことを特徴とする請求項1記載のログハウス。
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