JP5903605B2 - レーザ発振装置及びレーザ加工機 - Google Patents

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Description

本発明は、二酸化炭素やヘリウムをレーザガスとして用いるレーザ発振装置、及びそのレーザ発振装置を備えるレーザ加工機に関する。
図15は、レーザガスを用いた従来のレーザ発振装置を示した概念図である。図15に示す様に、レーザ発振装置は、レーザガスが循環する循環経路201と、レーザガスを励起させる励起手段202と、全反射鏡203と、部分反射鏡204とを備えている。循環経路201は、その一部が放電管210により構成されている。又、循環経路201には、レーザガスを循環させる送風手段205と、レーザガスを冷却する熱交換器206とが設けられている。励起手段202は、アノード電極207と、カソード電極208と、これらの間に接続された高電圧電源209とから構成されている。アノード電極207及びカソード電極208は、放電管210に設けられている。励起手段202は、高電圧電源209によってアノード電極207とカソード電極208との間に高電圧を印加することにより、放電管210内に放電を生じさせることが出来る。そして、放電管210内に生じた放電により、レーザガスが励起される。
全反射鏡203及び部分反射鏡204は、これらの反射面でレーザ光が反射されることにより、レーザ光が放電管210内を繰り返し通過することとなる様に、反射面を互いに対向させた状態で放電管210の両側に配置されている。レーザガスが励起された状態で、レーザ光が放電管210内を繰り返し通過することにより、レーザ光が効率良く増幅されることになる。そして、増幅されたレーザ光の一部が部分反射鏡204を透過することにより、レーザ発振装置からレーザ光が出力される。
図15に示す様に、レーザ発振装置は、循環経路201内にレーザガスを供給する供給手段211と、循環経路201からその外部へレーザガスを排出する排出手段212とを更に備えている。この様なレーザ発振装置において、従来から、循環経路201内のレーザガスの圧力が所定水準に保たれる様に、供給手段211及び排出手段212によるレーザガスの供給及び排出がそれぞれ制御されている。これにより、レーザ光が安定して出力されることになる。
レーザ発振装置を備えるレーザ加工機において、溶接や切断等の加工作業を実行する場合、レーザ発振装置からレーザ光が出力されると共に、このレーザ光が加工対象に照射される。レーザ加工機においては、加工作業が一時的に中断された場合でも、加工作業を再開する際には、即座に、安定したレーザ光を出力させたいという要望がある。この様な要望を可能するべく、加工作業の中断時であっても、循環経路201内のレーザガスの圧力が所定水準に保たれる様に、供給手段211及び排出手段212によるレーザガスの供給及び排出をそれぞれ制御することが考えられる。しかし、中断時間が長期化した場合、レーザガスの圧力を所定水準に保つためだけに、多くのレーザガスが消費され、且つ供給手段211及び排出手段212を駆動させるための多くの電力が消費されることになる。
そこで、加工作業が一時的に中断されたとき、レーザ発振装置の動作状態(モード)を稼動モードからスタンバイモードへ切り替えることにより、送風手段205によるレーザガスの循環、供給手段211によるレーザガスの供給、及び排出手段212によるレーザガスの排出を全て停止させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、加工作業の中断時に消費される電力が低減されることになる。尚、この技術は、レーザガスの供給及び排出を一時的に停止させた場合でも、循環経路201内のレーザガスの圧力が所定水準に保たれることを期待している。
特開2002−299730号公報
しかしながら、循環経路201をその外部から完全に遮断することは、事実上、困難である。従って、レーザガスの供給及び排出を一時的に停止させた場合、循環経路201内には外部から空気が侵入し、その結果、循環経路201内のレーザガスの圧力は上昇してしまう。このため、加工作業が再開された際、レーザ光の出力が不安定になる虞がある。特に、循環経路201内に侵入した空気に含まれる湿気がレーザ光の出力に悪影響を及ぼすことが、本発明者らによって確認されている。
そこで本発明の目的は、スタンバイモード時においてレーザガス及び電力の無駄が少なく、且つ、スタンバイモードから稼動モードへ復帰した直後であってもレーザ光の安定した出力が可能なレーザ発振装置及びレーザ加工機を提供することである。
本発明に係るレーザ発振装置は、レーザガスが循環する循環経路と、循環経路内にてレーザガスを励起させる励起手段と、循環経路内にレーザガスを供給する供給手段と、循環経路からその外部へレーザガスを排出する排出手段と、循環経路内でのレーザガスの圧力を検出する圧力検出手段と、循環経路の外部の湿度を検出する湿度検出手段と、制御手段とを備えている。制御手段は、励起手段、供給手段、及び排出手段を制御する。具体的には、制御手段は、レーザガスの励起、供給、及び排出の全てを停止させた後、圧力検出手段により検出される圧力が、湿度検出手段により検出される湿度に応じて変化する閾値以上になった場合、レーザガスの供給を停止させたまま、排出手段にレーザガスの排出を再開させる。
本発明に係るレーザ加工機は、上記レーザ発振装置と、加工対象が載せられる加工テーブルと、レーザ発振装置から出力されるレーザ光を集めて加工対象に照射する集光手段と、加工テーブル及び集光手段の少なくとも何れか一方を移動させる駆動手段と、レーザ発振装置及び駆動手段を制御する加工制御手段とを備えている。
本発明に係るレーザ発振装置及びレーザ加工機によれば、スタンバイモード時においてレーザガス及び電力の無駄が少なく、且つ、スタンバイモードから稼動モードへ復帰した直後であってもレーザ光の安定した出力が可能である。
本発明の実施形態に係るレーザ発振装置を示した概念図である。 本実施形態のレーザ発振装置を概念的に示したブロック図である。 循環経路の外部の湿度とレーザガスの圧力の閾値との関係を示した図である。 モード切替制御を示したフローチャートである。 (a)本実施形態のレーザ発振装置の制御によって生じるレーザガスの圧力変化を示したタイムチャート、並びに(b)供給手段、(c)排出手段、(d)送風手段、(e)高電圧電源の切替えタイミングをそれぞれ示したタイムチャートである。 スタンバイモードへの切替え制御を示したフローチャートである。 スタンバイモード時の制御を示したフローチャートである。 稼動モードへの切替え制御を示したフローチャートである。 本実施形態のレーザ発振装置を備えたレーザ加工機を示した概念図である。 (a)第1変形例に係るレーザ発振装置の制御によって生じるレーザガスの圧力変化を示したタイムチャート、並びに(b)供給手段、(c)排出手段、(d)送風手段、(e)高電圧電源の切替えタイミングをそれぞれ示したタイムチャートである。 第1変形例でのスタンバイモード時の制御を示したフローチャートである。 第1変形例での稼動モードへの切替え制御を示したフローチャートである。 (a)第2変形例に係るレーザ発振装置の制御によって生じるレーザガスの圧力変化を示したタイムチャート、並びに(b)供給手段、(c)排出手段、(d)送風手段、(e)高電圧電源の切替えタイミングをそれぞれ示したタイムチャートである。 第2変形例でのスタンバイモード時の制御を示したフローチャートである。 従来のレーザ発振装置を示した概念図である。
レーザ発振装置において、循環経路内に外部から空気が侵入すると、循環経路内に侵入した空気に含まれる湿気がレーザ光の出力に悪影響を及ぼし得る。一方、本発明者らは、循環経路内のレーザガスの圧力について、循環経路内に空気が侵入した場合でもレーザ光の安定した出力が可能な圧力範囲が存在することを見出した。更に、本発明者らは、その圧力範囲の上限値(以下、「閾値」と称す。)が循環経路の外部の湿度に応じて変化することを、実験により見出した(図3参照)。そして、本発明は、その様な湿度と閾値との関係を利用して成されたものである。尚、図3には、5つの異なる湿度H(n)(n=1〜5)と、これらの湿度H(n)にそれぞれ対応する閾値Pt(n)とが示されている。レーザガスの圧力の上昇幅が同じであっても、湿度が高い程、循環経路内に侵入する水分量は多くなる。従って、図3に示す様に、湿度Hが高い程、閾値Ptは小さくなる。
先ず、本発明に係るレーザ発振装置及びレーザ加工機について説明する。
本発明に係るレーザ発振装置は、レーザガスが循環する循環経路と、循環経路内にてレーザガスを励起させる励起手段と、循環経路内にレーザガスを供給する供給手段と、循環経路からその外部へレーザガスを排出する排出手段と、循環経路内でのレーザガスの圧力を検出する圧力検出手段と、循環経路の外部の湿度を検出する湿度検出手段と、制御手段とを備えている。制御手段は、励起手段、供給手段、及び排出手段を制御する。具体的には、制御手段は、レーザガスの励起、供給、及び排出の全てを停止させた後、圧力検出手段により検出される圧力が、湿度検出手段により検出される湿度に応じて変化する閾値以上になった場合、第1制御として、レーザガスの供給を停止させたまま、排出手段にレーザガスの排出を再開させる。
上記第1制御によれば、レーザガスの排出に伴って、循環経路内でのレーザガスの圧力が低下すると共に、循環経路内の水分が除去される。このため、スタンバイモード時において、循環経路内は、水分が少ない状態に維持される。よって、稼動モードへ復帰した直後であってもレーザ光の安定した出力が可能である。又、スタンバイモード時において循環経路内でのレーザガスの圧力が所定水準に保たれる様に、常時、レーザガスの供給及び排出が実行される従来のレーザ発振装置に比べて、スタンバイモード時に消費されるレーザガス及び電力の量が少なくなる。よって、スタンバイモード時でのレーザガス及び電力の無駄が少なくなる。
上記レーザ発振装置の好ましい第1の具体的構成において、制御手段は、第1制御の実行により、圧力検出手段によって検出される圧力が第1所定圧力以下になった場合、第2制御として、排出手段にレーザガスの排出を継続させつつ、供給手段にレーザガスの供給を再開させると共に、圧力検出手段によって検出される圧力が上昇する様に、供給手段及び排出手段にレーザガスの供給量及び排出量をそれぞれ調整させる。更に、制御手段は、第2制御の実行により、圧力検出手段によって検出される圧力が第2所定圧力以上になった場合、第3制御として、レーザガスの供給及び排出を再び停止させる。
第1制御に加えて第2制御及び第3制御を実行することにより、循環経路内のレーザガスの圧力が閾値以上となる毎に循環経路内のレーザガスが入れ替えられる。このため、スタンバイモード時において、循環経路内は、水分が少ない状態に維持される。この様なレーザガスの入替えにより循環経路内の水分を十分に除去するためには、第1所定圧力は、所定水準の圧力の1/10以下に設定されることが好ましい。
上記レーザ発振装置において、制御手段は、励起手段にレーザガスの励起を実行させるとき、圧力検出手段によって検出される圧力が所定水準に保たれる様に、供給手段及び排出手段によるレーザガスの供給及び排出をそれぞれ制御することが可能である。この様なレーザ発振装置において、第2所定圧力は、所定水準の圧力と略同一の値に設定されていることが好ましい。
稼動モードにおいて、循環経路内のレーザガスの圧力が所定水準の圧力に保たれることにより、レーザガスの安定した出力が可能となる。そして、第2所定圧力が、所定水準の圧力と略同一の値に設定されることにより、スタンバイモード時において、循環経路内のレーザガスの圧力が所定水準の圧力から大きくずれることがなくなる。よって、スタンバイモードから稼動モードへ短時間で復帰することが可能である。
上記レーザ発振装置の好ましい第2の具体的構成において、制御手段は、第1制御の実行により、圧力検出手段によって検出される圧力が第1所定圧力以下になった場合、第2制御として、レーザガスの排出を再び停止させる。この制御により、循環経路内が、レーザガスの圧力が閾値より低い状態に維持されることになる。又、スタンバイモード時において、常時、レーザガスの供給及び排出が実行される従来のレーザ発振装置に比べて、スタンバイモード時に消費されるレーザガス及び電力の量が少なくなる。よって、スタンバイモード時でのレーザガス及び電力の無駄が少なくなる。
上記第2の具体的構成において、制御手段は、励起手段にレーザガスの励起を再開させる前に、次の様に制御することが好ましい。具体的には、制御手段は、第3制御として、レーザガスの供給を停止させたまま、レーザガスの排出を再開させる。更に、制御手段は、第3制御の実行により、圧力検出手段によって検出される圧力が第2所定圧力以下になった場合、第4制御として、排出手段にレーザガスの排出を継続させつつ、供給手段にレーザガスの供給を再開させると共に、圧力検出手段によって検出される圧力が所定水準となる様に、供給手段及び排出手段にレーザガスの供給量及び排出量をそれぞれ調整させる。
第3制御及び第4制御を実行することにより、スタンバイモードから稼動モードへの切替え時に、循環経路内のレーザガスが入れ替えられる。このため、稼動モードへ復帰する直前に、循環経路内の水分が除去される。よって、稼動モードへ復帰した直後であってもレーザ光の安定した出力が可能である。この様なレーザガスの入替えにより循環経路内の水分を十分に除去するためには、第2所定圧力は、所定水準の圧力の1/10以下に設定されることが好ましい。
本発明に係るレーザ加工機は、上記レーザ発振装置と、加工対象が載せられる加工テーブルと、レーザ発振装置から出力されるレーザ光を集めて加工対象に照射する集光手段と、加工テーブル及び集光手段の少なくとも何れか一方を移動させる駆動手段と、レーザ発振装置及び駆動手段を制御する加工制御手段とを備えている。
上記レーザ加工機においては、レーザ発振装置からのレーザ光の出力が安定するので、集光手段からのレーザ光の出力も安定し易い。よって、加工対象に対して精度の高い加工が可能である。
次に、本発明の実施形態について、図面に沿って具体的に説明する。
[1]レーザ発振装置の構成
図1は、本発明の実施形態に係るレーザ発振装置を示した概念図である。又、図2は、本実施形態のレーザ発振装置を概念的に示したブロック図である。図1に示す様に、レーザ発振装置は、レーザガスが循環する循環経路1と、送風手段2と、励起手段3と、全反射鏡4と、部分反射鏡5と、供給手段6と、排出手段7と、制御手段8と、圧力検出手段9と、湿度検出手段10とを備えている。レーザガスには、二酸化炭素やヘリウム等のガス、又はこれらの混合ガスが用いられる。尚、レーザガスには、これらのガスに限らず、光の誘導放出が可能な様々なガスを用いることが出来る。
循環経路1は、その一部が放電管11により構成されている。送風手段2は、循環経路1に沿ってレーザガスを循環させる手段であり、循環経路1に設けられている。送風手段2は、例えば、循環経路1内に配置された回転翼と、回転翼を回転させる駆動部とから構成される。送風手段2の下流側ではレーザガスが圧縮され、これに伴ってレーザガスの温度が上昇する。そこで、このレーザガスを冷却するべく、本実施形態においては、送風手段2の下流側に熱交換器12が設けられている。
励起手段3は、循環経路1内にてレーザガスを励起させる手段であり、アノード電極31と、カソード電極32と、これらの間に接続された高電圧電源33とから構成されている。アノード電極31及びカソード電極32は、放電管11に設けられている。励起手段3は、高電圧電源33によってアノード電極31とカソード電極32との間に高電圧を印加することにより、放電管11内に放電を生じさせることが出来る。そして、放電管11内に生じた放電により、レーザガスが励起される。放電管11内では、放電によりレーザガスの温度が上昇し、温度の高いレーザガスが放電管11の下流側へ流れる。そこで、このレーザガスを冷却するべく、本実施形態においては、放電管11の下流側に熱交換器13が設けられている。
全反射鏡4及び部分反射鏡5は、これらの反射面でレーザ光が反射されることにより、レーザ光が放電管11内を繰り返し通過することとなる様に、反射面を互いに対向させた状態で放電管11の両側に配置されている。レーザガスが励起された状態で、レーザ光が放電管11内を繰り返し通過することにより、レーザ光が効率良く増幅されることになる。そして、増幅されたレーザ光の一部が部分反射鏡5を透過することにより、レーザ発振装置からレーザ光が出力される。
供給手段6は、循環経路1内にレーザガスを供給する手段であり、レーザガスの供給源61と、流量調整手段62と、電磁弁63とから構成されている。供給源61は、例えばレーザガスが封入されたボンベであり、配管14により循環経路1に接続されている。そして、この配管14に対して、流量調整手段62及び電磁弁63が設けられている。よって、供給手段6によれば、流量調整手段62によってレーザガスの流量を調整すると共に、電磁弁63の開閉時間を調整することにより、循環経路1へのレーザガスの供給量を調整することが出来る。尚、流量調整手段62には、例えば、レーザガスの流量が所望の流量となる様に設計された形状を持ったオリフィスを用いることが出来る。
排出手段7は、循環経路1から外部へレーザガスを排出する手段であり、真空ポンプ等の排気装置71と、流量調整手段72と、第1電磁弁73と、第2電磁弁74とから構成されている。排気装置71は、配管15により循環経路1に接続されており、この配管15に対して、流量調整手段72及び第1電磁弁73が設けられている。更に、配管15には、流量調整手段72及び第1電磁弁73を迂回する別の配管16が接続されており、この配管16に対して第2電磁弁74が設けられている。よって、排出手段7によれば、第1電磁弁73を開き且つ第2電磁弁74を閉じた状態で、流量調整手段72によってレーザガスの流量を調整することにより、外部へのレーザガスの排出量を調整することが出来る。尚、流量調整手段72には、例えば、レーザガスの流量が所望の流量となる様に設計された形状を持ったオリフィスを用いることが出来る。一方、第1電磁弁73を閉じ、第2電磁弁74を開くことにより、循環経路1の外部へレーザガスを大量に排出することが可能となる。
圧力検出手段9は、循環経路1内でのレーザガスの圧力Pを検出する手段である。圧力検出手段9には、例えば半導体歪みゲージ式圧力センサを用いることが出来る。湿度検出手段10は、湿度Hを検出する手段であり、循環経路1の外部に配置されている。湿度検出手段10には、例えば静電容量式湿度センサを用いることが出来る。
図1には、レーザ発振装置の他に、後述するレーザ加工機(図9参照)が備える記憶手段111と、発振指令スイッチ112と、モード切替制御手段113とが示されている。記憶手段111、発振指令スイッチ112、及びモード切替制御手段113は、例えば、レーザ加工機の加工制御手段104に含まれている。記憶手段111は、様々な情報を記憶させるための手段である。発振指令スイッチ112は、そのオン/オフの切替えにより、レーザ光の発振及びその停止を選択的に指令する。モード切替制御手段113は、発振指令スイッチ112のオン/オフに基づいて、レーザ発振装置に対して動作状態(モード)の切替えを指令する。尚、記憶手段111、発振指令スイッチ112、及びモード切替制御手段113は、それらの少なくとも何れか1つがレーザ発振装置に設けられていてもよい。
本実施形態のレーザ発振装置は、その動作状態(モード)として、稼動モードとスタンバイモードとを有している。そして、レーザ発振装置の動作状態(モード)は、モード切替制御手段113からの切替え指令に基づいて、稼動モード又はスタンバイモードに選択的に設定される。ここで、稼動モードは、発振指令スイッチ112のオンにより即座にレーザ光が出力される様に、高電圧電源33のスイッチがオンに設定されており、且つ、循環経路1内のレーザガスの圧力Pが所定水準に保たれる様に、供給手段6及び排出手段7によるレーザガスの供給及び排出がそれぞれ制御された状態である。又、稼動モードでは、送風手段2の送風によりレーザガスが循環している。これに対し、スタンバイモードは、高電圧電源33のスイッチがオフに設定されており、且つ、送風手段2による送風が停止した状態である。本実施形態においては、少なくとも稼動モードからスタンバイモードへ切り替わった初期の段階において、供給手段6及び排出手段7によるレーザガスの供給及び排出は何れも停止している。
図2に示す様に、モード切替制御手段113は、モード切替判定手段114と、モード切替指令手段115とを含んでいる。モード切替判定手段114は、発振指令スイッチ112のオン/オフに基づいて、レーザ発振装置に設定されているモードを切り替える必要があるか否かを判定する。具体的には、スタンバイモード時に発振指令スイッチ112がオンに設定された場合、モード切替判定手段114は、モードの切替えが必要であると判定する。又、稼動モード時に発振指令スイッチ112がオフに設定された場合であって、発振指令スイッチ112がオフに設定された時点から所定時間T0が経過した場合、モード切替判定手段114は、モードの切替えが必要であると判定する。一方、稼動モード時に発振指令スイッチ112がオフに設定された場合であっても、所定時間T0が経過する前に発振指令スイッチ112がオンに設定された場合、モード切替判定手段114は、モードの切替えが不要であると判定する。そして、モード切替判定手段114によりモードの切替えが必要であると判定された場合、モード切替指令手段115が、レーザ発振装置(具体的には、制御手段8)に対してモードの切替えを指令する。
制御手段8は、供給手段6、排出手段7、送風手段2、及び励起手段3を制御する手段である。図2に示す様に、制御手段8は、閾値導出手段81と、比較判定手段82と、動作指令手段83とを含んでいる。
閾値導出手段81は、図3に示される湿度Hと閾値Ptとの関係を利用して、湿度検出手段10により検出される湿度Hから、その湿度Hに応じた閾値Ptを導き出す。図3に示される湿度Hと閾値Ptとの関係として、例えば、湿度Hのデータと閾値Ptのデータとが関連付けられたテーブルが、記憶手段111に記憶された状態で用いられる。具体的には、閾値導出手段81は、記憶手段111に記憶されているテーブルを参照しながら、湿度検出手段10によって検出された湿度Hから、その湿度Hに対応する閾値Ptを導き出す。
比較判定手段82は、圧力検出手段9により検出される圧力Pと、閾値導出手段81により導出された閾値Ptとを比較することにより、圧力Pが閾値Pt以上であるか否かを判定する。
記憶手段111には、テーブルの他に、稼動モード時において循環経路1内で維持されるべきレーザガスの圧力(所定水準の圧力P0)が記憶されている。ここで、所定水準の圧力P0は、レーザ光の安定した出力が可能な圧力である。尚、所定水準の圧力P0は、レーザ光の安定した出力が可能な圧力範囲内で、ある程度の許容幅を持つ様に設定されてもよい。又、記憶手段111には、所定水準の圧力P0と略同一の値に設定された所定圧力P2が記憶されている。更に、記憶手段111には、所定圧力P2より低いレーザガスの圧力として、所定圧力P1が記憶されている。尚、所定圧力P1及びP2の詳細については、後述の説明により明らかとなる。
比較判定手段82は、上記判定とは別に、圧力検出手段9により検出される圧力Pと、記憶手段111に記憶された所定圧力P1とを比較することにより、圧力Pが所定圧力P1以下であるか否かを判定することが出来る。更に、比較判定手段82は、圧力検出手段9により検出される圧力Pと、記憶手段111に記憶された所定圧力P2とを比較することにより、圧力Pが所定圧力P2以上であるか否かの判定と、圧力Pが所定圧力P2以下であるか否かの判定とを選択的に実行することが出来る。
動作指令手段83は、モード切替制御手段113からの切替え指令と、比較判定手段82の判定結果とに基づいて、供給手段6、排出手段7、送風手段2、及び励起手段3を制御する。
[2]モード切替制御
次に、モード切替制御手段113が実行する具体的な制御について、図面に沿って説明する。図4は、モード切替制御手段113が実行する制御(モード切替制御)を示したフローチャートである。このフローチャートは、レーザ発振装置の動作状態(モード)が稼動モードであって、且つ発振指令スイッチ112がオンに設定された状況での制御を特に示したものである。
先ず、ステップS11において、発振指令スイッチ112がオフに設定されたか否かが、モード切替判定手段114により判定される。ステップS11の判定は、ステップS11にて「Yes」と判定される迄、繰り返し実行される。そして、ステップS11にて「Yes」と判定された場合、ステップS12が実行される。
ステップS12では、発振指令スイッチ112がオフに設定された時点から所定時間T0が経過したか否かが、モード切替判定手段114により判定される。具体的には、モード切替判定手段114は、発振指令スイッチ112がオフに設定された時点からの経過時間Tを計測し、その経過時間Tが所定時間T0に達したか否かを判定する。より具体的には、所定時間T0は記憶手段111に記憶されており、モード切替判定手段114は、所定時間T0を参照することによって判定を行う。尚、経過時間Tの計測は、モード切替判定手段114とは別に設けられた計測手段が行ってもよい。
ステップS12にて「Yes」と判定された場合、ステップS13が実行される。ステップS13では、モード切替指令手段115により、制御手段8に対してモードの切替えが指令される。一方、ステップS12にて「No」と判定された場合、ステップS14が実行される。
ステップS14では、発振指令スイッチ112がオンに設定された否かが、モード切替判定手段114により判定される。ステップS14にて「Yes」と判定された場合、モードの切替えが不要であるので、モード切替制御が一旦終了し、その後、モード切替制御が再び開始される。尚、ステップS14にて「Yes」と判定された場合、モード切替制御を終了させずにステップS11へ戻る制御が行われてもよい。一方、ステップS14にて「No」と判定された場合、ステップS12が再び実行される。そして、ステップS12にて「Yes」と判定されるか、又はステップS14にて「Yes」と判定される迄、ステップS12及びS14の判定が繰り返し実行される。
上述したモード切替制御によれば、発振指令スイッチ112がオフに設定された時点から所定時間T0が経過する前に、発振指令スイッチ112がオンに設定されると、レーザ発振装置の動作状態(モード)は稼動モードに維持される。一方、発振指令スイッチ112がオフに設定された時点から、発振指令スイッチ112がオフに設定されることなく所定時間T0が経過すると、モード切替指令手段115からモードの切替えが指令される。その結果、レーザ発振装置において、その動作状態(モード)をスタンバイモードへ切り替えるための制御(以下、「スタンバイモードへの切替え制御」と称す。)が実行されることになる。尚、この切替え制御の詳細については後述する。
[3]制御手段による制御
次に、制御手段8が実行する具体的な制御について、図面に沿って説明する。図5(a)は、この制御によって生じるレーザガスの圧力変化を示したタイムチャートであり、図5(b)〜(e)は、供給手段6、排出手段7、送風手段2、及び高電圧電源33の切替えタイミングをそれぞれ示したタイムチャートである。これらタイムチャートを参照しながら、具体的な制御について説明する。
<稼動モード時の制御>
稼動モード時においては、循環経路1内のレーザガスの圧力Pが所定水準の圧力P0に保たれる様に、制御手段8(具体的には動作指令手段83)が、供給手段6及び排出手段7によるレーザガスの供給及び排出をそれぞれ制御する。そして、発振指令スイッチ112がオンに設定された場合、励起手段3によるレーザガスの励起が実行され、これによりレーザ光が出力される。レーザガスの圧力Pを所定水準の圧力P0に保つためには、レーザガスの供給及び排出が連続的に実行されてもよいし、レーザガスの供給及び排出の少なくとも何れか一方が断続的に実行されてもよい。
稼動モード時において、モード切替制御手段113からモードの切替えが指令された場合(図5(a)〜(e)において、時間t=t1のとき)、制御手段8は、稼動モードからスタンバイモードへの切替え制御を実行する。
<スタンバイモードへの切替え制御>
図6は、スタンバイモードへの切替え制御を示したフローチャートである。先ず、ステップS21において、動作指令手段83から励起手段3への指令により、高電圧電源33のスイッチがオフに設定される(図5(a)〜(e)において、時間t=t2のとき)。次に、ステップS22において、動作指令手段83が、送風手段2に送風を停止させる(図5(a)〜(e)において、時間t=t3のとき)。その後、ステップS23において、動作指令手段83が、供給手段6及び排出手段7にレーザガスの供給及び排出をそれぞれ停止させる(図5(a)〜(e)において、時間t=t4のとき)。この様な切替え制御により、レーザ発振装置の動作状態(モード)が、稼動モードからスタンバイモードへ切り替わる。
<スタンバイモード時の制御>
図5(a)に示す様に、稼動モードからスタンバイモードに切り替わった直後から、循環経路1内に外部から空気が侵入し、循環経路1内のレーザガスの圧力Pが上昇し始める。そして、本発明者らにより、圧力Pが閾値Pt以上となった場合、循環経路1内に多くの水分が侵入したことになり、その様な状態のままではレーザ光の出力が不安定になることが確認されている。そこで、本実施形態においては、圧力Pが閾値Pt以上となった場合、循環経路1内の水分を除去するために、循環経路1内のレーザガスを入れ替えるための制御が実行される。具体的には、以下の様に制御される。
図7は、スタンバイモード時に制御手段8が実行する制御を示したフローチャートである。先ずステップS31において、循環経路1内でのレーザガスの圧力Pが監視される。具体的には、圧力検出手段9により検出される圧力Pが、閾値導出手段81により導出された閾値Pt以上であるか否かが、比較判定手段82により判定される。ステップS31にて「Yes」と判定された場合(図5(a)〜(e)において、時間t=t5のとき)、ステップS32が実行される。ステップS32では、動作指令手段83が、レーザガスの供給を停止させたまま、排出手段7にレーザガスの排出を開始させる。
次にステップS33において、圧力検出手段9により検出される圧力Pが、所定圧力P1以下であるか否かが、比較判定手段82により判定される。具体的には、所定圧力P1は、記憶手段111に記憶されており、比較判定手段82は、所定圧力P1を参照することによって判定を行う。ここで、所定圧力P1は、循環経路1内のレーザガスの圧力Pを低下させたときに、循環経路1内の水分が十分に除去されることとなる圧力である。この様な圧力として、所定圧力P1は、稼動モード時において維持されるべき所定水準の圧力P0の1/10以下に設定されることが特に好ましい。
ステップS33の判定は、ステップS33にて「Yes」と判定される迄、繰り返し実行される。そして、ステップS33にて「Yes」と判定された場合(図5(a)〜(e)において、時間t=t6のとき)、ステップS34が実行される。ステップS34では、動作指令手段83が、排出手段7にレーザガスの排出を継続させつつ、供給手段6にレーザガスの供給を開始させる。又、動作指令手段83は、圧力検出手段9によって検出される圧力Pが上昇する様に、供給手段6及び排出手段7にレーザガスの供給量及び排出量をそれぞれ調整させる。
次に、ステップS35において、圧力検出手段9により検出される圧力Pが、所定圧力P2以上であるか否かが、比較判定手段82により判定される。具体的には、所定圧力P2は、記憶手段111に記憶されており、比較判定手段82は、所定圧力P2を参照することによって判定を行う。本実施形態では、所定圧力P2は、所定水準の圧力P0と略同一の値に設定されている。尚、これに限らず、所定圧力P2は、所定水準の圧力P0とは異なる様々な値に設定されてもよい。但し、所定圧力P2は、所定水準の圧力P0以下の値に設定されることが好ましい。
ステップS35の判定は、ステップS35にて「Yes」と判定される迄、繰り返し実行される。そして、ステップS35にて「Yes」と判定された場合(図5(a)〜(e)において、時間t=t7のとき)、ステップS36が実行される。ステップS36では、動作指令手段83が、再び供給手段6及び排出手段7にレーザガスの供給及び排出をそれぞれ停止させる。これにより、循環経路1内のレーザガスの入替えが完了する。その後、再びステップS31に戻って、循環経路1内でのレーザガスの圧力Pが監視される。
ステップS31にて「No」と判定された場合、ステップS40が実行される。ステップS40では、モード切替制御手段113からモードの切替えが指令されたか否かが、制御手段8により判定される。ステップS40にて「No」と判定された場合、ステップS31が再び実行される。そして、ステップS31にて「Yes」と判定されるか、又はステップS40にて「Yes」と判定される迄、ステップS31及びS40の判定が繰り返し実行される。そして、ステップS40にて「Yes」と判定された場合(図5(a)〜(e)において、時間t=t8のとき)、レーザ発振装置の動作状態(モード)を稼動モードへ切り替えるための制御(以下、「稼動モードへの切替え制御」と称す。)が実行される。尚、この切替え制御の詳細については後述する。
上述したスタンバイモード時の制御によれば、圧力Pが閾値Pt以上となる毎に循環経路1内のレーザガスが入れ替えられる。このため、スタンバイモード時において、循環経路1内は、水分が少ない状態に維持される。よって、スタンバイモードから稼動モードへ短時間で復帰することが可能であると共に、稼動モードへ復帰した直後であってもレーザ光の安定した出力が可能である。又、スタンバイモード時において循環経路1内でのレーザガスの圧力Pが所定水準に保たれる様に、常時、レーザガスの供給及び排出が実行される従来のレーザ発振装置に比べて、スタンバイモード時に消費されるレーザガス及び電力の量が少なくなる。よって、スタンバイモード時でのレーザガス及び電力の無駄が少なくなる。
<稼動モードへの切替え制御>
稼動モードからスタンバイモードに切り替わった後、又はレーザガスが入れ替えられた後、圧力Pが閾値Ptに達する迄であれば、循環経路1内に侵入する総水分量は少ない。従って、稼動モードへの切替え制御では、循環経路1内のレーザガスを入れ替える必要がなく、循環経路1内でのレーザガスの圧力Pを、所定圧力P2(又は所定水準の圧力P0)からの上昇分だけ低下させればよい。
図8は、稼動モードへの切替え制御を示したフローチャートである。先ず、ステップS41において、動作指令手段83が、排出手段7にレーザガスの排出を開始させる(図5(a)〜(e)において、時間t=t9のとき)。次に、ステップS42において、圧力検出手段9により検出される圧力Pが、所定圧力P2以下であるか否かが、比較判定手段82により判定される。尚、ステップS42では、圧力Pが所定水準の圧力P0以下であるか否かが判定されてもよい。ステップS42の判定は、ステップS42にて「Yes」と判定される迄、繰り返し実行される。そして、ステップS42にて「Yes」と判定された場合(図5(a)〜(e)において、時間t=t10のとき)、ステップS43が実行される。ステップS43では、動作指令手段83が、排出手段7にレーザガスの排出を継続させつつ、供給手段6にレーザガスの供給を開始させる。
続いて、ステップS44において、動作指令手段83が、送風手段2に送風を開始させる(図5(a)〜(e)において、時間t=t11のとき)。次に、ステップS45において、循環経路1内でのレーザガスの圧力Pが制御される。具体的には、動作指令手段83が、循環経路1内でのレーザガスの圧力Pが所定水準の圧力P0に保たれる様に、供給手段6及び排出手段7にレーザガスの供給量及び排出量をそれぞれ調整させる。このとき、レーザガスの供給及び排出の少なくとも何れか一方が断続的に実行されてもよい。
その後、ステップS46において、動作指令手段83から励起手段3への指令により、高電圧電源33のスイッチがオンに設定される(図5(a)〜(e)において、時間t=t12のとき)。この様な切替え制御により、レーザ発振装置の動作状態(モード)が、スタンバイモードから稼動モードへ切り替わる。
[4]レーザ加工機の構成
図9は、本実施形態のレーザ発振装置を備えたレーザ加工機を示した概念図である。図9に示す様に、レーザ加工機は、レーザ発振装置100と、加工対象106が載せられる加工テーブル101と、集光手段102と、駆動手段103と、加工制御手段104とを備えている。レーザ発振装置100から出力されるレーザ光は、レーザ光路105を通って集光手段102へ伝送される。集光手段102は、折返し鏡等を有しており、レーザ発振装置100から伝送されるレーザ光を集めると共に、集めたレーザ光を加工テーブル101上の加工対象106へ照射する。駆動手段103は、加工テーブル101及び集光手段102の少なくとも何れか一方を移動させるための手段である。加工制御手段104は、レーザ発振装置100及び駆動手段103を制御するための手段である。尚、加工制御手段104が実行する制御方式として、例えば数値制御が用いられる。
本実施形態のレーザ加工機においては、レーザ発振装置100からのレーザ光の出力が安定するので、集光手段102からのレーザ光の出力も安定し易い。よって、加工対象106に対して精度の高い加工が可能である。
[5]変形例
次に、上述したレーザ発振装置の変形例について説明する。尚、変形例に係るレーザ発振装置の構成は、上述したレーザ発振装置の構成(図1及び図2参照)と同じであるので、説明を省略する。以下では、特にスタンバイモード時の制御及び稼動モードへの切替え制御について、図面に沿って説明する。その他の制御については、上述した通りであるので、説明を省略する。
[5−1]第1変形例
図10(a)は、第1変形例に係るレーザ発振装置の制御によって生じるレーザガスの圧力変化を示したタイムチャートであり、図10(b)〜(e)は、供給手段6、排出手段7、送風手段2、及び高電圧電源33の切替えタイミングをそれぞれ示したタイムチャートである。これらのタイムチャートを参照しながら、第1変形例での具体的な制御について説明する。
<スタンバイモード時の制御>
図11は、スタンバイモード時に制御手段8が実行する制御を示したフローチャートである。先ずステップS51において、循環経路1内でのレーザガスの圧力Pが監視される。具体的には、圧力検出手段9により検出される圧力Pが、閾値導出手段81により導出された閾値Pt以上であるか否かが、比較判定手段82により判定される。ステップS51にて「Yes」と判定された場合(図10(a)〜(e)において、時間t=t5のとき)、ステップS52が実行される。ステップS52では、動作指令手段83が、レーザガスの供給を停止させたまま、排出手段7にレーザガスの排出を開始させる。
次にステップS53において、圧力検出手段9により検出される圧力Pが、所定圧力P1以下であるか否かが、比較判定手段82により判定される。具体的には、所定圧力P1は、記憶手段111に記憶されており、比較判定手段82は、所定圧力P1を参照することによって判定を行う。ここで、所定圧力P1は、循環経路1内のレーザガスの圧力Pを低下させたときに、循環経路1内の水分が十分に除去されることとなる圧力である。この様な圧力として、所定圧力P1は、稼動モード時において維持されるべき所定水準の圧力P0の1/10以下に設定されることが特に好ましい。
ステップS53の判定は、ステップS53にて「Yes」と判定される迄、繰り返し実行される。そして、ステップS53にて「Yes」と判定された場合(図10(a)〜(e)において、時間t=t13のとき)、ステップS54が実行される。ステップS54では、動作指令手段83が、排出手段7にレーザガスの排出を再び停止させる。
その後、モード切替制御手段113からモードの切替えが指令される迄、制御手段8は、レーザガスの供給及び排出を停止させた状態で待機する。具体的には、ステップS55において、モード切替制御手段113からモードの切替えが指令されたか否かが、制御手段8により判定される。そして、ステップS55にて「Yes」と判定される迄、ステップS55の判定が繰り返し実行される。
ステップS55にて「Yes」と判定された場合(図10(a)〜(e)において、時間t=t14のとき)、スタンバイモードから稼動モードへの切替え制御(A)が実行される。尚、図10(a)に示す様に、ステップS54にてレーザガスの排出が停止された直後から、循環経路1内に外部から空気が侵入し、循環経路1内のレーザガスの圧力Pが上昇し始める。このため、稼動モードへの切替え制御(A)が実行される迄の間に、時間t14からの経過時間の長さにもよるが、循環経路1内に多くの水分が侵入している虞がある。そこで、稼動モードへの切替え制御(A)では、循環経路1内の水分を除去するために、循環経路1内のレーザガスを入れ替えるための制御が実行される。尚、この切替え制御(A)の詳細については後述する。
ステップS51にて「No」と判定された場合、ステップS60が実行される。ステップS60では、モード切替制御手段113からモードの切替えが指令されたか否かが、制御手段8により判定される。ステップS60にて「No」と判定された場合、ステップS51が再び実行される。そして、ステップS51にて「Yes」と判定されるか、又はステップS60にて「Yes」と判定される迄、ステップS51及びS60の判定が繰り返し実行される。そして、ステップS60にて「Yes」と判定された場合、スタンバイモードから稼動モードへの切替え制御(B)が実行される。即ち、稼動モードからスタンバイモードに切り替わった後、圧力Pが閾値Ptに一度も達することなく、モード切替制御手段113からモードの切替えが指令されたとき、切替え制御(B)が実行される。
ここで、稼動モードからスタンバイモードに切り替わった後、圧力Pが閾値Ptに達する迄であれば、循環経路1内に侵入する総水分量は少ない。従って、稼動モードへの切替え制御(B)では、循環経路1内のレーザガスを入れ替える必要がなく、循環経路1内でのレーザガスの圧力Pを、所定水準の圧力P0からの上昇分だけ低下させればよい。よって、この切替え制御(B)では、図8に示される切替え制御と同じ制御が実行される。但し、ステップS42では、圧力Pが所定水準の圧力P0以下であるか否かが判定される。
<稼動モードへの切替え制御(A)>
図12は、稼動モードへの切替え制御(A)を示したフローチャートである。先ず、ステップS71において、動作指令手段83が、排出手段7にレーザガスの排出を開始させる(図10(a)〜(e)において、時間t=t15のとき)。次に、ステップS72において、圧力検出手段9により検出される圧力Pが、所定圧力P1以下であるか否かが、比較判定手段82により判定される。ステップS72の判定は、ステップS72にて「Yes」と判定される迄、繰り返し実行される。そして、ステップS72にて「Yes」と判定された場合(図10(a)〜(e)において、時間t=t16のとき)、ステップS73が実行される。ステップS73では、動作指令手段83が、排出手段7にレーザガスの排出を継続させつつ、供給手段6にレーザガスの供給を開始させる。又、動作指令手段83は、圧力検出手段9によって検出される圧力Pが上昇する様に、供給手段6及び排出手段7にレーザガスの供給量及び排出量をそれぞれ調整させる。
続いて、ステップS74において、圧力検出手段9により検出される圧力Pが、所定水準の圧力P0以上であるか否かが、比較判定手段82により判定される。ステップS74の判定は、ステップS74にて「Yes」と判定される迄、繰り返し実行される。そして、ステップS74にて「Yes」と判定された場合、ステップS75が実行される。
ステップS75では、動作指令手段83が、送風手段2に送風を開始させる(図10(a)〜(e)において、時間t=t17のとき)。次に、ステップS76において、循環経路1内でのレーザガスの圧力Pが制御される。具体的には、動作指令手段83が、循環経路1内でのレーザガスの圧力Pが所定水準の圧力P0に保たれる様に、供給手段6及び排出手段7にレーザガスの供給量及び排出量をそれぞれ調整させる。このとき、レーザガスの供給及び排出の少なくとも何れか一方が断続的に実行されてもよい。
その後、ステップS77において、動作指令手段83から励起手段3への指令により、高電圧電源33のスイッチがオンに設定される(図10(a)〜(e)において、時間t=t18のとき)。この様な切替え制御により、レーザ発振装置の動作状態(モード)が、スタンバイモードから稼動モードへ切り替わる。
第1変形例での制御によれば、スタンバイモード時において、循環経路1内が、レーザガスの圧力Pが十分に低い状態に維持される。そして、スタンバイモードから稼動モードへの切替え時に、循環経路1内のレーザガスが入れ替えられる。このため、稼動モードへ復帰する直前に、循環経路1内の水分が除去される。よって、稼動モードへ復帰した直後であってもレーザ光の安定した出力が可能である。又、上記実施形態に係るレーザ発振装置と同様、スタンバイモード時でのレーザガス及び電力の無駄が少なくなる。
[5−2]第2変形例
図13(a)は、第2変形例に係るレーザ発振装置の制御によって生じるレーザガスの圧力変化を示したタイムチャートであり、図13(b)〜(e)は、供給手段6、排出手段7、送風手段2、及び高電圧電源33の切替えタイミングをそれぞれ示したタイムチャートである。これらのタイムチャートを参照しながら、第2変形例での具体的な制御について説明する。
<スタンバイモード時の制御>
図14は、スタンバイモード時に制御手段8が実行する制御を示したフローチャートである。先ずステップS81において、圧力検出手段9により検出される圧力Pが、閾値導出手段81により導出された閾値Pt以上であるか否かが、比較判定手段82により判定される。ステップS81にて「Yes」と判定された場合(図13(a)〜(e)において、時間t=t5のとき)、ステップS82が実行される。ステップS82では、動作指令手段83が、レーザガスの供給を停止させたまま、排出手段7にレーザガスの排出を開始させる。
次にステップS83において、圧力検出手段9により検出される圧力Pが、所定圧力P3以下であるか否かが、比較判定手段82により判定される。具体的には、所定圧力P3は、記憶手段111に記憶されており、比較判定手段82は、所定圧力P3を参照することによって判定を行う。本変形例では、所定圧力P3は、所定水準の圧力P0と略同一の値に設定されている。尚、これに限らず、所定圧力P3は、所定水準の圧力P0とは異なる様々な値に設定されてもよい。但し、所定圧力P3は、所定水準の圧力P0以下の値に設定されることが好ましい。
ステップS83の判定は、ステップS83にて「Yes」と判定される迄、繰り返し実行される。ステップS83にて「Yes」と判定された場合(図13(a)〜(e)において、時間t=t19のとき)、ステップS84が実行される。ステップS84では、動作指令手段83が、排出手段7にレーザガスの排出を再び停止させる。
続いて、ステップS85〜S87において、ステップS81〜S83と同じ制御が実行される。そして、ステップS85にて「Yes」と判定され、且つステップS87にて「Yes」と判定された場合、ステップS84からの制御が再び実行される。この様にステップS84〜S87が実行されることにより、圧力Pが閾値Pt以上となる毎に、循環経路1内のレーザガスの圧力Pが所定圧力P3まで下げられる。
一方、ステップS85にて「No」と判定された場合、ステップS91が実行される。ステップS91では、モード切替制御手段113からモードの切替えが指令されたか否かが、制御手段8により判定される。ステップS60にて「No」と判定された場合、ステップS85が再び実行される。そして、ステップS85にて「Yes」と判定されるか、又はステップS91にて「Yes」と判定される迄、ステップS85及びS91の判定が繰り返し実行される。そして、ステップS91にて「Yes」と判定された場合、スタンバイモードから稼動モードへの切替え制御(A)(図12参照)が実行される。即ち、循環経路1内の水分を除去するために、循環経路1内のレーザガスを入れ替えるための制御が実行される。
又、ステップS81にて「No」と判定された場合、ステップS90が実行される。ステップS90では、ステップS91と同じ制御が実行される。そして、ステップS90にて「Yes」と判定された場合、スタンバイモードから稼動モードへの切替え制御(B)(図8参照)が実行される。即ち、稼動モードからスタンバイモードに切り替わった後、圧力Pが閾値Ptに一度も達することなく、モード切替制御手段113からモードの切替えが指令された場合、循環経路1内でのレーザガスの圧力Pが、所定水準の圧力P0からの上昇分だけ下げられる。
第2変形例での制御によれば、スタンバイモード時において、循環経路1内でのレーザガスの圧力Pが、所定圧力P3と閾値Ptとの間に維持される。そして、スタンバイモードから稼動モードへの切替え時に、循環経路1内のレーザガスが入れ替えられる。このため、稼動モードへ復帰する直前に、循環経路1内の水分が除去される。よって、稼動モードへ復帰した直後であってもレーザ光の安定した出力が可能である。又、上記実施形態に係るレーザ発振装置と同様、スタンバイモード時でのレーザガス及び電力の無駄が少なくなる。
本発明に係るレーザ発振装置は、溶接や切断等の加工に限らず、計測や医療等、様々な分野に応用することが出来る。
1 循環経路
2 送風手段
3 励起手段
4 全反射鏡
5 部分反射鏡
6 供給手段
7 排出手段
8 制御手段
9 圧力検出手段
10 湿度検出手段
11 放電管
12、13 熱交換器

Claims (8)

  1. レーザガスが循環する循環経路と、
    前記循環経路内にて前記レーザガスを励起させる励起手段と、
    前記循環経路内に前記レーザガスを供給する供給手段と、
    前記循環経路からその外部へ前記レーザガスを排出する排出手段と、
    前記循環経路内での前記レーザガスの圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記循環経路の外部の湿度を検出する湿度検出手段と、
    前記励起手段、前記供給手段、及び前記排出手段を制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記湿度検出手段により検出される湿度から前記湿度に応じて変化する前記圧力の閾値を導出するとともに、
    前記レーザガスの励起、供給、及び排出の全てを停止させた後、前記圧力検出手段により検出される圧力が、前記閾値以上になった場合、第1制御として、前記レーザガスの供給を停止させたまま、前記排出手段に前記レーザガスの排出を再開させる、レーザ発振装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記第1制御の実行により、前記圧力検出手段によって検出される圧力が第1所定圧力以下になった場合、第2制御として、前記排出手段に前記レーザガスの排出を継続させつつ、前記供給手段に前記レーザガスの供給を再開させると共に、前記圧力検出手段によって検出される圧力が上昇する様に、前記供給手段及び前記排出手段に前記レーザガスの供給量及び排出量をそれぞれ調整させ、
    前記第2制御の実行により、前記圧力検出手段によって検出される圧力が第2所定圧力以上になった場合、第3制御として、前記レーザガスの供給及び排出を再び停止させる、請求項1に記載のレーザ発振装置。
  3. 前記制御手段は、前記励起手段に前記レーザガスの励起を再開させるとき、前記圧力検出手段によって検出される圧力が所定水準に保たれる様に、前記供給手段及び前記排出手段による前記レーザガスの供給及び排出をそれぞれ制御することが可能であり、
    前記第2所定圧力は、前記所定水準の圧力と略同一の値に設定されている、請求項2に記載のレーザ発振装置。
  4. 前記第1所定圧力は、前記第2所定圧力の1/10以下に設定されている、請求項2又は請求項3に記載のレーザ発振装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1制御の実行により、前記圧力検出手段によって検出される圧力が第1所定圧力以下になった場合、第2制御として、前記レーザガスの排出を再び停止させる、請求項1に記載のレーザ発振装置。
  6. 前記制御手段は、前記励起手段に前記レーザガスの励起を再開させる前に、
    第3制御として、前記レーザガスの供給を停止させたまま、前記レーザガスの排出を再開させ、
    前記第3制御の実行により、前記圧力検出手段によって検出される圧力が再び前記第1所定圧力以下になった場合、第4制御として、前記排出手段に前記レーザガスの排出を継続させつつ、前記供給手段に前記レーザガスの供給を再開させると共に、前記圧力検出手段によって検出される圧力が所定水準となる様に、前記供給手段及び前記排出手段に前記レーザガスの供給量及び排出量をそれぞれ調整させる、請求項5に記載のレーザ発振装置。
  7. 前記第所定圧力は、前記所定水準の圧力の1/10以下に設定されている、請求項5又は6に記載のレーザ発振装置。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れか1つに記載のレーザ発振装置と、
    加工対象が載せられる加工テーブルと、
    前記レーザ発振装置から出力されるレーザ光を集めて前記加工対象に照射する集光手段と、
    前記加工テーブル及び前記集光手段の少なくとも何れか一方を移動させる駆動手段と、
    前記レーザ発振装置及び前記駆動手段を制御する加工制御手段と
    を備える、レーザ加工機。
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