JP5901425B2 - 放送通信連携受信装置 - Google Patents
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特に、非特許文献1に記載の技術では、アプリケーション情報テーブル(AIT:Application Information Table)を、放送番組を構成するエレメンタリストリーム(ES:Elementary Stream)としてセクション形式で放送TS(Transport Stream)に多重化して、受信装置に伝送する。ここで、AITは、アプリケーションを特定するとともに、アプリケーションを制御するための付加的な情報を含んだデータである。
このように、従来の技術では、デジタル放送の送信装置において、AITのESを放送TSに多重化し、イベント情報テーブル(EIT:Event Information Table)でアプリケーションを告知することで、受信装置において、放送番組や編成チャンネルに紐付いたアプリケーションの起動制御を可能にしている。
そして、放送通信連携受信装置は、起動アプリケーション識別情報記憶手段に、編成チャンネルに紐付いて起動されたアプリケーションを識別する識別情報を、編成チャンネルに対応付けて記憶する。これによって、現在の編成チャンネルに連動したアプリケーションが識別情報によって管理されることになる。
これによって、放送通信連携受信装置は、現在の編成チャンネルに連動して、通信回線を介した外部からの指示によって、アプリケーションの起動や終了が制御されることになる。
本発明によれば、通信回線を介して、アプリケーションの起動を制御するアプリケーション起動情報を、編成チャンネルに紐付けて送信することができる。これによって、放送局において既存の放送設備の軽微な改修により、また、放送波の帯域を圧迫することなく、放送通信連携受信装置における編成チャンネルに紐付いたアプリケーションの起動を、通信回線を介して制御することができる。また、本発明によれば、編成チャンネルが切り替わった際に、前の編成チャンネルに連動したアプリケーションを終了させることで、現在選局中の編成サービスに対応したアプリケーションの起動を制御することができる。
[放送通信連携システムの構成]
最初に、図1を参照して、放送通信連携システムの構成について説明する。
放送通信連携システムSは、放送と通信とを連携し、編成チャンネルに紐付いて連動するアプリケーション(チャンネル連動アプリケーション)をユーザ(視聴者)に提示するシステムである。もちろん、放送通信連携システムSは、編成チャンネルに紐付いていないアプリケーション(チャンネル非連動アプリケーション)を提示するものでもある。
ここで、アプリケーションとは、後記する放送通信連携受信装置400を実行環境として動作するソフトウェアである。
さらに、放送送信装置100は、放送波Wに編成チャンネルに連動したアプリケーションを制御するために必要なアプリケーション起動情報を付加して、放送通信連携受信装置400に送信する。
なお、ここでは、放送送信装置100は、放送番組等を放送波Wとして送信する形態で説明するが、ケーブル(図示せず)や、通信回線Nを介して送信してもよい。
このAPL起動情報サーバ200は、例えば、予めサービス提供者が作成したアプリケーションを検証し、承認を与えたアプリケーション(A〔Authorized〕アプリケーション)に対応したアプリケーション起動情報のみを保持する認証機関(第三者機関)に設置される。あるいは、サービス提供者(一般ユーザを含む)が作成したアプリケーション等で、認証機関の承認を受けていないアプリケーション(一般アプリケーション)に対応したアプリケーション起動情報を保持するものであってもよい。
このAPLサーバ300に蓄積されているアプリケーションは、放送通信連携受信装置400によってダウンロードされ実行される。
以下、放送通信連携受信装置400の構成および動作について、種々の実施形態を例として説明を行う。
[放送通信連携受信装置の構成]
まず、図2を参照(システム構成については図1参照)して、第1実施形態に係る放送通信連携受信装置400A(400)の構成について説明する。
この第1実施形態に係る放送通信連携受信装置400Aは、編成チャンネルに紐付いたアプリケーションを、放送波Wを介して送信されるデジタル放送の信号内のイベント情報テーブル(EIT:Event Information Table)に配置されているアプリケーション起動情報によって認識する。
なお、この放送受信手段401は、アンテナAを介して、電波によって放送信号を受信するものに限定されず、ケーブルを介して受信するものであってもよい。あるいは、通信データとして放送信号を受信するものであってもよい。
また、ここで、放送信号解析手段402は、APL起動情報抽出手段402aを備えている。
また、APL起動情報抽出手段402aは、アプリケーション起動情報を抽出した場合、アプリケーション起動情報が通知された旨(起動情報通知)を、アプリケーションを識別する情報(アプリケーションID)とともに、APL管理・実行制御手段409に通知する。
“オリジナルネットワーク識別”は、地上デジタル放送、BSデジタル放送等の放送網(ネットワーク)を識別するための識別子である。また、“トランスポートストリーム識別”は、トランスポートストリーム(TS)を識別するための識別子である。また、“サービス識別”は、トランスポートストリームごとの編成チャンネルを識別するための識別子である。
なお、EITのデータ構造における他のデータについては、ARIB STD−B10で規定されているものであるため、ここでは説明を省略する。
アプリケーション起動情報記述子は、アプリケーションを特定する情報とともに、アプリケーションを制御するための付加的な情報を含んだデータであって、従来のAITに相当する情報である。
例えば、図4では、(5)〜(8)行目にアプリケーション名を記載している。また、(9)行目にアプリケーションを作成した組織、(10)行目に組織内で一意に定められたアプリケーションを識別する番号を記載している。この(9)および(10)行目に示す番号が、アプリケーションを一意に特定するアプリケーションIDとなる。
例えば、図4では、(11)行目にアプリケーションの状態を制御する制御コード(アプリケーション制御コード)を記載している。
このアプリケーション制御コードは、例えば、図5に示すような値をとる。このアプリケーション制御コードは、基本的にはARIB STD−B23で規定されているものと同様である。例えば、“AUTOSTART”は、放送通信連携受信装置400において、ユーザの操作によらず、自動で起動(即時起動)するアプリケーションであることを示す。また、“PRESENT”は、自動で起動するアプリケーションではないが、起動可能(スタンバイ)状態であることを示す。
また、“DESTROY”、“KILL”は、アプリケーションの終了を指示する制御コードであって、通常終了(例えば、ユーザの確認を行って終了)であるのか、強制終了(例えば、ユーザの確認を行わずに即時終了)であるのかを示す。
図2に戻って、放送通信連携受信装置400Aの構成について説明を続ける。
これによって、編成チャンネルに紐付いていないアプリケーションであっても、編成チャンネルに紐付いたアプリケーションと同様に管理することができる。
図2に戻って、放送通信連携受信装置400Aの構成について説明を続ける。
このリスト表示手段408aは、例えば、図4で説明したアプリケーション起動情報において、(5)〜(8)行目に示したアプリケーション名を表示する。
この場合、リスト選択手段408bは、例えば、表示するアプリケーションのリストに、即時実行するか、蓄積するか否かのチェック欄を設けることとしてもよい。あるいは、アプリケーションが選択された段階で、ユーザに問い合わせを行うこととしてもよい。このアプリケーションを即時実行するか蓄積するか否かを示す情報は、選択APL通知とともに、APL管理・実行制御手段409に出力される。
具体的には、終了制御手段409bは、APL起動情報抽出手段402aから起動情報通知が通知された際、APL起動情報記憶手段407に記憶されている、起動情報通知とともに通知されるアプリケーションIDに対応するアプリケーション起動情報に記述されているアプリケーション制御コードが“DESTROY”、“KILL”または“KILLALL”の場合にアプリケーションを終了させる。
なお、終了制御手段409bは、アプリケーションを終了させた場合、当該アプリケーションに対応する識別情報(アプリケーションID)を起動APL識別情報記憶手段410から削除する。
また、終了制御手段409bは、操作制御手段414を介して、チャンネル切替指示が通知された場合、切り替え前のチャンネルに紐付いて起動されているアプリケーションを終了させる。
具体的には、蓄積管理手段409cは、リスト選択手段408bから、起動可能なアプリケーションのリストの中で、ユーザが選択した選択アプリケーションを特定する情報(アプリケーションID)とともに、APL記憶手段412にアプリケーションを蓄積させる旨を通知された場合に、アプリケーション起動情報に記述されているアプリケーションの所在からそのアプリケーションを取得し、APL記憶手段412に書き込む旨(アプリケーション取得指示)を、APL取得手段411に通知する。
これによって、APL記憶手段412には、ユーザが選択したアプリケーションが蓄積される。
例えば、rootのポインタで示す構造体では、アプリケーションが起動された場合、起動されたアプリケーションを、rootのアプリケーション(仮想のアプリケーション)の子のアプリケーションとして管理する。例えば、あるアプリケーションID1のアプリケーションが起動された場合、起動制御手段409aは、アプリケーションID1の構造体(ポインタPt1)を作成し、親のアプリケーションの構造体を指し示すポインタにrootを設定する。一方、rootのポインタで示す構造体には、子のアプリケーションの構造体を指し示すポインタにPt1を設定する。
同様に、他のアプリケーションが起動された場合も、順次rootのポインタで示す構造体に新たに起動するアプリケーションの構造体を設定する。
これによって、起動するアプリケーションがrootのアプリケーションの構造体を基準としてツリー状に管理されることになる。
図2に戻って、放送通信連携受信装置400Aの構成について説明を続ける。
このAPL取得手段411は、起動制御手段409aからAPL取得指示を通知された場合、当該指示で通知されるアプリケーションの所在(アドレス)から、指定されたアプリケーションを取得し、その取得したアプリケーションをAPL実行手段413に出力する。
このAPL記憶手段412に記憶されているアプリケーションは、APL実行手段413によって読み出され、実行される。
このAPL実行手段413は、起動制御手段409aから通知されるアプリケーションを実行する旨が指示された場合、起動制御指示に含まれるアプリケーションを特定する情報(アプリケーションID、所在位置等)に基づいて、アプリケーションおよびアプリケーションを実行する際に必要となるデータ(例えば、メタデータ、アイコンデータ等)をアプリケーションの取得元から取得する。
そして、APL実行手段413は、図示を省略したメモリにアプリケーションを展開(ロード)し、アプリケーションを起動する。
このアプリケーションの実行動作に伴う表示データは、合成表示手段415に出力される。
なお、APL実行手段413は、終了制御手段409bから通常終了あるいは強制終了であるかを、例えば、割り込み信号等によって起動中のアプリケーションに通知し、アプリケーションを終了させる。
この操作制御手段414は、リモコン装置Riを介してユーザからチャンネルの変更が指示された場合、選択されたチャンネルのチャンネル番号を含んだチャンネル切替指示を放送信号解析手段402に通知する。これによって、現在視聴中のチャンネルが変更されることになる。また、操作制御手段414は、同じくチャンネル切替指示をAPL管理・実行制御手段409に通知する。これによって、編成チャンネルに連動したアプリケーションの起動や終了が実行されることになる。
なお、合成表示手段415は、合成した音声については、音声信号として外部に接続されたスピーカSp等の音声出力装置に出力し、合成した映像(画像)については、映像信号として外部に接続された液晶ディスプレイMo等の映像表示装置に出力する。
また、放送通信連携受信装置400Aは、コンピュータを、前記した各手段として機能させるプログラムにより動作させることができる。また、このプログラムは、マルチタスクOS等によって、並列動作を行うことも可能である。
次に、図8〜図13を参照して、第1実施形態に係る放送通信連携受信装置400A(400)の動作について説明する。
最初に、図8および図9を参照(構成については適宜図2参照)して、放送通信連携受信装置400Aにおいて、アプリケーション起動情報によって、アプリケーションを起動または終了させる動作について説明する。
そして、放送通信連携受信装置400Aは、APL起動情報抽出手段402aから、APL管理・実行制御手段409に対して、アプリケーション起動情報を受信したことを通知(起動情報通知)し、起動制御手段409aによって、アプリケーション起動情報の制御コード(アプリケーション制御コード)を解析する(ステップS4)。
なお、アプリケーション制御コードが起動や終了を示すコードでない場合(ステップS4で“その他”)、放送通信連携受信装置400Aは、EITによるアプリケーションの起動・終了動作を終了し、放送信号の解析動作を継続する(ステップとして図示せず)。
図9に示すように、図8のステップS7において、放送通信連携受信装置400Aは、終了制御手段409bによって、アプリケーション制御コードをさらに判定する(ステップS701)。ここで、アプリケーション制御コードが、通常終了(“DESTROY”)または強制終了(“KILL”)である場合、終了制御手段409bは、APL実行手段413に通常終了または強制終了を指示し、アプリケーションを終了させる(ステップS702)。
このとき、終了制御手段409bは、起動APL識別情報記憶手段410において、終了が指示されたアプリケーションに子アプリケーションが存在する場合、それらをすべて終了させる。
次に、図10を参照(構成については適宜図2参照)して、放送通信連携受信装置400Aにおいて、編成チャンネルを切り替える動作について説明する。
そして、編成チャンネルが変更された場合(ステップS10でYes)、放送通信連携受信装置400Aは、終了制御手段409bによって、起動APL識別情報記憶手段410を参照して、前編成チャンネルに連動してアプリケーションが起動しているか否かを判定する(ステップS11)。なお、編成チャンネルに変更がない場合(ステップS10でNo)、放送通信連携受信装置400Aは、編成チャンネルの切り替え動作を終了する。
一方、前編成チャンネルに連動してアプリケーションが起動していない場合(ステップS11でNo)、放送通信連携受信装置400Aは、ステップS13に動作を進める。
一方、EITにアプリケーション起動情報記述子が存在しない場合(ステップS13でNo)、放送通信連携受信装置400Aは、編成チャンネルの切り替え動作を終了する。
なお、ステップS16の段階で、アプリケーション制御コードとして、全強制終了(“KILLALL”)が通知された場合は、すべてのアプリケーションを終了させる(ステップとして図示せず)。
次に、図11を参照(構成については適宜図2参照)して、放送通信連携受信装置400Aにおいて、編成チャンネルに紐付いていないアプリケーションに対応するアプリケーション起動情報を取得する動作について説明する。
これによって、放送通信連携受信装置400Aは、チャンネル非連動アプリケーションについても、あたかも仮想的なチャンネルに紐付いたアプリケーションとして、チャンネル連動アプリケーションと同様に扱うことができる。
次に、図12を参照(構成については適宜図2参照)して、放送通信連携受信装置400Aにおいて、編成チャンネルに紐付いていないアプリケーション(チャンネル非連動アプリケーション)を、APL記憶手段412に蓄積(インストール)する動作について説明する。
そして、リスト選択手段408bから、蓄積を伴うアプリケーションの選択が蓄積管理手段409cに通知(選択APL通知)され、蓄積管理手段409cが、指示されたアプリケーションについて、APL取得手段411に対してアプリケーションの取得を指示(APL取得指示)する。そして、APL取得手段411が、通信送受信手段405を介して、アプリケーション(チャンネル非連動アプリケーション)を取得し、APL記憶手段412に書き込む(ステップS32)。
以上の動作によって、アプリケーションが放送通信連携受信装置400Aに蓄積され、ユーザが任意のタイミングで高速にアプリケーションを起動させることが可能になる。
次に、図13を参照(構成については適宜図2参照)して、放送通信連携受信装置400Aにおいて、編成チャンネルに紐付いているが自動起動しないアプリケーションや、編成チャンネルに紐付いていないアプリケーションを起動する動作について説明する。
そして、リスト選択手段408bから、起動するアプリケーションが起動制御手段409aに通知(選択APL通知)されることで、起動制御手段409aが、選択されたアプリケーションがAPL記憶手段412に蓄積されているか否かを判定する(ステップS42)。なお、アプリケーションが蓄積されているか否かは、APL起動情報記憶手段407に記憶されているAPL蓄積状態が、“蓄積”か“未蓄積”かによって判定することができる。
以上の動作によって、放送通信連携受信装置400Aは、ユーザからの任意のタイミングで、現在動作可能なアプリケーションを提示して、動作させることができる。
次に、図14を参照(システム構成については図1参照)して、第2実施形態に係る放送通信連携受信装置400B(400)の構成について説明する。
この第2実施形態に係る放送通信連携受信装置400Bは、編成チャンネルに紐付いたアプリケーションを、DSM−CC(Digital Storage Media Command and Control)データカルーセル方式に基づいて、放送波Wを介して伝送されるアプリケーション起動情報によって認識する。
すなわち、放送信号解析手段402Bは、EITからアプリケーション起動情報を抽出してAPL起動情報記憶手段407に書き込む機能、および、アプリケーション起動情報を抽出した旨をAPL管理・実行制御手段409に通知する機能以外の機能については、放送信号解析手段402(図2)と同一であるため、説明を省略する。
また、ここでは、データ放送復号手段404Bは、APL起動情報抽出手段404aを備えている。
そして、APL起動情報抽出手段404aは、放送信号解析手段402Bから通知される編成チャンネルを特定するチャンネル識別情報(“オリジナルネットワーク識別”、“トランスポートストリーム識別”および“サービス識別”)に対応付けて、抽出したアプリケーション起動情報をAPL起動情報記憶手段407に書き込み記憶する。
なお、DIIメッセージおよびDDBメッセージのデータ構造は、ARIB STD−B24で規定されているものであるため、ここでは詳細な説明は行わず、アプリケーション起動情報の伝送に関連するデータについてのみ説明する。
具体的には、このType記述子は、図16に示すようなデータ構造で、図16の(4)〜(6)行目にアプリケーション起動情報固有のタイプ指定の値を記述する。
図18に示すテキスト表現したアプリケーション起動情報ファイルの内容は、図4で説明したアプリケーション起動情報記述子と基本的に同じ内容を含んでいる。
また、(29)行目にアプリケーションの所在(アドレス)を記載している。また、これら以外にも、(34)行目に示すように、アプリケーションが利用する付加的な情報、例えば、メタデータ、画像データ等の所在(アドレス)を記述しておくこととしてもよい。
なお、ここでは、データカルーセルで伝送するアプリケーション起動情報を、テキスト表現したデータとしたが、図4に示したように、バイナリ表現で表したデータとしてもよい。
図14に戻って、放送通信連携受信装置400Bの構成について説明を続ける。
また、放送通信連携受信装置400Bは、放送通信連携受信装置400Aと同様に、コンピュータを、前記した各手段として機能させるプログラムにより動作させることができる。
次に、図19を参照(システム構成については図1参照)して、第3実施形態に係る放送通信連携受信装置400C(400)の構成について説明する。
この第3実施形態に係る放送通信連携受信装置400Cは、編成チャンネルに紐付いたアプリケーションを、通信回線Nを介して送信されるアプリケーション起動情報によって認識する。
チャンネル非連動情報取得手段406aは、図2で説明した放送通信連携受信装置400Aの構成と同一のものであるため、説明を省略する。
このチャンネル連動情報取得手段406bは、アプリケーション起動情報を配信するサーバ(例えば、図1のAPL起動情報サーバ200)から、アプリケーション起動情報を取得する。このアプリケーション起動情報の配信は、APL起動情報サーバ200から、プッシュ通知により、放送通信連携受信装置400Cに通知されるものとする。
この場合、アプリケーション起動情報を通信回線Nで配信するサーバは、編成チャンネルに紐付いたアプリケーションを起動させるため、放送局が管理するサーバであることが望ましい。なお、チャンネル連動情報取得手段406bは、予め放送通信連携受信装置400Cのネットワークアドレス(IPアドレス等)を、アプリケーション起動情報を配信するサーバに通知し、プッシュ通知を受信する要求を行っておく。
これらの情報を付加することで、通信回線Nを介して、アプリケーション起動情報を通知する場合であっても、当該アプリケーション起動情報で特定されるアプリケーションを編成サービスと紐付けることができる。
図19に戻って、放送通信連携受信装置400Cの構成について説明を続ける。
なお、このアプリケーション起動情報には、すでにチャンネル識別情報が含まれているが、チャンネル非連動情報取得手段406aで取得してAPL起動情報記憶手段407に記憶されるデータ構造と同一で管理することが望ましい。そこで、ここでは、チャンネル連動情報取得手段406bは、図6で説明したように、チャンネル(チャンネル識別情報)に対応付けて、取得したアプリケーション起動情報をAPL起動情報記憶手段407に書き込み記憶させる。
また、放送通信連携受信装置400Cは、放送通信連携受信装置400Aと同様に、コンピュータを、前記した各手段として機能させるプログラムにより動作させることができる。
100 放送送信装置
200 APL(アプリケーション)起動情報サーバ
300 APL(アプリケーション)サーバ
400 放送通信連携受信装置
401 放送受信手段
402 放送信号解析手段
402a APL(アプリケーション)起動情報抽出手段
403 映像・音声復号手段
404 データ放送復号手段
404a APL(アプリケーション)起動情報抽出手段
405 通信送受信手段
406 APL(アプリケーション)起動情報取得手段
406a チャンネル非連動情報取得手段
406b チャンネル連動情報取得手段
407 APL(アプリケーション)起動情報記憶手段
408 リスト表示手段
408a リスト表示手段
408b リスト選択手段
409 APL(アプリケーション)管理・実行制御手段
409a 起動制御手段
409b 終了制御手段
409c 蓄積管理手段
410 起動APL(アプリケーション)識別情報記憶手段
411 APL(アプリケーション)取得手段
412 APL(アプリケーション)記憶手段
413 APL(アプリケーション)実行手段
414 操作制御手段
415 合成表示手段
W 放送波
N 通信回線
Claims (2)
- 放送波を介して放送データを受信する放送受信手段と、通信回線を介して通信データを送受信する通信送受信手段とを備え、放送の編成チャンネルに紐付いたアプリケーションの起動を制御する放送通信連携受信装置であって、
前記通信送受信手段を介して、前記通信データとして、前記アプリケーションを紐付かせる編成チャンネルを特定する情報と前記アプリケーションの所在を特定するアドレスと前記アプリケーションの起動を制御する制御コードとを含んだアプリケーション起動情報を取得するチャンネル連動情報取得手段と、
前記アプリケーション起動情報を記憶するアプリケーション起動情報記憶手段と、
前記通信送受信手段を介して、前記通信データとして、アプリケーションを取得するアプリケーション取得手段と、
アプリケーションを実行させるアプリケーション実行手段と、
前記アプリケーション起動情報記憶手段に記憶された現在選局中の編成チャンネルに対応するアプリケーション起動情報において、前記制御コードで起動が指示されたアプリケーションを、前記アプリケーション取得手段により前記アドレスから取得させて前記アプリケーション実行手段により起動させる起動制御手段と、
前記編成チャンネルに紐付いて起動されたアプリケーションを識別する識別情報を、当該編成チャンネルに対応付けて記憶する起動アプリケーション識別情報記憶手段と、
前記制御コードで終了が指示されたアプリケーション、または、前記編成チャンネルが切り替わった際に、前記起動アプリケーション識別情報記憶手段に記憶されている切り替え前の編成チャンネルに対応するアプリケーションを、前記アプリケーション実行手段により終了させる終了制御手段と、
を備えることを特徴とする放送通信連携受信装置。 - 前記チャンネル連動情報取得手段は、前記アプリケーション起動情報を送信するサーバからプッシュ通知により当該情報の送信を通知されて、前記アプリケーション起動情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の放送通信連携受信装置。
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