JP5898670B2 - スプライン部へのグリス塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

スプライン部へのグリス塗布装置及び塗布方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5898670B2
JP5898670B2 JP2013257555A JP2013257555A JP5898670B2 JP 5898670 B2 JP5898670 B2 JP 5898670B2 JP 2013257555 A JP2013257555 A JP 2013257555A JP 2013257555 A JP2013257555 A JP 2013257555A JP 5898670 B2 JP5898670 B2 JP 5898670B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grease
transfer
spline
transfer member
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013257555A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015113941A (ja
Inventor
藤井 亮一
亮一 藤井
洋一 岡
洋一 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2013257555A priority Critical patent/JP5898670B2/ja
Publication of JP2015113941A publication Critical patent/JP2015113941A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5898670B2 publication Critical patent/JP5898670B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

本発明は出力軸端部等に形成されるスプライン部へのグリス塗布装置及び塗布方法に関する。
従来より動力を伝達する回転軸の軸端に形成されたセレーション部には潤滑剤としてグリスが塗布されている。
塗布は例えば特許文献1(実開昭61−52797号公報)に記載されているように、軸端に形成されたセレーション部をノズルブロックと筒体によって形成された袋穴内に挿入し、更に筒体が挿入されるノズルブロックと筒体間に形成される環状凹部を介して、筒体に開設された複数のグリス流通孔からグリスを軸端のセレーション部が挿入された筒体の袋穴の空隙に充填し、余剰のグリスは筒体に開設されたグリスドレン孔より排出している。
しかしながら、上記構成によると軸端に形成されたセレーション部の全域に亘ってグリスが塗布されることとなる。
通常セレーション部の端部にはグリスが滞留し易く、これが硬化すると、フリクションが増加し、軸のスムーズな回転が阻害される。この為、セレーション部の端部に塗布されたグリスを除去する必要があり工数大となる不具合が生じる。また、グリスは圧送ポンプにより圧送されて空隙内に供給される為、軸端面、軸の基端側にグリスが漏れ出す不具合があり、この漏れ出したグリスも同様の理由で除去する必要があり工数大であった。
これを解消する為に例えば特許文献2(特開平3−109964号公報)では、ワークに形成された雄型スプライン部に対して所定間隔を保持して嵌合される雌型スプライン部を有し且つワークに対して軸方向に相対移動可能とされたグリス塗布用治具を備えたグリス塗布装置を用い、グリス塗布用治具に、雌型スプライン部を半径方向に切断するスリット状のグリス通路が形成し且つグリス通路の周縁部に、環状のグリスプールを形成するとともに、グリスプールを絞り部を介して雌型スプライン部につながるとともにグリス加圧供給源からのグリス供給通路に連通する構成が開示されている。
また特許文献3(特開2002−227867号公報)には、中空の軸端部内周に形成されたスプライン部にグリスを塗布する際に、軸端部の内外周側に挿入嵌合されるキャップを用いてスプライン部にグリスを塗布する構成が開示されている。
前記キャップは軸端部の外周側に嵌合される外筒部、この外筒部の内側に位置されスプラインの内周側に嵌合され外筒部に対しキャップ挿入方向に突出される内筒部及びこれら内外筒部をキャップ挿入方向手前側で連結する連結部を備え、このキャップの内筒部の突出部外周面にグリスを塗布した後、キャップを挿入することにより、その突出部外周面に塗布されたグリスをスプラインに付着させるものである。
実開昭61−52797号公報 特開平3−1009964号公報 特開2002−227867号公報
特許文献2に開示される構成とすることで、グリス供給通路を介して加圧供給されるグリスは、絞り部により適当に減圧された状態でグリスプールに入った後、スリット状のグリス通路から薄い膜状となってワークのスプライン部に供給されるため、塗布治具をワークの軸先端方向に移動させつつグリスを供給することにより、ワークのスプライン部へグリスを均一に塗布することができる。
しかしながら、特許文献2に開示される構成では、グリス供給経路の構造が複雑となるため、製作コストが嵩み、またグリス供給経路の構造が複雑となるため、絞り部、グリスプールでグリスが硬化し、グリスの適正量をグリス通路を介してスプライン部に供給出来ない不具合が発生する。
また特許文献3に開示される構成によると、グリスを刷毛等により突出部外周面に塗布するため、全周に渡って均一且つ適量なグリスを塗布することが困難であり、スプライン部への均一な塗布が出来ない不具合がある。
上記課題を解決するため本発明に係るスプライン部へのグリス塗布装置は、前記スプライン部にグリスを転写する転写部材と、この転写部材の内周面にグリスを供給するグリス供給部材とを備え、前記転写部材は複数の転写分割体から構成され、各転写分割体はグリス塗布装置の軸を中心として放射状に径方向に拡縮可能とされ、各転写分割体は最も径方向内側に位置した状態で一体化して内側に前記スプライン部が侵入可能な筒状体となることを特徴とするスプライン部へのグリス塗布装置。
前記グリス供給部材の構造としては、外周面には閉じ状態の転写分割体の内面に向けてグリスを吐出する吐出穴が形成され、更にこの外周面には閉じ状態の転写分割体の内面との間に一定の隙間を形成するフランジ部が形成されたものが考えられる。
また前記グリス塗布装置を用いた本発明に係るスプライン部へのグリス塗布方法は、前記転写部材を構成する複数の転写分割体が軸を中心として放射状に分離した状態で、前記グリス供給部材を各転写分割体の間に臨ませ、この状態で各転写分割体を軸に向かって縮小移動せしめて一体化して筒状体とし、この筒状体の内側に位置している前記グリス供給部材から筒状体の内側面にグリスを吐出し、次いで、前記転写部材を構成する複数の転写分割体を径方向に沿って放射状に広げ、この後、前記転写部材が前記グリス供給部材から離れてスプライン部上まで移動し、放射状に分離した転写分割体間にスプライン部を臨ませ、次いで、各転写分割体を軸に向かって相対移動せしめて一体化して筒状体とし、筒状体の内面に塗布されているグリスをスプライン部に転写する構成である。
本発明に係るグリス塗布装置及びグリス塗布方法によれば、軸端面や軸の基端側にグリスが漏れ出すことがなく、適正量のグリスを軸端のスプライン部に均一に供給することができる。
本発明に係るグリス塗布装置の正面図 同グリス塗布装置の平面図 グリス供給部材からグリスが供給されている状態の図1に対応する図 図3の状態の平面図 駆動部を中心とした部材の分解斜視図 図5を下から見た分解斜視図 図3のA−A断面図 図3のB−B断面図 図7のE−E視図 転写部材が拡開した状態の図9に対応する図 グリス供給部材からグリスの供給を受ける状態の図9に対応する図 拡開した状態の転写部材間に軸のスプライン部が臨んだ状態を示す図10に対応する図 トランスミッションのメインシャフト端部のスプライン部にグリスを塗布した状態を示す図 図13に対応する図7のF方向矢視図 グリス塗布装置のホルダ部の平面図 図15のG視図 図15のH視図 爪作動部材の平面図 図18のK視図 爪部材の平面図 図20のM視図 図20のN視図 トランスミッションのメインシャフト端部のスプライン部へのグリスの塗布が完了した状態を示す図
以下に本発明の好適な実施例を図面を参照して説明する。
図1において、グリス塗布装置1は上部より円筒状の把持部2、把持部2に連結されたシリンダ部10、更にシリンダ部10に連結された円筒状のホルダー部30、ホルダー部30の周面の均等3箇所に穿設された係合溝31に係合する3つの爪部材50、各爪部材50に連結された転写部材70より構成されている。
図2に示すように、転写部材70は3つの転写部材分割体70aから構成され、各転写部材分割体70aは平面視で扇状をなし、グリス塗布装置1の軸を中心として径方向に拡開・縮小可能とされ、最も縮小した図4に示す位置で3つの転写部材分割体70aは一体化して筒状をなす。
前記把持部2の上端にはシリンダ部10を作動させるためのスイッチ3が配設されている。前記シリンダ部10の内部にはシリンダ室11が形成され、シリンダ室11内にはピストン12がエア供給孔13、14から給排されるエアにより摺動可能に配設されている。また、ピストン12からはシリンダ部10を挿通してピストンロッド15が延設されている。
前記ホルダー30は中空円筒部32と中空円筒部32の周面33の3等分位置に突出した大径部34と、大径部34の周面35の中央から中空円筒部32に向けて底面が解放するように穿設された係合溝31より構成されている。係合溝31は図16に示すように側面視で略十字架形状をしている。
図1及び図21に示すように、前記爪部材50は前記係合溝31に挿通可能なように側面視で略十字架形状を為しており、前記係合溝31の中央部に形成された幅広溝部36に爪部材50の両側面に形成された突出部51が係合して爪部材50の下方向への脱落を防止しつつ、ホルダー30の中心方向に摺動可能に支持されている。
爪部材50の基端側は図22に示すように、上面から下面に向かって下り斜面52に形成され、前記斜面52には上面から下面に渡って係合溝53が穿設されている。係合溝53の奥部54は図20に示すように幅広に形成されている。
更に前記ピストンロッド15の先端には図9及び図10に示すように、先細りの円錐台部16が配設されており、また図18及び図19に示すように、円錐台部16の周面17の3等分位置には係合爪18が形成されている。この係合爪18は前記爪部材50の係合溝53に対応した略T字形状を為しており、先端19が幅広に形成されている。
そして前記ピストンロッド15先端の円錐台部16に形成された係合爪18が前記爪部材50の基端側に形成された係合溝53に挿通されると、前記係合爪18の先端19が係合溝53の奥部54に係合するため、ピストンロッド15が上下動する時、係合爪18が係合溝53から離脱することなく上下に摺動する。
係合爪18の上下動に伴って爪部材50は径方向に拡開または縮小動を行い、この爪部材50に取付けられている前記転写部材分割体70aも径方向に拡開または縮小動を行う。
また、前記円錐台部16の下面中央にはロッド20がピストンロッド15の軸線(グリス塗布装置の軸線)に沿って配設され、前記ロッド20の先端には円筒状の係止駒21が配設されている。
また、前記したように各々の爪部材50の下面には転写部材70を構成する転写部材分割体70aが配設されている。各転写部材分割体70aは平面視で略扇形を為しており、3つの扇形の対向する側面が当接した状態(最も径方向内側に位置した状態)では一体化して円筒状をなし、この円筒状転写部材70の内側に小径円筒孔71及び大径円筒孔72の二段の中空円筒孔が形成される。 扇形転写部材70の上部内側の小径円弧面がつながって小径円筒孔71が形成され、下部内側の大径円弧面がつながって大径円筒孔72が形成される。
一方、グリス供給部材80の外形は、前記略扇形の3つの転写部材分割体70aによって形成される二段の中空円筒孔に対向する小径筒87と大径筒88二段の円筒に形成され、小径筒87と大径筒88の上端にはそれぞれ小径筒87と大径筒88の径より若干大径の鍔部87a、88aが形成されている。
この二段の円筒を構成する小径筒87と大径筒88の周面81にはグリス供給孔82が均等に複数段に開設され、各グリス転写孔82の基端は円筒の軸線部に開設されたグリス供給路83に連通されている。またグリス供給路83は途中に圧送ポンプ84、レギュレータ89を有するグリス供給管路85を介してグリスタンク86に連接されている。
よって、前記二段の円筒の小径筒87と大径筒88の外周面81と前記二段の中空円筒孔の小径円筒孔71と大径円筒孔72との間には前記鍔部87a、88aにより空隙が形成される。
即ちグリス供給部材80は本実施例のトランスミッションTのメインシャフトSの端部Rに対応した形状を為しており、前記鍔部87a、88aの径はメインシャフトSの端部Rの大径スプラインQ1と小径スプラインQ2の径と同じに形成されている。そして各グリス供給孔82は、メインシャフトSの端部Rの周面に形成された2段のスプライン即ち大径スプラインQ1と小径スプラインQ2に対応する部分に開設されている。より詳細には小径スプラインQ2に対応する各グリス供給孔82aは小径スプラインQ2の上端周面を避けた位置に開設され、大径スプラインQ1に対応する各グリス供給孔82bは大径スプラインQ1の上端周面を避けた位置に開設される。そして前記グリス供給部材80は小径円筒87を上に向けて鉛直状態で配設されている。
このような構成のもとに本発明のグリス塗布装置を用いてトランスミッションTのメインシャフトSの端部Rに形成されたスプラインQ1、Q2にグリスを塗布する場合、まず、シリンダ部10の上方のエア供給孔13を介してエアが供給され、ピストン12がシリンダ室11の下端に位置する状態、即ち図1及び図10に示すように、転写部材70が解放された状態のグリス塗布装置の把持部2を作業者が把持して前記グリス供給部材80上に移動させ、次いでピストンロッド15に連接するロッド20先端に配設された係止駒21の底面全面をグリス供給部材80の上面に当接させる。
そして作業者が把持部2を把持した状態で上端のスイッチ3を押釦する。これによりエア供給孔13からエアが排出され、エア供給孔14からエアが供給されことによりピストン12がシリンダ室11の上端に移動する。これによりピストンロッド15が上昇し、ピストンロッド15先端に配設された円錐台部16も上昇する。これにより円錐台部16の各係合爪18に係合溝53を介して摺動自在に係合する各爪部材50が解放状態からピストンロッド15の軸心方向に向けて径方向に移動し、爪部材50の下面に締結された各転写部材70分割体70aもピストンロッド15の軸心方向に向けて径方向に移動する。
即ちグリス供給部材80の周面方向に向けて移動する。この時円錐台部16の下面より延出されたロッド20に配設された係止駒21も上昇するため、グリス塗布装置1は作業者に把持部2を支持された状態のもとで自重で下降する。
そして、図3、図9または図11に示されるようにグリス供給部材80の小径円筒87と鍔部87a、鍔部88aと大径円筒88、小径円筒87と鍔部88aが、転写部材70の小径円筒孔71と大径円筒孔72で形成される二段の中空円筒孔で覆われる状態となる。そして前記二段の円筒孔を構成する小径円筒87と大径円筒88の外周面81と転写部材70の小径円筒孔71と大径円筒孔72で形成される二段の中空円筒孔の間には空隙が形成される。
この状態でポンプ84が作動され一定時間一定圧でグリスXがグリスタンク86からレギュレータ89を配設されたグリス供給管路85、グリス供給路83を介してグリス供給孔82から吐出される。吐出されたグリスXは転写部材70の小径円筒孔71及び大径円筒孔72内面に複数列に等間隔の多点状に付着する。(図12参照)
次いで、作業者がスイッチ3を押釦することによりエア供給孔14からエアが排出され、エア供給孔13からエアが供給されることによりピストン12がシリンダ室11の下端に向けて下降する。これによりグリス塗布装置1自体が係止駒21を基端として上昇し、同時にピストンロッド15下端に連接された円錐台部16が下降する。これにより円錐台部16の各係合爪18に係合溝53を介して摺動自在に係合する各爪部材50がピストンロッド15の軸を中心として放射状に径方向外側に移動し、爪部材50の下面に締結された各転写部材分割体70aもピストンロッド15の軸心方向から放射状に移動する。即ちグリス供給部材80の周面から離間する方向に向けて移動する。
次いで、作業者が転写部材70にグリスXが付着したグリス塗布装置1の把持部2を把持してトランスミッションTのメインシャフトSの端部R上に移動させ、トランスミッションTのメインシャフトSの端部Rの端面にグリス塗布装置1の係止駒21の下面全面を当接させ、前記と同様の操作をすることにより図13または図14に示すように、トランスミッションTのメインシャフトSの端部Rに形成された大径スプラインQ1及び小径スプラインQ2にグリスを付着させる。
この状態で作業者が前記係止駒21を軸にしてグリス塗布装置1を垂直軸を中心に水平面内で少なくとも180度回転させることにより、大径スプラインQ1及び小径スプラインQ2に多点状に付着したグリスXが帯状にスプラインQ1、Q2の全周に付着する。
グリスXの帯と帯の間にはグリスが付着していない箇所が生じるがメインシャフトSが回転することにより生じる遠心力によりグリスXが移動し、面一に塗布された状態となる。このときも大径スプラインQ1及び小径スプラインQ2の上端周面にはグリスXが付着しない為、前記したグリスの硬化によるフリクションが発生することはなく、軸がスムーズに回転する。
尚、グリス塗布後のグリス塗布装置1のトランスミッションTのメインシャフトSの端部Rからの分離操作は前記グリス供給部材80からの分離と同様であるため省略する。
前記したように、前記グリス供給部材80の大径筒88と小径筒87の径はトランスミッションTのメインシャフトSの端部Rに形成された大径スプラインQ1及び小径スプラインQ2の径より僅かに小径に形成されている為、グリス塗布装置1の転写部材70の小径円筒孔71、大径円筒孔72で形成される二段の中空円筒孔に塗布されるグリスは確実にトランスミッションTのメインシャフトSの端部Rに形成された大径スプラインQ1及び小径スプラインQ2の表面に転写される。
本発明に係るグリス塗布装置はトランスミッションのメインシャフト端部に形成されるスプライン部に限らず、各種軸の端部に形成されるスプライン部にグリスを塗布する際に利用できる。
1…グリス塗布装置、2…把持部、3…スイッチ、10…シリンダ部、11…シリンダ室、12…ピストン、13、14…エア供給孔、15…ピストンロッド、16…円錐台部、17…円錐台部の周面、18…係合爪、19…係合爪の先端、20…ロッド、21…係止駒、30…ホルダー、31…係合溝、32…中空円筒部、33…中空円筒部の周面、34…大径部、35…大径部の周面、36…幅広溝部、50…爪部材、51…突出部、52…斜面、53…係合溝、54…奥部、70…転写部材、70a…転写部材分割体、71…小径円筒孔、72…大径円筒孔、80…グリス供給部材、81…大径筒の周面、82…グリス供給孔、83…グリス供給路、84…圧送ポンプ、85…グリス供給管路、87…小径筒、88…大径筒、87a、88a…鍔部、89…レギュレータ、T…トランスミッション、S…メインシャフト、R…メインシャフトの端部、Q1…大径スプライン、Q2…小径スプライン。

Claims (3)

  1. 軸端に形成されたスプライン部にグリスを塗布するグリス塗布装置であって、このグリス塗布装置は前記スプライン部にグリスを転写する転写部材と、この転写部材の内周面にグリスを供給するグリス供給部材とを備え、前記転写部材は複数の転写分割体から構成され、各転写分割体はグリス塗布装置の軸を中心として放射状に径方向に拡縮可能とされ、各転写分割体は最も径方向内側に位置した状態で一体化して内側に前記スプライン部が侵入可能な筒状体となることを特徴とするスプライン部へのグリス塗布装置。
  2. 請求項1に記載のスプライン部へのグリス塗布装置において、前記グリス供給部材の外周面には閉じ状態の転写分割体の内面に向けてグリスを吐出する吐出穴が形成され、更にこの外周面には閉じ状態の転写分割体の内面との間に一定の隙間を形成するフランジ部が形成されていることを特徴とするスプライン部へのグリス塗布装置。
  3. 請求項1に記載のグリス塗布装置を用いたスプライン部へのグリス塗布方法において、
    前記転写部材を構成する複数の転写分割体が軸を中心として放射状に分離した状態で、前記グリス供給部材を各転写分割体の間に臨ませ、この状態で各転写分割体を軸に向かって縮小移動せしめて一体化して筒状体とし、この筒状体の内側に位置している前記グリス供給部材から筒状体の内側面にグリスを吐出し、次いで、前記転写部材を構成する複数の転写分割体を径方向に沿って放射状に広げ、この後、前記転写部材が前記グリス供給部材から離れてスプライン部上まで移動し、放射状に分離した転写分割体間にスプライン部を臨ませ、次いで、各転写分割体を軸に向かって相対移動せしめて一体化して筒状体とし、筒状体の内面に塗布されているグリスをスプライン部に転写することを特徴とするスプライン部へのグリス塗布方法。
JP2013257555A 2013-12-13 2013-12-13 スプライン部へのグリス塗布装置及び塗布方法 Active JP5898670B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013257555A JP5898670B2 (ja) 2013-12-13 2013-12-13 スプライン部へのグリス塗布装置及び塗布方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013257555A JP5898670B2 (ja) 2013-12-13 2013-12-13 スプライン部へのグリス塗布装置及び塗布方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015113941A JP2015113941A (ja) 2015-06-22
JP5898670B2 true JP5898670B2 (ja) 2016-04-06

Family

ID=53527934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013257555A Active JP5898670B2 (ja) 2013-12-13 2013-12-13 スプライン部へのグリス塗布装置及び塗布方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5898670B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0410437Y2 (ja) * 1985-11-20 1992-03-16
JPH06307442A (ja) * 1993-04-21 1994-11-01 Aiseru Kk 直動機構部への給油装置
JP2003042393A (ja) * 2001-08-01 2003-02-13 Tokyo Densetsu Service Kk ワイヤロープの給油装置
JP4604077B2 (ja) * 2007-11-08 2010-12-22 ホンダ太陽株式会社 グリース塗布装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015113941A (ja) 2015-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2014153375A (ru) Способ и устройство упрочнения и/или покрытия изнутри материала
JP2009125625A (ja) 潤滑剤付きゴムブッシュおよび潤滑剤付きゴムブッシュの製造方法
AU2015312253B2 (en) Cartridge
JP5898670B2 (ja) スプライン部へのグリス塗布装置及び塗布方法
JP2007202355A (ja) 永久磁石式回転子用の接着剤塗布装置及び接着剤塗布方法
US1803491A (en) Manufacture of elastic joints and supports
KR20170051320A (ko) 금형에 수지 튜브를 고정시키는 방법 및 수지 튜브 피복 롤러의 제조 방법
JP2010127281A (ja) 貫通孔用インサート及びその方法
CN104907426A (zh) 扩径装置
JP2009125674A (ja) 環状体や筒状体の塗装用治具
JPWO2018159043A1 (ja) 粘性材料供給装置、粘性材料供給装置に用いられる被覆シート、粘性材料供給方法及び被覆シートの取り付け方法
CN109291003B (zh) 轴孔过盈配合的安装拆卸装置及方法
JP2017042720A (ja) 高粘性流体の塗布装置
EP2740540B1 (en) Annular adhesive bead application
JP5294122B2 (ja) 管体塗装方法
JP2010042360A (ja) 回転霧化頭型塗装装置
JP2007202354A (ja) ワニス処理装置およびその方法
US20230279941A1 (en) Method and device for sealing grease into ball screw device, ball screw device, method for producing ball screw device, method for producing linear actuator, method for producing vehicle brake, and method for producing vehicle
JP5605303B2 (ja) 斜めoリング溝へのoリング組付方法およびoリング組付装置
JP6441175B2 (ja) シーラント塗布装置及びシーラント塗布製品の製造方法
CN204724736U (zh) 扩径装置
JP4412518B2 (ja) フッ素樹脂製チューブ被覆ロールの製造方法
JP3760369B2 (ja) フッ素樹脂製チューブ被覆ベルトの製造方法
CN205673625U (zh) 一种薄壁圆环类工件轻切削用自动夹具
WO2020187693A3 (de) Vorrichtung zum einbringen eines trennmittels in ein hohlförmiges werkstück

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5898670

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150